JP2004013638A - 動的データ配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバ側よりクライアントとの通信接続タイミングを動的に変化させて通信負荷を低減させるデータ配信システムを提供する。
【解決手段】サーバ側から配信される文字・音声・画像等の各種データをクライアント側で受信して表示するデータ配信システムであって、サーバ側の通信負荷に応じてクライアントの接続タイミングを動的に変更し、データ配信の際に登録されたID・パスワードによりクライアントの認証を行うサーバと、圧縮処理されたデータをサーバの指定する接続タイミングで受信し、コンピュータが異なる処理を実行中であっても強制的または時間を指定して受信したデータを表示させることができ、起動時にクライアント側とサーバ側のIDおよびパスワードが埋め込まれたプログラムを比較して異なる場合にクライアント側のプログラムと必要なデータを更新し、安全にデータを選択・取得できるブラウザとを備えたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ側から配信される文字・音声・画像等の各種データをクライアント側で受信して表示するデータ配信システムであって、サーバ側の通信負荷に応じてクライアントの接続タイミングを動的に変更し、データ配信の際に登録されたID・パスワードによりクライアントの認証を行うサーバと、圧縮処理されたデータをサーバの指定する接続タイミングで受信し、コンピュータが異なる処理を実行中であっても強制的または時間を指定して受信したデータを表示させることができ、起動時にクライアント側とサーバ側のIDおよびパスワードが埋め込まれたプログラムを比較して異なる場合にクライアント側のプログラムと必要なデータを更新し、安全にデータを選択・取得できるブラウザとを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ側から通信負荷に応じてクライアントへの通信接続タイミングを動的(ダイナミック可変方式)に変更して、広告、文字放送、映像配信、ニュース配信、各種放送番組表などを配信する動的データ配信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ニュースの文字放送等の形でデータ配信、データ放送(インターネット放送等も含む)が行われている。例えば、特開2002−101057号公報に開示されている「データ放送を利用した情報処理装置表示機能拡張システムおよびデータ配信方法」などがある。
図7は、データ放送を利用した情報処理装置表示機能拡張システムおよびデータ配信方法の構成図である。
ここでは、先ず、ユーザはデータ放送受信ユニット106が具備されたパソコン(パーソナルコンピュータ)105のキーボード等からID(識別符号)やユーザ情報(住所、年齢、性別、興味分野、欲しい情報=選択式等)を登録する。
これにより、各ユーザに対してIDや関連ユーザ情報がユーザの属性情報としてデータ放送局(例えば、FM多重、文字放送局等)103の端末に登録され、データ放送局103はデータ放送受信ユニット106に予め付加されユーザ毎に割当てられたIDによりユーザ選択情報を把握することができる。
【0003】
この状態で、スポンサ102から依頼された内容に基づいたデータ(広告、ポータル画面、プログラム、音楽等)が、データ放送局103から放送電波として発信されデータ配信される。
電波は、パソコン105側ではデータ放送受信ユニット106のアンテナで受信され、データ配信か、音声放送か、が判別されて、データ配信の場合は、データ放送受信ユニット106でデジタル信号に変換され、復元されたデータがパソコン105内に取込まれる。パソコン105ではユーザ毎の選択条件に応じて、データが選択されて選択データ記憶部に蓄積される。
【0004】
この場合、ユーザがパソコン105の電源入力後、非操作時においてはスクリーンセーバの表示画面となるが、スクリーンセーバの表示画面の代りに選択データ記憶部に記憶されたデータ(広告、ポータル画面、プログラム、音楽等)が処理されて表示される。
また、ユーザのパソコン操作時には、登録されたユーザ情報に基づいて、データ放送局103側が適正なメニュー(例えば、ニュース、株価ニュース、趣味の情報、通信ポータル情報等)を用意し、その中からユーザが選択した選択データがメモリに常時記憶されていて、記憶された情報はスクリーンセーバの画面として表示される。
また、広告画面などでユーザが表示画面のURL(Uniform Resource Locator)を選択することで、ブラウザを介してインターネット104に接続してサーバ100、101などからの詳細な情報を得ることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムは、例えば、FM東京は北海道では配信できないと言うように、データ放送局のエリア内に限定され、しかも特別なデータ放送受信ユニット等を必要とし、インターネットを介した通信のように誰でも使用可能なデータ形式ではないので、汎用性に欠けてコストも高くつき、データ表示方式も、図7の例では、いわゆるスクリーンセーバ方式であって、常時データを受信してデータ記憶部に蓄積して置き、ユーザのパソコン(パーソナルコンピュータ)非操作時に表示するというものなので、通信負荷も大きくなる。
また、インターネット放送などのように、通信ネットワーク上のサーバからデータ配信を行いクライアント側で受信する方式で、データ圧縮を行わずに常時接続してデータを受信する方式でも、通信負荷が高くなりユーザ数が増加するに従ってスムースなシステム運営が不可能になるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、従来のデータ放送局のような独自の方式では無く、インターネットなどのサーバとブラウザというような汎用性が高く低コストのシステム構成によって、サーバ側に主導権を与え、サーバの負荷に応じてクライアント側の通信接続タイミングを動的に変更することで、サーバ、クライアント、通信ネットワークともに小規模でも容量の大きいデータを取扱うことができ、サーバの負荷を分散・低減する配信システムを構築可能な効率的な通信システムを実現すると共に、表示方式もスクリーンセーバ等のような聴視率の低い時間帯の表示では無く、表示サイズ、表示時間共に自由に設定・制御が可能で、さらに半透明、全表示等の表示設定に関する指定・制御もできる動的データ配信システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、サーバ側から配信される文字・音声・画像などの各種データを、クライアント側で受信して表示するデータ配信のためのコンピュータシステムであって、サーバ側の通信負荷に応じてクライアントの通信接続タイミングを動的に変更する動的配信手段と、クライアント側からID・パスワードによりクライアントの登録を受付けるクライアント登録手段と、クライアントが要求するデータ配信の際に前記ID・パスワードによりクライアントの認証を行う認証手段と、を有するサーバと、圧縮処理されたデータ受信を前記サーバの指定する前記通信接続タイミングで行う通信手段と、前記受信したデータに従い、クライアント側のコンピュータが異なる処理を実行中であっても強制的に前記受信したデータを表示するか、または時間を指定して表示させることができる表示手段と、クライアント登録の際に登録・認証用の前記IDおよびパスワードを作成してプログラムに埋め込むID作成手段と、プログラム起動時にクライアント側のプログラムとサーバ側が保有するクライアント用プログラムとを比較し、異なる場合はクライアント側の当該プログラムおよび必要なデータを自動的に更新する更新手段と、クライアントが必要なデータを前記サーバへ要求する際に前記登録したID・パスワードを用いてデータを選択・取得するデータ取得手段と、を有するブラウザと、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に表示されるウインドウのサイズ指定をブラウザ側で制御することを特徴としている。また、請求項3に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に半透明表示と全表示などのウインドウ表示設定に関する指定・制御が可能であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に当該データ表示用プログラムを自動で起動して表示を行うかまたはデータが届いた案内だけの表示にするかを選択することが可能であり、またデータに応じて当該選択を無視して強制的に表示することが可能であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に複数のウインドウを開くことが可能なことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示した後、指定した時間に強制的または自動的に表示を閉じることが可能であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記表示手段が、独自のフォーマットに適合したデータ配信により自動でファイルフォーマットに関連付けされたアプリケーションプログラムを起動して表示・実行できることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、前記表示手段が、データのフォーマットに適合して表示された受信データを、クライアントによって消去するものと有効期限を指定して消去するものとに分けて処理することが可能であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の動的データ配信システムの構成図である。
図2は、図1に示す動的データ配信システムの処理のフローチャートである。
図3は、図2に示すメインループの処理のフローチャートである。
図4は、図2に示す更新ループのフローチャートである。
図5は、図1に示す動的データ配信システムのサーバ側処理のフローチャートである。
図6は、図3に示す表示処理の半透明、全表示の区別を示す模式図である。
【0009】
図1において、1はサーバであり、クライアント側のコンピュータで動作するオリジナル・ブラウザ「popEYE」(本発明のソフトウェアプログラムの商品名)を管理し、通信負荷を監視して配信周期を動的に変化させながらクライアントに対する圧縮データ配信を行う動的配信手段6と、クライアントのユーザID(ユニークな識別符号)を登録する登録手段7、データ配信の際にクライアントを登録IDで認証する認証手段8とで構成されている。
2はカスケードサーバで、例えば、サーバ1をアプリケーション・サーバとすれば、データベース3のデータアクセスを管理するデータベース・サーバである場合や、或いは、バックアップ・サーバや動画像データ等の大容量データを分散するためのサーバ群でも構わず、実際の運用の際にはそれぞれ複数構成とすることが可能である。図1では、サーバ1、サーバ2、データベース3とで配信部を構成しているものとする。
3はデータベースで、広告、文字放送などの放送コンテンツ・データ、プログラムなどを格納している。4は多数のクライアントを表し、それぞれオリジナル・ブラウザ「popEYE」を装備して、通信ネットワーク5(インターネットやLANなど)を介してサーバ1から圧縮データを受信して解凍しサーバ1との接続を確保する通信手段9と、受信したデータを各種の表示サイズ、表示形式や表示タイミングなどで表示を行う表示手段10、登録・認証用のID・パスワードを作成してブラウザ「popEYE」プログラムに埋め込むID作成手段11と、「popEYE」バージョンを、サーバ1側で保有する「popEYE」と比較し、古くなったら自動的にクライアント側のプログラムと関連する記憶データの更新を行う更新手段12と、必要なデータをサーバ1へ要求してID・パスワードによりセキュリティ上安全にデータを選択・取得するデータ取得手段13とで構成されている。
【0010】
次にフローチャートを参照して動作について説明する。
図2を参照すると、ブラウザ・プログラムの起動時、クライアント4は図1に示した通信手段9によりサーバ1に最新の「popEYE」プログラムのバージョンを問い合わせる(S100)。サーバ1からの回答を待って、現在の自己バージョンとサーバ1からの回答バージョンを比較し(S101)、異なっていればサーバ1から最新バージョンの「popEYE」をダウンロードして自動的に更新する(S102)。
また、S101の判断でプログラム・バージョンが同じ場合は、そのまま表示手段10へ処理を移し、ブラウザはクライアント・コンピュータのローカルメモリに保存されている表示すべきデータを表示リストに登録する(S103)。
【0011】
続いて、メインループを起動し(S104)、図3に示すメインループの処理が行われる。
図3のメインループでは、時刻を調べ表示リストと照合してデータを表示すべきか否かを判断する(S200)。データ表示の設定になっていれば、データ表示設定に従い表示する(S201)。
ここで表示手段10によるデータ表示は、種々の設定・制御が可能であり、以下に列挙する設定等が挙げられる。
【0012】
1、クライアント4のコンピュータが異なる処理(例えば、ワードプロセッサの処理)を実行中でも、表示設定が強制表示なら強制的にオリジナル・ブラウザを開いて受信データを即表示できる。又、指定した時間に表示させることも可能である。
2、受信データを表示する際に、ウインドウのサイズ指定を、全画面フル表示から小ウインドウまでデータ側(クライアント側)で制御できる。
3、受信データを表示する際に、重畳画面の半透明、全表示などの指定をデータ側で制御できる。例えば、図6(a)に示すようなサイズのデータ表示ウインドウを、全表示画面上に重ねて表示させる場合に、図6(b)のように半透明にして両方の画面の文字が読めるようにすることや、図6(c)のようにデータ表示だけが読めるように上から重ねて表示させることができる。なお、黒三角は全表示画面中の文字、中抜き三角はデータ表示ウインドウの文字を表す。
【0013】
4、受信データを表示する際に、「popEYE」の自動起動によるデータ表示を行うか、データが届いた案内マーク表示のみにするかを選択することができる。
5、指定した時間に強制的に「popEYE」を自動的に閉じることができる。
6、「popEYE」では複数のウインドウを開くことができる。
7、従来の標準ブラウザで表示できないワードプロセッサ、表計算などのアプリケーションプログラムで作成されたデータも、自動的にファイルフォーマットに合わせて関連付けされたアプリケーションプログラムを起動して表示・実行することができる。
8、受信したデータは、データのフォーマットに合わせて表示した後、クライアントにより消去するものと、有効期限を指定して消去するものとに分けることができる。
以上のように受信データは、各種の形式の設定・制御によって表示することができる。
【0014】
再び、図3のメインループに戻って、S200の判断で表示データが無い場合に、表示手段10は時刻を調べ、表示リストと照合してデータ表示を終了すべきか判断する(S202)。終了なら、データの表示設定に従い表示を終了する(S203)。
図3の処理が終了したら図2に示すS105により、更新ループを起動する(S105)。図4に示す更新ループでは、ローカルメモリ内の保存データの更新処理を行う。
先ず、ID・パスワードをサーバ1へ送信して、サーバ1より更新タイミングの設定情報と更新対象一覧を取得する(S300)。次に、ローカルメモリ内に保存されているデータと比較し、データを更新すべきか否かを判断する(S301)。データの更新が必要な場合は、サーバから圧縮して配信されるデータ本体と、デフォルト設定情報をサーバからダウンロードする(S302)。
【0015】
続いて、データ本体を展開し、その中の表示設定を読込む(S303)。その中で、指定されていない設定項目があるか否かを判断する(S304)。指定されていない項目があれば、データのデフォルト設定を使用して設定し(S305)、表示リストに追加する(S306)。
また、S301の判断で更新の必要が無い場合は、次の更新タイミングまで待機する(S307)。
【0016】
この場合、S300のサーバ1からの更新タイミングは、動的タイミングであり、例えば、サーバ1は積算周期(適宜設定された時間周期)毎に通信負荷(アクセス接続量)を積算・平均した数値を、設定テーブル値等と比較する等の演算処理(その他の統計演算などでもよい)を行って監視し、次のクライアント4への通信接続タイミングを動的に設定し、その都度異なる時間をクライアント4へ次の通信接続タイミングとして通知するもので、「popEYE」ではサーバ1とクライアント4間の通信接続タイミングは固定周期ではなく、その時々の通信負荷状態に応じて動的に変更し、これによって通信負荷を分散・低減してサーバ1が過負荷にならないようにしている。
【0017】
再び、図2のS106に戻り、ユーザ(本実施の形態では、クライアント側のコンピュータを所有または操作する利用者をユーザと称している)もしくはOS(Operating System)からの終了指示を待つ(S106)。
以上で、順に「popEYE」の更新、データ表示、データ更新というオリジナル・ブラウザによる処理が終了する。
この間の通信セキュリティについては、クライアント4はユーザ登録時にID・パスワードを作成してオリジナル・ブラウザ「popEYE」に埋め込みサーバ1へ転送するので、サーバ1はこのID・パスワードによりクライアント4の管理を行い、一方、クライアント4はID・パスワード認証によりセキュリティ上安全にデータを選択・取得できる。
【0018】
次に、図5を参照してサーバ側の処理について説明する。
先ず、ユーザからのアクセスを待つ(S400)。ユーザからデータ配信要求があったら、ユーザIDをチェックする(S401)。ユーザIDが登録IDと一致したら、次に、クライアント4側の「popEYE」のバージョンチェックを行うか否かを判断する(S402)。バージョンチェックを行う場合は、サーバ1はクライアント4に対して現在の「popEYE」バージョンを通知する(S403)。
また、S402の判断でクライアント4からの応答がバージョンチェックの必要無しの場合は、「popEYE」本体をダウンロードするか否かを判断する(S404)。YESの場合は、「popEYE」本体を送信する(S405)。
【0019】
S404の判断で「popEYE」プログラムのダウンロードの必要が無い場合は、データ更新チェックの有無を判断する(S406)。データ更新の必要がある場合は、IDよりユーザ情報を取得して、動的な更新タイミング設定情報と更新対象一覧を送信する(S407)。
S406の判断でデータ更新チェックの必要が無い場合は、データダウンロードを行うか否かを判断する(S408)。YESの場合は圧縮済みデータ本体と、データのデフォルト設定情報を送信する(S409)。
S408の判断でダウンロードの必要が無ければ元へ戻る。
【0020】
このような本実施の形態によれば、配信コンテンツとして、広告、文字放送、映像、ニュース、ラジオ、TV、衛星放送、有線放送の番組表等の配信が可能であり、広告配信では「popEYE」が自動起動することによりTV広告と同様な広告が可能であり広告効果も増大する。ニユース配信では文字、音声、アニメーション、絵、ムービーによる配信も可能である。
番組表の作成では、更新手続きを利用して番組表を書き替えて配信することによりリアルタイムに変化する番組表を供給できる。また、この方式を利用してリアルタイムに書き替えられる掲示板(BBS)などの作成も可能である。
【0021】
更に、本実施の形態では、サーバ1側で通信接続タイミングを変える動的接続タイミングの設定により運営されるので通信負荷を低減し、バックボーンやサーバのスペックが低くても供給が維持できる。
サーバ1は配信の際にデータを圧縮して一括配信するので無駄が無く、通信回線の負荷を減らすことができる。
プログラムとしての「popEYE」は小さなプログラムなのでブラウザとして常駐させる際にもコンピュータに負荷がかからない。
ユーザ認証はID・パスワードにより確実な認証が可能なので、付随的にセキュリティの向上につながり、ウィルスの回避にもなる。
データのダウンロードに当たっては、自動的にダウンロードして必要な形に変形させ、実行することが可能でWindows(R)で扱えるデータは全て受信・表示が可能である、と言った各種の利点が得られる。
【0022】
また、本実施の形態によれば、ユーザサポートとして、ユーザにパソコンに限らず各種機器の操作方法、使用方法をサーバ側のオペレータが遠隔操作により教示したり、ユーザ同士のメッセージのやり取りや、メールの送受信を行ったり、目覚まし時計、目覚ましメッセージ、ポストカード、時間で開くメッセージ等の送信が可能になる。その他、ゲームを起動していなくてもゲームに参加できる。といった機能の拡大が可能になる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のデータ放送局のような独自の形式では無く、インターネットなどのサーバとブラウザというような汎用性が高く低コストのシステム構成によって、サーバ側に主導権を与え、サーバの負荷に応じてクライアント側の通信接続タイミングを動的に変更して通信負荷を分散・低減し、表示方式も表示サイズ、表示時間などを自由に設定できる構成にしているので、サーバ、クライアント、通信ネットワーク共に小規模でも効率的なデータ配信システムを構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る動的データ配信システムの構成図である。
【図2】図1に示す動的データ配信システムの処理のフローチャートである。
【図3】図2に示すメインループの処理のフローチャートである。
【図4】図2に示す更新ループの処理のフローチャートである。
【図5】図1に示す動的データ配信システムのサーバ側処理のフローチャートである。
【図6】図3に示す表示画面の模式図であり、図6(a)はデータ表示ウインドウ、(b)は半透明にして重ねたデータ表示ウインドウ、(c)はそのまま重ねたデータ表示ウインドウを示している。
【図7】従来のデータ配信方法の構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 カスケードサーバ
3 データベース
4 クライアント
5 通信ネットワーク
6 動的配信手段
7 登録手段
8 認証手段
9 通信手段
10 表示手段
11 ID作成手段
12 更新手段
13 データ取得手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ側から通信負荷に応じてクライアントへの通信接続タイミングを動的(ダイナミック可変方式)に変更して、広告、文字放送、映像配信、ニュース配信、各種放送番組表などを配信する動的データ配信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ニュースの文字放送等の形でデータ配信、データ放送(インターネット放送等も含む)が行われている。例えば、特開2002−101057号公報に開示されている「データ放送を利用した情報処理装置表示機能拡張システムおよびデータ配信方法」などがある。
図7は、データ放送を利用した情報処理装置表示機能拡張システムおよびデータ配信方法の構成図である。
ここでは、先ず、ユーザはデータ放送受信ユニット106が具備されたパソコン(パーソナルコンピュータ)105のキーボード等からID(識別符号)やユーザ情報(住所、年齢、性別、興味分野、欲しい情報=選択式等)を登録する。
これにより、各ユーザに対してIDや関連ユーザ情報がユーザの属性情報としてデータ放送局(例えば、FM多重、文字放送局等)103の端末に登録され、データ放送局103はデータ放送受信ユニット106に予め付加されユーザ毎に割当てられたIDによりユーザ選択情報を把握することができる。
【0003】
この状態で、スポンサ102から依頼された内容に基づいたデータ(広告、ポータル画面、プログラム、音楽等)が、データ放送局103から放送電波として発信されデータ配信される。
電波は、パソコン105側ではデータ放送受信ユニット106のアンテナで受信され、データ配信か、音声放送か、が判別されて、データ配信の場合は、データ放送受信ユニット106でデジタル信号に変換され、復元されたデータがパソコン105内に取込まれる。パソコン105ではユーザ毎の選択条件に応じて、データが選択されて選択データ記憶部に蓄積される。
【0004】
この場合、ユーザがパソコン105の電源入力後、非操作時においてはスクリーンセーバの表示画面となるが、スクリーンセーバの表示画面の代りに選択データ記憶部に記憶されたデータ(広告、ポータル画面、プログラム、音楽等)が処理されて表示される。
また、ユーザのパソコン操作時には、登録されたユーザ情報に基づいて、データ放送局103側が適正なメニュー(例えば、ニュース、株価ニュース、趣味の情報、通信ポータル情報等)を用意し、その中からユーザが選択した選択データがメモリに常時記憶されていて、記憶された情報はスクリーンセーバの画面として表示される。
また、広告画面などでユーザが表示画面のURL(Uniform Resource Locator)を選択することで、ブラウザを介してインターネット104に接続してサーバ100、101などからの詳細な情報を得ることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムは、例えば、FM東京は北海道では配信できないと言うように、データ放送局のエリア内に限定され、しかも特別なデータ放送受信ユニット等を必要とし、インターネットを介した通信のように誰でも使用可能なデータ形式ではないので、汎用性に欠けてコストも高くつき、データ表示方式も、図7の例では、いわゆるスクリーンセーバ方式であって、常時データを受信してデータ記憶部に蓄積して置き、ユーザのパソコン(パーソナルコンピュータ)非操作時に表示するというものなので、通信負荷も大きくなる。
また、インターネット放送などのように、通信ネットワーク上のサーバからデータ配信を行いクライアント側で受信する方式で、データ圧縮を行わずに常時接続してデータを受信する方式でも、通信負荷が高くなりユーザ数が増加するに従ってスムースなシステム運営が不可能になるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、従来のデータ放送局のような独自の方式では無く、インターネットなどのサーバとブラウザというような汎用性が高く低コストのシステム構成によって、サーバ側に主導権を与え、サーバの負荷に応じてクライアント側の通信接続タイミングを動的に変更することで、サーバ、クライアント、通信ネットワークともに小規模でも容量の大きいデータを取扱うことができ、サーバの負荷を分散・低減する配信システムを構築可能な効率的な通信システムを実現すると共に、表示方式もスクリーンセーバ等のような聴視率の低い時間帯の表示では無く、表示サイズ、表示時間共に自由に設定・制御が可能で、さらに半透明、全表示等の表示設定に関する指定・制御もできる動的データ配信システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、サーバ側から配信される文字・音声・画像などの各種データを、クライアント側で受信して表示するデータ配信のためのコンピュータシステムであって、サーバ側の通信負荷に応じてクライアントの通信接続タイミングを動的に変更する動的配信手段と、クライアント側からID・パスワードによりクライアントの登録を受付けるクライアント登録手段と、クライアントが要求するデータ配信の際に前記ID・パスワードによりクライアントの認証を行う認証手段と、を有するサーバと、圧縮処理されたデータ受信を前記サーバの指定する前記通信接続タイミングで行う通信手段と、前記受信したデータに従い、クライアント側のコンピュータが異なる処理を実行中であっても強制的に前記受信したデータを表示するか、または時間を指定して表示させることができる表示手段と、クライアント登録の際に登録・認証用の前記IDおよびパスワードを作成してプログラムに埋め込むID作成手段と、プログラム起動時にクライアント側のプログラムとサーバ側が保有するクライアント用プログラムとを比較し、異なる場合はクライアント側の当該プログラムおよび必要なデータを自動的に更新する更新手段と、クライアントが必要なデータを前記サーバへ要求する際に前記登録したID・パスワードを用いてデータを選択・取得するデータ取得手段と、を有するブラウザと、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に表示されるウインドウのサイズ指定をブラウザ側で制御することを特徴としている。また、請求項3に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に半透明表示と全表示などのウインドウ表示設定に関する指定・制御が可能であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に当該データ表示用プログラムを自動で起動して表示を行うかまたはデータが届いた案内だけの表示にするかを選択することが可能であり、またデータに応じて当該選択を無視して強制的に表示することが可能であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示する際に複数のウインドウを開くことが可能なことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記表示手段が、データを表示した後、指定した時間に強制的または自動的に表示を閉じることが可能であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記表示手段が、独自のフォーマットに適合したデータ配信により自動でファイルフォーマットに関連付けされたアプリケーションプログラムを起動して表示・実行できることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、前記表示手段が、データのフォーマットに適合して表示された受信データを、クライアントによって消去するものと有効期限を指定して消去するものとに分けて処理することが可能であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の動的データ配信システムの構成図である。
図2は、図1に示す動的データ配信システムの処理のフローチャートである。
図3は、図2に示すメインループの処理のフローチャートである。
図4は、図2に示す更新ループのフローチャートである。
図5は、図1に示す動的データ配信システムのサーバ側処理のフローチャートである。
図6は、図3に示す表示処理の半透明、全表示の区別を示す模式図である。
【0009】
図1において、1はサーバであり、クライアント側のコンピュータで動作するオリジナル・ブラウザ「popEYE」(本発明のソフトウェアプログラムの商品名)を管理し、通信負荷を監視して配信周期を動的に変化させながらクライアントに対する圧縮データ配信を行う動的配信手段6と、クライアントのユーザID(ユニークな識別符号)を登録する登録手段7、データ配信の際にクライアントを登録IDで認証する認証手段8とで構成されている。
2はカスケードサーバで、例えば、サーバ1をアプリケーション・サーバとすれば、データベース3のデータアクセスを管理するデータベース・サーバである場合や、或いは、バックアップ・サーバや動画像データ等の大容量データを分散するためのサーバ群でも構わず、実際の運用の際にはそれぞれ複数構成とすることが可能である。図1では、サーバ1、サーバ2、データベース3とで配信部を構成しているものとする。
3はデータベースで、広告、文字放送などの放送コンテンツ・データ、プログラムなどを格納している。4は多数のクライアントを表し、それぞれオリジナル・ブラウザ「popEYE」を装備して、通信ネットワーク5(インターネットやLANなど)を介してサーバ1から圧縮データを受信して解凍しサーバ1との接続を確保する通信手段9と、受信したデータを各種の表示サイズ、表示形式や表示タイミングなどで表示を行う表示手段10、登録・認証用のID・パスワードを作成してブラウザ「popEYE」プログラムに埋め込むID作成手段11と、「popEYE」バージョンを、サーバ1側で保有する「popEYE」と比較し、古くなったら自動的にクライアント側のプログラムと関連する記憶データの更新を行う更新手段12と、必要なデータをサーバ1へ要求してID・パスワードによりセキュリティ上安全にデータを選択・取得するデータ取得手段13とで構成されている。
【0010】
次にフローチャートを参照して動作について説明する。
図2を参照すると、ブラウザ・プログラムの起動時、クライアント4は図1に示した通信手段9によりサーバ1に最新の「popEYE」プログラムのバージョンを問い合わせる(S100)。サーバ1からの回答を待って、現在の自己バージョンとサーバ1からの回答バージョンを比較し(S101)、異なっていればサーバ1から最新バージョンの「popEYE」をダウンロードして自動的に更新する(S102)。
また、S101の判断でプログラム・バージョンが同じ場合は、そのまま表示手段10へ処理を移し、ブラウザはクライアント・コンピュータのローカルメモリに保存されている表示すべきデータを表示リストに登録する(S103)。
【0011】
続いて、メインループを起動し(S104)、図3に示すメインループの処理が行われる。
図3のメインループでは、時刻を調べ表示リストと照合してデータを表示すべきか否かを判断する(S200)。データ表示の設定になっていれば、データ表示設定に従い表示する(S201)。
ここで表示手段10によるデータ表示は、種々の設定・制御が可能であり、以下に列挙する設定等が挙げられる。
【0012】
1、クライアント4のコンピュータが異なる処理(例えば、ワードプロセッサの処理)を実行中でも、表示設定が強制表示なら強制的にオリジナル・ブラウザを開いて受信データを即表示できる。又、指定した時間に表示させることも可能である。
2、受信データを表示する際に、ウインドウのサイズ指定を、全画面フル表示から小ウインドウまでデータ側(クライアント側)で制御できる。
3、受信データを表示する際に、重畳画面の半透明、全表示などの指定をデータ側で制御できる。例えば、図6(a)に示すようなサイズのデータ表示ウインドウを、全表示画面上に重ねて表示させる場合に、図6(b)のように半透明にして両方の画面の文字が読めるようにすることや、図6(c)のようにデータ表示だけが読めるように上から重ねて表示させることができる。なお、黒三角は全表示画面中の文字、中抜き三角はデータ表示ウインドウの文字を表す。
【0013】
4、受信データを表示する際に、「popEYE」の自動起動によるデータ表示を行うか、データが届いた案内マーク表示のみにするかを選択することができる。
5、指定した時間に強制的に「popEYE」を自動的に閉じることができる。
6、「popEYE」では複数のウインドウを開くことができる。
7、従来の標準ブラウザで表示できないワードプロセッサ、表計算などのアプリケーションプログラムで作成されたデータも、自動的にファイルフォーマットに合わせて関連付けされたアプリケーションプログラムを起動して表示・実行することができる。
8、受信したデータは、データのフォーマットに合わせて表示した後、クライアントにより消去するものと、有効期限を指定して消去するものとに分けることができる。
以上のように受信データは、各種の形式の設定・制御によって表示することができる。
【0014】
再び、図3のメインループに戻って、S200の判断で表示データが無い場合に、表示手段10は時刻を調べ、表示リストと照合してデータ表示を終了すべきか判断する(S202)。終了なら、データの表示設定に従い表示を終了する(S203)。
図3の処理が終了したら図2に示すS105により、更新ループを起動する(S105)。図4に示す更新ループでは、ローカルメモリ内の保存データの更新処理を行う。
先ず、ID・パスワードをサーバ1へ送信して、サーバ1より更新タイミングの設定情報と更新対象一覧を取得する(S300)。次に、ローカルメモリ内に保存されているデータと比較し、データを更新すべきか否かを判断する(S301)。データの更新が必要な場合は、サーバから圧縮して配信されるデータ本体と、デフォルト設定情報をサーバからダウンロードする(S302)。
【0015】
続いて、データ本体を展開し、その中の表示設定を読込む(S303)。その中で、指定されていない設定項目があるか否かを判断する(S304)。指定されていない項目があれば、データのデフォルト設定を使用して設定し(S305)、表示リストに追加する(S306)。
また、S301の判断で更新の必要が無い場合は、次の更新タイミングまで待機する(S307)。
【0016】
この場合、S300のサーバ1からの更新タイミングは、動的タイミングであり、例えば、サーバ1は積算周期(適宜設定された時間周期)毎に通信負荷(アクセス接続量)を積算・平均した数値を、設定テーブル値等と比較する等の演算処理(その他の統計演算などでもよい)を行って監視し、次のクライアント4への通信接続タイミングを動的に設定し、その都度異なる時間をクライアント4へ次の通信接続タイミングとして通知するもので、「popEYE」ではサーバ1とクライアント4間の通信接続タイミングは固定周期ではなく、その時々の通信負荷状態に応じて動的に変更し、これによって通信負荷を分散・低減してサーバ1が過負荷にならないようにしている。
【0017】
再び、図2のS106に戻り、ユーザ(本実施の形態では、クライアント側のコンピュータを所有または操作する利用者をユーザと称している)もしくはOS(Operating System)からの終了指示を待つ(S106)。
以上で、順に「popEYE」の更新、データ表示、データ更新というオリジナル・ブラウザによる処理が終了する。
この間の通信セキュリティについては、クライアント4はユーザ登録時にID・パスワードを作成してオリジナル・ブラウザ「popEYE」に埋め込みサーバ1へ転送するので、サーバ1はこのID・パスワードによりクライアント4の管理を行い、一方、クライアント4はID・パスワード認証によりセキュリティ上安全にデータを選択・取得できる。
【0018】
次に、図5を参照してサーバ側の処理について説明する。
先ず、ユーザからのアクセスを待つ(S400)。ユーザからデータ配信要求があったら、ユーザIDをチェックする(S401)。ユーザIDが登録IDと一致したら、次に、クライアント4側の「popEYE」のバージョンチェックを行うか否かを判断する(S402)。バージョンチェックを行う場合は、サーバ1はクライアント4に対して現在の「popEYE」バージョンを通知する(S403)。
また、S402の判断でクライアント4からの応答がバージョンチェックの必要無しの場合は、「popEYE」本体をダウンロードするか否かを判断する(S404)。YESの場合は、「popEYE」本体を送信する(S405)。
【0019】
S404の判断で「popEYE」プログラムのダウンロードの必要が無い場合は、データ更新チェックの有無を判断する(S406)。データ更新の必要がある場合は、IDよりユーザ情報を取得して、動的な更新タイミング設定情報と更新対象一覧を送信する(S407)。
S406の判断でデータ更新チェックの必要が無い場合は、データダウンロードを行うか否かを判断する(S408)。YESの場合は圧縮済みデータ本体と、データのデフォルト設定情報を送信する(S409)。
S408の判断でダウンロードの必要が無ければ元へ戻る。
【0020】
このような本実施の形態によれば、配信コンテンツとして、広告、文字放送、映像、ニュース、ラジオ、TV、衛星放送、有線放送の番組表等の配信が可能であり、広告配信では「popEYE」が自動起動することによりTV広告と同様な広告が可能であり広告効果も増大する。ニユース配信では文字、音声、アニメーション、絵、ムービーによる配信も可能である。
番組表の作成では、更新手続きを利用して番組表を書き替えて配信することによりリアルタイムに変化する番組表を供給できる。また、この方式を利用してリアルタイムに書き替えられる掲示板(BBS)などの作成も可能である。
【0021】
更に、本実施の形態では、サーバ1側で通信接続タイミングを変える動的接続タイミングの設定により運営されるので通信負荷を低減し、バックボーンやサーバのスペックが低くても供給が維持できる。
サーバ1は配信の際にデータを圧縮して一括配信するので無駄が無く、通信回線の負荷を減らすことができる。
プログラムとしての「popEYE」は小さなプログラムなのでブラウザとして常駐させる際にもコンピュータに負荷がかからない。
ユーザ認証はID・パスワードにより確実な認証が可能なので、付随的にセキュリティの向上につながり、ウィルスの回避にもなる。
データのダウンロードに当たっては、自動的にダウンロードして必要な形に変形させ、実行することが可能でWindows(R)で扱えるデータは全て受信・表示が可能である、と言った各種の利点が得られる。
【0022】
また、本実施の形態によれば、ユーザサポートとして、ユーザにパソコンに限らず各種機器の操作方法、使用方法をサーバ側のオペレータが遠隔操作により教示したり、ユーザ同士のメッセージのやり取りや、メールの送受信を行ったり、目覚まし時計、目覚ましメッセージ、ポストカード、時間で開くメッセージ等の送信が可能になる。その他、ゲームを起動していなくてもゲームに参加できる。といった機能の拡大が可能になる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のデータ放送局のような独自の形式では無く、インターネットなどのサーバとブラウザというような汎用性が高く低コストのシステム構成によって、サーバ側に主導権を与え、サーバの負荷に応じてクライアント側の通信接続タイミングを動的に変更して通信負荷を分散・低減し、表示方式も表示サイズ、表示時間などを自由に設定できる構成にしているので、サーバ、クライアント、通信ネットワーク共に小規模でも効率的なデータ配信システムを構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る動的データ配信システムの構成図である。
【図2】図1に示す動的データ配信システムの処理のフローチャートである。
【図3】図2に示すメインループの処理のフローチャートである。
【図4】図2に示す更新ループの処理のフローチャートである。
【図5】図1に示す動的データ配信システムのサーバ側処理のフローチャートである。
【図6】図3に示す表示画面の模式図であり、図6(a)はデータ表示ウインドウ、(b)は半透明にして重ねたデータ表示ウインドウ、(c)はそのまま重ねたデータ表示ウインドウを示している。
【図7】従来のデータ配信方法の構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 カスケードサーバ
3 データベース
4 クライアント
5 通信ネットワーク
6 動的配信手段
7 登録手段
8 認証手段
9 通信手段
10 表示手段
11 ID作成手段
12 更新手段
13 データ取得手段
Claims (8)
- サーバ側から配信される文字・音声・画像などの各種データを、クライアント側で受信して表示するデータ配信のためのコンピュータシステムであって、
サーバ側の通信負荷に応じてクライアントの通信接続タイミングを動的に変更する動的配信手段と、
クライアント側からID・パスワードによりクライアントの登録を受付けるクライアント登録手段と、
クライアントが要求するデータ配信の際に前記ID・パスワードによりクライアントの認証を行う認証手段と、
を有するサーバと、
圧縮処理されたデータ受信を前記サーバの指定する前記通信接続タイミングで行う通信手段と、
前記受信したデータに従い、クライアント側のコンピュータが異なる処理を実行中であっても強制的に前記受信したデータを表示するか、または時間を指定して表示させることができる表示手段と、
クライアント登録の際に登録・認証用の前記IDおよびパスワードを作成してプログラムに埋め込むID作成手段と、
プログラム起動時にクライアント側のプログラムとサーバ側が保有するクライアント用プログラムとを比較し、異なる場合はクライアント側の当該プログラムおよび必要なデータを自動的に更新する更新手段と、
クライアントが必要なデータを前記サーバへ要求する際に前記登録したID・パスワードを用いてデータを選択・取得するデータ取得手段と、
を有するブラウザと、を備えたことを特徴とする動的データ配信システム。 - 前記表示手段は、データを表示する際に表示されるウインドウのサイズ指定をブラウザ側で制御することを特徴とする請求項1に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、データを表示する際に半透明表示と全表示などのウインドウ表示設定に関する指定・制御が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、データを表示する際に当該データ表示用プログラムを自動で起動して表示を行うかまたはデータが届いた案内だけの表示にするかを選択することが可能であり、またデータに応じて当該選択を無視して強制的に表示することが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、データを表示する際に複数のウインドウを開くことが可能なことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、データを表示した後、指定した時間に強制的または自動的に表示を閉じることが可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、独自のフォーマットに適合したデータ配信により自動でファイルフォーマットに関連付けされたアプリケーションプログラムを起動して表示・実行できることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の動的データ配信システム。
- 前記表示手段は、データのフォーマットに適合して表示された受信データを、クライアントによって消去するものと有効期限を指定して消去するものとに分けて処理することが可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の動的データ配信システム。
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JP2006186518A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送システム、およびデジタル放送受信装置 |
US7904562B2 (en) | 2008-03-26 | 2011-03-08 | Fujitsu Limited | Server and connecting destination server switch control method |
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-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002167917A patent/JP2004013638A/ja active Pending
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