JP2004005598A - ユーザ装置、コラボレーティブ・データ管理システム、データを共同で共有する方法、グラフィカル・ユーザ・インタフェース、及び、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラム - Google Patents
ユーザ装置、コラボレーティブ・データ管理システム、データを共同で共有する方法、グラフィカル・ユーザ・インタフェース、及び、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】データ共有イベントにおいて、多数のユーザがアクセスするコラボレーティブ・データ共有システムを提供する。
【解決手段】ユーザは、他のユーザに許される共有レベル、及び、データが他のユーザへ提供される前にデータをフィルタするフィルタリング基準を設定する。データは、他のユーザによって入力されたデータ及び/又は過去に作成された情報ソースを含む多数の異なったソースから抽出される。例えば、類似のトピックに関するプレゼンテーションのスライドは、他のユーザによって使用される情報の可能なソースとしてユーザによって識別及び包含されてよい。共有されるデータは、コラボレーティブ・データ共有システムと通信するため、ユーザによって使用される装置で表示される。ユーザは、コラボレーティブ・データ共有システムによって提供されたデータを選択する。
【選択図】 図8
【解決手段】ユーザは、他のユーザに許される共有レベル、及び、データが他のユーザへ提供される前にデータをフィルタするフィルタリング基準を設定する。データは、他のユーザによって入力されたデータ及び/又は過去に作成された情報ソースを含む多数の異なったソースから抽出される。例えば、類似のトピックに関するプレゼンテーションのスライドは、他のユーザによって使用される情報の可能なソースとしてユーザによって識別及び包含されてよい。共有されるデータは、コラボレーティブ・データ共有システムと通信するため、ユーザによって使用される装置で表示される。ユーザは、コラボレーティブ・データ共有システムによって提供されたデータを選択する。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報をリアルタイムでフィルタし共有するシステム及び方法に関する。即ち、本発明は、情報をリアルタイムでフィルタし共有するために、コラボレーティブ・データ管理システムと通信するユーザ装置と、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて参加者のデータ共有を管理するコラボレーティブ・データ管理システム及び方法と、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて複数の参加者によって共同で共有されているデータを表示するグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラムと、に関する。
【0002】
【従来の技術】
低コストのディジタル・メモ記録装置が、普及するようになるにつれて、メモを記録及び共有するシステム及び方法が開発されるようになった(例えば、非特許文献1〜5参照。)。共有メモを取ることによって、グループは、アイデア及び情報を、より良好に伝えることができる。適切な通信装置及びネットワークを使用して参加者が生成したメモ及びアイデアをキャプチャ、記憶、及び共有する様々なコラボレーティブ・メモ記録システムが案出されてきた。そのようなシステムは、パーソナル・メモ、プレゼンテーション・スライド、及び特定のミーティング又はセッションに関連した他の文書又は情報ソースへのグループ・アクセスを提供する。このようなアイデア及び情報の共有及び交換は、個人及びグループの効率と能力を高める。
【0003】
現在のメモ記録システム、例えばノートパル(NotePals)は、個人のミーティング・メモを共有レコードへ自動的に結合する軽量ミーティング・サポート・システムを提供する(例えば、非特許文献6参照。)。ノートパル・システムでは、グループ・メンバーは、携帯ペン・ベース装置、例えばパーソナル・ディジタル・アシスタントにメモを記録する。ノートパルは、個人のメモを共有文書へ結合する。しかし、ノートパルは、メモが生成されるイベントが終了した後でのみ、メモ及び情報へのアクセスを提供する。
【0004】
コラボレーティブ・メモ記録の他の重要な要素は、テキストの入力、予告、及び推奨を含む。スタイラスを使用してワード及びメモをテキストとして迅速に入力させる幾つかのテクニックが存在する。幾つかのテクニックは、ユーザによって開始された入力を完了する1つ又は複数のワード又はフレーズを含むリストを自動的に提示して、例えばメモの中へ挿入するテキスト完了能力を提供する。これらのワード又はフレーズは、多くの場合、例えばアイパック(Ipaq)ソフト・キーボード完了のように、辞書から抽出される。他のシステムであるリアクティブ・キーボード(Reactive Keyboard)は、ユーザによって過去に使用されたワードを分析することによってワードを予測し、メモ挿入オプションを提示する。他のシステム、例えばピーオーボックス(POBox)は、辞書、使用頻度、及びそれらの相互関係(例えば、「インタフェース」は「ユーザ・インタフェース」の中で「ユーザ」の後にくる)を含む異なったソースを使用して予測されたワードを提示する。
【0005】
コラボレーティブ・メモ記録システムの他の態様は、情報が調整及び共有されることを可能にするフィルタリング・システムの使用である。コラボレーティブ・フィルタリング・システムは、各々のグループ・メンバーのワード、プリファレンス、及びインタラクション及び/又は他の情報ソースを読み取り、及び/又はブラウズすることによって、全てのグループ・メンバーの情報を活用することができる。コラボレーティブ・フィルタリング・アルゴリズムは、例えば、ユーザのプリファレンスに基づいて文書及びニュース・メッセージを推奨するため、幾つかのシステム、例えば、タペストリー(Tapestry)、グループレンズ(GroupLens)、フォアック(PHOAKs)、及びファブ(Fab)によって使用される(例えば、非特許文献7参照。)。
【0006】
【非特許文献1】
M.Balabanovicら、”コンテンツ・ベース、コラボレーティブ推奨(Content−Based, Collaborative Recommendation)”、Communication of the AMC、1997年3月、Vol. 40、 No. 3、 pp. 66−72
【非特許文献2】
B.Myers、”PCに接続される複数のPDAによるコラボレーション(Collaboration Using Multiple PDAs Connected to a PC)”、[online]、<URL:http://www−2.cs.cmu.edu/ ̄pebbles/papers/cscw2000workshop/2000>.
【非特許文献3】
L.Terveenら、”推奨共有システム(A System for Sharing Recommendations)”、Communications of the ACM、1997年3月、Vol. 40、 No. 3、 pp. 59−62
【非特許文献4】
D.Trunbull、1997、”フィルタリング及びコラボレーティブ・フィルタリング(Filtering and Collaborative Filtering)”、[online]、<URL: http://donturn.fis.utoronto.ca/research/kmdi−cf.html>
【非特許文献5】
J.Landay、”共有の普及:共有メモ記録のユビキタス(Making Sharing Pervasive: Ubiquitous for Shared Note Taking)”、[online]、1999、<URL:http://www.research.ibm.com/jornal/sj/384/landay.html>
【非特許文献6】
”NotePals:PDA及びメモ記録装置による軽量ミーティング支援(Lightweight Meeting Support Using Personal Digital Assistants and Note−taking Appliances)”、[online]、2002、<URL: http://guir.berkely.edu/projects/notepals/>
【非特許文献7】
P.Resnickら、”GroupLens:ネットニュース・コラボレーティブ・フィルタリングのオープン・アーキテクチャ(An Open Archi tecture for Collaborative Filtering of Netnews)”、Proceedings of A CM 1994 Conference on Computer Supported Cooperative Work、Chapel Hill、NC、Association of Computing Machinery、1994年、pp. 175−186
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらのシステムは、多くの場合、使用頻度又はユーザのパーソナル・プロフィールに基づいてワード、メモ、及び/又は文書をランク付けしない。それらのワードが特定のユーザによって使用されるならば、他のメモ記録者は、より高くランク付けされる。
【0008】
本発明は、コラボレーティブ・メモ記録システムのために情報をリアルタイムで収集、フィルタ、及び配送するシステム及び方法を提供する。
【0009】
本発明は、コラボレーティブ・メモ記録システムのために複数ソースからのワードをリアルタイムでフィルタするシステム及び方法を別個に提供する。
【0010】
本発明は、他のユーザ及びソースからの共有されるテキストを区別し、表示するシステム及び方法を別個に提供する。
【0011】
本発明は、アクティブなワード及びフレーズを識別し、メモ記録装置を使用して作成されたメモの中へ、それらのワード及びフレーズをテキストとして迅速に入力する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、多数のユーザがリアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録システムへアクセスしてよい。様々な例示的実施形態において、各々のユーザは、許可されるメモ共有レベルを設定する個人プロフィールを設定することができる。例えば、ユーザは、自分のいくつのメモが他のユーザと共有されるか、及び/又はメモが誰と共有されるかを設定することができる。他の様々な例示的実施形態において、個人プロフィールは、ユーザの間で共有されるメモを表示するためのフィルタリング規準を提供する。
【0013】
本発明に従ったシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、ワードは、他のユーザによって作成されたメモ及び/又は過去に作成された情報ソースを含む多数の異なったソースから抽出されることができる。例えば、類似のトピックに関するプレゼンテーションからのスライドは、必要ならば、他のメモ記録者によって使用されるかもしれない情報ソースとして、ユーザによって識別及び包含されてよい。
【0014】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、共有されるワード及び/又はテキストは、コラボレーティブ・メモ記録システムと通信するためユーザによって使用される装置に表示されることができる。共有されるメモは、共有されるメモへ値又は意味を割り当てるため異なったテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスを使用して表示されることができる。コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいて生成されるテキスト及びフレーズは、ワード・カテゴリー及びソースを視覚的に識別するように区別されることができる。例えば、プレゼンターからのメモは太字でハイライトされてよく、同時に、同僚からのメモはイタリックで表示されてよい。更に、共有されるメモは、その隣にシンボル又は他のグラフィカル・シンボルを有してよい。これらのシンボル又は他のグラフィカル・シンボルは、メモが特定のユーザに関連づけられていることを表す。
【0015】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、リアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録システムのユーザは、簡単な挿入テクニックを介して他のユーザ及びソースからの情報を挿入することができる。例えば、ワード又はフレーズは、スタイラスのシングルタップを使用して選択されてよい。
【0016】
本発明の第1の態様のユーザ装置は、コラボレーティブ・データ管理システムと通信するユーザ装置であって、ユーザによりデータを入力するための少なくとも1つのデータ入力装置と、前記データ入力装置から入力されたデータ及び前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するディスプレイ装置と、ユーザ装置を前記コラボレーティブ・データ管理システムへ接続するために使用可能とし、ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分がコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されるインタフェースと、前記ディスプレイ装置に表示可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、を備え、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、データを入力するデータ入力部分と、コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するデータ表示部分と、を含み、コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも他のユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含む。
【0017】
本発明の第2の態様は、第1の態様のユーザ装置であって、少なくとも1つのデータ入力装置を使用してユーザによって入力されたデータをフィルタし、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションをさらに含み、ユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータの少なくとも一部分が、フィルタされたデータを含んでもよい。
【0018】
本発明の第3の態様は、第2の態様のユーザ装置であって、メモリと、フィルタ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、前記フィルタ・パラメータは、メモリの中に記憶され、ユーザによって入力されたデータをフィルタしてフィルタされたデータを生成するためフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能であってもよい。
【0019】
本発明の第4の態様は、第3の態様のユーザ装置において、第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースを使用して入力可能なフィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0020】
本発明の第5の態様は、第1の態様のユーザ装置であって、メモリと、データ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、データ・パラメータは、メモリの中に記憶され、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するためにユーザ装置によって使用可能であってもよい。
【0021】
本発明の第6の態様は、第5の態様のユーザ装置において、前記データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0022】
本発明の第7の態様は、第5の態様のユーザ装置において、データがコラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0023】
本発明の第8の態様は、第7の態様のユーザ装置において、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0024】
本発明の第9の態様は、第1の態様のユーザ装置において、データが、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0025】
本発明の第10の態様は、第9の態様のユーザ装置において、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0026】
本発明の第11の態様は、第1の態様のユーザ装置において、データ表示部分が複数の選択可能なデータ部分を含み、各々の選択可能なデータ部分がコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータ部分に対応してもよい。
【0027】
本発明の第12の態様は、第11の態様のユーザ装置において、データ表示部分に表示された選択可能なデータ部分の1つが選択されたことに応じて、少なくともその選択されたデータ部分に対応するデータ部分が、ユーザによって入力されたデータとしてデータ入力部分に表示されてもよい。
【0028】
本発明の第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムは、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて参加者のデータ共有を管理するコラボレーティブ・データ管理システムであって、コラボレーティブ・データ管理システムを複数のユーザ装置へ接続するために使用可能とし、各々のユーザ装置が、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける特定の参加者に関連づけられ、各々のユーザにつき、該ユーザに関連づけられたユーザ装置に対して該ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・データ管理システムへ提供される、インタフェースと、各々のユーザから受け取られたデータをフィルタして、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションと、を備え、各々のユーザのために、コラボレーティブ・データ管理システムは、インタフェースを使用して、少なくとも、そのユーザによって入力されたデータから得られたフィルタ済みデータを各々の他のユーザへ提供する。
【0029】
本発明の第14の態様は、第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムであって、各々のユーザに対するフィルタ・パラメータを記憶するメモリをさらに含み、フィルタ・パラメータは、そのユーザによって提供されたデータをフィルタして、そのユーザのためにフィルタされたデータを生成するため、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能であってもよい。
【0030】
本発明の第15の態様は、第14の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、、フィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0031】
本発明の第16の態様は、第14の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、メモリがデータ・パラメータを記憶し、前記データ・パラメータは、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するか、又は識別するために使用可能であってもよい。
【0032】
本発明の第17の態様は、第16の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0033】
本発明の第18の態様は、第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムであって、各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0034】
本発明の第19の態様は、第18の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0035】
本発明の第20の態様の方法は、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者によって生成されたデータを共同で共有する方法において、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータを、複数の参加者の中の一の参加者に対する所定のフィルタリング・パラメータに基づいてフィルタし、該一の参加者に対するフィルタされたデータを生成し、前記一の参加者のためにフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供する、方法であって、各々の参加者は、複数の参加者の中の他の参加者から受け取られたフィルタ済みデータの少なくとも一部分を選択して、各々の該参加者によって生成されたデータの中に含めることができる。
【0036】
本発明の第21の態様は、第20の態様の方法であって、さらに、フィルタする前に、中央ロケーションで、複数の参加者の各々から所定のフィルタリング・パラメータを受け取り、複数の参加者の各々から受け取られた所定のフィルタリング・パラメータを、中央ロケーションのメモリの中に記憶する、方法であって、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタし、該参加者のためのフィルタ済みデータを中央ロケーションで生成することを含んでもよい。
【0037】
本発明の第22の態様は、第21の態様の方法において、一の参加者に対するフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含んでもよい。
【0038】
本発明の第23の態様は、第20の態様の方法であって、フィルタする前に、さらに、各々の参加者につき、該参加者のユーザ装置で、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータを入力し、前記参加者につき所定のフィルタリング・パラメータを、該参加者のユーザ装置のメモリの中に記憶する、方法であって、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける該参加者によって入力されたデータを、各々の参加者のためにフィルタし、該参加者のためのフィルタされたデータを該参加者のユーザ装置で生成することを含んでもよい。
【0039】
本発明の第24の態様は、第23の態様の方法であって、さらに、各々の参加者のために、該参加者に対するフィルタされたデータを中央ロケーションへ転送する、方法であって、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含んでもよい。
【0040】
本発明の第25の態様は、第20の態様の方法であって、さらに、複数の参加者の中の少なくとも一の参加者から、各々の参加者へ提供される追加のデータを識別する第2のデータを受け取ってもよい。
【0041】
本発明の第26の態様は、第25の態様の方法において、第2のデータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0042】
本発明の第27の態様は、第20の態様の方法であって、各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0043】
本発明の第28の態様は、第27の態様の方法において、第2のデータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0044】
本発明の第29の態様は、第28の態様の方法において、各々の参加者のために、該参加者に対するフィルタ・パラメータが、該参加者に対する共有レベル及び該参加者のメモを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0045】
本発明の第30の態様は、第20の態様の方法において、各々の参加者につき、該参加者のためのフィルタ・パラメータが、該参加者のための共有レベル及び該参加者のデータを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0046】
本発明の第31の態様のグラフィカル・ユーザ・インタフェースは、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて複数の参加者によって共同で共有されているデータを表示するため使用可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースであって、グラフィカル・ユーザ・インタフェースのユーザがデータを入力することのできるデータ入力部分と、複数のデータ部分を表示する共有データ部分と、を備え、前記データ入力部分を使用してユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、他の参加者と共有され、前記複数のデータ部の各々のデータ部分は、他の参加者によって入力されたデータの少なくとも一部分に対応し、各々のデータ部分は選択可能であって、選択可能なデータ部分を選択したことによってデータ項目がデータ入力部分へ自動的に入力され、自動的に入力されたデータ項目が、選択されたデータ部分に関連づけられたデータの少なくとも一部分を含む。
【0047】
本発明の第32の態様のプログラムは、ユーザ装置からデータを入力するステップと、入力された前記データ及びコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するステップと、前記ユーザ装置をコラボレーティブ・データ管理システムへ接続し、入力された前記データの少なくとも一部分を該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供する、ステップと、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示するステップと、をコンピュータにより実行させ、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラムであって、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、データを入力するデータ入力部分と、前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するデータ表示部分と、を含み、前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも、他のユーザによって入力されて該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含む。
【0048】
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態を説明した以下の記述で説明され、又はその記述から明らかである。
【0049】
本発明の様々な例示的実施形態は、図面を参照して詳細に説明されるであろう。
【0050】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム及び方法は、メモ及び情報をリアルタイムでフィルタ及び配送することによって、コラボレーティブ・メモ記録セッションの最新技術を進歩させる。リアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録のメカニズム及びテクニックは、開示された発明に従ってデータ/情報のコンパチブルな通信及び交換を或るレベルで提供するように設計された既知又は将来開発されるハードウェア装置及び/又はソフトウェア・プログラムの任意の組み合わせを使用して実現されてよい。本発明に従ったテキスト共有システム及び方法は、更に、他の既知又は将来開発されるマルチユーザ・インタラクション、例えば、インスタント・メッセージ・セッションにおいて、特に1人または複数のユーザが携帯電話又はパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)をユーザのユーザ装置として使用するとき使用されることができる。
【0051】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムの中で操作しているユーザは、同じコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムへ接続された他のユーザと情報を効果的に交換することができる。ユーザの各々は分散ネットワークへ接続され、この分散ネットワークは、参加する他のユーザと通信するために各々のユーザによって使用される。様々な例示的実施形態において、情報をコンパイル及び交換するために通信装置が使用されてよい。使用される通信装置のタイプは、使用されている分散ネットワークのタイプに基づいて決定されてよい。
【0052】
様々な例示的実施形態では、コラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムを使用する各々のユーザによって、様々なレベルのフィルタリングが使用されてよい。使用されるフィルタリングのレベル及びタイプは、ユーザの間で変更されてよく、使用されているネットワーク及び/又はソフトウェアのタイプに基づいて決定されてよい。様々な例示的実施形態において、ユーザはパーソナル・フィルタリング・プリファレンスを含ませてよい。パーソナル・フィルタリング・プリファレンスは、メモ又はテキスト共有レベル、メモ又はテキストを共有する他のユーザ、及びメモ記録セッション又は他のマルチユーザ・インタラクション・セッションにおいて含められる他の外部情報ソースを含んでよい。
【0053】
様々な例示的実施形態において、メモ記録セッション又は他のマルチユーザ・インタラクション・セッションにおいて共有されるワード及び/又はテキストは、ワード及び/又はテキストのソース及び/又はカテゴリーを識別するため様々なテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスを使用して視覚的に表示及び区別されてよい。ワード及び/又はテキストのソースは、マルチユーザ・インタラクション・セッション内の他の参加者、関連文書、提示者などを含んでよい。ワード及び/又はテキストのカテゴリーは、マルチユーザ・インタラクション・セッション内の他の参加者によって現在使用されているアクティブなワード及び/又はテキスト、過去のプレゼンテーションからのワード及び/又はテキストなどを含んでよい。使用されるテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスのタイプは、使用されているソフトウェア及び/又はハードウェアのタイプに基づいて決定されてよい。更に、ユーザ装置に表示される共有ワード又はテキストに関連づけられた値及び/又は意味は、各々のユーザのパーソナル・プリファレンスに依存してユーザの間で変更されてよいことを理解すべきである。
【0054】
共有される情報を送信、受信、及び表示するために使用される通信装置、分散ネットワーク、及びコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムのタイプは、使用されているシステム及び/又は装置のタイプに依存して変更されるか異なってよいことを理解すべきである。本発明のシステム及び方法は、特定のコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システム、及び/又は特定の分散ネットワークに依存しない。従って、システム及び方法は、任意適切なコラボレーティブ・メモ記録システム、又は他のマルチユーザ・インタラクション・システム、及び/又は任意の分散ネットワークと一緒に使用可能である。
【0055】
理解を容易にするため、本発明のシステム及び方法の例示的実施形態の以下の詳細な説明は、主としてマルチユーザ・インタラクション・システムの特定のタイプ、即ち、コラボレーティブ・メモ記録システムを対象にする。しかし、本発明のシステム及び方法は、コラボレーティブ・メモ記録システムへ限定されないことを理解すべきである。従って、以下の詳細な説明において、コラボレーティブ・メモ記録システムを対象とする本発明に従ったシステム及び方法の説明は、任意の適切な既知又は将来開発されるマルチユーザ・インタラクション・システムへ同様に適用可能であることを理解すべきである。
【0056】
図1は、コラボレーティブ・メモ記録システム100の1つの例示的実施形態のブロック図である。コラボレーティブ・メモ記録システム100は、当該コラボレーティブ・メモ記録システム100のユーザを、このコラボレーティブ・メモ記録システム100に接続する他のユーザへ接続するために使用可能である。図1に示されるように、コラボレーティブ・メモ記録システム100は、ネットワーク300へ接続された1つ又は複数のユーザ装置200を含む。コラボレーティブ・メモ管理システム400も、ネットワーク300へ接続される。
【0057】
しかし、コラボレーティブ・メモ記録システム100及びコラボレーティブ・メモ管理システム400は、テキスト・メモ以上のものを共有するために使用可能であることを理解すべきである。即ち、コラボレーティブ共有セッションは、テキスト・メモ以上のものを含む。例えば、様々な例示的実施形態において、画像データ、数字データ、グラフィカル・データ、ゼスチュア・データ、サウンド、スピーチ及び他のオーディオ・データ、マルチメディア・データ、及び任意の他の既知又は将来開発されるタイプのデータが、コラボレーティブ・データ交換セッションにおいて、ユーザによって共有されることができる。従って、コラボレーティブ・メモ記録システム100及びコラボレーティブ・メモ管理システム400は、もっと一般的には、コラボレーティブ・データ共有システム100及びコラボレーティブ・データ管理システム400である。
【0058】
ユーザ装置200、分散ネットワーク300、及びコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、図1で示されるように、別々に図示されているが、必ずしも分離された別個のコンポーネントではないことを理解すべきである。従って、これらの要素の各々の機能及び/又は動作は、1つ又は複数の装置、構造体、及び/又はシステムによって実行されてよい。更に、図1のユーザ装置200は、他の装置と接続するために分散ネットワークを使用する任意の装置であってよいことを理解すべきである。
【0059】
図1に示されるように、ユーザ装置200は、データ通信ネットワークへ接続可能な任意の装置であってよい。各々のユーザ装置200は、プログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、及びASIC又は他の集積回路デバイス又はプログラマブルロジックデバイス、例えば、PLD、PLA、FPGA、又はPALなどを使用して実現されてよい。一般的に、データ・ネットワークからのデータ及び情報を実現及び処理することのできる任意のハードウェア及び/又はソフトウェア・システムが、ユーザ装置200の各々を実現するために使用されてよい。
【0060】
様々な例示的実施形態において、ネットワーク300は、1つ又は複数の公衆電話回線網、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、ストレージ・エリア・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、又は他のタイプの分散ネットワークを使用して実現されることができる。これらの各々は、ワイヤード及びワイヤレス部分を含むことができる。
【0061】
様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、コラボレーティブ・メモ記録プロセスを定義、実行、フィルタ、及び/又は制御する既知又は将来開発されるソフトウェア・システムを含むが、これに限定されない。ソフトウェアは、コラボレーティブ・メモ記録のロジックを含み、提供された情報を解釈し、プロセスの様々なステップで要求される必要なリソース及び/又はアプリケーションを呼び出してよい。これは、情報を記憶及び解釈し、必要なプロセスのインスタンスを作成及び管理することによって達成されてよい。更に、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、ユーザ間のインタラクション、及びユーザ相互間とアプリケーションとの間のインタラクションを制御してよい。更に、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400は、管理的及び/又は監視的メモ記録機能を提供してよい。管理的及び/又は監視的メモ記録機能は、システムのために、又はメモ記録セッションにおいて、情報が再割り当てされ、及び/又は追加され、及び/又は除去され、及び/又は検査されることを可能にする。実現されるコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400のタイプは、管理されているコラボレーティブ・セッションの要件及び制御される要件のレベルに依存できることを理解すべきである。
【0062】
様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザは、コラボレーティブ・セッションに関してメモを記録し情報を入力するため、ユーザ装置200を使用する。様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・セッションの開始時に、ユーザは、特定のコラボレーティブ・メモ記録セッションへログインするため、ユーザ装置200を使用する。ユーザ装置200は、コンパチブルな通信プロセスを使用して、ネットワーク300を介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へアクセスする。例えば、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400が、インターネット・ウェブ・サーバに置かれていれば、ユーザは、HTTP接続を使用して、インターネットを介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400にアクセスすることができる。
【0063】
様々な例示的実施形態において、ログイン・プロセスの間、ユーザは異なったオプションをセットアップすることができる。例えば、ユーザは、情報共有のレベル、参加するミーティングのタイプ、ユーザのロケーション、関連資料などを設定することができる。様々な例示的実施形態において、ミーティング・タイプ及び/又はミーティング・ロケーションに関する情報は、そのミーティングのタイプ及び/又はロケーションに関連した1つ又は複数の文書から関連ワード及び/又はターム又はフレーズを抽出するため、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100及び/又はコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400によって使用されてよい。例えば、コラボレーティブ・セッションがスタッフ・ミーティングであれば、スタッフ・ミーティングに対応するターム、フレーズ、及び/又はワードの集合が、セッションにおいて使用されてよい。更に、ミーティングのタイプ及び/又はロケーションに依存して、異なった個人ファイルが、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100へログインしたユーザのために、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400によって自動的にリトリーブされることができる。例えば、ユーザは、特定タイプのミーティング及び/又はロケーションで使用される好ましいワード、ターム、及び/又はフレーズの異なった集合を有することができる。
【0064】
ユーザがログインした特定のコラボレーティブ・セッションに関連する資料は、更に、コラボレーティブ・セッションにおいて使用される関連資料として、そのユーザによって選択されることができる。例えば、PowerPointスライド・プレゼンテーション、Word文書などは、ソースドキュメントとして使用されることができる。ソースドキュメントから1つ又は複数のワード、ターム、及び/又はフレーズが抽出され、それらは、そのユーザのワード、ターム、及び/又はフレーズの集合へ追加されることができる。ユーザがコラボレーティブ・メモ記録セッションへログインすることによって呼び出されたこのセットアップ手順は、特定のコラボレーティブ・セッション及びそのコラボレーティブ・セッションの意図に依存して、変更されてよいことを理解すべきである。
【0065】
図2は、本発明に従ったユーザ装置200の1つの例示的実施形態のブロック図である。図2に示されるように、ユーザ装置200は、1つ又は複数の共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース260によって相互に接続された入力/出力インタフェース250、1つ又は複数のコントローラ210、メモリ220、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230、ネットワーク・インタフェース240を含む。1つ又は複数の入力装置252及び1つ又は複数のディスプレイ装置254は、入力/出力インタフェース250へ接続されることができる。
【0066】
図2で示されるように、様々な例示的実施形態において、メモリ220は、リアルタイム部分221、メモ部分222、コンテンツ部分223、及びフィルタ/共有パラメータ部分224を含むことができるが、これらに限られない。これらは、メモリ220の機能的部分であり、物理的部分ではないことを理解すべきである。様々な例示的実施形態において、リアルタイム部分221は、ユーザ装置200とコンパチブルな任意の入力テクニックを使用して、メモ記録セッションにおいてユーザによって記録されたテキストを記憶することができる。これは、キーボード、スタイラス、及び音声−テキスト変換機能を含むが、これらに限定されるものではない。
【0067】
様々な例示的実施形態において、メモ部分222は、ユーザ装置200を使用してユーザによって入力されたテキスト、及び/又は他のユーザからコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を介して受け取られてユーザ装置200に表示されるテキストを記憶することができる。これらのテキストは、リアルタイム・メモ及び/又は他の情報ソース、例えば過去のプレゼンテーション、出版物などを含む。様々な例示的実施形態において、コンテンツ部分223は、コラボレーティブ・セッションのために使用される関連資料を記憶することができる。様々な例示的実施形態において、フィルタ/共有パラメータ部分224は、コラボレーティブ・メモ記録セッションでユーザのメモをフィルタするために設定されたユーザ・オプションを記憶することができる。これらのフィルタ及び/又は共有パラメータは、メモ共有レベル、誰とメモを共有するかなどを含んでよく、初期セットアップにおいて設定及び記憶されてよい。
【0068】
メモリ220は、代替可能な揮発性又は不揮発性メモリ、又は代替不可能又は固定メモリの適切な組み合わせを使用して実現されることができる。代替可能なメモリは、揮発性であれ不揮発性であれ、スタティック又はダイナミック・グラム、フロッピー(登録商標)・ディスク又はディスク・ドライブ、書き込み可能又は再書き込み可能なオプティカル・ディスク及びディスク・ドライブ、ハード・ドライブ、フラッシュ・メモリなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。同様に、代替不可能又は固定メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、及びオプティカル・ディスク、ROMディスク、例えば、CD−ROM又はDVD−ROM、及びディスク・ドライブなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。
【0069】
セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230は、コラボレーティブ・メモ記録セッションに参加するために、ユーザがユーザ装置200を構成ハードウェア回路及び/又はソフトウェア・ルーチン、オブジェクト、及び/又はプログラムの任意の組み合わせを使用して実現されることができる。様々な実施形態において、これは、ネットワーク300を介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400への適切な通信リンクを確立することを含むことができる。更に、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230は、メモリ220のフィルタ/共有パラメータ部分224の中に記憶されるフィルタリング・パラメータを設定することができる。
【0070】
動作において、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230と作用することによって特定のコラボレーティブ・メモ記録セッションのためにセットアップ情報を入力するため、ユーザ装置200のユーザによって望まれるメモを入力するため、及びそれらのメモ又はそのフィルタされたバージョンをコラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400へ提供するため、ユーザ装置200が使用される。更に、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400から未処理の又はフィルタされたメモを受け取るため、受け取られた未処理の又はフィルタされたメモに少なくとも対応するテキスト(又はデータ)部分を表示するため、表示されたテキスト(又はデータ)部分の1つ又は複数を選択するため、及び選択された1つ又は複数の表示されたテキスト(又はデータ)部分を、そのユーザ装置200のユーザによって入力されたテキスト(又はデータ)部分として表示するため、ユーザ装置200が使用される。様々な例示的実施形態において、テキスト(又はデータ)部分は、例えば、単一のマウスを使用することによって選択される。
【0071】
この後で更に詳細に説明されるように、未処理のメモ(又はデータ)がコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400から受け取られると、図4で示されるようなフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、様々なユーザから受け取られた様々なメモを、そのメモを作成したユーザのフィルタリング・パラメータに基づいてフィルタするであろう。同様に、様々な例示的実施形態において、このユーザからコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送されているメモのフィルタリングがローカルで起こる場合、フィルタされたメモがコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される前にメモをフィルタするため、このユーザによって入力されたフィルタリング・パラメータが、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430によって使用される。
【0072】
動作において、図5から図7に関して後で概説されるように、様々なグラフィカル・ユーザ・インタフェース画面が、コントローラ210によって制御可能にユーザへ表示される。それによって、ユーザは、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230と交信し、メモを入力し、他のユーザによって入力されたメモの少なくともフィルタされたワード又は部分をリトリーブして、このユーザ自身のメモとして使用することができる。
【0073】
ユーザ装置200は、プログラムされた汎用コンピュータの一部分として実現できることを理解されたい。代替的に、ユーザ装置200は、ASIC、FPGA、PLD、PLA、又はPALを使用して実現されることができ、又は物理的に別個のハードウェア回路、例えば離散的ロジック・エレメント又は離散的回路エレメントを使用して実現されることができる。ユーザ装置200が採る特定の形式は、設計の選択問題であり、当業者には明白であろう。代替的に、ユーザ装置200は、コンピューティング装置の全体的制御システムを形成するために使用可能なソフトウェア・プログラムの一部分として実現されることができる。この場合、コントローラ210及びセットアップ・ルーチン230の各々は、ソフトウェア・ルーチン、オブジェクト、及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェースなどとして実現されることができる。一般的に、ユーザ装置200は、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ又は他の携帯可能コンピュータ、パーソナル・ディジタル・アシスタント、ハンドヘルド・コンピュータ、携帯電話、テキスト使用可能ポケットベルなどを使用して実現されることができる。
【0074】
一般的に、1つ又は複数の入力装置252は、キーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、関連のスタイラスを有する、若しくは、有しないタッチスクリーン、マイクロフォン及び関連の音声認識システム・ソフトウェア、ジョイスティック、ペン・ベース・システム、又は制御及び/又はデータ信号をユーザ装置200へ提供するための既知又は将来開発されるシステムの1つ又は複数を含むことができる。入力装置252は、更に、データ又は他の刺激をユーザ装置200へ与えるため、ユーザ又は他のシステムによって使用可能な手動又は自動の装置を含むことができる。例えば、入力装置252は、メモ記録に適した既知又は将来開発されるテクノロジ、例えば、リモート・ラップトップ・コンピュータ、ペン・ベース・ノートブック・コンピュータ、又はパーソナル・ディジタル・アシスタントであってよい。
【0075】
図3は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の1つの例示的実施形態のブロック図である。図3で示されるように、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、1つ又は複数の共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース460によって相互に接続される1つ又は複数のコントローラ410、メモリ420、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430、及びネットワーク・インタフェース450を含む。
【0076】
メモリ420は、代替可能な揮発性又は不揮発性メモリ又は代替不可能又は固定メモリの適切な組み合わせを使用して実現されることができる。代替可能なメモリは、揮発性であれ不揮発性であれ、スタティック又はダイナミック・グラム、フロッピー(登録商標)・ディスク又はディスク・ドライブ、書き込み可能又は再書き込み可能オプティカル・ディスク及びディスク・ドライブ、ハード・ドライブ、フラッシュ・メモリなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。同様に、代替不可能又は固定メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、及びオプティカル・ディスク、ROMディスク、例えば、CD−ROM又はDVD−ROM、及びディスク・ドライブなどを使用して実現されることができる。
【0077】
コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、データ通信ネットワークへ接続可能な任意の装置を使用して実現できることを理解すべきである。コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、プログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、ASIC又は他の集積回路デバイス又はプログラマブルロジックデバイス、例えばPLD、PLA、FPGA、又はPALなどを使用して実現されてよい。一般的に、データ・ネットワークからのデータ及び情報をインプリメント及び処理することのできる任意のハードウェア及び/又はソフトウェア・システムが、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を実現するために使用されてよい。
【0078】
フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、適切にプログラムされた汎用コンピュータの一部分として実現できることを理解すべきである。代替的に、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を使用するか、FPGA、PLD、PLA、及び/又はPALを使用するか、離散的ロジック・エレメント又は離散的回路エレメントを使用して、ASICの中の物理的に別個のハードウェア回路として実現されることができる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430が採る特定の形式は、設計上の選択の問題であり、当業者にとって明白であり決定可能であろう。
【0079】
動作において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、ネットワーク300を介してユーザ装置200から受け取られたメモの中のコラボレーティブ・ミーティング・セッションに関連しない不必要な情報を識別及び除去することができる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、1つ又は複数のフィルタリング・テクニック及び/又はアルゴリズムを使用することによって、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザの間で情報が共有されることを可能にする。更に、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、何れのワード及び/又はフレーズがユーザの注意を引いているかを識別する。
【0080】
システム及び方法の様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、様々なユーザのユーザ装置200からリアルタイムで入力された情報及びメモを受け取り、参加しているユーザによって共有される「ライブ」のワード、即ち、現在使用されているワードを決定してよい。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、例えば、確率的統計モデルを使用して、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザが使用する頻度に基づいて、ワードを識別及びランク付けすることができる。その結果、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、推奨される関連テキスト、文書、及び他の情報ソースを、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100の特定のユーザへ提供することができる。この情報は、ネットワーク300を介してユーザ装置200へ送信され、ユーザ装置200に表示されて、ユーザ自身の記録メモの中へ挿入される。
【0081】
例えば、使用頻度、ユーザのプリファレンス、パーソナルな推奨などでワードをランク付けして選択するテクニックを使用できることを理解すべきである。更に、推奨されるテキスト、文書、及び他の情報ソースのリストを生成するテクニックは、情報リトリーブ・アルゴリズムを含むことができるが、これに限定されない。更に、フィルタリングのテクニックは変更されることができ、設計上の選択は当業者に明らかであることを理解すべきである。
【0082】
フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、図3ではコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の要素として示されているが、図4で示されるように、代替的にユーザ装置200の中へ統合できることを理解すべきである。図4は、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100におけるユーザ装置200の第2の例示的実施形態を示す。そこでは、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400のフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430の代わりに、又はそれに加えて、ユーザ装置200の中へ組み込まれる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400に関して前に説明したのと同じ機能を実行する。
【0083】
動作において、ユーザは、ユーザ装置200とコンパチブルな1つ又は複数の入力方法を使用して、コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいてユーザ装置200の中へテキストを入力する。テキストは、セットアップ・パラメータを使用して最初にフィルタされる。このセットアップ・パラメータは、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100と情報を共有するためユーザによって設定され、ファイル/共有パラメータ部分224の中に記憶されたものであって、いくつのテキストを送るべきか、誰とテキストを共有すべきか、共有すべき他の関連文書などを含む。次に、テキストは、ネットワーク・インタフェース240及びネットワーク300を介して、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ送信される。コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400では、他のユーザからのテキスト及び情報が収集される。次に、収集されたテキスト及び情報は、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430を使用してフィルタされ、よく使用されているワードを表す「ライブ」のワード、及び/又はユーザ・メモの中で現在使用されているフレーズ、及びユーザによって提供された他の情報ソースからの重要なワードの集合が決定される。ランク付けされて「ライブ」のワード及び重要なワードを表す様々なユーザのテキスト及び情報は、ネットワーク・インタフェース450を介してユーザ装置200へ戻される。或るユーザのワードは、共有レベル及び相手を制限するユーザのプリセット・オプションに基づいて、全体のメモ記録グループと共有されないかもしれないことを理解すべきである。
【0084】
「ライブ」のワード及び他のソースの重要なワードは、ユーザ装置200によって受け取られ、ディスプレイ装置254に表示される。ユーザは、例えば、「PalmPilot」のような、PDAのシングルタップのような、ユーザ装置200とコンパチブルな任意の選択テクニックを使用して、1つ又は複数の表示されたワードを選択してよい。次に、選択されたワードは、ユーザのメモの中に挿入される。
【0085】
前述したように、様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされたメモがコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される前に、このユーザ装置200のユーザによって入力されたメモをローカルでフィルタするために使用されることができる。この場合、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされた結果がコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送されて、このコラボレーティブ・メモ記録セッションにおいて他のユーザへ配布される前に、フィルタ/共有パラメータ部分224の中に記憶されたフィルタ及び/又は共有パラメータを適用して、このユーザのメモをフィルタする。様々な他の例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を介して他のユーザから受け取られた未処理のメモをローカルでフィルタするために使用される。この場合、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされたメモがこのユーザ装置200のユーザへアクセス可能となる前に、各々の特定のメモに関連づけられた特定のユーザの特定のフィルタリング及び/又は共有パラメータを適用する。もちろん、様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、これらの特徴の双方を提供することができる。
【0086】
代替的に、様々な他の例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、これら特徴の1つ又は双方を提供することができる。即ち、様々な例示的実施形態において、特定のユーザから受け取られた各々のメモのために、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の中のフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、そのフィルタされたメモが他のユーザに利用可能となる前に、そのユーザに関連づけられたフィルタ及び/又は共有パラメータを適用して、そのメモをフィルタする。この場合、各々のユーザのフィルタ及び/又は共有パラメータは、そのユーザのユーザ装置200からコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される。
【0087】
図5は、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100の一部分であるユーザ装置200のディスプレイ装置254に表示可能な画面500の1つの例示的実施形態を示す。図5で示されるように、画面500は、テキスト・ボックス510及びワード・リスト520を含む。
【0088】
テキスト・ボックス510は、例えば、ソフト・キーボード、スタイラス、又はテキストを入力するための他の装置及び/又はテクニックを使用して、メモを入力するためユーザによって使用されることができる。テキスト・ボックス510の下のワード・リスト520は、1人又は複数の他のユーザによって入力又は選択されたワード、又はコラボレーティブ・メモ記録セッションに参加している1人又は複数のユーザによって提供された他のソース資料から抽出されたワードを表す。これらのワードは、異なったワード・カテゴリーとして視覚的に識別されてよい。図5において、ワード・リスト520の中のワードの異なったカテゴリーは、括弧によって区分される。更に、ワードを識別可能なクラス又はカテゴリーへ分類するため、フォント・スタイル及び/又はカラーを使用することができる。例えば、1人又は複数のユーザによって現在使用されている「ライブ」のワードは、太字のフォントで表示されてよい。これらの「ライブ」のワードは、ユーザがコラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100へメモなどを追加するにつれて、継続的に更新されることができる。例えば、他のユーザによって使用されたワードは、太字及びイタリックのフォントで表示されることができ、同時に、ユーザ装置200のユーザによって使用されたワードは、太字で表示されることができる。他のワード及びフレーズは、他のソース、例えば、出張報告から来ることができる。
【0089】
図6は、画面500の第2の例示的実施形態を示す。図5と同じように、画面500は、テキスト・ボックス510及びワード・リスト520を含む。図6で示されるように、画面500は、更にチッカー・テープ・ウィンドウ530を含む。
【0090】
様々な実施形態に従って、チッカー・テープ・ウィンドウ530は、ワードの様々なカテゴリーを表示するために使用されることができる。図6において、リアルタイムで抽出された共有の「ライブ」及び他のワード、並びに他のユーザによって使用されたワード及び/又はフレーズが、チッカー・テープ・ウィンドウ530を使用して表示されることができる。
【0091】
図5及び図6の双方において、例えば、スタイラスを使用してワード・リスト520からワードを選択すると、そのワード、及び/又は、そのワードの元のコンテキストが、テキスト・ボックス510の中の現在のメモへ付加される。ワードの元のコンテキストにおける情報レベルは、そのワードを発信したユーザのセットアップ・オプションによってフィルタできることを理解すべきである。様々な実施形態において、ワード・リスト520内のワードは、アイコンと一緒に表示されることができる。アイコンは、各々のワードの隣にあり、ワードの発信者を示す。
【0092】
図7は、ディスプレイ装置254に表示可能で、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100にアクセスするためユーザによって使用可能なログイン画面600の1つの例示的実施形態である。図7で示されるように、ログイン画面600は、ユーザ名入力ボックス610、パスワード入力ボックス620、共有レベル・リスト・ボックス630、ミーティング・タイプ・セレクション640、ロケーション・リスト・ボックス650、共有ユーザ・リスト・ボックス660、及び関連資料セレクション670を含む。
【0093】
ログイン画面600を使用してメモ記録セッションへログインすると、ユーザは異なったオプションをセットアップすることができる。このプロセスをイニシエートするソフトウェアは、ユーザのプリファレンス及び/又はコラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100及び/又はユーザ装置200の能力に依存して、ユーザ装置200又はコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400と統合できることを理解すべきである。
【0094】
ログイン・プロセスを操作しているとき、ユーザは、ユーザ名をユーザ名入力ボックス610へ入力し、及び/又はパスワードをパスワード入力ボックス620へ入力する。更に、ユーザは、共有レベル・リスト・ボックス630で提供された可能な共有レベルから共有レベルを選択する。選択された共有レベルは、ユーザによって生成されたメモのどれくらいが、他のユーザと共有可能であるかを定義する。例えば、ユーザは、全てのワード入力、使用及び入力された個々のワードであって入力された元のメモではないワードなどを共有することができる。ログインされるミーティングのタイプ、例えば、スタッフ・ミーティングを示す情報は、ミーティング・タイプ・セレクション・リスト・ボックス640から項目を選択することによって、ユーザによって入力される。ユーザは、ミーティング・ロケーション入力ボックス650を使用してミーティング・ロケーションを入力する。ミーティングのタイプ及びロケーションのような情報は、他のユーザがこの情報を既に入力したのであれば、自動的に入力できることを理解すべきである。
【0095】
図8は、本発明に従ってコラボレーティブ・メモ記録セッションをセットアップする方法の1つの例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。ステップS200から始まって、動作はステップS210へ続く。そこでは、ユーザがユーザ名を入力することによって、コラボレーティブ・メモ記録アプリケーションへログインする。次に、ステップS220において、ユーザはパスワードを入力する。次に、ステップS230において、ミーティング・タイプが入力される。次に、ステップS240において、ミーティング・ロケーションが入力される。ユーザ装置200は、ステップS210及びS220で情報を自動的に入力してよいことを理解すべきである。同様に、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100は、ステップS230及びS240で情報を自動的に提供するか、ユーザがこの情報を入力してよい。次に、動作はステップS250へ続く。
【0096】
ステップS250において、他のユーザとの共有レベルを設定するかどうかの決定がなされる。例えば、ユーザは、コラボレーティブ・ユーザの残りの者と、記録されたメモの全てを共有するか、何れも共有しないかを望んでよい。共有レベルが設定されるのであれば、動作はステップS260へ続く。そうでなければ、動作はステップS270へジャンプする。ステップS260において、ユーザは共有レベルを設定する。次に、ステップS270において、特定のユーザがメモの特定のレベルへアクセスすることを制限するかどうかの決定がなされる。特定のユーザが選択されるのであれば、動作はステップS280へ続く。そうでなければ、動作はステップS290へジャンプする。ステップS280において、他のコラボレーティブ・ユーザが、ユーザの特定レベルのメモを受け取るように識別される。次に、動作はステップS290へ続く。ステップS290において、コラボレーティブ・セッションにおいて使用される追加の資料を含めるかどうかの決定がなされる。追加の資料が含められるのであれば、動作はステップS300へ続く。そうでなければ、動作はステップS310へジャンプする。ステップS300において、追加の資料が選択される。次に、動作はステップS310へ続く。そこで、本方法の動作が終了する。
【0097】
図9は、コラボレーティブ・セッションにおいてメモ記録を共同で管理する方法の1つの例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。ステップS400で始まって、動作はステップS410へ続く。そこで、ユーザによって入力されたテキストがリアルタイムで受け取られる。次に、ステップS420において、アクティブで「ライブ」の重要ワードを識別するため、テキストがフィルタされる。重要なワードは、例えば、使用頻度に基づいてランク付けされることができる。次に、ステップS430において、アクティブで「ライブ」のワードのリストが、リアルタイムで記録されたテキストの集合から識別されたかどうかの決定がなされる。一組の「ライブ」のワードが識別されたのであれば、動作はステップS440へ続く。そうでなければ、動作はステップS450へジャンプする。
【0098】
ステップS440において、ユーザがコラボレーティブ・セッションへログインしたとき設定したユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールがアクセスされる。次に、ステップS450において、ユーザのオプション又はプロフィールに基づいて各々のユーザのために他の関連資料を抽出するかどうかの決定がなされる。関連資料が抽出されて、ワードの集合のリストと一緒に含められるのであれば、動作はステップS460へ続く。そうでなければ、動作はステップS470へジャンプする。
【0099】
ステップS460において、ユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールに基づいて関連資料が抽出される。次に、ステップS470において、ステップS440でアクセスされた各々のユーザのセットアップ・プロフィール及びオプションに基づいて、アクティブで「ライブ」のワードの集合及び抽出された関連資料が、他のユーザとの間で共有されることを制限するかどうかの決定がなされる。共有の制限が識別されるのであれば、動作はステップS480へ進む。そうでなければ、動作はステップS490へジャンプする。
【0100】
ステップS480において、ワードの集合が、対応するユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールの中の制限及び制約に基づいて編集される。次に、ステップS490において、ワードの集合が、編集されたか否かに関係なく、抽出された資料と一緒に、共有制約に基づいて参加ユーザへ送信される。次に、動作はステップS500へ続く。そこで、本方法の動作が終了する。
【0101】
本発明は、様々な例示的実施形態との関連で説明されたが、多くの代替、修正、及び変形が当業者に明らかであることを理解すべきである。従って、出願人の意図は、全てのそのような代替、修正、及び変形が、本発明の趣旨及び範囲に従っているものと査定することである。特に、これまで説明した例示的実施形態はワークフロー・プロセスの最新技術を進歩させるシステム及び方法を含み、本発明のシステム及び方法が、任意のコラボレーティブ・ワークフロー・システムと一緒に使用されてよいことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム及び方法と使用することのできるコラボレーティブ・メモ記録システム及びネットワークの1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図2】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置の1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図3】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるメモ管理システムの1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図4】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置の第2の例示的実施形態である。
【図5】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムを使用するユーザ装置の画面ショットの1つの例示的実施形態である。
【図6】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムを使用するユーザ装置の画面ショットの第2の例示的実施形態である。
【図7】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムにアクセスするユーザ装置のログイン画面ショットの例示的実施形態である。
【図8】コラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置をイニシエートする方法の例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。
【図9】コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいてフィルタリングする方法の例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム
200 ユーザ装置
210 コントローラ
220 メモリ
221 リアルタイム部分
222 メモ部分
223 コンテンツ部分
224 フィルタ/共有パラメータ部分
230 セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション
240 ネットワーク・インタフェース
250 入力/出力インタフェース
252 入力装置
254 ディスプレイ装置
260 共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース
300 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報をリアルタイムでフィルタし共有するシステム及び方法に関する。即ち、本発明は、情報をリアルタイムでフィルタし共有するために、コラボレーティブ・データ管理システムと通信するユーザ装置と、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて参加者のデータ共有を管理するコラボレーティブ・データ管理システム及び方法と、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて複数の参加者によって共同で共有されているデータを表示するグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラムと、に関する。
【0002】
【従来の技術】
低コストのディジタル・メモ記録装置が、普及するようになるにつれて、メモを記録及び共有するシステム及び方法が開発されるようになった(例えば、非特許文献1〜5参照。)。共有メモを取ることによって、グループは、アイデア及び情報を、より良好に伝えることができる。適切な通信装置及びネットワークを使用して参加者が生成したメモ及びアイデアをキャプチャ、記憶、及び共有する様々なコラボレーティブ・メモ記録システムが案出されてきた。そのようなシステムは、パーソナル・メモ、プレゼンテーション・スライド、及び特定のミーティング又はセッションに関連した他の文書又は情報ソースへのグループ・アクセスを提供する。このようなアイデア及び情報の共有及び交換は、個人及びグループの効率と能力を高める。
【0003】
現在のメモ記録システム、例えばノートパル(NotePals)は、個人のミーティング・メモを共有レコードへ自動的に結合する軽量ミーティング・サポート・システムを提供する(例えば、非特許文献6参照。)。ノートパル・システムでは、グループ・メンバーは、携帯ペン・ベース装置、例えばパーソナル・ディジタル・アシスタントにメモを記録する。ノートパルは、個人のメモを共有文書へ結合する。しかし、ノートパルは、メモが生成されるイベントが終了した後でのみ、メモ及び情報へのアクセスを提供する。
【0004】
コラボレーティブ・メモ記録の他の重要な要素は、テキストの入力、予告、及び推奨を含む。スタイラスを使用してワード及びメモをテキストとして迅速に入力させる幾つかのテクニックが存在する。幾つかのテクニックは、ユーザによって開始された入力を完了する1つ又は複数のワード又はフレーズを含むリストを自動的に提示して、例えばメモの中へ挿入するテキスト完了能力を提供する。これらのワード又はフレーズは、多くの場合、例えばアイパック(Ipaq)ソフト・キーボード完了のように、辞書から抽出される。他のシステムであるリアクティブ・キーボード(Reactive Keyboard)は、ユーザによって過去に使用されたワードを分析することによってワードを予測し、メモ挿入オプションを提示する。他のシステム、例えばピーオーボックス(POBox)は、辞書、使用頻度、及びそれらの相互関係(例えば、「インタフェース」は「ユーザ・インタフェース」の中で「ユーザ」の後にくる)を含む異なったソースを使用して予測されたワードを提示する。
【0005】
コラボレーティブ・メモ記録システムの他の態様は、情報が調整及び共有されることを可能にするフィルタリング・システムの使用である。コラボレーティブ・フィルタリング・システムは、各々のグループ・メンバーのワード、プリファレンス、及びインタラクション及び/又は他の情報ソースを読み取り、及び/又はブラウズすることによって、全てのグループ・メンバーの情報を活用することができる。コラボレーティブ・フィルタリング・アルゴリズムは、例えば、ユーザのプリファレンスに基づいて文書及びニュース・メッセージを推奨するため、幾つかのシステム、例えば、タペストリー(Tapestry)、グループレンズ(GroupLens)、フォアック(PHOAKs)、及びファブ(Fab)によって使用される(例えば、非特許文献7参照。)。
【0006】
【非特許文献1】
M.Balabanovicら、”コンテンツ・ベース、コラボレーティブ推奨(Content−Based, Collaborative Recommendation)”、Communication of the AMC、1997年3月、Vol. 40、 No. 3、 pp. 66−72
【非特許文献2】
B.Myers、”PCに接続される複数のPDAによるコラボレーション(Collaboration Using Multiple PDAs Connected to a PC)”、[online]、<URL:http://www−2.cs.cmu.edu/ ̄pebbles/papers/cscw2000workshop/2000>.
【非特許文献3】
L.Terveenら、”推奨共有システム(A System for Sharing Recommendations)”、Communications of the ACM、1997年3月、Vol. 40、 No. 3、 pp. 59−62
【非特許文献4】
D.Trunbull、1997、”フィルタリング及びコラボレーティブ・フィルタリング(Filtering and Collaborative Filtering)”、[online]、<URL: http://donturn.fis.utoronto.ca/research/kmdi−cf.html>
【非特許文献5】
J.Landay、”共有の普及:共有メモ記録のユビキタス(Making Sharing Pervasive: Ubiquitous for Shared Note Taking)”、[online]、1999、<URL:http://www.research.ibm.com/jornal/sj/384/landay.html>
【非特許文献6】
”NotePals:PDA及びメモ記録装置による軽量ミーティング支援(Lightweight Meeting Support Using Personal Digital Assistants and Note−taking Appliances)”、[online]、2002、<URL: http://guir.berkely.edu/projects/notepals/>
【非特許文献7】
P.Resnickら、”GroupLens:ネットニュース・コラボレーティブ・フィルタリングのオープン・アーキテクチャ(An Open Archi tecture for Collaborative Filtering of Netnews)”、Proceedings of A CM 1994 Conference on Computer Supported Cooperative Work、Chapel Hill、NC、Association of Computing Machinery、1994年、pp. 175−186
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらのシステムは、多くの場合、使用頻度又はユーザのパーソナル・プロフィールに基づいてワード、メモ、及び/又は文書をランク付けしない。それらのワードが特定のユーザによって使用されるならば、他のメモ記録者は、より高くランク付けされる。
【0008】
本発明は、コラボレーティブ・メモ記録システムのために情報をリアルタイムで収集、フィルタ、及び配送するシステム及び方法を提供する。
【0009】
本発明は、コラボレーティブ・メモ記録システムのために複数ソースからのワードをリアルタイムでフィルタするシステム及び方法を別個に提供する。
【0010】
本発明は、他のユーザ及びソースからの共有されるテキストを区別し、表示するシステム及び方法を別個に提供する。
【0011】
本発明は、アクティブなワード及びフレーズを識別し、メモ記録装置を使用して作成されたメモの中へ、それらのワード及びフレーズをテキストとして迅速に入力する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、多数のユーザがリアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録システムへアクセスしてよい。様々な例示的実施形態において、各々のユーザは、許可されるメモ共有レベルを設定する個人プロフィールを設定することができる。例えば、ユーザは、自分のいくつのメモが他のユーザと共有されるか、及び/又はメモが誰と共有されるかを設定することができる。他の様々な例示的実施形態において、個人プロフィールは、ユーザの間で共有されるメモを表示するためのフィルタリング規準を提供する。
【0013】
本発明に従ったシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、ワードは、他のユーザによって作成されたメモ及び/又は過去に作成された情報ソースを含む多数の異なったソースから抽出されることができる。例えば、類似のトピックに関するプレゼンテーションからのスライドは、必要ならば、他のメモ記録者によって使用されるかもしれない情報ソースとして、ユーザによって識別及び包含されてよい。
【0014】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、共有されるワード及び/又はテキストは、コラボレーティブ・メモ記録システムと通信するためユーザによって使用される装置に表示されることができる。共有されるメモは、共有されるメモへ値又は意味を割り当てるため異なったテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスを使用して表示されることができる。コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいて生成されるテキスト及びフレーズは、ワード・カテゴリー及びソースを視覚的に識別するように区別されることができる。例えば、プレゼンターからのメモは太字でハイライトされてよく、同時に、同僚からのメモはイタリックで表示されてよい。更に、共有されるメモは、その隣にシンボル又は他のグラフィカル・シンボルを有してよい。これらのシンボル又は他のグラフィカル・シンボルは、メモが特定のユーザに関連づけられていることを表す。
【0015】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、リアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録システムのユーザは、簡単な挿入テクニックを介して他のユーザ及びソースからの情報を挿入することができる。例えば、ワード又はフレーズは、スタイラスのシングルタップを使用して選択されてよい。
【0016】
本発明の第1の態様のユーザ装置は、コラボレーティブ・データ管理システムと通信するユーザ装置であって、ユーザによりデータを入力するための少なくとも1つのデータ入力装置と、前記データ入力装置から入力されたデータ及び前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するディスプレイ装置と、ユーザ装置を前記コラボレーティブ・データ管理システムへ接続するために使用可能とし、ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分がコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されるインタフェースと、前記ディスプレイ装置に表示可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、を備え、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、データを入力するデータ入力部分と、コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するデータ表示部分と、を含み、コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも他のユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含む。
【0017】
本発明の第2の態様は、第1の態様のユーザ装置であって、少なくとも1つのデータ入力装置を使用してユーザによって入力されたデータをフィルタし、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションをさらに含み、ユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータの少なくとも一部分が、フィルタされたデータを含んでもよい。
【0018】
本発明の第3の態様は、第2の態様のユーザ装置であって、メモリと、フィルタ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、前記フィルタ・パラメータは、メモリの中に記憶され、ユーザによって入力されたデータをフィルタしてフィルタされたデータを生成するためフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能であってもよい。
【0019】
本発明の第4の態様は、第3の態様のユーザ装置において、第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースを使用して入力可能なフィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0020】
本発明の第5の態様は、第1の態様のユーザ装置であって、メモリと、データ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、データ・パラメータは、メモリの中に記憶され、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するためにユーザ装置によって使用可能であってもよい。
【0021】
本発明の第6の態様は、第5の態様のユーザ装置において、前記データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0022】
本発明の第7の態様は、第5の態様のユーザ装置において、データがコラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0023】
本発明の第8の態様は、第7の態様のユーザ装置において、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0024】
本発明の第9の態様は、第1の態様のユーザ装置において、データが、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0025】
本発明の第10の態様は、第9の態様のユーザ装置において、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0026】
本発明の第11の態様は、第1の態様のユーザ装置において、データ表示部分が複数の選択可能なデータ部分を含み、各々の選択可能なデータ部分がコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータ部分に対応してもよい。
【0027】
本発明の第12の態様は、第11の態様のユーザ装置において、データ表示部分に表示された選択可能なデータ部分の1つが選択されたことに応じて、少なくともその選択されたデータ部分に対応するデータ部分が、ユーザによって入力されたデータとしてデータ入力部分に表示されてもよい。
【0028】
本発明の第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムは、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて参加者のデータ共有を管理するコラボレーティブ・データ管理システムであって、コラボレーティブ・データ管理システムを複数のユーザ装置へ接続するために使用可能とし、各々のユーザ装置が、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける特定の参加者に関連づけられ、各々のユーザにつき、該ユーザに関連づけられたユーザ装置に対して該ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・データ管理システムへ提供される、インタフェースと、各々のユーザから受け取られたデータをフィルタして、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションと、を備え、各々のユーザのために、コラボレーティブ・データ管理システムは、インタフェースを使用して、少なくとも、そのユーザによって入力されたデータから得られたフィルタ済みデータを各々の他のユーザへ提供する。
【0029】
本発明の第14の態様は、第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムであって、各々のユーザに対するフィルタ・パラメータを記憶するメモリをさらに含み、フィルタ・パラメータは、そのユーザによって提供されたデータをフィルタして、そのユーザのためにフィルタされたデータを生成するため、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能であってもよい。
【0030】
本発明の第15の態様は、第14の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、、フィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0031】
本発明の第16の態様は、第14の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、メモリがデータ・パラメータを記憶し、前記データ・パラメータは、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するか、又は識別するために使用可能であってもよい。
【0032】
本発明の第17の態様は、第16の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0033】
本発明の第18の態様は、第13の態様のコラボレーティブ・データ管理システムであって、各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0034】
本発明の第19の態様は、第18の態様のコラボレーティブ・データ管理システムにおいて、データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0035】
本発明の第20の態様の方法は、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者によって生成されたデータを共同で共有する方法において、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータを、複数の参加者の中の一の参加者に対する所定のフィルタリング・パラメータに基づいてフィルタし、該一の参加者に対するフィルタされたデータを生成し、前記一の参加者のためにフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供する、方法であって、各々の参加者は、複数の参加者の中の他の参加者から受け取られたフィルタ済みデータの少なくとも一部分を選択して、各々の該参加者によって生成されたデータの中に含めることができる。
【0036】
本発明の第21の態様は、第20の態様の方法であって、さらに、フィルタする前に、中央ロケーションで、複数の参加者の各々から所定のフィルタリング・パラメータを受け取り、複数の参加者の各々から受け取られた所定のフィルタリング・パラメータを、中央ロケーションのメモリの中に記憶する、方法であって、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタし、該参加者のためのフィルタ済みデータを中央ロケーションで生成することを含んでもよい。
【0037】
本発明の第22の態様は、第21の態様の方法において、一の参加者に対するフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含んでもよい。
【0038】
本発明の第23の態様は、第20の態様の方法であって、フィルタする前に、さらに、各々の参加者につき、該参加者のユーザ装置で、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータを入力し、前記参加者につき所定のフィルタリング・パラメータを、該参加者のユーザ装置のメモリの中に記憶する、方法であって、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける該参加者によって入力されたデータを、各々の参加者のためにフィルタし、該参加者のためのフィルタされたデータを該参加者のユーザ装置で生成することを含んでもよい。
【0039】
本発明の第24の態様は、第23の態様の方法であって、さらに、各々の参加者のために、該参加者に対するフィルタされたデータを中央ロケーションへ転送する、方法であって、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含んでもよい。
【0040】
本発明の第25の態様は、第20の態様の方法であって、さらに、複数の参加者の中の少なくとも一の参加者から、各々の参加者へ提供される追加のデータを識別する第2のデータを受け取ってもよい。
【0041】
本発明の第26の態様は、第25の態様の方法において、第2のデータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0042】
本発明の第27の態様は、第20の態様の方法であって、各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含んでもよい。
【0043】
本発明の第28の態様は、第27の態様の方法において、第2のデータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含んでもよい。
【0044】
本発明の第29の態様は、第28の態様の方法において、各々の参加者のために、該参加者に対するフィルタ・パラメータが、該参加者に対する共有レベル及び該参加者のメモを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0045】
本発明の第30の態様は、第20の態様の方法において、各々の参加者につき、該参加者のためのフィルタ・パラメータが、該参加者のための共有レベル及び該参加者のデータを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含んでもよい。
【0046】
本発明の第31の態様のグラフィカル・ユーザ・インタフェースは、コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて複数の参加者によって共同で共有されているデータを表示するため使用可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースであって、グラフィカル・ユーザ・インタフェースのユーザがデータを入力することのできるデータ入力部分と、複数のデータ部分を表示する共有データ部分と、を備え、前記データ入力部分を使用してユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、他の参加者と共有され、前記複数のデータ部の各々のデータ部分は、他の参加者によって入力されたデータの少なくとも一部分に対応し、各々のデータ部分は選択可能であって、選択可能なデータ部分を選択したことによってデータ項目がデータ入力部分へ自動的に入力され、自動的に入力されたデータ項目が、選択されたデータ部分に関連づけられたデータの少なくとも一部分を含む。
【0047】
本発明の第32の態様のプログラムは、ユーザ装置からデータを入力するステップと、入力された前記データ及びコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するステップと、前記ユーザ装置をコラボレーティブ・データ管理システムへ接続し、入力された前記データの少なくとも一部分を該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供する、ステップと、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示するステップと、をコンピュータにより実行させ、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラムであって、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、データを入力するデータ入力部分と、前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するデータ表示部分と、を含み、前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも、他のユーザによって入力されて該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含む。
【0048】
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態を説明した以下の記述で説明され、又はその記述から明らかである。
【0049】
本発明の様々な例示的実施形態は、図面を参照して詳細に説明されるであろう。
【0050】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム及び方法は、メモ及び情報をリアルタイムでフィルタ及び配送することによって、コラボレーティブ・メモ記録セッションの最新技術を進歩させる。リアルタイム・コラボレーティブ・メモ記録のメカニズム及びテクニックは、開示された発明に従ってデータ/情報のコンパチブルな通信及び交換を或るレベルで提供するように設計された既知又は将来開発されるハードウェア装置及び/又はソフトウェア・プログラムの任意の組み合わせを使用して実現されてよい。本発明に従ったテキスト共有システム及び方法は、更に、他の既知又は将来開発されるマルチユーザ・インタラクション、例えば、インスタント・メッセージ・セッションにおいて、特に1人または複数のユーザが携帯電話又はパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)をユーザのユーザ装置として使用するとき使用されることができる。
【0051】
本発明のシステム及び方法の様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムの中で操作しているユーザは、同じコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムへ接続された他のユーザと情報を効果的に交換することができる。ユーザの各々は分散ネットワークへ接続され、この分散ネットワークは、参加する他のユーザと通信するために各々のユーザによって使用される。様々な例示的実施形態において、情報をコンパイル及び交換するために通信装置が使用されてよい。使用される通信装置のタイプは、使用されている分散ネットワークのタイプに基づいて決定されてよい。
【0052】
様々な例示的実施形態では、コラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムを使用する各々のユーザによって、様々なレベルのフィルタリングが使用されてよい。使用されるフィルタリングのレベル及びタイプは、ユーザの間で変更されてよく、使用されているネットワーク及び/又はソフトウェアのタイプに基づいて決定されてよい。様々な例示的実施形態において、ユーザはパーソナル・フィルタリング・プリファレンスを含ませてよい。パーソナル・フィルタリング・プリファレンスは、メモ又はテキスト共有レベル、メモ又はテキストを共有する他のユーザ、及びメモ記録セッション又は他のマルチユーザ・インタラクション・セッションにおいて含められる他の外部情報ソースを含んでよい。
【0053】
様々な例示的実施形態において、メモ記録セッション又は他のマルチユーザ・インタラクション・セッションにおいて共有されるワード及び/又はテキストは、ワード及び/又はテキストのソース及び/又はカテゴリーを識別するため様々なテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスを使用して視覚的に表示及び区別されてよい。ワード及び/又はテキストのソースは、マルチユーザ・インタラクション・セッション内の他の参加者、関連文書、提示者などを含んでよい。ワード及び/又はテキストのカテゴリーは、マルチユーザ・インタラクション・セッション内の他の参加者によって現在使用されているアクティブなワード及び/又はテキスト、過去のプレゼンテーションからのワード及び/又はテキストなどを含んでよい。使用されるテキスト・バリエーション及び/又はグラフィックスのタイプは、使用されているソフトウェア及び/又はハードウェアのタイプに基づいて決定されてよい。更に、ユーザ装置に表示される共有ワード又はテキストに関連づけられた値及び/又は意味は、各々のユーザのパーソナル・プリファレンスに依存してユーザの間で変更されてよいことを理解すべきである。
【0054】
共有される情報を送信、受信、及び表示するために使用される通信装置、分散ネットワーク、及びコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システムのタイプは、使用されているシステム及び/又は装置のタイプに依存して変更されるか異なってよいことを理解すべきである。本発明のシステム及び方法は、特定のコラボレーティブ・メモ記録システム又は他のマルチユーザ・インタラクション・システム、及び/又は特定の分散ネットワークに依存しない。従って、システム及び方法は、任意適切なコラボレーティブ・メモ記録システム、又は他のマルチユーザ・インタラクション・システム、及び/又は任意の分散ネットワークと一緒に使用可能である。
【0055】
理解を容易にするため、本発明のシステム及び方法の例示的実施形態の以下の詳細な説明は、主としてマルチユーザ・インタラクション・システムの特定のタイプ、即ち、コラボレーティブ・メモ記録システムを対象にする。しかし、本発明のシステム及び方法は、コラボレーティブ・メモ記録システムへ限定されないことを理解すべきである。従って、以下の詳細な説明において、コラボレーティブ・メモ記録システムを対象とする本発明に従ったシステム及び方法の説明は、任意の適切な既知又は将来開発されるマルチユーザ・インタラクション・システムへ同様に適用可能であることを理解すべきである。
【0056】
図1は、コラボレーティブ・メモ記録システム100の1つの例示的実施形態のブロック図である。コラボレーティブ・メモ記録システム100は、当該コラボレーティブ・メモ記録システム100のユーザを、このコラボレーティブ・メモ記録システム100に接続する他のユーザへ接続するために使用可能である。図1に示されるように、コラボレーティブ・メモ記録システム100は、ネットワーク300へ接続された1つ又は複数のユーザ装置200を含む。コラボレーティブ・メモ管理システム400も、ネットワーク300へ接続される。
【0057】
しかし、コラボレーティブ・メモ記録システム100及びコラボレーティブ・メモ管理システム400は、テキスト・メモ以上のものを共有するために使用可能であることを理解すべきである。即ち、コラボレーティブ共有セッションは、テキスト・メモ以上のものを含む。例えば、様々な例示的実施形態において、画像データ、数字データ、グラフィカル・データ、ゼスチュア・データ、サウンド、スピーチ及び他のオーディオ・データ、マルチメディア・データ、及び任意の他の既知又は将来開発されるタイプのデータが、コラボレーティブ・データ交換セッションにおいて、ユーザによって共有されることができる。従って、コラボレーティブ・メモ記録システム100及びコラボレーティブ・メモ管理システム400は、もっと一般的には、コラボレーティブ・データ共有システム100及びコラボレーティブ・データ管理システム400である。
【0058】
ユーザ装置200、分散ネットワーク300、及びコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、図1で示されるように、別々に図示されているが、必ずしも分離された別個のコンポーネントではないことを理解すべきである。従って、これらの要素の各々の機能及び/又は動作は、1つ又は複数の装置、構造体、及び/又はシステムによって実行されてよい。更に、図1のユーザ装置200は、他の装置と接続するために分散ネットワークを使用する任意の装置であってよいことを理解すべきである。
【0059】
図1に示されるように、ユーザ装置200は、データ通信ネットワークへ接続可能な任意の装置であってよい。各々のユーザ装置200は、プログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、及びASIC又は他の集積回路デバイス又はプログラマブルロジックデバイス、例えば、PLD、PLA、FPGA、又はPALなどを使用して実現されてよい。一般的に、データ・ネットワークからのデータ及び情報を実現及び処理することのできる任意のハードウェア及び/又はソフトウェア・システムが、ユーザ装置200の各々を実現するために使用されてよい。
【0060】
様々な例示的実施形態において、ネットワーク300は、1つ又は複数の公衆電話回線網、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、ストレージ・エリア・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、又は他のタイプの分散ネットワークを使用して実現されることができる。これらの各々は、ワイヤード及びワイヤレス部分を含むことができる。
【0061】
様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、コラボレーティブ・メモ記録プロセスを定義、実行、フィルタ、及び/又は制御する既知又は将来開発されるソフトウェア・システムを含むが、これに限定されない。ソフトウェアは、コラボレーティブ・メモ記録のロジックを含み、提供された情報を解釈し、プロセスの様々なステップで要求される必要なリソース及び/又はアプリケーションを呼び出してよい。これは、情報を記憶及び解釈し、必要なプロセスのインスタンスを作成及び管理することによって達成されてよい。更に、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、ユーザ間のインタラクション、及びユーザ相互間とアプリケーションとの間のインタラクションを制御してよい。更に、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400は、管理的及び/又は監視的メモ記録機能を提供してよい。管理的及び/又は監視的メモ記録機能は、システムのために、又はメモ記録セッションにおいて、情報が再割り当てされ、及び/又は追加され、及び/又は除去され、及び/又は検査されることを可能にする。実現されるコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400のタイプは、管理されているコラボレーティブ・セッションの要件及び制御される要件のレベルに依存できることを理解すべきである。
【0062】
様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザは、コラボレーティブ・セッションに関してメモを記録し情報を入力するため、ユーザ装置200を使用する。様々な例示的実施形態において、コラボレーティブ・セッションの開始時に、ユーザは、特定のコラボレーティブ・メモ記録セッションへログインするため、ユーザ装置200を使用する。ユーザ装置200は、コンパチブルな通信プロセスを使用して、ネットワーク300を介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へアクセスする。例えば、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400が、インターネット・ウェブ・サーバに置かれていれば、ユーザは、HTTP接続を使用して、インターネットを介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400にアクセスすることができる。
【0063】
様々な例示的実施形態において、ログイン・プロセスの間、ユーザは異なったオプションをセットアップすることができる。例えば、ユーザは、情報共有のレベル、参加するミーティングのタイプ、ユーザのロケーション、関連資料などを設定することができる。様々な例示的実施形態において、ミーティング・タイプ及び/又はミーティング・ロケーションに関する情報は、そのミーティングのタイプ及び/又はロケーションに関連した1つ又は複数の文書から関連ワード及び/又はターム又はフレーズを抽出するため、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100及び/又はコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400によって使用されてよい。例えば、コラボレーティブ・セッションがスタッフ・ミーティングであれば、スタッフ・ミーティングに対応するターム、フレーズ、及び/又はワードの集合が、セッションにおいて使用されてよい。更に、ミーティングのタイプ及び/又はロケーションに依存して、異なった個人ファイルが、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100へログインしたユーザのために、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400によって自動的にリトリーブされることができる。例えば、ユーザは、特定タイプのミーティング及び/又はロケーションで使用される好ましいワード、ターム、及び/又はフレーズの異なった集合を有することができる。
【0064】
ユーザがログインした特定のコラボレーティブ・セッションに関連する資料は、更に、コラボレーティブ・セッションにおいて使用される関連資料として、そのユーザによって選択されることができる。例えば、PowerPointスライド・プレゼンテーション、Word文書などは、ソースドキュメントとして使用されることができる。ソースドキュメントから1つ又は複数のワード、ターム、及び/又はフレーズが抽出され、それらは、そのユーザのワード、ターム、及び/又はフレーズの集合へ追加されることができる。ユーザがコラボレーティブ・メモ記録セッションへログインすることによって呼び出されたこのセットアップ手順は、特定のコラボレーティブ・セッション及びそのコラボレーティブ・セッションの意図に依存して、変更されてよいことを理解すべきである。
【0065】
図2は、本発明に従ったユーザ装置200の1つの例示的実施形態のブロック図である。図2に示されるように、ユーザ装置200は、1つ又は複数の共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース260によって相互に接続された入力/出力インタフェース250、1つ又は複数のコントローラ210、メモリ220、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230、ネットワーク・インタフェース240を含む。1つ又は複数の入力装置252及び1つ又は複数のディスプレイ装置254は、入力/出力インタフェース250へ接続されることができる。
【0066】
図2で示されるように、様々な例示的実施形態において、メモリ220は、リアルタイム部分221、メモ部分222、コンテンツ部分223、及びフィルタ/共有パラメータ部分224を含むことができるが、これらに限られない。これらは、メモリ220の機能的部分であり、物理的部分ではないことを理解すべきである。様々な例示的実施形態において、リアルタイム部分221は、ユーザ装置200とコンパチブルな任意の入力テクニックを使用して、メモ記録セッションにおいてユーザによって記録されたテキストを記憶することができる。これは、キーボード、スタイラス、及び音声−テキスト変換機能を含むが、これらに限定されるものではない。
【0067】
様々な例示的実施形態において、メモ部分222は、ユーザ装置200を使用してユーザによって入力されたテキスト、及び/又は他のユーザからコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を介して受け取られてユーザ装置200に表示されるテキストを記憶することができる。これらのテキストは、リアルタイム・メモ及び/又は他の情報ソース、例えば過去のプレゼンテーション、出版物などを含む。様々な例示的実施形態において、コンテンツ部分223は、コラボレーティブ・セッションのために使用される関連資料を記憶することができる。様々な例示的実施形態において、フィルタ/共有パラメータ部分224は、コラボレーティブ・メモ記録セッションでユーザのメモをフィルタするために設定されたユーザ・オプションを記憶することができる。これらのフィルタ及び/又は共有パラメータは、メモ共有レベル、誰とメモを共有するかなどを含んでよく、初期セットアップにおいて設定及び記憶されてよい。
【0068】
メモリ220は、代替可能な揮発性又は不揮発性メモリ、又は代替不可能又は固定メモリの適切な組み合わせを使用して実現されることができる。代替可能なメモリは、揮発性であれ不揮発性であれ、スタティック又はダイナミック・グラム、フロッピー(登録商標)・ディスク又はディスク・ドライブ、書き込み可能又は再書き込み可能なオプティカル・ディスク及びディスク・ドライブ、ハード・ドライブ、フラッシュ・メモリなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。同様に、代替不可能又は固定メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、及びオプティカル・ディスク、ROMディスク、例えば、CD−ROM又はDVD−ROM、及びディスク・ドライブなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。
【0069】
セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230は、コラボレーティブ・メモ記録セッションに参加するために、ユーザがユーザ装置200を構成ハードウェア回路及び/又はソフトウェア・ルーチン、オブジェクト、及び/又はプログラムの任意の組み合わせを使用して実現されることができる。様々な実施形態において、これは、ネットワーク300を介してコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400への適切な通信リンクを確立することを含むことができる。更に、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230は、メモリ220のフィルタ/共有パラメータ部分224の中に記憶されるフィルタリング・パラメータを設定することができる。
【0070】
動作において、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230と作用することによって特定のコラボレーティブ・メモ記録セッションのためにセットアップ情報を入力するため、ユーザ装置200のユーザによって望まれるメモを入力するため、及びそれらのメモ又はそのフィルタされたバージョンをコラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400へ提供するため、ユーザ装置200が使用される。更に、コラボレーティブ・メモ(データ)管理システム400から未処理の又はフィルタされたメモを受け取るため、受け取られた未処理の又はフィルタされたメモに少なくとも対応するテキスト(又はデータ)部分を表示するため、表示されたテキスト(又はデータ)部分の1つ又は複数を選択するため、及び選択された1つ又は複数の表示されたテキスト(又はデータ)部分を、そのユーザ装置200のユーザによって入力されたテキスト(又はデータ)部分として表示するため、ユーザ装置200が使用される。様々な例示的実施形態において、テキスト(又はデータ)部分は、例えば、単一のマウスを使用することによって選択される。
【0071】
この後で更に詳細に説明されるように、未処理のメモ(又はデータ)がコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400から受け取られると、図4で示されるようなフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、様々なユーザから受け取られた様々なメモを、そのメモを作成したユーザのフィルタリング・パラメータに基づいてフィルタするであろう。同様に、様々な例示的実施形態において、このユーザからコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送されているメモのフィルタリングがローカルで起こる場合、フィルタされたメモがコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される前にメモをフィルタするため、このユーザによって入力されたフィルタリング・パラメータが、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430によって使用される。
【0072】
動作において、図5から図7に関して後で概説されるように、様々なグラフィカル・ユーザ・インタフェース画面が、コントローラ210によって制御可能にユーザへ表示される。それによって、ユーザは、セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション230と交信し、メモを入力し、他のユーザによって入力されたメモの少なくともフィルタされたワード又は部分をリトリーブして、このユーザ自身のメモとして使用することができる。
【0073】
ユーザ装置200は、プログラムされた汎用コンピュータの一部分として実現できることを理解されたい。代替的に、ユーザ装置200は、ASIC、FPGA、PLD、PLA、又はPALを使用して実現されることができ、又は物理的に別個のハードウェア回路、例えば離散的ロジック・エレメント又は離散的回路エレメントを使用して実現されることができる。ユーザ装置200が採る特定の形式は、設計の選択問題であり、当業者には明白であろう。代替的に、ユーザ装置200は、コンピューティング装置の全体的制御システムを形成するために使用可能なソフトウェア・プログラムの一部分として実現されることができる。この場合、コントローラ210及びセットアップ・ルーチン230の各々は、ソフトウェア・ルーチン、オブジェクト、及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェースなどとして実現されることができる。一般的に、ユーザ装置200は、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ又は他の携帯可能コンピュータ、パーソナル・ディジタル・アシスタント、ハンドヘルド・コンピュータ、携帯電話、テキスト使用可能ポケットベルなどを使用して実現されることができる。
【0074】
一般的に、1つ又は複数の入力装置252は、キーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、関連のスタイラスを有する、若しくは、有しないタッチスクリーン、マイクロフォン及び関連の音声認識システム・ソフトウェア、ジョイスティック、ペン・ベース・システム、又は制御及び/又はデータ信号をユーザ装置200へ提供するための既知又は将来開発されるシステムの1つ又は複数を含むことができる。入力装置252は、更に、データ又は他の刺激をユーザ装置200へ与えるため、ユーザ又は他のシステムによって使用可能な手動又は自動の装置を含むことができる。例えば、入力装置252は、メモ記録に適した既知又は将来開発されるテクノロジ、例えば、リモート・ラップトップ・コンピュータ、ペン・ベース・ノートブック・コンピュータ、又はパーソナル・ディジタル・アシスタントであってよい。
【0075】
図3は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の1つの例示的実施形態のブロック図である。図3で示されるように、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、1つ又は複数の共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース460によって相互に接続される1つ又は複数のコントローラ410、メモリ420、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430、及びネットワーク・インタフェース450を含む。
【0076】
メモリ420は、代替可能な揮発性又は不揮発性メモリ又は代替不可能又は固定メモリの適切な組み合わせを使用して実現されることができる。代替可能なメモリは、揮発性であれ不揮発性であれ、スタティック又はダイナミック・グラム、フロッピー(登録商標)・ディスク又はディスク・ドライブ、書き込み可能又は再書き込み可能オプティカル・ディスク及びディスク・ドライブ、ハード・ドライブ、フラッシュ・メモリなどの1つ又は複数を使用して実現されることができる。同様に、代替不可能又は固定メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、及びオプティカル・ディスク、ROMディスク、例えば、CD−ROM又はDVD−ROM、及びディスク・ドライブなどを使用して実現されることができる。
【0077】
コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、データ通信ネットワークへ接続可能な任意の装置を使用して実現できることを理解すべきである。コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、プログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、ASIC又は他の集積回路デバイス又はプログラマブルロジックデバイス、例えばPLD、PLA、FPGA、又はPALなどを使用して実現されてよい。一般的に、データ・ネットワークからのデータ及び情報をインプリメント及び処理することのできる任意のハードウェア及び/又はソフトウェア・システムが、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を実現するために使用されてよい。
【0078】
フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、適切にプログラムされた汎用コンピュータの一部分として実現できることを理解すべきである。代替的に、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を使用するか、FPGA、PLD、PLA、及び/又はPALを使用するか、離散的ロジック・エレメント又は離散的回路エレメントを使用して、ASICの中の物理的に別個のハードウェア回路として実現されることができる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430が採る特定の形式は、設計上の選択の問題であり、当業者にとって明白であり決定可能であろう。
【0079】
動作において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、ネットワーク300を介してユーザ装置200から受け取られたメモの中のコラボレーティブ・ミーティング・セッションに関連しない不必要な情報を識別及び除去することができる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、1つ又は複数のフィルタリング・テクニック及び/又はアルゴリズムを使用することによって、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザの間で情報が共有されることを可能にする。更に、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、何れのワード及び/又はフレーズがユーザの注意を引いているかを識別する。
【0080】
システム及び方法の様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、様々なユーザのユーザ装置200からリアルタイムで入力された情報及びメモを受け取り、参加しているユーザによって共有される「ライブ」のワード、即ち、現在使用されているワードを決定してよい。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、例えば、確率的統計モデルを使用して、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100のユーザが使用する頻度に基づいて、ワードを識別及びランク付けすることができる。その結果、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、推奨される関連テキスト、文書、及び他の情報ソースを、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100の特定のユーザへ提供することができる。この情報は、ネットワーク300を介してユーザ装置200へ送信され、ユーザ装置200に表示されて、ユーザ自身の記録メモの中へ挿入される。
【0081】
例えば、使用頻度、ユーザのプリファレンス、パーソナルな推奨などでワードをランク付けして選択するテクニックを使用できることを理解すべきである。更に、推奨されるテキスト、文書、及び他の情報ソースのリストを生成するテクニックは、情報リトリーブ・アルゴリズムを含むことができるが、これに限定されない。更に、フィルタリングのテクニックは変更されることができ、設計上の選択は当業者に明らかであることを理解すべきである。
【0082】
フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、図3ではコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の要素として示されているが、図4で示されるように、代替的にユーザ装置200の中へ統合できることを理解すべきである。図4は、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100におけるユーザ装置200の第2の例示的実施形態を示す。そこでは、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400のフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430の代わりに、又はそれに加えて、ユーザ装置200の中へ組み込まれる。フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400に関して前に説明したのと同じ機能を実行する。
【0083】
動作において、ユーザは、ユーザ装置200とコンパチブルな1つ又は複数の入力方法を使用して、コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいてユーザ装置200の中へテキストを入力する。テキストは、セットアップ・パラメータを使用して最初にフィルタされる。このセットアップ・パラメータは、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100と情報を共有するためユーザによって設定され、ファイル/共有パラメータ部分224の中に記憶されたものであって、いくつのテキストを送るべきか、誰とテキストを共有すべきか、共有すべき他の関連文書などを含む。次に、テキストは、ネットワーク・インタフェース240及びネットワーク300を介して、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ送信される。コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400では、他のユーザからのテキスト及び情報が収集される。次に、収集されたテキスト及び情報は、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430を使用してフィルタされ、よく使用されているワードを表す「ライブ」のワード、及び/又はユーザ・メモの中で現在使用されているフレーズ、及びユーザによって提供された他の情報ソースからの重要なワードの集合が決定される。ランク付けされて「ライブ」のワード及び重要なワードを表す様々なユーザのテキスト及び情報は、ネットワーク・インタフェース450を介してユーザ装置200へ戻される。或るユーザのワードは、共有レベル及び相手を制限するユーザのプリセット・オプションに基づいて、全体のメモ記録グループと共有されないかもしれないことを理解すべきである。
【0084】
「ライブ」のワード及び他のソースの重要なワードは、ユーザ装置200によって受け取られ、ディスプレイ装置254に表示される。ユーザは、例えば、「PalmPilot」のような、PDAのシングルタップのような、ユーザ装置200とコンパチブルな任意の選択テクニックを使用して、1つ又は複数の表示されたワードを選択してよい。次に、選択されたワードは、ユーザのメモの中に挿入される。
【0085】
前述したように、様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされたメモがコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される前に、このユーザ装置200のユーザによって入力されたメモをローカルでフィルタするために使用されることができる。この場合、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされた結果がコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送されて、このコラボレーティブ・メモ記録セッションにおいて他のユーザへ配布される前に、フィルタ/共有パラメータ部分224の中に記憶されたフィルタ及び/又は共有パラメータを適用して、このユーザのメモをフィルタする。様々な他の例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400を介して他のユーザから受け取られた未処理のメモをローカルでフィルタするために使用される。この場合、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、フィルタされたメモがこのユーザ装置200のユーザへアクセス可能となる前に、各々の特定のメモに関連づけられた特定のユーザの特定のフィルタリング及び/又は共有パラメータを適用する。もちろん、様々な例示的実施形態において、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、これらの特徴の双方を提供することができる。
【0086】
代替的に、様々な他の例示的実施形態において、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400は、これら特徴の1つ又は双方を提供することができる。即ち、様々な例示的実施形態において、特定のユーザから受け取られた各々のメモのために、コラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400の中のフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーション430は、そのフィルタされたメモが他のユーザに利用可能となる前に、そのユーザに関連づけられたフィルタ及び/又は共有パラメータを適用して、そのメモをフィルタする。この場合、各々のユーザのフィルタ及び/又は共有パラメータは、そのユーザのユーザ装置200からコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400へ転送される。
【0087】
図5は、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100の一部分であるユーザ装置200のディスプレイ装置254に表示可能な画面500の1つの例示的実施形態を示す。図5で示されるように、画面500は、テキスト・ボックス510及びワード・リスト520を含む。
【0088】
テキスト・ボックス510は、例えば、ソフト・キーボード、スタイラス、又はテキストを入力するための他の装置及び/又はテクニックを使用して、メモを入力するためユーザによって使用されることができる。テキスト・ボックス510の下のワード・リスト520は、1人又は複数の他のユーザによって入力又は選択されたワード、又はコラボレーティブ・メモ記録セッションに参加している1人又は複数のユーザによって提供された他のソース資料から抽出されたワードを表す。これらのワードは、異なったワード・カテゴリーとして視覚的に識別されてよい。図5において、ワード・リスト520の中のワードの異なったカテゴリーは、括弧によって区分される。更に、ワードを識別可能なクラス又はカテゴリーへ分類するため、フォント・スタイル及び/又はカラーを使用することができる。例えば、1人又は複数のユーザによって現在使用されている「ライブ」のワードは、太字のフォントで表示されてよい。これらの「ライブ」のワードは、ユーザがコラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100へメモなどを追加するにつれて、継続的に更新されることができる。例えば、他のユーザによって使用されたワードは、太字及びイタリックのフォントで表示されることができ、同時に、ユーザ装置200のユーザによって使用されたワードは、太字で表示されることができる。他のワード及びフレーズは、他のソース、例えば、出張報告から来ることができる。
【0089】
図6は、画面500の第2の例示的実施形態を示す。図5と同じように、画面500は、テキスト・ボックス510及びワード・リスト520を含む。図6で示されるように、画面500は、更にチッカー・テープ・ウィンドウ530を含む。
【0090】
様々な実施形態に従って、チッカー・テープ・ウィンドウ530は、ワードの様々なカテゴリーを表示するために使用されることができる。図6において、リアルタイムで抽出された共有の「ライブ」及び他のワード、並びに他のユーザによって使用されたワード及び/又はフレーズが、チッカー・テープ・ウィンドウ530を使用して表示されることができる。
【0091】
図5及び図6の双方において、例えば、スタイラスを使用してワード・リスト520からワードを選択すると、そのワード、及び/又は、そのワードの元のコンテキストが、テキスト・ボックス510の中の現在のメモへ付加される。ワードの元のコンテキストにおける情報レベルは、そのワードを発信したユーザのセットアップ・オプションによってフィルタできることを理解すべきである。様々な実施形態において、ワード・リスト520内のワードは、アイコンと一緒に表示されることができる。アイコンは、各々のワードの隣にあり、ワードの発信者を示す。
【0092】
図7は、ディスプレイ装置254に表示可能で、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100にアクセスするためユーザによって使用可能なログイン画面600の1つの例示的実施形態である。図7で示されるように、ログイン画面600は、ユーザ名入力ボックス610、パスワード入力ボックス620、共有レベル・リスト・ボックス630、ミーティング・タイプ・セレクション640、ロケーション・リスト・ボックス650、共有ユーザ・リスト・ボックス660、及び関連資料セレクション670を含む。
【0093】
ログイン画面600を使用してメモ記録セッションへログインすると、ユーザは異なったオプションをセットアップすることができる。このプロセスをイニシエートするソフトウェアは、ユーザのプリファレンス及び/又はコラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100及び/又はユーザ装置200の能力に依存して、ユーザ装置200又はコラボレーティブ・メモ(又はデータ)管理システム400と統合できることを理解すべきである。
【0094】
ログイン・プロセスを操作しているとき、ユーザは、ユーザ名をユーザ名入力ボックス610へ入力し、及び/又はパスワードをパスワード入力ボックス620へ入力する。更に、ユーザは、共有レベル・リスト・ボックス630で提供された可能な共有レベルから共有レベルを選択する。選択された共有レベルは、ユーザによって生成されたメモのどれくらいが、他のユーザと共有可能であるかを定義する。例えば、ユーザは、全てのワード入力、使用及び入力された個々のワードであって入力された元のメモではないワードなどを共有することができる。ログインされるミーティングのタイプ、例えば、スタッフ・ミーティングを示す情報は、ミーティング・タイプ・セレクション・リスト・ボックス640から項目を選択することによって、ユーザによって入力される。ユーザは、ミーティング・ロケーション入力ボックス650を使用してミーティング・ロケーションを入力する。ミーティングのタイプ及びロケーションのような情報は、他のユーザがこの情報を既に入力したのであれば、自動的に入力できることを理解すべきである。
【0095】
図8は、本発明に従ってコラボレーティブ・メモ記録セッションをセットアップする方法の1つの例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。ステップS200から始まって、動作はステップS210へ続く。そこでは、ユーザがユーザ名を入力することによって、コラボレーティブ・メモ記録アプリケーションへログインする。次に、ステップS220において、ユーザはパスワードを入力する。次に、ステップS230において、ミーティング・タイプが入力される。次に、ステップS240において、ミーティング・ロケーションが入力される。ユーザ装置200は、ステップS210及びS220で情報を自動的に入力してよいことを理解すべきである。同様に、コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム100は、ステップS230及びS240で情報を自動的に提供するか、ユーザがこの情報を入力してよい。次に、動作はステップS250へ続く。
【0096】
ステップS250において、他のユーザとの共有レベルを設定するかどうかの決定がなされる。例えば、ユーザは、コラボレーティブ・ユーザの残りの者と、記録されたメモの全てを共有するか、何れも共有しないかを望んでよい。共有レベルが設定されるのであれば、動作はステップS260へ続く。そうでなければ、動作はステップS270へジャンプする。ステップS260において、ユーザは共有レベルを設定する。次に、ステップS270において、特定のユーザがメモの特定のレベルへアクセスすることを制限するかどうかの決定がなされる。特定のユーザが選択されるのであれば、動作はステップS280へ続く。そうでなければ、動作はステップS290へジャンプする。ステップS280において、他のコラボレーティブ・ユーザが、ユーザの特定レベルのメモを受け取るように識別される。次に、動作はステップS290へ続く。ステップS290において、コラボレーティブ・セッションにおいて使用される追加の資料を含めるかどうかの決定がなされる。追加の資料が含められるのであれば、動作はステップS300へ続く。そうでなければ、動作はステップS310へジャンプする。ステップS300において、追加の資料が選択される。次に、動作はステップS310へ続く。そこで、本方法の動作が終了する。
【0097】
図9は、コラボレーティブ・セッションにおいてメモ記録を共同で管理する方法の1つの例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。ステップS400で始まって、動作はステップS410へ続く。そこで、ユーザによって入力されたテキストがリアルタイムで受け取られる。次に、ステップS420において、アクティブで「ライブ」の重要ワードを識別するため、テキストがフィルタされる。重要なワードは、例えば、使用頻度に基づいてランク付けされることができる。次に、ステップS430において、アクティブで「ライブ」のワードのリストが、リアルタイムで記録されたテキストの集合から識別されたかどうかの決定がなされる。一組の「ライブ」のワードが識別されたのであれば、動作はステップS440へ続く。そうでなければ、動作はステップS450へジャンプする。
【0098】
ステップS440において、ユーザがコラボレーティブ・セッションへログインしたとき設定したユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールがアクセスされる。次に、ステップS450において、ユーザのオプション又はプロフィールに基づいて各々のユーザのために他の関連資料を抽出するかどうかの決定がなされる。関連資料が抽出されて、ワードの集合のリストと一緒に含められるのであれば、動作はステップS460へ続く。そうでなければ、動作はステップS470へジャンプする。
【0099】
ステップS460において、ユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールに基づいて関連資料が抽出される。次に、ステップS470において、ステップS440でアクセスされた各々のユーザのセットアップ・プロフィール及びオプションに基づいて、アクティブで「ライブ」のワードの集合及び抽出された関連資料が、他のユーザとの間で共有されることを制限するかどうかの決定がなされる。共有の制限が識別されるのであれば、動作はステップS480へ進む。そうでなければ、動作はステップS490へジャンプする。
【0100】
ステップS480において、ワードの集合が、対応するユーザのセットアップ・オプション及びプロフィールの中の制限及び制約に基づいて編集される。次に、ステップS490において、ワードの集合が、編集されたか否かに関係なく、抽出された資料と一緒に、共有制約に基づいて参加ユーザへ送信される。次に、動作はステップS500へ続く。そこで、本方法の動作が終了する。
【0101】
本発明は、様々な例示的実施形態との関連で説明されたが、多くの代替、修正、及び変形が当業者に明らかであることを理解すべきである。従って、出願人の意図は、全てのそのような代替、修正、及び変形が、本発明の趣旨及び範囲に従っているものと査定することである。特に、これまで説明した例示的実施形態はワークフロー・プロセスの最新技術を進歩させるシステム及び方法を含み、本発明のシステム及び方法が、任意のコラボレーティブ・ワークフロー・システムと一緒に使用されてよいことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム及び方法と使用することのできるコラボレーティブ・メモ記録システム及びネットワークの1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図2】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置の1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図3】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるメモ管理システムの1つの例示的実施形態のブロック図である。
【図4】図1のコラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置の第2の例示的実施形態である。
【図5】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムを使用するユーザ装置の画面ショットの1つの例示的実施形態である。
【図6】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムを使用するユーザ装置の画面ショットの第2の例示的実施形態である。
【図7】本発明に従ったコラボレーティブ・メモ記録システムにアクセスするユーザ装置のログイン画面ショットの例示的実施形態である。
【図8】コラボレーティブ・メモ記録システムにおけるユーザ装置をイニシエートする方法の例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。
【図9】コラボレーティブ・メモ記録セッションにおいてフィルタリングする方法の例示的実施形態を概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 コラボレーティブ・メモ記録(又はデータ共有)システム
200 ユーザ装置
210 コントローラ
220 メモリ
221 リアルタイム部分
222 メモ部分
223 コンテンツ部分
224 フィルタ/共有パラメータ部分
230 セットアップ回路、ルーチン、又はアプリケーション
240 ネットワーク・インタフェース
250 入力/出力インタフェース
252 入力装置
254 ディスプレイ装置
260 共通バス及び/又はアプリケーション・プログラミング・インタフェース
300 ネットワーク
Claims (32)
- コラボレーティブ・データ管理システムと通信するユーザ装置であって、
ユーザによりデータを入力するための少なくとも1つのデータ入力装置と、
前記データ入力装置から入力されたデータ及び前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するディスプレイ装置と、
ユーザ装置を前記コラボレーティブ・データ管理システムへ接続するために使用可能とし、ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分がコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されるインタフェースと、
前記ディスプレイ装置に表示可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、
を備え、
前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、
データを入力するデータ入力部分と、
コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表
示するデータ表示部分と、
を含み、
コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも他のユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含むユーザ装置。 - 少なくとも1つのデータ入力装置を使用してユーザによって入力されたデータをフィルタし、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションをさらに含み、ユーザによって入力されてコラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータの少なくとも一部分が、フィルタされたデータを含む、請求項1に記載のユーザ装置。
- メモリと、フィルタ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、
前記フィルタ・パラメータは、メモリの中に記憶され、ユーザによって入力されたデータをフィルタしてフィルタされたデータを生成するためフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能である、請求項2に記載のユーザ装置。 - 第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースを使用して入力可能なフィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含む請求項3に記載のユーザ装置。
- メモリと、データ・パラメータを入力する第2のグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、をさらに含み、
前記データ・パラメータは、メモリの中に記憶され、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するためにユーザ装置によって使用可能である請求項1に記載のユーザ装置。 - 前記データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む、請求項5に記載のユーザ装置。
- データがコラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含む請求項5に記載のユーザ装置。
- データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項7に記載のユーザ装置。
- データが、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含む請求項1に記載のユーザ装置。
- データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項9に記載のユーザ装置。
- データ表示部分が複数の選択可能なデータ部分を含み、各々の選択可能なデータ部分がコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータ部分に対応する請求項1に記載のユーザ装置。
- データ表示部分に表示された選択可能なデータ部分の1つが選択されたことに応じて、少なくともその選択されたデータ部分に対応するデータ部分が、ユーザによって入力されたデータとしてデータ入力部分に表示される請求項11に記載のユーザ装置。
- コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて参加者のデータ共有を管理するコラボレーティブ・データ管理システムであって、
コラボレーティブ・データ管理システムを複数のユーザ装置へ接続するために使用可能とし、各々のユーザ装置が、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける特定の参加者に関連づけられ、各々のユーザにつき、該ユーザに関連づけられたユーザ装置に対して該ユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・データ管理システムへ提供されるインタフェースと、各々のユーザから受け取られたデータをフィルタして、フィルタされたデータを生成するフィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションと、
を備え、
各々のユーザのために、コラボレーティブ・データ管理システムは、インタフェースを使用して、少なくとも、そのユーザによって入力されたデータから得られたフィルタ済みデータを各々の他のユーザへ提供するコラボレーティブ・データ管理システム。 - 各々のユーザにつきフィルタ・パラメータを記憶するメモリをさらに含み、
フィルタ・パラメータは、そのユーザによって提供されたデータをフィルタして、そのユーザのためにフィルタされたデータを生成するため、フィルタ回路、ルーチン、又はアプリケーションによって使用可能である請求項13に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。 - フィルタ・パラメータが、共有レベル及びユーザのデータを他の何れのユーザに共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含む請求項14に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。
- メモリがデータ・パラメータを記憶し、前記データ・パラメータは、コラボレーティブ・データ管理システムによって各々のユーザへ提供される追加のデータを識別するか、又は識別するために使用可能である請求項14に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。
- データ・パラメータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項16に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。
- 各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含む請求項13に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。
- データ・パラメータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項18に記載のコラボレーティブ・データ管理システム。
- コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者によって生成されたデータを共同で共有する方法において、
コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータを、複数の参加者の中の一の参加者に対する所定のフィルタリング・パラメータに基づいてフィルタし、該一の参加者に対するフィルタされたデータを生成し、
前記一の参加者のためにフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供する方法であって、
各々の参加者は、複数の参加者の中の他の参加者から受け取られたフィルタ済みデータの少なくとも一部分を選択して、各々の該参加者によって生成されたデータの中に含めることができる、
方法。 - さらに、フィルタする前に、中央ロケーションで、複数の参加者の各々から所定のフィルタリング・パラメータを受け取り、複数の参加者の各々から受け取られた所定のフィルタリング・パラメータを、中央ロケーションのメモリの中に記憶する方法であって、
複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタし、該参加者のためのフィルタ済みデータを中央ロケーションで生成することを含む請求項20に記載の方法。 - 一の参加者に対するフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含む請求項21に記載の方法。
- フィルタする前に、さらに、
各々の参加者につき、該参加者のユーザ装置で、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータを入力し、前記参加者に対する所定のフィルタリング・パラメータを、該参加者のユーザ装置のメモリの中に記憶する、方法であって、
複数の参加者の中の一の参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける複数の参加者の中の一の参加者によって入力されたデータをフィルタすることが、該参加者のための所定のフィルタリング・パラメータに基づいて、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける該参加者によって入力されたデータを、各々の参加者のためにフィルタし、該参加者のためのフィルタされたデータを該参加者のユーザ装置で生成することを含む請求項20に記載の方法。 - さらに、各々の参加者につき、該参加者のためのフィルタされたデータを中央ロケーションへ転送する方法であって、
一の参加者に対するフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ提供することが、一の参加者のためのフィルタされたデータを、コラボレーティブ・データ共有イベントにおける他の複数の参加者の各々へ中央ロケーションから提供することを含む請求項23に記載の方法。 - さらに、複数の参加者の中の少なくとも一の参加者から、各々の参加者へ提供される追加のデータを識別する第2のデータを受け取る請求項20に記載の方法。
- 第2のデータが、コラボレーティブ・データ共有イベントのロケーション、コラボレーティブ・データ共有イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・データ共有イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項25に記載の方法。
- 各々のユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、コラボレーティブ・メモ記録イベントにおいて作られたメモを含む請求項20に記載の方法。
- 第2のデータが、コラボレーティブ・メモ記録イベントのロケーション、コラボレーティブ・メモ記録イベントのタイプ、及びコラボレーティブ・メモ記録イベントに関連した資料の少なくとも1つを含む請求項27に記載の方法。
- 各々の参加者につき、該参加者に対するフィルタ・パラメータが、該参加者に対する共有レベル及び該参加者のメモを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含む請求項28に記載の方法。
- 各々の参加者につき、該参加者のためのフィルタ・パラメータが、該参加者のための共有レベル及び該参加者のデータを他の何れの参加者に共有させるかを示す表示の少なくとも1つを含む請求項20に記載の方法。
- コラボレーティブ・データ共有イベントにおいて複数の参加者によって共同で共有されているデータを表示するため使用可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースであって、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースのユーザがデータを入力することのできるデータ入力部分と、
複数のデータ部分を表示する共有データ部分と、を備え、
前記データ入力部分を使用してユーザによって入力されたデータの少なくとも一部分が、他の参加者と共有され、
前記複数のデータ部の各々のデータ部分は、他の参加者によって入力されたデータの少なくとも一部分に対応し、各々のデータ部分は選択可能であって、選択可能なデータ部分を選択したことによってデータ項目がデータ入力部分へ自動的に入力され、自動的に入力されたデータ項目が、選択されたデータ部分に関連づけられたデータの少なくとも一部分を含むグラフィカル・ユーザ・インタフェース。 - ユーザ装置からデータを入力するステップと、
入力された前記データ及びコラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するステップと、
前記ユーザ装置をコラボレーティブ・データ管理システムへ接続し、入力された前記データの少なくとも一部分を該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供する、ステップと、
グラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示するステップと、
をコンピュータにより実行させ、データを共同で共有することをコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、データを入力するデータ入力部分と、前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータを表示するデータ表示部分と、を含み、
前記コラボレーティブ・データ管理システムから受け取られたデータは、少なくとも、他のユーザによって入力されて該コラボレーティブ・データ管理システムへ提供されたデータ部分を含むプログラム。
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