JP2004005312A - 還元システム - Google Patents

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藤 五郎太
Masaharu Moriyama
森山 将治
Shuji Kitazawa
北澤 修司
Masahiro Nonokawa
野々川 昌宏
Hisashi Asakura
朝倉 久
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Abstract

【課題】消費者に消費を還元し購買意欲を高め、消費税を還元して社会保障を拡充するときに、世帯毎の経済環境に見合った効果的な還元をする。
【解決手段】消費者に対して還元サービスを実行する還元システムであって、消費行為に対して、消費者の属性を示す消費者属性情報と消費財の属性を示す消費財属性情報とに基づいて、還元サービスの内容を決定する。例えば、消費者属性情報中の所得情報と消費財属性情報とに基づき、中堅所得者が比較的高額の必需品を購入した場合には、還元サービス内容を高くすることも可能。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消費財やサービスなどの消費に対する消費還元サービスに関し、特に、消費に対して支払う消費税を含む間接税などの消費税還元システム及び消費税還元サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、飛行機に関するマイレージサービスのように、消費金額(飛行距離)に合わせてポイントが貯められ、そのポイントに応じて航空券などの付与により消費者に還元するサービスがあった。
【0003】
マイレージサービスに関しては、例えば、特開2002−41983号公報に記載がある(第1の従来技術)。この第1の従来技術には、法人の社員が航空機を利用して出張を行った場合、実際に出張費用を負担した法人がマイレージサービスの受益者となるようにする法人マイレージ運用システムが記載されている。
【0004】
また、特開2002−63655号公報(第2の従来技術)においては、商品購入に対して、ポイントを付与するサービスに関する記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記第1及び第2の従来技術にも記載されている従来の還元サービスでは、消費者の購買能力とは無関係にポイントが付与される。例えば、上記第1の従来技術においては、予約、利用又は対価の支払いによって、マイレージポイントが付与され、消費者の購入能力等は考慮されない。また、上記従来技術2では、商品の購入価格に対応したポイントが付与され、やはり消費者の購入能力等は考慮されていない。従来のサービスは、単に高価格の商品を購入したりサービスの提供を受けたりする方が、還元額が高くなり、さらに還元率も高くなる場合がある。
本発明は、消費者の購買能力などを考慮した新しい還元サービスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、消費者に対して還元サービスを実行する還元システムであって、消費行為に対して、消費者の属性を示す消費者属性情報と消費財の属性を示す消費財属性情報とに基づいて、還元サービスの内容を決定することを特徴とする消費還元システムが提供される。
【0007】
上記還元システムによれば、前記消費者属性情報と前記消費財属性情報との関連性を考慮して還元サービスの内容を決定することができる。例えば、消費者属性情報中の所得情報と消費財属性情報とに基づき、中堅所得者が比較的高額の必需品(学用品など)を購入した場合には、還元サービス内容を高くすることも可能である。
さらに、商品又はサービス提供者の意図(キャンペーン商品など)を還元サービス内容に反映することもできる。
【0008】
本発明の他の観点によれば、消費者に対して還元サービスを実行する還元システムであって、消費者の属性を示す消費者属性情報を記憶する第1の記憶手段と、消費財の属性を示す消費財属性情報を記憶する第2の記憶手段と、消費行為に対して前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とからそれぞれ取得した前記消費者属性情報と前記消費財属性情報とに基づいて還元サービスの内容を決定することを特徴とする還元サービス内容決定手段とを有する還元サービスセンタを備えた消費還元システムが提供される。
【0009】
還元サービスセンタは、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とにそれぞれ記憶された前記消費者属性情報と前記消費財属性情報とに基づいて還元サービスの内容を決定する還元サービス内容を決定することができる。還元サービス内容として、還元対象者か否かに関する情報が含まれていても良い。尚、前記消費者属性情報と前記消費財属性情報とのいずれか一方のみに基づいて還元サービスの内容を決定することも可能である。
【0010】
消費還元システムは、さらに、予め前記還元サービスセンタから得た情報に基づいて前記消費者が還元サービスの対象者であるか否かを判断し、前記還元サービスの対象者である場合には、前記消費還元センタに対して前記消費行為に関する情報を送るカードサービスセンタを備えているのが好ましい。
還元サービスセンタは、消費還元サービス対象者が実際に消費行為を行ったことを、カードサービスセンタからの情報により知ることができる。
【0011】
また、消費者の不正を防ぐために、消費者属性情報に限度額を設定するも可能である。
尚、上記消費還元システムとしては、消費税などの間接税の還付などによる消費税還元システムの形態とすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する前に、まず、発明者の行った考察について説明する。
消費者の購買能力は必ずしも一定ではない。それにもかかわらず、消費者は金額の高い消費財を多く購入しなければ、より多くの還元サービスが受けられないとすると、平均的な購入能力を有する多くの一般消費者は十分な還元サービスを受けることができず、一般消費者の購買意欲を高めることができない。
また、消費財の属性も消費者の購買意欲や商品・サービス提供者の意図を反映する重要な要素である。
【0013】
そこで、発明者は、消費者の購入能力を考慮した還元サービスを提供することで、購入能力の高い者と低い者との間の公平を計ることを思い付いた。例えば、還元サービスの対象となる消費者の属性と消費財の属性とに基づき、還元サービスのポイント又は還元率を算出すれば良い。さらに、消費者の属性として消費者の購入能力を示す消費者属性ポイントと、消費財の属性として消費財をその特徴ごとにグループとして分類し分類されたグループ毎にポイントが付与される消費財属性ポイントとを用いて還元率を求めることもできる。求められた還元率に、消費財の価格を示す消費財価格ポイントを乗算することで、還元ポイント若しくは還元額を算出することが可能となる。
【0014】
例えば、消費者属性ポイントに関しては、収入が低くなればなるほど高ポイントとし、消費財価格ポイントに関しては、価格が高いほど高ポイントとし、消費者属性ポイント、消費財属性ポイントおよび消費財価格ポイントを和算して、このポイントに対応した数値を還元ポイントもしくは還元率として算出することも可能である。
【0015】
或いは、消費者属性によって特徴付けされる典型的な消費者像にとって、必要性の高い属性を有する消費財を購入した場合に、還元率を高めることも可能である。さらに、還元者の意図に基づいて、キャンペーン商品のように特定の対象に対して、高還元率、高ポイントを付与することもできる。
還元サービスとしては、消費に対して課税される消費税などの間接税を還元する形態が好ましい。
【0016】
上記考察に基づき、本発明の実施の形態による消費還元システムについて図1から図16までを参照して説明する。尚、本明細書において図面に付された符号は、図1では100番台、図3では300番台、図11では1100番台というように図番と符号とは対応させて付与した。以下、一部符号を付すことにより言及している図番号を省略して説明する。また、消費還元システムの例としては、消費税を還元する形態を例にして説明するが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0017】
図1の消費税還元システムの概要に示すように、消費者は、クレジットカードや電子マネー端末(106)などを利用して消費を行う。この際、消費情報が自動的に還元サービスセンタに送られる。還元サービスセンタは、消費者の属性、消費財の属性及びそれらの組み合わせに応じて還元率や付加ポイントを決定し、例えば消費者が要求する形態で、自動的に還元する。還元方法としは、現金や預金口座への振り込み、電子マネーや電子クーポンなど、その形態を問わない。但し、還元の限度額が設定されている場合には、その限度額が還元の上限となる。
【0018】
以下、消費の際に商品やサービスに加算されて消費者が支払う消費税を還元する場合を例にとって説明を行う。本実施の形態による還元サービスシステムにおいては、予め全ての世帯に対して世帯ID(世帯ごとに付与されるユニークな識別番号)が割り振られており、さらに、予め全ての消費者に消費者IDが割り振られていることを前提として説明を行う。
【0019】
図16に示すように、予め、各世帯は、例えば行政機関などの公的機関が作成した世帯タイプ判別表(1601)によりタイプが割り振られている。世帯タイプ別判別表(1601)のそれぞれの項目や点数は、時勢に合わせて随時見直しが可能である。例えば、豪雪地帯や離島などではポイントを高くしたり、災害地でもポイントを高くしたりすることができる。
【0020】
図13に示すように、消費財は、予め、行政機関などの公的機関が作成する消費財分類表(1301)で決められた分類に従い、図15に示す消費財管理テーブル(1501)の中に分類されている。例えば、図15において、共通商品コード「1234」が付されたコード(1502)に対しては、消費財分類コード「N」(1507)が割り当てられる。図13に示す消費財分類表(1301)の分類も、時勢に合わせて随時見直しが可能である。
【0021】
一方、図8に示すクレジットカードシステムの会員情報(801)には、一般的な情報であるクレジットカード番号と、現行のデータ項目(住所など)の他に、新たに追加された項目として、例えば図16に示す表に基づいて求められた世帯タイプ(1603)と対応する世帯タイプ(802)がある。
【0022】
図2を参照して、サービスの流れを説明する。
図1に示すクレジットカード会社(101)のクレジットカードシステム(102)が図2に示す処理を開始すると(201)、当該消費者が所属する世帯が消費税の還元対象か否かを判定する(202)。当該消費者が属する世帯が非対象世帯であれば、クレジットカードシステム処理を終了し(203)、還元対象世帯であれば、図1に示す消費税還元用決済データ(108)を作成し、消費税還元サービスセンタ(110)の消費税還元システム(109)に対して例えばネットワーク(107)を介して伝送し(204)、クレジットカードシステムの処理を終了する(205)。
【0023】
消費者が処理を開始すると(206)、電子端末(106)から消費税還元サービスセンタ(110)へ消費データ(105)を例えばネットワーク(107)を介して伝送し(207)、消費者側の処理が終了する(208)。
【0024】
消費税還元サービスセンタ(110)では、消費税還元システム(109)に基づいて以下の処理を行う。ネットワーク(107)を介して送られてきた当該消費税還元用決済データ(108)や消費データ(105)を、世帯毎、消費日時毎にソートし、図7に示す処理対象データファイル(710)に保存する(209)。次に、処理対象データファイルからデータを読み取り(210)、世帯毎還元データ(1001)を作成し(211)、実際に還元する方式に即した世帯毎還元実施データ(1101)を作成し(212)、消費税の還元を実施(213)することで処理を終了する(214)。
【0025】
消費税の還元には、世帯が指定する口座に振り込む方法、指定するメールアドレスに電子マネーを添付したメールを送信するなど、その方法は限定されるものではない。ネットワーク(107)は、インターネットや専用回線などそのネットワークの形態を限定するものではない。
【0026】
次に、一般の消費者である日立花子(115)の消費データ(104)に基づき、クレジットカードシステム(102)が消費税還元用決済データ(108)を作成し消費税還元システム(109)が還元金を口座に振り込むケースを例として還元システムの詳細を説明する。
【0027】
クレジットカードシステム(102)は、従来の会員データに、世帯タイプ(802)を追加した会員データ(801)を記憶する会員情報ファイル(804)と消費税還元サービスセンタへ伝送する消費税還元用決裁データファイル(607)を記憶する記憶部と、システムを制御する論理部と、データを伝送するネットワーク部を備える。
【0028】
クレジットカードシステム(102)は、日立花子(115)の消費データ(104)の決裁処理時、日立花子(115)の会員情報(801)の世帯タイプ(802)が“A”であることから、還元サービスを行う必要があると判定され、消費税還元用決済データ(606)を作成し消費税還元システムへネットワーク(107)を介して伝送する。
【0029】
当該消費税還元用決済データ(606)には、クレジットカード番号「1420056」(601)と消費者氏名「日立花子」(602)と消費日時「2002/2/2/1100」(603)とJANコードやEANコードなどの共通商品コード「1234」(604)と消費金額「¥4,563」(605)が含まれる。
【0030】
本実施の形態においては、行政機関が予め世帯タイプ別の消費税を還元する対象となる一人あたりの消費金額の限度額を決めており、消費税還元システムにおいて、一人あたり還元対象月毎限度額テーブル(1401)として管理されている。
【0031】
例えば、世帯タイプA(1402)であれば一人あたり還元対象月毎限度額¥10,000(1405)であり、世帯タイプB(1403)であれば一人あたり還元対象月毎限度額¥20,000(1406)であり、世帯タイプC(1404)であれば一人あたり還元対象月毎限度額¥30,000(1407)である。この場合には、世帯タイプDは消費税還元率分類表(1201)により消費税還元の対象外であり、還元対象月毎限度額テーブル(1401)において管理されていなくても良い。
【0032】
当該行政機関は、予め、消費者、例えば日立花子(115)の所属する世帯に関して、世帯タイプ判別表(1601)を利用して点数付けをしており、その結果、得点がα以上(1602)であるためこの世帯の世帯タイプをA(1603)と判定している。この情報は消費税還元サービスセンタ(110)へ送られ、消費税還元システム(109)の世帯情報ファイル(411)の日立花子が属する世帯の世帯情報(410)の世帯タイプ(402)に記憶される。
【0033】
日立花子の世帯は6人(408)で構成されており、世帯タイプAの一人あたり還元対象月毎限度額¥10,000(1405)に6を乗算し、世帯の還元対象月毎限度額は¥60,000となる。消費税還元システム(109)では、世帯情報ファイル(411)の還元対象月毎限度額「¥60,000」(409)として管理する。
【0034】
当該行政機関は、世帯タイプ判別表(1601)において、時勢に合わせて項目や項目に対する点数を随時改定できる。当該行政機関は時勢に合わせて、世帯タイプ毎の一人あたり還元対象月毎限度額に関しても随時改定できる。
【0035】
当該行政機関は、予め全ての消費財を分類し、消費税還元システム(109)では消費財管理テーブル(1501)と消費財分類表(1301)として管理されている。例えば、国産食料品(1301)であれば消費財分類コードは「N」(1302)が割り当てられる。当該特定の機関は、随時、消費財の分類を見直すことができる。共通商品コード(1503)はJANコードやEANコードなどの商品コード体系を利用する。
【0036】
図12及び図13より、消費財としては例えば嗜好品の還元率は低く、食料品や日常品の還元率は高く設定されている。
当該特定の機関は、あらかじめ世帯タイプと消費財の分類ごとに、還元する消費税の還元率を決め、消費税還元システム(109)では消費税還元率分類表(1201)として管理されている。
【0037】
例えば、日立花子(115)は世帯タイプAであり、日立花子が共通商品コード「1234」(1502)消費財分類コード「N」(1507)、すなわち消費財分類「国産食料品」(1310)の消費財を消費すると、当月の当該世帯全体の消費が還元対象月毎限度額「¥60,000」(409)未満であれば、消費税還元率分類表(1201)に従い支払った消費税込み金額の「5%」(1202)にあたる金額が還元されることになる。
【0038】
世帯タイプAからDまでと、消費財分類コードNからUまでと、に対応して決められる還元率を示す還元率テーブルにより還元率を決定することもできる。或いは、簡単な計算式に基づいて還元率を計算しても良い。
消費税還元サービスセンタ(110)の消費税還元システム(109)は、システムを制御する論理部と、外部との伝送をやり取りするネットワーク部と、消費財管理テーブルファイル(1512)と、消費財分類表ファイル(1303)と、消費税還元率分類表ファイル(1203)と、消費者情報ファイル(309)と、世帯情報ファイル(411)と、一人あたり還元対象月毎限度額テーブルファイル(1408)と、消費税を還元するときの形態を管理する還元方式コード表ファイル(503)と、世帯がフラグ限度額を越えて消費したときに立てるフラグの履歴を管理するフラグリスト(901)を納めるフラグリストファイル(908)と、消費者の電子端末(106)から伝送されてくる消費データ(105)やクレジットカードシステム(102)から伝送されてくる消費税還元用決済データ(108)を世帯別消費時間別にソートしてできる処理対象データ(701)を納める処理対象データファイル(710)と、世帯毎に還元する方式と還元金額を管理する世帯毎還元データファイル(1007)と、還元する金額を口座に振り込むための口座情報と振り込み日と振込み金額を管理する世帯毎還元実施データ(指定口座振込み型)(1101)と、これらのファイルを記憶する記憶部とを備える。
【0039】
消費税還元システム(109)は、クレジットカードシステム(102)から送られてくる消費税還元用決裁データ(606)のクレジットカード番号「1420056」(601)からクレジットカード番号「1420056」(302)を含む消費者情報(308)を探し出し、当該消費者情報(308)の世帯ID「SER443」(304)を元に、世帯毎にまとめられた処理対象データ(701)を作成する。
【0040】
消費者ID「TYW321」(301)は消費者ID「TYW321」(708)として、消費税還元用決裁データ(606)の消費日時「2002/2/2/1100」(603)は消費日時「2002/2/2/1100」(705)として、消費税還元用決裁データ(606)の共通商品コード「1234」(604)は共通商品コード「1234」(706)として、消費税還元用決裁データ(606)の消費金額「¥4,563」(605)は消費金額「¥4,563」(707)として、処理対象データ(701)の新規データ(709)としてポインタ「s01−ss01」(703)が指し示すアドレスに格納する。さらに新しい消費税還元データが送られてきた場合は、同様にポインタ「s01−ss0−ss02」(704)が指し示すアドレスに新規データ(711)を追加する。
【0041】
処理対象データ(701)が完成すると、消費日時順に処理対象データ(701)の共通商品コード(712)をもとに消費財管理テーブル(1501)の共通商品コード(1503)から消費財分類コード(1504)を割り出し、消費税還元率分類表(1201)にしたがって当該消費の消費税還元金額を計算する。
【0042】
最初のデータ(709)であれば、共通商品コード「1234」(706)であるので、消費財分類コード「N」であり、日立花子の世帯タイプはAであることから消費税還元率分類表(1201)によると当該消費に対する消費税の還元率は5%(1203)となる。
【0043】
消費金額は¥4,563(707)であり、当該消費の還元金額は消費税込みの財の価格¥4,563×消費税還元率5%=¥228となる。計算された¥228は世帯還元データ(1001)の還元金額(1004)に累計される。同時に当該消費金額¥4,563は作業領域(1005)に累計される。
【0044】
作業領域(1005)に累計された消費金額が、還元対象月毎限度額「¥60,000」(409)の範囲内で、当該処理を繰り返す。還元対象月毎限度額「¥60,000」(409)は、予め定められた世帯タイプ別の一人あたりの還元対象月毎限度額を元に計算される。
【0045】
当該世帯はAタイプであるので、一人あたり還元対象月毎限度額テーブル(1401)の世帯タイプ「A」(1402)に相当する一人あたり還元対象月毎限度額「¥10,000」(1405)と、世帯情報(410)の構成人数「6」(408)とを乗算して得られる金額は¥60,000と算出され、世帯情報(410)の還元対象月毎限度額「¥60,000」(409)に格納される。
【0046】
還元対象月毎限度額を越えた場合には、消費金額の作業領域(1005)への累計のみを行う。最終的に作業領域(1005)の値が世帯毎還元データ(1001)のフラグ限度額「¥180,000」(406)に到達していると、フラグリストファイルから(908)当該世帯のフラグリスト(901)を検索し、フラグリスト(901)が存在すれば、当該処理月2002/1(907)をフラグ月(905)に書き込む。フラグリストがなければ新規にフラグリストを作成し、フラグリストファイル(908)に格納する。消費者属性情報に限度額を設定することで、他人の消費を自分の消費のように見せかける不正を、ある程度防止することも可能である。
フラグ限度額は行政機関が世帯毎に個別に設定すれば良い。
【0047】
尚、世帯毎還元データ(1001)の還元方式コード「A」(1003)は世帯情報データ(410)の還元方式コード「A」(405)が転記されたものである。世帯毎還元データ(1001)ができると、還元方式コード表(503)に従い、世帯毎の消費税還元用のデータを作成する。
【0048】
本実施の形態における日立花子(115)の世帯は、世帯情報データ(410)に還元方式コード「A」(405)と登録されており、還元方式コード表(503)によると還元方式コード「A」は現金を指定口座へ振込む(501)タイプであるため、日立花子の世帯用に世帯毎還元実施(指定口座振込み型)データ(1101)を作成する。
【0049】
世帯毎還元実施(指定口座振込み型)データ(1101)の指定口座情報「11403654」(1103)は、世帯情報データ(410)の指定口座情報「11403654」(404)を転記したものであり、振込み日「2002/3/5」(1104)は消費税還元サービスセンタ(110)の事務規定によるものであり、振込み金額「¥228」(1105)は世帯毎還元データ(1001)の還元金額「¥228」(1006)を転記したものである。
【0050】
世帯毎還元実施データ(指定口座振込み型)ファイル(1106)が作成されると、還元額の振込みが実施される。
フラグリストファイル(908)は行政機関に伝送され、当該世帯の世帯タイプ見直しに利用される。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態による還元システムによれば、消費者の購入能力を考慮した還元サービスを提供することができる。従って、購入能力の高い者と低い者との間の公平を計ることができる。また、消費者に消費を還元し購買意欲を高め、消費税を還元して社会保障を拡充する場合に、世帯毎の経済環境に見合った効果的な還元をすることができる。
【0052】
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
例えば、還元するものは、消費税の他に、より多くの消費を喚起する目的のクーポンなどであっても良い。また、還元者の意図を反映した還元率としても良い。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、消費者の購買意欲を増すことができ、消費者間における公平を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による消費税還元システムのシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける、消費から消費税還元までの流れを示すフローチャート図である。
【図3】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける消費者情報ファイルの構成例である。
【図4】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける世帯情報ファイルの構成例である。
【図5】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける還元方式コード表ファイルの構成例である。
【図6】本発明の一実施の形態による消費税還元システム中のクレジットカードシステムが作成する消費税還元用決裁データファイルの構成例であり、消費税還元センターへ伝送されるファイルである。
【図7】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける処理対象データファイルの構成例である。
【図8】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおけるクレジットカード会社の会員情報ファイルの構成例である。
【図9】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおけるフラグリストファイルの構成例である。
【図10】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける世帯毎還元データファイルの構成例である。
【図11】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける世帯毎還元実施データ(指定口座振込み型)ファイルの構成例である。
【図12】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける消費税還元率分類表ファイルの構成例である。
【図13】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける消費財分類表ファイルの構成例である。
【図14】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける一人あたり還元対象月毎限度額テーブルファイルの構成例である。
【図15】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける消費財管理テーブルファイルの構成例である。
【図16】本発明の一実施の形態による消費税還元システムにおける世帯タイプ判別表の構成例である。
【符号の説明】
102…クレジットカードシステム、104…消費データ、108…消費税還元用決裁データ、109…消費税還元システム、308…消費者情報、409…世帯情報、801…クレジットカード会社の会員情報、1201…消費税還元率分類表、1301…消費財分類表、1501…消費財管理テーブル、1601…世帯タイプ判別表。

Claims (4)

  1. 消費者に対して還元サービスを実行する還元システムであって、
    消費行為に対して、消費者の属性を示す消費者属性情報と消費財の属性を示す消費財属性情報とに基づいて、還元サービスの内容を決定することを特徴とする消費還元システム。
  2. 消費者に対して還元サービスを実行する還元システムであって、
    消費者の属性を示す消費者属性情報を記憶する第1の記憶手段と、消費財の属性を示す消費財属性情報を記憶する第2の記憶手段と、消費行為に対して前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とからそれぞれ取得した前記消費者属性情報と前記消費財属性情報とに基づいて還元サービスの内容を決定することを特徴とする還元サービス内容決定手段とを有する還元サービスセンタ
    を備えた消費還元システム。
  3. さらに、予め前記還元サービスセンタから得た情報に基づいて前記消費者が還元サービスの対象者であるか否かを判断し、前記還元サービスの対象者である場合には、前記消費還元センタに対して前記消費行為に関する情報を送るカードサービスセンタを備えた
    請求項2に記載の消費還元システム。
  4. 請求項1又は2に記載の還元システムであって、前記消費者属性情報に限度額を設定することを特徴とする消費還元システム。
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