JP2004015471A - プロジェクタ装置及びそのガンマ調整方法 - Google Patents

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Takayuki Yamaguchi
山口 貴幸
Satoru Otomo
大伴 知
Toshiyuki Kimoto
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Abstract

【課題】単面のプロジェクタ装置、および、マルチスクリーン表示装置において、測定器具を使用せずに精度の高いガンマ調整を行う。
【解決手段】任意に選択することが可能な2つの輝度をそれぞれ持つ図形21、22で構成されており、この2つの図形の面積比が図形20中において1:1であることにより、遠方から観測した場合、図形21と図形22の持つ輝度の中間の輝度に錯視される図形20を参照し、図形20に隣接した図形19の輝度を目視で調整するガンマ調整方法である。さらに、このガンマ調整方法では、図形21もしくは図形22に同調整方法によってすでに調整済みの輝度を、輝度調整の基準となる図形に用いることにより、複数の階調の調整を行う。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は拡大した画像を投射するプロジェクタ装置に係り、特に、測定器具を使用せずにプロジェクタ装置のガンマ調整を精度良く行うことができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像表示デバイスとして主流であるCRT(Cathode Ray Tube)では、映像入力信号レベルに対する表示映像の明るさは非線形特性を有している。
図1は表示装置のガンマ特性を説明するための特性図であり、横軸は映像入力信号レベル、縦軸は表示映像の明るさを示す。図1(a)はCRT固有の映像信号に対する明るさの非線形特性を示し、図1(b)は図1(a)の非線形特性を補正するための非線形特性を示し、図1(c)は映像信号に対する明るさが直線になるように補正された場合の特性を示す特性図である。
CRTの映像入力信号レベルに対する表示映像の明るさは、図1(a)に示すような非線形特性を有している。そのため、CRTを用いている一般的なTV受像機においては、表示映像の明るさに図1(c)に示すような線形特性を持たせるために、図1(a)に示す非線形特性を打ち消す図1(b)に示す逆の特性を放送局から送信される映像信号やVTRからの映像信号に付加させている。図1(a)に示すような特性をガンマ特性、図1(b)に示すような特性を逆ガンマ特性と呼ぶ。
【0003】
近年になり、プロジェクタ装置に用いられる映像表示デバイスの主流は、焼きつきがなく、導入コストが低い等の理由により、CRTから液晶表示デバイスに移行している。しかし、液晶表示デバイスが持っている映像入力信号レベルに対する表示映像の明るさの特性は、CRTとは異なった概形の非線形特性である。そのため、図1(b)に示すな逆ガンマ特性を有している放送局からの映像信号やVTRからの映像信号を受信し、表示映像の明るさに図1(c)のような線形特性を持たせるためには、液晶表示デバイスに、液晶表示デバイス自身の持つCRTとは異なった概形の非線形特性の補正特性も含み、かつ図1(a)のような映像入力信号レベル対輝度の入出力特性を示すガンマ特性を持たせる必要がある。そこで、液晶表示デバイスの制御部にガンマ特性調整回路を設けて調整を行い、液晶表示デバイスに対して、電気的にガンマ特性を持たせている。このような調整を、ガンマ調整と呼び、この調整の対象となる変数である液晶表示デバイスに印加する電圧のディジタル値をガンマ補正値と呼ぶ。液晶表示デバイスに印加する電圧は、通常用いられるノ−マリ−ホワイトモ−ドの液晶表示デバイスでは増加させると表示映像は暗く、減少させると明るくなるが、これは感覚的に理解しづらいため、ガンマ補正値を増加させることで表示映像を明るく、減少させると表示映像を暗くなるように、ガンマ特性調整回路内部で変換している。また、この調整されたガンマ補正値を用いて入力映像信号に補正を行うことをガンマ補正と呼ぶ。
【0004】
このガンマ調に関する従来の手法を、図2を用いて説明する。
図2は表示映像の明るさを階段状に示したグレースケールの平面図である。従来の手法では、ガンマ調整を行うにあたり、プロジェクタ装置にグレースケールと呼ばれる表示映像の明るさを階段状に表現する図2に示すような図形を表示させ、紙に印刷した目標となるガンマ特性を有するグレースケールを参照し、その目標となるガンマ特性を有するグレースケール上の、ある所定の階段図形の輝度と、プロジェクタ装置に表示させているグレースケール上の、前記所定の階段図形が示す輝度が目視で一致するように調整を行っている。
このガンマ調整は、複数のプロジェクタ装置と複数のスクリーンを配置したマルチスクリーン表示装置でも同様に行なわれていた。
図3は複数のプロジェクタ装置と複数のスクリーンを配置したマルチスクリーン表示装置の概略図である。図3に示すように複数のプロジェクタ装置1a〜1dと複数のスクリーン2a〜2dを配置し、複数のスクリーン2a〜2dで1つの映像表示領域を構成して画像情報を提供するマルチスクリーン表示装置でも同様に行われる。プロジェクタ装置1a〜1dの各々について、別途用意した目標となるガンマ特性を有するグレースケールを参照して目視によりガンマ調整を行い、さらに、マルチスクリーン表示装置全体で映像の明るさに一体感が生まれるように、各スクリーン2a〜2dに表示される映像の明るさの調整を行っている。
【0005】
図4は従来の液晶表示デバイスを有するプロジェクタ装置を用いたプロジェクタの概略の構成を示すブロック図である。プロジェクタ装置40で用いられている液晶表示デバイスは、3板式透過型液晶パネルと呼ばれるものである。また、図4のプロジェクタ装置40は、内部信号制御部13、外部信号制御部14を有し、内部信号と外部信号の2系統の映像信号は切替部12で切り替えられる。内部信号制御部13では、内蔵する表示パターン映像信号生成部15で生成された図2で表されるようなグレースケールをデジタルデータとして切替部12へ出力する。また、外部制御信号部14では、外部から入力される外部入力アナログ信号18を内蔵するA/Dコンバータ16を用いてデジタルデータに変換し、切替部12へ出力する。切替部12で内部信号が選択された場合は、内部信号制御部13より出力された映像信号がガンマ補正値制御部11でガンマ補正が行われる。切替部12で外部信号が選択された場合は、外部信号制御部14により出力された映像信号がガンマ補正値制御部11でガンマ補正され、液晶パネル制御部9に入力される。
【0006】
この液晶パネル制御部9はR液晶パネル4a、G液晶パネル4b、B液晶パネル4cをそれぞれ駆動し、3板式透過型液晶パネル部4を透過する光源3からの光を、映像信号で変化させる光変調を行う。スクリーン5に表示される映像の明るさは、A/Dコンバータ16がアナログデータを8bitでデジタルデータに変換することができる場合、256階調で表現される。
また、ガンマ補正値制御部11は調整者が扱えるリモート制御部8と接続されている。調整者は、以下の手順でガンマ調整を行う。
(1)調整者(ユーザー)による指示で調整モードに入る。
(2)内部信号(グレ−スケ−ル)が出力されるように切替部12の入力切替を行う。ガンマ補正値制御部11はガンマ補正値記憶部10に記憶されているガンマ補正値を用いてガンマ補正を行い、図2に示すようなグレースケール6をスクリーン5上に出力させる。
(3)紙に印刷した基準となるガンマスケールとの比較を目視で行う。
(4)リモ−ト制御部8を介してガンマ補正値制御部11を制御し、ガンマ補正値を増減させ、基準となるガンマスケールと一致するように調整する。
以上の手順により、調整されたガンマ補正値は直ちにガンマ補正値記憶部10に記憶される。
【0007】
ガンマ補正値記憶部10には、ガンマ調整により、下記表1で示されるようなガンマ補正値が表示映像の明るさの階調毎に独立して記憶されている。
【0008】
【表1】
Figure 2004015471
この表1では、A/Dコンバータ16が8bitでデジタルデータに変換することができるものとし、それに追従するように256階調の各階調がそれぞれガンマ補正値、すなわち、各階調値に対する所定のガンマ特性に調整された輝度値を持っている。
また、プロジェクタ装置の動作に係わるこれらすべての電気回路は、マイコン17と、その内部組込ソフトウエアによって制御されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示す従来のプロジェクタ装置においては、調整者がリモート制御部8を用い、スクリーン5に表示されるグレースケール6を目視しながら、グレースケール6が別途用意した目標となるグレースケールと一致するようにガンマ補正値を変化させることで表示映像の明るさ(以下、輝度)を増減させ、調整を行っていた。しかしながら、この調整方法は各階調の調整をそれぞれ行うため時間がかかり、また、目視で行っているため調整者の熟練度に調整結果が大きく左右されることになる。さらに図3に示すような複数のプロジェクタ装置1i(iは複数のプロジェクタ装置を区別する添字)をマトリクス状に配置し、複数のスクリーン2i(プロジェクタ装置1iに対応するスクリ−ン)で一つの映像表示領域を構成し画像情報を提供するマルチスクリーン表示装置においては、マルチスクリーン表示装置全体で表示映像の一体感を持たせるため、複数のスクリーン2iに表示される輝度を揃える必要があるため、さらに調整に時間が必要であった。しかし、その長時間の調整をもってしても、マルチスクリーン表示装置全体として、表示映像の輝度が十分に揃っている結果を得ることができてはいない。そこで、輝度計等の測定器具を用いて、各階調の輝度を測定して調整を行う方法も存在するが、これは調整を行うまでの装置の設置等、準備が煩雑であり、かつ、目視による調整よりさらに時間が必要であった。
【0010】
そこで、特開平11−252589号公報には、ある図形を画面上に表示させ、肉眼で観測し、正確なガンマ調整を容易に行う方法が開示されているが、これは予め指定された1階調での調整を行うものであり、正確な調整を行えるとは言えない。
【0011】
本発明の目的は、上記した課題を解決し、測定器具を使用せず、複数の階調を調整するガンマ調整を行うことが可能なプロジェクタ装置及びプロジェクタ装置のガンマ調整技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数のプロジェクタ装置によって構成されるマルチスクリーン表示装置全体においてのガンマ調整も行うことが可能なプロジェクタ装置のガンマ調整技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、第1の発明では、プロジェクタ装置のガンマ調整方法は、所定の面積を有し、輝度を校正するための第1の図形と、相異なる輝度を表し、所定の面積を有する第2の図形と第3の図形とが交互に配置されており、所定ガンマ値のガンマ特性に対応した1つの平均輝度を示す基準用の第4の図形とを隣接して配置したガンマ調整用パターンをプロジェクタ装置のスクリ−ンに表示するステップと、該第2の図形の輝度として前回に輝度校正された該第1の図形の輝度を設定し、該第3の図形の輝度として予め定められた所定の黒輝度を設定するステップと、該第4の図形の平均輝度と今回輝度校正対象である該第1の図形の輝度とが目視で等しくなるように該第1の図形の輝度を調整するステップとを備える。
【0013】
第2の発明では、第1の発明において、該ステップの各々を逐次所定回数繰り返してガンマ調整するステップと、該所定のガンマ値と該逐次繰り返えして行うガンマ調整の調整回数とを任意に決定できるステップとを備える。
【0014】
第3の発明では、第1の発明において、該交互に配置された該第2の図形と該第3の図形が該スクリ−ンの縦方向に配列されたストライプ状である。
【0015】
第4の発明では、マルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法は、複数のプロジェクタ装置のスクリ−ンをマトリックス状に配置し、該スクリ−ン全体で1つの画面を構成するマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法であって、第1乃至3のいずれかの発明に記載のプロジェクタ装置のガンマ調整方法で複数の該プロジェクタ装置のガンマ特性を各々調整するステップと、各該プロジェクタ装置の最大表示輝度を各該プロジェクタ装置のスクリ−ン上に表示し、最も低い輝度を示すプロジェクタ装置の最大表示輝度を該マルチスクリ−ン表示装置の最大表示輝度Ysmaxとするステップと、次に、最も低い輝度を示すプロジェクタ装置を除く各プロジェクタ装置で該最大表示輝度Ysmaxと等しくなるように輝度を調整するステップと、該最大表示輝度Ysmaxと等しくなる映像信号レベルPLsmaxを第1乃至3のいずれかに記載の発明で調整した該ガンマ特性から算出し、該映像信号レベルPLsmaxを新たな映像信号の最大レベルとして該ガンマ特性を補正するステップとを備え、マルチスクリ−ン表示装置を構成する各該プロジェクタ装置間の輝度のバタツキを低減するようにする。
【0016】
第5の発明では、請求項4記載のマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法において、該プロジェクタ装置の映像信号がディジタル映像信号であって、該ディジタル映像信号の最大階調値をDLmaxとし、該映像信号のレベルPLsmaxに対応する該ディジタル映像信号の階調値をDLsmaxとする時、該ガンマ特性の補正とは、
【0017】
【数2】
Figure 2004015471
x’=x×(DLmax/DLsmax)・・・(数2)
ただし、xは任意の階調値、yは該プロジェクタ装置の表示し得る映像信号の最大階調値の輝度を1として規格化されガンマ特性のx階調値の輝度、zはガンマ値、
である上記(数1)と(数2)の両式を満足するように新たな階調値x’と輝度yとの関係式であるガンマ特性を定める。
【0018】
第6の発明では、プロジェクタ装置は、所定の面積を有し、輝度を校正するための第1の図形と、相異なる輝度を表し、所定の面積を有する第2の図形と第3の図形とが交互に配置されており、所定ガンマ値のガンマ特性に対応した1つの平均輝度を示す基準用の第4の図形とを隣接して配置し、該第2の図形の輝度として前回に輝度校正された該第1の図形の輝度を設定し、該第3の図形の輝度として予め定められた所定の黒輝度を設定するたガンマ調整用パターンを生成するパターン映像信号生成部と、該パターン映像信号生成部で生成された該ガンマ調整用パターンをスクリーンに表示する手段と、該第4の図形の平均輝度と今回輝度校正対象である該第1の図形の輝度とが目視で等しくなるように該第1の図形の輝度を調整するガンマ補正値制御部とを備える。
【0019】
第7の発明では、第6の発明において、該ガンマ補正値制御部から得られた補正されたガンマ補正値を記憶する記憶部を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について実施例を用い、図を参照して説明する。
図5は本発明によるガンマ調整用パターンの一実施例を示す平面図であり、ガンマ調整用パターン51はガンマ調整が行われる図形19と、この図形に隣接して配置されたガンマ調整用の基準図形20が示されている。図5において、図形19はガンマ補正値を校正するための校正対象となる図形であり、輝度が校正される。図形20は校正対象の図形19を校正調整するために用いられる基準図形であり、図形19に図5のように隣接して配置されている。図形20は縦ストライプ状の図形であり、輝度が異なるくし型の図形21及び図形22が交互に配列されている。図形22の輝度としては、以下の実施形態では最低輝度を用いる。
【0021】
図6は本発明によるガンマ調整方法の処理手順の一実施例を示すフローチャートである。
図7は本発明による液晶表示デバイスを有するプロジェクタ装置を用いたプロジェクタの一実施例を示す概略のブロック図である。
図4に示す従来の液晶デバイスを用いたプロジェクタ装置40と図7に示すプロジェクタ装置71の相違点は、スクリーン5上に、図5で示されるような、ガンマ調整用パターン51が投射される。ガンマ調整用パターン51では、校正対象の図形19とこの図形を校正調整するための基準図形20とが隣接して例えば上下に配置された図形となっており、スクリーン5にガンマ調整用パターン51が表示されている。
【0022】
本実施例によるガンマ調整では、表示された縦ストライプ状の輝度が異なる図形21と図形22からなる図形20の平均輝度と図形19の輝度が目視で一致するように図形19の輝度を調整して図形19の輝度を校正する。即ち、ガンマ補正値の校正を行う。そして、第1ステップの校正がおわると、校正された図19の輝度値を図形21に設定し、新たな図形20の平均輝度と新たな図形19の輝度がひとしくなるように校正する第2ステップを行う。以下、同様なステップを逐次繰り返し、ガンマ補正値の精度を向上させる。
【0023】
図7において、上記した図形19と図形20とからなるガンマ補正用パターン51がスクリ−ン上に投射される。15aは図5で示すガンマ調整用パターン51を生成する表示パターン映像信号生成部、13aは内蔵する表示パターン映像信号生成部15aで生成された図5で示されるようなガンマ補正用パターン信号を切替部12へ出力する内部信号制御部である。17aはマイコンで、プロジェクタ装置71の映像表示に係わる回路すべてを制御するものであり、マイコン17と比較して、内部信号制御部13aの制御に係わる内部組込ソフトウエアが異なる。なお、図7において、図4に同一な部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】
ところで、ガンマ値とは、プロジェクタ装置の表示し得る最大階調値の輝度を1とした時の各階調と輝度の関係を表す(数1)のzである。
【0025】
【数3】
Figure 2004015471
ここで、xは映像信号の任意の階調値、yはプロジェクタ装置の表示し得る映像信号の最大階調値の輝度を1として規格化されたx階調値の輝度を示す。なお、(数1)で示されるガンマ特性を以下規格化されたガンマ特性と称する。
【0026】
また、(数1)の表す規格化されたガンマ特性であるxとyの関係の概略図を図8、図9に示す。
図8は(数1)の表す規格化されたガンマ特性である階調値xと輝度yの関係を示す特性図である。
図9は(数1)の表す規格化されたガンマ特性である階調値xと輝度yの関係を示す特性図である。
図8及び図9において、横軸は入力信号のディジタルの階調値xを、縦軸は輝度yを表す。
図8、図9において、23a、23bはプロジェクタ装置の表示し得る最大階調値とその輝度を、24a、24bはプロジェクタの表示し得る最小階調値とその輝度を、25a、25bはプロジェクタ装置の表示し得る最大輝度に対する1/2の輝度をもつ階調値とその輝度を示す。また、図9において、26a、26bはプロジェクタ装置の表示し得る最大輝度に対する1/4の輝度をもつ階調値とその輝度を示す。
【0027】
ここで、プロジェクタ装置は256階調の輝度表現が可能なものであり、ガンマ値zがテレビ局から送信される映像信号のガンマ値である2.2であるとすると、(数1)において最大階調値=255、z=2.2となり、階調値と輝度の対応を示す概略図は図10のようになる。
図10は最大階調値が255、ガンマ値が2.2の場合の規格化されたガンマ特性図である。図において、横軸は階調値xを、縦軸は最大輝度を1として規格化された輝度yを示す。
図8、図9と図10特性を比較すると、図9(図8)と図10の階調値xと輝度yとの対応関係は(23a,23b)=(255,1.00)であり、(25a,25b)=(186,0.50)、(26a,26b)=(136,0.25)、(24a,24b)=(0,0)である。
【0028】
以下、順を追って、図5、図7、図8、図9及び図10を参照しながら図6を用いて校正の調整手順を説明する。
まず、調整を行うにあたり、ステップ61で、調整者はリモート制御部8を用い、ガンマ補正値制御部11に、ガンマ値zと(数2)に示す調整回数Nを決定する。調整回数Nは前記したガンマ校正調整の逐次ステップの総回数を示すものである。
【0029】
【数4】
Figure 2004015471
但し、n=1,2,3,…Nである。
ここで、nは前記したガンマ校正調整の逐次ステップが最初から数えて何回目であるかを示すものである。従って、nの最大値は調整回数Nに等しくなる。
【0030】
この調整回数Nについて、図10に示す例を用いて説明すると、N=1である場合、輝度yが1/2となる階調値x=186の1回のみ調整するものであり、N=2の場合は、輝度yが1/2となる階調値x=186と輝度yが1/4となる階調値136の2回の調整を行うものである。放送局から送信される映像信号やVTRからの映像信号のガンマ値は一般的に2.2であるが、他のガンマ値をもつ映像信号も存在するため、このガンマ値は任意に設定することが可能である。
また、調整を行っていない階調のガンマ補正値は、調整を行った階調のガンマ補正値をもとに補間式により演算で求めるため、調整回数Nを増加させることで正確な調整を行うことが可能になるが、その分、調整に時間がかかる。
【0031】
次に、ステップ62において、プロジェクタ装置の持つ最大階調値23aの輝度23bをR、G、B共ともに表示させ、R、G、Bの輝度を変化させ、本調整の基準となる最大階調値23aでの「白バランス」を決定する。本調整手法はR、G、Bそれぞれを独立で行うため、ステップ63では、調整を行う色を調整者が決定する。そして、ステップ64で、校正調整が一回目であることを示すためにn=1とし、図5に示すガンマ調整用パターン51を表示パターン映像信号生成部15aで生成し、図7のスクリーン5に投射する。
ここで、図5に示すガンマ調整用パターン51を90°回転させ、図形21と図形22とが横方向のストライプになるように配置すると、液晶パネルの特性上、幅の狭い横のラインを繰り返し表示させるとフリッカを引き起こす可能性があるため、ガンマ調整用の基準図形20に、幅が1ドットの縦のライン(ストライプ)を持つ図形を採用し、輝度の異なる図形21と22を交互に配置している。また、図形21と図形22は異なる輝度を持っており、これら図形21と図形22は図形20中において面積比が1:1であり、それぞれ幅1ドットの縦線であるため、スクリーン遠方からこの図形20を観測すると、図形21の輝度と図形22の輝度との中間の輝度に錯視される。この肉眼の特性を利用し、図形21にプロジェクタ装置が表示し得る最大階調値23aの輝度23b、図形22にプロジェクタ装置が表示し得る最小階調値24aの輝度24bを表示させることにより、最小階調値24aは0、輝度24bは0cd/mであるため、プロジェクタ装置における最大輝度23bに対して1/2となる輝度25bを図形20上に擬似的に表示させることができる。なお、この図形21と図形22の平均輝度である図形20の輝度と図形19の輝度が一致すれば図形19の輝度は校正されたことになる。
【0032】
ここで、25aの値は、数1より次式で求めることが可能である。
【0033】
【数5】
Figure 2004015471
そこで、図形19の階調値を数3で算出した25a、図形21の輝度を最大輝度の23b、図形22の輝度を最小輝度の24bとし、ステップ65で図形19の輝度25bが図形20の輝度と同じであるか判定する。Yesならステップ67に移行し、もし、Noで同一でないと判定される場合には、ステップ66に移行する。調整者がリモート制御部8を用いてガンマ補正値制御部11を操作し、ガンマ補正値記憶部10に記憶されているガンマ補正値テーブル表1の階調値25aに対応するガンマ補正値を変更させることで、輝度25bを変更し、図形19と図形20が同輝度と観測されるようにする。これで、階調値25aの調整を終了し、ステップ67に移行する。
ステップ67では、ステップ61で設定した調整回数Nと校正調整が何回目であるかを示すnとが等しいか判定する。Yesならステップ68に移行し、Noであればステップ69でn=n+1としてステップ65へ移行する。
ステップ65では、今回は図形21に前回の調整の終了した階調値25aの輝度25bを、図形22に階調24aの輝度24b=0cd/mを表示させることにより、プロジェクタ装置における、階調値25aの校正調整済輝度25bに対して1/2となる輝度26bをスクリーン5上の図形20に擬似的に表示することができる。
ここで、階調値26aの輝度26bは、階調値23aの輝度23bの(1/2)×(1/2)倍になるため、
【0034】
【数6】
Figure 2004015471
の関係が成立する。しかる後、図形19の階調値を数4で算出した26aとして、ガンマ補正値の変更を上記と同様におこなう。
このように、n−1番目に行った調整結果を用いて、n番目の階調の調整を行う。これらの操作をn=調整回数Nとなるまで逐次繰り返す。
これらの調整結果を表1に示すガンマ補正値記憶部10中のガンマ補正値テーブル表に上書きする。
【0035】
ここで、例として、プロジェクタ装置の持つ最大階調値23aが255、調整回数N=4であるとすると、調整の順序は表2、図10のようになる。
【0036】
【表2】
Figure 2004015471
表2はプロジェクタ装置の表示することができる表示映像の明るさの最大階調値が255、調整者の決定した調整回数が4であるときの、図形19、21、22に表示させる階調値を示す。
図10に示すように、より、1回目の調整で行った階調値x1の輝度を、2回目の調整時基準図形20における図形21の輝度に用い、2回目の調整で行った階調値x2の輝度を、3回目における調整時基準図形20の図形21の輝度に用いる。そして、3回目の調整で行った階調値x3の輝度を、4回目における調整時基準図形20の図形21の輝度に用いる。その後、実際に調整を行った階調値以外の階調のガンマ補正値は、調整を行ったガンマ補正値を用いて補間式により演算で求める。
【0037】
ステップ67で、N=nとなったら、1色の調整が終了となる。その後、ステップ68で残りの2色についても同様にステップ64からステップ67の調整を行う。以上で、単面のプロジェクタ装置のガンマ調整は終了となる。
このようにプロジェクタ装置のガンマ調整を行うことで、測定器具を使用せずに、複数の階調を調整することができ、精度の高いガンマ特性を得ることができる。
【0038】
次に、上記調整終了後のプロジェクタ装置を用いて、図3に示すようなマルチスクリーン表示装置に本調整手法を適用した実施例について図3、図11、図12を用いて説明する。
図11はマルチスクリーン表示装置において、各プロジェクタ装置のガンマ調整後、プロジェクタ装置の表示し得る表示映像の明るさにおける最大階調値の輝度を変化させた時の、各階調における補正値の最決定を示す特性図であり、横軸に階調値xを、縦軸に規格化された輝度yを示す。
なお、この図11において、30は図10で示したガンマ値が2.2,最大階調値が255の時の規格化されたガンマ特性曲線であり、31は後述する補正されたガンマ特性曲線である。
図12はマルチスクリーン表示装置のガンマ調整処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【0039】
図12において、マルチスクリ−ン表示装置ガンマ調整を開始する場合、まず、ステップ121でスクリーン2a〜2nに各プロジェクタ装置1a〜1nの表示し得る輝度の最大階調値23a(255)の輝度23b(規格化された輝度1)を表示させる。各プロジェクタ装置のスクリーン2a〜2nを目視により比較し、最も輝度が低いと思われるプロジェクタの輝度をマルチスクリ−ン表示装置の新たな最大輝度と決定し、その他の各プロジェクタ装置(2j、但し、jはプロジェクタを区別する添字)でその輝度が新たな最大輝度と同一であると観察されるように、目視しながら階調値を可変して各々検索する。階調値23aj’(jはプロジェクタを区別する添字)の時に新たな最大輝度と一致した場合、階調値23aj’と新たな最大輝度23bj’とを図6のフローチャートにおけるステップ61〜ステップ68で決定されたガンマ補正値テーブル表1に上書きせずに、ガンマ補正値記憶部10の他領域に保存する。
【0040】
次に、各々のプロジェクタ装置(2j)において、ステップ121によって得られた階調値23aj’以外のガンマ補正値を、ステップ61〜ステップ68で決定された例えばガンマ補正値テ−ブル表1で示されるような正規化されたガンマ特性のガンマ補正値と比較し、同値となるポイントを演算検索する。
例えば、ステップ121で図11の正規化されたガンマ特性30で階調値230の時マルチスクリ−ン表示装置の新たな最大輝度と一致した場合、0から合致したポイントの階調値23aj’=230まで(0≦x≦230)を23a(255)等分割して新たな256階調の階調値x’を数5で算出する。
x’=x×(23a/23aj’)=x×(255/230)………(数5)
ここで、xは階調値230以下の元の正規化された(数1)を満足するガンマ特性30の階調値である。そして、ステップ122で、xに対応するガンマ補正値y(輝度)と(数5)で算出したx’を1対1に対応させて新たな階調値x’(0、1、…23a)の新たなガンマ補正値とする。このような演算はガンマ補正値記憶部10に既に記憶されているガンマ補正値テ−ブル表1のデ−タとガンマ補正値記憶部10の他領域に保存されている23aj’とを用いて容易に行うことができる。
【0041】
図11のガンマ特性曲線31はこのようにして補正されたものである。また、この図は図10の正規化されたガンマ特性を用いて導くことができる。これは、図10では正規化されているので、階調値255の輝度が1/2となる階調値は186であり、その輝度が1/2となる階調値は136であり、さらにその輝度が1/2となる階調値は99となり、そしてその輝度が1/2となる階調値は72となる特性を利用する。
即ち、まず正規化されたガンマ特性曲線30の階調値230、輝度0.8に対応して輝度は0.8のまま階調値255にプロットする。次にこの輝度0.8の1/2となる輝度0.4を上記特性から階調値186にプロットする。次にこの輝度の1/2となる輝度0.2を同様に136にプロットし、さらに、この輝度の1/2となる輝度0.1を同様に99にプロットし、そしてこの輝度の1/2となる輝度0.05を同様に72にプロットする。上記以外のガンマ補正値は、プロットしたガンマ補正値を用いて補間式により演算で求めるのは、単体の場合と同様である。
【0042】
これらの演算結果の新たなガンマ補正値は、ガンマ補正値記憶部10に記憶されている各プロジェクタ装置の表1のデ−タに上書き保存される。以上で、マルチスクリーン表示装置のガンマ調整は終了となる。
このように、マルチスクリ−ン表示装置を構成する各プロジェクタ装置単体で行われたガンマ調整の再調整を行うことにより、マルチスクリ−ン表示装置を構成する各プロジェクタ装置間の輝度のバラツキを低減することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、測定器具、及びそれらに類する外部機器に頼ることなく、調整者が肉眼で観測することにより、複数階調のガンマ調整を行うことができる。
また、調整後のプロジェクタ装置を用いてマルチスクリーン表示装置を構成した場合、プロジェクタ装置の表示し得る最大階調値の調整のみを行うことにより、マルチスクリーン表示装置全体で整合の取れたガンマ調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置のガンマ特性を説明するための特性図である。
【図2】表示映像の明るさを階段状に示したグレースケールの平面図である。
【図3】複数のプロジェクタ装置と複数のスクリーンを配置したマルチスクリーン表示装置の概略図である。
【図4】従来の液晶表示デバイスを有するプロジェクタ装置を用いたプロジェクタの概略の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明によるガンマ調整用パターンの一実施例を示す平面図である。
【図6】本発明によるガンマ調整方法の処理手順の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明による液晶表示デバイスを有するプロジェクタ装置を用いたプロジェクタの一実施例を示す概略のブロック図である。
【図8】(数1)の表す規格化されたガンマ特性である階調値xと輝度yの関係を示す特性図である。
【図9】(数1)の表す規格化されたガンマ特性である階調値xと輝度yの関係を示す特性図である。
【図10】最大階調値が255、ガンマ値が2.2の場合の規格化されたガンマ特性図である。
【図11】マルチスクリーン表示装置において、各プロジェクタ装置のガンマ調整後、プロジェクタ装置の表示し得る表示映像の明るさにおける最大階調値の輝度を変化させた時の、各階調における補正値の最決定を示す特性図である。
【図12】マルチスクリーン表示装置のガンマ調整処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…プロジェクタ装置、2…スクリーン、3…光源、4…3板式透過型液晶パネル部、4a…R液晶パネル、4b…G液晶パネル、4c…B液晶パネル、5…スクリーン、6…グレースケール、8…リモート制御部、9…液晶パネル制御部、10…ガンマ補正値記憶部、11…ガンマ補正値制御部、12…切替部、13…内部信号制御部、13a…内部信号制御部、15…表示パターン映像信号生成部、15a…表示パターン映像信号生成部、16…A/Dコンバータ、14…外部信号制御部、17…マイコン、17a…マイコン、18…外部入力アナログ信号、19…校正対象の図形、20…基準図形、21、22…標準図形を構成するためのストライプ状の図形、23b…プロジェクタ装置の表示し得る最大輝度、23a…プロジェクタ装置の表示し得る最大階調値、24a…プロジェクタ装置の表示し得る最小階調値、24b…プロジェクタ装置の表示し得る最小輝度、25a…最大輝度に対する1/2の輝度を持つ階調値、25b…最大輝度に対する1/2の輝度、26a…最大輝度に対する1/4の輝度を持つ階調値、26b…最大輝度に対する1/4の輝度、30…ガンマ特性曲線、31…補正されたガンマ特性曲線、51…ガンマ調整用パターン。

Claims (7)

  1. 所定の面積を有し、輝度を校正するための第1の図形と、相異なる輝度を表し、所定の面積を有する第2の図形と第3の図形とが交互に配置されており、所定ガンマ値のガンマ特性に対応した1つの平均輝度を示す基準用の第4の図形とを隣接して配置したガンマ調整用パターンをプロジェクタ装置のスクリ−ンに表示するステップと、該第2の図形の輝度として前回に輝度校正された該第1の図形の輝度を設定し、該第3の図形の輝度として予め定められた所定の黒輝度を設定するステップと、該第4の図形の平均輝度と今回輝度校正対象である該第1の図形の輝度とが目視で等しくなるように該第1の図形の輝度を調整するステップとを備えることを特徴とするプロジェクタ装置のガンマ調整方法。
  2. 請求項1記載のプロジェクタ装置のガンマ調整方法において、該ステップの各々を逐次所定回数繰り返してガンマ調整するステップと、該所定のガンマ値と該逐次繰り返えして行うガンマ調整の調整回数とを任意に決定できるステップとを備えることを特徴とするプロジェクタ装置のガンマ調整方法。
  3. 請求項1記載のプロジェクタ装置のガンマ調整方法において、該交互に配置された該第2の図形と該第3の図形が該スクリ−ンの縦方向に配列されたストライプ状であることを特徴とするプロジェクタ装置のガンマ調整方法。
  4. 複数のプロジェクタ装置のスクリ−ンをマトリックス状に配置し、該スクリ−ン全体で1つの画面を構成するマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法であって、請求項1乃至3のいずれかに記載のプロジェクタ装置のガンマ調整方法で複数の該プロジェクタ装置のガンマ特性を各々調整するステップと、各該プロジェクタ装置の最大表示輝度を各該プロジェクタ装置のスクリ−ン上に表示し、最も低い輝度を示すプロジェクタ装置の最大表示輝度を該マルチスクリ−ン表示装置の最大表示輝度Ysmaxとするステップと、最も低い輝度を示すプロジェクタ装置を除く各プロジェクタ装置で該最大表示輝度Ysmaxと等しくなるように輝度を調整するステップと、該最大表示輝度Ysmaxと等しくなる映像信号レベルPLsmaxを請求項1乃至3のいずれかに記載のプロジェクタ装置のガンマ調整方法で調整した該ガンマ特性から算出し、該映像信号レベルPLsmaxを新たな映像信号の最大レベルとして該ガンマ特性を補正するステップとを備え、マルチスクリ−ン表示装置を構成する各該プロジェクタ装置間の輝度のバタツキを低減するようにしたことを特徴とするマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法。
  5. 請求項4記載のマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法において、該プロジェクタ装置の映像信号がディジタル映像信号であって、該ディジタル映像信号の最大階調値をDLmaxとし、該映像信号のレベルPLsmaxに対応する該ディジタル映像信号の階調値をDLsmaxとする時、該ガンマ特性の補正とは、
    Figure 2004015471
    x’=x×(DLmax/DLsmax)・・・(数2)
    ただし、xは任意の階調値、yは該プロジェクタ装置の表示し得る映像信号の最大階調値の輝度を1として規格化されガンマ特性のx階調値の輝度、zはガンマ値、
    である上記(数1)と(数2)の両式を満足するように新たな階調値x’と輝度yとの関係式であるガンマ特性を定めることであることを特徴とするマルチスクリ−ン表示装置のガンマ調整方法。
  6. 所定の面積を有し、輝度を校正するための第1の図形と、相異なる輝度を表し、所定の面積を有する第2の図形と第3の図形とが交互に配置されており、所定ガンマ値のガンマ特性に対応した1つの平均輝度を示す基準用の第4の図形とを隣接して配置し、該第2の図形の輝度として前回に輝度校正された該第1の図形の輝度を設定し、該第3の図形の輝度として予め定められた所定の黒輝度を設定するたガンマ調整用パターンを生成するパターン映像信号生成部と、該パターン映像信号生成部で生成された該ガンマ調整用パターンをスクリーンに表示する手段と、該第4の図形の平均輝度と今回輝度校正対象である該第1の図形の輝度とが目視で等しくなるように該第1の図形の輝度を調整するガンマ補正値制御部とを備えることを特徴とするプロジェクタ装置。
  7. 請求項6記載のプロジェクタ装置において、該ガンマ補正値制御部から得られた補正されたガンマ補正値を記憶する記憶部を備えることを特徴とするプロジェクタ装置。
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WO2005104532A1 (ja) * 2004-04-27 2005-11-03 Hitachi, Ltd. 表示装置

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