JP2003529897A - 気象学的な影響にさらされる中空室構造体またはシェル構造体の外側の表面の氷結を除氷しかつ/または予防するためのコンパクトなマイクロ波技術的なシステム - Google Patents

気象学的な影響にさらされる中空室構造体またはシェル構造体の外側の表面の氷結を除氷しかつ/または予防するためのコンパクトなマイクロ波技術的なシステム

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JP2003529897A JP2001572365A JP2001572365A JP2003529897A JP 2003529897 A JP2003529897 A JP 2003529897A JP 2001572365 A JP2001572365 A JP 2001572365A JP 2001572365 A JP2001572365 A JP 2001572365A JP 2003529897 A JP2003529897 A JP 2003529897A
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Abstract

(57)【要約】 900MHz〜20GHzの範囲で単色放射するマイクロ波技術的な除氷システムは、繊維複合材料、たとえばGFKまたはCFKから成る気象学的な影響にさらされる中空室構造体またはシェル構造体の外側の表面での氷結を除氷しかつ/または予防するために適している。このシステムはその構造に関してコンパクトであり、このような構造体/室内に直接収容される。容積加熱によって、一方では十分に熱出力が構造体表面にもたらされる。構造体の外側の表面の被覆によって、除氷システムは確実にマイクロ波密となる。効率的に十分に層間剥離温度を下回ったままであるので、形状安定性に関する問題は生ぜしめられない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、到来する空気流によって気象学的な影響にさらされている、中空室
形成構造体における氷結の危険のあるフロントを除氷するためのマイクロ波シス
テムに関する。
【0002】 このような構造体への氷の付着は、周囲を流れる空気の流過特性に手痛い損害
を与える。このことは、特に航空において、航空力学的に問題となる誤特性を生
ぜしめ得る。
【0003】 このような構造体における氷結の危険のあるフロントを氷なしに維持するとい
う努力は種々異なっている。これらの努力は、氷形成を阻止する液体を、このよ
うなフロントの、露出した表面に散布するかまたは氷形成を阻止する液体によっ
て、このようなフロントの、露出した表面を洗浄することによって、このような
区域の内面に沿って、オーム加熱に達するまでの温風を擦過させることを介して
電気的な除氷システムを達成する。液体除氷はリザーバの液体によって制限され
ていて、さらに、不確実と見なされている。
【0004】 氷形成のための条件は抑圧されなければならない。このことは、液体による除
氷時、特に始動前の地上での除氷液の使用時に一時的にしか達成されない。付着
した膜はすでに始動段階の間に剥離され、氷結の危険のある雲層群の航空機の貫
通時に時間的にほんの短い安全窓を許容している。たとえば雨は、このような媒
体を厚さに応じて地上で早かれ遅かれすでに洗浄する。
【0005】 航空では、飛行に関する慣用の技術は、主翼面もしくは航空力学的に重要なス
ラット(slat)もしくは露出したフロント、翼前縁である。これらの領域に
は、駆動機構によって取り出された温風、専門用語で放出空気(Zapfluf
t)が構造体の内部から吹き付けられる。スラットへの温度移行は、熱力学的な
流れ状況と気象学的な条件とによって、飛行高度、外気温度、飛行速度、滴サイ
ズ、横方向の雲膨張、水含有量等に関連して付与される。これらのパラメータを
考慮して、温風除氷システムの効率は30〜40%に評価される。この技術は、
高い出力取出しと、危険のある領域への途中の配管内での高い損失とによって優
れている。航空技術、特に現代の駆動機構テクノロジでは、シース電流駆動機構
からの十分に熱い温風の取出しに関する制限が生ぜしめられるので、温風をもは
や任意に取り出すことはできない。
【0006】 別の技術は、金属製のネット/加熱マットをこのような構造体の壁内にまたは
内壁に敷設することである。この構造体では電流、すなわちオーム加熱によって
、このような面が必要に応じて加熱されるかまたは熱維持される。このことは、
高い出力要求に基づき、ネットの接続条片に達するまでの、搭載ジェネレータの
大きな横断面の給電線路の敷設を延長する。均質な加熱、すなわち、特にコンタ
クト条片での局所的な過熱の回避は面にわたる通電時に常に問題となる。この問
題には、経験上好ましくない問題面への熱輸送を除いて、極めて入念に注目しな
ければならない。
【0007】 ドイツ連邦共和国特許第19745621号明細書では、除氷したい面が、ダ
イヤモンド状の炭素/アモルファスの炭化水素から成る、疎水特性を備えた薄膜
を有しており、この薄膜が、氷形成物の発生時に外側の赤外線放射源によって照
射されるかまたは面内に位置する過熱マットによって過熱され、これによって、
励起されかつ過熱される除氷法が説明される。
【0008】 ドイツ連邦共和国特許第19750198号明細書では、航空機をマイクロ波
によって除氷するための技術が説明される。このマイクロ波は、除氷領域から十
分に離された中央の供給源から航空機胴体に供給される。氷結の危険のある、流
れ技術的に重要な航空機区域は複合材料から成っている。この複合材料の誘電性
の領域は20GHzよりも大きなマイクロ波に対して良透過性である。今日の温
風配管に比べて、マイクロ波を案内するためには、適切な導波管が、航空機胴体
に設けられたマイクロ波源から内部のこの区域にまで案内される。この場合、そ
こでは、マイクロ波が出力し、この区域を誘電体の加熱によって氷なしに維持す
るかまたは場合によってすでに接触している氷層の境界層の加熱によって、この
区域を迅速に再び解放する。
【0009】 軽体構造では、プリプレグ、CFK(炭素繊維強化プラスチック)複合部分お
よびGFK(ガラス繊維強化プラスチック)複合部分による中空体構造またはシ
ェル構造の構成が実行される。しかし、極めて形状安定性/形状剛性的でもあり
、これによって、高い機械的な強度と粘度とを備えている場合には、このような
複合材料は、蓄熱および過熱の危険ひいては熱風による吹付け時の局所的な層間
剥離の危険を伴った、金属に比べて極めて異方性の劣熱伝導性を有しているかも
しくは十分な面出力密度を、流れに面した側の、潜在的に氷を付随する面に提供
することができるようにするための可能性の、飛行安全性に該当する強い制限を
有している。
【0010】 本発明の課題は、到来する外側の空気流に大気中でさらされていて、これによ
って、氷結の危険のある中空体構造またはシェル体構造のために、分散したコン
パクトな除氷システムを提供することである。
【0011】 この課題は、請求項1の上位概念部に記載のマイクロ波技術的なシステムと、
請求項1の特徴部に記載の特徴とによって解決される。このためには、中空/シ
ェル体構造の内部に設けられた、パルス幅調整を介してその出力送出に制御可能
なマイクロ波源が、マイクロ波出口にフランジ結合された出力装置を考慮して、
氷結の危険のある外側フロントまたは氷なしに維持したい外側フロントのすぐ後
方にまたは可能な限りすぐ近くに配置される。機械的に安定性のある中空/シェ
ル体構造は、一方ではCFK材料または他方ではGFK材料から成っているかま
たは両材料から成る複合物であるプリプレグ複合材料から成っている。構造体の
外側の表面は金属膜から成っており、少なくとも流れ技術的に露出した外面が、
このような金属膜で被覆されている。この場合、この金属膜は、隣接した金属製
の構造体/面の縁部に一貫して結合されているので、この中空体またはシェル体
はマイクロ波密であるかもしくは高周波密であり、外室への電磁放射を不可能に
する。
【0012】 出力構造体を介してマイクロ波は、加熱したいフロントに沿って入射しかつ照
射された複合材料容積を加熱する。この複合材料容積には、運転開始後、減少す
る温度勾配が外板に向かって提供される。マイクロ波は、一方では、照射される
複合材料容積のあらゆる場所において、複合材料のTDL130℃の層間剥離温
度に対する35〜75℃の温度安全間隔を維持することができ、他方では、断面
において、46kW/mに達するまでの熱的な面出力密度が金属膜に対して存
在しているような出力にまで規則的に入射する。この面出力密度によって、境界
層に付着した氷が構造体に対して解凍されるようになっていて、これによって、
解離されるかまたは空気流によって完全に剥離される。
【0013】 出力装置の出力構造体は、マイクロ波源にフランジ結合された導波管である。
この導波管は、必要となるマイクロ波頭を形成するために、種々異なるサイズお
よび間隔の出力開口を有している。これによって、導波管に沿って一定の出力結
合が可能となる。放射特性は、翼輪郭に沿って可能な限り十分に同位相波面が接
触するように提供されている。この同位相波面の振幅包絡線(Amplitud
enbelag)は、必要となる局所的な除氷面出力を提供している。したがっ
て、翼前縁には(60kW/mまでの)十分に高い面出力密度を所望すること
ができ、後方の領域には、ファクタ10よりも低い要求が課せられる(請求項2
参照)。
【0014】 マイクロ波源を保護するためには、このマイクロ波源が、その貫通・遮断減衰
部でサーキュレータを介して閉鎖されている(請求項3参照)。
【0015】 最大限に必要となるマイクロ波出力に応じて、マイクロ波源が、クライストロ
ンまたはマグネトロンまたは拡張干渉発振器(EIO:xtended
teraction scillator)である(請求項4参照)。
【0016】 マイクロ波出力は、出力装置で僅かな減衰を伴って進出しかつ環状のシェル構
造体を選択的に加熱する。このシェル構造体は、極めて低品質の散逸的な共振器
として働く。したがって、出力装置を備えた導波管または導波路は良導電性の金
属から成っているものの、重量削減の場合には複合材料から成っていることが要
求される。この複合材料は、マイクロ波密な金属ネットによって取り囲まれてい
るかまたは金属ネットによって形成されている(請求項5または6参照)。
【0017】 このようなマイクロ波技術的な除氷システムは、気象学的なあらゆる条件を克
服したい中空体構造を備えた船または列車または道路交通手段またはその他の手
段の、氷なしに維持したい装置/構造体内に位置していてよい(請求項7参照)
【0018】 航空技術における除氷システムは安全技術的に極めて重要である。航空機およ
びヘリコプタには、航空力学的に適切な形状、特に揚力および制御のために重要
な構造体、たとえば主翼面、方向舵、昇降舵および駆動機構入口の縁部が絶対的
に必要となる(請求項8〜11参照)。
【0019】 流過される主翼面前縁の、揚力のために重要となる領域に、いわゆる「スラッ
ト」を有する比較的大きな航空機では、確実に作用する除氷システムが常時の飛
行安全性のために不可欠である(請求項12参照)。
【0020】 さらに重要な使用分野は、巨大なロータブレードを有していて、常に土地気象
状況にさらされている風力装置によるエネルギ発生である。ロータブレードにお
ける氷結を阻止するためには、マイクロ波源が羽根車の中心に装着されている。
この場合、このマイクロ波源からは、出力構造体を備えたそれぞれ1つの導波管
が羽根内で、氷結の危険のあるフロントにまで達している(請求項13参照)。
【0021】 マイクロ波技術的な構成要素は作用箇所に直接位置している。このような除氷
システムのためには、制御線路を備えたただ1つの給電線路しか必要とならない
。長い導波管もしくは導波路は不要となる。
【0022】 マイクロ波技術的な除氷システムによって、除氷/防氷装置の高い速度による
飛行安全性の向上が達成される。いわゆるルーチン「防氷運転」では、低い出力
要求が必要となる。さらに、従来はあり得なかった生ぜしめられる氷結条件が支
配可能となる。
【0023】 スラットのために複合材料を使用することによって、今日の金属構造に比べて
30%を上回る実質的な重量削減が達成される。これによって、優先的な安全性
のほかに、重量削減もしくは燃料節約による経済性が著しく向上させられる。さ
らに、地上での、非安全性を招きかつ環境に強い負担を与える除氷液の使用は低
減することができ、実際には回避することができる。
【0024】 マイクロ波テクノロジは、積層された構造体に発生する温度を、温風吹付けに
よる従来の除氷に比べて著しく低下させ、したがって、規定された除氷状況のた
めの十分に高い面出力を外板に対して可能にするかもしくはいずれにせよ複合材
料および構造体を熱負荷しない運転が調整を可能にする。今日、既存のシステム
によって実現不能な付着する透明氷でさえ複合材料の過熱/層間剥離の危険なし
に支配される。
【0025】 たとえばスラット除氷の事例では、今日、温風吹付けのために据え付けられて
いるような、主翼面に設けられた案内された金属管路ならびにピッコロ管システ
ムが不要となる。これによって、さらに著しい重量削減が得られる。さらに、モ
ジュールとしてのスラットは空港での技術的な保守のために容易に交換可能であ
る(時間的な修理経過における利点)。
【0026】 要するに、除氷スラットの故障は出力能力に僅かな損失しか生ぜしめない。な
ぜならば、自給自足の残りのスラットシステムは1つのシステムの故障とは無関
係であり、独立して引き続き作業するからである(冗長性)。
【0027】 従来のシステムでは、非常用供給管路を介して温風が他方の主翼面から取り出
されなければならない。このことは、全除氷システムの著しい出力損失を生ぜし
める。
【0028】 ここでは、100%の全ての電力が、作用する除氷出力に変換され、金属製の
スラット外板に導出されることが分かった。
【0029】 スラット輪郭に沿って、著しく異なる面出力密度が必要となる。最も高い要求
は翼前縁自体に課せられる。飛行士用語で表現されるように、ランバック氷結(
Runback Vereisung:前縁から後方に滑りかつ再び凍結する氷
質量体)を阻止するためには、スラットの後方の部分も加熱されなければならな
い。必要となる分布に相応して、磁界カバーはスラット輪郭に沿って、適宜な放
射特性を備えたマイクロ波技術的に最適化された導波管出力によって発生させら
れる(スラットジオメトリに対する最適な出力適合、図4参照)。
【0030】 全てのシステムはマイクロ波技術的に見て閉じられていて、電磁的に封止され
ている。CFK/複合材料は、主に落雷よけとして重要である遮蔽金属膜によっ
て取り囲まれている。これによって、スラットシステムから外部への磁界作用は
生ぜしめられない。スラットの閉鎖性(温風は流出通路を必要とする)は航空力
学的に特に、十分に薄層状の流れ状況を境界層に生ぜしめることができ、かつ煩
わしい渦形成を回避するという利点をさらに有している。
【0031】 マイクロ波除氷システムはパルス幅調整されて運転可能であるので、氷結は、
小さな熱出力要求から最も高い熱出力要求による透明氷除去に至るまで予防的に
支配される。
【0032】 マイクロ波技術的な除氷システムは損失なしに作業する。電源から取り出され
た出力と、出力装置内に案内されたマイクロ波とは除氷もしくは無氷維持のため
に完全に変換される。このようなシステムの出力能力は一層明確に際立っている
。なぜならば、短時間での氷結の発生時に氷を、露出した表面から境界層の解凍
によって解離することができるからである。
【0033】 以下に、少なくとも1つのユニットから成るマイクロ波技術的な除氷システム
を図面につき詳しく説明する。
【0034】 マイクロ波技術的な除氷システムは種々異なる形式でかつ広範囲にわたって使
用可能である。陸地および水中での使用のほかに除氷システムは航空において最
も重要である。したがって、いま、除氷システムを航空機主翼面のスラットへの
組込みの例につき詳しく説明する。
【0035】 図1には、図4に航空機主翼面の前縁の灰色の分割によって示したように、複
数のスラット区分のうちの1つの縦断面図が示してある。スラット内部には、C
FK材料から成るスラット(プリプレグスラット)の前縁に対して平行にマイク
ロ波のための管状の出力装置/導波管が組み付けられている。生ぜしめられる波
頭は、導波管に沿って出力開口から出力された孤立波による重畳によって形成さ
れる。ここでは、導波管と出力装置とが一体に形成されていて、クライストロン
として形成されたマイクロ波源に直接組み付けられている。図2には、横断面状
況が示してある。この横断面状況には、スラットおよび出力装置のみが部分的に
示してある。図1に示した主翼面はもはや一緒に図示されておらず、クライスト
ロンおよび電源部分も同様に図示されていない。
【0036】 図2には、航空力学的に重要な前縁の領域に設けられたスラットの内部におけ
る磁界分布の暗灰色の領域が明瞭に示してある。この領域は後方に進むにつれて
明るくなっている。これによって、積層された材料における強い発熱の領域およ
び僅かに強い発熱の領域が何処に存在しているのかが分かる。全体的にスラット
は、閉鎖された内室スペースだけでなく、それぞれ少なくとも1つの除氷システ
ムが装着された仕切られた内室も有しているので、前縁の領域には大きな熱作用
が生ぜしめられる。この熱作用は流れ方向で減少しかつ所要の形で存在している
。CFK材料自体における発熱による熱発生およびマイクロ波源の運転による熱
発生と共にスラットは全て、極端に零下の水滴、いわゆる「過冷液滴(supe
r cooled droplets)」が存在する場合でも外面への着氷を形
成することができないように温度維持される。
【0037】 図5には、前縁に設けられたスラットの壁内に熱的な影響を伴った2つの運転
モードが示してある。この場合、上側には、高い解凍速度を備えた本発明による
透明氷除氷の運転モードが示してあり、下側には、比較可能な解凍条件ではある
ものの、35℃しかない外板温度の場合の運転モードが示してある。スラットジ
オメトリが同じである場合には、内壁の温風吹付けによる入熱の従来の加熱(各
線図中の直線「従来の形式でのCFKの加熱」参照)とマイクロ波によるCFK
加熱(「マイクロ波でのCFKの加熱」参照)とがその都度比較される。スラッ
ト中空体構造の壁は前縁の領域で3mmの厚さに寸法設定されている。壁は、主
として、CFK材料と、載置された肉薄の金属化された外板(図1の断面図参照
)とから成っている。両線図には、CFK材料の130℃の層間剥離温度が一点
鎖線で記入してある。この層間剥離温度は、従来の加熱と比較して加熱問題を際
立たせている。上側の線図の迅速な解凍の60〜70℃への外板の例示的な加熱
および46kW/mの面出力密度の場合には、少なくとも150〜160℃の
温風温度によってスラットのCFK内壁が吹き付けられなければならない。これ
によって、外板において必要となる面出力密度が同じである場合には、氷/空気
の比較可能な移行温度、解凍速度が発生させられる。比較してみて、内壁におけ
るマイクロ波加熱の場合には95℃の最高の温度しか達成されない。従来の事例
では、層間剥離温度TDLが完全に明瞭となり、ほぼ1mmの深さにまで超過さ
れる。すなわち、スラットが構造的に内側表面で軟化し始めかつ後続の運転時に
破壊し始める。本事例では、マイクロ波加熱は相変わらず、臨界的な層間剥離温
度を下回る35℃のままである。すなわち、ここでは、構造的な損傷は生ぜしめ
られない。
【0038】 下側の線図は、解凍速度が低い場合の運転(35℃の外板)を図示している。
スラット外板は35℃の温度に維持される。いま、確かに従来の加熱時には層間
剥離温度はもはや超過されず、内側の表面における温度は現在110℃であるが
、しかし、これによって、破壊温度が極めて近くなる。マイクロ波加熱によって
、まさに60℃の最高温しか内壁に達成されない。これによって、マイクロ波で
の加熱による積層されたスラットの熱負荷は付与されない。
【0039】 従来の加熱に比べてマイクロ波の使用と同時の同じの運転・出力要求時の著し
い温度低下は、瞬時の容積出力取込みが波の浸透による積層体の1/3における
負荷によって行われ、そこで、出力が、熱出力に関連した勾配駆動の必要性なし
に供給されることに起因している。そこから、供給された出力が熱管路を介して
外板に流れる。さらに、容積加熱によって、スラット外板を適宜な解凍温度にか
つ必要となる面出力密度にもたらすために、極めて高い加熱率が可能となる。こ
のことは、万が一のあらゆる状況に対する高い動特性を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 除氷装置の概略的な構造を示す図である。
【図2】 スラット内の磁界分布のスナップショットの断面図である。
【図3】 状況区分図である。
【図4】 主翼面に設けられた装置を示す図である。
【図5】 温度分布を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/68 310 H05B 6/68 310Z 6/70 6/70 E

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気象学的な影響にさらされる中空室構造体またはシェル構造
    体の外側の表面の氷結を除氷しかつ/または予防するためのコンパクトなマイク
    ロ波技術的なシステムであって、当該システムが、 −形状安定性のある中空室状のまたはシェル状の構造体から成っており、該構造
    体が、熱可塑性のまたは熱硬化性のプラスチック系によって硬化させられた、誘
    電的な特性を備えた複合材料から成っており、該複合材料が、場合によっては、
    別の材料、たとえば炭素繊維、ガラス繊維、ポリマ繊維、ポリアミド繊維、ポリ
    エチレン繊維またはアラミド繊維から成る繊維形成物を備えたフォームと組み合
    わされており、 −少なくとも1つのマイクロ波源から成っており、該マイクロ波源が、その出力
    に関して制御可能にパルス化されるかまたは連続的に運転され、フランジ結合さ
    れた導波管・出力システムを介して、900MHz〜20GHzの周波数範囲に
    設定されて単色放射するようになっている形式のものにおいて、 各構造体の、少なくとも氷結の危険のあるフロントが、積層された構造体を有
    しており、該構造体が、要求に適合された剪断強さ、耐圧性および曲げ強さの誘
    電性の複合材料から成る支持構造体としての成形体から成っていて、必要となる
    箇所で落雷よけとしての金属製の膜で被覆されており、該膜が、流過する空気に
    直接さらされていて、隣り合って位置するかまたは直接隣接する別の構造体に相
    俟って金属製の表面に導電的に接続されており、これによって、さらに、金属的
    に取り囲まれた中空室が設けられており、 このような各成形体の中空室内にまたは室内に、独自に運転可能な少なくとも
    1つのマイクロ波システムが組み込まれており、該マイクロ波システムが、電源
    部分と、導波管および出力構造体から成る出力装置とを備えたマイクロ波源から
    成っており、 出力構造体が、成形体の内部に外側の流過フロントに沿って配置されており、
    出力されたマイクロ波が、内側で流過フロントに沿って波頭またはほぼ波頭を伴
    って複合材料の内側の自由表面に衝突するようになっていて、複合材料内に浸透
    するようになっており、しかも、そこの複合材料容積のフロント領域をマイクロ
    波作用によって容積加熱を介して加熱するようになっており、複合材料が、一方
    では、各箇所でのマイクロ波の作用下で十分に複合材料の約130℃の層間剥離
    温度を下回ったままであり、他方では、成形体/金属膜の断面において、透明氷
    の付着時に60kW/mを上回るまでの設定された面出力密度が危険なしに存
    在するようになっており、該面出力密度が、金属膜を、気象学的な要求に相応す
    る+10℃〜+70℃の設定可能な温度および解凍速度に維持しており、該解凍
    速度では、マイクロ波システムのスイッチが入れられた場合に、到来する空気流
    によって流過されるフロントに氷形成が確実に生ぜしめられないようになってい
    るかまたは流過フロントに付着された氷が、マイクロ波システムのスイッチを入
    れることによって接触面で解凍するようになっていることを特徴とする、気象学
    的な影響にさらされる中空室構造体またはシェル構造体の外側の表面の氷結を除
    氷しかつ/または予防するためのコンパクトなマイクロ波技術的なシステム。
  2. 【請求項2】 出力構造体が、マイクロ波源にフランジ結合された導波管か
    ら成っており、該導波管が、その周壁面に沿って、前縁に向けられた出力開口を
    有しており、該出力開口からそれ都度波が出力するようになっており、該波が重
    畳して、要求された波頭が形成されるようになっている、請求項1記載のシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 マイクロ波源が、その貫通・遮断減衰部でサーキュレータを
    介して消費器としてのマイクロ波結合複合構造体によって適合されて閉鎖されて
    いる、請求項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 単色放射するマイクロ波源が、設定された周波数範囲で送出
    したい出力に適合されて、クライストロンまたはマグネトロンまたは拡張干渉発
    振器(EIO)である、請求項3記載のシステム。
  5. 【請求項5】 導波管と出力構造体とが、良導電性の金属製の壁を有してい
    る、請求項4記載のシステム。
  6. 【請求項6】 導波管と出力構造体とが、軽アルミニウムまたは重量最適化
    されてCFK複合材料から成っており、該CFK複合材料が、それぞれメッシュ
    幅の良導電性の金属製の材料から成る肉薄のネットで被覆されており、メッシュ
    幅を通って、伝導したいマイクロ波が、不都合に逃出しないようになっている、
    請求項4記載のシステム。
  7. 【請求項7】 当該システムが、船の、到来する空気によって流過されかつ
    飛沫によって飛散される、氷結の危険のあるフロントの構造体内に位置している
    、請求項4または6記載のシステム。
  8. 【請求項8】 当該システムが、飛行装置、たとえば航空機またはヘリコプ
    タの、到来する空気によって流過される、氷なしに維持したいフロントの航空力
    学的に重要な少なくとも1つの構造体内に位置している、請求項4または6記載
    のシステム。
  9. 【請求項9】 当該システムが、主翼面に設けられた、流過されるフロント
    の後方の、揚力のために重要な領域に位置してる、請求項8記載のシステム。
  10. 【請求項10】 当該システムが、流過されるフロントの後方の昇降舵およ
    び/または方向舵内の、航空機の操縦のために重要な領域に位置している、請求
    項8または9記載のシステム。
  11. 【請求項11】 当該システムが、駆動機構入口に設けられた駆動機構周壁
    の、到来する空気によって流過される環状のフロントの後方に位置している、請
    求項8または10記載のシステム。
  12. 【請求項12】 当該システムが、主翼面の各スラット内に組み込まれてい
    る、請求項9記載のシステム。
  13. 【請求項13】 当該システムが、風力装置のロータブレード内に組み込ま
    れている、請求項9記載のシステム。
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