JP2004012005A - カーエアコンの冷媒充填方法 - Google Patents

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JP2004012005A JP2002165411A JP2002165411A JP2004012005A JP 2004012005 A JP2004012005 A JP 2004012005A JP 2002165411 A JP2002165411 A JP 2002165411A JP 2002165411 A JP2002165411 A JP 2002165411A JP 2004012005 A JP2004012005 A JP 2004012005A
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Takeo Fukuura
福浦 健夫
Shigeru Suwa
諏訪 茂
Tsuyuko Shigenaga
重永 つゆ子
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HIROSHIMA SHOJI KK
KANSAI KAKEN KOGYO KK
Sanwa Co Ltd
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HIROSHIMA SHOJI KK
KANSAI KAKEN KOGYO KK
Sanwa Co Ltd
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Abstract

【課題】安価に行うことができ、熟練した技術を有さない者でも正確且つ容易に行うことができるカーエアコンの冷媒充填方法を提供する。
【解決手段】低圧側接続工程と、高圧側接続工程と、高圧側測定工程と、冷媒充填工程とを有したカーエアコンの冷媒充填方法であって、高圧側測定工程で使用される圧力表示計28は、管と、変換手段と、指針と、評価板とからなり、高圧側測定工程は、指針が指示する評価板の位置より循環管の高圧側の圧力が適正か否かを判断し、冷媒充填工程は低圧側のホースに三又の分岐栓を設け、高圧側測定工程の測定結果に基づいて分岐栓から冷媒を充填する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーエアコンの循環管内の圧力を測定し、測定結果に基づいて冷媒を充填して循環管内を適正圧力に調整するカーエアコンの冷媒充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーエアコンは使用頻度が高かったり、使用年度が長かったりすると次第にその効き目が弱まってくる。それには様々な原因があるが、カーエアコンの循環管内に空気が入ってしまったり、循環管内に水が溜まってしまったり、冷媒が循環管から漏れて少なくなるといった現象がある。そこで、循環管内の圧力を適正に保つよう、循環管に冷媒を充填する冷媒充填作業が行われている。
【0003】
この充填作業は、まず圧力表示計の高圧側と循環管の高圧側をホースで繋ぎ、圧力表示計の低圧側と循環管の低圧側をホースで繋ぐ。次に、充填する冷媒の種類と、外気温度などから循環管内の適正圧力値を算出する。
【0004】
次に、高圧側の圧力を測定し、測定値と算出された適正圧力値を比較し、測定値が適正圧力値より不足していた場合、冷媒を充填する。この冷媒の充填量は、作業者が勘で決定する。冷媒を充填するときに、循環管内に充填する冷媒の量が少なすぎると、循環管内の全体の圧力が低下するため、コンプレッサで冷媒を充分に圧縮することができなくなり、空調の効き目が低下する。
【0005】
また、充填する冷媒の量が多すぎると、循環管内の全体の圧力が上昇してしまうため、圧縮された冷媒が充分に膨張することができずに冷却されにくくなり、空調の効き目が低下する。また、いずれの場合も循環管に負荷がかかるため、循環管内に充填する量は正確である必要がある。
【0006】
次に、再び圧力表示計によって循環管の圧力を測定し、算出された適正圧力値と比較し、測定値が適正圧力値より低かったら冷媒を再度充填し、適正圧力より高かったら循環管内の冷媒を除去する。この作業を繰り返し行い、循環管内の圧力を適正圧力に調節する。
【0007】
また、最近では全自動で、カーエアコンの循環管の圧力を測定し、循環管内が適正圧力になるまで冷媒を充填する機械も開発されてきている。
【0008】
ところで、カーエアコンの冷媒としては一般にフロンガスが使用されている。このフロンガスは複数種類が存在しており、種類毎に充填量や計器類が異なる。また、外気温度が変化すると充填量も異なる性質を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷媒充填方法は、循環管内を適正圧力にする作業が複雑で、工程数も多すぎるため、熟練した技術が必要となり、知識のない者や未経験者などの者が簡単に行えないという問題がある。
【0010】
また、冷媒の充填作業の作業者が、冷媒の種類や外気温度から適正圧力値を算出しなければならないため、適正圧力値を間違えて算出し、充填量を間違えるといった危険性があるという問題がある。
【0011】
また、全自動で充填作業を行う機械は、値段が高すぎるため、簡単に用意することができないという問題がある。また、この機械は使用できるフロンガスの種類が限定されているため、他の種類のフロンガスを取り扱う場合は別の機械を用意しなければならないという問題がある。
【0012】
また、近年フロンガスの使用が限定されてきており、従来使用してきたフロンガスの種類を変更しなければならないケースが増加してきている。それに伴い、従来使用してきた計器器具なども変更しなければならず、高価な計器器具を用意するのが困難であるといった問題も生じてきている。
【0013】
以上のことから、熟練した技術を有さない者でも容易に冷媒の充填作業を行うことができ、且つ、安価に冷媒充填作業を行えるカーエアコンの冷媒充填方法の開発が望まれていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法は、カーエアコンの循環管の低圧側と圧力表示計の低圧側を低圧側ホースで繋ぐ低圧側接続工程と、カーエアコンの循環管の高圧側と圧力表示計の高圧側を高圧側ホースで繋ぐ高圧側接続工程と、循環管の高圧側の圧力を測定する高圧側測定工程と、循環管の低圧側から冷媒を充填する冷媒充填工程とを有し、圧力表示計は、カーエアコンに接続される管と、管に設けられ、カーエアコンの循環管の圧力を回転変位量に変換する変換手段と、変換手段に設けられ、変換手段によって変換された回転変位量に応じて回転する指針と、指針が回転して指示した指示位置が適正であるか否かを評価する評価板とからなり、管は循環管の高圧側に接続される高圧管と循環管の低圧側に接続される低圧管とからなり、変換手段は、高圧管に設けられた第一変換手段と、低圧管に設けられた第二変換手段とからなり、指針は第一変換手段に設けられた第一指針と、第二変換手段に設けられた第二指針とからなり、評価板には第一指針の指示位置が適正か否かを評価する評価目盛が設けられ、評価板は外気温度に応じて可変可能に設けられ、高圧側測定工程は、第一指針が指示する評価板の位置より循環管の高圧側の圧力が適正か否かを判断し、冷媒充填工程は、低圧側ホースに三又の分岐栓を設け、高圧側測定工程の測定結果に基づいて分岐栓から冷媒を充填することを特徴とする。
【0015】
また、評価板は、外気温度に応じて自動的に可変可能であっても良い。
【0016】
また、第一指針及び第二指針の回転中心は同軸に設けられ、圧力表示計は評価板の一部を指示する基準点と、外気温を測定する外気温度計とを備え、評価板は円弧状に外気温度が記された外気温度目盛と、評価板の中心に設けられたつまみとを備え、つまみは第一指針及び第二指針の回転中心と同軸に設けられ、評価板は、つまみを中心にして回転可能に設けられ、評価板は外気温度計の示した数値に応じて外気温度目盛を基準点に合わせると、評価目盛が第一指針の適正指示位置を示しても良い。
【0017】
また、圧力表示計には表示板が設けられ、基準点は表示板に設けられていても良い。
【0018】
また、表示板には円弧状に目盛が設けられ、目盛は第一指針が指示する第一目盛と、第二指針が指示する第二目盛とからなり、第一目盛及び第二目盛の円弧中心は第一指針及び第二指針の回転中心であっても良い。
【0019】
また、カーエアコンの冷媒充填方法は、循環管の低圧側の圧力を測定する低圧側測定工程を有し、低圧側測定工程は第二目盛に第二指針の指示位置が適正か否かを評価する評価域を設け、第二指針が評価域を指示しているか否か判断することを特徴とする。
【0020】
また、評価板は着脱可能であっても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2について、図を参照にしながら説明する。図1は本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2を示した説明図である。
【0022】
本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2は、カーエアコン18の循環管の低圧側と圧力表示計28の低圧側を低圧側ホース22で繋ぐ低圧側接続工程6と、カーエアコン18の循環管の高圧側と圧力表示計28の高圧側を高圧側ホース20で繋ぐ高圧側接続工程4と、循環管の高圧側の圧力を測定する高圧側測定工程12と、循環管の低圧側から冷媒を充填する冷媒充填工程16とを有している。
【0023】
ここで、本発明に係るカーエアコン18とは、車輌に搭載された空調機全般のことを指す。また、空調機とは、コンプレッサ、コンデンサ、循環管を備え、循環管内には冷媒が充填され、空気の温度を変化させることができる装置とする。
【0024】
また、本発明に係る冷媒とは、循環管内に充填して使用する気体・液体のことを指し、具体的にはフロンガスなどが挙げられる。また、フロンガスには潤滑油が混ぜられている場合が多い。
【0025】
本発明に係る低圧側接続工程6とは、カーエアコン18の循環管の低圧側と圧力表示計28の低圧側を低圧側ホース22で繋ぐ工程を指し、高圧側接続工程4とは、カーエアコン18の循環管の高圧側と圧力表示計28の高圧側を高圧側ホース20で繋ぐ工程を指す。
【0026】
この低圧側ホース22及び高圧側ホース20は、専用のホースを使用するのが好ましいが、適宜設定すれば良い。また、高圧側ホース20の一方の端部には、カーエアコン18の循環管と連結する連結手段が設けられ、もう一方の端部には圧力表示計28と連結する連結手段が設けられている。また、低圧側ホース22も同様に、一方の端部にはカーエアコン18の循環管と連結する連結手段が設けられ、もう一方の端部には圧力表示計28と連結する連結手段が設けられている。
【0027】
また、低圧側ホース22には三又の分岐栓24が設けられているのが好ましい。この分岐栓24は、両端に連結手段を有した管に冷媒を充填する充填口が設けられた構造をし、充填口には栓が設けられている。冷媒を充填するときに栓を開けて冷媒を充填し、圧力を測定するときや冷媒を充填しない時には栓をに閉めて使用する。
【0028】
次に、本発明に係る高圧側測定工程12とは、循環管の高圧側の圧力を測定する工程を指す。この高圧側測定工程12は、圧力表示計28の第一指針が評価板のどの位置を指示しているか判断して、循環管の高圧側が適正圧力か否かを判断する。
【0029】
また、この高圧側測定工程12の前に、外気温度計から外気温度を測定する外気温度測定工程8や、外気温度に基づいて圧力表示計28の評価板を可変させる評価板可変工程10などを有していても良い。
【0030】
また、高圧側測定工程12の他に低圧側測定工程14を有していても良い。低圧側測定工程14とは、循環管の低圧側の圧力を測定する工程を指し、圧力表示計の28第二指針46が表示板58の第二目盛46の指示位置によって循環管の低圧側が適正圧力か否かを判断する。即ち、第二指針46が第二目盛46に設けられた評価域64内を指示していれば、循環管の低圧側が適正圧力であると判断することができる。
【0031】
次に、本発明に係る冷媒充填工程16とは、高圧側測定工程12の結果に基づいて循環管に冷媒を充填する工程のことである。低圧側測定工程14が設けられていた場合は、高圧側測定工程12と低圧側測定工程14の結果に基づいて冷媒充填工程が行われる。
【0032】
冷媒の充填方法は特に限定せず、どのような方法及び手段を用いても良い。また、冷媒を充填する冷媒充填機26についても特に限定せず、どのような機器器具を使用しても良い。
【0033】
次に、本発明に係る圧力表示計28について図を参照にしながら説明する。図2は本発明に係る圧力表示計28を示した説明図であり、図3は圧力表示計28のケース内部を示した説明図である。なお、これらの図は本発明をなんら限定するものではない。
【0034】
本発明に係る圧力表示計28は、カーエアコン18に接続される管30と、管30に設けられカーエアコン18の循環管の圧力を回転変位量に変換する変換手段36と、変換手段に設けられ変換手段36によって変換された回転変位量に応じて回転する指針42と、指針42が回転して指示した指示位置が適正であるか否かを評価する評価板50とからなる。
【0035】
本発明に係る管30は、一般的な圧力表示計28で使用されているものと同じもので良く、その形状及び構造は特に限定しない。また、材料についても種々の条件を考慮して適宜設定すれば良い。
【0036】
この管30は、カーエアコン18の循環管の高圧側に接続する高圧管32と、カーエアコン18の循環管の低圧側に接続する低圧管34とからなる。また、高圧管32及び低圧管34の先端は連結手段を有しているのが好ましい。また、高圧管32及び低圧管34を混同しない目的で、何等かの目印を設けたりしても良い。
【0037】
また、高圧管32及び低圧管34には空気にがし弁68が設けられているのが好ましい。空気にがし弁68の形状及び構造は特に限定せず、適宜設定すれば良い。
【0038】
次に、本発明に係る変換手段36について説明する。図4は圧力表示計28の部分断面図である。図5は本発明に係る圧力表示計28の裏面であり、変換手段36を示した説明図である。
【0039】
本発明に係る変換手段36は管30に設けられ、カーエアコン18の循環管の圧力を回転変位量に変換することができる。また、変換手段36には指針42が設けられており、変換手段36が変換した回転変位量に応じて指針42が回転し、その回転量により循環管内の圧力を視認することができるものである。
【0040】
本発明では変換手段36として、圧力表示計28で一般的に使用されるマニホールドゲージを使用しているが、この他にも測定した圧力を指針42によって視認することができる変換手段36であればどのような変換手段36を用いても良い。例えば、循環管内の圧力を移動変位量に変換し、指針42の移動量によって圧力を視認することができるものも使用可能である。
【0041】
本発明に係る変換手段36は、高圧管32に設けられた第一変換手段38と、低圧管34に設けられた第二変換手段40とからなる。第一変換手段38と第二変換手段40の設置位置は、圧力表示計28の大きさや形状などを考慮して適宜設定すれば良い。図示されているように指針42の背面側に縦列に配置しても良いし、並列に配置されていても良い。
【0042】
また、第一変換手段38には第一指針44が設けられ、第二変換手段40には第二指針46が設けられている。この第一指針44及び第二指針46の回転中心は同軸に設けられているのが好ましいが、適宜設定すれば良い。また、第一指針44及び第二指針46の形状などは適宜設定すれば良い。例えば、第一指針44及び第二指針46を識別しやすくするため、それぞれの長さや太さなどを変えることも可能である。
【0043】
また、第一指針44及び第二指針46に何等かの色を着色しても良い。例えば、第一指針44を赤色にし、第二指針46を黒色にすれば、両者を識別しやすくすることができる。着色する色は適宜設定することができる。
【0044】
次に、本発明に係る圧力表示計28は、指針42の指示位置が適正であるか否かを評価する評価板50を備えていることを特徴とする。図6は、本発明に係る評価板50の一実施の形態を示した説明図である。なお、図示された評価板50は説明の便宜上だけのものであって、本発明を限定するものではない。
【0045】
この評価板50には、第一指針44の指示位置が適正か否かを評価する評価目盛52が設けられている。評価目盛52とは、カーエアコン18の循環管の高圧側が、外気温度に準じた適正圧力であった時に第一指針44が指示していなけばならない範囲が記された目盛のことである。そして、評価板50は、圧力表示計28に外気温度に応じて可変可能に設けられているため、外気温度の変化に対して簡単な操作で、常にカーエアコン18の循環管の高圧側が適正圧力か否かを判断することができる。
【0046】
ここで、評価板50は圧力表示計28に可変可能に設けられているが、外気温度を自動で測定し、測定した外気温度に応じて自動的に評価板50が可変可能な構造になっていても良い。自動的に評価板50が可変する手段は適宜設定できるものとする。
【0047】
また、評価板50を手動で可変する構造になっていても良い。この時、圧力表示計28に評価板50の一部を指示する基準点66と、外気温度を測定する外気温度計48とを設け、評価板50に円弧状に外気温度が記された外気温度目盛54と、評価板50の中心につまみ56を設けるのが良い。
【0048】
この評価板50は、外気温度計48の示した外気温度と同じ数値の垣温度目盛54を基準点66に合わせると、外気温度に応じた適正圧力の範囲に評価目盛52が可変する構造になっている。この時、外気温度目盛54と評価目盛52の形成位置は、予め計算されて設定されている。
【0049】
また、外気温度計48は、一般的に使用されているものを使用することができる。アルコール温度計、水銀式温度計、バイメタル式温度計などのアナログ式温度計でも良いし、デジタル式でも良く、特に限定しない。
【0050】
また、基準点66は評価板50の一部を指示し、評価板50の外気温度目盛54を合わせる時の基準となるものであればどのような構造及び手段を用いても良い。例えば、圧力表示計28に矢印が設けられていても良いし、何等かの点や突起物であっても良い。また、矢印や点などが印刷されていても良い。
【0051】
また、本発明に係るつまみ56は、評価板50を可変させやすくすることができるものであれば、その形状や構造は特に限定しない。つまみ56の設置位置としては、第一指針44及び第二指針46の回転中心と同軸に設けられるのが良いが、種々の条件を考慮して適宜設定すれば良い。
【0052】
また、評価目盛52には、適正圧力範囲だけでなく、図示されているように非適正範囲と、非適正である原因が記されていると更に良い。
【0053】
また、評価板50は取り外しが可能であっても良い。また、評価目盛52の形成位置や目盛幅が異なる評価板50と取り替えが可能であっても良い。
【0054】
また、本発明に係る圧力表示計28は、表示板58が設けられていても良い。図7は本発明に係る表示板58の一実施の形態を示した説明図である。
【0055】
この表示板58は、図4に示されているように、変換手段36と指針42との間に設けられている。また、表示板58に基準点66が設けられている。
【0056】
また、表示板58には円弧状に目盛が形成されていても良い。この目盛は、カーエアコン18の循環管の高圧側の圧力を測定するための第一目盛60と、カーエアコン18の循環管の低圧側の圧力を測定するための第二目盛62とが設けられているのが良い。第一目盛60と第二目盛62の目盛幅は、それぞれ設定すれば良い。また、第一目盛60及び第二目盛62の円弧中心は、第一指針44及び第二指針46の回転中心であると更に良い。
【0057】
また、第一指針44及び第二指針46に何等かの色が着色されている場合は、第一目盛60を第一指針44と同色にし、第二目盛62を第二指針46と同色にするとカーエアコン18の循環管の高圧側及び低圧側の測定を識別しやすくなる。
【0058】
また、カーエアコン18の循環管の低圧側は外気温度とあまり関係なく、第二指針46の回転量にさほど変化がないため、第二目盛62に評価域64を設けることができる。これにより、第二指針46が評価域64内を指示すれば、カーエアコン18の循環管の低圧側は適正圧力であると判断することができる。
【0059】
以上が圧力表示計28の説明であるが、本発明の目的を逸脱しない限りは種々の条件及び設定は変更が可能である。
【0060】
次に、本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2について説明する。図9は、本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2を示した説明図である。
【0061】
本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2は、カーエアコン18内の循環管の高圧側と圧力表示計28の高圧管32を高圧側ホース20で繋ぐ。次に、カーエアコン18の循環管の低圧側と圧力表示計28の低圧管34を低圧側ホース22で繋ぐ。この時、低圧側ホース22には三又の分岐栓24が接続される。そして、分岐栓24の充填口と冷媒充填機26とを専用のホースで繋ぎ、充填口の栓を閉める。
【0062】
次に、圧力表示計28に設けられた外気温度計48から外気温度を測定し、評価板50を可変させ、外気温度と同じ数値に外気温度目盛54と基準点66を合わせる。そして、カーエアコン18を作動させる。
【0063】
次に、空気にがし弁68を用いて高圧側ホース20及び低圧側ホース22内の空気を排出する。
【0064】
次に、カーエアコン18の循環管の高圧側の圧力を測定する。この時、第一指針44が評価目盛52の適正圧力範囲を指示しているか否かを確認して、循環管の高圧側が適正圧力であるか否かを判断する。
【0065】
また、カーエアコン18の循環管の低圧側を測定する場合は、第二指針46が第二目盛62に設けられた評価域64内を指示しているか否かを確認して、循環管の低圧側が適正圧力であるか否かを判断する。
【0066】
第一指針44が評価目盛52の冷媒不足の範囲を示していた場合、冷媒を充填する。この時、分岐栓24の充填口の栓を開け、第一指針44が評価目盛52の適正圧力範囲を示すまで冷媒を充填する。
【0067】
第一指針44が評価目盛52の適正圧力範囲を示した場合、カーエアコン18の作動を止めて循環管から高圧側ホース20及び低圧側ホース22を外す。
【0068】
以上が本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法2であるが、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の設定及び条件は変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法は、低圧側接続工程と、高圧側接続工程と、高圧側測定工程と、冷媒充填工程とを有し、第一指針が指示する評価板の位置より循環管の高圧側の圧力が適正か否かを判断し、高圧側測定工程の測定結果に基づいて分岐栓から冷媒を充填するため、冷媒充填作業が非常に簡単となり作業効率を上げることができる。
【0070】
また、作業手順が明瞭であるため、熟練した技術を有さない者であっても簡単に冷媒充填作業を行うことができる。
【0071】
また、圧力表示計は外気温度に応じて可変可能な評価板を有しているため、外気温度から適正圧力値を算出する工程が必要なくなり、適正圧力値を間違える恐れが無くなるだけでなく、作業工程が減るため作業効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法を示した工程図である。
【図2】本発明に係る圧力表示計を示した説明図である。
【図3】本発明に係る圧力表示計を示した説明図である。
【図4】本発明に係る圧力表示計の部分拡大側面図である。
【図5】本発明に係る変換手段の一実施の形態を示した説明図である。
【図6】本発明に係る評価板の一実施の形態を示した説明図である。
【図7】本発明に係る表示板の一実施の形態を示した説明図である。
【図8】本発明に係る圧力表示計28を示した部分拡大表面図である。
【図9】本発明に係るカーエアコンの冷媒充填方法を示した説明図である。
【符号の説明】
2  カーエアコンの冷媒充填方法
4  高圧側接続工程
6  低圧側接続工程
8  外気温度測定工程
10 評価板可変工程
12 高圧側測定工程
14 低圧側測定工程
16 冷媒充填工程
18 カーエアコン
20 高圧側ホース
22 低圧側ホース
24 分岐栓
26 充填機
28 圧力表示計
30 管
32 高圧管
34 低圧管
36 変換手段
38 第一変換手段
40 第二変換手段
42 指針
44 第一指針
46 第二指針
48 外気温度計
50 評価板
52 評価目盛
54 外気温度目盛
56 つまみ
58 表示板
60 第一目盛
62 第二目盛
64 評価域
66 基準点
68 空気にがし弁

Claims (7)

  1. カーエアコンの循環管の低圧側と圧力表示計の低圧側を低圧側ホースで繋ぐ低圧側接続工程と、前記カーエアコンの循環管の高圧側と圧力表示計の高圧側を高圧側ホースで繋ぐ高圧側接続工程と、前記循環管の高圧側の圧力を測定する高圧側測定工程と、前記循環管の低圧側から冷媒を充填する冷媒充填工程とを有したカーエアコンの冷媒充填方法であって、前記圧力表示計は、カーエアコンに接続される管と、該管に設けられ、前記カーエアコンの循環管の圧力を回転変位量に変換する変換手段と、該変換手段に設けられ、前記変換手段によって変換された回転変位量に応じて回転する指針と、該指針が回転して指示した指示位置が適正であるか否かを評価する評価板とからなり、前記管は前記循環管の高圧側に接続される高圧管と前記循環管の低圧側に接続される低圧管とからなり、前記変換手段は、前記高圧管に設けられた第一変換手段と、前記低圧管に設けられた第二変換手段とからなり、前記指針は前記第一変換手段に設けられた第一指針と、前記第二変換手段に設けられた第二指針とからなり、前記評価板には前記第一指針の指示位置が適正か否かを評価する評価目盛が設けられ、該評価板は外気温度に応じて可変可能に設けられ、前記高圧側測定工程は、前記第一指針が指示する前記評価板の位置より前記循環管の高圧側の圧力が適正か否かを判断し、前記冷媒充填工程は、前記低圧側ホースに三又の分岐栓を設け、前記高圧側測定工程の測定結果に基づいて前記分岐栓から冷媒を充填することを特徴とするカーエアコンの冷媒充填方法。
  2. 前記評価板は、外気温度に応じて自動的に可変可能であることを特徴とする請求項1に記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
  3. 前記第一指針及び前記第二指針の回転中心は同軸に設けられ、前記圧力表示計は、前記評価板の一部を指示する基準点と、外気温を測定する外気温度計とを備え、前記評価板は、円弧状に外気温度が記された外気温度目盛と、該評価板の中心に設けられたつまみとを備え、該つまみは、前記第一指針及び前記第二指針の回転中心と同軸に設けられ、前記評価板は、つまみを中心にして回転可能に設けられ、前記評価板は、前記外気温度計の示した数値に応じて前記外気温度目盛を前記基準点に合わせると、前記評価目盛が前記第一指針の適正指示位置を示すことを特徴とする請求項1に記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
  4. 前記圧力表示計には、表示板が設けられ、前記基準点は、該表示板に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
  5. 前記表示板には、円弧状に目盛が設けられ、該目盛は、前記第一指針が指示する第一目盛と、前記第二指針が指示する第二目盛とからなり、該第一目盛及び第二目盛の円弧中心は、前記第一指針及び前記第二指針の回転中心であることを特徴とすることを特徴とする請求項3又は4に記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
  6. 前記カーエアコンの冷媒充填方法は、前記循環管の低圧側の圧力を測定する低圧側測定工程を有し、該低圧側測定工程は、前記第二目盛に前記第二指針の指示位置が適正か否かを評価する評価域を設け、前記第二指針が該評価域を指示しているか否か判断することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
  7. 前記評価板は、着脱可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカーエアコンの冷媒充填方法。
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