JP2003526147A - 自動的にポートフォリオ記述統計値を求める相互相関ツール - Google Patents

自動的にポートフォリオ記述統計値を求める相互相関ツール

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JP2003526147A
JP2003526147A JP2001550675A JP2001550675A JP2003526147A JP 2003526147 A JP2003526147 A JP 2003526147A JP 2001550675 A JP2001550675 A JP 2001550675A JP 2001550675 A JP2001550675 A JP 2001550675A JP 2003526147 A JP2003526147 A JP 2003526147A
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エドガー,マーク・ティー
ジョンソン,クリストファー・ディー
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ジーイー・キャピタル・コマーシャル・ファイナンス,インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的にポートフォリオ記述統計値を求める相互相関ツールを提供する 【解決手段】 相互相関ツールを使うことによって、資産ポートフォリオ(12)の組成と、ポートフォリオでユーザが選択した変数対その他の変数の応答を素早く理解して説明することができる。また、本ツールを用いて2つの属性変数と応答変数間の期待していない高相関値や低相関値を素早く識別することができる。期待していない相関値を識別することによって、ポートフォリオデータの理解と、ポートフォリオの潜在的な購入の決定を改善することができる。属性変数には連続とカテゴラルの2タイプがある。注目の全変数間で、また、それらのビンもしくはレベルで相互相関が計算され、傾向を簡単に識別するために2次元マトリクスで提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願のクロスリファレンス】
本出願は、その援用文献である、1999年12月30日に出願された米国仮
出願No.60/173,794の特典を請求するものである。
【0002】
【発明の背景】
本発明は、一般に、金融商品の評価方法、特に、大量の金融商品を迅速に評価
する方法に関する。
【0003】 経済状況や計画的/非計画的な資産分割に応じて、もしくは、法的救済処置の
結果、ローン、例えば、何万件ものローンやその他の金融商品などの多くの資産
が時々売却される。時として数十億ドルに匹敵する資産を含むことがある数千件
ものぼる商業ローンやその他の金融商品を、2〜3ヶ月以内に売却しなければな
らない時がある。もちろん、資産の売り手はポートフォリオ値を最適化したいと
願っており、「トランシュ」資産をグループ化することもある。ここで、「トラ
ンシュ」という言葉は、外国手形だけに限られるものではなく、国や管轄とは無
関係に、資産や金融商品をグループ化したものも含まれる。
【0004】 入札者は、すべてのトランシュ、もしくは、その一部だけに対して入札できる
。一般に、入札者はトランシュを獲得するために、そのトランシュに対して最高
値で入札する必要がある。特定のトランシュに対する入札価格を決定することに
関して、限られた利用可能な限定された時間内にトランシュ内のできるだけ多く
の資産を評価するために入札者は引受業者を雇う。入札期限が切れそうなときは
、入札者は、その時点でアンダーライトされた資産を評価し、それから引受業者
がまだ分析していない資産に対する評価値を外挿する。
【0005】 このプロセスにより、入札者は、トランシュを大幅に過小評価して競争力のな
い入札を行うかもしれないし、もしくは、アンダーライトされた価値よりも高値
で入札し、無制限のリスクを負うことになるかもしれない。もちろん、本目的は
、入札者が収益を得ることが可能な価格でトランシュを獲得することであるため
、過小評価しすぎてトランシュを失うことは、チャンスを失うことを意味する。
短期間に多数の金融商品を正確に評価することを容易にするシステムを提供する
ことで、所定の入札に関する収益の確率がわかることが望ましい。
【0006】
【発明の簡潔な概要】
模範的な一実施形態では、反復的/適応的アプローチにより、ポートフォリオ
は三つの主要な評価値に分割される。資産ポートフォリオの第1の評価タイプの
フルアンダーライトは、反対のサンプルに基づいて実行される。第2の評価タイ
プは、共通の記述属性を備えるカテゴリから効率よくサンプリングされ、選択可
能なランダムサンプルの資産はフルアンダーライトされる。アンダーライトする
第1と第2の部分の評価値や分散を利用し、また、統計的推論を適用して、第3
の部分の各資産を個々に評価することによって、第3の評価タイプに統計的推定
評価が施される。第3の部分を評価する際は、クラスタリングとデータの削減が
行われる。
【0007】 プロセスが進行してもっと多くの資産がアンダーライトされると、第1と第2の
部分で確立された値をもつ資産の数が増え、第3の部分の資産数が減り、第3の部
分の資産評価値の分散が段々限定されてくる。特に、第1と第2の部分の資産評価
と同様に値の確率を備えるクラスタに資産をグループ化することによって、第3
の部分の資産が査定される。常にポートフォリオの値の表記があるが、プロセス
が進むにつれ評価値の信頼度は上がる。
【0008】 本発明の一実施形態では、評価を可能にする資産ポートフォリオの記述属性の
相関を求める方法は、ポートフォリオの記述属性変数を識別し、各属性変数のレ
ベルもしくはビンと、属性変数ペアの応答変数値もしくは発生頻度を計算し、応
答変数もしくは各属性変数の発生頻度に基づいて資産をグループ分けし、グルー
プ分けを表示することを含む。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、アンダーライトサイクルを経て、例えば、オークションで資産のポー
トフォリオ12を買い取るための入札を行うまでの、大きな資産ポートフォリオ
12を評価する周知のプロセスを図解10したものである。図1は、反復的でな
くオートメーション化もされていない模範的なアンダーライト/外挿プロセス1
0の上位レベルの概観である。図10では、引受業者が多数の資産からポートフ
ォリオ12をアンダーライト14し、アンダーライトされた第一の部分16と未
着手の残り部分18を生成する。資産をアンダーライトする前は、第一の部分1
6はポートフォリオ12のうちのゼロパーセントであり、残り部分18はそのう
ちの100パーセントである。アンダーライトプロセスが進行すると、第一の部
分16が増加し、残り部分18が減少する。目的は、資産のポートフォリオを買
い取るために入札する前に出来るだけ多くの資産をアンダーライトすることであ
る。引受業者のチームは各々、入札直前までアンダーライト14を続ける。概外
挿20を行うことで残り部分18を評価する。外挿値20は、アンダーライトさ
れていない推定値24となる。概外挿を行うことで、残り部分18に対する評価
値24を生成する。評価値22は、第一の部分16の個々の資産値を単純に合計
したものである。しかし、評価値24は、外挿によって生成されたグループ評価
値であるため、低く評価されてしまうことがある。次に、評価22と24を合計
して、ポートフォリオ資産値26を作る。評価プロセスは、ポートフォリオの各
トランシュに対して行われる。
【0010】 図2は、迅速に資産を評価するためのシステム28の一実施形態を示す図であ
る。図2には、資産ポートフォリオ12を評価する際にシステム28がとるプロ
セス工程が示されている。システム28は、統計的に重要でないか、金融上重要
でないと見なされた未着手のわずかな量30を除いた全資産を個々に評価する(
「扱う」)。特に、(以下で説明されるように)量30以外のポートフォリオ1
2の全資産は反復的/適応的評価32を受けて、ポートフォリオ12の資産が個
々に評価され、テーブルに個々にリストされ、次に、テーブルから選択され、入
札の目的上必要なグループ、即ち、トランシュにグループ化される。図10では
、引受業者は、フルアンダーライトされた資産の第一の部分16を作るために、
ポートフォリオ12の資産のフルアンダーライト14を開始する。また、引受業
者は、ポートフォリオ12の第2の部分36の資産のサンプルもアンダーライト
34し、コンピュータ38は、ポートフォリオ12の第三の部分42の価値を統
計的に推定する40。また、コンピュータ38は、以下に述べるように、部分1
6、36、42の資産に割り当てられた価値を示すテーブル(以下に述べる)を
繰り返し生成44する。一実施形態のコンピュータ38は、スタンドアロン型コ
ンピュータとして構成されている。他の実施形態のコンピュータ38は、(図1
4で示されて説明される)ネットワーク、例えば、ワイドエリアネットワーク(
WAN)またはローカルエリアネットワーク(LAN)を介して少なくとも一つ
のクライアントシステムに接続されるサーバとして構成される。
【0011】 引き続き図2を参照すると、例えば、ファジーCミーンズ(means)クラ
スタリング(“FCM”)と高値/期待値/低値/タイミング値/リスク値(「
HELTR」)の合成スコアを用いて、ポートフォリオ12の第三の部分42の
、サンプリングもされずアンダーライトもされない部分46が統計推定40され
て、2つのカテゴリ48、50が生成される。HELTRは、H:高キャッシュ
フロー、E:期待キャッシュフロー、L:低キャッシュフロー、T:キャッシュ
フロータイミング値(例えば、月単位:0〜6、7〜18、19〜36、37〜
60)、R:借り手のリスク評価値(9:信用アナリストによって使用されるボ
クサー(boxer))として定義されている。カテゴリ48は、評価全体に十
分な共通性を持つとみなされる。カテゴリ50は、さらにクラスタ52と54に
分けられ、また、さらに区分化される。クラスタ52はサブクラスタ56と58
に分けられ、クラスタ54はサブクラスタ60、62、64に分けられる。クラ
スタとサブクラスタは評価ブロック68のボックスとして、「ツリー」図66に
示されている。これらの個々の資産値は、入札のためにトランシュ70、72、
74に再グループ化される。売り手は、どのような構成セットのトランシュもア
センブルすることができる。
【0012】 ポートフォリオ12の各資産の個別資産データ(不図示)はデータベース76
に入力され、それから、反復的/適応的プロセス32用の所定の評価基準80に
基づいて選択されたデータ78がサンプリングされる。資産を評価するために評
価基準80を確立すると、その確立された評価基準80はデータベース76に格
納され、そして、その確立された評価基準を共有するデータベース76内のその
他の資産データを評価する際に用いられる。従って、反復的/適応的評価プロセ
ス32は、(以下で説明される)評価を行って82、それを入札用にグループ化
する。
【0013】 図3と4は、多数の資産ポートフォリオ12を評価するためのシステム28(
図2に示す)の一実施形態の機能概要を示すフロー図85である。評価処理14
、34、40(図2参照)は、以下に示す方法で、同時か順番にシステム28で
使用される。上述したように、フルアンダーライト14は、第1のタイプの評価
処理である。グループ化しサンプリングするアンダーライト処理34では、サン
プルをフルアンダーライトするが、これは第2のタイプの評価処理である。統計
推定40は第3の評価処理であって、オートメーション化されたグループ化処理
と、オートメーション化された評価を行う。処理14、34、40は、以下に述
べられるように、設定された目的の評価基準に基づく。
【0014】 ここで使われる「アンダーライト」は、確立された原則に基づいてある者(「
引受業者」)が資産を見直し、資産購入のために現在の買取価格を決定するプロ
セスを意味する。アンダーライト中に、引受業者は、既存の、即ち、確立された
評価基準80を用いて評価する。「評価基準」は、資産値に関するルールと、複
数のカテゴリに基づく格付けを意味する。例えば、評価基準として、引受業者は
借り手の3年分のキャッシュフローの履歴を資産評価に関する情報カテゴリとし
、様々なレベルのキャッシュフローに対して一定の格付けをすることができる。
【0015】 フルアンダーライト14には、二つの方法、即ち、フルキャッシュベースの方
法86と部分的キャッシュベースの方法88がある。フルキャッシュベースの方
法86も部分的キャッシュベースの方法88も、個々にフルリビューされた14
資産セット90、92から始まる(図2参照)。このフルレビュー14では、通
常、高額のドル、あるいは、その他の適切な通貨に依存して、資産の量をポート
フォリオの他の資産と比較して見直すか、もしくは、借り手が周知の者であった
り信頼できる者なので、資産に対して素早くフルアンダーライトできる、即ち、
資産値に関してほとんど差が無いように市場に対してその資産の値がつけられる
場合のその借り手に基づいて見直しが行なわれる。資産セット90は引受業者9
4によって評価され、セット90の各資産は、現金担保や完全な時価を有する商
品のように変動が非常に少ないとの評価値が得られて、完全評価テーブル96に
入力される。テーブル96の資産に対して選択された個々の価値は、フルアンダ
ーライトされたグループ値98として格納される。
【0016】 セット92は、チーム94と同じでよい引受業者チーム100によって評価さ
れるが、各資産はディスカウントされた値、即ち、部分的な評価値が与えられ、
部分価値テーブル102に入力される。テーブル102内のトランシュの資産に
対して選ばれた個々の価値は、フルアンダーライトされたグループ値104の部
分的価値として格納される。フルキャッシュベースの方法86と部分的キャッシ
ュベースの方法88用の評価基準80(図2参照)は、コンピュータ38(図2
参照)のデジタル記憶メモリ(図示せず)内のデータベース76(図2参照)に
格納され、それは、オートメーション化された評価40での教師付学習206と
教師無学習208で使用される。
【0017】 サンプリングを行うアンダーライト34は、2つの処理、即ち、フルサンプリ
ング106処理と部分サンプリング108処理によって行われる。フルサンプリ
ング106は大きな資産のカテゴリのために利用され、また、サンプリングされ
る資産のカテゴリ内のサンプルグループを100%サンプリングする処理110
を含む。フルサンプリング処理106の資産は個々にアンダーライトされないが
、所定の共通項に基づいてフルサンプリンググループ112内でアンダーライト
される。そして、得られたフルサンプリンググループの評価を行い(不図示)、
次に、ルール114に基づいて区別を廃止して、個々のフルサンプル資産値テー
ブル116を生成する。次に、トランシュ内の資産をグループ化することによっ
て提案されたように、入札に必要なフルサンプリンググループの評価処理118
に対して、テーブル116内の個々のフルサンプル資産値を電子的にアップロー
ドする。アンダーライトするサンプルグループの資産の数は、最低1つから何個
まででもよい。部分サンプリング108は資産の中間カテゴリ用であり、サンプ
リングされるグループのクラスタ内から代表的なグループを100%サンプリン
グし、クラスタ内の他のグループをランダムにサンプリングすることにより、ク
ラスタサンプルグループ120を形成する処理を含む。部分サンプリング108
では全グループをサンプリングするが、クラスタサンプルグループ120から外
挿することによってその一部は部分的に評価される。部分サンプリング108に
は、手動でデータを入力125して資産レベルを再アンダーライト122するこ
とが含まれるが、それによって、アルファ信用アナリストテーブル126が作成
され、次に、それに対して資産クラス調整128が施されて、信用アナリストテ
ーブル130が作成される。上述したように、トランシュのグループ化に基づい
て調整された信用アナリストテーブル130から個々の資産が選択されて、トラ
ンシュ70(図2参照)の入札時に使用するための部分サンプリング信用値13
2が作成される。
【0018】 自動評価処理40は、教師付学習プロセス206と教師無学習プロセス208
と、統計的推定アルゴリズム134からアップロードしたものを利用して、デジ
タル記憶装置に格納されたアンダーライトクラスタテーブル136を生成する。
教師付学習プロセス206では、価値を設定するために何について問い合わせれ
ばよいかを知っている経験を積んだ引受業者はコンピュータを支援して、資産が
良い投資であるか否か、また、その資産をどのように評価するかをコンピュータ
に決定させる。教師無学習プロセス208では、コンピュータが資産を区分化し
て分類し、データからのフィードバックに基づいて資産の自己評価を客観的に行
う。引受業者は定期的に教師無学習プロセス208を見直して、コンピュータが
理にかなったアンダーライト結果を出しているかどうかを確認する。コンピュー
タは、統計的アルゴリズム134を用いて推論する。例えば、一実施形態では、
これに限定されるわけではないが、ジェネラルエレクトリック(General
Electric)社で開発されて利用されたデザインフォーシックスシグマ
(Design For Six Sigma)(「DFSS」)の品質パラダ
イムを用いているが、これは、多世代製品開発(「MGPD」)モードを使用し
て高精度の資産データ評価を行うデューデリジェンス(Due Diligen
ce)(「DD」)資産評価プロセスに適用される。学習プロセス206、20
8は評価の進展につれて蓄積された知識を組み込んで、キャッシュフローのリカ
バリーやリカバリー確率の計算を進行中の実時間で行う。評価の目的のために、
教師付学習プロセス206はビジネスルールを用いることによって、共通点のあ
る資産のクラスタを決定する。教師無学習プロセス208は、処理40によって
以前に実行されたデータ評価からのフィードバックを利用して、評価の信頼性が
上がっているかどうかを確認する。以下で説明されるが、高速コンピュータを利
用することによって、利用可能な全ての原データを確認したり、利用可能なこれ
らの原データのクラスタ間の相互関係を見つけることが可能となる。
【0019】 以下で説明されるが、模範的な一実施形態では、HELTRスコアリング技術
を利用した、原データを教師無で編成するファジークラスタリングミーンズ(「
FCM」)プロセスを用いて、ポートフォリオの資産に対する信用スコアの評価
額を推定する。手動処理が不可能な時間内に評価する必要のあるポートフォリオ
内の資産と大きな資産総数を記述するための高度な分類区分に対応して、このク
ラスタリング技術が発達してきた。
【0020】 一つの模範的な方法では、まず、コンピュータシステムで、複数の評価スコア
(静的な、または、確率的なリカバリー値)を編成する。それから、特定の要因
やビジネスの決定に対する評価スコアを調整する。次に、同じ資産について記述
した複数の評価スコアを一致させたり、推定された評価値について詳細な調査/
オーバライドを行うための全体的な調整が行われる。
【0021】 クラスタ番号とクラスタ名とクラスタの記述属性と確率的リカバリー値(図示
された例はHELTRスコアである)と、各クラスタの記述属性の強度に基づく
各クラスタの評価に対する引受業者の確信度を電子的な形式で対照させることに
よって、複数の評価スコアが編成される。クラスタ番号は複数の記述属性の特定
のセットのユニークな識別名であり、また、その複数の記述属性は資産に関する
ものであって、評価に熟練した者がそれを用いて資産価値を評価するための事実
を示すものである。
【0022】 記述属性の例としては支払状況や資産の種類や、スコアで表される借り手の信
用値や、請求権の所在と順位が含まれるが、これに限定されることはない。一実
施形態のクラスタ名は、クラスタの記述属性、即ち、ソースを表す英数字名であ
る。図12には、以下に述べられるような記述属性の一例が示されている。
【0023】 記述属性は、資産の価値を明らかにするために使われたという事実や要因やベ
クトルである。コンピュータの論理を使って、複製されたクラスタをチェックし
、また、もしあれば、アナリストや引受業者に警告を与えることができる。
【0024】 複数の記述属性の多くの組合せによって各資産を記述できるので、同じ資産に
対して様々なレベルの評価を行うことができる。確率的リカバリー値や、クレジ
ットスコアや、資産価値を示す数字は、個々の資産レベルで指定された価値を示
すものである。購入価格や販売価格を固定値または確率値として算定できるよう
に、様々な記述属性からの全情報が統合される。
【0025】 ここで図示されている本実施形態には、HELTRスコアが用いられる。各ク
ラスタは、ユニークな記述属性のセットと所定のHELTRスコアを備える。
【0026】 全てのクラスタのユニークな属性は、クラスタの価値を評価するのに役立つ。
属性の異なる組み合わせにより、高い信頼性、即ち、特定のクラスタのスコアの
信頼区間が得られる。例えば、ある資産が、高さ2.5インチ、幅5インチの緑
色の紙片に記述されている場合は、人は、この資産に対して0〜1000ドルの
価値を与え、その評価にはまったく確信が持てないであろう。もし、この同じ資
産が本物の20USドル紙幣であるというもう一つの事実や属性やベクトルが記
述されていたなら、人は、この20USドルというクラスタ価値に対して、非常
に高い信頼をもつことになる。
【0027】 クラスタの価値と信頼度は、ある時点で決定されて記録される。新しい情報が
利用可能になると、時々、アナリストはその値を変更したくなる。データフィー
ルドと決定ルールに従って、その値は、手動か、もしくは、コンピュータのコー
ドを介したオートメーション化された手段によって自動的に変更される。前の値
は操作されて、新しい情報が反映される。例として、前のクラスタ信頼性が0.
1と記録され、このクラスタと全く同じ記述属性をもつ別の資産が「最も可能性
のある」価値以上でまさに売れた仮定する。この事象が発生した場合は、クラス
タの信頼性を10倍するというルールが働き、修正されたクラスタの信頼性は、
0.1 x 10 = 1となる。
【0028】 このプロセスの目的は、各評価ソースに関する信頼性に対する各評価値の大き
さを制御して、同じ資産に対する複数のスコアを一致させることである。特定の
資産に対する複数のサンプルデータポイントと共に、一例として、HELTRを
使うと、
【0029】
【表1】
【0030】 クラスタ一致評価値は、その最高値が.6999、その期待値が.4792、
その最低値が.2374であって、そのタイミングは2.6059である。複数
の重み値を操作するために、様々な論理を適用することができる。
【0031】 仮定された全体状況から一致スコアが見出される。全体的に前提を変更する必
要がある場合は、一致スコアに重み付けするプロセス工程128、138を本方
法に備えさせる。
【0032】 この例としては、特定の評価要因の不正が発見されたり、マクロ経済的な変化
が発生したり、資産クラスに対して代替可能な市場価値が確立されたり、推定さ
れた資産の評価方法の結果の方が利用されるその他の方法の結果よりも損失あっ
たり、もしくは、増加があったりする場合がある。
【0033】 別な実施形態では、ポートフォリオの構成をすばやく理解して記述するために
、相互相関ツールを使用する。一般に、このツールを用いることによって、ユー
ザによって選択された資産ポートフォリオ変数のその他の変数に対する応答を相
関づけることができる。このツールによって、2つの属性変数と応答変数間の予
期せぬ高相関/低相関関係をすばやく見つけることができる。属性変数には、2
つのタイプ、即ち、継続変数とカテゴリ変数がある。相関ツールによって、注目
の全変数間の相互相関が計算され、一実施の形態では、それらのビン(bin)
、即ち、レベルが2次元マトリクスで与えられるので、ポートフォリオの複数の
資産の傾向を簡単に得ることができる。
【0034】 まず、相互相関ツールは、資産ポートフォリオの属性変数を継続変数、もしく
は、カテゴリ変数として識別する。各変数に対する集合レベルは、継続変数に対
してはビンによって、また、カテゴリ変数に対しては価値によって計算される。
値の全てが数であって、多くのユニークな値の比がユーザ定義の閾値である、一
般的に35%を超える場合は、変数は連続と考えられる。変数が連続でない場合
は、カテゴラルと推定される。
【0035】 このツールを使って相関を求めたいユーザは、応答変数Yr、例えば、期待さ
れるリカバリー値を選択する。属性変数(xl、x2)ペアの全ての組み合わせ
と、全てのビンもしくは全てのレベル(a、b)について、応答変数Yrの平均
値YrAverageが、 YrAverage=sum(Y(xl=a and x2=b))/count(xl=a and x2=b) から計算される。
【0036】 例えば、x1は、「Residential」と「Commercial」のレベルをもつ「(Prope
rty TYpe)」というカテゴラル変数であって、x2は、「$0<=x2<$1000」と「$1
000<=x2<$10000」と「$10000<=x2」の値をもつ「Amount of Last Payment」とい
う連続変数である。
【0037】 応答変数の期待値YrExpectedは、 YrExpected=(sum(Y(x1=a))*count(x1=a)+sum(Y(x2=b))*count(x2=b)))/(count(x
1=a)*count(x2=b)) から計算される。
【0038】 期待値Yexpectから選択された応答変数Yrの偏差値Yerrorは、重みづけされ
た値x1=aとx2=bを別々に用いることによって、 Yerror=YrAverage − Yexpect から計算される。
【0039】 期待値からの差を簡単にわかるようにするため、一実施形態の期待値と偏差値
は多次元で表示される。
【0040】 その他の模範的な一実施形態では、以下に述べるように、原データを最終的に
入札価格に変換するトランスファ機能プロセスが使われる。処理14、34、4
0で生成された修正係数を用いて、テーブル136は電気的に調整されて、資産
のクレジットスコア138に対して係数調整が施され、また、推定された個々の
資産信用値の調整された信用アナリストテーブル140が生成される。トランシ
ュのグループ化によって必要となるテーブル140から個々の資産値が取り出さ
れ、推定された信用評価値142が生成される。最終的に、「未着手の」資産の
わずかな残りの部分30に対する外挿を行って、未着手資産テーブルを作成する
144。1つの未着手の資産評価値を生成するために、テーブル144から複数
の値が選択される。
【0041】 フルキャッシュ評価値98と、部分キャッシュ評価値104と、フルサンプリ
ング信用評価値118と、部分信用値132と、推定信用値142と、未着手資
産テーブル144から割り当てられた値は蓄積され、また、これらは相互に排他
的であって、フルキャッシュ評価値98から推定信用値142までは、連続する
優先度を備える。複数の評価値の合計はポートフォリオの値を表す。
【0042】 図4は、システム28(図2に示す)によって実行される入札準備ステージ1
68のフロー図である。リスク選好ローンレベル評価工程146では、蓄積され
た評価値98、104、118、132、142、144が結合される。キャッ
シュフロータイミングテーブル150を使って、決定論的キャッシュフローブリ
ッジ148が作られ、そして、確率論的キャッシュフローブリッジ152が作ら
れる。確率論的キャッシュフローブリッジ152が作成され、それは、特定のし
きい値158に達するまで反復的にトランシュモデル156が適用されるトラン
シュ入札価格案154を確定するために使用される。しきい値158は、例えば
、ある値以上の内部収益率(「IRR」)や、特定の収益期間(「TTP」)や
、正の純現在価値(「NPV」)である。
【0043】 一般に、NPVは、 NPV = C0 + C1/(1+r) (式A) として定義される。ここで、C0は時点0での投資額、C1は時点1での期待収益
値、rは割引率である。基本的な概念は、今日のドルは明日のドル以上の価値が
あるということである。
【0044】 保険証券の場合、NPVは、 NPV = ΣP − ΣE − (ΣC)×A/Ew (式B) のように定義される。ここで、Pは契約料、Eは名目の期待コスト、Cは請求コ
ストである。式Bは、利益と重みづけされた期待リスクの差としての純利益がど
のように生成されるかを基本的に示す。尚、総和計算とは特定セグメントの全契
約を合計するものである。さらに、すべての契約料と名目コストと請求コストは
、式に当てはめられる前に割引される。その結果、収益性スコアが生成される。
【0045】 しきい値条件160が満たされる場合、入札154に対してシミュレーション
に基づく開札分析161が施されて、落札が期待できるかどうかが予測される。
封緘入札の結果は、各入札者から受けた入札の大きさに依存する。オークション
の実行とは、一般公開入札にして、最も高値をつけた入札者に商品を売却するこ
とである。伝統的な封緘入札では、入札者は一旦入札したらその入札を変更でき
ず、また、開札されるまで他の入札者の入札がわからないため、オークションの
結果を不明瞭にしていた。高値をつければオークションで落札する確率は高くな
るが、もしオークションで低価格の落札ができたならば、その利益は低くなる。
【0046】 自由競争による入札をシミュレーションすることによって、最高収益をあげる
確率が上がる。このことは、自分自身の財源より先に競争入札者の財源を空にす
る傾向のある入札/売上価格範囲を設定することによって可能となり、これによ
って、資金を最もよく保持した状態で最も望ましい資産を得ることが可能となる
。ロバストな分析プロセスでは、価格の決定に焦点を合わせている。何故ならば
、思惑や性格や一方的な知識に依存しないデータ指向のアプローチによって、純
粋に事例に基づくビジネス判断を増やすことができるからである。
【0047】 各入札者は、封緘入札のオークションに対して入札範囲を用意することがある
。この入札範囲を統計分布として表現することができる。入札値の分布から確率
論的サンプリングを行うことにより、一つのオークションシナリオをシミュレー
ションできる。さらに、反復サンプリング技術、例えば、モンテカルロ分析を用
いて、多くのシナリオがシミュレートされて、その結果の分布が作成される。そ
の結果の分布には、オークション商品の落札確率や利益を得る確率も含まれる。
自分自身の入札価格を変更することにより、自分自身の入札価格に対するオーク
ションの落札確率を求めることができる。
【0048】 以下の主要な要素を用いることによって、自由競争入札の結果のシミュレーシ
ョンを行うことができる。即ち、市場のルールと契約に基づいてコンピュータ化
されたビジネスルールのコードや、潜在的競争/市場原理や予想された予算と優
先度に基づく好みマトリクスを表すコードや、自分自身の入札能力や、好みや、
好みマトリクスにコード化可能なリスク/収益のトレードオフや、コンピュータ
化された確率論的最適化処理である。
【0049】 分析工程160では、システム28によって計算された入札値と比べて様々な
経済的な入札能力をもつ他社が含まれる自由競争環境をシミュレートする。一実
施形態の分析工程160には、例えば、これに限定されないが、資産の合計値が
システム28を用いるエンティティの経済的な能力を超える場合には、入札総量
規制が含まれる。一実施形態の分析工程160では、入札リソースが限定されて
いる場合は、様々な組合せのトランシュ上で入札した場合の収益性が評価される
ことがある。また、分析工程160では、既知の競争相手に対抗して入札した際
の過去の履歴や、競合する入札者が好む様々なタイプの資産に関する情報を考慮
する。分析工程160ではトランシュ入札値を評価し、次に、管理部162がそ
れを設定して、最終的にトランシュ入札164が行われる。入札前にすべての評
価164を好きなだけ繰り返すことができる。さらに、このプロセスは自己調整
的で反復的であるので、システム28によって実行される繰り返しからより大き
な価値が見いだされると、トランシュ入札価格164は上昇する傾向がある。
【0050】 フロー図85で示されるプロセスには、評価ステージ166(図3に示す)と
入札準備ステージ168(図4に示す)が含まれる。評価ステージ166には、
処理14、34、40が含まれる。評価ステージ166は停止するまで継続的に
実行され、これには、様々な資産やカテゴリ内の資産の別な価値を見いだす試み
を行う自動評価処理40とサンプリング処理34が含まれる。
【0051】 再び図2を参照すると、高速な資産評価に基づいて、ポートフォリオ12の資
産内のデータカテゴリ170、172、174が各資産毎に識別されて、データ
ベース76に格納される。反復的/適応的評価プロセス32では選択データ78
の一部を取り込み、統計的手法によって選択データ78の一部に評価基準80を
適用するので、概外挿20された資産評価値よりも周知の資産評価値の方が増大
する。方法28に基づいて、資産は、少なくとも、第1の部分16と第2の部分
36と第3の部分、もしくは、残り部分42に分割される。処理14を用いて部
分16の資産がフルアンダーライトされて、評価工程98と、フルアンダーライ
トされた部分的評価値の評価工程104が確定されて、その評価に対する評価基
準80が確立される。処理34を用いて、プロセス28は第2の部分36のグル
ープを表す第2の部分36からの多数の資産をサンプリングすることにより、第
2の部分36に対するフルサンプリンググループ評価工程118と部分サンプリ
ング信用評価工程132が確定し、その評価に対する追加の評価基準80が確立
される。処理40を用いて、図2のコンピュータ38等のオートメーション化さ
れたアナライザによって、部分的教師付学習プロセス206と部分的教師無学習
プロセス208が実行される。学習するために、オートメーション化されたアナ
ライザは、第3の部分、もしくは、残り部分42に関して選択されたデータ78
と確立された評価基準80を抽出し、次に、データベース76とプロセス206
、208から抽出された評価基準80を使って、第3の部分42を複数の部分4
6に分割し、各部分46をカテゴリ48、50に分割し、カテゴリ50をクラス
タ52、54に分割し、また、クラスタ52、54をサブクラスタ56、58、
60、62、64に分割する。統計的推定を行うことによって、サブクラスタ5
6、58、60、62、64の資産に対する個々の資産評価値が確立される。
【0052】 個々の資産評価値はクラスタテーブル136(図3参照)にリストされ、調整
138された後に、信用アナリストテーブル140にリストされる。確立された
評価基準80は客観的であるが、これは、フルアンダーライト14とサンプルア
ンダーライト34を行う際に評価基準80が置かれたデータベース76から、そ
の評価基準80が得られるからである。言い換えると、全評価テーブル96と部
分評価テーブル102とテーブル116とアルファ信用アナリストテーブル12
6と調整された信用アナリストテーブル130と調整された信用アナリストテー
ブル140と未着手資産テーブル144から得られる全資産に関する情報は、コ
ンピュータ38のハードディスク記憶装置178等のデジタル記憶装置のデータ
ベース76に置かれ、処理14、34からの評価基準80を用いて相関関係が処
理40によって生成される。処理40の実行中に、許容できる信頼度を備えた、
統計的に重要な評価基準80が入力される。つまり、処理40は、評価基準80
を評価して確立するために繰り返し学習する。教師付学習プロセス206と教師
無学習プロセス208によって、統計的推定評価工程142での正確さが改善さ
れるが、これは、フルアンダーライトされた第1の部分16の資産を、サンプリ
ングに基づいてアンダーライトされた第2の部分36の資産のデータベース76
に確立された評価基準80に相関させることによって達成される。第3の部分4
2の一つ以上の資産に関連する選択されたデータ78は、部分16や部分36の
資産について選択されたデータ78と同様にデータベース76に配置され、次に
、統計的推定によって、その配置情報から第3の部分42の各資産の評価値が決
定される。
【0053】 フロー図85に示されるプロセスの実行中に、資産は個々の資産レベルで評価
され、個々の資産評価値は、一つ以上の組み合わせとして表で表される、即ち、
グループ化される。様々な入札シナリオに最大の柔軟性を持たせるために、ポー
トフォリオ12のサブセットは、特定の時間枠内で個別に評価され値づけされる
。周知のプロセス10では、例えば、資産会社によってグループ化する場合から
、借り手の地理的位置によってグループ化する場合に至るまでの、複数の資産の
売り手がその複数の資産を再グループ化する場合は、入札を再評価することは不
適切なことがある。何故ならば、概外挿20を行う必要があるからである。シス
テム28を用いる際は、個々の資産評価値が作られて、テーブル96、102、
116、130、140、144にリストされるので、これらの評価値を異なる
評価工程98、104、113、132、142に電子的に再グループ化するこ
とができる。尚、それらの工程の「食物連鎖」の選択評価基準は相互に排他的で
あり、また、評価を施すアナリストによって選択が可能であり、これについては
以下で説明される。売り手が複数の資産をグループ化する場合、売り手のグルー
プ、即ち、トランシュに基づいて容易にグループ化することができ、また、その
トランシュに対して適切な評価146が施される。このように、個々の資産評価
値を第3の部分42のために容易に再グループ化して、そのグループ、もしくは
、トランシュに対して推定された評価値142を客観的に得ることができる。
【0054】 資産値を確立するために多くの方法を用いることができる。評価の目的に依存
するが、異なる複数の評価方法での相対的メリットは、特定の資産に対して望ま
しい評価技術を確立できることである。一つの方法は「食物連鎖」に類似するも
のであっても、前提開発方法(assumption development
method)を維持しながら、最高信頼区間を有する区間を選択するもので
ある。
【0055】 食物連鎖の入門的な一例では、個人の意見よりも自由市場で同様の資産がいく
らで取引されているかによって、金融資産を評価することを人は好む。個人の意
見よりも、序列でマーケットツーマーケット(market−to−marke
t)値が選択される。
【0056】 同様に、予測されたキャッシュフローリカバリーをもつポートフォリオの資産
を、多くの評価技術によって評価することができる。一般的な目的は、高い確率
で将来のキャッシュフローがどうなるかを設定することである。複数の評価方法
は、キャッシュフローやキャッシュの等価物を正確に計量する能力や、下がる方
向の最小分散値や上がる方向の最大分散値を用いた予測値の順にランク付けされ
る。
【0057】 メリットがある、もしくは、論理的ビジネスルールを備える利用可能な方法の
全てによって資産が評価されるが、そのルールとは、一旦最良の方法が利用され
ると、より正確な方法では資産額を評価する必要がなくなることがわかっている
場合は、繰り返し作業を除外するというものである。
【0058】 資産評価値を最適に予測するために、食物連鎖内の各方法によって資産が評価
されるが、この評価は、特定の各資産用に利用可能な最適な方法によって資産が
評価されるまで続く。一旦、最高の評価値が得られると、食物連鎖内でより低い
(差がより大きい)その他の評価値とは無関係にその評価値が資産に与えられ、
その資産は完了状態になる。
【0059】 一例では、食物連鎖を用いて資産のポートフォリオが評価される。食物連鎖の
第一の評価方法は、評価目的、即ち、最も正確(最もタイトな信頼区間)な評価
値を見つける目的に最も一致する方法である。1つの方法によって資産が評価さ
れるとすぐに、その資産価値は評価テーブルに送られて、食物連鎖内で次に控え
る工程から削除される。尚、その方法のために、ユニークな資産に対する評価値
が設定された。どの評価方法とも調和しなかった元のポートフォリオからの資産
リストは、未着手資産テーブル内に保持される。その目的は、この未着手のテー
ブルをゼロ資産にすることである。
【0060】 食物連鎖の一例を好みの順に以下に示す。即ち、(a)資産を得るための10
0%手持ちの現金、(b)資産を得るための一部の手持ちの現金、(c)同様な
資産に対する流動的市場価値、(d)ダイレクト(direct)アンダーライ
ト、(e)推定されたアンダーライトである。
【0061】 食物連鎖のアプローチによって、最適な確率分布形状を見つける能力が提供さ
れ、確率分布の分散(特に、下側のテール部分)が減らされ、購買者の利用可能
な全知識を保持した状態で確率分布を素早く確立する能力が提供され、また、発
見プロセスのどの地点でも最適な評価値が提供される。
【0062】 図4に示すように、入札準備ステージ168の一般的な枠組みは、落札した投
資家は投資を回収するための義務ではなく権利を備えるというオプションとして
の評価パラダイムと同様に、入札164価格を決定することである。評価値に対
する区別が廃止されて、各トランシュに対する三つの部分が作られる。即ち、貨
幣の時間的価値要素、固有の価値要素、可能なキャッシュフロー要素である。貨
幣の時間的価値と固有の価値は決定論的に計算され、一度確立されるとほとんど
変化がなくなる。貨幣の時間的価値は、低リスクの投資に対する会社の資本コス
トに、適用可能期間の投資額を掛けて計算されるが、ここで、適用可能期間とは
、現在の投資を行うために先行する代替的な投資の機会を表すものである。固有
の価値は流動的資産の評価値として周知であり、購買価格よりも高く、資産の権
利の取得直後に利用可能になる。一実施形態としては、ポートフォリオの一部と
して市場価格よりも安く購入された流通証券がある。可能なキャッシュフローの
分散は、デューデリジェンス(due diligence)チームが作る前提
(assumption)の関数であり、また、原データをキャッシュフローリ
カバリーストリームに変換するためにそのチームが選択するプロセスである。こ
こで述べるシステムは、負の変化小さくして評価値を求めるように構成されてい
る。
【0063】 図5は、一般的な最低三点資産評価180を示す三角確率分布のグラフである
。プロセス40に基づいて、金融商品ごとに、最低の三つのケースが評価される
。縦軸182は増加する確率、横軸184は増加するリカバリー部分をそれぞれ
意味する。破産、即ち、額面ライン188で最悪の場合のパーセントと、額面1
88で最良の場合のパーセント190と、最もありうる場合のパーセントと、額
面188のリカバリー値192が示されている。最悪の場合のパーセントの確率
186はゼロであり、最良の場合のシナリオでの確率190はゼロであり、リカ
バリーが最もありえるパーセント192の確率194は点196で示される値で
ある。ライン接続点186、196、190によって定義される曲線200下の
領域198の大きさは、資産の評価値を表す。表記資産価値は、額面値188の
100%リカバリー値の100%確率ライン204が境界となる長方形の領域2
02に対応し、また、曲線200によって表される資産に帰する額面値188の
一部の大きさである。資産に適用され、また、資産価値のリカバリー確率に帰す
る評価基準80と、当該資産に対して選択されたデータ78に依存して、ポイン
ト186,196、190とライン188、204とそれらによる領域198、
202は変化する。横軸184は、額面の割合ではなく、通貨単位(例えば、ド
ル)で表すこともできる。通貨単位を用いる場合は、異なる複数の資産に対する
、曲線200の下の領域198は通貨単位であり、従って、複数の領域198は
、それらの大きさ、つまり、入札70、72、74全体の重要度に関して互いに
関連がある。資産についてよりわかるようになるに従って、曲線200はより精
密になる。評価基準80を確立することによって、ポイント186、196、1
90とこれによる領域198を確立する、即ち、資産価値の期待値を確立するた
めの支援がなされるときに、曲線200に統計学が適用される。価値に影響を与
えるキャッシュフローのタイミングは、タイミング属性のヒストグラムの結果に
基づくものであってよい。
【0064】 例えば、キャッシュフローリカバリータイミングは、0−6ヶ月、7−12ヶ
月、13−18ヶ月等の三つのビンに分けられる。アルゴリズム134を利用し
てオートメーション化されたアナライザ38は感度スタディを行って、評価値と
タイミング間でのトレードオフに基づき、ビンの幅を選択することができる。尚
、そのトレードオフは、引受業者が決定できる標準リカバリー値/レートと比較
される。模範的な一実施形態では、割引率が25%よりも大きい場合、最低4つ
のビンを使用しなければならない。割引率が10から25の場合、可能性のある
リカバリー期間をカバーするために最低6つのビンを使用しなければならない。
【0065】 処理40によって、引受業者が金融商品の価値を評価するために利用できるそ
の他のデータソースが選択される。この観点から、処理14、34内で、アンダ
ーライトチーム94、100、114、122、144によって確立された基準
80は有用である。フロー図85で示されるプロセスに基づいて、原データはリ
カバリー値に変えられ、原データを評価するために1つのルールセットが選択さ
れ、このルールセットは評価基準80の形態で評価データベースにコード化され
る。処理14、34、40での評価中に複数回のヒットが発生して1つのクラス
タとの接触がある毎に、合意の予測値が作られて、クラスタに適用される。シス
テム28によって、トランシュレベルでのキャッシュフローの確率分布とタイミ
ングが決定される。このことは、原データが取り込まれ、そのデータからトラン
シュ内の個々の資産の評価値が生成され、まとめられるという前提を正当化する
、資産レベルの評価トランスファ機能146を開発することによって達成される
【0066】 すべてのリカバリーが同質ということはないので、キャッシュフローのリカバ
リーを可変にする方法を提供する。個々の資産は、グループイクスポージャによ
ってクラスタ化される。伝統的には、クラスタリングが施される予定のかなり大
きなサンプルがまだ残っていることを認識しながら、できるだけ大きな額面が許
容時間内にアンダーライトされる。額面の2.65%+145の大きさのサンプ
ルと差の回帰分析を利用して、クラスタリングのための準備金が推定される。こ
れにより、サンプルの大きさは、100件の資産の額面に対しては30となり、
1,000件の資産の額面に対して150となり、5,000件の資産の額面に
対しては400となり、10,000件の資産の額面に対しては500となり、
20,000件の資産の額面に対しては600となる。
【0067】 統計的推定処理40の実行中、ポートフォリオ12の第3の部分42に残って
いる資産は、記述的アンダーライト属性、もしくは、基準80によってクラスタ
化され、各クラスタとアンダーライトされたサンプルからランダムサンプルが取
り出される。一実施形態では、資産レベルの平均分散が10%以下になる場合、
処理40のクラスタからのサンプリングを停止する。他の実施形態では、トラン
シュレベルの平均分散が15%以下になると、サンプリングを停止する。潜在的
な単位売上げがポートフォリオ全体よりも小さい場合は、ポートフォリオの平均
分散は停止点としては使用されない。処理40でのクラスタサンプリングでのリ
カバリー評価値は、該当するクラスタ集合上で推定される。システム28を使用
する場合は、三つ以上のユニークなクラスタを介して推定資産評価の各々に着手
することが目標である。処理40の実行中、クラスタのアンダーライトを行う信
頼性と記述属性の適合性に対して重み付けがなされる。
【0068】 これに限定されることはないが、一例として、0は、このクラスタの記述属性
から意味のある評価値が提供されることに関する信頼性がないことを意味し、1
は、各商品を個々にアンダーライトするときに、このクラスタの記述属性から正
確な評価値が提供されることに関して完全に信頼性があることを意味し、1と0
の間の数は、評価値について部分的な信頼性があることを意味する。これらの値
は、調整された信用アナリストテーブル130内で照合される。処理40では、
資産レベルでのキャッシュフローは、調整された信用アナリストテーブル140
内のマクロ経済係数によって調整される。一実施形態では、マクロ経済係数は主
要資産のクラス、例えば、これに限定されることはないが、不動産用モーゲージ
や商業設備ローンに関連している。この係数は、例えば、これに限定されること
はないが、法律制度、国内総生産(「GDP」)予測値、保証会社、収集効率、
借り手グループの規約等に広く適用することができる。
【0069】 ポートフォリオをサンプリングする一つの方法には、主要資産の特徴や借り手
の特徴や担保の特徴に、影響が大きかったりリスクを生み出してしまう属性がな
いかどうか探索することが含まれる。以下のテーブルAは、資産評価シナリオで
のポートフォリオ属性リストの一例である。
【0070】
【表2】
【0071】 属性を「ダミー変数」に符号化することにより、資産属性は区分化される。例
えば、共通の資産属性が「借り手はこの12ヶ月で支払いを行ったか?」という
質問で、答えがはいの場合は、「1」、そうでなければ、「0」として変数を符
号化する。同様に、「ダミー変数」は、その他の資産属性にも使用される。
【0072】 符号化された資産属性を処理する統計処理を使って、ポートフォリオを同様の
資産グループに区分化することによって、区分化処理が実行される。このアルゴ
リズムの一つがKミーンズクラスタリングである。一例では、3つの資産属性、
即ち、未払い元本残高(UPB)と支払確率と0から1までの等級と、不動産担
保によって保証される確率である担保付スコアが用いられ、資産を同様の属性を
有する五つのグループに分類することができる。 一旦、資産がグループ化されると、サンプリングされて、アンダーライトの見直
しをさらに行うために提供されるサンプルの数が計算される。これは、
【0073】
【数1】
【0074】 n = サンプルサイズ N = クラスタサイズ xi = サンプルiのUPB yi = サンプルiのリカバリー値
【0075】
【数2】
【0076】
【数3】
【0077】 ここで、hは、
【0078】
【数4】
【0079】 を推定するための推定Yの誤差許容度。
【0080】
【数5】
【0081】 確率が(1 − 1/k2)以上(kはチェビシェフの公式の定数)で
【0082】
【数6】
【0083】 に基づき、各セグメント(k)のリカバリー合計値に関する計算書を作成するこ
との信頼性レベルを確立し、各セグメント(h)のリカバリー合計値を人が推定
する精度を確立し、先験的なリカバリーの推定レベルと、その推定範囲を合計未
払い残高(UPB)(R)の割合として提供することによって計算される。
【0084】 nに対して式Cを解くことにより、所定のクラスタに対して必要なサンプルサ
イズが得られる。さらに、式Cを解くことにより、ユーザは、確率:(1 −
1/k2)を用いて計算されたサンプルサイズnを得ることができ、また、それ
に関連するアンダーライトされた価値から、誤差h以内でクラスタリカバリー合
計値を推定できる。ここでは、セグメントリカバリー合計の推定値は、式Dによ
って決定されると仮定している。
【0085】 実際には、利用可能なデータがない場合は、リカバリー合計値の変動性を推定
することは難しい。スプレッドシートツールでは、モンテカルロシミュレーショ
ンによりデータを生成し、その結果を分析して、好ましいサンプルサイズが得ら
れるようにユーザを導くことによって、上述の処理を実施する。
【0086】 テーブルBは、20件のローンのグループについての調査からのアウトプット
の一例を示すものである。尚、UPBの推定(期待)リカバリー値は20%から
30%であって、UPBの範囲は1MMから2MMである。75%の信頼性で、
20件のローンのリカバリー合計が10%以内と推定するには、8つのサンプル
が必要である。
【0087】 テーブルB:サンプルサイズスプレッドシートウィザード
【0088】
【表3】
【0089】 適切な分散調整が施された予測値が各資産に対して生成され、ポートフォリオ
の全資産を含むように評価テーブルが構成される。一実施形態ではトランシュで
ある売上単位の連続確率を用いて、リカバリー値が評価される。システム28を
用いる場合は、内部収益率(「IRR」)と分散が評価される。所定のIRRに
対して小分散のトランシュが好ましい。プロジェクトの割引率を使って、各トラ
ンシュの純現在価値(「NPV」)が0より大きい確率が算定される。資本オポ
チュニティコストと、FXスワップコストと、予測キャッシュフローリカバリー
の分散に固有な一般的不確実性のリスクとから割引率が決定される。プロジェク
トが負のNPVを有するという確実性が5%以上であることが明らかである場合
は、入札は行われない。以下の決定基準を用いて、トランシュ毎に取引が評価さ
れる。即ち、IRRと、トランシュ内のIRRのリスク分散と、トランシュの支
払い推定能力とその意思と、収益期間(「TPP」)と、トランシュによる元金
回収リスクの分散と、ゼロリスクレートに割引かれたトランシュ毎の期待キャッ
シュフローのNPVである。
【0090】 自由競争入札環境で、資産ポートフォリオの内容について交渉できない場合は
、強い金銭的なインセンティブを備える投資家、もしくは、売り手は、財政的構
成全体に最大のリスク/収益を提供する取引で利用可能な資産合計のうちの一部
だけを選ぶ。最小のリスク/収益の予測値で、上がる方の複数の最大確率のうち
でより高い確率の資産をうまく処理することは、投資家にとってさらに魅力的で
ある。
【0091】 ポートフォリオ全体は、売買可能なサブポートフォリオ、即ち、トランシュに
個別に分けられる。各トランシュは、以前の分析から予測されたキャッシュフロ
ー確率分布と期間を備える。次に、これらのトランシュには試験的な価格がつけ
られる。新たな資産は、売り手や買い手の既存の資産のパフォーマンスと組合せ
られて、(明らかにされる、それに関連する相互相関を利用した)モンテカルロ
法のケース生成処理が施される。
【0092】 トランシュ選択プロセスには、購入目的ではなく、トランシュをランダムに選
択することが含まれる。一旦ポートフォリオの効果が特定のパターンをとると、
拘束条件下で確率論的な最適化を行うことによって、いくらでどのトランシュを
購入するかの選択を最適に行うことができる。
【0093】 NPVを用いた場合は、悲観的なケースシナリオを考慮してPVを得る際に起
こりがちな2重の割引きに関連する影響から、誤った方向に導かれる場合がある
。この制限を克服するために収益期間を用いるか、もしくは、評価を行うための
分析によって求められたように割引を行う際に、限界資本費用、即ち、ゼロリス
クレートを用いることができる。
【0094】 推定評価処理40の教師付学習プロセス206と、部分サンプリング処理10
8の工程120、122、126は、そのプロセスが自動化されているという点
を除き、引受業者が実際にそのプロセスに関与するという点で似ている。図6は
、区分化可能な金融商品資産をオートメーションでアンダーライトするプロセス
210を示すフロー図である。まず、共通属性により、金融商品のクラスタが定
義される212。属性に基づいて定義されたクラスタから選択されたサンプルの
価値についてエキスパートの意見214が与えられる。この意見はサンプルアン
ダーライトプロセス216で利用され、その価値の属性の組み合わせがあるかど
うかがチェックされる218。プロセス210は、使用する個々の属性を選択し
て設定し220、次に、個々の資産をクラスタに分類する222。各クラスタ資
産をクラスタ評価する224。クラスタ評価によって、複数の評価値の区分がル
ール226に基づいて撤回されて、信用アナリストテーブル228が作成される
【0095】 図7は、複数のモジュールを含む教師無学習208の模範的な一実施形態のフ
ロー図である。データ取得モジュール230は、どこででも利用可能な適切なデ
ータ78を収集する。変数選択モジュール232は、信用の見直しを行ったり、
様々な資産グループを分割する際に最も細かな差を区別できる能力を利用して、
クリティカルと考えられる資産関連変数を識別する。階層区分化モジュール23
4は、アナリストによって選択されたクリティカル変数に基づいて、資産のポー
トフォリオ全体を複数のビンに区分化する。FCMモジュール236は、資産デ
ータの本来の構造に基づいて、各ビンをさらに複数のクラスタに分類する。アン
ダーライトリビューモジュール238は、推定されたキャッシュフローとリスク
スコア138(図3に示す)を各クラスタに割り当てる。次に、処理40で調整
された複数のクラスタからの複数の資産の信用アナリストテーブル136内の個
々の資産価値に、このスコアが与えられて、調整された信用アナリストテーブル
140が作成される。このプロセスは反復的で継続的であり、コンピュータによ
って実行可能であるので、他の場所で標準のアンダーライトがなされている一方
でそれを継続することができる。
【0096】 図8は、図3と図4で述べたプロセスの代わりに用いられる、別の模範的な推
定評価プロセス240を示す。代替のプロセス240では、7工程のプロセスを
用い、フルアンダーライトと部分アンダーライトと推定評価を組み合わせてそれ
らを利用することによって、不動産ローンのポートフォリオを迅速に評価するこ
とができる。第1に、リスクに基づいて資産をサンプリングする242。第2に
、資産をアンダーライトし244、評価値を記録する。第3に、以下に述べるよ
うに、FCM等によって複数の市場価値クラスタを形成する246。第4に、ア
ンダーライトされた資産に対する回帰モデルを構築する248。アンダーライト
された資産に対して構築された248複数のモデルからベストモデルを選択する
250。第6に、選択したモデルの総数を計算する252。第7に、アンダーラ
イトされていない、もしくは、推論評価されたポートフォリオ12の部分42に
、選択されたモデル250を適用するが、ここでは、その総数で重み付けするこ
とによって、アンダーライトされていない各資産価値が予測される。プロセス2
40で作成された個々の資産価値は、調整された信用アナリストテーブル140
(図3参照)に置かれる。
【0097】 資産をサンプリングする242ときは、引受業者は、詳細な見直しを行う資産
を選択するために、階層化サンプリング法を利用する。階層は、複数の担保属性
から構成される。不動産ポートフォリオの担保属性の例としては、担保の用途(
商業用、もしくは、住宅用)や、以前の評価額や、(以前の評価額や土地面積や
ビル面積や現在の評価額やコートオークションでの実勢価格や財産の種類や財産
の所在から推定される)市場価値クラスタが含まれる。一般に、資産は逆のやり
方でサンプリングされる、即ち、未払い元本残高(「UPB」)や、前評価額(
「PAA」)が減る順にわざわざ並べられたリストから資産が選択される。
【0098】 アンダーライト244は手動の大きなプロセスであって、この中では、エキス
パートである引受業者は、価値の概念を担保付き資産に置いている。アンダーラ
イトされた評価額は、データベース76(図2に示す)等のマスタデータベース
テーブルに格納される。一般に、通貨単位(例えば、100,000個のKRW
)での、その時の相場で評価値が要約される。
【0099】 図9は、システム28で用いられるプロセスのオートメーション化された部分
の高レベルの概要290である。オートメーション化処理は引受業者によって用
いられるものであって、処理34に基づくフルアンダーライトを支援する(図3
参照)。複数の金融商品をデューデリジェンスに基づき評価する際の費用と不確
実性を下げるために、また、デューデリジェンスに基づく複数の評価にかかるコ
ストとその変動性を下げるために、処理34で得られた知識は推定評価処理40
に適用される。一つのキャッシュフローモデルに評価値が与えられるが、このモ
デルには、資産レベル評価値146と決定論的キャッシュフローブリッジ148
と確率論的キャッシュフローブリッジ152とキャッシュフローテーブル150
が含まれる。ゲーム戦略160と管理調整162での処理が、その結果の入札評
価値154に対して施されて、最終的に入札164が行われる。
【0100】 図10は、クラスタを形成する246模範的な一実施形態のフロー図である。
クラスタを形成する246際に、引受業者は、例えば、アルゴリズム134(図
3に示す)等のアルゴリズムによる支援を受けながら、分類/回帰ツリー(Cl
assification And Regression Tree)(「C
ART」)ベースモデルを使って分析を行う。尚、このモデルは、担保用途/市
場価格(Collateral Usage and Market Valu
e)(「CUMV」)グループが、前評価額(「PAA」)をドライビング変数
として利用して、UW資産をグループ化した結果得られたものである。
【0101】 CARTに基づくモデルのパフォーマンスを評価する二つの方法が以下で説明
される。第1の方法では、エラー率と呼ばれる、CARTに基づく方法での2乗
誤差(SSE)とシンプルモデルでの2乗誤差の比を用いる。シンプルモデルと
は、全資産に対して平均資産価格を割り当てるモデルである。第2の方法では、 R2 = 1 − (SSE/SST) ここで、SSTは2乗和 で定義される決定係数R2を計算する。
【0102】 R2は、各セグメント内の単一資産の、その全体に対する寄与度であって、特
定セグメント内の資産についてR2値が大きいと、寄与度も大きくなる。複数の
異なるポートフォリオセグメントは二つの方法に基づいてランク付けされている
。即ち、モデルの予測能力が各ポートフォリオセグメントでいかに良いものであ
るかを示す方法と、例えば、各トランシュの価格づけの際に入札者に満足レベル
を与える方法である。
【0103】
【表4】
【0104】 第一の工程では、関連するポートフォリオのセグメント化の定義を行う。例え
ば、企業や未払い残高(UPB)額や地域や顧客のリスクに基づいて予め定義さ
れた複数のトランシュが、セグメント化されたものであってもよい。上のテーブ
ルCは、トランシュと資産ランキング(BまたはC)に基づいて定義されたセグ
メントの一例である。
【0105】 テーブルCは、ポートフォリオの研究からのアウトプットの一例であって、5
つのトランシュと2つの異なる資産タイプ(BとC)が含まれる。本テーブルは
、エラー率が複数の異なるセグメントに対してどのようにランク付けされるかを
示している。また、各資産に対するR2値は、各セグメント内のタイプCの資産
に対して計算されたものである。
【0106】 第二の工程では、CARTモデルとシンプルモデル(平均価格の外挿)で、注
目の各ポートフォリオセグメントのSSE値を計算する。エラー率は、シンプル
モデルに基づくSSE値によって割られたCARTモデルに基づくSSE値から
計算される。エラー率が1より小さい場合は、シンプルモデルよりもCARTベ
ースモデルの方がよい推定値を出すことができる。また、エラー率の測定基準に
基づいて各セグメントで最適なモデルを選択し、CARTモデルとシンプルモデ
ルを「ハイブリッドに」組合せて、より優れたモデルを作ることができることが
、別なメリットである。
【0107】 第三の工程では、各ポートフォリオセグメント内の各資産に対するR2値を計
算する。資産毎のR2値は、(セグメント毎のSST − セグメント毎のSS
E)/(全資産に対する総SST値x各セグメントの資産数)として計算される
【0108】 最後に、第二の工程で計算されたエラー率と第三の工程で計算されたR2値に
基づいて、全セグメントがランク付けされる。二つの測定基準であるエラー率と
2値の両方で、上位にランク付けされたセグメントに対する価格値を予測する
場合はそのモデルは正確に働くので、これらの測定基準を用いることによって、
より優れたモデルが組み立てられる。
【0109】 テーブルDは、二つのパフォーマンスをもつ測定基準に基づいて、(テーブル
Cからの)タイプCの資産に関する5つのトランシュの相対的ランキングを示す
【0110】
【表5】
【0111】 図10は、FCMを用いて複数のクラスタを形成246し、モデリング用にク
ラスタを選択する模範的な一実施形態を示すフロー図である。コンピュータ38
(図2に示す)は、選択されたデータ78を取り出し、クラスタを作成するため
のFCM分析を実施することによって、クラスタを形成246する。
【0112】 図11は、モデルの構築248と、最適なモデルの選択250と、総数の算出
252を示し、ここでは、データベース76を利用して6個のモデルが構築され
る。コンピュータ38(図3に示す)がこのプロセスを実行する。
【0113】 フルアンダーライト14とサンプルに基づくアンダーライト34と、推定によ
る評価を行う資産に対して優先順位をつける際に引受業者を支援するために、モ
デルの構築248が用いられる。
【0114】 図11の下の部分は、モデルの構築248dに基づいて、6個のモデルから最
適なモデルを選択250するための模範的な一実施形態を示すテーブルである。
本モデルは、どの変数がXの変数として使われるかによって異なる。すべてのモ
デルは、CUMVクラスタ(これらは全資産に対して存在する)を使用する。モ
デルの構築248からのモデルは、市場価値(「MAV」)258だけでなく、
コートオークション価値(「CAV」)を予測するために使用される。その他の
実施形態(不図示)では、その他の価値を予測するために他のモデルが使用され
る。
【0115】 最適なモデルの選択250では、検討中のK個の回帰モデル(ここでは、K=
6)から最適なモデルが選択される。各UW資産に対する最適なモデルが、以下
の測定基準:
【0116】
【数7】
【0117】 に基づいて選択される。ここで、yは予測されるUW値であり、
【0118】
【外1】
【0119】 は、k番目の回帰モデルによる予測であって、k=1,2,…,Kである。
【0120】 総数の算出252では、各CUMVクラスタ内でK個のモデルのそれぞれが選
択される回数がカウントされる。図11には、CAVとMAVのモデリングシナ
リオでの回数が含まれる。その他のモデリングシナリオはその他の実施形態で使
用される。
【0121】 モデル254を適用する場合は、非UW資産の各々に対する予測値を生成する
全モデルから得られる加重平均予測値が利用される。計算されたカウント値25
2の頻度から複数の重み値が構成され、また、モデリングプロセスから予測値が
得られる。一実施形態では、モデルを構築するために、商業用統計分析ソフトウ
ェア(SAS)システムが使用される。SASシステムを使用することによって
、非UW資産の各々に対して、各モデルでのUW予測値が得られる。尚、そのモ
デルでは、非UW資産の各々は入力変数、即ち、現在の「X変数」を備える。そ
の他のモデリングパッケージもこの特徴を備えている。以下の方程式Eはこの処
理の詳細を示す。
【0122】
【数8】
【0123】 式Cでは、モデルkによって資産lの予測値を作る場合、Ilk=1となり、そ
うでなければIlk=0になる。fijkは、i番目のCUMVタイプ(i=1,2
)とj番目のCUMVクラスタ(j=1,2,3)のUW資産に対してモデルk
が選択される回数である。
【0124】
【外2】
【0125】 は、モデルkでのylに対する予測値である。各モデリング方法からの寄与は1
つだけであって、そのモデルでは資産は予測値をもち、その各々は、同じCUM
Vクラスタの全UW資産に対するモデリング方法が選択された回数によって重み
付けられることに注意されたい。
【0126】 また、方程式Eの
【0127】
【外3】
【0128】 の代りに対応する統計量を用いて、平均予測を実施するために下位の信頼限界(
「LCL」)と上位の信頼限界(「UCL」)を推定するためにプロセス240
が利用される。
【0129】 再び、図3を参照すると、教師付学習プロセス206と教師無学習プロセス2
08はクラスタリングを利用する。「クラスタリング」とは、データセットのパ
ターン間の関係を評価するためのツールであり、これは、複数の異なるクラスタ
に属するパターンよりも、1つのクラスタ内の複数のパターンの方が互いに似て
いるように、複数のパターンを複数のグループ、即ち、複数のクラスタに組織化
することによってなされる。即ち、クラスタリングの目的は、大きなデータセッ
トからデータ本来のグループを抽出して、システムのふるまいの簡潔な表現を作
りだすことである。教師無学習工程208は、評価のために自動的に資産をグル
ープ化するための知識工学と、ファジークラスタリング方法(「FCM」)を用
いている。FCMは広く使用され、統計的モデリングに適用されている周知の方
法である。この方法は、クラスタ内距離を最小にし、クラスタ間距離を最大にす
ることを目的としている。一般に、ユークリッド距離が用いられる。
【0130】 同時に、FCM248(図10参照)は、クラスタ内距離を最小にし、クラス
タ間距離を最大にする。一般に、ユークリッド距離が用いられる。FCMは、コ
スト関数を最小にする反復最適化アルゴリズムである。
【0131】
【数9】
【0132】 ここで、nはデータポイントの数、cはクラスタの数、Xkはk番目のデータポ
イント、Viはi番目のクラスタのセントロイド、μikはi番目のクラスタのk
番目のデータのメンバーシップの程度、mは1より大きな定数(一般にm=2)
である。尚、μikは実数で、[0,1]で境界付けられている。μik=1は、i
番目のデータがk番目のクラスタに限定されていることを意味するが、μik=0
は、i番目のデータがk番目のクラスタに限定されていないことを意味する。も
し、μik=0.5ならば、i番目のデータは0.5の程度にk番目のクラスタの
一部であることを意味する。直観的には、各データポイントが特定のクラスタに
確実に属し、部分的にも他のクラスタとのメンバーシップ関係がない場合は、コ
スト関数は最小になるだろう。即ち、各データポイントをそれが属するクラスタ
に割り当てる際の曖昧さが存在しない。
【0133】 メンバーシップの程度μikは、
【0134】
【数10】
【0135】 によって定義される。
【0136】 直観的には、クラスタセントロイドVi内のデータポイントXkのメンバーシッ
プの程度μikは、XkがViに接近するにつれて増加する。同時に、μikはXk
j(他のクラスタ)から離れるにつれて小さくなる。
【0137】 i番目のクラスタのセントロイドViは、
【0138】
【数11】
【0139】 によって定義される。
【0140】 直観的には、i番目のクラスタセントロイドViは、Xk座標の加重和であり、
ここで、kはデータポイントの数を表す。
【0141】 まず、所望のクラスタ数cと各クラスタセントロイドVi(i=1,2,…,
c)に対する初期推定では、FCMはViに対して、コスト関数の極小値または
鞍点のいずれかを示す1つの解に収束させる。ほとんどの非線形最適化問題の解
の品質と同様に、FCMの解の品質は、初期値、つまり、数cと初期クラスタセ
ントロイド(Vi)の選択に大きく依存する。
【0142】 模範的な一実施形態では、ポートフォリオ12全体が教師無ファジークラスタ
リングによってセグメント化され、各クラスタはアンダーライトのエキスパート
によって見直される。これによって、フルアンダーライト14やサンプルに基づ
くアンダーライト34を行う金融商品を選択する際に引受業者が支援される。別
の方法では、このFCMを部分42に適用することができる。その結果、調整1
38(図3参照)の目的で、各クラスタにはHELTR合成スコアが割り当てら
れる。本質的には、HELTR合成スコアは、キャッシュフローの期待値とその
範囲の両方と、そのタイミングと、各クラスタに関するリスクを表現したもので
ある。
【0143】 図2を参照すると、模範的な一実施形態では、ポートフォリオ12全体に対す
るフルアンダーライト部分16の割合は、それら複数の資産の25%であり、ま
た、全資産の額面の60%である。これらの資産のフルアンダーライトは、その
大きさと価値によって保証される。しかし、このアンダーライトは、全引受業者
に対して公正で均一であるので、アンダーライトが大きな入札の違いを引き起こ
すことはない。しかし、模範的な一実施形態では、部分36と42を備える残り
の40%はそれらの複数の資産の75%を構成するが、額面の40%だけが、ア
ンダーライトされるまで非常に投機的な部分である。部分36、42fで値が見
いだせる範囲内で、例えば、これに限定されることはないが、概外挿値を5%超
える値が見いだされることがあり、ここでは、全ポートフォリオの入札、もしく
は、全トランシュの入札での成功と失敗の差を意味する差が存在し、これは、数
億ドルの利益差を意味する差である。
【0144】 保険証券の場合、処理40では、統計学を用いて三つの基本的な質問に答える
試みを行う。即ち、(a)我々はどうやってデータを集めるのか?(b)我々は
集めたデータをどう要約するのか?(c)我々のデータをどのくらい正確に要約
するのか?である。アルゴリズム134は、質問(c)に答えるものであり、高
度な理論的証明のないコンピュータに基づく方法である。保険証券の推定評価用
アルゴリズム134は、伝統的な統計的分析には複雑すぎる統計的推定に適して
いる。保険証券評価アルゴリズム134では、復元抽出を繰り返し行うことによ
って、推定の統計分布をシミュレートする。このアルゴリズムは、一般に、主に
三つの工程から構成される。即ち、(I)復元抽出、(II)注目の統計値の評
価、(III)標準偏差の推定、である。
【0145】 保険アルゴリズム134では、NPVの標準誤差の推定は以下のように行われ
る。各複数のリスクモデルのそれぞれと、それらのモデルの各セグメントに関し
て、セグメント内にN個の保険証券があると仮定すると、n個のサンプル(例え
ば、n=100)が復元抽出によって選択される。この例では、各サンプルはN
個の保険証券を含む。各サンプルと、過去の全保険証券に対しては、
【0146】
【数12】
【0147】 次に、最近の保険証券の純現在価値が、
【0148】
【数13】
【0149】 によって生成される。n個のNPV価値に対するサンプル標準偏差を計算する。
式Iでは、Actは実際の請求額であって、Wtdexpは個々の保険証券に対
する期待重み付き請求額である。
【0150】 図12は、信用スコア付け138のための模範的な一評価基準80と模範的な
ルールセットのテーブルである。その他の評価基準は、金融商品の種類、特定の
入札条件、または、入札者のその他の希望や好みによって選択される。
【0151】 図13は、ツリー図66(図2の下の部分参照)と同様の詳細なツリー図26
0である。図13では、(a)担保付かどうか、(b)リボルビングかどうか、
(c)最新の支払がゼロであったかどうかによって分けられる。その結果、通常
、「シェイカーツリー(shaker tree)」として周知の6つのクラス
タ262、264、266、268、270、272に分けられる。
【0152】 図14は、本発明の一実施形態の模範的なシステム300を示す。システム3
00は、サーバ302として構成される少なくとも一つのコンピュータと、ネッ
トワークを形成するためにサーバ302に接続されたその他の複数のコンピュー
タ304を備える。一実施形態でのコンピュータ304は、ウェブブラウザを含
むクライアントシステムであり、サーバ302はインターネット経由でコンピュ
ータ304にアクセスできる。また、サーバ302はコンピュータである。ロー
カルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)やダ
イヤルイン接続やケーブルモデムや特殊な高速ISDNライン等のネットワーク
を含む多くのインタフェースを通して、コンピュータ304はインターネットに
相互接続されている。コンピュータ304は、インターネットに相互接続できる
装置であり、インターネットには、ウェブに基づく電話や無線ウェブや衛星回線
を含むその他のウェブに基づき接続可能な機器が含まれる。サーバ302は、集
中型データベース76(図2に示す)に接続されたデータベースサーバ306を
含み、集中型データベース76は、資産ポートフォリオのデータ記述セットを含
む。一実施形態の集中型データベース76は、データベースサーバ306に格納
され、ユーザによって複数のコンピュータ304のうちの一台からアクセスされ
るが、これは複数のコンピュータ304のうちの一台を介してサーバサブシステ
ム302にログオンすることによる。別の実施形態では、集中型データベース7
6がサーバ302からリモートで格納される。さらに、上述の資産評価方法のた
めの情報を受信して格納するようにサーバ302は構成される。
【0153】 システム300はネットワークシステムとして説明されたが、ここで説明され
た資産ポートフォリオの査定/操作方法とそのアルゴリズムは、その他のコンピ
ュータにネットワーク接続されていないスタンドアロン型のコンピュータシステ
ムでも実行できると考えられる。
【0154】 本発明は様々な特定の実施形態で説明されたが、当業者であれば、請求項の精
神と範囲の中で本発明を変更して実施できることがわかっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、資産のポートフォリオを評価する周知のプロセスを示したフロー図で
ある。
【図2】 図2は、本発明の一実施形態に基づき、資産のポートフォリオを評価すること
を示したフロー図である。
【図3A】 図3Aは、資産を分散のカテゴリに分割して、多数の資産のポートフォリオを
迅速に評価する第一部分の一実施形態を詳細に示すフロー図である。
【図3B】 図3Bは、資産を分散のカテゴリに分割して、多数の資産のポートフォリオを
迅速に評価する第一部分の一実施形態を詳細に示すフロー図である。
【図4】 図4は、単独の単位から、トランシュの単位、もしくは、ポートフォリオの単
位に至る単位でまとめられた大きなポートフォリオを迅速に評価するプロセスの
第2部分を示すフロー図である。
【図5】 図5は、リカバリー値が推定される模範的な資産の確率分布を示す。
【図6】 図6は、図3のプロセスの教師付学習工程のフロー図である。
【図7】 図7は、図3のプロセスの教師無学習工程のフロー図である。
【図8】 図8は、教師無学習プロセスの実施形態である。
【図9】 図9は、世代1(第1のパス)の高速資産評価プロセスの実施形態である。
【図10】 図10は、図8の教師無学習で使われるファジークラスタリングのフロー図で
ある。
【図11A】 図11Aは、高速資産評価プロセスのためのモデル選択、および、モデルの重
み付けの例を示す一対のテーブルである。
【図11B】 図11Bは、高速資産評価プロセスのためのモデル選択、および、モデルの重
み付けの例を示す一対のテーブルである。
【図12】 図12は、高速資産評価プロセスのための模範的な属性を示すテーブルである
【図13】 図13は、高速資産評価プロセスのための模範的なクラスタリング方法のクラ
スタ図である。
【図14】 図14は、コンピュータネットワークの構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU ,ZW (72)発明者 ジョンソン,クリストファー・ディー アメリカ合衆国、12065、ニューヨーク州、 クリフトン・パーク、バークシャー・ドラ イブ・ダブリュー、17番 Fターム(参考) 5B056 BB21 BB62 BB91 HH00

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資産ポートフォリオ(12)の記述属性の相関を求める方法
    (32)であって、 前記ポートフォリオの記述属性変数を識別する工程と、 各属性変数のレベルもしくはビンと、属性変数ペアの応答変数値もしくは発生
    頻度を計算する工程と、 応答変数もしくは前記各属性変数の発生頻度に基づいて資産をグループ分けす
    る工程と、 前記グループ分けを表示する工程を備える方法。
  2. 【請求項2】 前記記述属性変数を識別する工程は、変数タイプが連続もし
    くはカテゴリカルであるかどうか判定する工程をさらに備える、請求項1の方法
    (32)。
  3. 【請求項3】 前記応答変数の平均値を計算する工程は、 カテゴリカル変数の平均応答値を計算する工程と、 連続変数のビンを計算する工程と、 平均ビン応答を計算する工程をさらに備える、請求項2の方法(32)。
  4. 【請求項4】 前記応答変数の平均値を計算する工程は、 YrAverage = sum(Y(x1 = a and x2 = b)) / count(x1 = a and x2 = b) ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて平均値を計算する工程をさらに備える、請求項1の方法(32)。
  5. 【請求項5】 前記資産をグループ分けする工程は、属性変数ペアと属性変
    数レベルの全ての組み合わせに対する応答変数の平均値を計算する工程をさらに
    備える、請求項1の方法(32)。
  6. 【請求項6】 独立属性変数の重み付き出現値から応答変数の期待値を計算
    する工程をさらに備える、請求項5の方法(32)。
  7. 【請求項7】 前記応答変数の期待値を計算する工程は、 YrExpected = [sum(Y(x1 = a))*count(x1=a) + sum(Y(x2=b))*count(x2=b)]/ [count(x1=a)*count(x2=b)] ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて期待値を計算する工程をさらに備える、請求項6の方法(32)。
  8. 【請求項8】 前記応答変数の前記応答変数の期待値からの偏差を計算する
    工程をさらに備え、前記偏差は前記応答変数から前記期待値を引いた平均値であ
    る、請求項6の方法(32)。
  9. 【請求項9】 前記グループ分けを表示する工程は、前記応答変数と前記応
    答変数の期待値のグラフィカルな実施形態を表示する工程をさらに備える、請求
    項8の方法(32)。
  10. 【請求項10】 前記グラフィカルな実施形態を表示する工程は、前記応答
    変数と前記応答変数の期待値を3次元視覚化表示する工程をさらに備える、請求
    項9の方法(32)。
  11. 【請求項11】 資産ポートフォリオ(12)の記述属性の相関を求めるシ
    ステム(300)であって、 サーバ(302)として構成され、さらに資産ポートフォリオのデータベース
    (76)を備えて構成されて評価プロセス分析を可能にするコンピュータと、 前記サーバにネットワークを介して接続される少なくとも1台のクライアント
    システム(304)を備え、前記サーバは、 ポートフォリオの記述属性変数を識別し、 各属性変数のレベルもしくはビンと、属性変数ペアの応答変数値もしくは発生
    頻度を計算し、 応答変数もしくは前記各属性変数の発生頻度に基づいて資産をグループ分けし
    、 前記グループ分けを表示するように構成される、システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバ(302)は、変数タイプが連続もしくはカテ
    ゴリカルであるかどうか判定するように構成される、請求項11のシステム(3
    00)。
  13. 【請求項13】 前記サーバ(302)は、 カテゴリカル変数の平均応答値を計算し、 連続変数のビンを計算し、 平均ビン応答を計算するように構成される、請求項12のシステム(300)
  14. 【請求項14】 前記サーバ(302)は、 YrAverage = sum(Y(x1 = a and x2 = b)) / count(x1 = a and x2 = b) ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて応答変数の平均値を計算するように構成される、請求項11のシステ
    ム(300)。
  15. 【請求項15】 前記サーバ(302)は、 属性変数ペアの全ての組み合わせに対する応答変数の平均値を計算し、 前記属性変数の値を格納するように構成される、請求項11のシステム(30
    0)。
  16. 【請求項16】 前記サーバ(302)は、独立属性変数の重み付き出現値
    から応答変数の期待値を計算するように構成される、請求項15のシステム(3
    00)。
  17. 【請求項17】 前記サーバ(302)は、 YrExpected = [sum(Y(x1 = a))*count(x1=a) + sum(Y(x2=b))*count(x2=b)]/ [count(x1=a)*count(x2=b)] ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて前記応答変数の期待値を計算するように構成される、請求項15のシ
    ステム(300)。
  18. 【請求項18】 前記サーバ(302)は、前記応答変数の前記応答変数の
    期待値からの偏差を計算し、前記偏差は前記応答変数から前記期待値を引いた平
    均値であるように構成される、請求項16のシステム(300)。
  19. 【請求項19】 前記サーバ(302)は、前記応答変数と前記応答変数の
    期待値のグラフィカルな実施形態を表示するように構成される、請求項18のシ
    ステム(300)。
  20. 【請求項20】 前記サーバ(302)は、前記応答変数と前記応答変数の
    期待値を3次元視覚化表示するように構成される、請求項19のシステム(30
    0)。
  21. 【請求項21】 資産ポートフォリオ(12)の記述属性の相関を求めるコ
    ンピュータ(38)であって、前記コンピュータは資産ポートフォリオのデータ
    ベース(76)を備え、 ポートフォリオの記述属性変数を識別し、 各属性変数のレベルもしくはビンと、属性変数ペアの応答変数値もしくは発生
    頻度を計算し、 応答変数もしくは前記各属性変数の発生頻度に基づいて資産をグループ分けし
    、 前記グループ分けを表示するようにプログラムされたコンピュータ。
  22. 【請求項22】 変数タイプが連続もしくはカテゴリカルであるかどうか判
    定するようにプログラムされた、請求項21のコンピュータ(38)。
  23. 【請求項23】 カテゴリカル変数の平均応答値を計算し、 連続変数のビンを計算し、 平均ビン応答を計算するようにプログラムされた、請求項22のコンピュータ
    (38)。
  24. 【請求項24】 YrAverage = sum(Y(x1 = a and x2 = b)) / count(x1 = a and x2 = b) ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて応答変数の平均値を計算するようにプログラムされた、請求項21の
    コンピュータ(38)。
  25. 【請求項25】 属性変数ペアの全ての組み合わせに対する応答変数の平均
    値を計算し、 前記属性変数の値を格納するように構成される、請求項21のコンピュータ(
    38)。
  26. 【請求項26】 独立属性変数の重み付き出現値から応答変数の期待値を計
    算するようにプログラムされた、請求項25のコンピュータ(38)。
  27. 【請求項27】 YrExpected = [sum(Y(x1 = a))*count(x1=a) + sum(Y(x2=b))*count(x2=b)]/ [count(x1=a)*count(x2=b)] ここで、x1はカテゴリカル変数、x2は連続変数 に基づいて前記応答変数の期待値を計算するようにプログラムされた、請求項2
    5のコンピュータ(38)。
  28. 【請求項28】 前記応答変数の前記応答変数の期待値からの偏差を計算し
    、前記偏差は前記応答変数から前記期待値を引いた平均値であるようにプログラ
    ムされた、請求項26のコンピュータ(38)。
  29. 【請求項29】 前記応答変数と前記応答変数の期待値のグラフィカルな実
    施形態を表示するようにプログラムされた、請求項28のコンピュータ(38)
  30. 【請求項30】 前記応答変数と前記応答変数の期待値を3次元視覚化表示
    するようにプログラムされた、請求項29のコンピュータ(38)。
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