JP2004020558A - 電波羅針儀 - Google Patents
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Abstract
【課題】高価なジャイロコンパスや精度に不満のある磁気コンパスの代替として高精度で且つ安価な羅針儀の提供を目的とする。
【解決手段】GPS受信機で測定した自船位置と、この位置の最寄の電波標識局を索定して得られる位置と、当該電波標識局の発射する標識電波の到来方向を方向探知機で測定して得られる電波標識局の自船からの相対方位とから球面三角演算によって、自船の船首方位を算出する。
【選択図】 図2
【解決手段】GPS受信機で測定した自船位置と、この位置の最寄の電波標識局を索定して得られる位置と、当該電波標識局の発射する標識電波の到来方向を方向探知機で測定して得られる電波標識局の自船からの相対方位とから球面三角演算によって、自船の船首方位を算出する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自船の船首方向を指示する羅針儀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種船舶では、自船の船首方向を常時指示する装置して、ジャイロコンパスや磁気コンパスが義務化されて設置されている。
近年、自動操舵機や各種航法装置が多く装備されるようになってきており、これらの基準とされる実時間の自船の船首方位データが強く要求されている。
上記コンパス等にはアナログ−ディジタル変換器が用意されて、前記周辺機器に船首方位をディジタル値として供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ジャイロコンパスは高価であるため、小型漁船には採用され難く、また、比較的安価な磁気コンパスは磁北を基準としている他、地区によって偏差が異なり、真北からの船首方位とするには精度的に難点がある。
【0004】
本発明は、このような問題を解消して、安価で且つ精度の高い羅針儀の提供をを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる電波羅針儀は自船位置を安価で広く普及しているGPS受信機で求め、この自船位置から最寄の電波標識局からの標識電波の到来方向を方向探知機で測定し、得られた自船位置、電波標識局の位置、および電波標識局の相対方位とから球面三角演算によって自船の船首方位を自動的に実時間で算出する。
【0006】
【作用】
本発明の電波羅針儀によれば、常時得られる自船位置を基点として、電波標識局の選定、方位測定、船首方位演算が連続的に継承されるので、船首方位を実時間でえることができる。
【0007】
【実施例】
以下,本発明の電波羅針儀の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の自船位置と船首方位の関係を示す図であって、αは自船位置から見た電波標識局の方位、βは自船からの電波標識局の相対方位、γは自船の船首方位である。
図2は本発明の電波羅針儀の測定、演算処理の過程を示す図である。
図において、1は演算・処理器であって、以下の演算過程にしたがってデータ処理を実行する。
ステップS1はGPS受信機2による自船位置の測定過程、ステップS2は予め用意した電波標識局の位置(緯度・経度)と標識電波の周波数を記憶したテーブル3をステップS1で得られた自船位置データで最寄の電波標識局の位置と標識電波の周波数を読出す過程、ステップS3は方向探知機4に前記周波数を設定すると同時に標識電波の相対方位を測定する過程、ステップS4は各ステップS1、S2、S3で得られた自船位置、電波標識局位置、自船から電波標識局の相対方位から、球面三角演算によって自船の船首方位を算出する過程である。
【0008】
【発明の効果】
本発明の電波羅針儀は、安価で高精度なGPS受信機と、中波帯の狭帯域の電波標識電波の方向探知機との組合せで構成できるので、安価で高精度の船首方位のディジタルデータを送出することのできる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自船位置と船首方位の関係を示す図である。
【図2】本発明の電波羅針儀の測定、演算処理の過程を示す図である。
【符号の説明】
α; 自船位置から見た電波標識局の方位
β; 自船からの電波標識局の相対方位
γ; 自船の船首方位
1;演算・処理器 2;GPS受信機
3;電波標識局テーブル 4;無線方向探知機
S1;自船位置の測定過程 S2;電波標識局位置、周波数読出し過程
S3;標識電波方位測定過程 S4;船首方位算出過程
【産業上の利用分野】
本発明は、自船の船首方向を指示する羅針儀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種船舶では、自船の船首方向を常時指示する装置して、ジャイロコンパスや磁気コンパスが義務化されて設置されている。
近年、自動操舵機や各種航法装置が多く装備されるようになってきており、これらの基準とされる実時間の自船の船首方位データが強く要求されている。
上記コンパス等にはアナログ−ディジタル変換器が用意されて、前記周辺機器に船首方位をディジタル値として供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ジャイロコンパスは高価であるため、小型漁船には採用され難く、また、比較的安価な磁気コンパスは磁北を基準としている他、地区によって偏差が異なり、真北からの船首方位とするには精度的に難点がある。
【0004】
本発明は、このような問題を解消して、安価で且つ精度の高い羅針儀の提供をを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる電波羅針儀は自船位置を安価で広く普及しているGPS受信機で求め、この自船位置から最寄の電波標識局からの標識電波の到来方向を方向探知機で測定し、得られた自船位置、電波標識局の位置、および電波標識局の相対方位とから球面三角演算によって自船の船首方位を自動的に実時間で算出する。
【0006】
【作用】
本発明の電波羅針儀によれば、常時得られる自船位置を基点として、電波標識局の選定、方位測定、船首方位演算が連続的に継承されるので、船首方位を実時間でえることができる。
【0007】
【実施例】
以下,本発明の電波羅針儀の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の自船位置と船首方位の関係を示す図であって、αは自船位置から見た電波標識局の方位、βは自船からの電波標識局の相対方位、γは自船の船首方位である。
図2は本発明の電波羅針儀の測定、演算処理の過程を示す図である。
図において、1は演算・処理器であって、以下の演算過程にしたがってデータ処理を実行する。
ステップS1はGPS受信機2による自船位置の測定過程、ステップS2は予め用意した電波標識局の位置(緯度・経度)と標識電波の周波数を記憶したテーブル3をステップS1で得られた自船位置データで最寄の電波標識局の位置と標識電波の周波数を読出す過程、ステップS3は方向探知機4に前記周波数を設定すると同時に標識電波の相対方位を測定する過程、ステップS4は各ステップS1、S2、S3で得られた自船位置、電波標識局位置、自船から電波標識局の相対方位から、球面三角演算によって自船の船首方位を算出する過程である。
【0008】
【発明の効果】
本発明の電波羅針儀は、安価で高精度なGPS受信機と、中波帯の狭帯域の電波標識電波の方向探知機との組合せで構成できるので、安価で高精度の船首方位のディジタルデータを送出することのできる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自船位置と船首方位の関係を示す図である。
【図2】本発明の電波羅針儀の測定、演算処理の過程を示す図である。
【符号の説明】
α; 自船位置から見た電波標識局の方位
β; 自船からの電波標識局の相対方位
γ; 自船の船首方位
1;演算・処理器 2;GPS受信機
3;電波標識局テーブル 4;無線方向探知機
S1;自船位置の測定過程 S2;電波標識局位置、周波数読出し過程
S3;標識電波方位測定過程 S4;船首方位算出過程
Claims (1)
- GPS(Global Positioning System)受信機と無線方向探知機とで構成し、
1)GPS受信機で常時得られる自船位置の緯度・経度と、
2)得られた自船位置から最寄の電波標識局を、予め用意したテーブルを検索して決定し、読出されたその位置の緯度・経度と、
3)受信周波数が前記テーブル検索時に読出される標識電波の周波数に設定された無線方向探知機よって測定される無線標識局の自船からの相対方位と、
から球面三角演算によって自船の船首方位を算出表示すると同時に数値データとして周辺航法機器に送出するようにしたことを特徴とする電波羅針儀
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211771A JP2004020558A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 電波羅針儀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211771A JP2004020558A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 電波羅針儀 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004020558A true JP2004020558A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31184410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002211771A Pending JP2004020558A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 電波羅針儀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004020558A (ja) |
-
2002
- 2002-06-18 JP JP2002211771A patent/JP2004020558A/ja active Pending
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