JP2003535183A - アルコキシル化ポリエチレンイミンを含む顔料調合物 - Google Patents
アルコキシル化ポリエチレンイミンを含む顔料調合物Info
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- C09D11/30—Inkjet printing inks
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料と、B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化されている少なくとも1種のポリエチレンイミンと、を含む顔料調合物に関する。
Description
【0001】
本発明は、
A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、および、
B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れている少なくとも1種のポリエチレンイミン、 を含む新規な顔料調合物に関する。
れている少なくとも1種のポリエチレンイミン、 を含む新規な顔料調合物に関する。
【0002】
本発明はまた、これらの顔料調合物を水性顔料分散液、印刷用インクを含むイ
ンク、ペイントおよびトナーの製造のために使用する方法、および、インクジェ
ット法のための顔料調合物に関する。
ンク、ペイントおよびトナーの製造のために使用する方法、および、インクジェ
ット法のための顔料調合物に関する。
【0003】
顔料(使用溶剤に不溶である着色剤)の使用に当っては、一般に分散剤の存在
が不可欠である。顔料粒子相互に引力が働くため、顔料粒子が塊化しまたは凝集
する傾向があるからである。この傾向は、粘度が徐々に増加しまたは色特性(特
に色強度および光沢)が悪化することから明白である。分散剤は界面活性効果を
有しており、従って実質的に粒子間の表面張力を低下させ、細分化粒子自体の分
散力に対する要請の程度を低下させる。
が不可欠である。顔料粒子相互に引力が働くため、顔料粒子が塊化しまたは凝集
する傾向があるからである。この傾向は、粘度が徐々に増加しまたは色特性(特
に色強度および光沢)が悪化することから明白である。分散剤は界面活性効果を
有しており、従って実質的に粒子間の表面張力を低下させ、細分化粒子自体の分
散力に対する要請の程度を低下させる。
【0004】
インクジェット法のためのインクには、顔料粒子の良好な分散性および顔料分
散液の安定性が特別に要求される。印刷時ばかりでなく印刷を行っていない時で
もプリンターノズルの目詰まりが回避され、保管時における好適な安定性が確保
されるべきだからでる。この特別な要求はまた、カーボンブラック粒子の方が一
般的にカラー顔料より微細であるため、カーボンブラック分散液の製造に対して
も要求される。
散液の安定性が特別に要求される。印刷時ばかりでなく印刷を行っていない時で
もプリンターノズルの目詰まりが回避され、保管時における好適な安定性が確保
されるべきだからでる。この特別な要求はまた、カーボンブラック粒子の方が一
般的にカラー顔料より微細であるため、カーボンブラック分散液の製造に対して
も要求される。
【0005】
WO−A−99/38053は、粒子表面が有機基で修飾されたカーボンブラ
ックを基礎とし、かつ耐水性を改良するためにヒドロキシエチル化、エトキシル
化、ヒドロキシプロピル化されたポリエチレンイミンまたは無修飾のポリエチレ
ンイミンを含有しているインクジェット用のインクを開示している。
ックを基礎とし、かつ耐水性を改良するためにヒドロキシエチル化、エトキシル
化、ヒドロキシプロピル化されたポリエチレンイミンまたは無修飾のポリエチレ
ンイミンを含有しているインクジェット用のインクを開示している。
【0006】
JP−A−060352/1998は、OHPシートのためのインクジェット
用インクを開示しており、このインクはアクリラートを基礎とした分散剤の他に
、無修飾のポリエチレンイミンまたはポリアクリル酸/ポリエチレンイミンコポ
リマーをOHPシート上の印刷を固定する目的のために含有している。
用インクを開示しており、このインクはアクリラートを基礎とした分散剤の他に
、無修飾のポリエチレンイミンまたはポリアクリル酸/ポリエチレンイミンコポ
リマーをOHPシート上の印刷を固定する目的のために含有している。
【0007】
本発明の目的は、水性顔料分散液、印刷用インクを含むインク、特にインクジ
ェット用インク、およびインクジェット法におけるコーティング剤の製造におい
て好適な使用特性を有しており、かつ顔料表面の追加的な修飾または他の助剤の
共存が不必要である、新規な顔料調合物を提供することである。
ェット用インク、およびインクジェット法におけるコーティング剤の製造におい
て好適な使用特性を有しており、かつ顔料表面の追加的な修飾または他の助剤の
共存が不必要である、新規な顔料調合物を提供することである。
【0008】
発明者らは、上記目的は、
A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、および、
B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れている少なくとも1種のポリエチレンイミン、 を含む顔料調合物によって達成されることを発見した。
れている少なくとも1種のポリエチレンイミン、 を含む顔料調合物によって達成されることを発見した。
【0009】
本発明の顔料調合物は、A成分として有機顔料または無機顔料を含む。本明細
書に関する限り、有機顔料にはバット染料が含まれる。本発明の顔料調合物は、
異なる有機顔料の混合物、異なる無機顔料の混合物、または有機顔料と無機顔料
の混合物を含有していてもよい。
書に関する限り、有機顔料にはバット染料が含まれる。本発明の顔料調合物は、
異なる有機顔料の混合物、異なる無機顔料の混合物、または有機顔料と無機顔料
の混合物を含有していてもよい。
【0010】
好適な顔料(A)の例としては、以下の顔料が挙げられる。
【0011】
有機顔料
−モノアゾ顔料:
カラーインデックス名(以下、「C.I.」と表記)ピグメントブラウ
ン25;
C.I.ピグメントオレンジ5、13、36、67;
C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、8、9、12、17、22
、23、31.48:1、48:2、48:3、48:4、49、49
:1、52:1、52:2、53、53:1、53:3、57:1、6
3、112、146、170、184、210、245、251;
C.I.ピグメントイエロー1、3、73、74、65、97、151
、183;
−ジスアゾ顔料:
C.I.ピグメントオレンジ16、34、44;
C.I.ピグメントレッド114、166、214、242;
C.I.ピグメントイエロー12、13、14、16、17、81、8
3、106、113、126、127、155、174、176、18
8;
【0012】
−アンタントロン顔料:
C.I.ピグメントレッド168(C.I.バットオレンジ3);
−アントラキノン顔料:
C.I.ピグメントイエロー147、177;
C.I.ピグメントバイオレット31;
−アントラピリミジン顔料:
C.I.ピグメントイエロー108(C.I.バットイエロー20);
−キナクリドン顔料:
C.I.ピグメントレッド122、202、206;
C.I.ピグメントバイオレット19;
−キノフタロン顔料:
C.I.ピグメントイエロー138;
−ジオキサジン顔料:
C.I.ピグメントバイオレット23、37;
−フラバントロン顔料:
C.I.ピグメントイエロー24(C.I.バットイエロー1)
−インダントロン顔料:
C.I.ピグメントブルー60(C.I.バットブルー4)、64(C
.I.バットブルー6);
−イソインドリン顔料:
C.I.ピグメントオレンジ69;
C.I.ピグメントレッド260;
C.I.ピグメントイエロー139、185;
−イソインドリノン顔料:
C.I.ピグメントオレンジ61;
C.I.ピグメントレッド257、260;
C.I.ピグメントイエロー109,110、173、185;
【0013】
−イソビオラントロン顔料:
C.I.ピグメントバイオレット31(C.I.バットバイオレット1
);
−金属錯体顔料:
C.I.ピグメントイエロー117、150、153;
C.I.ピグメントグリーン8;
−ペリノン顔料:
C.I.ピグメントオレンジ43(C.I.バットオレンジ7);
C.I.ピグメントレッド194(C.I.バットレッド15)
−ペリレン顔料:
C.I.ピグメントブラック31、32;
C.I.ピグメントレッド123、149、178、179(C.I.
バットレッド23)、190(C.I.バットレッド29)、224;
C.I.ピグメントバイオレット29;
−フタロシアニン顔料:
C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:2、15:3、15
:4、15:6、16;
C.I.ピグメントグリーン7、36;
−ピラントロン顔料:
C.I.ピグメントオレンジ51;
C.I.ピグメントレッド216(C.I.バットオレンジ4);
−チオインディゴ顔料:
C.I.ピグメントレッド88、181(C.I.バットレッド1);
C.I.ピグメントバイオレット38(C.I.バットバイオレット3
);
−トリアリールカルボニウム顔料:
C.I.ピグメントブルー1、61、62;
C.I.ピグメントグリーン1;
C.I.ピグメントレッド81、81:1、169;
C.I.ピグメントバイオレット1、2、3、27;
−C.I.ピグメントブラック1(アニリンブラック);
−C.I.ピグメントイエロー101(アルダジンイエロー);
−C.I.ピグメントブラウン22;。
【0014】
バット染料(上述の染料の他に挙げられる染料):
−C.I.バットイエロー2、3、4、5、9、10、12、22、26、
33、37、46、48、49、50;
−C.I.バットオレンジ1、2、5、9、11、13、15、19、26
、29、30、31;
−C.I.バットレッド2、10、12、13、14、16、19、21、
31、32、37、41、51、52、61;
−C.I.バットバイオレット2、9、13、14、15、17、21;
−C.I.バットブルー1(C.I.ピグメントブルー66)、3、5、1
0、12、13、14、16、17、18、19、20、22、25、26
、29、30、31、35、41、42、43、64、65、66、72、
74;
−C.I.バットグリーン1、2、3、5、7、8、9、13、14、17
、26、29、30、31、32、33、40、42、43、44、49;
−C.I.バットブラウン1、3、4、5、6、9、11、17、25、3
2、33、35、38、39、41、42、44、45、49、50、55
、57、68、72、73、80、81、82、83、84;
−C.I.バットブラック1、2、7、8、9、13、14、16、19、
20、22、25、27、28、29、30、31、32、34、36、5
6、57、58、63、64、65;。
【0015】
無機顔料:
−ホワイト顔料:
二酸化チタン(C.I.ピグメントホワイト6)、亜鉛ホワイト、顔料
グレード酸化亜鉛、硫化亜鉛、リトポン、鉛ホワイト;
−ブラック顔料:
酸化鉄ブラック(C.I,ピグメントブラック11)、鉄マンガンブラ
ック、スピネルブラック(C.I.ピグメントブラック27);カーボ
ンブラック(C.I.ピグメントブラック7);
−カラー顔料:
酸化クロム、酸化クロム水和物グリーン、クロムグリーン(C.I.ピ
グメントグリーン48);コバルトグリーン(C.I.ピグメントグリ
ーン50);ウルトラマリーングリーン;
コバルトブルー(C.I.ピグメントブルー28、36);ウルトラマ
リーンブルー;鉄ブルー(C.I.ピグメントブルー27);マンガン
ブルー;
ウルトラマリーンバイオレット;コバルトバイオレット、マンガンバイ
オレット;
酸化鉄レッド(C.I.ピグメントレッド101);スルホセレン化カ
ドミウム(C.I.ピグメントレッド108);モリブデンレッド(C
.I.ピグメントレッド104);ウルトラマリーンレッド;
酸化鉄ブラウン;ミックスブラウン、スピネルおよびコランダム相(C
.I.ピグメントブラウン24、29、31)、クロムオレンジ;
酸化鉄イエロー(C.I.ピグメントイエロー42);ニッケルチタン
イエロー(C.I.ピグメントイエロー53;C.I.ピグメントイエ
ロー157、164);クロムチタンイエロー;硫化カドミウムおよび
硫化亜鉛カドミウム(C.I.ピグメントイエロー37、35);クロ
ムイエロー(C.I.ピグメントイエロー34);亜鉛イエロー、クロ
ム酸のアルカリ土類金属塩;ナポリイエロー;バナジン酸ビスマス(C
.I.ピグメントイエロー184);
−干渉顔料:
被覆金属小板を基礎とした金属質顔料;金属酸化物で被覆されたマイカ
小板を基礎とした真珠光沢顔料;液晶顔料。
【0016】
本発明において好適な顔料として、モノアゾ顔料(特にレーキ化BONS顔料
、ナフトールAS顔料)、ジスアゾ顔料(特にジアリールイエロー顔料、ビスア
セトアセトアニリド顔料、ジスアゾピラゾロン顔料)、キナクリドン顔料、キノ
フタロン顔料、ペリノン顔料、フタロシアニン顔料、トリアリールカルボニウム
顔料(アルカリブルー顔料、レーキ化ローダミン、錯アニオンとの塩の染料)、
イソインドリン顔料、およびカーボンブラック(特にガスブラックまたはファー
ネスブラック)が挙げられる。
、ナフトールAS顔料)、ジスアゾ顔料(特にジアリールイエロー顔料、ビスア
セトアセトアニリド顔料、ジスアゾピラゾロン顔料)、キナクリドン顔料、キノ
フタロン顔料、ペリノン顔料、フタロシアニン顔料、トリアリールカルボニウム
顔料(アルカリブルー顔料、レーキ化ローダミン、錯アニオンとの塩の染料)、
イソインドリン顔料、およびカーボンブラック(特にガスブラックまたはファー
ネスブラック)が挙げられる。
【0017】
特に好ましい顔料としては、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピ
グメントレッド122、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメ
ントブルー15:3および15:4、C.I.ピグメントブラック7、C.I.
ピグメントオレンジ5、38および43、およびC.I.ピグメントグリーン7
が挙げられる。
グメントレッド122、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメ
ントブルー15:3および15:4、C.I.ピグメントブラック7、C.I.
ピグメントオレンジ5、38および43、およびC.I.ピグメントグリーン7
が挙げられる。
【0018】
本発明の顔料調合物は、B成分の分散剤として、1種以上の、エトキシル化プ
ロポキシル化ポリエチレンイミン、またはエトキシル化ブトキシル化ポリエチレ
ンイミン、またはエトキシル化プロポキシル化ブトキシル化ポリエチレンイミン
を含む。
ロポキシル化ポリエチレンイミン、またはエトキシル化ブトキシル化ポリエチレ
ンイミン、またはエトキシル化プロポキシル化ブトキシル化ポリエチレンイミン
を含む。
【0019】
上記ポリエチレンイミンは、プロポキシル化またはブトキシル化された後にエ
トキシル化されるのが好ましい。
トキシル化されるのが好ましい。
【0020】
NH基1モルあたり1〜10モル、好ましくは1〜6モル、特に好ましくは2
〜5モルのプロピレンオキシドまたはブチレンオキシド単位を含むポリエチレン
イミン(B)が好ましい。
〜5モルのプロピレンオキシドまたはブチレンオキシド単位を含むポリエチレン
イミン(B)が好ましい。
【0021】
ポリエチレンイミン(B)のエチレンオキシド量は、NH基1モルあたり10
〜40モル、好ましくは15〜35モル、特に好ましくは20〜30モルのエチ
レンオキシド単位にあたる量である。
〜40モル、好ましくは15〜35モル、特に好ましくは20〜30モルのエチ
レンオキシド単位にあたる量である。
【0022】
特に有用なポリエチレンイミンは、1モルあたり少なくとも12、好ましくは
20〜45、特に好ましくは25〜40モルのアルキレンオキシド単位を含有す
る。
20〜45、特に好ましくは25〜40モルのアルキレンオキシド単位を含有す
る。
【0023】
B成分を形成するポリエチレンイミンのアルコキシル化前の平均分子量Mwは
、一般には600〜25000、好ましくは1200〜20000、特に好まし
くは2000〜5000、極めて好ましくは約3000である。
、一般には600〜25000、好ましくは1200〜20000、特に好まし
くは2000〜5000、極めて好ましくは約3000である。
【0024】
ポリエチレンイミン(B)はWO−A−99/67352に開示されており、
上記公報に開示されている方法により製造することができる。
上記公報に開示されている方法により製造することができる。
【0025】
本発明の顔料調合物は、典型的には、顔料(A)の質量に対して5〜200質
量%、好ましくは20〜100質量%の分散剤(B)を含む。
量%、好ましくは20〜100質量%の分散剤(B)を含む。
【0026】
分散剤(B)は、極めて微細に分散された顔料分散液、特に極めて微細に分散
されたカーボンブラック分散液の長期安定化をもたらす。一般的には95%、好
ましくは99%の顔料粒子(A)が、1μm以下、好ましくは0.5μm以下の
粒子サイズを有している。
されたカーボンブラック分散液の長期安定化をもたらす。一般的には95%、好
ましくは99%の顔料粒子(A)が、1μm以下、好ましくは0.5μm以下の
粒子サイズを有している。
【0027】
本発明の顔料調合物は、水性顔料分散液、水性インク(筆記インク、印刷用イ
ンク、特にインクジェット用インク)、油性インク、ペイントおよびトナーの製
造に極めて有用である。
ンク、特にインクジェット用インク)、油性インク、ペイントおよびトナーの製
造に極めて有用である。
【0028】
好ましくは、顔料(A)と分散剤(B)を特別な混合手段を使用して互いに混
合する。液体混合手段の場合の分散は、ディソルバー(予備分散)と、ビーズミ
ルまたは微粉砕手段を備えた高性能ミル(例えばダブルビーズシリンダービーズ
ミル、遠心流動床ミル)のようなボールミル(微細分散)と、を使用して好適に
行う。
合する。液体混合手段の場合の分散は、ディソルバー(予備分散)と、ビーズミ
ルまたは微粉砕手段を備えた高性能ミル(例えばダブルビーズシリンダービーズ
ミル、遠心流動床ミル)のようなボールミル(微細分散)と、を使用して好適に
行う。
【0029】
本発明の顔料調合物は、インクジェット用インクを製造するのに特に好適であ
る。
る。
【0030】
インクジェット法のための同様に新規な顔料調合物(以後、簡単に「インクジ
ェット用インク」という。)は、 A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、 B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れているポリエチレンイミンを基礎とした少なくとも1種の分散剤、および、 C)水性インクの溶剤、 を含む。
ェット用インク」という。)は、 A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、 B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れているポリエチレンイミンを基礎とした少なくとも1種の分散剤、および、 C)水性インクの溶剤、 を含む。
【0031】
水性インクの溶剤(C)は、主成分として水(C1)を含み、この水(C1)
は、高沸点(一般的には100℃以上の沸点)を有しておりかつ水溶性または水
混和性の1種以上の有機溶剤(従って水を保持可能な有機溶剤)(C2)と混合
された状態で存在するのが好ましい。
は、高沸点(一般的には100℃以上の沸点)を有しておりかつ水溶性または水
混和性の1種以上の有機溶剤(従って水を保持可能な有機溶剤)(C2)と混合
された状態で存在するのが好ましい。
【0032】
有機溶剤(C2)は、平均分子量Mwが150〜500であるポリテトラヒド
ロフラン、多価アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピレングリコール
モノアルキルエーテル、ピロリドンおよびN−アルキルピロリドンからなる群か
ら選択された1種以上の溶剤を含むのが好ましい。
ロフラン、多価アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピレングリコール
モノアルキルエーテル、ピロリドンおよびN−アルキルピロリドンからなる群か
ら選択された1種以上の溶剤を含むのが好ましい。
【0033】
特に有用な本発明のインクジェット用インクは、有機溶剤成分(C2)として
ポリテトラヒドロフランを含む。平均分子量Mwが200〜300であるポリテ
トラヒドロフランが好ましく、平均分子量Mwが約250であるポリテトラヒド
ロフラン(分子量が225〜275の範囲に分布するPoly−THF250(
BASF製)に対応する。)が特に好ましい。
ポリテトラヒドロフランを含む。平均分子量Mwが200〜300であるポリテ
トラヒドロフランが好ましく、平均分子量Mwが約250であるポリテトラヒド
ロフラン(分子量が225〜275の範囲に分布するPoly−THF250(
BASF製)に対応する。)が特に好ましい。
【0034】
ポリテトラヒドロフランは、公知のテトラヒドロフランのカチオン重合によっ
て製造することができる。得られたポリマーは直鎖状ポリテトラメチレングリコ
ールである。
て製造することができる。得られたポリマーは直鎖状ポリテトラメチレングリコ
ールである。
【0035】
ポリテトラヒドロフランは、1種以上(例えば2、3、4種)の有機溶剤と混
合されていてもよい。
合されていてもよい。
【0036】
有用な有機溶剤(C2)にはさらに、多価アルコール、好ましくは、炭素原子
数が2〜8個、好ましくは3〜6個の分枝状または非分枝状多価アルコール(例
えば、エチレングリコール;1,2−および1,3−プロピレングリコール;グ
リセロール;エリトリトール;ペンタエリトリトール;アラビトール、アドニト
ールおよびキシリトールのようなペンチトール;ソルビトール、マンニトールお
よびズルシトールのようなヘキシトール)が含まれる。
数が2〜8個、好ましくは3〜6個の分枝状または非分枝状多価アルコール(例
えば、エチレングリコール;1,2−および1,3−プロピレングリコール;グ
リセロール;エリトリトール;ペンタエリトリトール;アラビトール、アドニト
ールおよびキシリトールのようなペンチトール;ソルビトール、マンニトールお
よびズルシトールのようなヘキシトール)が含まれる。
【0037】
有用な有機溶剤(C2)にはさらに、ポリエチレングリコールおよびポリプロ
ピレングリコール(但し、これらのグリコールはダイマー、トリマーおよびテト
ラマーのような低級ポリマーである。)、およびこれらのモノアルキルエーテル
(好ましくはC1〜C6、特に好ましくはC1〜C4アルキルエーテル)が含ま
れる。平均分子量が100〜1500、好ましくは200〜800、特に好まし
くは300〜500であるポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコ
ールが好ましい。例としては、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、テトラエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、
ジ−、トリ−およびテトラ−1,2−および−1,3−プロピレングリコール、
および、ジ−、トリ−およびテトラ−1,2−および−1,3−プロピレングリ
コールのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテルおよ
びモノブチルエーテルが挙げられる。
ピレングリコール(但し、これらのグリコールはダイマー、トリマーおよびテト
ラマーのような低級ポリマーである。)、およびこれらのモノアルキルエーテル
(好ましくはC1〜C6、特に好ましくはC1〜C4アルキルエーテル)が含ま
れる。平均分子量が100〜1500、好ましくは200〜800、特に好まし
くは300〜500であるポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコ
ールが好ましい。例としては、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、テトラエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、
ジ−、トリ−およびテトラ−1,2−および−1,3−プロピレングリコール、
および、ジ−、トリ−およびテトラ−1,2−および−1,3−プロピレングリ
コールのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテルおよ
びモノブチルエーテルが挙げられる。
【0038】
有用な有機溶剤(C2)にはさらに、ピロリドンおよびN−アルキルピロリド
ン(アルキル鎖が1〜4個、好ましくは1〜2個の炭素原子を有するのが好まし
い。)が含まれる。有用なN−アルキルピロリドンの例としては、N−メチルピ
ロリドン、N−エチルピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドンが
挙げられる。
ン(アルキル鎖が1〜4個、好ましくは1〜2個の炭素原子を有するのが好まし
い。)が含まれる。有用なN−アルキルピロリドンの例としては、N−メチルピ
ロリドン、N−エチルピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドンが
挙げられる。
【0039】
特に好ましい有機溶剤(C2)は、上述のポリテトラヒドロフラン、1,2−
プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、グリセロール、ソルビ
トール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール(Mw:300〜50
0)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ピロリドン、N−メチルピロリドンおよびN−(2−ヒドロキ
シエチル)ピロリドンである。
プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、グリセロール、ソルビ
トール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール(Mw:300〜50
0)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ピロリドン、N−メチルピロリドンおよびN−(2−ヒドロキ
シエチル)ピロリドンである。
【0040】
有機溶剤成分(C2)には、溶剤混合物の水保持効果をより強化するために、
追加的にウレア基が(一般的にはインクジェット用インクの質量に対して0.5
〜3質量%の量で)導入されているのが好ましい。
追加的にウレア基が(一般的にはインクジェット用インクの質量に対して0.5
〜3質量%の量で)導入されているのが好ましい。
【0041】
本発明のインクジェット用インクは、一般的には0.1〜40質量%、好まし
くは5〜30質量%、特に好ましくは10〜25質量%、極めて好ましくは10
〜20質量%の有機溶剤成分(C2)を含む。
くは5〜30質量%、特に好ましくは10〜25質量%、極めて好ましくは10
〜20質量%の有機溶剤成分(C2)を含む。
【0042】
ポリテトラヒドロフランが他の溶剤に対して1:20〜1:1の質量比で含ま
れている有機溶剤成分の混合物(C2)を使用するのが好ましい。本発明のイン
クジェット用インクは従って、0.5〜20質量%、好ましくは1〜10質量%
のポリテトラヒドロフランと、1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%の他
の溶剤(C2)を含むのが好ましい。
れている有機溶剤成分の混合物(C2)を使用するのが好ましい。本発明のイン
クジェット用インクは従って、0.5〜20質量%、好ましくは1〜10質量%
のポリテトラヒドロフランと、1〜30質量%、好ましくは1〜20質量%の他
の溶剤(C2)を含むのが好ましい。
【0043】
水(C1)は、本発明のインクジェット用インクの主成分である。水含有量は
一般的には50〜95質量%、好ましくは60〜80質量%である。
一般的には50〜95質量%、好ましくは60〜80質量%である。
【0044】
顔料(A)は、本発明のインクジェット用インク内に一般的には0.01〜2
0質量%、好ましくは0.2〜10質量%、特に好ましくは1〜6質量%の量で
存在する。
0質量%、好ましくは0.2〜10質量%、特に好ましくは1〜6質量%の量で
存在する。
【0045】
本発明のインクジェット用インクはさらに、一般的には0.1〜25質量%、
好ましくは0.5〜10質量%の分散剤(B)を含む。
好ましくは0.5〜10質量%の分散剤(B)を含む。
【0046】
本発明のインクジェット用インクはさらに、特に(水性)インクジェット用イ
ンクおよび印刷産業、コーティング産業において慣用的に使用される助剤を含ん
でいてもよい。このような助剤の例としては、防腐剤(例えば1,2−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オンおよびそのアルカリ金属塩、グルタルアルデヒドおよび
/またはテトラメチロールアセチレンジウレア)、抗酸化剤、脱泡剤/消泡剤(
例えば、アセチレンジオールおよびアセチレンジオール1モルあたり一般的には
20〜40モルのエチレンオキシド単位を含有しており分散効果を有するエトキ
シル化アセチレンジオール)、粘度調整剤、流動化剤、インクの表面張力を減少
させるために0.5〜5質量%の量で使用することができる湿潤剤(例えば、エ
トキシル化またはプロポキシル化脂肪アルコールまたはオキソアルコール、プロ
ピレンオキシド/エチレンオキシドブロックコポリマー、オレイン酸またはアル
キルフェノールのエトキシレート、アルキルフェノールエーテルスルファート、
アルキルポリグリコシド、アルキルホスホナート、アルキルフェニルホスホナー
ト、アルキルホスファート、アルキルフェニルホスファートを基礎とした湿潤性
表面活性剤)、抗沈降剤、光沢改良剤、潤滑剤、粘着改良剤、被膜形成防止剤、
艶消し剤、乳化剤、安定化剤、防水剤、光防御添加物、触感改良剤、帯電防止剤
およびpH調整用のトリエタノールアミンのような塩基が挙げられる。これらの
助剤が本発明のインクジェット用インクに含まれている場合には、助剤の総量が
インクジェット用インクの質量に対して一般的には5質量%以下、好ましくは2
質量%以下、特に好ましくは1質量%以下の量で含まれる。
ンクおよび印刷産業、コーティング産業において慣用的に使用される助剤を含ん
でいてもよい。このような助剤の例としては、防腐剤(例えば1,2−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オンおよびそのアルカリ金属塩、グルタルアルデヒドおよび
/またはテトラメチロールアセチレンジウレア)、抗酸化剤、脱泡剤/消泡剤(
例えば、アセチレンジオールおよびアセチレンジオール1モルあたり一般的には
20〜40モルのエチレンオキシド単位を含有しており分散効果を有するエトキ
シル化アセチレンジオール)、粘度調整剤、流動化剤、インクの表面張力を減少
させるために0.5〜5質量%の量で使用することができる湿潤剤(例えば、エ
トキシル化またはプロポキシル化脂肪アルコールまたはオキソアルコール、プロ
ピレンオキシド/エチレンオキシドブロックコポリマー、オレイン酸またはアル
キルフェノールのエトキシレート、アルキルフェノールエーテルスルファート、
アルキルポリグリコシド、アルキルホスホナート、アルキルフェニルホスホナー
ト、アルキルホスファート、アルキルフェニルホスファートを基礎とした湿潤性
表面活性剤)、抗沈降剤、光沢改良剤、潤滑剤、粘着改良剤、被膜形成防止剤、
艶消し剤、乳化剤、安定化剤、防水剤、光防御添加物、触感改良剤、帯電防止剤
およびpH調整用のトリエタノールアミンのような塩基が挙げられる。これらの
助剤が本発明のインクジェット用インクに含まれている場合には、助剤の総量が
インクジェット用インクの質量に対して一般的には5質量%以下、好ましくは2
質量%以下、特に好ましくは1質量%以下の量で含まれる。
【0047】
本発明のインクジェット用インクは、一般的には1〜5mm2/sec、好ま
しくは1〜3mm2/secの動粘度を有する。
しくは1〜3mm2/secの動粘度を有する。
【0048】
本発明のインクジェット用インクの表面張力は、一般的には20〜70mN/
m、好ましくは25〜40mN/mの範囲である。本発明のインクジェット用イ
ンクのpHは、一般的には5〜10、好ましくは7〜9の範囲である。
m、好ましくは25〜40mN/mの範囲である。本発明のインクジェット用イ
ンクのpHは、一般的には5〜10、好ましくは7〜9の範囲である。
【0049】
本発明のインクジェット用インクは、以下のように調整されるのが好ましい。
【0050】
例えば水を含有する圧縮塊の形態の顔料(A)を、水の存在下で分散剤(B)
と混合し、適当な装置内で分散させる。得られた混合物を次に所望の粒度分布(
一般的には1μm以下、好ましくは0.5μm以下)になるまでミル中で粉砕す
る。有機溶剤(C2)、水および場合により他の助剤を添加して所望の顔料濃度
に調整した後、1〜0.5μmの範囲の微粉を除去するフィルター手段を使用し
て調合物を濾過する。
と混合し、適当な装置内で分散させる。得られた混合物を次に所望の粒度分布(
一般的には1μm以下、好ましくは0.5μm以下)になるまでミル中で粉砕す
る。有機溶剤(C2)、水および場合により他の助剤を添加して所望の顔料濃度
に調整した後、1〜0.5μmの範囲の微粉を除去するフィルター手段を使用し
て調合物を濾過する。
【0051】
本発明のインクジェット用インクは、インクジェット用インクを基板上に印刷
する工程および所望によりさらに得られた印刷を固定する工程を含むインクジェ
ット法による、シート状または3次元に構成された基板上への印刷に好適に使用
することができる。
する工程および所望によりさらに得られた印刷を固定する工程を含むインクジェ
ット法による、シート状または3次元に構成された基板上への印刷に好適に使用
することができる。
【0052】
インクジェット法では、典型的には水性のインクを基板上に直接小滴として噴
射する。インクジェット法のなかには、インクを一定の速度でノズル内に押込み
、電場を使用して印刷予定のパターンに従ってインクジェットを基板上の該当部
位に振り向ける連続法があり、また着色部が存在すべき部位にのみインクを噴射
する中断法またはドロップオンデマンド法がある。後者の方法は、インクシステ
ムに圧力を負荷してインク滴を噴出するために、圧電性結晶または加熱中空針晶
のいずれかを使用する(バブルジェット(登録商標)法または熱ジェット法)。
これらの技法は、“Text.Chem.Color 19(1987),No
.8,23−29、および21(1989),No.6,27〜32”に記載さ
れている。
射する。インクジェット法のなかには、インクを一定の速度でノズル内に押込み
、電場を使用して印刷予定のパターンに従ってインクジェットを基板上の該当部
位に振り向ける連続法があり、また着色部が存在すべき部位にのみインクを噴射
する中断法またはドロップオンデマンド法がある。後者の方法は、インクシステ
ムに圧力を負荷してインク滴を噴出するために、圧電性結晶または加熱中空針晶
のいずれかを使用する(バブルジェット(登録商標)法または熱ジェット法)。
これらの技法は、“Text.Chem.Color 19(1987),No
.8,23−29、および21(1989),No.6,27〜32”に記載さ
れている。
【0053】
本発明のインクジェット用インクは、バブルジェット(登録商標)法または圧
電性結晶を使用する方法のためのインクとして特に好適である。
電性結晶を使用する方法のためのインクとして特に好適である。
【0054】
印刷を固定する場合には、公知の方法およびWO−A−99/01516に開
示された方法によって行うことができ、例えば所望により分散液または乳化液の
形態のバインダーを印刷後の基板に適用した後バインダーを固化するか、または
シート基板をラミネート処理する方法により行うことができる。
示された方法によって行うことができ、例えば所望により分散液または乳化液の
形態のバインダーを印刷後の基板に適用した後バインダーを固化するか、または
シート基板をラミネート処理する方法により行うことができる。
【0055】
これらにバインダーに関する詳細は、WO−A−99/01516に開示され
ている。
ている。
【0056】
本発明のインクジェット用インクは、全種類の基板材質上に印刷することがで
きる。基板材質の例としては、 −被覆または未被覆のセルロース質物質(例えば、紙、厚紙、ボール紙、木 材、木質基材); −被覆または未被覆の金属材料(例えば、アルミニウム、鉄、銅、銀、金、 亜鉛またはこれらの合金を含む箔、シートまたは加工材); −被覆または未被覆の珪酸質材料(例えば、ガラス、磁器およびセラミック ); −あらゆる種類のポリマー材料(例えば、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、メラミン樹脂、ポリアクリラー ト、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリカルボナート、ポリ塩化ビ ニル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドンおよ び対応するコポリマーおよびブロックポリマー、生分解性ポリマーおよびゼ ラチンのような天然ポリマー); −繊維材料(例えば、ポリエステル、修飾ポリエステル、ポリエステル混紡 繊維、綿、綿混紡繊維、ジュート繊維、亜麻、麻繊維、ラミー繊維のような セルロース質物質、ビスコース、ウール、シルク、ポリアミド、ポリアミド 混紡繊維、ポリアクリロニトリル、トリアセタート、アセタート、ポリカル ボナート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルミクロファイバ ー繊維およびガラスファイバー繊維から構成されるファイバー、織糸、縫糸 、毛糸、織布、不織布、衣服); −平滑革、ナパ革またはスエード革の形態の天然革および人工革; −食料品および化粧品; が挙げられる。
きる。基板材質の例としては、 −被覆または未被覆のセルロース質物質(例えば、紙、厚紙、ボール紙、木 材、木質基材); −被覆または未被覆の金属材料(例えば、アルミニウム、鉄、銅、銀、金、 亜鉛またはこれらの合金を含む箔、シートまたは加工材); −被覆または未被覆の珪酸質材料(例えば、ガラス、磁器およびセラミック ); −あらゆる種類のポリマー材料(例えば、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、メラミン樹脂、ポリアクリラー ト、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリカルボナート、ポリ塩化ビ ニル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドンおよ び対応するコポリマーおよびブロックポリマー、生分解性ポリマーおよびゼ ラチンのような天然ポリマー); −繊維材料(例えば、ポリエステル、修飾ポリエステル、ポリエステル混紡 繊維、綿、綿混紡繊維、ジュート繊維、亜麻、麻繊維、ラミー繊維のような セルロース質物質、ビスコース、ウール、シルク、ポリアミド、ポリアミド 混紡繊維、ポリアクリロニトリル、トリアセタート、アセタート、ポリカル ボナート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルミクロファイバ ー繊維およびガラスファイバー繊維から構成されるファイバー、織糸、縫糸 、毛糸、織布、不織布、衣服); −平滑革、ナパ革またはスエード革の形態の天然革および人工革; −食料品および化粧品; が挙げられる。
【0057】
上記基板材料は、シート状でもまたは3次元構造の形状を有していてもよく、
本発明のインクジェット用インクにより均一で高画質に印刷される。
本発明のインクジェット用インクにより均一で高画質に印刷される。
【0058】
本発明のインクジェット用インクは、全体的にみて優れた使用特性を有し、特
に、印刷開始直後の印刷性、継続使用性、保存安定性が良好であり、高品質(光
沢が良好で色彩が明確な)印刷物を生産し、耐摩擦性、耐光性、耐水性、湿潤時
の耐摩擦性に優れている。これらのインクは、特に被覆または未被覆の紙に対し
て印刷する場合に適している。
に、印刷開始直後の印刷性、継続使用性、保存安定性が良好であり、高品質(光
沢が良好で色彩が明確な)印刷物を生産し、耐摩擦性、耐光性、耐水性、湿潤時
の耐摩擦性に優れている。これらのインクは、特に被覆または未被覆の紙に対し
て印刷する場合に適している。
【0059】
本発明において使用されるアルコキシル化ポリエチレンイミン(分散剤B)の
製造 以下に、PEI3000/3PO/27EOについて例として示すが、他のア
ルコキシル化ポリエチレンイミンも同様に調整された。
製造 以下に、PEI3000/3PO/27EOについて例として示すが、他のア
ルコキシル化ポリエチレンイミンも同様に調整された。
【0060】
ポリエチレンイミン(Mw:3000)の50質量%水溶液86g(エチレン
イミン単位1モルに相当)を気密性の反応器に導入し、窒素の導入排出を3回行
った後、反応器を密閉し、撹拌しながら90℃に加熱した。プロピレンオキシド
58g(1モル)を次に導入した。このバッチを一定の圧力になるまで撹拌し、
次に80℃に冷却した。
イミン単位1モルに相当)を気密性の反応器に導入し、窒素の導入排出を3回行
った後、反応器を密閉し、撹拌しながら90℃に加熱した。プロピレンオキシド
58g(1モル)を次に導入した。このバッチを一定の圧力になるまで撹拌し、
次に80℃に冷却した。
【0061】
反応器を脱気した後、再び窒素の導入排出を3回行い、濃度50質量%の水酸
化カリウム水溶液8.6gとキシレン400gを添加した。還流式凝縮器を接続
した後、このバッチのキシレンを水分離器下で還流し、水分離器のキシレンが透
明になるまで還流を続けた(約5時間)。次に、プロピレンオキシド116g(
2モル)を140〜145℃の温度および8barまでの圧力下でまず導入した
。一定の圧力になるまで撹拌した後、エチレンオキシド1188g(27モル)
を同一の条件下で導入した。
化カリウム水溶液8.6gとキシレン400gを添加した。還流式凝縮器を接続
した後、このバッチのキシレンを水分離器下で還流し、水分離器のキシレンが透
明になるまで還流を続けた(約5時間)。次に、プロピレンオキシド116g(
2モル)を140〜145℃の温度および8barまでの圧力下でまず導入した
。一定の圧力になるまで撹拌した後、エチレンオキシド1188g(27モル)
を同一の条件下で導入した。
【0062】
再び一定の圧力まで撹拌し、80℃に冷却し、窒素の導入排出を3回行った後
、このバッチを100〜110℃の蒸気で5時間ストリップ処理した。次に、得
られたアルコキシル化ポリエチレンイミンを、以下の実験に使用される濃度70
質量%の水溶液に転換した。
、このバッチを100〜110℃の蒸気で5時間ストリップ処理した。次に、得
られたアルコキシル化ポリエチレンイミンを、以下の実験に使用される濃度70
質量%の水溶液に転換した。
【0063】
各アルコキシル化ポリエチレンイミンに対して、以下の略語を使用した。
B1:PEI3000/3PO/27EO
B2:PEI3000/1PO/29EO
B3:PEI3000/6PO/24EO
B4:PEI3000/10PO/20EO
B5:PEI3000/3BuO/27EO
B6:PEI3000/1BuO/27EO。
【0064】
A)本発明のカーボンブラック分散液の調合と試験
実施例1〜8
8g(または実施例6〜8では20g)カーボンブラック顔料A、1gの分散
剤B1(70質量%の水溶液を使用し、B1が1g)、および190.6g(ま
たは実施例6〜8では178.6g)の水の混合物を23℃にてUltra T
urrax T25(Janke & Kunkel社製)を使用し、2分間8
00rpmの回転数で分散した。
剤B1(70質量%の水溶液を使用し、B1が1g)、および190.6g(ま
たは実施例6〜8では178.6g)の水の混合物を23℃にてUltra T
urrax T25(Janke & Kunkel社製)を使用し、2分間8
00rpmの回転数で分散した。
【0065】
1分後に得られたカーボンブラック分散液の粘度をDV II粘度計(Spi
ndel 61〜63、Brookfield社製)を使用して測定した。
ndel 61〜63、Brookfield社製)を使用して測定した。
【0066】
これらの実験における詳細と試験結果を表1にまとめた。比較のために、分散
剤B1を使用しない場合の粘度も表1に記載した(比較例1〜8)。
剤B1を使用しない場合の粘度も表1に記載した(比較例1〜8)。
【0067】
【表1】
DBP = ジブチルフタラート吸収量
PS = 平均粒子サイズ
【0068】
実施例9〜19
4.5gのカーボンブラック顔料A、4.5gの分散剤B(70質量%の水溶
液を使用し、Bが1g)、1.5gのジ−1,2−プロピレングリコール、0.
12gのグルタルアルデヒドの50質量%水溶液、0.15gのテトラメチロー
ルアセチレンジウレアの47質量%水溶液、0.3gのトリエタノールアミンお
よび18.9gの水の混合物を、容量100mlの捻り栓ガラス容器内において
、30gのガラスボール(直径0.25〜0.5mm)と共に、Skandex
装置上で2時間振トウし、次に水でカーボンブラック濃度が1質量%になるよう
に調整した。
液を使用し、Bが1g)、1.5gのジ−1,2−プロピレングリコール、0.
12gのグルタルアルデヒドの50質量%水溶液、0.15gのテトラメチロー
ルアセチレンジウレアの47質量%水溶液、0.3gのトリエタノールアミンお
よび18.9gの水の混合物を、容量100mlの捻り栓ガラス容器内において
、30gのガラスボール(直径0.25〜0.5mm)と共に、Skandex
装置上で2時間振トウし、次に水でカーボンブラック濃度が1質量%になるよう
に調整した。
【0069】
得られた各カーボンブラック分散液中のカーボンブラック粒子の平均粒子サイ
ズ(d50)を、Coulter LS 230粒度計を使用して測定した。
ズ(d50)を、Coulter LS 230粒度計を使用して測定した。
【0070】
次に、得られた各カーボンブラック分散液を表面被覆紙(720dpi印刷用
の紙、Epson社製)の上に、10μmのドクターブレードを使用してナイフ
塗布した。ナイフ塗布物の光学密度を、Datacolor 600+ 分光器
と光沢の無いUlbircht球を使用して、530nmの波長で測定した(光
沢トラップオープン)。
の紙、Epson社製)の上に、10μmのドクターブレードを使用してナイフ
塗布した。ナイフ塗布物の光学密度を、Datacolor 600+ 分光器
と光沢の無いUlbircht球を使用して、530nmの波長で測定した(光
沢トラップオープン)。
【0071】
これらの実験に関する詳細と実験結果を表2にまとめた。
【0072】
実施例20〜25
実施例9〜19のジ−1,2−プロピレングリコールの代わりに1,2−プロ
ピレングリコールを使用して実験を繰り返した。
ピレングリコールを使用して実験を繰り返した。
【0073】
1質量%分散液におけるカーボンブラックの粒子サイズとナイフ塗布物の光学
密度を実施例9〜19と同様に測定した。
密度を実施例9〜19と同様に測定した。
【0074】
さらに、分散液の分散安定性について調べた。分散液全部が、60℃で7週間
保管しさらに−5℃で4週間保管した後にも均一であった。
保管しさらに−5℃で4週間保管した後にも均一であった。
【0075】
実験に関する詳細と試験結果を同様に表2にまとめた。
【0076】
【表2】
B)本発明のインクジェット用インクの調合と試験
【0077】
実施例26
60gのカーボンブラック(Cabot社製Monarch1000、BET
表面積340m2/g、ジブチルフタラート吸収量104cm3/g)、60g
の分散剤B1、20gの1,2−プロピレングリコール、1.6gのグルタルア
ルデヒドの50質量%水溶液、5gのテトラメチロールアセチレンジウレアの4
7質量%水溶液および5gのトリエタノールアミンの混合物に対して、鉄を完全
に除去した水を添加し、総質量400gになるように調整し、撹拌ボールミルに
より周速10m/secの条件で2時間、粒子サイズ(d50値)が57nmの
微細粒子が得られるまで分散した。
表面積340m2/g、ジブチルフタラート吸収量104cm3/g)、60g
の分散剤B1、20gの1,2−プロピレングリコール、1.6gのグルタルア
ルデヒドの50質量%水溶液、5gのテトラメチロールアセチレンジウレアの4
7質量%水溶液および5gのトリエタノールアミンの混合物に対して、鉄を完全
に除去した水を添加し、総質量400gになるように調整し、撹拌ボールミルに
より周速10m/secの条件で2時間、粒子サイズ(d50値)が57nmの
微細粒子が得られるまで分散した。
【0078】
最終調整(4質量%の調合物)のために、40gの分散材料を10gのトリエ
チレングリコールモノブチルエーテルと10gのポリテトラヒドロフラン250
(BASF社製)と混合し、水で総質量100gになるように調整し、混合し、
孔サイズが1μmの篩を使用して濾過した。
チレングリコールモノブチルエーテルと10gのポリテトラヒドロフラン250
(BASF社製)と混合し、水で総質量100gになるように調整し、混合し、
孔サイズが1μmの篩を使用して濾過した。
【0079】
得られたインクを、Hewlett−Packard社から市販されているイ
ンクジェット式プリンター(HP Desk Jet 510、カートリッジ5
1629A)を使用し、a)未被覆紙(レーザーコピー紙、80g/m2、In
tercopy社製)とb)表面被覆紙(720dpi印刷用紙、Epson社
製)上に印刷した。
ンクジェット式プリンター(HP Desk Jet 510、カートリッジ5
1629A)を使用し、a)未被覆紙(レーザーコピー紙、80g/m2、In
tercopy社製)とb)表面被覆紙(720dpi印刷用紙、Epson社
製)上に印刷した。
【0080】
両方の場合において、縞の無い均一な印刷(光学密度:a)1.02、b)1
.39)が得られた。
.39)が得られた。
【0081】
カートリッジを開放して3日間保管した後でさえも、本発明のインクの印刷開
始時の印刷性は良好であった。
始時の印刷性は良好であった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年4月5日(2002.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C09B 67/20 C09B 67/20 L
67/46 67/46 B
C09D 7/12 C09D 7/12
11/00 11/00
179/02 179/02
201/00 201/00
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE
,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB,
GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I
N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,
MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,
US,UZ,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ミールケ,マンフレート
ドイツ、69118、ハイデルベルク、ヒルテ
ナウエ、50
(72)発明者 ゼンス,リュディガー
ドイツ、67069、ルートヴィッヒスハーフ
ェン、ファーゼルヴィーゼ、15
Fターム(参考) 4J002 CM011 DE106 DE116 DE136
DG026 EQ016 EU036 EU136
EU236 FD096 GH00 HA08
4J037 AA08 CC29 CC30 EE28
4J038 DF021 DJ011
4J039 AE07 AE09 BC07 BC09 BE01
BE12 BE22 CA03 CA06 EA44
FA01 FA02 FA03 FA04 FA07
GA24
Claims (10)
- 【請求項1】A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、および、 B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れている少なくとも1種のポリエチレンイミン、 を含む顔料調合物。 - 【請求項2】前記B成分が、プロポキシル化またはブトキシル化された後
にエトキシル化されたポリエチレンイミンであることを特徴とする、請求項1に
記載の顔料調合物。 - 【請求項3】前記B成分が、NH基1モルあたり1〜10モルのプロピレ
ンオキシドまたはブチレンオキシド単位と10〜40モルのエチレンオキシド単
位とを含むアルコキシル化ポリエチレンイミンであることを特徴とする、請求項
1または2に記載の顔料調合物。 - 【請求項4】前記B成分を形成するポリエチレンイミンのアルコキシル化
前の平均分子量Mwが600〜25000の範囲であることを特徴とする、請求
項1〜3のいずれかに記載の顔料調合物。 - 【請求項5】A成分の顔料の質量に対して5〜200質量%のB成分の分
散剤を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の顔料調合物。 - 【請求項6】水性顔料分散液、印刷用インクを含むインク、ペイントまた
はトナーを製造するために、請求項1〜5のいずれかに記載の顔料調合物を使用
する方法。 - 【請求項7】A)少なくとも1種の有機顔料または無機顔料、 B)エトキシル化されておりかつプロポキシル化および/またはブトキシル化さ
れているポリエチレンイミンを基礎とした少なくとも1種の分散剤、および、 C)水性インクの溶剤、 を含む、インクジェット法のための顔料調合物。 - 【請求項8】前記C成分が、1種以上の高沸点でありかつ水溶性または水
混和性である有機溶剤(C2成分)と混合された水(C1成分)であることを特
徴とする、請求項7に記載の顔料調合物。 - 【請求項9】前記C2成分の有機溶剤として、平均分子量Mwが150〜
500の範囲であるポリテトラヒドロフラン、多価アルコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、ピロリドンおよびN
−アルキルピロリドンからなる群から選択された1種以上の溶剤を含むことを特
徴とする、請求項8に記載の顔料調合物。 - 【請求項10】0.01〜20質量%のA成分、 0.01〜20質量%のB成分、 少なくとも50質量%のC1成分、および、 0.1〜40質量%のC2成分、 を含有する、請求項7〜9のいずれかに記載の顔料調合物。
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