JP2003536284A - 衛星通信システムにおける往復遅延を測定するためのシステム及び方法 - Google Patents

衛星通信システムにおける往復遅延を測定するためのシステム及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】衛星通信システムにおける往復遅延を測定するためのシステム及び方法 【手段】相対的に移動する、衛星(104)及び移動体電話機(108)のような、第1及び第2の対象物の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム及び方法。第1の信号は第1の対象物(104,108)から第2の対象物(108,104)に送信される。第1の信号は伝播遅延D1 の後に第2の対象物で受信され(408)、遅延D1 は第1の対象物から第2の対象物に伝搬するのに第1の信号によって必要とされる時間である。第1の信号の周波数は第2の対象物で測定される(412)。第2の対象物はその後測定された第1の周波数の報告を含む第2の信号を第1の対象物に送信する(416)。第2の信号は伝播遅延D2 の後に第1の対象物で受信され、D2 は第2の対象物から第1の対象物に伝搬するのに第2の信号によって必要とされる時間である。第1の対象物は第2の信号の周波数を測定する(424)。第1の対象物はその後測定された全体の遅延と、第1及び第2の信号の測定された周波数とから第1及び第2の対象物間のレンジを決定する(428)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に無線通信システムに関し、そしてさらに明確には、地球軌道衛
星と通信するユーザ端末の位置を決定するためのシステム及び方法に関する。な
おさらに明確には、この発明はゲートウェイとユーザ端末との間のアクセスチャ
ネル上の往復遅延(round trip delay)を測定するためのシステム及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
移動体電話機位置情報のための無線通信環境においてはますますふえる要求が
ある。例えば、衛星電話通信の将来性(capabilities)の出現で、順位付け(billi
ng) および/または地理的境界を含む種々の理由に関して、ユーザ端末(移動体
電話機)の位置を決定することは重要である。例えば、位置は適切な地上局また
は通信リンクを提供するためのサービスプロバイダ(例えば、電話会社)を選択
するために必要である。サービスプロバイダは典型的に特定の地理的区域を割り
当てられ、そしてその区域内に位置しているユーザとのすべての通信リンクまた
は呼出し(calls)を扱う。同様の考察は、呼出しが政治的境界または種々の契約
関係に基づいてサービスプロバイダに割り当てられねばならないときに発生する
【0003】 特に人が位置情報の重要性を見ることができる1つの産業は商業トラック輸送
(trucking)業である。商業トラック輸送業または配達事業では、車両位置決定の
効率的かつ正確な方法に対する需要がある(in demand) 。車両位置情報への間断
のない(steady)アクセスで、トラック輸送会社は幾つかの利益を獲得する。トラ
ック輸送会社は位置、ルート及び有料積載物(payloads)の推定到着時刻を通知さ
れた顧客を確保して(keep)おくことができる。トラック輸送会社はまた、最も経
済的に効率的な経由路(routing paths) 及び手順を決定する経路決定の有効性に
ついての経験的なデータと共に車両位置情報を使用することができる。 従来(i
n the past) 、車両位置情報はトラック運転手自身によって、彼等が目的地及び
途中下車地に到着したとき、電話により、トラック輸送会社のホームベースに連
絡されていた。それらはトラックドライバが目的地または途中下車地に到着し、
そしてトラック輸送会社のホームベースに電話する時間がとれる時にのみ生じる
ので、これらの位置報告はよく見ても間欠的(intermittent at best)である。こ
れらの位置報告はまた、事実上(in effect) それらが貨物運送車両の実質的な中
断時間(down time) を引き起こすので、トラック輸送会社にとっては全く損失が
大きい(costly)。この中断時間は、位置報告を行うために、トラクタドライバが
彼の車両をルートから移動し、彼がホームベースに電話するために使用できる電
話機を見付けねばならず、そして位置報告を行うために時間を要するという事実
に帰する。位置報告のこの方法はまた本質的な誤り(inaccuracies)の余地(room)
を残す。例えば、トラックドライバは誤ってまたは故意のいずれかで不正確な情
報を報告するかもしれないし、または到着及び出発の時刻の誤った推定値を報告
するかもしれない。
【0004】 現在、商業トラック輸送業は彼等の貨物牽引トラクタ内での使用のため多方面
に(versatile) 移動通信端末を使用している。これらの端末はトラック輸送会社
のホームベースとトラックとの間の双方向通信を供給することができる。典型的
に、通信はトラックとネットワーク通信センタまたはハブ(hub) との間の衛星経
由である。
【0005】 車両位置決定を行うために各移動端末の無線通信能力を使用することは商業的
トラック輸送業に大きな利益を提供する。トラック輸送会社のホームベースは随
意に(at will) 車両を配置するので、位置報告書はもはや間欠的ではない。位置
を決定するために必要な通信はトラックが途中に(en route)いる間に起こるので
、いかなる貨物牽引車両の中断時間も必要がないであろう。また、トラック輸送
会社のホームベースはほとんど即時に正確な車両位置情報を確かめるので、位置
報告書における誤りは事実上除去されるであろう。
【0006】 しかしながら、衛星と車両との両方がそれらの位置を連続的に変更するときに
は、車両またはユーザ位置を供給するために移動体端末で無線通信能力を使用す
ることは困難である。それは、低または中地球軌道周回(orbiting)(LEOまた
はMEO)衛星が信号転送のために使用されるときであり、そしてユーザまたは
車両が急速にまたは頻繁に位置を変更するときである。衛星の軌道及び車両の動
きのために、それらの間の広がり(range) は連続的に変化する。これは衛星と移
動体電話機、そして結局地表上の電話機の位置との間の広がりを正確に測定する
ことを困難にする。この問題は下記の相互に通信する2つの対象物(objects) を
含む1例においてさらに検討される。
【0007】 一般に、相互に通信する2つの対象物間の広がりは、次の方法で決定すること
ができる。第1の対象物は第1の信号を送信して、送信の時刻を書き留める(not
es) 。第2の対象物は第1の信号を受信して、直ちに第2の信号を送信する。第
1の対象物は第2の信号を受信して、第1の信号の送信と第2の信号の受信との
間の総経過時間を書き留める。その後第1の対象物は往復遅延RTDを関係式R
TD=cD/2から決定する、ここでcは光速でありDは第1の信号の送信と第
2の信号の受信との間の総経過時間である。2つの対象物間の広がりはその後R
TDから決定することができる。
【0008】 不運にも、この単純な関係式(RTD=cD/2)は、もし(a)2つの対象
物が固定位置を有しており、そして(b)送信及び受信の両ユニットの発振器が
既知で安定である時だけ正確なRTDの値をもたらす。換言すれば、もしも対象
物の1つが他の対象物に対して相対的に移動しているか、および/または送信機
の1つの発振器が本質的に不安定であれば、単純な関係式は正確な結果をもたら
さない。このように、もしも第1の対象物が軌道周回通信衛星のような移動対象
物であり、そして第2の対象物が車載の移動体電話機のようなもう1つの移動対
象物であれば、この関係式は正確な結果をもたらさない。衛星の軌道及び移動体
電話機の移動のために、2つの間の広がりは時間周期Dの間に変化する。このシ
ナリオでは、R1 は衛星が第1の信号を送信する時の衛星と移動体電話機との間
の広がりであり、そしてR2 は衛星が第2の信号を受信する時の広がりである。
言うまでもなく、移動体電話機と衛星との間の現実の広がりR1 とR2 とを決定
することは困難である。広がりはゲートウェイと移動体電話機との間の信号の往
復遅延RTDの関数として決定することができる。したがってメカニズムはRT
Dを正確に決定する必要がある。 以前は、わずかに異なる2つの時間(time in
stances)にある衛星から移動体電話機への広がりであるR1 またはR2 のいずれ
かを、それらの合計を含む測定結果から正確に決定することができなかったので
、移動体電話機の位置を効果的に決定することは困難であった。もしもR1 また
はR2 を効果的に決定する方法が提供されるならば、移動体電話機の位置を決定
することはできるであろう。R1(またはR2 )、及び広がり速度(range-rate)
と等しいところの絶対ドップラーを使用して移動体電話機の位置を決定すること
ができる。広がり速度を決定することに使用可能な、真実のドップラーを獲得す
ることは、1998年9月9日出願の関連特許出願番号09/150,500、
標題“衛星通信システムにおける正確な広がり及び広がり速度決定(Accur
ate Range and Range Rate Determinati
on in a Satellite Communication Syst
em)”の主題であり、これは引用されてここに組み込まれる。その開示の技術
はこの中に(内部の式18参照)簡単に記述されているだけである。このように
、R1 及びR2 を決定することの重要な結論は、それから移動体電話機の位置を
得ることが可能であるだろうということである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、相対的に移動する、衛星及び移動体電話機のような、第1及び第2
の対象物の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム及び方法に
向けられる。この発明の1局面では、第1の信号は第1の対象物から第2の対象
物に送信される。第1の信号は伝播遅延D1 の後に第2の対象物において受信さ
れ、遅延D1 は第1の信号が第1の対象物から第2の対象物に伝搬する(travers
e)のに必要とされる時間である。第1の信号の周波数は第2の対象物で測定され
る。第2の対象物はその後測定された第1の周波数の報告を含む第2の信号を第
1の対象物に送信する。第2の信号は伝播遅延D2 の後に第1の対象物において
受信され、D2 は第2の信号が第2の対象物から第1の対象物に伝搬するのに必
要とされる時間である。第1の対象物は第2の信号の周波数を測定する。第1の
対象物はその後測定された遅延と第1及び第2の信号の測定された周波数とから
往復遅延を決定する。
【0010】 もう1つの局面では、この発明は、第1の信号が第1の対象物から送信される
ところの相対的に移動する、第1及び第2の対象物の間で送信された信号の往復
遅延を決定することに向けられる。第1の信号は伝播遅延D1 の後に第2の対象
物において受信される。第2の対象物はその後第2の信号を第1の対象物に送信
し、それは伝播遅延D2 の後に第1の対象物において受信される。第2の信号の
周波数は第1の対象物において測定される。第1の対象物はその後測定された遅
延と第1の信号周波数とから往復遅延を決定し、この往復遅延は第2の信号によ
って伝搬された広がりの関数である。
【0011】 なお先の局面では、この発明は、第1の信号が第1の対象物から送信されそし
て伝播遅延D1 の後に第2の対象物で受信されるところの相対的に移動する、第
1及び第2の対象物の間で送信された信号の往復遅延を決定することに向けられ
る。第2の対象物は第1の信号から周波数を測定しそして測定された第1の信号
周波数の報告を含む第2の信号を第1の対象物に送信する。第2の信号は伝播遅
延D2 の後に第1の対象物で受信される。第1の対象物はその後第1の信号周波
数から往復遅延を決定し、この往復遅延は第2の対象物から第1の対象物への第
2の信号の伝播の間に経験された遅延の関数である。
【0012】 この発明の種々の実施例の構成(structure) 及び動作はもちろん、本発明のさ
らなる特徴及び長所は、添付の図面を参照して下に詳細に記述される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は添付の図面を参照して記述されるであろう。図面では、類似の参照番
号は通常同一の、機能的に同様な、および/または機構的に同様な要素を示す。
1つの要素が最初に現れる図面は参照番号において最も左の数字(leftmost digi
t(s)) によって示される。
【0014】 1.概論及び発明の検討 移動体電話通信システムでは、そして特に衛星電話システムでは、移動体電話
機ユニット(またはユーザ端末)の位置を決定することが望ましくそして重要で
ある。ユーザ端末位置情報についての要望は幾つかの考察から生ずる(stems) 。
まず、ユーザ端末の位置は、そのユーザが位置する地理的領域を決定し、そして
それはどのサービス会社がその領域内のユーザに通信サービスを供給するかを決
定する。このように、ユーザ端末の位置を決定することは、適切なサービスプロ
バイダがユーザに通信サービスを提供することについての順位付けクレジット(b
illing credit)を受け取ること、契約したサービスまたは特徴(features)が供給
されること、あるいは最も適切な地上局が使用されることを保証するために(to
ensuring) 欠くことができない(pre-requisite) 。
【0015】 政治上の境界に基づく地政学上の問題(issues)も存在する状況では考慮に入れ
なければならない。国#1と国#2とが敵意のある隣人である下記のシナリオを
考慮されたい。ユーザ端末はサービスプロバイダが通信サービスを提供する国#
1内で動作する。もしも、国#2内のサービスプロバイダがサービスについての
順位付けクレジットを誤って受け取ると、誤って記入された(credited)金額を国
#2から国#1に移すことは困難であるかもしれない。もしも2国間を旅行する
ユーザのためのサービスについて種々の契約関係があれば、適切なサービスレベ
ル、ユーザの現在位置等を提供することもまた困難であるかもしれない。
【0016】 位置決定への1つの従前のアプローチは米国海軍のトランジット・システム(T
RANSIT system)によって使用されたものである。このシステムでは、ユーザ端末
は低地球軌道(LEO)衛星によって報知された信号の連続ドップラー測定を実
行する。測定は数分間続く。システムは通常、100分以上の待ち合わせを要し
て、衛星の2度の通過を必要とする。さらに、位置計算がユーザ端末によって実
行されるので、衛星はそれの位置(また“天体暦(ephemeris) ”としても知られ
ている)に関する情報を報知しなければならない。トランジット・システムは(
1メートルのオーダでの)高精度が可能であるが、位置を確立するのに必要な遅
延は商業衛星通信システム内での使用にとっては受け入れられない。
【0017】 もう1つの従前のアプローチはアルゴス(ARGOS) 及びサルサット(SARSAT)(捜
索救助衛星(Search and Rescue Satellite) )・システムによって使用されたも
のである。このアプローチでは、ユーザ端末は間欠ビーコン信号を衛星上の受信
機に送信し、この受信機は信号の周波数測定を行う。もしも衛星が4ビーコン信
号以上をユーザ端末から受信すると、それは通常ユーザ端末の位置について解決
する(solve) ことができる。ビーコン信号は間欠的であるので、TRANSIT
システムによって実行されたもののような、拡張ドップラー測定は利用できない
【0018】 もう1つの従前のアプローチはグローバル・ポジショニング・システム(Globa
l Positioning System) (GPS)によって使用されたものである。このアプロ
ーチでは、各衛星は衛星の天体暦を含む時―刻印(time-stamped)信号を報知する
。ユーザ端末がGPS信号を受信すると、ユーザ端末はそれ自身のクロックに関
係のある送信遅延を測定しそして送信衛星の位置への疑似の広がり(pseudo-rang
e)を決定する。GPSシステムは2次元測位(two-dimentional positioning) 用
の3つの衛星、及び3次元測位用の第4の衛星を必要とする。
【0019】 GPSアプローチの1つの不便なこと(disadvantage)は少なくとも3つの衛星
が位置決定のために必要なことである。GPSアプローチのもう1つの不便なこ
とは、計算がユーザ端末により実行されるので、GPS衛星はそれらの天体暦情
報を報知しなければならず、そしてユーザ端末は必要な計算を行うために計算資
源を所有しなければならないことである。
【0020】 上述したすべてのアプローチの不便なことは、これらのアプローチを使用する
ために、通信システムよって要求されるもののほかに、ユーザ端末は別々の送信
機または受信機を持たねばならないことである。これらの理由により、衛星通信
環境内の多くは急速な位置決定ができる位置決定システムの必要性が認められて
いた。また、衛星及びユーザ端末で最小の追加資源を有してユーザ端末の位置を
正確に決定する低コストの位置決定システムの必要がある。
【0021】 衛星通信システムでは、移動体ユーザ端末の位置は衛星と移動体ユーザ端末と
の間の広がり及びその広がりの変化率(rate of change)の関数として決定するこ
とができる。両者はゲートウェイ(固定地上局トランシーバ)から衛星インター
フェイス経由で移動体ユーザ端末に送信されそしてゲートウェイに返送された信
号の往復遅延、移動体ユーザ端末で行われた周波数測定値、及びゲートウェイで
行われた周波数測定値の関数である。地球周囲の軌道内の衛星の動き及び地表上
の移動体電話機の動きのため、2つの間の距離または広がりは連続的に変化する
【0022】 ユーザ端末と衛星との間の幾何学的関係における変化への最大の寄与は衛星の
運動のためである。LEO衛星は時速16,000マイルまたは秒速約4.4マ
イルのオーダの軌道速度で進行する。これとは対照的に、ユーザ端末は時速60
マイル以下(秒速約88フィート)の代表的地上速度で進行する。ユーザ端末の
位置の変化は衛星位置における変化と対比して非常に小さいのでユーザ端末の位
置の変化は実際上無視できる。しかしながら、この相対運動のため、移動体電話
機(またはユーザ端末)と衛星との間の距離を正確に測定することは困難である
。その結果として、移動体電話機の位置を決定することは困難である。これは移
動体電話機の位置を正確に決定する必要性がある無線通信システムに1つの問題
を引き起こす。
【0023】 本発明はこの問題への1つの解を提供する。本発明はゲートウェイと移動体電
話機との間で送信された信号の往復遅延を決定するための方法を提供する。この
情報から移動体電話機と衛星との間の距離または広がりを決定することができる
。本発明の重要な結論は、それが移動体電話機の位置を続けて(subsequently)正
確に決定するための方法も提供することである。
【0024】 本発明の効用が衛星及び移動体電話機に限定されないことは注意されなければ
ならない。実際、広い意味で、本発明は相互に通信するいかなる2つの移動対象
物の間の広がりを決定するためにも使用することができる。
【0025】 2.実例環境 この発明を詳細に記述する前に、この発明が実施できる実例環境を記述するこ
とは有用である。広い意味で、この発明は種々様々な通信システムで実施するこ
とができる。1つのそのような通信システム100が図1に示される。特に、図
1は軌道パスO内を動いている衛星104を示す。移動局、電話機、またはユー
ザ端末108は地球Eの表面にまたはその近くに実際上位置している。移動体電
話機108はセルラ電話機、あるいはデータまたは位置決定トランシーバのよう
な、しかしそれに限定されない、そして望まれるように手持ちまたは車載される
、無線通信装置を含む。しかしながら、この発明の教えは位置決定が望まれる固
定ユニットに適用されてよいこともまた理解される。衛星は、ゲートウェイ(G
W)と呼ばれる固定地上局112を通して、ユーザ端末(UT)と呼ばれる移動
体電話機108へ信号を送信し、そして移動体電話機から信号を受信する。
【0026】 図1は動的環境での衛星104と移動体電話機108との間の距離を測定する
ことに関連する難しさを説明するために示される。この動的環境は衛星104の
それの軌道O内の動きとUT108の地表上の動きとによって引き起こされ、そ
こでは衛星104とUT108との間の距離は連続的に変化する。これはそれら
の間の距離及び結局UT108の位置を正確に測定することを困難にする。
【0027】 この実例環境及び下文では、ゲートウェイ112は衛星104経由でUT10
8と通信する。時刻t-1で、ゲートウェイ112は順方向アップリンク(uplink)
ページング信号Sfuを衛星104に送信する。この時刻をt-1と呼ぶ理由は下で
明確になるであろう。時刻t0 で、衛星104内の回路は信号Sfuを順方向ダウ
ンリンク(downlink)信号Sfdに変換し、そしてそれをUT108に送信する。U
T108は信号Sfdを時刻t1 で受信する。UT108は衛星104によって時
刻t2 で受信されるところの逆方向アップリンク信号Sruを直ちに送信する。衛
星104は信号Sruをその後ゲートウェイ112に送信し、それがゲートウェイ
112によって時刻t3 で受信されるところの逆方向ダウンリンク信号Srdに変
換する。信号SfuとSfdとは1またはそれ以上のページングチャネル上に送信さ
れる。信号SruとSrdはユーザ端末がゲートウェイに“アクセス”するためにり
使用されるアクセスチャネル上を送信される。ユーザ端末はゲートウエイにアク
セスしシステムに登録し、呼び出しを行い(place a call)、あるいはアクセスメ
ッセージを含むデータをアクセスチャネル上で送信することにより、ゲートウェ
イによって送られたページング要求を承認する。
【0028】 時刻t0 とt2 との間の経過時間周期の間、すなわちt2 −t0 の間、衛星1
04はその位置を変更した。UT108もまたその位置を変更したかもしれない
。しかしながら、上述した理由によって、UT108の位置変更は無視されるか
もしれない。結果として、UT108と衛星104との間の広がりはR1 からR2 に変化する。上に注意したように、位置の変更に関する最大の寄与は軌道内の
衛星の動きに帰される。
【0029】 本発明はこの実例環境との関係で(in term of)記述される。この関係における
記述は便宜上のものである。この発明がこの実例環境における適用に限定される
ものではない。実際、次の記述を読んだ後には、関連技術における熟練者には代
替環境におけるこの発明の実施の仕方が明確になるであろう。
【0030】 3.本発明 この発明では、ゲートウェイ112はページング信号Sfuを周期的な間隔で送
信する。この発明の目的上、信号Sfuはゲートウェイ112によって時刻t-1
送信されそして衛星104によって時刻t0 で受信されるものと考える。ゲート
ウェイ112にある(located) 送信機は衛星104とゲートウェイ112との間
の相対運動によるドップラーシフトを補償するために順方向リンク信号Sfuの周
波数を事前補正する(pre-corrects)。ゲートウェイ112に対する衛星104の
相対運動はよく知られているために、信号が衛星104に到達したときその信号
が相対運動により何かのドップラーシフトを経験したことを表わしていない(not
appear)ように、信号は補償される。言い換えれば、信号Sfuはこのドップラー
シフトを補償するために送信機によって事前補正される。
【0031】 さらに、ゲートウェイ112で送信機は信号Sfuのタイミングを事前補正する
。5乃至15msのオーダの信号遅延は、ゲートウェイ112からの送信時刻と
衛星104による受信時刻との間間で起こり得る。同様の遅延は衛星104とU
T108との間で送信される信号において発生する。順方向リンクでは、信号Sfu のタイミングのみが事前補正される。信号Sfuのタイミングは、信号が既知の
タイミングを有しまたは衛星時刻(satellite time)と呼ばれる既知の時刻に衛星
に到着するように、連続的に調節される。このように、ゲートウェイ送信機は、
信号がゲートウェイと衛星との間の距離には無関係な所定の時刻に衛星において
同期されるように、衛星104に送信される信号Sfuのタイミングを調節する。
【0032】 タイミングを事前補正することの1つの結果は、伝播遅延内の変動によるユー
ザ端末でのタイミングの不確定性(uncertainty) が減少されることである。順方
向リンク信号のアップリンク部のタイミングは既知であるので、伝播遅延による
不確定性のみが順方向リンクのダウンリンク部で発生する。このように、タイミ
ングを事前補正することによって、順方向リンク信号内のタイミングの不確定性
はおよそ半分まで減少される。
【0033】 周波数およびタイミングへの類似の事後補正(post-correction) の調節が、衛
星104からゲートウェイ112に送信される信号Srdになされる。しかしなが
ら、衛星104とUT108との間の広がりが既知ではないので、システムは信
号SfdまたはSrdを事前補正できない。
【0034】 CDMAシステムにおいて、信号のタイミングを連続的に事前補正及び事後補
正することは、PN拡散符号シーケンス内の各符号がゲートウェイと衛星との間
の距離には無関係に他の衛星またはゲートウェイと同時にいかなる特定の衛星ま
たはゲートウェイにも到着する結果となる。言い換えれば、衛星での順方向リン
ク信号のアップリンク部及びゲートウェイでの逆方向リンク信号のダウンリンク
部はいかなる符号ドップラーも示さない。したがって、望ましくは、衛星104
で受信される信号は、恰もそれがゲートウェイ112から同時に送信されたかの
ように(as though) 衛星104によって実際上見られるように、信号Sfuはドッ
プラー及び時刻について事前補正される。このように衛星104が信号Sfuを受
信する時刻は時刻t0 として示される。
【0035】 信号の事前補正及び事後補正は米国特許出願番号08/723,490、標題
“非静止衛星通信システムのための時刻及び周波数補正 (Time and
Frequency Correction For Non−Geostat
ionary Satellite Communication Syste
m)”、1996年9月30日、エス・クレム(S.Kremm)名で出願、に
詳細に記述され、その開示は引用されてそのままここに組み込まれる。
【0036】 上に注意したように、ゲートウェイ112は搬送波変調信号Sfuとしてのメッ
セージを衛星通信システムのページングチャネル上に時刻t-1で送信する。この
メッセージは少なくともゲートウェイ112によって実行された事前補正につい
て調節されたメッセージの送信時刻を含む。衛星104は搬送波変調信号Sfd
時刻t0 で送信する。信号SfdはUT108により時刻t1 で受信される。信号
fdの受信で、UT108は直ちに搬送波変調応答メッセージを信号Sruとして
送信する。応答メッセージはゲートウェイ112によって往復遅延を決定するた
めに使用されるべき情報を含む。応答メッセージに含まれる情報の重要な一部は
UT108によって認められた(perceived)ような信号Sfdの受信時刻である。
しかしながら、この時刻情報はゲートウェイ112によって直接使用することは
できない。UT108での信号Sfdの受信時刻はUT108内の局部発振器によ
り供給される信号に基づいたローカルユーザ端末時刻に従って測定される。問題
はUT108内の局部発振器が本質的(inherently)に不安定または変化しやすい
ことである。すなわち、コストを下げそして回路を簡単にするために、UT発振
器は比較的安く、そして出力信号内に及びそのような信号に基づいていかなる時
刻測定にもエラーを生じ、それらを不正確にするドリフト(drift) 及び他の変動
を受ける傾向がある。UT108内の水晶発振器は10ppmのオーダの周波数
エラーを有するかもしれない。これは時刻測定に重要なエラーを持ち込み得る。
【0037】 UT108によって信号Sru上で送信された応答メッセージは衛星104で時
刻t2 に受信され、そしてゲートウェイ112で信号Srdとして時刻t3 に受信
される。応答メッセージは、、UT108がゲートウェイ112により送られた
送信メッセージを受信した時刻についての情報を含む。その時刻はUT108に
より感知される。。ゲートウェイ112は、それが信号Srd内に含まれる情報の
測定結果を時刻t4 に取る前に、信号Srdを受信し始めた後の1周期の時間の間
待機する。ゴールはメッセージの開始後にできるだけ長く待つことである。時刻
追跡回路は待ち合わせが長ければ長いほどより堅実に(solidly) ロック(locks)
するので、より正確な測定を保証する。
【0038】 信号Srd内のメッセージのタイミングを測定し始めるのに余りに長く待機する
ことには問題がある。UT108はUT108が時刻を感知する時点でその送信
を開始できる。しかしながら、UT108はそれのメッセージを組み立て、そし
てこのメッセージ内に信号Sfd内のメッセージを受信した時刻と信号Srd上の応
答メッセージの送信を開始する時刻とを設定しなければならない。応答メッセー
ジに入れられるものはUT108が信号Srd上のメッセージを受信した時刻TRX である。これはUT108が信号Sru上にそのメッセージを送信する時刻TTX
等しい。
【0039】 UT108によって発生される応答メッセージはある複数の特性を有する。1
つはデータがあるレート(rate)でクロックアウト(clocked out) されることであ
る。もう1つの特性は情報信号が搬送波周波数上で変調されることである。両特
性はUT108内の同じ本質的にエラーしやすい水晶発振器から導き出される。
もしゲートウェイ112がUT108によって発生された信号の周波数を測定で
き、そしてその周波数が何であるべきかを決定でき、そして測定によってその周
波数が実際に存在することをゲートウェイ112が知るならば、その後ゲートウ
ェイ112は周波数測定値の差に基づいてUT108の局部発振器の特性を決定
することができる。今、信号SruとSrd上に送信されたデータをクロックするた
めにも使用されているところのUT108の局部発振器についての情報を知って
、ゲートウェイ112はその情報をUT108によって送信されたメッセージの
真実の長さを決定するために使用することができる。この情報から、ゲートウェ
イ112はその後UT108によって送信されたメッセージの実際の開始のより
良い推定(estimate)を決定することができる。
【0040】 本発明の特徴は、UT108から受信した信号上で作られる周波数測定値をゲ
ートウェイ112が使用でき、そしてUT108がそのメッセージを送信し始め
た実際の時刻の最良の推定を決定するために測定された周波数を理論的搬送波周
波数と比較できるという認識である。しかしながら、それだけでは、この測定は
UT108の位置を正確に決定するために必要な情報を提供しない。UT108
によって送信された信号の周波数を単に測定することは、その軌道内の衛星10
4の運動によって引き起こされるドップラー効果を考慮に入れていない。ドップ
ラー効果は送信信号の周波数とは異なる受信信号の周波数を引き起こす。その上
、信号Sfd,Sru及びSrdのそれぞれはドップラーによる影響を受ける。ドップ
ラー自身は変化する。これはこの発明のアルゴリズムまたは方法工程を満すこと
ができるか、または無視することができるかのいずれかの2次的効果を形成する
。本発明の方法及びシステムは、位置決定のために必要な1組の測定値を作成す
る。本発明はある瞬間時でのUT108と衛星104との間の距離を決定するた
めにUT108の内部クロックタイミングにおけるエラーを補償する。このこと
から、UT108の位置をその後決定することができる。ゲートウェイ112は
時刻t4 にUT108から受信された信号を測定し始める。ゲートウェイ112
はその後UT108から受信されたメッセージの長さを測定する。ゲートウェイ
112はその後受信メッセージの開始時刻を決定するために測定値の時刻からメ
ッセージの長さを減算する。この測定値は受信信号の正確な開始/受信時刻t3 を供給する。この情報から、衛星104とUT108との間の距離を計算するこ
とができる。
【0041】 行われるもう1つの測定はゲートウェイ112で受信された信号の搬送波周波
数である。ドップラーについての補正によって、UT108の送信周波数はその
後決定することができる。
【0042】 要約して、下記の情報は既知であるかあるいは計算または推定可能かのいずれ
かである: 1.ゲートウェイ112で受信された信号Srdの周波数は測定可能である。
【0043】 2.ゲートウェイ112と衛星104との間の距離は良好な近似値で既知であ
る。
【0044】 3.ゲートウェイ112から衛星104への信号Sfuの周波数は既知である。
【0045】 4.ゲートウェイ112と衛星104との間のドップラーは既知である。
【0046】 5.衛星104での信号Sruの周波数は上の既知または測定された情報から計
算可能である。
【0047】 6.衛星104からUT108への信号Sfdのドップラーは合理的に推定可能
である。
【0048】 前述の既知の、測定できるまたは合理的に推定できる情報から、それはUT1
08の送信周波数を推定するために補正し戻す(correct back)ことができる。
【0049】 衛星104は順方向アップリンク周波数を順方向ダウンリンク周波数に翻訳す
るための、そして逆方向アップリンク周波数を逆方向ダウンリンク周波数に翻訳
するためのトランスレータを含む。これらの周波数は本例のシステムでは異なる
ものであると仮定される一方で、なおドップラーを受けるあろう翻訳処理を簡単
化するある通信システムの設計ではそれらは同じであることができる。衛星では
トランスレータは名目上の周波数ばかりでなく、それはドップラー周波数をも翻
訳する。このように、翻訳される実際の周波数は名目上プラスドップラーの(fn +fd )である。
【0050】 本発明は主として、衛星が周波数トランスレータを有する“ベントパイプ(ben
t pipe) ”としてのみ働く環境で動作することを意図する。この発明と共に使用
を期待される衛星は、ドップラーに対する補正のようなタスクを達成するために
それらの中に構築された知能を持たない。さらに、逆方向アップリンク及び順方
向ダウンリンク周波数上でドップラーを補正することは衛星にとって困難である
。これは衛星がユーザ端末の位置を知らないからである。その上、衛星は複数の
ユーザ端末から信号を受信しそして同時にそれらに信号を送信している。たとえ
ユーザ端末の位置が既知であったとしても、衛星は複数のユーザ端末へ及びそれ
らからの各同時送信(concurrent transmission) に関してドップラーを補正しな
い。アップリンク及びダウンリンク信号の1つまたは両方でのドップラーに対し
て補正するために知能を有する衛星システム内に本発明の技術を使用することが
望まれる関連したアルゴリズム内で適切な変更を行うことは、関連技術分野の熟
練技術者には明白であるだろう。
【0051】 図2は順方向ダウンリンク及び逆方向アップリンク信号のタイミング図である
。図において、点ta は順方向ダウンリンク信号のタイミング点を示し、この信
号は、往復信号遅延を決定するためにゲートウェイ112によって使用されるべ
き応答信号のその送信をUT108が始めるマーカとして、UT108によって
選択される。タイムマーカta はゲートウェイ112によって発生され、そして
信号Sfu及びSfd内のその時間位置(temporal position)はゲートウェイによっ
て既知である。マーカta は信号Sfdの部分として衛星104から送信され、そ
して遅延D1 の後UT108で受信される。遅延D1 は衛星104とUT108
との間の距離の関数である。UT108によるマーカta の受信で直ちに、そし
て異なるUTからの信号間の衝突を避けるために約200ミリ秒以上でないオー
ダで小ビルトイン(built in)遅延Dr を受けさせ(subject) 、UT108は応答
信号をその逆方向アップリンクチャネルに送信し始める。
【0052】 種々のアクセス信号フォーマットが使用可能である一方で、UT108によっ
て送信されたアクセス信号のための望ましい構造は3部分:予備プリアンブル(
ブロックA)、主プリアンブル(ブロックB)、及びデータブロック(ブロック
C)を含む。従って、各アクセスメッセージはプリアンブルアドレス部(図2内
のブロックA及びB)とデータ部(図2内のデータブロックC)に分割される。
各メッセージプリアンブル部の送信は、ゲートウェイにそれの追跡回路を調整さ
せ、そしてデータ部の到着前に受信信号と同期させるために所定の時間周期によ
るデータ部の送信の先に起こる。このタイプの信号の使用は、米国特許出願番号
09/098,631、標題“アクセス送信のための迅速な信号の獲得及び同期
(Rapid Signal Acquisition And Synchr
onization For Access Transmission)”、
1998年6月16日出願、において詳細に検討され、その開示は引用されてそ
のままここに組み込まれる。
【0053】 信号Sruは衛星104で時刻tm に受信される。これはプリアンブル(ブロッ
クA及びB)の末尾が衛星104によって受信される点である。遅延周期D2
時刻tm での衛星パス遅延に等しく、これはUT108と衛星104との間の距
離による送信時間における遅延である。プリアンブルブロックA及びBとデータ
ブロックCとから成る信号は実際にゲートウェイ112で受信される。しかしな
がら、ゲートウェイ112はいつでも(at any one time) 衛星の正確な位置を知
っているので、ゲートウェイ回路は信号SruのプリアンブルブロックA及びBの
末尾が衛星104で受信された時を決定するために逆方向ダウンリンク信号Srd 上で事後補正を行うことができる。データブロックCはタイムマーカta につい
ての情報を含む。ゲートウェイ112もまたブロックA及びBの長さを知ってい
る。ゲートウェイ112はギャップD1 またはD2 の長さあるいはUT108に
よって送信された信号の周波数を知らない。
【0054】 さらに、ゲートウェイ112はドップラー周波数を考慮に入れなければならな
い。UT108から衛星104への送信コースに渡ってドップラーは意味のある
変化はしないと仮定してよい。
【0055】 本発明に従って、ゲートウェイ112はページングチャネルに信号を送信する
。この信号は伝播遅延D1 の後にUT108によって受信される。ゲートウェイ
112とUT108との間の信号によって伝搬される(traversed) 距離は順方向
距離と呼ばれる。
【0056】 UTはアクセスメッセージのプリアンブル部を、アクセス信号の衝突を避ける
ために所定のガードインターバルD′r の後に送信する。プリアンブル部は伝播
遅延D2 の後にゲートウェイ112によって受信される。UT108と衛星10
4との間のプリアンブル部によって伝搬される距離は逆方向距離と呼ばれる。
【0057】 UT108がゲートウェイによって送信された信号を受信すると、それは送信
されたゲートウェイ信号から第1の周波数を測定し、その測定値をアクセスメッ
セージのデータ部内のゲートウェイ112に中継し返す。あるいはまた 、複雑
さを減らして処理を簡単化するために、UTは内部発振器周波数から受信信号の
相対オフセットを測定し、この測定されたオフセットをデータとしてゲートウェ
イに供給する。ゲートウェイ112はデータ部から第2の周波数を測定する。
【0058】 1つのゴールはDmeasについて解決することであり、Dmeasはプリアンブル部
の末尾が受信されると期待される時刻tb とプリアンブル部の末尾が衛星104
で実際に受信されるときの時刻tm との間の測定された遅延である。
【0059】 本発明は4つの別々ではあるが関連のある方法に分類できる。方法1はUTと
ゲートウェイの両方で周波数測定を要する高精密度の実施であり、ゲートウェイ
でのアクセススロットの開始に相当する時間値で衛星をUTレンジに与える(yie
lds)。方法2は方法1の、より低い精度での近似である。方法2は周波数測定を
ゲートウェイにのみ要求する。方法3はUTとゲートウェイの両方で周波数測定
を要する高精密度の実施であり、プリアンブル部(tm )の末尾がゲートウェイ
で受信される時間値で衛星をUTレンジに与える。方法4は方法3の、よ低い精
度のバージョンである。方法4は周波数測定をUTにのみ要求する。これらの方
法は、下記のインデックスを引用して、下で詳細に検討される: ta =衛星104での(そして事前補正の結果として、ゲートウェイ112で
の)ページングチャネル上のアクセスプローブの開始。
【0060】 tb =ta +Dbam =衛星104での(そして事後補正の結果として、ゲートウェイ112で
の)測定値。
【0061】 Dba=信号Sruのプリアンブルの所定の期間(duration)(例えば、アクセスプ
ローブのプリアンブルブロックA及びBの名目上の長さ)。
【0062】 D′ba=UTクロックエラーによるエラーと共に発生されたような信号Sru
プリアンブルの所定の期間。
【0063】 Dr =(衝突回避のための)UT108での信号Sfdの受信と信号Sruの送信
開始との間のランダム遅延。
【0064】 D′r =クロックエラーのためUT108により実際に発生されたようなラン
ダム遅延。
【0065】 D1 =ta での衛星−UTパス(path)遅延 D2 =tm でのUT−衛星パス(path)遅延(衛星−ゲートウェイ遅延は既知で
事前補正される)。
【0066】 fF =衛星からUTに送信された名目上の搬送波周波数(“順方向周波数”と
して知られる) fR =UTから衛星に送信された名目上の搬送波周波数(“逆方向周波数”と
して知られる) foffset=周波数fF でのUTの周波数オフセット fD =周波数fF のドップラーシフト fD /f0 =正規化されたドップラー周波数 Dmeas=プリアンブル部の予期された末尾とプリアンブル部の実際に受信され
た末尾との間で測定された遅延。
【0067】 R1 =Rsat-UT(ta )、(ta )はゲートウェイ112でよく定義される時
間値である。
【0068】 R2 =Rsat-UT(tm )、ゲートウェイ112が受信したプリアンブル部の末
尾を確認するとき、(tm )もまたゲートウェイ112でよく定義される時間値
である。
【0069】
【数1】 (レンジレートは一定と推定される) c=光速 方法1 今図2を参照して、時刻ta で、衛星104は信号Sfdをページングチャネル
上に送信する。UT108は信号Sfdを遅延周期D1 の後に受信する。衛星−電
話器パス遅延としても知られる、D1 は関係 D1 =R1 /c ここでR1 =信号Sfdの送信時刻での衛星104とUT108との間の距離ま
たは広がり。
【0070】 UT108は受信された信号Sfdの周波数を測定する。この測定値は2つのフ
ァクタ:UTの内部クロックの局部発振器エラー、及び衛星104とUT108
との間の相対運動によって引き起こされるドップラー効果、による実際の送信周
波数からのオフセットである。UT108によって認められたような信号Sfd
周波数の測定値は信号Sruのデータ部内に符号化され、そしてゲートウェイ11
2に返送される。信号Sruはタイムマーカta がUT108のアンテナで受信さ
れる正確な瞬間、プラス、上で注意したように、信号の衝突を避けるために短い
遅延Dr で送信される。
【0071】 アクセスメッセージのプリアンブル部及びデータ部から成る信号Sruは、時刻
m にゲートウェイ112で受信される。信号Sruに含まれる情報から、ゲート
ウェイ112はプリアンブル部の末尾がゲートウェイ112(時刻tb )に到着
すると予期された時刻を決定することができ、そしてこれからゲートウェイ11
2は往復遅延(RTD)を決定することができる。
【0072】 ta とtb との間の時間周期の間、軌道内の衛星104の運動と、またUT1
08の運動とのため、衛星104及びUT108は共にそれらの位置を変更する
ことに注意されたい。結局、衛星104とUT108との間のレンジはR1 から
2 に変化する。
【0073】 時刻tm で、衛星104はプリアンブル部の末尾を受信する。UT−衛星パス
遅延は関係D2 =R2 /cによって与えられるD2 である。また時刻tm で、衛
星104は信号Sruから(fD +foffset)を測定する。
【0074】 以前に注意したように、本発明は衛星104及びUT108の運動によって引
き起こされる動的環境でアクセスチャネル信号の往復遅延を決定するために1つ
の方法を提供する。衛星104とUT108とのこの運動は信号Sfdと信号Sru とにドップラー周波数fD を持ち込む。ドップラー周波数fD は下記の関係によ
って与えられる:
【数2】 または、
【数3】 ここで
【数4】 、fF は衛星104での発振器周波数そしてcは光速である。
【0075】 分析を簡単化するために、R1 及びR2 の変化率は一定、すなわち、
【数5】 という仮定がなされる。これはドップラー周波数fD も一定であることを意味す
る。さて、図2からわれわれは
【数6】 を得る。
【0076】 次に、我々は(tm −ta )=(D′ba+D′r +D1 +D2 )を式(1)に
代入しそして
【数7】 を得る。
【0077】 次に、我々は−cfD /fF を式(2)に代入しそして R2 =R1 −c(fD /fF )(D′ba+D′r +D1 +D2 ) (3) Dmeas=D1 +D′ba+D′r +D2 −Dba (4) を得る。
【0078】 次に、我々はD′ba=Dba(1−foffset/fF )及びD′r =Dr (1−foffset /fF )を式(4)に代入しそして
【数8】 または、
【数9】 または、
【数10】 を得る。
【0079】 式(7)をさらに簡単化するために、われわれは下記の近似を行う。局部発振
器エラー周波数foffset及びドップラー周波数fD は両者とも非常に小さいので
、われわれはfoffset/f0 2 によって、またはf0 2 /f0 によって掛け算さ
れた項を省略する。結果として、われわれは
【数11】 を得る。
【0080】 次に、われわれは式(8)を再調整しそして
【数12】 を得る。
【0081】 方法1を表す式(9)において、R1 はfD 、foffset、Dr 及びDbaの関数
として与えられることに注意されたい。ゲートウェイ112及びUT108で測
定されるfD 及びfoffsetを除き、他の項は既知である。特に、方法1は(fD +foffset)及びfD を必要とする。(fD +foffset)はゲートウェイ112
で測定されるので、それはゲートウェイ112で容易に(readily) 利用可能であ
る。しかしながら、それ自身によるfD はゲートウェイ112で容易に利用可能
ではない。fD を得るために、UT108は(fD −foffset)を測定しそして
その測定値をゲートウェイ112に報告しなければならない。その後、(fD
offset)及び(fD −foffset)から、fD が決定される。
【0082】 方法1の主な利点はそれがR1 について正確な結果を供給するということであ
る。しかしながら、方法1はfD と(fD +foffset)との両方を必要とするの
で、それはゲートウェイ112とUT108との両方での測定値を要求する。
【0083】 式(9)の強さ(robustness)は2つの対象物が固定位置を有するときそれが正
確な式を供給するかどうかをテストによって容易に確かめることができることで
ある。衛星104とUT108とが固定位置を有するとき、fD とfoffsetとは
両方ともゼロである。このシナリオでは、式(9)は下記の式に縮小される: R1 =c(Dmean−Dr )/2 (10) このよう
に、式(10)は2つの対象物が固定位置を有するとき正確な式を供給する。し
かしながら、実際に、式(10)は衛星104とUT108とが固定位置を有さ
ないので、式(9)への到着において行われた種々の仮定を確かめるためにのみ
使用される。
【0084】 方法2 最大正規化ドップラーシフト(ほぼ20ppm)は正規化オフセット周波数よ
りもかなり大きいので、われわれは
【数13】 を得るために方法1において(fD +foffset)/fF によってfD /fF を近
似することができる。
【0085】 式(11)によって与えられる方法2は、ゲートウェイ112での1つの測定
のみを必要とすることに注意されたい。このように、方法2はUT108での追
加の測定を削除する。しかしながら、方法2は方法1よりも低い正確さであり、
そして最悪の場合方法2における正規化エラーはfoffset/fF である。
【0086】 方法3 前に注意したように、方法3はR2 について解を提供する。方法3はR2 の関
数としてR1 を表現することによって方法1とは異なる。式(1)から、われわ
れは
【数14】 を得る。
【0087】 方法1において実行されたものと同様な分析に従って、われわれは:
【数15】 を得る。
【0088】 式(13)が(fD −foffset)とfD との両方を必要とすることに注意され
たい。(fD −foffset)はUTで測定されるので、それはUTで容易に利用可
能である。しかしながら、fD はUTでの測定のほかに、もしもゲートウェイが
それ自身の測定を実行するだけならば使用可能である。方法3の主な利点はそれ
がR2 について正確な結果を供給することである。しかしながら、方法3はゲー
トウェイとUTとの両方での測定を必要とする。
【0089】 方法3の強さもまた衛星104とUT108とが固定位置を有することを仮定
することによって確かめることができる。衛星104とUT108とが固定位置
を有すると仮定されるとき、われわれは: R2 =c(Dmeas−Dr )/2 (14)方法4 最大正規化ドップラーシフト(ほぼ20ppm)は正規化オフセット周波数よ
りも大きいので、われわれは
【数16】 を得るために方法3において(fD −foffset)/fF によってfD /fF を近
似することができる。
【0090】 方法4は、UTでの1つの測定のみを必要とすることに注意されたい。このよ
うに、方法4はゲートウェイでの追加の測定を削除する。 下記のように、2つ
の測定された周波数はゲートウェイ112で利用できる: 1)UTから報告された測定値:
【数17】 ここでfF =順方向リンク搬送波周波数(2500MHz)。
【0091】 2)GW自身で実行された測定値:
【数18】 ここでfR =逆方向リンク搬送波周波数(1600MHz)。
【0092】 (16)及び(17)を加算及び減算してUTオフセットとレンジレートの両
方を生ずる:
【数19】 順方向周波数でのドップラー及びオフセット周波数は
【数20】
【数21】 である: GWとUTとの時間測定値間の差は次のとおり説明される :
【数22】 図3は両方法1及び3を示すフロー図である。今図3を参照して、ステップ4
04で、ゲートウェイ112は時刻ta に信号Sfdを送信する。次に、ステップ
408でUT108は伝播遅延D1 の後に信号Sfdを受信する。次に、ステップ
412でUT108は信号Sfdから(fD −foffset)を測定しそしてその測定
値をゲートウェイに報告する。ステップ416で、UT108は遅延D′r の後
に信号Sruを送信する。ステップ420で、ゲートウェイ112は伝播遅延D2 の後に信号Sruを受信する。ステップ424で、ゲートウェイ112は信号Sru から(fD +foffset)を測定する。最後に、ステップ428で、ゲートウェイ
112は測定値からR1 及びR2 を決定する。
【0093】 図4は方法2に含まれるステップを示すフロー図であり、そして図5は方法4
に含まれるステップを示すフロー図である。方法2及び4に含まれるステップは
方法1及び3内のステップと非常に類似しているので、それらはこの中で別々に
記述されないであろう。
【0094】 本発明は広がりR1 とR2 及びUT108の位置もUTで決定できることを企
図する。本発明の1つの代替実施例では、UT108はDbaから(fD −foffs et )を測定する。ゲートウェイ112はD′baから(fD −foffset)を測定し
、そしてこの測定値をUT108に報告する。これら2つの測定値を使用して、
UT108はR1 とR2 とを決定する。最後に、UT108は前に記述された方
法を使用してそれ自身の位置を決定する。
【0095】 要約して、本発明はR1 またはR2 を決定するための4つの異なる方法を供給
する。方法1及び2はR1 のための解を供給する。方法1はR1 のための高度に
正確な解を供給するが、それは2つの周波数測定値を必要とする。方法2は1つ
の周波数測定値のみを必要とするが、しかし方法1よりも少ない正確さである。
方法3及び4はR2 のための解を供給する。方法3はR2 のための高度に正確な
解を供給するが、それもまた2つの周波数測定値を必要とする。方法4は1つの
周波数測定値のみを必要とするが、しかし方法3よりも少ない正確さである。
本発明はまた衛星とUTとの間のレンジレートを決定する1方法を供給する(式
8)。RTD及びレンジレートの情報は地表上のUTの位置を決定するのに十分
である。
【0096】 本発明の種々の実施例が前述された一方で、それらが実例の方法によってのみ
、そして限定無く示されたことは理解されるべきである。このように、本発明の
広さ及び範囲は上述の例示的実施例によって制限されないが、しかし下記のクレ
ーム及びそれらの同等物によってのみ定義されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 衛星通信システムを示す。
【図2】 本発明に従って衛星と移動体電話機との間の距離を決定するための方法を示す
動作図である。
【図3】 本発明に従って方法1及び3を示すフロー図である。
【図4】 本発明に従って方法2を示すフロー図である。
【図5】 本発明に従って方法4を示すフロー図である。
【符号の説明】
100…通信システム,104…衛星,108…移動体電話機,112…固定電
話機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 レバノン、ナダフ イスラエル国、52651 ラマット・ガン、 ハメイリ・ストリート、ナンバー 10 (72)発明者 アグラワル、アブニーシュ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94086 サニーベイル、ナンバーエフ109、 サウス・フェアー・オークス・アベニュー 655 Fターム(参考) 5K072 AA21 BB13 BB22 CC03 DD03 DD11 DD15 EE31 FF20 FF22 GG25 HH08 【要約の続き】 ら第1及び第2の対象物間のレンジを決定する(42 8)。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記工程を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象
    物の間で送信された信号の往復遅延を決定するための方法: 前記第1の対象物から前記第2の対象物へ第1の信号を送信する; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物において受信する、前
    記遅延D1 は前記第1の信号が前記第1の対象物から前記第2の対象物へ伝搬す
    るために必要とされる時間である; 前記第2の対象物において、前記第1の信号から第1の周波数を測定する;前
    記第2の対象物から前記第1の対象物へ、該測定された第1の周波数の報告を含
    む第2の信号を送信する; 前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に前記第1の対象物において受信する、D2 は前記第2の信号が前記第2の対象物から前記第1の対象物へ伝搬するために
    必要とされる時間である; 前記第1の対象物おいて、前記第2の信号から第2の周波数を測定する;及び 前記第1の対象物において、前記第1及び第2の周波数から前記往復遅延を決
    定する。
  2. 【請求項2】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星でありそ
    して前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり、
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    1の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の周波数は(fD −foffset)である、ここでfD は前記第1の対象物と前記第2の対象物との間で送信された該第1の信号の該ド
    ップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物の局部発振器エラー周波
    数である、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の周波数は(fD +foffset)であり、ここでfD は前記第2の対象物と前記第1の対象物との間で送信された該第2の信号の該ド
    ップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物の局部発振器エラー周波
    数である、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 下記工程を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象
    物の間で送信された信号の往復遅延を決定するための方法: 前記第1の対象物から第1の信号を送信する; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物おいて受信する; 前記第1の信号の受信時に前記第2の対象物から前記第1の対象物へ第2の信
    号を送信する; 前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に前記第1の対象物で受信する; 前記第1の対象物において、前記第2の信号から周波数を測定する;及び 前記第1の対象物において、前記周波数から前記往復遅延を決定する、前記往
    復遅延は前記第1の対象物から前記第2の対象物への伝搬する間に前記第1の信
    号によって経験された遅延の関数である。
  7. 【請求項7】 前記測定された周波数は(fD +foffset)であり、ここで
    D は該第2の信号のドップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物
    の局部発振器エラー周波数である、請求項6による方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星でありそ
    して前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項6
    の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイでありそ
    して前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項6
    の方法。
  10. 【請求項10】 下記工程を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対
    象物の間で送信された信号の往復遅延を決定するための方法: 前記第1の対象物から第1の信号を送信する; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物において受信する; 前記第2の対象物において、前記第1の信号から周波数を測定する; 前記第2の対象物から前記第1の対象物へ、該測定された第1の信号周波数の
    報告を含む第2の信号を送信する; 前記第1の対象物において、前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に受信する、
    及び 前記第1の対象物において、前記第1の信号周波数から前記往復遅延を決定す
    る、前記往復遅延は前記第2の対象物から前記第1の対象物への前記第2の信号
    の伝播の間に経験された該遅延の関数である。
  11. 【請求項11】 前記周波数は(fD −foffset)であり、ここでfD は該
    第1の信号の該ドップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物の局部
    発振器エラー周波数である、請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星であり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    10の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    10の方法。
  14. 【請求項14】 下記を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象物
    の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム: 前記第1の対象物から第1の信号を送信するための手段; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物において受信するため
    の手段、前記遅延D1 は前記第1の信号が前記第1の対象物から前記第2の対象
    物へと伝搬するために必要とされる時間である; 前記第2の対象物において、前記第1の信号から第1の周波数を測定するため
    の手段; 前記第2の対象物から前記第1の対象物へ、該測定された第1の周波数の報告
    を含む第2の信号を送信するための手段; 前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に前記第1の対象物において受信するため
    の手段、D2 は前記第2の対象物から前記第1の対象物へ前記第2の信号が伝搬
    するために必要とされる時間である; 前記第1の対象物において、前記第2の信号から第2の周波数を測定するため
    の手段;及び 前記第1の対象物において、前記第1及び第2の周波数から前記往復遅延を決
    定するための手段、前記往復遅延は前記第1の対象物から前記第2の対象物への
    前記第1の信号の伝播の間に経験された該遅延の関数である。
  15. 【請求項15】 前記第1の周波数は(fD −foffset)であり、ここでfD は第1の信号の該ドップラー周波数であり、そしてfoffsetは該第2の対象物
    の局部発振器エラー周波数である、請求項14によるシステム。
  16. 【請求項16】 前記第2の周波数は(fD +foffset)であり、ここでfD は該ドップラー周波数であり、そしてfoffsetは該第2の対象物の局部発振器
    エラー周波数である、請求項15によるシステム。
  17. 【請求項17】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星であり
    、そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求
    項14によるシステム。
  18. 【請求項18】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    14によるシステム。
  19. 【請求項19】 下記を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象物
    の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム: 前記第1の対象物から第1の信号を送信するための手段; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物において受信するため
    の手段; 前記第2の対象物において、前記第1の信号から第1の周波数を測定するため
    の手段; 前記第2の対象物から前記第1の対象物へ、該測定された第1の周波数の報告
    を含む第2の信号を送信するための手段; 前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に前記第1の対象物において受信するため
    の手段; 前記第1の対象物で、前記第2の信号から第2の周波数を測定するための手段
    ;及び 前記第1の対象物で、前記第1及び前記第2の周波数から前記往復遅延を決定
    するための手段、前記往復遅延は前記第2の対象物から前記第1の対象物への前
    記第2の信号の伝播の間に経験された該遅延の関数である。
  20. 【請求項20】 前記第1の周波数は(fD −foffset)であり、ここでfD は前記第1の信号の該ドップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象
    物の局部発振器エラー周波数である、請求項19によるシステム。
  21. 【請求項21】 前記第2の周波数は(fD +foffset)であり、ここでfD は前記第2の信号の該ドップラー周波数であり、そしてfoffsetは該第2の対
    象物の局部発振器エラー周波数である、請求項20によるシステム。
  22. 【請求項22】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星であり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    19によるシステム。
  23. 【請求項23】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    19によるシステム。
  24. 【請求項24】 下記を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象物
    の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム: 前記第1の対象物から第1の信号を送信するための手段; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物において受信するため
    の手段; 前記第1の信号の前記第2の対象物による受信において前記第2の対象物から
    前記第1の対象物へ第2の信号を送信するための手段; 前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に前記第1の対象物において受信するため
    の手段; 前記第1の対象物において、前記第2の信号から周波数を測定するための手段
    ;及び 前記第1の対象物において、前記第1及び第2の周波数から前記往復遅延を決
    定するための手段、前記往復遅延は前記第1の対象物から前記第2の対象物への
    前記第1の信号の伝播の間に経験された該遅延の関数である。
  25. 【請求項25】 前記周波数は(fD +foffset)であり、ここでfD は前
    記第2の信号の該ドップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物の局
    部発振器エラー周波数である、請求項24によるシステム。
  26. 【請求項26】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星であり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    24によるシステム。
  27. 【請求項27】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    24によるシステム。
  28. 【請求項28】 下記を具備する、相対的に移動する第1及び第2の対象物
    の間で送信された信号の往復遅延を決定するためのシステム: 前記第1の対象物から第1の信号を送信するための手段; 前記第1の信号を伝播遅延D1 の後に前記第2の対象物で受信するための手段
    ; 前記第2の対象物で、前記第1の信号から周波数を測定するための手段; 前記第2の対象物から前記第1の対象物へ、該測定された第1の信号周波数の
    報告を含む第2の信号を送信するための手段; 前記第1の対象物で、前記第2の信号を伝播遅延D2 の後に受信するための手
    段;及び 前記第1の対象物で、前記測定された第1の信号周波数から前記往復遅延を決
    定するための手段、前記往復遅延は前記第2の対象物から前記第1の対象物への
    前記第2の信号の伝播の間に経験された該遅延の関数である。
  29. 【請求項29】 前記周波数は(fD −foffset)であり、ここでfD は該
    ドップラー周波数でありそしてfoffsetは該第2の対象物の局部発振器エラー周
    波数である、請求項28によるシステム。
  30. 【請求項30】 前記第1の対象物は無線電話システム軌道周回衛星であり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    28によるシステム。
  31. 【請求項31】 前記第1の対象物は無線電話システムゲートウェイであり
    そして前記第2の対象物は無線電話システムユーザ端末(UT)である、請求項
    28によるシステム。
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