JP2004001230A - Micro robot - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は極めて小さな例えば約1立方センチメートル程度の大きさでワイヤレス制御可能なマイクロロボットに関する。 {Circle around (1)} The present invention relates to a micro robot that can be wirelessly controlled with a very small size, for example, about 1 cubic centimeter.
従来、ロボットをワイヤレス制御する場合にはラジオコントロールと言われる制御を行っており、電波を利用した制御方式が用いられていた。また、方向を制御するためには電波に制御信号を重畳させて操舵していた。更に、自律的に所望の方向に向かわせるためには指向性を有するアンテナを用いたり、視覚センサ等を併用したりしていた。走行部には車輪を用いて走行抵抗を減らしていた。また、充電するためにの端子は剛体の接点から成り、框体の凹部に形成されていた。 Conventionally, when wirelessly controlling a robot, control called radio control has been performed, and a control method using radio waves has been used. Further, in order to control the direction, steering is performed by superimposing a control signal on a radio wave. Furthermore, in order to autonomously direct the vehicle in a desired direction, a directional antenna is used, or a visual sensor or the like is used in combination. The running part used wheels to reduce running resistance. In addition, the terminal for charging was made of a rigid contact and was formed in a recess of the frame.
ところが、前述のロボットの制御方式では電波を利用しているため、送信側及び受信側共に多くの電気素子を必要とし、操舵のための機構が必要なことから小型化には適していなかった。また、例えば電波が発信される方向に自律的に移動させるシステムにするためには前述のアンテナやセンサを付加する必要があり、この点においても小型化には適していなかった。更に、駆動部以外の部分を車輪で支持した場合には車輪が小さいと大きな凹凸を乗り越える事ができず、逆に、車輪が大きいと小型化が困難であった。充電端子も取り扱い上小さくする事ができず、小型化の妨げになっていた。 However, since the above-described robot control method uses radio waves, many electrical elements are required on both the transmission side and the reception side, and a mechanism for steering is required, which is not suitable for miniaturization. Further, for example, in order to make the system autonomously move in the direction in which radio waves are transmitted, it is necessary to add the above-mentioned antenna and sensor, and this point is not suitable for miniaturization. Furthermore, when parts other than the drive unit are supported by wheels, if the wheels are small, it is not possible to get over large irregularities. Conversely, if the wheels are large, it is difficult to reduce the size. The charging terminal could not be made small in handling, which hindered miniaturization.
また、そのようなロボットに何等かの作業をさせようとしても、そのような機構がまだ開発されていない状況にあった。
更に、小形化の要請から大容量のバッテリーを取り付けることができず、ワイヤレス制御という観点からは非接触で充電することが望ましいが、そのような充電機構もまだ開発さていなという状況にあった。
Further, even if such a robot is tried to perform any operation, such a mechanism has not yet been developed.
Furthermore, a large-capacity battery cannot be installed due to the demand for miniaturization, and it is desirable to charge wirelessly from the viewpoint of wireless control, but such a charging mechanism has not yet been developed. .
本発明の目的は、1立方センチメートル程度の大きさのマイクロロボットを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a micro robot having a size of about 1 cubic centimeter.
本発明の一つの態様によるマイクロロボットは、検出領域が一部重複する少なくとも2個のセンサと、互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角方向に離れた駆動点を有する少なくとも1対の駆動部と、前記センサの出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、充電可能であり、前記センサ、前記駆動部及び前記制御部に電源電圧を供給する電源部とを有し、前記制御部及び前記電源部が前記駆動部の間に配置され、前記1対の駆動部によって走行グランドに対して駆動される2つの駆動点と、走行グランドに対してすべり摩擦接触する摺動部の3点により支持される。このように構成されたことにより小形化が可能になっている。特に、センサの検出領域を重複させたことにより、簡単な回路で目標に対して自律的に移動する機能が得られる。また、駆動部がそれぞれ独立して制御されるので、簡単な機構で複雑な動作を制御することができる。また、制御部及び電源部が1対の駆動部の間に配置されているので、ロボット本体の小形化が可能になっている。更に、1対の駆動部によって走行グランドに対して駆動される2つの駆動点と、走行グランドに対して摩擦接触する摺動部の3点により支持されているので、バランスがとれて安定した走行が可能になっている。 A microrobot according to one aspect of the present invention includes at least two sensors whose detection regions partially overlap each other and at least one pair of driving units that are driven independently of each other and have driving points that are separated in a direction perpendicular to the moving direction. A control unit that controls the driving unit based on an output of the sensor, and a power supply unit that is chargeable and supplies a power supply voltage to the sensor, the driving unit, and the control unit. And a power supply unit are disposed between the driving units, and two driving points driven by the pair of driving units with respect to the traveling ground, and a sliding unit that is in sliding frictional contact with the traveling ground. Supported by points. With this configuration, miniaturization is possible. In particular, by overlapping the detection areas of the sensors, a function of autonomously moving with respect to the target with a simple circuit can be obtained. Further, since the driving units are independently controlled, complicated operations can be controlled with a simple mechanism. Further, since the control unit and the power supply unit are arranged between the pair of drive units, the robot body can be downsized. In addition, since the two driving points driven by the pair of driving units with respect to the traveling ground and the sliding portion that frictionally contacts the traveling ground are supported by three points, balanced and stable traveling is achieved. Has become possible.
また、本発明の他の態様によるマイクロロボットにおいては、框体より突出し可撓性を有し、かつ電源部と導通している突起部を有し、該突起部に通電することにより前記電源部を充電する。突起部は摺動部として機能し、走行抵抗が減って走行性や走破性が向上するばかりでなく電源部と導通させて充電用の端子とした事により、充電の作業が容易になったと共に、電源部に応力を集中させて破壊してしまう事がなくなった。 Further, in a micro robot according to another aspect of the present invention, the micro robot has a protrusion protruding from the frame body and having flexibility and being electrically connected to a power supply unit. Charge. The protruding part functions as a sliding part, which not only reduces running resistance and improves running and running performance, but also makes charging work easier by connecting it to the power supply and using it as a charging terminal. This eliminates the possibility that the stress is concentrated on the power supply and the power supply is broken.
図1は本発明の一実施例のマイクロロボットの側面図であり、図2はその上面図である。ロボット本体10の正面部には図示のように1対のセンサ12,14が設けられている。このセンサ12,14には例えばフォトダイオード、フォトトランジスタ等からなる光センサや、音波を圧電素子により電圧に変換する超音波センサ等が用いられるが、この実施例においてはフォトトランジスタを用いるものとする。そして、センサ12は検出領域としての視野A1を有し、センサ14も検出領域としての視野A2を有しており、両視野A1,A2はその中央部で重複しており、両センサ12,14は重複した視野A3を有する。従って、光源からの光が正面即ち視野A3にあるときには、両センサ12,14がその光を検出することになる。なお、センサ12はロボット本体10の左側に配置されているので後述する図面のフローチャートにおいてはLセンサと記述し、また、センサ14はロボット本体10の右側に配置されているので同様にしてRセンサと記述する。
FIG. 1 is a side view of a micro robot according to one embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a top view thereof. A pair of
図3は図1の底面図である。電源部16が中央部分に配置されており、これは例えば電気二重層コンデンサ、ニッケルカドニウム電池等からなる。この電源部16に近接して回路部22が設けられている。この回路部22は回路基板23に実装したCMOS−IC24、プルダウン用のチップ抵抗26等を含んでおり、その詳細は後述する。駆動部28,30はそれぞれステップモータ及び減速機構を内蔵し、回路部22により制御され、これらのステップモータ及び減速機構を介して、出力軸32,34と嵌合した車輪36,38を回転駆動する。車輪36,38は外周にゴムが取り付けられている。なお、車輪36,38の形状は円形に限られず、その用途に応じて三角形、四角形等の種々の形状を取り得る。
FIG. 3 is a bottom view of FIG. A
スペーサ39は、框体39aに対して電源部16、回路部22及び駆動部28,30を支持している。電源部16及び回路部22は一対の駆動部28,30の間であって、両者が重なるように配置されている。従って、電源部16及び回路部22は全体の体積の割には面積を広くとれる。このため、電源部16においてはコンデンサや二次電池の内部抵抗を小さくできるので大電流が効率良く取り出せ、回路部22においては複雑な機能を有する大型のICチップの実装に有利である。更に、駆動部28,30は相互に離れた位置に配置されているので磁気的な干渉等がなくなる。
The
マイクロロボット本体10の底部には摺動部1,2が設けられており、どちから一方が走行グランド3に接している。図1の実施例においてはマイクロロボット本体10の重心Gは、車輪36が走行グランド3と接する駆動点36aの鉛直方向4に対して、わずかに図の左方(以後前方と呼ぶ)にある為、摺動部1が走行グランドに接している。
摺 動 Sliding
図4は走行グランド3が傾斜しておりロボット本体10がその斜面を登る場合を示す説明図である。ここでは、駆動部の登坂能力が限界に近いものとする。このような状況において、重心Gは鉛直方向4に対して図右側(以下後方と呼ぶ)に位置し摺動部2が走行グランド3に接している。ここで、登坂能力を向上させるには、駆動部のトルクを増すばかりでなく、摺動部の摩擦抵抗を減らし、駆動点36aの摩擦力を増す必要がある。即ち、最も駆動力を必要とする登坂においては駆動部の駆動力の反作用によりマイクロロボット本体10の前方が持ち上がろうとする力と、重心と鉛直方向の関係によると力を合わせた状態で、駆動点36aに全ての重量がかかる重心の位置が良い。換言すれば、走行グランドが平らか下り坂である場合には、重心Gは鉛直方向より前にあり、登坂能力の限界近傍で重心Gが鉛直方向より後方にある構成、即ち、走行グランド3によっては駆動点の鉛直方向4に対し重心Gが鎖交する位置関係にある事が好ましい。
FIG. 4 is an explanatory view showing a case where the
図5及び図6は本発明の他の実施例に係るロボット本体の側面図及び底面図である。この実施例においては充電とバランサのために触覚部18及び尾20が設けられている。この触覚部18及び尾20にはそれぞれ摺動部18a,20aが設けられ前述の摺動部1,2と同等の機能を有しているが、走行グランド3と接する位置がロボット本体10の外部にある。このため、摺動部18a,20aにかかる力が少なく、摩擦抵抗が少ない為、走行のロスが少ない。触覚部18及び尾20の端部側には曲げ部18b,20bが設けられており、走行グランドに対し滑らかに湾曲している。このような構成においては、走行グランド3に大きな凹凸があっても摺動しながら容易に走破することができる。
FIGS. 5 and 6 are a side view and a bottom view of a robot body according to another embodiment of the present invention. In this embodiment, a
この触覚部18及び尾20は可撓性のみならず導電性をも備えており、少なくとも一方は、電気二重層コンデンサや二次電池等からなる電源部16に導通している。この様な構成においては、触覚部18又は尾20の突起部を介して電源部16を充電できるため、取り扱いが容易であるばかりでなく、可撓性があるので、応力が集中することがなく破壊されにくい。
The
図7は本発明のマイクロロボットの車輪34,36の側面の部分拡大図である。外周部に凹部35、凸部36を設け、ゴムやプラスチックなどの高摩擦剤35a,36aを添付している。この様な構成においてては、高摩擦剤35a,36aが硬化性を有する液状であれば、表面張力により図示の形状で硬化するため、走行グランドに対し、高摩擦剤36aの部分のみが接する。従って、マイクロロボットの荷重が集中し高摩擦剤36aが弾性変化し易くなり、大きな摩擦抵抗が得られ、登坂能力が向上する。なお、凹凸の形状は本実施例に限定するものではなく、車輪に替えてアーム等を用いた場合においても同様に接触部に高摩擦剤を添付すれば良い。
FIG. 7 is a partially enlarged view of the side surfaces of the
図8は回路部22の詳細を示したブロック図である。ALU、各種のレジスタ等で構成されたCPUコア40には、プログラムが格納されているROM42、そのROM42のアドレスデコーダ44、各種データが格納されるRAM46、及びそのRAM46のアドレスデコーダ48が接続されている。水晶振動子50は発振器52に接続され、発振器52の発振信号はCPUコア40にクロック信号として供給される。入出力制御回路54にはセンサ12,14の出力が入力し、それはCPUコア40に出力される。電圧調整器56は電源部16の電圧を回路部22に安定して供給するためのものである。モータ駆動制御回路58はCPUコア40との間で制御信号の授受を行い、モータ駆動回路60,62を介してステップモータ64,66を制御する。以上の各回路等の電源電圧は電源部16から供給されている。
FIG. 8 is a block diagram showing details of the
なお、ステップモータ64は駆動部30に内蔵されており、ロボット本体10の右側に配置されているので、後述する図面のフローチャートにおいてはRモータと記述し、また、ステップモータ66は駆動部28に内蔵されており、ロボット本体10の左側に配置されているので同様にしてLモータと記述する。
Since the
図9はセンサ12の回路図である。センサ12はホトトランジスタ12aから構成されており、このホトトランジスタ12aのエミッタに直列にプルダウン抵抗26が接続されている。ホトトランジスタ12bのエミッタから受光出力が取り出され、受光出力は入出力制御回路54にて波形整形されてCPUコア40に出力される。この回路図はセンサ12の例であるが、センサ14も全く同一の構成からなっている。
FIG. 9 is a circuit diagram of the
図10は駆動部30の平面図であり、図11はその展開図である。ステップモータ64は励磁コイル68及び、マグネットからなるロータ70を有し、電子時計において用いられる電磁式2極ステップモータがこの実施例においては用いられている。ロータ70はピニオン72を駆動し、ピニオン72はギヤを介してピニオン74を駆動し、ピニオン74はギヤを介してピニオン76を駆動し、このようにして減速されたピニオン76は車輪38を回転駆動する。この図6及び図7の機構は電子時計の機構を適用したものである。駆動部28の機構も図6及び図7に示された機構と同一である。ステップモータ64,66は、図6及び図7に示すように、高速回転させたものを減速させて車輪を回転駆動するようにしているので駆動部30,28の小形化が図られている。更に、励磁コイル68がロータ70から離れた位置に設けられいるので、この点においても駆動部30,28の薄形化・小形化が図られている。
FIG. 10 is a plan view of the driving
図12は上述の実施例のロボットの基本動作例を示したタイミングチャートである。センサ12,14に光が入射しないとその出力は0Vであるが、入射するとその光量に応じた電圧を出力する。その電圧は入出力制御回路54において所望のスレッショルド電圧で波形成形され、CPUコア40に入力し、モータ駆動制御回路58は駆動回路60,62を介してステップモータ64,66に正、逆に交互に駆動パルスを供給する。従って、センサ12が受光している区間S1はステップモータ64が駆動し、車輪38が回転駆動される。センサ14が受光している区間S2はステップモータ66が駆動し、車輪36が回転駆動される。双方のセンサ12,14が受光している区間Wではステップモータ64,66が駆動し、車輪38,36が回転駆動される。
FIG. 12 is a timing chart showing a basic operation example of the robot of the above embodiment. If no light is incident on the
従って、最も単純な駆動例として、光源からの光が視野A1にあると(但し視野A3を除く)光センサ12はそれを受光し、ステップモータ64がその受光出力に応じてが車輪38をに回転させる。このとき、車輪36は停止状態になっているので、ロボット本体10は全体が左の方向に向かって旋回移動することになる。また、光源からの光が視野A2にあると(但し視野A3を除く)光センサ14はそれを受光し、ステップモータ66はその受光出力に応じて車輪36を回転させる。このとき、車輪38は停止状態になっているので、ロボット本体10は全体が右方向に向かって旋回移動することになる。更に、光源からの光が視野A3にあると光センサ12,14はそれを受光し、ステップモータ64,66はその受光出力に応じて車輪38,36を回転駆動させ、ロボット本体10は真っ直ぐ移動することになる。ロボット本体10はこのようにして制御されることにより光源に向かって移動することになる。尚、本実施例においては、センサの位置と視野の方向に対して動く駆動部の配置は一つの組み合わせを示した本実施例に限定するものではない。
Therefore, as the simplest driving example, when light from the light source is in the field of view A1 (except for the field of view A3), the
ところで、上記の動作説明においては受光センサ12,14が受光したときには一定の速度で駆動する場合の例について説明したが、駆動開始時には加速度をつけて駆動した方が駆動力が高まる。
By the way, in the above description of the operation, an example in which the
図13は駆動開始時に加速制御する場合の基本動作を示すフローチャートであるある。まず、CPUコア40はステップモータ64の駆動パルスのクロック周波数Rcを16Hzに設定し(S1)、次にそ駆動パルスを計数するカウンタの値Rcをリセットする(S2)。次に、センサ12からの受光出力があるかどうかを判断し(S3)、受光出力があった場合には、上記のクロック周波数Rcの駆動パルスを1パルス供給してステップモータ64を駆動し、そのときのパルスを計数する(S4)。その計数値Rnが所定値例えば15であるかどうかを判断し(S5)、15になっていなければ上述の処理(S3),(S4)を繰り返す。
FIG. 13 is a flowchart showing a basic operation when acceleration control is performed at the start of driving. First, the
クロック周波数Rc(=16Hz)の駆動パルスで15パルス分駆動すると、次に、駆動パルスのクロック周波数Rcが128Hz(最大値)に達しているかどうかを判断し、その値に達していない場合には、駆動パルスのクロック周波数Rcを例えば32Hzに設定して(S7)、上述の処理を同様に繰り返す。そして、駆動パルスのクロック周波数Rcが128Hz(最大値)に達すると(S6)、それ以後はその周波数の駆動パルスで駆動する。センサ12の受光出力がなくなると(S3)、ステップモータ64を停止する(S8)。このフローチャートはセンサ12(Lセンサ)とステップモータ64(Rモータ)との関係を示したものであるが、センサ14(Rセンサ)とステップモータ66(Lモータ)との関係も全く同様である。
When driving is performed for 15 pulses with a driving pulse having the clock frequency Rc (= 16 Hz), it is determined whether the clock frequency Rc of the driving pulse has reached 128 Hz (maximum value). Then, the clock frequency Rc of the drive pulse is set to, for example, 32 Hz (S7), and the above processing is repeated in the same manner. Then, when the clock frequency Rc of the drive pulse reaches 128 Hz (maximum value) (S6), the drive is thereafter performed with the drive pulse of that frequency. When there is no light output from the sensor 12 (S3), the
ところで、図13のフローチャートは理解を容易にするために、センサ12とセンサ14と関係を述べなかったが、例えばセンサ14が受光状態にあってステップモータ66が駆動され、ロボット本体10が光源の方に向ていくと、センサ12も受光状態になる。このように場合にはセンサ12によって駆動されるステップモータ64の駆動状態をステップモータ66の駆動状態に一致させる必要がある。このように駆動状態を位置させなければ、ロボット本体10が光源の方に向いた時点で直線移動ができなくなる。つまり旋回移動から直線移動への移行が円滑に行われなくなる。
13 does not describe the relationship between the
図14は上記の点を考慮した制御のフローチャートである。上述の場合と同様に、CPUコア40はステップモータ64の駆動パルスのクロック周波数Rcを16Hzに設定し(S1)、次にその駆動パルスの数を計数するカウンタの値Rcをリセットする(S2)。次に、もう一方の側のセンサ14の受光出力があるかどうかを判断する(S2a) 。センサ14の受光出力があった場合には、センサ14の側の制御系の駆動パルスのクロック周波数Lc及びカウンタの値Lnをセンサ12側の駆動パルスのクロック周波数Rc及びカウンタの値Rnとして初期設定する(S2b) 。このようにして設定した後には、図9のフローチャートと同様に処理される。なお、このフローチャートもセンサ12の制御系についての動作を示すものであるが、センサ14の制御系においても同様である。 つまり、駆動開始時に他のセンサの制御系が駆動状態にあるとその状態を初期値として取り込んで始動するようにしたので、一方のセンサにのみが受光した場合には加速しながら方向を変え、そして両方のセンサが受光するようになるとその瞬間に両制御系を同じ駆動状態にさせて直進させる。従って、旋回移動から直線移動への移行が円滑に行われ、光に対する応答性が向上する。
FIG. 14 is a flowchart of the control in consideration of the above points. As in the case described above, the
図15は駆動パルスの波形図である。図13及び図14のフローチャートにおいて示したように駆動開始時に加速する場合に駆動力を増すためには、例えば16Hzのクロック周波数の場合にはそのパルス幅を7.8msecとしそのパルス幅を大きくとり、周波数が高くなるに従ってそのパルス幅は小さくてすむので、32Hzのクロック周波数の場合にはそのパルス幅を6.3msec、64Hzのクロック周波数の場合にはそのパルス幅を5.9msec、128Hzのクロック周波数の場合にはそのパルス幅を3.9msecとする。このようにすることにより必要な駆動力に応じた駆動パルスを供給することができ、合理的な駆動が可能になる。 FIG. 15 is a waveform diagram of the driving pulse. As shown in the flowcharts of FIGS. 13 and 14, in order to increase the driving force when accelerating at the start of driving, for example, in the case of a clock frequency of 16 Hz, the pulse width is set to 7.8 msec, and the pulse width is set to be large. Since the pulse width can be reduced as the frequency increases, the pulse width is 6.3 msec for a clock frequency of 32 Hz, and 5.9 msec and 128 Hz for a clock frequency of 64 Hz. In the case of a frequency, the pulse width is 3.9 msec. In this manner, a drive pulse corresponding to a necessary drive force can be supplied, and rational drive can be performed.
図16は障害物を回避する場合の処理を示すフローチャートであり、図17はその回避動作の説明図である。ここでは図示を省略するが、ロボット本体10の前部に、超音波センサ、渦電流センサ、若しくは接触センサ又はこれらの組み合わせからなる障害物センサを設けるものとする。
FIG. 16 is a flowchart showing a process for avoiding an obstacle, and FIG. 17 is an explanatory diagram of the avoiding operation. Although not shown here, an obstacle sensor composed of an ultrasonic sensor, an eddy current sensor, a contact sensor, or a combination thereof is provided at the front of the
まず、その障害物センサにより障害物があるかどうかを判断する(S11) 。障害物がなければそのまま作業を続ける(又はそのまま進む)(S12) 、障害物があれば、ステップモータ64又は66を逆転する(S13) 。その状態を所定時間例えば5秒間続ける(S14) 。この時間は方向変換するに必要な時間であればよいのでこの時間に限定されるものではなく、また、移動距離を設定してもよい。その後再びその障害物センサにより障害物があるかどうかを判断する(S11) 。このような処理を繰り返すことにより障害物があった場合には方向を変換して回避するようにしている。
First, it is determined whether there is an obstacle by the obstacle sensor (S11). If there is no obstacle, the operation continues (or proceeds as it is) (S12). If there is an obstacle, the
図18は衝突をステップモータの誘起電圧により検出し、そして障害物を回避する場合の処理を示すフローチャートであり、図19はその回避動作の説明図である。ステップモータ64,66を駆動し(S21) 、その状態でステップモータ64が回転しているかどうかを検出し(S22) 、回転していれば次にステップモータ66が回転しているかどうかを検出する(S23) 。ステップモータ66も回転していれば障害物はないものとして作業を続ける(S24) 。なお、ステップモータ64,66の回転の有無の検出方法はモータが回転すると励磁コイル68に誘起する電圧は大きいが、回転していないと小さいことを利用する。
FIG. 18 is a flowchart showing a process for detecting a collision by an induced voltage of a step motor and avoiding an obstacle, and FIG. 19 is an explanatory diagram of the avoidance operation. The
図20はステップモータの回転の有無を検出する方法を示したタイミングチャートである。図示のように、ステップモータが回転状態にあるときは、駆動パルスが印加された後にロータ70が回転すると、ロータ70の回転に伴って誘起電圧が励磁コイル68に誘起され、誘起電流が流れる。その誘起電流の大きさを例えばコンパレータにより検出することにより回転状態を把握することができる。ステップモータが回転状態にないときは、駆動パルスが印加された後にロータ70が回転せず、従って誘起電圧が励磁コイル68に誘起されず、誘起電流が流れない。これにより回転状態にないことを把握することができる。
FIG. 20 is a timing chart showing a method for detecting the presence or absence of rotation of the step motor. As shown, when the rotor is rotated after the drive pulse is applied when the stepping motor is in a rotating state, an induced voltage is induced in the
ステップモータ64の回転を検出した際に回転していないものと判断された場合には(S22) 、ステップモータ64,66の駆動を停止し(S25) 、ステップモータ64,66を逆転する(S26) 。その逆転駆動状態を例えば5秒間継続し(S27) 、次に回転されていないと判断されたステップモータ64を再び駆動し(S28) 、その状態を例えば5秒間継続する(S29) 。その後最初の処理(S21) に戻る。また、ステップモータ66の回転を検出した際に回転していないものと判断された場合には(S23) 、ステップモータ64,66の駆動を停止し(S30) 、ステップモータ64,66を逆転する(S31) 。その逆転駆動状態を例えば5秒間継続し(S32) 、再びステップモータ66を駆動し(S33) 、その状態を5秒間継続する(S29) 。その後最初の処理(S21) に戻る。
If it is determined that the motor is not rotating when the rotation of the
以上のようにしてステップモータ64,66の回転の有無を検出して回転していなければその駆動を一旦停止した後に逆転し、次に、回転していないと判断されたステップモータを再び回転させるようにしている。例えばロボット本体10が壁に衝突してステップモータ66が回転していない状態が発生すると、ステップモータ64,66の駆動を一旦停止した後に逆転して後退させ、その後ステップモータ66を駆動して方向を変換する。その後ステップモータ64,66を駆動して直進させるようにしているので、障害物を回避して進むことができる。
As described above, the presence or absence of rotation of the
なお、図18のフローチャートにおいてはステップモータ64,66の双方を駆動している状態下における障害物の回避について説明したが、いずれか一方のみを駆動している場合についても同様に処理される。例えばステップモータ64が駆動している場合には、図18において処理(S21) においてステップモータ64を駆動し、その後は処理(S22) 、処理(S25) 〜(S29) を行うことにより対処できる。ステップモータ66を駆動している場合も同様であり、図18において処理(S21) においてステップモータ66を駆動し、その後は処理(S23) 、処理(S30) 〜(S33) ,(S29) を行うことにより対処できる。
In the flowchart of FIG. 18, the avoidance of the obstacle while both the
図22〜図23は本発明の他の実施例に係るマイクロロボットの正面、側面及び背面をそれぞれ示した図である。ロボット本体の前部にはセンサ82a〜82dが設けられ、後部にはスクリューが84a〜84dが設けられており、液体中で駆動できるように構成されている。スクリュー84a〜84dが左右上下に4個設けられておりそれぞれステップモータにより駆動されるので、ロボット本体80を左右方向に制御ができるのは勿論、上下方向にも制御できる。
FIGS. 22 to 23 are front, side, and back views, respectively, of a microrobot according to another embodiment of the present invention. Sensors 82a to 82d are provided at the front part of the robot main body, and screws 84a to 84d are provided at the rear part, and are configured to be able to be driven in liquid. Since four screws 84a to 84d are provided in the left, right, up and down directions and each is driven by a step motor, the
図1又は図5のロボットはモータが2個しかないので同一のタイミングで各モータに駆動パルスを供給するが、この実施例においてはスクリュー84a〜84dが4個設けられているのでそれを駆動するステップモータも4個必要になり、これらを同一のタイミングの駆動パルスで駆動したのでは電源部16の消耗が激しくなるので図24に示す回路によりそのタイミングをずらしている。
Since the robot of FIG. 1 or FIG. 5 has only two motors, it supplies drive pulses to each motor at the same timing. In this embodiment, since four screws 84a to 84d are provided, they are driven. Since four step motors are required, and if these are driven by drive pulses of the same timing, the
図24はモータ駆動回路の周辺の回路を示したブロック図である。この回路図においては、図8のモータ駆動回路60,62の他にモータ駆動回路86,88を設け、これらの駆動回路はステップモータ64,66,90,92を駆動する。そして、ステップモータ64,66,90,92はスクリュー84a〜84dを回転駆動する。この実施例においては、更にモータ駆動回路60,62,86,88の位相を制御する位相差回路94〜100を設けており、各位相差回路94〜100の位相調整角を異ならせて、モータ駆動回路60,62,86,88から同一のタイミングで駆動パルスが出力しないようにしている。
FIG. 24 is a block diagram showing peripheral circuits of the motor drive circuit. In this circuit diagram,
なお、上述の実施例においてはセンサにより光を検出してその方向に進む例について説明したが、検出の対象は光だけでなく、磁気、熱(赤外線)、音、電磁波等であってもよい。また、検出対象物に進むのではなくそれから逃げるように制御することもできる。その場合には図1又は図5の実施例においてはセンサ12のオフによりステップモータ64を駆動し、そして車輪38を駆動する。センサ14のオフによりステップモータ66を駆動し、そして車輪36を駆動する。センサ12,14の双方がオンのときにはステップモータ64,66を逆転駆動し、そして車輪38,36を反転駆動することににより、ロボット本体10を後退又は退避させる。更に、2種類以上の検出対象物を用意し、一方の検出対象物に対してはそれに向かって制御し、他方の検出対象物に対してはそれから逃げるように制御すれば、きめ細かな制御が可能になる。この制御は図21〜図23のロボット本体100にも勿論適用できる。
In the above-described embodiment, an example has been described in which light is detected by a sensor and travels in that direction. However, the detection target may be not only light but also magnetism, heat (infrared rays), sound, electromagnetic waves, and the like. . It is also possible to control so as to escape from the detection target instead of proceeding to the detection target. In that case, in the embodiment of FIG. 1 or FIG. 5, the
ロボット本体の移動方向は光等の検出対象物を基準とするだけでなく、例えば移動軌跡を予めプログラムしておいて、それに従って制御するようにしてもよい。また、外部から司令を与えてその移動軌跡を制御してもよい。更に、上述の各制御を適宜組み合わせつつ、且つ学習機能を持たせて制御するようにしてもよい。
図25は本発明の他の実施例のマイクロロボットの上面図である。ロボット本体10の正面部には図示のように1対の方向制御センサ12,14が設けられているが、この他にロボット本体10の上部には作業制御用センサ15(図25には図示せず、図26参照)が設けられており、後述するように、この作業制御用センサ15を介して外部からの作業指令を受ける。なお、このロボット本体10の底面図は図6の実施例と同様である。
The moving direction of the robot body is not limited to a reference object such as light, but may be, for example, programmed in advance and controlled according to a moving locus. Further, a command may be given from outside to control the movement locus. Further, the above-described controls may be appropriately combined and controlled with a learning function.
FIG. 25 is a top view of a micro robot according to another embodiment of the present invention. A pair of
図26は図25の実施例の回路部22の詳細を示したブロック図である。ALU、各種のレジスタ等で構成されたCPUコア40には、プログラムが格納されているROM42、そのROM42のアドレスデコーダ44、各種データが格納されるRAM46、及びそのRAM46のアドレスデコーダ48が接続されている。水晶振動子50は発振器52に接続され、発振器52の発振信号はCPUコア40にクロック信号として供給される。入出力制御回路54には方向制御用センサ12,14及び作業制御用センサ15の出力が入力し、それはCPUコア40に出力される。モータ駆動制御回路58はCPUコア40との間で制御信号の授受を行い、モータ駆動回路60,62を介してステップモータ64,66を制御すると共に、アクチュエータ駆動回路63を介して作業用アクチュエータ67を制御する。
FIG. 26 is a block diagram showing details of the
なお、ステップモータ64は駆動部30に内蔵されており、ロボット本体10の右側に配置されているので、後述する図面のフローチャートにおいてはRモータと記述し、また、ステップモータ66は駆動部28に内蔵されており、ロボット本体10の左側に配置されているので同様にしてLモータと記述する。
Since the
図27は図26の回路部の制御動作を示すフローチャートである。方向制御用センサ12,14により発光しているターゲットに向って移動し、操作者の指示により作業用センサ15がその指示を受信して所定の作業をする。
FIG. 27 is a flowchart showing the control operation of the circuit section of FIG. The operator moves toward a target that emits light by the
まず、CPUコア40は方向制御用センサ12が受光してオンになっているかどうかを判断し(S41) 、オンになっていれば光源は左側にあるものとしてステップモータ64を駆動して車輪38を回転駆動し、左側に旋回する(S42) 。また、方向制御用センサ12がオフになっていれば(S41) 、ステップモータ64の駆動を停止する(S43) 。次に、方向制御用センサ14が受光してオンになっているかどうかを判断し(S44) 、オンになっていなけばステップモータ66の駆動を停止する(S45) 。以上の処理を繰り返して方向制御用センサ14がオンになると(S44) 、ステップモータ66を駆動する(S47) 。このように動作することによりロボット本体10は光源に向かって移動し、次に、作業制御用センサ15が受光しているかどうかを判断し(S47) 、作業制御用センサ15が受光していない状態では上述の動作を繰り返して前進する。作業制御用センサ15が受光してオンになっていると、アクチュエータ駆動動回路63により作業用アクチュエータ67を制御して所望の作業をする(S48) 。
First, the
図28は図25及び図26において作業制御用センサ15を装備しなかった場合のの動作を示すフローチャートである。この実施例においても、まず、CPUコア40は方向制御用センサ12が受光してオンになっているかどうかを判断し(S51) 、オンになっていれば光源は左側にあるものとしてステップモータ64を駆動して車輪38を回転駆動し、左側に旋回する(S52) 。また、方向制御用センサ12がオフになっていれば(S51) 、ステップモータ64の駆動を停止する(S53) 。次に、方向制御用センサ14が受光してオンになっているかどうかを判断し(S54) 、オンになっていなけばステップモータ66の駆動を停止する(S55) 。以上の処理を繰り返して方向制御用センサ14がオンなると(S54) 、ステップモータ66を駆動する(S57) 。このように動作することによりロボット本体10は光源に向かって移動し、次に、ステップモータ64,66が回転しているかどうかを判断し(S57) 、ステップモータ64,66が回転している状態では上述の動作を繰り返して前進する。ロボット本体10が所定の個所に到達して衝突するとステップモータ64,66がその瞬間回転しなくなるので、その回転しないことをもって所定の位置に到達したものと見なして、次に、アクチュエータ駆動動回路63により作業用アクチュエータ67を制御して所望の作業をする(S58) 。
FIG. 28 is a flowchart showing the operation when the
なお、ステップモータ64,66が回転しているかどうかの判断は次のようにしてなされる。ステップモータが回転状態にあるときには駆動パルスが励磁コイル68に供給された後にロータ70が回転し、そのロータ70の回転に伴って誘起電圧が励磁コイル68に誘起され、誘導電流が流れる。その誘導電流の大きさをコンパレータ等により検出することにより回転状態にあることが検出される。ステップモータが回転状態にないときには、駆動パルスが供給された後にロータ70が回転せず、従って誘起電圧が励磁コイル68に誘起されない。これにより回転状態にないことが検出される。
判断 Whether the
図29は回路部22の他の実施例の詳細を示すブロック図である。この実施例においてはセンサとして、受信センサ102、発信素子104及び検出素子106を入出力制御回路54に接続している。図30はそのロボット本体10の上面図であり、受信センサ102及び発信素子104が図示の位置に配置されている。この実施例においては受信センサ102により移動の指令と作業の指令とを受けるようにしており、例えば赤外線を利用してその指令(直進指令、右折指令、左折指令、後退指令、作業指令等)に応じたパターンのパルス信号等を受光センサ102に向けて出力する。検出素子106は例えばイメージセンサ、触覚センサ等から構成されており、検出素子106で検出された情報は発信素子104を用いて操作側に伝えられる。
FIG. 29 is a block diagram showing details of another embodiment of the
図31は図29の回路部の制御動作を示すフローチャートである。まず、受信センサ102が直進指令を操作側から受けるとCPUコア40はそれを判断して(S61) 、ステップモータ64,66を駆動し直進する(S62) 。受信センサ102が右折指令を操作側から受けるとCPUコア40はそれを判断して(S63) 、ステップモータ66を駆動し右折する(S64) 。受信センサ102が左折指令を操作側から受けるとCPUコア40はそれを判断して(S65) 、ステップモータ64を駆動し左折する(S66) 。受信センサ102が後退指令を操作側から受けるとCPUコア40はそれを判断して(S67) 、ステップモータ64,66を逆回転駆動してロボット本体10を後退させる(S68) 。いずれの移動制御指令もなかった場合にはステップモータ64,66の駆動を停止させる(S69) 。次に、CPUコア40は作業指令が入力されているかどうかを判断する(S70) 。作業指令が入力されていない場合にはそのまま終了するが、作業指令が入力されている場合にはアクチュエータ駆動回路63により作業用アクチュエータ67を制御して所望の作業を行う(S71) 。その後、CPUコア40は受信センサ102を介して発信指令が入力しているかどうかを判断し(S72) 、発信指令が入力している場合には例えば検出素子106により検出された情報を符号化して発信素子104を介して操作側に送信する(S73) 。以上の処理がサイクリックに繰り返される。
FIG. 31 is a flowchart showing the control operation of the circuit section of FIG. First, when the receiving
ところで、上述の作業としては各種の作業が挙げられるが、その例を示すと次のとおりである。
(1) マイクロポンプにより薬液の吐出。
(2) 温度、圧力、成分、画像等のセンシング。
(3) ハンドによる作業(例えばパーツ等の運搬)。
(4) データの記憶・送信。
(5) マイクロロボット自体の作用(例えば穴埋め、自爆による加工、種々の機能をもったロボットが集積して働く)。
(6) サンプルの摂取、投棄。
By the way, the above-mentioned work includes various works, and examples thereof are as follows.
(1) Discharge of chemical solution by micro pump.
(2) Sensing of temperature, pressure, components, images, etc.
(3) Work by hand (for example, transporting parts etc.).
(4) Data storage and transmission.
(5) The function of the micro robot itself (for example, filling in holes, processing by self-destruction, robots with various functions are integrated and work).
(6) Ingestion and dumping of samples.
図32は本発明のマイクロロボットを内視鏡に適用した例を示す断面図である。この装置においては、回路部22により制御されるプランジャ110を有し、このプランジャ110はその先端部に設けられたピストン112を駆動する。マイクロポンプ114はプランジャ110及びピストン112から構成されており、このピストン112の移動により薬液116はノズル118を介して管内に吐出される。このロボットの外周側には光起電力素子120が取り付けられている。発光部からの光が光ファイバ122により導かれミラー124で反射し、それは更に管内壁126で反射して今までとは逆の経路で受光部に導かれ、内視鏡としての機能を果たす。この管内壁126で反射した光の一部は光起電素子120にも入力し、回路部22の電源部(図示せず)を充電する。なお、この実施例の構成は、図25及び図26に記載された実施例とその基本的な考え方は同一であるが、センサ12,14、車輪36,38、ステッップモータ64,66等の部材が不要になっている。
FIG. 32 is a sectional view showing an example in which the micro robot of the present invention is applied to an endoscope. The apparatus has a plunger 110 controlled by a
この実施例においては、回路部22にはデコーダを内蔵しており、そのデコーダは光起電力素子120の出力が接続される電源部に並列接続され、充電電流に含まれる制御信号を取り出して解析する。従って、この実施例においては、内視鏡として管内を観察しながら所望の位置で、作業指令を光ファイバ122を介して操作側から供給し、回路部22はそれを光起電素子120を介して取り込み、プランジャ110を駆動して薬液116をノズル118から吐出する。
In this embodiment, the
図33は本発明の他の実施例に係るマイクロロボットの底面図であり、図34はその側面図である。この実施例のマイクロロボットは、図25に示されるロボット本体にマイクロポンプ130を内蔵させ、前面部にノズル132を設けたものである。この実施例においては、例えば図27のフローチャートの作業(S48) 、図28のフローチャートの作業(S58) 及び図31のフローチャートの作業(S71) において、マイクロポンプ130を駆動してノズル132から薬液を吐出する。 FIG. 33 is a bottom view of a micro robot according to another embodiment of the present invention, and FIG. 34 is a side view thereof. The micro robot of this embodiment has a micro pump 130 built in the robot main body shown in FIG. 25 and a nozzle 132 provided on the front surface. In this embodiment, for example, in the operation (S48) of the flowchart of FIG. 27, the operation (S58) of the flowchart of FIG. 28, and the operation (S71) of the flowchart of FIG. Discharge.
図35は本発明の他の実施例に係るマイクロロボットの側面図であり、図36はその底面図である。この実施例のマイクロロボットは、図25に示されるロボット本体10にハンド機構を設けたものである。ロボット本体10の上部に上モータユニット140が設けられ、それは上ピニオン142を回転させ、上ピニオン142は上ギヤ144と係合して、軸152に回転自在に支持されている上アーム146を駆動する。ロボット本体10の下部に下モータユニット148が設けられ、それは下ピニオン149を回転させ、下ピニオン149は下ギヤ150と係合し、軸152に回転自在に支持されている下アーム154を駆動する。この上アーム146及び下アーム154はハンド156を構成している。
FIG. 35 is a side view of a micro robot according to another embodiment of the present invention, and FIG. 36 is a bottom view thereof. The microrobot of this embodiment has a hand mechanism provided on the
図37は図35及び図36の実施例のマイクロロボットの回路部22の詳細を示したブロック図である。この実施例は図26の回路図と基本的に同一であるが、上モータ駆動回路160及び下モータ駆動回路162が設けられている。上モータ駆動回路160は上モータユニット140に内蔵している上モータ164を駆動制御し、下モータ駆動回路162は下モータユニット148に内蔵している下モータ166を駆動制御する。なお、上モータ164及び下モータ166はステップモータで構成されいるのが望ましく、そのようにした場合には上モータ164と下モータ166とを同期して駆動するのが容易になる。
FIG. 37 is a block diagram showing details of the
図38は図35〜図37の実施例のマイクロロボットの制御動作を示すフローチャートである。まず、作業制御用センサ15が制御指令を受けると、CPUコア40はその指令がア−ムを上げる指令であるかどうかを判断する(S81) 。その指令がア−ムを上げる指令であった場合には上モータ駆動回路160により上モータ164を反時計方向に回転させる(S82) 。これにより上アーム146は時計方向に回動する。次に、下モータ駆動回路162により下モータ166を反時計方向に回転させる(S83) 。これにより下アーム154は時計方向に回動する。このように上アーム146及び下アーム154を共に時計方向に回転させることによりハンド156は図39に示されるように上がる。
FIG. 38 is a flowchart showing the control operation of the micro robot of the embodiment shown in FIGS. First, when the
また、CPUコア40がア−ムを下げるという指令を受け取ると(S84) 、上モータ駆動回路160により上モータ164を時計方向に回転させる(S85) 。これにより上アーム146は反時計方向に回動する。次に、下モータ駆動回路162により下モータ166を時計方向に回転させる(S86) 。これにより下アーム154は反時計方向に回動する。このように上アーム146及び下アーム154を共に反時計方向に回転させることによりハンド156は下がる。
When the
また、CPUコア40がア−ムを開くという指令を受け取ると(S87) 、上モータ駆動回路160により上モータ164を反時計方向に回転させる(S88) 。これにより上アーム146は時計方向に回動する。次に、下モータ駆動回路162により下モータ166を時計方向に回転させる(S86) 。これにより下アーム154は反時計方向に回動する。このように上アーム146を時計方向に回転させ、下アーム154を反時計方向に回転させることにより、上アーム146と下アーム154とは図40に示されるように開く。
When the
また、CPUコア40がア−ムを閉じるという指令を受け取ると(S90) 、上モータ駆動回路160により上モータ164を時計方向に回転させる(S91) 。これにより上アーム146は反時計方向に回動する。次に、下モータ駆動回路162により下モータ166を反時計方向に回転させる(S92) 。これにより下アーム154は時計方向に回動する。このように上アーム146と下アーム154とを互いに接近するように制御することにより、上アーム146と下アーム154とは閉じる。
When the
図41は本発明の他の実施例に係るマイクロロボットの概念図であり、図42はその側面図である。ロボット本体10は図示のように作業用モータ200を内蔵しており、この作業用モータ200はモータステータ202とロータ204とから構成されている。このロボット本体10は非磁性管206内に配置されており、この非磁性管206には液が入っているものとする。非磁性管206の外側にはコイルステータ208が配置され、コイルステータ208にはコイル210が巻回されている。 図43は作業モータ200の詳細を示した図である。モータステータ202には内周部に一対の内ノッチ202aが設けられ、外周部に一対の外ノッチ202bが設けられており、内ノッチ202aの位置と外ノッチ202bの位置とは図示のように周方向にずれている。ロータ204はマグネットから構成されており、N極とS極の2極に着磁されている。外部からの磁界がかけられると、図示のように磁束212がモータステータ202内を通る。
FIG. 41 is a conceptual diagram of a micro robot according to another embodiment of the present invention, and FIG. 42 is a side view thereof. The robot
図43〜46は作業モータ200の動作原理を示す図である。図44は磁界が外部から加えられていない状態を示した図である。この状態ではロータ204のN極とS極との境界点が内ノッチ202aに対向して安定している。次に、磁界を図45のようにかけると、ロータ204は回転するが、外ノッチ202bの部分のモータステータ202の部分は狭くなっているので、強い磁界が加わると磁気飽和し、この部分での磁界は弱くなるので、ロータ204の前記の境界点は外ノッチ202bの部分で安定する。その後、磁界を外部から加えるのを停止すると、図46に示すように、ロータ204の前記境界点が内ノッチ202aに対向して安定する。このようにして図44から図46にかけてロータ204は半回転していることが分かる。次に、磁界を反対方向から供給すると、ロータ204は更に半回転する。このように磁界を交互に加えることによりロータ204は連続的に回転することになる。なお、上記の説明は半時計方向に回転させる場合の例であるが、時計方向にも同様にして回転させることができる。また、このモータの動作原理自体は上述の実施例のステップモータ64,66等にも適用される。
FIGS. 43 to 46 are diagrams illustrating the operation principle of the
作業用モータ200の動作原理が明らかになったところで、次に図41及び図42の装置の動作説明をする。コイル210に正・負の励磁電流を供給すると、コイルステータ208にそれに対応した磁束が発生し、その磁束は非磁性管206を通ってモータステータ202に至り、上述の動作原理によりロータ204が回転する。そのロータ204の回転によりマイクロポンプとして機能させたり、図示しないスクリューを回転させて推進したり或いは液体の流れを作ったりすることができる。或いは図示しないカッターを回転させて目的とする部分を削除したりすることもできる。
(4) Now that the operation principle of the working
特にこの実施例においてはコイルステータ208を非磁性管206の長さ方向に移動すると、その磁界による磁力により作業用モータ200それ自体もその移動に沿って移動する。従って、外部から磁界を加えることによりマイクロロボット本体10の位置を制御することができる。更に、外部から磁界を加えることにより作業用モータ200を駆動することができるので、マイクロロボット本体10には作業用モータ200を駆動するエネルギーを保存する手段(蓄電池)を必要としない。なお、コイルステータ208は1個ではなく、非磁性管206の長さ方向に沿って複数個設けて、複数のロボット本体10を順次駆動させるようにしてもよい。また、コイル210は単相である必要はなく、3相等の多相コイルによって構成してもよい。その場合にはモータステ−タ202等もそれに対応した構成にする。
In particular, in this embodiment, when the
なお、上述の実施例のステップモータは図41の実施例を除いて、超音波モータ等によってもよい。また、必要に応じて上述の各実施例の要素を適宜組み合わせてマイクロロボットを構成してもよい。 The stepping motor of the above embodiment may be replaced by an ultrasonic motor or the like except for the embodiment of FIG. Further, a micro robot may be configured by appropriately combining the elements of the above-described embodiments as needed.
次に、電源16に対する充電機構について説明する。 図47は電磁誘導による充電機構を付加した回路部22の詳細を示したブロック図である。モータ駆動回路62の充電回路の出力が電源部16に接続され、この電源部16には電圧調整器56が接続されている。この電圧調整器56は昇圧回路300と電圧リミッター302とから構成されている。
Next, a charging mechanism for the
図48はこの実施例のモータ駆動回路62の詳細を示す回路図である。モータドライバ304,306,308,310は励磁コイル68に対して図示のようにH接続され、そして、各ドライバには並列に、且つ逆方向にダイオード312,314,316,318が接続さている。また、交流磁界を検出するためのスイッチ320,322が励磁コイル68の両端に接続され、これらのスイッチ320,322が閉成されると、励磁コイル68に対して閉回路が形成される。また、励磁コイル68の両端は磁界検出用インバータ324,326に導かれ、その出力はオア回路328を介してモータ駆動制御回路58に導かれる。定常的にはドライバ304,310とドライバ308,306とが交互に駆動され励磁コイル68に励磁電流が供給されてステップモータ66が駆動されるが、充電動作時には全ドライバ304,306,308,310をオフにして、後述する充電スタンドの充電コイルからの電磁誘導を励磁コイル68が受けると、誘起電圧がダイオード312,314,316,318により整流されて電源部16に導かれて充電動作をする。なお、ドライバ304,306,308,310が図示のようにFETにより構成されていてそれに等価的に含まれるダイオードが十分機能する場合には外付けのダイオード312,314,316,318を省略することもできる。
FIG. 48 is a circuit diagram showing details of the
図49は電源部16を構成している電気二重層コンデンサ334の放電特性であり、図50は電圧調整器56の詳細を示す回路説明図である。図50においては、高容量コンデンサ334及びリミッタースイッチ330を有し、更にもう1つの電源としてコンデンサ360を有している。コンデンサ334からコンデンサ360へその電圧を昇圧しながら充電する手段が破線135で囲まれた部分に示されている。コンデンサ334からコンデンサ360へ昇圧しながら充電する手段335はコンデンサ340,350とスイッチ336,338,342,344,346,348,352とから構成されている。コンデンサ360から制御部22の各部に電源電圧が供給されている。検出器332はコンデンサ334の電圧を検出する。
FIG. 49 shows the discharge characteristics of the electric
次に図50の回路の動作を説明する。
大容量コンデンサ334がフル充電された後にその電圧が1.2V以上の時はコンデンサ334とコンデンサ360とは同じ電圧である。コンデンサ334の電圧が1.2V〜0.8Vの時は昇圧手段335により1.5倍に昇圧してコンデンサ360へ充電する。この動作は図49のt1 〜t3 の区間である。従って、この時のコンデンサ360の電圧は1.8V〜1.2Vとなる。コンデンサ334の電圧が0.8V〜0.6Vの時は昇圧手段335により2倍に昇圧されコンデンサ360に充電される。この動作図49のt3 〜t4 の区間である。この時のコンデンサ360の電圧は1.6V〜1.2Vとなる。
Next, the operation of the circuit of FIG. 50 will be described.
When the voltage of the
コンデンサ334の電圧が0.6以下の時は昇圧手段335により3倍に昇圧してコンデンサ360に充電する。この動作は図49のt4 以降である。この状態を示したのが図49である。実線で示した電圧が図50のコンデンサ360の電圧であり破線で示した電圧がコンデンサ334の電圧である。
When the voltage of the
次に昇圧手段335の動作を説明する。
昇圧する時、まずコンデンサ334からコンデンサ340,350に充電しそれからコンデンサ334,340,350によりコンデンサ360を充電する。即ち図51〜図53に示す動作をくり返す事により昇圧充電が可能となる。
1.5倍昇圧の時は図51の(A)、(B)
2.0倍昇圧の時は図52の(A)、(B)
3.0倍昇圧の時は図53の(A)、(B)に示している。
これらの切換は図50のスイッチ336,338,342,344,346,348,352のスイッチングにより実行される。
Next, the operation of the
When the voltage is boosted, first, the
At the time of 1.5-fold step-up, (A) and (B) of FIG.
52 (A) and (B) of FIG.
53 (A) and (B) of FIG. 53 when the voltage is boosted by 3.0 times.
These switching operations are performed by switching the
以上述べたようにこの実施例によれば動作可能な時間を、図49において、t2 時間からt5 時間まで伸ばしている。また、コンデンサ334の電圧で言えば従来0.9Vらか1.8Vの間でしか使えなかったものが、本実施例によれば0.3Vから1.8Vまで使うことができ、コンデンサ334に蓄えられたエネルギーが有効に使われていることが分る。
The operable time According to this embodiment as described above, in FIG. 49, are extended from t 2 hours to t 5 hours. According to the present embodiment, the voltage of the
また、この実施例では昇圧手段335が1.5倍、2.0倍、3.0倍の3種類の昇圧手段を有し、それを電圧検出部332による電圧信号により切換えて使っているが、本発明はこの3種に限定されるものではなく、1種類でも又多種類用意してもよく又倍率もさまざま考えられる。また、電圧の検出を本実施例ではコンデンサ334の電圧を検出している(1.8,1.2,0.8,0.6V)がコンデンサ360の電圧を検出して(1.8V,1.2V)、昇圧手段335の内容と比較して昇圧状態を決めることも勿論可能である。この方法は検出電圧が少なくて良いという利点がある。
In this embodiment, the boosting means 335 has three types of boosting means of 1.5 times, 2.0 times and 3.0 times, which are switched by a voltage signal from the
図54は上述のマイクロロボットに適用される充電スタンドの斜視図である。図示のように、例えば赤外線を放射する信号発生装置370の近傍にはエネルギー供給装置372が設置されており、エネルギー供給装置372の上部には充電エリア374が形成されている。
FIG. 54 is a perspective view of a charging stand applied to the above-mentioned micro robot. As shown in the figure, for example, an
図55はエネルギー供給装置372の構成を示すブロック図である。発振器376の出力は増幅器378により増幅されて充電コイル380を励磁する。この充電コイル380の励磁電流の周波数はステップモータの追随可能な周波数よりも高い周波数に設定しておく。
FIG. 55 is a block diagram showing a configuration of the
図56は自動充電時の動作を示すフローチャートである。CPUコア40は電源部16の電圧値を取り込み、それが所定の基準電圧より高いかどうかを判断し(S111)、高い場合には通常の動作を継続する(S112)。電源部16の電圧が所定の基準電圧VL より低い場合には充電動作を開始する。まず、ロボット本体10はその場で一回転する。例えば左側に旋回し始め、センサ12がオンなっているかどうかを判断し(S113)、オンなっていれば信号発生装置170は左側にあるものとし、ステップモータ64を駆動する(S114)。これにより車輪38が回転駆動して左側に旋回する。また、センサ14がオンなっているかどうかを判断し(S115)、オンなっていれば信号発生装置170は右側にあるものとし、ステップモータ66を駆動する(S116)。これにより車輪36が回転駆動して右側に旋回する。なお、このセンサ12,14はそれぞれ2個の素子を内蔵し、一方の素子は例えば通常の光に応答してガイド用いられ、他方の素子は例えば信号発生装置370からの赤外線にのみ反応して充電エリア374をサーチするのに用いられるものとする。
FIG. 56 is a flowchart showing the operation at the time of automatic charging. The
次に、図48のスイッチ320,322を閉成し、仮にロボット本体10が充電エリア374に到達すると、励磁コイル68は充電コイル380によって発生する磁界を受けて誘起電圧を発生する。この誘起電圧はインバータ324,326及びオア回路328を介してCPUコア40に取り込まれ、そこで交流磁界が検出されたことが検出される(S117)。このようにして交流磁界が検出されると、ロボット本体10は充電エリア174の上にいることになるので、ステップモータ64,66の駆動を停止する(S118)。励磁コイル68は充電コイル380によって発生する磁界を受けて誘起電圧を発生し、その誘起電圧はダイオード312,318,316,306により整流されて電源部16に導かれ、電源部16には充電電流が供給される。そして、CPUコア40は電源部16の電圧を取り込んでそれが基準値VH より高いかどうかを判断し(S119)、高くなると再び通常の動作に移る(S112)。
Next, when the
なお、充電スタンドの信号発生装置370は超音波、磁気等を発生するものでもよい。その場合にはロボット本体側にはそれを検出するセンサを装備する必要がある。また、エネルギー供給装置372から発生する磁気、光、熱等を検出して移動するようにしてもよい。その場合には信号発生装置370は不要になる。
更に、エネルギー供給装置372はロボット本体10が充電エリア374に到達してから作動させるようにしてもよく、その場合には省エネルギー化が図られる。
Note that the signal generator 370 of the charging station may generate ultrasonic waves, magnetism, or the like. In that case, it is necessary to equip the robot main body with a sensor for detecting it. Further, it may be moved by detecting magnetism, light, heat or the like generated from the
Further, the
図57〜図60は本発明の他の実施例に係るマイクロロボットを示す図であり、図57は前方から見た図、図58は後方から見た図、図59は図58の59−59断面図、図60はアームの機能を説明する図である。この実施例のマイクロロボットは、管内を流れる液体中でフィンを回転することにより推進すると共に、充電時には液体の流れを利用して発電しそれにより充電するようにしたものである。ロボット本体10の前部には4本のアーム400が取り付けられており、後部にはフィン402が取り付けられその外周部には外歯404が設けられている。また、フィン402はカバー部406により覆われている。フィン402はピニオン408を介してステップモータ66に連結されている。アーム400はその一方の端部がプランジャ410により駆動されるように構成されており、プランジャ410が引かれるとアーム400が拡がり、アーム400の端部が管の内壁に押し当てられるとロボット本体10は液中に停留する。
57 to 60 are views showing a micro robot according to another embodiment of the present invention. FIG. 57 is a view seen from the front, FIG. 58 is a view seen from the back, and FIG. 59 is a view 59-59 of FIG. FIG. 60 is a sectional view illustrating the function of the arm. The microrobot according to this embodiment is designed to be propelled by rotating fins in a liquid flowing in a tube, and to generate power by using the flow of the liquid during charging, thereby performing charging. Four
この実施例の回路22の構成は図47に示されているものと基本的には同一であり、図47のステップモータ64をプランジャ410に置き換えればよい。通常の動作状態においては、ステップモータ66よりフィン402が回転駆動されロボット本体10は液中を前進する。そして、電源部16の電圧が所定の基準値VL より低くなると、ステップモータ66の駆動を停止し、プランジャ410を引いてアーム400を拡げる。これによりロボット本体10が液体中にて停止することになる。その停留状態にて管内に液が流れていると、フィン402が回転しその結果ステップモータ66のロータ70が回転し、励磁コイル68に誘起電圧が発生し、その誘起電圧は上述の実施例の場合と同様に整流されて電源部16に導かれ、電源部16に充電電流が供給される。このようにして充電され所定の基準電圧VH 以上になると、プランジャ410を復帰させてアーム400を閉じてロボット本体10の停留状態を解き、ステップモータ66を駆動することにより再び前進を開始する。
The structure of the
図61は光起電力素子により充電する場合の制御部の構成を示すブロック図である。光起電力素子として例えばソーラーセル412を有し、このソーラーセル412の出力は電圧調整器56のリミッタ302(図47参照)を介して電源部16に供給されると共に、デコーダ416を介してCPUコア40に供給される。
図62は図61の実施例の動作を示すフローチャートである。この実施例においては通常の作業時もソーラーセル412により充電をしている。ところが、電源部16の電圧が所定の基準電圧VL より低くなると(S121)、ステップモータ64,66を駆動し(S122)、その状態をこれらのモータの回転が検出できなくなるまで継続する(S123),(S124)。つまり、ステップモータ64,66をロボット本体10が壁等に衝突するまで駆動することによりロボット本体10を隅の方に退避させ、その状態で例えば100秒程度の間充電する(S125)。そして、電源部16の電圧が所定の基準電圧VL より高くなると(S121)、再び通常の作業時に戻る(S122)。なお、この実施例においては発光側の発光素子を制御することにより、発光素子からエネルギーを供給するだけでなく、制御信号を発光エネルギーに重畳させることにより制御信号を供給することもできる。ロボット本体10側ではソーラーセル212の出力をデコーダ416により解析してCPUコア40に取り込む。
FIG. 61 is a block diagram illustrating a configuration of a control unit when charging is performed by a photovoltaic element. For example, a solar cell 412 is provided as a photovoltaic element. The output of the solar cell 412 is supplied to the
FIG. 62 is a flowchart showing the operation of the embodiment in FIG. In this embodiment, the battery is charged by the solar cell 412 even during normal work. However, when the voltage of the
ところで、図61の実施例においてはソーラーセル412による例について説明したが、これを熱発電素子に置き換えてもよい。熱発電素子は温度差により発電するので、エネルー供給側においては吸熱及び発熱を交互に繰り返せば(充電スタンドにて吸発熱素子を駆動する)、熱発電素子は継続的に発電できる。但し、その場合には、熱発電素子の出力は交互に正、負を繰り返すので、充電回路214には整流回路が必要となる。この場合だけでなく、電磁誘導により充電する場合において、励磁コイル68によらず、充電用のコイルをソーラーセル212の代わりに設けてそれによって電源部16を充電する場合にも整流回路が必要になる。
By the way, although the example of the solar cell 412 has been described in the embodiment of FIG. 61, this may be replaced with a thermoelectric generator. Since the thermoelectric generator generates power based on the temperature difference, if the heat absorption and heat generation are alternately repeated on the energy supply side (by driving the heat absorption and generation elements at the charging station), the thermoelectric generator can continuously generate power. However, in this case, the output of the thermoelectric generator alternates between positive and negative alternately, so that the charging circuit 214 requires a rectifier circuit. Not only in this case, but also in the case of charging by electromagnetic induction, a rectifying circuit is required in the case where a charging coil is provided instead of the
図63は充電、障害回避、作業及び帰投を組み合わせた制御をする場合の動作を示すフローチャートである。CPUコア40は電源部16の電圧を取り込んでその値が所定の基準電圧VL より高いかどうかを判断する(S131)。電源部16の電圧が所定の基準電圧VL よりも低ければ充電動作に移る(S132)。この充電動作は上述の各実施例における動作と同一である。電源部16の電圧が所定の基準電圧VL よりも高ければ、次に障害物があるかどうかを判断する(S133)。障害物の有無の検出は、例えば障害物検出用のセンサを取り付けてそれにより検出したり、ステップモータが回転していない状態を検出することにより行う。後者の場合の検出は次のようにして行なう。回転状態にあるときにはステップモータの励磁コイルに駆動パルスを供給した後に、誘起電圧が大となり、回転していない状態においては誘起電圧が小となるので、誘起電圧の大きさを検出することによりその判断がなされる。
FIG. 63 is a flowchart showing the operation in the case of performing a control combining charging, obstacle avoidance, work, and return throw. The
障害物があると判断されたときには(S133)、回避動作をする(S134)。回避動作としては、停止、後退等の制御処理を行うことによりなされる。障害物がないと判断されると、所望の作業(前進等)を行う(S134)。次に、帰投指令あるかどうかを判断し(S135)、帰投指令がなければ上述の処理を繰り返し、帰投指令があった場合には帰投する(S135)。この実施例においては帰投指令が外部からあるまでの作業を続けているが、作業が終わったら自動的に帰投するようにしてもよい。帰投の方法は充電スタンドへの移動と同様になされる。 と き に は When it is determined that there is an obstacle (S133), an avoidance operation is performed (S134). The avoidance operation is performed by performing control processing such as stopping and retreating. If it is determined that there is no obstacle, a desired operation (such as forward movement) is performed (S134). Next, it is determined whether or not there is a return-to-throw instruction (S135). If there is no return-to-throw instruction, the above-described processing is repeated, and if there is a return-to-throw instruction, return is made (S135). In this embodiment, the operation is continued until the return instruction is issued from the outside. However, the return operation may be automatically performed after the operation is completed. The method of returning home is the same as that of moving to the charging station.
Claims (2)
互いに独立して駆動され、移動方向に対し直角方向に離れた駆動点を有する少なくとも1対の駆動部と、
前記センサの出力に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、
充電可能であり、前記センサ、前記駆動部及び前記制御部に電源電圧を供給する電源部とを有し、
前記制御部及び前記電源部が前記駆動部の間に配置され、前記1対の駆動部によって走行グランドに対して駆動される2つの駆動点と、走行グランドに対してすべり摩擦接触する摺動部の3点により支持されることを特徴とするマイクロロボット。 At least two sensors whose detection areas partially overlap,
At least one pair of driving units driven independently of each other and having driving points separated in a direction perpendicular to the moving direction;
A control unit that controls the driving unit based on an output of the sensor;
A power supply unit that is rechargeable and supplies a power supply voltage to the sensor, the driving unit, and the control unit,
The control unit and the power supply unit are disposed between the driving units, and two driving points driven by the pair of driving units with respect to a traveling ground, and a sliding unit that is in sliding frictional contact with the traveling ground. A micro robot characterized by being supported by the following three points.
2. The micro device according to claim 1, further comprising: a protrusion protruding from the frame body and having flexibility and being electrically connected to the power supply unit, wherein the power supply unit is charged by supplying electricity to the protrusion. robot.
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