JP2003531350A - 誘導された擾乱の影響を受けない、向きを判定するための磁気デバイス、および対応する方法 - Google Patents

誘導された擾乱の影響を受けない、向きを判定するための磁気デバイス、および対応する方法

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JP2003531350A JP2001576401A JP2001576401A JP2003531350A JP 2003531350 A JP2003531350 A JP 2003531350A JP 2001576401 A JP2001576401 A JP 2001576401A JP 2001576401 A JP2001576401 A JP 2001576401A JP 2003531350 A JP2003531350 A JP 2003531350A
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ジャン−ルイ レスクーレ
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タレス アヴィオニクス ソシエテ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、擾乱が生じた磁気環境の中で、固定構造に対する移動物体の位置および向きを測定するためのデバイスであって、その固定構造に固定され、基準フレームを定義する磁界を放出するための直交コイル(12ないし12)の第1のアセンブリと、その物体に固定され、センサ(14)を形成する、このセンサのチャネルにそれぞれが属する磁界を受け取るための直交コイルの第2のアセンブリとを含むタイプのデバイスに関する。そのようなデバイスは、(1)第1のアセンブリのコイル上で磁界を同時に連続的に放出する手段と、センサのチャネル上で、放出された磁界と環境によって生じた擾乱界とのベクトル和を測定する手段と、その擾乱界を評価する手段と、そのベクトル和で評価された擾乱界を除去することにより、擾乱のない環境の中で放出された磁界を推定する手段と、(2)基準フレームの中で物体の位置および向きを計算する手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の分野は、固定体または固定構造に対して並進して移動する、または回
転して移動する移動体の位置および向きの測定である。
【0002】 詳細には、本発明は、パイロットのヘルメットの視覚化表示ユニットを含むシ
ステムを介して、照準によって目標の角位置が判定される軍用航空機のパイロッ
トのヘルメットの姿勢を判定することに関する。
【0003】 そのようなシステムの動作の概略を以下に再確認する。補助コリメータ・デバ
イスを介して、パイロットは、ヘルメットに固定された自らの半反射バイザを通
して視軸上で、外部背景が重ね合わされた無限遠に投影された鏡内目盛りのイメ
ージを見る。パイロットは、ある目標を指定するのを望むとき、この鏡内目盛り
をその目標と一致させ、例えば、その目的で提供される押しボタン式コントロー
ルを使用して一致が達せられたことを合図する。
【0004】 一致が合図された時点でヘルメットの正確な角位置が参照されるという条件で
、航空機に対して照準の方向を決定し、その目標を兵器システムに指定する、ま
たは、例えば、その方向に光システムを向けることが可能である。
【0005】 航空機に結合された基準フレームの中におけるパイロットのヘルメットの向き
および位置を測定するためのデバイスは、3つの直交電磁コイルから構成され、
ヘルメット上に配置された向き−位置センサ、および機室の固定点に配置され、
別の3つの電磁コイルから構成されるエミッタから成ることが可能である。
【0006】 したがって、プロセスは、エミッタ(実質的に直交の固定された三面体を形成
する)の各コイルに電流を流すことにある。この電流は、センサ(ヘルメットに
結合された実質的に直交の動く三面体を形成する)のコイルによって感知される
3つの磁界を生成する。この3つの磁界を分析することにより、固定された三面
体に対する動く三面体の位置および向きを判定することが可能になる。
【0007】 特にこの分野の用途では、固定のエミッタから放出され、ヘルメットに結合さ
れたセンサによって検出される磁界の正確な測定値を得て、パイロットによって
選択された目標を兵器システムに対して正確に指定するようにすることが、極め
て重要である。
【0008】 導電体および強磁性体で生じがちな磁気現象の存在が以前から知られている。
したがって、外部磁界が存在する場合、渦電流タイプの誘導電流が導電要素の中
で現れることが知られている。また、鋼材、あるいは鉄/ニッケル・タイプの磁
化しやすい材料などの浸透材料の中で生じる磁気誘導も知られている。
【0009】 導電体および/または強磁性体タイプの物体を示す環境の中で磁界を評価する
のを望む場合、したがって、その誘導された磁界によって引き起こされるかなり
の磁界擾乱のために正確な測定値を得ることが非常に困難である。
【0010】 ところで、戦闘機または戦闘ヘリコプタのコックピットは、多数の導電要素お
よび/または強磁性要素を含み、これらの要素は、特にエミッタの3つのコイル
によって放出される磁界が存在する場合、大きな磁気擾乱を生じ、測定値を誤っ
たものにする。
【0011】 したがって、この擾乱の生じた環境の中で、向き−位置センサによって掃引さ
れたボリューム全体にわたって静的精度の規格を満たすヘルメット・ビューファ
インダの動作を得るのは、非常に困難である。
【0012】 したがって、システムの実際の環境の非常に正確なマップに基づき、処理を行
ういくつかの複雑な方法に従って磁気擾乱のモデル化を得るのを試みることによ
り、測定における磁気擾乱の効果を補償することが構想されている。
【0013】 擾乱界のモデル化を実施するこの従来技術の欠点は、この技術によって得られ
る製品、特にヘルメット・ビューファインダを実装するのが非常に困難であるこ
とである。具体的には、これらの製品は、任意のタイプの担体に適合させること
ができなければならない。さらに、磁気環境の安定度との関係での誤りの感度が
、非常に大きいままである。
【0014】 磁気擾乱を補償する第1の方法は、位置−向きセンサの環境の磁気マップを生
成して、擾乱界の値を包含する基準テーブル(「ルックアップ・テーブル」とし
ても知られる)、つまり基準モデルを構築するようにすることにある。次に、こ
のテーブルを使用して、動作中にセンサの位置測定値および向き測定値を訂正す
る。したがって、数日間、装置を地上に固定して、各パイロット・ステーション
に関してこのマップを編集できるようにすることが必要であり、これは、多くの
状況で受け入れることができず、特に軍事機器の前述したケースではそうである
【0015】 したがって、この従来技術の欠点は、実装するのに手間がかかり、非常に時間
がかかることである。
【0016】 この従来技術の別の欠点は、センサの環境における可能な変動に適していない
ことである。詳細には、基準テーブル(「ルックアップ・テーブル」)、つまり
基準モデルは、コックピット内で物体が動いているようなことがあれば(例えば
、パイロットの調整可能な座席の動き)、あるいは戦闘機または戦闘ヘリコプタ
に後にある機器が追加されるようなことがあれば、それ自体の値の一部を失う。
というのは、精度規格が低下するからである。
【0017】 導電体の中で誘導された渦電流によって生じさせられる磁気擾乱を補償するた
めの他のいくつかの技術が、開発されている。
【0018】 米国特許第4829250号で特に説明されている第1の方法は、高調波周波
数で交番する磁界を放出し、渦効果の擾乱が極めて小さい場合、高調波周波数の
それぞれに関して前に判定された向きから、向きの値を、あたかも各推定に関し
て単一の周波数だけしか存在しないかのように、低周波数に外挿することによっ
て判定することにある。具体的には、渦電流に起因する磁気擾乱は、その磁界の
周波数、および磁気擾乱が生じる材料の導電性に依存する。この擾乱は、周波数
とともに低下することが認められており、ゼロ周波数で消失する。
【0019】 この従来技術の欠点は、位置−向きセンサの環境の中における強磁性材料の存
在に適していないことである。詳細には、この技術では、低周波数において相当
なものである可能性がある強磁性材料に起因する磁気擾乱を効率的にフィルタリ
ングすることができない。
【0020】 米国特許第4849692号および米国特許第4945305号で特に説明さ
れている渦電流に起因する擾乱を補償するための第2の方法は、エミッタのレベ
ルで連続的な磁界(パルス)を放出することにある。この磁界は、不変の成分を
有する可能性があり、したがって、この技術は、センサのレベルで測定を行うた
め、時間の経過とともに渦電流が減衰するのを待つことにある。このパルスは、
渦電流が減衰する時間があった後、測定が行われるようにする、または定常状態
値の推定が正確であるようにするのに十分なだけ長い時間にわたるものでなけれ
ばならない。
【0021】 この従来技術の欠点は、定常状態に達するのを可能にしない速度で測定が行わ
れ、精度が不十分なことである。定常状態を待った場合は、動的測定範囲が、過
度に限定されることになる。
【0022】 この従来技術の別の欠点は、位置−向きセンサの環境の中における、強磁性タ
イプの物体の存在に適していないことである。具体的には、強磁性起源の擾乱は
、材料の磁気浸透性、および励磁界の周波数に依存するので、磁気擾乱が、渦電
流の挙動とは逆の挙動に従い、周波数が高くなるにつれて低下する。
【0023】 この従来技術のさらに別の欠点は、渦電流の減衰に必要な継続時間が長い導電
する金属に適していないことである。
【0024】 また、強磁性タイプの物体に起因する磁気擾乱を補償するための技術も考案さ
れており、詳細には、例えば、8kHzないし14kHz程度の高周波数で磁界
を放出することが考案されている。具体的には、そのような周波数では、強磁性
タイプの物体に起因する擾乱が、極めて小さい。
【0025】 この従来技術の欠点は、高周波数において相当なものである渦電流に起因する
磁気擾乱を補償するのを可能にしていないことである。
【0026】 強磁性起源の擾乱界のモデル化に関連する別の欠点は、強磁性タイプの物体の
残留磁気のモデルを決めるのが非常に困難なことである。具体的には、残留磁気
は、当該の物体の冶金学上の特性、ならびに物体の熱学上の過去、力学上の過去
、および地磁気に関する過去に依存する。残留磁気の強度および方向は、しばし
ば、特定の物体に関して未知である。
【0027】 さらに、以上の従来技術のほとんどは、共通の特徴として、時間分割多重操作
を使用しなければならない。センサの向きおよび位置に関する測定サイクルが、
エミッタのチャネルのそれぞれによって磁界の放出が実行される、測定自体の3
つのサブサイクル、および磁界が全く放出されない較正サブサイクルに分割され
る。この技法によれば、較正段階は、放出の一時的中断を前提とし、したがって
、センサの動作の一時的中断を前提とする。
【0028】 したがって、この従来技術の欠点は、測定の周期、または較正サブサイクルが
短いことである。というのは、以上のサブサイクルが、測定の出力周期の1/4
であるためであり、この出力周期自体、実際の量と、ヘルメット・ビューファイ
ンダ・システムによって測定された量の間で大きな遅延(トレイル効果と呼ばれ
る)を誘発しないのに十分なだけ小さくなければならない。実際、この遅延は、
センサの位置−向き情報の出力周期と等しい速度で自身のヘルメットのビューフ
ァインダ上で表示情報を受け取るパイロットに対して、生理学的な影響を与える
【0029】 可能な限りこのトレイル効果を抑えるため、従来技術によれば、情報の出力周
期を低減することが試みられている。
【0030】 情報の出力周期のこの低減の欠点は、センサの磁気測定の信号対雑音比の低下
が、必然的に伴うことである。ところが、そのような低下は、多くの状況で受け
入れることができず、特に、最大の精度を得るようにするために信号対雑音比を
必然的に最適化しなければならない軍用機器の前述したケースでは、そうである
【0031】 この従来技術のさらに別の欠点は、センサの3つのチャネルの測定が同時では
なく、これにより、動作上の動きが毎秒120°に実質的に等しい速度に達する
可能性がある頭部の動態において誤りが生じることである。
【0032】 本発明の目的は、詳細には、従来技術の以上の欠点を解消することである。
【0033】 より具体的には、本発明の目的は、磁気擾乱をフィルタリングし、実装上およ
び使用上の制約を減らし、これにより費用を低下させるための堅固で、環境上の
影響を受けないデバイスおよびプロセスを提供することである。
【0034】 本発明の別の目的は、リアルタイムで動作する、磁気擾乱をフィルタリングす
るためのそのようなデバイスおよびそのようなプロセスを実現することである。
【0035】 本発明の別の目的は、特に戦闘機および戦闘ヘリコプタの中で使用されるヘル
メット・ビューファインダを改良するのを可能にする磁気擾乱をフィルタリング
するためのそのようなデバイスおよびそのようなプロセスを実現することである
【0036】 本発明のさらに別の目的は、動作上、コックピットに統合するのが簡単なヘル
メット・ビューファインダを得るのを可能にする磁気擾乱をフィルタリングする
ためのプロセスを提供することである。
【0037】 本発明のさらに別の目的は、製造、実装、および動作上の使用の費用がより低
いヘルメット・ビューファインダを得るのを可能にする磁気擾乱をフィルタリン
グするためのそのようなデバイスおよびそのようなプロセスを提供することであ
る。
【0038】 また、本発明の目的は、ヘルメット・ビューファインダの静的精度および動的
精度の点でパフォーマンスを向上させるのを可能にする磁気擾乱をフィルタリン
グするためのそのようなデバイスおよびそのようなプロセスを実現することであ
る。
【0039】 本発明の別の目的は、例えば、材料または導電環境の特性の時間の経過に伴う
変化、調整可能な機器、または移動する擾乱部材に起因する擾乱の変動に適した
磁気擾乱をフィルタリングするためのそのようなデバイスおよびそのようなプロ
セスを提供することである。
【0040】 本発明のさらに別の目的は、磁気マップをなしで済ますことにより、特に地上
で航空機またはヘリコプタを不動にする時間を短縮するのを可能にする、ヘルメ
ット・ビューファインダに適した磁気擾乱をフィルタリングするためのそのよう
なデバイスおよびそのようなプロセスを実現することである。
【0041】 以上の目的、ならびに後に明らかになるその他の目的が、擾乱が生じた磁気環
境の中で、固定構造に対する移動物体の位置および向きを測定するためのデバイ
スであって、 前記固定構造に固定され、基準フレームを定義する所定の磁界を放出するため
の少なくとも2つの直交コイルの第1のアセンブリと、 前記移動物体に固定され、センサを形成する、前記センサのチャネルにそれぞ
れが属する磁界を受け取るための少なくとも2つの直交コイルの第2のアセンブ
リとを含むタイプのデバイスの助けを借りて、本発明に従って達せられる。
【0042】 本発明によるデバイスは、 前記第1のアセンブリの各コイル上で所定の磁界を同時に連続的に放出する手
段と、 前記センサの前記各チャネル上で、放出された前記所定の磁界と前記デバイス
の環境によって生じた擾乱界とのベクトル和を測定する第1の手段と、 前記擾乱界を評価する手段と、 前記ベクトル和で評価された前記擾乱界を除去することにより、擾乱のない磁
気環境の中で放出された前記所定の磁界を推定する第1の手段と、 前記所定の磁界の前記推定から、前記基準フレームの中で前記第1の物体の位
置および向きを計算する手段とを含む。
【0043】 したがって、本発明は、導電体または強磁性タイプの物体を含む環境の中で磁
気擾乱のフィルタリングを実施する、固定構造との関係における移動物体の位置
および向きの測定に対する全く新しい創造的な「連続的」手法に基づいている。
【0044】 具体的には、本発明の目的は特に、誘導された磁気擾乱をリアルタイムで特定
してフィルタリングして、システムが、その擾乱の影響を受けないようにし、こ
れにより、自由空間の中における動作と同一の動作を確実にするようにすること
である。
【0045】 本発明の第1の有利な特徴によれば、擾乱界を評価する手段が、一方で、kが
整数であり、またTがベクトル和の測定の積分の周期である空間k/Tの中の互
いに素な直交信号の第1の基底上にベクトル和を投射し、他方で、第1の基底の
ヒルベルト変換である第2の基底上に投射する手段を含む。
【0046】 したがって、第2のアセンブリのコイル上で受け取られた信号のスペクトルを
特定し、これにより、ベクトル和の中で、第1のアセンブリのコイルのそれぞれ
に関係する項を分離するのは、簡単である。
【0047】 本発明の第2の有利な特徴によれば、擾乱界を評価する手段が、投射されたベ
クトル和の中で、空間k/Tの中で変化する要素を特定する手段を含む。
【0048】 具体的には、本発明は、自由空間の中で第1のアセンブリのコイルによって放
出された磁界が、空間k/Tの中で一定である特性を使用する。したがって、空
間k/Tの中で変化するベクトル和の要素を特定することにより、デバイスの環
境によって生じた擾乱界を判定することが可能になる。
【0049】 有利には、放出される所定の磁界は、第1のアセンブリのコイルの中に電流を
注入することによって得られ、注入された電流に正比例する。
【0050】 有利には、本発明のこの特徴により、デバイスの環境によって生じた擾乱界を
、第1のアセンブリのコイルの中に注入された電流の線形変換と見なすことが可
能になる。より正確には、擾乱界は、フィルタリングの従来の意味で、注入され
た電流のフィルタリングされたバージョンである。
【0051】 本発明の有利な技術によれば、評価する手段が、擾乱界の周波数モデル、また
は注入された電流に対する擾乱界の比で定義される伝達関数の周波数モデルを推
定する第2の手段を含む。
【0052】 第1のアセンブリのコイルの中に注入される電流が、k/Tの関数としてユニ
タリであり、一定であると想定して、本発明は、好ましくは、擾乱界の周波数モ
デルを推定する手段を実装する。注入される電流が、空間k/Tの中で一定では
ない逆のケースでは、第1のアセンブリのコイルの中に注入された電流に対する
擾乱界の比で定義される伝達関数の周波数モデルが、好ましくは、決定される。
有利には、伝達関数の周波数モデルは、渦効果のタイプの擾乱効果の伝達関数を
モデル化するための第1の項
【数5】 と、強磁性タイプの擾乱効果の伝達関数をモデル化するための第2の項
【数6】 とを含み、第1のモデル化の項および第2のモデル化の項が、k/Tの中の多項
式である、つまり以下のタイプ
【数7】 であることが可能であり、ここで、τefおよびτfeは、渦効果および強磁性
効果がそれぞれ生じる材料の時定数特性を表し、kは、整数であり、またTは、
ベクトル和の測定の積分の周期である。
【0053】 本発明の有利な変形形態によれば、放出される所定の磁界は、振幅で表してス
ペクトル分布が注入された電流の振幅に正比例する直交の擬似ランダムの磁界で
ある。
【0054】 放出される磁界の直交性のこの特性は、受け取られたベクトル和から、第1の
アセンブリのコイルのそれぞれに関係する項を分離し、抽出するために特に有利
である。詳細には、放出される磁界の直交性により、ベクトル和の中で、放出コ
イルのそれぞれに関係する成分を分離し、抽出するため、例えば、信号のパラメ
ータ・モデルに基づく時間法を実施することが可能になる。
【0055】 有利には、放出される所定の磁界は、互いに素なスペクトル・サポートである
【0056】 本発明のこの特徴は、第1のアセンブリのコイルのそれぞれに関係する成分を
ベクトル和の中から分離し、抽出するために実施される方法が、スペクトル法で
ある場合、特に有利である。
【0057】 本発明の有利な特徴によれば、第1のアセンブリが、所定の磁界を放出するた
めの3つの直交コイルを含み、また第2のアセンブリが、磁界を受け取るための
3つの直交コイルを含む。
【0058】 本発明のこの特徴は、ベンチマークに対して移動システムの向きを決定するた
め、具体的には、本発明の好ましい適用分野である戦闘機または戦闘ヘリコプタ
の中で使用されるヘルメット・ビューファインダ用として特に有利である。具体
的には、エミッタを形成する第1のアセンブリによって放出され、センサを形成
する第2のアセンブリによって測定される磁界の分析により、エミッタの固定さ
れた三面体に対するセンサの動く三面体の位置および向きを判定することが可能
になる。
【0059】 本発明の有利な変形形態によれば、放出される所定の磁界はそれぞれ、少なく
とも2つの基準周波数を示し、前記基準周波数は、擾乱界が関係のあるスペクト
ル領域の中で大幅に変化するような形で、デバイスの環境を考慮に入れながら、
選択されたスペクトル領域の中に位置付けられる。
【0060】 このようにして、関係のあるスペクトル領域の大幅な変動により、第1のアセ
ンブリのコイルによって放出された磁界とは区別される擾乱界に関する項を、第
2のアセンブリのコイルによって受け取られたベクトル和の中で特定するのが容
易である。
【0061】 有利には、放出された所定の磁界はそれぞれ、少なくとも4つの基準周波数を
示す。
【0062】 本発明の有利な特徴によれば、基準周波数は、40Hzから70Hzの間にあ
る周波数の分周波である所定の周波数の倍周波である。
【0063】 明らかに、本発明のこの特徴は、所定の周波数が50Hzまたは60Hzの分
周波である場合、特に有利である。
【0064】 有利には、本発明によるデバイスは、 前記注入された電流を測定し、較正する第2の手段と、 前記センサの前記チャネルから放出される電気量を測定し、較正する第3の手
段と、 獲得周期Tで前記放出される磁界をデジタル式に獲得する手段と、 前記センサの前記チャネルの伝達関数を補償する手段とをさらに含む。
【0065】 本発明の有利な変形形態によれば、デジタル式に獲得する手段の前に、少なく
とも1つのアンチエイリアス・フィルタが置かれる。
【0066】 本発明の有利な特徴によれば、注入される電流は、以下のタイプの第1の成分
の1次結合から形成され、
【数8】 ここで、k=k+lk’、l≧3であり、 k、k、k、K、l、およびnは、整数であり、 係数ajkは、kの特定の値に関してゼロではなく、 Tは、前記放出される所定の磁界を獲得する周期であり、また ∀i、j∈[1;3]、|k−k|=E(l/3)であり、ここで、Eは、
整数部関数を表す。
【0067】 したがって、第1のアセンブリのコイルによって放出される磁界は、成分i (n,k)、i(n,k)、およびi(n,k)に正比例する擬似ランダム
の磁界である。
【0068】 有利には、擾乱界を評価する手段は、 第1のアセンブリのコイルのどれかによって放出された磁界にそれぞれが対応
する成分にベクトル和を分離するような形で、一方で、注入された電流の第1の
基底上に、また他方で、この第1の基底のヒルベルト変換上にベクトル和を投射
する手段と、 時間的サポートTにわたり、各獲得周期Tで、注入された電流の第1の基底
上、およびこの第1の基底のヒルベルト変換上でベクトル和の成分を再構成する
手段と、 空間k/Tの中で、第1の基底上、および第1の基底のヒルベルト変換上で再
構成された成分から、それぞれの行列の9つの項が、kがT/Tを上限とする
整数である変数k/Tの関数である2つの3×3行列を構成する手段とをさらに
含む。
【0069】 したがって、本発明は、自由空間の中のエミッタ−センサ結合の行列から推定
された3×3行列を推定することを可能にし、この3×3行列から、エミッタの
ベンチマークの中のセンサの位置および向きを計算することができる。
【0070】 有利な変形形態によれば、本発明によるデバイスは、前記デバイスの環境の中
で放射されるあらゆる擾乱を除去することを目的とするデジタル・フィルタリン
グを行う手段をさらに含む。
【0071】 また、本発明は、擾乱が生じた磁気環境の中で、固定構造に対する移動物体の
位置および向きを測定するためのプロセスにも関し、所定の磁界を放出するため
の少なくとも2つの直交コイルの第1のアセンブリが、固定構造に固定され、基
準フレームを定義し、また磁界を受け取るための少なくとも2つの直交コイルの
第2のアセンブリが、移動物体に固定され、センサを形成して、そのコイルのそ
れぞれが、このセンサのチャネルに属している。
【0072】 本発明によるそのようなプロセスは、以下のステップを含む。
【0073】 第1のアセンブリの各コイル上で所定の磁界を同時に連続的に放出するステッ
プ、 センサの各チャネル上で、放出された所定の磁界とデバイスの環境によって生
じた擾乱界とのベクトル和を測定するステップ、 擾乱界を評価するステップ、 ベクトル和で評価された擾乱界を除去することにより、擾乱のない磁気環境の
中で放出される所定の磁界を推定するステップ、および 所定の磁界の推定から基準フレームの中における第1の物体の位置および向き
を計算するステップ。
【0074】 本発明のその他の特徴および利点は、単に非限定的な例示する例として提示す
る好ましい実施形態の以下の説明、および添付の図面の説明を読むことで、より
明確に明白となる。
【0075】 本発明の一般的原理は、一方で、自由空間の中で放出される磁界が、その磁界
を生成するコイルの中を流れる電流に正比例すること、また他方で、コイルの環
境の中で生じる擾乱界が、その電流の線形変換であることに基づく。
【0076】 ヘルメット・ビューファインダにおいて実施される磁気擾乱のフィルタリング
の一実施態様を、図1に関連して説明する。本明細書で後に、エミッタのコイル
の中に注入される電流は、k/Tの関数としてユニタリであり、一定であるもの
と想定する。したがって、簡明にするため、磁界の概念と、エミッタのコイルの
中に注入された電流に対する磁界の比で定義される伝達関数の概念を合併するこ
とが可能である。明らかに、本発明は、放出される電流が、空間k/Tの中で一
定でないケースにも適用される。その場合、伝達関数の概念は、本明細書におけ
る磁界の概念で置き換えなければならない。詳細には、本明細書で後に説明する
モデルが、注入された電流に対する擾乱界の比で定義される伝達関数の周波数モ
デルである。
【0077】 信号を生成するためのブロック1が、3つのチャネル1ないし1で構成さ
れている。各チャネル1ないし1が、コイル12ないし12、および抵
抗器13ないし13に対する電流iB1ないしiB3の発生器11ないし
11を含む。コイル12ないし12の中の電流の流れにより、チャネル1 ないし1のそれぞれに関して、それぞれ磁界BないしBを生じさせるこ
とが可能になる。コイル12ないし12に注入される電流iB1ないしi は、好ましくは、500kΩより高い内部インピーダンスの電流発生器によっ
て生成される。好ましい実施態様によれば、電流発生器11ないし11は、
非同調のコイルに接続される。もちろん、本発明は、電流発生器11ないし1
が同調されたコイルに接続されるケースにも適用される。
【0078】 図1に示したヘルメット・ビューファインダ・デバイスを囲む強磁性材料およ
び/または導電材料の中で生じる磁気擾乱が、擾乱界Bp1ないしBp3の形で
磁界BないしBの上に重ね合わされる。
【0079】 センサ14が、信号を生成するためのブロック1のチャネル1ないし1
よってそれぞれ放出される磁界BないしB、擾乱界Bp1ないしBp3、お
よびあらゆる放射された擾乱15Bの和を受け取る。次に、センサ14によっ
て受け取られた磁界の和は、図2で詳細に描いた技術に従って処理される。
【0080】 センサを較正するためのブロック16が、本発明の主題を成さない較正信号V1cal 、V2cal、およびV3calを提供する。
【0081】 受け取られた磁界に適用される様々な異なる処理が完了すると、図2でより詳
細に描いたブロック2が、自由空間の中におけるエミッタ−センサ結合の行列Cij を出力し、この行列Cijにより、ヘルメット・ビューファインダ・デバイ
スのエミッタ1の基準フレームの中におけるセンサ14の位置および向きを周知
の形で計算することが可能になる。
【0082】 次に、図1のデバイスにおいて実施される信号に適用される様々な異なる処理
を図2に関連して提示する。
【0083】 本発明の主題を成さない較正信号および較正デバイスも、図2に表している。
【0084】 まず、コイルによって放出される擾乱のない磁界は、その磁界を生じさせるコ
イルの中を流れる電流に正比例すること、ならびに関係のあるデバイスの環境に
よって生じさせられる擾乱界は、その電流の線形変換であることに留意されたい
。より正確には、擾乱界は、フィルタリングの従来の意味で、コイルの中を流れ
る電流のフィルタリングされたバージョンである。
【0085】 ヘルメット・ビューファインダ・デバイスの放出アンテナを構成する3つのコ
イル上で磁界が同時に放出されるので、コイルのそれぞれによって放出された磁
界を分離できることが必要である。この分離を行うためのいくつかの方法が存在
する。すなわち、例えば信号の時間パラメータ・モデルに基づく時間法、ならび
にベクトル基底上に信号を投射することによってその信号のスペクトルを直接に
推定することであるスペクトル法である。
【0086】 図2は、直接スペクトル識別法の実施態様を示しているが、他の任意の方法を
本発明に従って使用することができ、詳細には、パラメータ法を使用することが
できる。
【0087】 図2で、信号を生成するためのブロック1が、i、i、iが放出電流で
あり、またiが較正電流である電流i、i、i、およびiに正比例す
る信号VEnjを提供する。例えば、以下が存在する。
【0088】
【数9】 ここで、k=k+lk’、l≧3、 k、k、k、k、K、l、およびnは、整数、 係数ajkは、kの特定の値に関してゼロではなく(例えば、∀k、j ajk =1)、また ∀i、j∈[1;4]、|k−k|=E(l/3)であり、ここで、Eは、
整数部関数を表し、 Tは、測定の積分の継続期間を表し、Tは、サンプリング周期である。
【0089】 ブロック1の出力で、信号VEnj=REj が、デジタル/アナログ変
換器211に送られ、速度1/Tでアナログ電圧VEjに変換される。本発明
の変形形態によれば、この変換は、1/Tの倍周波である速度で行われる。
【0090】 アナログ電圧VE1、VE2、およびVE3が、3つの電流発生器11、1
、および11に印加され、電流発生器11、11、および11が、
3つの直交放出コイル12、12、および12の中をそれぞれ流れる電流
B1、iB2、およびiB3を提供する。
【0091】 次に、コイル12、12、および12から放出される電気量が、ブロッ
ク214によって増幅され、アナログ/デジタル変換器215の助けを借りて速
度Tでサンプリングされる。
【0092】 アナログ/デジタル変換器215は、icalに擬されたiB4をブロック2
3に供給するデジタル電圧
【数10】 を提供する。ブロック23は、電圧VINの測定を実施して、その測定値が、ベ
クトル基底VEnj(t,k)上に投射される。本発明の好ましい実施態様によ
れば、ベクトル基底VEnj(t,k)は、正規直交である。したがって、ブロ
ック23は、3つの放出コイル12、12、および12の中を流れる電流
B1、iB2、およびiB3を測定することを可能にし、またiB1、iB2 、およびiB3からそれぞれ推定された3つの信号
【数11】
【数12】 、および
【数13】 を提供する。
【0093】 センサ14を構成する直交コイル221、221、および221が、放
出コイル12、12、および12によって放出された磁界と擾乱界の和に
対応する磁界を受け取る。ブロック222、222、および222が、セ
ンサ14のこの3つのチャネルの伝達関数を図示している。較正電圧Vcal
、図1に示したセンサを較正するためにブロック16によって提供される較正信
号V1cal、V2cal、およびV3calの形でブロック222、222 、および222のそれぞれに順次に送られる。したがって、以下が存在する
【0094】 V1cal=Vcal(t<t<t) V2cal=Vcal(t<t<t) V3cal=Vcal(t<t<t) ただし、tないしtは、所定の瞬間を表す。
【0095】 ブロック222、222、および222の出力で、受信コイル222 、222、および222によって受け取られた磁界が、アナログ電圧VC1 、VC2、およびVC3に変換される。アナログ/デジタル変換器が、センサか
ら出された電圧VC1、VC2、およびVC3をそれぞれ、デジタル電圧VC1 、VC2N、およびVC3Nとしてサンプリングする。このデジタル電圧は、
ブロック22に供給される。
【0096】 ブロック22は、jが1から4に変化するベクトル基底VEnj(t,k)、
および基底VEnj(t,k)のヒルベルト変換であるベクトル基底の上へ、3
×3複素行列C 、ならびに、本発明の主題を成さない較正信号に関連するい
くつかの項を出力するような形で電圧VC1N、VC2N、およびVC3Nの投
射を実施する。行列C から放出されるベクトルC 1、C 、C は、
測定値と較正値を分離するためのブロック24に供給される。
【0097】 本発明の主題を成さない技術によれば、ブロック24により、デバイスの電流
および電圧の別々の測定を行い、環境の影響およびエージングの現象の影響なし
に、測定のより高い精度を得るようにすることが可能になる。信号iB1、i 、iB3、およびical=iは、周波数が互いに素であるため、センサ1
4の出力で、較正信号に依存する電気量を、センサ14によって測定された磁界
に依存する電気量から分離することが容易である。直交ベクトル基底VEnj
t,k)上にデジタル電圧VC1N、VC2N、およびVC3Nを投射した後、
空間k/Tの中における信号のエネルギーの分布が得られる。基底VEnj(t
,k)は、k/T領域の中で互いに素であるため、一方で、測定信号から較正信
号を分離することが可能であり、また他方で、センサ14によって受信された信
号のそれぞれの成分を分離することが可能である。
【0098】 複素3×3行列C は、デカルト形式(実部、虚部)で処理ブロック26の
入力に提供される。また、センサ14の3つのチャネルの複素伝達関数222 ないし222も、極座標(ρ(k),φ(k))における伝達関数の形式
で、ブロック26に送り込まれる。行列C の要素をデカルト形式(実部、虚
部)から極座標(ρis (k),φis (k))の形式に変換した後、ブロ
ック26は、モジュラスρis (k)をモジュラスρ(k)で割ること、お
よび角φis (k)から角φ(k)を引くことを行って、センサ14の伝達
関数222ないし222が訂正された複素3×3行列を極形式(ρ is cor (k),φ is cor(k))で出力するようにし、この極形式の行
列が、デカルト座標に変換される。
【0099】 次に、センサ14の伝達関数222ないし222が訂正された複素3×3
行列は、正規化された行列を形成するためのブロック27に送り込まれ、ブロッ
ク27は、デカルト形式の正規化された行列[a (k),b (k)]を
ブロック28に供給し、ここで、項a (k)は、ブロック27に対する複素
3×3行列入力の項の実部を離散した周波数の形で表し、また項b (k)は
、その項の虚部を表す。正規化は、以下の演算を行うことにある。
【0100】
【数14】
【0101】 使用する表記法によれば、指数jは、センサ14によって測定される磁界を放
出するためのコイルの指数を表し、また指数iは、放出コイル12によって放
出される磁界Bの成分の1つを表す。ブロック28は、以下のモデル化の項に
基づいてセンサ14によって受け取られた磁界のモデル化を実施する。
【0102】
【数15】 ならびに、I(jω)ejωtで割った後、
【数16】 ここで、モデル化の項
【数17】 は、渦効果のタイプの擾乱界(または、エミッタの中に注入された電流に対する
渦効果のタイプの擾乱界の比で定義される伝達関数)を表し、またモデル化の項
【数18】 は、強磁性タイプの擾乱界(または、対応する伝達関数)を表す。
【0103】 ブロック28は、周知の反復技法に基づくアルゴリズムを実施し、このアルゴ
リズムにより、パラメータに関して非線形であるモデルに適合することが可能に
なる。したがって、前述のモデル(1)とブロック28に対するデータ[a (k),b (k)]入力の間における誤りの2次の和の基準を最小化するこ
とにより、出力において、k/Tの関数として一定である磁界
【数19】 (または、対応する伝達関数)が得られる。本発明の変形形態によれば、周波数
とともに変化する擾乱界のモデルの定数も、ブロック28によって出力すること
が可能である。
【0104】 磁界
【数20】 は、磁界
【数21】 を推定するためのブロック29に供給され、磁界
【数22】 は、自由空間の中で、つまり、擾乱のない磁気空間の中で放出される磁界であり
、パラメータkの関数として一定である。したがって、ブロック29により、自
由空間の中で放出コイル12ないし12によって放出される磁界の行列を形
成することが可能になり、この行列から、本発明の主題を成さない技法に従って
、エミッタの基準フレームの中におけるセンサの中心の座標
【外1】 を推定して、航空機の中のヘルメット・ビューファインダの位置および向きを判
定するようにする。
【0105】 図2のブロック2は、ヘルメット・ビューファインダの位置および向きを判定
するのに役立つ信号を生成し、獲得するため、本発明によるデバイスにおいて実
装される手段のアセンブリを表している。
【0106】 以下に、図1で示したデバイスの可能な機能的実施形態を図3に関連して提示
する。このデバイスは、3つの実質的に直交のコイルから成る2つのアンテナ3
および14を含み、このアンテナはそれぞれ、磁界を放出するためのアンテナ、
および磁界を受け取るためのアンテナである。
【0107】 放出アンテナ3は、ブロック31および32に接続され、ブロック31および
32はそれぞれ、放出エレクトロニクスおよび放出測定エレクトロニクスを含ん
でいる。ブロック31および32は、インターフェース−計算カード33と通信
している。
【0108】 カード33は、3つの主な機能ブロック、すなわち、放出アンテナ3に関連す
る較正−訂正ブロック331、デジタル信号を生成するためのブロック332、
およびセンサ14に関連する較正−訂正ブロック333を包含する。
【0109】 放出アンテナ3の較正−訂正ブロック331は、デジタル信号を生成するため
のブロック332を源とするデータを受け取り、また、放出測定エレクトロニク
ス・ブロック32を源とするデータを、ブロック32から放出される信号をサン
プリングするアナログ/デジタル変換器341を介して受け取る。
【0110】 ブロック332によって生成されたデジタル信号は、デジタル/アナログ変換
器342によってアナログ信号に変換され、次に、放出エレクトロニクス・ブロ
ック31に送られる。
【0111】 センサ14によって受け取られた磁界は、このセンサの検出エレクトロニクス
を表すブロック35によって処理される。ブロック35から放出される信号が、
アナログ/デジタル変換器343によってサンプリングされて、次に、センサに
関連する較正−訂正ブロック333に送られる。
【0112】 さらに、ブロック333は、デジタル/アナログ変換器344に送り込まれる
デジタル信号を放出し、この信号は、変換された後、センサの検出エレクトロニ
クス・ブロック35の較正を実施する較正エレクトロニクス・ブロック36に送
られる。
【0113】 インターフェース−計算カード33は、端末37とデータを交換し、端末37
は、特に、擾乱界のフィルタリングを計算すること、センサ14によって受け取
られた磁界の和から擾乱界を除去すること、およびヘルメット・ビューファイン
ダの照準線を計算することを実施する。
【0114】 軍用航空機に適したシステムを説明してきたが、本発明を、軍用であれ、民間
用であれ、その他のタイプの装置(例えば、車両)においても実施できることが
明白である。より一般的には、本発明は、非常に多数の分野に適する可能性があ
り、特に、バーチャル・リアリティの分野に適する可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による磁界のエミッタと、磁界のセンサと、磁気擾乱をフィルタリング
するための手段とを含むヘルメット・ビューファインダにおいて実装されるデバ
イスを示す概略図である。
【図2】 図1のデバイスにおいて実施される信号に適用される様々なタイプの処理を示
す図である。
【図3】 図1のデバイスの可能な機能的実施形態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レスクーレ ジャン−ルイ フランス国, 94117 アルクイユ セデ クス, アヴェニュ デュ プレジダン サルヴァドル アレンド, 13番地, ト ムソン−セーエスエフ プロプリエテ ア ンテレクテュエル内 Fターム(参考) 2C014 BA03 BB01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定構造に固定され、基準フレームを定義する所定の磁界を
    放出するための少なくとも2つの直交コイル(12ないし12)の第1のア
    センブリと、 移動物体に固定され、センサ(14)を形成し、前記センサのチャネルにそれ
    ぞれが属する、磁界を受け取るための少なくとも2つの直交コイル(221
    いし221)の第2のアセンブリとを含むタイプの、擾乱が生じた磁気環境の
    中で、前記固定構造に対する前記移動物体の位置および向きを測定するためのデ
    バイスであって、 前記第1のアセンブリの各コイル上で所定の磁界を同時に連続的に放出する手
    段(1)と、 前記センサの前記各チャネル上で、放出された前記所定の磁界と前記デバイス
    の環境によって生じた擾乱界とのベクトル和を測定する第1の手段と、 前記擾乱界を評価する手段と、 前記ベクトル和で評価された前記擾乱界を除去することにより、擾乱のない磁
    気環境の中で放出された前記所定の磁界を推定する第1の手段と、 前記所定の磁界の前記推定から、前記基準フレームの中で前記第1の物体の位
    置および向きを計算する手段(2、37)とを含むことを特徴とするデバイス。
  2. 【請求項2】 前記擾乱界を評価する前記手段が、一方で、kが整数であり
    、またTが前記ベクトル和の測定の積分の周期である空間k/Tの中の互いに素
    な直交信号の第1の基底上に前記ベクトル和を投射し、他方で、前記第1の基底
    のヒルベルト変換である第2の基底上に投射する手段(22)を含むことを特徴
    とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 【請求項3】 前記擾乱界を評価する前記手段が、前記投射されたベクトル
    和の中で、空間k/Tの中で変化する要素を特定する手段を含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のデバイス。
  4. 【請求項4】 放出される前記所定の磁界が、前記第1のアセンブリの前記
    コイル(12ないし12)の中に電流を注入することによって得られ、放出
    される前記所定の磁界が、前記注入された電流に正比例することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 【請求項5】 評価する前記手段が、前記擾乱界の周波数モデル、または前
    記注入された電流に対する前記擾乱界の比で定義される伝達関数の周波数モデル
    を推定する第2の手段(28)を含むことを特徴とする請求項4に記載のデバイ
    ス。
  6. 【請求項6】 前記伝達関数の前記周波数モデルが、渦効果のタイプの擾乱
    効果の前記伝達関数をモデル化するための第1の項 【数1】 と、強磁性タイプの擾乱効果の前記伝達関数をモデル化するための第2の項 【数2】 とを含み、前記第1のモデル化の項および前記第2のモデル化の項が、k/Tの
    中の多項式である、つまり 【数3】 のタイプであることが可能であり、ここで、τefおよびτfeは、渦効果およ
    び強磁性効果がそれぞれ生じる材料の時定数特性を表し、kは、整数であり、ま
    たTは、前記ベクトル和の測定の積分の周期であることを特徴とする請求項5に
    記載のデバイス。
  7. 【請求項7】 放出される前記所定の磁界が、振幅で表してスペクトル分布
    が前記注入された電流の振幅に正比例する直交の擬似ランダムの磁界であること
    を特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 【請求項8】 放出される前記所定の磁界が、互いに素なスペクトル・サポ
    ートを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のデバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 前記第1のアセンブリが、所定の磁界を放出するための3つ
    の直交コイルを含み、また前記第2のアセンブリが、磁界を受け取るための3つ
    の直交コイルを含むことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の
    デバイス。
  10. 【請求項10】 放出される前記所定の磁界がそれぞれ、少なくとも2つの
    基準周波数を示し、前記基準周波数が、前記擾乱界がスペクトル領域の中で大幅
    に変化するような形で、前記デバイスの環境を考慮に入れながら、選択された前
    記スペクトル領域の中に位置付けられることを特徴とする請求項1ないし9のい
    ずれか一項に記載のデバイス。
  11. 【請求項11】 放出される前記所定の磁界がそれぞれ、少なくとも4つの
    基準周波数を示すことを特徴とする請求項10に記載のデバイス。
  12. 【請求項12】 前記基準周波数が、40Hzから70Hzの間にある周波
    数の分周波である所定の周波数の倍周波であることを特徴とする請求項10およ
    び11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 【請求項13】 前記注入された電流を測定し、較正する第2の手段と、 前記センサの前記チャネルから放出される電気量を測定し、較正する第3の手
    段(16)と、 獲得周期Tで前記放出される磁界をデジタル式に獲得する手段と、 前記センサの前記チャネルの伝達関数(222ないし222)を補償する
    手段とをさらに含むことを特徴とする請求項4ないし12のいずれか一項に記載
    のデバイス。
  14. 【請求項14】 デジタル式に獲得する前記手段の前に、少なくとも1つの
    アンチエイリアス・フィルタが置かれることを特徴とする請求項13に記載のデ
    バイス。
  15. 【請求項15】 前記注入される電流が、 【数4】 のタイプの第1の成分の1次結合から形成され、 ここで、k=k+lk’、l≧3であり、 k、k、k、K、l、およびnは、整数であり、 係数ajkは、kの特定の値に関してゼロではなく、 Tは、前記放出される所定の磁界を獲得する周期であり、また ∀i、j∈[1;3]、|k−k|=E(l/3)であり、ここで、Eは、
    整数部関数を表すことを特徴とする請求項4ないし14のいずれか一項に記載の
    デバイス。
  16. 【請求項16】 前記擾乱界を評価する前記手段が、 前記第1のアセンブリのコイルのどれかによって放出された磁界にそれぞれが
    対応する成分に前記ベクトル和を分離するような形で、一方で、前記注入された
    電流の第1の基底上に、また他方で、前記第1の基底のヒルベルト変換上に前記
    ベクトル和を投射する手段(22)と、 時間的サポートTにわたり、各獲得周期Tで、前記注入された電流の前記第
    1の基底上、および前記第1の基底のヒルベルト変換上で前記成分を再構成する
    手段と、 空間k/Tの中で、前記第1の基底上、および前記第1の基底のヒルベルト変
    換上で再構成された前記成分から、それぞれの行列の9つの項が、kがT/T を上限とする整数である変数k/Tの関数である2つの3×3行列を構成する手
    段とをさらに含むことを特徴とする請求項4ないし15のいずれか一項に記載の
    デバイス。
  17. 【請求項17】 前記デバイスの環境の中で放射されるあらゆる擾乱を除去
    することを目的とするデジタル・フィルタリングを行う手段をさらに含むことを
    特徴とする請求項1ないし16のいずれか一項に記載のデバイス。
  18. 【請求項18】 所定の磁界を放出するための少なくとも2つの直交コイル
    (12ないし12)の第1のアセンブリが、固定構造に固定され、基準フレ
    ームを定義し、また磁界を受け取るための少なくとも2つの直交コイル(221 ないし221)の第2のアセンブリが、移動物体に固定され、センサ(14
    )を形成し、前記コイルのそれぞれが前記センサのチャネルに属する、擾乱が生
    じた磁気環境の中で前記固定構造に対する前記移動物体の位置および向きを測定
    するための方法であって、 前記第1のアセンブリの各コイル上で所定の磁界を同時に連続的に放出するス
    テップと、 前記センサの前記各チャネル上で、放出された前記所定の磁界とデバイスの環
    境によって生じた擾乱界とのベクトル和を測定するステップと、 前記擾乱界を評価するステップと、 前記ベクトル和で評価された前記擾乱界を除去することにより、擾乱のない磁
    気環境の中で放出される前記所定の磁界を推定するステップと、 前記所定の磁界の前記推定から前記基準フレームの中における前記第1の物体
    の位置および向きを計算するステップとを含むことを特徴とする方法。
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