JP2004006485A - 真空吸着ステージ - Google Patents

真空吸着ステージ Download PDF

Info

Publication number
JP2004006485A
JP2004006485A JP2002159329A JP2002159329A JP2004006485A JP 2004006485 A JP2004006485 A JP 2004006485A JP 2002159329 A JP2002159329 A JP 2002159329A JP 2002159329 A JP2002159329 A JP 2002159329A JP 2004006485 A JP2004006485 A JP 2004006485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum suction
wafer
stage
suction stage
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002159329A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yoshikawa
吉川 淳
Masato Fujita
藤田 真人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP2002159329A priority Critical patent/JP2004006485A/ja
Publication of JP2004006485A publication Critical patent/JP2004006485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】半導体接着ウェーハを真空吸着しても、ウェーハに傷を付けることがない真空吸着ステージを提供する。
【解決手段】吸着面に設けられた真空吸着溝により被吸着物が吸着される真空吸着ステージにおいて、真空吸着溝4は、その両上端に曲面部4aあるいはテーパ部が形成されたことを特徴とする真空吸着ステージ1である。真空吸着ステージ1は、半導体接着ウェーハWの製造工程における加工時に、半導体接着ウェーハを吸着保持するために用いられる。これにより、研削加工を行なっても、半導体接着ウェーハを傷付けることがない。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は真空吸着ステージに係わり、特に真空吸着溝の形状を改良した真空吸着ステージに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの基材であるシリコンウェーハを研削あるいは研磨加工する場合、ウェーハは真空吸着ステージに吸着、固定される。このとき吸着力を得るために真空吸着ステージを平滑面とし、真空引きを行ってウェーハ面を接触、固定させる。真空吸着ステージの吸着面は、真空引きされるように、吸着面には真空吸着溝が均一に設けられ、この真空吸着溝は、この真空吸着溝に連設された連通孔を介して外部に設けられた減圧装置に接続されている。
【0003】
一方、近年、絶縁分離特性の向上、低消費電力化の要望に応えるため、伝導型、抵抗率等種類の異なる半導体ウェーハを直接接着法により多層構造化した
SOIウェーハが、多く用いられつつある。このSOIウェーハは、一般に次のようにして製造される。活性層用シリコンウェーハと支持基板用シリコンウェーハの鏡面同士を室温で貼り合わせた後、熱処理炉にて1100℃程度の温度で加熱する。熱処理を施すことによって、貼り合わせ界面の結合力が増加する。その後、シリコン接着ウェーハの活性層用ウェーハの外周縁部を、ウェーハ半径方向へ幅3mm程度で面取りし、外周段付形状とする。これは、通常のシリコンウェーハでは、外周部に研磨によるダレが生じているので、この外周部分の1〜2mmが未接着部分となるためである。
【0004】
上記のようなウェーハ外周部研削の際に、真空吸着ステージ上に接着ウェーハを吸着させるが、この真空吸着ステージは加工精度を安定させるためステンレスのような硬質なものであり、ステージの吸着面には吸着させるための真空吸着溝を形成する必要がある。
【0005】
図5に示すように、従来の真空吸着ステージ11の真空吸着溝12は、ステージ基体13を製作した後、断面V字形状の真空吸着溝12の両上端12aを残して溝切り加工して形成されるものであり、バリが発生するので、砥石でステージ全体を平滑に研磨処理する。従って、真空吸着が作用しない通常状態では、ウェーハを保持してもウェーハを傷付けることはない。
【0006】
しかし、真空吸着することによって、ウェーハがわずかながら変形し真空吸着溝の内側に接することになる。この場合、溝内側にはバリが残ることがあり、ウェーハ吸着面を傷付けてしまう場合があった。この場合に生じる傷は、微小なものであるが、被吸着面が鏡面ウェーハの場合は目立ってしまい、被吸着面が研削面あるいはエッチング面である場合は目立つ程ではないが、後工程において薬液によるエッチングを行う場合があり、この場合微小な傷が選択エッチングされて肥大化され、問題となる。
【0007】
なお、真空吸着ステージの真空吸着溝構造を改良したものとして、特開2000−21960号に記載のような真空吸着ステージがある。この公報記載の真空吸着ステージは、真空吸着ステージの真空吸着溝の真空吸引孔入口を面取りし、高温状態にある真空吸着ステージに低温のウェーハ等が吸着されても熱衝撃で破損するのを防止するものであり、ウェーハに傷を付けることを防止する効果は期待できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで半導体接着ウェーハを真空吸着しても、ウェーハに傷を付けることがない真空吸着ステージが要望されていた。
【0009】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、半導体接着ウェーハを真空吸着しても、ウェーハに傷を付けることがない真空吸着ステージを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によれば、吸着面に設けられた真空吸着溝により被吸着物が吸着される真空吸着ステージにおいて、前記真空吸着溝は、その両上端に曲面部あるいはテーパ部が形成されたことを特徴とする真空吸着ステージが提供される。これにより、半導体接着ウェーハを真空吸着しても、ウェーハに傷を付けることがない真空吸着ステージが実現される。
【0011】
好適な一例では、真空吸着ステージは、半導体接着ウェーハの製造工程における加工時に、半導体接着ウェーハを吸着保持するために用いられる。これにより、研削加工を行なっても、半導体接着ウェーハを傷付けることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる真空吸着ステージの実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明に係わる真空吸着ステージの平面図、図2はその縦断面図であり、図3は吸着溝部を拡大して示す断面図である。
【0014】
図1および図2に示すように、本発明に係わる真空吸着ステージ1は、円盤形状をなすステージ基体2と、このステージ基体2のステージ吸着面3に設けられた真空吸着溝4と、この真空吸着溝4に連通する真空吸引孔5とを有している。
【0015】
ステージ基体2は、硬質で平板形状の部材、例えば、ステンレス製であり、そのステージ吸着面3は、平滑に研磨されている。このステージ吸着面3には、真空吸着溝4がステージ基体2と同心円状に設けられている。
【0016】
図3に示すように、真空吸着溝4は、断面形状がV字状をなし、その両上端には、曲面部4a、好ましくは円弧部が形成されている。これにより、両上端近傍の真空吸着溝4の壁面には、バリがなく、滑らかな面になる。
【0017】
また、同心円状に配置された真空吸着溝4は、連通溝6によって各々連通され、この連通溝6同士の交点および連通溝6と真空吸着溝4の交点には、上記真空吸引孔5が設けられ、この真空吸引孔5を介して、真空吸着溝4は、装置外に設けられた減圧手段(図示せず)に連通されている。
【0018】
なお、真空吸着溝の両上端には、図3に示すような曲面部4aに限らず、図4に示すような両上端にテーパ部4Aaを設けてもよく、同様の効果が期待できる。
【0019】
次に本発明に係わる真空吸着ステージの使用方法を、半導体接着ウェーハの製造工程の外周部の段差加工時に用いた例で説明する。
【0020】
図2に示すように、通常の方法により2枚のシリコンウェーハを貼り合せ、熱処理をした半導体接着ウェーハW、例えば、SOIウェーハを真空吸着ステージに載置し、減圧手段により、真空吸引孔5を介して真空吸着溝4で吸着する。このときウェーハ被吸着面には酸化膜が0.5μm程度付いている。しかる後、活性層ウェーハの外周約3mmを研削し、数10μm残す。研削加工後、KOH溶液でエッチングし、水洗する。
【0021】
このような段差加工工程において、真空吸着溝4の両上端には、図3に示す曲面部4aあるいは図4に示すテーパ部4Aaが設けられているので、真空吸着溝4の両上端近傍は、バリがなく円滑であり、従来のように直角の両上端により、あるいは、ウェーハがわずかに変形し真空吸着溝の内側に接することによって両上端近傍に存在するバリにより、半導体接着ウェーハを傷付けていたのとは異なり、半導体接着ウェーハWの被吸着面側を曲面部4aあるいはテーパ部4Aaにより、あるいは、ウェーハがわずかに変形し真空吸着溝の内側に接しても、バリにより傷付けることがない。
【0022】
なお、吸着が強い場合、テーパ部4Aaの先端角に接触する場合があり、被吸着がより薄い場合には円弧部に形成するのが好ましい。
【0023】
【実施例】
目的: 図3に示すような本発明に係わる真空吸着ステージ(実施例1)、および図4に示すような本発明に係わる真空吸着ステージ(実施例2)、図5に示すような従来の真空吸着ステージ(従来例)を用い、SOIウェーハの外周段付加工を行い、被吸着面の傷の発生状態を調べた。
【0024】
方法: 2枚のシリコンウェーハを貼り合せ、熱処理し、真空吸着ステージに吸着させて研削した。この時のウェーハ吸着面は酸化膜が0.5μm程度付いている。各ステージで10枚づつ研削加工し、その後、KOH(20wt%)溶液(液温85℃)で30分間エッチングし、水洗した。このエッチング工程により外周研削後に残ったシリコンを溶解する。研削した各10枚づつのウェーハ被吸着面を蛍光灯下で目視観察し、ウェーハ上の傷の数をカウントした。カウント数値は10枚の平均数とした。
【0025】
結果: 表1に示す。
【0026】
【表1】
Figure 2004006485
【0027】
表1からもわかるように、実施例1では、傷が全く発生しないことがわかった。実施例2では、1.7個/ウェーハと従来例に比べて大幅に改善されているが、SOIウェーハのようにより薄い被吸着物を吸着する場合には、円弧部に形成した実施例1の方が好ましいこともわかった。これに対して、従来例は4.5個/ウェーハと発生数が多いことがわかった。この原因として、研削箇所以外は酸化膜で覆われているためエッチングレートが遅くほとんど溶解されないが、上端が直角の従来例では、酸化膜が傷ついて破れて、この傷付いた箇所はシリコンが露出し、そこだけエッチングされるので穴が掘られたように大きな傷になってしまうためである。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係わる真空吸着ステージによれば、半導体接着ウェーハを強力に真空吸着しても、ウェーハに傷を付けることがない真空吸着ステージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる真空吸着ステージの平面図。
【図2】本発明に係わる真空吸着ステージの縦断面図。
【図3】本発明に係わる真空吸着ステージの吸着溝部を拡大して示す縦断面図。
【図4】本発明に係わる真空吸着ステージの吸着溝部の他の実施形態を拡大して示す縦断面図。
【図5】
従来の真空吸着ステージの吸着溝部を拡大して示す縦断面図。
【符号の説明】
1 真空吸着ステージ
2 ステージ基体
3 ステージ吸着面
4 真空吸着溝
4a 曲面部
5 真空吸引孔
6 連通溝
W 半導体接着ウェーハ

Claims (2)

  1. 吸着面に設けられた真空吸着溝により被吸着物が吸着される真空吸着ステージにおいて、前記真空吸着溝は、その両上端に曲面部あるいはテーパ部が形成されたことを特徴とする真空吸着ステージ。
  2. 請求項1に記載の真空吸着ステージにおいて、半導体接着ウェーハの製造工程における加工時に、半導体接着ウェーハを吸着保持するために用いられることを特徴とする真空吸着ステージ。
JP2002159329A 2002-05-31 2002-05-31 真空吸着ステージ Pending JP2004006485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002159329A JP2004006485A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 真空吸着ステージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002159329A JP2004006485A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 真空吸着ステージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004006485A true JP2004006485A (ja) 2004-01-08

Family

ID=30429144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002159329A Pending JP2004006485A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 真空吸着ステージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004006485A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276084A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Orc Mfg Co Ltd 露光テーブルおよび露光装置
JP2007079103A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Ono Sokki Co Ltd フィルム保持板、フィルム保持機構、露光機の整合装置
JP2012119591A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Fuji Electric Co Ltd 吸着装置および吸着方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276084A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Orc Mfg Co Ltd 露光テーブルおよび露光装置
JP2007079103A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Ono Sokki Co Ltd フィルム保持板、フィルム保持機構、露光機の整合装置
JP2012119591A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Fuji Electric Co Ltd 吸着装置および吸着方法
US9233455B2 (en) 2010-12-02 2016-01-12 Fuji Electric Co., Ltd. Chucking device and chucking method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110151644A1 (en) Process for fabricating a heterostructure with minimized stress
JP2001326206A (ja) 半導体ウエーハの薄型化方法及び薄型半導体ウエーハ
TW200828492A (en) Fixing jig, and pickup method of chip and pickup apparatus
JPH1022184A (ja) 基板張り合わせ装置
JP6036732B2 (ja) 貼り合わせウェーハの製造方法
JP2008277501A (ja) 貼り合わせウエーハの製造方法
WO2018116746A1 (ja) Soiウェーハの製造方法
KR19980079863A (ko) 웨이퍼 흡착 장치용 기판 및 그 제조 방법
WO2003058697A1 (fr) Procede de fabrication d'une microplaquete semi-conductrice
CN110060959B (zh) 贴合晶片的制造方法
JP3239884B2 (ja) 半導体基板の製造方法
JPH0745485A (ja) 接着半導体基板の製造方法
JP2008041985A (ja) サポートプレート
JP4869622B2 (ja) 貼り合わせウエーハの製造方法及びそれに用いる剥離用治具
JP2004006485A (ja) 真空吸着ステージ
EP1538663A3 (en) Wafer backside processing method and corresponding processing apparatus
JP3514712B2 (ja) 半導体ウエハの裏面研削装置
JP2007214255A (ja) 貼り合わせsoiウェーハの製造方法
JP2009283582A (ja) 貼り合わせウェーハの製造方法及び貼り合わせウェーハ
JP2004022899A (ja) 薄シリコンウエーハの加工方法
JPH0794675A (ja) 半導体製造装置
JP2003309101A (ja) 貼り合せ基板の製造方法
JP5564785B2 (ja) 貼り合わせ基板の製造方法
JP2004221447A (ja) 貼り合わせ基板の製造装置及びこの装置を用いた貼り合わせ基板の製造方法
JP2006100406A (ja) Soiウェーハの製造方法