JP2004016335A - まな板の支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる厚さや長さのまな板を安定して支持する。
【解決手段】幅方向に離間する一対の棚柱24,24に係止した棚受金具26,26に、まな板立て30のサポート材32が載置される。サポート材32には、長孔と切欠36とからなる係合部が、その幅方向に所定間隔で形成される。そして、ガイドバー34の被係合部を係合部に係合することで、該ガイドバー34はサポート材32に装着される。幅方向に隣り合うガイドバー34,34間に、まな板28が立てた姿勢で収容支持される。サポート材32は上下方向に位置調節可能で、かつガイドバー34は幅方向に位置調節可能に構成され、まな板28の厚さや長さに応じて各部材を調節することで、該まな板28を常に安定して支持することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】幅方向に離間する一対の棚柱24,24に係止した棚受金具26,26に、まな板立て30のサポート材32が載置される。サポート材32には、長孔と切欠36とからなる係合部が、その幅方向に所定間隔で形成される。そして、ガイドバー34の被係合部を係合部に係合することで、該ガイドバー34はサポート材32に装着される。幅方向に隣り合うガイドバー34,34間に、まな板28が立てた姿勢で収容支持される。サポート材32は上下方向に位置調節可能で、かつガイドバー34は幅方向に位置調節可能に構成され、まな板28の厚さや長さに応じて各部材を調節することで、該まな板28を常に安定して支持することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、まな板の支持構造に関し、更に詳細には、例えば消毒保管庫の内部に配設されて、異なる厚さまたは長さのまな板を支持できる支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
庫内に設けた収納部に熱風を強制循環することで、収納部に収納されている食器やまな板等の物品を加熱して消毒および乾燥するよう構成された消毒保管庫でまな板の消毒・乾燥を行なう場合は、前記収納部の内部に、図7および図8に示す如ような、専用のまな板収容棚2を配設している。このまな板収容棚2は、図8に示す如く、線材を平面矩形状に形成した枠体14と、まな板18を収容支持し得る間隔で幅方向に一定間隔で離間するよう枠体14に立設された複数の仕切材16と、前記枠体14の下面に固定された井桁状の棚部材12とから構成される。そして、前記収納部の幅方向に対向する両側板4,4に配設した4つの棚柱6に夫々係止した棚受金具8上に、前記棚部材12を載置することで、該まな板収容棚2が収納部内に設置される。なお、前記仕切材16は、線材を折曲成形したものであって、幅方向に離間した一対の仕切材16,16の間に、まな板18を立てた姿勢で収容支持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記まな板18の厚さおよび長さ(立てた状態での高さ)は、1種類ではなく、使用用途や使用場所等に合わせて様々な種類のものが使われている。しかるに、前記まな板収容棚2は、図7および図8に示す如く、前記枠体14に対して仕切材16は一体に構成されて、該仕切材16の離間幅および高さを変更することはできなかった。従って、まな板18の厚さおよび長さに合わせて仕切材16の離間幅や高さを設定した複数種類のまな板収容棚2を用意する必要があり、在庫管理が煩雑となる問題がある。
【0004】
また、前述したように仕切材16の離間幅や高さを客先では変更し得ないため、まな板18の厚さや長さに合っていないまな板収容棚2を使用することで、まな板18が安定して支持されなかったり、あるいは仕切材16が変形してしまう問題を招くことがある。更に、枠体14上に複数の仕切材16を立設してあるため、洗浄にも手間が掛かる難点が指摘される。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係るまな板の支持構造に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、異なる厚さや長さのまな板を安定して支持し得るまな板の支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、
保管庫の内部にまな板を支持する構造であって、
前記保管庫の内部に配設されて幅方向に延在する保持部材と、
前記保持部材の幅方向に離間して形成された複数の係合部と、
線材を折曲して形成され、前記係合部に対して被係合部を係脱可能に係合することで前記保持部材に着脱可能に装着される複数のガイド部材とから構成され、
前記保持部材に装着されて幅方向に隣り合う一対のガイド部材間に、前記まな板を収容支持するよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施例に係るまな板の支持構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下説明する。
【0008】
図1および図2は、実施例に係るまな板の支持構造が採用される消毒保管庫を示す概略図である。該消毒保管庫(保管庫)20は、内部に設けた収納部21に、ヒータと熱交換して加熱した熱風を送風機(何れも図示せず)を用いて強制循環することで、該収納部21に収納したまな板28や食器等を加熱して消毒・乾燥するよう構成される。なお、消毒保管庫20の前側には開口部が開設され、該開口部を介して収納部21に対するまな板28や食器等の出し入れが行なわれる。
【0009】
前記収納部21の幅方向に対向する両側板22,22の夫々には、前後方向に離間して2本の棚柱(支柱)24,24が、該収納部21の略全高に亘って取り付けられている。各棚柱24には、その上下方向に所定間隔で複数の係止孔24aが設けてあり、この係止孔24aを利用して後述するサポート材32が載置される棚受金具26が着脱可能に係止されるようになっている。
【0010】
前記棚受金具26は、棚柱24側に開放する略V字状に形成されると共に、その上下の開放端には、図3に示す如く、前記上下の係止孔24a,24aに係脱可能に係止し得る係止爪26aが夫々形成されている。この棚受金具26は、各係止爪26aを対応する係止孔24aに係止することで、その水平部を収納部内側に延出した姿勢で棚柱24の所定の高さ位置に取り付けられる。そして、実施例では、収納部21の奥側において幅方向に対向する2本の棚柱24,24の同一高さ位置に取り付けられた2個の棚受金具26,26に、まな板立て30のサポート材32が着脱可能に載置されるよう構成される。
【0011】
前記まな板立て30は、前記一対の棚受金具26,26上に着脱可能に載置される保持部材としてのサポート材32と、該サポート材32に対して着脱可能に装着される複数のガイドバー(ガイド部材)34とから基本的に構成される。前記サポート材32は、図3〜図6に示す如く、幅方向(長手方向)の端面において下方に開放するコ字状に形成され、その幅方向の両端部において、前後に垂下する垂下部32a,32b間に挿入された棚受金具26に水平部32cが載置されるようになっている。後垂下部32bは、前垂下部32aより長く垂下するよう設定されると共に、該後垂下部32bには、上端部が半円状で下端が開放する切欠36が、幅方向に一定間隔で形成されている。またサポート材32の水平部32cには、該水平部32cの前後方向を長辺とする長孔38が、前記各切欠36と鉛直面で対になる関係で開設されている。そして、この対となる切欠36と長孔38とが、当該サポート材32に対してガイドバー34を装着するための係合部40となる。
【0012】
前記ガイドバー34は、図5および図6に示す如く、1本の直線状の線材における前端部(一方の端部)を下側に向けて略直角に折曲すると共に、後端部(他方の端部)を下側に向けてL字状に折曲形成したものであって、このL字状部分が前記サポート材32に対する被係合部42として構成される。すなわち、被係合部42をサポート材32の長孔38に上側から挿入し、該被係合部42の水平部位42aを後垂下部32bの切欠36に係合することで、該ガイドバー34がサポート材32に装着されるようになっている。このときガイドバー34の直線部と前端垂直部とからなる支持部44が、前方に所定長さだけ延出する。そして、サポート材32に2本以上のガイドバー34を係止することにより、まな板立て30が構成され、幅方向に隣り合うガイドバー34,34の支持部44,44間にまな板28を立てた姿勢で収容支持するよう構成される。
【0013】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るまな板の支持構造の作用について説明する。前記消毒保管庫20の両側板22,22において、奥側で幅方向に対向する一対の棚柱24,24の夫々において、高さが同じとなるよう上下方向に離間する位置に棚受金具26を夫々取付ける。そして、上方または下方において高さが同じとなる一対の棚受金具26,26間に、夫々前記まな板立て30のサポート材32を載置する。すなわち、実施例では前記収納部21の高さ方向に2組のまな板立て30,30が配設される。なお、サポート材32は、幅方向の両端部において前後の垂下部32a,32bの間に棚受金具26が挿入されるから、当該まな板立て30の前後方向の移動は両棚受金具26,26により規制される。
【0014】
前記サポート材32に対し、前記複数のガイドバー34を幅方向に所定間隔離間した位置において、前記係合部40に被係合部42を係合することで装着する。そして、前記消毒保管庫20の開口部から収納部21に立てた姿勢で入れたまな板28を、図1に示す如く、上下のまな板立て30,30において幅方向に隣り合う一対のガイドバー34,34間に収容することで、該まな板28は上下2箇所で安定的に支持される。なお、サポート材32に対してガイドバー34は、係合部40における切欠36と長孔38に被係合部42の対応する水平部位42aと垂直部位42bとが夫々係合して幅方向の位置ずれは抑制されているから、まな板28を幅方向の両側から安定して支持し得る。また、ガイドバー34は、一本の線材を折曲形成して構成したものであるので、製造が容易で製造コストを低減することができる。
【0015】
前記まな板28は、サポート材32に当たる位置までしか奥に挿入できないので、まな板28が庫内背板と接触することは防止され、収納部21における熱風の循環通路を確保することができる。また、まな板立て30は略全体が開放されているから、循環している熱風は消毒保管庫20内を円滑に流通し、まな板28の消毒および乾燥は効率的に行なわれる。
【0016】
前記サポート材32に対してガイドバー34は、前記係合部40の形成間隔で幅方向に位置調節可能であるから、異なる厚みのまな板28を支持する場合にも簡単に対応することができる。すなわち、厚みの異なる各種まな板28に合わせた仕様のまな板立て30を用意する必要はなく、在庫管理を簡略化することができる。また、客先においてもガイドバー34の離間幅を選択変更できるため、狭い離間幅のガイドバー34,34間にまな板28を無理に収容してガイドバー34,34を変形させたり、あるいは広い離間幅のガイドバー34,34間にまな板28を収容して不安定な支持状態となるのを防止し、常に安定的にまな板28を収容支持し得る。なお、図1に示す如く、複数のガイドバー34の離間幅を異なるよう設定することで、異なる厚さのまな板28を支持することも可能となる。しかも、ガイドバー34はボルト等で固定されていないので、工具等を用いることなく、簡単に位置調節を行なうことができる。
【0017】
また、前記まな板立て30は、前記棚柱24に対する棚受金具26の取付け位置を変更することで、上下方向の位置を調節し得るから、長いまな板28を支持する場合は、上下のまな板立て30,30の配設間隔を広くすることで、該まな板28を安定して支持し得る。なお、実施例のように2組のまな板立て30,30でまな板28を支持するよう構成したことで、各まな板立て30のガイドバー34の高さ寸法を短かくしてもまな板28を安定して支持することができ、材料費を低減することができる。
【0018】
前記サポート材32に対するガイドバー34の着脱、および棚受金具26に対するサポート材32の着脱は何れも簡単に行ない得るから、まな板立て30または収納部21の洗浄を容易に行ない得る。なお、実施例のまな板立て30は、皿等の食器を収納して消毒および乾燥するための消毒保管庫20に標準で配設されている棚柱24や棚受金具26に載置可能に構成されており、まな板立て30のための専用の棚柱や棚受金具を配設する必要がなく、既設の消毒保管庫20にも取付けることができる。
【0019】
実施例では、まな板の支持構造を消毒保管庫に採用する場合で説明したが、まな板を単に収容保管するための保管庫等、その他の保管庫に採用してもよい。また、実施例では収納部に上下2段でまな板立てを配設してまな板を上下2箇所で支持するよう構成したが、まな板の長さ寸法によっては、1つまたは3つ以上のまな板立てで支持するよう構成してもよい。更に、実施例ではサポート材に設ける係合部を長孔と切欠とで構成したが、何れをも長孔とすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るまな板の支持構造によれば、保持部材に対してガイド部材の装着位置を幅方向に調節可能に構成したから、厚さの異なるまな板を安定して支持することができる。すなわち、厚みの異なる各種まな板に合わせた仕様を設定する必要はなく、在庫管理を簡略化し得る。また、客先においてもガイド部材の離間幅を選択変更できるため、まな板の支持が不安定となったりガイド部材が変形されることを防止し得る。更に、保持部材を上下方向に位置調節可能に構成したことで、長さの異なるまな板も安定して支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るまな板の支持構造が採用される消毒保管庫の概略正面図である。
【図2】実施例に係る消毒保管庫の概略縦断側面図である。
【図3】実施例に係るまな板立てを示す正面図である。
【図4】実施例に係るまな板立てを示す平面図である。
【図5】実施例に係るまな板立てを示す側面図である。
【図6】実施例に係るまな板立てを示す要部概略斜視図である。
【図7】従来の技術に係るまな板収容棚を示す正面図である。
【図8】従来の技術に係るまな板収容棚を示す平面図である。
【符号の説明】
20 消毒保管庫,24 棚柱(支柱),28 まな板
32 サポート材(保持部材),34 ガイドバー(ガイド部材)
40 係合部,42 被係合部
【発明の属する技術分野】
この発明は、まな板の支持構造に関し、更に詳細には、例えば消毒保管庫の内部に配設されて、異なる厚さまたは長さのまな板を支持できる支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
庫内に設けた収納部に熱風を強制循環することで、収納部に収納されている食器やまな板等の物品を加熱して消毒および乾燥するよう構成された消毒保管庫でまな板の消毒・乾燥を行なう場合は、前記収納部の内部に、図7および図8に示す如ような、専用のまな板収容棚2を配設している。このまな板収容棚2は、図8に示す如く、線材を平面矩形状に形成した枠体14と、まな板18を収容支持し得る間隔で幅方向に一定間隔で離間するよう枠体14に立設された複数の仕切材16と、前記枠体14の下面に固定された井桁状の棚部材12とから構成される。そして、前記収納部の幅方向に対向する両側板4,4に配設した4つの棚柱6に夫々係止した棚受金具8上に、前記棚部材12を載置することで、該まな板収容棚2が収納部内に設置される。なお、前記仕切材16は、線材を折曲成形したものであって、幅方向に離間した一対の仕切材16,16の間に、まな板18を立てた姿勢で収容支持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記まな板18の厚さおよび長さ(立てた状態での高さ)は、1種類ではなく、使用用途や使用場所等に合わせて様々な種類のものが使われている。しかるに、前記まな板収容棚2は、図7および図8に示す如く、前記枠体14に対して仕切材16は一体に構成されて、該仕切材16の離間幅および高さを変更することはできなかった。従って、まな板18の厚さおよび長さに合わせて仕切材16の離間幅や高さを設定した複数種類のまな板収容棚2を用意する必要があり、在庫管理が煩雑となる問題がある。
【0004】
また、前述したように仕切材16の離間幅や高さを客先では変更し得ないため、まな板18の厚さや長さに合っていないまな板収容棚2を使用することで、まな板18が安定して支持されなかったり、あるいは仕切材16が変形してしまう問題を招くことがある。更に、枠体14上に複数の仕切材16を立設してあるため、洗浄にも手間が掛かる難点が指摘される。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係るまな板の支持構造に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、異なる厚さや長さのまな板を安定して支持し得るまな板の支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、
保管庫の内部にまな板を支持する構造であって、
前記保管庫の内部に配設されて幅方向に延在する保持部材と、
前記保持部材の幅方向に離間して形成された複数の係合部と、
線材を折曲して形成され、前記係合部に対して被係合部を係脱可能に係合することで前記保持部材に着脱可能に装着される複数のガイド部材とから構成され、
前記保持部材に装着されて幅方向に隣り合う一対のガイド部材間に、前記まな板を収容支持するよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施例に係るまな板の支持構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下説明する。
【0008】
図1および図2は、実施例に係るまな板の支持構造が採用される消毒保管庫を示す概略図である。該消毒保管庫(保管庫)20は、内部に設けた収納部21に、ヒータと熱交換して加熱した熱風を送風機(何れも図示せず)を用いて強制循環することで、該収納部21に収納したまな板28や食器等を加熱して消毒・乾燥するよう構成される。なお、消毒保管庫20の前側には開口部が開設され、該開口部を介して収納部21に対するまな板28や食器等の出し入れが行なわれる。
【0009】
前記収納部21の幅方向に対向する両側板22,22の夫々には、前後方向に離間して2本の棚柱(支柱)24,24が、該収納部21の略全高に亘って取り付けられている。各棚柱24には、その上下方向に所定間隔で複数の係止孔24aが設けてあり、この係止孔24aを利用して後述するサポート材32が載置される棚受金具26が着脱可能に係止されるようになっている。
【0010】
前記棚受金具26は、棚柱24側に開放する略V字状に形成されると共に、その上下の開放端には、図3に示す如く、前記上下の係止孔24a,24aに係脱可能に係止し得る係止爪26aが夫々形成されている。この棚受金具26は、各係止爪26aを対応する係止孔24aに係止することで、その水平部を収納部内側に延出した姿勢で棚柱24の所定の高さ位置に取り付けられる。そして、実施例では、収納部21の奥側において幅方向に対向する2本の棚柱24,24の同一高さ位置に取り付けられた2個の棚受金具26,26に、まな板立て30のサポート材32が着脱可能に載置されるよう構成される。
【0011】
前記まな板立て30は、前記一対の棚受金具26,26上に着脱可能に載置される保持部材としてのサポート材32と、該サポート材32に対して着脱可能に装着される複数のガイドバー(ガイド部材)34とから基本的に構成される。前記サポート材32は、図3〜図6に示す如く、幅方向(長手方向)の端面において下方に開放するコ字状に形成され、その幅方向の両端部において、前後に垂下する垂下部32a,32b間に挿入された棚受金具26に水平部32cが載置されるようになっている。後垂下部32bは、前垂下部32aより長く垂下するよう設定されると共に、該後垂下部32bには、上端部が半円状で下端が開放する切欠36が、幅方向に一定間隔で形成されている。またサポート材32の水平部32cには、該水平部32cの前後方向を長辺とする長孔38が、前記各切欠36と鉛直面で対になる関係で開設されている。そして、この対となる切欠36と長孔38とが、当該サポート材32に対してガイドバー34を装着するための係合部40となる。
【0012】
前記ガイドバー34は、図5および図6に示す如く、1本の直線状の線材における前端部(一方の端部)を下側に向けて略直角に折曲すると共に、後端部(他方の端部)を下側に向けてL字状に折曲形成したものであって、このL字状部分が前記サポート材32に対する被係合部42として構成される。すなわち、被係合部42をサポート材32の長孔38に上側から挿入し、該被係合部42の水平部位42aを後垂下部32bの切欠36に係合することで、該ガイドバー34がサポート材32に装着されるようになっている。このときガイドバー34の直線部と前端垂直部とからなる支持部44が、前方に所定長さだけ延出する。そして、サポート材32に2本以上のガイドバー34を係止することにより、まな板立て30が構成され、幅方向に隣り合うガイドバー34,34の支持部44,44間にまな板28を立てた姿勢で収容支持するよう構成される。
【0013】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るまな板の支持構造の作用について説明する。前記消毒保管庫20の両側板22,22において、奥側で幅方向に対向する一対の棚柱24,24の夫々において、高さが同じとなるよう上下方向に離間する位置に棚受金具26を夫々取付ける。そして、上方または下方において高さが同じとなる一対の棚受金具26,26間に、夫々前記まな板立て30のサポート材32を載置する。すなわち、実施例では前記収納部21の高さ方向に2組のまな板立て30,30が配設される。なお、サポート材32は、幅方向の両端部において前後の垂下部32a,32bの間に棚受金具26が挿入されるから、当該まな板立て30の前後方向の移動は両棚受金具26,26により規制される。
【0014】
前記サポート材32に対し、前記複数のガイドバー34を幅方向に所定間隔離間した位置において、前記係合部40に被係合部42を係合することで装着する。そして、前記消毒保管庫20の開口部から収納部21に立てた姿勢で入れたまな板28を、図1に示す如く、上下のまな板立て30,30において幅方向に隣り合う一対のガイドバー34,34間に収容することで、該まな板28は上下2箇所で安定的に支持される。なお、サポート材32に対してガイドバー34は、係合部40における切欠36と長孔38に被係合部42の対応する水平部位42aと垂直部位42bとが夫々係合して幅方向の位置ずれは抑制されているから、まな板28を幅方向の両側から安定して支持し得る。また、ガイドバー34は、一本の線材を折曲形成して構成したものであるので、製造が容易で製造コストを低減することができる。
【0015】
前記まな板28は、サポート材32に当たる位置までしか奥に挿入できないので、まな板28が庫内背板と接触することは防止され、収納部21における熱風の循環通路を確保することができる。また、まな板立て30は略全体が開放されているから、循環している熱風は消毒保管庫20内を円滑に流通し、まな板28の消毒および乾燥は効率的に行なわれる。
【0016】
前記サポート材32に対してガイドバー34は、前記係合部40の形成間隔で幅方向に位置調節可能であるから、異なる厚みのまな板28を支持する場合にも簡単に対応することができる。すなわち、厚みの異なる各種まな板28に合わせた仕様のまな板立て30を用意する必要はなく、在庫管理を簡略化することができる。また、客先においてもガイドバー34の離間幅を選択変更できるため、狭い離間幅のガイドバー34,34間にまな板28を無理に収容してガイドバー34,34を変形させたり、あるいは広い離間幅のガイドバー34,34間にまな板28を収容して不安定な支持状態となるのを防止し、常に安定的にまな板28を収容支持し得る。なお、図1に示す如く、複数のガイドバー34の離間幅を異なるよう設定することで、異なる厚さのまな板28を支持することも可能となる。しかも、ガイドバー34はボルト等で固定されていないので、工具等を用いることなく、簡単に位置調節を行なうことができる。
【0017】
また、前記まな板立て30は、前記棚柱24に対する棚受金具26の取付け位置を変更することで、上下方向の位置を調節し得るから、長いまな板28を支持する場合は、上下のまな板立て30,30の配設間隔を広くすることで、該まな板28を安定して支持し得る。なお、実施例のように2組のまな板立て30,30でまな板28を支持するよう構成したことで、各まな板立て30のガイドバー34の高さ寸法を短かくしてもまな板28を安定して支持することができ、材料費を低減することができる。
【0018】
前記サポート材32に対するガイドバー34の着脱、および棚受金具26に対するサポート材32の着脱は何れも簡単に行ない得るから、まな板立て30または収納部21の洗浄を容易に行ない得る。なお、実施例のまな板立て30は、皿等の食器を収納して消毒および乾燥するための消毒保管庫20に標準で配設されている棚柱24や棚受金具26に載置可能に構成されており、まな板立て30のための専用の棚柱や棚受金具を配設する必要がなく、既設の消毒保管庫20にも取付けることができる。
【0019】
実施例では、まな板の支持構造を消毒保管庫に採用する場合で説明したが、まな板を単に収容保管するための保管庫等、その他の保管庫に採用してもよい。また、実施例では収納部に上下2段でまな板立てを配設してまな板を上下2箇所で支持するよう構成したが、まな板の長さ寸法によっては、1つまたは3つ以上のまな板立てで支持するよう構成してもよい。更に、実施例ではサポート材に設ける係合部を長孔と切欠とで構成したが、何れをも長孔とすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るまな板の支持構造によれば、保持部材に対してガイド部材の装着位置を幅方向に調節可能に構成したから、厚さの異なるまな板を安定して支持することができる。すなわち、厚みの異なる各種まな板に合わせた仕様を設定する必要はなく、在庫管理を簡略化し得る。また、客先においてもガイド部材の離間幅を選択変更できるため、まな板の支持が不安定となったりガイド部材が変形されることを防止し得る。更に、保持部材を上下方向に位置調節可能に構成したことで、長さの異なるまな板も安定して支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るまな板の支持構造が採用される消毒保管庫の概略正面図である。
【図2】実施例に係る消毒保管庫の概略縦断側面図である。
【図3】実施例に係るまな板立てを示す正面図である。
【図4】実施例に係るまな板立てを示す平面図である。
【図5】実施例に係るまな板立てを示す側面図である。
【図6】実施例に係るまな板立てを示す要部概略斜視図である。
【図7】従来の技術に係るまな板収容棚を示す正面図である。
【図8】従来の技術に係るまな板収容棚を示す平面図である。
【符号の説明】
20 消毒保管庫,24 棚柱(支柱),28 まな板
32 サポート材(保持部材),34 ガイドバー(ガイド部材)
40 係合部,42 被係合部
Claims (2)
- 保管庫(20)の内部にまな板(28)を支持する構造であって、
前記保管庫(20)の内部に配設されて幅方向に延在する保持部材(32)と、
前記保持部材(32)の幅方向に離間して形成された複数の係合部(40)と、
線材を折曲して形成され、前記係合部(40)に対して被係合部(42)を係脱可能に係合することで前記保持部材(32)に着脱可能に装着される複数のガイド部材(34)とから構成され、
前記保持部材(32)に装着されて幅方向に隣り合う一対のガイド部材(34,34)間に、前記まな板(28)を収容支持するよう構成した
ことを特徴とするまな板の支持構造。 - 前記保管庫(20)の内部幅向に対向して一対の支柱(24,24)が配設され、両支柱(24,24)間に前記保持部材(32)が上下方向に位置調節可能に架設される請求項1記載のまな板の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002172698A JP2004016335A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | まな板の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002172698A JP2004016335A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | まな板の支持構造 |
Publications (1)
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---|---|
JP2004016335A true JP2004016335A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31172189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002172698A Pending JP2004016335A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | まな板の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004016335A (ja) |
-
2002
- 2002-06-13 JP JP2002172698A patent/JP2004016335A/ja active Pending
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