JP4897178B2 - 信号強度に基づく集積期間の動的調整 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに関する。とくに本発明は、無線通信システムの遠隔ユニットにおける、集積期間(integration interval)の動的な調整に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムは、複数の遠隔ユニットおよび複数の基地局を含むかも知れない。図1は、3個の遠隔ユニット10A、10B、および10C、および2個の基地局12を備えた地上無線通信システムの実施例を示している。図1においては、3個の遠隔ユニットは、自動車10Aに設置された移動電話ユニット、遠隔のポータブルコンピュータ10B、および無線ローカルループあるいはメーター読み取りシステムに見られるであろうような、固定位置ユニット10Cとして示されている。遠隔ユニットは、たとえば、ハンドヘルドパーソナル通信システムユニット、パーソナルデータアシスタントなどのポータブルデータユニット、あるいはメーター読み取り装置などの固定位置データユニットなど、任意の形式の通信ユニットであるかも知れない。図1は、基地局12から遠隔ユニット10への順方向リンク14および、遠隔ユニット10から基地局12への逆方向リンク16を示している。
【0003】
無線チャネルにおける、遠隔ユニットおよび基地局間の通信は、限定された周波数スペクトル内に多数のユーザの利用を容易にする多様な多元接続技術の一つを用いることにより達成されることができる。これらの多元接続技術は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、および符号分割多元接続(CDMA)を含んでいる。CDMAに関する業界の基準は、“デュアルモード広帯域拡散スペクトルセルラシステム”と題する、TIA/EIA暫定基準、TIA/EIA/IS‐95、およびその派生資料(ここではIS‐95としてまとめて参照される)に述べられており、これらの内容は、本特許の中に参照によってことごとく組み込まれている。CDMA通信システムに関する付加的な情報は、本発明の譲渡人に譲渡され、そして本特許の中に参照によってことごとく組み込まれている、“衛星あるいは地上中継局を用いている拡散スペクトル多元接続通信システム”と題する米国特許4,901,307(’307特許)の中に開示されている。
【0004】
’307特許においては、多元接続技術は、それぞれトランシーバを有している多数の移動電話システムのユーザが、CDMA拡散スペクトル通信信号を用いて、基地局と通信する場合について開示されている。’307特許に開示されているCDMA変調技術は、TDMAおよびFDMAなどの無線通信システムに使用されている他の変調技術に勝る、多くの利点を提供している。たとえば、CDMAは、周波数スペクトルが多数回再使用されることを許容しており、それによってシステムユーザ容量の増加を許容している。さらに、CDMA技術の使用は、その利点を利用する一方で、マルチパスの不利な効果、たとえばフェージング(fading)、の軽減によって克服すべき地上チャネルに関する特別な問題を許容している。
【0005】
無線通信システムにおいては、基地局および遠隔ユニット間を伝搬するときに、信号はいくつかの異なった伝搬経路を進むかも知れない。無線チャネルの特性によって発生するマルチパス信号は、通信システムに対する課題を与えている。マルチパスチャネルの一つの特性は、チャネルを経て送信される信号に誘起される時間の広がりである。たとえば、もしも理想的なインパルスがマルチパスチャネル上に送信されると、受信された信号は、パルスの流れとして現れる。マルチパスチャネルの他の特性は、チャネルを通るそれぞれの経路は、異なった減衰係数の原因となるかも知れないことである。たとえば、もしも理想的なインパルスがマルチパスチャネル上に送信されると、受信されたパルスの流れのそれぞれのパルスは、通常他の受信されたパルスとは異なった信号強度を有する。マルチパスチャネルのさらに他の特性は、チャネルを通るそれぞれの経路が、信号の異なった位相の原因となるかも知れないことである。たとえば、もしも理想的なインパルスがマルチパスチャネル上に送信されると、受信されたパルスの流れのそれぞれのパルスは、通常他の受信されたパルスとは異なった位相を有している。
【0006】
無線チャネルにおいては、マルチパスは環境内の障害物、たとえば建物、樹木、自動車、そして人間などからの信号の反射によって生成される。したがって、無線チャネルは通常、マルチパスを生成している構造物の相対運動に起因して、時間とともに変化するマルチパスチャネルである。たとえば、もしも理想的なインパルスが時間とともに変化するマルチパスチャネル上に送信されると、受信されたパルスの流れは、理想的なインパルスが送信される時刻の関数として、時間遅延、減衰、および位相が変化する。
【0007】
チャネルのマルチパス特性は、遠隔ユニットによって受信された信号に影響することがありうる。そしてとくに、信号のフェージングを引き起こす。フェージングは、マルチパスチャネルの位相特性の結果である。減衰は、マルチパスベクトルが破壊的に加わったときに、どちらの個々のベクトルよりも振幅のより小さい受信信号を生じて発生する。たとえば、もしも正弦波が、第1の経路は、 XdBの減衰定数、Θラジアンの位相シフトをもったδなる時間遅延を有し、そして第2の経路は、 XdBの減衰定数、Θ+πラジアンの位相シフトをもったδなる時間遅延を有するような、二つの経路を有するマルチパスチャネルを経由して送信されれば、チャネルの出力においては、等しい振幅と反対の位相を有するこの二つの信号は互いに打ち消し合うために、信号は受信されない。したがって、フェージングは、無線通信システムの特性に、きびしい負の影響を有するかも知れない。
【0008】
CDMA通信システムは、マルチパス環境における動作に対して最適化されている。たとえば、順方向リンクおよび逆方向リンク信号は、高周波擬似雑音(PN pseudonoise)系列で変調されている。PN変調は、“レイク(rake)”受信機設計の使用を通して、分離して受信されるべき同一信号に関する、多くの異なったマルチパス事例を許容する。レイク受信機においては、一連の復調エレメントの中の各エレメントは、信号の個々のマルチパス事例に割り当てられることができる。復調エレメントの復調された出力は、そこで、結合された信号を発生するために結合される。このようにして、マルチパス信号事例のすべては、結合された信号が深い変動を経験する前に、ともに変動するに違いない。
【0009】
CDMAのための業界標準、IS95に基づいた通信システムにおいては、複数の基地局のそれぞれは、共通のPN系列を有しているパイロット信号を送信する。それぞれの基地局は、遠隔ユニットにおいて信号が互いに識別できるように、隣接した基地局と時間的にずらされたパイロット信号を送信する。任意の与えられた時刻において、遠隔ユニットは、複数の基地局から種々のパイロット信号を受信するかも知れない。局部PN発信器によって生成されたPN系列のコピーを用いて、遠隔ユニットにより、PN空間全体を探索することができる。探索の結果を用いて、制御器は、複数の基地局からのパイロット信号を、そのオフセットに基づいて識別する。
【0010】
遠隔ユニットにおいては、制御器は、復調エレメントを利用可能なマルチパス信号事例に割り当てるために使用される。探索エンジン(search engine)は、受信された信号のマルチパス成分に関係する制御器に、データを与えるために使用される。探索エンジンは、基地局によって送信されたパイロット信号のマルチパス成分に関する、到来時刻および振幅を測定する。共通の基地局によって送信された、パイロット信号およびデータ信号に対するマルチパス環境の影響は、信号が同一チャネルを経て同時に進むために、非常に類似している。その結果、パイロット信号に対するマルチパス環境の影響を決定することは、制御器が復調エレメントをデータチャネルマルチパス信号事例に割り当てることを許容する。
【0011】
探索エンジンは、可能性のあるPNオフセットの系列を通じての探索および、可能性のあるPNオフセットそれぞれにおける、受信されたパイロット信号のエネルギー(energy)の測定によって、遠隔ユニットの近傍の基地局のパイロット信号に関するマルチパス成分を決定する。制御器は、可能性のあるオフセットと組み合わせられたエネルギーを評価し、そして、もしもそれが限界値を超えていれば、信号復調エレメントをそのオフセットに割り当てる。探索エネルギーレベルに基づいた復調エレメントの割り当てに関する方法および装置は、“複数の信号を受信することの可能なシステムにおける復調エレメントの割り当て”と題する、本発明の譲渡人に譲渡された米国特許5,490,165(’165特許)の中に開示されている。
【0012】
図2は、基地局から遠隔ユニットに到着する単一のパイロット信号に関するマルチパス信号事例の一連の例を示している。垂直軸は、受信されたパワーをデシベル(dB)で表している。水平軸は、マルチパス遅延に起因する信号事例の到着時刻の遅延を表している。ページの中に向かっている軸(図示せず)は、時間の区分を示している。ページの共通面内のそれぞれの信号スパイクは、共通の時刻に遠隔ユニットに到着しているが、異なった時刻に基地局により送信されている。それぞれの信号スパイク22‐27は、異なった経路を進んできており、そしてその結果異なった時間遅延、異なった振幅、および異なった位相応答を示している。スパイク22‐27によって示される6個の異なった信号スパイクは、きびしいマルチパス環境の典型である。典型的な郊外環境は、より少ない使用可能な経路を生じる。システムのノイズフロア(noise floor)は、より低いエネルギーレベルを有しているピークとディップ(dip)によって示される。探索エンジンの任務は、可能性のある復調エレメント割り当てのために、信号スパイク22‐27に関して、水平軸によって測定されたような遅延、垂直軸によって測定されたような振幅を識別することである。
【0013】
図2に示されたように、マルチパスピークのそれぞれは、各マルチパスピークの凹凸ある隆起によって示されるように、振幅が時間の関数として変化していることに留意すべきである。限定された時間について示されたように、マルチパスピークに大きな変化はない。より引き伸ばされた時間範囲に対しては、マルチパスピークは消失し、時間の経過に伴って新しい経路が生成される。マルチパスピークは、時間中互いに融合し、あるいは広いピークの中に混入してしまうようである。
【0014】
典型的には、探索エンジンの動作は、制御器によって監視されている。制御器は、探索エンジンに、探索ウインドウと呼ばれる、1個あるいはそれ以上の復調エレメントの割り当てに適したマルチパス信号ピークを含んでいそうな、一連のオフセットを経由して進むことを命令する。探索エンジンは制御器に対して、それぞれのオフセットに対して、オフセットに見られたエネルギーを返報する。復調エレメントはそこで制御器によって、探索エンジンにより識別された経路に割り当てられるかも知れない(すなわち、それらのPN発生器のタイミングリファレンスが、識別された経路のタイミングと整合している)。一度復調エレメントが信号上にロックされてしまえば、そこで復調エレメントは、経路が姿を消すまで、あるいは復調エレメントが制御器によって他の経路に割り当てられるまでは、制御器の監視なしに自身でその経路を追跡する。
【0015】
以上に述べたように、与えられた地理的領域内のそれぞれの基地局は、共通したPNパイロット系列の系列オフセットを割り当てられる。たとえば、IS‐95によれば、215チップ(すなわち、PN系列における1ビット)を有しており、26.66ミリ秒(ms)毎に繰り返しているPN系列は、512個のPN系列オフセットの一つで、パイロット信号として、システム内のそれぞれの基地局によって送信されている。 IS‐95オペレーションに従って、基地局は継続的に、たとえば、遠隔ユニットが動作しているマルチパス環境、および基地局タイミングに対する遠隔ユニットタイミングの同期を決定することなどの他の機能に加えて、遠隔ユニットによって基地局を識別するために使用されうるパイロット信号を送信する。
【0016】
最初の電力投入の期間中、あるいは異なった動作周波数への困難なハンドオフの実行のときなど遠隔ユニットがパイロット信号を見失ったときなど任意の他の状況において、遠隔ユニットはパイロットPN系列に関するすべての可能なPNオフセットを評価する。典型的には、探索エンジンは、対応するオフセットで与えられるパイロット信号に関する、正確な測定が得られるような測定レートで続けながら、すべての可能なPNオフセットにおけるパイロット信号強度を測定する。この方法を続けながら、探索エンジンは、遠隔ユニットに地理的に近い基地局のPNオフセットを決定する。この方法による各PNオフセットの探索は、取得中のチャネル条件に従って、数100ミリ秒から数秒の何れかで行うことができる。パイロット信号を再取得するための遠隔ユニットに対する時間の総量は、遠隔ユニットの動作にとっては有害であり、遠隔ユニットのユーザにとっては嫌われるかも知れない。
【0017】
図3は、水平軸上のPNスペースの引き伸ばされた部分を示している。ピーク30、32、および34のグループは、3個の異なった基地局からの送信を示している。示されているように、それぞれの基地局信号からの信号は、異なったマルチパス環境を経験している。また、各基地局は、PNリファレンス(PN reference)36とは異なったPNオフセットを有している。したがって、制御器は何れかの識別された基地局に対する探索ウインドウに対応している一連のPNオフセットを選択するかも知れない。このことは、復調エレメントを適切に割り当てることによって、遠隔ユニットが、複数の基地局からの信号を同時に復調することを許容する。
【0018】
典型的なCDMA通信システムにおいては、遠隔ユニットは、散発的に基地局との双方向通信を確立する。たとえば、セルラ電話は、処理中の呼がない場合、意味のある時間中アイドルに留まる。しかしながら、遠隔ユニットに向けられた任意のメッセージが受信されることを保証するためには、遠隔ユニットは、それがアイドルである間でさえも、通信チャネルを連続的にモニターする。たとえば、アイドルの間、遠隔ユニットは到来呼を検出するために、基地局からの順方向リンクチャネルをモニターする。このようなアイドル期間中、セルラ電話は、基地局からの信号をモニターするのに必要な、エレメントを維持するための電力消費を続ける。多くの遠隔ユニットはポータブルであり、内部電池によって電力が与えられている。たとえば、パーソナル通信システム(PCS)ハンドセットは、ほとんど例外なく電池電源である。アイドルモードにおける、遠隔ユニットによる電池資源の消費は、呼が発生しあるいは受信されたときに、遠隔ユニットが利用できる電池資源を減少させる。その結果、アイドル状態における遠隔ユニット内の電力消費を最小とし、そしてそれによって電池寿命を増加することが望まれる。
【0019】
通信システムにおいて遠隔ユニット電力消費を減少させる一つの手段は、“移動通信受信機における電力消費減少のための装置および方法”と題する、本発明の譲渡人に譲渡され、参照によって本特許に完全に組み込まれている、米国特許5,392,287(’287特許)の中に開示されている。’287特許においては、アイドルモードで動作している遠隔ユニット(すなわち、基地局との双方向通信に従事していない遠隔ユニット)内の電力消費低減のための技術が開示されている。アイドルにおいては、それぞれの遠隔ユニットは周期的に“アクティブ”状態、すなわち順方向リンク通信チャネル上で準備を行い、そしてメッセージを受信する期間に入る。連続するアクティブ状態の間の期間に、遠隔ユニットは“インアクティブ”状態に入る。遠隔ユニットのインアクティブな期間中、基地局は、アクティブ状態にあるシステム内の他の遠隔ユニットにはメッセージを送出するかも知れないが、その遠隔ユニットにはいかなるメッセージをも送出しない。
【0020】
’287特許に開示されたように、基地局は、基地局のカバー領域にあるすべての遠隔ユニットによって受信されるメッセージを、“ページングチャネル(paging channel)”上に放送する。基地局のカバー領域にあるすべてのアイドル遠隔ユニットは、ページングチャネルをモニターする。ページングチャネルは“スロット(slot)”の連続した流れに、時間の次元について分割される。スロッテッドモード(slotted mode)で動作している それぞれの遠隔ユニットは、アクティブ(割り当てられた)スロットとして割り当てられている特定のスロットのみをモニターする。ページングチャネルは、継続的にメッセージを、たとえば640スロット毎のようにスロット系列を繰り返して、付番されたスロットに送信する。遠隔ユニットが基地局のカバー領域に入り、あるいは、もしも遠隔ユニットが最初に電力を投入されるときは、遠隔ユニットは、その存在を優先される基地局(preferred base station)に通報する。典型的には、優先される基地局は、遠隔ユニットによって測定されたときにもっとも強いパイロット信号を有する基地局である。
【0021】
複数の地理的に近い隣接の基地局に沿って優先される基地局は、遠隔ユニットに対してモニターのために、基地局それぞれのページングチャネルの中に、1個のスロットあるいは複数のスロットを割り当てる。基地局は、もしも必要ならば、ページングチャネルの中のスロットを、遠隔ユニットに制御情報を送信するために使用する。遠隔ユニットはまた、基地局スロットタイミングに遠隔ユニットが時間の次元で整合することを許容している、優先される基地局からのタイミング信号をモニターするかも知れない。優先権のある基地局スロットタイミングに、時間の次元で整合することによって、遠隔ユニットは、いつページングチャネルスロット系列が開始するかを決定することができる。その結果、いつページングチャネルスロット系列が開始するか、どのスロットがモニターのために割り当てられているか、スロットの繰り返しページングチャネル系列におけるスロットの総数、および各スロットの期間を知ることで、遠隔ユニットは、いつその割り当てられたスロットが生ずるかを決定することができる。
【0022】
一般的に、遠隔ユニットは、基地局が遠隔ユニットの割り当てられた組み合わせの中にないスロット内のページングチャネルに送信している間、インアクティブ状態にある。インアクティブ状態の間、遠隔ユニットは、内部のクロックソースを用いてスロットタイミングを保持するが、基地局によって送信されるタイミング信号はモニターしない。さらに、インアクティブ状態の間、遠隔ユニットは、たとえば、探索エンジンを含む無線チャネル内の変化を検出するため基地局によって送信されるパイロット信号をモニターする回路などの、選択された回路から電力を取り除くかも知れない。その内部のタイミングを用いて、遠隔ユニットは、割り当てられたスロットの次の生起の短時間前に、そのアクティブ状態に移行する。
【0023】
アクティブ状態に移行するときに、遠隔ユニットは、探索エンジンを含む無線チャネルをモニターする回路に電力を供給する。探索エンジンは、優先される基地局のパイロット信号を再取得し、そして、遠隔ユニットの移動あるいは基地局のカバー領域内の対象物の移動に起因して生じているかも知れない、無線チャネル内の変化を検出するために使用される。パイロット信号の再取得に加えて、遠隔ユニットは、割り当てられたスロットの開始におけるメッセージ受信の準備に、何らかの他の動作あるいは初期化を行うかも知れない。
【0024】
遠隔ユニットがアクティブ状態に入るときに、遠隔ユニットはページングチャネル内の割り当てられたスロットにメッセージを受信し、基地局からの命令に応答することができる。たとえば、遠隔ユニットは、到来呼に応じて次の音声通信を行うための、双方向通信リンクを確立するために、“トラフィック”チャネルをアクティブにすることを命令されるかも知れない。もしも基地局からのメッセージ、あるいは遠隔ユニットにアクティブに留まることを要求する命令がなければ、割り当てられたスロットの終期に、遠隔ユニットはインアクティブな状態に復帰する。さらに、もしも基地局によってそうするよう命令されれば、遠隔ユニットは、インアクティブ状態に直ちに復帰する。
【0025】
その割り当てられたスロットの期間中、遠隔ユニットの探索エンジンは、隣接した基地局のパイロット信号の強度と同様に、優先される基地局のパイロット信号強度を測定する。もしも遠隔ユニットが、一つの基地局のカバー領域から他の隣接する基地局のカバー領域に位置を変更するときは、遠隔ユニットは、隣接する基地局に“ハンド‐オフ”する必要がある。ハンド‐オフは、隣接した基地局の送信されたパイロット信号強度が、優先される基地局よりも十分に強くなったときに生じる。これが生じるとき、隣接した基地局は、優先される基地局として指定される。ハンド‐オフに続いて、次のアクティブ状態において、遠隔ユニットは、メッセージおよび命令を受信するために、新しく優先権のある基地局のページングチャネルをモニターする。
【0026】
ハンド‐オフが生じるであろう時期を決定するためのデータを与えることに加えて、優先される基地局のパイロット信号の探索は、遠隔ユニットが、マルチパス環境における変化を補償するための調整を行うことを許容する。たとえば、マルチパス信号事例の一つが、使用できない点まで弱くなったときは、遠隔ユニットは、それに応じて復調エレメントを再割り当てするかも知れない。
【0027】
隣接する基地局の組み合わせとともに、優先権を有する基地局の公称PNオフセットを知ることで、典型的には、制御器は、パイロット信号のマルチパス信号事例が見いだされそうなPNオフセットを明細に示した、一連の探索パラメータを探索エンジンに引き渡す。探索の完了のときに、探索エンジンは探索結果を制御器に引き渡す。制御器は探索結果を分析し、次の探索のために、一組の探索パラメータを選択する。新しい探索パラメータの選択に続いて、制御器はパラメータを探索エンジンに引き渡し、そして探索過程は繰り返される。この過程は遠隔ユニットが再びインアクティブなアイドル状態に入るまで繰り返される。
【0028】
探索は遠隔ユニットが割り当てられたスロットの期間中のみ起きるので、限定された期間が実行されるべき探索のために利用可能である。遠隔ユニットによって実行される探索の数を増加することは、優先される基地局のマルチパス環境に関する一層の情報を与えることとともに、一層強固な通信システムに導いて、ハンド‐オフが生じるであろう時期を決定する能力を改善するであろう。しかしながら、より長い期間アクティブ状態に留まることは、より電力を消費し、遠隔ユニットの電池寿命を減少する。
【0029】
その結果、業界には、遠隔ユニットの探索過程の効率および精度を増加するための方法および装置に対するニーズが存在する。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は、探索の集積期間が優先される基地局のパイロット信号強度に応じて調整されるシステムおよび方法を与えることにより上記およびその他の関心事に対処する。一般に、優先される基地局のパイロット信号強度が増加するとともに、集積期間は減少される。優先される基地局の信号が増加するとともに、十分な信号対雑音比を得るために、そしてハンドオフの機会の正しい評価のために測定を集積するニーズはより少なくなる。
【0031】
探索は、遠隔ユニットがアクティブ状態にある間に、遠隔ユニットによって実行される。アクティブ状態の間、遠隔ユニットはそのインアクティブ状態にあるときよりもより電力を消費する。電力消費を減少し、そして電池寿命を引き伸ばすために、遠隔ユニットにとっては、ユニットがアクティブ状態にある時間の総量を減らすこと、そしてそれによって探索を実行することに利用できる時間の総量を減少することが望ましい。優先される基地局の信号強度に応じて、集積期間を動的に調整することは、遠隔ユニットの正常な動作のための適当な信号レベルをなお維持しながら、個々の探索の期間を減少する。
【0032】
本発明の一つの観点においては、遠隔ユニットは、第1の基地局によって送信された信号の強度をモニターする。遠隔ユニットにより受信された信号強度に応じて、第2の基地局の探索期間中に使用される集積期間は動的に調整される。一般に、遠隔ユニットにより受信された第1の基地局からの信号強度が増加するとともに、集積期間は期間が減少される。同様に、遠隔ユニットにより受信された第1の基地局からの信号強度が減少するとともに、集積期間は期間が増加する。
【0033】
他の観点においては、第1の基地局により送信された信号は、パイロット信号である。さらに、第1の基地局は優先される基地局であり、第2の基地局は複数の隣接した基地局である。
【0034】
他の観点においては、閾値レベルは、遠隔ユニット内に確立されている。遠隔ユニットにより第1の基地局から受信された信号強度が閾値レベルよりも下のときは、第1の集積期間は第2の基地局を探索するために選択される。そしてもしも受信された信号強度が閾値レベルを超えていれば、第2の、より短い集積期間が選択される。
【0035】
さらなる観点においては、一連の閾値は確立され、そして、遠隔ユニットにより受信された第1の基地局からの信号強度に従って調整された集積期間は何れかの個々の閾値を超え、あるいは以下に低下する。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の観点に関する特徴、目的、そして利点が、図面と関連させた場合に以下に記載する詳細な説明からより明白になろう。図面において同様の参照符号は、全体を通して同一のものと認定する。
【0037】
図4は、スロッテッドモード通信システム(slotted mode communication system)において、遠隔ユニットの割り当てられたスロットにおける、インアクティブ状態からアクティブ状態への移行を示している代表的線図である。上の部分41は、時間的に左から右へ流れるスロットの継続的な系列を示している。下の部分43は、スロッテッドモード通信システムにおいて、遠隔ユニットがアクティブおよびインアクティブ状態間を移行する期間中に生じる事象を示しており、スロット5は、関係する遠隔ユニットに割り当てられたスロットである。下の部分に関する時間スケールは、移行がより詳細に示されうるように引き伸ばされている。
【0038】
とくに、図4の下の部分43は、インアクティブ状態40からアクティブ状態42への移行を示している。アクティブ状態42においては、遠隔ユニットは、少なくともスロット5の一部の期間基地局信号をモニターする。スロット5の開始に先立ち、遠隔ユニットは、インアクティブ状態40から移行状態44を経てアクティブ状態42に移行する。上述のように、インアクティブ状態40においては、遠隔ユニットの電力消費を低減し、そして電池寿命を引き伸ばすように、遠隔ユニット内の選択された回路は電力を供給されない。たとえば、インアクティブ状態40の期間中、電力は探索エンジンから取り外されるかも知れない。
【0039】
移行状態44の期間中、電力は遠隔ユニットの選択された回路に再び供給される。たとえば、もしも探索エンジンが電力供給されていなければ、移行状態44において、電力は再び供給される。移行状態44の期間は、遠隔ユニットが回路に電力を供給し、そして、移行状態44の終期に探索を実行することを許容して遠隔ユニットが機能的になるように、機能を初期化するのを許容するのに十分である。
【0040】
移行状態44に続いて、遠隔ユニットはアクティブ状態42に入る。アクティブ状態42は二つの部分、準備期間46および割り当てられたスロット期間48からなる。準備期間46の間に、優先される基地局の信号を取得するための初期探索が行われる。基地局により送信され、遠隔ユニットによりモニターされた信号は、たとえば、パイロット信号あるいは同期信号であるかも知れない。基地局により送信された信号を取得した後に、遠隔ユニットは、割り当てられたスロット期間48の間ページングチャネルをモニターするために準備される。割り当てられたスロット期間48は、スロット5の開始のときに開始する。
【0041】
割り当てられたスロット期間48の間、遠隔ユニットは、優先される基地局からのページングチャネル上のメッセージを受信する。名義上スロット5の完了のときに、割り当てられたスロット期間48およびアクティブ状態42は終了し、遠隔ユニットはインアクティブ状態40に入る。遠隔ユニットの電力消費をさらに減少するために、基地局は遠隔ユニットに、スロット5の完了以前に、インアクティブ状態40に入ることを命令するかも知れない。代わりに、もしも基地局がスロット5の間にメッセージの移送を完了することができなければ、基地局は遠隔ユニットに、スロット5の完了後も割り当てられたスロット期間48に留まることを命令するかも知れない。その後、基地局は遠隔ユニットに、インアクティブ状態40に入ることを命令する。探索は、インアクティブ状態40に入るときに終了し、そしてそこで、電力は探索エンジンから取り外されることができる。
【0042】
図5は、遠隔ユニット50の選択された部分を示している機能的ブロック線図である。受信機51は、無線リンク信号を受信する。受信機51は、無線リンク信号の受け入れと、ダウンコンバージョンに対する備えをし、そしてまた、他の復調機能とともに、CDMA環境における逆拡散を与える。受信機51は、その出力に一連のディジタル値を与える。
【0043】
IS‐95などのよく知られた無線プロトコルに従って、データは無線リンク上に送信される前に一連のブロックに分割される。ブロックは、無線リンク上に送信されたときにブロック順序が時系列的でないように、時間に対して再配列される。ブロックを送信するこの方法は、インターリービングとして参照され、ブロックを再配列する過程は、デインターリービングとして参照される。デインターリーバ52は、デインターリービング機能を実行する。デインターリーバ52は、受信機51からサンプルを受信し、一連のブロックデータを累算する。一連の完全なブロックが受信されたときに、インターリーバ52は、時系列的な順序にブロックを再配列し、そしてそれらを復号器53に出力する。
【0044】
一つの実施例においては、復号器53は畳み込み復号器である。畳み込み復号器の一つの共通な形はビタビ復号器(Virterbi decoder)である。ビタビ復号器は、データのグループをもとにしてソフトデシジョンデータを生成する。復号器バッファが十分なデータを含むとき、データはメッセージ分析器(message parser)54に渡される。メッセージ分析器54は、メッセージ中のビットの収集、巡回冗長符号(CRC:cyclic redundancy code)あるいは他の誤りチェッキング符号の何れであるかの計算と確認、メッセージの内部フォーマットへの翻訳、変換されたメッセージのバッファへのコピー、および変換されたメッセージの、通常のプロトコルタスクのための列上への配置などの機能を実行する。メッセージはフィールド‐バイ‐フィールド(field-by-field)で評価される。一般的に、復号器53およびメッセージ分析器54の処理は、制御器55によって制御される。
【0045】
制御器55はまた、たとえば、RAMあるいは特定用途向け集積回路(ASIC)あるいは他の適切な電子記憶装置などのメモリ内に蓄えられた、探索リスト56と通信する。さらに、制御器55は、探索パラメータを探索エンジン57に渡すように探索エンジンと通信する。探索エンジン57は、探索結果をデータアレイ58の中に保存するように、データアレイ58と通信する。制御器55はまた、データアレイ58と通信し、それによって制御器55がその中に保存された探索結果にアクセスする準備をする。一つの実施例においては、制御器55はマイクロプロセッサである。制御器55は、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリートロジック、アナログ回路、あるいは他の制御回路であるかも知れない。制御器55および探索エンジン57の両者は、同じASIC上に作製されることが可能である。さらに、探索リスト56およびデータアレイ58は、同じあるいは異なったASIC上に含まれることが可能である。遠隔ユニット50内のハードウエアの構成は、新しいファームウエアをダウンロードすることによって、遠隔ユニットの現地におけるアップグレードを許容して、ファームウエアを通じて制御されるかも知れない。
【0046】
一般的に、遠隔ユニット50の動作は、制御器55上で実行されるハードウエアおよびソフトウエアの構成によって制御される。ハードウエア構成はファームウエア、ソフトウエア、ディスクリートデバイスの配線(hardwiring)、あるいはこれらの任意の組み合わせによって確立されるかも知れない。
【0047】
遠隔ユニット50が、最初に電源投入されるときには、探索リスト56の中には記載事項はない。遠隔ユニット50は、“無線通信デバイスにおけるパイロット信号の高速取得”(代理人処理予定番号QUALB.012A;Qualcomm参照番号PD990253)と題する、さきに参照した米国特許アプリケーションシリアル番号09/540,128、あるいはパイロット信号強度を評価するための、他のよく知られた技術の中に開示された技術に従って探索を実行することができる。探索の終了のときに、探索結果は、データアレイ58の中に保存される。
【0048】
遠隔ユニット50が、よく知られた技術に従って優先される基地局信号を再取得している後に、基地局は、隣接する基地局のために、IS‐95に従って遠隔ユニット50に対して公称PNオフセットを送信する。遠隔ユニット50は、これらのオフセットを用いて、隣接する基地局のパイロット信号を探索し、そしてそれらのパイロット信号の強度を測定する。制御器55は、隣接する基地局の識別番号、測定されたパイロット信号強度、および測定時刻を含む探索リスト56を作製する。遠隔ユニット50によるその後の探索の間に、探索リスト56の記載事項は更新される。したがって、探索リスト56は、隣接する基地局の最も新しい測定されたパイロット信号強度、およびいつ測定がなされたかの表示を含んでいる。
【0049】
一つの実施例においては、遠隔ユニット50は、図4に示された割り当てられたスロット期間48に入った後のみ、隣接する基地局からのパイロット信号に対する一般的探索を開始する。代わりに、隣接する基地局からのパイロット信号に対する一般的探索は、再取得と優先される基地局との整合にすぐ続いて遠隔ユニットがなお準備期間46にある間に開始する。一般的探索の期間中、遠隔ユニットは、優先される基地局のパイロット信号強度の測定を続けることができる。
【0050】
図6は、PNスペースの引き伸ばされた部分を示す。水平軸は、PNチップ内のPNオフセットを表している。垂直軸は、受信されたパワーをdBで表している。ピーク60および62のグループは、2個の異なった基地局からの伝送を表している。示されているように、それぞれの基地局からの信号は、符号のついた振幅およびマルチパス事例の数の変化によって示される異なったマルチパス環境を経験している。
【0051】
それぞれの基地局は、他の隣接する基地局と異なったPNオフセットでパイロット信号を送信する。したがって、遠隔ユニット50の中で制御器52は通常探索エンジン56に複数の周囲の基地局の公称PNオフセットに基づいたマルチパス信号事例を探すように命令する。複数の基地局からの信号事例を識別することによって、遠隔ユニット50は、復調エレメントを適切に割り当てることによって、複数の基地局からの信号を同時に復調することができる。
【0052】
図6は、典型的な集積期間で測定した、マルチパス信号の例証である。集積期間は、探索エンジンが、いかに長く、すなわちいかに多くのチップに、現在の信号強度を測定しているPNオフセットに留まるかに対応している。一般的に、集積期間が長いほど、信号測定の精度が優れている。測定精度の改善に関する一つの理由は、たとえば、フェードなどの、受信された信号強度における短期間の変動が、PNオフセットにおける現在の平均信号強度に関するより正確な測定を与えて、“フェードされていない”信号測定と平均化されるであろうことである。測定における改善に関する他の理由は、一般的に集積期間が長いほど、ノイズフロアにおけるピークがより平均化されそうだということである。典型的には本質的にランダムであり、ガウシアンである雑音は、ピーク瞬時値よりはより低い総体的レベルに平均されるであろう。より低い総体的ノイズフロア64は、測定の信号対雑音比における改善に対応する。
【0053】
図6に示されたように、グループ60におけるマルチパス事例66、68および70、そしてまたグループ62におけるマルチパス事例72および74は、ノイズフロア64よりもかなり強い。ノイズフロアに比較して相対的に高い信号強度は、信号対雑音比を高くし、遠隔ユニット50が基地局のマルチパス事例を識別しそして測定する能力を改善する。
【0054】
図7は、より短い集積期間で測定された、図6に示されたと同じマルチパス信号の例を示している。より短い集積期間は、信号強度の測定においてより低い精度をもたらす。図7に示されたように、グループ60のマルチパス事例66、68、および70、グループ62の、72、および74に、図6に示したより長い集積期間での測定よりも、一層の変動がある。信号のより大きな変動は、集積期間の減少のために、信号を平均することが減少した結果である。図7に示されたように、集積期間の減少は、マルチパス信号強度の測定を、たとえば、フェージングに起因する信号の瞬時的変動により影響され易くする。
【0055】
また、図7に示されたものは、図6に示されたものよりも、ノイズフロア64における測定ピークが増加している。ノイズフロア64におけるピークは、集積期間が減少したことによる、平均化の減少に起因して増加する。マルチパス信号測定におけるより大きな変動は、より低い測定された信号レベルをもたらすかもしれず、そしてノイズフロアにおける増加したピークは、測定に関するより低い信号対雑音比をもたらす。この減少した信号対雑音比は、マルチパス事例を識別しそして測定する遠隔ユニットの能力を減少することによって、遠隔ユニットの動作に逆の影響を与える。
【0056】
図7に示したように、減少された集積期間はまた、基地局のマルチパス事例と混同されるに十分な大きさの、瞬時的雑音スパイク76をもたらすかも知れない。図6に示されたように、もしもより長い集積期間が用いられれば、雑音スパイク76のエネルギーは、瞬時的レベルよりもより低い平均レベルをもたらして、対応するPNオフセットにおける他の測定と結合されるであろう。したがって、集積期間が減少するにつれて、遠隔ユニットが、パイロット信号のマルチパス事例を誤認し、あるいは全体として若干のより低い信号強度の基地局のマルチパス事例を見逃すかも知れないことが、より可能性をもってくる。
【0057】
しかしながら、もしも優先される基地局のパイロット信号が十分に強ければ、パイロット信号のより低いレベルの複数事例を識別する能力は、システムの動作に対して決定的ではなくなる。優先される基地局の信号が十分強いときは、遠隔ユニットは、上首尾にメッセージを受信するのに適した信号レベルを得るために、多くのマルチパス信号事例を集める必要はない。
【0058】
さらに、典型的には、遠隔ユニットが隣接する基地局に対してハンドオフを行う前には、隣接基地局の信号は一般に優先される基地局の信号よりもより強い。その結果、より弱い隣接基地局パイロット信号が適切に検出できなくて、たとえ遠隔ユニットが減少された集積期間を用いていても、遠隔ユニットはなお、優先される基地局と同様に強い、あるいはより強い、隣接基地局パイロット信号を検出することが可能である。したがって、優先される基地局のパイロット信号の強度が増加するに従って、遠隔ユニットは対応して集積期間を減少することが可能である。積分レベルは、上首尾にメッセージを受信するための適切な信号レベルを保証するのに十分な高い期間に維持されるであろう。集積期間の減少は、遠隔ユニットが与えられた期間内にさらに探索を行うことを許容して、個々の探索の期間を減少する。
【0059】
遠隔ユニットは、優先される基地局から受信されたパイロット信号の振幅に基づいて、隣接基地局信号の探索のために用いられる集積期間を動的に調整することが可能である。
【0060】
一つの実施例においては、遠隔ユニットは3個の集積期間を有している。もしも遠隔ユニットによって受信された、優先される基地局パイロット信号の強度が、第1の閾値レベルよりも小さければ、第1の集積期間、たとえば512チップが選択される。もしも優先される基地局の強度が第2の閾値レベルを超えていれば、第2の集積期間、たとえば256チップが選択される。
【0061】
もしも遠隔ユニットによって受信された、優先される基地局パイロット信号の強度が、第1および第2の閾値の間にあれば、第3の集積期間、たとえば360チップが選択される。第1の閾値は、遠隔ユニットによって受信された優先される基地局のパイロット信号エネルギーが−10dBのときとすることができ、そして第2の閾値は、遠隔ユニットによって受信された全エネルギーに比較して−6dBとすることができる。
【0062】
他の実施例においては、一連の閾値、および対応する集積期間がある。優先される基地局のパイロット信号の信号強度が、一連の閾値以上に増加するにつれて、それに応じてより短い期間の集積期間が選択される。パイロット信号強度が、一連の閾値以下に低下して減少するとき、それに応じてより長い集積期間が選択される。もしもパイロット信号が、最小の閾値以下に低下すれば、デフォールト集積期間が選択される。たとえば、最低の限界値は、512チップの集積期間に対応して、遠隔ユニットによって受信された全エネルギーに比較して、−10dBであるかも知れない。優先される基地局パイロット信号の、3dBの増加ごとに、集積期間は、1/√2の比率で、対応して減少される。
【0063】
さらに他の実施例においては、集積期間は優先される基地局のパイロット信号の強度が変化するに従って、連続的に調整される優先される基地局のパイロット信号が最大の閾値を超えて増加するとき、それに応じて最小期間の集積期間が選択される。もしもパイロット信号が最小の閾値以下に低下するときは、デフォールト最大期間の集積期間が選択される。これらの二つの閾値の間においては、優先される基地局のパイロット信号に反比例した量によって集積期間が調整される。
【0064】
図8は、優先される基地局のパイロット信号レベルに関して隣接する基地局探索のために、集積期間を調整する方法あるいは過程を示しているフローチャートである。図8に示された方法あるいは過程は、図5に示したように、ソフトウエアあるいはファームウエアの動作制御で、ハードウエア内で実行されることが可能である。フローは、ブロック80において開始する。ブロック82においては、集積期間が初期化される。フローはそこで、ブロック84に続き、そこでは、遠隔ユニットはそのアクティブ状態に入る。そのインアクティブおよびアクティブ状態の間を移行する期間中、遠隔ユニットは、たとえば探索エンジンなどの、電力が取り外されていた選択された回路に電力を供給する。フローはブロック86に続き、そこでは遠隔ユニットは、優先される基地局のパイロット信号の再取得、および測定探索を実行する。さらに、遠隔ユニットは、優先される基地局から隣接基地局に関する公称PNオフセット(nominal PN offset)を受信する。フローはそこでブロック88に続く。
【0065】
ブロック88においては、優先される基地局のパイロット信号レベルが、それが閾値を超えているか決定するために吟味される。もしもパイロット信号レベルが、全く閾値を超えていなかったか、あるいはレベルよりも少なく減少して来たかの何れかで、閾値を超えていなければ、フローはブロック90に続く。ブロック90においては、集積期間は初期値に設定される。フローはそこで、ブロック94に続く。再びブロック88を参照して、もしも優先される基地局のパイロット信号強度が閾値レベルを超えていれば、フローはブロック92に続き、そこでは、集積期間は、優先される基地局パイロット信号強度に関して調整される。上に論じたように、集積期間は、パイロット信号強度が閾値を超えているかによって、二つの期間の一つから選択されることができる。さらに、集積期間は、パイロット信号強度がそれぞれ増加および減少するにつれて、期間を減少および増加するような一連の集積期間から選択されることができる。さらに、集積期間は、パイロット信号強度に関して、連続的に調整されることができる。集積期間の調整の後、フローはブロック94に続く。
【0066】
ブロック94においては、ブロック90あるいは92のいずれかで決定された集積期間を用いて、隣接基地局に関する探索が実行される。探索は、ブロック94において、遠隔ユニットが、優先される基地局によってインアクティブ状態に再び入るよう命令されるか、あるいは割り当てられたスロットの終了が起きるかのいずれかまで継続する。フローはそこで、ブロック96に続き、そこでは遠隔ユニットはインアクティブ状態に入る。遠隔ユニットは、時間フローがブロック84に続く次のアクティブ状態が起きるまで、インアクティブ状態に留まる。
【0067】
以上に論じた実施例は、本発明の観点を、無線通信システムにおける優先される基地局のパイロット信号に関して使用したとして記述しているが、当業界において普通に熟練した人にとっては、開示された技術はまた、同期信号、あるいは複数の装置をモニターする任意のシステムなどの、基地局によって送信される他の信号に適用可能であることは容易に明白であろう。たとえば、遠隔ユニットは基地局により送信された信号を復号し、そしてビット誤りの数を評価するかも知れない。誤りの数、ビット誤り率は、遠隔ユニットにより受信された信号の品質の表示であり、そしてその結果、集積期間はこれに従って調整されることが可能である。たとえば、集積期間は、高いビット誤り率に対応して増加されることができる。さらに、この技術は、たとえば、低軌道衛星などの複数のソースから送信されたデータ信号あるいはインターネットトラフィックとともに使用されることができる。
【0068】
探索過程、復調エレメント割り当て、および探索エンジンに関するさらなる情報は、次の中に見いだされることができる。
【0069】
(1)“CDMA通信システムにおいて探索取得を実行するための方法および装置”と題する、米国特許5,644,591
(2)“CDMA通信システムにおいて探索取得を実行するための方法および装置”と題する、米国特許5,805,648
(3)“バースティ(bursty)信号を探索する方法”と題する、米国特許5,867,527および5,710,768
(4)“拡散スペクトル多重接続通信システムのための移動復調器アーキテクチャ”と題する、米国特許5,764,687
(5)“セルラ通信システムのためのパイロット信号探索技術”と題する、米国特許5,577,022
(6)“拡散スペクトル多重接続通信システムのためのセルサイト復調アーキテクチャ”と題する、米国特許5,654,979
(7)“マルチチャネル復調器”と題する、1997年12月9日に提出された、アプリケーション08/987,172
(8)“プログラマブルマッチドフィルタサーチャ”と題する、1999年3月31日に提出された、アプリケーション09/283,010
これらのそれぞれは、これについて譲渡人に譲渡され、そして本特許に参照によって完全に組み込まれている。
【0070】
以上の記述は、本発明のある実施例を詳述している。しかしながら、上述がいかに詳細に見えても、本発明はその精神あるいは本質的な特性から離れることなしに他の特定の形態に具体化されるかも知れないことは正しく評価されるであろう。記述された実施例は、すべての点で説明的のみであってそして限定的ではないとして考慮されるべきものであり、そしてその結果、本発明の範囲は、上の記述によってというよりはむしろ、付加された特許請求の範囲によって示されている。特許請求範囲と等価の意義および範囲内のすべての変更はそれらの範囲の中に包含されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、典型的な現代の無線通信システムを示している、代表的線図である。
【図2】 図2は、遠隔ユニットに接近している単一の基地局からのパイロット信号の、一連の例示的な複数の信号事例を示している図表である。
【図3】 図3は、遠隔ユニットに接近している複数の基地局からのパイロット信号の、一連の例示的な複数の信号事例を示している図表である。
【図4】 図4は、スロッテッドモード通信システムにおいて、遠隔ユニットの割り当てられたスロットにおける、インアクティブ状態からアクティブ状態への移行を示している代表的線図である。
【図5】 図5は、遠隔ユニットの実施例に関するブロック線図である。
【図6】 図6は、典型的な集積期間を用いて受信された、2個の基地局からのパイロット信号に関する一連の例示的な複数の信号事例を示している図表である。
【図7】 図7は、短縮された集積期間を用いて受信された、2個の基地局からのパイロット信号に関する一連の例示的な複数の信号事例を示している図表である。
【図8】 図8は、隣接した基地局探索ウインドウのサイジングのための方法に関するフローチャートである。
【符号の説明】
10A、10B、10C … 遠隔ユニット
12 … 基地局
14 … 順方向リンク
16 … 逆方向リンク
22 … スパイク
30、32 … ピーク
40 … インアクティブ状態
42 … アクティブ状態
44 … 移行状態
46 … 準備期間
48 … スロット期間
50 … 遠隔ユニット
51 … 受信機
52 … デインターリーバ
53 … 復号器
54 … メッセージ分析器
55 … 制御器
56 … 探索リスト
57 … 探索エンジン
58 … データアレイ
60 … グループ
62 … グループ
64 … ノイズフロア
76 … 雑音スパイク

Claims (24)

  1. 無線通信システム内で使用するために、遠隔ユニットにより使用される集積期間を決定する方法であって、
    第1の基地局により送信され、遠隔ユニットにより受信された信号の強度を測定し、
    前記信号強度に応じて集積期間を選択し、そして
    少なくとも1つの他の基地局により送信された信号をモニターするときに、前記選択された集積期間を使用する
    ことを含む方法。
  2. 前記第1の基地局は優先される基地局である、請求項1の方法。
  3. 前記選択された集積期間は、複数の他の基地局をモニターするときに使用される、請求項1の方法。
  4. 第1の基地局からの前記信号は、パイロット信号である、請求項1の方法。
  5. 前記少なくとも1つの他の基地局からの前記信号は、パイロット信号である、請求項1の方法。
  6. 第1の基地局からの前記信号は、同期信号である、請求項1の方法。
  7. 前記少なくとも1つの他の基地局からの信号は、同期信号である、請求項1の方法。
  8. 前記選択された基地局は、優先される基地局である、請求項1の方法。
  9. 前記少なくとも1つの選択されない基地局は、複数の隣接する基地局を含む、請求項1項の方法。
  10. 選択された基地局からの前記信号は、パイロット信号である、請求項1の方法。
  11. 前記少なくとも1つの選択されない基地局からの前記信号は、パイロット信号である、請求項1の方法。
  12. 選択された基地局からの前記信号は、同期信号である、請求項1の方法。
  13. 前記少なくとも1つの選択されない基地局からの前記信号は、同期信号である、請求項1の方法。
  14. もし前記信号強度が閾値レベルより下であれば、第1の集積期間が選択され、そしてもし前記信号強度が前記閾値レベルに等しいかあるいは超えていれば、第2の集積期間が選択される、請求項1の方法。
  15. 複数の閾値が存在し、そして前記集積期間は、前記信号強度が閾値と交差するに変更される、請求項1の方法。
  16. 前記符号化された信号は同期信号である、請求項1の方法。
  17. 前記第1の基地局は優先される基地局である、請求項1の方法。
  18. 前記少なくとも1つの他の基地局は複数の隣接する基地局である、請求項1の方法。
  19. 複数の基地局を有する無線通信システムにおいて遠隔ユニットにより使用される集積期間を決定する方法であって、各基地局は隣接する基地局と異なるオフセット時間においてPN符号化信号を送信するよう構成され、そして少なくとも1つの遠隔ユニットは基地局によって送信された前記PN符号化信号を受信するように構成され、
    選択された基地局によって送信されそして遠隔ユニットによって受信された信号の信号強度を測定し、
    前記信号強度に応じて集積期間を選択し、そして
    モニター信号が少なくとも1つの選択されていない基地局によって送信された場合、前記選択された集積期間を使用する
    ことを含む方法。
  20. 無線通信システム内で使用するための遠隔ユニットであって、
    基地局によって送信されそして遠隔ユニットによって受信される信号の信号強度を測定する手段、
    前記信号強度に応じて集積期間を選択する手段、そして
    前記選択された集積期間を使用して少なくとも1つの選択されていない基地局によって送信された信号をモニターする手段
    を含む遠隔ユニット。
  21. 無線通信システム内で使用するための遠隔ユニットであって、
    受信された信号の信号強度を決定し、そして基地局によって送信された信号に関し探索を実行するように構成された探索エンジン、そして
    選択された探索パラメータを探索エンジンに渡し、
    探索結果を受信し、
    前記受信された信号の前記決定された信号強度を評価し、
    基地局によって送信された信号に関する探索に使用される集積期間を選択する
    ように構成された前記探索エンジンと通信する制御器
    を含む遠隔ユニット。
  22. 無線通信システム内で使用するために、遠隔ユニットにより使用される集積期間を決定する方法であって、
    第1の基地局により送信された符号化された信号を遠隔ユニットにより受信し、
    前記符号化された信号を復号し、
    前記符号化された信号内のビット誤りの数を決定し、
    前記ビット誤りの数に応じて集積期間を選択し、そして
    少なくとも1つの他の基地局により送信された信号をモニターするときに、前記集積期間を使用する
    ことを含む方法。
  23. 前記制御器は、前記決定された信号強度が複数の閾値レベルのうちの1つと交差する毎に選択される前記集積期間が変化するように構成されている請求項21の遠隔ユニット。
  24. 前記制御器は、前記決定された信号強度が閾値レベルより下であれば、第1の集積期間を選択し、前記決定された信号強度が閾値レベルに等しいかあるいは超えるときは、第2の集積期間を選択するように構成されている、請求項21の遠隔ユニット。
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