JP2004000616A - 磁気共鳴イメージングのためにrf検出器アレイをデカップリングする方法及び装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージングのためにrf検出器アレイをデカップリングする方法及び装置 Download PDF

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    • G01R33/365Decoupling of multiple RF coils wherein the multiple RF coils have the same function in MR, e.g. decoupling of a receive coil from another receive coil in a receive coil array, decoupling of a transmission coil from another transmission coil in a transmission coil array

Abstract

【課題】並列イメージングで用いるRF検出器アレイをデカップリングする。
【解決手段】磁気共鳴イメージング(MRI)システムで使用するための無線周波数(RF)検出器アレイ・アセンブリは、MRIシステムから無線周波数(RF)信号を同時収集する際に使用するために複数のRF検出器素子を有した少なくとも1つのRF検出器アレイ(410)と、各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために該複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェース(420)と、を備えている。RF検出器アレイ素子をデカップリングする方法では、複数のRF検出器素子を有するRF検出器アレイ(410)を設け、各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために該複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェース(420)を設ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全般的には磁気共鳴イメージング(MRI)に関し、さらに詳細には、MRIに使用する無線周波数(RF)検出器アレイのデカップリングに関する。
【0002】
【発明の背景】
一般的に、MRIはよく知られたイメージング技法の1つである。従来のMRIデバイスは、例えばMRIを受けようとするヒトの体軸に沿って均一な磁場を確立させている。この均一な磁場は(身体組織を形成している原子や分子内の)原子核の核スピンをその磁場軸の方向に整列させることによって撮像のためにヒトの身体の内部を条件付けしている。核スピンの向きがじょう乱を受けて磁場と整列しなくなると、原子核はその核スピンを磁場軸と再整列させようとする。核スピンの向きのじょう乱は、無線周波数(RF)パルスの印加に起因することがある。再整列過程の間に原子核は、磁場軸の周りを歳差運動し、ヒトの上または周りに配置した1つまたは複数のコイルによって検出できるような電磁的信号を発生させる。
【0003】
歳差運動している所与の原子核が発生させる磁気共鳴(MR)信号の周波数は、その原子核の場所における磁場の強さに依存する。当技術分野でよく知られているように、ヒトの身体内の様々な場所から発生する放射は、ヒトの身体全体に及ぶように磁場に磁場傾斜をつけることによって識別することができる。便宜上、この磁場傾斜の方向を左右方向と呼ぶことがある。ある特定の周波数の放射はこの磁場傾斜内の所与の位置(すなわち、ヒトの身体内の所与の左右位置)で発生するものと見なすことができる。こうした磁場傾斜の印加のことを周波数エンコードともいう。
【0004】
しかし、磁場傾斜のこの印加では2次元分解能を考慮していない、というのも所与の左右位置にあるすべての原子核は同じ磁場強度を受けているため同じ周波数をもつ放射を発生させるからである。したがって、周波数エンコード傾斜の印加単独では、所与の左右位置においてヒトの上側から発生する放射と下側から発生する放射とを区別することができない。様々な強度をもつ傾斜を垂直方向に印加し原子核を様々な量だけじょう乱させることによってこの第2の方向での分解能が可能となることが分かっている。こうした追加的な傾斜の印加のことを位相エンコードともいう。
【0005】
1回の位相エンコード・ステップの間にコイルにより検知した周波数エンコード・データは、k空間マトリックスとしても知られるデータ・マトリックス内の1本のデータラインとして保存している。k空間マトリックスの複数のデータラインを満たすためには複数回の位相エンコード・ステップを実施する。このマトリックスをフーリエ変換し、この周波数情報を撮像対象の核スピン分布や原子核密度を表している空間情報に変換することによって、このマトリックスから画像を作成することができる。
【0006】
撮像時間は、所望の信号対雑音比(SNR)、並びにMRIデバイスがそのk空間マトリックスを満たすことができる速さに関する主たるファクタの1つである。従来のMRIでは、k空間マトリックスは一度に1ラインずつ満たしている。この全般的領域では多くの改良がなされてきたが、k空間マトリックスを満たすことができる速さには限界がある。これらの本質的な限界を克服するために、磁場傾斜の各印加ごとに複数のデータラインを同時収集するような幾つかの技法が開発されている。これらの技法は、一括して「並列イメージング技法(parallel imaging techniques)」と特徴付けられることがあり、RF検出器コイルのアレイからの空間情報を用いることによって、磁場傾斜とRFパルスを用いた場合では逐次方式で取得しなければならなくなるようなエンコードの代用としている。有効な検出器を複数使用しているため、傾斜スイッチング速度やRFパワー預託(power deposition)を増加させずに撮像速度が増大することが分かっている。
【0007】
最近開発されインビボ・イメージングに利用されているこうした並列イメージング技法のうちの2つに、SENSE(SENSitivity Encoding:感度エンコーディング)と、SMASH(simultaneous acquisition of spatial harmonics:空間高調波同時収集)がある。この両技法とも、その各々がそれぞれ異なる感度プロフィールを有するような別々の複数の受信素子の並列使用を含んでおり、かつ検出したそれぞれのスピン共鳴信号を合成しているため、最も有利なケースでは使用する受信用部材の数に等しいような比率(
【非特許文献1】PruessmannらによるMagnetic Resonance in Medicine Vol.42,p.952〜962(1999)を参照)で1枚の画像に要する収集時間を(従来のフーリエ画像再構成と比較して)短縮することができる。
【0008】
例えば、構成コイルの感度に関して特徴付けが不十分であるか互いの識別が不十分であるかのいずれかの場合にSENSE技法に欠点が生じる。これらの不安定性は、再構成画像内の局在性アーチファクトとして出現することや、信号対雑音比(SNR)の劣化を生じさせることがある。したがって、態様のうちとりわけ、SENSEなど並列イメージング技法の使用あるいは未使用に関わらず、MRIシステムにおいて高いSNRを提供するようなRFコイルアレイを実現することが望ましい。
【0009】
さらに、画像アーチファクトは、別々に同調及び整合を受けている密に配置した一群の表面コイル内でのコイル間の相互結合にも原因がある。このコイル間の相互結合によって、コイルの共鳴スペクトルに分離(splitting)を生じさせるようなカップリング型モード(coupled mode)が生成される。結果的に、これらのコイルは同調不良や整合不良となり、これによってSNRが低下する。コイルのSNRを維持しかつコイルの結合による画像アーチファクトを回避するには、複数のカップリング・モードをMR周波数で共振する単一モードまで縮退(degenerate)させるような何らかのデカップリング機構が必要である。
【0010】
典型的な多重コイルのアレイ配列の1つでは、撮像中に信号を受け取るために、隣接して幾つかのコイルを設けている。隣接するコイル間のクロストークというよくある問題を制限する、すなわち軽減させるためには、一般に、隣接するコイルを重複させると共に重複対内に含まれないコイルに対しては低インピーダンス前置増幅器を使用している。アレイの各コイルによって確立される電流搬送経路のため、こうした重複及び前置増幅器の構成によってこれらのコイル間の相互誘導性結合が低下しかつ/または相殺され、これによってクロストークが低下する。
【0011】
ごく最近では、SMASH、SENSEその他の並列空間エンコード技法によって、フェーズドアレイ・コイルの入り交じった感度同士(complex sensitivities)が十分に直交状態にある、あるいは、互いに十分に区別できる必要があるという新たな設計基準が課せられている。従来の重複コイル及び前置増幅器の配列は一般にこの要件を満たしていない。したがって、MRIを使用した並列イメージングで用いるRF検出器アレイをデカップリングするための方法及び装置が必要とされている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の態様では、磁気共鳴イメージング(MRI)システムで使用するための無線周波数(RF)検出器アレイ・アセンブリを提供する。本RF検出器アレイ・アセンブリは、MRIシステムから無線周波数(RF)信号を収集する際に使用するために複数のRF検出器素子を有した少なくとも1つのRF検出器アレイと、各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために該複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェースと、を備えている。
【0013】
第2の態様では、磁気共鳴イメージング(MRI)システム内で無線周波数(RF)検出器アレイ素子をデカップリングするための方法を提供する。本方法は、複数のRF検出器素子を有するような少なくとも1つのRF検出器アレイを設けるステップと、各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために該複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェースを設けるステップと、を含んでいる。
【0014】
本発明の特徴及び利点は、添付の図面と共に以下の本発明の詳細な説明を読めば明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
先ず図1を参照すると、例示的な磁気共鳴(MR)イメージング・システムは、パルス制御モジュール12を介して傾斜コイル電力増幅器14を制御しているコンピュータ10を含む。このパルス制御モジュール12及び傾斜増幅器14は協同して、スピンエコー、グラジェントリコールド・エコー・パルスシーケンス、高速スピンエコー、またはその他のタイプのパルスシーケンスのいずれかのために適正な傾斜波形G、G及びGを発生させている。これらの傾斜波形は傾斜コイル16に接続しており、またこの傾斜コイル16は、傾斜G、G及びGがこれらのそれぞれの軸に沿ってマグネット・アセンブリ34から偏向磁場B上に加えられるようにMRマグネット・アセンブリ34のボアの周りで位置決めされている。
【0016】
パルス制御モジュール12はさらに、その各部分を破線ブロック36で取り囲んでいるRF送受信器システムの一部である無線周波数合成器18を制御している。パルス制御モジュール12はさらに、無線周波数合成器18の出力を変調するRF変調器20を制御している。得られたRF信号は、電力増幅器22で増幅され送信/受信スイッチ24を介してRFコイル・アセンブリ26に加えられており、このRF信号を用いて撮像対象(図示せず)の核スピンを励起させている。
【0017】
撮像対象の励起した原子核からのMR信号は、RFコイル・アセンブリ26によって取り込み、送信/受信スイッチ24を介して前置増幅器28に与えて増幅し、さらに直角位相(quadrature phase)検出器30によって処理する。検出した信号は高速A/D変換器32によってディジタル化してコンピュータ10に加えられ、対象のMR画像を作成するための処理を行っている。コンピュータ10はさらに、シムコイル電源38を制御してシムコイル・アセンブリ40に電力を供給する。
【0018】
本発明の実施形態では、RFコイル・アセンブリ26はループや導電性ストリップなど複数の検出器素子からなるRF検出器アレイであり、また複数のコイルまたは導電性ストリップからなる1つのアレイとして構成させることもある。その他の導体材料や構造(例えば、銅製ロッド、パイプ、ワイヤやその他の線構造)を検出器素子として使用することもある。別の実施形態では、RFコイル・アセンブリ26はMRIフェーズドアレイである。導電性ストリップを利用する実施の一形態を図2及び3を参照しながら以下でより詳細に記載することにする。さらにまた、本発明の実施形態では、その検出器素子は非重複である場合と重複させている場合がある。
【0019】
さらに、受信コイル・アセンブリ26のための多重チャネンル・アレイを実現することによって、SNRをより一層改善させることができる。これを行うには、SENSE(上述)などの並列処理技法を使用してデータ収集時間を改善させることがある。比較的高いB磁場強度(例えば、>3T)では、RF励起磁場の均一性は患者の電気特性及び大きさに大きく依存する。しかし、送信コイルもアレイ構成で実現させているならば、各アレイ素子内の電流の振幅及び位相は、患者を存在させた状態でRF励起磁場の均一性を最適化するような個別の調節が可能となる。
【0020】
ここで図2を参照すると、マイクロストリップ・アレイ100の平面図を表しており、このアレイは引き続いて、表面コイルなどのRF検出器用途のために概して平面状の構成で構成することができる。別法として、マイクロストリップ・アレイ100は、多重チャンネルのボリューム共振子を形成させるように円筒状に構成させることがある。アレイ100は、誘電性オーバーレイ104をその上に有するような一連の並列で同じ長さの導電性(例えば、銅製)マイクロストリップ102を含む。オーバーレイ104向けに選択する誘電媒体は、例えば、ε=6.4の比誘電率を有するガラスとすることがある。例えば、MRI周波数において4分の1波長(λ/4)共振子を受信用アレイ向けの妥当な長さに対応させるために、誘電媒体材料によってその電磁周波数(EMF)波長をε 1/2の割合で短くする。したがって、63.87MHzのプロトン共鳴を伴う1.5テスラ(T)システムでは、その4分の1波長(λ/4)はガラス媒体中で117cmから46cmまで短縮される。このマイクロストリップ構成によって16個の個別のアレイ素子の各間の分離が可能となり、これにより所望であれば各素子を別々に駆動させることが可能となることを理解されたい。受信端では、そのボリューム共振子はSNR改善用、あるいはSENSEなどの並列画像処理技法用のいずれかのために16チャンネル型フェーズドアレイとして使用することができる。
【0021】
【非特許文献2】Magnetic Resonance in Medicine,45:673〜683(2001)にLeeらによって記載されているように、ストリップ長lは4分の1波長(λ/4)または半波長(λ/2)とすることができ、一方ストリップの幅w、間隔s及び誘電体厚hは、そのストリップの特性インピーダンスをこれらに対する接続用ケーブル(図示せず)のインピーダンスと整合させるように選択する。従来のループ設計と比べたマイクロストリップ・アレイ100の利点の1つは、ストリップ102の長さを、ストリップ同士の結合を最小にするようにその間隔sと無関係に調整できることである。実施の一形態では、開回路と短絡回路のいずれかにより終端した一群の4分の1波長(λ/4)ストリップ(あるいは、この整数倍)を使用することによってこれらのストリップ内に定在波共鳴を得ている。別の実施形態では、インピーダンス整合した負荷を用いて終端するように一群の半波長(λ/2)ストリップ(あるいは、この整数倍)を使用することによって、ストリップ内に進行波共鳴を得ている。この2つの実施形態の両者において、ストリップは互いにデカップリングさせており(より詳細にはLeeらにより記載されている)、このため分離させたストリップの各々において高いSNRが得られる。
【0022】
さらにこの点において、ストリップに所望の電気的波長が実現されている限り、ストリップ・アレイの実際の物理的長さは様々な値にできることに留意すべきである。ストリップの物理的長さを変化させてストリップの電気的波長を変更することができる。一般に、電気的長さθはπ/2またはπとすることが望ましく、この場合その物理的長さは共鳴波長の4分の1波長または2分の1波長となる。実際に、7T全身用MRIスキャナでは、空気中での共鳴波長は約1mであり、したがって空気中での導電性ストリップの4分の1波長は25cmとなり、MRIスキャナ内部にあるRF検出器に関して妥当な長さとなる。しかし、より低磁場のMRIスキャナ(例えば、1.5T)では、空気中での共鳴波長は4.967mである。したがって、空気中での導体ストリップの4分の1波長は1.17mであり、実際上のRF検出器とするには長すぎることになる。このため、より低磁場のMRI用途では、集中素子(lumped element)リアクタンスを追加して選択した電気的波長を得ることがある。図3は、伝送線として表現した一対のストリップ(a)、(b)を模式的に表している。(a)では、実際のストリップ長lは所望の電気的波長θ(例えば、λ/4、λ/2)に等しい。終端が適当であれば、ストリップ(a)は隣り合う同じ長さのストリップ及び終端から自ずとデカップリングされることになる。しかし、ストリップ(b)では、実際のストリップ長lは所望の電気的波長θより短く、有する電気的波長はθとなる。所望の電気的波長θを実現するためには、ストリップ(b)にコンデンサC1とC2などの集中素子を追加することがある。
【0023】
図4を参照すると、並列式イメージングで使用するRF検出器アレイ・アセンブリ400の実施の一形態を表している。本発明の実施の一形態では、MRIシステムで使用するために無線周波数(RF)検出器アレイ・アセンブリを設けている。このRF検出器アレイ・アセンブリは、上述のようにMRIシステムからRF信号を同時収集する際に使用する複数のRF検出器素子を有する少なくとも1つのRF検出器アレイ410と、該複数の検出器素子の各々と結合している各素子を残りの素子からデカップリングさせるためのデカップリング用インタフェース420と、を備えている。上述のように、このアレイは、フェーズドアレイ、多重コイルアレイ、あるいはマイクロストリップ・アレイとすることができる。この素子(例えば、コイルまたはストリップ)は、非重複とする場合や重複させる場合がある。以下で記載する実施形態では、これらのコイル及び/またはストリップのことを「素子(element)」と呼び、非重複式としている。デカップリング用インタフェース配列は重複させた素子を有するアレイにも適用可能であることを理解されたい。
【0024】
さらに図2を参照すると、RF検出器アレイの実施の一形態では、そのアレイは、導電接地面(図示せず)と実質的に平行な複数の導電性ストリップ102と、図3の複数のコンデンサC1及びC2と、を備えており、これらのコンデンサの少なくとも1つは各導電性ストリップの対応する電気的長さを調整するように各ストリップから接地面までシャントされている。それぞれの各ストリップ、対応する少なくとも1つのコンデンサ、及び接地面の組み合わせによって、選択した周波数で共振する共振子が形成される。
【0025】
RF検出器アレイの別の実施形態では、そのアレイは、誘電媒体内に形成させた複数の同等のマイクロストリップであって、該マイクロストリップの各々はストリップ長と媒体の誘電率の両者を調整することによって選択共鳴波長の4分の1波長の整数倍になるよう調整されているような複数の同等マイクロストリップと、短絡回路、開回路及びリアクタンス性終端からなる群より選択されるような各マイクロストリップの少なくとも1つの終端と、を備えている。
【0026】
本明細書で使用する場合、nポート式システムとは、MRIシステムのRF信号を検出する際にn素子アレイを使用することを意味している。このシステムはさらに、例えば、ソース発生源(source generator)と結合させるためにn個のポートを有している。送信モードでは、そのソース発生源はMRIシステムに対する電力増幅器出力位置にある等価電圧源または等価電流源である。一方受信モードでは、相反性原理の使用により、そのソース発生源はMRIシステムの前置増幅器入力位置にある信号を意味する。
【0027】
カップリング型システムにおいて、V及びIをポートの位置で計測した電圧ベクトルと電流ベクトルとする。またZ及びYをnポート式システムの開回路のインピーダンス行列及びアドミッタンス行列とする。
【0028】
【数1】
Figure 2004000616
【0029】
上式において、対角要素Zii(i=1,2,...,n)は、他のポートをすべて開回路とした場合の第i番目の素子(典型的には、「同調及び整合がとれた」コイル)の自己インピーダンスである。Ziiの実数部は素子の伝達される抵抗性損失(例えば、サンプル損失)を意味し、一方虚数部は素子の伝達されるリアクタンスである。2つのポートiとjの間の相互インピーダンスZij(i,j=1,2,...,n;i≠j)は、他のポートをすべて開回路としたときに第i番目のポート位置に発生する開回路電圧を第j番目ポートに供給される電流で除した値となる。Zijの実数部はコイル素子iとjの間の相互抵抗(ノイズ相関に関連する)であり、またZijの虚数部はコイル素子iとjの間のリアクタンス性結合であって、主としてコイル素子iとjの間の誘導性結合である。したがって、ソース発生源を含まないカップリング型nポート式システム自体のノード方程式は次式となる。
【0030】
V=ZI    (式2)
非カップリング型システムは一般のカップリング型システムの特殊ケースとして扱うことができる。V及びIを非カップリング型システムのポート位置で計測される電圧ベクトルと電流ベクトルとし、またZ及びYを、非カップリング型システムに関する開回路のインピーダンス行列とアドミッタンス行列とする。
【0031】
【数2】
Figure 2004000616
【0032】
したがって、非カップリング型システムのノード方程式は次式となる。
【0033】
=Z    (式4)
ソース発生源を含むような閉回路では、発生源の電圧と電流は次式となる。
【0034】
【数3】
Figure 2004000616
【0035】
発生源のインピーダンスとアドミッタンスは次式となる。
【0036】
【数4】
Figure 2004000616
【0037】
キルヒホッフの法則に基づいて、図1のカップリング型システムは次式で記述することができる。
【0038】
=V+ZI,I=I+YV    (式7)
非カップリング型システムは次式で記述することができる。
【0039】
=V+Z,I=I+Y    (式8)
(式7)及び(式8)はカップリング型と非カップリング型のフェーズドアレイ間の関係を解く基本式となる。
【0040】
(式7)はカップリング型システムの完全な記述形である。(式8)は非カップリング型システムの完全な記述形である。(式7)と(式8)のソース発生源が等しいと見なすことによって、VとVの間、あるいはIとIの間の明確な関係が導出される。
【0041】
開回路ノード方程式、(式2)及び(式4)、閉回路のキルヒホッフの法則、並びに(式7)及び(式8)に基づけば、次式
Figure 2004000616
が得られ、これにより非カップリング型電圧Vとカップリング型電圧Vの間の関係が次式のように得られる。
【0042】
(Y+Y)V=(Y+Y)V    (式10)
行列Cを非カップリング型電圧からカップリング型電圧への変換行列とし、Dをカップリング型電圧から非カップリング型電圧への変換行列とすると、(式10)は次式のいずれかとなる。
【0043】
V=C または V=DV    (式11)
上式において、DVはCVの逆行列であり、さらに次式となる。
【0044】
Figure 2004000616
本明細書では、Cを電圧カップリング行列と呼び、また、Dを電圧デカップリング行列と呼ぶことにする。
【0045】
同様の方法により、(式2)、(式4)、(式7)及び(式8)から電流の関係式が次式、
Figure 2004000616
のように導出され、これにより非カップリング型電流Iとカップリング型電流Iの関係が次式のように得られる。
【0046】
(Z+Z)I=(Z+Z)I    (式14)
行列Cを非カップリング型電流からカップリング型電流への変換行列とし、Dをカップリング型電流から非カップリング型電流への変換行列とすると、(式14)は次式のいずれかとなる。
【0047】
I=C または I=DI    (式15)
上式において、DはCの逆行列であり、さらに次式となる。
【0048】
Figure 2004000616
本明細書では、Cを電流カップリング行列と呼び、また、Dを電流デカップリング行列と呼ぶことにする。
【0049】
nポート式システムの結合は電圧カップリング行列Cと電流カップリング行列Cによって完全に特徴付けすることができる。CとCの各固有値は1カップリング型モードである。CやCはn×n行列であるから、縮退がなければn個のカップリング・モードが存在する可能性があり、このことから結合はそのシステムの共鳴周波数をn個の異なる周波数に分割させることが示唆される。こうしたカップリング型システムにおいてMR信号を取り扱う一方法は、システムの複数の共鳴モードを1モードまで縮退させるための追加的なデカップリング機構を含むことである。
【0050】
本発明の実施形態では、インピーダンス行列Zをもつカップリング型nポート式システムを、インピーダンス行列Z’をもつ2nポート式インタフェース・システムによって図4に示すようにデカップリング型nポート式システムZに変換することができる。Z’は次式で表現されるような2n×2n行列である。
【0051】
【数5】
Figure 2004000616
【0052】
ここで、Z’の4つのn×n部分行列が次式であるとする。
【0053】
【数6】
Figure 2004000616
【0054】
nポート式システムのノード方程式はV=ZI(式4)である。2nポート式インタフェース・システムのノード方程式は次式となる。
【0055】
【数7】
Figure 2004000616
【0056】
上式においては次式が成り立つ。
【0057】
【数8】
Figure 2004000616
【0058】
nポート式システムと2nポート式インタフェースの間の相互接続点において、次式が成り立つことに留意されたい。
【0059】
V”=V,I”=−I    (式21)
したがって(式4)、(式19)及び(式21)から、このインタフェースの出力インピーダンス行列は以下のように導出される。
【0060】
【数9】
Figure 2004000616
【0061】
この出力インピーダンス行列が非カップリング型システムのインピーダンス行列に等しければ(Zout=Z)、(式22)は次のデカップリング方程式となる。
【0062】
【数10】
Figure 2004000616
【0063】
(式23)を満足する任意の2nポート式インタフェースを用いれば、nポート式カップリング型システムZをデカップリングさせることができる。
【0064】
したがって、受動回路網の相反性Zij=Zji(i,j=1,2,...,n;i≠j)のためZはn×n行列となり、(式23)にはn(n+1)/2個の独立の方程式が存在する。さらに、Zの各対角素子が同一である(Z11=Z22=...=Znn)とする前提は妥当であり、これによりフェーズドアレイのすべてのコイル素子を同じ値(例えば、50Ω)に整合させていれば、(式23)の独立した方程式の数は1+n(n−1)/2となるという前提も妥当となる。一方、行列Z’は2n×2n行列であり、さらに受動回路網の相反性及び同一の対角素子を有していれば、1+2n(2n−1)/2個の未知数を有している。未知数の数は独立の方程式の数より多いため、デカップリング方程式(式23)には複数組の解があり、このことは、デカップリング回路網を構築する方法が複数あることを意味している。
【0065】
しかし、より高い対称性を有するような極めて縮退させた2nポート式構造に関して1つの特殊なクラスが存在する、すなわち次式である。
【0066】
【数11】
Figure 2004000616
【0067】
この条件下では、未知数の数は(式23)の独立した方程式の数に等しい。したがって、デカップリング方程式を、その解法において他に前提を伴わずに解くことができる。このような対称性をもつインタフェース・システムは、可能な限り最も縮退させたシステムであり、こうしたインタフェースの構築は比較的容易となる。
【0068】
例示的な実施の一形態では、4ポート式デカップリング用インタフェースを使用して強い結合をもつ2つのコイルをデカップリングさせ、回路網解析器とMRIスキャナの両方によって実験的に実証してみた。実験の結果として、同一の2つの表面コイルの間で計測した結合は、これらが無負荷であるときには−1.4dBであり、人体胸部を負荷としたときには−5dBであった。デカップリング用インタフェースの挿入後では、カップリングS21は無負荷のときには−33dBまで、人体胸部を負荷としたときには−51dBまで低下した。このことは、前置増幅器の入力インピーダンスが50Ωであると仮定すれば、2つのコイル間にはわずかに約0.3%の信号強度クロストークしか存在していないことを意味している。
【0069】
この例示的な実施形態では、各コイルを0.25mm厚で、602g/mの柔軟なプリント回路基板を用いて製造した。こうした4つのコイル全体は別々に63.66MHzに同調させ、かつ人体胸部を負荷としたときに50Ωに整合させた。この2つのコイル(コイル1及び2)は、全く重複をさせずに隣同士に位置させ、MRIのRF検出器の役割をするように取付具上に配置させた。これらの2コイルの間隔は7mmとした。各コイルにはバラン(balun)を介して半波長同軸ケーブルを接続した。これら2つのコイル間の強い結合は、HP4395Aインピーダンス/回路網解析器(Hewlett Packard(Palo Alto,CA))及びMRIスキャナGE Lx(GEMS(Milwaukee,WI))によって記録した。この実験では、そのデカップリング用インタフェースは、MRIスキャナのマグネットの外側にあるような2つのコイル(コイル3及びコイル4)により製作した。コイル3はコイル1及び前置増幅器の両方とBNC Tコネクタによって繋がっており、またコイル4はコイル2及び別の前置増幅器の両方と別のTコネクタによって繋がっている。コイル3とコイル4の間の重複を調整することによってコイル1とコイル2をデカップリングさせるための適正な相互リアクタンスを実現することができる。デカップリング用インタフェースとして2つのコイルを利用する理由は、この2つのコイルによって多種多様なカップリング/デカップリング現象を示すような調整が比較的容易になること、並びにすべての調整に関して追加的整合が不要であることにある。しかし、インタフェースは整合を実行する前に挿入する必要があるためこのインタフェースもインタフェースでの損失を最小限にするように集中素子回路を用いて製作することがあることを理解されたい。図5はこの例示的な実施形態の概要図である。
【0070】
別の実施形態では、デカップリング用インタフェース420は、リアクタンス性集中素子回路、分散構造、伝送線及びコイルを備えている。
【0071】
図6及び7を参照すると、例示的なデカップリング用インタフェースを表している。図6はコイル回路600に対するデカップリング用インタフェースの役目をするπ回路610を表しており、図5に示したアレイの2つのコイル(コイル1及び2)に関する1つの等価回路となっている。図7はコイル回路700に対するデカップリング用インタフェースの役目をするT回路710を表しており、図5に示したアレイの2つのコイル(コイル1及び2)に関する1つの等価回路となっている。
【0072】
図8を参照すると、4素子フェーズドアレイ800をデカップリングさせるための8ポート式デカップリング用インタフェースのブロック図を表している。このインタフェースは6組の4ポート式インタフェースから組み立てている。
【0073】
図9を参照すると、RF検出器アレイの別の実施形態のブロック図を表し、接地面(図示せず)にシャント接続した同調用コンデンサ910と、導電性素子セグメント900間の整合用コンデンサ920と、上述のように相互接続するためのデカップリング用コンデンサ930と、を表している。
【0074】
本発明の別の実施形態では、磁気共鳴イメージング(MRI)システムにおいて無線周波数(RF)検出器アレイ素子をデカップリングするための方法を提供する。本方法は、少なくとも1つのRF検出器アレイを設けるステップと、各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために複数の検出器素子の各々と結合させたデカップリング用インタフェースを設けるステップと、を含む。このRF検出器アレイは複数のRF検出器素子を有する。実施の一形態では、その検出器素子は非重複である。別の実施形態では、その検出器素子は重複している。
【0075】
本発明の好ましい実施形態について図示すると共に本明細書に記載してきたが、こうした実施形態が例としてのみ提供されていることは明らかであろう。当業者であれば、ここに記載した本発明を逸脱することなく、多くの変形形態、変更形態及び置換形態を生じさせるであろう。したがって、本発明は添付の特許請求の範囲の精神及び趣旨によってのみ限定させようとする意図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態との使用に適した例示的なMRイメージング・システムのブロック概要図である。
【図2】本発明の実施形態が適用可能であるような検出器アレイの平面図である。
【図3】伝送線として表現した一対の検出器素子の概要図である。
【図4】本発明の実施形態によるRF検出器アレイ・アセンブリの概要図である。
【図5】本発明の実施の一形態による例示的なRF検出器アレイ・アセンブリの概要図である。
【図6】本発明の実施形態による例示的なデカップリング用インタフェースの概要図である。
【図7】本発明の実施形態による例示的なデカップリング用インタフェースの概要図である。
【図8】本発明の実施形態による例示的なデカップリング用インタフェースの概要図である。
【図9】RF検出器アレイの別の実施形態のブロック概要図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ
12 パルス制御モジュール
14 傾斜コイル電力増幅器、傾斜増幅器
16 傾斜コイル
18 無線周波数合成器
20 RF変調器
22 電力増幅器
24 送信/受信(T/R)スイッチ
26 RFコイル
28 前置増幅器
30 直角位相検出器、位相検出器
32 A/D変換器
34 マグネット・アセンブリ
38 シムコイル電源
40 シムコイル・アセンブリ
100 マイクロストリップ・アレイ
102 導電性マイクロストリップ
104 誘電性オーバーレイ
400 RF検出器アレイ・アセンブリ
410 RF検出器アレイ
420 デカップリング用インタフェース
600 コイル回路
610 π回路
700 コイル回路
710 T回路
800 4素子フェーズドアレイ
900 導電性素子セグメント
910 同調用コンデンサ
920 整合用コンデンサ
930 デカップリング用コンデンサ

Claims (28)

  1. 磁気共鳴イメージング(MRI)システムで使用するための無線周波数(RF)検出器アレイ・アセンブリであって、
    MRIシステムから無線周波数(RF)信号を同時収集する際に使用するために複数のRF検出器素子を有した少なくとも1つのRF検出器アレイ(410)と、
    各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために前記複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェース(420)と、
    を備える無線周波数(RF)検出器アレイ・アセンブリ。
  2. 前記アレイがMRIフェーズドアレイである、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  3. 前記検出器素子が重複していない、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  4. 前記検出器素子が重複している、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  5. 前記少なくとも1つのアレイは、
    導電接地面と実質的に平行な複数の導電性構造(102)と、
    複数のコンデンサであって、該コンデンサの少なくとも1つが各導電性構造の対応する電気的長さを調整するように各構造から前記接地面までシャントされているような複数のコンデンサと、を備えており、
    それぞれの各構造、少なくとも1つの対応するコンデンサ及び接地面の組み合わせによって、選択した周波数で共振する共振子が形成されている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  6. 前記少なくとも1つの検出器アレイは、
    誘電媒体内に形成した複数のマイクロストリップ(102)であって、該マイクロストリップの各々は、ストリップ長と該媒体の誘電率の両者を調整することによって選択した共鳴波長の4分の1波長の整数倍になるよう調整されているような複数のマイクロストリップ(102)と、
    短絡回路、開回路及びリアクタンス性終端からなる群より選択されるような各マイクロストリップの終端部と、
    を備えている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  7. RF検出器素子の数がnであると共に、前記デカップリング用インタフェースは2nポート式インタフェースを備え、さらに複数の送信/受信チャンネルに結合させている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  8. 前記デカップリング用インタフェースがリアクタンス性集中素子回路のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  9. 前記デカップリング用インタフェースが分散構造デバイスの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  10. 前記デカップリング用インタフェースが集中素子回路と分散構造デバイスの組み合わせの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  11. 前記RF検出器アレイ・アセンブリがボリューム・コイルとして利用されている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  12. 前記RF検出器アレイ・アセンブリが表面コイルとして利用されている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  13. Zをn素子RF検出器アレイのnポート式システムに関するn×nのインピーダンス行列、Z’をデカップリング用インタフェースに関する2n×2nのインピーダンス行列、Z’11、Z’12、Z’21及びZ’22をZ’の4つのn×n部分行列、Zをn素子RF検出器アレイのデカップリング型nポート式システムに関するn×nのインピーダンス行列であるとして、前記デカップリング用インタフェースが次のデカップリング方程式、
    Z’11−Z’12(Z’22+Z)−1Z’21=Z
    を満足している、請求項7に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  14. 前記RF検出器素子が複数の検出器素子、ワイヤ・ループ、パイプ、銅製ロッド、線及び導電性ストリップのうちの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載のRF検出器アレイ・アセンブリ。
  15. さらに、各ストリップ内に複数のセクションの直列接続で接続された複数のコンデンサを備える請求項1に記載のRF検出器アレイ。
  16. さらに、各ストリップとそれぞれの隣接ストリップとの間に相互接続された複数のコンデンサを備える請求項1に記載のRF検出器アレイ。
  17. 磁気共鳴イメージング(MRI)システムにおいて無線周波数(RF)検出器アレイ素子をデカップリングするための方法であって、
    複数のRF検出器素子を有するような少なくとも1つのRF検出器アレイ(410)を設けるステップと、
    各検出器素子をその残りの検出器素子からデカップリングさせるために前記複数の検出器素子の各々に結合させたデカップリング用インタフェース(420)を設けるステップと、
    を含む方法。
  18. 前記コイル素子が重複していない、請求項17に記載の方法。
  19. 前記コイル素子が重複している、請求項17に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの検出器アレイは、
    誘電媒体内に形成した複数のマイクロストリップ(102)であって、該マイクロストリップの各々は、ストリップ長と該媒体の誘電率の両者を調整することによって選択した共鳴波長の4分の1波長の整数倍になるよう調整されているような複数のマイクロストリップ(102)と、
    短絡回路、開回路及びリアクタンス性終端からなる群より選択されるような各マイクロストリップ位置の終端部と、
    を備えている、請求項17に記載の方法。
  21. RF検出器素子の数がnであると共に、前記デカップリング用インタフェースは2nポート式インタフェースを備え、さらに複数の送信/受信チャンネルに結合させている、請求項17に記載の方法。
  22. 前記デカップリング用インタフェースが、リアクタンス性集中素子回路、分散構造、伝送線及びコイルのうちの少なくとも1つを備えている、請求項17に記載の方法。
  23. 前記RF検出器アレイがボリューム・コイルとして利用されている、請求項17に記載の方法。
  24. 前記RF検出器アレイが表面コイルとして利用されている、請求項17に記載の方法。
  25. Zをn素子RF検出器アレイのnポート式システムに関するn×nのインピーダンス行列、Z’をデカップリング用インタフェースに関する2n×2nのインピーダンス行列、Z11、Z12、Z21及びZ22をZ’の4つのn×n部分行列、Zをn素子RF検出器アレイのデカップリング型nポート式システムに関するn×nのインピーダンス行列であるとして、前記デカップリング用インタフェースが次式、
    11−Z12(Z22+Z)−121=Z
    を満足している、請求項17に記載の方法。
  26. RF検出器の1つのアレイが、
    導電接地面と実質的に平行な複数の導電性構造と、
    複数のコンデンサであって、該コンデンサの少なくとも1つが各導電性ストリップの対応する電気的長さを調整するように各構造から前記接地面までシャントされているような複数のコンデンサと、を備えており、
    それぞれの各構造、少なくとも1つの対応するコンデンサ及び接地面の組み合わせによって、選択した周波数で共振する共振子が形成されている、請求項17に記載の方法。
  27. 前記RF検出器アレイがさらに各ストリップ内に複数のセクションの直列接続で接続された複数のコンデンサを備えている、請求項26に記載の方法。
  28. 前記RF検出器アレイがさらに各ストリップとそれぞれの隣接ストリップとの間に相互接続された複数のコンデンサを備えている、請求項26に記載の方法。
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