JP2002352172A - 電子商取引方法及び電子商取引装置 - Google Patents

電子商取引方法及び電子商取引装置

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JP2002352172A
JP2002352172A JP2002067697A JP2002067697A JP2002352172A JP 2002352172 A JP2002352172 A JP 2002352172A JP 2002067697 A JP2002067697 A JP 2002067697A JP 2002067697 A JP2002067697 A JP 2002067697A JP 2002352172 A JP2002352172 A JP 2002352172A
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payment
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seller
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JP2002067697A
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English (en)
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Akio Urabe
章男 卜部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代金後払い方式の電子商取引において、事故
を未然に防ぐとともにリスクを少なくする。 【解決手段】 購入者が希望する商品の代金に関する情
報を含む注文データS11と、当事者以外に漏洩されて
は困るクレジットカード番号等の個人情報とを含むメッ
セージが、購入者の使用するコンピュータ30から決済
代行業者の持つコンピュータ10に与えられる。コンピ
ュータ10では、注文データS21と個人情報から、商
品或の代金を購入者の代わりに販売業者に支払うか否か
を決定する処理を行う。支払う場合には、コンピュータ
10は、支払うことを示す決済許可情報を個人情報は伏
して販売業者が使用する業者側のコンピュータ20に送
信する。これにより、商品を発送する前に、決済が終了
するとともに、クレジットカード番号等が販売業者には
通知されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
を利用して商品や役務を代金後払いで提供する際に購入
者と販売業者と決済業者が利用する電子商取引方法、電
子商取引装置及びプログラムに係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ及びその周辺機器の
技術進歩に伴い、物流にも変化がでてきており、例え
ば、米国特許第6016484号公報(System,Method
and Articles of Manufacture for Network Electronic
Payment Instrument and Certification of Payment a
nd Credit Collection Utilizing a Payment)には、電
子マネーに関する技術が記載されている。
【0003】また、インターネットの普及により、従来
の物流には依存しない様々な形態の商取引が行われてい
る。その中に、計算機システム及びインターネットを利
用して電子決済を行う電子商取引システムがある。イン
ターネット上で電子決済する方式としては、先払い方式
と後払い方式に大別することができる。先払い方式の代
表例としてプリペイド方式があり、後払い方式の代表例
としてクレジットカード方式がある。
【0004】プリペイド方式では、予めある金額を、販
売業者であるプリペイドカード発行者に支払っておき、
その支払済みの金額の範囲内で商品の購買を認める。こ
のプリペイド方式を用いた電子決済を行う場合には購買
する時点で即時に決済することができるが、予め支払っ
た金額を使い残す可能性や、プリペイドカード発行者が
倒産したとき未使用の金額が回収できない恐れがある。
【0005】このような欠点がクレジットカードを用い
た後払い方式にはなくなる。クレジットカードを用いた
後払い方式では、購入者は、先に購買する商品群を決
め、その商品群の合計金額に対する決済をクレジットカ
ードに付された番号により行う。クレジットカードを用
いた後払い方式に関連する技術としては、例えば、特開
平11−353382号公報、特開平11−34526
4号公報、米国特許第5317636号公報(Method a
nd Apparatus for Securing Credit Card Transaction
s)、米国特許第5671279号公報(Electronic Com
merce Using a Secure Courier System)、米国特許第
5715399号公報(Secure Method andSystem for
Communicating a List of Credit Card Numbers Over a
Non-secureNetwork)、米国特許第5724424号公
報(Digital Active Advertising)、米国特許第572
7163号公報(Secure Method for Communicating Cr
editCard Data When Placing an Order on a Non-secur
e Network)、米国特許第6023682号公報(Method
and Apparatus for Credit Card Purchase Authorizat
ion Utilizing a Comparison of a Purchase Token wit
h Test Information)がある。
【0006】クレジットカードを利用した後払い方式
は、利便性が高いがゆえに、数々の問題点がある。この
方式ではクレジットカード番号をインターネットを利用
して送る必要があるが、インターネットでは誰かに盗聴
される可能性がないとはいえない。これを安全にするた
めにインターネット上で流れる情報を暗号化する方法は
幾つも提案されている。例えばSSL(Secure Socket Lay
er)、 SHTTP( Secure Hyper Text Transfer Protoco
l)、PEM(Privacy Enhancement for Internet Electroni
c Mail)、MOSS( MIME Object Security Services), IPS
P等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子商取引方法には、次のような課題があった。例え
ば、米国特許5727163号公報には、クレジットカ
ード番号を、インターネットを使用せずに、公衆電話網
を利用して別に送る方式が示されている。即ち、ユーザ
が電子モールで買い物をする際に、注文書に品物や配達
先、支払方法等を記入するがクレジットカードの番号は
一部分しか記入させず、電子モールのシステムが注文書
を受付けると、注文書に書かれたユーザの電話番号に電
話をして、ユーザにクレジットカードの番号を、例えば
電話のボタンを押して入力してもらう。電子モールのシ
ステムは、入力された番号と注文データに書かれた番号
を比べて、一致していれば受付けるようにしている。
【0008】また、特開平11−345264号公報で
は、クレジットカードによる代金決済の際に必要であっ
た信用照会通信装置を用いることなく代金決済を行うた
めに、信用照会通信装置の代わりに、発信者番号送り出
し機能を有する移動体通信端末装置を用いることが示さ
れている。
【0009】ところが、これらの方法により、安全にク
レジットカード番号を送れるようになったとしても、購
入者にとっては問題が残る。これらで開示している方式
では、購入者がクレジットカード番号を教える相手は販
売業者である。購入者は販売業者に対して名前、住所、
電話番号など詳しい個人情報とともにクレジットカード
番号を教えることになる。従って、クレジットカードの
識別番号が販売業者に悪用される可能性があるばかりで
なく、販売業者から漏洩したり、販売業者が倒産して情
報が転売された場合など、購入者にとっては悪用される
と被害が大きくなる可能性もある。
【0010】一方、米国特許第5671279号公報で
は、購入者は販売業者にクレジットカード番号を暗号化
して送り、販売業者は暗号化したクレジットカード番号
を決済代行機関に送って支払い可能かどうか調査する方
式を開示している。この方式をとっても購入者のクレジ
ットカード番号が販売者の手元に残ることには変化がな
く、現在のコンピュータの能力の向上スピードを考える
と長期間安全な暗号方式を仮定することは難しく、悪用
される危険性が減ることがあっても、なくなることがな
い。
【0011】最も確実な方法は、購入者が販売業者にク
レジットカード番号を教えずに済ます方法である。米国
特許第5724424号公報は、その一方式を開示して
いる。その方式では、購入者が注文書にクレジットカー
ド番号を添付して決済代行業者にインターネット上で送
る。決済代行業者は支払いを許可する際には許可証を購
入者に発行する。購入者はその許可証と注文データを販
売業者にインターネットを利用して送るというものであ
る。
【0012】しかしながら、この方式では購入者が悪意
を持っている場合に、リスクを販売業者または決済機関
に負わせることになる。例えば1回の支払い限度が5万
円の購入者がいたとする。この購入者が50万円の注文
データを改竄して5万円にして決済機関から許可書をも
らい、それに本来の50万円の注文データをつけて販売
業者に回してしまう。販売業者はその許可証を信じて品
物を発送すると入金は5万円しかなくなる。このような
事故が起こり得る。また、悪意あるユーザが許可証その
ものを偽造してしまうことも考えられる。
【0013】なお、決済機関が発行する許可証に関して
は、単に改竄不可能なとしか書かれておらず、具体的方
法は明示されていない。しかしどのような方法を取るに
しろ、例えば暗号化したとしてもコンピュータの発達を
考えると購入者が悪意を持って行えば、改竄されてしま
う危険性が絶対にないとはいえない。この可能性を完全
に無くすには、購入者に許可証が渡ることがないように
することが必要である。
【0014】また、特開平11−353382号公報
は、決済のため購入者は識別番号を販売業者に渡すこと
なく、決済代行業者に直接送ることにより、経済的かつ
安全な電子商取引システムを提供するものであるが、所
定の期間毎に各購入者についての複数の課金データを集
計してなる決済代行データを作成するとともにそれに関
連する決済データを販売業者が作成している。そして、
決済データを決済代行業者に送信するとともに、決済代
行データを、購入者に与えられた決算のための識別番号
を決済代行業者に送信することを促すための催促情報と
して、購入者に送信するようにしている。つまり一定期
間毎の決済をまとめ、購入者に識別番号を決済代行業者
に送らせている。そのため、この方式でも、購入者が悪
意を持っている場合に、リスクを販売業者または決済機
関に負わせることになる。つまり、上記所定期間のうち
には、商品が購入者に提供されているので、購入者の支
払能力がない場合には、代金の回収ができない。
【0015】さらに、電子決済システム及び電子商取引
サービスプロバイダ装置として特許公開公報に示された
技術もある。これは、インターネットによるオンライン
ショッピング等の電子商取引における電子決済認証シス
テムに関しており、クレジットカード番号等の秘匿情報
の漏洩を防ぎ、簡便かつ安全に電子商取引を行うことが
できるように、公衆網を使って利用者の端末をコールバ
ックすることにしている。決済代行業者側にとっては、
販売業者側から与えられる決済データと、購入者側から
与えられる識別番号とが揃わないと決済できない。その
ため、決済代行業者の使用する端末では、コールバック
で両者が揃うまで、先に入力された情報を記憶領域に格
納しておく必要があり、記憶領域の一部が無駄に占拠さ
れることになる。さらに、決済が成立するまでに、決裁
データ送信と識別番号の送信の二度の送信が少なくとも
行われるので、ネットワーク等の資源を有効利用してい
るとは、いえなかった。
【0016】また、米国特許第5317636号公報で
は、クレジットカードをスマートカードとし、使用する
ごとに何回目の取引きかの順序番号を暗号化して表示す
る。その値をクレジットカードのパスワードとして使用
する。認証を行うコンピュータでは、そのクレジットカ
ードに特有の方法でパスワードを解読し順序番号を求
め、それがコンピュータ側に記録されているものと合致
するかで認証を行う。即ち、クレジットカードをスマー
トカードにすることが要件となるとともに、取引きの順
序番号を暗号化する必要がある。
【0017】米国特許第5671279号公報では、ク
レジットカードを使う支払いを、盗聴されるかもしれな
い公衆回線上を利用して安全に行うためのプロトコルを
特許化している。ユーザは販売者に暗号化したクレジッ
トカード番号を送り、販売者は支払い機関に暗号化され
たクレジットカード番号をそのまま送ることで認証を受
けることを特徴としている。この特許では暗号化してい
るとはいえ、クレジットカード番号を販売者に教えるこ
とには違いがない。よって、購入者がリスクを負うこと
になる。
【0018】米国特許第5715399号公報では、電
子モール側が受注したユーザのクレジットカード番号を
すでに複数知っている場合、ユーザにどのクレジットカ
ードを今回利用するか選択してもらう。この際にクレジ
ットカード番号を表示するのでなく、クレジットカード
番号の一部を表示することにより、他人に盗み見られて
いてもユーザのクレジットカード番号が知られないよう
にしている。この場合も、電子モール側に、クレジット
カードの番号が知られているので、購入者が被害に遭う
可能性を否定できない。
【0019】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、購入者のクレジットカードの識別番号が販売業
者に知られることがなく、また、販売業者や決済代行業
者にリスクを負わせない、電子商取引方法を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る電子商取引方法は、販売
業者から購入者へ提供される商品或いは役務の代金情報
を含む注文データと、該購入者に事前に与えていた購入
者識別情報を含む個人情報とを該購入者が使用する端末
から決済依頼メッセージとして受信する受信処理と、前
記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前記
注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に含
まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは役
務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払うか
否かを決定する支払可否決定処理と、前記支払可否決定
処理によって前記商品或いは役務の代金を前記購入者の
代わりに支払うことを決定したときには、該支払うこと
を示す決済許可情報を前記購入者識別情報は伏して前記
販売業者が使用する端末へ送信する決済情報送信処理
と、を行う電子商取引方法であって、前記受信処理で受
信する前記注文データ及び前記個人情報は、前記購入者
が使用する端末で暗号化されて送られることを特徴とす
る。
【0021】このような方法を講じることにより、個人
情報が販売業者に知られることなく、決済が可能になる
とともに、個人情報及び注文データを受信する際に、こ
れらが盗聴される危険性を低くできる。
【0022】なお、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記決済情報送信処理では、決済許可情報を暗号化
して前記販売業者が使用する端末に送信するようにして
もよい。また、前記決済情報送信処理では、前記決済許
可情報を暗号化して前記販売業者が使用する端末に送信
してもよい。
【0023】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記受信処理で前記購入者の使用する端末から受信
する注文データは、前記販売業者の使用する端末から暗
号化されて前記購入者の使用する端末へ送信されてもよ
い。また、前記受信処理で前記購入者の使用する端末か
ら受信する注文データは、前記販売業者の使用する端末
から暗号化されて前記購入者の使用する端末へ送信され
てもよい。
【0024】販売業者から購入者へ提供される商品或い
は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
る受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者に提供
される前に、前記注文データに含まれる前記代金情報と
前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに基づ
き、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに前記
販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処理
と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務
の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したと
きには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者
識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信す
る決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記受信処理で前記購入者が使用する端末から受信
する注文データは、前記販売業者が使用する端末で生成
されて該販売業者が使用する端末で暗号化されて送信さ
れもよい。
【0025】また、前記受信処理で前記購入者が使用す
る端末から受信する注文データは、前記販売業者が使用
する端末で生成されて該販売業者が使用する端末で暗号
化されて送信されてもよい。
【0026】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記受信処理で前記購入者の使用する端末から受信
する注文データは、前記販売業者の使用する端末で生成
されて記録媒体に書込まれ、前記購入者の使用する端末
が該記録媒体から読出したものであってもよい。
【0027】また、前記受信処理で前記購入者の使用す
る端末から受信する注文データは、前記販売業者の使用
する端末で生成されて記録媒体に書込まれ、前記購入者
の使用する端末が該記録媒体から読出したものであって
もよい。
【0028】上記目的を達成するために、本発明の第2
の観点に係る電子商取引方法は、販売業者から購入者へ
提供される商品或いは役務の代金情報を含む注文データ
と、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報を含む
個人情報とを該購入者が使用する端末から決済依頼メッ
セージとして受信する受信処理と、前記商品或いは役務
が前記購入者に提供される前に、前記注文データに含ま
れる前記代金情報と前記個人情報に含まれる前記購入者
識別情報とに基づき、該商品或いは役務の代金を該購入
者の代わりに前記販売業者に支払うか否かを決定する支
払可否決定処理と、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を前記購入者の代わりに支払うこ
とを決定したときには、該支払うことを示す決済許可情
報を前記購入者識別情報は伏して前記販売業者が使用す
る端末へ送信する決済情報送信処理と、を行う電子商取
引方法であって、前記販売業者が使用する端末から与え
られた注文データに前記個人情報を付加するプログラム
を前記購入者へ配布して前記購入者の使用する端末にイ
ンストールさせる配布処理を事前に行っておき、前記受
信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プログラ
ムによって前記注文データに前記個人情報を付加したデ
ータ群を、受信することを特徴とする。このような方法
を講じることにより、購入者が使用する端末が、注文デ
ータに個人情報を付加できる。
【0029】なお、前記販売業者が使用する端末から与
えられた注文データに前記個人情報を付加するプログラ
ムを前記購入者へ配布して前記購入者の使用する端末に
インストールさせる配布処理を事前に行っておき、前記
受信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プログ
ラムによって前記注文データに前記個人情報を付加した
データ群を、受信してもよい。
【0030】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記購入者が前記商品或いは役務の提供を希望する
度に、前記販売業者が使用する端末から与えられた注文
データに前記個人情報を付加するプログラムを前記購入
者が使用する端末にダウンロードするダウンロード処理
を行い、前記受信処理では、前記購入者が使用する端末
が前記プログラムによって前記注文データに前記個人情
報を付加したデータ群を、受信してもよい。
【0031】また、前記購入者が前記商品或いは役務の
提供を希望する度に、前記販売業者が使用する端末から
与えられた注文データに前記個人情報を付加するプログ
ラムを前記購入者が使用する端末にダウンロードするダ
ウンロード処理を行い、前記受信処理では、前記購入者
が使用する端末が前記プログラムによって前記注文デー
タに前記個人情報を付加したデータ群を、受信してもよ
い。
【0032】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記販売業者が使用する端末から与えられた前記注
文データに前記個人情報を付加するプログラムが事前に
書込まれたICカードを前記購入者に配布して該プログ
ラムを前記購入者が使用する端末に入力させる配布処理
を行っておき、前記受信処理では、前記プログラムによ
って前記購入者が使用する端末が前記注文データに前記
個人情報を付加したデータ群を、受信してもよい。
【0033】また、前記販売業者が使用する端末から与
えられた前記注文データに前記個人情報を付加するプロ
グラムが事前に書込まれたICカードを前記購入者に配
布して該プログラムを前記購入者が使用する端末に入力
させる配布処理を行っておき、前記受信処理では、前記
プログラムによって前記購入者が使用する端末が前記注
文データに前記個人情報を付加したデータ群を、受信し
てもよい。
【0034】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記購入者が使用する端末は、入力手段を備え、前
記受信処理で受信する前記個人情報は、前記購入者が使
用する端末に前記入力手段から入力されてもよい。
【0035】また、前記購入者が使用する端末は、入力
手段を備え、前記受信処理で受信する前記個人情報は、
前記購入者が使用する端末に前記入力手段から入力され
もよい。
【0036】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記購入者が使用する端末は、記録媒体に記憶され
たデータを読み取る読取り手段を備え、前記受信処理で
受信する前記個人情報は、前記記録媒体に書込まれてい
た個人情報が前記読取り手段によって読取られて前記購
入者が使用する端末に入力されてもよい。
【0037】前記購入者が使用する端末は、記録媒体に
記憶されたデータを読み取る読取り手段を備え、前記受
信処理で受信する前記個人情報は、前記記録媒体に書込
まれていた個人情報が前記読取り手段によって読取られ
て前記購入者が使用する端末に入力されてもよい。
【0038】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記個人
情報が書込まれたICカードから暗号化されて前記購入
者が使用する端末に入力されてもよい。
【0039】また、前記受信処理で受信する前記個人情
報は、前記個人情報が書込まれたICカードから暗号化
されて前記購入者が使用する端末に入力されたものであ
ってもよい。また、前記購入者が使用する端末は、入力
手段を持ち、前記購入者に、前記ICカード或いは前記
記録媒体の所有者であることを示すパスワードを前記入
力手段から前記購入者が使用する端末へ入力させ、前記
購入者が使用する端末を介して受信した該パスワードに
基づき該購入者が該ICカード或いは該記憶媒体の所有
者であることを確認する本人認証処理を行ってもよい。
【0040】また、前記購入者が使用する端末は、前記
購入者の生態情報を入力する入力手段を持ち、前記購入
者に、前記ICカード或いは前記記録媒体の所有者であ
ることを示すために前記生態情報を前記入力手段から該
購入者が使用する端末へ入力させ、前記購入者が使用す
る端末へ入力させ、該購入者が使用する端末を介して受
信した該生態情報に基づき該購入者が該ICカード或い
は該記憶媒体の所有者であることを確認する本人認証処
理を行ってもよい。
【0041】また、前記本人認証処理の結果、前記購入
者が前記ICカード或いは前記記憶媒体の所有者でない
ことが判明した場合、前記支払可否決定処理では、前記
決済代行業者が前記商品或いは役務の代金を該購入者の
代わりに前記販売業者に支払わないことを決定してもよ
い。
【0042】また、前記注文データが前記販売業者が使
用する端末に記憶されていてもよい。
【0043】上記目的を達成するために、本発明の第3
の観点に係る電子商取引方法は、販売業者から購入者へ
提供される商品或いは役務の代金情報を含む注文データ
と、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報を含む
個人情報とを該購入者が使用する端末から決済依頼メッ
セージとして受信する受信処理と、前記商品或いは役務
が前記購入者に提供される前に、前記注文データに含ま
れる前記代金情報と前記個人情報に含まれる前記購入者
識別情報とに基づき、該商品或いは役務の代金を該購入
者の代わりに前記販売業者に支払うか否かを決定する支
払可否決定処理と、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を前記購入者の代わりに支払うこ
とを決定したときには、該支払うことを示す決済許可情
報を前記購入者識別情報は伏して前記販売業者が使用す
る端末へ送信する決済情報送信処理と、を行う電子商取
引方法であって、前記販売業者が使用する端末により、
前記注文データが生成されると共に該注文データを縮約
化した第1のメッセージダイジェストが作成され、該第
1のメッセージダイジェストが該注文データに付加され
て前記購入者が使用する端末に送信され、前記受信処理
では、前記販売業者が送信した注文データ及び第1のメ
ッセージダイジェストに前記個人情報が付加されたデー
タ群を前記購入者が使用する端末から受信することを特
徴とする。
【0044】このような方法を講じたことにより、注文
データを含むデータ群と第1のメッセージダイジェスト
とを比較することにより、購入者による注文データの改
竄の有無が明白になるので、決済の信頼性が向上する。
【0045】また、前記販売業者が使用する端末によ
り、前記注文データを縮約化した第1のメッセージダイ
ジェストが作成され、該第1のメッセージダイジェスト
が該注文データに付加されて前記購入者が使用する端末
に送信され、前記受信処理では、前記販売業者が送信し
た注文データ及び第1のメッセージダイジェストに前記
個人情報が付加されたデータ群を前記購入者が使用する
端末から受信してもよい。
【0046】また、前記決済情報送信処理では、前記決
済許可情報を前記販売業者が使用する端末に送信すると
きには、該決済許可情報と前記注文データと前記第1の
メッセージダイジェストとを含むデータ群を該販売業者
が使用する端末へ送信してもよい。また、前記注文デー
タ及び前記第1のメッセージダイジェストが前記販売業
者が使用する端末に記憶されていてもよい。
【0047】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記販売業者が使用する端末が前記第1のメ
ッセージダイジェストを作成する際に用いた第1の縮約
化方式を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する
端末から受信した前記注文データと第1のメッセージダ
イジェストとを該取得した第1の縮約化方式を利用して
比較し、該注文データの正当性を判定する判定処理を行
ってもよい。また、前記受信処理で受信する注文データ
と前記個人情報と前記第1のメッセージダイジェストと
は、前記購入者が使用する端末で暗号化されて送られて
もよい。 また、前記決済情報送信処理では、前記決済
許可情報と前記注文データと前記第1のメッセージダイ
ジェストとを含むデータ群を暗号化して前記販売業者が
使用する端末へ送信してもよい。
【0048】また、前記受信処理で前記購入者が使用す
る端末から受信する注文データ及び第1のメッセージダ
イジェストは、前記販売業者が使用する端末から暗号化
されて前記購入者が使用する端末へ送信されてもよい。
また、前記販売業者が使用する端末から与えられた注文
データ及び第1のメッセージダイジェストに前記個人情
報を付加するプログラムを前記購入者へ配布して前記購
入者が使用する端末にインストールさせる配布処理を事
前に行っておき、前記受信処理では、前記プログラムに
よって前記購入者が使用する端末が前記注文データ及び
第1のメッセージダイジェストに前記個人情報を付加し
たデータ群を受信してもよい。
【0049】また、前記購入者が前記商品或いは役務の
提供を希望する度に、前記販売業者が使用する端末から
与えられた注文データ及び第1のメッセージダイジェス
トに前記個人情報を付加するプログラムを前記購入者が
使用する端末にダウンロードするダウンロード処理を行
い、前記受信処理では、前記プログラムによって前記購
入者が使用する端末が前記注文データ及び第1のメッセ
ージダイジェストに前記個人情報を付加したデータ群を
受信してもよい。
【0050】また、前記販売業者が使用する端末から与
えられた前記注文データ及び第1のメッセージダイジェ
ストに前記個人情報を付加するプログラムが事前に書込
まれたICカードを前記購入者に配布して該プログラム
を前記購入者が使用する端末に入力させる配布処理を行
っておき、前記受信処理では、前記プログラムによって
前記購入者が使用する端末が前記注文データ及び第1の
メッセージダイジェストに前記個人情報を付加したデー
タ群を受信してもよい。
【0051】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記販売業者が使用する端末により、前記注文デー
タが生成されて前記購入者が使用する端末に与えられ、
前記購入者が使用する端末により、前記注文データと前
記個人情報とを含むデータ群が縮約化されて第2のメッ
セージダイジェストが生成され、前記受信処理では、注
文データ及び個人情報に前記第2のメッセージダイジェ
ストが付加されたデータ群を前記購入者が使用する端末
から受信してもよい。
【0052】また、前記購入者が使用する端末により、
前記注文データと前記個人情報とを含むデータ群が縮約
化されて第2のメッセージダイジェストが生成され、前
記受信処理では、注文データ及び個人情報に前記第2の
メッセージダイジェストが付加されたデータ群を前記購
入者が使用する端末から受信してもよい。
【0053】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッ
セージダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化
方式を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する端
末から受信した前記注文データ及び個人情報と前記第2
のメッセージダイジェストとを該取得した第2の縮約化
方式を利用して比較し、該注文データの正当性を判定す
る判定処理を行ってもよい。
【0054】また、前記受信処理で受信する注文データ
と前記個人情報と前記第2のメッセージダイジェストと
は、前記購入者が使用する端末で暗号化されて与えられ
てもよい。また、販売業者から購入者へ提供される商品
或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に
事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該
購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受
信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者に
提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金情
報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに基
づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに前
記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処理
と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務
の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したと
きには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者
識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信す
る決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記販売業者が使用する端末により、前記注文デー
タが生成されると共に該注文データを縮約化した第1の
メッセージダイジェストが作成され、該第1のメッセー
ジダイジェストが該注文データに付加されて前記購入者
が使用する端末に送信され、前記購入者が使用する端末
により、前記注文データと前記個人情報と前記第1のメ
ッセージダイジェストとを含むデータ群が縮約化されて
第2のメッセージダイジェストが生成され、前記受信処
理では、前記第1のメッセージダイジェスト、注文デー
タ及び個人情報に前記第2のメッセージダイジェストが
付加されたデータ群を受信してもよい。また、前記購入
者が使用する端末により、前記注文データと前記個人情
報と前記第1のメッセージダイジェストとを含むデータ
群が縮約化されて第2のメッセージダイジェストが生成
され、前記受信処理では、前記第1のメッセージダイジ
ェスト、注文データ及び個人情報に前記第2のメッセー
ジダイジェストが付加されたデータ群を受信してもよ
い。
【0055】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッ
セージダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化
方式を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する端
末から受信した前記注文データ、個人情報及び第1のメ
ッセージダイジェストと前記第2のメッセージダイジェ
ストとを該取得した第2の縮約化方式を利用して比較
し、該注文データの正当性を判定する判定処理を行って
もよい。
【0056】また、前記受信処理では、前記個人情報、
前記注文データ、前記第1のメッセージダイジェスト及
び前記第2のメッセージダイジェストを含むデータ群
は、暗号化されて前記購入者が使用する端末から与えら
れてもよい。また、前記決済情報送信処理で前記決済許
可情報を前記販売業者が使用する端末に送信する際に
は、該決済許可情報と前記注文データとを含むデータ群
を該販売業者が使用する端末へ送信してもよい。
【0057】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記販売業者が使用する端末により、前記注文デー
タが生成されて前記購入者が使用する端末に与えられ、
前記決済情報送信処理では、前記決済許可情報と注文デ
ータとを含むデータ群を縮約化して第3のメッセージダ
イジェストを生成し、該第3のメッセージダイジェスト
と該決済許可情報と該注文データとを含むデータ群を、
前記販売業者が使用する端末へ送信してもよい。
【0058】また、前記決済情報送信処理では、前記決
済許可情報と注文データとを含むデータ群を縮約化して
第3のメッセージダイジェストを生成し、該第3のメッ
セージダイジェストと該決済許可情報と該注文データと
を含むデータ群を、前記販売業者が使用する端末へ送信
してもよい。
【0059】また、前記販売業者が使用する端末に送信
した前記第3のメッセージダイジェストと前記決済許可
情報及び前記注文データを含むデータ群とを該販売業者
が使用する端末に比較させるために、前記第3のメッセ
ージダイジェストを生成するときに用いた第3の縮約化
方式を該販売業者が使用する端末に共有化させる共有化
処理を行ってもよい。
【0060】また、前記決済情報送信処理では、前記決
済許可情報と前記注文データと前記第3のメッセージダ
イジェストとを含むデータ群を暗号化して前記販売業者
が使用する端末に送信してもよい。また、前記決済情報
送信処理では、前記決済許可情報と前記注文データと前
記第1のメッセージダイジェストとを含むデータ群を縮
約化して第3のメッセージダイジェストを生成し、該第
3のメッセージダイジェストと該決済許可情報と該注文
データと該第1のメッセージダイジェストとを含むデー
タ群を、前記販売業者が使用する端末へ送信してもよ
い。
【0061】また、前記販売業者が使用する端末に送信
した前記第3のメッセージダイジェストと前記決済許可
情報、前記注文データ及び前記第1のメッセージダイジ
ェストを含むデータ群とを該販売業者が使用する端末に
比較させるために、前記第3のメッセージダイジェスト
を生成するときに用いた第3の縮約化方式を該販売業者
が使用する端末に共有化させる共有化処理を行ってもよ
い。
【0062】また、前記決済情報送信処理では、前記決
済許可情報と前記注文データと前記第1のメッセージダ
イジェストと前記第3のメッセージダイジェストとを含
むデータ群を暗号化して前記販売業者が使用する端末に
送信してもよい。また、販売業者から購入者へ提供され
る商品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購
入者に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報
とを該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージと
して受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購
入者に提供される前に、前記注文データに含まれる前記
代金情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報
とに基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わ
りに前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決
定処理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或い
は役務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定
したときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記
購入者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ
送信する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法で
あって、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは
役務の代金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、
前記決済許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信
したときには、該販売業者が使用する端末に、該商品或
いは役務の提供することを受注したことを示す受注情報
を前記購入者が使用する端末へ送信させてもよい。
【0063】また、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うこと
を決定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売
業者が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が
使用する端末に、該商品或いは役務の提供することを受
注したことを示す受注情報を前記購入者が使用する端末
へ送信させてもよい。
【0064】また、前記受注情報を前記購入者が使用す
る端末へ送信させる際には、前記販売業者が使用する端
末で該受注情報を暗号化して送信させてもよい。また、
販売業者から購入者へ提供される商品或いは役務の代金
情報を含む注文データと、該購入者に事前に与えていた
購入者識別情報を含む個人情報とを該購入者が使用する
端末から決済依頼メッセージとして受信する受信処理
と、前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前
に、前記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人
情報に含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品
或いは役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に
支払うか否かを決定する支払可否決定処理と、前記支払
可否決定処理によって前記商品或いは役務の代金を前記
購入者の代わりに支払うことを決定したときには、該支
払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別情報は伏
して前記販売業者が使用する端末へ送信する決済情報送
信処理と、を行う電子商取引方法であって、前記支払可
否決定処理によって前記商品或いは役務の代金を該購入
者の代わりに支払うことを決定し、前記決済許可情報を
前記販売業者が使用する端末へ送信したときには、該販
売業者が使用する端末に、該商品或いは役務を提供する
ことを受注したことを示す受注情報と該受注情報を縮約
化した第4のメッセージダイジェストとを作成させて該
受注情報法と該第4のメッセージダイジェストとを含む
データ群を前記購入者が使用する端末へ送信させてもよ
い。
【0065】また、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うこと
を決定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売
業者が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が
使用する端末に、該商品或いは役務の提供することを受
注したことを示す受注情報と該受注情報を縮約化した第
4のメッセージダイジェストとを作成させて該受注情報
と該第4のメッセージダイジェストとを含むデータ群を
前記購入者が使用する端末へ送信させてもよい。
【0066】また、前記販売業者の使用する端末が前記
第4のメッセージダイジェストを作成する際に用いた第
4の縮約化方式を前記購入者が使用する端末と共有化さ
せてもよい。また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務
の代金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記
決済許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信した
ときには、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは
役務の提供することを受注したことを示す受注情報と前
記注文データとを前記購入者が使用する端末へ送信させ
てもよい。
【0067】また、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うこと
を決定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売
業者が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が
使用する端末に、該商品或いは役務の提供することを受
注したことを示す受注情報と前記注文データとを前記購
入者が使用する端末へ送信させてもよい。
【0068】また、前記受注情報と前記注文データとを
前記購入者が使用する端末へ送信させる際には、前記販
売業者が使用する端末で該受注情報と該注文データとを
暗号化して送信させてもよい。
【0069】また、販売業者から購入者へ提供される商
品或いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを
該購入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして
受信する受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者
に提供される前に、前記注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定する支払可否決定処
理と、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役
務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定した
ときには、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入
者識別情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であっ
て、前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務
の代金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記
決済許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信した
ときには、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは
役務の提供することを受注したことを示す受注情報と前
記注文データとを縮約化した第4のメッセージダイジェ
ストとを作成させて該受注情報法と該注文データと該第
4のメッセージダイジェストとを含むデータ群を前記購
入者が使用する端末へ送信させてもよい。
【0070】また、前記支払可否決定処理によって前記
商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うこと
を決定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売
業者が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が
使用する端末に、該商品或いは役務の提供することを受
注したことを示す受注情報と前記注文データとを縮約化
した第4のメッセージダイジェストとを作成させて該受
注情報法と該注文データと該第4のメッセージダイジェ
ストとを含むデータ群を前記購入者が使用する端末へ送
信させてもよい。
【0071】また、前記販売業者が使用する端末が前記
第4のメッセージダイジェストを生成するときに用いた
第4の縮約化方式を該販売業者が使用する端末と前記購
入者が使用する端末との間で秘密裏に共有させてもよ
い。
【0072】また、前記販売業者が使用する端末に、前
記受注情報と前記注文データとを含むデータ群と前記第
4のメッセージダイジェストとを前記購入者が使用する
端末へ送信させるときには、該受注情報と該注文データ
とを含むデータ群と該第4のメッセージダイジェストと
を暗号化して送信させてもよい。
【0073】上記目的を達成するために、本発明の第4
の観点に係る電子商引方法は、販売業者が使用する端末
によって生成されると共に記憶される該販売業者から購
入者へ提供される商品或いは役務の代金情報を含む注文
データを該販売業者が使用する端末から受信する注文デ
ータ取得処理と、前記注文データと、前記購入者に事前
に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
る受信処理と、前記商品或いは役務が前記購入者に提供
される前に、前記受信処理で受信した前記注文データと
前記注文データ取得処理で受信した前記注文データとを
比較し、該受信処理で受信した注文データの改竄の有無
を判断する判断処理と、前記判断処理により前記受信処
理で受信した前記注文データに改竄がないと判断したと
きに、該注文データに含まれる前記代金情報と前記個人
情報に含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品
或いは役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に
支払うか否かを決定する支払可否決定処理と、前記支払
可否決定処理によって前記商品或いは役務の代金を前記
購入者の代わりに支払うことを決定したときには、該支
払うことを示す決済許可情報と前記注文データとを前記
購入者識別は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信
する決済情報送信処理と、を行うことを特徴とする。
【0074】このような方法を講じたことにより、メッ
セージダイジェストがなくても、注文データの改竄が検
出できる。なお、販売業者が使用する端末によって生成
されると共に記憶される該販売業者から購入者へ提供さ
れる商品或いは役務の代金情報を含む注文データを該販
売業者が使用する端末から受信する注文データ取得処理
と、前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前
に、前記受信処理で受信した前記注文データと前記注文
データ取得処理で受信した前記注文データとを比較し、
該受信処理で受信した注文データの改竄の有無を判断す
る判断処理とを行っておき、前記支払可否決定処理で
は、前記判断処理により前記受信処理で受信した前記注
文データに改竄がないと判断したときに、該注文データ
に含まれる前記代金情報と前記個人情報に含まれる前記
購入者識別情報とに基づき、該商品或いは役務の代金を
該購入者の代わりに前記販売業者に支払うか否かを決定
してもよい。
【0075】また、前記支払可否決定処理では、前記判
断処理によって前記注文データに改竄があると判断した
ときには、前記商品或いは役務の代金を前記購入者の代
わりに前記販売業者に支払わないことを決定してもよ
い。
【0076】また、前記注文データ取得処理では、前記
注文データ及び前記販売業者の組合わせを一意的に特定
する特定情報を生成し、該特定情報を該販売業者が使用
する端末へ送信することを送信し、前記受信処理は、前
記特定情報を受信してもよい。
【0077】上記目的を達成するために、本発明の第5
の観点に係る電子商取引装置は、商品或いは役務の販売
業者が使用する端末と該商品或いは役務の提供を受ける
購入者が使用する端末とにデータを送受信する通信部
と、前記購入者が希望し前記販売業者から該購入者へ提
供される商品或いは役務の代金情報が含まれる注文デー
タと、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報が含
まれる個人情報と含むデータ群を前記購入者が使用する
端末から前記通信部を介して受信したときに、該代金情
報と個人情報とに基づき、決済代行業者が該購入者の代
わりに該販売業者に該商品或いは役務の代金を支払うか
否かを決定する支払可否決定部と、前記支払可否決定部
によって前記商品或いは役務の代金を前記購入者の代わ
りに支払うことを決定したときには、該支払うことを示
す決済許可情報を作成し、前記個人情報は伏して該決済
許可情報を前記通信部を介して前記販売業者が使用する
端末へ送信する決済情報作成部とを備え、前記決済情報
作成部は、前記決済情報を含むデータ群を暗号化して前
記通信部を介して前記販売業者が使用する端末へ送信す
ることを特徴とする。
【0078】なお、商品或いは役務の販売業者が使用す
る端末と該商品或いは役務の提供を受ける購入者が使用
する端末とにデータを送受信する通信部と、前記購入者
が希望し前記販売業者から該購入者へ提供される商品或
いは役務の代金情報が含まれる注文データと、該購入者
に事前に与えていた購入者識別情報が含まれる個人情報
と含むデータ群を前記購入者が使用する端末から前記通
信部を介して受信したときに、該代金情報と個人情報と
に基づき、決済代行業者が該購入者の代わりに該販売業
者に該商品或務の代金を支払うか否かを決定する支払可
否決定部と、前記支払可否決定部によって前記商品或い
は役務の代金を前記購入者の代わりに支払うことを決定
したときには、前記決済許可情報を作成し、該決済許可
情報と前記注文データとを前記個人情報は伏して前記通
信部を介して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
済情報作成部とを備えてもよい。
【0079】また、前記決済情報作成部は、前記決済情
報と前記注文データとを含むデータ群を暗号化して前記
通信部を介して前記販売業者が使用する端末へ送信して
もよい。また、前記決済情報作成部は、前記販売業者が
使用する端末へ送信するデータ群を縮約化したメッセー
ジダイジェストを作成して該データ群に付加して該販売
業者が使用する端末へ送信してもよい。
【0080】また、前記支払可否決定部は、前記販売業
者が使用する端末で生成された前記注文データを前記通
信部を介して前記販売業者の使用する端末から事前に受
信しておき、該注文データと前記購入者識別情報が含ま
れる個人情報とを含むデータ群を前記購入者が使用する
端末から前記通信部を介して受信したときに、該事前に
受信した注文データと該購入者の使用する端末から受信
した注文データとを比較し、該購入者の使用する端末か
ら受信した注文データの改竄の有無を判断し、改竄がな
いと判断したときに、該注文データに含まれる前記代金
情報と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに
基づき、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに
前記販売業者に支払うか否かを決定してもよい。
【0081】また、前記購入者の使用する端末から、前
記注文データと前記個人情報と該注文データ及び個人情
報を含むデータ群が縮約化されたメッセージダイジェス
トとを受信したときに、該注文データと該個人情報とを
含むデータ群を該メッセージダイジェストと比較し、該
比較結果に基づき、受信した該注文データ及び個人情報
の正当性を判定する判定部を、さらに備えてもよい。上
記目的を達成するために、本発明の第6の観点に係る電
子商引装置は、購入者が希望する商品或いは役務の情報
が入力されたときに、該商品或いは役務の代金情報を含
む注文データを作成する注文データ作成部と、前記注文
データを前記購入者が使用する端末へ与えるために該注
文データを記録媒体に書込む記録手段と、前記記録媒体
に書込んだ前記注文データを前記購入者が使用する端末
に与えた結果、該購入者に代わって前記商品或いは役務
の代金を販売業者に支払う決済代行業者が使用する端末
が出力した該決済代行業者が該商品或いは役務の代金を
支払うことを示す決済許可情報を受信し、該商品或いは
役務を提供する販売業者に提示する受信部と、を備えて
もよい。
【0082】なお、購入者が希望する商品或いは役務の
情報が入力されたときに、該商品或いは役務の代金情報
を含む注文データを作成する注文データ作成部と、前記
注文データを前記購入者が使用する端末へ送信する送信
部と、前記注文データを前記購入者が使用する端末へ送
信した結果、該購入者に代わって前記商品或いは役務の
代金を販売業者に支払う決済代行業者が使用する端末が
出力した該決済代行業者が該商品或いは役務の代金を支
払うことを示す決済許可情報を受信し、該商品或いは役
務を提供する販売業者に提示する受信部と、を備えても
よい。
【0083】また、前記注文データ作成部は、前記注文
データと該注文データを縮約化したメッセージダイジェ
ストを作成し、前記記録手段は、前記注文データと前記
メッセージダイジェストとを前記記録媒体に書込んでも
よい。また、前記注文データ作成部は、前記注文データ
と該注文データを縮約化したメッセージダイジェストを
作成し、前記送信部は、前記注文データと前記メッセー
ジダイジェストとを前記購入者が使用する端末へ送信し
てもよい。
【0084】前記送信部は、前記注文データまたは該注
文データと前記メッセージダイジェストとを暗号化して
前記購入者が使用する端末へ送信してもよい。
【0085】上記目的を達成するために、本発明の第7
の観点に係る電子商取引装置は、商品或いは役務を提供
する販売業者が使用する端末によって生成されると共に
記憶された購入者が希望する該商品或いは役務の代金情
報を含む注文データと、該購入者に事前に与えていた購
入者識別情報を含む個人情報とを入力する入力部と、前
記個人情報と前記注文データとを含むデータ群を決済依
頼メッセージとして作成して、前記購入者の代わりに前
記販売業者に前記商品或いは役務の代金を仮払う決済代
行業者の使用する端末へ送信し、該決済代行業者の使用
する端末に、該決済代行業者が該購入者の代わりに該商
品或いは役務の代金を支払うか否かを決定させ、該その
結果の決済許可情報を該個人情報は伏して前記販売業者
が使用する端末へ送信させる決済依頼メッセージ送信部
と、を備えることを特徴とする。
【0086】なお、前記決済依頼メッセージ送信部は、
前記個人情報と前記注文データとを含むデータ群を縮約
化したメッセージダイジェストを作成し、該データ群に
該メッセージダイジェストを付加して前記決済代行業者
の使用する端末へ送信してもよい。また、前記決済依頼
メッセージ作成部は、前記決済代行業者の使用する端末
へ送信するデータ群を暗号化して送信してもよい。
【0087】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は、本発
明の第1の実施形態に係る電子商取引方法を行う決済代
行業者と販売業者及び購入者の関係を示すブロック図で
ある。決済代行業者の持つ電子商取引装置であるコンピ
ュータ10は、商品や役務を提供する販売業者が使用す
る業者側端末のコンピュータ20に、インターネットN
を介して接続され、相互通信が可能になっている。コン
ピュータ10は、商品や役務の購入者が使用する購入者
端末のコンピュータ30に、インターネットNを介して
接続され、相互通信が可能になっている。コンピュータ
20とコンピュータ30との間もインターネットNを介
して接続され、相互通信が可能になっている。
【0088】図2は、図1中のコンピュータ10を示す
機能ブロック図である。コンピュータ10は、プログラ
ムによって制御されるものであり、コンピュータ20,
30にデータを送受信する通信部11と、支払可否決定
部12と、決済情報作成部13と、判定部14と、付加
部15とを備えている。これらの支払可否決定部12
と、決済情報作成部13と、判定部14と、付加部15
は、個別回路で構成してもよいし、CPU及びメモリで
構成してもよい。コンピュータ10を制御するプログラ
ムは、販売業者から購入者へ提供される商品或いは役務
の代金情報が含まれる注文データと、購入者に事前に与
えていた購入者識別情報が含まれる個人情報とを含むデ
ータ群を決済依頼メッセージとして受信する受信処理
と、注文データに含まれる代金情報と個人情報に含まれ
る購入者識別情報とに基づき、商品或いは役務の代金を
購入者の代わりに販売業者に支払うか否かを決定する支
払可否決定処理と、支払可否決定処理によって支払うこ
とを決定したときには、支払うことを示す決済許可情報
を購入者識別情報は伏して販売業者が使用する端末に送
信する決済情報送信処理と、をコンピュータ10に実施
させるものである。
【0089】支払可否決定部12は、購入者が希望し販
売業者から代金後払いで提供される商品或いは役務の代
金情報が含まれる注文データと、購入者に事前に与えて
いた購入者識別情報であるクレジットカードの識別番号
等が含まれる個人情報とを受信したときに、販売業者に
商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定する機能を
有している。決済情報作成部13は、後述する決済許可
情報を作成する機能を有している。判定部14は、受信
した注文データ及び個人情報の正当性を判定する機能を
有している。付加部15は、販売業者に送信するデータ
群に、該データ群を縮約化したメッセージダイジェスト
を生成して付加する機能を有する。
【0090】図3は、図1中のコンピュータ20を示す
機能ブロック図である。コンピュータ20は、後述する
注文データを作成する注文データ作成部20aと、注文
データをコンピュータ30へ送信する送信部20bと、
コンピュータ10から決済許可情報を受信する受信処理
部20cとを備えている。これら注文データ作成部20
a、送信部20b及び受信処理部20cは、個別回路で
構成してもよいし、CPU及びメモリで構成してもよ
い。
【0091】図4は、図1中のコンピュータ30を示す
機能ブロック図である。コンピュータ30は、コンピュ
ータ20から注文データを受信する入力部30aと、注
文データに後述するクレジットカード情報を付加した決
済依頼メッセージを作成して、コンピュータ10へ与え
る決済依頼メッセージ送信部30bとを備えている。入
力部30aと決済依頼メッセージ送信部30bとは、個
別回路で構成してもよいし、CPU及びメモリで構成し
てもよい。
【0092】図5は、コンピュータ10〜30の処理を
示すフローチャートであり、この図5を参照しつつ、ク
レジットカードを利用した電子商取引方法を説明する。
販売業者は、コンピュータ20により、インターネット
Nにホームページを開設し、販売する商品や役務のリス
トを公開している。購入者は、そのホームページにアク
セスし、例えば希望の商品があれば、ホームページの指
示に従い、コンピュータ30を使用して、希望する購入
品目、数量、住所、氏名、電話番号等の取引きに必要な
情報とともに、代金を後払いするためのクレジットカー
ドの種類を入力して販売業者のコンピュータ20に送信
する。これらが、購入依頼のメッセージとなる。
【0093】図6は、注文データ例を示す説明図であ
る。コンピュータ20では、コンピュータ30から送信
されてインターネットNを介して受信した購入品目、数
量の情報を確認し、在庫等を検査し、販売代金の総計を
計算した後、図6のように、購入品目41、数量42、
住所43、氏名44、電話番号45等の取引きに必要な
情報に、その販売代金46とクレジットカードの発行会
社から発行された販売者自身を特定する情報47とを付
加して注文データS21を作成し、これを注文メッセー
ジS21としてコンピュータ30に送信する。
【0094】ここで、注文データS21は、インターネ
ットN上を情報が流れるから、当事者以外に情報が漏洩
する危険を減らすために情報を暗号化して流すことが望
ましい。また、コンピュータ20は、注文データS21
を作成する際に、注文データS21に一方向性関数であ
る例えばハッシュ関数(以下、一方向ハッシュ関数とい
う)を適用し、注文データS21を縮約化したメッセー
ジダイジェスト48を作成し、このメッセージダイジェ
スト48を注文データS21に付加してコンピュータ3
0に送ってもよい。これらメッセージダイジェスト48
と注文データS21とをコンピュータ20は記憶してお
く。
【0095】このような処理を実施することにより、後
に、注文データS21に対して同じ計算をすることで内
容が改竄されているかどうかを販売業者は知ることがで
き、悪意を持った購入者や盗聴者が、データを改竄して
悪用することが防げる。
【0096】図7は、コンピュータ10に送信するデー
タ群を示す説明図である。購入者のコンピュータ30で
は、コンピュータ20から受信した注文データS21を
購入者に表示し、購入者が自分の要求に合致しているか
否かを確認する。確認の結果自分の要求に合致していれ
ば、購入者は、個人情報としてのクレジットカード番号
49a、パスワード49b等の決済に必要なクレジット
カード情報49をコンピュータ30を用いて入力し、注
文データS21にクレジットカード情報49を付加した
データ群S31を生成する。このデータ群S31を決済
代行業者のコンピュータ10に送信する。なお、コンピ
ュータ20から注文データS21にメッセージダイジェ
スト48が付加されたデータ群を受信しているときに
は、注文データS21とメッセージダイジェスト48と
にクレジットカード情報49を付加したデータ群S31
を生成し、このデータ群S31を決済依頼メッセージと
してコンピュータ10に送信する。
【0097】クレジットカード番号49aやパスワード
49b等の購入者識別情報を含む個人情報であるクレジ
ットカード情報49は、当事者である購入者と決済代行
業者以外には、知られたくない情報である。そこで、ク
レジットカード情報49が含まれるデータ群S31をイ
ンターネットN上に流すときには、個人情報が漏洩する
危険を減らすために情報を暗号化して流すことが望まし
い。さらに、データ群S31がコンピュータ10に受信
されるまでの間に改竄される場合を想定し、コンピュー
タ20と同様にして、メッセージダイジェスト50を作
成してデータ群S31に付加することも有効である。
【0098】メッセージダイジェスト50を付加する場
合には、コンピュータ30が、注文データS21とクレ
ジットカード情報49とを合わせたデータ群S31、或
いは注文データS21とメッセージダイジェスト48と
クレジットカード情報49とを合わせたデータ群S31
に一方向ハッシュ関数を適用し、データ群S31を縮約
化したメッセージダイジェスト50を生成する。コンピ
ュータ30は、このメッセージダイジェスト50を、注
文データS21とクレジットカード情報49とを合わせ
たデータ群S31、或いは注文データS21とメッセー
ジダイジェスト48とクレジットカード情報49とを合
わせたデータ群S31に付加し、電子メール等でコンピ
ュータ10に送信する。
【0099】データ群S31は、インターネットNを介
して決済依頼メッセージとしてコンピュータ10の通信
部11に受信される。コンピュータ10では、データ群
S31にメッセージダイジェスト50が付加されて与え
られたときには、判定部14には通信部11からデータ
群S31及びメッセージダイジェスト50が与えられ、
支払可否決定部12にはそのデータ群S31が与えられ
る。コンピュータ10に、メッセージダイジェスト50
が付加されずデータ群S31のみが与えられる場合に
は、データ群S31が支払可否決定部12のみに与えら
れる。
【0100】判別部14は、事前に第3者に秘密裏に、
コンピュータ30がメッセージダイジェスト50を作成
したときの計算方式を取得しておき、これを用いて入力
されたデータ群S31を計算する。改竄されていないデ
ータ群S31にコンピュータ30と同じ計算方式を用い
た計算により、受信したメッセージダイジェスト50と
同値のデータが得られるはずである。そこで、判定部1
4は、データ群S31を計算した値とメッセージダイジ
ェスト50の値とを比較し、異なっていれば、データ群
31が改竄されている可能性があるものとして、決済無
効を支払可否決定部12に知らせる。データ群S31を
計算した値とメッセージダイジェスト50の値とが一致
のときには、判定部14が、決済有効であることを支払
可否決定部12に知らせる。以上が判定部14が行う図
5の判定処理Sy1である。
【0101】なお、データ群S31に、メッセージダイ
ジェスト48が含まれる場合には、事前に第3者に秘密
裏に、コンピュータ20がメッセージダイジェスト48
を作成したときの計算方式を取得しておき、メッセージ
ダイジェスト50の場合と同様に計算して、注文データ
群S31が改竄されてないかどうかを判定してもよい。
【0102】支払可否決定部12は、判定部14から決
済無効が指示される以外は、支払可否決定処理Sy2を
行い、コンピュータ30から受信した注文データS21
とクレジットカード情報49が暗号化してあれば復号化
し、これらに基づき、購入者に代って商品或いは役務の
代金を支払うか否かを決定する。支払可否決定処理Sy
2の結果は、決済情報作成部13に与えられる。何らか
の理由で支払いを拒否する場合には、コンピュータ30
にその旨を示す不許可情報を送る。決済情報作成部13
及び付加部15は、以下のような決済情報送信処理Sy
3を実施する。
【0103】図8は、決済許可証を示す説明図である。
まず、決済情報作成部13は、支払可否決定部12が購
入者に代って支払いを行うことを決定したときには、そ
のことを示すために図8のような決済許可証を作成す
る。決済許可証には、注文データS21の内容と、決済
許可情報55である許可番号や有効期限等が示される。
なお、メッセージダイジェスト48がコンピュータ30
から送られてきたデータ中に含まれているときには、コ
ンピュータ20で確認できるように、メッセージダイジ
ェスト48も、決済許可証に示しておく。
【0104】付加部15は、注文データS21の内容
と、決済許可情報55である許可番号や有効期限等と、
もしあるならばメッセージダイジェスト48とからなる
データ群S11に一方向ハッシュ関数等を適用し、デー
タ群S11を縮約化したメッセージダイジェスト56を
同時に作成する。そして、このメッセージダイジェスト
56をデータ群S11に付加して、通信部11及びイン
ターネットNを介して販売業者のコンピュータ20に送
信する。このとき、クレジットカード情報49は、コン
ピュータ20へは送信せず、購入者のリスクを軽減す
る。
【0105】コンピュータ20では、事前に第3者に秘
密裏に、コンピュータ10がメッセージダイジェスト5
6を作成したときの計算方式を取得しておき、受信処理
部20cがこれを用い、入力されたデータ群S11を計
算する。改竄されていないデータ群S11にコンピュー
タ10と同じ計算方式を用いて縮約化することにより、
受信したメッセージダイジェスト56と同値のデータが
得られるはずである。そこで、コンピュータ20の受信
処理部20cは、データ群S11を計算した値とメッセ
ージダイジェスト56の値とを比較し、異なっていれ
ば、データ群S11が改竄されている可能性があるもの
とする。このときには、再度電子メール等を購入者に送
り、同じ手続を繰り返してもらう。また、データ群S1
1を計算した値とメッセージダイジェスト56の値とが
一致のときには、決済が有効であると仮判定する。
【0106】さらに、データ群S11にメッセージダイ
ジェスト48が含まれる場合には、データ群S11中の
注文データS21に、メッセージダイジェスト48を作
成したときの計算方式を用いて計算し、この計算結果と
メッセージダイジェスト48の値とを比較する。両者が
一致していれば、受注票を作成する。不一致であれば、
注文データS21が改竄されているおそれがあるので、
決済そのものを無効にして受注票の作成は行わず、再度
電子メール等を購入者に送って同じ手続を繰り返しても
らう。
【0107】図9は、受注票を示す説明図である。受注
票には、注文データS21の内容、メッセージダイジェ
スト48、受注情報57としての受注番号及び発送日等
を含むデータ群S22が記載される。データ群S22
が、購入者のコンピュータ30に送信される。ここで、
コンピュータ20の受信処理部20cは、注文データS
21や受注情報57が改竄されていないことがコンピュ
ータ30で確認できるように、データ群S22に一方向
ハッシュ関数を適用し、データ群S22を縮約化したメ
ッセージダイジェスト58を作成してもよい。作成した
メッセージダイジェスト58がデータ群S22に付加さ
れて受注票としてコンピュータ30に送信される。受注
票の送信と同時に、販売業者が、商品配送の手続に入
り、発送日に商品が発送され、購入者に届けられる。
【0108】購入者のコンピュータ30は、コンピュー
タ20からインターネットNを介して受信した受注票
に、メッセージダイジェスト58が含まれているときに
は、メッセージダイジェスト58を作成したときの計算
方式、つまり縮約化方式を事前に取得しておき、その計
算方式を利用してデータ群S22の改竄がないことを確
認する。改竄がないことを確認した後に、コンピュータ
30は、発送日等の情報を購入者に示し受注されたこと
を知らせる。商品や役務の購入者への提供は、受注票が
コンピュータ20からコンピュータ30へ送信された後
に行われる。そして、決済代行業者から販売業者へ、商
品或いは役務の代金が支払われる。その後、決済代行業
者は、購入者に商品或いは役務の代金の請求を行い、購
入者にその代金を口座に用意させる。その口座から購入
代金を引き落として、決済代行業者は、商品或いは役務
の代金を回収する。即ち、通常のクレジットカードの後
払い方式により、商品或いは役務の代金が支払われる。
【0109】以上のような本実施形態の電子商取引方法
では、以下のような効果を奏する。 (1) 購入者が希望する商品の代金に関する代金情報
46が含まれる注文データS21と、クレジットカード
番号等が含まれるクレジットカード情報49とが、支払
許可願いメッセージとしてコンピュータ10に与えられ
たときに、コンピュータ10が、支払可否決定処理Sy
2により、決済の可否を決定し、購入者の代りに支払う
ことを決定したときには、決済情報送信処理Sy3で、
決済許可情報をクレジットカード情報49は伏してコン
ピュータ20を送信するので、商品を顧客に渡す前に、
取引き毎に決済できる。よって、販売業者がリスクを負
うことがない。また、クレジットカード情報49がコン
ピュータ20に伏せられるので、販売業者によるクレジ
ットカードの悪用を防ぐとともに、販売業者が倒産した
場合でも、クレジットカード情報49が漏洩することが
なく、購入者を保護できる。さらに、決済代行業者の決
済許可情報は決済代行業者から販売業者に直接送られる
ので、購入者によって偽造される危険がない。即ち、購
入者、販売者、決済代行業者の各々が処理をするのに必
要な情報のみを各々に渡しているために偽造の危険がな
くなり、決済業務の信用性が上がる。
【0110】(2) 決済情報送信処理Sy3で決済許
可情報をコンピュータ20に送信する際に、その決済許
可情報と注文データS21とを含むデータ群S11をコ
ンピュータ20へ送信することにより、コンピュータ2
0或いは販売業者が、どの注文データS21に対して決
済がなされたかが判定できるようになる。
【0111】(3) コンピュータ30からコンピュー
タ10へ与えられる注文データS21をコンピュータ2
0で生成することにより、注文データS21が改竄され
ても、コンピュータ20でそれが最終的に判定できるよ
うになり、リスクが少ない。 (4) コンピュータ10,20,30間の通信を暗号
化して行うことより、各コンピュータ10,20,30
の間の通信内容がインターネットN上で漏洩する危険性
を低減できる。
【0112】(5) コンピュータ20により、コンピ
ュータ30へ送信された注文データS21が記憶される
ことで、改竄されたことが容易に判定できる。 (6) コンピュータ20により、注文データS21に
対応するメッセージダイジェスト48が作成され、メッ
セージダイジェスト48が該注文データS21に付加さ
れ、コンピュータ30及びコンピュータ10を経由して
コンピュータ20に戻ることにより、改竄があってもそ
れがコンピュータ20で確認でき、誤った決済が行われ
ても、販売業者が商品を発送しなくてすむ。
【0113】(7) コンピュータ10で、支払可否決
定処理Sy2を行う前に、コンピュータ20でメッセー
ジダイジェスト48を作成する際に用いた計算方式を秘
密裏に取得しておき、この計算方式を利用して注文デー
タS21とメッセージダイジェスト48とを比較して注
文データS21の正当性を判定することにより、コンピ
ュータ10でも注文データS21が改竄されていること
が判定できる。
【0114】(8) コンピュータ30により、メッセ
ージダイジェスト50を生成し、メッセージダイジェス
ト50を注文データS21とクレジットカード情報49
とに付加してコンピュータ10に送信することにより、
注文データS21及びクレジットカード情報49が改竄
されたことが、コンピュータ10で判定できる。
【0115】(9) コンピュータ30からクレジット
カード情報49と注文データS21とを送信する際に、
そのクレジットカード情報49をコンピュータ10と共
有する暗号化方式で暗号化することより、クレジットカ
ード情報49の漏洩に関する安全性がより高くなる。
【0116】(10) コンピュータ10で、決済許可
情報55と注文データS21とを含むデータ群S11か
ら第3のメッセージダイジェスト56を生成し、メッセ
ージダイジェスト56と決済許可情報55と注文データ
S21とをコンピュータ20に送信することにより、コ
ンピュータ20で、メッセージダイジェスト56と決済
許可情報55と注文データS21とが改竄されていない
ことが、判定できる。
【0117】(11) 購入者或いはコンピュータ30
にコールバックを行わなくても、決済に必要な注文デー
タS31やクレジットカード情報49がコンピュータ1
0に同時に与えられるので、無駄なコールバック等の通
信を行わなくてよい。
【0118】[第2の実施形態]先述の第1の実施形態
は、購入者の使用する端末であるコンピュータ30に
は、事前に注文データS21にクレジットカード情報4
9を付加するプログラムがインストールされているもの
としている。このように、決済代行業者から事前に購入
者に配布されたプログラムをコンピュータ30にインス
トールしておく方式では、決済代行業者が、そのプログ
ラムを利用して購入者ごとに、暗号化やメッセージダイ
ジェスト50のキーを渡すことも可能になる。
【0119】これに対し、この第2の実施形態では、注
文データS21にクレジットカード情報49を付加する
ためのプログラムを、注文が発生するごとにインストー
ルする実施形態を説明する。
【0120】図10は、本発明の第2の実施形態に係る
電子商取引方法を行う決済代行業者と販売業者及び購入
者の関係を示すブロック図である。決済代行業者の持つ
電子商取引装置であるコンピュータ10Aは、商品や役
務を提供する販売業者が使用する業者側端末のコンピュ
ータ20に、インターネットNを介して接続され、相互
通信が可能になっている。コンピュータ10Aは、商品
や役務の購入者が使用する購入者端末のコンピュータ3
0Aに、インターネットNを介して接続され、相互通信
が可能になっている。コンピュータ20とコンピュータ
30Aとの間もインターネットNを介して接続され、相
互通信が可能になっている。
【0121】コンピュータ20は、第1の実施形態と同
様であり、注文データS21をコンピュータ30Aへ送
信する機能を持っている。コンピュータ10Aは、コン
ピュータ30Aからの要求があったときに、注文データ
S21にクレジットカード情報49を付加するためのプ
ログラムP10を、コンピュータ30Aに送信する機能
を持つ。他の機能は、第1の実施形態のコンピュータ1
0と同様である。コンピュータ30Aは、プログラムP
10を、インストールすることができる。
【0122】以下に、コンピュータ10Aとコンピュー
タ20とコンピュータ30Aとを用いた電子商取引方法
の説明する。なお、この説明では、わかりやすくするた
めに、第1の実施形態の図2から図9で使用した符号を
そのまま記載する。販売業者は、コンピュータ20によ
り、インターネットNにホームページを開設し、販売す
る商品や役務のリストを公開している。インターネット
Nを利用して商品や役務の購入を希望する購入者は注文
をするごとに、コンピュータ30Aを用いて決済代行業
者のコンピュータ10Aにアクセスし、後に必要にな
る、コンピュータ30Aが注文データS21にクレジッ
トカード情報49を付加するためのプログラムP10を
要求する。
【0123】コンピュータ10Aは、プログラム要求元
のコンピュータ30Aに対し、要求されたプログラムP
10を提供する。このプログラムP10には、コンピュ
ータ30Aが注文データS21にクレジットカード情報
49を付加する手順ばかりでなく、安全性を高めるため
に、コンピュータ30Aが注文データS21を含むデー
タ群をメッセージダイジェスト化する際の縮約化方式
や、コンピュータ30Aがコンピュータ10Aに送信す
る情報を暗号化する暗号化方式も組込んでもよい。本実
施形態では、その縮約化方式と暗号化方式とが、プログ
ラムP10に組込まれているものとする。
【0124】コンピュータ30Aを使用する購入者は、
コンピュータ10Aから与えられたプログラムP10を
コンピュータ30Aにインストールする。コンピュータ
30Aを使用する購入者は、コンピュータ30Aを用い
てインターネットN上に開設されたホームページを検索
し、希望の商品或いは役務が提供可能な販売者のホーム
ページにアクセスする。
【0125】購入者は、アクセスしたホームページの指
示に従い、入力手段としてのキーボード等を用い、コン
ピュータ30Aに対して第1の実施形態と同様に、希望
する購入品目、数量、住所、氏名、電話番号等の取引き
に必要な情報とともに、代金を後払いするためのクレジ
ットカードの種類を入力し、販売業者のコンピュータ2
0に送信する。これらが、購入依頼のメッセージとな
る。
【0126】販売業者の使用するコンピュータ20で
は、コンピュータ30Aから送信された購入依頼メッセ
ージをインターネットNを介して受信し、購入品目、数
量の情報を確認し、在庫等を検査し、販売代金の総計を
計算する。そして、図6のように、購入品目41、数量
42、住所43、氏名44、電話番号45、販売代金4
6及び販売者自身を特定する情報47等からなる注文デ
ータS21を作成し、注文メッセージとしてコンピュー
タ30Aに送信する。
【0127】注文データS21は、インターネットN上
を情報が流れるから、当事者以外に情報が漏洩する危険
を減らすために情報を暗号化して流すことが望ましい。
また、コンピュータ20は、注文データS21を作成す
る際に、注文データS21に一方向ハッシュ関数を適用
し、注文データS21を縮約化したメッセージダイジェ
スト48を作成し、このメッセージダイジェスト48を
注文データS21に付加してコンピュータ30Aに送っ
てもよい。これらメッセージダイジェスト48と注文デ
ータS21とをコンピュータ20は記憶しておく。
【0128】購入者のコンピュータ30Aでは、コンピ
ュータ20から受信した注文データS21を購入者に表
示する。注文データS21が要求に合致していれば、購
入者は、図7のように、個人情報としてのクレジットカ
ード番号49a、パスワード49b等の決済に必要なク
レジットカード情報49をキーボードを用いてコンピュ
ータ30Aに入力する。
【0129】コンピュータ30Aは、注文に先立ってコ
ンピュータ10Aから与えられてインストールされたプ
ログラムP10に従い、注文データS21にクレジット
カード情報49を付加し、データ群S31を作成する。
コンピュータ30Aは、データ群S31を決済代行業者
のコンピュータ10Aに送信する。なお、コンピュータ
20から注文データS21にメッセージダイジェスト4
8が付加されたデータ群を受信している場合は、注文デ
ータS21とメッセージダイジェスト48とにクレジッ
トカード情報49を付加したデータ群S31を生成し、
このデータ群S31を決済依頼メッセージとしてコンピ
ュータ10Aに送信する。
【0130】クレジットカード情報49が含まれるデー
タ群S31をインターネットN上に流すときには、個人
情報が漏洩する危険を減らすために情報を暗号化して流
すことが望ましい。データ群S31がコンピュータ10
Aに受信されるまでの間に改竄される場合を想定し、コ
ンピュータ20と同様にして、メッセージダイジェスト
50を作成してデータ群S31に付加することも有効で
ある。
【0131】メッセージダイジェスト50を付加する場
合には、コンピュータ30Aが、注文データS21とク
レジットカード情報49とを合わせたデータ群S31、
或いは注文データS21とメッセージダイジェスト48
とクレジットカード情報49とを合わせたデータ群S3
1に、プログラムP10に組込まれた縮約化方式を用い
て縮約化し、メッセージダイジェスト50を生成する。
さらに、コンピュータ30Aは、このメッセージダイジ
ェスト50を、注文データS21とクレジットカード情
報49とを合わせたデータ群S31、或いは注文データ
S21とメッセージダイジェスト48とクレジットカー
ド情報49とを合わせたデータ群S31に付加し、コン
ピュータ10Aに送信する。このコンピュータ10Aに
送信する情報も、コンピュータ30Aは、プログラムP
10に組込まれた暗号化方式に従って暗号化して送信す
る。
【0132】データ群S31は、インターネットNを介
して決済依頼メッセージとしてコンピュータ10Aの通
信部11に受信される。コンピュータ10Aは、プログ
ラムP10に組込んだ暗号化方式に対応する復号化方式
を用いてコンピュータ30Aから受信した情報を復号化
する。復号化された情報には、データ群S31とメッセ
ージダイジェスト50とが含まれている。コンピュータ
10Aは、プログラムP10に組込んだ縮約化方式と同
じ縮約化方式を用いて、データ群S31を縮約化する。
コンピュータ10Aは、縮約化結果とメッセージダイジ
ェスト50とが同値でない場合には、データ群31が改
竄されている可能性があり、決済依頼を無効とし、同値
のときには決済依頼を有効とする。
【0133】なお、データ群S31に、メッセージダイ
ジェスト48が含まれる場合には、事前に第3者に秘密
裏に、コンピュータ20がメッセージダイジェスト48
を作成したときの計算方式を取得しておき、メッセージ
ダイジェスト50の場合と同様に計算して、注文データ
群S31が改竄されてないかどうかを判定してもよい。
【0134】決済依頼が無効となった場合以外は、コン
ピュータ10Aは、注文データS21とクレジットカー
ド情報49とに基づき、購入者に代って商品或いは役務
の代金を支払うか否かを決定し、図8と同様の決済許可
証を作成する。何らかの理由で支払いを拒否する場合に
は、コンピュータ30Aにその旨を示す不許可情報を送
る。
【0135】決済許可証には、注文データS21の内容
と、決済許可情報55である許可番号や有効期限等とが
示される。なお、メッセージダイジェスト48がコンピ
ュータ30Aから送られてきたデータ中に含まれている
ときには、コンピュータ20で確認できるように、メッ
セージダイジェスト48も、決済許可証に示しておく。
【0136】コンピュータ10Aは、注文データS21
の内容と、決済許可情報55である許可番号や有効期限
等と、もしあるならばメッセージダイジェスト48とか
らなるデータ群S11に一方向ハッシュ関数を適用し、
データ群S11を縮約化したメッセージダイジェスト5
6を同時に作成する。コンピュータ10Aは、メッセー
ジダイジェスト56をデータ群S11に付加して、コン
ピュータ20に送信する。このとき、クレジットカード
情報49は、コンピュータ20へは送信せず、購入者の
リスクを軽減する。データ群S11及びメッセージダイ
ジェスト56を受信したコンピュータ20は、第1の実
施形態のコンピュータ20と同様の処理を行う。
【0137】以上のように、本実施形態の電子商取引方
法では、プログラムP10を、注文及び決済というイベ
ントが発生するごとに、コンピュータ10Aからコンピ
ュータ30Aに与えてコンピュータ30Aにインストー
ルする。そのため、このプログラムP10に、メッセー
ジダイジェスト50を作成する際の縮約化方式や情報の
暗号化方式を組み込めば、これらの縮約化方式や暗号化
方式を秘密裏に取得する必要がなくなるとともに、注文
ごとに縮約化方式や暗号化方式を変更できる。従って、
第1の実施形態の電子商取引方法よりも、安全性の高い
決済が可能になる。
【0138】[第3の実施形態]第2の実施形態では、
コンピュータ20から与えられた注文データS21にク
レジットカード情報49を付加させるために、コンピュ
ータ30Aに、コンピュータ10AからプログラムP1
0を送信させ、プログラムP10をコンピュータ30A
にインストールしていた。
【0139】これに対し、本実施形態では、ICカード
を利用して注文ータS21にクレジットカード情報49
を付加させる電子商取引方法を説明する。図11は、本
発明の第3の実施形態に係る電子商取引方法を行う決済
代行業者と販売業者及び購入者の関係を示すブロック図
である。
【0140】決済代行業者の持つ電子商取引装置である
コンピュータ10及び販売業者が使用する業者側端末の
コンピュータ20は、第1の実施形態と同様のものであ
り、インターネットNを介して接続され、相互通信が可
能になっている。なお、コンピュータ10,20間は、
専用回線や公衆回線網で接続されていてもよい。
【0141】コンピュータ10は、商品や役務の購入者
が使用する購入者端末のコンピュータ30Bに、インタ
ーネットNを介して接続され、相互通信が可能になって
いる。コンピュータ20とコンピュータ30Bとの間も
インターネットNを介して接続され、相互通信が可能に
なっている。コンピュータ10,30B間は、専用回線
や公衆回線網で接続されていてもよい。コンピュータ2
0とコンピュータ30Bとの間も専用回線や公衆回線網
で接続されていてもよい。コンピュータ30Bには、I
CカードCRDを読取るための図示しないリーダライタ
が取り付けられるか、又は組み込まれている。
【0142】ICカードCRD1は、決済代行業者によ
って、注文データS21にクレジットカード情報49を
付加するプログラムP10が書込まれ、事前に購入者に
配布される。このICカードCRD1に書込まれるプロ
グラムP10には、第2の実施形態と同様に、コンピュ
ータ30Bが注文データS21にクレジットカード情報
49を付加する手順ばかりでなく、安全性を高めるため
に、コンピュータ30Bが注文データS21を含むデー
タ群をメッセージダイジェスト化する際の縮約化方式
や、コンピュータ30Bがコンピュータ10に送信する
情報を暗号化する暗号化方式も組込んでもよい。本形態
では、その縮約化方式と暗号化方式とが。プログラムP
10に組込まれているものとする。
【0143】コンピュータ10,20,30Bが利用さ
れる電子商取引方法では、ICカードCRD1が、事前
に購入者に渡される。購入者は、ICカードCRD1を
コンピュータ30Bのリーダライタにセットし、ICカ
ードCRD1が出力するプログラムP10をコンピュー
タ30Bに与えてインストールする。
【0144】このプログラムP10がインストールされ
たコンピュータ30Bが、プログラムP10に従い、コ
ンピュータ20から与えられた注文データS21にクレ
ジットカード情報49を付加し、データ群S31を作成
する。コンピュータ30Bは、さらに、注文データS2
1とクレジットカード情報49とを合わせたデータ群S
31、或いは注文データS21とメッセージダイジェス
ト48とクレジットカード情報49とを合わせたデータ
群S31に、プログラムP10に組込まれた縮約化方式
を用いて縮約化し、メッセージダイジェスト50を生成
する。続いて、コンピュータ30Bは、このメッセージ
ダイジェスト50とデータ群S31とを合わせた情報
を、プログラムP10に組込まれた暗号化方式を用いて
暗号化し、コンピュータ10へ送信する。
【0145】コンピュータ10及びコンピュータ20の
処理は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であ
るので、詳細な説明を省略する。以上の第3の実施形態
の電子商取引方法では、コンピュータ30Bにリーダラ
イタを取り付けるか、組込むかしておき、ICカードC
RD1からコンピュータ30BにプログラムP10を与
えるので、第2の実施形態のように、プログラムP10
をコンピュータ10Aから送信する手間が省ける。ま
た、購入者がコンピュータ30Bにインストールする際
に誤る危険性を低下させることができる。また、縮約化
方式や暗号化方式をプログラムP10に組込むことによ
り、安全性を高めることができる。
【0146】[第4の実施形態]前述の第1〜3の実施
形態では、クレジットカード情報49を構成するクレジ
ットカード番号49a及びパスワード49b等の個人情
報を、入力手段として例えばキーボードを用いてコンピ
ュータ30に入力するものとしていた。この第4の実施
形態では、第1の実施形態のコンピュータ30に対する
クレジットカード情報49の他の入力方法を説明する。
【0147】図3のコンピュータ20に、送信部20b
の代わりに、記録媒体にデータを書込む記録手段を設け
ておき、記録媒体に、決済代行業得者が個人情報を書込
んで購入者に渡す方法がある。記録媒体としては、磁気
カード、磁気ディスク、コンパクトディスク等がある。
この方法によれば、記録媒体をコンピュータ30の内蔵
する読取部にセットすることで、コンピュータ30に個
人情報が入力される。コンピュータ30に入力された個
人情報が決済依頼メッセージに記入される。また、コン
ピュータ30にICカードから情報を入力するリーダラ
イタが設けられている場合には、ICカードに個人情報
を書込んで購入者に渡す方法がある。この方法によれ
ば、ICカードをコンピュータ30のリーダライタにセ
ットすることで、コンピュータ30に個人情報が例えば
暗号されて入力される。このように暗号化された個人情
報が、コンピュータ30に入力されることにより、コン
ピュータ30自体が盗聴のターゲットになった場合で
も、個人情報が漏洩する危険性が大幅に低下する。コン
ピュータ30に入力された個人情報が決済依頼メッセー
ジに記入される。
【0148】ここで、記録媒体或いはICカードによ
り、個人情報が入力された場合には、個人情報を入力し
た者が、記録媒体或いはICカードの所有者であるか否
かを確認する必要がある。即ち、本人認証処理が必要に
なる。
【0149】そこで、コンピュータ30から決済依頼メ
ッセージを受信したときに、コンピュータ10は、コン
ピュータ30を介して購入者にメッセージを送り、例え
ばバスワード等をキーボードを用いて入力させる。コン
ピュータ30からそのパスワードが送信されることによ
り、本人認証ができる。パスワードが正しければ、決済
の可否を判断する。パスワードが正しくないときには、
注文データS21に該当する商品或いは役務の代金を購
入者に代わって支払わないことを決定する。
【0150】なお、コンピュータ30に、例えば指紋や
瞳孔の画像を取得する入力手段があれば、これを利用し
て購入者の指紋や瞳孔の画像をコンピュータ30に入力
させてもよい。指紋や瞳孔は、人間を識別する生体情報
になる。コンピュータ10は、コンピュータ30から受
信した指紋や瞳孔の画像から本人認証を行うことができ
る。
【0151】以上のように、この第4の実施形態では、
記録媒体或いはICカードに書込まれた個人情報をコン
ピュータ30に入力する。キーボードで個人情報を入力
する場合には、入力ミスが発生するので、個人情報の情
報量多くできなかったが、記録媒体或いはICカードか
ら入力することにより、個人情報の情報量を多くでき、
より安全な電子商取引を実現できる。
【0152】[第5の実施形態]図12は、本発明の第
5の実施形態に係る電子商取引を行う決済代行業者と販
売業者及び購入者の関係を示すブロック図である。第1
〜第4の実施形態では、購入者が使用する端末のコンピ
ュータ30,30A,30Bを例えば購入者の所有物と
し、業者側端末のコンピュータ20から離れた場所にあ
ることを想定して記載しているが、購入者が使用する端
末を販売業者の店舗や営業所等に載置することも可能で
ある。この場合、不特定多数の購入者がその端末を共同
使用できる。図12に示す購入者の使用するコンピュー
タ30Dは、販売業者の例えば店舗に載置されている。
コンピュータ30Dは、決済代行業者が使用する端末の
コンピュータ10と例えば専用回線で接続されている。
販売業者が使用する端末のコンピュータ20は、専用回
線でコンピュータ10と接続されている。コンピュータ
10は、第1の実施形態のコンピュータ10と同様のも
のである。コンピュータ20は、第1の実施形態のコン
ピュータと同様のものであるが、後述する記録媒体22
にデータを書込む図示しない書込み部を備えている。コ
ンピュータ30Dは、その記録媒体22からデータを読
出す図示しない読取り部を備えている。購入者は、販売
業者の店舗で、例えば希望の商品や役務があれば、購入
品目、数量、住所、氏名、電話番号等の取引きに必要な
情報とともに、代金を後払いするためのクレジットカー
ドの種類を販売業者に知らせる。販売業者がそれらの情
報をコンピュータ20に入力する。
【0153】コンピュータ20では、入力された情報の
うちの購入品目、数量の情報を確認し、在庫等を検査
し、販売代金の総計を計算した後、第1の実施形態と同
様に、購入品目41、数量42、住所43、氏名44、
電話番号45等の取引きに必要な情報に、その販売代金
46とクレジットカードの発行会社から発行された販売
者自身を特定する情報47とを付加して注文データS2
1を作成し、これを注文メッセージとして記録媒体22
に記録する。記録媒体22としては、コンピュータが一
般的に記録するフレキシブルディスクや、磁気カード、
ICカード等がある。注文データS21が書込まれた記
録媒体22が、購入者に渡される。
【0154】ここで、注文データS21を作成するとき
には、例えば一方向ハッシュ関数を使用して計算し、注
文データS21を縮約化したメッセージダイジェスト4
8を作成し、このメッセージダイジェスト48を注文デ
ータS21に付加して記録媒体22に書込んでもよい。
このような処理を実施することにより、後に、注文デー
タS21に対して同じ計算をすることで内容が改竄され
ているかどうかを販売業者は知ることができ、悪意を持
った購入者や盗聴者が、データを改竄して悪用すること
が防げる。
【0155】購入者は、コンピュータ30Dに、記録媒
体22に書込まれた注文データS21を読取らせるとと
もに、個人情報49aやパスワード49bを含むクレジ
ットカード情報49をコンピュータ30Dに入力する。
注文データS21を読取ったコンピュータ30Dは、第
1の実施形態のコンピュータ30と同様に動作し、注文
データS21にクレジットカード情報49を付加してコ
ンピュータ10へ与える。
【0156】ここで、購入者がコンピュータ30Dにク
レジットカード情報49を入力するときに、例えばクレ
ジットカード情報49を暗号化して読出させることが可
能なICカード等を用いると、コンピュータ30D自体
が盗聴のターゲットになった場合でも、個人情報が漏洩
する危険性が大幅に低下する。コンピュータ30Dに入
力された個人情報が決済依頼メッセージに記入される。
コンピュータ10も第1の実施形態と同様に動作し、決
済許可情報を含むデータ群S11をクレジットカード情
報49は伏せてコンピュータ20に与える。これによ
り、電子商取引が可能になる。
【0157】以上のように、本実施形態の電子商取引方
法では、コンピュータ30Dを店舗に載置するので、不
特定の購入者がコンピュータ30Dを共有できる。ま
た、コンピュータ30Dには、記録媒体から注文データ
S21が与えられるので、その間に第三者に盗聴される
ことがない。
【0158】[第6の実施形態]図13は、本発明の第
6の実施形態に係る電子商取引方法を行う決済代行業者
と販売業者及び購入者の関係を示すブロック図である。
この実施形態では、商品或いは役務を提供する販売業者
の使用するコンピュータ20で生成した注文データS2
1を、コンピュータ20から決済代行業者が使用するコ
ンピュータ10Bに与えておき、コンピュータ30を経
由して与えた注文データS21と比較させて、注文デー
タS21の改竄の有無を判断させることを特徴とする。
図14は、図11中のコンピュータ10Bの構成例を示
す図である。コンピュータ10Bは、プログラムによっ
て制御されるものであり、第1の実施形態のコンピュー
タ10と同様の通信部11と、支払可否決定部12と、
決済情報作成部13と、判定部14と、付加部15とを
備えるとともに、特定情報提供部16と、判断部17と
を備えている。特定情報提供部16は、注文データS2
1がコンピュータ20から与えられたときに、その注文
データS21と販売業者の組み合わせを一意的に示す特
定情報を作成してコンピュータ20に送信するものであ
る。判断部17は、コンピュータ20から与えられた注
文データS21と、コンピュータ30を経由してえられ
た注文データS21とを比較し、コンピュータ30を経
由してえられた注文データS21が改竄されているか否
かを判断する。図15は、コンピュータ10B,20,
30の処理を示すフローチャートであり、この図15を
参照しつつ、クレジットカードを利用した電子商取引方
法を説明する。販売業者は、コンピュータ20により、
インターネットNにホームページを開設し、販売する商
品や役務のリストを公開している。購入者は、そのホー
ムページにアクセスし、例えば希望の商品があれば、ホ
ームページの指示に従い、コンピュータ30を使用し
て、希望する購入品目、数量、住所、氏名、電話番号等
の取引きに必要な情報とともに、代金を後払いするため
のクレジットカードの種類を入力して販売業者のコンピ
ュータ20に送信する。これらが、購入依頼のメッセー
ジとなる。
【0159】コンピュータ20では、コンピュータ30
から送信された購入品目、数量の情報を確認し、在庫等
を検査し、販売代金の総計を計算した後、購入品目4
1、数量42、住所43、氏名44、電話番号45等の
取引きに必要な情報に、その販売代金46とクレジット
カードの発行会社から発行された販売者自身を特定する
情報47とを付加して注文データS21を作成し、コン
ピュータ10Bに送信する。
【0160】コンピュータ10Bでは、コンピュータ2
0から与えられた注文データS21を判断部17に入力
して保存すると共に、特定情報作成部16で、注文デー
タS21と販売業者の組み合わせが一意的に特定できる
特定情報を作成し、通信部11を介してコンピュータ2
0に送信する。この特定情報をコンピュータ20に与え
ることにより、決済の管理が容易になる。
【0161】コンピュータ10Bから特定情報を受信し
たコンピュータ20は、注文データS21中の販売業者
を特定する情報47を、コンピュータ10から与えられ
た特定情報に置換し、置換が行われた注文データS21
を、第1の実施形態と同様にコンピュータ30に送信す
る。
【0162】ここで、注文データS21は、インターネ
ットN上を情報が流れるから、当事者以外に情報が漏洩
する危険を減らすために情報を暗号化して流すことが望
ましい。購入者のコンピュータ30は、第1の実施形態
と同様に、コンピュータ20から受信した注文データS
21を購入者に表示し、購入者が自分の要求に合致して
いるか否かを確認する。確認の結果自分の要求に合致し
ていれば、購入者は、個人情報としてのクレジットカー
ド番号49a、パスワード49b等の決済に必要なクレ
ジットカード情報49をコンピュータ30を用いて入力
し、注文データS21にクレジットカード情報49を付
加したデータ群S31を生成する。このデータ群S31
を決済依頼メッセージとして、済代行業者のコンピュー
タ10に送信する。このとき、個人情報が漏洩する危険
を減らすために情報を暗号化して流すことが望ましい。
また、注文データS21とクレジットカード情報49と
を合わせたデータ群S31に一方向ハッシュ関数を適用
し、データ群S31を縮約化したメッセージダイジェス
ト50を生成し、メッセージダイジェスト50を、注文
データS21とクレジットカード情報49とを合わせた
データ群S31に付加して送信してもよい。
【0163】データ群S31は、コンピュータ10Bの
通信部11に受信される。コンピュータ10では、デー
タ群S31の中の注文データS21が、判断部14に与
えられる。判断部14は、コンピュータ20から与えら
れて保存していた注文データS21と、データ群S31
中の注文データS21とを比較し、データ群S31中の
注文データS21が改竄されているか否かを判断し、結
果を支払可否決定部12に与える。
【0164】支払可否決定部12にはそのデータ群S3
1が与えられる。支払可否決定部12は、注文データS
21に改竄がないと判断されたときに、支払可否決定処
理Sy2を行い、コンピュータ30から受信した注文デ
ータS21とクレジットカード情報49に基づき、購入
者に代って商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定
する。
【0165】支払可否決定処理Sy2の結果は、決済情
報作成部13に与えられる。何らかの理由で支払いを拒
否する場合には、コンピュータ10Bは、コンピュータ
30にその旨を示す不許可情報を送る。決済情報作成部
13及び付加部15は、第1の実施形態と同様の決済情
報送信処理Sy3を実施し、注文データS21の内容
と、決済許可情報55である許可番号や有効期限等とを
含むデータ群S11を作成し、クレジットカード情報4
9は伏してコンピュータ20へ送信する。このようにし
て、クレジットカード情報49を販売業者に知らせるこ
となく、電子商取引ができる。以上のように、本実施形
態の電子商取引方法では、コンピュータ10Bが、コン
ピュータ20から与えられた注文データと、コンピュー
タ30から与えられた注文データとを比較するので、注
文データS21の改竄があればそれを発見することがで
き、決済の信頼性が向上する。また、特定情報を作成し
てコンピュータ20に与えるので、電子商取引の管理が
容易になる。また、注文データS21をコンピュータ2
0からコンピュータ10Bに送信することが、コンピュ
ータ20が特定情報を要求することになるので、無駄な
通信が増えたことにならない。なお、本発明は、上記実
施形態に限定されず、種々の変形が可能である。その変
形例としては、次のようなものがある。 (a) コンピュータ20はインターネットN上にホー
ムページを開設し、購入者がコンピュータ30を用いて
ホームページにアクセスする例を説明したが、ホームペ
ージにアクセスせずに、電子メール等で取引きを申し込
むようにしてもよい。
【0166】(b) 各種データの改竄をチェックする
ために、一方向ハッシュ関数を適用して高度に暗号化し
たメッセージダイジェスト48,50,56,58を利
用したが、他に適切な縮約化方式があれば、その縮約化
方式を用いてもよい。
【0167】(c) 本発明は、クレジットカードを利
用した後払い方式にのみに適用できるばかりでなく、キ
ャッシュカードやデビッドカードで決済する電子商取引
にも適用可能である。例えば、デビットカード方式で即
時決済を行う場合にも、キャッシュカードの読み取りと
暗証番号の入力とを、商品や役務の購入者が使用するコ
ンピュータ30から行い、販売業者が使用するコンピュ
ータ20で生成した注文データをコンピュータ30から
入力することにより、注文データとキャッシュカードの
情報と暗証番号とが、決済代行業者の使用するコンピュ
ータ10に与えられる。これにより、コンピュータ10
が即時決済を行うことができる。即ち、販売業者の口座
に、商品や役務の代金を購入者の口座から振り込みでき
る。そしてコンピュータ10が、キャッシュカードの情
報と暗証番号とを伏せて、決済が完了したことを示す情
報をコンピュータ20に送信することにより、販売業者
に決済が完了したことが示されるので、商品や役務の提
供が行われる。このように、キャッシュカードの情報と
暗証番号とがコンピュータ20に伏せられるので、キャ
ッシュカードの情報と暗証番号とが、販売業者に知られ
ることがない。また、注文データをコンピュータ20で
生成するので、購入者による注文データの改竄があれ
ば、それも販売業者或いは決済代行業者が知ることがで
き、販売業者にとっても安全性が確保される。なお、各
コンピュータ10,20,30間の通信に、第1の実施
形態と同様のメッセージダイジェストを付加したり、暗
号化を採用することにより、より即時決済の安全性を高
めることができる。 (d) コンピュータ10,20間は、専用回線で接続
されていてもよい。また、コンピュータ10,30間
も、専用回線で接続されてもよい。このように、専用回
線ではコンピュータ10,20,30を接続することに
より、コンピュータ10,20,30間の通信データが
盗聴される危険性を低減できる。
【0168】(e) 第2の実施形態では、コンピュー
タ10Aからコンピュータ30AにプログラムP10を
与えてインストールさせていたが、コンピュータ20か
らコンピュータ30AにプログラムP10を与えてイン
ストールさせてもよい。この場合にも、メッセージダイ
ジェスト50を作成する際の縮約化方式やコンピュータ
10Aに送信する情報の暗号化方式を組み込めば、これ
らの縮約化方式や暗号化方式を秘密裏にコンピュータ3
0Aがコンピュータ20から取得する必要がなくなる。
さらに、購入者ごとに縮約化方式や暗号化方式を変更す
ることが可能にになり、より安全性の高い電子商取引方
法が可能になる。
【0169】(f) 第1〜第6の実施形態では、注文
データS21をコンピュータ20で作成したが、安全性
を確保できるのであればコンピュータ30で作成しても
よい。
【0170】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、注文データと、購入識別情報が含まれる個人情報
とが与えられたときに、決済の可否を決定し、購入者の
代りに代金を支払うことを決定したときには、個人情報
は伏して業者側端末に決済許可情報を送信するので、商
品や役務を顧客に渡す前に取引き毎に決済できる。よっ
て、販売業者がリスクを負うことがない。その上、個人
情報が業者側端末に送信されないので、個人情報を販売
業者に渡すことで想定される危険から購入者を守ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子商取引方法を行うコン
ピュータの接続状態を示すブロック図である。
【図2】図1中のコンピュータ10を示す機能ブロック
図である。
【図3】図1中のコンピュータ20を示す機能ブロック
図である。
【図4】図1中のコンピュータ30を示す機能ブロック
図ある。
【図5】コンピュータ10〜30の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】注文データ例を示す説明図である。
【図7】コンピュータ10に送信するデータ例を示す説
明図である。
【図8】決済許可証を示す説明図である。
【図9】受注票を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る電子商取引方
法を行う決済代行業者と販売業者及び購入者の関係を示
すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る電子商取引方
法を行う決済代行業者と販売業者及び購入者の関係を示
すブロック図である。
【図12】、本発明の第5の実施形態に係る電子商取引
を行う決済代行業者と販売業者及び購入者の関係を示す
ブロック図である。
【図13】本発明の第6の実施形態に係る電子商取引方
法を行う決済代行業者と販売業者及び購入者の関係を示
すブロック図である。
【図14】図11中のコンピュータ10Bの構成例を示
す図である。
【図15】コンピュータ10B,20,30の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10,10A,10B 決済代行業者のコンピュータ 11 通信部 12 支払可否決定部 13 決済情報作成部 14 判定部 15 付加部 20 業者側端末としてのコンピュータ 30,30A,30B,30D 購入者端末として
コンピュータ 48,50,56,58 メッセージダイジェスト 49 個人情報としてのクレジットカード情報 Sy1 判定処理 Sy2 支払可否決定処理 Sy3 決済情報送信処理 S21 注文データ CRD1 ICカード
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月12日(2002.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項30
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項39
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項43
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項64
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記販売業者が使用する端末が前記第1のメ
ッセージダイジェストを作成する際に用いた第1の縮約
化方式を取得しておき、前記購入者が使用する端末から
受信した前記注文データと第1のメッセージダイジェス
トとを該取得した第1の縮約化方式を利用して比較し、
該注文データの正当性を判定する判定処理を行ってもよ
い。また、前記受信処理で受信する注文データと前記個
人情報と前記第1のメッセージダイジェストとは、前記
購入者が使用する端末で暗号化されて送られてもよい。
また、前記決済情報送信処理では、前記決済許可情報と
前記注文データと前記第1のメッセージダイジェストと
を含むデータ群を暗号化して前記販売業者が使用する端
末へ送信してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッ
セージダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化
方式を取得しておき、前記購入者が使用する端末から受
信した前記注文データ及び個人情報と前記第2のメッセ
ージダイジェストとを該取得した第2の縮約化方式を利
用して比較し、該注文データの正当性を判定する判定処
理を行ってもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、少なくとも前記支払可否決定処理を
行う前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッ
セージダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化
方式を取得しておき、前記購入者が使用する端末から受
信した前記注文データ、個人情報及び第1のメッセージ
ダイジェストと前記第2のメッセージダイジェストとを
該取得した第2の縮約化方式を利用して比較し、該注文
データの正当性を判定する判定処理を行ってもよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】また、前記販売業者が使用する端末が前記
第4のメッセージダイジェストを生成するときに用いた
第4の縮約化方式を該販売業者が使用する端末と前記購
入者が使用する端末との間で共有させてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 1/00 640 G09C 1/00 640D 660 660B

Claims (83)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記受信処理で受信する前記注文データ及び前記個人情
    報は、前記購入者が使用する端末で暗号化されて送られ
    ることを特徴とする電子商取引方法。
  2. 【請求項2】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記決済情報送信処理では、決済許可情報を暗号化して
    前記販売業者が使用する端末に送信することを特徴とす
    る電子商取引方法。
  3. 【請求項3】前記決済情報送信処理では、前記決済許可
    情報を暗号化して前記販売業者が使用する端末に送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子商取引方法。
  4. 【請求項4】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記受信処理で前記購入者の使用する端末から受信する
    注文データは、前記販売業者の使用する端末から暗号化
    されて前記購入者の使用する端末へ送信されていること
    を特徴とする電子商取引方法。
  5. 【請求項5】前記受信処理で前記購入者の使用する端末
    から受信する注文データは、前記販売業者の使用する端
    末から暗号化されて前記購入者の使用する端末へ送信さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の電子商取引方法。
  6. 【請求項6】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記受信処理で前記購入者が使用する端末から受信する
    注文データは、前記販売業者が使用する端末で生成され
    て該販売業者が使用する端末で暗号化されて送信されて
    いることを特徴とする電子商取引方法。
  7. 【請求項7】前記受信処理で前記購入者が使用する端末
    から受信する注文データは、前記販売業者が使用する端
    末で生成されて該販売業者が使用する端末で暗号化され
    て送信されていることを特徴とする請求項5に記載の電
    子商取引方法。
  8. 【請求項8】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記受信処理で前記購入者の使用する端末から受信する
    注文データは、前記販売業者の使用する端末で生成され
    て記録媒体に書込まれ、前記購入者の使用する端末が該
    記録媒体から読出したものであることを特徴とする電子
    商取引方法。
  9. 【請求項9】前記受信処理で前記購入者の使用する端末
    から受信する注文データは、前記販売業者の使用する端
    末で生成されて記録媒体に書込まれ、前記購入者の使用
    する端末が該記録媒体から読出したものであることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子商
    取引方法。
  10. 【請求項10】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末から与えられた注文データ
    に前記個人情報を付加するプログラムを前記購入者へ配
    布して前記購入者の使用する端末にインストールさせる
    配布処理を事前に行っておき、 前記受信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プ
    ログラムによって前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする電子商取引
    方法。
  11. 【請求項11】前記販売業者が使用する端末から与えら
    れた注文データに前記個人情報を付加するプログラムを
    前記購入者へ配布して前記購入者の使用する端末にイン
    ストールさせる配布処理を事前に行っておき、 前記受信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プ
    ログラムによって前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする請求項1乃
    至9のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  12. 【請求項12】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記購入者が前記商品或いは役務の提供を希望する度
    に、前記販売業者が使用する端末から与えられた注文デ
    ータに前記個人情報を付加するプログラムを前記購入者
    が使用する端末にダウンロードするダウンロード処理を
    行い、 前記受信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プ
    ログラムによって前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする電子商取引
    方法。
  13. 【請求項13】前記購入者が前記商品或いは役務の提供
    を希望する度に、前記販売業者が使用する端末から与え
    られた注文データに前記個人情報を付加するプログラム
    を前記購入者が使用する端末にダウンロードするダウン
    ロード処理を行い、 前記受信処理では、前記購入者が使用する端末が前記プ
    ログラムによって前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする請求項1乃
    至9のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  14. 【請求項14】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末から与えられた前記注文デ
    ータに前記個人情報を付加するプログラムが事前に書込
    まれたICカードを前記購入者に配布して該プログラム
    を前記購入者が使用する端末に入力させる配布処理を行
    っておき、 前記受信処理では、前記プログラムによって前記購入者
    が使用する端末が前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする電子商取引
    方法。
  15. 【請求項15】前記販売業者が使用する端末から与えら
    れた前記注文データに前記個人情報を付加するプログラ
    ムが事前に書込まれたICカードを前記購入者に配布し
    て該プログラムを前記購入者が使用する端末に入力させ
    る配布処理を行っておき、 前記受信処理では、前記プログラムによって前記購入者
    が使用する端末が前記注文データに前記個人情報を付加
    したデータ群を、受信することを特徴とする請求項1乃
    至9のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  16. 【請求項16】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記購入者が使用する端末は、入力手段を備え、 前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記購入者が
    使用する端末に前記入力手段から入力されていることを
    特徴とする電子商取引方法。
  17. 【請求項17】前記購入者が使用する端末は、入力手段
    を備え、 前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記購入者が
    使用する端末に前記入力手段から入力されていることを
    特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の電
    子商取引方法。
  18. 【請求項18】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記購入者が使用する端末は、記録媒体に記憶されたデ
    ータを読み取る読取り手段を備え、 前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記記録媒体
    に書込まれていた個人情報が前記読取り手段によって読
    取られて前記購入者が使用する端末に入力されたもので
    あることを特徴とする電子商取引法。
  19. 【請求項19】前記購入者が使用する端末は、記録媒体
    に記憶されたデータを読み取る読取り手段を備え、 前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記記録媒体
    に書込まれていた個人情報が前記読取り手段によって読
    取られて前記購入者が使用する端末に入力されたもので
    あることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項
    に記載の電子商取引法。
  20. 【請求項20】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記受信処理で受信する前記個人情報は、前記個人情報
    が書込まれたICカードから暗号化されて前記購入者が
    使用する端末に入力されたものであることを特徴とする
    電子商取引方法。
  21. 【請求項21】前記受信処理で受信する前記個人情報
    は、前記個人情報が書込まれたICカードから暗号化さ
    れて前記購入者が使用する端末に入力されたものである
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載の電子商取引方法。
  22. 【請求項22】前記購入者が使用する端末は、入力手段
    を持ち、 前記購入者に、前記ICカード或いは前記記録媒体の所
    有者であることを示すパスワードを前記入力手段から前
    記購入者が使用する端末へ入力させ、前記購入者が使用
    する端末を介して受信した該パスワードに基づき該購入
    者が該ICカード或いは該記憶媒体の所有者であること
    を確認する本人認証処理を行うことを特徴とする請求項
    18乃至21のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  23. 【請求項23】前記購入者が使用する端末は、前記購入
    者の生態情報を入力する入力手段を持ち、 前記購入者に、前記ICカード或いは前記記録媒体の所
    有者であることを示すために前記生態情報を前記入力手
    段から該購入者が使用する端末へ入力させ、該購入者が
    使用する端末を介して受信した該生態情報に基づき該購
    入者が該ICカード或いは該記憶媒体の所有者であるこ
    とを確認する本人認証処理を行うことを特徴とする請求
    項18乃至21のいずれか1項に記載の電子商取引方
    法。
  24. 【請求項24】前記本人認証処理の結果、前記購入者が
    前記ICカード或いは前記記憶媒体の所有者でないこと
    が判明した場合、前記支払可否決定処理では、前記決済
    代行業者が前記商品或いは役務の代金を該購入者の代わ
    りに前記販売業者に支払わないことを決定することを特
    徴とする請求項22又は23に記載の電子商取引方法。
  25. 【請求項25】前記注文データが前記販売業者が使用す
    る端末に記憶されていることを特徴とする請求項1乃至
    24のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  26. 【請求項26】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末により、前記注文データが
    生成されると共に該注文データを縮約化した第1のメッ
    セージダイジェストが作成され、該第1のメッセージダ
    イジェストが該注文データに付加されて前記購入者が使
    用する端末に与えられ、 前記受信処理では、前記販売業者が出力した注文データ
    及び第1のメッセージダイジェストに前記個人情報が付
    加されたデータ群を前記購入者が使用する端末から受信
    することを特徴とする電子商取引方法。
  27. 【請求項27】前記販売業者が使用する端末により、前
    記注文データを縮約化した第1のメッセージダイジェス
    トが作成され、該第1のメッセージダイジェストが該注
    文データに付加されて前記購入者が使用する端末に与え
    られ、 前記受信処理では、前記販売業者が出力した注文データ
    及び第1のメッセージダイジェストに前記個人情報が付
    加されたデータ群を前記購入者が使用する端末から受信
    することを特徴とする請求項6乃至9及び16乃至25
    のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  28. 【請求項28】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報を前記販売業者が使用する端末に送信するときに
    は、該決済許可情報と前記注文データと前記第1のメッ
    セージダイジェストとを含むデータ群を該販売業者が使
    用する端末へ送信することを特徴とする請求項26又は
    27に記載の電子商取引方法。
  29. 【請求項29】前記注文データ及び前記第1のメッセー
    ジダイジェストが前記販売業者が使用する端末に記憶さ
    れていることを特徴とする請求項26乃至28のいずれ
    か1項に記載の電子商取引方法。
  30. 【請求項30】少なくとも前記支払可否決定処理を行う
    前に、前記販売業者が使用する端末が前記第1のメッセ
    ージダイジェストを作成する際に用いた第1の縮約化方
    式を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する端末
    から受信した前記注文データと第1のメッセージダイジ
    ェストとを該取得した第1の縮約化方式を利用して比較
    し、該注文データの正当性を判定する判定処理を行うこ
    とを特徴とする請求項26乃至29のいずれか1項に記
    載の電子商取引方法。
  31. 【請求項31】前記受信処理で受信する注文データと前
    記個人情報と前記第1のメッセージダイジェストとは、
    前記購入者が使用する端末で暗号化されて送られること
    を特徴とする請求項26乃至30のいずれか1項に記載
    の電子商取引方法。
  32. 【請求項32】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報と前記注文データと前記第1のメッセージダイジ
    ェストとを含むデータ群を暗号化して前記販売業者が使
    用する端末へ送信することを特徴とする請求項26乃至
    31のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  33. 【請求項33】前記受信処理で前記購入者が使用する端
    末から受信する注文データ及び第1のメッセージダイジ
    ェストは、前記販売業者が使用する端末から暗号化され
    て前記購入者が使用する端末へ送信されていることを特
    徴とする請求項26乃至32のいずれか1項に記載の電
    子商取引方法。
  34. 【請求項34】前記販売業者が使用する端末から与えら
    れた注文データ及び第1のメッセージダイジェストに前
    記個人情報を付加するプログラムを前記購入者へ配布し
    て前記購入者が使用する端末にインストールさせる配布
    処理を事前に行っておき、 前記受信処理では、前記プログラムによって前記購入者
    が使用する端末が前記注文データ及び第1のメッセージ
    ダイジェストに前記個人情報を付加したデータ群を受信
    することを特徴とする請求項26乃至33のいずれか1
    項に記載の電子商取引方法。
  35. 【請求項35】前記購入者が前記商品或いは役務の提供
    を希望する度に、前記販売業者が使用する端末から与え
    られた注文データ及び第1のメッセージダイジェストに
    前記個人情報を付加するプログラムを前記購入者が使用
    する端末にダウンロードするダウンロード処理を行い、 前記受信処理では、前記プログラムによって前記購入者
    が使用する端末が前記注文データ及び第1のメッセージ
    ダイジェストに前記個人情報を付加したデータ群を受信
    することを特徴とする請求項26乃至33のいずれか1
    項に記載の電子商取引方法。
  36. 【請求項36】前記販売業者が使用する端末から与えら
    れた前記注文データ及び第1のメッセージダイジェスト
    に前記個人情報を付加するプログラムが事前に書込まれ
    たICカードを前記購入者に配布して該プログラムを前
    記購入者が使用する端末に入力させる配布処理を行って
    おき、 前記受信処理では、前記プログラムによって前記購入者
    が使用する端末が前記注文データ及び第1のメッセージ
    ダイジェストに前記個人情報を付加したデータ群を受信
    することを特徴とする請求項26乃至33のいずれか1
    項に記載の電子商取引方法。
  37. 【請求項37】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末により、前記注文データが
    生成されて前記購入者が使用する端末に与えられ、 前記購入者が使用する端末により、前記注文データと前
    記個人情報とを含むデータ群が縮約化されて第2のメッ
    セージダイジェストが生成され、 前記受信処理では、注文データ及び個人情報に前記第2
    のメッセージダイジェストが付加されたデータ群を前記
    購入者が使用する端末から受信することを特徴とする電
    子商取引方法。
  38. 【請求項38】前記購入者が使用する端末により、前記
    注文データと前記個人情報とを含むデータ群が縮約化さ
    れて第2のメッセージダイジェストが生成され、 前記受信処理では、注文データ及び個人情報に前記第2
    のメッセージダイジェストが付加されたデータ群を前記
    購入者が使用する端末から受信することを特徴とする請
    求項6乃至25のいずれか1項に記載の電子商取引方
    法。
  39. 【請求項39】少なくとも前記支払可否決定処理を行う
    前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッセー
    ジダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化方式
    を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する端末か
    ら受信した前記注文データ及び個人情報と前記第2のメ
    ッセージダイジェストとを該取得した第2の縮約化方式
    を利用して比較し、該注文データの正当性を判定する判
    定処理を行うことを特徴とする請求項37又は38に記
    載の電子商取引方法。
  40. 【請求項40】前記受信処理で受信する注文データと前
    記個人情報と前記第2のメッセージダイジェストとは、
    前記購入者が使用する端末で暗号化されて与えられるこ
    とを特徴とする請求項37乃至39のいずれか1項に記
    載の電子商取引方法。
  41. 【請求項41】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末により、前記注文データが
    生成されると共に該注文データを縮約化した第1のメッ
    セージダイジェストが作成され、該第1のメッセージダ
    イジェストが該注文データに付加されて前記購入者が使
    用する端末に送信され、 前記購入者が使用する端末により、前記注文データと前
    記個人情報と前記第1のメッセージダイジェストとを含
    むデータ群が縮約化されて第2のメッセージダイジェス
    トが生成され、 前記受信処理では、前記第1のメッセージダイジェス
    ト、注文データ及び個人情報に前記第2のメッセージダ
    イジェストが付加されたデータ群を受信することを特徴
    とする電子商取引方法。
  42. 【請求項42】前記購入者が使用する端末により、前記
    注文データと前記個人情報と前記第1のメッセージダイ
    ジェストとを含むデータ群が縮約化されて第2のメッセ
    ージダイジェストが生成され、 前記受信処理では、前記第1のメッセージダイジェス
    ト、注文データ及び個人情報に前記第2のメッセージダ
    イジェストが付加されたデータ群を受信することを特徴
    とする請求項26乃至29のいずれか1項に記載の電子
    商取引方法。
  43. 【請求項43】少なくとも前記支払可否決定処理を行う
    前に、前記購入者が使用する端末が前記第2のメッセー
    ジダイジェストを作成する際に用いた第2の縮約化方式
    を秘密裏に取得しておき、前記購入者が使用する端末か
    ら受信した前記注文データ、個人情報及び第1のメッセ
    ージダイジェストと前記第2のメッセージダイジェスト
    とを該取得した第2の縮約化方式を利用して比較し、該
    注文データの正当性を判定する判定処理を行うことを特
    徴とする請求項41又は42に記載の電子商取引方法。
  44. 【請求項44】前記受信処理では、前記個人情報、前記
    注文データ、前記第1のメッセージダイジェスト及び前
    記第2のメッセージダイジェストを含むデータ群は、暗
    号化されて前記購入者が使用する端末から与えられるこ
    とを特徴とする請求41乃至43のいずれか1項に記載
    の電子商取引方法。
  45. 【請求項45】前記決済情報送信処理で前記決済許可情
    報を前記販売業者が使用する端末に送信する際には、該
    決済許可情報と前記注文データとを含むデータ群を該販
    売業者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求
    項1乃至44のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  46. 【請求項46】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記販売業者が使用する端末により、前記注文データが
    生成されて前記購入者が使用する端末に与えられ、 前記決済情報送信処理では、前記決済許可情報と注文デ
    ータとを含むデータ群を縮約化して第3のメッセージダ
    イジェストを生成し、該第3のメッセージダイジェスト
    と該決済許可情報と該注文データとを含むデータ群を、
    前記販売業者が使用する端末へ送信することを特徴とす
    る電子商取引方法。
  47. 【請求項47】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報と注文データとを含むデータ群を縮約化して第3
    のメッセージダイジェストを生成し、該第3のメッセー
    ジダイジェストと該決済許可情報と該注文データとを含
    むデータ群を、前記販売業者が使用する端末へ送信する
    ことを特徴とする請求項6乃至25及び37乃至38の
    いずれか1項に記載の電子商取引方法。
  48. 【請求項48】前記販売業者が使用する端末に送信した
    前記第3のメッセージダイジェストと前記決済許可情報
    及び前記注文データを含むデータ群とを該販売業者が使
    用する端末に比較させるために、前記第3のメッセージ
    ダイジェストを生成するときに用いた第3の縮約化方式
    を該販売業者が使用する端末に共有化させる共有化処理
    を行うことを特徴とする請求項46又は47に記載の電
    子商取引方法。
  49. 【請求項49】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報と前記注文データと前記第3のメッセージダイジ
    ェストとを含むデータ群を暗号化して前記販売業者が使
    用する端末に送信することを特徴とする請求項46乃至
    48のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  50. 【請求項50】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報と前記注文データと前記第1のメッセージダイジ
    ェストとを含むデータ群を縮約化して第3のメッセージ
    ダイジェストを生成し、該第3のメッセージダイジェス
    トと該決済許可情報と該注文データと該第1のメッセー
    ジダイジェストとを含むデータ群を、前記販売業者が使
    用する端末へ送信することを特徴とする請求項26乃至
    36のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  51. 【請求項51】前記販売業者が使用する端末に送信した
    前記第3のメッセージダイジェストと前記決済許可情
    報、前記注文データ及び前記第1のメッセージダイジェ
    ストを含むデータ群とを該販売業者が使用する端末に比
    較させるために、前記第3のメッセージダイジェストを
    生成するときに用いた第3の縮約化方式を該販売業者が
    使用する端末に共有化させる共有化処理を行うことを特
    徴とする請求項50に記載の電子商取引方法。
  52. 【請求項52】前記決済情報送信処理では、前記決済許
    可情報と前記注文データと前記第1のメッセージダイジ
    ェストと前記第3のメッセージダイジェストとを含むデ
    ータ群を暗号化して前記販売業者が使用する端末に送信
    することを特徴とする請求項49又は50に記載の電子
    商取引方法。
  53. 【請求項53】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記決済
    許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信したとき
    には、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは役務
    の提供することを受注したことを示す受注情報を前記購
    入者が使用する端末へ送信させることを特徴とする電子
    商取引方法。
  54. 【請求項54】前記支払可否決定処理によって前記商品
    或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うことを決
    定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売業者
    が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が使用
    する端末に、該商品或いは役務の提供することを受注し
    たことを示す受注情報を前記購入者が使用する端末へ送
    信させることを特徴とする請求項1乃至52に記載の電
    子商取引方法。
  55. 【請求項55】前記受注情報を前記購入者が使用する端
    末へ送信させる際には、前記販売業者が使用する端末で
    該受注情報を暗号化して送信させることを特徴とする請
    求項53又は54に記載の電子商取引方法。
  56. 【請求項56】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記決済
    許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信したとき
    には、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは役務
    の提供することを受注したことを示す受注情報と該受注
    情報を縮約化した第4のメッセージダイジェストとを作
    成させて該受注情報法と該第4のメッセージダイジェス
    トとを含むデータ群を前記購入者が使用する端末へ送信
    させることを特徴とする電子商取引方法。
  57. 【請求項57】前記支払可否決定処理によって前記商品
    或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うことを決
    定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売業者
    が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が使用
    する端末に、該商品或いは役務の提供することを受注し
    たことを示す受注情報と該受注情報を縮約化した第4の
    メッセージダイジェストとを作成させて該受注情報と該
    第4のメッセージダイジェストとを含むデータ群を前記
    購入者が使用する端末へ送信させることを特徴とする請
    求項1乃至52のいずれか1項に記載の電子商取引方
    法。
  58. 【請求項58】前記販売業者の使用する端末が前記第4
    のメッセージダイジェストを作成する際に用いた第4の
    縮約化方式を前記購入者が使用する端末と共有化させる
    ことを特徴とする請求項56又は57に記載の電子商取
    引方法。
  59. 【請求項59】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記決済
    許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信したとき
    には、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは役務
    を提供することを受注したことを示す受注情報と前記注
    文データとを前記購入者が使用する端末へ送信させるこ
    とを特徴とする電子商取引方法。
  60. 【請求項60】前記支払可否決定処理によって前記商品
    或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うことを決
    定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売業者
    が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が使用
    する端末に、該商品或いは役務の提供することを受注し
    たことを示す受注情報と前記注文データとを前記購入者
    が使用する端末へ送信させることを特徴とする請求項1
    乃至52に記載の電子商取引方法。
  61. 【請求項61】前記受注情報と前記注文データとを前記
    購入者が使用する端末へ送信させる際には、前記販売業
    者が使用する端末で該受注情報と該注文データとを暗号
    化して送信させることを特徴とする請求項59又は60
    に記載の電子商取引方法。
  62. 【請求項62】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事
    前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購
    入者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信
    する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、を行う電子商取引方法であって、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を該購入者の代わりに支払うことを決定し、前記決済
    許可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信したとき
    には、該販売業者が使用する端末に、該商品或いは役務
    の提供することを受注したことを示す受注情報と前記注
    文データとを縮約化した第4のメッセージダイジェスト
    とを作成させて該受注情報法と該注文データと該第4の
    メッセージダイジェストとを含むデータ群を前記購入者
    が使用する端末へ送信させることを特徴とする電子商取
    引方法。
  63. 【請求項63】前記支払可否決定処理によって前記商品
    或いは役務の代金を該購入者の代わりに支払うことを決
    定し、前記決済許可情報を含むデータ群を前記販売業者
    が使用する端末へ送信したときには、該販売業者が使用
    する端末に、該商品或いは役務の提供することを受注し
    たことを示す受注情報と前記注文データとを縮約化した
    第4のメッセージダイジェストとを作成させて該受注情
    報法と該注文データと該第4のメッセージダイジェスト
    とを含むデータ群を前記購入者が使用する端末へ送信さ
    せることを特徴とする請求項1乃至52のいずれか一項
    に記載の電子商取引方法。
  64. 【請求項64】前記販売業者が使用する端末が前記第4
    のメッセージダイジェストを生成するときに用いた第4
    の縮約化方式を該販売業者が使用する端末と前記購入者
    が使用する端末との間で秘密裏に共有させることを特徴
    とする請求項62又は63に記載の電子商取引方法。
  65. 【請求項65】前記販売業者が使用する端末に、前記受
    注情報と前記注文データとを含むデータ群と前記第4の
    メッセージダイジェストとを前記購入者が使用する端末
    へ送信させるときには、該受注情報と該注文データとを
    含むデータ群と該第4のメッセージダイジェストとを暗
    号化して送信させることを特徴とする請求項62乃至6
    4のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  66. 【請求項66】販売業者が使用する端末によって生成さ
    れると共に記憶される該販売業者から購入者へ提供され
    る商品或いは役務の代金情報を含む注文データを該販売
    業者が使用する端末から受信する注文データ取得処理
    と、 前記注文データと、前記購入者に事前に与えていた購入
    者識別情報を含む個人情報とを該購入者が使用する端末
    から決済依頼メッセージとして受信する受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記受信処理で受信した前記注文データと前記注文データ
    取得処理で受信した前記注文データとを比較し、該受信
    処理で受信した注文データの改竄の有無を判断する判断
    処理と、 前記判断処理により前記受信処理で受信した前記注文デ
    ータに改竄がないと判断したときに、該注文データに含
    まれる前記代金情報と前記個人情報に含まれる前記購入
    者識別情報とに基づき、該商品或いは役務の代金を該購
    入者の代わりに前記販売業者に支払うか否かを決定する
    支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報と前記注文データ
    とを前記購入者識別は伏して前記販売業者が使用する端
    末へ送信する決済情報送信処理と、 を行うことを特徴とする電子商取引方法。
  67. 【請求項67】販売業者が使用する端末によって生成さ
    れると共に記憶される該販売業者から購入者へ提供され
    る商品或いは役務の代金情報を含む注文データを該販売
    業者が使用する端末から受信する注文データ取得処理
    と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記受信処理で受信した前記注文データと前記注文データ
    取得処理で受信した前記注文データとを比較し、該受信
    処理で受信した注文データの改竄の有無を判断する判断
    処理とを行っておき、 前記支払可否決定処理では、前記判断処理により前記受
    信処理で受信した前記注文データに改竄がないと判断し
    たときに、該注文データに含まれる前記代金情報と前記
    個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該
    商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業
    者に支払うか否かを決定することを特徴とする請求項1
    乃至25、37乃至40、45乃至49、または53乃
    至65のいずれか1項に記載に記載の電子商取引方法。
  68. 【請求項68】前記支払可否決定処理では、前記判断処
    理によって前記注文データに改竄があると判断したとき
    には、前記商品或いは役務の代金を前記購入者の代わり
    に前記販売業者に支払わないことを決定することを特徴
    とする請求項66又は67に記載の電子商取引方法。
  69. 【請求項69】前記注文データ取得処理では、前記注文
    データ及び前記販売業者の組合わせを一意的に特定する
    特定情報を生成し、該特定情報を該販売業者が使用する
    端末へ送信することを送信し、 前記受信処理は、前記特定情報を受信することを特徴と
    する請求項67または68に記載の電子商取引方法。
  70. 【請求項70】商品或いは役務の販売業者が使用する端
    末と該商品或いは役務の提供を受ける購入者が使用する
    端末とにデータを送受信する通信部と、 前記購入者が希望し前記販売業者から該購入者へ提供さ
    れる商品或いは役務の代金情報が含まれる注文データ
    と、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報が含ま
    れる個人情報と含むデータ群を前記購入者が使用する端
    末から前記通信部を介して受信したときに、該代金情報
    と個人情報とに基づき、決済代行業者が該購入者の代わ
    りに該販売業者に該商品或いは役務の代金を支払うか否
    かを決定する支払可否決定部と、 前記支払可否決定部によって前記商品或いは役務の代金
    を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を作成し、前記個
    人情報は伏して該決済許可情報を前記通信部を介して前
    記販売業者が使用する端末へ送信する決済情報作成部と
    を備え、 前記決済情報作成部は、前記決済情報を含むデータ群を
    暗号化して前記通信部を介して前記販売業者が使用する
    端末へ送信することを特徴とする決済代行業者が使用す
    る電子商取引装置。
  71. 【請求項71】商品或いは役務の販売業者が使用する端
    末と該商品或いは役務の提供を受ける購入者が使用する
    端末とにデータを送受信する通信部と、 前記購入者が希望し前記販売業者から該購入者へ提供さ
    れる商品或いは役務の代金情報が含まれる注文データ
    と、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報が含ま
    れる個人情報と含むデータ群を前記購入者が使用する端
    末から前記通信部を介して受信したときに、該代金情報
    と個人情報とに基づき、決済代行業者が該購入者の代わ
    りに該販売業者に該商品或務の代金を支払うか否かを決
    定する支払可否決定部と、 前記支払可否決定部によって前記商品或いは役務の代金
    を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、前記決済許可情報を作成し、該決済許可情報と前記
    注文データとを前記個人情報は伏して前記通信部を介し
    て前記販売業者が使用する端末へ送信する決済情報作成
    部とを備えることを特徴とする前記決済代行業者が使用
    する電子商取引装置。
  72. 【請求項72】前記決済情報作成部は、前記決済情報と
    前記注文データとを含むデータ群を暗号化して前記通信
    部を介して前記販売業者が使用する端末へ送信すること
    を特徴とする請求項71に記載の前記決済代行業者が使
    用する電子商取引装置。
  73. 【請求項73】前記決済情報作成部は、前記販売業者が
    使用する端末へ送信するデータ群を縮約化したメッセー
    ジダイジェストを作成して該データ群に付加して該販売
    業者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求項
    70乃至72のいずれか1項にに記載の前記決済代行業
    者が使用する電子商取引装置。
  74. 【請求項74】前記支払可否決定部は、前記販売業者が
    使用する端末で生成された前記注文データを前記通信部
    を介して前記販売業者の使用する端末から事前に受信し
    ておき、該注文データと前記購入者識別情報が含まれる
    個人情報とを含むデータ群を前記購入者が使用する端末
    から前記通信部を介して受信したときに、該事前に受信
    した注文データと該購入者の使用する端末から受信した
    注文データとを比較し、該購入者の使用する端末から受
    信した注文データの改竄の有無を判断し、改竄がないと
    判断したときに、該注文データに含まれる前記代金情報
    と前記個人情報に含まれる前記購入者識別情報とに基づ
    き、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わりに前記
    販売業者に支払うか否かを決定することを特徴とする請
    求項70乃至73のいずれか1項に記載の前記決済代行
    業者が使用する電子商取引装置。
  75. 【請求項75】前記購入者の使用する端末から、前記注
    文データと前記個人情報と該注文データ及び個人情報を
    含むデータ群が縮約化されたメッセージダイジェストと
    を受信したときに、該注文データと該個人情報とを含む
    データ群を該メッセージダイジェストと比較し、該比較
    結果に基づき、受信した該注文データ及び個人情報の正
    当性を判定する判定部を、さらに備えることを特徴とす
    る請求項70乃至73のいずれか1項に記載の前記決済
    代行業者が使用する電子商取引装置。
  76. 【請求項76】購入者が希望する商品或いは役務の情報
    が入力されたときに、該商品或いは役務の代金情報を含
    む注文データを作成する注文データ作成部と、 前記注文データを前記購入者が使用する端末へ与えるた
    めに該注文データを記録媒体に書込む記録手段と、 前記記録媒体に書込んだ前記注文データを前記購入者が
    使用する端末に与えた結果、該購入者に代わって前記商
    品或いは役務の代金を販売業者に支払う決済代行業者が
    使用する端末が出力した該決済代行業者が該商品或いは
    役務の代金を支払うことを示す決済許可情報を受信し、
    該商品或いは役務を提供する販売業者に提示する受信部
    と、 を備えることを特徴とする前記販売業者が使用する電子
    商取引装置。
  77. 【請求項77】購入者が希望する商品或いは役務の情報
    が入力されたときに、該商品或いは役務の代金情報を含
    む注文データを作成する注文データ作成部と、 前記注文データを前記購入者が使用する端末へ送信する
    送信部と、 前記注文データを前記購入者が使用する端末へ送信した
    結果、該購入者に代わって前記商品或いは役務の代金を
    販売業者に支払う決済代行業者が使用する端末が出力し
    た該決済代行業者が該商品或いは役務の代金を支払うこ
    とを示す決済許可情報を受信し、該商品或いは役務を提
    供する販売業者に提示する受信部と、 を備えることを特徴とする前記販売業者が使用する電子
    商取引装置。
  78. 【請求項78】前記注文データ作成部は、前記注文デー
    タと該注文データを縮約化したメッセージダイジェスト
    を作成し、 前記記録手段は、前記注文データと前記メッセージダイ
    ジェストとを前記記録媒体に書込むことを特徴とする請
    求項76に記載の電子商取引装置。
  79. 【請求項79】前記注文データ作成部は、前記注文デー
    タと該注文データを縮約化したメッセージダイジェスト
    を作成し、 前記送信部は、前記注文データと前記メッセージダイジ
    ェストとを前記購入者が使用する端末へ送信することを
    特徴とする請求項77に記載の前記販売業者が使用する
    電子商取引装置。
  80. 【請求項80】前記送信部は、前記注文データまたは該
    注文データと前記メッセージダイジェストとを暗号化し
    て前記購入者が使用する端末へ送信することを特徴とす
    る請求項77または79に記載の前記販売業者が使用す
    る電子商取引装置。
  81. 【請求項81】商品或いは役務を提供する販売業者が使
    用する端末によって生成されると共に記憶された購入者
    が希望する該商品或いは役務の代金情報を含む注文デー
    タと、、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報を
    含む個人情報とを入力する入力部と、 前記個人情報と前記注文データとを含むデータ群を決済
    依頼メッセージとして作成して、前記購入者の代わりに
    前記販売業者に前記商品或いは役務の代金を仮払う決済
    代行業者の使用する端末へ送信し、該決済代行業者の使
    用する端末に、該決済代行業者が該購入者の代わりに該
    商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定させ、該そ
    の結果の決済許可情報を該個人情報は伏して前記販売業
    者が使用する端末へ送信させる決済依頼メッセージ送信
    部と、 を備えることを特徴とする前記購入者が使用する電子商
    取引装置。
  82. 【請求項82】前記決済依頼メッセージ送信部は、前記
    個人情報と前記注文データとを含むデータ群を縮約化し
    たメッセージダイジェストを作成し、該データ群に該メ
    ッセージダイジェストを付加して前記決済代行業者の使
    用する端末へ送信することを特徴とする請求項81に記
    載の前記購入者が使用する電子商取引装置。
  83. 【請求項83】前記決済依頼メッセージ作成部は、前記
    決済代行業者の使用する端末へ送信するデータ群を暗号
    化して送信することを特徴とする請求項81又は82に
    記載の前記購入者が使用する電子商取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007293497A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 National Institute Of Advanced Industrial & Technology カード認証システム及びカード認証方法

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