JP2003526840A

JP2003526840A - ケーブルテレビシステムおよび関連したエンターテインメントターミナルを介して電子コマースおよびショッピングを提供する方法およびシステム

Info

Publication number: JP2003526840A
Application number: JP2001519377A
Authority: JP
Inventors: サファーディ，リーム
Original assignee: ジェネラル・インスツルメント・コーポレイション
Priority date: 1999-08-25
Filing date: 2000-08-03
Publication date: 2003-09-09
Also published as: WO2001015092A2; KR20020021413A; AU6398800A; CN1421024A; WO2001015092A3; BR0013513A; EP1210694A2; CA2376337A1

Abstract

(57)【要約】【解決手段】本発明の方法およびシステムは，既存のモデルと比較して，首尾一貫し，複雑でない方法で，イーコマースにおける基本的な機能を安全に行うものである。一つ以上の小売商人がいるMSO電子ストアに直接適用される。都合よく，本発明は，エンターテインメントターミナルを介して，小売商人と消費者との間のイーコマース取引を可能にするために利用できる。エンターテインメントターミナル100は，小売商人の取引サーバー150を介して，一つ以上の小売商人135により提供される商品およびサービス140の選択に，消費者がアクセスできるようにする。本発明は，ケーブルシステムオペレータの既存ベースに，イーコマースを制御し，取引ごとの追跡および/または収益の収集およびモニタリングを容易にする他の方法を与える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本願は，１９９９年８月２５日に出願された米国仮特許出願第60/150,679号に
基づくものである。

【０００２】本発明は，イーコマースアーキテクチャーおよび実行に関し，さらにエンター
テインメントターミナルなどが，電子コマースおよび電子ショッピング取引を行
えるようにする方法および装置に関する。

【０００３】 Secure Electronic Transaction Specification（SET）を含むイーコマース用
の種々のモデルが開発されている。これらモデルは，公開鍵暗号方式（従来より
周知のもの）に依存している。残念ながら，既存のイーコマースモデルは，過度
に複雑で，特に，ケーブルテレビシステムオペレータおよびそれらの加入者によ
る使用には適していない。たとえば，既知のモデルは，エンドユーザー（ここで
，カードホルダー，または消費者とも参照する）が，磁気カードをカードリーダ
に通すことを，またはスマートカードをセットトップターミナルのインターフェ
イスに挿入することを要求する。このことは，ユーザーがセットトップターミナ
ルに精通していることを要求するが，このことは障害となり，明らかに不便なこ
とである。さらに，既存のイーコマースデモデルは，ケーブルテレビネットワー
クにような既存のネットワーク施設を通して，イーコマースのサービスを提供す
ることを望む多重システムケーブルオペレータ（MSO）のようなケーブルテレビ
オペレータのビジネス条件を満たさない。多くの場合，ケーブルシステムオペレ
ータまたは指定者により管理されるMSO電子ストアを介した，イーショッピング
の分野に関心が払われた。イーコマースモデルは，私的に所有し，操作するネッ
トワークについて考慮されずに開発され，ショッピング，バンキングおよび投資
のようなアプリケーションをもつインターネットに合わさられた。

【０００４】スマートカードはクレジットカードに類似するが，カード内に，ストア情報を
もつ集積マイクロプロセッサ（CPU）が組み込まれている。スマートカードには
二種類ある。"インテリジェントカード"といわれているより機能的なものは，カ
ード発行者のアプリケーションの条件に特有の保証情報を記憶し，処理する機能
をもつCPUを有する。それは，新しい情報は，たとえば，ある購買に関連した貨
幣価値に対し，処理され，付加されまたは減少されるという読み取り/書き込み
機能を提供する。第二のタイプのスマートカードは，しばしば"メモリーカード"
といわれるものである。メモリーカードが基本的に記憶された貨幣価値（ユーザ
ーが小売店，自動販売機，公衆電話などに支払われる）を含む記憶デバイスであ
る。

【０００５】インテリジェントスマートカードはしばしば，クレジットカードを比較すると
き，電子取引に対してより安全なものと考えられているが，その理由は，損傷や
盗難に対して情報が安全に記憶され，保護されるからである。このことはクレジ
ットカード（情報が読み取り可能なフォーマットでカードに存在する）と異なる
点である。基本的なスマートカードの能力は，安全なサインオン認証（電子署名
に基づく），および暗号化鍵のモビリティ（電子商取引を安全にするため）であ
る。

【０００６】 Visa InternationalおよびMasterCard Internationalは，公開ネットワークを
介した安全な支払いカード取引を提供するために仕様について優れた開発を行っ
ている。他の協力会社は，GTE，IBM，Microsoft，Netscape，RSA，SAIC，Terisa
，およびVerisignを含む。これらの仕様は，SET Secure Electronic Transactio
ns Specification，Book1，2，3，バージョン1.0（1997年5月31日）（SET）とし
て参照される。SETは三つのパート，Book1，ビジネス記述，Book2，プログラマ
ーのガイド，Book3，フォーマットプロトコル定義からなる。

【０００７】 SETプロトコルの特徴：証明許可信託モデル，RSA公開鍵暗号方式，安全ハッシ
ュアルゴリズム（SHA），メッセージダイジェストアルゴリズム（Rev.5）（MD5
），およびデータ暗号標準（DES）。SETプロトコルは次の機能を容易にすること
を意図している：購買，認証，取得および検索。関連した主要な部分は，カード
ホルダー，取得者，発行者およびゲートウエイである。多少簡単化したモデルが
，SETに従属しない，所有権の主張がされる解決策を使用して，VISA Internatio
nalにより開発された。

【０００８】以下において，公開鍵暗号方式（PKC）およびSET仕様の内容についての専門知
識を前提に記述する。PKCについてのさらなる背景はwww.rsa.com/rsalabsから知
ることができる。

【０００９】当業界において使用され，またここで参照される種々の略語，用語は次のとお
りに定義される。

【００１０】 CA‐認証機関。認証機関は，認証およびある鍵をともなうアソシエーションを
発行するものの同一性を保証する委託中央管理部であってもよい。たとえば，ク
レジットカードの会社がそのカードホルダーの認証を発行する。

【００１１】 Certificate‐認証はCAにより発生され，基本的に，偽造，誤った表示，また
は変更から公開鍵を保護するデジタル署名である。認証は，CAが個人の同一性の
適切な証明を行った後に，個人に発行される。これに代えて，ある装置（たとえ
ば，エンターテインメントターミナル）に対してRSA鍵を形成している製造業者
もまた，対応する認証をもつ装置を提供することができる。このようにして，製
造業者は認証機関の役目をおっている。

【００１２】 CRL‐認証取り消しリスト。CRLは，定期的な期間満了日前に取り消す認証のリ
ストである。CRLはCAにより維持され，取り消された認証についての情報を与え
る。

【００１３】 MD5‐メッセージダイジェストアルゴリズム。私的な鍵で署名される前に，大
きなメッセージが安全な方法で圧縮されなければならない，デジタル署名アプリ
ケーションとともに使用する圧縮アルゴリズム。

【００１４】 SHA‐安全ハッシュアルゴリズム。MD5よりも安全な圧縮アルゴリズム。

【００１５】 DES‐データ暗号標準。米国特許第3,962,593号に記述されている暗号標準。

【００１６】 PKC‐公開鍵暗号方式

【００１７】 SET‐安全電子取引

【００１８】 Java（登録商標）‐オブジェクト指向，マシン依存プログラミングランゲージ

【００１９】 Applet‐ウエブブラウザー内ではしるJava（登録商標）プログラム。ここで参
照されるすべてのアプレットはJava（登録商標）で記述されている。

【００２０】 Client Application‐インターネット上でサーバーからサービスを引き出すた
めに，消費者（カードホルダー）のために働くソフトウエアアプリケーション。
クライアント/サーバーアーキテクチャーのクライアント側のものである。

【００２１】 DLL‐ダイナミックリンクライブラリー。実行時間で，ロードされ遂行される
ときに，アプリケーションにダイナミックにリンクするライブラリー。

【００２２】 HTML‐ユーザーが強調表示された言葉またはフェーズをクリックし，そのフレ
ーズに関連した情報を得ることができるインターネット上で使用されるハイパー
テキストマークアップランゲージ。

【００２３】 Merchant Server‐商品またはサービスをクライアントに提供する小売商人ソ
フトウエア。小売商人はMSOまたは電子ストアのシナリオにおいて，指定の小売
商人である。

【００２４】 Merchant Web Site‐インターネットを通じてウエブブラウザーによりアクセ
スできるコンピュータではしるウエブサーバーおよび小売商人サーバー。

【００２５】 SSL‐安全ソケット層。クライアントのソフトウエアがサーバーと安全に通信
できるように，ネットスケープにより開発されたプロトコル。SSLの使用は，イ
ンターネット上の会話をウオッチする者が通信される内容を判明させることがで
きないようにする。したがって，クレジットカード番号，他の盗まれやすい情報
のような情報を通信するのに役立つ。

【００２６】次のSET機能の記述は，前記した文献からの抜粋である。実行の複雑さにおけ
る違いを図説するために与えるものである。SETモデルは，守秘義務を確実にす
るためのメッセージ暗号方式を使用し，デジタル署名を提供する。これら両方の
技術は，支払い情報の一貫性を確実にすることを意図する。SETモデルはまた，
カードホルダーの口座の認証を確実にするために，デジタル署名およびカードホ
ルダーの証明を使用し，小売商人の認証を確実にするために，デジタル署名およ
び小売商人証明の使用を提供する。相互利用の目的のために，SETは発行したプ
ロトコルおよびメッセージフォーマットを使用する。

【００２７】 SETは次のものにはアドレスしない。

【００２８】・商談，ショッピング，商品の配送などのためのメッセージプロトコル。・カードホルダーおよび小売商人の証明の発行のために，個々の金融機関により
設定される規準のような操作問題。・各小売商人により定義されるオーダーエントリーフォームのコンテンツ，表現
，およびレイアウトを含むスクリーンフォーマット。・支払いカードの範囲を越えた一般的な支払い。・ウイルス，トロイの木馬プログラム，ハッカーからの保護を含む，カードホル
ダー，小売商人，および支払いゲートウエイシステムにおけるデータの安全性。

【００２９】 SETは，イーショッピング／コマースにおける似たフェーズの三つのみを支持
する。これらは，a）支払い認証および移送，b）確認と照会，およびc）小売商
人弁償である。イーコマース取引の次の一般的な記述において，SETに続くアイ
テムのみが，SET仕様によりアドレスされる。

【００３０】・ブラウジングおよびショッピング・小売商人およびアイテム選択・交渉および注文・支払い選択・SET→支払い認証および移送・SET→確認および照会・商品の配送・SET→小売商人弁償

【００３１】典型的な電子ショッピング経験は，いくつかの明白なフェーズに分割できる。

【００３２】 1. カードホルダーがアイテムに対してブラウズを行う。このことは，いろいろ
な方法：小売商人のワールドワイドウエブページのオンラインカタログを見るた
めにブラウザを使用すること，CDROMにおいて小売商人により提供されるカタロ
グを見ることにより，カタログ紙面を見ることにより行われる。

【００３３】 2. カードホルダーは小売商人から購入されるアイテムを選択する。

【００３４】 3. カードホルダーは，アイテムのリスト，それらの価格，およびショッピング
，取扱い，および税金を含む全体の価格を含む注文フォームとともに提供される
。注文フォームは，小売商人のサーバーから電子的に搬送され，または電子ショ
ッピングソフトウエアによりカードホルダーのコンピュータにおいて作られ得る
ものである。オンライン小売商人もまた，（競合者の価格についての情報，普通
の買物客の標識を与えるようにして），アイテムの価格に対し，カードホルダー
が交渉できるようにする能力を支援する。

【００３５】 4. カードホルダーは支払いの手段を選択する。SETは支払いカードが選択され
る場合に焦点を合わせる。

【００３６】 5. カードホルダーは，支払い手段にそって，完了した注文を小売商人に送る。
SETにおいて，注文および支払いの指示は，証明を所有するカードホルダーによ
り電子的に署名される。

【００３７】 6. 小売商人は，取得者を介してカードホルダーの金融機関から支払い認証を要
求する。認証が達成されると，小売商人は，注文の確認をバンドからSETに送る
。

【００３８】 7. 小売商人は，注文から要求されたサービスを実行し，商品を配送する。

【００３９】 8. 小売商人は取得者を介してカードホルダーの金融機関からの支払いを要求す
る。

【００４０】 SETは支払いシステムの対話において，加わる方法を変える。フェイスツーフ
ェイスの小売取引，または郵便注文の取引において，電子処理は，小売商人また
は取得者とともに始まる。しかし，SET取引において，電子処理はカードホルダ
ーとともに始まる。

【００４１】従来技術のSETシステムのモデルが図１に示され，次のとおりである。

【００４２】カードホルダーの機能：電子コマース環境において，消費者および会社の購買
者（カードホルダー）はパーソナルコンピュータから，小売商人とやり取りをす
る。カードホルダー10が発行者30により発行された支払いカードを使用する。SE
Tは，小売商人20とカードホルダーとのやり取りにおいて，支払いカードのアカ
ウント情報が秘密に維持されることを確実にする。

【００４３】 SETにおけるカードホルダーの主要なインターフェイスは小売商人20へのもの
である。このインターフェイスは支払いプロトコルのカードホルダーの部分（カ
ードホルダー10が支払い開始し，照会を実行し，注文の受領および状況を受信す
ることができるようにする）を支援する。

【００４４】カードホルダー10はまた，小売商人システム20を通して，取得者40への間接的
なインターフェイスをもつ。このインターフェイスは，小売商人20を介して，取
得者40に送られるが，支払いゲートウエイ50によってのみ翻訳され得る，暗号化
されたデータフィールドを支援する。このことにより，取得者40は，カードホル
ダー10と小売商人20との間のやり取りを仲介することができ，そうすることによ
り安全性サービスをカードホルダー10に提供せることができる。これらの安全性
サービスは，カードホルダー10が，有効な，支払いカードを許可した小売商人20
と取引を行うことを確実にする。

【００４５】支払いカードのブランドにより作られた方針に依存して，カードホルダー10は
また，電子コマース安全性機能を支援する鍵証明を要求し，更新するために，カ
ードホルダー認証機関（CCA）60とのインターフェイスをもつ。ハードウエア暗
号化モジュールにおいて暗号化機能を達成することは推奨されるが，SETにより
要求はされない。SETは，秘密の鍵の生成，記憶，関連した暗号化機能のための
，耐いたずらハードウエアの使用を促進するが，権限を委譲することはしない。

【００４６】カードホルダーシステムは，次の安全性サービスを支援する：ショッピング，
支払い選択，通信機能の支援に加え，SETにより予め定められた証明管理，認証
，保全性。

【００４７】発行者機能：発行者30がカードホルダーに対するアカウントを形成し，支払い
カードを発行する金融機関である。発行者は，支払いカードのブランドの規則お
よび地域の法律にしたがって，支払いカードを使用して，認証された取引に対す
る支払いを保証する。

【００４８】 SET小売商人のコンピュータシステム20はインターフェイスを，電子支払いの
支援のために，カードホルダー10に与える。さらに，小売商人10は電子支払い取
引に対し，認証を受信し，サービスを獲得するための支払いプロトコルを使用し
て，取得者40とインターフェイス関係をもつ。小売商人20は，電子コマース安全
性機能を支援する公開鍵証明を要求し，更新するために，小売商人認証機関（MC
A）70とインターフェイス関係をもつ。

【００４９】小売商人20はカードホルダー10により開始される電子コマース取引の認証のた
めに，SETプロトコルを支援する。さらに，商業者システム20は安全性サービス
（保全性，認証，証明管理）を支援する。小売商人システム20はショッピング，
支払い選択，および通信機能を支援する。SETは，ハードウエア暗号化モジュー
ルにおいて暗号化機能を達成し，秘密鍵の生成を記憶することは強く推奨される
が，SETにより要求はされない。小売商人サーバー20が操作できる特定の，遂行
および環境に対する支払いカードのブランド条件は，ハードウエア暗号化支援の
使用に対する条件を命ずる。

【００５０】小売商人機能：小売商人20が販売のための商品を提供し，支払いのための交換
サービスを提供する。SETとともに，小売商人20はそのカードホルダー10に安全
な電子的やり取りを提供する。支払いカードを受領する小売商人20が取得者40と
の関係をもたなければならない。

【００５１】取得者機能：取得者40が，小売商人20とのアカウントを作り，支払いカード認
証および支払いを処理する金融機関である。取得者40は，カードホルダーの発行
者30からの支払いの認証を得るために，取引に関連した金融データを収集するこ
とに責任をもつ。

【００５２】支払いゲートウエイ機能：支払いゲートウエイ50が，取得者40により，または
カードホルダー10からの支払い指示を含む小売商人の支払いメッセージを処理す
る，指定された第三者により操作される装置である。

【００５３】支払いゲートウエイシステム50は，取得者40により操作される。取得者40の支
援において，電子コマースサービスを小売商人20に提供し，取引の認証および獲
得を支援するために，支払いカード金融ネットワークとインターフェイス関係を
もつ。支払いカードの金融ネットワークのインターフェイスは，今日，取得者支
援インターフェイスと顕著な違いがない。支払いゲートウエイ50もまた，電子コ
マース安全性機能を支援すべく，公開鍵証明を要求し，そして更新するために，
支払いゲートウエイ認証（PCA）とでインターフェイス関係をもつ。ブランドお
よび金融機関のために，証明取り消しリスト（CRL）の配給を支援する。暗号化
機能は，ハードウエア暗号化モジュールにおいて実施される。さらに，秘密鍵の
生成および記憶は，耐いたずらハードウエア暗号化モジュールを使用する。

【００５４】ブランド機能：金融機関は，ブランドを保護し，広告し，支払いカードの使用
および受領のためのルールを作り，強化し，そして金融機関と相互接続するため
にネットワークを提供する支払いカードのブランドを見出す。他のブランドは，
ブランドを広告し，支払いカードの使用および受領のためのルールを作り，強化
する金融機関会社により所有される。これらのブランドは，カードホルダー10お
よび小売商人20とのやり取りにおいて，発行者30および取得者40（たとえば，Vi
sa MasterCard）のルールを組み合わせる。

【００５５】第三者機能：発行者30および取得者40はときどき，支払いカードの取引を第三
者の処理業者に付与しようとする。SETは金融機関と取引業者との間で区別しな
い。

【００５６】証明取扱い：SET証明発行は，信用の階層に非常に依存する。SET証明は，信用
の階層により確認される。各証明は，電子的に証明を付与するエンティティの署
名証明にリンクされる。信用を知られた信用のある者まで追うことにより，証明
が正当でることをさらに確かになる。たとえば，カードホルダーの証明が，発行
者（または発行者に代わるブランド）の証明にリンクされる。発行者の証明は，
ブランドの証明を介して，ルート鍵へと戻るようにリンクされる。ルートの公開
証明鍵はすべてのSETソフトウエアには知られおり，順に証明のそれぞれを確か
めるために使用される。

【００５７】 SETは，認証メッセージを証明するために，証明管理アーキテクチャー，プロ
トコル，コンセプト，証明フォーマット，証明取り消し，リストおよび認証を定
義する。

【００５８】次の特徴は，SETイーコマースモデルの前の議論から容易に，同一であるとみ
なせる。

【００５９】 1. SETは，新しいシステムを適所に設置することを必要とする，今流通してい
るクレジットカードとは異なる動作モデルを仮定している。

【００６０】 2. SETは極端に複雑である。異なる層の間の境界は維持されており，解決策は
，これら前から存在する境界および知的所有権の境界をそのままにしておくもの
である。これは，至るところにあるスマートカードに基づく設備で得ている。

【００６１】 3. 多くの取引の段階がSETでは，一つの購入取引について要求される。各段階
は複数の段階に翻訳される。誤りが各段階で生じることになり，全工程はより脆
弱になっても堅固なものとならない。

【００６２】 4. SETの参加者のそれぞれに対する，証明管理，メンテナンスおよび取り消し
手順はささいなことではない。

【００６３】 5. SETシステムは，双方向のケーブルテレビシステム（MOSはネットワークにお
いて生じる取引における直接の知識をもつ）において使用されるビジネスモデル
を順応させるようには設計されていない。このような知識において，MSOは，金
融機関および適切な合意書の管理の下にあるが，MOSネットワークを利用する加
入者により作られる経常収入を直接決定する手段をもたない。MSOは債務履行の
拒否ではない場合について管理手段をもないというのではない。

【００６４】 6. インターネットのスケラビリティモデルは，テレビをみること（すなわちホ
ームショッピング）と異なる。多くの加入者による，広告アイテムの衝動的な購
入は，SETモデルではない。

【００６５】 SETのような既存のモデルと比較して，単純で，効率性のある，消費者に便利
な，既存のケーブルテレビネットワークを通じたイーショッピングのための安全
なスキームを提供することは良いことである。さらに，既存のシステムを単純に
拡張する，このようなスキームを提供することは都合の良いことである。本発明
は，前述した機能的なモデルと比較するとき，首尾一貫して複雑でない方法で，
イーコマース，特に電子ショッピングの基本的な機能を実行できる。本発明は下
述する利点，他の利点をもつ方法および装置を提供する。

【００６６】発明の要約本発明にしたがって，エンターテインメントターミナルなどを介して，イーコ
マース取引を支援する方法および装置が提供される。

【００６７】本発明の特定の実施例において，小売商人と消費者との間のイーコマース取引
が，エンターテインメントターミナルを介して可能となるが，そのエンターテイ
ンメントターミナルは，消費者が，小売商人の取引サーバーを介して一つ以上の
小売商人により提供される商品およびサービスの選択についてアクセスできるよ
うにする。エンターテインメントターミナルは，購入アプリケーションプログラ
ムインターフェイスとともに，クライアントアプリケーションをもつ。小売商人
取引サーバーがターミナルと通信できるように提供される。購入されるべき商品
およびダービスのための購入要求が，ターミナルから小売商人取引サーバーに送
られる。この要求は，小売商人の取引サーバーが，消費者と安全に通信できるよ
うに，消費者の公開鍵および証明とともに，安全な方法で暗号化され，送られる
。暗号化された応答は，小売商人の取引サーバーからターミナルに送られる。こ
の暗号化された応答には，取引情報が含まれる。暗号化された応答は，ターミナ
ルで解読され，消費者は小売商人に購入代金を支払う。

【００６８】本発明の他の実施例において，ターミナルは，消費者が小売商人に支払うこと
ができるスマートカードインターフェイスをもつ。

【００６９】他の実施例において，スマートカードは暗号化および解読ができる暗号方式エ
ンジンを有する。この実施例において，購入要求は，小売商人の取引サーバーに
送られる前に，スマートカードにより暗号化され得る。スマートカードはまた，
小売商人取引サーバーからの暗号化された応答を解読することができる。

【００７０】さらに，他の実施例において，消費者は，小売商人に，クレジット取引（アイ
テム購入要求のアイテムコストに対し消費者のクレジットが確認され，クレジッ
トの証明に基づいて認証され，または拒否される）を通じて支払う。

【００７１】特定の実施例において，商品およびサービスの選択が，グローバルな通信ネッ
トワークを通じて行われる。これに代えて，商品およびサービスの選択がシステ
ムオペレータによりなされ得る。システムオペレータは，ケーブルテレビシステ
ムオペレータ，衛星テレビシステムオペレータ，インターネットサービスプロバ
イダーなどであってもよい。

【００７２】さらに他の実施例において，システムオペレータにより取扱い可能な商品およ
びサービスは，MSOポータルを介して提供される，多数の小売商人からのもので
ある。

【００７３】エンターテインメントターミナルは，ケーブルテレビ・セットトップボックス
，散開能力のポイントをもつデジタルテレビまたはホストなどであってもよい。

【００７４】本発明の他の実施例において，暗号化された応答は，指定されたアプリケーシ
ョンログラムインターフェイスルーティンを介して，対応する暗号化ルーティン
を呼び出す，ターミナル内のクライアントアプリケーションにより解読される。

【００７５】本発明の他の実施例において，取引情報は，取引識別子，アイテム識別子，お
よびアイテムコストの少なくとも一つを含む。

【００７６】他の実施例において，ユニークな取引識別子が，小売商人の取引サーバーによ
り与えられる取引識別子に対応する購入アプリケーションインターフェイスルー
ティンにより発生される。

【００７７】他の実施例において，クライアントアプリケーションは，いろいろな消費者が
ターミナルを通じて購入することを追跡する。

【００７８】ターミナルはまた，安全な記憶のために，取引情報を保持するメモリーをもつ
安全プロセッサをもってもよい。

【００７９】特定の実施例において，消費者は，所定のクレジットの限度について予め許可
を得る。消費者のクレジットは，購入要求のコストに対して確認される。アイテ
ムコストは，つぎに，安全プロセッサにより維持される経常収支に対してチェッ
クされる。経常収支がアイテムコストよりも大きいときは，取引の確認が安全プ
ロセッサで発生される。その取引の確認は，安全プロセッサから，購入アプリケ
ーションプログラムインターフェイスを介して，クライアントアプリケーション
へと戻される。取引の確認は，取引が完了されるように，小売商人の取引サーバ
ーへと送られる。経常収支は，小売商人に支払うために，アイテムコストだけ減
少する。

【００８０】さらに，他の実施例において，小売商人の取引サーバーは，消費者の公開鍵お
よび証明の妥当性を確認することができる。

【００８１】他の実施例において，ターミナルは，購入取引が完了した後に，ヘッドエンド
の取引サーバー（すなわち，システムオペレータ）に，購入を安全に伝え，戻さ
れる。

【００８２】発明の詳細な説明本発明の方法およびシステムは，既存のモデル（たとえば，前述したSET機能
モデル）と比較して，首尾一貫して，複雑でない方法で，イーコマース，特に電
子ショッピングにおいて，基本的な機能を達成することができる。一つ以上の関
連小売商人がいるMSO電子ストアに直接適用される。都合よく，本発明は，本発
明の譲受人である，米国，ペンシルベニア州，ホースハムにあるジェネラル・シ
ンスツルメントから入手可能な，DCT-500シリーズのデジタルケーブルテレビ・
セットトップターミナルのような，エンターテインメントターミナルを介して，
イーショッピング取引を行うのに使用され得る。

【００８３】既存のケーブルテレビシステム（米国，ペンシルベニア州，ホースハムにある
ジェネラル・シンスツルメントから入手可能な，DigiCipher II (DCII)のような
もの）の能力を拡張することで，SET，その他の知られたものと対照的に，潜在
的に代わるべきものが提供される。ケーブルシステムのオペレータに，イーコマ
ースの管理，取引当たりの追跡および/または収支の収集の容易化，ならびモニ
タリングについての他の手段を与える。しかし，支払請求は，カード発行者また
は関連銀行により依然として行われ得る。MSOがカード発行者に払われる考察の
一つが，イーコマースの購入を，加入者がなすケーブルテレビの月極支払に含め
ないようにすることである。このことは，システムにおけるイーコマースのMSO
の管理を放棄することに付加的な関連をもつことなく達成され得る。

【００８４】本発明は，統合の三つの基本的なレベルを記述することにより，最適に説明さ
れ得る。図を参照する前に，統合の三つのレベルの基本的な概要は以下のとおり
である。

【００８５】 1. 統合の第一のレベル：（基本的な統合‐統合された要素への最小の変化）こ
のことにより，種々のイーコマースのシナリオに対して，スマートカードが携帯
性をもつ。この解決策は，スマートカードが，エンターテインメントターミナル
への，対応する周辺インターフェイスを介して支援されることを仮定する。統合
は，既存のイーコマースモデルでなされる（MSOの問題は別にして）。この場合
，DCT-500または同様のユーザー装置は，適切なイーコマースのクライアントア
プリケーションが存在してもらわなければならない。消費者もまた，予定よりも
早く適切なスマートカードを発行してもらわなければならない。このレベルは，
同じスマートカードが他のアプリケーションのための他の環境で使用されなけれ
ばならないときに必要とされる。

【００８６】 2. 統合の第二のレベル：（最小の統合−エンターテインメントターミナルにあ
る安全プロセッサにより支援されるもののような既存の暗号化サービスを利用す
る）このレベルは，安全プロセッサを介して，クライアントアプリケーションに
より必要とされる安全機能のいくつかを容易にする。インテリジェントスマート
カードの必要性がどの程度除去されるかは，クライアントアプリケーションがタ
ーミナルにある安全機能とどのように統合されるかによる。インテリジェントス
マートカードの必要性をなくすことにより（すなわち，鍵もなく，暗号化エンジ
ンもない），種々の利点がもたらされる。このことには，コストの低減，操作の
単純化，ユーザーの利便性（たとえば，ユーザーがターミナルに近づき，そこに
カードを通しまたはそのままに維持する必要がなく，代わりに，ユーザーはスク
リーンやリモート制御上のボタンを押す）が含まれる。

【００８７】 3. 統合の第三のレベル：（最適化された統合−市販の取引サーバーとともに既
存のシステムの能力を使用する）MSOまたは指名者が電子ストアを提供する場合
に，イーショッピングを支援するために既存のシステム能力が拡張される。この
場合，小売商人およびMSOは一つと考えられてもよく，同じものまたはMSOは一つ
以上の関連した小売商人のサーバーを使用もよい。

【００８８】本発明にしたがった単純化した方法の例がつぎのとおりである。

【００８９】 1. 消費者が，SETに似たプロセスを使用して，エンターテインメントターミナ
ルを介して，アイテムに対する購入要求を，小売商人へと進める。その消費者は
，取引の一部として，その公開鍵を提供する。（SSLは基本的な通信のために利
用される。）

【００９０】 2. 小売商人は，正当性の証明のために，MSOの正当性認証サーバーと連絡をと
る。

【００９１】 3. 小売商人は，消費者の公開鍵を使用して，暗号化されて，取引識別子（ID）
，アイテムID，その他の必要なパラメータのような取引情報をターミナルに進め
ることにより応答する。

【００９２】 4. ターミナルのクライアントアプリケーションが，応答を解読するために，適
切な暗号化サーバー購入 API（アプリケーションプログラムインターフェイス
），および他のAPIを使用する一方で，ターミナルの安全プロセッサは取引識別
子および安全記憶のための関連コストを保持する。クライアントアプリケーショ
ンは，（安全プロセッサの見通しから）異なるユーザーの追跡を続行することが
できるが，ユーザーIDがクライアントアプリケーションにより決定されるとき，
異なる値を持つことができるにしても，一つの閾値アカウントである。購入API
はサーバーにより発行されるものに対応するユニークな取引IDを発生する。

【００９３】 5. 安全プロセッサは，経常収支に対して総額をチェックし，残った収支がゼロ
よりも大きいとき，安全プロセッサは購入金額を減少させ，購入APIを介して，
取引確認を戻す。プロセッサは，IPPVに対して行ったのと同じように，取引サー
バー（リアルタイム配送）に対するシステムコントローラに戻すリポートを生成
する。特に，その戻しリポートは，さらなる処理のために，取引サーバーに進め
られる上流通信を介して送られる。

【００９４】 6. 取引サーバーは，支払請求の目的で，情報を進めるために，収集ポイントに
連絡をとる。収集ポイントは，支払請求の目的のために，金融機関とのインター
フェイスを形成する。このインターフェイスは，既存のインターフェイス（いく
つかは適用ISO標準に基づく）を利用できる。

【００９５】 7. 勘定が安全プロセッサおよびMSO取引プロセッサにより追跡されると，段階5
および6が適用される。そうでなければ，小売商人の取引サーバーは金融機関に
直接連絡をとることになる。

【００９６】 8. 金融機関は，小売商人に支払いを行うことにより，今日行われているのと同
様の機能を達成し，MSOの加入者に支払いの請求をする。

【００９７】図２に示されたような本発明の特定の実施例において，小売商人と消費者との
間のイーコマース取引が，エンターテインメントターミナル100を介して行うこ
とできるが，このターミナルは，消費者が，小売商人サーバー150を介して一つ
以上の小売商人135により提供される商品およびサービス140の選択にアクセスで
きるようにする。エンターテインメントターミナル100はクライアントアプリケ
ーション（ファームウエアおよび/またはソフトウエアからなってもよい）を有
するが，このクライアントアプリケーションはまた，ターミナル内の暗号化サー
ビスルーティンと相互作用できるように，アプリケーションプログラムインター
フェイスルーティンを利用する。小売商人取引サーバー150は，ターミナル100と
通信することができる。購入される商品またはサービス140に対する購入要求が
，ターミナル100から小売商人の取引サーバー150に送られる。要求は，小売商人
の取引サーバーが安全に消費者と通信できるように，消費者の公開鍵および証明
とともに，安全な方法で，暗号化されて送られる。暗号化された応答が，小売商
人取引サーバー150からターミナル100に送られる。この暗号化された応答は，取
引情報を含む。その暗号化された応答は，ターミナルで解読され，消費者は，購
入の代金を商業者に支払う。

【００９８】小売商人135への支払いのために，小売商人の取引サーバー150は，収集ポイン
ト170と連絡をとり，支払請求の目的のために取引情報を進める。収集ポイント1
80は，支払い請求および支払いの目的のために金融機関180とのインターフェイ
スを形成する。金融機関180はつぎに，小売商人135（電子的に小売商人の取引サ
ーバーを介して，小売商人への電子資金決済を介してなど）に支払うことができ
る。システムオペレータ145の支払い請求システムへの加入は必要なく，MSOサー
ビス対購入取引に対する支払い請求の分離が達成される。

【００９９】選択された商品および/またはサービスの配送160が提供される。

【０１００】本発明の他の実施例において，ターミナル100には，消費者が小売商人135に支
払いを行えるスマートカードインターフェイス130が提供される。

【０１０１】他の実施例において，スマートカードインターフェイス130とともに使用され
るスマートカードには，暗号化および解読を行うことができる暗号化エンジンが
提供される。この実施例において，購入要求は，小売商人の取引サーバー150に
送られる前に，スマートカードインターフェイス130を介して，スマートカード
により暗号化されてもよい。スマートカードはまた，小売商人の取引サーバー15
0からの暗号化された応答を解読してもよい。

【０１０２】他の実施例において，消費者はクレジットカード取引（アイテム購入要求に対
し消費者クレジットが証明され，取引がクレジットの証明に基づき，認証されま
たは拒否される）を介して，小売商人135に支払う。

【０１０３】特定の実施例において，商品およびサービス140の選択は，グローバル通信を
介して提供される。これに代えて，商品およびサービス140の選択は，システム
オペレータ145により提供される。両者とも，商品およびサービスは，小売商人
がMSOであろうと，独立した者であろうと，小売商人の取引サーバー135と連結さ
れる。

【０１０４】システムオペレータ145は，ケーブルテレビシステムオペレータ，衛星テレビ
システムオペレータ，インターネットサービスプロバイダーなどであってもよい
。商品およびサービスが，MSO（たとえば，MSOによりはしる電子ストア）により
提供される場合，MSOは小売商人の役割をもってもよく，またはMSO電子ストアの
一部である一つ以上の小売商人と連絡をとってもよい。

【０１０５】他の実施例において，システムオペレータ145により扱える商品およびサービ
ス140はMSOポータルを介して提供される複数の小売商人からものである。

【０１０６】エンターテインメントターミナル100は，ケーブルテレビ・セットアップボッ
クス，解散能力のポイントをもつデジタルテレビまたはホストであってもよい。

【０１０７】本発明の他の実施例において，暗号化された応答は，指定されたアプリケーシ
ョンプログラムインターフェイスルーティンを介して，対応する暗号化ルーティ
ンを引き出す，ターミナル100のクライアントアプリケーションにより解読され
る。

【０１０８】本発明の他の実施例において，取引情報は，取引識別子，アイテム識別子，お
よびアイテムコストの少なくとも一つを含む。

【０１０９】他の実施例において，ユニークな取引識別子が，ターミナル100の購入アプリ
ケーションプログラムインターフェイスルーティンにより発生されるが，ユニー
クな取引識別子は小売商人の取引サーバー150により与えられる識別子に対応す
る。このようなユニークな取引識別子は，クライアント側およびサーバー側にお
ける，取引のための拒否のない測定を容易にする

【０１１０】他の実施例において，ターミナル100のクライアントアプリケーション120は，
ターミナル100から購入する，異なる消費者を追跡する。

【０１１１】ターミナル100はまた，安全な記憶のため（たとえば，システムオペレータに
よりまたは小売商人による連続した検索のため），取引情報を保持するメモリー
をもつ安全プロセッサ110を有する。

【０１１２】特定の実施例において，消費者は，所定のクレジットの限度に対して，予め許
可される。消費者のクレジットは，購入要求のコストに対し証明される。アイテ
ムコストは，安全プロセッサ110により維持される経常収支に対してチェックさ
れる。経常収支がアイテムコストよりも大きいと，取引確認が，安全プロセッサ
110において発生される。取引確認は，クアイアントアプリケーション120に，購
入アプリケーションプログラムインターフェイスを介して，安全プロセッサ110
および関連ファームウエアから戻される。取引確認は，つぎに，クライアントア
プリケーション120から小売商人の取引サーバーに送られ，取引が完了する。経
常収支はつぎに，小売商人への支払いのために，アイテムコストだけ減少する。

【０１１３】他の実施例において，小売商人の取引サーバーは，MSOにより，またはMSOに代
わる他の者により提供される正当性認証を使用して，消費者の公開鍵の正当性を
証明することができる。

【０１１４】他の実施例において，ターミナル100は，購入取引が完了したあと，システム
オペレータ145において，ヘッドエンド取引サーバーに，購入を安全に伝えて戻
することができる。

【０１１５】本発明が，シンプルで，効率的をもつ，消費者にとって扱いやすい，既存のケ
ーブルネットワークに渡る安全なイーショッピングを行う便利な方法およびシス
テムを提供することが分かるであろう。特に，本発明は，既存のシステムへの単
純な拡張をもたらす，このようなスキームを提供する。本発明は，従来技術のモ
デルと比較するとき，首尾一貫し，複雑でない，イーコマース，特に電子ショッ
ピングにおいて，基本的な機能を達成できる。

【０１１６】既存のケーブルテレビシステムにおいて，イーコマースを支援するときに，ス
マートカードを使用する種々のアプローチがあるが，それぞれはMSOおよび関連
顧客への付加価値に種々のレベルをもち，統合の複雑さに種々のレベルをもつ。
既存のシステムへの単純な拡張によりイーコマースに対するシステム解決策をも
つMSOを与えることが望ましい。基本的な統合が，MSO電子ストアシナリオを介し
たイーショッピングに対してでも，達成でき，顕著な単純化が実現可能である。
さらに，拒否がなくMSOの制御を与え，取引収益に直接的な視覚性を与えること
は，図示のアプローチでは容易になるが，他のアプローチでは容易にならない能
力である。

【０１１７】発明はさまざまな好適実施例との関連で説明されてきたが，特許請求の範囲に
記載された発明の思想および範囲から逸脱することなくさまざまな付加および修
正が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は，従来のSETシステムモデルのブロック図である。

【図２】図２は，本発明の実施例のブロック図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 7/173 ６４０Ｈ０４Ｎ 7/173 ６４０Ｚ (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷＦターム(参考） 5C064 BA07 BB01 BB02 BB07 BC01 BC07 BC17 BC18 BC22 BC23 BD02 BD08 BD09 CA14 CB01 CC04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】エンターテインメントターミナルが，消費者と小売商人との間
のイーコマース取引のために使用できるようにする方法であって，消費者に，ターミナルを介して，商品およびサービスの選択にアクセスできる
ようにする工程と，購入される商品およびサービスに対する購入要求を小売商人の取引サーバーに
送る工程と，小売商人の取引サーバーから消費者に，暗号化された応答を与える工程と，小売商人の取引サーバーからの応答を解読する工程と，購入に対する支払いを行う工程と，を含み，前記要求が，小売商人の取引サーバーが消費者と安全に通信できるようにする
ために，安全な方法で，消費者の公開鍵とともに，暗号化されて送られ，前記暗号化された応答が取引情報を含む，ところの方法。
【請求項２】購入に対する支払いが，ターミナルにおいて，スマートカード
インターフェイスの使用を通して達成される，請求項１に記載の方法。
【請求項３】購入要求が，スマートカードにより暗号化され，小売商人の取引サーバーからの暗号化された応答が，スマートカードにより解
読される，請求項２に記載の方法。
【請求項４】支払いを行う工程が，アイテム購入要求のアイテムコストに対
し消費者のクレジットを証明すること，およびクレジットの証明に基づき，取引を認証し，または拒否すること，を含む，請求項１に記載の方法。
【請求項５】商品およびサービスの選択がグローバル通信ネットワークを介
して提供される，請求項１に記載の方法。
【請求項６】商品およびサービスの選択が，システムオペレータにより提供
される，請求項１に記載の方法。
【請求項７】システムオペレータが，ケーブルテレビシステムオペレータ，
衛星テレビシステムオペレータ，またはインターネットサービスプロバイダーの
一つである，請求項６に記載の方法。
【請求項８】システムオペレータにより扱い得る商品およびサービスが複数
の小売商人からのものである，請求項６に記載の方法。
【請求項９】エンターテインメントターミナルが，ケーブルテレビ・セット
トップボックス，散開能力のポイントをもつデジタルテレビまたはホストの一つ
である，請求項１に記載の方法。
【請求項１０】小売商人の取引サーバーからの応答を暗号化する工程は，ターミナルのクライアントアプリケーションに，指定されたアプリケーション
プログラムインターフェイスルーティンを介して，対応する暗号化ルーティンを
引き出させること，および応答を解読するために，暗号化ルーティンを使用すること，を含む，請求項１に記載の方法。
【請求項１１】取引情報が，取引識別子，アイテム識別子，およびアイテム
コストの少なくとも一つを含む，請求項１に記載の方法。
【請求項１２】小売商人の取引サーバーから与えられる取引識別子に応答す
る，購入アプリケーションプログラムインターフェイスルーティンにより，ユニ
ークな識別子を発生させることをさらに含む，請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】クアイアントアプリケーションが，ターミナルから購入する
，異なる消費者を追跡する，請求項１に記載の方法。
【請求項１４】安全な記憶のための安全プロセッサメモリーにおいて，取引
情報を保持する工程をさらに含む，請求項１に記載の方法。
【請求項１５】支払いを行う工程が，購入要求のコストに対し消費者のクレジットを証明すること，安全プロセッサにより維持される経常収支に対しアイテムコストをチェックす
ること，経常収支がアイテムコストより大きいとき，安全プロセッサにおいて，取引確
認を発生させること，購入アプリケーションプログラムを介して，安全プロセッサからの取引確認を
，クライアントアプリケーションに戻すこと，クライアントアプリケーションからの取引確認を小売商人の取引サーバーに送
ること，およびアイテムコストだけ経常収支を減少させることを含む，請求項１４に記載の方法。
【請求項１６】さらに，消費者の公開鍵および証明の正当性を確認する工程
を含む，請求項１に記載の方法。
【請求項１７】さらに，購入取引が完了した後に，ターミナルからの購入を
，システムオペレータに安全に伝えて戻す工程を含む，請求項１に記載の方法。
【請求項１８】商品およびサービスの購入要求が，製品の購入，特定のアプ
リケーションの購入，またはイベントを流す媒体の購入の一つを含む，請求項１
に記載の方法。
【請求項１９】消費者と小売商人との間のイーコマース取引を可能にするシ
ステムであって，消費者に，商品およびサービスの選択にアクセスできるようにし，購入アプリ
ケーションプログラムインターフェイスをもつクライアントアプリケーションを
有する，エンターテインメントターミナルと，ターミナルと通信することができる小売商人の取引サーバーと，を有し，購入される商品およびサービスに対する購入要求が，小売商人の取引サーバー
が消費者と安全に通信できるようにするために，安全な方法で，消費者の公開鍵
とともに，暗号化されて送られ，暗号化された応答が，小売商人の取引サーバーからターミナルに送られ，前記
暗号化された応答が取引情報を含み，暗号化された応答が解読され，消費者が，購入に対する代金を小売商人に支払う，ところシステム。
【請求項２０】さらに，消費者が小売商人に支払いができるように，ターミ
ナルにスマートカードインターフェイスを含む，請求項１９に記載のシステム。
【請求項２１】購入請求が，スマートカードにより暗号化され，小売商人の取引サーバーからの暗号化された応答がスマートカードにより解読さ
れる，請求項２０に記載のシステム。
【請求項２２】消費者がクレジット取引を通じ小売商人に支払うことが，アイテム購入要求のアイテムコストに対し消費者のクレジットを証明すること
，およびクレジットの証明に基づき取引を認証し，または拒否すること，を含む，請求項１９に記載のシステム。
【請求項２３】商品およびサービスの選択が，グローバル通信ネットワーク
を通じて提供される，請求項１９に記載のシステム。
【請求項２４】商品およびサービスの選択が，システムオペレータにより提
供される，請求項１９に記載のシステム。
【請求項２５】システムオペレータが，ケーブルテレビシステムオペレータ
，衛星テレビシステムオペレータ，またはインターネットサービスプロバイダー
の一つである，請求項２４に記載のシステム。
【請求項２６】システムオペレータにより扱い得る商品およびサービスが複
数の小売商人からのものである，請求項２４に記載のシステム。
【請求項２７】エンターテインメントターミナルが，ケーブルテレビ・セッ
トトップボックス，散開能力のポイントをもつデジタルテレビまたはホストの一
つである，請求項１９に記載のシステム。
【請求項２８】暗号化された応答が，指定されアプリケーションプログラム
インターフェイスルーティンを介して，対応する暗号化ルーティンを引き出す，
ターミナルのクライアントアプリケーションにより解読される，請求項１９に記
載のシステム。
【請求項２９】取引情報が，取引識別子，アイテム識別子，およびアイテム
コストの少なくとも一つを含む，請求項１に記載のシステム。
【請求項３０】ユニークな識別子が，小売商人の取引サーバーより与えられ
る取引識別子に応答する，購入アプリケーションプログラムインターフェイスル
ーティンにより発生される，請求項２９に記載のシステム。
【請求項３１】クライアントアプリケーションが，ターミナルから購入する
，異なる消費者を追跡する，請求項１９に記載のシステム。
【請求項３２】ターミナルがさらに，安全な記憶のために取引情報を保持す
るためのメモリーを有する安全プロセッサを含む，請求項１９に記載のシステム
。
【請求項３３】消費者が所定のクレジットの限度に対して予め許可され，購入要求のコストに対する消費者のクレジットが証明され，アイテムコストが，安全プロセッサにより維持される経常収支に対してチェッ
クされ，経常収支がアイテムコストよりも大きいときに，取引確認が，安全プロセッサ
において発生され，取引確認が，購入アプリケーションプログラムインターフェイスを介して，安
全プロセッサからクライアントアプリケーションに戻され，取引確認が，クライアントアプリケーションから小売商人の取引サーバーに送
られ，経常収支が，小売商人への支払いのために，アイテムコストだけ減少させられ
る，請求項３２に記載のシステム。
【請求項３４】小売商人の取引サーバーが，消費者の公開鍵および証明の正
当性を証明する，請求項１９に記載のシステム。
【請求項３５】ターミナルが，購入取引が完了した後に，購入をシステムオ
ペレータに安全に伝え戻す，請求項１９に記載のシステム。
【請求項３６】商品およびサービスの購入要求が，製品の購入，特定のアプ
リケーションの購入，またはイベントを流す媒体の購入の一つを含む，請求項１
９に記載のシステム。