JP2004020048A - スターリング機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スターリング冷凍機は、シリンダ内に配置されるピストン3の往復運動により発生する高圧ガスを、ピストン3の内部に設けられる加圧室にガス導入部材27を介して蓄えることが可能であって、ピストン3の端面3mには、径がほぼ一定の孔22が加圧室に達するように形成されている。ガス導入部材27は、孔22に配置されて、高圧ガスを加圧室内に流入させる流入口24を有する台座23と、台座23に設けられて、加圧室内の高圧ガスが流入口24から流出することを防ぐ逆止弁25とを含む。孔22の内周側面3aには雌ねじ部55が形成されており、台座23の外周側面23aには雌ねじ部55に螺合される雄ねじ部54が形成されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的にはスターリング機関に関するものであり、より特定的には、摺動部にガスベアリングのガスを供給するため、高圧ガスを作動部材内に蓄える機構を備えたスターリング機関に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スターリング機関では、ピストンおよびディスプレーサが所定の位相差をもってシリンダ内を往復運動する。この往復運動によりピストンおよびディスプレーサとシリンダとの摺動部に発生する摩擦は、スターリング機関の性能および信頼性に大きく影響を及ぼすため、摺動部にガスベアリング機構を採用することによって低摩擦化を図っている。
【0003】
このような機構を採用するスターリング機関では、ピストンおよびディスプレーサの往復運動によって発生する高圧ガスをピストンおよびディスプレーサの内部に導入して、この高圧ガスを摺動部に供給する必要がある。図13は、従来技術において、高圧ガスをピストン内部に導入する機構を示す断面図である。
【0004】
図13は、シリンダ内に配置されるピストンとディスプレーサとの間に形成される圧縮室とピストンとが向い合う部分を示す断面図である。図13を参照して、ピストン101の内部には加圧室が形成されている。ピストン101には、圧縮室から加圧室に達する孔107が形成されている。孔107は、相対的に径が大きい孔107aおよび相対的に径が小さい孔107bによって構成されている。同様に、相対的に径が大きい部分102aおよび相対的に径が小さい部分102bによって構成されている台座102が孔107に嵌め合わされている。台座102の相対的に径が大きい部分102aには、皿もみが形成された止め付け用の孔が複数設けられており、皿ねじ104によって台座102がピストン101に固定されている。台座102には、流入口103が形成されている。
【0005】
台座102の加圧室側の端面には、逆止弁105が設けられている。逆止弁105は、ねじ106によって一方端が台座102の端面に固定されている。逆止弁105は、金属薄板からなる弁105a、および弁105aより若干板厚が大きく形成された弁押さえ板105bから構成されている。弁105aは、一方端が固定された状態で他方端が流入口103を塞ぐように設けられている。弁押さえ板105bは、一方端が固定された状態で他方端が弁105aの他方端から浮くように設けられており、弁105aを保護する役割を果たす。
【0006】
ピストン101およびディスプレーサがシリンダ内で所定の位相差で往復運動ることによって発生する高圧ガスは、圧縮室から流入口103を通ってピストン101の内部に形成された加圧室内に導入される。このとき、弁105aは流入口103から浮いた状態となり、高圧ガスが加圧室内に流入することを妨げない。また、圧縮室内のガス圧が加圧室内のガス圧よりも下がった場合、加圧室内に流入した高圧ガスが流入口103から流出しようとする。しかし、このとき弁105aは流入口103を閉じた状態となるので、加圧室内に流入した高圧ガスが圧縮室に再び流出することを防ぐことができる。加圧室内に蓄えられた高圧ガスは、ピストン101の外周側面でシリンダとの摺動面に設けられた図示しない流出口から流出し、摺動部にガスベアリング効果をもたらす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
スターリング機関において、シリンダおよびディスプレーサの径は出力または許容されるスペースなどを考慮して設計上決定される。また、強度上の問題からピストンおよびディスプレーサの肉厚をある程度確保しなければならないため加圧室の大きさは制約を受ける。これらの理由から加圧室に高圧ガスを導入し蓄える機構を可能なかぎり小さく設計しなければならなく、その上で求められる機能を十分に発揮できなければならない。
【0008】
また、このように加圧室に高圧ガスを導入し蓄える機構は小さく設計されるため、取り付けの作業が容易に行なえなければならない。さらに、加圧室内に流入した高圧ガスが流入口から圧縮室に再び流出することを防ぐ逆止弁には強度が十分でない金属薄板などが用いられるため、スターリング機関を一定期間稼働させた後に逆止弁を取り換える必要が生じる。したがって、このような場合にも逆止弁のメンテナンスがスムーズに進むように設計されていなければならない。
【0009】
しかし、上述の従来技術においては、台座102の相対的に径が小さい部分102bによって高圧ガスを導入し蓄える機能が発揮されるにもかかわらず、台座102をピストン101に固定するために、台座102に相対的に径の大きい部分102aが形成されている。このような結果、加圧室に高圧ガスを導入し蓄える機構を備えた台座102は大きくなり、取り付けることが許されているピストンおよびディスプレーサの端面に納まり切らない場合が生じる。
【0010】
また、台座102は複数の皿ねじ104によってピストン101に固定されているため、その取り付けおよび取り外しの作業性が悪くなるという問題が発生する。
【0011】
さらに、台座102の加圧室側の端面の表面粗さが十分でない場合など部品の加工精度に問題がある場合に、逆止弁105が弁としての機能を十分に果たさず加圧室から圧縮室にガス漏れが生じるという問題が発生するおそれがある。
【0012】
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、取り付けおよび加工が容易で、かつ信頼性の高い逆止弁機能を有する高圧ガス導入機構を小型に備えるスターリング機関を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に従ったスターリング機関は、シリンダ内に配置される作動部材の往復運動により発生する高圧ガスを、作動部材の内部に設けられる加圧室にガス導入手段を介して蓄えることが可能なスターリング機関であって、作動部材の端面には、径がほぼ一定の孔が加圧室に達するように形成されている。ガス導入手段は、孔に配置されて、高圧ガスを加圧室内に流入させる流入口を有する台座と、台座に設けられて、加圧室内の高圧ガスが流入口から流出することを防ぐ逆止弁とを含む。
【0014】
このように構成されたスターリング機関によれば、作動部材の端面には、径がほぼ一定の孔が加圧室に達するように形成されているため、径が異なる孔が段差を形成して設けられている場合と比較して、作動部材の端面に、より狭い面積でこの孔を形成することが可能となる。したがって本発明は、このように形成された孔に配置されるガス導入手段を小型に備えることができる。また、径がほぼ一定の孔を作動部材の端面に形成すればよいので加工が容易となる。さらに、この孔に配置される台座もこの孔と同様に径がほぼ一定となるように形成すればよいので、台座の加工も容易となる。
【0015】
また好ましくは、孔の内周側面には雌ねじ部が形成されており、台座の外周側面には雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が形成されている。このように構成されたスターリング機関によれば、台座の外周側面に形成された雄ねじ部を孔の内周側面に形成された雌ねじ部に螺合することによって、ガス導入手段を作動部材に取り付けている。このように雄ねじ部を直接台座に形成しているため、止め付けのためのボルトなど他の部品を必要とせず部品点数を減らしコスト削減を図ることができる。またボルトによってガス導入手段を作動部材の端面に取り付ける場合には複数箇所をボルト止めする必要が生じるが、この発明によれば台座を孔に締め込むだけでいいので取り付けの作業性を向上させることができる。
【0016】
また好ましくは、孔の径が台座の径よりも小さく形成されており、台座は孔に圧入されて固定されている。このように構成されたスターリング機関によれば、台座を孔に圧入することによってガス導入手段を作動部材の端面に取り付けているため、部品点数を減らしコスト削減を図ることができる。また、孔の径と台座の径をしまりばめの関係にして孔および台座を加工しておけばよいので、ねじ部を形成しなければならない場合などと比較して加工の負担を小さくすることができる。
【0017】
また好ましくは、台座には台座の外周側面から突出するようにばね部材が設けられており、孔には孔の内周側面の円周上に沿って溝部が設けられており、ばね部材が溝部に嵌合されることによって、台座が孔に固定されている。このように構成されたスターリング機関によれば、ばね部材を溝部に嵌合することによってガス供給手段を作動部材に取り付けているため、部品の加工精度を高くする必要がない。このため、加工が容易となり部品の製造コストを削減することができる。
【0018】
また好ましくは、台座は樹脂を含む。このように構成されたスターリング機関によれば、台座をアセタール樹脂、ポリアミド樹脂またはエポキシ樹脂などの樹脂によって形成する。これらの樹脂は、機械強度が大きく加工性に優れている。したがって、逆止弁と密着する台座の端面の表面粗さを精度良く仕上げることができる。このため、逆止弁が弁としての機能を十分に果たし、加圧室内の高圧ガスが流入口から流出することを有効に防ぐことができる。またこれらの樹脂は密着性が高いため、台座を孔に圧入して固定した場合にも、台座および孔の接触部分を確実にシールすることができる。
【0019】
また好ましくは、台座は弾性体を含む。このように構成されたスターリング機関によれば、台座をシリコーンゴム、フッ素ゴムまたはNBR(acrylonitrile−butadiene rubber)などの弾性体によって形成する。これらの材料は十分な弾性を有し密着性が高いため、台座を孔に圧入して固定した場合に、台座および孔の接触部分を確実にシールすることができる。また、弾性体である台座は逆止弁と密着しやすく流入口が確実に塞がれるので、加圧室内の高圧ガスが流入口から流出することを有効に防ぐことができる。
【0020】
また好ましくは、逆止弁は、台座の端面に固定される一方端と、流入口を塞ぐ他方端と、一方端から他方端に向けて延びる腕部とを含み、腕部の幅が一方端および他方端の幅よりも狭く形成されている。このように構成されたスターリング機関によれば、作動部材の往復運動により発生する外部の高圧ガスの圧力が加圧室内部の圧力よりも大きい場合に、逆止弁の他方端は流入口から離れた状態となって高圧ガスが加圧室内部に流入する。また、外部の高圧ガスの圧力が加圧室内部の圧力よりも下がった場合、逆止弁の他方端は流入口を塞ぐ状態となって加圧室から外部に高圧ガスが漏れることを防止する。この発明では、逆止弁の腕部の幅が一方端および他方端の幅よりも狭く形成されているため、逆止弁の一方端を支点とした上述の他方端の動きがより小さな力で実現される。つまり、外部の高圧ガスの圧力が加圧室内部の圧力よりわずかに大きければ、逆止弁の他方端は流入口から離れる。このように高い応答性を持った逆止弁機構により、加圧室内に蓄えられる高圧ガスの圧力を維持し、スターリング機関の摺動部にガスを安定して供給し続けることができる。
【0021】
また好ましくは、台座および逆止弁が一体成形されている。このように構成されたスターリング機関によれば、逆止弁を台座に取り付ける作業を省略することができる。また、ガス導入手段の部品点数を減らしコスト削減を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるスターリング冷凍機を示す断面図である。
【0024】
図1を参照して、スターリング冷凍機1は、シリンダ15と、シリンダ15の内部に挿入されたピストン3およびディスプレーサ2とを備える。ピストン3およびディスプレーサ2の内部には、加圧室21および31が形成されている。ピストン3とディスプレーサ2との間には圧縮室4が形成されており、圧縮室4に向い合うピストン3およびディスプレーサ2の端面3mおよび2mには、径がほぼ一定の孔22および32が形成されている。孔22および32には、流入口24および34が形成された台座23および33が設けられている。加圧室21および31側の台座23および33の端面には、逆止弁25および35が設けられている。台座23および逆止弁25によりガス導入部材27を、台座33および逆止弁35によりガス導入部材37を構成している。
【0025】
ディスプレーサ2を挟んで圧縮室4の反対側には、吸熱器13が設けられている。吸熱器13とディスプレーサ2との間には、膨張室5が形成されている。圧縮室4と膨張室5との間には再生器6が設けられており、圧縮室4、再生器6および膨張室5によって閉回路が形成されている。ピストン3およびその外周部にはリニアモータ7が設けられている。ピストン3はピストンスプリング16によって、ディスプレーサ2はピストン3の中心部分を貫通して延びるロッド8に取り付けられたディスプレーサスプリング9によって、ケーシング14に支持されている。シリンダ15内部には水素またはヘリウムなどの作動ガスが封入されている。
【0026】
リニアモータ7に交番電流を印加させることにより、ピストン3に軸方向の推力が発生し、ピストン3がシリンダ15内部を往復運動する。このピストン3の往復運動は圧縮室4内の作動ガスに周期的な圧力変化をもたらし、ディスプレーサ2がピストン3と同じ周期で所定の位相差をもってシリンダ15内部を往復運動する。
【0027】
上述のピストン3およびディスプレーサ2の往復運動により圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21および31内の圧力よりも大きくなった場合に、作動ガスが高圧ガスとして、圧縮室4から流入口24および34を通って加圧室21および31内部に流入する。圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21および31内の高圧ガスの圧力よりも小さい場合、逆止弁25および35の働きにより加圧室21および31に流入した高圧ガスが再び流入口24および34から圧縮室4に流出することはない。したがって、スターリング冷凍機1の稼働中、加圧室21および31内には高い圧力状態が維持された高圧ガスが蓄えられる。
【0028】
このようにして蓄えられる高圧ガスは、ピストン3およびディスプレーサ2の外周側面に設けられた流出口26および36から、ピストン3およびディスプレーサ2と、シリンダ15との摺動面18および19に噴出する。これにより摺動面18および19にガスベアリング効果が作用し、ピストン3およびディスプレーサ2は、シリンダ15と非接触状態で往復運動可能となる。なお、加圧室21および31から摺動面18および19に供給される高圧ガスは、流出口26および36でその流量が絞られるため流出損失はほとんどなく、加圧室21および31内には圧縮室4のガス圧力変動の最高圧とほぼ等しい圧力の高圧ガスが蓄えられる。
【0029】
以下簡単にスターリング冷凍機1の原理について説明する。ピストン3により圧縮された圧縮室4内の作動ガスは、再生器6を経由して膨張室5へ移動する。この際、再生器6が半サイクル前に蓄えていた冷熱により作動ガスが予冷される。作動ガスが膨張室5に流入することで、膨張室5内部の圧力が上昇しディスプレーサ2が押し動かされ、膨張室5内部の作動ガスの膨張が始まる。吸熱器13近傍の外気が冷却される。
【0030】
膨張室5内部の作動ガスの膨張がある程度進んだ時点で、ピストン3の復帰力によりディスプレーサ2は押し戻される。膨張室5内の作動ガスは再生器6を経由して再び圧縮室4へ移動する。大部分の作動ガスが圧縮室4に戻ったあとに、再び圧縮室4内の作動ガスがピストン3による圧縮を受けて次のサイクルへと移行する。以上のような一連のサイクルが連続的に繰り返されることによって、スターリング冷凍機1から極低温が取り出される。
【0031】
図2は、図1中のスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられるガス導入部材を示す断面図である。なお、ディスプレーサ2に取り付けられるガス導入部材37は図2に示す断面図と同様であるため、これからはピストン3に取り付けられるガス導入部材27についてのみ説明を行なう。
【0032】
図2を参照して、ピストン3の端面3mには圧縮室4から加圧室21に達する孔22が形成されている。孔22の内周側面3aには、雌ねじ部55が形成されている。台座23の中心には、高圧ガスが圧縮室4から加圧室21に流入する流入口24が形成されている。台座23の外周側面23aには、ピストン3に形成された雌ねじ部55と螺合される雄ねじ部54が形成されている。台座23はアルミニウムにより形成されている。台座23の加圧室21側の端面23bには、流入口24を塞ぐようにして逆止弁25がねじ53によって止め付けられている。台座23の外周側面23aに図示しない接着テープを巻き付け、台座23を孔22に締め込む。
【0033】
なお、図2に示す雌ねじ部55および雄ねじ部54は、ともにストレートタイプのねじであるがテーパねじであってもよい。テーパねじを用いた場合には、台座23とピストン3の接合部において十分なシール効果を図ることができる。
【0034】
図3は、図2中の矢印IIIで示す方向から見た台座を示す平面図である。図3を参照して、流入口24は、断面が正六角形に形成された孔51と、断面が円に形成された孔52によって構成されている。孔51は、適当な六角レンチに対応した大きさに形成されており、孔51を用いることによって台座23を孔22に容易に締め込むことができる。なお、孔51の形状は、台座23を孔22に締め込む特殊工具に対応した形状であってもよい。
【0035】
図4は、図2中の矢印IVで示す方向から見た台座を示す平面図である。図4を参照して、台座23にアルミニウムなどの金属薄板によって形成された逆止弁25が設けられている。逆止弁25は、他方端63が流入口24の孔52を塞ぐようにして設けられており、一方端61がねじ53によって台座23に止め付けられている。逆止弁25は、一方端61から他方端63に向う中間部分に腕部62を有し、腕部62の幅は一方端61および他方端63の幅よりも狭く形成されている。このような形状を有する逆止弁25はエッチング処理により容易に製造することができる。
【0036】
図5は、図4に示す逆止弁において、高圧ガスが圧縮室から加圧室に流入するときの様子を示す断面図である。図5を参照して、圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21内の圧力よりも大きくなった場合、逆止弁25の両側の表面に作用する圧力に差が生じ、逆止弁25は一方端61を支点として加圧室21側に湾曲する。これにより他方端63は台座23の端面23bから離れ流入口24が開かれた状態となるので、高圧ガスが加圧室21内に流入することが妨げられない。逆に圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21内の圧力よりも小さくなった場合には、他方端63は台座23の端面23bに密着し流入口24が閉じられた状態となるので、加圧室21内部の高圧ガスが流入口24から再び圧縮室4に流出することはない。
【0037】
図6は、図4中の逆止弁の変形例を示す平面図である。図6を参照して、台座23に取り付けられる逆止弁71は、他方端73を中心に四方の一方端72に向けて延びる形状を有する。逆止弁71は、他方端73が流入口24の孔52を塞ぐようにして設けられており、一方端72がねじ53によって台座23に止め付けられている。一方端72と他方端73との中間に位置する4箇所の腕部74の幅は、一方端72および他方端73の幅よりも狭く形成されている。
【0038】
図7は、図6に示す逆止弁において、高圧ガスが圧縮室から加圧室に流入するときの様子を示す断面図である。図7を参照して、圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21内の圧力よりも大きくなった場合、逆止弁71の両側の表面に作用する圧力に差が生じ、逆止弁71は一方端72が支持された状態で弓型形状に加圧室21側に変形する。これにより他方端73は台座23の端面23bから離れ、流入口24が開かれた状態となる。逆に圧縮室4内の作動ガスの圧力が加圧室21内の圧力よりも小さくなった場合には、他方端73は台座23の端面23bに密着し流入口24が閉じられた状態となる。
【0039】
この発明の実施の形態1に従ったスターリング機関としてのスターリング冷凍機1は、シリンダ15内に配置される作動部材としてのピストン3およびディスプレーサ2の往復運動により発生する高圧ガスを、ピストン3およびディスプレーサ2の内部に設けられる加圧室21および31にガス導入手段としてのガス導入部材27および37を介して蓄えることが可能なスターリング冷凍機であって、ピストン3およびディスプレーサ2の端面3mおよび2mには、径がほぼ一定の孔22および32が加圧室21および31に達するように形成されている。ガス導入部材27および37は、孔22および32に配置されて、高圧ガスを加圧室21および31内に流入させる流入口24および34を有する台座23および33と、台座23および33に設けられて、加圧室21および31内の高圧ガスが流入口24および34から流出することを防ぐ逆止弁25および35とを含む。なお、実施の形態1ではスターリング機関にスターリング冷凍機を適用した場合について説明したが、スターリング機関はスターリングエンジンであってもよい。
【0040】
孔22の内周側面3aには雌ねじ部55が形成されており、台座23の外周側面23aには雌ねじ部55に螺合される雄ねじ部54が形成されている。
【0041】
逆止弁25および71は、台座23の端面23bに固定される一方端61および72と、流入口24を塞ぐ他方端63および73と、一方端61および72から他方端63および73に向けて延びる腕部62および74とを含み、腕部62および74の幅が一方端61および72、ならびに他方端63および73の幅よりも狭く形成されている。なお、実施の形態1では腕部が1箇所または4箇所に形成されている場合について説明したが、これ以外に複数箇所に設けられている場合にもこの発明を適用することができる。
【0042】
このように構成されたスターリング冷凍機1によれば、孔22および32の径はほぼ一定であり、台座23および33の外周側面に形成した雄ねじ部を、ピストン3およびディスプレーサ2の孔22および32の内周側面に形成した雌ねじ部に螺合して、ガス導入部材27および37をピストン3およびディスプレーサ2に取り付けている。このため、台座23および33をピストン3およびディスプレーサ2に取り付けるため、径が大きい部分を台座23および33に設ける場合と比べて、台座23および33の小型化を図ることができる。これにより、ピストン3およびディスプレーサ2の端面の面積がより狭い場合であっても、台座23および33の取り付けが可能となる。また、複数のボルトで台座23および33をピストン3およびディスプレーサ2に止め付ける場合と比べて、組立ての作業性を向上させることができ、また部品点数を減らしてコスト削減を図ることができる。
【0043】
また、腕部62および74の幅が一方端61および72、ならびに他方端63および73の幅よりも狭く形成されているため、圧縮室4内と、加圧室21内とのガスの圧力差が小さい場合にも、他方端63および73が確実に台座23の端面23bから離れ、流入口24を開いた状態にすることができる。このため、高い応答性を有する逆止弁機構を実現することができる。
【0044】
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2におけるスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられるガス導入部材を示す断面図である。図8を参照して、台座81および逆止弁25から構成されるガス導入部材85がピストン82に取り付けられる。台座81の径83が、ピストン82の端面82mに形成された孔22の径84よりもわずかに大きく形成されている。これにより、台座81および孔22がしまりばめの関係に設定されている。台座81が孔22に圧入されることによって、ガス導入部材85がピストン82に固定される。台座81の外周側面81aおよびピストン82の内周側面82aは十分に滑らかな表面粗さとなるように加工されている。また、台座81を孔22に圧入する際、圧入方向および圧入荷重が厳重に管理される。これらによって、台座81は孔22にこじることなく挿入され、所定の位置で台座81をピストン82に固定することができる。
【0045】
なお、台座81の外周側面81aおよびピストン82の内周側面82aをテーパ形状に加工してもよい。この場合、外周側面81aおよび内周側面82aの間に働くくさび作用によって、ガス導入部材85をピストン82に確実に固定することができる。
【0046】
この発明の実施の形態2に従ったスターリング冷凍機は、孔22の径84が台座81の径83よりも小さく形成されており、台座81は孔22に圧入されて固定されている。
【0047】
このように構成されたスターリング冷凍機によれば、孔22の径84と台座81の径83とをしまりばめの関係になるように、孔22および台座81を加工しておけばいいので多工程に渡る加工を必要としない。また、止め付けのためボルトなどの部品を用いないため部品点数を減らしコストの削減を図ることができる。さらに、ピストン82および台座81の圧入代により、ピストン82および台座81の接触面において十分なシール性を得ることができるので接着シールなどを用いなくてもよい。このため組立て工程を省略することができる。
【0048】
(実施の形態3)
図9は、この発明の実施の形態3におけるスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられた状態のガス導入部材を示す断面図である。図9を参照して、台座91および逆止弁25から構成されるガス導入部材86がピストン95に取り付けられる。ピストン95に形成されている孔22の内周側面95aと、台座91の外周側面91aとの間に所定の隙間が設けられている。孔22の内周側面95aには、溝部94が円周に沿って形成されている。圧縮室4に向い合う台座91の端面91cには、台座91の外周側面91aから突出するような形状を有するばね部材92が複数のねじ93によって取り付けられている。ばね部材92が、孔22の溝部94に嵌合されてガス導入部材86がピストン95に固定されている。孔22の内周側面95aと、台座91の外周側面91aとの間には、図示しない接着シール剤が設けられている。
【0049】
図10は、図9中の矢印Xで示す方向から見たばね部材を示す平面図である。図10を参照して、ばね部材92はリング形状を有し、溝部94に嵌合される嵌合部92a、および台座91の端面91cに取り付けられる取り付け部92bによって構成されている。取り付け部92bには複数の取り付け孔96が形成されている。
【0050】
図11は、図9中のガス導入部材がピストンに取り付けられている状態を示す断面図である。図11を参照して、ばね部材92の嵌合部92aを台座91の外周側面91a側に変形させた状態で、台座91を孔22に挿入する。このとき、ばね部材92を含めた台座91の径は孔22の径よりも小さいため、台座91を孔22の所定の位置に位置決めすることができる。その位置決めされた位置において、ばね部材92の嵌合部92aは変形前のもとの状態に戻り、嵌合部92aが孔22に形成された溝部94に嵌る。
【0051】
この発明の実施の形態3に従ったスターリング冷凍機においては、台座91には台座91の外周側面91aから突出するようにばね部材92が設けられており、孔22には孔22の内周側面95aの円周上に沿って溝部94が設けられており、ばね部材92が溝部94に嵌合されることによって、台座91が孔22に固定されている。
【0052】
このように構成されたスターリング冷凍機によれば、ばね部材92の変形によってガス導入部材86をピストン95に固定しているため、孔22の内周側面95aと、台座91の外周側面91aとの間に所定の隙間を設けている。このため、孔22および台座91の径の寸法管理を厳密に行なう必要がなく、部品の製造コストを削減することができる。
【0053】
(実施の形態4)
この発明の実施の形態4におけるスターリング冷凍機は、実施の形態1におけるスターリング冷凍機と、台座23および33の材質が異なる。実施の形態4におけるスターリング冷凍機では、アセタール樹脂(商品名;デルリン)によって台座23および33が形成されている。
【0054】
この発明の実施の形態4に従ったスターリング冷凍機においては、台座23および33は樹脂としてのアセタール樹脂を含む。なお、台座23および33をポリアミド樹脂またはエポキシ樹脂などによって形成してもよい。
【0055】
このように構成されたスターリング冷凍機によれば、アセタール樹脂は加工性に優れているため、台座23および33を製造する際に表面粗さまたは平面度などの加工精度を向上させることができる。つまり、台座23および33と、逆止弁25および35との接触面の平面度を一致させることができ、また逆止弁25および35を取り付ける台座23および33の端面の表面粗さを精度良く仕上げることができる。これにより、逆止弁25および35が弁としての機能を十分に果たし、加圧室21および31から圧縮室4に高圧ガスが流出することを有効に防止することができる。
【0056】
(実施の形態5)
この発明の実施の形態5におけるスターリング冷凍機は、実施の形態1におけるスターリング冷凍機と、台座23および33の材質のみが異なる。実施の形態5におけるスターリング冷凍機では、シリコーンゴムによって台座23および33が形成されている。
【0057】
この発明の実施の形態5に従ったスターリング冷凍機においては、台座23および33は弾性体としてのシリコーンゴムを含む。なお、台座23および33をフッ素ゴムまたはNBR(acrylonitrile−butadiene rubber)などの弾性体材料によって形成してもよい。
【0058】
このように構成されたスターリング冷凍機によれば、シリコーンゴムなどの弾性体材料は十分な弾性を有しているため逆止弁との接触面においてシール性が向上し、流入口24および34を確実に塞ぐことができる。このため、逆止弁25および35が弁としての機能を十分に果たし、加圧室21および31から圧縮室4に高圧ガスが流出することを有効に防止することができる。また、台座23および33を孔22および32に圧入する場合にも、台座23および33と、孔22および32との接触部分における密着性を向上させることができる。
【0059】
(実施の形態6)
図12は、この発明の実施の形態6におけるスターリング冷凍機において、ガス導入部材を示す断面図である。図12を参照して、ガス導入部材97は、台座部97aおよび逆止弁部97bによって構成されている。逆止弁部97bの一方端98を台座部97aにつなげ、逆止弁部97bの他方端99を台座部97aから分離した状態で、台座部97aおよび逆止弁部97bが一体成形されている。逆止弁部97bは金属で、台座部97aは樹脂によって形成されている。台座部97aを成形する際に逆止弁部97bも同時にモールドの型にセットすることによってガス導入部材97を一体成形することができる。
【0060】
この発明の実施の形態6に従ったスターリング冷凍機においては、台座部97aおよび逆止弁部97bが一体成形されている。
【0061】
このように構成されたスターリング冷凍機によれば、逆止弁を台座に止め付ける作業を省略することができ、組立ての作業性が向上する。また、部品点数を減らしてコストを削減することができる。
【0062】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に従えば、取り付けおよび加工が容易で、かつ信頼性の高い逆止弁機能を有する高圧ガス導入機構を小型に備えるスターリング機関を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1におけるスターリング冷凍機を示す断面図である。
【図2】図1中のスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられるガス導入部材を示す断面図である。
【図3】図2中の矢印IIIで示す方向から見た台座を示す平面図である。
【図4】図2中の矢印IVで示す方向から見た台座を示す平面図である。
【図5】図4に示す逆止弁において、高圧ガスが圧縮室から加圧室に流入するときの様子を示す断面図である。
【図6】図4中の逆止弁の変形例を示す平面図である。
【図7】図6に示す逆止弁において、高圧ガスが圧縮室から加圧室に流入するときの様子を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2におけるスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられるガス導入部材を示す断面図である。
【図9】この発明の実施の形態3におけるスターリング冷凍機において、ピストンに取り付けられた状態のガス導入部材を示す断面図である。
【図10】図9中の矢印Xで示す方向から見たばね部材を示す平面図である。
【図11】図9中のガス導入部材がピストンに取り付けられている状態を示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態6におけるスターリング冷凍機において、ガス導入部材を示す断面図である。
【図13】従来技術において、高圧ガスをピストン内部に導入する機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷凍機、2 ディスプレーサ、2m,3m,23b,91c端面、3,82,95 ピストン、3a,82a,95a 内周側面、15 シリンダ、21,31 加圧室、22,32 孔、23,33,81,91 台座、23a,81a,91a 外周側面、24,34 流入口、25,35,71 逆止弁、27,37,85,86,97 ガス導入部材、54 雄ねじ部、55 雌ねじ部、61,72,98 一方端、62,74 腕部、63,73,99 他方端、94 溝部、97a 台座部、97b 逆止弁部。
Claims (8)
- シリンダ内に配置される作動部材の往復運動により発生する高圧ガスを、前記作動部材の内部に設けられる加圧室にガス導入手段を介して蓄えることが可能なスターリング機関であって、
前記作動部材の端面には、径がほぼ一定の孔が前記加圧室に達するように形成されており、
前記ガス導入手段は、
前記孔に配置されて、高圧ガスを前記加圧室内に流入させる流入口を有する台座と、
前記台座に設けられて、前記加圧室内の高圧ガスが前記流入口から流出することを防ぐ逆止弁とを含む、スターリング機関。 - 前記孔の内周側面には雌ねじ部が形成されており、前記台座の外周側面には前記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が形成されている、請求項1に記載のスターリング機関。
- 前記孔の径が前記台座の径よりも小さく形成されており、前記台座は前記孔に圧入されて固定されている、請求項1に記載のスターリング機関。
- 前記台座には、前記台座の外周側面から突出するようにばね部材が設けられており、前記孔には、前記孔の内周側面の円周上に沿って溝部が設けられており、前記ばね部材が前記溝部に嵌合されることによって、前記台座が前記孔に固定されている、請求項1に記載のスターリング機関。
- 前記台座は樹脂を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のスターリング機関。
- 前記台座は弾性体を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のスターリング機関。
- 前記逆止弁は、前記台座の端面に固定される一方端と、前記流入口を塞ぐ他方端と、前記一方端から前記他方端に向けて延びる腕部とを含み、前記腕部の幅が前記一方端および他方端の幅よりも狭く形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のスターリング機関。
- 前記台座および前記逆止弁が一体成形されている、請求項1から7のいずれか1項に記載のスターリング機関。
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