JP2004003543A - Driving device for rotated body - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンターやカラーコピー等の画像形成装置、又は印刷装置に装着した被回転体(例えば、感光体ドラム、転写ローラ、紙搬送ローラ、紙搬送ベルト用駆動ローラ等)を回転するための被回転体の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラープリンターやカラーコピー等の画像形成装置又は印刷装置において、感光体ドラム、転写ローラ、紙搬送ローラ、紙搬送ベルト用駆動ローラ等を回転する駆動装置は、例えば、特開2000−23495号公報、特開平10−198187号公報、又は特開平8−300621号公報に開示してある。
【0003】
これらの公報においては、感光体ドラム、紙搬送ローラ等の駆動源として、感光体ドラムに直接連結したステッピングモータを用いている。また、これらの駆動源として、ギヤ減速機を連結した電動モータも用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示した、感光体ドラム、紙搬送ローラ等の駆動源として、ステッピングモータを直接連結したもの、ギヤ減速機に電動モータを連結したもの、にあっては、以下のような問題点がある。
【0005】
例えば、カラー印刷機は、黒、黄色、マゼンダ、シアン等の各色要素を次々と印刷していくことにより、全体的なカラー画像を作り出している。このとき、紙の送りが若干ずれただけでも、各色要素が紙面上でずれて、色むらが発生する。ギヤ式減速機では、構造上バックラッシュが発生し、これが色むらの原因となっている。
【0006】
また、ギヤ式減速機の場合、ギヤノイズが発生し、印刷機やコピー機が回りの環境に悪影響を与えるといったことがある。特に家庭用やオフィス用では、小さな騒音でも商品性を著しく低下させる。
【0007】
さらに、ステッピングモータを直接連結した方式では、モータを低回転・高トルクで回す場合があることから、モータの大型化やコントローラの複雑化、電源の大型化を招来する。いずれも装置全体のコスト増大や、サイズの大型化を招来する。
【0008】
本発明の目的は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、静かで且つ滑らかな動力伝達を行え、高い伝達効率を得ることができると共に、小型化・軽量化・低コスト化を図ることができる被回転体の駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る被回転体の駆動装置は、画像形成装置又は印刷装置に装着した被回転体を回転する駆動装置において、
トラクションドライブ式減速機の低速側シャフトに、被回転体を連結し、その高速側シャフトに、電動モータの駆動軸を連結したことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る被回転体の駆動装置は、前記被回転体は、感光体ドラム、転写ローラ、紙搬送ローラ、紙搬送ベルト用駆動ローラ、プレッシャーローラ、ヒートローラ、帯電ローラ、フィードローラ、マグローラ、現像ローラ、プラテンローラおよび圧胴のいずれかであることを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項3に係る被回転体の駆動装置は、前記トラクションドライブ式減速機は、ハウジングに回転自在に支持され、一端部に外輪を設けた低速側シャフトと、前記低速側シャフト及び前記外輪に対して偏心して、ハウジングに回転自在に支持された高速側シャフトと、前記外輪と前記高速側シャフトとの間に回転自在に支持された、少なくとも1個のガイドローラと少なくとも1個の可動ローラとから成るくさび作用を利用した摩擦ローラ式減速機であることを特徴とする。
【0012】
このように、本発明によれば、トラクションドライブ式減速機(特に、くさびローラ式減速機)を用いていることから、静かで且つ滑らかな動力伝達を行え、高い伝達効率を得ることができると共に、小型化・軽量化・低コスト化を図ることができる。
【0013】
また、トラクションドライブ装置(くさびローラ式減速機)は、摩擦駆動であり、バックラッシがないため、紙送りの精度が高まり、色むら等の不具合が無くなる。
【0014】
さらに、ギヤの噛み合いでないため、ノイズが発生しない。装置全体の発する騒音レベルを押さえる事ができ、特に家庭用やオフィス用での商品性が高められる。
【0015】
さらに、ステッピングモータを直接連結したものを使う事がないので、モータが小型化でき、コントローラの簡素化、電源の簡素化が図れる。
【0016】
さらに、くさびローラ式減速機は、焼きばめ式の遊星トラクション減速機とは異なり、トルク感応型の押付け力発生機構を備えているため、伝達効率が高い(98%以上)。このため、モータの駆動電流が小さくでき、装置全体の消費電力を下げられる。
【0017】
さらに、くさびローラ式減速機として、一方向にのみ駆動伝達する特性(ワンウェイクラッチ機能)のものを用いれば、例えばモータに誤動作が起こった場合でも、紙が逆方向に送られる事が無く、紙詰まりの可能性を排除できるフェールセーフ機構の側面も有している。
【0018】
また、前記くさびローラ式減速機は、正転時には、トルクを伝達する一方、逆転時には、空転してトルクを伝達しないワンウェイクラッチ機能を有していてもよく、または、前記くさびローラ式減速機は、正逆両方向の回転時にトルクを伝達する 前記くさびローラ式減速機は、正逆両方向の回転時にトルクを伝達するものであってもよい。
【0019】
なお、トラクションドライブ式変速機は、静かで滑らかであることから産業上の各種用途に開発され、さらに近年は自動車や自転車といったパーソナルユースに応用する試みがなされ、次世代の動力伝達方式として注目されている。
【0020】
トラクションドライブ式変速機とは、歯車伝動とは異なり、滑らかな表面をもつ少なくとも2個の回転体を強く押し付け、これらの間に潤滑油膜(例えばEHL油膜)を介在させて、動力を伝達する機構であり、その基礎式は、Ft=μ・Fcという簡単な摩擦の式で表される(Ft:トラクション力)。ここで、Fcは、押し付け力と呼び、この発生に様々な方法が開発されている。
【0021】
このトラクションドライブ式変速機の一つとして、くさび作用を利用した摩擦ローラ式変速機(以後本明細書中では、くさびローラ式変速機と記す)がある。くさびローラ式変速機とは、高速側シャフトの先端部の周囲に、該高速側シャフトに対し偏心した状態で、回転自在に設けられた外輪と、該高速側シャフトの外周面である駆動側円筒面と前記外輪の内周面である被駆動側円筒面との間に存在して、径方向に関する幅が円周方向に関して不同である環状空間内に配置される、それぞれの外周面を動力伝達用円筒面とした、少なくとも1個のガイドローラおよび少なくとも1個の可動ローラとを備えた変速機のことを言う。又、可動ローラとは、くさび作用により押付け力を発生するローラであり、半径方向、円周方向に動くローラのことを言う。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るくさびローラ式変速機を備えた被回転体の駆動装置を図面を参照しつつ説明する。
【0023】
まず、各実施形態に共通であるくさびローラ式変速機の内部構造について詳述し、次いで実施の形態について説明する。
【0024】
(くさびローラ式変速機の内部構造)
図1は、本発明の実施の形態に係り、くさびローラ式変速機を備えた被回転体の駆動装置の断面図である。図2は図1のb−b線に沿ったワンウェイクラッチ機能を有するくさびローラ式変速機の断面図であり、図3はくさびローラ式変速機の作用を説明する図であり、図4は正逆両方向の回転時にトルクを伝達可能なくさびローラ式変速機の断面図である。
【0025】
くさびローラ式変速機Aは、本実施の形態では、高速側シャフト17を入力側とし、低速側シャフト3(外輪側)を出力側とした減速機として作用する。但し、本装置は、高速側シャフト(外輪側)を入力側とした増速機にも適用できる。
【0026】
また、図2に示すように、くさびローラ式変速機Aは、正転時には、トルクを伝達する一方、逆転時には、空転してトルクを伝達しないワンウェイクラッチ機能を有しているものや、図4に示すように、正逆両方の回転時にトルクを伝達するものであっても良い。
【0027】
本発明の実施の形態に係るくさびローラ式変速機Aは、図1、図2において、略円筒状のハウジング1に、仕切板であるハウジング2が固定してある。ハウジング1には、低速側シャフト3が回転自在に支持してあり、ハウジング1内の低速側シャフト3の端部に、円盤状部材4が一体的に設けてあり、この円盤状部材4の外縁部に、外輪32が固定的に取付けてある。
【0028】
仕切板であるハウジング2には、高速側シャフト17が低速側シャフト3及び外輪32に対して偏心(オフセット)して回転自在に設けてある。
【0029】
図2に示すように、入力側の高速側シャフト17と出力側の低速側外輪32との間には、大径のガイドローラ37aと、小径のガイドローラ37bと、トルク伝達時に移動する可動ローラ38とが介装してある。
【0030】
可動ローラ38を回転自在に支持する支持軸39bは、図3に示すように、高速側シャフト17と外輪32との間で「くさび」に食い込む方向に移動できるように構成してあり、また、この「くさび」に食い込む方向にシリンダ孔46に設置した圧縮ばね等の弾性材47(図2参照)により付勢してある。
【0031】
これにより、図3に示すように、正転時には、可動ローラ38は、高速側シャフト17と外輪32との間で「くさび」に食い込む方向に移動し、押し付け力Fcを発生する。このFcによりトラクション力が発生し、トルクを伝達することができる。
【0032】
一方、逆転時には、可動ローラ38は、「くさび」から離れる方向に移動し、押し付け力Fc=0となり、高速側シャフト17が空転し、外輪32にトルクを伝達できなくなる。
【0033】
図2に示すように、外輪32の内周面と高速側シャフト17の先端部外周面との間には、径方向に関する幅が円周方向に関して不同である環状空間36が設けられる。
【0034】
この様な環状空間36内には、2個のガイドローラ37a、37bと1個の可動ローラ38とを設置して、上記くさびローラ式変速機Aを構成している。図2において、可動ローラ38は切欠いて部分的に示している。これら各ローラ37a、37b、38を設置する為に上記環状空間36部分には、3本の支持軸39a、39a、39bを設けている。これら3本の支持軸39a、39a、39bのうち、2本の支持軸39a,39aは、それぞれの両端部をハウジング2及び連結板14に形成した嵌合孔40、40に圧入固定している。従って、上記2本の支持軸39a,39aが、上記環状空間36内で円周方向或は直径方向に変位する事はない。これに対して、上記3本の支持軸39a、39a、39bのうち、図2の上部左側に位置する残り1本の支持軸39bは、両端部を上記ハウジング2及び連結板14に対し、上記外輪32の円周方向及び直径方向に関する若干の変位可能に支持している。この為に、上記ハウジング2及び連結板14の一部で上記1本の支持軸39bの両端部に整合する部分に、この支持軸39bの外径よりも大きな内径を有する支持孔41を形成し、これら各支持孔41に、上記支持軸39bの両端部を緩く係合させている。
【0035】
そして、上述の様に支持した各支持軸39a、39a、39bの中間部周囲に、それぞれ上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38を、それぞれラジアルニードル軸受42、42等の軸受(可動ローラの軸受は図示省略)により、回転自在に支持している。尚、上記連結板14を上記ハウジング2に結合固定する為、この連結板14の片面に突設した、前記各突部27、27は、この連結板14の円周方向に関して、上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38同士の間に存在する。言い換えれば、上記環状空間36内に上記各突部27、27と上記各ガイドローラ37a、37b又は可動ローラ38とが、上記環状空間36の円周方向に関して交互に存在する。又、これら各ガイドローラ37a、37b又は可動ローラ38の外周面と上記各突部27、27の円周方向側面とが干渉する(擦れ合う)事はない。
【0036】
この様にして、上記各支持軸39a、39a、39bにより上記ハウジング2と連結板14との間に回転自在に支持した、上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38の外周面である、動力伝達用円筒面43a、43a、43bは、それぞれ前記高速側シャフト17の先端部の外周面である駆動側円筒面44と前記外輪32の内周面である被駆動側円筒面45とに当接させている。前述した通り、上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38を設置した上記環状空間36の径方向に関する幅は、円周方向に関して不同である。この様に、この環状空間36の幅寸法を円周方向に関して不同にした分、上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38の外径を異ならせている。即ち、上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38のうち、それぞれ上記外輪32に対し高速側シャフト17の先端部が偏心している側(図2の上側)に位置する可動ローラ38及びガイドローラ37bの外径を、互いに同じにすると共に比較的小径にしている。これに対し、上記外輪32に対し高速側シャフト17の先端部が偏心しているのと反対側(図2の下側)に位置するガイドローラ37aの外径を、上記可動ローラ38及びガイドローラ37bの外径よりも大きくしている。そして、上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38の外周面である上記各動力伝達用円筒面43a、43a、43bを、それぞれ上記駆動側、被駆動側円筒面44、45に当接させている。
【0037】
尚、上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38のうち、各ガイドローラ37a、37bを支持した支持軸39a、39aの両端部は、前述の様に、前記ハウジング2及び連結板14に対し(環状空間36内に)固定している。これに対して、上記可動ローラ38を支持した支持軸39bは、やはり前述した様に上記ハウジング2及び連結板14に対し(環状空間36内に)、円周方向及び直径方向に関する若干の変位を可能に支持している。従って、上記可動ローラ38も、上記環状空間36内で円周方向及び直径方向に若干の変位可能である。そして、前記ハウジング2及び連結板14のシリンダ孔46内に設置した、圧縮ばね等の弾性材47により、上記可動ローラ38を支持した支持軸39bを、これら支持軸39bに回転自在に支持した可動ローラ38を前記環状空間36の幅の狭い部分に向け移動させるべく、弾性的に軽く押圧している。
【0038】
上述の様に構成するくさびローラ式変速機により回転軸を回転駆動する場合には、高速側シャフト17に駆動力を入力することにより、図2の時計方向に回転させる。この高速側シャフト17の回転は、上記各ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38を介して外輪32に伝わり、外輪32を図2の反時計方向に回転させる。上記高速側シャフト17と上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38との間の動力伝達、並びに、これらガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38と上記外輪32との間の動力伝達は、何れも摩擦伝達により行なわれる為、動力伝達時に発生する騒音並びに振動は低い。
【0039】
又、上記可動ローラ38は、上記高速側シャフト17から上記外輪32に伝達するトルクの大きさに応じた力で、前記環状空間36の幅が狭い部分(図2の上部中央部分)に食い込む傾向となる。この為、上記外輪32の内周面である被駆動側円筒面45と上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38の外周面である動力伝達用円筒面43a、43a、43bとの当接部、並びに、これら各動力伝達用円筒面43a、43a、43bと上記高速側シャフト17の外周面である駆動側円筒面44との当接部の面圧は、何れも、上記トルクが大きくなる程高くなる。逆に言えば、このトルクが小さい場合には、上記各当接部の面圧が低い状態となる。この為、これら各当接部の面圧を、伝達すべきトルクに合わせた適正値にして、トルク伝達を効率良く行なえる。
【0040】
即ち、上記高速側シャフト17が図2で時計方向に回転し、上記外輪32を反時計方向に回転させる際には、上記可動ローラ38が、上記高速側シャフト17の外周面である駆動側円筒面44及び上記外輪32の内周面である被駆動側円筒面45から、前記弾性材47による押圧力と同方向の力を受けて、上記環状空間36の幅の狭い部分、即ち、図2の上部中央に向け移動する傾向となる。
【0041】
この結果、上記可動ローラ38の外周面である動力伝達用円筒面43bが、上記被駆動側円筒面45と上記駆動側円筒面44とを強く押圧する。そして、この動力伝達用円筒面43bと上記駆動側円筒面44との当接部である内径側当接部48、及び、この動力伝達用円筒面43bと上記被駆動側円筒面45との当接部である外径側当接部49の当接圧が高くなる。この様に上記可動ローラ38に関する内径側、外径側両当接部48、49の当接圧が高くなると、この可動ローラ38の外周面である動力伝達用円筒面43bにより押圧される、上記高速側シャフト17及び上記外輪32が、弾性変形や組み付け隙間により、直径方向に僅かに変位する。この結果、前記各ガイドローラ37a、37bに関する内径側、外径側両当接部48、49の当接圧が高くなる。そして、これら各内径側、外径側両当接部48、49での摩擦係合に基き、上記高速側シャフト17の回転力を、上記ガイドローラ37a、37b及び可動ローラ38を介して上記外輪32に伝達自在となる。
【0042】
上述の様にして、上記可動ローラ38を上記環状空間36の幅の狭い部分に向け移動させようとする力は、上記高速側シャフト17から上記外輪32に伝達する回転駆動力の大きさに応じて変化する。そして、この力が大きくなる程、上記内径側、外径側両当接部48、49の当接圧が高くなる。従って、この様な作用に基づき、上記伝達する回転駆動力に応じた当接圧を自動的に選定して、くさびローラ式変速機Aの伝達効率を確保できる。
【0043】
図2に示した例の場合には、くさびローラ式変速機Aは、ワンウェイクラッチ機能を備えており、上記外輪32の回転速度が上記高速側シャフト17の回転速度に見合う速度、即ち、この高速側シャフト17の回転速度にくさびローラ式変速機Aの減速比を掛けた速度よりも速くなった場合には、このくさびローラ式変速機Aの接続が断たれる。即ち、この場合には、上記可動ローラ38が、前記弾性材47の弾力に抗して、上記環状空間36の幅の広い側(図2の左下側)に変位する。この結果、上記内径側、外径側両当接部48、49の当接圧が低下若しくは喪失して、上記高速側シャフト17の回転が上記外輪32にまでは伝わらなくなる。
【0044】
次に、図4に示す、正逆両方向の回転時にトルクを伝達可能なくさびローラ式変速機について説明する。
【0045】
図4は、高速側シャフト17(図1参照)を時計、反時計の両方向に回転駆動自在な構造について示している。この様な本例の構造の揚合には、くさびローラ式変速機Aを構成する3個のローラとして、1個のガイドローラ37と2個の可動ローラ38a,38bとを便用している。このうち、環状空間36のうちで最も幅が広くなった部分に設置したローラを、比較的大径で設置位置が変化しないガイドローラ37としている。これに対して、上記環状空間36の幅が最も狭くなった部分を挟んで設けた1対のローラを、それぞれ比較的小径で円周方向及び直径方向に関する若干の変位を可能にした可動ローラ38a,38bとしている。そして、これら各可動ローラ38a,38bを支持した各支持軸39b,39bを、上記環状空間36の最も幅が狭くなった部分に向けそれぞれ弾性的に押圧している。
【0046】
上述の様に構成する本例の構造の場合には、高速側シャフト17が図4で時計方向に回転する場合には、同図で左側の可動ローラ38aが上記環状空間36の幅が狭くなった部分に食い込む。これに対して、上記高速側シャフト17が図4で反時計方向に回転する場合には、同図で右側の可動ローラ38bが上記環状空間36の幅が狭くなった部分に食い込む。又、本例の場合には、これら各可動ローラ38a,38bを支持した支持軸39b,39bの両端部を支持する為、ハウジング2及び連結板14に形成した支持孔41a,41aの、上記環状空間36の円周方向に関する長さを規制している。具体的には、これら各支持孔41a,41aのうち、上記環状空間36の幅が広い側(図4の下側)の端部の位置を、前述した図2で示した場合よりも、この環状空間36の最も幅が狭くなった位置に近づけている。そして、上記各可動ローラ38a,38bが、上記環状空間36の幅の広い側に過度に退避しない様にしている。
【0047】
上述の様に構成する本例の場合には、上記高速側シャフト17が時計、反時計の何れの方向に回転する場合でも、何れかの可動ローラ38a(38b)が上記環状空間36の幅の狭い部分に食い込み、当該可動ローラ38a(38b)に関する内径側、外径側各当接部48,49の当接圧を高める。一方、上記環状空間36の幅の狭い部分から退避する方向に変位する可動ローラ38b(38a)に関しても、その退避量は限られる。この結果、両可動ローラ38a,38b及び前記ガイドローラ37に関して、内径側、外径側各当接部48,49の当接圧が十分に上昇し、上記高速側シャフト17から外輪32にまで、動カを効率良く伝達できる。この様に、高速側シャフト17から外輪32への時計、反時計の両方向の動力伝達を可能にした点以外は、図2に前述した場合と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
【0048】
(本発明の実施の形態)
図1は、図1は、本発明の実施の形態に係り、くさびローラ式変速機を備えた被回転体の駆動装置の断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係り、デジタルフルカラーのタンデム型複写機の模式的断面図である。図6は、トラクション係数と滑り率との関係を示すグラフである。
【0049】
図5に示すように、本発明に係る被回転体の駆動装置の実施の形態を、デジタルフルカラーのタンデム型複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した例について説明する。
【0050】
図5は、複写機101の全体の構成を示す図である。同図に示すように複写機101は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部110と、読み取った画像を記録シートS上にプリントして再現するプリンタ部120とから構成されている。
【0051】
イメージリーダ部110は、原稿ガラス板(不図示)に載置された原稿の画像をスキャナを移動させて読み取る公知のものであって、原稿画像は、赤(R),緑(G),青(B)の三色に色分解されて、不図示のCCDイメージセンサ(以下、「CCDセンサ」という)により電気信号に変換され、これにより原稿のR、G、Bの画像データが得られる。
【0052】
このイメージリーダ部110で得られた各色成分毎の画像データは、制御部100において各種のデータ処理を受け、更にシアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される(以下、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する)。画像データは、制御部100内の画像メモリに各再現色ごとに一旦格納され、記録シートSの供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、レーザダイオードの駆動信号となる。
【0053】
プリンタ部120は、電子写真方式により画像を形成するものであって、搬送ベルト131が張架されてなる記録シート搬送部130と、搬送ベルト131に対向して記録シート搬送方向上流側(以降、単に「上流側」という)から搬送方向下流側(以降、単に「下流側」という)に沿って所定間隔で配置されたC、M、Y、Kの各色の画像プロセス部140C〜140Kと、各画像プロセス部140C〜140Kに対応して設けられた露光走査部150C〜150Kと、記録シート搬送部130の上流側に配設された給紙部160と、下流側に配置された定着部170などを備える。
【0054】
記録シート搬送部130は、給紙部160から1枚ずつ給紙される記録シートSを上記各感光体ドラム141C〜141K直下の転写位置、定着装置170へと順次搬送するものであって、搬送ベルト131と、同ベルトが張架される駆動ローラ132,従動ローラ133およびテンションローラ134や、搬送ベルト131に帯電した電荷を除電するベルト除電器135、搬送ベルト131の外周面を清掃するベルトクリーナ136などからなる。
【0055】
テンションローラ134は、図示しない引っ張りばねで矢印dの方向に引っ張られており、これによって、搬送ベルト131の張力が一定に保持されており、駆動ローラ132が、図示しないモータによって矢印bの向きに回転駆動されて、普通紙にコピーする場合にはハイシステムスピードで、厚紙にコピーする場合にはハイシステムスピードの半速であるローシステムスピードで搬送ベルト131が矢印cの方向に走行するようになっている。
【0056】
露光走査部150C〜150Kは、上記制御部100から出力された駆動信号を受けたレーザ光を出射するレーザダイオードや、このレーザ光を偏向して感光体ドラム141C〜141K上を主走査方向に露光走査させるためのポリゴンミラー等を備える。
【0057】
画像プロセス部140C〜140Kは、周速が上記システムスピードで図示矢印a方向に回転駆動される同径の感光体ドラム141C〜141Kを中心に構成され、この周囲に配されたクリーナ142C〜142K、帯電チャージャ143C〜143K、現像器144C〜144Kや、搬送ベルト131を介して感光体ドラム141C〜141K直下に配設される転写チャージャ145C〜145Kなどからなる。
【0058】
給紙部160は、所定サイズの記録シートSを積層収容しておくための給紙カセット161と、この記録シートSを給紙カセット161から繰り出すための給紙ローラ162と、捌きローラ163と、縦搬送ローラ164a,164bと、記録シートSを繰り出すタイミングをとるためのタイミングローラ165などを備える。また、給紙部160は、手差しテーブル166上にセットされた記録シートSを繰り出すための給紙ローラ167と、捌きローラ168とを備えている。
【0059】
次に、作用を説明する。記録シートSが厚紙であると、撓みにくいため、これを給紙カセットから縦搬送ローラ164a,164bを介してタイミングローラ165まで搬送する際に紙詰まりが発生するおそれが高くなる。このため、この複写機101においては、厚紙は、手差しテーブル166上にセットするようになっている。そして、給紙ローラ167の上流側には、手差しテーブル166にセットされた記録シートSを検出するための記録シート検出センサが設けられており、記録シート検出センサが記録シートを検出した場合には、ローシステムスピードに、記録シートを検出しない場合にはハイシステムスピードに制御部100が設定するようになっている。
【0060】
露光走査部150C〜150Kのレーザダイオードは、上記制御部100からの駆動信号を受けてレーザ光をそれぞれ出射し、このレーザ光が、等速で回転するポリゴンミラーのミラー面で反射して偏向され、感光体ドラム141C〜141Kの表面をそれぞれ露光走査する。感光体ドラム141C〜141Kは、前記露光を受ける前にクリーナ142C〜142Kで表面の残存トナーが除去され、さらにイレーザランプ(不図示)に照射されて除電された後、帯電チャージャ143C〜143Kにより一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、感光体ドラム141C〜141Kの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、それぞれ各色の現像器144C〜144Kにより現像され、これにより感光体ドラム141C〜141K表面にC,M,Y,Kのトナー像が形成される。
【0061】
その一方で、給紙カセット161に収容された記録シートSや手差しテーブル166にセットされた記録シートSは、タイミングローラ165へ案内され、タイミングローラ165で上述の感光体ドラム141C〜141Kにおける作像動作と同期して搬送ベルト131上へ給紙され、当該搬送ベルト131で搬送されてくる記録シートS上に、各色のトナー像が転写チャージャ145C〜145Kの静電力により順次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が、搬送されてくる記録シートSの同じ位置に重ね合わせて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずれして実行される。
【0062】
各色のトナー像が多重転写された記録シートSは、定着部170まで搬送されて、ここでシステムスピードに同期回転する一対のロータにより高温で加圧されて記録シートS表面のトナー粒子がシート表面に確実に定着し、その後、排紙トレイ171上に排出され、これにより原稿の画像データに基づく画像形成が終了する。
【0063】
なお、イメージリーダ部110の手前側上部の操作しやすい位置には、操作パネル(図示略)が設置されており、これにより操作者が、複写枚数、複写濃度などのコピーモードを設定し、あるいはコピー開始を指定できるようになっている。
【0064】
次に、図1に示すように、本実施の形態に係る被回転体の駆動装置では、くさびローラ式変速機Aは、減速機であり、高速側シャフト17に、電動モータ50の駆動軸51が一体的に連結してある。なお、くさびローラ式変速機Aと、電動モータ50とは、一体的に構成してあり、モータ一体くさびローラ式変速機として構成してある。電動モータ50はハウジングに固定されたステータ52と駆動軸51に一体のロータ53とから成る。
【0065】
低速側シャフト3には、被回転体Xが装着してある。被回転体Xは、画像形成装置又は印刷装置において、例えば、感光体ドラム141C〜141K、転写ローラ、紙搬送ローラ162,167(給紙ローラ)、紙搬送ベルト用駆動ローラ132、プレッシャーローラ、ヒートローラ、帯電ローラ、フィードローラ、マグローラ、現像ローラ、プラテンローラおよび圧胴のいずれかである。これらは、例示であり、被回転体Xは、これらに限定されるものではない。
【0066】
また、くさびローラ式減速機Aは、一回転方向にのみ駆動伝達できるタイプ(図2)でもよく、この場合には、転写ロール・感光体ドラムなど一方向にのみ回転する部位に使用され、これにより、モータ誤動作による紙詰まりの可能性を排除できる。
【0067】
さらに、くさびローラ式減速機Aは、両回転方向に駆動伝達できるタイプ(図4)でもよく、両方向回転が必要な部位、例えば両面印刷のための紙送り装置などに用いられる。
【0068】
さらに、トラクションドライブ装置(くさびローラ式減速機A)では、動力伝達部で微小な滑りが発生するが0.5%以下の滑りであって、実用上は問題とならない。図6は、滑り率とトラクション係数の関係を示している。印刷機械のような用途では、前述の理由により滑りを小さめに設計する事が望ましいので、トラクション係数を低め(0.08以下)に設定するのが良い。
【0069】
本実施の形態によれば、トラクションドライブ式減速機(特に、くさびローラ式減速機A)を用いていることから、静かで且つ滑らかな動力伝達を行え、高い伝達効率を得ることができると共に、小型化・軽量化・低コスト化を図ることができる。
【0070】
また、トラクションドライブ装置(くさびローラ式減速機A)は、摩擦駆動であり、バックラッシがないため、紙送りの精度が高まり、色むら等の不具合が無くなる。
【0071】
さらに、ギヤの噛み合いでないため、ノイズが発生しない。装置全体の発する騒音レベルを押さえる事ができ、特に家庭用やオフィス用での商品性が高められる。
【0072】
さらに、ステッピングモータを直接連結したものを使う事がないので、モータが小型化でき、コントローラの簡素化、電源の簡素化が図れる。
【0073】
さらに、くさびローラ式減速機Aは、焼きばめ式の遊星トラクション減速機とは異なり、トルク感応型の押付け力発生機構を備えているため、伝達効率が高い(98%以上)。このため、モータの駆動電流が小さくでき、装置全体の消費電力を下げられる。
【0074】
さらに、くさびローラ式減速機Aとして、一方向にのみ駆動伝達する特性(ワンウェイクラッチ機能)のものを用いれば、例えばモータに誤動作が起こった場合でも、紙が逆方向に送られる事が無く、紙詰まりの可能性を排除できるフェールセーフ機構の側面も有している。
【0075】
上述の実施形態においては、デジタルフルカラーのタンデム型複写機について例示したが、本発明に係るくさびローラ式変速機を備えた被回転体の駆動装置は、カラーレーザプリンタ、モノクロレーザプリンタ、モノクロ複写機、インクジェットプリンタ、ドットプリンタ、熱転写プリンタ、サーマルプリンタ、さらには印刷機や輪転機等にも使用できる。
【0076】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、トラクションドライブ式減速機(特に、くさびローラ式減速機)を用いていることから、静かで且つ滑らかな動力伝達を行え、高い伝達効率を得ることができると共に、小型化・軽量化・低コスト化を図ることができる。
【0078】
また、トラクションドライブ装置(くさびローラ式減速機)は、摩擦駆動であり、バックラッシがないため、紙送りの精度が高まり、色むら等の不具合が無くなる。
【0079】
さらに、ギヤの噛み合いでないため、ノイズが発生しない。装置全体の発する騒音レベルを押さえる事ができ、特に家庭用やオフィス用での商品性が高められる。
【0080】
さらに、ステッピングモータを直接連結したものを使う事がないので、モータが小型化でき、コントローラの簡素化、電源の簡素化が図れる。
【0081】
さらに、くさびローラ式減速機は、焼きばめ式の遊星トラクション減速機とは異なり、トルク感応型の押付け力発生機構を備えているため、伝達効率が高い(98%以上)。このため、モータの駆動電流が小さくでき、装置全体の消費電力を下げられる。
【0082】
さらに、くさびローラ式減速機は、一方向にのみ駆動伝達する特性(ワンウェイクラッチ機能)を持っているため、例えばモータに誤動作が起こった場合でも、紙が逆方向に送られる事が無く、紙詰まりの可能性を排除できるフェールセーフ機構の側面も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、くさびローラ式変速機を備えた被回転体の駆動装置の断面図である。
【図2】図1のb−b線に沿った断面図。
【図3】くさびローラ式変速機の作用を説明する図。
【図4】本発明に係る、正逆両方向の回転時にトルク伝達可能なくさびローラ式変速機の断面図。
【図5】本発明の実施の形態に係り、デジタルフルカラーのタンデム型複写機の模式的断面図である。
【図6】トラクション係数と滑り率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 ハウジング(仕切板)
3 低速側シャフト
4 円盤状部材
14 連結板
17 高速側シャフト
22 滑り軸受
26 予圧部材
27 突部
31 深溝玉軸受
32 外輪(低速側シャフト)
36 環状空間
37、37a、37b ガイドローラ
38、38a、38b 可動ローラ
39a、39b 支持軸
40 嵌合孔
41,41a 支持孔
42 ラジアルニードル軸受
43 動力伝達用円筒面
44 駆動側円筒面
45 被駆動側円筒面
46 シリンダ孔
47 弾性材
48 内径側当接部
49 外径側当接部
50 電動モータ
51 駆動軸
100 制御部
101 複写機
110 イメージリーダ部
120 プリンタ部
130 記録シート搬送部
131 搬送ベルト
132 駆動ローラ
133 従動ローラ
134 テンションローラ
135 ベルト除電器
136 ベルトクリーナ
140 画像プロセス部
141 感光体ドラム
142 クリーナ
143 帯電チャージ
144 現像器
145 転写チャージ
150 露光走査部
160 給紙部
161 給紙カセット
162 給紙ローラ
163 捌きローラ
164a,b 縦搬送ローラ
165 タイミングローラ
166 手差しテーブル
167 給紙ローラ
168 捌きローラ
170 定着部
171 排紙トレイ
A くさびローラ式変速機(減速機)
X 被回転体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is for rotating an object to be rotated (for example, a photosensitive drum, a transfer roller, a paper transport roller, a drive roller for a paper transport belt, etc.) mounted on an image forming apparatus such as a color printer or a color copy, or a printing apparatus. The present invention relates to a driving device for a driven member.
[0002]
[Prior art]
In an image forming apparatus or a printing apparatus such as a color printer or a color copy, a driving device that rotates a photosensitive drum, a transfer roller, a paper transport roller, a drive roller for a paper transport belt, and the like, for example, JP-A-2000-23495, It is disclosed in JP-A-10-198187 or JP-A-8-200621.
[0003]
In these publications, a stepping motor directly connected to the photoconductor drum is used as a drive source for the photoconductor drum, a paper conveyance roller, and the like. Further, as these drive sources, an electric motor to which a gear reducer is connected is also used.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the following problems are encountered in the above-mentioned publications in which a stepping motor is directly connected as a drive source of a photosensitive drum, a paper conveying roller, and the like, and a gear reducer is connected to an electric motor. There are points.
[0005]
For example, a color printer creates an overall color image by printing each color element such as black, yellow, magenta, and cyan one after another. At this time, even if the paper feed is slightly deviated, each color element is deviated on the paper surface, causing color unevenness. In a gear type speed reducer, backlash occurs due to its structure, which causes color unevenness.
[0006]
Further, in the case of a gear type speed reducer, a gear noise may be generated, which may adversely affect the environment around a printing machine or a copying machine. In particular, for home use and office use, even a small noise significantly lowers the commercial value.
[0007]
Further, in the system in which the stepping motors are directly connected, the motor may be rotated at a low rotation speed and a high torque, which results in an increase in the size of the motor, an increase in the complexity of the controller, and an increase in the power supply. In any case, the cost of the entire apparatus is increased and the size is increased.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention has been made in view of the above-described circumstances, and enables quiet and smooth power transmission, high transmission efficiency, and reduction in size, weight, and cost. It is an object of the present invention to provide a driven device for a rotating body capable of achieving the following.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a driving device for a rotated body according to
A rotating body is connected to a low-speed side shaft of the traction drive type reduction gear, and a drive shaft of an electric motor is connected to the high-speed side shaft.
[0010]
Further, in the driving device for a driven body according to claim 2, the driven body includes a photosensitive drum, a transfer roller, a paper transport roller, a drive roller for a paper transport belt, a pressure roller, a heat roller, a charging roller, and a feed roller. , A magnet roller, a developing roller, a platen roller, or an impression cylinder.
[0011]
Further, in the driving device for a driven body according to
[0012]
As described above, according to the present invention, since a traction drive type speed reducer (particularly, a wedge roller type speed reducer) is used, quiet and smooth power transmission can be performed, and high transmission efficiency can be obtained. In addition, size, weight, and cost can be reduced.
[0013]
Further, the traction drive device (wedge roller type speed reducer) is a friction drive and has no backlash, so that the accuracy of paper feeding is improved and defects such as color unevenness are eliminated.
[0014]
Further, since there is no gear engagement, no noise is generated. The noise level generated by the entire apparatus can be suppressed, and the commercial value especially for home use and office use can be enhanced.
[0015]
Further, since there is no need to use a motor in which stepping motors are directly connected, the motor can be downsized, the controller can be simplified, and the power supply can be simplified.
[0016]
Further, unlike the shrink fit type planetary traction speed reducer, the wedge roller type speed reducer has a torque-sensitive pressing force generating mechanism, so that the transmission efficiency is high (98% or more). Therefore, the drive current of the motor can be reduced, and the power consumption of the entire apparatus can be reduced.
[0017]
Further, if a wedge roller type speed reducer having a characteristic of transmitting drive in one direction only (one-way clutch function) is used, for example, even if a motor malfunctions, the paper is not sent in the reverse direction, and It also has aspects of a fail-safe mechanism that can eliminate the possibility of clogging.
[0018]
Further, the wedge roller type speed reducer may have a one-way clutch function that transmits torque during forward rotation, and idles and does not transmit torque during reverse rotation, or the wedge roller type speed reducer may The wedge roller type speed reducer that transmits torque when rotating in both forward and reverse directions may transmit torque when rotating in both forward and reverse directions.
[0019]
The traction drive type transmission has been developed for various industrial uses because of its quietness and smoothness. In recent years, attempts have been made to apply it to personal use such as automobiles and bicycles, and it has attracted attention as a next-generation power transmission system. ing.
[0020]
A traction drive type transmission is different from a gear transmission in that at least two rotating bodies having a smooth surface are strongly pressed and a lubricating oil film (for example, an EHL oil film) is interposed therebetween to transmit power. The basic formula is represented by a simple friction formula of Ft = μ · Fc (Ft: traction force). Here, Fc is called a pressing force, and various methods have been developed for generating the pressing force.
[0021]
As one of the traction drive type transmissions, there is a friction roller type transmission utilizing a wedge action (hereinafter referred to as a wedge roller type transmission). A wedge roller type transmission is an outer ring rotatably provided around an end of a high speed side shaft in an eccentric state with respect to the high speed side shaft, and a drive side cylinder which is an outer peripheral surface of the high speed side shaft. Power transmission between respective outer peripheral surfaces, which are arranged in an annular space that is disposed between the outer peripheral surface and a driven-side cylindrical surface that is an inner peripheral surface of the outer ring and has a radial width that is not uniform in the circumferential direction. A transmission having at least one guide roller and at least one movable roller as a cylindrical surface for use. The movable roller is a roller that generates a pressing force by a wedge action, and is a roller that moves in a radial direction and a circumferential direction.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a driven device for a rotating body including a wedge roller type transmission according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
First, the internal structure of the wedge roller type transmission common to the embodiments will be described in detail, and then the embodiments will be described.
[0024]
(Internal structure of wedge roller type transmission)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a driving device for a driven body provided with a wedge roller type transmission according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the wedge roller type transmission having a one-way clutch function along the line bb in FIG. 1, FIG. 3 is a diagram illustrating the operation of the wedge roller type transmission, and FIG. It is sectional drawing of the wedge roller type transmission which can transmit a torque at the time of rotation of both reverse directions.
[0025]
In this embodiment, the wedge roller type transmission A functions as a speed reducer having the high
[0026]
Also, as shown in FIG. 2, the wedge roller type transmission A has a one-way clutch function that transmits torque during forward rotation, but does not transmit torque when rotating reversely, As shown in FIG. 7, torque may be transmitted during both forward and reverse rotations.
[0027]
In a wedge roller type transmission A according to an embodiment of the present invention, a housing 2 which is a partition plate is fixed to a substantially
[0028]
The high-
[0029]
As shown in FIG. 2, between the high-
[0030]
As shown in FIG. 3, the
[0031]
As a result, as shown in FIG. 3, during normal rotation, the
[0032]
On the other hand, at the time of reverse rotation, the
[0033]
As shown in FIG. 2, between the inner peripheral surface of the
[0034]
In the
[0035]
The
[0036]
In this way, the outer peripheral surfaces of the
[0037]
Note that, of the
[0038]
When the rotating shaft is rotationally driven by the wedge roller type transmission configured as described above, the driving force is input to the high-
[0039]
Further, the
[0040]
That is, when the high
[0041]
As a result, the power transmission cylindrical surface 43b, which is the outer peripheral surface of the
[0042]
As described above, the force for moving the
[0043]
In the case of the example shown in FIG. 2, the wedge roller type transmission A has a one-way clutch function, and the rotation speed of the
[0044]
Next, a wedge roller type transmission shown in FIG. 4 that can transmit torque when rotating in both forward and reverse directions will be described.
[0045]
FIG. 4 shows a structure in which the high-speed shaft 17 (see FIG. 1) is rotatable in both clockwise and counterclockwise directions. In such a configuration of the present example, one
[0046]
In the case of the structure of the present embodiment configured as described above, when the high-
[0047]
In the case of the present embodiment configured as described above, even when the high-
[0048]
(Embodiment of the present invention)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a driving device for a driven body including a wedge roller type transmission according to an embodiment of the present invention. FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a digital full-color tandem-type copying machine according to an embodiment of the present invention. FIG. 6 is a graph showing the relationship between the traction coefficient and the slip ratio.
[0049]
As shown in FIG. 5, a description will be given of an example in which an embodiment of a device for driving a rotating body according to the present invention is applied to a digital full-color tandem-type copying machine (hereinafter, simply referred to as "copying machine").
[0050]
FIG. 5 is a diagram showing the entire configuration of the copying
[0051]
The
[0052]
The image data for each color component obtained by the
[0053]
The
[0054]
The recording
[0055]
The
[0056]
The
[0057]
The image processing units 140C to 140K are configured around
[0058]
The
[0059]
Next, the operation will be described. If the recording sheet S is thick paper, it is unlikely to bend, so that when the recording sheet S is transported from the paper feed cassette to the
[0060]
The laser diodes of the
[0061]
On the other hand, the recording sheet S stored in the
[0062]
The recording sheet S on which the toner images of each color are transferred in a multiplex manner is conveyed to a
[0063]
An operation panel (not shown) is provided at an easy-to-operate position on the upper side on the front side of the
[0064]
Next, as shown in FIG. 1, in the driving device for the driven body according to the present embodiment, the wedge roller type transmission A is a reduction gear, and the
[0065]
The rotating body X is mounted on the low-
[0066]
Further, the wedge roller type speed reducer A may be of a type capable of transmitting drive only in one rotation direction (FIG. 2). In this case, it is used for a portion which rotates only in one direction such as a transfer roll and a photosensitive drum. Thus, the possibility of paper jam due to a malfunction of the motor can be eliminated.
[0067]
Further, the wedge-roller type speed reducer A may be of a type capable of transmitting drive in both rotation directions (FIG. 4), and is used for a part which requires rotation in both directions, for example, a paper feeder for double-sided printing.
[0068]
Further, in the traction drive device (wedge roller type speed reducer A), a slight slip occurs in the power transmission unit, but the slip is 0.5% or less, which is not a problem in practical use. FIG. 6 shows the relationship between the slip ratio and the traction coefficient. In an application such as a printing machine, it is desirable to design the slippage to be small for the above-described reason. Therefore, the traction coefficient is preferably set to a low value (0.08 or less).
[0069]
According to the present embodiment, since the traction drive type speed reducer (in particular, the wedge roller type speed reducer A) is used, quiet and smooth power transmission can be performed, and high transmission efficiency can be obtained. The size, weight, and cost can be reduced.
[0070]
Further, the traction drive device (wedge roller type speed reducer A) is a friction drive and has no backlash, so that the accuracy of paper feeding is improved and problems such as color unevenness are eliminated.
[0071]
Further, since there is no gear engagement, no noise is generated. The noise level generated by the entire apparatus can be suppressed, and the commercial value especially for home use and office use can be enhanced.
[0072]
Further, since there is no need to use a motor in which stepping motors are directly connected, the motor can be downsized, the controller can be simplified, and the power supply can be simplified.
[0073]
Further, unlike the shrink-fit type planetary traction speed reducer, the wedge roller type speed reducer A has a torque-sensitive pressing force generating mechanism, so that the transmission efficiency is high (98% or more). Therefore, the drive current of the motor can be reduced, and the power consumption of the entire apparatus can be reduced.
[0074]
Further, if the wedge roller type speed reducer A has a characteristic of transmitting drive in only one direction (one-way clutch function), for example, even if a malfunction occurs in the motor, the paper is not fed in the reverse direction, It also has aspects of a fail-safe mechanism that can eliminate the possibility of paper jams.
[0075]
In the above embodiment, a digital full-color tandem copying machine has been described as an example. However, a driving device for a rotating body including a wedge roller type transmission according to the present invention is a color laser printer, a monochrome laser printer, a monochrome copying machine. It can also be used for ink jet printers, dot printers, thermal transfer printers, thermal printers, and even printing presses and rotary presses.
[0076]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be variously modified.
[0077]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since a traction drive type speed reducer (particularly, a wedge roller type speed reducer) is used, quiet and smooth power transmission can be performed, and high transmission efficiency can be obtained. It is possible to reduce the size, weight and cost.
[0078]
Further, the traction drive device (wedge roller type speed reducer) is a friction drive and has no backlash, so that the accuracy of paper feeding is improved and defects such as color unevenness are eliminated.
[0079]
Further, since there is no gear engagement, no noise is generated. The noise level generated by the entire apparatus can be suppressed, and the commercial value especially for home use and office use can be enhanced.
[0080]
Further, since there is no need to use a motor in which stepping motors are directly connected, the motor can be downsized, the controller can be simplified, and the power supply can be simplified.
[0081]
Further, unlike the shrink fit type planetary traction speed reducer, the wedge roller type speed reducer has a torque-sensitive pressing force generating mechanism, so that the transmission efficiency is high (98% or more). Therefore, the drive current of the motor can be reduced, and the power consumption of the entire apparatus can be reduced.
[0082]
Further, since the wedge roller type speed reducer has a characteristic of transmitting the drive only in one direction (one-way clutch function), for example, even if the motor malfunctions, the paper is not fed in the reverse direction, and the paper is not sent in the reverse direction. It also has aspects of a fail-safe mechanism that can eliminate the possibility of clogging.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a driving device for a rotating body including a wedge roller type transmission according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line bb in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram illustrating the operation of a wedge roller type transmission.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a wedge roller type transmission capable of transmitting torque when rotating in both forward and reverse directions according to the present invention.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a digital full-color tandem-type copying machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a graph showing a relationship between a traction coefficient and a slip ratio.
[Explanation of symbols]
1 Housing
2 Housing (partition plate)
3 Low speed shaft
4 Disc-shaped members
14 Connecting plate
17 High speed side shaft
22 Plain bearing
26 Preload member
27 Projection
31 Deep groove ball bearings
32 Outer ring (low-speed side shaft)
36 Annular space
37, 37a, 37b Guide roller
38, 38a, 38b Movable roller
39a, 39b Support shaft
40 mating hole
41, 41a support holes
42 Radial needle bearing
43 Cylindrical surface for power transmission
44 Drive side cylindrical surface
45 Driven side cylindrical surface
46 Cylinder hole
47 Elastic material
48 Inside contact part
49 Outer diameter side contact part
50 electric motor
51 Drive shaft
100 control unit
101 Copier
110 Image Reader
120 Printer section
130 Recording sheet transport section
131 conveyor belt
132 drive roller
133 driven roller
134 tension roller
135 Belt static eliminator
136 Belt cleaner
140 Image processing section
141 Photoconductor drum
142 cleaner
143 charge
144 developer
145 Transfer charge
150 Exposure scanning section
160 paper feeder
161 paper cassette
162 paper feed roller
163 Handling roller
164a, b Vertical transport roller
165 Timing roller
166 manual feed table
167 Paper feed roller
168 Handling roller
170 fixing unit
171 Output tray
A Wedge roller type transmission (reduction gear)
X rotated object
Claims (5)
トラクションドライブ式減速機の低速側シャフトに、被回転体を連結し、その高速側シャフトに、電動モータの駆動軸を連結または高速側シャフトが電動モータの駆動軸そのものであることを特徴とする被回転体の駆動装置。In a driving device that rotates a rotating body attached to an image forming apparatus or a printing apparatus,
A driven body is connected to the low-speed shaft of the traction drive type speed reducer, and the drive shaft of the electric motor is connected to the high-speed shaft, or the high-speed shaft is the drive shaft of the electric motor itself. Driving device for rotating body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160104A JP2004003543A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Driving device for rotated body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160104A JP2004003543A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Driving device for rotated body |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004003543A true JP2004003543A (en) | 2004-01-08 |
JP2004003543A5 JP2004003543A5 (en) | 2005-09-29 |
Family
ID=30429638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002160104A Withdrawn JP2004003543A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Driving device for rotated body |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004003543A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113219802A (en) * | 2021-04-30 | 2021-08-06 | 龙南格林园艺制品有限公司 | Color card type automatic identification production line |
US11368071B2 (en) | 2018-03-21 | 2022-06-21 | Dyson Technology Limited | Electric drive |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002160104A patent/JP2004003543A/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11368071B2 (en) | 2018-03-21 | 2022-06-21 | Dyson Technology Limited | Electric drive |
CN113219802A (en) * | 2021-04-30 | 2021-08-06 | 龙南格林园艺制品有限公司 | Color card type automatic identification production line |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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