JP2004016953A - 有機性排水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来の活性汚泥法において、難分解性有機成分を含む有機性排水でも、浄化処理が容易になり、設備もコンパクトになり、設置費用や設置場所及び運転費も軽減し、全体的に浄化処理の効率向上につながる有機性排水処理装置を提供する。
【解決手段】流量調整槽1とオゾン注入管18を有する混合ポンプ10とを酸化反応促進剤注入管17を有する接続管9を介して接続し、該混合ポンプ10と塔式オゾン接触槽2を接続管11を介して接続し、該塔式オゾン接触槽2とばっ気槽3を接続管12を介して接続し、該ばっ気槽3とばっ気槽4を接続管13を介して接続し、該ばっ気槽4と沈殿分離槽5を接続管14を介して接続し、更に汚泥再利用の為、前記該ばっ気槽3の底部と前記沈殿分離槽5の底部を汚泥返送管15を介して接続し、該汚泥返送管15の任意の位置に汚泥返送用ポンプ21を設けた有機性排水処理装置を提供することにある。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として有機性排水の生物処理の前処理設備に関するもので、さらに詳しくは、難分解性の有機成分を含む有機性排水、とりわけ排水中に含まれるアルコール類や酢酸エステルなどの難分解性有機成分を浄化処理する、塔式オゾン接触槽を流量調整槽と生物処理を行う、ばっ気槽の間に新規に設けた有機性排水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、事業所系排水の中でも食堂、トイレなどの生活排水は、多糖類が主体の溶解性有機物を含んだ有機性排水なので生物処理、すなわち微生物の酵素を利用した従来の活性汚泥法で比較的容易に浄化処理が行える。
【0003】
前記生物処理も微生物の種類によって、好気性微生物処理、嫌気性微生物処理、特定微生物処理に大別される。
【0004】
更に、前記好気性微生物処理も、その微生物が水中に浮遊した状態で処理を行うのか、支持体の表面、或いは支持体の内部に固着した状態で処理するのかによって、浮遊処理法と非浮遊処理法(生物膜処理法)に分かれる。
【0005】
前記好気性微生物を浮遊状態で利用した代表的な方法が、いわゆる「活性汚泥法」と呼ばれている生物処理方法である。
【0006】
前記微生物とは、大きさが0.5μmから1.0μm程度の細菌である。実際の生物処理では生物学的に一つレベルが高い原生動物などと共生していることが多い。
【0007】
例えば、従来の活性汚泥法の装置は、図5に示すように、有機性排水流入口6をもつ、有機性排水用流入管8を流量調整槽1の流入側に接続し、該流量調整槽1とばっ気槽3とを接続管9を介して接続し、該ばっ気槽3とばっ気槽4とを接続管13を介して接続し、該ばっ気槽4と沈殿分離槽5とを接続管14を介して接続し、該沈殿分離槽5の排出側に浄化水排出口7をもつ、浄化水用排出管16を設け、更に汚泥再利用の為、前記ばっ気槽3の底部と前記沈殿分離槽5の底部とを汚泥返送管15を介して接続し、該汚泥返送管15の任意の位置に汚泥返送用ポンプ21を設けた有機性排水処理装置Bである。
【0008】
この活性汚泥法は、生物処理の中で最も普及している処理法である。該活性汚泥法の構成要素として、「ばっ気槽」「沈殿分離槽」「汚泥返送バイパス」の3条件を満たしたプロセスが浄化処理のポイントである。
【0009】
従来の有機性排水の浄化処理は、生物処理に適した濃度に希釈水などで希釈し、処理負荷量を均一にならし、一定の処理効率を維持するように排水工程を予め工夫してきた。
【0010】
即ち、排水量が時間間隔で大きく変化せず、急激且つ高濃度の排水が直接浄化処理工程であるばっ気槽からなる生物処理工程に流入しないように流量を予め均一になるようにする流量調整槽を設けている。
【0011】
前記流量調整槽は、有機性排水の流入量や有機排水中の有機成分濃度に応じて、該流量調整槽を直列に複数設ける場合もある。
【0012】
次に、前記流量調整槽で流入量と有機排水中の有機成分濃度が調整された有機性排水は、生物処理工程であるばっ気槽に流入する。該ばっ気槽が従来の活性汚泥法における、最も重要な工程である。
【0013】
前記ばっ気槽内には、好気性微生物群が存在し、有機排水中の有機成分と好気性微生物が混合接触して、有機排水中の有機成分を溶存酸素の存在下で酸化分解する。
【0014】
前記好気性微生物群は、空気、即ち酸素がないと活動していけない微生物である。この好気性微生物群は、単一の微生物だけではなくて多くの種類の細菌と原生動物などが混じっている。
【0015】
該好気性微生物群の作用は、先ず排水中の溶解性有機成分を短時間に吸着し、排水中の溶存酸素を消費しながら、微生物の酵素によって溶解性有機成分を酸化分解し、最終的には炭酸ガスと水に分解する。
【0016】
前記ばっ気槽内に存在する好気性微生物群が有機成分を酸化する酸化分解作用に必要な酸素の供給は、小さな気泡にして該ばっ気槽に送り込むことが大切である。小さな気泡は水との接触面積を大きくし、酸素の水に対する溶解効率を高める。
【0017】
前記ばっ気槽に空気を送り込む装置として、セラミック製、合成樹脂製などの材質でできた板状の散気板や筒状の散気筒などからなる散気装置を用いる。
【0018】
前記散気装置は、ばっ気槽内の底部、或いは下部に設置して、送風機により空気を送りこむ。該散気装置から、吹き上がる小さな気泡が、ばっ気槽内の排水に旋回流を与え、排水全体が撹拌され、酸素が充分に排水に供給されるようになっている。
【0019】
該散気装置は、ばっ気槽内に存在する好気性微生物群が有機性排水中の有機成分を酸化分解作用に必要な酸素供給と該好気性微生物群が排水中に供給された酸素を十分に取り込めるように排水を撹拌する二つの役割を兼ねている。
【0020】
前記散気装置によって送り込まれた酸素と排水に溶解した酸素との酸素溶解効率は、通常5%から15%程度である。以上のような小気泡式散気装置の他に「表面機械ばっ気方式」、或いは空気の代わりに純酸素を用いる「純酸素ばっ気方式」などがある。
【0021】
前記ばっ気槽の数は、有機性排水の流入量や有機排水中の有機成分濃度に応じて、1槽の場合もあれば、複数のばっ気槽を設ける場合もある。
【0022】
最後のばっ気槽内を排出した好気性微生物群と有機性排水との混合液は、そのまま次の沈殿分離槽に流入する。沈殿分離槽では、該混合液の攪拌などはなく静止状態なので、好気性微生物群は大きなかたまりに凝集して沈降し、浄化された上澄みだけが浄化処理水として排出される。
【0023】
前記沈殿分離槽で沈降濃縮した好気性微生物群(活性汚泥)は、汚泥返送管を介して、汚泥返送用ポンプにより、最初のばっ気槽に戻される。
【0024】
この返送された汚泥は、再び有機性排水中の有機成分の酸化分解に用いるが、この過程で増殖した分は、系外に除去しないと全体のバランスが取れなくなる。ばっ気槽内の汚泥が余り濃くなると、酸素の供給が追いつかなくなったりする。
【0025】
従来の活性汚泥法における有機性排水処理装置は、有機性排水の流入量や有機排水中の有機成分濃度等に応じて、ばっ気槽のみを直列に複数設ける場合や、更にばっ気槽を直列に複数設けた排水処理装置全体を並列に複数設ける場合もある。
【0026】
上記のような従来の活性汚泥法における有機性排水処理装置は、生活排水のような多糖類が主体の有機性排水の浄化処理には適している。
【0027】
しかしながら、プラスチック材料などを色材で塗装する塗装工程や、意匠柄等を施す印刷工程などの工業的製品を生産する各種の生産工程からは、色材や有機溶剤などの難分解性有機成分を含む有機性排水が一般的である。
【0028】
また、半導体関連の精密機器類などの洗浄後に排出される排水も有機溶剤などの難分解性有機成分を含む有機性排水である。
【0029】
更に、繊維製造加工業の繊維製造工程や染色工程でも同じように着色剤などの難分解性有機成分を含む有機性排水が多い。
【0030】
これらの難分解性有機成分は、一般的に分子構造が大きいか、或いは分子間結合が強く、従来の活性汚泥法における有機性排水処理装置では完全な浄化処理が難しい。
【0031】
また、排水量の割には大規模なばっき槽などの浄化処理設備の設置が不可欠で、設備の設置費用と設置場所及び運転費がかさむ問題がある。
【0032】
そこで従来の前記活性汚泥法における有機性排水処理装置の流量調整槽と最初のばっき槽の間に塔式オゾン接触槽を新設し、化学的な処理を予め加えることで、有機性排水中の難分解性の有機成分も完全に浄化処理することができ、従来の活性汚泥法における大規模なばっ気槽の設備がコンパクトになり、設置費用や設置場所及び運転費も軽減し全体的に浄化処理の効率向上につながる有機性排水処理装置を提供するものである。
【0033】
更に、前記塔式オゾン接触槽は、有機溶剤を含む排気ガスをスクラバにて洗浄することにより発生した、難分解性の有機成分を含む有機性排水を、生物処理する際の分解を容易にする為の前処理工程としての応用、或いは、食品加工業での食品加工工程で生じた有機性排水の処理工程の効率化、コンパクト化にも寄与することができる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の活性汚泥法において、難分解性有機成分を含む有機性排水でも、浄化処理が容易になり、且つ全体の浄化処理設備もコンパクトになり、設置費用や設置場所及び運転費も軽減し、全体的に浄化処理の効率向上につながる有機性排水処理装置を提供する。
【0035】
【発明を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、有機性排水用流入管8を流量調整槽1の流入側に接続し、有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤を混合して混合液にする混合ポンプ10と前記流量調整槽1とを接続管9を介して接続し、該混合ポンプ10と混合ポンプ10から送流される前記混合液中に含まれる有機成分とオゾン及び酸化反応促進剤をさらに均一に接触混合させて、該有機成分を完全に酸化分解するための塔式オゾン接触槽2とを接続管11を介して接続し、該塔式オゾン接触槽2とばっ気槽3とを接続管12を介して接続し、該ばっ気槽3とばっ気槽4とを接続管13を介して接続し、該ばっ気槽4と沈殿分離槽5とを接続管14を介して接続し、該沈殿分離槽5の排出側に浄化水用排出管16を設け、更に汚泥再利用の為、前記ばっ気槽3の底部と前記沈殿分離槽5の底部とを汚泥返送管15を介して接続し、該汚泥返送管15の任意の位置に汚泥返送用ポンプ21を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置である。
【0036】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の有機性排水処理装置において、前記混合ポンプ10の任意の位置に有機性排水中に含まれる有機成分を酸化分解するオゾンを注入するオゾン注入管18を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置である。
【0037】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の有機性排水処理装置において、前記流量調整槽1と前記混合ポンプ10とを接続する接続管9の任意の位置に有機性排水中に含まれる有機成分とオゾンとの酸化分解反応を促進する触媒として酸化反応促進剤を注入する酸化反応促進剤注入管17を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置である。
【0038】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の有機性排水処理装置において、前記塔式オゾン接触槽2の底部内壁の任意の位置に、前記混合液を前記接触槽2内の円周方向に噴射する噴流ノズル2bを設けたことを特徴とする有機性排水処理装置である。
【0039】
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の有機性排水処理装置において、前記塔式オゾン接触槽2の内部の任意の位置に、前記混合液を旋回上昇させるための複数の旋回案内板2aを設けたことを特徴とする有機性排水処理装置である。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1から図4にもとづいて詳細に説明する。
【0041】
図1に示すように、有機性排水流入口6をもつ、有機性排水用流入管8を流量調整槽1の流入側に接続し、有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤を混合して混合液にする混合ポンプ10と前記流量調整槽1とを接続管9を介して接続し、該混合ポンプ10と混合ポンプ10から送流される前記混合液中に含まれる有機成分とオゾン及び酸化反応促進剤をさらに均一に接触混合させて該有機成分を完全に酸化分解するための塔式オゾン接触槽2とを接続管11を介して接続し、該塔式オゾン接触槽2とばっ気槽3とを接続管12を介して接続し、該ばっ気槽3とばっ気槽4とを接続管13を介して接続し、該ばっ気槽4と沈殿分離槽5とを接続管14を介して接続し、該沈殿分離槽5の排出側に浄化水排出口7をもつ、浄化水用排出管16を設け、更に汚泥再利用の為、前記ばっ気槽3の底部と前記沈殿分離槽5の底部とを汚泥返送管15を介して接続し、該汚泥返送管15の任意の位置に汚泥返送用ポンプ21を設ける。
【0042】
次に、前記混合ポンプ10の任意の位置に有機性排水中に含まれる有機成分を酸化分解するオゾンを注入するオゾン注入管18を設ける。
【0043】
次に、前記オゾン注入管18のオゾン注入口20から、オゾンを注入し、前記混合ポンプ10で有機性排水とオゾンを混合する。
【0044】
この際、オゾンと有機性排水中の有機成分との反応を促進するための酸化反応促進剤を注入するための酸化反応促進剤注入口19をもつ、酸化反応促進剤注入管17を流量調整槽1と混合ポンプ10とを接続する接続管9の任意の位置に設ける。
【0045】
前記酸化反応促進剤は、特に用いなくても良いが、有機性排水中に含まれる有機成分の種類によって、該酸化反応促進剤の種類、濃度を適宜決定する。
【0046】
前記酸化反応促進剤を使用する場合、オゾンによる有機性排水中に含まれる有機成分の酸化反応促進に効果があれば特に制約はないが、コスト面や効力、更に手に入り易い点などを考慮して過酸化水素を触媒的に用いることが好ましい。
【0047】
また、前記過酸化水素の添加濃度も有機性排水の性質にもよるが排水に対し、3ppmから10ppmの濃度が好ましい。
【0048】
前記オゾンは、酸素原子3個が化学的に結合した物質である。オゾンの化学的性質の最大の特徴は、原子間の結合エネルギー、即ち解離エネルギーが小さいことである。
【0049】
従って、オゾンは分解しやすい性質を持っている。オゾンが分解すると極めて酸化反応性が高い酸素原子が発生する。この酸素原子が強力な酸化剤となる。
【0050】
近年、オゾンの応用範囲が拡大されてきたのは、オゾンの酸化力とオゾン処理においてオゾンを過剰に用いても、過剰分のオゾンは、酸素分子となり害にはならないからである。ただオゾンは、生臭い特有な不快臭があり、濃度が高くなると鼻や喉の粘膜を刺激するので取り扱いに注意が必要であり、また腐食性も高いので設備に用いる材料の選択も重要である。
【0051】
また、オゾンは生物処理では除去できない難分解性の有機成分や色度成分を除去する目的で用いられる。特に、色度成分の除去には効果がある。即ち、分子構造中の発色に関係する二重結合や特殊な官能基と選択的に反応するからである。
【0052】
次に、図2に示すように混合ポンプ10から送流される有機成分を含む有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤の混合液をさらに均一に接触混合させて、該有機成分を完全に酸化分解するために、塔式オゾン接触槽2の底部内壁の任意の位置に、前記混合液を前記接触槽2内の円周方向に噴射する噴流ノズル2bを設ける。
【0053】
更に、前記塔式オゾン接触槽2の内部の任意の位置に、前記混合液を前記接触槽2内底部から上部へと旋回上昇させるための複数の旋回案内板2aを等間隔で設ける。
【0054】
前記噴流ノズル2bから前記接触槽2内の円周方向に噴射された有機成分を含む有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤の混合液は旋回案内板2aにそって安定的に螺旋を描きながら前記接触槽2内の底部から上部に上昇して行く。
【0055】
この間に混合液中の有機成分にオゾンが接触し、分子間結合部にオゾンが取付き、該オゾンが分解して発生した酸素原子が有効な酸化作用を起こして有機成分を分解しやすくする。或いは、一部が分解する。
【0056】
この旋回流は有機成分を含む有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤が均一に混合され、且つ接触時間を保持するのに好適である。この接触時間の経過とともに、前記酸素原子による有機成分の酸化分解が進み、最終的には炭酸ガスと水に分解される。
【0057】
この作用の一例として、カルボキシル基をもった有機化合物を含む有機性排水は、次のような反応式が考えられる。
6RCOOH+O→6RCOO+H+ →生物分解→6R´+6CO+3HO→R”CO
【0058】
前記有機性排水に対するオゾン濃度は、排水中の有機成分によって適宜決定するが、2ppmから15ppmが好ましい。
【0059】
また、図3及び図4に示すように難分解性有機成分としてエステル系、及びケトン系有機溶剤を含有した有機性排水についてのオゾンばっ気による水質変化を測定すると、前記塔式オゾン接触槽2における有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤との接触時間は、40分から60分が適当で30分以下であると十分な効果が得にくくなることがわかる。
【0060】
次に、前記混合液は、前記塔式オゾン接触槽2を接続管12を介して接続した、最初のばっ気槽に流入する。一例として、従来の活性汚泥法の構成要素である、ばっ気槽3、及びばっ気槽4、更に沈殿分離槽5及び汚泥返送用ポンプ21を有する汚泥返送管15から設備された有機性排水処理装置で浄化処理される。
【0061】
前記ばっ気槽3、及びばっ気槽4内には、好気性微生物群が存在し、前記塔式オゾン接触槽2内から排出された排水中の有機成分等と好気性微生物群が混合接触し、排水中の有機成分等を溶存酸素の存在下で酸化分解する。
【0062】
前記好気性微生物群は、空気、即ち酸素がないと活動していけない微生物である。この好気性微生物群は、単一の微生物だけではなくて多くの種類の細菌と原生動物などが混じっている。
【0063】
該好気性微生物群の作用は、先ず排水中の溶解性有機成分を短時間に吸着し、排水中の溶存酸素を消費しながら、微生物の酵素によって溶解性有機成分を酸化分解し、最終的には炭酸ガスと水に分解する。
【0064】
前記ばっ気槽3、及びばっ気槽4内に存在する好気性微生物群の有機成分を酸化する酸化分解作用に必要な酸素の供給は、小さな気泡にして該ばっ気槽に送り込むことが大切である。小さな気泡は水との接触面積を大きくし、酸素の水に対する溶解効率を高める。
【0065】
前記ばっ気槽3、及びばっ気槽4内に空気を送り込む装置として、セラミック製、合成樹脂製などの材質で出来た板状の散気板や筒状の散気筒などからなる散気装置を用いる。
【0066】
前記散気装置は、該ばっ気槽3、及びばっ気槽4内の底部、或いは下部に設置して、送風機により空気を送りこむ。該散気装置から、吹き上がる小さな気泡がばっ気槽内の排水に旋回流を与え、排水全体が撹拌され、酸素が充分に排水に供給されるようになっている。
【0067】
該散気装置は、該ばっ気槽3、及びばっ気槽4内に存在する好気性微生物群が有機性排水中の有機成分を酸化分解作用に必要な酸素供給と該好気性微生物群が排水中に供給された酸素を十分に取り込めるように排水を撹拌する二つの役割を兼ねている。
【0068】
前記散気装置によって送り込まれた酸素と排水に溶解した酸素との酸素溶解効率は、通常5%から15%程度である。以上のような小気泡式散気装置の他に「表面機械ばっ気方式」、或いは空気の代わりに純酸素を用いる「純酸素ばっ気方式」などがある。
【0069】
前記ばっ気槽の数は、有機性排水の流入量や有機性排水中の有機成分濃度に応じて、1槽の場合もあれば、更に複数のばっ気槽を設ける場合もある。
【0070】
最後のばっ気槽4内を排出した好気性微生物群と有機性排水との混合液は、そのまま次の沈殿分離槽に流入する。該沈殿分離槽では、該混合液の攪拌などはなく静止状態なので、好気性微生物群は大きなかたまりに凝集して沈降し、浄化された上澄みだけが浄化処理水として浄化水用排出管16の浄化排出口7から排出される。
【0071】
前記沈殿分離槽で沈降濃縮した好気性微生物群(活性汚泥)は、汚泥返送管15を介して、汚泥返送用ポンプ21により、最初のばっ気槽3内に戻される。
【0072】
この返送された汚泥は、再び有機性排水中の有機成分の酸化分解に用いるが、この過程で増殖した分は、系外に除去しないと全体のバランスが取れなくなる。該ばっ気槽3、及びばっ気槽4内の汚泥が余り濃くなると、酸素の供給が追いつかなくなったりする。
【0073】
以上のように、従来の活性汚泥法において、有機性排水処理装置の流量調整槽1とばっき槽3の間に塔式オゾン接触槽2を新設し、化学的な処理を予め加えることで、有機性排水中の難分解性の有機成分も完全に浄化処理することができ、従来の活性汚泥法における大規模なばっ気槽の設備がコンパクトになり、設置費用や設置場所及び運転費も軽減し全体的に浄化処理の効率向上につながる有機性排水処理装置を提供するものである。
【0074】
【実施例】
上記発明の前記塔式オゾン接触槽2を新設した有機性排水処理装置Aを用いて有機性排水中の難分解性有機成分としてエステル系、及びケトン系有機溶剤を用いて、オゾンによる酸化分解の効果を実施例に基づいて説明する。
【0075】
<実施例1>
図1に示すように、有機性排水流入口6をもつ、有機性排水用流入管8を流量調整槽1の流入側に接続し、有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤を混合して混合液にする混合ポンプ10と前記流量調整槽1とを接続管9を介して接続し、該混合ポンプ10と混合ポンプ10から送流される前記混合液中に含まれる有機成分とオゾン及び酸化反応促進剤を均一にさらに接触混合させて該有機成分を完全に酸化分解するための塔式オゾン接触槽2とを接続管11を介して接続し、該塔式オゾン接触槽2とばっ気槽3とを接続管12を介して接続し、該ばっ気槽3とばっ気槽4とを接続管13を介して接続し、該ばっ気槽4と沈殿分離槽5とを接続管14を介して接続し、該沈殿分離槽5の排出側に浄化水排出口7をもつ、浄化水用排出管16を設け、更に汚泥再利用の為、前記ばっ気槽3の底部と前記沈殿分離槽5の底部とを汚泥返送管15を介して接続し、該汚泥返送管15の任意の位置に汚泥返送用ポンプ21を設けた。
【0076】
次に、前記流量調整槽1と前記混合ポンプ10とを接続する接続管9の中間位置に前記酸化反応促進剤を注入する酸化反応促進剤注入管17を設け、更に前記混合ポンプ10のポンプ本体上部にオゾンを注入するオゾン注入管18を設けた。
【0077】
次に、図2に示すように前記混合液をさらに均一に接触混合し、該難分解性有機成分を完全に分解するため、前記塔式オゾン接触槽2の底部内壁に前記混合液を前記接触槽2内の円周方向に噴射する噴流ノズル2bを設けた。
【0078】
更に、前記塔式オゾン接触槽2内の底部から上部へと前記混合液を旋回上昇させながら、前記混合液中の難分解性有機成分とオゾン及び酸化反応促進剤をさらに均一に接触混合させ、該難分解性有機成分を完全に分解するために該塔式オゾン接触槽2の内部に等間隔で複数の旋回案内板2aを設けた。
【0079】
上記のような有機性排水処理装置Aを用いて、難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤を含んだ有機性排水を流量調整槽1の流入側に設けられた有機性排水用流入管8の有機性排水流入口6から、流量調整槽1に流入させた。
【0080】
次に、前記流量調整槽1と前記混合ポンプ10とを接続する接続管9の中間位置に設けた酸化反応促進剤注入管17の酸化反応促進剤注入口19から、酸化反応促進剤として5ppmの過酸化水素を注入した。
【0081】
更に前記混合ポンプ10のポンプ本体上部に設けたオゾンを注入するオゾン注入管18のオゾン注入口20から、有機性排水中の難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤を酸化分解するためのオゾンを10ppm注入した。
【0082】
次に、該混合ポンプ10によって、難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤を含む有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤である過酸化水素を十分に混合し、該混合液を混合ポンプ10と接続管11を介して接続した、塔式オゾン接触槽2内の底部の内壁に設けられた、噴流ノズル2bから前記混合液を前記接触槽2内の円周方向に噴射した。
【0083】
次に、前記塔式オゾン接触槽2の内部に等間隔で設けた複数の旋回案内板2aにより、
前記混合液を底部から上部へと旋回上昇させながら、前記混合液中の難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤とオゾン及び酸化反応促進剤である過酸化水素をさらに均一に接触混合させた。
【0084】
前記有機性排水中の難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤を含む有機性排水1L当たり、毎分20mgから30mgの割合でオゾンばっ気実験を繰り返した。
【0085】
図3及び図4に示すように、オゾンばっ気の経過時間と共に、有機性排水中のBOD値及びCOD値の平均値は減少し、明らかに有機性排水中の難分解性有機成分であるエステル系、及びケトン系有機溶剤の分子間結合がオゾンによって酸化分解されていることが測定された。
【0086】
前記BOD値のBODとは、生物化学的酸素要求量(BiochemicalOxygen Demand)の頭文字をとったもので、生活排水など溶解性有機物で汚染された水の汚れ具合を数字で表したものである。汚れの全成分を分析することは現実問題として不可能なので、全体が大きく把握できる表示法として提案された一つの指標である。数字が小さければきれいな水で、大きければ汚れた水である。
【0087】
BODは、JIS K0102 工場排水試験方法では、「生物化学的酸素消費量とは、水中の好気性微生物によって消費される溶存酸素の量をいう。試料を希釈水で希釈し、20℃で5日間放置したとき消費される溶存酸素の量で表す」と明記されている。尚、溶解性有機物であっても水溶性の合成高分子のように微生物に分解されないものは検出されないのは当然である。
【0088】
次に、 前記COD値のCODとは、化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand)の頭文字をとったもので、微生物を用いないで酸化剤という薬品を用いて、その汚水が酸化剤の中の酸素をどのくらい消費するかということを数値化して、汚水の汚れ具合を表わそうとするものである。
【0089】
COD値の測定は、我が国では、酸化剤として過マンガン酸カリウムを用い硫酸酸性下、100℃で30分間反応させる方法を採用している。
【0090】
【発明の効果】
従来の活性汚泥法において、前処理設備として流量調整槽とばっ気槽の間に塔式オゾン接触槽を新規に設けることにより、難分解性有機成分を含む有機性排水でも、浄化処理が容易になり、且つ全体の設備もコンパクトになり、設置費用や設置場所及び運転費も軽減し、全体的に浄化処理の効率向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機性排水処理装置Aの基本構成図である。
【図2】本発明に係る有機性排水処理装置において、混合液を噴射する噴流ノズルと混合液の接触混合用に複数の旋回案内板を設けた塔式オゾン接触槽内の原理模式図である。
【図3】本発明に係る有機性排水処理装置において、エステル系、及びケトン系有機溶剤を含有した有機性排水のBOD値のオゾンばっ気による減少と減少率を示す図表である。
【図4】本発明に係る有機性排水処理装置において、エステル系、及びケトン系有機溶剤を含有した有機性排水のCOD値のオゾンばっ気による減少と減少率を示す図表である。
【図5】従来技術に係る有機性排水処理装置の基本構成図である。
【符号の説明】
A・・・本発明の有機性排水処理装置
B・・・従来の有機性排水処理装置
1・・・流量調整槽
2・・・塔式オゾン接触槽  2a・・・旋回案内板  2b・・・噴流ノズル
3・・・ばっ気槽
4・・・ばっ気槽
5・・・沈降分離槽
6・・・有機性排水流入口
7・・・浄化水排出口
8・・・有機性排水用流入管
9・・・接続管
10・・・混合用ポンプ
11・・・接続管
12・・・接続管
13・・・接続管
14・・・接続管
15・・・汚泥返送管
16・・・浄化水用排出管
17・・・酸化反応促進剤注入管
18・・・オゾン注入管
19・・・酸化反応促進剤注入口
20・・・オゾン注入口
21・・・汚泥返送用ポンプ

Claims (5)

  1. 有機性排水用流入管を流量調整槽の流入側に接続し、有機性排水とオゾン及び酸化反応促進剤を混合して混合液にする混合ポンプと前記流量調整槽とを接続管を介して接続し、該混合ポンプと混合ポンプから送流される前記混合液中に含まれる有機成分とオゾン及び酸化反応促進剤をさらに均一に接触混合させて該有機成分を完全に酸化分解するための塔式オゾン接触槽とを接続管を介して接続し、該塔式オゾン接触槽とばっ気槽とを接続管を介して接続し、該ばっ気槽とばっ気槽とを接続管を介して接続し、該ばっ気槽と沈殿分離槽とを接続管を介して接続し、該沈殿分離槽の排出側に浄化水用排出管を設け、更に汚泥再利用の為、前記ばっ気槽の底部と前記沈殿分離槽の底部とを汚泥返送管を介して接続し、該汚泥返送管の任意の位置に汚泥返送用ポンプを設けたことを特徴とする有機性排水処理装置。
  2. 請求項1記載の有機性排水処理装置において、前記混合ポンプの任意の位置に有機性排水中に含まれる有機成分を酸化分解するオゾンを注入するオゾン注入管を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の有機性排水処理装置において、前記流量調整槽と前記混合ポンプとを接続する接続管の任意の位置に有機性排水中に含まれる有機成分とオゾンとの酸化分解反応を促進する触媒として酸化反応促進剤を注入する酸化反応促進剤注入管を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の有機性排水処理装置において、前記塔式オゾン接触槽の底部内壁の任意の位置に、前記混合液を前記接触槽内の円周方向に噴射する噴流ノズルを設けたことを特徴とする有機性排水処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の有機性排水処理装置において、前記塔式オゾン接触槽の内部の任意の位置に、前記混合液を旋回上昇させるための複数の旋回案内板を設けたことを特徴とする有機性排水処理装置。
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