JP2004005527A - 階層型サイト情報作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】サイト内のドキュメントの置き場所が変更されたり、新たなドキュメントが追加されたときに、変更した内容が容易に反映することができユーザが必要とする目的のドキュメントにすばやく到達できるものを提供することを目的とする。
【解決手段】サイト1内のドキュメントファイル10の関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けたメニューを入力して、前記ドキュメントファイル10を該メニューに関連付けたサイト情報21を入力するサイト情報入力手段22と、サイト情報21を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、ドキュメントファイル10に関連する各メニューを選択するとドキュメントファイル10を表示可能とするサイト情報表示部23を作成する解析手段24とを備え、各ドキュメントファイル10でサイト情報が表示される。
【選択図】 図1
【解決手段】サイト1内のドキュメントファイル10の関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けたメニューを入力して、前記ドキュメントファイル10を該メニューに関連付けたサイト情報21を入力するサイト情報入力手段22と、サイト情報21を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、ドキュメントファイル10に関連する各メニューを選択するとドキュメントファイル10を表示可能とするサイト情報表示部23を作成する解析手段24とを備え、各ドキュメントファイル10でサイト情報が表示される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドキュメントの閲覧を支援するもの及びドキュメントの管理・作成に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの企業や団体がWWW(WorldWide Web)サイトにおいて多くのドキュメントをネットワークを通じて公開している。このようなドキュメントは、一般に、HTML(Hyper Text Mark−up Language)で記述されたドキュメントでサイトを構成しているがドキュメントの相互関係が複雑に入り組んでいるため、ユーザが目的の情報へ到達するのが困難である。
【0003】
そこで、多くのサイトにおいては、サイト内に蓄積されているドキュメントの内容を項目毎にまとめたサイトマップを用意したり、メニューを各ドキュメントに掲載するようにしている。また、特開2000−348052号公報にはサイト内に蓄積されているドキュメントからユーザの嗜好に応じたサイトマップを作成するための技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−348052号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなサイトマップやメニューは、サイト内に蓄積されているドキュメントの置き場所を変更したり、新たなドキュメントを追加すると、ドキュメントの中に記載されているリンク(アンカータグのような、他のドキュメントへのリンク)を修正するために、関連するドキュメントそれぞれ個別に編集する必要があった。さらに、サイトマップやメニューもそれに合わせて修正する必要があった。
【0006】
また、サイトマップやメニューでサイト内の詳細な情報まで提供しよとすると一画面に表示することが困難なため、大まかな情報のみをサイトマップやメニューでは提供し、各ドキュメントに移動して詳細な情報を提供するようにすることが多い。そのため、詳細な情報を得るためには次々とドキュメントを移動していき目的のドキュメントを捜すことになる。しかし、ドキュメントを移動していっても目的のドキュメントに到達できない場合には、前のドキュメントに戻って別のドキュメントを捜す必要があり、ドキュメント間を行ったり来たりするような煩雑な操作がまま発生する。そのため、このようなサイトマップやメニューでは、ユーザが必要とするサイト内のドキュメントまで上手く誘導できるとは限らない。
【0007】
あるいは、各ドキュメントでメニューを表示するためにフレームを分けて閲覧するドキュメントとメニューとを表示している場合には、閲覧者がブラウザで閲覧しているドキュメントのURLを保存しようとした際(お気に入りなどに追加する場合)、現在閲覧しているドキュメントのURLではなく意図しないURLが保存されることがあり、保存しているURLを使って次回閲覧しようとしても意図しないドキュメントが表示される場合がある。また、このメニューを表示するための表示部分が大きくとられドキュメント自体の表示スペースが減るなどの不都合が生じる。
【0008】
そこで、サイト内のドキュメントの置き場所が変更されたり、新たなドキュメントが追加されたときに、変更した内容を容易に反映することができユーザが必要とする目的のドキュメントにすばやく到達できる階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
また本発明は、閲覧者が閲覧中のドキュメントがサイト情報全体のどの部分にあたるかを把握するのに時間がかかることを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0010】
また本発明は、サイト情報表示部を、表示中のドキュメントに対し、同じスタイルで表示するとデザイン面や機能面で不都合が起こることを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、サイト情報表示部において移動中のドキュメントから移動する可能性の少ないドキュメントへ移動する項まで表示すると、ユーザが必要以上の選択をしなければならないことを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0012】
また本発明は、日本語など、複数の文字コードの存在する言語では、サイト内にあるドキュメントが別々の文字コードで書かれていた場合、それぞれの文字コードで書かれたサイト情報表示部を組み込む事を必要とし、複数のサイト情報表示部の作成、文字コードにあったサイト情報表示部の組み込みを必要とするサイト管理者の負担を減らすことが可能な階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0013】
また本発明は、サイト情報の作成時や更新時にサイト情報を入力する手間をサイト管理者から減らすことが可能な階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明に係る請求項1の階層型サイト情報作成プログラムは、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けてメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニュー項目を選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、前記ドキュメントファイルを表示する際に前記サイト情報を表示するために、前記サイト情報表示部を動作可能に前記ドキュメントファイルに組み込むサイト情報表示部組み込み手段とを備える。
【0015】
請求項1の構成では、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、この入力を解析して階層型のメニューを表示して、各メニューを選択すると各ドキュメントファイルを表示することができるサイト情報表示部を作成する。また、各ドキュメントファイルにサイト情報が表示できるようにサイト情報表示部を組み込むことで、同じメニューを各ドキュメントファイルで表示することができる。
【0016】
また、請求項2の階層型サイト情報作成プログラムは、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けたメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニューを選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備え、前記サイト情報表示部を動作可能に予め組み込んだ前記ドキュメントファイルで前記サイト情報を表示可能とする。
【0017】
請求項2の構成では、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、この入力を解析して階層型のメニューを表示して、メニューから各ドキュメントファイルを表示することができるサイト情報表示部を作成する。また、各ドキュメントファイルに予めサイト情報が表示できるようにサイト情報表示部を組み込んでおき、同じメニューを各ドキュメントファイルで表示することができる。
【0018】
また、請求項3では、請求項1または2記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は前記ドキュメントファイルから呼び出されて前記サイト情報を表示可能とすることを特徴とする。
【0019】
請求項3の構成では、ドキュメントファイルでサイト情報表示部を呼び出してサイト情報を表示することができ、複数のドキュメントファイルから同じサイト情報を表示することができる。
【0020】
また、請求項4では、請求項1〜3いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は、上位階層のメニューを表示しつつ上位階層から指示したメニューの下位階層のメニューを順次表示し、指示が下位階層のメニューから上位階層のメニューに戻ると下位階層のメニューは非表示にすることを特徴とする。
【0021】
請求項4の構成では、上位階層のメニューから下位階層のメニューを順次表示していき、下位階層のメニューから上位階層に戻ると下位階層のメニューは非表示にできる。これにより、閲覧者が下位階層のメニューまでどのようにしてたどってきたのかを見渡すことが出来る。
【0022】
また、請求項5では、請求項1〜4いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は、前記ドキュメントを表示するコンピュータ上でローカルに実行してサイト情報を表示することを特徴とする。
【0023】
請求項5の構成では、ドキュメントを表示するコンピュータ上でローカルに実行してサイト情報を表示することができる。
【0024】
また、請求項6の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともに現在ページ上位メニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、各メニュー項目の上位階層のメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている上位階層のメニュー項目の番号を取得し、該取得した上位階層のメニュー項目と関連付けて記録されているメニュー表示情報を取得して、現在ページ上位メニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、上位階層のメニュー項目と現在ページ上位メニュー項目とを表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0025】
請求項6の構成では、閲覧者が閲覧中のドキュメントがドキュメント情報全体のどの部分にあたるかを解析し、そのドキュメントがある階層のメニューから表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。また、現在表示しているページと同族グループのページへリンクしているメニューを積極的に表示することによって、ページの閲覧者は次に閲覧する可能性の高いページを容易に選択することが可能となる。
【0026】
また、請求項7の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイル毎にメニュー項目を有するとともに次に移動する確率の高いページを示すホットリンクのメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、次に移動する確率の高いページを示すメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を取得し、該取得した次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を下位階層のメニュー項目としてホットリンクのメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、ホットリンクのメニュー項目を表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0027】
請求項7の構成では、閲覧者が閲覧中のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントを羅列した階層を作成し表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。
【0028】
また、請求項8の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともにメニュー項目全体の表示色、表示場所、文字の大きさ、メニュー項目の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示するメニュー項目、閲覧者から入力する指示に対する反応などの表示形態を定める全体設定のメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目に該当するページが表示された場合にメニュー項目の表示形態を定める全体設定情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている全体設定情報を取得し、該取得した全体設定情報を全体設定のメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、全体設定のメニュー項目に記載されている全体設定情報に基づいたメニュー項目を表すメニューをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0029】
請求項8の構成では、それぞれのドキュメント上でサイト情報表示部がどのような振る舞いをするかを定義することにより、各ドキュメント上にサイト情報表示部がサイト情報を表示したときにうまく共存できるようにすることが可能となる。
【0030】
また、請求項9の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目の表示言語、表示色、表示形態等を定める表示フィルタ情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている表示フィルタ情報を取得し、該取得した表示フィルタ情報に基づいて、前記入力したサイト情報に含まれる全てのメニュー項目の表示フィルタ情報をコンピュータのメモリ上で書き換えて各メニューを表示フィルタ情報に基づいて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0031】
請求項9の構成では、それぞれのドキュメントがどの表示パターンに属し、そのドキュメントを表示している際はどの表示パターンを使用するかを定義しておくことにより、閲覧者のページの選択の負荷を減らすとともに、効率良く複数のページを閲覧することが可能となる。
【0032】
また本発明によれば、各ドキュメントに使用する表示パターンは、表示後、閲覧者が再設定するための項目をサイト情報と共存させることにより、表示パターンが閲覧者に適さなかった際には、閲覧者が表示パターンを容易に再設定することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる第1の実施の形態を、図を用いて説明する。
本実施形態は、図1に示すように、サイト1を構成するドキュメントファイル10を格納する記憶装置11とドキュメントファイル10を探しやすくするためにサイト1内の構成を管理するための階層型情報を作成する階層型サイト情報作成プログラム2とで概略構成される。階層型サイト情報作成プログラム2は、サイト管理者又は閲覧者が操作するコンピュータのCPUが実行するプログラムである。
【0034】
階層型サイト情報作成プログラム2は、サイト1内にあるドキュメントファイル10を階層に分けて管理するために、サイト情報入力手段22と解析手段24と、サイト情報表示部組み込み手段25との処理機能を備えている。
サイト情報入力手段22で、サイト1内のドキュメントファイル10の関連を表すサイト情報21を入力し、解析手段24で、サイト情報入力手段22出入力したサイト情報21を解析して、上位階層から順次下位階層のメニューを表示し、さらに、各メニュー項目を選択すると該当するドキュメントファイル10を表示することが可能なサイト情報表示部23を作成する。
また、サイト情報表示部組み込み手段25では、サイト1内の各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込んでサイト1内にあるどのドキュメントファイル10からでもサイト情報が表示できるようにする機能を備えている。
各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込むとは、各ドキュメントファイル10からサイト情報表示部23を呼び出す場合と、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を書き込む場合とを含むものである。
【0035】
ここで、サイトとは、ドキュメントを公開している場で、インターネットの場合にはWEBページを表示するためのデータや、FTPで取得できるデータなどが登録されている場である。この場とは、サーバなどのコンピュータで提供され、サーバなどのコンピュータが複数連動して構成している場合もある。
ドキュメントファイルとは、サイト上で公開されるデータのまとまり(ファイルなど)で、インターネットの場合には、WEBページやFTPで取得できるファイルなどである。
【0036】
サイト情報入力手段22では、サイト1内にあるドキュメントファイルの関連を表すようにサイト情報21を入力する。サイト情報21は、メニューを階層に分けた形式で入力し、各ドキュメントファイル10はメニューの中のどのメニュー項目に対応する内容であるかを関連付ける。これにより、階層に分けたメニューをたどっていくと、目的のドキュメントファイル10に誘導できるように構成する。
【0037】
図2にサイト情報21のメニューの構成を表す概念図を示す。最上位階層のメニューは「m01」で、次の階層のメニューは「m01−01」「m01−02」、・・・などのメニュー項目があり、「m01−01」の下位階層のメニューは「m01−01−01」、「m01−01−02」、「m01−01−03」、・・・のメニュー項目がある。さらに、「m01−01−01」の下位階層のメニューは「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・がある。ドキュメントファイル「Document m01−01−01」、「Document m01−01−02」、「Document m01−01−03」が、メニュー「m01−01−01」、「m01−01−02」、「m01−01−03」にそれぞれ対応し、ドキュメントファイル「Document m01−01−01−01」「Document m01−01−01−02」「Document m01−01−01−03」・・・が、メニュー「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・それぞれに対応している様子をあらわしている。
WEBファイルの場合にはサイト内のアドレス、例えば、
「http://www.○○○.co.jp/menuM11/DocumrntM112.htm」
を、メニュー「m01−01−01−02」に対応するように入力するようにする。
【0038】
図3に、サイト情報21の実際に入力する場合の一例を示す。各行毎にそれぞれのメニューとして表示する内容、メニューに応じたドキュメントファイル10、タイトル表示する内容を「;」で区切って入力している。また、この例では、上位階層と下位階層との関連はタブやブランクなどで表し、下位階層は上位階層からタブやブランクなどで下げて入力している。先頭から下げが同じもの、例えば「m01−01−01」と「m01−01−02」が、同じ階層となり、「m01−01−01」と「m01−01−02」の間にある「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・は「m01−01−01」のメニューを選択したときに表示する下位階層のメニューである。
入力の方法として、表計算用のソフトを利用して、階層の関連を列や行に対応させて表現しても良い。
図3の内容を表示したメニュー(サイトマップメニュー)の一例を図4に示す。
図4(a)は、最上位の階層の表示「サイトマップ」(m01)を表示している。図4(b)には、「サイトマップ」(m01)の上にポインタデバイスのポインターが来た時に、次の階層のメニュー「日本語のHP」(m01−01)、「リンク」(m01−02)までが表示されているようすをあらわしている。図4(c)では、さらに、「リンク」(m01−02)の上にポインターが来た時に、次の階層のメニュー「M大学」(m01−01−02)が表示されている。図4(d)では、「M大学」(m01−01−02)の下の階層のメニュー「工学部」(m01−02−01−01)、「理学部」(m01−02−01−02)、「経済学部」(m01−02−01−03)、「文学部」(m01−02−01−04)を表示している。
【0039】
解析手段24では、サイト情報21を解析して、メニューを上位階層から表示していき順次下位階層のメニューを表示する機能を備え、メニュー項目をマウスなどのポインティングデバイスで選択(クリックなどで選択)するとドキュメントファイル10を表示する機能を備えたサイト情報表示部23を作成する。サイト情報表示部23では、メニューを上位階層のメニューから順次下位階層のメニューを表示していき、閲覧者を見たいドキュメントファイル10に誘導することができる。
【0040】
サイト情報表示部23は各ドキュメントファイル10に組み込まれ、パソコンなどのコンピュータで起動されたブラウザ等の上でドキュメントファイル10を表示すると、メニューを階層毎に、表示・非表示を制御にするように動作するものである。このメニューは、具体例としてJAVA(登録商標)スクリプトなどを利用して、ドキュメントファイル10を表示すると、マウスなどのポインティングデバイスの動きに応じてメニューを階層毎に表示・非表示を制御にするようにする。
【0041】
このように、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込むようにすると、ブラウザに現在閲覧しているドキュメントのURLを保存する場合に、フレームを分けてメニューを表示している場合と違い、確実に閲覧しているドキュメントのURLを保存することができる。
【0042】
また、このサイト情報表示部23では、メニューを上位階層から順次表示していき、図4に示すように、選択したメニュー項目に属する下位階層のメニューを上位階層のメニューを表示したまま次々と表示していく。ポインティングデバイスのポインターがメニューの下位階層から上位階層に移ると、ポインターが外れたメニュー項目の下位階層を随時非表示にする。このように上位階層の表示を残すことで、今ポインターがある階層のメニューは最上位階層からどのメニューをたどってきたのか見渡すことができる。さらに、次に見たいドキュメントファイル10に到着するには、どこまで戻ればよいかが見渡すことができる。
ここでは、パソコンや携帯端末などのコンピュータでローカルに起動されているブラウザ上で実行するJAVA(登録商標)スクリプトを利用する場合について以下説明する。しかし、JAVA(登録商標)スクリプト以外のブラウザ上での動作する他の言語であっても、同様のことが可能である。
【0043】
サイト情報表示部組み込み手段25では、サイト情報21のなかで、メニューと対応付けたドキュメントファイル10を検索して、ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込む機能を備える。
このサイト情報表示部23の呼び出し部23’を、図5に示すように、ドキュメントファイル10に組み込むことで、ドキュメントファイル10を表示したときにサイト情報を表示する機能を備えるようにする。
【0044】
次に、階層型サイト情報作成プログラムの動作について、図6のフローチャートと図7から図9を用いて説明する。
解析手段24では、図3に示すようなサイト情報21を1行づつ読み込み解析し(S100)、図7に示すような、解析結果26に以下のような内容を設定する。
まず、サイト情報21の各行は、何カラム目から始まるかで階層を判断し各メニューにID261を割り当てる(S101)。ここでは、ID261の初期値を「m01」とし、階層が下がるほど番号の桁数を増やしていく場合を例について説明する。例えば、「m01」の下位階層では「m01−01」とし、「m01−01」の下位階層では「m01−01−01」とし、同じ階層のものは末尾の番号を増やしていく。例えば、「m01−01」と同じ階層では、「m01−02」、「m01−03」・・・・とする。
このようにして、各メニューにユニークなID261を割り振り非表示・表示の管理が出来るようにする。
【0045】
また、図7に示した解析結果に加えて各メニュー項目(図7の各行)に、そのメニュー項目のみの表示スタイルに関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときのサイト情報全体の表示形態(表示スタイルなど)に関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときのトップアイテム(全体設定情報)を上書きするための情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときの表示形態(表示パターンなど)に関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントのURL等のホットリンクに関する情報などが記載されている。
【0046】
次に、メニューを各階層毎に表示しメニュー同士がなるべく重ならないように表示位置262(表示の開始位置など)を計算する(S102)。各メニュー項目に対して表示の幅、各メニュー項目の表示の高さなどの表示情報も計算することもできる。
【0047】
またフローチャートのS102の処理として「各メニューの表示位置を計算して設定」と記載してあるが、メニュー表示用のHTMLドキュメントファイルが動作中に算出するようにプログラムを構成してもよい。また、必要に応じて当該動作を実行可能なようにHTMLドキュメントファイルを修正するようにプログラムを構成してもよい。
【0048】
例えば、メニューを展開していくうちに、次に展開するメニューが画面の端に達してしまった場合や、メニューを表示する位置を画面内に修正したり(図15(a)参照)、メニューの位置を調整しても画面に入りきらない場合には、メニューをスクロールさせるためのボタンを表示し、閲覧者からスクロールをする旨の指示を入力した場合にメニューをスクロールするように構成してもよい(図15(b)及び(c)参照)。
【0049】
また、サイトマップメニュー全体の表示位置をユーザの指示により移動自在にプログラムを構成してもよいし、閲覧者からの指示に応じて表示中のサイトマップメニューを移動するようにプログラムを構成してもよいし、予め設定した特定の画像を避けるようサイトマップメニューを表示するようにプログラムを構成するようにしてもよい。
【0050】
また、ドキュメントの閲覧条件によってページにおけるサイトマップメニューの表示場所を変えるなど、サイトマップメニューを表示するための各種表示座標を、管理者からの指示や表示条件に基づいて変更可能なようにプログラムを構成することも可能である。
さらに、表示したメニューが重なった場合にどれを上に表示するかを表すZのインデックス263を階層に応じたものにする。例えば、「m01」の階層では「0」とし、「m01−01」の階層では「1」とし、「m01−01−01」の階層では「2」として、下の階層が上に表示されるようにする。
また、はじめは一番上の階層のみを表示するので、最上位の階層のみを表示(「visible」)にし、それ以外の階層は非表示(「hidden」)にするように表示・非表示の設定264をする(S103)。
そこで、各メニューに表示する内容を265に設定し、対応するドキュメントがある場合にはドキュメントファイル10のアドレスを266に設定する。さらに、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にある時に表示するタイトル表示を267に設定する(S104)。
その他に、表示のスタイル(文字、形等)情報などを付加するようにしても良い。
以上の処理を、サイト情報21の最後の行まで繰り返す(S105)。
【0051】
これらの解析結果26から、メニューを表示するためにHTMLを作成するサイト情報表示部23を作成する(S107)。ここで、「m01−01−01」のメニューを表示するためのHTMLの記述の一例を図8に示す。
図8の1行目(L1)の、
▲1▼y−menu−func−t(this.id,”over”)
▲2▼y−menu−func−t(this.id,”out”)
は、各メニュー上にポインターがあるときと、ポインターが外れたときの動作を表す関数である。
【0052】
▲1▼の関数では、あるメニュー上にポインターが来たときに、そのメニューに関連する下位階層のメニューを表示(「visible」)する。例えば、「m01−02」のメニューにポインターが来た場合には、「m01−02」と「m01−01」「m01−02」のメニューは表示したままで、「m01−02−01」のメニューを表示する(図4(b)から図4(c)の表示になる)。
【0053】
▲2▼の関数では、メニューからポインターが外れて上の階層に戻ったときには現在の階層の表示は非表示(「hidden」)にする。例えば、「m01−01」、「m01−02」のメニューから「m01」にポインターが戻ったときには、「m01−02−01」のメニューは非表示にし、「m01」と「m01−01」と「m01−02」は表示したままにする(図4(c)から図4(b)に表示に戻る)。
また、ポインターが一定時間メニュー全体から離れていた際には初期状態に戻る。
【0054】
図8の2行目(L2)には、各メニューを表示位置262とZのインデックス263を設定し、3行目(L3)には、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にあった時に表示するタイトル表示267、メニューを選択したときに表示するドキュメントファイル10のアドレス266、メニューに表示する内容265などを設定する。
4行目(L4)は、各メニュー項目に下の階層があることを示すマーク(ここでは、「next.gif」図9)と、その位置268を設定する。
【0055】
サイト情報表示部23では、同様に全てのメニューについて、解析結果26で得た、メニューのID261、メニューの表示位置262、メニューに表示する内容265、ドキュメントファイル10のアドレス266、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にあった時に表示するタイトル表示267などに基づいてHTMLを作成するようにする。
【0056】
図10に、サイト情報表示部23をJAVA(登録商標)スクリプトで作成した一例(y−menu−top.js)を示す。図10では、▲1▼でブラウザの種類を判別しブラウザに応じた処理(ブラウザがサイト情報表示部23を実行できるかの判定や、どういった処理系統(例えば、InternetExplorer5(登録商標)の系統)で表示できるかを判断する)を行う。▲2▼は、各メニューを表示するために、判別したブラウザに応じてタグやスタイル、関数などを追加してHTMLに書き出す関数である。▲3▼で解析結果26と▲2▼の関数を使ってHTMLに書き出している。
解析結果26の内容を引数として▲3▼に直接記述しないで、解析結果26を外部ファイルとして読みながらHTMLに書き出すようにしても良い。
サイト情報表示部23は、この例に限定するものではなく、解析結果26をもとにHTMLに書き出すようにできればよい。
【0057】
図8や図9で示したHTMLの記述は一例であって、<span>タグや関数名(y−menu−func−t()など)などを限定する意図ではなく、前述と同様の動作が出来るようにすれば良い。
【0058】
さらに、サイト情報表示部組み込み手段25で、図5に示すように、各ドキュメントファイル10でサイト情報表示部23を呼び出すように組み込む。
【0059】
さらに、JAVA(登録商標)スクリプトのようにブラウザに依存して動作するサイト情報表示部23はブラウザによってはサイト情報23が表示できない。そこで、JAVA(登録商標)スクリプトなどが使用できないブラウザで閲覧したときの代替表示(図5の23’’)を用意してサイト情報表示部23と共に記述しておくようにしたほうが好ましい。
【0060】
あるいは、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を直接書き込むようにして組み込んでも良い。
【0061】
以上説明したように、サイト内の各ドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、入力データに基づいたメニューを各ドキュメントに組み込むことで、同じメニューを各ドキュメントに掲載することができる。
【0062】
第2の実施の形態では、予め各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込んでおく場合について説明する。第2の実施の形態は、図11に基づいて説明するが第1の実施の形態と同じ構成については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0063】
本実施形態では、サイト1を構成するドキュメントファイル10に予めサイト情報表示部23の呼び出すように組み込んでおく。
【0064】
このとき、階層型サイト情報作成プログラム2には、サイト1内にあるドキュメントファイル10を階層に分けたメニューで管理するために、サイト1内のドキュメントファイル10の関連を表すサイト情報21を入力するサイト情報入力手段22と、サイト情報21を解析して、上位階層から順次下位階層のメニューを表示し、各メニュー項目を選択して該当するドキュメントファイル10を表示可能にするサイト情報表示部23を作成する解析手段24とを備えるようにする。
サイト情報入力手段22で入力したサイト情報21や、解析手段24の動作は前述の実施の形態とほぼ同様なので詳細な説明は省略し、相違する点についてのみ説明する。
【0065】
第2の実施の形態では、ドキュメントファイル10に予めサイト情報表示部23の呼び出し部23’を組み込んでおく。したがって、サイト情報入力手段22で、サイト情報21の入力や変更を行った後に、解析手段24でサイト表示部23を作成して、サイト表示部23をドキュメントファイル10から呼び出し可能な場所に置くだけでサイト情報21を各ドキュメントファイル10から表示することができる。
【0066】
第1の実施の形態や第2の実施の形態では、図4に示すように、サイト情報は最上位のメニューを1つだけ表示する場合を例に説明したが、サイト情報を複数に分けて管理することもできる。例えば、図12の(a)に示すように、「M大学」という単位で作成したサイト情報と「○2研究室」という単位で作成したサイト情報を二つに分けて表示するようにしてもよい。
図12(b)には、「M大学」のサイト情報を表示し、図12(c)には「○2研究室」のサイト情報を表示しているようすを示している。
【0067】
あるいは、サイト情報から表示を開始するメニュー項目を選択して、複数に分けて表示するようにすることもできる。例えば、図3のようなサイト情報を入れた場合に、図13の(a)に示すように、「サイトマップ」と「研究室」の両方を表示するようにしても良い。
図13の(b)(c)に、「サイトマップ」から「研究室」の情報を表示し、図13の(c)には「研究室」以降の情報を表示している様子を表している。
【0068】
また、ドキュメントによって表示するメニューを変えることもできる。例えば、図3のようなサイト情報を入れた場合に、図14に示すように、「サイトマップ」は図14(a)のドキュメントに表示して、「研究室」は図14(b)のドキュメントに表示するようにし、図13に示すようにドキュメントに両方を表示するようにしても良い。
【0069】
以上説明したように、サイト情報を分けて管理したり、表示を分けたり、開始位置を変えて表示するなど様々に組み合わせて実装することができる。
【0070】
このように、様々な方法で表示することで閲覧者にはわかりやすく、サイト情報を管理する者にとっても、効率良くドキュメントを管理することが可能である。さらに、様々に表示することができるが、管理者はサイト情報を入力するだけで自動的にドキュメントの置き場所の変化やドキュメントの追加などサイト内の情報の変化を各ドキュメントに反映することができる。
【0071】
図15(a)、(b)、(c)は、展開するメニューの全てがウインドウ内に表示不可能となったときの処理の一例を示す図である。
図15(a)は、サイト情報を下位階層まで表示していった場合に、表示ウインドウの左端までの間に表示することができなくなった場合の折り返し表示を行なう例を示す図である。
【0072】
通常は、同図に示すように「所在地アクセス」のメニュー上にポインターを置くと、下位階層に存在する「地図」や「キャンパスマップ」のメニューは左側に表示されるが、本発明によれば、表示ウインドウの左端までの間に表示することができなくなったと判断した場合には、場合の折り返し表示を行なう旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。このように折り返し表示を行なう処理をすることによって、限られたウインドウであってもメニューを表示することが可能となる。
図15(b)はサイト情報を下位階層まで表示していった場合に、次の階層の全てを表示ウインドウの下端までの間に表示することができなくなった場合にスクロールボタンを表示する例を示す図である。
【0073】
同図に示すように「研究テーマ」の下位階層に「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューの全てをウインドウ内に表示することができない場合には、本発明ではスクロールボタンを表示する処理を行なっている。閲覧者がスクロールボタン上にポインターを置くと、「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューがスクロールを行なう旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。
【0074】
なお、閲覧者がスクロールボタン上にポインターを置き、例えばマウスの左ボタンを押すとメニューを一つスクロールするようにプログラムを記載しておいてもよい。
図15(c)は、次の階層の全てを表示ウインドウの上端までの間に表示することができなくなった場合にスクロールダウンボタンを表示する例を示す図である。
【0075】
同図に示すように「研究テーマ」の下位階層に「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューをスクロール表示した際に、メニューがウインドウの上部からはみ出してしまい全てのメニューを表示することができないと判断した場合には、本発明ではスクロールダウンボタンを表示する処理を行なっている。
【0076】
閲覧者がスクロールアップボタン上にポインターを置いて「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューが上にスクロールを行なった際に、メニューがウインドウの上端以下に表示することができないと判断し場合には、同図に示すようにスクロールダウンボタンを表示する旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。
【0077】
なお、閲覧者がスクロールダウンボタン上にポインターを置き、例えばマウスの左ボタンを押すとメニューを一つ下にスクロールするようにプログラムを記載しておいてもよい。
【0078】
このようにメニューをスクロールする処理をすることによって、限られたウインドウであっても多くのメニューを表示することが可能となる。
【0079】
図16(a)、(b)、(c)は、トップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地メニュー)との双方を表示する状態を示す図である。
図16(a)は、「サイトマップ」のトップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地)との双方を表示している状態において、現在ページとして「ページ1」の一つ上の階層部分(現在ページ上位メニュー)にポインターを置いた状態を示す図である。
図16(b)は、「サイトマップ」のトップメニューから、「ページ1」までの各階層のメニューの全てを表示している例を示す図である。
図16(c)は、トップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地)との双方を表示している状態において、「サイトマップ」のトップメニューにポインターを置いた状態を示す図である。
【0080】
図16(a)〜(c)に示すように、現在表示しているドキュメントとサイト情報全体の関係を比較し、現在表示しているドキュメントの含まれたメニューから表示するための項を用意し、閲覧者がそのメニューから順次展開していくことを可能としている。
また、表示し始めるメニューは現在表示しているドキュメントに関連したメニューであれば、どこから表示し始めても良い。
また、項を追加する場所は最上位のメニューの下とは限らず、ドキュメント中のどの場所でも良い。例えば、二階層目のメニュー内でも良いし、後述するホットリンクのメニューなどとまとめたメニューを作成し、そのメニューを表示する項を追加しても良いし、閲覧者がマウスの右クリックをした場所に表示しても良い。これはホットリンクの表示パターンを選択するメニューにも言えることである。
【0081】
以下に、現在ページのメニューを別途表示する際の処理について説明する。
図17は、現在表示しているドキュメントが、サイト情報全体のどの部分にあたるかを探し、現在表示しているドキュメントへのリンクの含まれたメニューから表示するためのメニュー項目を用意する処理のフローチャートである。
【0082】
閲覧者が、コンピュータ上でマウス等の入力手段を操作して、所望のサイトを閲覧する旨の指示(ドキュメント表示要求)を入力すると、コンピュータ上で起動しているブラウザは閲覧者の指示に基づいてインターネット等の通信網を介して所定のURLのサーバに、表示用のドキュメントデータ、ディレクトリ構造等を要求する旨の情報を出力する。
【0083】
所定のURLのサーバでは、ブラウザが要求したドキュメントデータなどをハードディスク等の記録手段から読み出して、インターネット等の通信網を介して閲覧者のコンピュータに送信する処理を行なう。
【0084】
前記ドキュメントデータを取得したブラウザは、S202「サイト情報表示部読み出しタグがある?」の判断にて、取得したドキュメントの中から所定のサイト情報表示部読み出しタグを検索する処理を行う。
【0085】
例えばS202では、ドキュメント中に<!−−SiteMapMenu−−><Scriptlanguage=”JavaScript” src=”/SMMcont/NewMenu(文字コード).js”></script><noscript><ahref=”/SMMcont/sitemap.html”>サイトマップ</a></noscript>などのタグが記載されているか否かの判断を行なっている。
【0086】
なお、前述のJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名のうち、(文字コード)の部分には、例えば2バイト文字コードを識別する情報として、(JIS)や(EUC)などが記載されている。
【0087】
S202にて、もし所定のタグがドキュメント内に記載されていると判断した場合には、サーバに対してメニュー項目を含むサイト情報表示部データ(前述の例では、/SMMcont/NewMenu(文字コード).jsのサイト情報表示部データ)を取得する要求を出力する。
【0088】
前記サイト情報表示部データの要求を取得したサーバは、指定されたファイルを所定のディレクトリから読み出して、閲覧者のパソコンに送信する処理を行なう。そして、処理はS206「サイト情報表示部動作」に進む。
【0089】
S206にてブラウザは、サイト情報表示部動作(サイト情報表示プログラムであって、上記の例では「/SMMcont/NewMenu(文字コード).js」)を起動してメモリ上に展開する。
【0090】
サイト情報表示部23の動作が開始されると、サイト情報表示部23の処理系のプログラムはブラウザに対して現在表示中のページのURLを要求する。例えばここでは、サイト情報表示部23の処理系プログラムには、JAVA(登録商標)スクリプトによるlocationオブジェクトのプロパティのうちURLのパス名の部分を取得するコマンド”location.pathname”が記載されており、その記載に基づいて処理が実行される。
【0091】
前記現在表示中のURLの要求を取得したブラウザは、サイト情報表示部23の処理系からの要求に基づいて閲覧者が閲覧中のドキュメントのURLをサイト情報表示部23の処理系プログラムの変数に代入する処理を行なう。
【0092】
現在表示中のURLを取得すると、サイト情報表示部23の処理系プログラムが実行する処理は、S208「現在閲覧中のURLと一致する”リンク先”を持つ項を検索」の処理に進み、x番目のメニュー項目のリンク先を要求する処理を行なう。なお、xは変数であって、x=1、2、3…である。該要求に基づいてサイト情報表示部データ(メニュー項目)の中からx番目のメニュー項目を読み出してサイト情報表示部23にて以下の処理を行なう。
【0093】
なお、サイト情報21には各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニュー項目のID、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL情報(図3参照)、各メニュー項目の親に当たる上位階層のメニュー項目の番号、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目群の番号、表示形態や表示色、表示書体に関する情報等の各種のメニュー表示情報がオプション番号とともに配列として記録されている。
【0094】
次のS210「閲覧中のURLとx番目の項の”リンク先”が一致?」にてサイト情報表示部23は、サーバから取得したx番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に、閲覧中のページのURLと一致するリンク先が記載されているか否かの判断を行なっている。もし、両者のURLが一致している場合には、処理はS218「一致した番号Aを記録」に分岐する。また、両者のURLが一致していない場合には、処理はS212「次の項が存在?」の判断に進む。
【0095】
S212では、xの変数に代入すべく次のメニュー項目の番号が存在するか否かの判断を行なっている。もし、次のメニュー項目が存在する場合には、処理はS208に戻り、全てのメニュー項目について現在表示中のURLと一致するリンク先が記載されているか否かの検索処理が終了したと判断した場合には、処理はS214「”現在地ボタン”の項を無効化」の処理に進む。
【0096】
S214では、サイト情報表示部23のデータ内に、現在表示しているURLと一致するリンク先が記載されたメニュー項目が無いことを受けて、現在地ボタン(現在ページ上位メニューを表すボタン)の表示を行なわないように、現在地のメニュー(現在ページ上位メニュー)の表示に関する項を無効化する処理を行なっている。そして、次のS216「サイト情報表示処理(”現在地”ボタン無し)」に進む。
【0097】
次のS216では、現在ページ上位メニューのボタン表示をすることなく、各サイトマップメニューの表示を行なう。そしてサイト情報表示部23は、ブラウザに対して処理完了の情報を出力する。
【0098】
一方、S218では、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAとして記録する処理を行なう。そして次に、A番目のメニュー項目の親に当たるメニュー項目(上位階層のメニュー項目)の番号を、A番目のメニュー項目と関連付けて記録されているメニュー表示情報の中からから読み出して取得する要求情報を出力する。
【0099】
次のS220「番号Bとして保存」でサイト情報表示部23は、取得したA番目のメニュー項目の親にあたる上位階層のメニュー項目をBとして保存する処理を行なう。このB番目のメニュー項目はA番目のメニュー項目の1階層上のメニュー項目である。ここの処理では、このB番目のメニュー項目を現在ページ上位メニュー項目(現在地ボタンのメニュー項目)として設定する処理を行なっている。
【0100】
現在ページ上位メニュー項目の番号Bを取得すると、次に番号Bのメニュー項目に関連付けて記録されている各種のメニュー表示情報を、サイト情報表示部23のデータ部(サイト情報)に対して要求する。サイト情報表示部23は、データ部に記録されているメニュー表示情報の中から、B番目のメニュー項目と関連付けて記録されている各種のメニュー表示情報を読み出して、サイト情報表示部23の処理系部分が取得する。
【0101】
次のS222「”現在地ボタン”の項に、B番目の項の”マウスが上に来たときに開く項部の番号”、”リンク先”などを割り当てる」では、現在表示中のページを表すメニュー項目の項に、B番目のメニュー項目の項の「マウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号」や、閲覧者が当該メニュー項目を選択した際に表示するドキュメントの「リンク先のURL」などを割り当ててる記述を、サイト情報21の現在ページ上位メニュー項目に上書きして、新たなサイト情報を作成する処理を行なう。そして作成した新たなサイト情報を、サイト情報表示部23のデータ部に記録する処理を行なう。
【0102】
次のS224「サイト情報表示処理」では、サイト情報表示部23の処理系は、現在ページ上位メニュー項目を表すサイトメニューの表示を行なう(図16(a)参照)。
【0103】
なお、図16(a)に示した状態で、閲覧者が「現在地」のメニュー項目(現在ページ上位メニュー項目を表すメニュー)にポインターをあわせると、「現在地」(Bのメニュー項目に該当する)の下の階層の「ページ1」のメニュー項目と「ページ2」のメニュー項目とが表示される。
【0104】
同図に示す例では、「ページ1」(前記のAのメニュー項目に該当する)のメニュー項目は、「ページ2」のメニュー項目とは別の色で表示されており、閲覧者が選択したメニュー項目であることを視覚的に通知している。一般に、「ページ1」を閲覧している場合には、「ページ2」などの同一の階層のページを次に閲覧する可能性が高いので、同時に表示することによって閲覧者のページ移動が容易となる。
【0105】
図18に、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示する例を示す。
【0106】
同図に示すように、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示することによって、閲覧者が欲するドキュメントへすばやく移動することを助けることを可能としている。
【0107】
また、移動する可能性の高いドキュメントのリストを作成する方法として、閲覧者が使用しているブラウザに備わっている記憶機構や、ドキュメントを供給するサーバ側の記憶機構を利用し、当閲覧者、または全ての閲覧者の動向を統計的に解析する方法や、移動する、または移動してほしいと考えるドキュメントをサイト管理者側が用意する方法などがある。またサイト情報に含まれない場所への移動項は、該当ドキュメントのアドレスを表示したり、該当ドキュメントのタイトルを表示したりする方法も考えられる。
【0108】
図19は、ホットリンク蓄積部の処理のフローチャートである。
同図は、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意する処理のフローチャートであり、情報蓄積部が実施する処理である。なお、表示部が実施する処理は図20に示す。
また、同図に示す説明のうち、S312までの処理は、図17に示したS212までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0109】
S314「”ホットリンク”の項を無効化」にてサイト情報表示部23の処理系は、S312の判断の結果を受けて、ホットリンクメニューの表示を行なわないように、ホットリンクのメニュー項目の表示に関する項を無効化する処理を行なっている。そして、次のS316「サイト情報表示処理(”ホットリンク”無し)」に進む。
【0110】
次のS316ではホットリンクメニューの表示をすることなく、メニュー項目の表示を行なう。そしてサイト情報表示部23は、ブラウザに対して処理完了の情報を出力する。
【0111】
一方、S318では、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAとして記録し、A番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に記載されているホットリンク情報を読み出して、次に移動する確率の高いページを示すホットリンクのメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成する。
【0112】
A番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に記載されているホットリンクに関する情報としては、各メニュー項目のそのページ(Aのメニュー項目)から閲覧者がジャンプを指示する可能性の高いページ群の番号であったり、各メニューの上にポインターが来たときに開くメニュー項目の番号等がある。このような、次に移動する確率の高いメニュー項目の番号等を、下位階層のメニュー項目としてホットリンクのメニュー項目に上書きする。
【0113】
次のS320「サイト情報表示処理」にてサイト情報表示部23の処理系は、ホットリンクボタンを有するサイトメニューの表示を行なう。その表示例を図18に示す。
【0114】
図18に示す状態で、「ホットリンク」のメニューにマウス等のポインターをあわせると、「ホットリンク」の下の階層の「関連ページ1」のメニュー項目と「関連ページ2」等のメニュー項目を表示する。同図に示すように、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を予め用意して表示することによって、閲覧者が欲するドキュメントへすばやく移動することを助けることを可能としている。
【0115】
また、図18に示した状態で、表示されているメニュー内の他のメニューBを閲覧者が選択した場合には、そのB番目のメニュー項目へのリンク情報を上位のメニュー項目に追加して、ホットリンクのメニュー項目に記載されているメニュー表示情報を増やす処理を行なう。そのホットリンクの追加例を以下に示す。
【0116】
閲覧者がメニュー項目内のB番目のメニュー項目を、マウスのクリック等によって選択した場合には、ブラウザはS322「”ホットリンク”の項が有効?」の判断に進む。
【0117】
なお、現在表示されているドキュメントからの移動時に移動先URLを捕捉するには、解析手段24は、閲覧者がリンクが張ってある部分をクリックした際に動作する OnmouseClick(関数)などをドキュメント内に記載しておくなどして、閲覧者の移動時に移動先のリンク先URLを取得することが可能である。
【0118】
もし、以前のS314にてホットリンクのメニュー項目を無効に設定していた場合には、ブラウザは直接B番目のメニュー項目のドキュメントを要求する旨の指示をサーバに対して出力する。そしてサーバから表示用のB番目の項目のドキュメントファイルを取得してページを表示手段に表示し、B番目のリンク先のドキュメントのページを閲覧者に提示する。
【0119】
一方、もし、S318にてホットリンクのメニュー項目を有効に設定していた場合には、サイト情報表示部23の処理系は、メニュー内のA番目の項目を表示中にB番目のメニューが選択された旨の情報をサーバに送信する。
【0120】
するとサーバでは、S324「サイト情報表示部のA番目の項目の▲1▼にBの番号を追加」にて、サイト情報表示部23のデータ部のA番目のメニュー項目の▲1▼に、Bのメニュー項目を示す番号を追加する処理を行なって、データ部にホットリンク情報を追記する。
【0121】
なお、S318では以下の処理を行なうようにしてもよい。
例えば、Bのメニュー項目を閲覧者が選択した旨の情報をいったんサーバの記録手段に蓄積し、前記▲1▼の内容を多い順に上から10個などのように解析的に選抜して、サイト情報表示部23のホットリンク情報を書き換え、閲覧者全員がホットリンクを修正してゆくように構成してもよい。
【0122】
また、閲覧者のブラウザのデータ保存部等に、Aのメニュー項目のページからBのメニュー項目のページに移動した旨のリンク情報を保存し、Aのメニュー項目のページを表示する際に、前記▲1▼の内容を修正して、閲覧者専用にホットリンク情報を修正してゆく構成としてもよい。なお、この場合には保存する形式を「Aのメニュー項目番号」、「Bのメニュー項目番号」とするのではなくではなく、「Aのリンク先」、「Bのリンク先」というような形式で保存しておくと、サイト情報表示部23が新しくなって、各項の番号が振りなおされても対応容易となる。
【0123】
なお解析手段24は、取得したAのメニュー項目のページからBのメニュー項目のページに移動した旨のリンク情報を保存する際に、ブラウザのキャッシュ(クッキー)に document.cookie=”情報”として記録するようにしてもよい。
【0124】
また、前述の閲覧者全員がホットリンクを修正してゆく構成、及び閲覧者専用にホットリンク情報を修正してゆく構成を組み合わせて利用するようにしても本発明の目的を達成することが可能である。
上記のようにして、ホットリンク情報を自動で更新することが可能となる。
【0125】
図20に、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示する項を用意する処理のフローチャートを示す。
【0126】
同図は、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意する処理のフローチャートであり、表示部において実施する処理である。同図に示す説明のうち、S418までの処理は、図19に示したS318までの処理と同一であるので、説明を省略する。
【0127】
S418にて、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAと関連付けられているホットリンクに関する情報を記録する処理が終了すると、A番目のメニュー項目に記載されている▲1▼(図20参照)を要求する指示を出力する。
【0128】
サイト情報処理系が、サイト情報表示部23のデータからA番目のメニュー項目の▲1▼の情報を取得すると、処理は次のS420「A番目の項の”▲1▼”が値を持っている?」の判断に進む。
【0129】
S420では、取得したA番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に、値が存在するか否かの判断を行なっている。もし、A番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に値が存在する(値を持っていない)と判断した場合には、処理はS414に戻り、ホットリンクのメニュー項目の項を無効化する処理を行なう。
【0130】
一方、A番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に値が存在する(値を持ってる)と判断した場合には、処理はS422「”ホットリンク”の項の▲2▼にA番目の項の▲1▼を代入する」に進む。
【0131】
S422では、ホットリンクのメニュー項目のオプション番号部分▲2▼に、A番目のメニュー項目のオプション番号部分▲1▼に記載されている情報を代入する処理を行ない、サイト情報のメニュー表示情報内のホットリンクのメニュー項目内の情報を上書きする処理を行なう。
【0132】
そしてS424「サイト情報表示処理」にてサイト情報表示部23の処理系は、ホットリンクメニューを有するサイトメニューの表示を行なう。
【0133】
図21(a)及び図21(b)は、ドキュメント毎の色調などに応じて階層型サイト情報の表示スタイルを変えてカスタマイズする表示例を示す図である。
ここで変更可能な表示スタイルとは、メニュー項目の表示色、表示場所、文字の大きさ、メニュー項目の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示するメニュー項目、閲覧者から入力する指示に対する反応など、階層型メニューを表示する手段の全般である。
【0134】
図22は、ドキュメント毎に階層型サイト情報を表示する色調、形、大きさ等を変更するための処理のフローチャートを示す図である。
【0135】
同図に示す説明のうち、S512までの処理は、図20に示したS412までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0136】
S512にてサイト情報表示部23のデータ内に、現在表示しているURLと一致するリンク先が記載されたメニュー項目が無い場合には、処理はS514「サイト情報表示処理」に進み、サイト情報表示部23の処理系はサイトメニューの表示を行なう。
【0137】
次のS516「一致した番号Aを記録」にてサイト情報表示部23の処理系は、閲覧中のURLと一致するリンク先を持つメニュー項目が存在する場合に、一致したメニュー項目番号(Aとする)を記録する処理を行なう。
【0138】
次にA番目のメニュー項目に記載されているメニュー表示情報を、サイト情報表示部23のデータに対して要求し、取得する。
【0139】
次に、S518「A番目の項の▲1▼、▲2▼などが値を持っているか?」にて前述の判断を行なう。このステップでは、サイト情報表示部23のデータ部から取得したA番目のメニュー項目のメニュー表示情報中の、図22に示すサイト情報表示部23のデータ内の所定の領域▲1▼又は▲2▼に、表示するメニュー項目の色、表示場所、文字の大きさ、項の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示する項、閲覧者からの指示にどのように反応するかなどを規定する値を持っているか否かの判断を行なう。もし、所定の領域▲1▼又は▲2▼にメニュー項目の表示カスタマイズに関する値を持っていないと判断した場合には、処理はS522「サイト情報表示処理」に分岐する。
【0140】
また、もし所定の領域▲1▼又は▲2▼に、メニュー項目の表示カスタマイズに関する値を持っていると判断した場合には、処理はS520「全体設定の項に、A番目の項の”▲1▼”、”▲2▼”などを割り当てる」に進む。
【0141】
S520にてサイト情報表示部23の処理系は、メニュー項目のうちの全体設定のメニュー項目部分に記載されている表示スタイルを指定する部分について、A番目のメニュー項目のメニュー表示情報に記載されている▲1▼又は▲2▼のメニュー表示情報を書き換えて、サイト情報表示部23のデータ(サイト情報)に対して上書きする処理を行なう。
【0142】
次のS522にてサイト情報表示部23の処理系は、A番目のメニュー項目の項に記載されている表示スタイルに基づいて書き換えられた全体設定のメニュー項目の表示スタイル(メニュー表示情報)に基づいて、サイトメニューの表示を行なう。
【0143】
上記の処理を行なうことによって、各メニュー項目にてリンクされているページの色調、字体等に応じて、メニュー項目全体の表示スタイルを変更することが可能となる。したがって、ブラウザが表示するページの色調、字体などの表示スタイルに似合うサイトマップメニューを、ページ毎にデザインして表示することが可能となる。
【0144】
図23(a)及び図23(b)は、メニューの項をドキュメントに応じて選択的に表示している例を示す図である。
【0145】
図23に示すように本発明によれば、表示しているドキュメントが日本語の場合は、日本語のドキュメントへ移動するための項のみを表示したり、表示しているドキュメントが英語の場合は、英語のドキュメントへ移動するための項のみを表示したりする設定を、メニュー表示情報内に記載することが可能となっている。
【0146】
図24は、メニュー項目の項の表示条件を変更するためのメニューを別途表示してる例を示す図である。
【0147】
同図に示すように本発明によれば、表示するドキュメントの表示パターンを選択するためのメニューを共存表示することによって、サイトマップメニューの表示後であっても、サイトマップメニューの表示パターンについて、閲覧者の希望により常時変更することが可能となっている。
【0148】
また、最上位のアイテムの修正は、最上位のメニューをそもそも表示せずに2番目のメニューから表示するなどの方法によって可能である。
【0149】
また、前述のような「現在地」などの直接のリンク先を持たない特殊な項は、表示パターンによってキャプションを定義することで見た目を変えることが出来る。
【0150】
図25は、ドキュメント毎に階層型サイト情報の表示方法を変更することを可能とする処理のフローチャートである。
【0151】
同図に示す説明のうち、S616までの処理は、図22に示したS516までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0152】
S616「一致した番号Aを記録」にてサイト情報表示部23の処理系が、閲覧中のURLと一致するリンク先を持つメニュー項目番号(Aとする)を記録すると、次にサイト情報表示部23のデータに対してA番目のメニュー項目のフィルタ番号(フィルタ情報の一形態)を要求し、取得する。フィルタ番号とは、例えば所定のメニュー項目の表示を日本語表示するか英語表示するかの情報である。
【0153】
例えば所定のメニュー項目の表示を日本語表示する場合には、フィルタ番号として「1」が代入されており、英語表示する場合はそのフィルタ番号には「0」が代入されている。
【0154】
次のS618「番号Bとして保存」にて、取得したA番目の項のフィルタ番号を、Bとして保存する処理を行なう。
【0155】
次のS620「y=1」では、変数yに1を代入し、y番目のメニュー項目の項のフィルタ番号を取得する処理を行なう。
次のS622「番号Cとして保存」にて、取得したy番目のメニュー項目の項のフィルタ番号を保存する。
次のS624「B=C?」では、Bのフィルタ番号とCのフィルタ番号とが一致しているか否かの判断を行なっている。
【0156】
もし、両者のフィルタ番号が一致している場合には、処理はS628「次の項が存在?」に分岐する。
【0157】
また、両者のフィルタ番号が異なっている場合には、処理は次のS626「y番目の項を無効化」の処理に進み、該当するメニュー項目のフィルタ番号を、コンピュータのメモリ上で無効に書き換える処理を行なう。
【0158】
次のS628にてサイト情報表示部23の処理系は、次の番号のメニュー項目がサイト情報処理部のデータ内(サイト情報内)に記録されているか否かの判断を行なっている。もし次の項が存在する場合には、yに1を加算した後にS622に戻る。
【0159】
また、全てのメニュー項目についてフィルタ番号を設定する処理を終了したと判断した場合には、処理は次のS630「サイト情報表示処理」に進み、表示処理部の処理系はフィルタによって指定されたサイトマップメニューの表示を行なう。
【0160】
なお、上記の実施例では各メニューの表示言語を変更する例を示したが、本発明は表示言語を変更するものに限定されるものではなく、各メニュー項目の表示色、表示形態等を変更するようにしても本発明の目的を達成することが可能である。
【0161】
図26(a)〜(c)は、ドキュメントの文字コードとサイト情報を表示するためのサイト情報表示部23の文字コード(JAVA(登録商標)スクリプト内に記載されている文字コード)とが異なる場合に表示される、ブラウザのエラー画面を示す図である。
【0162】
HTMLドキュメントの文字コードと、呼び出して実行するJAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとが異なる場合には、一般にブラウザは正常に動作せずにエラーを発生する。本発明は、HTMLドキュメントの文字コード(JIS、S−JIS、EUC、UTF−8、UTF−16*Eなど)と、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとを一致させるための処理を自動で行なうことによって、ブラウザのエラー発生を防止することが可能となっている。
【0163】
図26(a)は、HTMLドキュメントの文字コードとJAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとが一致しているので、正常にHTMLドキュメントとJAVA(登録商標)スクリプトが実行されて、ページとサイトマップメニューとが正常に表示されている例である。
【0164】
図26(b)は、HTMLドキュメントの文字コードが、ブラウザにて設定している文字コードと異なる場合の表示例を示す図である。同図に示すように、HTMLドキュメントの文字が、正常に変換されずに表示されている。なお、この場合には、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとブラウザにて設定している文字コードとは一致しているので、サイトマップメニューは、正常に表示されている。
【0165】
図26(c)は、HTMLドキュメントの文字コードはブラウザにて設定されている文字コードと一致しているが、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードはブラウザにて設定されている文字コードと異なる場合の表示例である。同図に示すように、ブラウザはJAVA(登録商標)スクリプトを正常に実行することができないために、ブラウザによるエラー発生のダイアログボックスが表示されている。
【0166】
図26(b)及び(c)に示すように、表示しているドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードが異なると、ブラウザの処理が正常に動作しない可能性がある。そこで本発明では、サイト情報表示部組み込み手段25においてHTMLドキュメントの文字コードを認識し、その文字コードに合ったサイト情報表示部23(JAVA(登録商標)スクリプト)を記載することにより、この不具合を解決している。
【0167】
なお、HTMLドキュメントの文字コードと一致する文字コードによるJAVA(登録商標)スクリプトを生成して記録するタイミングは、HTMLドキュメントを解析する時点であってもよいし、HTMLドキュメントにJAVA(登録商標)スクリプトを書き込む時点など、時期的に限定するものではない。
【0168】
図27は、HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードとを合わせる処理のフローチャートの一例である。
【0169】
管理者がサイト情報表部の作成を指示すると、処理はS700「START」に分岐してくる。そして、処理は次のS702「サイト情報表示部作成部動作」の処理に進む。
【0170】
S702にて解析手段24は、サイト情報表示部23の作成動作を開始して、次のS704「サイト情報表示部を必要な文字コードの分、文字コードで作成。」の処理に進む。
【0171】
S704にて解析手段24は、今回作成するドキュメント等の文字コード情報(例えばEUC、JIS、UTF−8等)と、例えばS−JISで記述されているJAVA(登録商標)スクリプトと、S−JISから所定の文字コードに変換する旨のコマンドとを所定のダイナミックリンクライブラリに出力する。するとダイナミックリンクライブラリからは、EUC、JIS、UTF−8等の各文字コードに変換されたJAVA(登録商標)スクリプトが得られる。
【0172】
次のS706「情報表示部埋め込み部動作開始」にてサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの内部にHTMLドキュメントと同一の文字コードを有するJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名を記載する処理を開始する。
【0173】
S708「埋め込まれる対象のドキュメントの文字コードを判定」にてサイト情報表示部組み込み手段25は、先ずサイトマップメニューを表示するJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名を記述する1乃至複数の指定されたHTMLドキュメントファイルを、指定されたディレクトリの中から読み出す処理を行なう。
【0174】
次にサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの文字コードを取得する処理を行なう。例えばこの処理は、ダイナミックリンクライブラリに対して、ドキュメントと文字コード取得を示すコマンドとを送出し、ドキュメントに記述されている文字コード情報(例えばEUC)を、ダイナミックリンクライブラリから取得する。
【0175】
ドキュメントの文字コードを取得することによって文字コードの判定処理が終了すると、サイト情報表示部組み込み手段25が実施する処理は、次のS710「対象のドキュメントに対象のドキュメントと同じ文字コードのサイト情報表示部を読み込むよう記入」に進む。
【0176】
S710にてサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの内部に、例えば<!−−SiteMapMenu−−><Script language=”JavaScript”src=”/SMMcont/NewMenuEUC.js”></script><noscript><ahref=”/SMMcont/sitemap.html”>のサイト情報表示部23を呼び出すためのスクリプトの記述を追記する処理を行なう(図5参照)。
【0177】
このJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名等を記述する位置は、ドキュメントの一番最上の位置、<BODY>タグの次の行、又は</BODY>タグの前の行などや、ドキュメントの属性を定義する<!DOCTYPE>タグなどの直下などであってもよい。JAVA(登録商標)スクリプトを呼び出す記述の記載位置を<!DOCTYPE>タグなどの直下に配置すると、他のコンテンツの影響を受けにくいというメリットがある。HTMLドキュメントからは、外部ファイルを一つだけ呼び出してそこから複数の外部ファイルを呼び出すこともできる。また、図5の23’’の記述を外部ファイル側に書くことも可能である。
【0178】
S710にて、対象のドキュメントと同じ文字コードのサイト情報表示部23を読み込むようドキュメント内に記入する処理が終了すると、処理は次のS712「END」に進み、HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのJAVA(登録商標)スクリプトファイルの文字コードを合わせる処理を終了する。
【0179】
図28(a)〜(c)は、動作中のサイト情報入力プログラムにおいて、管理者がサイトサーバから提供されるHTMLドキュメントフォルダをドラッグドロップして、各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動作成する処理の一例を示す図である。
【0180】
図29は、階層分けされているドキュメント群の置いてある場所を指示されたときに、サイト情報を生成するための処理の一例を示すフローチャートである。
【0181】
本発明に係るサイト情報作成プログラムは、JAVA(登録商標)スクリプト等で記述されたサイト情報表示部23等を、ブラウザにて動作可能とするためにHTML等のドキュメントファイル内に組み込むプログラムである。
【0182】
本発明に係るサイト情報表示部23は、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動又は手動により設けて、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示する作用を奏するプログラムである。
【0183】
管理者がサイト情報表部の作成を指示すると、処理はS800「START」に分岐してくる。そして、処理は次のS802「サイト情報入力手段動作」の処理に進む。
【0184】
S802にてサイト情報入力手段22は、サイト情報21を入力する処理を開始して、次のS804「指定された場所以下のファイルをリストアップ」の処理に進む。
【0185】
S804にてサイト情報入力手段22は、今回サイトマップメニューを作成する対象のドキュメントのディレクトリ構造やファイル名、ドキュメント内に記載されているドキュメントのタイトルやURL、ドキュメントファイルの保管場所、起点からの距離等の階層分け情報をリストアップして、取得する処理を行なう。
【0186】
次のS806「構造を解析」にてサイト情報入力手段22は、S804にてリストアップしたHTMLドキュメントディレクトリ構造やURL等の階層分け情報に基づいて、以下で作成するメニュー項目の表示階層を作成する処理を行なう。
【0187】
ここでは、HTML等のドキュメント群を保存してあるコンピュータのディレクトリや、リンクのあるインターネット上のドキュメントのアドレスなど、すでに階層化されたドキュメント群が存在する場所を指示された時はその場所を解析し、サイト情報を自動作成する機能を備えている。
【0188】
サイト情報入力部において、管理者から階層化されたドキュメント群が存在する場所(ディレクトリ等)を指定された場合には、その場所を解析して作成済みのサイト情報と照合する処理を行ない、変更されたと判断される部分があればその旨を表示手段に表示して管理者に通知したり、変更されたと判断される部分を自動更新するようにプログラムを構成してもよい。
【0189】
次のS808「サイト情報作成」にてサイト情報入力手段22は、前記リストアップしたメニュー項目の表示階層に基づいて、各メニュー項目を生成するとともに、各メニュー項目においてデフォルトのメニュー表示情報を所定の配列中のオプション番号に記述して、サイト情報を作成する処理を行なう。
【0190】
S808にてサイト情報の作成が終了すると、サイト情報入力手段22が実施する処理はS810に進み、サイト情報の入力処理を終了する。
【0191】
前記階層分けは、単にディレクトリによるものほかに、リンクで分けられているもの、名前で分けられているものなども含み、その解析パターンは選択可能、又は指定可能である。
【0192】
図30は、マウス等のポインターがメニューに重なったときの処理の一例である。
【0193】
同図に示すように、メニューにマウス等のポインターが重なった際に、当該メニューの表示色、大きさなどを変更できるほか、フォント、場所、背景画像など種々な要素を変更したり、項に関する文字列や画像を表示するためのスペースを用意し表示したりなど、さまざまな効果を付加することができる。また、これは現在表示しているドキュメントのメニュー項目に対しても同様の操作が可能である。
【0194】
また、メニューの展開方法において、表示、非表示を切り替えるだけでなく、閲覧者に見えない場所に配置しておき展開時に見えるところに移動する方法や、マスクのような効果を用意して表示、非表示を切り替える方法がある。また、表示、非表示の切り替えと座標調整を組み合わせることによって、ページが必要以上に広がらなくする方法、切り替え時にフェードイン及びフェードアウトするなど、様々な視覚効果を適用する手法は多岐にわたるものが可能である。
【0195】
また、サイトマップメニューをブラウザの表示範囲に納まらない場所に表示する際、ブラウザに対して自動的にドキュメントの必要幅を広げ、表示範囲をずらすためのスクロールバーを表示するようにプログラムを構成するようにしてもよい。また、サイトマップメニューの非表示中には、スクロールバーの表示は必要ないので、サイトマップメニュー非表示の際にはメニュー項目の表示座標を修正して元の表示範囲に収め、スクロールバーを表示しないようにプログラムを構成するようにしてもよい。
【0196】
また、サイトマップメニュー内の各メニューの並べ方も、縦並びの他にも、横並び、円状(放射状)の並びなど、その他様々なものが考えられる。
【0197】
また、サイトマップメニューの背景に画像を添付したり、メニューの表示文字を画像データとして保有したり、メニューの表示としてアイコンを用いるなど、さまざまなデコレーションを行なうとも可能である。
【0198】
上記の説明では、本発明に係る階層型サイト情報作成プログラムが、WEBサイトにおけるHTMLドキュメントファイルのURL等を取得して、サイトマップメニューを表示可能なサイト情報表示部を作成する実施例で説明したが、本発明のサイトマップメニューの対象を、情報CDやデータベースなどにも応用することが可能である。
【0199】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本願発明では、サイト内のドキュメントの構成を入力すると、それをもとにサイトのメニューを自動的に作成することができ、さらに、各ドキュメントで同じメニューを表示することができる。さらに、閲覧者は、このメニューをたどっていくことで、容易に必要なドキュメントに到達することが出来る。
【0200】
このように、ドキュメントに直接他のドキュメントへのリンクを記述しないので、サイト内のドキュメントのマップ構成を変更する場合に、関連するドキュメント間のリンクの記述を変更する必要がないので変更を容易に行い、メニューに反映することができる。
【0201】
また、サイト表示部のようにメニューの表示に関する部分をまとめて記載するので、新しいブラウザへの対応等が容易に行える。
【0202】
また、ドキュメント間を行ったり来たりするような煩雑な操作が発生することなく、階層を使って必要なドキュメントにうまくナビゲーションすることができる。
【0203】
また、階層に分けたメニューを上位階層から下位階層に順次メニューを表示することで、サイト内のドキュメントの構成を見渡すことができ、効率良く閲覧者を誘導することができる。
【0204】
さらに、従来はサイト全体の共通情報を表示するスペースが必要でこれがウェブデザイン上の制限となっていたが、本願発明では、初期状態で最上位のメニューのみ表示し、順次メニューを表示していくので非常に多くの情報を小さな表示部分から取り出すことができ、ウェブデザインに大きな自由度を与えることができる。
これにより、効率の良く閲覧者を誘導でき、かつ、デザイン性を追求することができるようになる。
【0205】
また本発明によれば、閲覧者が閲覧中のドキュメントがドキュメント情報全体のどの部分にあたるかを解析し、そのドキュメントがある階層のメニューから表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。また、現在表示しているページと同族グループのページへリンクしているメニューを積極的に表示することによって、ページの閲覧者は次に閲覧する可能性の高いページを容易に選択することが可能となる。
【0206】
また本発明によれば、閲覧者が閲覧中のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントを羅列した階層を作成し、表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。
【0207】
また本発明によれば、それぞれのドキュメント上でサイト情報表示部がどのような振る舞いをするかを定義することにより、各ドキュメント上にサイト情報表示部がサイト情報を表示したときにうまく共存できるようにすることが可能となる。
【0208】
また本発明によれば、それぞれのドキュメントがどの表示パターンに属し、そのドキュメントを表示している際はどの表示パターンを使用するかを定義しておくことにより、閲覧者のページの選択の負荷を減らすとともに、効率良く複数のページを閲覧することが可能となる。
【0209】
また本発明によれば、各ドキュメントに使用する表示パターンは、表示後、閲覧者が再設定するための項目をサイト情報と共存させることにより、表示パターンが閲覧者に適さなかった際には、閲覧者が表示パターンを容易に再設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成の概略図である。
【図2】メニューの構成を表す概念図である。
【図3】サイト情報の一例である。
【図4】メニューを表示した一例である。
【図5】サイト情報表示部をドキュメントファイルに組み込んだ一例である。
【図6】階層型サイト情報作成プログラムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】サイト情報を解析した解析結果の一例である。
【図8】メニューを表示するためのHTMLの記述の一例である。
【図9】下位階層のメニューを表示する場所を示すマークの一例である。
【図10】サイト情報表示部23をJAVA(登録商標)スクリプトで作成した一例である。
【図11】第2の実施の形態の構成の概略図である。
【図12】サイト情報を複数表示したようすを示す図である(その1)。
【図13】サイト情報を複数表示したようすを示す図である(その2)。
【図14】サイト情報をドキュメント毎に変えて表示したようすを示す図である。
【図15】展開するメニューの全てがウインドウ内に表示不可能となったときの処理の一例を示す図である。
【図16】トップメニューと現在ページ上位メニューとの双方を表示する状態を示す図である。
【図17】現在表示しているドキュメントが、サイト情報全体のどの部分にあたるかを探し、現在表示しているドキュメントへのリンクの含まれたメニューから表示するためのメニュー項目を用意する処理のフローチャートである。
【図18】表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示する例を示す図である。。
【図19】ホットリンク蓄積部における処理のフローチャートである。
【図20】ホットリンク表示部における処理のフローチャートである。
【図21】ドキュメント毎の色調などに応じて階層型サイト情報の表示スタイルを変えてカスタマイズする表示例を示す図である。
【図22】ドキュメント毎に階層型サイト情報を表示する色調、形、大きさ等を変更するための処理のフローチャートを示す図である。
【図23】メニューの項をドキュメントに応じて選択的に表示している例を示す図である。
【図24】メニュー項目の項の表示条件を変更するためのメニューを別途表示してる例を示す図である。
【図25】ドキュメント毎に階層型サイト情報の表示方法を変更することを可能とする処理のフローチャートである。
【図26】ドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードが異なると正常に動作しない場合を含む表示例である。
【図27】HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードとを合わせる処理のフローチャートの一例である。
【図28】動作中のサイト情報入力プログラムにおいて、管理者がサイトサーバから提供されるHTMLドキュメントフォルダをドラッグドロップして、各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動作成する処理の一例を示す図である。
【図29】階層分けされているドキュメント群の置いてある場所を指示されたときに、サイト情報を生成するための処理の一例を示すフローチャートである。
【図30】メニューにマウス等のポインターが重なったときの処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 サイト
2 階層型サイト情報作成プログラム
10 ドキュメントファイル
21 サイト情報
22 サイト情報入力手段
23 サイト情報表示部
24 解析手段
25 サイト情報表示部組み込み手段
26 解析結果
261 ID
262 各メニューを表示位置
263 Zのインデックス
267 タイトル表示
266 ドキュメントファイルのアドレス
265 メニューに表示する内容
268 下位階層のメニューを表示する場所
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドキュメントの閲覧を支援するもの及びドキュメントの管理・作成に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの企業や団体がWWW(WorldWide Web)サイトにおいて多くのドキュメントをネットワークを通じて公開している。このようなドキュメントは、一般に、HTML(Hyper Text Mark−up Language)で記述されたドキュメントでサイトを構成しているがドキュメントの相互関係が複雑に入り組んでいるため、ユーザが目的の情報へ到達するのが困難である。
【0003】
そこで、多くのサイトにおいては、サイト内に蓄積されているドキュメントの内容を項目毎にまとめたサイトマップを用意したり、メニューを各ドキュメントに掲載するようにしている。また、特開2000−348052号公報にはサイト内に蓄積されているドキュメントからユーザの嗜好に応じたサイトマップを作成するための技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−348052号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなサイトマップやメニューは、サイト内に蓄積されているドキュメントの置き場所を変更したり、新たなドキュメントを追加すると、ドキュメントの中に記載されているリンク(アンカータグのような、他のドキュメントへのリンク)を修正するために、関連するドキュメントそれぞれ個別に編集する必要があった。さらに、サイトマップやメニューもそれに合わせて修正する必要があった。
【0006】
また、サイトマップやメニューでサイト内の詳細な情報まで提供しよとすると一画面に表示することが困難なため、大まかな情報のみをサイトマップやメニューでは提供し、各ドキュメントに移動して詳細な情報を提供するようにすることが多い。そのため、詳細な情報を得るためには次々とドキュメントを移動していき目的のドキュメントを捜すことになる。しかし、ドキュメントを移動していっても目的のドキュメントに到達できない場合には、前のドキュメントに戻って別のドキュメントを捜す必要があり、ドキュメント間を行ったり来たりするような煩雑な操作がまま発生する。そのため、このようなサイトマップやメニューでは、ユーザが必要とするサイト内のドキュメントまで上手く誘導できるとは限らない。
【0007】
あるいは、各ドキュメントでメニューを表示するためにフレームを分けて閲覧するドキュメントとメニューとを表示している場合には、閲覧者がブラウザで閲覧しているドキュメントのURLを保存しようとした際(お気に入りなどに追加する場合)、現在閲覧しているドキュメントのURLではなく意図しないURLが保存されることがあり、保存しているURLを使って次回閲覧しようとしても意図しないドキュメントが表示される場合がある。また、このメニューを表示するための表示部分が大きくとられドキュメント自体の表示スペースが減るなどの不都合が生じる。
【0008】
そこで、サイト内のドキュメントの置き場所が変更されたり、新たなドキュメントが追加されたときに、変更した内容を容易に反映することができユーザが必要とする目的のドキュメントにすばやく到達できる階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
また本発明は、閲覧者が閲覧中のドキュメントがサイト情報全体のどの部分にあたるかを把握するのに時間がかかることを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0010】
また本発明は、サイト情報表示部を、表示中のドキュメントに対し、同じスタイルで表示するとデザイン面や機能面で不都合が起こることを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、サイト情報表示部において移動中のドキュメントから移動する可能性の少ないドキュメントへ移動する項まで表示すると、ユーザが必要以上の選択をしなければならないことを解決する階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0012】
また本発明は、日本語など、複数の文字コードの存在する言語では、サイト内にあるドキュメントが別々の文字コードで書かれていた場合、それぞれの文字コードで書かれたサイト情報表示部を組み込む事を必要とし、複数のサイト情報表示部の作成、文字コードにあったサイト情報表示部の組み込みを必要とするサイト管理者の負担を減らすことが可能な階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0013】
また本発明は、サイト情報の作成時や更新時にサイト情報を入力する手間をサイト管理者から減らすことが可能な階層型サイト情報作成プログラムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明に係る請求項1の階層型サイト情報作成プログラムは、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けてメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニュー項目を選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、前記ドキュメントファイルを表示する際に前記サイト情報を表示するために、前記サイト情報表示部を動作可能に前記ドキュメントファイルに組み込むサイト情報表示部組み込み手段とを備える。
【0015】
請求項1の構成では、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、この入力を解析して階層型のメニューを表示して、各メニューを選択すると各ドキュメントファイルを表示することができるサイト情報表示部を作成する。また、各ドキュメントファイルにサイト情報が表示できるようにサイト情報表示部を組み込むことで、同じメニューを各ドキュメントファイルで表示することができる。
【0016】
また、請求項2の階層型サイト情報作成プログラムは、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けたメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニューを選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備え、前記サイト情報表示部を動作可能に予め組み込んだ前記ドキュメントファイルで前記サイト情報を表示可能とする。
【0017】
請求項2の構成では、サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、この入力を解析して階層型のメニューを表示して、メニューから各ドキュメントファイルを表示することができるサイト情報表示部を作成する。また、各ドキュメントファイルに予めサイト情報が表示できるようにサイト情報表示部を組み込んでおき、同じメニューを各ドキュメントファイルで表示することができる。
【0018】
また、請求項3では、請求項1または2記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は前記ドキュメントファイルから呼び出されて前記サイト情報を表示可能とすることを特徴とする。
【0019】
請求項3の構成では、ドキュメントファイルでサイト情報表示部を呼び出してサイト情報を表示することができ、複数のドキュメントファイルから同じサイト情報を表示することができる。
【0020】
また、請求項4では、請求項1〜3いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は、上位階層のメニューを表示しつつ上位階層から指示したメニューの下位階層のメニューを順次表示し、指示が下位階層のメニューから上位階層のメニューに戻ると下位階層のメニューは非表示にすることを特徴とする。
【0021】
請求項4の構成では、上位階層のメニューから下位階層のメニューを順次表示していき、下位階層のメニューから上位階層に戻ると下位階層のメニューは非表示にできる。これにより、閲覧者が下位階層のメニューまでどのようにしてたどってきたのかを見渡すことが出来る。
【0022】
また、請求項5では、請求項1〜4いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、前記サイト情報表示部は、前記ドキュメントを表示するコンピュータ上でローカルに実行してサイト情報を表示することを特徴とする。
【0023】
請求項5の構成では、ドキュメントを表示するコンピュータ上でローカルに実行してサイト情報を表示することができる。
【0024】
また、請求項6の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともに現在ページ上位メニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、各メニュー項目の上位階層のメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている上位階層のメニュー項目の番号を取得し、該取得した上位階層のメニュー項目と関連付けて記録されているメニュー表示情報を取得して、現在ページ上位メニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、上位階層のメニュー項目と現在ページ上位メニュー項目とを表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0025】
請求項6の構成では、閲覧者が閲覧中のドキュメントがドキュメント情報全体のどの部分にあたるかを解析し、そのドキュメントがある階層のメニューから表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。また、現在表示しているページと同族グループのページへリンクしているメニューを積極的に表示することによって、ページの閲覧者は次に閲覧する可能性の高いページを容易に選択することが可能となる。
【0026】
また、請求項7の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイル毎にメニュー項目を有するとともに次に移動する確率の高いページを示すホットリンクのメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、次に移動する確率の高いページを示すメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を取得し、該取得した次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を下位階層のメニュー項目としてホットリンクのメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、ホットリンクのメニュー項目を表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0027】
請求項7の構成では、閲覧者が閲覧中のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントを羅列した階層を作成し表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。
【0028】
また、請求項8の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともにメニュー項目全体の表示色、表示場所、文字の大きさ、メニュー項目の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示するメニュー項目、閲覧者から入力する指示に対する反応などの表示形態を定める全体設定のメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目に該当するページが表示された場合にメニュー項目の表示形態を定める全体設定情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている全体設定情報を取得し、該取得した全体設定情報を全体設定のメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、全体設定のメニュー項目に記載されている全体設定情報に基づいたメニュー項目を表すメニューをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0029】
請求項8の構成では、それぞれのドキュメント上でサイト情報表示部がどのような振る舞いをするかを定義することにより、各ドキュメント上にサイト情報表示部がサイト情報を表示したときにうまく共存できるようにすることが可能となる。
【0030】
また、請求項9の階層型サイト情報作成プログラムは、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目の表示言語、表示色、表示形態等を定める表示フィルタ情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている表示フィルタ情報を取得し、該取得した表示フィルタ情報に基づいて、前記入力したサイト情報に含まれる全てのメニュー項目の表示フィルタ情報をコンピュータのメモリ上で書き換えて各メニューを表示フィルタ情報に基づいて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備える。
【0031】
請求項9の構成では、それぞれのドキュメントがどの表示パターンに属し、そのドキュメントを表示している際はどの表示パターンを使用するかを定義しておくことにより、閲覧者のページの選択の負荷を減らすとともに、効率良く複数のページを閲覧することが可能となる。
【0032】
また本発明によれば、各ドキュメントに使用する表示パターンは、表示後、閲覧者が再設定するための項目をサイト情報と共存させることにより、表示パターンが閲覧者に適さなかった際には、閲覧者が表示パターンを容易に再設定することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる第1の実施の形態を、図を用いて説明する。
本実施形態は、図1に示すように、サイト1を構成するドキュメントファイル10を格納する記憶装置11とドキュメントファイル10を探しやすくするためにサイト1内の構成を管理するための階層型情報を作成する階層型サイト情報作成プログラム2とで概略構成される。階層型サイト情報作成プログラム2は、サイト管理者又は閲覧者が操作するコンピュータのCPUが実行するプログラムである。
【0034】
階層型サイト情報作成プログラム2は、サイト1内にあるドキュメントファイル10を階層に分けて管理するために、サイト情報入力手段22と解析手段24と、サイト情報表示部組み込み手段25との処理機能を備えている。
サイト情報入力手段22で、サイト1内のドキュメントファイル10の関連を表すサイト情報21を入力し、解析手段24で、サイト情報入力手段22出入力したサイト情報21を解析して、上位階層から順次下位階層のメニューを表示し、さらに、各メニュー項目を選択すると該当するドキュメントファイル10を表示することが可能なサイト情報表示部23を作成する。
また、サイト情報表示部組み込み手段25では、サイト1内の各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込んでサイト1内にあるどのドキュメントファイル10からでもサイト情報が表示できるようにする機能を備えている。
各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込むとは、各ドキュメントファイル10からサイト情報表示部23を呼び出す場合と、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を書き込む場合とを含むものである。
【0035】
ここで、サイトとは、ドキュメントを公開している場で、インターネットの場合にはWEBページを表示するためのデータや、FTPで取得できるデータなどが登録されている場である。この場とは、サーバなどのコンピュータで提供され、サーバなどのコンピュータが複数連動して構成している場合もある。
ドキュメントファイルとは、サイト上で公開されるデータのまとまり(ファイルなど)で、インターネットの場合には、WEBページやFTPで取得できるファイルなどである。
【0036】
サイト情報入力手段22では、サイト1内にあるドキュメントファイルの関連を表すようにサイト情報21を入力する。サイト情報21は、メニューを階層に分けた形式で入力し、各ドキュメントファイル10はメニューの中のどのメニュー項目に対応する内容であるかを関連付ける。これにより、階層に分けたメニューをたどっていくと、目的のドキュメントファイル10に誘導できるように構成する。
【0037】
図2にサイト情報21のメニューの構成を表す概念図を示す。最上位階層のメニューは「m01」で、次の階層のメニューは「m01−01」「m01−02」、・・・などのメニュー項目があり、「m01−01」の下位階層のメニューは「m01−01−01」、「m01−01−02」、「m01−01−03」、・・・のメニュー項目がある。さらに、「m01−01−01」の下位階層のメニューは「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・がある。ドキュメントファイル「Document m01−01−01」、「Document m01−01−02」、「Document m01−01−03」が、メニュー「m01−01−01」、「m01−01−02」、「m01−01−03」にそれぞれ対応し、ドキュメントファイル「Document m01−01−01−01」「Document m01−01−01−02」「Document m01−01−01−03」・・・が、メニュー「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・それぞれに対応している様子をあらわしている。
WEBファイルの場合にはサイト内のアドレス、例えば、
「http://www.○○○.co.jp/menuM11/DocumrntM112.htm」
を、メニュー「m01−01−01−02」に対応するように入力するようにする。
【0038】
図3に、サイト情報21の実際に入力する場合の一例を示す。各行毎にそれぞれのメニューとして表示する内容、メニューに応じたドキュメントファイル10、タイトル表示する内容を「;」で区切って入力している。また、この例では、上位階層と下位階層との関連はタブやブランクなどで表し、下位階層は上位階層からタブやブランクなどで下げて入力している。先頭から下げが同じもの、例えば「m01−01−01」と「m01−01−02」が、同じ階層となり、「m01−01−01」と「m01−01−02」の間にある「m01−01−01−01」、「m01−01−01−02」、「m01−01−01−03」、・・・は「m01−01−01」のメニューを選択したときに表示する下位階層のメニューである。
入力の方法として、表計算用のソフトを利用して、階層の関連を列や行に対応させて表現しても良い。
図3の内容を表示したメニュー(サイトマップメニュー)の一例を図4に示す。
図4(a)は、最上位の階層の表示「サイトマップ」(m01)を表示している。図4(b)には、「サイトマップ」(m01)の上にポインタデバイスのポインターが来た時に、次の階層のメニュー「日本語のHP」(m01−01)、「リンク」(m01−02)までが表示されているようすをあらわしている。図4(c)では、さらに、「リンク」(m01−02)の上にポインターが来た時に、次の階層のメニュー「M大学」(m01−01−02)が表示されている。図4(d)では、「M大学」(m01−01−02)の下の階層のメニュー「工学部」(m01−02−01−01)、「理学部」(m01−02−01−02)、「経済学部」(m01−02−01−03)、「文学部」(m01−02−01−04)を表示している。
【0039】
解析手段24では、サイト情報21を解析して、メニューを上位階層から表示していき順次下位階層のメニューを表示する機能を備え、メニュー項目をマウスなどのポインティングデバイスで選択(クリックなどで選択)するとドキュメントファイル10を表示する機能を備えたサイト情報表示部23を作成する。サイト情報表示部23では、メニューを上位階層のメニューから順次下位階層のメニューを表示していき、閲覧者を見たいドキュメントファイル10に誘導することができる。
【0040】
サイト情報表示部23は各ドキュメントファイル10に組み込まれ、パソコンなどのコンピュータで起動されたブラウザ等の上でドキュメントファイル10を表示すると、メニューを階層毎に、表示・非表示を制御にするように動作するものである。このメニューは、具体例としてJAVA(登録商標)スクリプトなどを利用して、ドキュメントファイル10を表示すると、マウスなどのポインティングデバイスの動きに応じてメニューを階層毎に表示・非表示を制御にするようにする。
【0041】
このように、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込むようにすると、ブラウザに現在閲覧しているドキュメントのURLを保存する場合に、フレームを分けてメニューを表示している場合と違い、確実に閲覧しているドキュメントのURLを保存することができる。
【0042】
また、このサイト情報表示部23では、メニューを上位階層から順次表示していき、図4に示すように、選択したメニュー項目に属する下位階層のメニューを上位階層のメニューを表示したまま次々と表示していく。ポインティングデバイスのポインターがメニューの下位階層から上位階層に移ると、ポインターが外れたメニュー項目の下位階層を随時非表示にする。このように上位階層の表示を残すことで、今ポインターがある階層のメニューは最上位階層からどのメニューをたどってきたのか見渡すことができる。さらに、次に見たいドキュメントファイル10に到着するには、どこまで戻ればよいかが見渡すことができる。
ここでは、パソコンや携帯端末などのコンピュータでローカルに起動されているブラウザ上で実行するJAVA(登録商標)スクリプトを利用する場合について以下説明する。しかし、JAVA(登録商標)スクリプト以外のブラウザ上での動作する他の言語であっても、同様のことが可能である。
【0043】
サイト情報表示部組み込み手段25では、サイト情報21のなかで、メニューと対応付けたドキュメントファイル10を検索して、ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込む機能を備える。
このサイト情報表示部23の呼び出し部23’を、図5に示すように、ドキュメントファイル10に組み込むことで、ドキュメントファイル10を表示したときにサイト情報を表示する機能を備えるようにする。
【0044】
次に、階層型サイト情報作成プログラムの動作について、図6のフローチャートと図7から図9を用いて説明する。
解析手段24では、図3に示すようなサイト情報21を1行づつ読み込み解析し(S100)、図7に示すような、解析結果26に以下のような内容を設定する。
まず、サイト情報21の各行は、何カラム目から始まるかで階層を判断し各メニューにID261を割り当てる(S101)。ここでは、ID261の初期値を「m01」とし、階層が下がるほど番号の桁数を増やしていく場合を例について説明する。例えば、「m01」の下位階層では「m01−01」とし、「m01−01」の下位階層では「m01−01−01」とし、同じ階層のものは末尾の番号を増やしていく。例えば、「m01−01」と同じ階層では、「m01−02」、「m01−03」・・・・とする。
このようにして、各メニューにユニークなID261を割り振り非表示・表示の管理が出来るようにする。
【0045】
また、図7に示した解析結果に加えて各メニュー項目(図7の各行)に、そのメニュー項目のみの表示スタイルに関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときのサイト情報全体の表示形態(表示スタイルなど)に関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときのトップアイテム(全体設定情報)を上書きするための情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントが表示されたときの表示形態(表示パターンなど)に関する情報、そのメニュー項目のリンク先のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントのURL等のホットリンクに関する情報などが記載されている。
【0046】
次に、メニューを各階層毎に表示しメニュー同士がなるべく重ならないように表示位置262(表示の開始位置など)を計算する(S102)。各メニュー項目に対して表示の幅、各メニュー項目の表示の高さなどの表示情報も計算することもできる。
【0047】
またフローチャートのS102の処理として「各メニューの表示位置を計算して設定」と記載してあるが、メニュー表示用のHTMLドキュメントファイルが動作中に算出するようにプログラムを構成してもよい。また、必要に応じて当該動作を実行可能なようにHTMLドキュメントファイルを修正するようにプログラムを構成してもよい。
【0048】
例えば、メニューを展開していくうちに、次に展開するメニューが画面の端に達してしまった場合や、メニューを表示する位置を画面内に修正したり(図15(a)参照)、メニューの位置を調整しても画面に入りきらない場合には、メニューをスクロールさせるためのボタンを表示し、閲覧者からスクロールをする旨の指示を入力した場合にメニューをスクロールするように構成してもよい(図15(b)及び(c)参照)。
【0049】
また、サイトマップメニュー全体の表示位置をユーザの指示により移動自在にプログラムを構成してもよいし、閲覧者からの指示に応じて表示中のサイトマップメニューを移動するようにプログラムを構成してもよいし、予め設定した特定の画像を避けるようサイトマップメニューを表示するようにプログラムを構成するようにしてもよい。
【0050】
また、ドキュメントの閲覧条件によってページにおけるサイトマップメニューの表示場所を変えるなど、サイトマップメニューを表示するための各種表示座標を、管理者からの指示や表示条件に基づいて変更可能なようにプログラムを構成することも可能である。
さらに、表示したメニューが重なった場合にどれを上に表示するかを表すZのインデックス263を階層に応じたものにする。例えば、「m01」の階層では「0」とし、「m01−01」の階層では「1」とし、「m01−01−01」の階層では「2」として、下の階層が上に表示されるようにする。
また、はじめは一番上の階層のみを表示するので、最上位の階層のみを表示(「visible」)にし、それ以外の階層は非表示(「hidden」)にするように表示・非表示の設定264をする(S103)。
そこで、各メニューに表示する内容を265に設定し、対応するドキュメントがある場合にはドキュメントファイル10のアドレスを266に設定する。さらに、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にある時に表示するタイトル表示を267に設定する(S104)。
その他に、表示のスタイル(文字、形等)情報などを付加するようにしても良い。
以上の処理を、サイト情報21の最後の行まで繰り返す(S105)。
【0051】
これらの解析結果26から、メニューを表示するためにHTMLを作成するサイト情報表示部23を作成する(S107)。ここで、「m01−01−01」のメニューを表示するためのHTMLの記述の一例を図8に示す。
図8の1行目(L1)の、
▲1▼y−menu−func−t(this.id,”over”)
▲2▼y−menu−func−t(this.id,”out”)
は、各メニュー上にポインターがあるときと、ポインターが外れたときの動作を表す関数である。
【0052】
▲1▼の関数では、あるメニュー上にポインターが来たときに、そのメニューに関連する下位階層のメニューを表示(「visible」)する。例えば、「m01−02」のメニューにポインターが来た場合には、「m01−02」と「m01−01」「m01−02」のメニューは表示したままで、「m01−02−01」のメニューを表示する(図4(b)から図4(c)の表示になる)。
【0053】
▲2▼の関数では、メニューからポインターが外れて上の階層に戻ったときには現在の階層の表示は非表示(「hidden」)にする。例えば、「m01−01」、「m01−02」のメニューから「m01」にポインターが戻ったときには、「m01−02−01」のメニューは非表示にし、「m01」と「m01−01」と「m01−02」は表示したままにする(図4(c)から図4(b)に表示に戻る)。
また、ポインターが一定時間メニュー全体から離れていた際には初期状態に戻る。
【0054】
図8の2行目(L2)には、各メニューを表示位置262とZのインデックス263を設定し、3行目(L3)には、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にあった時に表示するタイトル表示267、メニューを選択したときに表示するドキュメントファイル10のアドレス266、メニューに表示する内容265などを設定する。
4行目(L4)は、各メニュー項目に下の階層があることを示すマーク(ここでは、「next.gif」図9)と、その位置268を設定する。
【0055】
サイト情報表示部23では、同様に全てのメニューについて、解析結果26で得た、メニューのID261、メニューの表示位置262、メニューに表示する内容265、ドキュメントファイル10のアドレス266、一定時間ポインターが各メニュー項目の上にあった時に表示するタイトル表示267などに基づいてHTMLを作成するようにする。
【0056】
図10に、サイト情報表示部23をJAVA(登録商標)スクリプトで作成した一例(y−menu−top.js)を示す。図10では、▲1▼でブラウザの種類を判別しブラウザに応じた処理(ブラウザがサイト情報表示部23を実行できるかの判定や、どういった処理系統(例えば、InternetExplorer5(登録商標)の系統)で表示できるかを判断する)を行う。▲2▼は、各メニューを表示するために、判別したブラウザに応じてタグやスタイル、関数などを追加してHTMLに書き出す関数である。▲3▼で解析結果26と▲2▼の関数を使ってHTMLに書き出している。
解析結果26の内容を引数として▲3▼に直接記述しないで、解析結果26を外部ファイルとして読みながらHTMLに書き出すようにしても良い。
サイト情報表示部23は、この例に限定するものではなく、解析結果26をもとにHTMLに書き出すようにできればよい。
【0057】
図8や図9で示したHTMLの記述は一例であって、<span>タグや関数名(y−menu−func−t()など)などを限定する意図ではなく、前述と同様の動作が出来るようにすれば良い。
【0058】
さらに、サイト情報表示部組み込み手段25で、図5に示すように、各ドキュメントファイル10でサイト情報表示部23を呼び出すように組み込む。
【0059】
さらに、JAVA(登録商標)スクリプトのようにブラウザに依存して動作するサイト情報表示部23はブラウザによってはサイト情報23が表示できない。そこで、JAVA(登録商標)スクリプトなどが使用できないブラウザで閲覧したときの代替表示(図5の23’’)を用意してサイト情報表示部23と共に記述しておくようにしたほうが好ましい。
【0060】
あるいは、各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を直接書き込むようにして組み込んでも良い。
【0061】
以上説明したように、サイト内の各ドキュメントファイルの関連を階層に分けて入力し、入力データに基づいたメニューを各ドキュメントに組み込むことで、同じメニューを各ドキュメントに掲載することができる。
【0062】
第2の実施の形態では、予め各ドキュメントファイル10にサイト情報表示部23を組み込んでおく場合について説明する。第2の実施の形態は、図11に基づいて説明するが第1の実施の形態と同じ構成については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0063】
本実施形態では、サイト1を構成するドキュメントファイル10に予めサイト情報表示部23の呼び出すように組み込んでおく。
【0064】
このとき、階層型サイト情報作成プログラム2には、サイト1内にあるドキュメントファイル10を階層に分けたメニューで管理するために、サイト1内のドキュメントファイル10の関連を表すサイト情報21を入力するサイト情報入力手段22と、サイト情報21を解析して、上位階層から順次下位階層のメニューを表示し、各メニュー項目を選択して該当するドキュメントファイル10を表示可能にするサイト情報表示部23を作成する解析手段24とを備えるようにする。
サイト情報入力手段22で入力したサイト情報21や、解析手段24の動作は前述の実施の形態とほぼ同様なので詳細な説明は省略し、相違する点についてのみ説明する。
【0065】
第2の実施の形態では、ドキュメントファイル10に予めサイト情報表示部23の呼び出し部23’を組み込んでおく。したがって、サイト情報入力手段22で、サイト情報21の入力や変更を行った後に、解析手段24でサイト表示部23を作成して、サイト表示部23をドキュメントファイル10から呼び出し可能な場所に置くだけでサイト情報21を各ドキュメントファイル10から表示することができる。
【0066】
第1の実施の形態や第2の実施の形態では、図4に示すように、サイト情報は最上位のメニューを1つだけ表示する場合を例に説明したが、サイト情報を複数に分けて管理することもできる。例えば、図12の(a)に示すように、「M大学」という単位で作成したサイト情報と「○2研究室」という単位で作成したサイト情報を二つに分けて表示するようにしてもよい。
図12(b)には、「M大学」のサイト情報を表示し、図12(c)には「○2研究室」のサイト情報を表示しているようすを示している。
【0067】
あるいは、サイト情報から表示を開始するメニュー項目を選択して、複数に分けて表示するようにすることもできる。例えば、図3のようなサイト情報を入れた場合に、図13の(a)に示すように、「サイトマップ」と「研究室」の両方を表示するようにしても良い。
図13の(b)(c)に、「サイトマップ」から「研究室」の情報を表示し、図13の(c)には「研究室」以降の情報を表示している様子を表している。
【0068】
また、ドキュメントによって表示するメニューを変えることもできる。例えば、図3のようなサイト情報を入れた場合に、図14に示すように、「サイトマップ」は図14(a)のドキュメントに表示して、「研究室」は図14(b)のドキュメントに表示するようにし、図13に示すようにドキュメントに両方を表示するようにしても良い。
【0069】
以上説明したように、サイト情報を分けて管理したり、表示を分けたり、開始位置を変えて表示するなど様々に組み合わせて実装することができる。
【0070】
このように、様々な方法で表示することで閲覧者にはわかりやすく、サイト情報を管理する者にとっても、効率良くドキュメントを管理することが可能である。さらに、様々に表示することができるが、管理者はサイト情報を入力するだけで自動的にドキュメントの置き場所の変化やドキュメントの追加などサイト内の情報の変化を各ドキュメントに反映することができる。
【0071】
図15(a)、(b)、(c)は、展開するメニューの全てがウインドウ内に表示不可能となったときの処理の一例を示す図である。
図15(a)は、サイト情報を下位階層まで表示していった場合に、表示ウインドウの左端までの間に表示することができなくなった場合の折り返し表示を行なう例を示す図である。
【0072】
通常は、同図に示すように「所在地アクセス」のメニュー上にポインターを置くと、下位階層に存在する「地図」や「キャンパスマップ」のメニューは左側に表示されるが、本発明によれば、表示ウインドウの左端までの間に表示することができなくなったと判断した場合には、場合の折り返し表示を行なう旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。このように折り返し表示を行なう処理をすることによって、限られたウインドウであってもメニューを表示することが可能となる。
図15(b)はサイト情報を下位階層まで表示していった場合に、次の階層の全てを表示ウインドウの下端までの間に表示することができなくなった場合にスクロールボタンを表示する例を示す図である。
【0073】
同図に示すように「研究テーマ」の下位階層に「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューの全てをウインドウ内に表示することができない場合には、本発明ではスクロールボタンを表示する処理を行なっている。閲覧者がスクロールボタン上にポインターを置くと、「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューがスクロールを行なう旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。
【0074】
なお、閲覧者がスクロールボタン上にポインターを置き、例えばマウスの左ボタンを押すとメニューを一つスクロールするようにプログラムを記載しておいてもよい。
図15(c)は、次の階層の全てを表示ウインドウの上端までの間に表示することができなくなった場合にスクロールダウンボタンを表示する例を示す図である。
【0075】
同図に示すように「研究テーマ」の下位階層に「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューをスクロール表示した際に、メニューがウインドウの上部からはみ出してしまい全てのメニューを表示することができないと判断した場合には、本発明ではスクロールダウンボタンを表示する処理を行なっている。
【0076】
閲覧者がスクロールアップボタン上にポインターを置いて「テーマ1」〜「テーマ7」のメニューが上にスクロールを行なった際に、メニューがウインドウの上端以下に表示することができないと判断し場合には、同図に示すようにスクロールダウンボタンを表示する旨のプログラムの記載をJAVA(登録商標)スクリプト内に記載しておく。
【0077】
なお、閲覧者がスクロールダウンボタン上にポインターを置き、例えばマウスの左ボタンを押すとメニューを一つ下にスクロールするようにプログラムを記載しておいてもよい。
【0078】
このようにメニューをスクロールする処理をすることによって、限られたウインドウであっても多くのメニューを表示することが可能となる。
【0079】
図16(a)、(b)、(c)は、トップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地メニュー)との双方を表示する状態を示す図である。
図16(a)は、「サイトマップ」のトップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地)との双方を表示している状態において、現在ページとして「ページ1」の一つ上の階層部分(現在ページ上位メニュー)にポインターを置いた状態を示す図である。
図16(b)は、「サイトマップ」のトップメニューから、「ページ1」までの各階層のメニューの全てを表示している例を示す図である。
図16(c)は、トップメニューと現在ページ上位メニュー(現在地)との双方を表示している状態において、「サイトマップ」のトップメニューにポインターを置いた状態を示す図である。
【0080】
図16(a)〜(c)に示すように、現在表示しているドキュメントとサイト情報全体の関係を比較し、現在表示しているドキュメントの含まれたメニューから表示するための項を用意し、閲覧者がそのメニューから順次展開していくことを可能としている。
また、表示し始めるメニューは現在表示しているドキュメントに関連したメニューであれば、どこから表示し始めても良い。
また、項を追加する場所は最上位のメニューの下とは限らず、ドキュメント中のどの場所でも良い。例えば、二階層目のメニュー内でも良いし、後述するホットリンクのメニューなどとまとめたメニューを作成し、そのメニューを表示する項を追加しても良いし、閲覧者がマウスの右クリックをした場所に表示しても良い。これはホットリンクの表示パターンを選択するメニューにも言えることである。
【0081】
以下に、現在ページのメニューを別途表示する際の処理について説明する。
図17は、現在表示しているドキュメントが、サイト情報全体のどの部分にあたるかを探し、現在表示しているドキュメントへのリンクの含まれたメニューから表示するためのメニュー項目を用意する処理のフローチャートである。
【0082】
閲覧者が、コンピュータ上でマウス等の入力手段を操作して、所望のサイトを閲覧する旨の指示(ドキュメント表示要求)を入力すると、コンピュータ上で起動しているブラウザは閲覧者の指示に基づいてインターネット等の通信網を介して所定のURLのサーバに、表示用のドキュメントデータ、ディレクトリ構造等を要求する旨の情報を出力する。
【0083】
所定のURLのサーバでは、ブラウザが要求したドキュメントデータなどをハードディスク等の記録手段から読み出して、インターネット等の通信網を介して閲覧者のコンピュータに送信する処理を行なう。
【0084】
前記ドキュメントデータを取得したブラウザは、S202「サイト情報表示部読み出しタグがある?」の判断にて、取得したドキュメントの中から所定のサイト情報表示部読み出しタグを検索する処理を行う。
【0085】
例えばS202では、ドキュメント中に<!−−SiteMapMenu−−><Scriptlanguage=”JavaScript” src=”/SMMcont/NewMenu(文字コード).js”></script><noscript><ahref=”/SMMcont/sitemap.html”>サイトマップ</a></noscript>などのタグが記載されているか否かの判断を行なっている。
【0086】
なお、前述のJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名のうち、(文字コード)の部分には、例えば2バイト文字コードを識別する情報として、(JIS)や(EUC)などが記載されている。
【0087】
S202にて、もし所定のタグがドキュメント内に記載されていると判断した場合には、サーバに対してメニュー項目を含むサイト情報表示部データ(前述の例では、/SMMcont/NewMenu(文字コード).jsのサイト情報表示部データ)を取得する要求を出力する。
【0088】
前記サイト情報表示部データの要求を取得したサーバは、指定されたファイルを所定のディレクトリから読み出して、閲覧者のパソコンに送信する処理を行なう。そして、処理はS206「サイト情報表示部動作」に進む。
【0089】
S206にてブラウザは、サイト情報表示部動作(サイト情報表示プログラムであって、上記の例では「/SMMcont/NewMenu(文字コード).js」)を起動してメモリ上に展開する。
【0090】
サイト情報表示部23の動作が開始されると、サイト情報表示部23の処理系のプログラムはブラウザに対して現在表示中のページのURLを要求する。例えばここでは、サイト情報表示部23の処理系プログラムには、JAVA(登録商標)スクリプトによるlocationオブジェクトのプロパティのうちURLのパス名の部分を取得するコマンド”location.pathname”が記載されており、その記載に基づいて処理が実行される。
【0091】
前記現在表示中のURLの要求を取得したブラウザは、サイト情報表示部23の処理系からの要求に基づいて閲覧者が閲覧中のドキュメントのURLをサイト情報表示部23の処理系プログラムの変数に代入する処理を行なう。
【0092】
現在表示中のURLを取得すると、サイト情報表示部23の処理系プログラムが実行する処理は、S208「現在閲覧中のURLと一致する”リンク先”を持つ項を検索」の処理に進み、x番目のメニュー項目のリンク先を要求する処理を行なう。なお、xは変数であって、x=1、2、3…である。該要求に基づいてサイト情報表示部データ(メニュー項目)の中からx番目のメニュー項目を読み出してサイト情報表示部23にて以下の処理を行なう。
【0093】
なお、サイト情報21には各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニュー項目のID、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL情報(図3参照)、各メニュー項目の親に当たる上位階層のメニュー項目の番号、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目群の番号、表示形態や表示色、表示書体に関する情報等の各種のメニュー表示情報がオプション番号とともに配列として記録されている。
【0094】
次のS210「閲覧中のURLとx番目の項の”リンク先”が一致?」にてサイト情報表示部23は、サーバから取得したx番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に、閲覧中のページのURLと一致するリンク先が記載されているか否かの判断を行なっている。もし、両者のURLが一致している場合には、処理はS218「一致した番号Aを記録」に分岐する。また、両者のURLが一致していない場合には、処理はS212「次の項が存在?」の判断に進む。
【0095】
S212では、xの変数に代入すべく次のメニュー項目の番号が存在するか否かの判断を行なっている。もし、次のメニュー項目が存在する場合には、処理はS208に戻り、全てのメニュー項目について現在表示中のURLと一致するリンク先が記載されているか否かの検索処理が終了したと判断した場合には、処理はS214「”現在地ボタン”の項を無効化」の処理に進む。
【0096】
S214では、サイト情報表示部23のデータ内に、現在表示しているURLと一致するリンク先が記載されたメニュー項目が無いことを受けて、現在地ボタン(現在ページ上位メニューを表すボタン)の表示を行なわないように、現在地のメニュー(現在ページ上位メニュー)の表示に関する項を無効化する処理を行なっている。そして、次のS216「サイト情報表示処理(”現在地”ボタン無し)」に進む。
【0097】
次のS216では、現在ページ上位メニューのボタン表示をすることなく、各サイトマップメニューの表示を行なう。そしてサイト情報表示部23は、ブラウザに対して処理完了の情報を出力する。
【0098】
一方、S218では、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAとして記録する処理を行なう。そして次に、A番目のメニュー項目の親に当たるメニュー項目(上位階層のメニュー項目)の番号を、A番目のメニュー項目と関連付けて記録されているメニュー表示情報の中からから読み出して取得する要求情報を出力する。
【0099】
次のS220「番号Bとして保存」でサイト情報表示部23は、取得したA番目のメニュー項目の親にあたる上位階層のメニュー項目をBとして保存する処理を行なう。このB番目のメニュー項目はA番目のメニュー項目の1階層上のメニュー項目である。ここの処理では、このB番目のメニュー項目を現在ページ上位メニュー項目(現在地ボタンのメニュー項目)として設定する処理を行なっている。
【0100】
現在ページ上位メニュー項目の番号Bを取得すると、次に番号Bのメニュー項目に関連付けて記録されている各種のメニュー表示情報を、サイト情報表示部23のデータ部(サイト情報)に対して要求する。サイト情報表示部23は、データ部に記録されているメニュー表示情報の中から、B番目のメニュー項目と関連付けて記録されている各種のメニュー表示情報を読み出して、サイト情報表示部23の処理系部分が取得する。
【0101】
次のS222「”現在地ボタン”の項に、B番目の項の”マウスが上に来たときに開く項部の番号”、”リンク先”などを割り当てる」では、現在表示中のページを表すメニュー項目の項に、B番目のメニュー項目の項の「マウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号」や、閲覧者が当該メニュー項目を選択した際に表示するドキュメントの「リンク先のURL」などを割り当ててる記述を、サイト情報21の現在ページ上位メニュー項目に上書きして、新たなサイト情報を作成する処理を行なう。そして作成した新たなサイト情報を、サイト情報表示部23のデータ部に記録する処理を行なう。
【0102】
次のS224「サイト情報表示処理」では、サイト情報表示部23の処理系は、現在ページ上位メニュー項目を表すサイトメニューの表示を行なう(図16(a)参照)。
【0103】
なお、図16(a)に示した状態で、閲覧者が「現在地」のメニュー項目(現在ページ上位メニュー項目を表すメニュー)にポインターをあわせると、「現在地」(Bのメニュー項目に該当する)の下の階層の「ページ1」のメニュー項目と「ページ2」のメニュー項目とが表示される。
【0104】
同図に示す例では、「ページ1」(前記のAのメニュー項目に該当する)のメニュー項目は、「ページ2」のメニュー項目とは別の色で表示されており、閲覧者が選択したメニュー項目であることを視覚的に通知している。一般に、「ページ1」を閲覧している場合には、「ページ2」などの同一の階層のページを次に閲覧する可能性が高いので、同時に表示することによって閲覧者のページ移動が容易となる。
【0105】
図18に、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示する例を示す。
【0106】
同図に示すように、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示することによって、閲覧者が欲するドキュメントへすばやく移動することを助けることを可能としている。
【0107】
また、移動する可能性の高いドキュメントのリストを作成する方法として、閲覧者が使用しているブラウザに備わっている記憶機構や、ドキュメントを供給するサーバ側の記憶機構を利用し、当閲覧者、または全ての閲覧者の動向を統計的に解析する方法や、移動する、または移動してほしいと考えるドキュメントをサイト管理者側が用意する方法などがある。またサイト情報に含まれない場所への移動項は、該当ドキュメントのアドレスを表示したり、該当ドキュメントのタイトルを表示したりする方法も考えられる。
【0108】
図19は、ホットリンク蓄積部の処理のフローチャートである。
同図は、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意する処理のフローチャートであり、情報蓄積部が実施する処理である。なお、表示部が実施する処理は図20に示す。
また、同図に示す説明のうち、S312までの処理は、図17に示したS212までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0109】
S314「”ホットリンク”の項を無効化」にてサイト情報表示部23の処理系は、S312の判断の結果を受けて、ホットリンクメニューの表示を行なわないように、ホットリンクのメニュー項目の表示に関する項を無効化する処理を行なっている。そして、次のS316「サイト情報表示処理(”ホットリンク”無し)」に進む。
【0110】
次のS316ではホットリンクメニューの表示をすることなく、メニュー項目の表示を行なう。そしてサイト情報表示部23は、ブラウザに対して処理完了の情報を出力する。
【0111】
一方、S318では、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAとして記録し、A番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に記載されているホットリンク情報を読み出して、次に移動する確率の高いページを示すホットリンクのメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成する。
【0112】
A番目のメニュー項目のメニュー表示情報中に記載されているホットリンクに関する情報としては、各メニュー項目のそのページ(Aのメニュー項目)から閲覧者がジャンプを指示する可能性の高いページ群の番号であったり、各メニューの上にポインターが来たときに開くメニュー項目の番号等がある。このような、次に移動する確率の高いメニュー項目の番号等を、下位階層のメニュー項目としてホットリンクのメニュー項目に上書きする。
【0113】
次のS320「サイト情報表示処理」にてサイト情報表示部23の処理系は、ホットリンクボタンを有するサイトメニューの表示を行なう。その表示例を図18に示す。
【0114】
図18に示す状態で、「ホットリンク」のメニューにマウス等のポインターをあわせると、「ホットリンク」の下の階層の「関連ページ1」のメニュー項目と「関連ページ2」等のメニュー項目を表示する。同図に示すように、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を予め用意して表示することによって、閲覧者が欲するドキュメントへすばやく移動することを助けることを可能としている。
【0115】
また、図18に示した状態で、表示されているメニュー内の他のメニューBを閲覧者が選択した場合には、そのB番目のメニュー項目へのリンク情報を上位のメニュー項目に追加して、ホットリンクのメニュー項目に記載されているメニュー表示情報を増やす処理を行なう。そのホットリンクの追加例を以下に示す。
【0116】
閲覧者がメニュー項目内のB番目のメニュー項目を、マウスのクリック等によって選択した場合には、ブラウザはS322「”ホットリンク”の項が有効?」の判断に進む。
【0117】
なお、現在表示されているドキュメントからの移動時に移動先URLを捕捉するには、解析手段24は、閲覧者がリンクが張ってある部分をクリックした際に動作する OnmouseClick(関数)などをドキュメント内に記載しておくなどして、閲覧者の移動時に移動先のリンク先URLを取得することが可能である。
【0118】
もし、以前のS314にてホットリンクのメニュー項目を無効に設定していた場合には、ブラウザは直接B番目のメニュー項目のドキュメントを要求する旨の指示をサーバに対して出力する。そしてサーバから表示用のB番目の項目のドキュメントファイルを取得してページを表示手段に表示し、B番目のリンク先のドキュメントのページを閲覧者に提示する。
【0119】
一方、もし、S318にてホットリンクのメニュー項目を有効に設定していた場合には、サイト情報表示部23の処理系は、メニュー内のA番目の項目を表示中にB番目のメニューが選択された旨の情報をサーバに送信する。
【0120】
するとサーバでは、S324「サイト情報表示部のA番目の項目の▲1▼にBの番号を追加」にて、サイト情報表示部23のデータ部のA番目のメニュー項目の▲1▼に、Bのメニュー項目を示す番号を追加する処理を行なって、データ部にホットリンク情報を追記する。
【0121】
なお、S318では以下の処理を行なうようにしてもよい。
例えば、Bのメニュー項目を閲覧者が選択した旨の情報をいったんサーバの記録手段に蓄積し、前記▲1▼の内容を多い順に上から10個などのように解析的に選抜して、サイト情報表示部23のホットリンク情報を書き換え、閲覧者全員がホットリンクを修正してゆくように構成してもよい。
【0122】
また、閲覧者のブラウザのデータ保存部等に、Aのメニュー項目のページからBのメニュー項目のページに移動した旨のリンク情報を保存し、Aのメニュー項目のページを表示する際に、前記▲1▼の内容を修正して、閲覧者専用にホットリンク情報を修正してゆく構成としてもよい。なお、この場合には保存する形式を「Aのメニュー項目番号」、「Bのメニュー項目番号」とするのではなくではなく、「Aのリンク先」、「Bのリンク先」というような形式で保存しておくと、サイト情報表示部23が新しくなって、各項の番号が振りなおされても対応容易となる。
【0123】
なお解析手段24は、取得したAのメニュー項目のページからBのメニュー項目のページに移動した旨のリンク情報を保存する際に、ブラウザのキャッシュ(クッキー)に document.cookie=”情報”として記録するようにしてもよい。
【0124】
また、前述の閲覧者全員がホットリンクを修正してゆく構成、及び閲覧者専用にホットリンク情報を修正してゆく構成を組み合わせて利用するようにしても本発明の目的を達成することが可能である。
上記のようにして、ホットリンク情報を自動で更新することが可能となる。
【0125】
図20に、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示する項を用意する処理のフローチャートを示す。
【0126】
同図は、表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意する処理のフローチャートであり、表示部において実施する処理である。同図に示す説明のうち、S418までの処理は、図19に示したS318までの処理と同一であるので、説明を省略する。
【0127】
S418にて、現在表示中のURLと一致するリンク先を持つx番目のメニュー項目について、一致した番号xをAと関連付けられているホットリンクに関する情報を記録する処理が終了すると、A番目のメニュー項目に記載されている▲1▼(図20参照)を要求する指示を出力する。
【0128】
サイト情報処理系が、サイト情報表示部23のデータからA番目のメニュー項目の▲1▼の情報を取得すると、処理は次のS420「A番目の項の”▲1▼”が値を持っている?」の判断に進む。
【0129】
S420では、取得したA番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に、値が存在するか否かの判断を行なっている。もし、A番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に値が存在する(値を持っていない)と判断した場合には、処理はS414に戻り、ホットリンクのメニュー項目の項を無効化する処理を行なう。
【0130】
一方、A番目のメニュー項目の所定のオプション番号部分▲1▼内に値が存在する(値を持ってる)と判断した場合には、処理はS422「”ホットリンク”の項の▲2▼にA番目の項の▲1▼を代入する」に進む。
【0131】
S422では、ホットリンクのメニュー項目のオプション番号部分▲2▼に、A番目のメニュー項目のオプション番号部分▲1▼に記載されている情報を代入する処理を行ない、サイト情報のメニュー表示情報内のホットリンクのメニュー項目内の情報を上書きする処理を行なう。
【0132】
そしてS424「サイト情報表示処理」にてサイト情報表示部23の処理系は、ホットリンクメニューを有するサイトメニューの表示を行なう。
【0133】
図21(a)及び図21(b)は、ドキュメント毎の色調などに応じて階層型サイト情報の表示スタイルを変えてカスタマイズする表示例を示す図である。
ここで変更可能な表示スタイルとは、メニュー項目の表示色、表示場所、文字の大きさ、メニュー項目の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示するメニュー項目、閲覧者から入力する指示に対する反応など、階層型メニューを表示する手段の全般である。
【0134】
図22は、ドキュメント毎に階層型サイト情報を表示する色調、形、大きさ等を変更するための処理のフローチャートを示す図である。
【0135】
同図に示す説明のうち、S512までの処理は、図20に示したS412までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0136】
S512にてサイト情報表示部23のデータ内に、現在表示しているURLと一致するリンク先が記載されたメニュー項目が無い場合には、処理はS514「サイト情報表示処理」に進み、サイト情報表示部23の処理系はサイトメニューの表示を行なう。
【0137】
次のS516「一致した番号Aを記録」にてサイト情報表示部23の処理系は、閲覧中のURLと一致するリンク先を持つメニュー項目が存在する場合に、一致したメニュー項目番号(Aとする)を記録する処理を行なう。
【0138】
次にA番目のメニュー項目に記載されているメニュー表示情報を、サイト情報表示部23のデータに対して要求し、取得する。
【0139】
次に、S518「A番目の項の▲1▼、▲2▼などが値を持っているか?」にて前述の判断を行なう。このステップでは、サイト情報表示部23のデータ部から取得したA番目のメニュー項目のメニュー表示情報中の、図22に示すサイト情報表示部23のデータ内の所定の領域▲1▼又は▲2▼に、表示するメニュー項目の色、表示場所、文字の大きさ、項の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示する項、閲覧者からの指示にどのように反応するかなどを規定する値を持っているか否かの判断を行なう。もし、所定の領域▲1▼又は▲2▼にメニュー項目の表示カスタマイズに関する値を持っていないと判断した場合には、処理はS522「サイト情報表示処理」に分岐する。
【0140】
また、もし所定の領域▲1▼又は▲2▼に、メニュー項目の表示カスタマイズに関する値を持っていると判断した場合には、処理はS520「全体設定の項に、A番目の項の”▲1▼”、”▲2▼”などを割り当てる」に進む。
【0141】
S520にてサイト情報表示部23の処理系は、メニュー項目のうちの全体設定のメニュー項目部分に記載されている表示スタイルを指定する部分について、A番目のメニュー項目のメニュー表示情報に記載されている▲1▼又は▲2▼のメニュー表示情報を書き換えて、サイト情報表示部23のデータ(サイト情報)に対して上書きする処理を行なう。
【0142】
次のS522にてサイト情報表示部23の処理系は、A番目のメニュー項目の項に記載されている表示スタイルに基づいて書き換えられた全体設定のメニュー項目の表示スタイル(メニュー表示情報)に基づいて、サイトメニューの表示を行なう。
【0143】
上記の処理を行なうことによって、各メニュー項目にてリンクされているページの色調、字体等に応じて、メニュー項目全体の表示スタイルを変更することが可能となる。したがって、ブラウザが表示するページの色調、字体などの表示スタイルに似合うサイトマップメニューを、ページ毎にデザインして表示することが可能となる。
【0144】
図23(a)及び図23(b)は、メニューの項をドキュメントに応じて選択的に表示している例を示す図である。
【0145】
図23に示すように本発明によれば、表示しているドキュメントが日本語の場合は、日本語のドキュメントへ移動するための項のみを表示したり、表示しているドキュメントが英語の場合は、英語のドキュメントへ移動するための項のみを表示したりする設定を、メニュー表示情報内に記載することが可能となっている。
【0146】
図24は、メニュー項目の項の表示条件を変更するためのメニューを別途表示してる例を示す図である。
【0147】
同図に示すように本発明によれば、表示するドキュメントの表示パターンを選択するためのメニューを共存表示することによって、サイトマップメニューの表示後であっても、サイトマップメニューの表示パターンについて、閲覧者の希望により常時変更することが可能となっている。
【0148】
また、最上位のアイテムの修正は、最上位のメニューをそもそも表示せずに2番目のメニューから表示するなどの方法によって可能である。
【0149】
また、前述のような「現在地」などの直接のリンク先を持たない特殊な項は、表示パターンによってキャプションを定義することで見た目を変えることが出来る。
【0150】
図25は、ドキュメント毎に階層型サイト情報の表示方法を変更することを可能とする処理のフローチャートである。
【0151】
同図に示す説明のうち、S616までの処理は、図22に示したS516までの処理と同一であるので説明を省略する。
【0152】
S616「一致した番号Aを記録」にてサイト情報表示部23の処理系が、閲覧中のURLと一致するリンク先を持つメニュー項目番号(Aとする)を記録すると、次にサイト情報表示部23のデータに対してA番目のメニュー項目のフィルタ番号(フィルタ情報の一形態)を要求し、取得する。フィルタ番号とは、例えば所定のメニュー項目の表示を日本語表示するか英語表示するかの情報である。
【0153】
例えば所定のメニュー項目の表示を日本語表示する場合には、フィルタ番号として「1」が代入されており、英語表示する場合はそのフィルタ番号には「0」が代入されている。
【0154】
次のS618「番号Bとして保存」にて、取得したA番目の項のフィルタ番号を、Bとして保存する処理を行なう。
【0155】
次のS620「y=1」では、変数yに1を代入し、y番目のメニュー項目の項のフィルタ番号を取得する処理を行なう。
次のS622「番号Cとして保存」にて、取得したy番目のメニュー項目の項のフィルタ番号を保存する。
次のS624「B=C?」では、Bのフィルタ番号とCのフィルタ番号とが一致しているか否かの判断を行なっている。
【0156】
もし、両者のフィルタ番号が一致している場合には、処理はS628「次の項が存在?」に分岐する。
【0157】
また、両者のフィルタ番号が異なっている場合には、処理は次のS626「y番目の項を無効化」の処理に進み、該当するメニュー項目のフィルタ番号を、コンピュータのメモリ上で無効に書き換える処理を行なう。
【0158】
次のS628にてサイト情報表示部23の処理系は、次の番号のメニュー項目がサイト情報処理部のデータ内(サイト情報内)に記録されているか否かの判断を行なっている。もし次の項が存在する場合には、yに1を加算した後にS622に戻る。
【0159】
また、全てのメニュー項目についてフィルタ番号を設定する処理を終了したと判断した場合には、処理は次のS630「サイト情報表示処理」に進み、表示処理部の処理系はフィルタによって指定されたサイトマップメニューの表示を行なう。
【0160】
なお、上記の実施例では各メニューの表示言語を変更する例を示したが、本発明は表示言語を変更するものに限定されるものではなく、各メニュー項目の表示色、表示形態等を変更するようにしても本発明の目的を達成することが可能である。
【0161】
図26(a)〜(c)は、ドキュメントの文字コードとサイト情報を表示するためのサイト情報表示部23の文字コード(JAVA(登録商標)スクリプト内に記載されている文字コード)とが異なる場合に表示される、ブラウザのエラー画面を示す図である。
【0162】
HTMLドキュメントの文字コードと、呼び出して実行するJAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとが異なる場合には、一般にブラウザは正常に動作せずにエラーを発生する。本発明は、HTMLドキュメントの文字コード(JIS、S−JIS、EUC、UTF−8、UTF−16*Eなど)と、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとを一致させるための処理を自動で行なうことによって、ブラウザのエラー発生を防止することが可能となっている。
【0163】
図26(a)は、HTMLドキュメントの文字コードとJAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとが一致しているので、正常にHTMLドキュメントとJAVA(登録商標)スクリプトが実行されて、ページとサイトマップメニューとが正常に表示されている例である。
【0164】
図26(b)は、HTMLドキュメントの文字コードが、ブラウザにて設定している文字コードと異なる場合の表示例を示す図である。同図に示すように、HTMLドキュメントの文字が、正常に変換されずに表示されている。なお、この場合には、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードとブラウザにて設定している文字コードとは一致しているので、サイトマップメニューは、正常に表示されている。
【0165】
図26(c)は、HTMLドキュメントの文字コードはブラウザにて設定されている文字コードと一致しているが、JAVA(登録商標)スクリプトの文字コードはブラウザにて設定されている文字コードと異なる場合の表示例である。同図に示すように、ブラウザはJAVA(登録商標)スクリプトを正常に実行することができないために、ブラウザによるエラー発生のダイアログボックスが表示されている。
【0166】
図26(b)及び(c)に示すように、表示しているドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードが異なると、ブラウザの処理が正常に動作しない可能性がある。そこで本発明では、サイト情報表示部組み込み手段25においてHTMLドキュメントの文字コードを認識し、その文字コードに合ったサイト情報表示部23(JAVA(登録商標)スクリプト)を記載することにより、この不具合を解決している。
【0167】
なお、HTMLドキュメントの文字コードと一致する文字コードによるJAVA(登録商標)スクリプトを生成して記録するタイミングは、HTMLドキュメントを解析する時点であってもよいし、HTMLドキュメントにJAVA(登録商標)スクリプトを書き込む時点など、時期的に限定するものではない。
【0168】
図27は、HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードとを合わせる処理のフローチャートの一例である。
【0169】
管理者がサイト情報表部の作成を指示すると、処理はS700「START」に分岐してくる。そして、処理は次のS702「サイト情報表示部作成部動作」の処理に進む。
【0170】
S702にて解析手段24は、サイト情報表示部23の作成動作を開始して、次のS704「サイト情報表示部を必要な文字コードの分、文字コードで作成。」の処理に進む。
【0171】
S704にて解析手段24は、今回作成するドキュメント等の文字コード情報(例えばEUC、JIS、UTF−8等)と、例えばS−JISで記述されているJAVA(登録商標)スクリプトと、S−JISから所定の文字コードに変換する旨のコマンドとを所定のダイナミックリンクライブラリに出力する。するとダイナミックリンクライブラリからは、EUC、JIS、UTF−8等の各文字コードに変換されたJAVA(登録商標)スクリプトが得られる。
【0172】
次のS706「情報表示部埋め込み部動作開始」にてサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの内部にHTMLドキュメントと同一の文字コードを有するJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名を記載する処理を開始する。
【0173】
S708「埋め込まれる対象のドキュメントの文字コードを判定」にてサイト情報表示部組み込み手段25は、先ずサイトマップメニューを表示するJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名を記述する1乃至複数の指定されたHTMLドキュメントファイルを、指定されたディレクトリの中から読み出す処理を行なう。
【0174】
次にサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの文字コードを取得する処理を行なう。例えばこの処理は、ダイナミックリンクライブラリに対して、ドキュメントと文字コード取得を示すコマンドとを送出し、ドキュメントに記述されている文字コード情報(例えばEUC)を、ダイナミックリンクライブラリから取得する。
【0175】
ドキュメントの文字コードを取得することによって文字コードの判定処理が終了すると、サイト情報表示部組み込み手段25が実施する処理は、次のS710「対象のドキュメントに対象のドキュメントと同じ文字コードのサイト情報表示部を読み込むよう記入」に進む。
【0176】
S710にてサイト情報表示部組み込み手段25は、HTMLドキュメントの内部に、例えば<!−−SiteMapMenu−−><Script language=”JavaScript”src=”/SMMcont/NewMenuEUC.js”></script><noscript><ahref=”/SMMcont/sitemap.html”>のサイト情報表示部23を呼び出すためのスクリプトの記述を追記する処理を行なう(図5参照)。
【0177】
このJAVA(登録商標)スクリプトのファイル名等を記述する位置は、ドキュメントの一番最上の位置、<BODY>タグの次の行、又は</BODY>タグの前の行などや、ドキュメントの属性を定義する<!DOCTYPE>タグなどの直下などであってもよい。JAVA(登録商標)スクリプトを呼び出す記述の記載位置を<!DOCTYPE>タグなどの直下に配置すると、他のコンテンツの影響を受けにくいというメリットがある。HTMLドキュメントからは、外部ファイルを一つだけ呼び出してそこから複数の外部ファイルを呼び出すこともできる。また、図5の23’’の記述を外部ファイル側に書くことも可能である。
【0178】
S710にて、対象のドキュメントと同じ文字コードのサイト情報表示部23を読み込むようドキュメント内に記入する処理が終了すると、処理は次のS712「END」に進み、HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのJAVA(登録商標)スクリプトファイルの文字コードを合わせる処理を終了する。
【0179】
図28(a)〜(c)は、動作中のサイト情報入力プログラムにおいて、管理者がサイトサーバから提供されるHTMLドキュメントフォルダをドラッグドロップして、各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動作成する処理の一例を示す図である。
【0180】
図29は、階層分けされているドキュメント群の置いてある場所を指示されたときに、サイト情報を生成するための処理の一例を示すフローチャートである。
【0181】
本発明に係るサイト情報作成プログラムは、JAVA(登録商標)スクリプト等で記述されたサイト情報表示部23等を、ブラウザにて動作可能とするためにHTML等のドキュメントファイル内に組み込むプログラムである。
【0182】
本発明に係るサイト情報表示部23は、HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動又は手動により設けて、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示する作用を奏するプログラムである。
【0183】
管理者がサイト情報表部の作成を指示すると、処理はS800「START」に分岐してくる。そして、処理は次のS802「サイト情報入力手段動作」の処理に進む。
【0184】
S802にてサイト情報入力手段22は、サイト情報21を入力する処理を開始して、次のS804「指定された場所以下のファイルをリストアップ」の処理に進む。
【0185】
S804にてサイト情報入力手段22は、今回サイトマップメニューを作成する対象のドキュメントのディレクトリ構造やファイル名、ドキュメント内に記載されているドキュメントのタイトルやURL、ドキュメントファイルの保管場所、起点からの距離等の階層分け情報をリストアップして、取得する処理を行なう。
【0186】
次のS806「構造を解析」にてサイト情報入力手段22は、S804にてリストアップしたHTMLドキュメントディレクトリ構造やURL等の階層分け情報に基づいて、以下で作成するメニュー項目の表示階層を作成する処理を行なう。
【0187】
ここでは、HTML等のドキュメント群を保存してあるコンピュータのディレクトリや、リンクのあるインターネット上のドキュメントのアドレスなど、すでに階層化されたドキュメント群が存在する場所を指示された時はその場所を解析し、サイト情報を自動作成する機能を備えている。
【0188】
サイト情報入力部において、管理者から階層化されたドキュメント群が存在する場所(ディレクトリ等)を指定された場合には、その場所を解析して作成済みのサイト情報と照合する処理を行ない、変更されたと判断される部分があればその旨を表示手段に表示して管理者に通知したり、変更されたと判断される部分を自動更新するようにプログラムを構成してもよい。
【0189】
次のS808「サイト情報作成」にてサイト情報入力手段22は、前記リストアップしたメニュー項目の表示階層に基づいて、各メニュー項目を生成するとともに、各メニュー項目においてデフォルトのメニュー表示情報を所定の配列中のオプション番号に記述して、サイト情報を作成する処理を行なう。
【0190】
S808にてサイト情報の作成が終了すると、サイト情報入力手段22が実施する処理はS810に進み、サイト情報の入力処理を終了する。
【0191】
前記階層分けは、単にディレクトリによるものほかに、リンクで分けられているもの、名前で分けられているものなども含み、その解析パターンは選択可能、又は指定可能である。
【0192】
図30は、マウス等のポインターがメニューに重なったときの処理の一例である。
【0193】
同図に示すように、メニューにマウス等のポインターが重なった際に、当該メニューの表示色、大きさなどを変更できるほか、フォント、場所、背景画像など種々な要素を変更したり、項に関する文字列や画像を表示するためのスペースを用意し表示したりなど、さまざまな効果を付加することができる。また、これは現在表示しているドキュメントのメニュー項目に対しても同様の操作が可能である。
【0194】
また、メニューの展開方法において、表示、非表示を切り替えるだけでなく、閲覧者に見えない場所に配置しておき展開時に見えるところに移動する方法や、マスクのような効果を用意して表示、非表示を切り替える方法がある。また、表示、非表示の切り替えと座標調整を組み合わせることによって、ページが必要以上に広がらなくする方法、切り替え時にフェードイン及びフェードアウトするなど、様々な視覚効果を適用する手法は多岐にわたるものが可能である。
【0195】
また、サイトマップメニューをブラウザの表示範囲に納まらない場所に表示する際、ブラウザに対して自動的にドキュメントの必要幅を広げ、表示範囲をずらすためのスクロールバーを表示するようにプログラムを構成するようにしてもよい。また、サイトマップメニューの非表示中には、スクロールバーの表示は必要ないので、サイトマップメニュー非表示の際にはメニュー項目の表示座標を修正して元の表示範囲に収め、スクロールバーを表示しないようにプログラムを構成するようにしてもよい。
【0196】
また、サイトマップメニュー内の各メニューの並べ方も、縦並びの他にも、横並び、円状(放射状)の並びなど、その他様々なものが考えられる。
【0197】
また、サイトマップメニューの背景に画像を添付したり、メニューの表示文字を画像データとして保有したり、メニューの表示としてアイコンを用いるなど、さまざまなデコレーションを行なうとも可能である。
【0198】
上記の説明では、本発明に係る階層型サイト情報作成プログラムが、WEBサイトにおけるHTMLドキュメントファイルのURL等を取得して、サイトマップメニューを表示可能なサイト情報表示部を作成する実施例で説明したが、本発明のサイトマップメニューの対象を、情報CDやデータベースなどにも応用することが可能である。
【0199】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本願発明では、サイト内のドキュメントの構成を入力すると、それをもとにサイトのメニューを自動的に作成することができ、さらに、各ドキュメントで同じメニューを表示することができる。さらに、閲覧者は、このメニューをたどっていくことで、容易に必要なドキュメントに到達することが出来る。
【0200】
このように、ドキュメントに直接他のドキュメントへのリンクを記述しないので、サイト内のドキュメントのマップ構成を変更する場合に、関連するドキュメント間のリンクの記述を変更する必要がないので変更を容易に行い、メニューに反映することができる。
【0201】
また、サイト表示部のようにメニューの表示に関する部分をまとめて記載するので、新しいブラウザへの対応等が容易に行える。
【0202】
また、ドキュメント間を行ったり来たりするような煩雑な操作が発生することなく、階層を使って必要なドキュメントにうまくナビゲーションすることができる。
【0203】
また、階層に分けたメニューを上位階層から下位階層に順次メニューを表示することで、サイト内のドキュメントの構成を見渡すことができ、効率良く閲覧者を誘導することができる。
【0204】
さらに、従来はサイト全体の共通情報を表示するスペースが必要でこれがウェブデザイン上の制限となっていたが、本願発明では、初期状態で最上位のメニューのみ表示し、順次メニューを表示していくので非常に多くの情報を小さな表示部分から取り出すことができ、ウェブデザインに大きな自由度を与えることができる。
これにより、効率の良く閲覧者を誘導でき、かつ、デザイン性を追求することができるようになる。
【0205】
また本発明によれば、閲覧者が閲覧中のドキュメントがドキュメント情報全体のどの部分にあたるかを解析し、そのドキュメントがある階層のメニューから表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。また、現在表示しているページと同族グループのページへリンクしているメニューを積極的に表示することによって、ページの閲覧者は次に閲覧する可能性の高いページを容易に選択することが可能となる。
【0206】
また本発明によれば、閲覧者が閲覧中のドキュメントから移動する可能性の高いドキュメントを羅列した階層を作成し、表示するメニュー項目をサイト情報に共存させることにより、関連の情報により早く到達することが可能となる。
【0207】
また本発明によれば、それぞれのドキュメント上でサイト情報表示部がどのような振る舞いをするかを定義することにより、各ドキュメント上にサイト情報表示部がサイト情報を表示したときにうまく共存できるようにすることが可能となる。
【0208】
また本発明によれば、それぞれのドキュメントがどの表示パターンに属し、そのドキュメントを表示している際はどの表示パターンを使用するかを定義しておくことにより、閲覧者のページの選択の負荷を減らすとともに、効率良く複数のページを閲覧することが可能となる。
【0209】
また本発明によれば、各ドキュメントに使用する表示パターンは、表示後、閲覧者が再設定するための項目をサイト情報と共存させることにより、表示パターンが閲覧者に適さなかった際には、閲覧者が表示パターンを容易に再設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成の概略図である。
【図2】メニューの構成を表す概念図である。
【図3】サイト情報の一例である。
【図4】メニューを表示した一例である。
【図5】サイト情報表示部をドキュメントファイルに組み込んだ一例である。
【図6】階層型サイト情報作成プログラムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】サイト情報を解析した解析結果の一例である。
【図8】メニューを表示するためのHTMLの記述の一例である。
【図9】下位階層のメニューを表示する場所を示すマークの一例である。
【図10】サイト情報表示部23をJAVA(登録商標)スクリプトで作成した一例である。
【図11】第2の実施の形態の構成の概略図である。
【図12】サイト情報を複数表示したようすを示す図である(その1)。
【図13】サイト情報を複数表示したようすを示す図である(その2)。
【図14】サイト情報をドキュメント毎に変えて表示したようすを示す図である。
【図15】展開するメニューの全てがウインドウ内に表示不可能となったときの処理の一例を示す図である。
【図16】トップメニューと現在ページ上位メニューとの双方を表示する状態を示す図である。
【図17】現在表示しているドキュメントが、サイト情報全体のどの部分にあたるかを探し、現在表示しているドキュメントへのリンクの含まれたメニューから表示するためのメニュー項目を用意する処理のフローチャートである。
【図18】表示中のドキュメントの次に移動する可能性の高いドキュメントへ移動するためのメニューを表示するメニュー項目を用意して表示する例を示す図である。。
【図19】ホットリンク蓄積部における処理のフローチャートである。
【図20】ホットリンク表示部における処理のフローチャートである。
【図21】ドキュメント毎の色調などに応じて階層型サイト情報の表示スタイルを変えてカスタマイズする表示例を示す図である。
【図22】ドキュメント毎に階層型サイト情報を表示する色調、形、大きさ等を変更するための処理のフローチャートを示す図である。
【図23】メニューの項をドキュメントに応じて選択的に表示している例を示す図である。
【図24】メニュー項目の項の表示条件を変更するためのメニューを別途表示してる例を示す図である。
【図25】ドキュメント毎に階層型サイト情報の表示方法を変更することを可能とする処理のフローチャートである。
【図26】ドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードが異なると正常に動作しない場合を含む表示例である。
【図27】HTMLドキュメントとサイト情報を表示するためのファイルの文字コードとを合わせる処理のフローチャートの一例である。
【図28】動作中のサイト情報入力プログラムにおいて、管理者がサイトサーバから提供されるHTMLドキュメントフォルダをドラッグドロップして、各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を自動作成する処理の一例を示す図である。
【図29】階層分けされているドキュメント群の置いてある場所を指示されたときに、サイト情報を生成するための処理の一例を示すフローチャートである。
【図30】メニューにマウス等のポインターが重なったときの処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 サイト
2 階層型サイト情報作成プログラム
10 ドキュメントファイル
21 サイト情報
22 サイト情報入力手段
23 サイト情報表示部
24 解析手段
25 サイト情報表示部組み込み手段
26 解析結果
261 ID
262 各メニューを表示位置
263 Zのインデックス
267 タイトル表示
266 ドキュメントファイルのアドレス
265 メニューに表示する内容
268 下位階層のメニューを表示する場所
Claims (10)
- サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けてメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニュー項目を選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、
前記ドキュメントファイルを表示する際に前記サイト情報を表示するために、前記サイト情報表示部を動作可能に前記ドキュメントファイルに組み込むサイト情報表示部組み込み手段と、を備えたコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - サイト内のドキュメントファイルの関連を階層に分けて管理するために、各階層に分けたメニューを入力して、前記ドキュメントファイルを該メニューに関連付けたサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
前記サイト情報を解析して、上位階層のメニューを表示して各メニュー項目に関連する下位階層のメニューを順次表示し、前記ドキュメントファイルに関連する各メニュー項目を選択すると前記ドキュメントファイルを表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段とを備え、前記サイト情報表示部を動作可能に予め組み込んだ前記ドキュメントファイルで前記サイト情報を表示可能とするコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - 請求項1または2記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、
前記サイト情報表示部は前記ドキュメントファイルから呼び出されて前記サイト情報を表示可能とすることを特徴とする階層型サイト情報作成プログラム。 - 請求項1〜3いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、
前記サイト情報表示部は、上位階層のメニューを表示しつつ上位階層から指示したメニューの下位階層のメニューを順次表示し、指示が下位階層のメニューから上位階層のメニューに戻ると下位階層のメニューは非表示にすることを特徴とする階層型サイト情報作成プログラム。 - 請求項1〜4いずれか記載の階層型サイト情報作成プログラムにおいて、
前記サイト情報表示部は、前記ドキュメントを表示するコンピュータ上でローカルに実行して前記サイト情報を表示することを特徴とする階層型サイト情報作成プログラム。 - HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、
提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともに現在ページ上位メニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、各メニュー項目の上位階層のメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている上位階層のメニュー項目の番号を取得し、該取得した上位階層のメニュー項目と関連付けて記録されているメニュー表示情報を取得して、現在ページ上位メニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、上位階層のメニュー項目と現在ページ上位メニュー項目とを表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、
を備えたコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、
提供されるドキュメントファイル毎にメニュー項目を有するとともに次に移動する確率の高いページを示すホットリンクのメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、次に移動する確率の高いページを示すメニュー項目の番号、及び、各メニューの上にマウス等のポインターが来たときに表示する下位階層のメニュー項目の番号等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を取得し、該取得した次に移動する確率の高いメニュー項目の番号を下位階層のメニュー項目としてホットリンクのメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、ホットリンクのメニュー項目を表すメニューをブラウザを介して表示して各メニューに関連する下位階層のメニューを順次表示し、閲覧者がメニューを選択する旨の情報を入力するとメニューに応じたリンク先のURLのドキュメントファイルをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、
を備えたコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、
提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有するとともにメニュー項目全体の表示色、表示場所、文字の大きさ、メニュー項目の並べ方、下の階層とのずれ、最上位メニューの場所、表示するメニュー項目、閲覧者から入力する指示に対する反応などの表示形態を定める全体設定のメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目に該当するページが表示された場合にメニュー項目の表示形態を定める全体設定情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている全体設定情報を取得し、該取得した全体設定情報を全体設定のメニュー項目に上書きして新たなサイト情報を作成して、全体設定のメニュー項目に記載されている全体設定情報に基づいたメニュー項目を表すメニューをブラウザにて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、
を備えたコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - HTML等のドキュメントファイルを取得して該ドキュメントに基づいてページを表示するブラウザとともに機能し、該ドキュメントファイルを提供するサイト内に記録されている各ドキュメントファイルのURL毎に対応するメニュー項目を設け、該メニュー項目を表すメニューをページとともに階層表示するサイト情報表示部を作成する階層型サイト情報作成プログラムであって、
提供されるドキュメントファイルのURL毎にメニュー項目を有し、その各メニュー項目と関連付けて、メニュー項目を特定するための番号、各メニューの表示用タイトル、各メニュー項目を閲覧者が選択した場合のリンク先のURL、及び、各メニュー項目の表示言語、表示色、表示形態等を定める表示フィルタ情報等のメニュー表示情報を記録するサイト情報を入力するサイト情報入力手段と、
現在表示中のページのURLと前記サイト情報とを入力して、前記入力した現在表示中のページのURLと一致するリンク先のURLが記載されている現在ページのメニュー項目をサイト情報の中から検索し、更にサイト情報の中から前記検索した現在ページのメニュー項目と関連付けて記録されている表示フィルタ情報を取得し、該取得した表示フィルタ情報に基づいて、前記入力したサイト情報に含まれる全てのメニュー項目の表示フィルタ情報をコンピュータのメモリ上で書き換えて各メニューを表示フィルタ情報に基づいて表示可能とするサイト情報表示部を作成する解析手段と、
を備えたコンピュータで実行可能な階層型サイト情報作成プログラム。 - 前記ドキュメントファイルと併せて各メニューを表示するために、前記サイト情報表示部をブラウザにて動作可能に前記ドキュメントファイル内に組み込むサイト情報表示部組み込み手段を備えた請求項6乃至9に記載の階層型サイト情報作成プログラム。
Priority Applications (1)
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