JP2004010027A - 総合システム潜水用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便安価で、安全性が高く、目的に応じて組み合わせが可能な総合システム潜水用具を提供する。
【解決手段】耳栓は柔軟性の膜で防水と耳の痛みを防止し、音を伝え、イヤホーンにも出来る用にした。水中メガネは簡単確実に脱着をする為テープを採用した。シュノーケルは防水防塵と進入した水の排出に弁を活用した。水中拡声器は音声を水中に放出する物であり、形状に工夫した物である。短時間潜水の場合は特別の装備がなくても、簡単手軽に使える様救命胴衣的な柔軟性容器を作り、それに濃縮酸素と二酸化炭素を除去して呼吸空気を再生して、簡単装備で20〜30分間程度の潜水を可能にした。長期間潜水の場合は海水から水素と酸素を作り呼吸できるようにした。電源は特殊海水電気を使用して様々な電源とした。容器は潜水に使わない場合は、救命胴衣として使用する。
【選択図】 図10
【解決手段】耳栓は柔軟性の膜で防水と耳の痛みを防止し、音を伝え、イヤホーンにも出来る用にした。水中メガネは簡単確実に脱着をする為テープを採用した。シュノーケルは防水防塵と進入した水の排出に弁を活用した。水中拡声器は音声を水中に放出する物であり、形状に工夫した物である。短時間潜水の場合は特別の装備がなくても、簡単手軽に使える様救命胴衣的な柔軟性容器を作り、それに濃縮酸素と二酸化炭素を除去して呼吸空気を再生して、簡単装備で20〜30分間程度の潜水を可能にした。長期間潜水の場合は海水から水素と酸素を作り呼吸できるようにした。電源は特殊海水電気を使用して様々な電源とした。容器は潜水に使わない場合は、救命胴衣として使用する。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潜水時における、各種用具と使用方法である
【0002】
【従来の技術】耳栓は潜水時に外耳に海水などが浸入を防止する機能のみであり、音が聞こえ難くなり、耳が痛くなるのを防げなかった。耳栓は2000−201964、2000−166963,平7−100163、平11−513261などで提案されているが、密封されていなく水中で耳栓が使用できなかったり水圧でめり込んだりする危険があった。又イヤホーン機能もない。又水中メガメは顔面に中々フィットしなかったり、ゴムでの止めは調整が難しく切れたりした。シュノーケルの位置も常に変化するが位置を変え難かった。
【0003】シュノーケルはゴミや虫を防ぐスクリーンはなく、水の浸入防止は特許001−58596や平8−210982等提案されているが、潜水する時は逆向きになりフロートは開ける方向に動いてしまい水の浸入を防げなかった。シュノーケルは単純な筒であり、水を排出するのに苦労があった。排出弁を取りつけた物もあるが手などで入り口を押さえなければならない不便がある。又排出呼吸ガスが筒内に残り30〜40%の汚れた排気ガスを再吸入していた。水中会話装置は電気式と振動式があり、様々な方法が提案されている。平9−509116など電気信号型は歯の振動を利用するが複雑で高価であった。空気振動型は平8−19079等が提案されているが大型にならざる得なく、振動膜の強度等潜水には実用的でなかった。
【0004】潜水は本格的な装備が必用で、自吸気式では2000−500716、平8−80896等様々な提案がなされ一部実用化しているが、水深10mを30分チョイト潜りたい場合の小型軽量で酸素ボンベ等の様に嵩張らず、特別な訓練も必用なく安全安価な用具はない。電気を使う場合、電池は嵩張り重くて持ち運びが不便で寿命が短い。海水電池は2002−110141等自動車の鉛電池状で潜水には全く使えなかった。ウエットスーツ等は非常に脱着が困難でしかもオーダメイドが主流であり、中でもドライスーツは空気を注入するが容器や浮力調整に利用していない。また非常に高価である。又色もデザインのみ考慮され、水中での仲間の識別や、派手な蛍光色を鮫等避ける研究結果を活用していない。水中スクーターの様な水中推進援助装置で体の一部に設置された物はなく、使用しない時は大きな荷物になり又高価でもあった。又ダイバーが海流に流され行方不明になる事故も多発しており対策が考慮されていなく、まさに命を懸けた自己責任であった。
【0005】長時間の潜水は高圧ボンベなど特別な潜水用具が必用であり重く嵩張り、高価で持ち運びが不便であった。何より潜水時間が限られており魚のように海水から酸素を得られなかった。各種事故も多く又特別な訓練も必用であった。水中ででの各機器の操作は手袋等の影響もあり操作しずらい。又音楽や支援船等との交信や遭難時の有効な対策や装備が無かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は目的はこれらの問題点を解決する為に、用具に人間の機能を加えた総合システムに捉え、相互に補完し逢いムダを出さないよう様々な工夫をし簡便安価で目的に応じ組み合わせる事により、楽しく手軽で安全、安心して潜水が出来、水中でも人やイルカと音声の遣り取りが可能になる。耳栓は水中でも音が聞こえ且つ耳が痛くならない様に3枚の膜と形状で解決できた。水中メガネも小さな吸盤を多数設けしっかりフィットするようにした。バンドはテープで負担なく簡便且つ他用途にも活用できるようになった。シュノーケルは網フィルターを設け、ゴム膜付き蓋をする事によりどんな姿勢でも水や異物の進入を防げる。排出弁は汚れた排気ガス、進入した水や発声時の空気を排出する。吸入弁を設け新鮮な空気のみ吸入する。水中拡声器はメガホンと共振の円弧状振動板により、小型でありながら音声を拡大し水中音波を前方に放出可能となった。救命胴衣状の容器と除去と充填、海水電池を活用して、簡単用具で素潜りが10〜30分程が手軽に潜水出来る様になった。海水電池は布状にして容器の表面に設置する事により嵩張らず適当な重しになり、動きも不自由なく水中だけ発電する長寿命の電池を利用できる。この電気を利用して海水から真水を作り電気分解からH2とO2を作りこのガスを呼吸する事により、夢の長時間の潜水も可能となった。無線電話、電気推進機、潜水制御装置、音楽も利用可能となる。容器は潜水に使用しない場合は救命胴衣として利用できる。ウエットスーツ等は蛍光色でカラフルにしてゴム付きジッパーや強力ボンド磁石で密閉止めしテープが確実接合をする。フリーサイズ化が可能となり脱着が楽になり安価に提供できる。海水電池と救難無線発信機を付ける事により安全が確保される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。但し記載の方法は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】請求項1に記載の発明は耳栓であり、図1の耳栓は水中でも使え、防水しながら音が聞こえ圧力調整から耳が痛くならない物である。潜水深度0から10m用、11〜40m、それ以上と用途で使い分ける。それは中空の耳栓を密封している各膜の伸縮性の強さによる。10m用で説明すると、水中や空気中で利用できる様に調整された伸縮性の外膜B、柔軟多孔質の中膜C、中幕保護の内膜30である。耳栓を付けると外耳にフレアーAが当たり高圧がかかっても、中に押し込まれず、広い面積は集音にも効果がある。更に外側空気部屋▲4▼の体積を大きく出来高圧時の体積減少にも対応する。水圧がかかると外膜Bは圧力を緩和しながらも内側にへこむ。外側空気部屋▲4▼の空気は圧力を更に緩和しながら、中膜Cの微細孔から内側ゆっくりは移動し内幕30は柔らかいゴム更に圧力を緩和する。時間をかけ圧力を平衛する為、耳抜きが自然に出来耳が痛くならない。水深2m程度の差圧は耳栓がほぼ受け持つ。イヤホーンタイプは本発明の耳栓に電気振動板▲12▼を取り付けた物であり外側空気室にある為防水は必要ない。後述の通り潜水制御装置▲20▼からの情報、音楽、無線電話等を聞く際使用する。
【0009】請求項2に記載の発明は、図2の水中メガネのバンドのテープDと吸盤Eである。テープDは水中メガネの保持に使用され、左右のテープDを最適なテンションで簡単に留めれる。シュノーケルも位置決め保持などが簡単になる。吸盤Eは水中メガネを保持するフレームの先端にあり、柔軟性に富み顔との接地部分には吸盤Eを作ってある。これにより顔に強い圧力を加へ無くても簡単に剥がれない水中メガネとなる。これは後述の、鼻口マスクIも同様である。水中メガネのバンドをテープDにして、ウェットスーツ等22の帽子部分にテープDを付ければ更に簡便に使用できる。
【0010】請求項3と4の発明は図3、4、5、6のシュノーケルにおける水進入防止の為の蓋Fである。水面上にある時はフロート▲8▼の重みで蓋Fは空いている。水を被るとフロート▲8▼は上方に上がり蓋Fを閉じる。水中では柔軟性ゴム▲6▼に水圧が掛る為フィルタ▲7▼に押し付けられている。この為にどんな姿勢でも水が進入する事はない。シュノーケル先端はフィルタ▲7▼が設置され、ゴミや虫など異物を吸込む事を防止する。上方端は斜めに切られ蓋Fの迅速な作動を促す。下端は弁を介して立筒Gに繋がる。吸入弁Hは排気の時は閉じてしまう。これにより新鮮な空気のみ呼吸できる。カバー▲13▼は衝撃や水の飛沫から装置を守る。立筒Gは上端は鼻口マスクIの水中拡声器Jに繋がり、下端は排出弁▲9▼を持つ。吸入時は閉じており排気時において排出弁▲9▼より水と一緒に排出する。後述の排気ホースWを使う場合は排出弁▲9▼を横に付け接続する。通常はこの弁から排気するが水などを排出したい時、強い吹きつけをすると排気弁クロート23が上方に押され更に排気弁ゴム24が排気孔25を塞ぐ。手動で閉める場合は手動ロック▲3▼で閉じる。此の為空気は下方排出弁▲9▼から排出する。水中拡声器JはマウスピースLからメガホンMに音声が入ると反射共鳴作用で音声を増幅して内側円弧状振動板▲10▼の振動焦点で最高になる。振動焦点Kは外側円弧状振動番▲10▼に繋がりカバー▲13▼相俟って音声を前方に収束して放出する。密閉式振動マイク21は3種混合ガスを使用時音声は低音変位して聞き取れない為、密閉式振動マイク21で潜水制御装置▲20▼に音声信号を送る。
【0011】請求項5と6の発明は図7,8は自給気潜水の用具であり、潜水を30分深さ10m程したい場合に用具に追加して使用する。容器Rを救命胴衣のように着て排気ホースWを立筒Gに繋ぐ。排気ホースWは左肩にある除去Tに入り、水分と二酸化炭素を除去された空気を混合室Vに入る。呼吸は空気の約21%の酸素を約20%消費する。つまり空気の約4%の酸素が無くなる訳である。人の呼吸量は普段500ccだが潜水時には1000ccと仮定とすると一呼吸の必要酸素は40ccになります。呼吸回数20回/分として800cc/分の酸素が必要となります。容器は最低でも20000ccあり10気圧の低圧で充填したとしても200000ccあり濃縮酸素50%としても125分潜水出来る事になります。20〜30分は充分余裕を持つ訳です。更に水上等で空気を手動又は電動ポンプUで充填Sを経て10気圧に昇圧された濃縮酸素を容器Rに貯える。酸素は混合室Vで混合され再生空気として吸入される。容器Rには酸素計Xがあり容器Rの残量表示する。又呼吸の際は胸腹が柔軟性の容器Rを圧迫する事と水圧により自動的に吸入時の濃縮酸素が供給がなされる事となる。充填/除去カートリッジ26は同じ構造をしており、まず水分除去剤27があるフイルターで水分を除去し内側よりN2/CO2除去剤28で除去する。充填Sと除去Tの誤装填を防止する為に形状を変えてある。装填は完全防水でロックされる。海水電池Nは陽極の炭素ウールOと絶縁材のグラスウールQ等、陰極はアルミ等金属ウールPを層状に重ねる事で柔軟性を持つ布状にする事が出来る。それをセル状にして完全絶縁防水の電極を繋ぎ発電する。呼吸の度に新鮮な真水や海水の溶融酸素がウール状電極の奥迄届き、且つ繊維状の為接触面積が大きくなり発電効率が高くなる。この電力でポンプU、電気推進機▲18▼、潜水制御装置▲20▼、音楽、無線電話、救難信号発信機36等様々に利用できる。
【0012】請求項7の発明の無限潜水は、図9の海水酸素製造装置▲14▼である。前述と違い海水からH2とO2を作り容器のHeと再生ガスと混合して呼吸する物である。これは1983年のイドラIII実験等から深度300mでもH2(63%)He(35%)O2(2%)を中心とする3種混合ガス呼吸において諸障害が見られず、安全が実証されている。現在では海底油田など大掛かりなシステム潜水では一般化しつつある。本発明ではレジャーダイビングに応用し最大でも50m程度で、より安全でH2、O2を海水から無限に供給できる為、非常に手軽で安全な用具を提供できる。容器R下部に逆浸透膜Yを設置して呼吸圧と水圧利用して浸透圧を確保して真水を作る。真水は柔軟性のある真水電気分解槽Zで酸素と水素を作り酸素・水素室▲1▼▲2▼に集める。真水との分離は疎水性のある四ふっ化エチレン多孔質膜▲11▼等を使う。これは水に対し60atm迄疎水性があり気体は通すけど水は通さない。酸素・水素室▲1▼▲2▼には手動又は電動エアーポンプUで昇圧して容器Rに貯蔵する。余分なH2/O2は浮力調整袋▲19▼で利用するか又は排出弁▲9▼から水中に放出する。何れも容器Rと一体的に設置される。海水中でH2/O2が半永久的に得られる為長期間の潜水が可能となる。He効果で音が低音化して判読しずらい水中拡声器Jと充填Sは使用しない。又容器Rは潜水に使用しない場合は真水が飲める救命胴衣としても使用出来る。
【0013】請求項8の潜水制御装置▲20▼を図10、12で説明すると表示操作板▲5▼又は音声で潜水計画を潜水制御装置▲20▼に入力しておく。潜水中に水深計▲15▼、酸素計Xと時計等のデータから潜水計画より逸脱し始めるとまず警報出し、次に適切な指示を耳栓の電気振動板▲12▼から音声で伝える。操作は音声で行うが手動として、表示操作板▲5▼でも出来る。水中会話は密閉式振動マイク21よりの音声をアンテナ29か超音波送受信器17を通して、仲間や支援船等と交信する。混合ガス管理は消費酸素の補給を呼吸回数に応じて、酸素室▲1▼から行う。混合ガスの外部排出によるHeH2の減少はH2の補給のみで行い制御する。浮力調整は希望水深を指示すると、水深計データから、電気推進機▲18▼と浮力調整袋▲19▼へH2やO2ガスを出し入れの制御し希望浮力を自動的に調整する。移動の場合図12の様に背中胴体帯31に付けた電気推進機▲18▼を作動ポジションにし操作すると、左右の筒の中のスクリュー32が回転する。水流はジェットノズル33で圧力エネルキーを速度エネルギーに替え小型ながら大きな推進力を得る。回転数を自由に変える事により前後左右とスピードを自由に変え推進出来る。音楽や無線電話等も使用可能であり楽しみながら仲間や支援船やイルカなどと交信できる。
【0014】図11はウエットスーツ等22である。脱着し易い様に逆Y型の切り込みがあり、ゴム付きジッパー37とテープDで接着する。手足部分は調整ゴム35の上からテープDで固定する。胴体や頭部の接合はジッパー37で行い、強力ボンド磁石34で密着して防水して固定する。これによりフリーサイズでも簡単脱着が出来ぴったり着られる。これにより既製のウェットスーツ等でも問題なくなる。このため大量生産が可能となり安価になる。ドライスーツの場合は浮力調整袋▲19▼兼2次容器Rとして活用する。又海水電池N、救難信号発信機36を設置しておけば、万一海流に流されても救助されやすく安心、安全でありウエイトにもなる。
【発明の効果】本発明により、シュノーケリングでの耳の痛みや、バンドの不便さ、排水等が簡単になり、水中の会話が出来る事で楽しみが倍になる。浅い潜水では容器を付け30分程度の簡単潜水も出来、充填も自分で海上でも特別の道具も無しに出来る。更に布状の海水電池を併用する事により、潜水中や水上で音楽や、無線電話、電気推進機、潜水制御装置などが使える。又長時間の潜水も可能となり、イルカなどと一緒に水中で遊べる。容器は救命胴衣にもなり便利である。このように簡単で小型で安価で何より安全な潜水ができる。本発明の各種用具を使えばレジャーのみならす、漁業や海底調査や海底作業等も手軽で安全に出来、新しい海洋開発の一助となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潜水用具の耳栓の概念図である。
【図2】本発明の潜水用具の水中メガネと接地面の概念図である。
【図3】本発明の潜水用具の水進入防止装置の概念図である。
【図4】本発明の潜水用具の水中拡声器とシュノーケルの概念図である。
【図5】本発明の潜水用具の排水弁の概念図である。
【図6】本発明の潜水用具の水中拡声器の概念図である。
【図7】本発明の救命胴衣型濃縮酸素貯蔵容器、除去装置と海水電池の概念図である。
【図8】本発明の救命胴衣型濃縮酸素貯蔵容器、充填装置の概念図である。
【図9】本発明の潜水用具の海水酸素製造装置の概念図である。
【図10】本発明の用具の潜水制御装置の概念図である。
【図11】本発明の用具のウエットスーツの概念図である。
【図12】本発明の用具の電気推進機の概念図である。
【符号の説明】
A フレアー
B 外膜
C 中幕
D マジックテープ
E 吸盤
F 蓋
G 立筒
H 吸入弁
I 鼻口マスク
J 水中拡声器
K 振動焦点
L マウスピース
M メガホン
N 海水電池
O 炭素ウール
P 金属ウール
Q グラスウール
R 濃縮酸素容器
S 濃縮酸素充填装置
T 二酸化炭素除去装置
U 手動又は電動エアーポンプ
V 混合室
W 排気ホース
X 酸素計
Y 逆浸透膜
Z 真水電気分解槽
▲1▼ 酸素室
▲2▼ 水素室
▲3▼ 手動ロック
▲4▼ 外側空気室
▲5▼ 表示操作板
▲6▼ 柔軟性ゴム
▲7▼ フィルター
▲8▼ フロート
▲9▼ 排出弁
▲10▼ 内外円弧状振動板
▲11▼ 四ふっ化エチレン多孔質膜
▲12▼ 電気振動板
▲13▼ カバー
▲14▼ 海水酸素製造装置
▲15▼ 水深計
▲16▼ 排水弁
▲17▼ 超音波送受信機
▲18▼ 電気推進機
▲19▼ 浮力調整袋
▲20▼ 潜水制御装置
21 密閉式振動マイク
22 ウエットスーツ等
23 排気弁フロート
24 排気弁ゴム
25 排気孔
26 充填/除去カートリッジ
27 水分除去剤
28 N2/CO2除去剤
29 アンテナ
30 内幕
31 帯
32 スクリュー
33 ジェットノズル
34 強力ボンド磁石
35 調整ゴム
36 救難信号発信機
37 ゴム付きジッパー
【発明の属する技術分野】本発明は潜水時における、各種用具と使用方法である
【0002】
【従来の技術】耳栓は潜水時に外耳に海水などが浸入を防止する機能のみであり、音が聞こえ難くなり、耳が痛くなるのを防げなかった。耳栓は2000−201964、2000−166963,平7−100163、平11−513261などで提案されているが、密封されていなく水中で耳栓が使用できなかったり水圧でめり込んだりする危険があった。又イヤホーン機能もない。又水中メガメは顔面に中々フィットしなかったり、ゴムでの止めは調整が難しく切れたりした。シュノーケルの位置も常に変化するが位置を変え難かった。
【0003】シュノーケルはゴミや虫を防ぐスクリーンはなく、水の浸入防止は特許001−58596や平8−210982等提案されているが、潜水する時は逆向きになりフロートは開ける方向に動いてしまい水の浸入を防げなかった。シュノーケルは単純な筒であり、水を排出するのに苦労があった。排出弁を取りつけた物もあるが手などで入り口を押さえなければならない不便がある。又排出呼吸ガスが筒内に残り30〜40%の汚れた排気ガスを再吸入していた。水中会話装置は電気式と振動式があり、様々な方法が提案されている。平9−509116など電気信号型は歯の振動を利用するが複雑で高価であった。空気振動型は平8−19079等が提案されているが大型にならざる得なく、振動膜の強度等潜水には実用的でなかった。
【0004】潜水は本格的な装備が必用で、自吸気式では2000−500716、平8−80896等様々な提案がなされ一部実用化しているが、水深10mを30分チョイト潜りたい場合の小型軽量で酸素ボンベ等の様に嵩張らず、特別な訓練も必用なく安全安価な用具はない。電気を使う場合、電池は嵩張り重くて持ち運びが不便で寿命が短い。海水電池は2002−110141等自動車の鉛電池状で潜水には全く使えなかった。ウエットスーツ等は非常に脱着が困難でしかもオーダメイドが主流であり、中でもドライスーツは空気を注入するが容器や浮力調整に利用していない。また非常に高価である。又色もデザインのみ考慮され、水中での仲間の識別や、派手な蛍光色を鮫等避ける研究結果を活用していない。水中スクーターの様な水中推進援助装置で体の一部に設置された物はなく、使用しない時は大きな荷物になり又高価でもあった。又ダイバーが海流に流され行方不明になる事故も多発しており対策が考慮されていなく、まさに命を懸けた自己責任であった。
【0005】長時間の潜水は高圧ボンベなど特別な潜水用具が必用であり重く嵩張り、高価で持ち運びが不便であった。何より潜水時間が限られており魚のように海水から酸素を得られなかった。各種事故も多く又特別な訓練も必用であった。水中ででの各機器の操作は手袋等の影響もあり操作しずらい。又音楽や支援船等との交信や遭難時の有効な対策や装備が無かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は目的はこれらの問題点を解決する為に、用具に人間の機能を加えた総合システムに捉え、相互に補完し逢いムダを出さないよう様々な工夫をし簡便安価で目的に応じ組み合わせる事により、楽しく手軽で安全、安心して潜水が出来、水中でも人やイルカと音声の遣り取りが可能になる。耳栓は水中でも音が聞こえ且つ耳が痛くならない様に3枚の膜と形状で解決できた。水中メガネも小さな吸盤を多数設けしっかりフィットするようにした。バンドはテープで負担なく簡便且つ他用途にも活用できるようになった。シュノーケルは網フィルターを設け、ゴム膜付き蓋をする事によりどんな姿勢でも水や異物の進入を防げる。排出弁は汚れた排気ガス、進入した水や発声時の空気を排出する。吸入弁を設け新鮮な空気のみ吸入する。水中拡声器はメガホンと共振の円弧状振動板により、小型でありながら音声を拡大し水中音波を前方に放出可能となった。救命胴衣状の容器と除去と充填、海水電池を活用して、簡単用具で素潜りが10〜30分程が手軽に潜水出来る様になった。海水電池は布状にして容器の表面に設置する事により嵩張らず適当な重しになり、動きも不自由なく水中だけ発電する長寿命の電池を利用できる。この電気を利用して海水から真水を作り電気分解からH2とO2を作りこのガスを呼吸する事により、夢の長時間の潜水も可能となった。無線電話、電気推進機、潜水制御装置、音楽も利用可能となる。容器は潜水に使用しない場合は救命胴衣として利用できる。ウエットスーツ等は蛍光色でカラフルにしてゴム付きジッパーや強力ボンド磁石で密閉止めしテープが確実接合をする。フリーサイズ化が可能となり脱着が楽になり安価に提供できる。海水電池と救難無線発信機を付ける事により安全が確保される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。但し記載の方法は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】請求項1に記載の発明は耳栓であり、図1の耳栓は水中でも使え、防水しながら音が聞こえ圧力調整から耳が痛くならない物である。潜水深度0から10m用、11〜40m、それ以上と用途で使い分ける。それは中空の耳栓を密封している各膜の伸縮性の強さによる。10m用で説明すると、水中や空気中で利用できる様に調整された伸縮性の外膜B、柔軟多孔質の中膜C、中幕保護の内膜30である。耳栓を付けると外耳にフレアーAが当たり高圧がかかっても、中に押し込まれず、広い面積は集音にも効果がある。更に外側空気部屋▲4▼の体積を大きく出来高圧時の体積減少にも対応する。水圧がかかると外膜Bは圧力を緩和しながらも内側にへこむ。外側空気部屋▲4▼の空気は圧力を更に緩和しながら、中膜Cの微細孔から内側ゆっくりは移動し内幕30は柔らかいゴム更に圧力を緩和する。時間をかけ圧力を平衛する為、耳抜きが自然に出来耳が痛くならない。水深2m程度の差圧は耳栓がほぼ受け持つ。イヤホーンタイプは本発明の耳栓に電気振動板▲12▼を取り付けた物であり外側空気室にある為防水は必要ない。後述の通り潜水制御装置▲20▼からの情報、音楽、無線電話等を聞く際使用する。
【0009】請求項2に記載の発明は、図2の水中メガネのバンドのテープDと吸盤Eである。テープDは水中メガネの保持に使用され、左右のテープDを最適なテンションで簡単に留めれる。シュノーケルも位置決め保持などが簡単になる。吸盤Eは水中メガネを保持するフレームの先端にあり、柔軟性に富み顔との接地部分には吸盤Eを作ってある。これにより顔に強い圧力を加へ無くても簡単に剥がれない水中メガネとなる。これは後述の、鼻口マスクIも同様である。水中メガネのバンドをテープDにして、ウェットスーツ等22の帽子部分にテープDを付ければ更に簡便に使用できる。
【0010】請求項3と4の発明は図3、4、5、6のシュノーケルにおける水進入防止の為の蓋Fである。水面上にある時はフロート▲8▼の重みで蓋Fは空いている。水を被るとフロート▲8▼は上方に上がり蓋Fを閉じる。水中では柔軟性ゴム▲6▼に水圧が掛る為フィルタ▲7▼に押し付けられている。この為にどんな姿勢でも水が進入する事はない。シュノーケル先端はフィルタ▲7▼が設置され、ゴミや虫など異物を吸込む事を防止する。上方端は斜めに切られ蓋Fの迅速な作動を促す。下端は弁を介して立筒Gに繋がる。吸入弁Hは排気の時は閉じてしまう。これにより新鮮な空気のみ呼吸できる。カバー▲13▼は衝撃や水の飛沫から装置を守る。立筒Gは上端は鼻口マスクIの水中拡声器Jに繋がり、下端は排出弁▲9▼を持つ。吸入時は閉じており排気時において排出弁▲9▼より水と一緒に排出する。後述の排気ホースWを使う場合は排出弁▲9▼を横に付け接続する。通常はこの弁から排気するが水などを排出したい時、強い吹きつけをすると排気弁クロート23が上方に押され更に排気弁ゴム24が排気孔25を塞ぐ。手動で閉める場合は手動ロック▲3▼で閉じる。此の為空気は下方排出弁▲9▼から排出する。水中拡声器JはマウスピースLからメガホンMに音声が入ると反射共鳴作用で音声を増幅して内側円弧状振動板▲10▼の振動焦点で最高になる。振動焦点Kは外側円弧状振動番▲10▼に繋がりカバー▲13▼相俟って音声を前方に収束して放出する。密閉式振動マイク21は3種混合ガスを使用時音声は低音変位して聞き取れない為、密閉式振動マイク21で潜水制御装置▲20▼に音声信号を送る。
【0011】請求項5と6の発明は図7,8は自給気潜水の用具であり、潜水を30分深さ10m程したい場合に用具に追加して使用する。容器Rを救命胴衣のように着て排気ホースWを立筒Gに繋ぐ。排気ホースWは左肩にある除去Tに入り、水分と二酸化炭素を除去された空気を混合室Vに入る。呼吸は空気の約21%の酸素を約20%消費する。つまり空気の約4%の酸素が無くなる訳である。人の呼吸量は普段500ccだが潜水時には1000ccと仮定とすると一呼吸の必要酸素は40ccになります。呼吸回数20回/分として800cc/分の酸素が必要となります。容器は最低でも20000ccあり10気圧の低圧で充填したとしても200000ccあり濃縮酸素50%としても125分潜水出来る事になります。20〜30分は充分余裕を持つ訳です。更に水上等で空気を手動又は電動ポンプUで充填Sを経て10気圧に昇圧された濃縮酸素を容器Rに貯える。酸素は混合室Vで混合され再生空気として吸入される。容器Rには酸素計Xがあり容器Rの残量表示する。又呼吸の際は胸腹が柔軟性の容器Rを圧迫する事と水圧により自動的に吸入時の濃縮酸素が供給がなされる事となる。充填/除去カートリッジ26は同じ構造をしており、まず水分除去剤27があるフイルターで水分を除去し内側よりN2/CO2除去剤28で除去する。充填Sと除去Tの誤装填を防止する為に形状を変えてある。装填は完全防水でロックされる。海水電池Nは陽極の炭素ウールOと絶縁材のグラスウールQ等、陰極はアルミ等金属ウールPを層状に重ねる事で柔軟性を持つ布状にする事が出来る。それをセル状にして完全絶縁防水の電極を繋ぎ発電する。呼吸の度に新鮮な真水や海水の溶融酸素がウール状電極の奥迄届き、且つ繊維状の為接触面積が大きくなり発電効率が高くなる。この電力でポンプU、電気推進機▲18▼、潜水制御装置▲20▼、音楽、無線電話、救難信号発信機36等様々に利用できる。
【0012】請求項7の発明の無限潜水は、図9の海水酸素製造装置▲14▼である。前述と違い海水からH2とO2を作り容器のHeと再生ガスと混合して呼吸する物である。これは1983年のイドラIII実験等から深度300mでもH2(63%)He(35%)O2(2%)を中心とする3種混合ガス呼吸において諸障害が見られず、安全が実証されている。現在では海底油田など大掛かりなシステム潜水では一般化しつつある。本発明ではレジャーダイビングに応用し最大でも50m程度で、より安全でH2、O2を海水から無限に供給できる為、非常に手軽で安全な用具を提供できる。容器R下部に逆浸透膜Yを設置して呼吸圧と水圧利用して浸透圧を確保して真水を作る。真水は柔軟性のある真水電気分解槽Zで酸素と水素を作り酸素・水素室▲1▼▲2▼に集める。真水との分離は疎水性のある四ふっ化エチレン多孔質膜▲11▼等を使う。これは水に対し60atm迄疎水性があり気体は通すけど水は通さない。酸素・水素室▲1▼▲2▼には手動又は電動エアーポンプUで昇圧して容器Rに貯蔵する。余分なH2/O2は浮力調整袋▲19▼で利用するか又は排出弁▲9▼から水中に放出する。何れも容器Rと一体的に設置される。海水中でH2/O2が半永久的に得られる為長期間の潜水が可能となる。He効果で音が低音化して判読しずらい水中拡声器Jと充填Sは使用しない。又容器Rは潜水に使用しない場合は真水が飲める救命胴衣としても使用出来る。
【0013】請求項8の潜水制御装置▲20▼を図10、12で説明すると表示操作板▲5▼又は音声で潜水計画を潜水制御装置▲20▼に入力しておく。潜水中に水深計▲15▼、酸素計Xと時計等のデータから潜水計画より逸脱し始めるとまず警報出し、次に適切な指示を耳栓の電気振動板▲12▼から音声で伝える。操作は音声で行うが手動として、表示操作板▲5▼でも出来る。水中会話は密閉式振動マイク21よりの音声をアンテナ29か超音波送受信器17を通して、仲間や支援船等と交信する。混合ガス管理は消費酸素の補給を呼吸回数に応じて、酸素室▲1▼から行う。混合ガスの外部排出によるHeH2の減少はH2の補給のみで行い制御する。浮力調整は希望水深を指示すると、水深計データから、電気推進機▲18▼と浮力調整袋▲19▼へH2やO2ガスを出し入れの制御し希望浮力を自動的に調整する。移動の場合図12の様に背中胴体帯31に付けた電気推進機▲18▼を作動ポジションにし操作すると、左右の筒の中のスクリュー32が回転する。水流はジェットノズル33で圧力エネルキーを速度エネルギーに替え小型ながら大きな推進力を得る。回転数を自由に変える事により前後左右とスピードを自由に変え推進出来る。音楽や無線電話等も使用可能であり楽しみながら仲間や支援船やイルカなどと交信できる。
【0014】図11はウエットスーツ等22である。脱着し易い様に逆Y型の切り込みがあり、ゴム付きジッパー37とテープDで接着する。手足部分は調整ゴム35の上からテープDで固定する。胴体や頭部の接合はジッパー37で行い、強力ボンド磁石34で密着して防水して固定する。これによりフリーサイズでも簡単脱着が出来ぴったり着られる。これにより既製のウェットスーツ等でも問題なくなる。このため大量生産が可能となり安価になる。ドライスーツの場合は浮力調整袋▲19▼兼2次容器Rとして活用する。又海水電池N、救難信号発信機36を設置しておけば、万一海流に流されても救助されやすく安心、安全でありウエイトにもなる。
【発明の効果】本発明により、シュノーケリングでの耳の痛みや、バンドの不便さ、排水等が簡単になり、水中の会話が出来る事で楽しみが倍になる。浅い潜水では容器を付け30分程度の簡単潜水も出来、充填も自分で海上でも特別の道具も無しに出来る。更に布状の海水電池を併用する事により、潜水中や水上で音楽や、無線電話、電気推進機、潜水制御装置などが使える。又長時間の潜水も可能となり、イルカなどと一緒に水中で遊べる。容器は救命胴衣にもなり便利である。このように簡単で小型で安価で何より安全な潜水ができる。本発明の各種用具を使えばレジャーのみならす、漁業や海底調査や海底作業等も手軽で安全に出来、新しい海洋開発の一助となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潜水用具の耳栓の概念図である。
【図2】本発明の潜水用具の水中メガネと接地面の概念図である。
【図3】本発明の潜水用具の水進入防止装置の概念図である。
【図4】本発明の潜水用具の水中拡声器とシュノーケルの概念図である。
【図5】本発明の潜水用具の排水弁の概念図である。
【図6】本発明の潜水用具の水中拡声器の概念図である。
【図7】本発明の救命胴衣型濃縮酸素貯蔵容器、除去装置と海水電池の概念図である。
【図8】本発明の救命胴衣型濃縮酸素貯蔵容器、充填装置の概念図である。
【図9】本発明の潜水用具の海水酸素製造装置の概念図である。
【図10】本発明の用具の潜水制御装置の概念図である。
【図11】本発明の用具のウエットスーツの概念図である。
【図12】本発明の用具の電気推進機の概念図である。
【符号の説明】
A フレアー
B 外膜
C 中幕
D マジックテープ
E 吸盤
F 蓋
G 立筒
H 吸入弁
I 鼻口マスク
J 水中拡声器
K 振動焦点
L マウスピース
M メガホン
N 海水電池
O 炭素ウール
P 金属ウール
Q グラスウール
R 濃縮酸素容器
S 濃縮酸素充填装置
T 二酸化炭素除去装置
U 手動又は電動エアーポンプ
V 混合室
W 排気ホース
X 酸素計
Y 逆浸透膜
Z 真水電気分解槽
▲1▼ 酸素室
▲2▼ 水素室
▲3▼ 手動ロック
▲4▼ 外側空気室
▲5▼ 表示操作板
▲6▼ 柔軟性ゴム
▲7▼ フィルター
▲8▼ フロート
▲9▼ 排出弁
▲10▼ 内外円弧状振動板
▲11▼ 四ふっ化エチレン多孔質膜
▲12▼ 電気振動板
▲13▼ カバー
▲14▼ 海水酸素製造装置
▲15▼ 水深計
▲16▼ 排水弁
▲17▼ 超音波送受信機
▲18▼ 電気推進機
▲19▼ 浮力調整袋
▲20▼ 潜水制御装置
21 密閉式振動マイク
22 ウエットスーツ等
23 排気弁フロート
24 排気弁ゴム
25 排気孔
26 充填/除去カートリッジ
27 水分除去剤
28 N2/CO2除去剤
29 アンテナ
30 内幕
31 帯
32 スクリュー
33 ジェットノズル
34 強力ボンド磁石
35 調整ゴム
36 救難信号発信機
37 ゴム付きジッパー
Claims (8)
- 本発明の総合システム潜水用具(以下用具と称す)は、閉塞潜水、自吸気潜水と無限潜水の用具を使い分けて、潜水を安全且つ快適にする物である。塞潜水は耳栓、水中拡声器付シュノーケル、水中メガネで構成される。耳栓は水中で防水と耳が痛くならず音が聞こえる物である。形は密閉中空であり、外耳道と外耳に対応形をした柔軟性の合成樹脂で作られている。外耳フレアーは集音と耳栓が中に入りこむのを防止する。内外と中央に膜を持ち振動して音を鼓膜に伝える。内外の膜は中空を密閉して水などの浸入を防ぎ且つ急激な水圧の変化は伸縮性の外膜に緩衝する。外側空気室にはイヤホーン振動板があり一定以上の外膜の凹みを防止する事を特徴とする。中幕は多孔質で柔軟性のある物が望ましく内幕は非常に柔軟性のあるゴムで作られる。中膜の微細穴が耳垢や塩の結晶などで詰まる事を防止する事に特徴がある。又外側空気室に電気振動板を置く事によりイヤホーンにもなる。音楽、無線電話、警告や適切指示等の聞こえる耳栓となる。空気中や深度により膜の伸縮度や材質を変え用途別に使い分ける。本発明はこれらの特徴と考え方を含むものである。
- 本発明の用具の水中メガネは、顔との接触部は柔軟性の合成樹脂で作られ、小さな吸盤を持ち確実に接着する。これにより水の浸入や水中メガネの脱落を防止できる。水中メガネを止めるバンドは伸縮性マジックテープ(以下テープと称す)を使い止める。これにより構造と調整が簡単となる。又シュノーケルや小物もテープを付け簡単に保持できる。耳栓も伸縮性の紐で繋げる。又ウェットスーツや帽子を着用する場合は、ウェットスーツや帽子にテープを付け簡単保持させる。同体部に付ければ水中カメラなど小物が簡単に保持できる。これにより簡単操作と利便性が増す。本発明はこれら特徴と考え方を含むものである。
- 本発明の用具の水中拡声器付シュノーケルは、水進入防止、水自動排出、水中拡声器を持つ。水進入防止装置はパイプ上部が斜めに作られ内側に異物吸入防止用のフイルターを設置し、水進入防止蓋は下面を柔軟製のゴム作られる。蓋はヒンジを介してフロートに繋がる。パイプに水が入ろうとするとフロートが上がり蓋をする。水中で位置が変わっても柔軟なゴムが水圧を受け蓋を固定し水の侵入を防止する。カバーは波などの衝撃防御と飛沫混入防止である。立筒は吸入弁を介してシュノーケルに横で繋がる。呼吸時は新鮮な空気のみ入り、立筒下部の排出弁は息を吐き出す時水と一緒に排出する。水中での発声、排ガスと排水が同時に可能となる。中長時間の潜水の場合は排気パイプを手動ロック付き排気弁を通し繋ぐ。排気弁はフロート付弁であり排気圧により開くが、排水時に息を強く吹くと排気弁は閉じ排出弁より排水出来る。手動で排気弁を止め排水も出来る。このような特徴と考え方を含むものである。
- 本発明のシュノーケルの水中拡声器は、内外円弧状振動板とメガホンで構成された音声増幅装置である。マウスピースを通し声を出すと内円弧状振動板に直進波とメガホン反射波とが共振して増幅して振動する。振動焦点で外円弧状振動板に繋がり、増幅された音声を水中に放射する。内外円弧状振動板は水圧も受け持ち水中拡声器のカバーは音の方向性を整える。メガホン先端部下部は空気穴があり、シュノーケルに繋がる。無限潜水では密閉振動マイクがマウスピース内に設置され音声を潜水制御装置に送る。この様な特徴と考え方を含むものである。
- 本発明の自給気潜水の用具の能力は潜水深度10m30分以内用である。用具は柔軟性のある救命胴衣の形であり内部が密封された濃縮空気貯蔵容器(以下容器と称す)である。濃縮酸素充填装置(以下充填と称す)、排気ガスの二酸化炭素除去装置(以下除去と称す)、海水電池、潜水制御装置等で構成される事に特徴がある。空気補給は海上等でも簡単に手動又は電動ポンプから充填を通り窒素が除去され酸素を濃縮して容器に貯蔵出来る。充填圧は低圧で酸素濃縮も50%を超えない。口からの排気ガスは立筒と排出弁を通し排気パイプで除去に繋がる。除去は水分吸収部、二酸化炭素吸収部で構成された充填と同じ構造で交換可能なカートリッジ型に特徴がある。カートリッジは小型で簡単に交換が出来、充填と形状を変え誤装填を防止する。排気ガスはその後混合部に導かれ濃縮酸素を適度に混合して、再吸入される。再生空気を利用する事により補充する酸素は呼吸量の最低4%でよく、容器容量は最大25倍まで使用出来ることになる。より深い潜水は容器容量と耐圧性を高めたタイプで対応する。容器は救命胴衣の形で体に固定される。呼吸の時胸と腹を膨らませる事から、容器を圧迫し自動的に濃縮空気を混合部に送り出す事が出来る。これらから安全を考慮しても30分の潜水が可能となる。充填と除去にはゼオライ等吸着性物質で安価な物が望ましく、安全で簡単交換できるな物が望ましい。容器には水深計、酸素計、潜水制御装置、無線電話や電気推進機等が装着出来る。この様な特徴と考え方を含むものである。
- 本発明の用具の海水電池は、容器の表面に一体成形又は脱着可能に作られる薄い布状の物である。海水電池は各セルを炭素繊維等の陽極電極、マグネシュウムやアルミ合金等の金属繊維を陰極、グラスウールは陰極と陽極を絶縁分離し電解液である海水や真水が自由に移動できる様工夫してセルを防水絶縁して繋げた物である。海水電池は容器の表面に設置されるため、呼吸で圧力が変化し海水や水が自動的に出入りする事により溶融酸素が陰極の隅々迄届く事と繊維状の為接触面積は非常に大きくなり単位発電量は大きくなる。完全絶縁防水された各種電気機器に電力を供給しても十分な電力が得られ潜水制御装置を通し電力と制御を行う。海水電池は容器又はウエットスーツ等に設置され浮力調整のウエイトにもなる。電気推進装置は背中に付けられる2本の筒の中にスクリューを設置した物で折畳式である。使用時は背中で左右に開くと作動可能となる。筒はジェットノズルを持つ。表示操作板や音声指示により左右前後の推進が可能となる。ウエットスーツ等は鮫対策の為蛍光色の派手な色がの望ましい。又ウエットスーツ等はゴム付きジッパーの密閉接合とテープの確実接合を組み合わせ、手足部や曲げ部は伸縮性ゴムで接合される為、個々の体型に密着ししかも簡単な着脱が可能になる。このためウエットスーツ等既成化が可能となり大量生産から安価になる。救難無線発信機と海水電池をウエットスーツに設置し遭難時使用する。特にドライスーツの場合は浮力調整袋兼2次容器としても利用できる。更に容器に無線電話を付ければ、捜索救助が確実になる救命胴衣としても利用できる。この様な特徴と考え方を含むものである。
- 本発明の無限潜水の用具は、海水からH2、O2を取出しHeを加えた3種混合ガス呼吸方式を採用した。請求項5/6の容器を強化拡充し、充填に変えて真水製造、電気分解、圧縮ポンプ、浮力調整袋を設置した事が特徴である。その混合ガスはHe35%H263%O2 2%の比率で構成して、減圧症や窒素酔いの原因である窒素を使用しない事に特徴がある。O2を2%以内に押さえる事により、酸素中毒と爆発を防止する。真水製造の逆浸透膜は水圧と呼吸圧で自動的に真水が作られる。真水は絶縁性の陰陽両極室で構成される電気分解装置に送られる。電気分解で作られたH2とO2の気体は、疎水性ある多孔質の四ふっ化エチレン膜で水と分離され酸素室、水素室に入る。H2とO2は別々に手動又は電動ポンプにより圧縮され容器に貯蔵される。余分なH2やO2は必用に応じ浮力調整袋か水中に排出弁から放出する。海水電池の寿命は非常に長く、従って長期間の潜水が可能となる。容器を救命胴衣として利用する場合、前述に加え真水を飲用に利用が可能な救命道具となる。このような考え方と特徴を含む物である。
- 本発明の用具の潜水制御装置は、潜水の安全と楽しさを援助する物である。潜水計画に基ずく警告、適切指示、各種電気機器の操作、浮力調整、推進装置や無線電話等の制御等と各種センサーで構成する。急速浮上は減圧症を引き起こす為警告と適切指示を出す。混合ガスの混合比維持は消費酸素を補給すれば良いが外部に流失した場合はH2を補給していく様潜水制御装置が自動的に調整する。浮力調整は水深計からのデータより深度を維持させる為、深度維持を指示すると、まず電気推進機で深度を維持し、H2、O2浮力袋に電気分解の気体を送り込む事により浮力調整を行う。水中拡声器はHe、H2の影響で使えない為、マウスピースの振動を密封振動マイクで音声を取出す。潜水制御装置は音声又は手動で操作される。音声は電波と超音波で送受信する。これにより近距離無線会話が可能となる。このような考え方と特徴を含む物である。
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JP2005335552A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Yoshiki Takeuchi | 海中使用物品 |
US8009517B2 (en) | 2008-02-21 | 2011-08-30 | Seiko Epson Corporation | Wireless communication system, transmitting device, receiving device and information processing apparatus |
CN108837433A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-11-20 | 河南联合互动广告文化传播有限公司 | 一种可以供氧气且水中摄像的泳镜及其使用方法 |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002197908A patent/JP2004010027A/ja active Pending
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