JP2003535312A - 免疫適格細胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定する方法および装置 - Google Patents

免疫適格細胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定する方法であって、この個人ライブラリは一以上の保存センターに保管されたロットの形で順次に採取され調整された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している。この方法は、 免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の体液および/又は毛髪のサンプルについて行う物理的および/又は生物的特徴の複数の測定と、前記測定から得られた前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報の収集と、繰り延べ使用の前記プロトコルのパラメータを決定するべく情報装置における前記特徴的な情報の処理と、処理された前記情報を細胞管理用データベース内に保存することを含む。免疫作用の増強と遺伝子治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、免疫適格細胞(免疫担当細胞)の繰り延べ使用(遅延された使用)
のプロトコルのパラメータを決定する方法、並びに、繰り延べ使用を目的として
ヒト又は動物主体(被験者)から採取した免疫適格細胞(特に、白血球、リンパ
球、又は単核白血球)のロットを管理する方法に関する。本発明は、また、免疫
適格細胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定する装置、並びに、こ
のパラメータ決定装置を用いた免疫適格細胞のロット管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
科学的および臨床的研究はリンパ球および白血球の誘導体の自動使用の治療的
効果を証明しており、それは特に細胞免疫性の増大に寄与する。
【0003】 この治療方法の有望な用途は、患者の生涯のうち免疫力の増強が必要又は重要
である時に、或いは患者の生涯を通じて免疫力を維持するために、患者の免疫力
を増強する可能性に関する。
【0004】 しかし、解決しなければならない重要な問題は、患者のリンパ球および白血球
は数カ月から数十年の期間にわたって利用できることである。ヒト又は動物生物
学の多くの分野において大幅に使用されている冷凍保存技術は知られている。特
に生体要素の保存と貯蔵にバンクが設立されている。
【0005】 文献WO89/04168は胎児および新生児の血液から造血細胞を分離し保存する方法
を開示している。この方法は特に造血再形成のために又は遺伝子治療において胎
児および新生児の細胞の治療的使用を目的としており、自系の再形成の目的で胎
児又は新生児の血液の細胞の冷凍保存のために使用することができる。
【0006】 免疫適格細胞(リンパ球、食細胞性細胞、単核白血球、マクロファージ)は免
疫システムにおいて中心的な役割を果たす。特に、リンパ球は生きている間に情
報を保存すると共に、細胞免疫および体液免疫の記憶担体である。これらの免疫
適格細胞はある種のライブラリ(特にリンパ球ライブラリ)を構成し、これはヴ
ィールス、寄生虫又は細菌による感染の際に固体が外来生物に遭遇するにつれて
生きている過程で豊富化される。生きている過程で生物が感染の影響を減少する
ことができるのはこのライブラリのお陰である。細胞免疫作用のメカニズムは知
られている。多くの刊行物に記載されているように、情報は特にリンパ球の壁の
中に保存される。このメカニズムはまた悪性細胞に対する防御に寄与する。
【0007】 一方において、有効な保護を保存するためにはワクチン注射の反復を行う必要
があることが示しているように、この記憶は時と共に部分的に消える。体液免疫
に関しては、抗体比は、IgMについては急速に、IgGとIgAについてはより緩慢に
、低下する。
【0008】 他方において、時と共に誤差が導入され、免疫の有効性はしばしば年毎に低下
する。流行性感冒のような感染が高齢者にとって非常に重くなるのはこのような
劣化のためである。従って、生涯の間に獲得した情報を保存することができれば
便利であろう。
【0009】 文献WO9953030には、免疫適格細胞のロットを管理する方法が開示されており
、この方法は、所与のヒト主体毎に、 −免疫適格細胞のロットを一以上の保存センターにおいて調整しかつ保管するこ
と、 −順次に採取したロットから免疫適格細胞の個人ライブラリ(この個人ライブラ
リは採取された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を保存している)を構
成しかつ富化すること、および、 −前記ヒト主体のための処理のリクエストに応じて、 −前記個人ライブラリに蓄積された免疫情報の前部又は一部を処理すること、お
よび、 −貯蔵された一以上の免疫適格細胞ロットを地域制限して、このロットを細胞処
理センターに移送すること、 を包含する。
【0010】 この方法は、従って、患者のリンパ球を長期間にわたって保存することを患者
に保証するもので、特に患者の免疫システムを強化するためにそれらを何時でも
利用できるようにする。従って、人々に以前の免疫を再び与え、合理的で信頼で
きる管理条件で細胞免疫性を伝達し、血液採取時に対応する遺伝子コードへのア
クセスを提供するのを可能にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、繰り延べ使用を目的として免疫適格細胞を保存する要請に加えて、
この繰り延べ使用のための適切なプロトコルの定義に関する重要な問題が提起さ
れる。即ち、ヒト主体から予め採取した免疫適格細胞の単なる再注入は、潜在的
に深刻な免疫の問題を招くことが分かった。更に、採取した免疫適格細胞の潜在
的な品質と有効性はヒト主体の一般的健康状態に強く依存しており、従来の方法
の性能に逆効果を与えていることが分かった。
【0012】 本発明の目的は叙上の難点を改善することにあり、ヒト又は動物主体の個人ラ
イブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを
決定する方法を提供しようというもので、この個人ライブラリは一以上の保存セ
ンターに保管されたロットの形で順次に採取され調整された免疫適格細胞に保存
された免疫情報の総和を蓄積しており、この保存センターは、ヒト主体毎に、お
よび、拡張的に動物主体毎に、同一性と健康状態の次元を完全に統合している。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この決定方法は、 −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の体液および/又は
毛髪のサンプルについて行う物理的および/又は生物的特徴の複数の測定、 −前記測定から得られた前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報の収集、 −繰り延べ使用の前記プロトコルのパラメータを決定するべく情報装置における
前記特徴的な情報の処理、および、 −処理された前記情報を細胞管理用データベース内に保存すること、 を包含しており、 ヒト又は動物主体から免疫適格細胞を採取するシーケンスの実行は前記特徴的な
情報の処理の結果により調整される。
【0014】 本発明の方法によれば、ヒト又は動物主体の状態(特に、その健康状態と心理
状態)を特徴づける情報は、免疫適格細胞の採取の機会を決定するため、並びに
、繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを選択するために、同時に処理するこ
とができる。
【0015】 ヒト又は動物主体の状態を特徴づける情報は、好ましくは、ヒト又は動物主体
から採取した血液のサンプルを処理することにより得られる。これらの情報は、
ヴィンセントの生物電子法に遵い、予め採取した血液のpH、酸化還元電位Rh
2、および抵抗ρの測定値を処理することにより得られた生物電子的情報を含む
ことができる。
【0016】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報は、また、ヒト又は動物主体から予め
採取した血液の知覚可能な結晶化画像を処理することにより得られる情報、およ
び/又は、ヒト又は動物主体の毛髪の要素の毛細管現象の研究により得られる情
報を含むことができる。
【0017】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報、および、ヒト又は動物主体の免疫適
格細胞に保存された免疫情報は、好ましくは、繰り延べ使用のプロトコルのパラ
メータを決定するために使用するエキスパートシステムに導入される。このエキ
スパートシステムは、特定の遺伝子に関して、ヒト又は動物主体の状態に特徴的
な前記情報および前記免疫情報の解釈を提供するべく構成することができる。
【0018】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報の処理は、免疫適格細胞の繰り延べ使
用を考慮して異なる免疫適格細胞の夫々の最適割合を決定するべく、特に、リン
パ球T4とリンパ球T8との最適比を決定するべく構成することができる。
【0019】 本発明の方法をヒト又は動物主体に対するリンパ球の再注入を含む治療プロト
コルに使用する場合には、予め採取され保存された免疫適格細胞は再注入前に生
体外処理に付される。本発明の方法は、また、生体外発育後に特定の細胞毒作用
を有するリンパ球Tの再注入を含む治療プロトコル又は遺伝子治療プロトコルに
に使用することができる。
【0020】 本発明の方法が使用される治療プロトコルは、一般に、再注入前にリンパ球の
無害性を確認する段階を含む。この確認段階は再注入前のリンパ球の酸化ストレ
スのテストを含み、前記テストではリンパ球は自由ラディカルによって攻撃され
る。約3カ月から6カ月の期間の加速テストでは、自由ラディカルにさらされた
保存不良のリンパ球は定量可能な酸化ストレスを生じた。
【0021】 酸化ストレスのテストは、好ましくは、生体外処理による異なる治療方法およ
び当該ヒト又は動物主体に対するそれらの充分さを確認するために使用すること
ができる。即ち、余りにも攻撃的なリンパ球生成物は自由ラディカルの非常に多
量に生成するであろう。細胞毒処理を含む生体外処理の場合には、このテストは
患者に最適な処理を選択するのを可能にする。
【0022】 本発明の方法を使用するのが特に有望な他の態様は治療プロトコルに関するも
ので、このプロトコルは再注入前のリンパ球とワクチンとの間の生体外処理を含
む。抗体の生成はないことが確認された。
【0023】 本発明の方法は、また、再注入前にリンパ球のアレルギー除感のための生体外
処理を含む治療プロトコルに使用することが可能である。このようにして得られ
た生成物は次いで再注入前に保存されたリンパ球と混合される。
【0024】 留意すべきことに、本発明の方法が使用される治療プロトコルは、リンパ管に
よるリンパ球再注入を含むことができる。目的は、特に、患者の許容限度を改善
すると共に反応の迅速性を良くするために、処方すべき投薬量を低減することに
ある。
【0025】 また、本発明の範囲内で、ドナー主体からレセプタ主体への輸血の治療プロト
コルを提供することができ、このプロトコルはドナー主体のリンパ球をレセプタ
主体のリンパ球で置換することを含む。
【0026】 また、本発明の方法は、好ましくは、免疫適格細胞のロットの冷凍保管段階の
前に、前記ロット内に最初にあった抗体を消失させるべく当該ロットを冷凍する
初期段階を更に含む。
【0027】 この方法は、更に、1ロットの免疫適格細胞の再使用の前に当該ロット内の抗
体の消失を確認する段階を含むことができる。
【0028】 本発明の方法の特定の実施態様においては、この方法は、予め採取した1ロッ
トの免疫適格細胞の調整シーケンスの際に、精製されたリンパ球又は単核白血球
を免疫磁気的に選別する段階を更に含む。
【0029】 本発明の決定方法は、好ましくは、繰り延べ使用を目的としてヒト又は動物主
体から採取した免疫適格細胞のロットを管理する方法で実施することができ、こ
の方法は、夫々のヒト又は動物主体毎に、 −順次に採取された免疫適格細胞のロットを一以上の保存センターにおいて調整
しかつ保管すること、および、 −採取したロットから免疫適格細胞の個人ライブラリ(この個人ライブラリは採
取された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している)を構成しか
つ富化すること、 を含む。
【0030】 本発明の前記他の観点によれば、このロット管理方法は、更に: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に実施される、前記ヒト又は動物主体の状態
に特徴的な情報の収集、および、 −前記ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ
使用のプロトコルのパラメータを決定するべく前記特徴的な情報を処理すること
、 を含み、 ヒト又は動物主体から免疫適格細胞を採取するシーケンスの実行は前記特徴的な
情報の処理の結果により調整される。
【0031】 本発明の更に他の観点によれば、本発明は、本発明の方法を実施しながら、ヒ
ト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ使用のプ
ロトコルのパラメータを決定する装置を提供するもので、この個人ライブラリは
一以上の保存センターに保管されたロットの形で順次に採取され調整された免疫
適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している。
【0032】 このパラメータ決定装置は、 −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の体液および/又は
毛髪のサンプルの物理的および/又は生物的特徴を測定する手段と、 −前記測定から得られた前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報を収集する
手段と、 −繰り延べ使用の前記プロトコルのパラメータを決定するべく、かつ、特徴的な
情報の処理の結果に応じてヒト又は動物主体から免疫適格細胞を採取するシーケ
ンスの実行を制御するべく前記特徴的な情報を処理する手段と、 −処理された前記情報を細胞管理用データベース内に保存する手段、 を備えていることを特徴としている。
【0033】 本発明の更に他の観点によれば、本発明は、本発明の方法を実施しながら、繰
り延べ使用を目的として免疫適格細胞のロットが採取されたヒト又は動物主体に
属する免疫適格細胞のロットを管理する装置を提供するもので、この装置は、夫
々のヒト又は動物主体毎に: −順次に採取された免疫適格細胞のロットを一以上の保存センターにおいて調整
しかつ保管する手段、および、 −採取したロットから免疫適格細胞の個人ライブラリ(この個人ライブラリは採
取された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している)を構成しか
つ富化する手段、 を備えている。
【0034】 本発明によれば、この装置は、更に: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情
報を収集する手段、および、 −前記ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ
使用のプロトコルのパラメータを決定するべく、かつ、特徴的な情報の処理の結
果に応じてヒト又は動物主体から免疫適格細胞を採取するシーケンスの実行を制
御するべく前記特徴的な情報を処理する手段、 を備えている。
【0035】 本発明の他の特徴や利点は以下の記載に従い更に明らかとなろう。添付図面は
非限定的な例示を示す。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1を参照するに、本発明の管理方法は、一般的に、ヒト又は動物主体の状態
を特徴付けかつ同定する最初のシーケンスと、前記主体から免疫適格細胞を採集
する前後複数のシーケンスと、これに続いて細胞ロットを凍結貯蔵し保存する複
数のシーケンスと、保存された細胞を繰り延べ使用する1以上のシーケンスを含
む。
【0037】 特徴付けかつ同定する前記シーケンスでは、ヒト又は動物主体から、血液及び
他の体液並びに唾液若しくは尿のような分泌物のサンプルが採取される。毛のサ
ンプルも採取することができる。血液のサンプルは、有効な同一性を特徴付ける
情報を提供する任意の適切な生物学的方法によって処理することができる。
【0038】 例えば、ビンセントVincentの生体電子法は、血液サンプルのpHの測定、酸
化還元電位rH2の測定、及び抵抗ρの測定を含み、主体の現在の健康状態に関
する興味深い特徴付けを提供する。
【0039】 他の有用な生物学的評価方法は、血液の知覚可能な結晶化イメージを処理し解
釈することからなり、主体の健康状態に関する他の特徴的情報と共に種々の生理
学的トラブルに関する正確なデータを提供する。
【0040】 生体電子法又は知覚可能な結晶化イメージ法によって得られた状態特徴付け情
報は、毛サンプルに対する毛管現象の研究によって処理した情報によって確証す
ることができる。 また、免疫適格細胞に対する可視非干渉性偏光の光生物学的作用(イン・ビト
ロ又はイン・ビボで)を使用する評価方法も、問題の主体の生物学的評価に用い
ることができる。
【0041】 状態に特徴的な情報を全て収集し処理して同定用データを生成し、このデータ
は特定のルールが実行されるエキスパートシステムに入力することができる。 前述した特徴付け及び同定シーケンスに続いて、同定用データがこの採取シー
ケンスに必要な生理学的要求を充足することを条件として採取シーケンスが実施
される。
【0042】 血液を採取し分離して、種々の構成細胞、例えば、リンパ球及び単核白血球を
得る。分離により得られた種々の細胞を同定し、選別し、調製し、必要により処
理し、そして複数のnロットに分ける。次いで、これらnロットの免疫適格細胞
を調整(コンディショニング)し、凍結処理し、これらのロットの細胞の最善の
保全性及び安全性を保証するように位置決めされた種々の貯蔵サイト(1、・・
・、i、・・・、n)に貯蔵する。
【0043】 留意すべきことに、精製されたリンパ球及び単核白血球を得るために免疫磁力
選別法を用いることができる。更に、好ましくは、免疫適格細胞(特にリンパ球
)の凍結貯蔵の際に凍結保護剤を用いることができる。 免疫適格細胞は、−80℃から−120℃の温度で貯蔵することが好ましい。即ち
、−196℃の液体窒素中での貯蔵は、基盤構造及び論理計算の問題がしばしば起
こる。
【0044】 リンパ球の繰り延べ使用は抗体を貯蔵する場合には問題が起こることがある。
何故ならば、時がたつにつれて該当主体に対し自己の抗体に対する反応があった
り抗体の拒絶があるからである。免疫適格細胞のロット内の抗体を消滅させるた
めに、低温液体化の最初の工程を設けることができる。この細胞のロットを再使
用する前に、抗体の有効な消滅を確認する工程を実施する。
【0045】 凍結貯蔵細胞の構造的及び機能的な保一体性を確保することは、繰り延べ使用
に関するそれらの信頼性を保証するために重要である。 従って、免疫適格細胞又は造血系成分のロットは、長期にわたって前記造血形
成分の適切な保存が保証されるのであれば、数日から数十年に及び得る長期の可
変期間にわたって保存することができる。更に、1人の患者の全てのロットを1
箇所に保存しないという原則は、供給の安全に実質的に貢献する。
【0046】 前記処理シーケンスを通じて、各基本要素段階に関するデータを収集し、統合
し、細胞管理データベース(これは、前記エキスパートシステムからデータ、例
えば主体の同定用データをも受け取る)に保存する。或るヒト又は動物主体に属
する保存された免疫適格細胞は細胞管理用データベースに関連づけられた当該主
体の個人(個体別)免疫ライブラリーを構成し、このデータベースは複数の保存
サイト又は1以上の調製・凍結貯蔵センターを制御する管理センターの中に配置
することができる。
【0047】 管理センターがヒト又は動物主体のために再使用要求を受けた時には、細胞管
理データベースを参照し(R)、適当な細胞ロットに関する同定用データ(これ
は、好ましくは特急輸送により、保存サイトから繰り延べ使用のために特別に備
えられたセンターに向けて転送される)を前記データベースから受け取る(D)
ことにより、個人の細胞ロットの同定を実施する。このセンターは、更に、最初
に採取を行うセンターであることができる。
【0048】 次いでこのロットを室温にし、免疫適格細胞を培養し及び/又は生体外(エク
ス・ビボ)処理する。細胞管理データベースに問い合わせて得られた同定用デー
タにより、かつ、例えば再注入用のリンパ球T4とT8との最適な割合を決定す
ることを目的としてこれらのデータを処理することにより、再使用のプロトコル
のパラメータを決定する。この再使用のプロトコルは次いでヒト又は動物主体に
適用される再使用プロセスにおいて使用される。
【0049】 図2に示したように、本発明による管理方法は、ヒト又は動物主体の生涯の間
に、個人細胞ライブラリーと、個人データベース(順次の特徴付けシーケンスか
ら得られるデータ及びエキスパートシステムを用いることによって生成するデー
タを含む)、とを同時に構成するのを可能にする。例えば、時点Toで、ヒト又
は動物主体は、状態を特徴付けかつ同定をするプロセスSCo(主体の生理学的
アイデンティティー及び健康状態を特徴付ける情報を提供する)を受ける。この
特徴付けシーケンスが正しい評価を導くならば、時点Tcoでヒト又は動物主体
に対する免疫適格細胞採取シーケンスを実施する。状態を特徴付けかつ同定をす
るこのプロセスは当該主体のテスト“スクリーニング”および生物学的評価の操
作を実現する。
【0050】 後の時点Tjでは、ヒト又は動物主体に対して他の状態特徴付けシーケンスを
実施し、このシーケンスは細胞の採取を阻害する生理学的トラブルを示すデータ
を生じる。この場合、診断されたトラブルを改善するように治療処理を提案する
ことができ、免疫適格細胞の採取シーケンスiを許容する正しい評価が得られる
まで他の特徴付けシーケンスを最終的に時点Tnで実施する。
【0051】 順次的状態特徴付けシーケンスから得られたデータは、集合され、エキスパー
トシステムで処理され、細胞管理データベースに保存される。他方、免疫適格細
胞は主体の個人細胞ライブラリーを富化する。 或るヒト又は動物主体について免疫適格細胞の再使用プロセスが処方されてい
る場合には、繰り延べ使用のプロトコルは、例えば細胞の各タイプの最適な割合
と共に、データベースに蓄積してあるデータを用いて決定する。次に、選ばれた
免疫適格細胞を個人細胞ライブラリから抜き出し、必要により生体外で処理する
。 これらの免疫適格細胞の使用の準備ができたならば、予め決定された個人プロ
トコルに応じた再使用プロセスが時点Tuで実施される。
【0052】 このプログラムに従う患者又は主体は、免疫適格細胞又は造血系成分のストッ
クを利用するもので、このストックは、免疫システムを増強することを目的とし
て、或いは遺伝子治療を目的として、或いは更に必要に応じて大量使用のために
、所定の期間にわたって患者又は主体に例えば前後連続的な自動使用(特に、自
動注射の形の自動使用)を提供するのを可能にする。
【0053】 本発明による管理方法は、例えば、ロット管理センターに配置されたデータ処
理装置(これは血液フェレーシス・保存・迅速処理センターに配置されたデータ
処理サイトに接続することができる)にインストールされたソフトウェアの形で
具体化される。 ヒトの治療の分野を目的とした多くの用途のほかに、本発明による方法は動物
の大量生産の分野(特に抗生物質療法の代替として)にも重要な用途がある。こ
の方法は、また、免疫保護を与える目的で競走馬の分野で、並びに、老化防止因
子としてペット動物のために、および免疫システムの対するその作用のために使
用することができる。
【0054】 勿論、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱することなくこれらの実施例に種々の変更を施すことができる。即ち、採取及
び再利用の段階では、医学的要求及び安全制約に応じて追加的技術段階を設ける
ことができる。異なる操作・管理センター間で用いられる通信手段は任意の性質
のものであることができる。 更に、本発明の管理方法で収集されたデータは、好ましくは、統計の目的のた
めに、予防及び保険の分野での用途で、処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の管理方法の概略図である。
【図2】 図2は本発明の管理方法の主たる段階を示すタイムチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細
    胞の繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定する方法であって、この個人
    ライブラリは一以上の保存センターに保管されたロットの形で順次に採取され調
    整された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積しており、この方法の
    特徴は: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の体液および/又は
    毛髪のサンプルについて行う物理的および/又は生物的特徴の複数の測定、 −前記測定から得られた前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報の収集、 −繰り延べ使用の前記プロトコルのパラメータを決定するべく情報装置における
    前記特徴的な情報の処理、および、 −処理された前記情報を細胞管理用データベース内に保存すること、 を含むことからなる方法。
  2. 【請求項2】 ヒト又は動物主体の状態を特徴づける情報はヒト又は動物主
    体から採取した血液のサンプルを処理することにより得られることを特徴とする
    請求項1に基づく方法。
  3. 【請求項3】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報は、予め採取した血
    液のpH、酸化還元電位Rh2、および抵抗ρの測定値を処理することにより得
    られた生物電子的情報を含むことを特徴とする請求項2に基づく方法(ヴィンセ
    ントの生物電子法)。
  4. 【請求項4】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報は、ヒト又は動物主
    体から予め採取した血液の知覚可能な結晶化画像を処理することにより得られる
    情報を含むことを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  5. 【請求項5】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報は、前記ヒト又は動
    物主体の毛髪の要素の毛細管現象の研究により得られる情報を含むことを特徴と
    する前記請求項のいづれかに基づく方法。
  6. 【請求項6】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報、および、ヒト又は
    動物主体の免疫適格細胞に保存された免疫情報は、繰り延べ使用のプロトコルの
    パラメータを決定するために使用するエキスパートシステムに導入されることを
    特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  7. 【請求項7】 前記エキスパートシステムは、特定の遺伝子に関して、ヒト
    又は動物主体の状態に特徴的な前記情報および前記免疫情報の解釈を提供するべ
    く構成されていることを特徴とする請求項6に基づく方法。
  8. 【請求項8】 ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報の処理は、免疫適格
    細胞の繰り延べ使用を考慮して異なる免疫適格細胞の夫々の最適割合を決定する
    べく構成されていることを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  9. 【請求項9】 ヒト主体の状態に特徴的な情報の処理は、免疫適格細胞の繰
    り延べ使用を考慮してリンパ球T4とリンパ球T8との最適比を決定することを
    特徴とする請求項8に基づく方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項のいづれかに基づく方法であって、ヒト又は動
    物主体に対するリンパ球の再注入を含む治療プロトコルに使用され、予め採取さ
    れ保存された免疫適格細胞は再注入前に生体外処理に付されることを特徴とする
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に基づく方法であって、生体外発育後に特定の
    細胞毒作用を有するリンパ球Tの再注入を含む治療プロトコルに使用される方法
  12. 【請求項12】 請求項10又は11のいづれかに基づく方法であって、再
    注入前にリンパ球の無害性を確認する段階を含む治療プロトコルに使用される方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項12に基づく方法であって、再注入前にリンパ球の
    酸化ストレスのテストを含む確認段階を含む治療プロトコルに使用され、前記テ
    ストではリンパ球は自由ラディカルによって攻撃されることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に基づく方法であって、生体外処理による異な
    る治療方法および当該ヒト又は動物主体に対するそれらの充分さを確認するため
    の酸化ストレスのテストを含む治療プロトコルに使用される方法。
  15. 【請求項15】 請求項10から14のいづれかに基づく方法であって、再
    注入前にリンパ球とワクチンとの間の生体外処理を含む治療プロトコルに使用さ
    れる方法。
  16. 【請求項16】 請求項10から15のいづれかに基づく方法であって、再
    注入前にリンパ球のアレルギー除感のための生体外処理を含む治療プロトコルに
    使用される方法。
  17. 【請求項17】 請求項10から16のいづれかに基づく方法であって、リ
    ンパ管によるリンパ球再注入を含む治療プロトコルに使用される方法。
  18. 【請求項18】 請求項10から17のいづれかに基づく方法であって、ド
    ナー主体からレセプタ主体への輸血の治療プロトコルに使用され、このプロトコ
    ルはドナー主体のリンパ球をレセプタ主体のリンパ球で置換することを含む方法
  19. 【請求項19】 遺伝子治療プロトコルに使用される前記請求項のいづれか
    に基づく方法。
  20. 【請求項20】 前記請求項のいづれかに基づく方法であって、免疫適格細
    胞のロットの冷凍保管段階の前に、前記ロット内に最初にあった抗体を消失させ
    るべく当該ロットを冷凍する初期段階を更に含む方法。
  21. 【請求項21】 1ロットの免疫適格細胞の再使用の前に当該ロット内の抗
    体の消失を確認する段階を更に含む請求項20に基づく方法。
  22. 【請求項22】 前記請求項のいづれかに基づく方法であって、予め採取し
    た1ロットの免疫適格細胞の調整シーケンスの際に、精製されたリンパ球又は単
    核白血球を免疫磁気的に選別する段階を更に含むことを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 前記請求項のいづれかに基づくパラメータ決定方法を実施
    しながら、繰り延べ使用を目的としてヒト又は動物主体から採取した免疫適格細
    胞のロットを管理する方法であって、この方法は、夫々のヒト又は動物主体毎に
    、 −順次に採取された免疫適格細胞のロットを一以上の保存センターにおいて調整
    しかつ保管すること、および、 −採取したロットから免疫適格細胞の個人ライブラリ(この個人ライブラリは採
    取された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している)を構成しか
    つ富化すること、 を含み、 この方法の特徴は、更に: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に実施される、前記ヒト又は動物主体の状態
    に特徴的な情報の収集、および、 −前記ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ
    使用のプロトコルのパラメータを決定するべく前記特徴的な情報を処理すること
    、 を含むことからなる方法。
  24. 【請求項24】 請求項1から22のいづれかに基づく方法を実施しながら
    、ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ使用
    のプロトコルのパラメータを決定する装置であって、この個人ライブラリは一以
    上の保存センターに保管されたロットの形で順次に採取され調整された免疫適格
    細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積しており、 この装置の特徴は: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の体液および/又は
    毛髪のサンプルの物理的および/又は生物的特徴を測定する手段と、 −前記測定から得られた前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報を収集する
    手段と、 −繰り延べ使用の前記プロトコルのパラメータを決定するべく前記特徴的な情報
    を処理する手段と、 −処理された前記情報を細胞管理用データベース内に保存する手段、 を有することからなる装置。
  25. 【請求項25】 ヒト又は動物主体から採取した血液のサンプルを処理する
    ことにより得られたヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報を処理するべく構成
    されていることを特徴とする請求項24に基づく装置。
  26. 【請求項26】 予め採取した血液のpH、酸化還元電位Rh2、および抵
    抗の測定値を処理することにより得られた生物電子的情報を処理するべく構成さ
    れていることを特徴とする請求項25に基づく装置(ヴィンセントの生物電子法
    )。
  27. 【請求項27】 更にヒト又は動物主体から予め採取した血液の知覚可能な
    結晶化画像を処理することにより得られる情報を処理するべく構成されているこ
    とを特徴とする請求項24から26のいづれかに基づく装置。
  28. 【請求項28】 更にヒト又は動物主体の毛髪の要素の毛細管現象の研究に
    より得られる情報を処理するべく構成されていることを特徴とする請求項24か
    ら27のいづれかに基づく装置。
  29. 【請求項29】 繰り延べ使用のプロトコルのパラメータを決定するため、
    ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報、および、ヒト又は動物主体の免疫適格
    細胞に保存された免疫情報に基づいてエキスパートシステムを制御し富化する手
    段を更に備えていることを特徴とする請求項24から28のいづれかに基づく装
    置。
  30. 【請求項30】 前記処理手段は、特定の遺伝子に関して、ヒト又は動物主
    体の状態に特徴的な前記情報および前記免疫情報の解釈を提供するべく構成され
    ていることを特徴とする請求項29に基づく装置。
  31. 【請求項31】 免疫適格細胞の繰り延べ使用を考慮して異なる免疫適格細
    胞の夫々の最適割合をヒト又は動物主体の状態に特徴的な情報に基づいて決定す
    る手段を更に備えていることを特徴とする請求項24から30のいづれかに基づ
    く装置。
  32. 【請求項32】 前記決定手段は免疫適格細胞の繰り延べ使用を考慮してリ
    ンパ球T4とリンパ球T8との最適比を決定する手段を有することを特徴とする
    請求項31に基づく装置。
  33. 【請求項33】 請求項23に基づく方法を実施しながら、繰り延べ使用を
    目的として免疫適格細胞のロットが採取されたヒト又は動物主体に属する免疫適
    格細胞のロットを管理する装置であって、この装置は、夫々のヒト又は動物主体
    毎に: −順次に採取された免疫適格細胞のロットを一以上の保存センターにおいて調整
    しかつ保管する手段、および、 −採取したロットから免疫適格細胞の個人ライブラリ(この個人ライブラリは採
    取された免疫適格細胞に保存された免疫情報の総和を蓄積している)を構成しか
    つ富化する手段、 を備え、 この装置の特徴は、更に: −免疫適格細胞の採取の前又は最中に前記ヒト又は動物主体の状態に特徴的な情
    報を収集する手段、および、 −前記ヒト又は動物主体の個人ライブラリから得られた免疫適格細胞の繰り延べ
    使用のプロトコルのパラメータを決定するべく前記特徴的な情報を処理する手段
    、 を備えていることからなる装置。
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