JP2003530004A - 信号強度に応じた検索ウインドウサイズの動的な調整 - Google Patents

信号強度に応じた検索ウインドウサイズの動的な調整

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Abstract

(57)【要約】 スロットモードの無線通信システムにおける遠隔ユニットによる検索ウインドウサイズの調整の方法及び装置。スロットモードの通信システムにおいて、遠隔ユニットはその割当てスロットの間“動作状態”である。動作状態にある間は、遠隔ユニットにおけるコントローラは選択された検索パラメータの組を検索エンジンに渡す。検索エンジンは選択された検索パラメータを用いる基地局に基づいて検索を実行する。1つの検索パラメータ、検索ウインドウサイズは、測定された第1の基地局信号の信号強度に応じて調整される。調整された検索ウインドウサイズは、他の基地局を検索するときに遠隔ユニットによって用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 1.発明の分野 本発明は、無線通信システムに関する。特に、本発明は、無線通信システムに
おいて、基地局を検索するための遠隔ユニットによって用いられる検索ウインド
ウサイズの動的な調整であって、好ましい基地局の信号強度に応じた検索ウイン
ドウサイズの動的な調整に関する。
【0002】 2.発明の背景 無線通信システムは複数の遠隔ユニット及び複数の基地局を備えていてもよい
。図1は、3つの遠隔ユニット10A、10B及び10Cと2つの基地局12を
含む地上無線通信システムの実施例を示している。図1において、3つの遠隔ユ
ニットは、自動車に取り付けられた移動電話ユニット10A、遠隔のポータブル
コンピュータ10B、及び無線による地上回線やメータリーディングシステムの
中で見出されるような固定位置のユニット10C、として示される。遠隔ユニッ
トは、例えば、手持ち式の個人用通信システムユニット、個人用デジタル端末の
ような携帯可能なデータユニット、又はメータリーディング装置のような固定位
置のデータユニットのような、どの通信ユニットのタイプであってもよい。図1
は基地局12から遠隔ユニット10への順方向回線14及び遠隔ユニット10か
ら基地局12への逆方向回線16を示す。
【0003】 無線チャネルでの遠隔ユニットと基地局との間の通信は、制限された周波数ス
ペクトルにおいて非常に多くの使用者を容易にする種々の多重アクセス技術の1
つを用いて達成することができる。これらの多重アクセス技術は、時分割多重ア
クセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、及び符号分割多重
アクセス(CDMA)を含む。“Mobile Station−Base S
tation Compatibility Standard for Du
alMode Wideband Spraed Spectrum Cell
ular System”と題されたTIA/EIA暫定標準、TIA/EIA
/IS−95、及びその子孫(ここでは、集合的にIS−95と呼ぶ)において
、CDMAについての工業標準が発表され、これらをそのままこの中に参照する
ことによって工業標準の内容が組み込まれている。CDMA通信システムに関す
る追加の情報は、SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACC
ESS COMMUNICATION SYSTEM USING SATEL
LITE OR TERRSTRIAL REPEATERSと題された米国特
許番号4,901,307(‘307特許)で開示されおり、本発明の出願人に
譲渡され、参照によってそのままこの中に組み込まれている。
【0004】 ‘307特許においては、それぞれが無線電話機を有している非常に多くの携
帯電話システムの使用者がCDMAスペクトラム拡散通信信号を用いる基地局を
通して通信する多重アクセス技術が開示されている。‘307特許において開示
されているCDMA変調技術は、TDMAやFDMAのような無線通信システム
で用いられる他の変調技術よりも多くの長所を提供する。例えば、CDMAは周
波数スペクトルが複数回再利用されることを許可し、それによって、システムに
おける使用者の許容量の増加を許可する。さらに、CDMA技術の使用は、その
技術からの長所を利用している間、マルチパスの効果と反対の効果、例えば、消
失の軽減により地上チャネルの特別な問題に打ち勝つことを許可する。
【0005】 無線通信システムにおいては、信号が基地局と遠隔ユニットとの間を伝播する
ときに、信号がいくつかの別の伝播パスを伝わってもよい。無線チャネルの特性
によって発生したマルチパス信号は、通信システムに要求を与える。マルチパス
チャネルの1つの特性は、チャネルを通して送信された信号において導入された
時間拡散である。例えば、理想的なインパルスがマルチパスチャネルで送信され
たならば、受信信号はパルスの流れとして現れる。マルチパスチャネルの別の特
性は、チャネルを通ったそれぞれのパスが異なる減衰係数の原因となるかもしれ
ないことである。例えば、理想的なインパルスがマルチパスチャネルで送信され
たならば、一般的に、受信パルスの流れにおけるそれぞれのパルスは他の受信パ
ルスとは異なった信号強度を有する。マルチパスチャネルのさらに別の特性は、
チャネルを通ったそれぞれのパスが信号における異なる位相の原因となるかもし
れないことである。例えば、理想的なインパルスがマルチパスチャネルで送信さ
れたならば、一般的に、受信パルスの流れにおけるそれぞれのパルスは他の受信
パルスとは異なった位相を有する。
【0006】 無線チャネルにおいては、マルチパスが、例えば、建物、木、自動車、及び人
、のような環境における障害物からの信号の反射によって作られる。したがって
、無線チャネルは、一般的に、マルチパスを作る構成の相対的な運動によって時
間的に変化するマルチパスチャネルである。例えば、理想的なインパルスが時間
的に変化するマルチパスチャネルで送信されたならば、受信パルスの流れは、時
間遅れ、減衰、及び理想的なインパルスが送信された時間の関数としての位相が
変化する。
【0007】 チャネルのマルチパスの特性は、遠隔ユニットによって受信された信号に影響
を及ぼし、結果として数ある中で、信号が消失する。消失は、マルチパスチャネ
ルの位相特性の結果である。マルチパスベクトルを有害に付加するときに消失は
発生し、個々のベクトルのいずれよりも振幅において小さい受信信号を生ずる。
例えば、正弦波が、第1のパスがXdbの減衰係数、位相シフトΘラジアンによ
るδの時間遅れを有し、第2のパスがXdbの減衰係数、位相シフトΘ+πラジ
アンによるδの時間遅れを有する2つのパスを有するマルチパスチャネルを通し
て送信されたならば、振幅が等しく位相が反対の2つの信号がお互いをキャンセ
ルし、チャネルの出力において信号が受信されない。このため、消失は、無線通
信システムの性能における深刻な悪影響を有するだろう。
【0008】 CDMA通信システムはマルチパス環境における動作について最適化される。
例えば、順方向回線信号及び逆方向回線信号は、高周波疑似雑音(PN)列によ
って変調される。PN変調は、同一の信号の多くの異なったマルチパスインスタ
ンスが“レイク”受信器設計の使用を通して別々に受信されることを許可する。
レイク受信器においては、復調要素の組におけるそれぞれの要素が、信号の個々
のマルチパスインスタンスに割り当てられてもよい。復調要素における復調出力
は、そのとき、結合信号を発生するために結合される。このように、結合信号が
重大な消失を経験する前に、マルチパス信号インスタンスの全てはともに消失し
なければならない。
【0009】 CDMAについての工業標準、IS−95に基づいた通信システムにおいては
、複数の基地局のそれぞれが、共通のPN列を有するパイロット信号を送信する
。それぞれの基地局は、隣接基地局から、時間におけるパイロット信号オフセッ
トを送信し、その結果、信号は遠隔ユニットにおいてお互いが区別される。与え
られた全ての時間において、遠隔ユニットは複数の基地局からの種々のパイロッ
ト信号を受信できるだろう。地上のPN発生器によって発生したPN列のコピー
を用いることによって、PN空間全体が遠隔ユニットによって検索されてもよい
。検索結果を用いることによって、コントローラは時間オフセットに基づいて複
数の基地局からのパイロット信号を区別する。
【0010】 遠隔ユニットにおいては、コントローラが、利用可能なマルチパス信号インス
タンスに復調要素を割り当てるために用いられる。検索エンジンは、受信信号の
マルチパス成分に関して、コントローラにデータを供給するために用いられる。
検索エンジンは、基地局によって送信されたパイロット信号の到着時間とマルチ
パス成分の振幅とを測定する。共通の基地局によって送信されたパイロット信号
及びデータ信号におけるマルチパス環境の効果は、2つの信号が同時に同じチャ
ネルを通って伝わるので非常に似ている。このため、パイロット信号におけるマ
ルチパス環境の影響を決定することは、コントローラがデータチャネルマルチパ
ス信号インスタンスに復調要素を割り当てることを許可する。
【0011】 検索エンジンは、潜在的なPNオフセットの列を通して検索すること及び潜在
的なPNオフセットのそれぞれにおいて受信されたパイロット信号のエネルギー
を測定することによって遠隔ユニットの近傍における基地局のパイロット信号の
マルチパス成分を決定する。コントローラは、潜在的なオフセットと関連したエ
ネルギーを評価し、エネルギーがしきい値を上回っているならば、そのオフセッ
トに復調要素を割り当てる。検索エネルギーレベルに基づいた復調要素の割当て
方法及び装置は、DEMODULATION ELEMENT ASSIGNM
ENT IN A SYSTEM CAPABLE OF RECEIVING
MULTIPLE SIGNALSと題された米国特許番号5,490,16
5(‘165特許)に開示されており、本発明の出願人に譲渡されている。
【0012】 図2は、遠隔ユニットに到着する基地局からの単一パイロット信号のマルチパ
ス信号インスタンスの組の例を示す。縦軸は受信したパワーをデシベル(dB)
で示す。横軸は、マルチパス遅れによる信号インスタンスの到着時間における遅
れを示す。ページ以前の軸(図示せず)は、時間の区切りを示す。ページの共通
の平面におけるそれぞれの信号の尖頭は共通の時間において遠隔ユニットに到着
しているが、基地局によって異なる時間に送信されている。それぞれの信号の尖
頭22−27は異なるパスを伝わり、そのために、異なる時間遅れ、異なる振幅
、及び異なる位相応答を示す。尖頭22−27で示される6つの異なった信号の
尖頭は、厳しいマルチパス環境の代表である。典型的な都市環境は使用可能なパ
スをほとんど提供しない。システムの雑音フロアは低エネルギーレベルを有する
ピークとディップによって示される。検索エンジンの働きは、潜在的な復調要素
割当てのための信号の尖頭22−27における、横軸によって測定される遅れ及
び縦軸によって測定される振幅を識別することである。
【0013】 図2に示されるように、それぞれのマルチパスのピークはそれぞれのマルチパ
スのピークにおける不規則な尾根によって示されるように、時間の関数としての
振幅において変化することに注意すべきである。示された制限時間においては、
マルチパスのピークにおける大きな変化は存在しない。より拡張された時間範囲
の中では、マルチパスのピークは消え、そして、時間が経過すると新たなパスが
作られる。マルチパスのピークはやがて、ともに溶け合うか広いピークの中であ
いまいなものになるだろう。
【0014】 典型的には、検索エンジンの動作はコントローラによって監督される。コント
ローラは、検索エンジンに、復調要素の割当てに適切な、1つかそれよりも多い
マルチパス信号のピークを含んでいそうな、検索ウインドウと呼ばれる、PNオ
フセットの組を通るように命令する。それぞれのオフセットに関して、検索エン
ジンは、オフセットを見つけたエネルギーについての報告をコントローラに持ち
帰る。復調要素は、そのとき、検索エンジンにより識別されたパスに、コントロ
ーラによって、割り当てられてもよい(すなわち、それらのPN発生器のタイミ
ング参照が、識別されたパスのタイミングによって整列される)。一度、復調要
素が信号を追跡したならば、その後、パスが消失するか復調要素がコントローラ
によって別のパスに割り当てられるまで、復調要素はコントローラによる監督な
しに復調要素自身におけるパスを追跡する。
【0015】 上で述べたように、与えられた地理的なエリアにおけるそれぞれの基地局は共
通のPNパイロット列の列オフセットが割り当てられる。例えば、IS−95に
従えば、215チップ(すなわち、PN列における1ビット)を有し、26.6
6ミリ秒(ms)毎に繰り返すPN列は、パイロット信号としての512のPN
列オフセットの1つにおいて、システム内のそれぞれの基地局によって送信され
る。IS−95の動作に従えば、基地局は、例えば、遠隔ユニットが動作してい
るマルチパス環境の決定や遠隔ユニットのタイミングと基地局のタイミングとの
同期のような他の機能と同じように基地局を識別するための遠隔ユニットによっ
て用いられてもよいパイロット信号を断続的に送信する。
【0016】 初期のパワーオンの間、又は異なった動作周波数にハードハンドオフを実行す
るときのような遠隔ユニットがパイロット信号を失った他のどんな状況の間でも
、遠隔ユニットはパイロット列において考えられる全てのPNオフセットを評価
する。典型的には、検索エンジンは考えられる全てのPNオフセットにおけるパ
イロット信号強度を測定し、正確なパイロット信号の測定を生ずる測定レートで
進めることによって、対応するオフセットを与える。この方法で進めることによ
って、検索エンジンは、地理的に遠隔ユニットの近くである基地局のPNオフセ
ットを決定する。この方法でそれぞれのPNオフセットを検索することは、取得
の間のチャネル状態に依存する数百ミリ秒から数秒までのどこでも用いることが
できる。このパイロット信号を再取得する遠隔ユニットのための時間の量は、遠
隔ユニットの動作にとって有害であり、遠隔ユニットの使用者を悩ませるかもし
れない。
【0017】 図3は、横軸におけるPN空間の拡大部分を示す。ピーク30、32、34の
グループは3つの異なる基地局からの送信を示す。図示のように、それぞれの基
地局信号からの信号は異なったマルチパス環境を経験する。さらに、それぞれの
基地局はPN参照36と異なるPNオフセットを有する。このように、コントロ
ーラは識別されたどの基地局に対する検索ウインドウとも一致するPNオフセッ
トの組を選択してもよい。このことは、復調要素を適切に割り当てることによっ
て、遠隔ユニットが複数の基地局からの信号を同時に復調することを許可する。
【0018】 典型的なCDMA通信システムにおいては、遠隔ユニットは散発的に基地局と
の双方向通信を設立する。例えば、携帯電話機は、処理において、何の呼出しも
ない時間の大部分の期間に対してアイドルのままである。しかしながら、遠隔ユ
ニットあてで送信されたどのメッセージが受信されたのかを確実にするために、
アイドルの間であっても、遠隔ユニットは継続的に通信チャネルをモニタする。
例えば、アイドルの間、遠隔ユニットはかかってきた電話を検出する基地局から
の順方向回線チャネルをモニタする。このアイドル期間の間に、携帯電話機は、
基地局からの信号をモニタするのに必要な要素を維持するためのパワーを消費し
続ける。多くの遠隔ユニットは携帯可能であり、内部バッテリによってパワーが
供給される。例えば、個人通信システム(PCS)ハンドセットは、ほとんどバ
ッテリのみでパワーが供給される。アイドルモードの遠隔ユニットによるバッテ
リ資源の消費は、電話がかかってきたり受信したりしたときに遠隔ユニットで利
用できるバッテリ資源を減少させる。このため、アイドル状態における遠隔ユニ
ットのパワー消費を最小にし、それによってバッテリ寿命を増加させることが好
ましい。
【0019】 通信システムにおける遠隔ユニットのパワー消費を減らす1つの手段は、AP
PARATUS AND METHOD FOR REDUCING POWE
R CONSUMPTION IN A MOBILE COMMUNICAT
ION RECEIVERと題された米国特許番号5,392,287(‘28
7特許)に開示されており、本発明の出願人に譲渡され、参照によってそのまま
この中に組み込まれている。‘287特許においては、アイドルモードでの遠隔
ユニット(すなわち、基地局との双方向通信に携わっていない遠隔ユニット)の
動作におけるパワー消費の減少についての技術が開示されている。アイドル時に
は、それぞれの遠隔ユニットは動作の準備及び順方向回線通信チャネルのメッセ
ージを受信する間、周期的に“動作”状態に入る。継続的な動作状態の間の時間
期間では、遠隔ユニットは“非動作”状態に入る。遠隔ユニットが非動作状態で
ある間は、基地局は遠隔ユニットに何のメッセージも送らないが、動作状態にあ
るシステム内の他の遠隔ユニットにはメッセージを送ってもよい。
【0020】 ‘287特許で開示されたように、基地局は、“ページングチャネル”におい
て、基地局の放送範囲内にある全ての遠隔ユニットで受信されたメッセージを放
送する。基地局の放送範囲内にある全てのアイドルである遠隔ユニットはページ
ングチャネルをモニタする。ページングチャネルは“スロット”の連続的な流れ
における時間範囲において分割される。スロットモードにおいて動作しているそ
れぞれの遠隔ユニットは、それに動作(割当て)スロットとして割り当てられた
特定のスロットのみをモニタする。ページングチャネルは、例えば、640スロ
ット毎にスロット列を繰り返すように番号付けされたスロットにおいて、断続的
にメッセージを送信する。遠隔ユニットが基地局の放送範囲に入ったとき、又は
、遠隔ユニットのパワーが最初にオンされたならば、遠隔ユニットは好ましい基
地局にその存在を通信する。典型的には、好ましい基地局は遠隔ユニットによっ
て測定された最も強いパイロット信号を有する基地局である。
【0021】 地理的に近い複数の隣接基地局とともにある好ましい基地局は、モニタする遠
隔ユニットのために、それらそれぞれのページングチャネルの中に1つ又は複数
のスロットを割り当てる。必要であるならば、基地局は、制御情報を遠隔ユニッ
トに送信するページングチャネルにおけるスロットを用いる。遠隔ユニットは、
基地局のスロットタイミングを、時間範囲で、整列する遠隔ユニットを許可する
好ましい基地局からのタイミング信号もモニタする。好ましい基地局のスロット
タイミングを時間範囲で整列することによって、遠隔ユニットは、ページングチ
ャネルスロット列がいつ始まるのかを決定することができる。このように、ペー
ジングチャネルスロット列がいつ始まるのかを知ることによって、スロットのそ
れぞれのページングチャネル列におけるスロットの合計数及びそれぞれのスロッ
トの期間をモニタするように、それにスロットが割り当てられ、遠隔ユニットは
その割当てスロットがいつ発生するのかを決定することができる。
【0022】 一般的に、基地局が、遠隔ユニットが割り当てられた組の中にはないスロット
におけるページングチャネルにおいて送信している間、遠隔ユニットは非動作状
態である。非動作状態の間、遠隔ユニットは、基地局によって送信されたタイミ
ング信号をモニタせず、内部クロック源で用いるスロットタイミングを維持する
。さらに、非動作状態の間、遠隔ユニットは、例えば、検索エンジンを含む無線
チャネルにおける変化を検出する基地局によって送信されたパイロット信号をモ
ニタする回路のような選択された回路構成からのパワーを除いてもよい。内部タ
イミングを用いることによって、遠隔ユニットは、割当てスロットの次の発生前
の時間の短い期間の動作状態に遷移する。
【0023】 動作状態に遷移するとき、遠隔ユニットは検索エンジンを含む無線チャネルを
モニタする回路構成にパワーを加える。検索エンジンは、好ましい基地局のパイ
ロット信号を再取得するため、及び、基地局の放送範囲の中での遠隔ユニットの
動き又は物体の動きによって発生した無線チャネルにおける変化を検出するため
に用いられる。パイロット信号を再取得することに対して付け加えると、遠隔ユ
ニットは、割当てスロットの始まりにおけるメッセージ受信の準備中に、他のど
の動作及び初期設定を実行してもよい。
【0024】 遠隔ユニットが動作状態に入るとき、遠隔ユニットは、ページングチャネルに
おける割当てスロットにおけるメッセージを受信してもよく、また、基地局から
の命令に対して応答してもよい。例えば、遠隔ユニットは、活動的な“トラフィ
ック”チャネルに、かかってきた電話に応じて、後に続く音声通信の案内をする
ための双方向通信回線を設立するように命令されてもよい。基地局からのメッセ
ージが何もない、又は、動作を維持するための遠隔ユニットを要求する命令が何
もないならば、割当てスロットの終わりで、遠隔ユニットは非動作状態に戻る。
さらに、基地局によって非動作状態にするように命令されたならば、遠隔ユニッ
トは直ちに非動作状態に戻る。
【0025】 割当てスロットの間、遠隔ユニットの検索エンジンは、隣接基地局のパイロッ
ト信号強度と同様にして好ましい基地局のパイロット信号強度を測定する。遠隔
ユニットがある基地局の放送範囲から別の隣接基地局の放送範囲に移動したなら
ば、遠隔ユニットは隣接基地局への“ハンドオフ”を必要とする。隣接基地局の
送信パイロット信号強度が好ましい基地局の送信パイロット信号強度よりも十分
強くなるときにハンドオフが発生する。ハンドオフが発生するときには、隣接基
地局が好ましい基地局として割り当てられる。ハンドオフに続く、次の動作状態
において、遠隔ユニットはメッセージ及び命令を受信する新たな好ましい基地局
のページングチャネルをモニタする。
【0026】 いつハンドオフが発生すべきなのかを決定するためのデータを供給するのに加
えると、好ましい基地局のパイロット信号の検索は、遠隔ユニットが、マルチパ
ス環境における変化を補償するための調整を作ることを許可する。例えば、マル
チパス信号インスタンスの1つが、使用できないポイントに弱まるならば、それ
に応じて、遠隔ユニットは復調要素を再割当てしてもよい。
【0027】 隣接している基地局の組と同様にして好ましい基地局の名目上のPNオフセッ
トを知ることによって、典型的には、コントローラはパイロット信号のマルチパ
ス信号インスタンスが発見されそうであるPNオフセットを特定する検索エンジ
ンに検索パラメータの組を渡す。検索の完了時に、検索エンジンは検索結果をコ
ントローラに渡す。コントローラは検索結果を分析し、次の検索のための検索パ
ラメータの組を選択する。新たな検索パラメータの選択に続いて、コントローラ
はパラメータを検索エンジンに渡し、検索処理が繰り返される。この処理は遠隔
ユニットがもう一度非動作アイドル状態に入るまで繰り返される。
【0028】 検索に利用できる限定された期間によって、全ての個々の基地局のパイロット
信号の検索を完了するのに要求される時間を減らすことが好ましい。個々の検索
に要求される時間を減らすことによって、与えられた期間内でより多くの検索が
実行されるだろう。検索された基地局の数を増加させることは、より強固な無線
通信システムを提供し、遠隔ユニットのマルチパス環境をモニタする能力及びい
つハンドオフを発生すべきなのかをより良く決定する能力を改善する。
【0029】 このため、基地局信号の検索を完了するのに要求される時間を減らす方法及び
装置のための技術の必要性が存在する。
【0030】 発明の要約 本発明は、遠隔ユニットが基地局の信号を検索されたPN空間の一部を動的に
調整するシステム及び方法を提供することによって、これら及びその他の必要性
に取り組む。遠隔ユニットは、第1の基地局によって送信された信号及び遠隔ユ
ニットによって受信された信号の特性に応じて検索されたPN空間の一部分のサ
イズを調整する。
【0031】 本発明の1つの態様では、第1の基地局によって送信された信号の強度が遠隔
ユニットにおいて測定される。典型的には、信号の強度の増加は遠隔ユニットが
地理的に基地局と近いことを示し、信号強度の減少は遠隔ユニットが地理的に基
地局から離れていることを示す。遠隔ユニットは基地局によって送信された信号
を受信し、信号の最も早く到着するマルチパスを地上のタイミングに同期させる
。全ての基地局は同期し、その結果、種々の基地局によって送信された信号の間
でのPNオフセット(例えば、遅れ)は、お互いに関して整列されたままとなる
。このように、遠隔ユニットが第1の基地局からの強い信号を受信したならば、
遠隔ユニットが地理的に基地局と近いことの高い確率が存在する。さらに、遠隔
ユニットタイミングは第1の基地局と同期しているので、第2の基地局からのエ
ネルギーが、第1の基地局からエネルギーが受信される時間よりも時間において
早く受信されることはほとんど起こらないであろう。このため、遠隔ユニットが
第1の基地局から強い信号を受信するならば、検索ウインドウと呼ばれ、第2の
基地局によって送信された信号を検索するのに用いられるPNオフセットの組は
、時間的に前方向に減少されるだろう。これに対して、遠隔ユニットが第1の基
地局から弱い信号を受信するならば、遠隔ユニットが地理的に基地局から離れて
いる高い可能性が存在し、第1の基地局から受信されるよりも時間的に近くで第
2の基地局からのエネルギーが受信されることの高い可能性が存在する。このよ
うに、時間的に前方向に増加された、より大きな検索ウインドウが、同様にして
選択されるだろう。
【0032】 別の態様では、受信された信号強度に応じて選択される検索ウインドウサイズ
は、検索の一部のために用いられてもよい。基地局によって選択され遠隔ユニッ
トと通信されるデフォルト検索ウインドウサイズは、残りの検索のために用いら
れてもよい。例えば、遠隔ユニットと通信される検索ウインドウサイズは特定の
基地局の5つの検索における4つの検索の間で用いられてもよい。遠隔ユニット
によって選択された、減少された検索ウインドウは5つの検索における残りの1
つの間に用いられてもよい。異なった検索ウインドウサイズを用いる検索の他の
組合せが遠隔ユニットによって実行されてもよいことが熟慮される。
【0033】 別の態様では、第1の基地局は好ましい基地局であり、第2の基地局は複数の
隣接基地局である。さらに、基地局によって送信された信号及び遠隔ユニットに
よって測定された信号はパイロット信号である。
【0034】 さらに別の態様では、第1の基地局と遠隔ユニットとの間の距離が、例えば、
全地球測位システム(GPS)や距離を決定するのに十分な情報を提供する他に
知られた測位システムに基づいて推定される。検索ウインドウサイズの選択にお
いて、遠隔ユニットはこの距離情報を用いてもよい。
【0035】 発明の詳細な説明 図4は、スロットモード通信システム中の遠隔ユニットの割当てスロットにお
ける、非動作状態から動作状態への遷移を図示した代表図である。上部41は時
間において左から右に流れる断続的なスロットの列を示す。2つの下部42は、
スロット5が割当てスロットであるスロットモード通信システムにおける遠隔ユ
ニットの動作状態と非動作状態との間の遷移の間に発生する事象を示している。
下部についての時間スケールは拡大されており、その結果、遷移をより詳細に図
示することができる。
【0036】 特に、図4の下部43は非動作状態40から動作状態42への遷移を示してい
る。動作状態42においては、遠隔ユニットは少なくともスロット5部の間の基
地局信号をモニタする。スロット5の開始前に、遠隔ユニットは遷移状態44を
介して非動作状態40から動作状態42に遷移する。上で述べたように、非動作
状態40においては、遠隔ユニットのパワー消費の減少及びバッテリ寿命の増加
のために、遠隔ユニットにおいて選択された回路構成にパワー供給がされなくな
る。例えば、非動作状態40の間では検索エンジンからパワーが除かれるだろう
【0037】 遷移状態44の間では、遠隔ユニットの選択された回路構成にパワーが再び加
えられる。例えば、検索エンジンにパワーが供給されない場合には、遷移状態4
4においてパワーが再び供給される。遷移状態44の期間は遠隔ユニットが回路
及び初期設定機能のパワーをオンすることを許可し、その結果、遠隔ユニットは
機能し、遷移状態44の終わりにおいて検索を実行することを許可する。
【0038】 遷移状態44に続いて、遠隔ユニットは動作状態42に入る。動作状態42は
、準備期間46と割当てスロット期間48との2つの部分で構成される。準備期
間46の間では、好ましい基地局のパイロット信号を再取得する最初の検索が実
行され、その結果、遠隔ユニットは割当てスロット期間48の間にページングチ
ャネルをモニタする準備がされる。割当てスロット期間48はスロット5の始ま
りから開始する。
【0039】 割当てスロット期間48の間、遠隔ユニットは好ましい基地局からのページン
グチャネルにおけるメッセージを受信する。名目上は、スロット5の完了時に割
当て期間48及び動作状態42は終了し、遠隔ユニットは非動作状態に入る。遠
隔ユニットのパワー消費をさらに減少させるために、基地局が遠隔ユニットにス
ロット5が完了する前に非動作状態に入るように命令してもよい。代わりに、基
地局がスロット5の間にメッセージの転送を完了することができないならば、遠
隔ユニットにスロット5が完了した後も割当てスロット期間48を維持するよう
に命令してもよい。その後、基地局は遠隔ユニットに非動作状態40に入るよう
に命令する。非動作状態40に入ったときに検索が終了し、そのときに、検索エ
ンジンからパワーを除くことができる。
【0040】 図5は、遠隔ユニット50の一部分を図示したブロック図である。受信器51
は無線回線信号を受信する。受信器51は無線回線信号の受信及びダウンコンバ
ートを供給し、また、他の復調器の機能と同様にしてCDMA環境における逆拡
散を供給する。受信器51はその出力におけるデジタル値の連続を供給する。
【0041】 IS−95のようなよく知られた無線回線プロトコルに従って、無線回線でデ
ータが送信される前に、データはブロックの連続の中に分割される。無線回線で
送信されたブロック順序が時間系列的でないようなブロックは、時間において再
整列される。このブロックを送信する方法はインターリーブと呼ばれ、ブロック
を再整列する処理はデインターリーブと呼ばれる。デインターリーバ52はデイ
ンターリーブ機能を実行する。デインターリーバ52は受信器51からのサンプ
ルを受信し、ブロックデータの連続を累算する。ブロックの組全体が受信された
とき、デインターリーバ52は時間系列的な順序でブロックを再整列し、それら
のブロックを復号器53に出力する。
【0042】 一実施例においては、復号器53は畳み込み復号器である。畳み込み復号器の
一つの共通の形態はビタビ復号器である。ビタビ復号器はデータのグループに基
づいて軟判定データを作る。復号器バッファが十分なデータを含むとき、データ
がメッセージ解析器54に渡される。メッセージ解析器54はメッセージ中のビ
ットの収集、全ての巡回冗長符号(CRC)や他の誤りチェック符号を計算し確
かめること、内部のフォーマットへのメッセージの変換、変換されたメッセージ
をバッファの中にコピーすること、及び、適切なプロトコル作業についての列へ
の変換されたメッセージの配置、のような機能を実行する。メッセージはフィー
ルド毎に評価される。一般に、復号器53及びメッセージ解析器54の処理はコ
ントローラ55によって制御される。
【0043】 コントローラ55は、例えば、RAMや特定用途向け集積回路(ASIC)の
一部分又は他の適切な電子記憶装置のような、メモリ内に格納された検索リスト
56とも通信する。さらに、コントローラ55は検索エンジン57に検索パラメ
ータを渡すために検索エンジン57と通信する。検索エンジン57は検索結果を
データ配列58に格納するためにデータ配列58と通信する。コントローラ55
はデータ配列58とも通信し、それによって、そこに格納された検索結果へのコ
ントローラ55のアクセスを供給する。一実施例においては、コントローラ55
はマイクロプロセッサである。他の実施例においては、コントローラ55は、A
SIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、離散論理、アナ
ログ回路構成、又は、他の制御回路構成であってもよい。別の実施例においては
、コントローラ55と検索エンジン57の両方が同じASIC上に製造されても
よい。さらに、検索リスト56及びデータ配列58が同じ又は異なるASICに
含まれてもよい。他の実施例においては、遠隔ユニット50内のハードウェアの
構成は、ファームウェアを介して制御されてもよく、新たなファームウェアをダ
ウンロードすることによって遠隔ユニットのフィールドをアップグレードするこ
とを許可してもよい。
【0044】 一般に、遠隔ユニット50の動作は、コントローラ55において実行されるハ
ードウェア及びソフトウェアの構成によって制御される。ハードウェア構成はフ
ァームウェア、ソフトウェア、個別なデバイスの配線、又は上記のいずれかの組
合せ、によって設立されてもよい。
【0045】 遠隔ユニット50が始めにパワーオンされたとき、検索リストの中には何の登
録もない。遠隔ユニット50は、パイロット信号強度を評価するために、上で参
照されたFAST ACQUISITION OF A PILOT SIGN
AL IN A WIRELESS COMMUNICATION DEVIC
Eと題された米国特許出願番号09/540,128(代理人番号PA9902
53)で開示された技術や、他のよく知られた技術に従って検索を実行する。検
索の完了時に、検索結果がデータ配列58に格納される。
【0046】 よく知られた技術に従って、遠隔ユニットが好ましい基地局信号を再取得した
後、基地局は、IS−95に従って隣接基地局についての名目上のPNオフセッ
トを遠隔ユニット50に送信する。これらのオフセットを用いる遠隔ユニット5
0は、隣接基地局のパイロット信号を検索し、それらのパイロット信号の強度を
測定する。コントローラ55は隣接基地局の識別、測定されたパイロット信号強
度、及び測定時間を備える検索リスト56を作る。遠隔ユニット50によって続
いて起こる検索の間、検索リスト56における登録は更新される。このように、
検索リスト56は最近に測定された隣接基地局のパイロット信号強度及びその測
定がいつ行われたのかの表示を含む。
【0047】 一実施例においては、図4で叙述した割当てスロット期間48に入った後のみ
、遠隔ユニット50は隣接基地局からのパイロット信号の一般的な検索を開始す
る。別の実施例においては、遠隔ユニットがまだ準備期間46である間に隣接基
地局からのパイロット信号の一般的な検索を開始し、直ちに、好ましい基地局に
よる再取得及び整列に続く。一般的な検索の間、遠隔ユニットは好ましい基地局
のパイロット信号強度を測定し続けることができる。
【0048】 図6は2つの基地局の放送範囲、及び、基地局によって送信されたいくつかの
信号と遠隔ユニットによって受信されたいくつかの信号の、基地局と遠隔ユニッ
トとの位置に関する特性を図示する図である。第1の基地局60は円領域62に
よって示された初期放送範囲を有する。第2の基地局64は円領域66によって
示された初期放送範囲を有する。実際のシステムにおける基地局の初期放送範囲
は典型的に円ではなく、むしろ、基地局の周りの物理的な環境により、その形状
は不規則である。しかしながら、円幾何学は本発明の種々の態様を論じるのに都
合がよい。
【0049】 図6に図示されているように、2つの基地局60及び64の初期放送範囲は共
通領域68において重なっている。共通領域68を介して遷移するときに、第1
の基地局60に対する初期放送範囲から第2の基地局64に対する初期放送範囲
に遷移する遠隔ユニットはハンドオフを実行する。
【0050】 第1の位置70における遠隔ユニットは第1の基地局60に対する初期放送範
囲の中に存在する。このため、遠隔ユニットは基地局60をその好ましい基地局
に割り当てる。基地局60から第1の位置70にある遠隔ユニットに送信された
信号によって伝えられた最小距離は、距離D1によって示される。第1の位置7
0における遠隔ユニットもまた第2の基地局64からの信号を受信する。第2の
基地局64から第1の位置70にある遠隔ユニットに送信された信号によって伝
えられた最小距離は、距離D2によって示される。遠隔ユニットが第2の位置7
6に移動するならば、遠隔ユニットは好ましい基地局60により近づき、第2の
基地局64からより離れるだろう。第2の位置76における遠隔ユニットを含み
、好ましい基地局60から遠隔ユニットに送信された信号によって伝えられた最
小距離は、距離D1よりも短い距離D3によって示される。第2の基地局64か
ら位置76にある遠隔ユニットに送信された信号の距離は、距離D4によって示
される。
【0051】 一般に、遠隔ユニットは、上で述べたような地上環境の性質である複数のパス
による基地局からの種々の信号を受信する。遠隔ユニットは最小距離よりも長い
パスを伝わった信号を受信しても、遠隔ユニットは最小距離よりも短い距離を伝
わった信号は決して受信しない。
【0052】 図7は2つの基地局60、64から受信された、図6において図示したような
遠隔ユニットに到着する信号を図示したグラフである。横軸は、2つの基地局か
らの信号の到着時間におけるPNオフセット又は遅れを、PNチップ単位で示す
。縦軸は、受信されたパワーをデシベル(dB)で示す。好ましい基地局60の
実際のパイロット信号送信時間は、PNオフセット102である。遠隔ユニット
が第1の位置70に存在するとき、PNオフセット106において、好ましい基
地局60からの送信信号を受信する。PNオフセット106は遅れ108によっ
て、実際の基地局オフセット102から遅らされる。第1のマルチパスインスタ
ンスの遅れ108の最小値は、信号が好ましい基地局から第1の位置70にある
遠隔ユニットに伝わらなければならない距離D1によって決定される。
【0053】 遠隔ユニットが第2の位置76に移動するとき、PNオフセット110におい
て、好ましい基地局60からの送信信号を受信する。PNオフセット110は遅
れ112によって、実際の基地局オフセット102から遅らされる。遅れ112
の最小値は信号が好ましい基地局から第2の位置76にある遠隔ユニットに伝わ
らなければならない距離D3によって決定される。
【0054】 一般に、信号は、信号が増加して伝わる距離としてより大きな程度を減らされ
る。この増加された減衰は、図7に図示される。図7に図示されたように、一般
に、好ましい基地局と遠隔ユニットとの間の距離が減少するにつれて、遠隔ユニ
ットによって受信された信号は振幅において増加し、基地局の実際の送信時間か
ら、遅れにおいて減少する。
【0055】 遠隔ユニットは、実際には、遅れ108及び遅れ112の値を決定することが
できない。しかしながら、受信信号の振幅に基づいて、遠隔ユニットは、遅れが
いつ、かなり短くなったのかを推定することができる。本発明の一実施例の動作
は、このような推定に基づいている。
【0056】 図7において、第2の基地局64の実際のパイロット信号送信時間はPNオフ
セット118である。基地局は互いに同期しているので、好ましい基地局と第2
の基地局との間のPNオフセットは、固定されたPNオフセット120によって
図示されたPNオフセットによって示される定数である。このように、第2の基
地局は、常に、第1の基地局によって送信された信号からの一定のPNオフセッ
ト120によって遅らされたパイロット信号を送信する。
【0057】 遠隔ユニットは、名目上のPNオフセット120を用いる好ましい基地局パイ
ロット信号の到着時間に関する隣接基地局パイロット信号の、名目上で相対的な
PNオフセットを推定する。好ましい基地局60の到着時間が実際の送信時間か
ら遅らされるのと同じ量によって、第2の基地局64のパイロット信号の推定到
着時間は実際の送信時間から遅らされる。図7に図示されたように、遠隔ユニッ
トが第1の位置70に存在するとき、好ましい基地局60のパイロット信号は、
PNオフセット102において、実際の送信時間から時間において遅らされたP
Nオフセット106に到着する。このように、遠隔ユニットは、好ましい基地局
のパイロット信号到着後に、120によって示される名目上のPNオフセットに
おいて発生するための第2の基地局64からのパイロット信号の到着を推定する
。この処理は、結果として、PNオフセット122において発生するための第2
の基地局のパイロット信号の到着時間を遠隔ユニットにおいて推定する。推定到
着PNオフセット122は、PNオフセット108の遅れによって実際のパイロ
ット信号送信PNオフセット118から時間において遅らされる。
【0058】 遠隔ユニットが第2の位置76に移動するとき、遠隔ユニットでの好ましい基
地局の実際のパイロット信号到着時間はPNオフセット110である。遠隔ユニ
ットは、好ましい基地局が検出されるPNオフセット110に関する第2の基地
局からのパイロット信号の到着時間をもう一度推定する。この処理は、結果とし
て、PNオフセット124で発生するための第2の基地局64のパイロット信号
の到着時間を遠隔ユニットにおいて推定する。推定到着PNオフセット124は
、PNオフセット112の遅れによって実際のパイロット信号送信PNオフセッ
ト118から時間において遅らされる。
【0059】 遠隔ユニットが地理的に好ましい基地局と近いとき、好ましい基地局のパイロ
ット信号は、図7のPNオフセット110において受信されたパワーとPNオフ
セット106において受信されたパワーとを比較することによって図示されたよ
うに、一般的に、信号が伝わる比較的短い距離による、より少ない減衰を条件と
している。さらに、遠隔ユニットで受信される前に、パイロット信号はより少な
い遅れを経験する。この遅れの減少によって、好ましい基地局がそのパイロット
信号を送信する実際の時間とパイロット信号が遠隔ユニットに到着する時間との
間の時間相違もまた、かなり小さくなる。
【0060】 上で述べたように、典型的に、第2の基地局のパイロット信号は、正確には推
定時間に到着しない。パイロット信号が伝わる距離及びマルチパス環境によって
、パイロット信号が推定時間よりも早く到着するかもしれないし、又は、推定時
間よりも遅く到着するかもしれない。しかしながら、遠隔ユニットに到着するこ
とができる最も早い第2の基地局のパイロット信号は、第2の基地局が実際にパ
イロット信号を送信する時間、すなわち、PNオフセット118の時間である。
隣接基地局のパイロット信号は、実際の送信時間の前に到着することがとてもで
きないので、推定到着時間と実際の送信時間との間の遅れが小さいならば、検索
ウインドウのサイズ、PNオフセットの組が、PNオフセット118よりも時間
において早いPNオフセットを除くことを制限されることができる。
【0061】 検索ウインドウサイズを制限する能力は、図7に図示されたように、上で議論
された遠隔ユニットの2つの位置に対する第2の基地局のパイロット信号の推定
到着時間の比較によって図示される。上で議論したように、遠隔ユニットが第1
の位置70に存在するとき、パイロット信号の推定到着時間はPNオフセット1
22である。遠隔ユニットが第2の位置76に移動するとき、第2の基地局は好
ましい基地局により近くなり、第2の基地局のパイロット信号の推定到着時間は
、PNオフセット124である。2つの推定到着時間の比較は、PNオフセット
124が、PNオフセット122よりもよい実際の送信オフセット118の推定
であることを示している。それぞれの場合において、第2の基地局のパイロット
信号が遠隔ユニットに到着することができる最も早いPNオフセットは、実際の
送信時間、PNオフセット118である。
【0062】 しかしながら、その他の要因が、例えば、雑音や干渉のように、好ましい基地
局の受信パイロット信号強度に影響することがあるので、検索ウインドウサイズ
を減少させる能力が制限されてもよい。このように、一実施例においては、受信
パイロット信号強度に基づいて選択された検索ウインドウサイズが、検索の一部
のために用いられてもよい。基地局によって選択され、遠隔ユニットと通信され
たデフォルト検索ウインドウサイズは、残りの検索のために用いられる。例えば
、遠隔ユニットと通信された検索ウインドウサイズは、特定の基地局における5
つの検索における4つの検索の間で用いられてもよい。遠隔ユニットによって選
択された、減少されたウインドウサイズは、5つの検索における残りの1つの間
で用いられてもよい。さらに、異なる検索ウインドウサイズを用いる検索の他の
組合せが、遠隔ユニットによって実行されてもよい。
【0063】 図8は、第2の基地局のパイロット信号の実際の送信時間(PNオフセット1
18)付近における、図7の領域のPNオフセットの拡大図である。遠隔ユニッ
トにおける典型的な検索ウインドウは推定到着PNオフセットを中心として12
1チップの広がりがある。このウインドウサイズは結果として、パイロット信号
の推定到着オフセットよりも前60チップと推定到着オフセットよりも後60チ
ップの検索を行う。推定PNオフセット124を中心として121チップの広が
りがある検索ウインドウは、検索ウインドウ144によって図示される。図8に
示すように、検索ウインドウ144の一部分が、PNオフセット118における
第2の基地局のパイロット信号の実際の送信の前に発生してもよい。第2の基地
局のパイロット信号はそれが送信される前に受信されないので、PNオフセット
118における第2の基地局のパイロット信号の実際の送信の前に発生する検索
ウインドウ144の領域148は検索されることを必要としない。検索ウインド
ウ144の領域152のみを検索することは、検索ウインドウ144全体を検索
するときと同じ検索結果を得る。このため、遠隔ユニットは、少なくとも領域1
48の一部分を除くための検索ウインドウを制限してもよい。遠隔ユニットが、
遅れ108及び112を正確に予想することができないときには、遠隔ユニット
は、実際に、領域148の正確なサイズを予想することができない。しかしなが
ら、遠隔ユニットは、例えば、好ましい基地局から受信された信号の振幅に基づ
いて、領域148のサイズを予想することができる。
【0064】 好ましい基地局から受信された信号の振幅は、距離よりも、例えば、雑音や干
渉のような他の要因による影響をうけるが、それは、遠隔ユニットと好ましい基
地局との間の距離を示すことができるだろう。信号強度の振幅における変化を引
き起こす、距離の他の要因は、制限された検索ウインドウを用いて実行されるた
めの全ての検索を許可しないだろう。しかしながら、上で述べたように、検索の
一部は制限された検索ウインドウを用いることができ、今までどおりの検索結果
を達成できるだろう。
【0065】 上で議論したように、基地局からの信号の送信と遠隔ユニットによる信号の受
信との間の遅れが減少するときに、検索ウインドウのサイズは制限されてもよい
。検索ウインドウをサイズにおいて減少させることができるかどうかを決定すれ
ば、遠隔ユニットが好ましい基地局60から受信されたパイロット信号の強度を
評価することができる。図7に図示されたように、遠隔ユニットが第2の位置7
6に存在するとき、好ましい基地局60により近くなり、受信パイロット信号の
強度は第1の位置70で受信された信号強度と比較して増加する。上で議論した
ように、パイロット信号がより短い距離を伝わるので、信号強度における増加は
パイロット信号の減衰の減少によるものである。そのため、より強いパイロット
信号が、遠隔ユニットがより好ましい基地局に近づいていることの表示であるこ
とが推定されるだろう。実際の送信時間と好ましい基地局の到着時間との間のよ
り小さい相異は、第2の基地局の実際の送信時間により近い第2の基地局からの
パイロット信号の推定到着時間を生ずる。したがって、検索ウインドウはサイズ
において減少されるだろう。
【0066】 上で議論したように、第1の基地局によるパイロット信号又は他の信号の送信
と遠隔ユニットによる信号の受信との間の遅れが変化するときに、第2の基地局
からの信号を検索されたPN空間の一部分(検索ウインドウ)が調整されるだろ
う。例えば、遅れが減少するときには、遠隔ユニットが第2の基地局による信号
の送信時間をより正確に予想することができるので、検索ウインドウサイズが減
少されてもよい。それに対して、遅れが増加するときには、第2の基地局による
信号の送信時間を予測する正確さにおいて、増加された不正確さが存在するので
、それに応じて、検索ウインドウサイズは増加される。
【0067】 一般に、第1の基地局による送信と遠隔ユニットによる受信との間の遅れにお
ける減少は、第1の基地局と遠隔ユニットとの間の距離における減少に相当する
。一実施例においては、第1の基地局は好ましい基地局であり、第2の基地局は
複数の隣接基地局である。好ましい基地局と遠隔ユニットとの間の距離は、遠隔
ユニットによって受信された信号の強度に基づいて推定される。他の実施例にお
いては、好ましい基地局と遠隔ユニットとの間の距離が、例えば、全地球測位シ
ステム(GPS)や距離を決定するのに十分な情報を与える他の知られた測位シ
ステムに基づいて推定されてもよい。
【0068】 一実施例においては、検索ウインドウは2つのサイズの中の1つである。1つ
の検索ウインドウは、第2の基地局64のパイロット信号の推定到着オフセット
を中心とする。好ましい基地局60の受信パイロット信号強度がしきい値を上回
っているならば、より小さいPNオフセット範囲を特定する第2の検索ウインド
ウが遠隔ユニットによって用いられる。第2の検索ウインドウはパイロット信号
の推定到着時間を中心としておらず、むしろ、偏っている。その結果、オフセッ
トのより大きな範囲が、推定到着時間よりも後の到着オフセットに対応して検索
される。例えば、第1の検索ウインドウは、期間において121チップであり、
推定到着オフセットが検索されるよりも60チップ前で推定到着オフセットが検
索されるよりも60チップ後を中心とされてもよい。第2の検索ウインドウ14
4は、期間において81チップであり、推定PNオフセットが検索されるよりも
20チップ前で名目上のPNオフセットが検索されるよりも60チップ後を中心
とされてもよい。上の例における検索ウインドウのサイズ及び偏りは、単なる例
である。検索ウインドウサイズの他のサイズの使用が本発明の精神を離れないこ
とは、当業者における通常の技術の1つでも明らかである。一般に、検索ウイン
ドウサイズ及び検索ウインドウの偏りは、遠隔ユニットが好ましい基地局との位
置関係をどのように正確に決定するのかに対応して変化させることができる。
【0069】 別の実施例においては、しきい値の連続及び対応する検索ウインドウが存在す
る。好ましい基地局のパイロット信号の信号強度が、しきい値の連続のそれぞれ
を上回っているときには、それに応じて、より限定された検索ウインドウが用い
られる。パイロット信号強度が減少するときには、1つかそれよりも多いしきい
値の連続が下がり、それに応じて、拡大された検索ウインドウが選択される。パ
イロット信号強度が最小のしきい値未満に下がるときには、推定到着時間に集中
されたデフォルト検索ウインドウが選択される。デフォルト検索ウインドウサイ
ズは基地局によって選択されてもよいし、遠隔ユニットと通信されてもよい。
【0070】 さらに、別の実施例においては、検索ウインドウサイズは、好ましい基地局の
受信パイロット信号強度が上のしきい値と下のしきい値との間で変化するときに
連続的又は変化しやすく調整される。例えば、好ましい基地局のパイロット信号
強度が増加してパイロット信号強度が上のしきい値を上回っているときには、信
号強度の増加が続いているときでさえ、最小の検索ウインドウサイズが選択され
る。パイロット信号強度が下のしきい値よりも下がるならば、信号強度の減少が
続いているときでさえ、最大の検索ウインドウサイズが選択される。これら2つ
のしきい値の間で、好ましい基地局のパイロット信号強度とは逆に変化される。
【0071】 別の実施例では、受信信号強度に対して選択された検索ウインドウサイズは、
検索の一部のために用いられてもよい。基地局によって選択され、遠隔ユニット
と通信されるデフォルト検索ウインドウサイズは、残りの検索のために用いられ
てもよい。例えば、遠隔ユニットと通信される検索ウインドウサイズは、特定の
基地局の5つの検索における4つの間で用いられてもよい。遠隔ユニットによっ
て選択され、減少された検索ウインドウは、5つの検索における残りの1つの間
に用いられてもよい。異なる検索ウインドウサイズを用いる検索の他の組合せが
遠隔ユニットによって実行されてもよいことが熟慮される。
【0072】 図9は、好ましい基地局のパイロット信号の受信信号強度に関する検索ウイン
ドウサイズを調整する本発明の一実施例を図示したフローチャートである。図9
において示された処理は、例えば、コントローラで動作する、ソフトウェアやフ
ァームウェアの制御の下で、図5で叙述した遠隔ユニットにおいて実行されても
よい。フローはブロック200において開始する。その後、フローはブロック2
20に続く。ブロック220において、遠隔ユニットは動作状態に入る。非動作
状態と動作状態との遷移の間に、遠隔ユニットは例えば、検索エンジンのような
選択された回路にパワーを供給する。その後、フローはブロック230に続く。
ブロック230において、遠隔ユニットは検索を実行する。好ましい基地局のパ
イロット信号の信号強度を再取得し測定する検索を実行する。その後、フローは
ブロック235に続き、遠隔ユニットは、隣接基地局に対応する名目上のPNオ
フセット情報及び好ましい基地局からのデフォルト検索ウインドウサイズを受信
する。フローはブロック240に続く。
【0073】 ブロック240において、好ましい信号基地局のパイロット信号レベルがしき
い値を上回っているかどうかを決定するために検査される。パイロット信号レベ
ルがしきい値を上回っていないならば、フローはブロック250に続く。ブロッ
ク250において、検索ウインドウサイズが第1のサイズに設定される。その後
、フローはブロック270に続く。ブロック240に戻って、パイロット信号強
度がしきい値レベルを上回っているならば、フローはブロック260に続く。ブ
ロック260において、検索ウインドウのサイズが好ましい基地局のパイロット
信号強度に関して調整される。上で述べたように、一実施例においては、検索ウ
インドウサイズは、パイロット信号がしきい値を上回っているかどうかに依存す
る2つのサイズの中の1つから選択される。このように、図9における、ブロッ
ク260においては、検索ウインドウサイズが選択される。別の実施例において
は、検索ウインドウサイズは、パイロット信号強度が増加及び減少するとき、そ
れぞれ、サイズにおいて増加及び減少する検索ウインドウの組から選択される。
さらに別の実施例においては、検索ウインドウがパイロット信号強度に応じて連
続的に調整される。検索ウインドウサイズの調整の後、フローはブロック270
に続く。
【0074】 ブロック270において、検索ウインドウを利用する隣接基地局パイロット信
号のための検索が実行される。基地局を検索するのに用いられる検索ウインドウ
は、基地局によって選択された検索ウインドウ及び遠隔ユニットと通信される検
索ウインドウであってもよいし、又は、ブロック250又は260のいずれかに
おいて決定されたサイズであってもよい。さらに、ブロック250又は260の
いずれかにおいて選択された検索ウインドウサイズは、検索の一部のために用い
られてもよい。例えば、遠隔ユニットと通信される検索ウインドウサイズは、特
定の基地局の5つの検索における4つの検索の間で用いられてもよい。遠隔ユニ
ットによって選択された、減少された検索ウインドウは、5つの検索における残
りの1つの間に用いられてもよい。異なる検索ウインドウサイズを用いる検索の
他の組合せが遠隔ユニットによって実行されてもよい。
【0075】 ブロック270における検索は、遠隔ユニットが好ましい基地局によって非動
作状態に入るように命令されるか、又は、割当てスロットの終わりが発生するま
で続ける。その後、フローはブロック280に続く。ブロック280において、
遠隔ユニットは非動作状態に入る。遠隔ユニットは、フローがブロック220に
続くときの、次の動作状態が発生するまで、非動作状態のままである。
【0076】 議論された実施例は本発明を、無線通信システムにおける好ましい基地局のパ
イロット信号と関連して用いられるように述べているが、開示された技術が、互
いに同期する複数のソースをモニタする全てのシステムにも適用できることが当
業者における通常の技術の1つでも容易に分かるであろう。この技術は、例えば
、低軌道衛星のような複数のソースから送信されたデータ信号やインターネット
のやりとりで用いられてもよい。
【0077】 検索の処理、復調要素の割当て、及び検索エンジンに関するより多くの情報は
、 (1) METHOD AND APPARATUS FOR PERFOR
MING SERACH ACQUISITION IN A CDMA CO
MMUNICATIONS SYSTEMと題された米国特許番号5,644,
591 (2) METHOD AND APPARATUS FOR PERFOR
MING SERACH ACQUISITION IN A CDMA CO
MMUNICATIONS SYSTEMと題された米国特許番号5,805,
648 (3) METHOD OF SEACHING FOR A BURSTY
SIGNALと題された米国特許番号5,867,527及び5,710,7
68 (4) MOBILE DEMODULATOR ARCHITECTURE
FOR A SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACCE
SS COMMUNICATION SYSTEMと題された米国特許番号5,
764,687 (5) PILOT SIGNAL SEARCHING TEQNIQUE
FOR A CELLULAR COMMUNICATIONS SYSTE
Mと題された米国特許番号5,577,022 (6) CELL SITE DEMODULATION ARCHITEC
TURE FOR A SPREAD SPECTRUM MULTIPLE
ACCESS COMMUNICATION SYSTEMSと題された米国特
許番号5,654,979 (7) MULTI CHANNEL DEMODULATORと題され、1
997年の12月9日にファイルされた出願番号08/987,172、及び (8) PROGRAMMABLE MATCHED FILTER SEA
RCHERと題され、1999年の3月31日にファイルされた出願番号09/
283,010 において見出される。
【0078】 これらのそれぞれはこれについての出願人に譲渡され、参照によって完全に組み
込まれている。
【0079】 上述の記載は、本発明のいくらかの実施例を詳しく述べている。しかしながら
、詳細に述べられた上述の記載がどのように表現されるかは問題ではなく、本発
明はその精神又は本質的な特性から離れることがなければ他の具体的な形態にお
いて表現されてもよいことに気づくだろう。述べられた実施例は、例示された発
明、制限されない発明、及び発明の範囲が、上述の記載よりもむしろ添付された
クレームによってのみ示されるように、全ての点で考えることができる。クレー
ムと同等の手段及びクレームと同等の範囲に入る全ての変化はこれらの範囲の中
に含めることができる。
【図面の簡単な説明】
本発明の特徴、目的、利点は、図面を参照した以下の詳細な記載からより明ら
かになるであろう。図面においては同一の参照文字は明細書のすべてにわたって
対応して識別される。
【図1】 図1は典型的な現代の無線通信システムを示す代表図である。
【図2】 図2は単一の基地局から遠隔ユニットに到着するパイロット信号の複数の信号
インスタンスの組の例を示すグラフである。
【図3】 図3は複数の基地局から遠隔ユニットに到着するパイロット信号の複数の信号
インスタンスの組の例を示すグラフである。
【図4】 図4はスロットモード通信システム中の遠隔ユニットの割当てスロットにおけ
る、非動作状態から動作状態への遷移を図示した代表図である。
【図5】 図5は遠隔ユニットの実施例のブロック図である。
【図6】 図6は2つの基地局の基地局の放送範囲及び遠隔ユニットを図示した代表図で
ある。
【図7】 図7は図6に図示された2つの基地局から遠隔ユニットに到着するパイロット
信号の例を示すグラフである。
【図8】 図8は遠隔ユニットによって受信されたときの第2の基地局のパイロット信号
の拡大図を示すグラフである。
【図9】 図9は隣接基地局の検索ウインドウのサイジングを図示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
51 受信器 52 デインターリーバ 53 復号器 54 メッセージ解析器 55 コントローラ 56 検索リスト 57 検索エンジン 58 データ配列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5K022 EE02 EE14 EE32 5K067 AA02 BB04 BB21 CC10 DD25 EE02 EE10 EE12 HH22 HH24

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔ユニットが複数の基地局をモニタし、上記複数の基地局
    は互いにPNオフセットにおいて固定された信号を送信する通信システムにおけ
    る遠隔ユニットによって用いられる一組のPNオフセットを選択する方法であっ
    て、上記方法は、 選択された基地局からの信号の送信と遠隔ユニットによる上記信号の受信との
    間の遅れを決定することと、 上記遅れに従って、他の選択されていない基地局によって送信された信号を検
    索するのに用いられるPNオフセットの一組を選択することと、 を具備する方法。
  2. 【請求項2】 請求の範囲第1項に記載の方法において、上記遅れを決定す
    ることは、 上記選択された基地局からの上記信号の強度を測定することと、 上記測定された信号強度に従って上記遅れを推定することと、 を具備する請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求の範囲第1項に記載の方法において、上記遅れを決定す
    ることは、 上記選択された基地局と上記遠隔ユニットとの間の距離を決定することと、 上記測定された距離に従って上記遅れを推定することと、 を具備する請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求の範囲第1項に記載の方法において、他の選択されてい
    ない基地局によって送信された信号を検索するのに用いられる上記PNオフセッ
    トの一組を選択することは、 上記遅れが減少する場合に上記PNオフセットの一組のサイズを減少させるこ
    とと、 上記遅れが増加する場合に上記PNオフセットの一組のサイズを増加させるこ
    とと、 を具備する請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求の範囲第1項に記載の方法において、他の選択されてい
    ない基地局によって送信された信号を検索するのに用いられる上記PNオフセッ
    トの一組を選択することは、 上記選択された基地局からのPNオフセットのデフォルトの一組を受信するこ
    とと、 検索の一部が上記PNオフセットのデフォルトの一組によって実行され、残り
    の検索が上記選択されたPNオフセットの一組によって実行される上記複数の基
    地局を検索することと、 を具備する請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 遠隔ユニットが複数の基地局をモニタし、上記複数の基地局
    は互いに、時間において固定された信号を送信する通信システムにおける遠隔ユ
    ニットによって用いられる検索ウインドウサイズを調整する方法であって、上記
    方法は、 選択された基地局からの信号の送信と遠隔ユニットによる上記信号の受信との
    間の遅れを決定することと、 上記遅れに従って、他の選択されていない基地局によって送信された信号を検
    索するための上記遠隔ユニットによって用いられる検索ウインドウのサイズを選
    択することと、 を具備する方法。
  7. 【請求項7】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記遅れを決定す
    ることは、 上記選択された基地局の信号強度を測定することと、 上記測定された信号強度に従って上記遅れを推定することと、 を具備する請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記遅れを決定す
    ることは、 上記選択された基地局と上記遠隔ユニットとの間の距離を決定することと、 上記測定された距離に従って上記遅れを推定することと、 を具備する請求の範囲第6項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求の範囲第6項に記載の方法において、他の選択されてい
    ない基地局によって送信された信号を検索するのに用いられる検索ウインドウの
    サイズを選択することは、 上記遅れが減少する場合に上記検索ウインドウのサイズを減少させることと、 上記遅れが増加する場合に上記検索ウインドウのサイズを増加させることと、 を具備する請求の範囲第6項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記検索ウイン
    ドウサイズは、上記選択されていない基地局の予想到着時間から、時間において
    前の検索ウインドウサイズを制限するように選択される請求の範囲第6項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記信号はパイ
    ロット信号である請求の範囲第6項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記選択された
    基地局は、好ましい基地局である請求の範囲第6項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求の範囲第6項に記載の方法において、上記選択されて
    いない基地局は、隣接基地局である請求の範囲第6項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 隣接基地局とは異なる時間オフセットにおいてPN符号化
    信号を送信するように構成された複数の基地局、及び、上記基地局によって送信
    された上記PN符号化信号を受信するように構成された少なくとも1つの遠隔ユ
    ニットを含むスロットモードの無線通信システムにおける遠隔ユニットによって
    用いられる検索ウインドウサイズを選択する方法であって、上記方法は、 好ましい基地局によって送信された上記PN符号化信号の強度を測定すること
    と、 上記PN符号化信号の上記強度に応じた検索ウインドウを選択することと、 隣接基地局によって送信されたPN符号化信号を見つけるために上記検索ウイ
    ンドウを検索することと、 を具備する方法。
  15. 【請求項15】 請求の範囲第14項に記載の方法において、上記検索ウイ
    ンドウサイズは、上記隣接基地局の予想到着時間から、時間において前の検索ウ
    インドウサイズを調整するように選択される請求の範囲第14項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求の範囲第14項に記載の方法において、上記好ましい
    基地局によって送信された上記PN符号化信号の上記強度がしきい値を下回って
    いるならば第1の検索ウインドウが選択され、上記好ましい基地局によって送信
    された上記PN符号化信号の上記強度が上記しきい値と等しいか上回っているな
    らば第2の検索ウインドウが選択される請求の範囲第14項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 請求の範囲第14項に記載の方法において、複数のしきい
    値が存在し、上記検索ウインドウサイズは上記好ましい基地局によって送信され
    た上記PN符号化信号の上記強度が1つのしきい値を横切るたびに変化される請
    求の範囲第14項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求の範囲第14項に記載の方法において、上記検索ウイ
    ンドウサイズは、複数の隣接基地局を検索するために用いられる請求の範囲第1
    4項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 隣接基地局とは異なる時間オフセットにおいてPN符号化
    信号を送信するように構成された複数の基地局、及び、上記基地局によって送信
    された上記PN符号化信号を受信するように構成された少なくとも1つの遠隔ユ
    ニットを含むスロットモードの無線通信システムにおける遠隔ユニットは、 好ましい基地局によって送信された上記PN符号化信号の強度を測定するため
    の手段と、 上記PN符号化信号の上記強度に応じた検索ウインドウを選択するための手段
    と、 隣接基地局によって送信されたPN符号化信号を見つけるために上記検索ウイ
    ンドウを検索するための手段と、 を具備する遠隔ユニット。
  20. 【請求項20】 請求の範囲第19項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    好ましい基地局によって送信された上記PN符号化信号の上記強度がしきい値を
    下回っているならば第1の検索ウインドウが選択され、上記好ましい基地局によ
    って送信された上記PN符号化信号の上記強度が上記しきい値と等しいか上回っ
    ているならば第2の検索ウインドウが選択される請求の範囲第19項に記載の遠
    隔ユニット。
  21. 【請求項21】 請求の範囲第19項に記載の遠隔ユニットにおいて、複数
    のしきい値が存在し、上記検索ウインドウサイズは上記好ましい基地局によって
    送信された上記PN符号化信号の上記強度が1つのしきい値を横切るたびに変化
    される請求の範囲第19項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求の範囲第19項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    選択された検索ウインドウサイズは、複数の隣接基地局を検索するために用いら
    れる請求の範囲第14項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 請求の範囲第19項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    PNオフセットの一組は、参照時間から参照時間よりも時間において60チップ
    後までよりも時間において20チップ前であるように選択される請求の範囲第1
    9項に記載の遠隔ユニット。
  24. 【請求項24】 無線通信システムで使用するための遠隔ユニットは、 受信信号の信号強度を決定し、基地局によって送信された信号の検索を実行す
    るように構成された検索エンジンと、 選択された検索パラメータを上記検索エンジンに渡し、 検索結果を受信し、 上記決定された上記受信信号の信号強度を評価し、 基地局によって送信された信号を検索されるようにPNオフセットの一組を
    選択する、 ように構成された、上記検索エンジンと通信するコントローラと、 を具備する遠隔ユニット。
  25. 【請求項25】 請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    コントローラは、上記PNオフセットの一組が上記決定された信号強度に応じて
    選択されるようにさらに構成された請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニット。
  26. 【請求項26】 請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    コントローラは、上記決定された信号強度がしきい値レベルを下回っているなら
    ば上記PNオフセットの上記一組の第1のサイズが選択され、上記選択された信
    号強度が上記しきい値レベルと等しいか上回っているならば、上記PNオフセッ
    トの上記一組の第2のサイズが選択されるようにさらに構成された請求の範囲第
    24項に記載の遠隔ユニット。
  27. 【請求項27】 請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニットにおいて、上記
    コントローラは、複数のしきい値が存在し、上記検索ウインドウサイズは上記好
    ましい基地局によって送信された上記PN符号化信号の上記強度がしきい値の1
    つを横切るたびに変化されるように構成された請求の範囲第24項に記載の遠隔
    ユニット。
  28. 【請求項28】 請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニットは、 上記好ましい基地局によって上記遠隔ユニットと通信されたPNオフセットの
    デフォルトの組を具備しており、 上記コントローラは、基地局によって送信された信号のいくつかの検索のため
    のPNオフセットのデフォルトの組と、基地局によって送信された信号の他の検
    索のために上記決定された信号強度に応じて選択された上記PNオフセットの一
    組とを渡す請求の範囲第24項に記載の遠隔ユニット。
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