JP2004017902A - 船舶用電気推進モータ冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電気推進モータを内部に備え、該モータを冷却する機能を有する電気推進装置を提供する。
【解決手段】電気推進装置は、電気推進モータを覆う部分と、該モータを覆う部分に連結され且つ内部に空間を有する柱部分とを含む容器要素を備える、電気推進モータを冷却するための機能を有する。さらに、電気推進装置は、柱部分の外壁に沿って延びた、冷却気体を前記モータに供給するための気体供給路と、前記モータにより熱せられた気体を排出するための気体排出路とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】電気推進装置は、電気推進モータを覆う部分と、該モータを覆う部分に連結され且つ内部に空間を有する柱部分とを含む容器要素を備える、電気推進モータを冷却するための機能を有する。さらに、電気推進装置は、柱部分の外壁に沿って延びた、冷却気体を前記モータに供給するための気体供給路と、前記モータにより熱せられた気体を排出するための気体排出路とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気推進モータを冷却する機能を有する推進装置に関する。特に本発明は、POD式船舶用電気推進器のモータを冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、船舶の推進器は、船体内部に備えるモータを動力源とし、該モータから船外に延びるスクリュープロペラを回転させるものである。しかしながら、この推進器ではスクリュープロペラの回転速度と回転方向とを調節し舵を作動させることで船体の推進を制御するため緩慢な旋廻しかできない。このような推進性能であっても通常の航行では問題が生じることはないが、南極海を航行する船舶等の特別な環境を航行する船舶のように微細な旋廻性能が要求される船舶においては、他の推進装置が必要とされる。
【0003】
この推進装置の1つとしてPOD式船舶用電気推進器(以下、「ポッド式電気推進器」と言う)がある(図1参照)。ポッド式電気推進器は、内部が空洞のポッドの内部に電気駆動モータを装着し、該モータを備えるポッド自身を海中に配置し回転されるものであり、舵を必要とせずスクリュープロペラを直接推進方向に位置決めさせるため、旋廻性能が非常に高い。
【0004】
しかしながら、このポッド式電気推進器は、モータの回りをポッドが覆うためモータ作動により生じた熱を適切に排除し難い構造をなしている。従って、従来からポッド式電気推進器ではモータが発生する熱を排除する手段が講じられてきた。例えば、ポッド内部に仕切りを設けることによりポッド内に複数の区画を形成し、該区画内に空気を流すことによりモータを冷却する空冷方式が採用されている。
【0005】
しかしながら、ポッドの柱部分はメンテナンスの際に作業員が進入するための空間としても利用されているため、ポッド内の空間が仕切られると作業員の進入を妨げ、メンテナンスの作業性が低下するという問題があった。
一方、水冷式冷却も考えられるが、この場合にはモータの近傍に多数の要素を備える必要があり製造コストが大幅に増加するという問題がある。
【0006】
特開平第6−191484号においても、ポッド式電気推進器内のモータを冷却する手段が示されているが、ポッドの柱部分に複数の仕切りが配置されており、上記メンテナンス時の作業性の低下という問題を解決していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ポッド式電気推進器等のモータを覆うポッド等の容器要素を有する推進器におけるモータを効率良く冷却するとともに、メンテナンス時の作業性が高い推進器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、電気推進モータを覆う部分と、該モータを覆う部分に連結され且つ内部に空間を有する柱部分とを含む容器要素を備える、電気推進モータを冷却する機能を有する推進装置であって、該柱部分の外壁に沿って延びた、冷却気体を前記モータに供給するための気体供給路と、前記モータにより熱せられた気体を排出するための気体排出路とを備えた推進装置を提供する。
【0009】
本推進装置によれば、該装置の外殻をなす容器要素の電気推進モータを覆う部分に連結される柱部分の外壁に沿ってモータを冷却する気体を運搬する気体供給路を付与することにより、冷却気体を運搬するための仕切りを柱部分に設ける必要がない。従って、柱部分にメンテナンス作業を行い得るだけの空間を確保することができる。また、本推進装置が上述するポッド式電気推進器である場合においては、ポッドの柱部分は海中に位置するためポッドが大きな推進抵抗にならないように小さくする方が好ましい。本推進装置によれば、この点も解決することができる。さらに、本推進装置がポッド式電気推進器である場合にモータを冷却するための気体がポッドの柱部分の外壁に沿って運搬されるため運搬中に海水により冷却され易い。従って、本推進装置では、気体供給路を大きく付与しない、すなわち冷却気体の流量を多くしなくとも十分にモータを冷却する効果を奏することができる。その結果、柱部分の残余空間をより大きくすることができ、上記メンテナンス時の作業性を向上させることができる。
【0010】
請求項2によれば、本発明は請求項1に記載の推進装置であって、前記気体供給路は、前記柱部分の外壁の内面に沿って前記モータ近傍まで延びる少なくとも1つの管状要素であることを特徴とする推進装置を提供する。
【0011】
本推進装置によれば、柱部分の外壁の内面に沿って延びるパイプ等の管状要素内にモータを冷却するための気体を流すこととしている。冷却気体の供給路としてパイプ等の管状要素を使用することによりモータを冷却する設備コストが大幅に低減することができる。パイプ等は、安価であり取り付けも容易だからである。
【0012】
請求項3によれば、本発明は請求項1に記載の推進装置であって、前記柱部分の外壁は二重構造部分を有し、前記気体供給路は該二重構造部分により形成されることを特徴とする推進装置を提供する。
【0013】
本推進装置によれば、モータを覆う部分と連結する柱部分の外壁に二重構造部分を設け、該二重構造部分内に冷却気体を流すことによりモータに運搬される冷却気体の熱を更に下げることができる。海中等の外部に接し常に直接冷却される柱部分の外壁上を気体が通過するからであり、また二重構造にすると気体が外壁に接する面積が増加するからである。
【0014】
請求項4によれば、本発明は請求項1〜3のいずれか1項に記載の推進装置であって、前記モータを覆う部分と前記モータとの間に前記気体供給路から供給された気体を前記モータの周囲に供給する気体供給要素を更に備えることを特徴とする推進装置を提供する。
【0015】
本推進装置によれば、上述する柱部分の気体供給路でモータ近傍まで供給された冷却気体をモータ周囲に付与する。上述する推進装置は、冷却気体をモータ近傍まで運搬する機能を有するものであったが、これに加え本推進装置では例えば複数の孔を設けたパイプ等をモータの周囲に配置し、このパイプ等の孔で冷却気体をモータに直接噴射することにより、モータの冷却効果を更に向上させることが可能となる。
【0016】
以上、本発明の内容について説明してきたが、以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明することにより本発明を更に明白に理解できるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1を参照すれば、本発明の推進装置としての船舶のポッド式電気推進器の第1の実施の形態を示す略断面図である。また、図2は図1に示すポッド式電気推進器のラインA−Aに沿った略断面図である。本装置は、電気駆動モータ16によりスクリュープロペラ20を回転させるものであり、該モータ16は容器要素としてのポッド10内に固定されている。ポッド10は、主としてモータを覆い固定する囲部分12と、該囲部分12を支持する概ね中空の柱部分14とで構成される。ポッド10は海水内に位置するため船体の推進抵抗を増加させないように小さいほう好ましい。従って、モータ16と囲部分12との間の隙間は小さく、モータ16の作動時に発生する熱が囲部分12内に滞留し易い。その結果、モータ16の作動性能の低下や故障を招致する原因となる。
【0018】
図1、2に示す推進装置では上記熱を排出するための冷却手段の1つとして、ポッドの柱部分14の外壁22内側に沿ってモータ18近傍まで延びる複数のパイプ18を配置させている。尚、図1に示すパイプ18の位置はポッド10の柱部分上に配置されることを明示するためのものであり、実際には図2に示すように配置されたパイプ18がモータ16の軸線方向に複数存在する。
【0019】
このパイプ18内は、船体側に配置されたコンプレッサ(図示せず)等により供給された空気が流され、モータ18側の端部で流された空気を排出する。ポッド10の柱部分14は海中に直接接するため常に冷却されている。従って、柱部分14の外壁22内側に接触しているパイプ18も冷却された外壁22により冷却され、その結果、パイプ18内を流れる空気は該パイプ18の船体側端部からモータ16側端部に流れる過程において冷却される。
【0020】
このパイプ18内で冷却された空気はモータ16の近傍でモータ16方向に噴射され、作動中のモータ16を冷却する。その後、パイプ18から噴射された空気は、モータ16の周囲を流れることにより加熱されて図1、2の矢印に示すように柱部分14の空間を通って外部(図示せず)に排出される。
【0021】
パイプ18は、安価で外壁22の内側に取り付けることも容易であるためポッド式推進装置全体としてのコストを大幅に削減することができる。また、他の要素の存在等により径の小さなパイプ18しか取り付けることができない場合には、取り付けるパイプ18の数を増加させることにより空気の冷却機能を担保する部分であるパイプ18の外周面の表面積を全体として増加させることができる。これにより、空気がポッド10の柱部分に取り付けられた複数のパイプ18を通過する間に十分に冷却され、モータを十分に冷却し得る空気を作ることができる。
【0022】
図3を参照すれば、パイプ18に付加パイプ30を接続した図1及び2に示す冷却手段の変形例の略断面図である。図1及び2に示す冷却手段において冷却された空気は、モータ16の上方から噴射されるためモータ16の周囲を流れず、モータ16の上方の一部のみを冷却することもあり得る。すなわち、冷却空気をモータ16周りで適正に対流させることができない可能性がある。特に、モータ16とポッドの囲部分12との間の隙間が小さい場所や空気の流れを妨げるような部材が存在する場合は、この傾向が強く、加熱された空気が滞留し続ける部分が存在することとなる。このことは、モータ16の性能低下又は故障を招致する原因となる。
従って、図3に示す実施形態では、直接モータ16の周囲に冷却空気が到達する構成をなしている。
【0023】
具体的には、パイプ18内を流れた冷却空気に連絡するようにパイプ18に接続された追加パイプ30をモータ16の周囲に配置する。この付加パイプ30は、モータ16側に複数の孔32が設けられる。従って、パイプ18内を流れた冷却空気は、引き続き付加パイプ30内を流れ、上記複数の孔32からモータ16に直接噴射される。その結果、モータ16の周囲の複数の地点で冷却空気を受容することができ、モータ16全体を満遍なく冷却することができる。
【0024】
図4を参照すれば、図1に示す実施形態の他の変形例を示す略断面である。また、図5は、図4のラインB−Bに沿った断面図である。この実施形態においては、気体供給路として図1〜3に示すパイプ18の替りにポッド10の柱部分14の外壁22の内側に更に1つの内壁40を設けることとしている。すなわち図5に示すように柱部分14は、外壁22と環状の内壁40とで構成された二重構造をなしている。
【0025】
この構造によれば、図1〜3に示すパイプ18と比して内部を流れる空気の冷却効果が高い。なぜなら、冷却空気の供給路をポッドの柱部分14の周囲に亙った環状の二重構造とすることによってパイプ18を使用する場合よりも流路の面積を大幅に増加させることができ、その結果、多流量の冷却空気を確保することができるからである。また、空気を柱部分14の外壁22と内壁40との間で流す場合、すなわち二重構造の場合には、海水と接する外壁22に直接空気が接触しないパイプ18と異なり外壁22に直接空気が接触するため空気が冷却し易いという利点もある。さらに、パイプ18の場合には空気の冷却機能を担保する部分がパイプ18の外周面であるのに対して、二重構造の場合には空気の冷却機能を担保する部分が表面積の広い外壁22であるため冷却効果が高いという利点もある。
【0026】
尚、図5に示す参照符号X、Yは、空気の流れる方向を略示したものである。具体的には、参照符号Xはモータ方向への流れを示し、参照符号Yは船体方向への流れを示している。
【0027】
さらに、図4、5に示すような気体供給路を二重構造にした場合においても、断面が示されたパイプ18を気体供給路とした場合と同様に、付加パイプをモータ16の周囲に配置することができる(パイプ式の場合の図3参照)。二重構造部分の下方、すなわちモータ16の近傍において柱部分14の外壁22及び内壁40の端部と接続する付加パイプを付与すれば良い。この場合、図3に示す場合と同様に図4及び5に示す冷却手段において冷却された空気は、直接モータ16の周囲に到達する。
【0028】
但し、図3に示す場合と相違し、柱部分14の壁が二重構造である場合、外壁22と内壁40と柱部分14の全周に亙って配列されるものであるため、モータ16の周囲に配置される付加パイプと接続する場合、そのままでは両者の接続面の大きく異なる。従って、二重構造の壁の端部と付加パイプとの端部を接続するためのシール部材(図示せず)を両者の接続部分に付与することが好ましい。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく特許請求の範囲の記載の精神と概念とを逸脱しない範囲で種々の変形例と改良例とが存在し得ることが当業者にとって明白であろう。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、モータと操舵装置とが一体にされた船舶等の推進装置において、推進用モータの容器としてのポッドの内部に仕切り等を設けることなくモータを冷却することができるための空気をモータに供給することができるため、ポッド内部に空間を確保でき、その結果、メンテナンスする際の作業員の作業性を向上させることができるという効果を奏する。
また、ポッド内部に空間を確保することができるためメンテナンス作業に必要な空間以上の空間が確保できる場合にはポッド、特にモータを包囲する部分を支持する柱部分の容量を小さくすることができ、該柱部分による推進抵抗を低減することができる。
【0031】
さらに、本発明によれば、冷却空気を外部に接するポッドの柱部分の外壁に直接的又は間接的に接触させることができるため、空気の冷却効果が非常に良く、モータの排熱効果が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却気体供給路としてポッドの柱部分の外壁にパイプを備えた本発明の推進装置の略縦断面図である。
【図2】図1に示す推進装置のラインA−Aに沿った略断面図である。
【図3】図2に示す推進装置のパイプに更に付加パイプを接続させた本発明の略断面図である。
【図4】冷却気体供給路としてポッドの柱部分の壁を二重構造にした本発明の略縦断面図である。
【図5】図4に示す推進装置のラインB−Bに沿った略断面図である。
【符号の説明】
10…ポッド
12…囲部分
14…柱部分
16…モータ
18…パイプ
20…スクリュープロペラ
22…外壁
30…付加パイプ
32…孔
40…内壁
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気推進モータを冷却する機能を有する推進装置に関する。特に本発明は、POD式船舶用電気推進器のモータを冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、船舶の推進器は、船体内部に備えるモータを動力源とし、該モータから船外に延びるスクリュープロペラを回転させるものである。しかしながら、この推進器ではスクリュープロペラの回転速度と回転方向とを調節し舵を作動させることで船体の推進を制御するため緩慢な旋廻しかできない。このような推進性能であっても通常の航行では問題が生じることはないが、南極海を航行する船舶等の特別な環境を航行する船舶のように微細な旋廻性能が要求される船舶においては、他の推進装置が必要とされる。
【0003】
この推進装置の1つとしてPOD式船舶用電気推進器(以下、「ポッド式電気推進器」と言う)がある(図1参照)。ポッド式電気推進器は、内部が空洞のポッドの内部に電気駆動モータを装着し、該モータを備えるポッド自身を海中に配置し回転されるものであり、舵を必要とせずスクリュープロペラを直接推進方向に位置決めさせるため、旋廻性能が非常に高い。
【0004】
しかしながら、このポッド式電気推進器は、モータの回りをポッドが覆うためモータ作動により生じた熱を適切に排除し難い構造をなしている。従って、従来からポッド式電気推進器ではモータが発生する熱を排除する手段が講じられてきた。例えば、ポッド内部に仕切りを設けることによりポッド内に複数の区画を形成し、該区画内に空気を流すことによりモータを冷却する空冷方式が採用されている。
【0005】
しかしながら、ポッドの柱部分はメンテナンスの際に作業員が進入するための空間としても利用されているため、ポッド内の空間が仕切られると作業員の進入を妨げ、メンテナンスの作業性が低下するという問題があった。
一方、水冷式冷却も考えられるが、この場合にはモータの近傍に多数の要素を備える必要があり製造コストが大幅に増加するという問題がある。
【0006】
特開平第6−191484号においても、ポッド式電気推進器内のモータを冷却する手段が示されているが、ポッドの柱部分に複数の仕切りが配置されており、上記メンテナンス時の作業性の低下という問題を解決していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ポッド式電気推進器等のモータを覆うポッド等の容器要素を有する推進器におけるモータを効率良く冷却するとともに、メンテナンス時の作業性が高い推進器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、電気推進モータを覆う部分と、該モータを覆う部分に連結され且つ内部に空間を有する柱部分とを含む容器要素を備える、電気推進モータを冷却する機能を有する推進装置であって、該柱部分の外壁に沿って延びた、冷却気体を前記モータに供給するための気体供給路と、前記モータにより熱せられた気体を排出するための気体排出路とを備えた推進装置を提供する。
【0009】
本推進装置によれば、該装置の外殻をなす容器要素の電気推進モータを覆う部分に連結される柱部分の外壁に沿ってモータを冷却する気体を運搬する気体供給路を付与することにより、冷却気体を運搬するための仕切りを柱部分に設ける必要がない。従って、柱部分にメンテナンス作業を行い得るだけの空間を確保することができる。また、本推進装置が上述するポッド式電気推進器である場合においては、ポッドの柱部分は海中に位置するためポッドが大きな推進抵抗にならないように小さくする方が好ましい。本推進装置によれば、この点も解決することができる。さらに、本推進装置がポッド式電気推進器である場合にモータを冷却するための気体がポッドの柱部分の外壁に沿って運搬されるため運搬中に海水により冷却され易い。従って、本推進装置では、気体供給路を大きく付与しない、すなわち冷却気体の流量を多くしなくとも十分にモータを冷却する効果を奏することができる。その結果、柱部分の残余空間をより大きくすることができ、上記メンテナンス時の作業性を向上させることができる。
【0010】
請求項2によれば、本発明は請求項1に記載の推進装置であって、前記気体供給路は、前記柱部分の外壁の内面に沿って前記モータ近傍まで延びる少なくとも1つの管状要素であることを特徴とする推進装置を提供する。
【0011】
本推進装置によれば、柱部分の外壁の内面に沿って延びるパイプ等の管状要素内にモータを冷却するための気体を流すこととしている。冷却気体の供給路としてパイプ等の管状要素を使用することによりモータを冷却する設備コストが大幅に低減することができる。パイプ等は、安価であり取り付けも容易だからである。
【0012】
請求項3によれば、本発明は請求項1に記載の推進装置であって、前記柱部分の外壁は二重構造部分を有し、前記気体供給路は該二重構造部分により形成されることを特徴とする推進装置を提供する。
【0013】
本推進装置によれば、モータを覆う部分と連結する柱部分の外壁に二重構造部分を設け、該二重構造部分内に冷却気体を流すことによりモータに運搬される冷却気体の熱を更に下げることができる。海中等の外部に接し常に直接冷却される柱部分の外壁上を気体が通過するからであり、また二重構造にすると気体が外壁に接する面積が増加するからである。
【0014】
請求項4によれば、本発明は請求項1〜3のいずれか1項に記載の推進装置であって、前記モータを覆う部分と前記モータとの間に前記気体供給路から供給された気体を前記モータの周囲に供給する気体供給要素を更に備えることを特徴とする推進装置を提供する。
【0015】
本推進装置によれば、上述する柱部分の気体供給路でモータ近傍まで供給された冷却気体をモータ周囲に付与する。上述する推進装置は、冷却気体をモータ近傍まで運搬する機能を有するものであったが、これに加え本推進装置では例えば複数の孔を設けたパイプ等をモータの周囲に配置し、このパイプ等の孔で冷却気体をモータに直接噴射することにより、モータの冷却効果を更に向上させることが可能となる。
【0016】
以上、本発明の内容について説明してきたが、以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明することにより本発明を更に明白に理解できるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1を参照すれば、本発明の推進装置としての船舶のポッド式電気推進器の第1の実施の形態を示す略断面図である。また、図2は図1に示すポッド式電気推進器のラインA−Aに沿った略断面図である。本装置は、電気駆動モータ16によりスクリュープロペラ20を回転させるものであり、該モータ16は容器要素としてのポッド10内に固定されている。ポッド10は、主としてモータを覆い固定する囲部分12と、該囲部分12を支持する概ね中空の柱部分14とで構成される。ポッド10は海水内に位置するため船体の推進抵抗を増加させないように小さいほう好ましい。従って、モータ16と囲部分12との間の隙間は小さく、モータ16の作動時に発生する熱が囲部分12内に滞留し易い。その結果、モータ16の作動性能の低下や故障を招致する原因となる。
【0018】
図1、2に示す推進装置では上記熱を排出するための冷却手段の1つとして、ポッドの柱部分14の外壁22内側に沿ってモータ18近傍まで延びる複数のパイプ18を配置させている。尚、図1に示すパイプ18の位置はポッド10の柱部分上に配置されることを明示するためのものであり、実際には図2に示すように配置されたパイプ18がモータ16の軸線方向に複数存在する。
【0019】
このパイプ18内は、船体側に配置されたコンプレッサ(図示せず)等により供給された空気が流され、モータ18側の端部で流された空気を排出する。ポッド10の柱部分14は海中に直接接するため常に冷却されている。従って、柱部分14の外壁22内側に接触しているパイプ18も冷却された外壁22により冷却され、その結果、パイプ18内を流れる空気は該パイプ18の船体側端部からモータ16側端部に流れる過程において冷却される。
【0020】
このパイプ18内で冷却された空気はモータ16の近傍でモータ16方向に噴射され、作動中のモータ16を冷却する。その後、パイプ18から噴射された空気は、モータ16の周囲を流れることにより加熱されて図1、2の矢印に示すように柱部分14の空間を通って外部(図示せず)に排出される。
【0021】
パイプ18は、安価で外壁22の内側に取り付けることも容易であるためポッド式推進装置全体としてのコストを大幅に削減することができる。また、他の要素の存在等により径の小さなパイプ18しか取り付けることができない場合には、取り付けるパイプ18の数を増加させることにより空気の冷却機能を担保する部分であるパイプ18の外周面の表面積を全体として増加させることができる。これにより、空気がポッド10の柱部分に取り付けられた複数のパイプ18を通過する間に十分に冷却され、モータを十分に冷却し得る空気を作ることができる。
【0022】
図3を参照すれば、パイプ18に付加パイプ30を接続した図1及び2に示す冷却手段の変形例の略断面図である。図1及び2に示す冷却手段において冷却された空気は、モータ16の上方から噴射されるためモータ16の周囲を流れず、モータ16の上方の一部のみを冷却することもあり得る。すなわち、冷却空気をモータ16周りで適正に対流させることができない可能性がある。特に、モータ16とポッドの囲部分12との間の隙間が小さい場所や空気の流れを妨げるような部材が存在する場合は、この傾向が強く、加熱された空気が滞留し続ける部分が存在することとなる。このことは、モータ16の性能低下又は故障を招致する原因となる。
従って、図3に示す実施形態では、直接モータ16の周囲に冷却空気が到達する構成をなしている。
【0023】
具体的には、パイプ18内を流れた冷却空気に連絡するようにパイプ18に接続された追加パイプ30をモータ16の周囲に配置する。この付加パイプ30は、モータ16側に複数の孔32が設けられる。従って、パイプ18内を流れた冷却空気は、引き続き付加パイプ30内を流れ、上記複数の孔32からモータ16に直接噴射される。その結果、モータ16の周囲の複数の地点で冷却空気を受容することができ、モータ16全体を満遍なく冷却することができる。
【0024】
図4を参照すれば、図1に示す実施形態の他の変形例を示す略断面である。また、図5は、図4のラインB−Bに沿った断面図である。この実施形態においては、気体供給路として図1〜3に示すパイプ18の替りにポッド10の柱部分14の外壁22の内側に更に1つの内壁40を設けることとしている。すなわち図5に示すように柱部分14は、外壁22と環状の内壁40とで構成された二重構造をなしている。
【0025】
この構造によれば、図1〜3に示すパイプ18と比して内部を流れる空気の冷却効果が高い。なぜなら、冷却空気の供給路をポッドの柱部分14の周囲に亙った環状の二重構造とすることによってパイプ18を使用する場合よりも流路の面積を大幅に増加させることができ、その結果、多流量の冷却空気を確保することができるからである。また、空気を柱部分14の外壁22と内壁40との間で流す場合、すなわち二重構造の場合には、海水と接する外壁22に直接空気が接触しないパイプ18と異なり外壁22に直接空気が接触するため空気が冷却し易いという利点もある。さらに、パイプ18の場合には空気の冷却機能を担保する部分がパイプ18の外周面であるのに対して、二重構造の場合には空気の冷却機能を担保する部分が表面積の広い外壁22であるため冷却効果が高いという利点もある。
【0026】
尚、図5に示す参照符号X、Yは、空気の流れる方向を略示したものである。具体的には、参照符号Xはモータ方向への流れを示し、参照符号Yは船体方向への流れを示している。
【0027】
さらに、図4、5に示すような気体供給路を二重構造にした場合においても、断面が示されたパイプ18を気体供給路とした場合と同様に、付加パイプをモータ16の周囲に配置することができる(パイプ式の場合の図3参照)。二重構造部分の下方、すなわちモータ16の近傍において柱部分14の外壁22及び内壁40の端部と接続する付加パイプを付与すれば良い。この場合、図3に示す場合と同様に図4及び5に示す冷却手段において冷却された空気は、直接モータ16の周囲に到達する。
【0028】
但し、図3に示す場合と相違し、柱部分14の壁が二重構造である場合、外壁22と内壁40と柱部分14の全周に亙って配列されるものであるため、モータ16の周囲に配置される付加パイプと接続する場合、そのままでは両者の接続面の大きく異なる。従って、二重構造の壁の端部と付加パイプとの端部を接続するためのシール部材(図示せず)を両者の接続部分に付与することが好ましい。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく特許請求の範囲の記載の精神と概念とを逸脱しない範囲で種々の変形例と改良例とが存在し得ることが当業者にとって明白であろう。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、モータと操舵装置とが一体にされた船舶等の推進装置において、推進用モータの容器としてのポッドの内部に仕切り等を設けることなくモータを冷却することができるための空気をモータに供給することができるため、ポッド内部に空間を確保でき、その結果、メンテナンスする際の作業員の作業性を向上させることができるという効果を奏する。
また、ポッド内部に空間を確保することができるためメンテナンス作業に必要な空間以上の空間が確保できる場合にはポッド、特にモータを包囲する部分を支持する柱部分の容量を小さくすることができ、該柱部分による推進抵抗を低減することができる。
【0031】
さらに、本発明によれば、冷却空気を外部に接するポッドの柱部分の外壁に直接的又は間接的に接触させることができるため、空気の冷却効果が非常に良く、モータの排熱効果が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却気体供給路としてポッドの柱部分の外壁にパイプを備えた本発明の推進装置の略縦断面図である。
【図2】図1に示す推進装置のラインA−Aに沿った略断面図である。
【図3】図2に示す推進装置のパイプに更に付加パイプを接続させた本発明の略断面図である。
【図4】冷却気体供給路としてポッドの柱部分の壁を二重構造にした本発明の略縦断面図である。
【図5】図4に示す推進装置のラインB−Bに沿った略断面図である。
【符号の説明】
10…ポッド
12…囲部分
14…柱部分
16…モータ
18…パイプ
20…スクリュープロペラ
22…外壁
30…付加パイプ
32…孔
40…内壁
Claims (4)
- 電気推進モータを覆う部分と、該モータを覆う部分に連結され且つ内部に空間を有する柱部分とを含む容器要素を備える、電気推進モータを冷却するための機能を有する推進装置であって、
該柱部分の外壁に沿って延びた、冷却気体を前記モータに供給するための気体供給路と、
前記モータにより熱せられた気体を排出するための気体排出路とを備えた推進装置。 - 前記気体供給路は、前記柱部分の外壁の内面に沿って前記モータ近傍まで延びる少なくとも1つの管状要素であることを特徴とする請求項1に記載の推進装置。
- 前記柱部分の外壁は二重構造部分を有し、前記気体供給路は該二重構造部分により形成されることを特徴とする請求項1に記載の推進装置。
- 前記モータを覆う部分と前記モータとの間に前記気体供給路から供給された気体を前記モータの周囲に供給する気体供給要素を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の推進装置。
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- 2002-06-19 JP JP2002178925A patent/JP2004017902A/ja not_active Withdrawn
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