JP2003525554A - ワイヤレスローミング通話を管理及び監視するシステム及び方法 - Google Patents

ワイヤレスローミング通話を管理及び監視するシステム及び方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ローミングソリューション・ネットワークシステム100であり、このシステムには、ローミングサーバ116、ナショナルロケーションレジスタ112、及び800番リモート交換ユニット130が含まれている。このシステムは、標準的なSS7型通信ネットワークに組み込まれ、さらに、口座課金及び通話管理プラットフォームに接続されている。通話管理プラットフォームは、登録されたワイヤレスでの信用上の制限のある加入者が、ホームプロバイダのネットワーク外へローミングする際に、発呼及び着呼可能とする。本発明は、ワイヤレス加入者の口座残高が発呼又は着呼に充分であることを確認し、口座残高を通話時間に変換して、通話を通話継続時間に関して監視する。さらに、ローミングソリューションネットワークは、ワイヤレス加入者が利用可能な口座残高を超過した場合、マイナスになってすぐに当該システムが通話を切り離して、即座にワイヤレス加入者の口座を減ずる。口座残高を使い切る前に通話が切断された場合、本発明は、即座にワイヤレス加入者の口座を減じて、トランクを開放する。このローミングソリューションネットワークは、信用上のリスクが高い加入者にローミングサービスを提供する場合に、ホームプロバイダが信用上のリスクにさらされるおそれを軽減するように、設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の背景〕 本願は、2000年2月29日出願の米国仮出願番号60/186,067に
よる権利を主張している。
【0002】 (1)発明の分野 本発明は、一般に電気通信分野に関し、特に、リアルタイム課金のためにワイ
ヤレスローミング通話を管理及び監視する通信システム、具体的には、信用上の
制限のあるワイヤレスローミング通話を管理及び監視する通信システムに関する
【0003】 (2)背景技術 通信業界は、ワイヤレス通信サービス(「ワイヤレスサービス」又は単に「ワ
イヤレス」と称する)の導入により、ワイヤレス通信環境へと移行してきた。こ
の移行により、全国レベル及び全世界レベルで増加するワイヤレス加入者にサー
ビスしようとする無数のワイヤレスプロバイダが、出現することになった。ワイ
ヤレス加入者が、自身の地理的位置を気にかけずにワイヤレス通信を発信及び受
信できるようにすることは、技術的課題であるだけでなく、複雑なネットワーク
及び設備を必要とする。ワイヤレス加入者は、自身のホームネットワークの地理
的外部で、ワイヤレス通信の発信及び受信を望むことがある。「ホームネットワ
ーク」とは、加入者が契約しているワイヤレスプロバイダのネットワークによっ
てサービスされるネットワーク又は領域のことである。一方、ワイヤレスプロバ
イダも、加入者がホームネットワークの地理的外部にあるときであっても、加入
者に通信サービスを提供することを望んでいる。このことを、通常、ホームネッ
トワーク外のローミングあるいは単にローミングと称する。加入者としては、ロ
ーミングソリューションが発生するホームネットワーク外の通信が可能になって
いる必要がある。
【0004】 しかしながら、このサービスを提供することにより、プロバイダに対して信用
上のリスクが発生する。これは、ローカルローミングプロバイダのネットワーク
内におけるローミングの際に、ローミングする加入者による発呼あるいは該加入
者への配信を、口座課金用にリアルタイムで管理又は監視することはできないた
めである。このように信用上のリスクにさらされるおそれがあるため、多くの場
合にワイヤレスプロバイダは、信用上のリスクを軽減するため、多くの加入者に
対してローミングサービスの提供を拒絶してきた。信用上のリスクを軽減する他
のソリューションには、クレジットカード通話、様々な前払いシステムが含まれ
る。前払いシステムには、前払いで未登録のローミングする加入者に対して、発
呼のみについてローミングサービスを提供するという、本出願人の特許のシステ
ムがある。
【0005】 加入者がホームネットワーク外にいるとき、その加入者装置は通信可能なロー
カルプロバイダのネットワーク(ローミングする加入者の近くにある「ローカル
プロバイダ」は「ローミングプロバイダ」又は「サービスプロバイダ」と称せら
れうる。)を探す。これをローミングと呼ぶ。加入者装置は、通信が確立可能な
ネットワークプロバイダが見つかるまで、ローミングを行う。無数のプロバイダ
及び増加中の加入者が複雑な設備で接続されるので、ネットワークのローミング
ソリューションは、全国又は全世界にわたるワイヤレスサービスを首尾よく提供
するための重要な部分となる。
【0006】 ワイヤレス通信ネットワーク及びサービスは、ローミング登録通知(Regn
ot:Roaming Registration Notification)のためのローミングソリューショ
ン、並びに、ワイヤレスでローミングする加入者(ワイヤレスローミング加入者
)が発するワイヤレス通信、及びワイヤレスでローミングする加入者へ向けた通
信のためのローミングソリューションを、提供する必要がある。ワイヤレスでロ
ーミングする加入者へのサービスのために設計された、様々なワイヤレス通信相
互接続戦略が存在する。所定のワイヤレスプロバイダは、ローカルとホーム双方
の加入者トラフィックをサービスすることになっている。具体的には、このワイ
ヤレスプロバイダ自身の加入者に対してサービスし、自身の加入者ではなく当該
ローカルプロバイダーのネットワークにローミングしてきた加入者(すなわちワ
イヤレスでローミングする加入者)に対してもサービスする。
【0007】 上記のように、ワイヤレス加入者は、位置を気にせずに自身の移動電話が使用
可能となることを要望している。この加入者の要望により、ワイヤレスプロバイ
ダは、自身の加入者がワイヤレスホームプロバイダのネットワーク外にいるとき
にその加入者にローミングサービスを提供するために、ワイヤレスプロバイダ間
で契約を結ぶように仕向けられる。加入者の移動局すなわち移動電話が、当該加
入者の契約先以外のワイヤレスプロバイダにより運営されているローカルネット
ワーク内でのサービスを要求するとき、当該加入者はローミング側とみなされる
。加入者の移動局がローミングモードであるとき、ローミング状態を示す信号が
加入者に提供され、通常は、加入システムのシステムID(SID:system ide
ntification)の比較結果として移動電話のディスプレイに表示される。なお、
加入システムのSIDは、ローカル基地局から送信されるサービスを提供するロ
ーカルワイヤレスプロバイダのシステムのSIDとともに、移動局(移動電話)
内に格納されている。このことにより、移動局の加入者は、提供されるサービス
にはローミング料金がかかる旨、警告される。しかしながら、様々なワイヤレス
プロバイダ間の契約が一様でないため、通常、加入者は実際のローミングコスト
を認知できない。従って、加入者は、予想以上のローミングコストを蓄積させて
しまうことがありうる。
【0008】 ワイヤレス加入者の移動局すなわち移動電話が、そのホームネットワーク外の
地理的領域に入った場合、ホームプロバイダの通信ネットワークからサービスを
受けないようにするのが、通常のシナリオである。移動局すなわち移動電話は、
ローカルプロバイダの移動通信交換局(MSC:Mobile Switching Center)に
識別情報を提供することにより、ローカルプロバイダ(ローミングプロバイダ)
のワイヤレス通信システムに登録する。この識別をRegnotと称する。ロー
カルプロバイダのMSCに付属のビジターロケーションレジスタ(VLR)は、
他のプロバイダを識別する情報のデータベースを有する。なお、他のプロバイダ
とは、課金協定を結んでいる。これは、ローカルプロバイダが、他のプロバイダ
(ローミングしている加入者のホームプロバイダ)の加入者がローミングすると
きに、ローミングサービスを提供する旨合意しているというものである。VLR
は、ワイヤレスローミング加入者に提供される全てのサービスの記録を保持する
。他のプロバイダ、すなわちローミングしている加入者のホームプロバイダが、
ローカルプロバイダのVLRに登録されていれば、該VLRは、ローミング加入
者のホームプロバイダのホームロケーションレジスタ(HLR)と交信し、ロー
カルすなわちローミングプロバイダのネットワーク内にローミングしてきたロー
ミング加入者の発呼者プロファイル情報を入手することになる。そして、ローカ
ルワイヤレスプロバイダのワイヤレス通信システムは、そのローカルワイヤレス
プロバイダのネットワークにローミングしてきたローミング加入者にサービスを
提供するための認証を要求する。ホームプロバイダのHLRは、ローミングサー
ビスを提供すべきか提供すべきではないかを、ローカルプロバイダのVLRに伝
達する。一旦、ローミングサービスの提供が許可されると、そのローミング加入
者による全ての発呼が、ローカルプロバイダのMSC及びRSUにより完結され
る。ホームプロバイダはローミングしている発呼者を管理できないということが
、問題である。この状況により、ホームプロバイダに信用上のリスクが発生する
。従って、ホームプロバイダは、ある程度の人数の加入者に対し、ローミングサ
ービスを許可しないことにする。そのため、これら加入者は、ローミングプロバ
イダのVLRに登録されないことになる。なお、通信業界では、プロバイダの移
動通信交換局又は交換局又は移動スイッチ又は単にスイッチと言った場合、それ
には通常、HLR及びVLRが、他の必要なハードウェアとともに含まれるもの
である。本明細書にこれらの術語が用いられた場合には、HLR及びVLRが含
まれていることを意味している。
【0009】 ローカルすなわちローミングプロバイダのネットワークにおけるローミングの
際に、ローミングしている加入者への通話の配信は、現行のワイヤレス通信設備
で実行可能であるが、一旦ローカルプロバイダのMSCで通話が着信されると、
ホームプロバイダには、通話を管理及び監視する手段がなくなってしまう。この
場合についても、ホームプロバイダは、ある程度の人数の加入者に対してローミ
ングサービスを許可しないこととし、これら加入者は、ローミングプロバイダの
VLRに登録されないことになる。
【0010】 ローミングしている加入者が、ローカルプロバイダのVLRで識別されると、
ローカルプロバイダのシステムは、HLRと称するデータベースを有するホーム
ワイヤレスプロバイダのシステムコントローラへ、サービス提供の要求を送信す
ることになる。HLRには、ローミング許可の認証、ユーザの特徴、及び取り決
められた様々な契約協定に基づいて予期されるローミングコストについての情報
を備えたユーザプロファイル情報が、含まれている。そして、ホームワイヤレス
プロバイダシステムは、ローカルワイヤレスプロバイダシステムへ、他の特徴と
ともにローミング許可の認証が含まれた情報を提供する。
【0011】 本出願人は、前払いで未登録のローミングする加入者による発呼をリアルタイ
ムで管理することを提供する特許技術を、実施可能にするとともに実現してきた
。この技術は、上述の問題の一部に、具体的には未登録で前払いのローミング加
入者からの発呼に、対処するものである。それら加入者に対して、ホームプロバ
イダがローカルプロバイダにローミングサービスを登録しないようにすることを
、選択できる。この技術により、未登録で前払いのローミング加入者(ホームプ
ロバイダがローカルプロバイダのVLRに登録しないようにした加入者であるが
、前払いの加入者)は、前払いで発呼することができる。例えば、2000年2
月22日に本出願人に発行された米国特許第6,029,026号には、このよ
うなサービスを提供するネットワークが開示されている。この特許では、前払い
通話管理プラットフォームを含んだ通信システムが、開示されるとともに特許請
求されている。このプラットフォームは、ローカルローミングプロバイダの通信
MSCに接続されるとともに同じ場所に配置されている。さらにこのシステムに
は、前払い顧客データを格納するための前払い通話管理プラットフォームに接続
された顧客データが、含まれている。このシステムは、未登録ローミング通話機
能のある全ての前払い通話を、実際に通話管理する方法を提供している。この方
法には、未登録のローミング通話をローミングプロバイダの通信MSCで認識す
るステップと、未登録のローミング通話を、前記通信MSCに接続された前払い
通話管理プラットフォームへルーティングするステップとが、含まれている。こ
のシステムにより、未登録のローミング通話がローカルで処理可能となる。この
システムは、前払い通話管理課金を提供しているが、この技術は、ローカルすな
わちローミングプロバイダが、該ローミングプロバイダのMSCと通信可能で同
じ場所に配置された追加のハードウェア設備を必要とする。必要な追加の設備に
は、前払いのローミング通話を着信させるリモート交換ユニット(RSU:Remo
te Switching Unit)が、含まれている。さらに、この特許システムは、通話配
信サービス(ローカルネットワークにおいてローミングしている加入者へかかっ
てくる通話)ではなく、発呼サービスのみを提供している。
【0012】 ローミングする加入者のRegnotが発生すると、ホームワイヤレスプロバ
イダシステムにも記録される。このことにより、ホームワイヤレスプロバイダは
、加入者の位置を認識可能となる。このホームワイヤレスプロバイダが、全ての
かかってきた通話を、加入者の移動局で最終的に着信するように、ローカルプロ
バイダのMSCへと再びルーティングできるためである。加入者の移動局が、そ
れまでに接続していたプロバイダのネットワークのMSCから新たなMSCへと
、あるいは元のホームプロバイダのネットワークのMSCへとローミングする場
合に、ホームMSCは、それまでのMSCに対し、当該移動局に関するあらゆる
データをシステムから消去するように通知する。ローミングする発呼者を追跡し
、ローカルプロバイダの交換局で着信する通話を確実に成立させる処理について
、本出願人の口座課金のための特許システムでは取り扱わない。
【0013】 要するに、標準的なワイヤレス通信ネットワークには、いくつかの欠点がある
。例えば、標準的なネットワークの欠点として、ローミングしている加入者への
配信が管理又は監視不能であるということがある。通常のネットワークの他の欠
点として、ローミングしている加入者からの発呼が、全く監視及び管理不能であ
るか、あるいは、監視及び管理がなされたとしても、ローミングプロバイダのサ
イトに追加の設備が必要となる。ある程度の人数のローミングする加入者の信用
上のリスクに対処すること、及び、ワイヤレスプロバイダが、信用上のリスクの
ある加入者にワイヤレスローミングサービスを提供する一方で、その信用上のリ
スクを軽減しうるようなシステムを提供することが、ワイヤレスにて必要とされ
ている。
【0014】 〔発明の簡単な概要〕 本発明は、Regnot機能、ローミング発呼機能、及びローミング着信機能
を含むワイヤレス通信ローミングソリューションである。リアルタイム口座課金
システムが組み込まれたローミングソリューションは、ホームプロバイダが、信
用上のリスクのあるローミング加入者(例えば前払いローミング加入者)により
発呼された通話及び該加入者に着信する通話を、監視し、管理し、リアルタイム
料金決定できるようにする。このローミングソリューションは、当該ローミング
ソリューションの一部でもあるナショナルロケーションレジスタ(NLR)と発
呼リモート交換ユニットとの間のゲートウェイとして機能するローミングサーバ
が含まれた複数のネットワーク構成要素を備えたネットワーク構成を、規定して
いる。発呼リモート交換ユニットすなわち800番リモート交換ユニット(80
0#RSU)は、ワイヤレスローミング発呼が、一般に中央制御RSU又は発呼
RSUと称する中央制御部を通じて処理されるところである。ローミングサーバ
は、NLRと、ローミングソリューションが接続された口座課金システムとの間
のゲートウェイとしても機能する。NLRは、ホームプロバイダのHLRから見
るとVLRとして機能し、ローカルローミングプロバイダのVLRから見るとH
LRとして機能する。これは、ホーム移動通信交換局のHLRとローミングサー
ビス移動通信交換局のVLRとの間の通信リンクに、NLRが接続又は挿入され
ることによりなされる。NLRは、VLR及びHLRからのメッセージをインタ
ーセプトできるように通信可能に配置される。NLRは、ワイヤレスローミング
加入者の位置情報を追跡する。また、NLRにはHLR情報が格納されている。
このHLR情報により、加入者プロファイル情報が得られる。NLR及びローミ
ングサーバは、ホームMSCといくつかのローミングサービスMSCを有する標
準の変更されていないワイヤレス通信ネットワークに、通信可能に組み込まれる
ようにされている。なお、ホームMSCは、ワイヤレスローミング加入者におけ
る発呼に対して伝送及び変換をサポートするものであり、ローミングサービスM
SCは、ワイヤレスローミング加入者への着信に対して伝送及び変換をサポート
するものである。さらに、NLR及びローミングサーバは、全てのローミング通
話を、監視、管理、リアルタイム料金決定、及び課金することが可能なリアルタ
イム課金システムに、通信可能に組み込まれるようにされている。このように、
ローミングソリューション・ネットワークシステムは、3つの構成要素を備えて
おり、それらは、ローミングサーバ、NLR、及び発呼RSU(800#RSU
)である。これら各構成要素は、ホームプロバイダやサービスプロバイダのいず
れからも離れた中央の位置に配置可能にされている。
【0015】 本発明の一実施形態では、ワイヤレスでの信用上のリスクのあるローミング加
入者からの全ての発呼がサポートされ、通話の監視及び管理が提供される。ロー
ミングサーバが提供しているリアルタイム通話監視及び管理、並びにリアルタイ
ム口座課金システムに組み込まれたNLRにより、ホームプロバイダが信用上の
リスクにさらされるおそれが軽減される。Regnot処理の際に、NLRソフ
トウェアは、ローミングサービスMSCIDを取り込み、これを、次の発呼の格
付けで使用するためにローミングサーバに提供する。さらに、発呼の際に、NL
Rソフトウェアは、発呼側の加入者のMIN及びダイアルされた番号を取り込む
。これは、次に中央800#RSUで着信者側への通話を設定するために、使用
されることになる。それに応じて、NLRソフトウェアは、ダイアルされた一意
的な番号DNを、ローミングサービスMSCが発呼を800#RSUへと延長す
るのに用いるために受信する。本発明の当該実施形態では、ワイヤレスローミン
グ加入者への着信が禁止されている。ローミングソリューションの構成要素、具
体的にはNLR、ローミングサーバ、及び発呼RSUを、中央の位置に配置する
ことにより、未登録の前払いローミング加入者にサービスを提供するためにサー
ビス通信交換局に特殊なローミングプラットフォームを共に配置するという必要
性が軽減される。これは、加入者が登録可能となったためである。
【0016】 本発明の他の実施形態では、ワイヤレスでの信用上のリスクのあるローミング
加入者に通話を伝達することがサポートされている。この場合にも、本発明のロ
ーミングソリューションでは、ホームプロバイダが信用上のリスクにさらされる
おそれが軽減されている。ワイヤレスでの信用上のリスクのあるローミング加入
者宛ての通話が、ホームMSCに到達すると、MSCは、その通話を課金システ
ムのRSUへとルーティングする。なお、課金システムのRSUを、口座課金シ
ステムRSUと称する。課金システムの口座課金システムRSUは、マーケット
サーバに照会して通話の有効性確認を要求し、ローミングサーバに、ローミング
サーバMSCへの一時ローカルディレクトリ番号(TLDN:temporary local
directory number)を要求する。ローミングサーバは、要求をNLRへ転送する
。そして、ローミングサーバからの要求があると、NLRソフトウェアは、ルー
ト要求(ROUTEREQ)メッセージ及び応答を用いて、ローミングサービス
MSCからTLDNを取得することになる。ローミングサーバと連動する課金シ
ステムに組み込まれたRSUは、TLDNを利用して、ワイヤレスローミング加
入者宛てにローミングサービスMSCへと発呼する。着信すると、発呼側からR
SUへ、そしてRSUから着信側のワイヤレスローミング加入者への通話セグメ
ントが、課金システムに組み込まれたRSUにて接続される。上記のように、N
LRソフトウェアは、Regnotの間は、ワイヤレスローミング加入者への着
信を禁止している。しかし、ワイヤレスローミング加入者への通話が受信される
と、NLRソフトウェアは、QUALDIRメッセージをローミングサービスM
SCへ送信して、ワイヤレスローミング加入者への着信を可能とする。通話が切
断されると、ローミングサーバは、NLRソフトウェアに通知して、該NLRソ
フトウェアがワイヤレスローミング加入者への着信を禁止することになる。なお
、NLRは、単一の通話事例では、ワイヤレスローミング加入者が、自身のホー
ムMSCからローミングサービスMSCへと、あるいはサービスMSCから自身
のホームMSCへとハンドオフすることを、考慮していない。
【0017】 本発明には、登録された前払いワイヤレス加入者がローミングして自身のプロ
バイダのホームネットワークから出た場合に、発呼及び着呼可能とする口座課金
及び通話管理プラットフォームと通信する機能が、含まれている。本発明は、前
払いのワイヤレス加入者の口座残高が発呼又は着呼に充分であることを確認し、
口座残高を通話時間(分)に変換して、通話継続時間を監視する。前払いのワイ
ヤレス加入者が利用可能な口座残高を超過した場合、本発明は、マイナスになる
とすぐに通話を切り離して、即座に前払いワイヤレス加入者の口座を減少させる
。口座残高を使い切る前に通話が切断された場合、本発明は、即座にワイヤレス
加入者の口座を減少させて、トランクを開放する。
【0018】 上記のように、本発明により、ホームプロバイダが容認しかねる信用上のリス
クにさらされることなしに、信用上のリスクが高いローミング加入者にサービス
を提供することができないという、ワイヤレスネットワークの欠点が解消される
。これにより、以前に未登録であった前払いのワイヤレスローミング加入者であ
って、未登録で前払いのローミングソリューションを必要とする者は、登録され
た口座型ワイヤレスローミング加入者になることができる。また、このような口
座加入者は、前払い又は場合によっては信用上の制限のある加入者であってもよ
い。以下の説明において、本発明におけるこれらのあるいは他の有利な特徴は、
一部は明示され、一部は示唆される。
【0019】 〔発明の詳細な説明〕 本発明をよりよく理解するために図面が参照される。本発明の実施形態では、
図1〜13に様々な図面が示されており、図面の様々な要素の全てに関し、本発
明における同様な要素及び対応する要素には、一貫して同じ参照番号が用いられ
ている。また、本発明の所与のアイテム又は要素に関する参照番号の上位側の桁
は、当該アイテム又は要素が最初に登場した図面の番号に対応するようになって
いる。
【0020】 本発明の一実施例は、ローミングソリューションシステムを備えている。ロー
ミングソリューションシステムは、ローミングサーバ及びNLR、並びに800
#RSUを備えている。800#RSUにおいて、ローミングソリューションシ
ステムは、通常のホームプロバイダの設備及び複数のローミングプロバイダの設
備を有する標準的な通信ネットワークと、交信可能に接続するように適合してい
るとともに、マーケットサーバ及びRSUを有するリアルタイム口座課金システ
ムとも、交信可能に接続するように適合している。ローミングソリューションに
より、ホームプロバイダが信用上のリスクにさらされるおそれを軽減しつつ、信
用上のリスクの高いローミングする加入者に対して、信用上の制限のあるワイヤ
レスローミングサービスを提供する新しいシステム及び方法が教示される。さら
に、ローミングソリューションにより、ホームプロバイダは、実質的な信用上の
リスクのおそれなく、信用上のリスクが高いローミング加入者を提携先の複数の
ローミングプロバイダに登録する旨、決定できるようになる。
【0021】 図面を参照することにより、本発明の詳細及び様々な実施例を、よりよく理解
することができる。図1に、ワイヤレスローミングソリューションの全体的なネ
ットワーク構成100を示す。ネットワーク構成は、シームレスなローミングソ
リューションを提供するために設計されたものである。ネットワークの様々な構
成要素間には、通信リンク又はパスが示されている。例えば、音声通信パスは、
移動局すなわち移動電話104及びローミングサービスMSC106間の音声リ
ンク102として示されている。また、SS7通信リンクは、例えばVLR11
0及びNLR112間のSS7通信リンク108として示されている。また、T
CP/IP通信リンクは、例えばNLR112及びローミングサーバ116間の
TCP/IP通信リンク114として示されている。通常のSS7通信ネットワ
ーク構成は、SS7リンクでVLRと接続されるとともにローミングの位置に配
置されたローミングサービスMSC106を備え、さらに、SS7リンクでHL
Rと接続されるとともにワイヤレスローミング加入者のホームロケーションに配
置されたホームMSC118を備えている。また、ネットワーク構成には、ワイ
ヤレスローミング加入者のホームロケーションに対してローカルなローカル課金
システムRSU120が、含まれていてもよい。このローカルRSU120は、
リアルタイム口座課金のワイヤレスローミング通話を管理する付属交換局として
機能する。また、ネットワークには、マーケットサーバ112が含まれていても
よい。マーケットサーバ112には、リアルタイム口座課金用の格付けエンジン
があり、信用上のリスクが高い加入者用のデータベースがある。マーケットサー
バ及びローカル課金RSUは、標準的なTCP/IPリンクで交信可能にリンク
されてもよい。さらに、RSUは、音声リンク126,128でホームMSCと
交信可能になっている。
【0022】 ネットワークには、新規なローミングソリューション・ネットワークシステム
が設けられていてもよい。このローミングソリューションシステムは、ローミン
グサーバ116、NLR112、及び800#RSU130(発呼RSU)を、
備えている。ローミングソリューションシステムは、ローミングサーバ116を
介してローカル課金システムRSU120に、標準的なTCP/IPリンク13
2で交信可能にリンクしている。これにより、リアルタイム口座課金のために、
リアルタイムでの通話監視及び管理システムへの交信可能なリンクが提供される
。ローミングソリューションの各構成要素は、標準的なTCP/IPリンク11
4,134で相互接続されている。800#RSUは、ローミングプロバイダの
ローミングサービスMSC106への音声リンク136を有する。800#RS
U130は、ローミングソリューション・ネットワークの構成要素である。この
800#RSU130へのローミングワイヤレス加入者の発呼が処理されて、管
理がなされる。ローミングソリューション・ネットワークのローミングサーバ1
16は、NLR112及びマーケットサーバ122間のゲートウェイとして機能
する。マーケットサーバ122は、口座課金ネットワークの構成要素である。口
座課金ネットワークには、格付けエンジン及び加入者データベースがある。
【0023】 NLR112は、ローミングプロバイダのVLR110及びホームプロバイダ
のHLR138間のSS7リンクに、交信可能に挿入されるようになっている。
NLR112は、SS7リンク108でVLR110に交信可能にリンクされ、
SS7リンク140でHLR138に交信可能にリンクされている。NLRは、
HLRの機能(加入者プロファイル情報の処理)、及びVLRの機能(登録ビジ
ターのローミングの処理)を、実行するように適合している。従って、NLRは
、VLRに対してはHLRのように見えるように、HLRに対してはVLRのよ
うに見えるように、適合している。NLRは、HLR及びVLRからメッセージ
をインターセプトするように、交信可能に適合している。ネットワークNLR1
12は、ワイヤレスローミング加入者の位置情報を追跡し、このワイヤレスロー
ミング加入者のプロファイル情報を提供するHLRに反映させる。
【0024】 ワイヤレスローミング加入者のワイヤレス移動局すなわちワイヤレス移動電話
104が、ローミングMSC106の領域に入ると、Regnotが発生する。
Regnot処理の際に、NLR110のソフトウェアは、DN及びRegno
t応答メッセージをローミングサービスMSC106に提供するために、利用さ
れる。DNは、中央800#RSU130に割り当てられ、この800#RSU
130への全ての発呼が処理されて管理がなされる。ワイヤレスローミング加入
者の移動局104がRegnot処理を一旦完了すると、NLRソフトウェアは
、着信制限コードを設定することにより、このワイヤレスローミング加入者への
通話の着信を全て防止することができる。そして、NLRは、Regnot応答
メッセージを、ローミングサービスMSC106へ送信する。この時点で、ワイ
ヤレスローミング加入者からの全ての発呼がサポートされる。
【0025】 また、Regnot処理の際に、NLRソフトウェアは、ローミングサービス
MSCIDを取り込み、次に発呼の格付けで用いるために、このMSCIDをロ
ーミングサーバ116に供給する。ワイヤレスローミング加入者からの発呼の際
、NLRソフトウェアは、発呼側の加入者のMIN及びダイアルされた数字(す
なわち着信側の番号)を取り込む。MIN及びダイアルされた数字は、次に中央
800#RSU130が着信側への通話をセットアップする際に使用するために
、ローミングサーバに提供される。発呼に応答して、NLRソフトウェアは、ロ
ーミングサービスMSC106が発呼を800#RSUへと延長するのに使用す
るために、一意的なDNを受信する。
【0026】 また、ネットワーク構成は、ワイヤレスローミング加入者への通話の配信すな
わち着信をサポートするようにされている。ワイヤレスローミング加入者がロー
ミングサービスMSC106の領域に入ると、ローミングサーバ116は、ワイ
ヤレスローミング加入者の位置を認識する。従って、ワイヤレスローミング加入
者への着呼がホームMSC118に到達すると、該ホームMSCはその着呼を、
ローカル口座課金システムRSU120へとルーティングする。そして、ローカ
ル口座課金システムRSUが口座課金システムのマーケットサーバ122に照会
すると、今度は該マーケットサーバ122がローミングサーバ116にTLDN
を要求する。ローミングサーバ116は、このTLDNの要求をNLR112へ
転送する。次に、ローミングサーバからの要求に応じ、NLRソフトウェアは、
ROUTEREQメッセージ及び応答を用いて、ローミングサービスMSC10
6からTLDNを取得する。一旦TLDNが提供されると、ローミングサーバ1
16と連動しているローカルRSU120は、このTLDNを利用して、ローミ
ングサービスMSC106へとワイヤレスローミング加入者宛てに発呼する。ワ
イヤレスローミング加入者がこの発呼に応答すると、発呼側からローカルRSU
120への及びローカルRSUから着信側のワイヤレス加入者への通話セグメン
トが、ローカルRSUにつながれる。
【0027】 上述したようにNLRソフトウェアは、Regnot処理の間には、ワイヤレ
スローミング加入者への着信できないようにしている。しかしながら、ワイヤレ
スローミング加入者への通話がホームMSCにて受信されると、NLRソフトウ
ェアは、ローミングサービスMSC106へメッセージを送信して、ワイヤレス
ローミング加入者への着信を可能にするようになっている。通話が切断されると
、ローミングサーバ116は、NLRソフトウェアがワイヤレスローミング加入
者に対する通話を着信不能とするように、当該NLRソフトウェアに通知するこ
とができる。
【0028】 なお、このネットワークにおけるワイヤレスローミング加入者は、その移動識
別番号(MIN:mobile identification number)で識別される。ワイヤレスロ
ーミング加入者のMINは、Regnot処理間に取り込まれ、その時点におい
て、NLRソフトウェアは、内部にある加入者ルックアップテーブルを参照し、
ローミングサービスMSCが発呼トリガを利用した発呼をサポートしているかど
うかを、認識することができる。ルックアップテーブルでローミングサービスM
SCIDが見つからなければ、NLRソフトウェアは、Regnotメッセージ
にある通信能力(TransCap)パラメータのみに基づいて、発呼トリガを
ロードすることになる。さらに、NLRは単一の通話事例において、ワイヤレス
ローミング加入者がそのホームMSCからサービスMSCへ(非ローミングから
ローミングへ)と、あるいは、ローミングサービスMSCからホームMSCへ(
ローミングから非ローミングへ)と、どの時点でハンドオフされたかを考慮しな
い。ワイヤレスローミング加入者の位置特定は、Regnot時に実行される。
単一の通話事例では、NLRは、ローミングハンドオフとなる追加の動作を実行
することはない。ローミングハンドオフになると、単一の通話事例で、ホームM
SC領域及びローミングサービスMSC領域間での移動の際に、ワイヤレスロー
ミング加入者の位置の変更が生じてしまうことがある。ワイヤレスローミング加
入者のローミング位置がシームレスであってRegnot時にのみ確立するとい
うように、ハンドオフは、ソフトウェアに対してトランスペアレントである。
【0029】 ローミングサービスMSC106からの全てのメッセージは、SS7ネットワ
ークリンク108を通じてNLR112へルーティングされる。NLR112は
、ワイヤレスローミング加入者の位置情報(すなわち、MSCID、位置領域I
D等)を抽出し、それを内部のデータベースに格納することができる。さらに、
NLRは、Regnotリターン結果メッセージにおけるプロファイルパラメー
タのいくつかを変更し、ワイヤレスローミング加入者がローミングサービスMS
Cに対して、発呼及び着呼可能となるようにしてもよい。また、NLRは、ワイ
ヤレスローミング加入者の位置情報を、TCP/IPネットワークリンク114
を通じて、ローミングサーバ116へ転送してもよい。
【0030】 このローミングソリューション・ネットワークシステムの利点は、明らかであ
る。標準的なSS7又は他の標準的で同様に構成された通信ネットワークに、新
規のシステムを統合したものは、トランスペアレントである。ホームMSC及び
関連したHLR並びにサービスMSC及び関連したVLRは、平常のまま通常ど
おりに動作する。通話を監視及び管理する口座課金システムは、マーケットサー
バ122及びローカル口座課金システムRSU120を含み、平常のまま通常ど
おりに動作する。ホームプロバイダの交換局への着呼は、以前に登録されていな
かったが現在は登録されている信用上の制限のあるローミング加入者へ、伝達可
能になる。ローミングプロットフォームが各ローミングプロバイダのサイトをサ
ポートする必要なく、現在登録されているこれら信用上の制限のある加入者によ
る発呼が可能となる。このことは、全て、ホームプロバイダが信用上のリスクに
さらされるおそれを軽減しつつなされる。
【0031】 図2は、ローミングサービスMSCの領域内でワイヤレスローミング加入者が
移動電話の電源を投入したとき、あるいはワイヤレスローミング加入者がローミ
ング領域へ移動したときの通話Regnot処理の通話フロー図である。ワイヤ
レスローミング加入者が、移動電話104の電源を投入すると202、該移動電
話は、MINをローミングサービスMSC106へ伝達する。ローミングサービ
スMSC106は、SS7ネットワークリンクを通じてVLR110へと、Re
gnotメッセージを送信する204。ローミングサービスMSCのVLRは、
NLRポイントコードを、ワイヤレスローミング加入者のMINにおける予約済
みのブロックのためのHLRとして識別するように、構成されている。従って、
ローミングサービスMSCは、RegnotをNLRへ送信する。Regnot
メッセージを受信すると、NLRはその内部のデータベース中のMINを参照し
、ワイヤレスローミング加入者がリストに載っているかどうか認識することがで
きる。ワイヤレスローミング加入者がリストに載っているならば、NLRは、ロ
ーミングサービスMSCIDを、NLRのMSCIDに置き換え、HLRの直接
ポイントコード(direct point code)を用いて、RegnotメッセージをH
LRへ転送する206。ワイヤレスローミング加入者がリストに載っていなけれ
ば、NLRは、メッセージを何も変更することなく(すなわち、MSCIDはN
LRIDに置き換えられない)、直接HLRへと転送する。そして、HLRは、
SS7ネットワークリンクを通じてNLRへと、Regnotリターン結果メッ
セージに応答する208。NLRは、Regnotリターン結果メッセージを、
ローミングサービスMSCへ転送する前に変更することができる。NLRは、H
LRのMSCIDをNLRのMSCIDに置き換えることができる。NLRは、
ローミングサービスMSCにおける全ての発呼に対して、発呼インジケータ(or
igination indicator)を8に設定することができる。また、NLRは、宛先番
号を1−800DN識別サービス(DNIS)番号となるように設定することも
できる。また、NLRは、着信制限コード(termination restriction code)を
1に設定して、ローミングサービスMSCでの着信を制限することもできる。発
呼インジケータを8に設定することは、全ての発呼が単一のNPA−NXX−X
XXXへルーティングされるようになることを意味している。ホットライン番号
(1−800DNIS番号)は、ワイヤレスローミング加入者のMINの予約済
みの各ブロックに設定可能である。ホットライン番号は、中央800#RSUへ
と発呼をルーティングするのに利用可能である。着信制限コードが、1あるいは
適切なコード番号(着信禁止)に設定されると、ワイヤレスローミング加入者に
着呼が配信されなくなる。
【0032】 そして、NLRは、TCP/IPリンクを介してローミングサーバ116へと
、ワイヤレスローミング加入者の位置情報を送信することができる210。そし
て、ローミングサーバは、ワイヤレスローミング加入者の位置情報を更新し、次
に、マーケットサーバ122へと加入者の位置情報を転送する212。そして、
ローミングサーバは、位置メッセージをNLRに対して確認する。なお、NLR
は、Regnotリターン結果メッセージを、ローミングサービスMSCへ戻す
214前に、変更することができるのであった。NLRは、HLRのMSCID
をNLRのMSCIDに置き換えることができる。また、NLRは、発呼トリガ
のフィールドを全ての通話試行(all-call attempts)に設定することもできる
。このことにより、ワイヤレスローミング加入者が通話するときに、発呼要求メ
ッセージをNLRに呼び出すことになる。また、NLRは、着信制限コードを1
あるいは他の適切なコード番号に設定して、ワイヤレスローミング加入者に着呼
が配信されないように、全ての着信を拒否することができる。
【0033】 図2の通話フロー図に従って一旦Regnot処理が実行されると、ワイヤレ
スローミング加入者からの発呼が試行可能となる。図3は、ワイヤレスローミン
グ加入者からの発呼のフロー図である。図3は、2段階のダイアルのみがサポー
トされる通信ネットワークでの発呼を表している。これは、発呼要求メッセージ
が完全にはサポートされていないSS7ネットワーク又は類似のネットワークの
バージョンによる。ワイヤレスローミング加入者は、相手の番号を入力して移動
局104から要求された番号を送信することにより、発呼する302。ワイヤレ
スローミング加入者によるこの試行された通話は、ローミングサービスMSC1
06へルーティングされ、該ローミングサービスMSCは、登録の際に受信した
1−800DNIS番号(ホットライン番号)をダイアルすることにより、中央
800#RSU(発呼RSU)130へと、通話の試行をルーティングする30
4。800#RSUは、通話の試行を一旦受信すると、ワイヤレスローミング加
入者から、要求された相手先のDN及びMINを取得し306(第2段階のダイ
アルで取得してもよい)、マーケットサーバ122に通話の有効性について照会
する306。通話が有効308であれば、マーケットサーバは、この最大通話継
続時間を中央800#RSU130に送信する。そして、中央800#RSUは
、要求された相手の宛先のDNへと通話を接続する310。中央800#RSU
は、通話を監視し、この通話が接続されて当該800#RSUへ最初にルーティ
ングされた時から計時を開始するように、指示することができる。発呼MSC若
しくは着信の機器にて通話が切断されるとき、又は最大通話継続時間が経過した
ときに、通話は切り離されて切断される。
【0034】 通話記録は、マーケットサーバへと伝達される312。マーケットサーバ12
2が上述のように800#RSU130と組み合わされて利用されることの利点
は、ローミングプロバイダのサービスMSCに対してローカルなローミングプラ
ットフォームを必要とせずに、リアルタイムの口座課金のために、中央800#
RSUによって通話が監視及び管理可能となることである。
【0035】 図4は、図2の通話フローに従ってRegnotが発生した後の通話フロー図
である。図2の通話フローに従った通話登録後の発呼には、発呼要求メッセージ
を完全にサポートしているシステムに対しては、第2段階のダイアルが必要でな
い。ワイヤレスローミング加入者は、ローミングサービスMSC106に発呼し
402、該ローミングサービスMSCは、VLR110を介してNLR112へ
と、発呼要求メッセージを送信する404。NLRは、TCP/IPネットワー
クリンクを通じてローミングサーバ116へと、要求された相手先の番号及びワ
イヤレスローミング加入者のMINを含んだメッセージを送信する406。次に
この情報は、ローミングサーバに格納される。ワイヤレスローミング加入者によ
り発呼されたこの通話に対して、新しい一意的な1−800DNIS番号が、ロ
ーミングサーバによって割り当てられてもよい。そして、ローミングサーバは、
1−800番号をNLRへ返送する408。NLRは、ローミングサービスMS
Cへと、発呼要求リターン結果メッセージにて、1−800DNIS番号を転送
する410。ローミングサービスMSCは、1−800DNISで800#RS
U130へと通話をルーティングすることができる412。800#RSUは、
受信した1−800DNIS番号の有効性を確認するため、ローミングサーバに
照会する414。そして、ローミングサーバは、内部のデータベースで1−80
0DNIS番号を参照して、要求された相手先にダイアルされた番号及びローミ
ング加入者のMINを取得し、その要求を当該通話の有効性を確認するために8
00#RSUへと転送する416。800#RSUは、マーケットサーバ122
に当該通話の有効性を確認する418。有効性が確認されると、マーケットサー
バは、最大通話継続時間を800#RSUに提供する。そして、800#RSU
は、要求された相手の宛先にダイアルされた番号へと、通話を接続する422。
そして、800#RSUは、通話を監視し、この通話が接続されて当該800#
RSUへ最初にルーティングされた時から計時を開始するように、指示すること
ができる。発呼MSC若しくは着信の機器にて通話が切断されるとき、又は最大
通話継続時間が経過したときに、通話は切り離されて切断される。通話記録はマ
ーケットサーバへ転送される424。
【0036】 NLR112及びローミングサーバ116を利用し、情報を取り込んで送り、
通話の有効性を確認して800#RSUへルーティングすることの利点は、1段
階のダイアルで処理が達成されることである。
【0037】 図5は、ワイヤレスローミング加入者への着呼502のためのローミングサー
ビスMSC106における着信すなわち通話配信の通話フロー図である。通話フ
ローは、ローミングする加入者宛ての着呼を受信する該加入者のホームMSC1
18により開始される。ホームMSC118は、ワイヤレスローミング加入者、
及び該加入者がサービスを受けるローミングサービスMSC106の位置を特定
すべく、HLR138へ位置特定要求メッセージを送信する。HLRは、位置特
定要求のリターン結果メッセージでDNを返送する。ホームMSC118は、D
Nでローカル口座課金システムRSU120へと通話をルーティングする504
。そして、ローカルRSUは、マーケットサーバ122に照会して506、通話
の有効性を確認し508、ローミングサーバにTLDNを要求する510。ロー
ミングサーバは、そのTLDNの要求をNLR112へ転送する512。そして
、NLRは、ローミングサービスMSCへ認定指示(QUALDIR:qualific
ation directive)メッセージを送信して、通話の配信を可能にする514。そ
して、NLRは、SS7ネットワークリンクを通じて、TLDNを要求するルー
ティング要求メッセージをローミングサービスMSC(VLR)へ送信する51
4。そして、ローミングサービスMSCは、NLRに対し、TLDNを含んだR
OUTEREQリターン結果メッセージで応答する516。そして、NLRは、
ローミングサーバへTLDNを返送する518。次にローミングサーバは、TL
DNをローカルRSU120へ転送する520。マーケットサーバは、最大通話
継続時間を既にローカルRSUに提供している。そして、ローカルRSUは、T
LDNをアウトダイアル(out dial)する522。すると、このことに
より、着呼がローミングサービスMSC106へルーティングされる524。そ
して、ローミングサービスMSCは、ローミング加入者へ着信して完結させる5
26。RSU120は通話を監視し、この通話が接続されて当該RSUへ最初に
ルーティングされた時から計時を開始するように、指示する。発呼若しくは着呼
の機器にて着呼が切断されるとき、又は最大通話継続時間が経過したときに、そ
の通話は切り離されて切断される。通話が切断されると、RSUはローミングサ
ーバを更新し528、次にローミングサーバは、NLRへ切断情報を転送する5
30。NLRは、通話の着信を禁止する532。
【0038】 Regnotの際にNLRはVLRによりHLRとして識別されるため、ロー
ミングサービスMSCはNLRにHLRであるように登録することが、利点であ
る。NLRは、ローミング側のMINを参照することにより、実際のHLRを識
別することができる。そして、NLRは、実際のHLRと交信することができ、
実際のHLRに対し、ローミングサービスMSCIDの代わりにNLRのMSC
IDを提供することにより、自身(NLR)を、ローミング側にサービスするV
LRとして識別させることになる。従って、HLRは、NLRをローミング側に
サービスするVLRとして認識する。また、NLRは、Regnotの際に、ロ
ーミングサーバ及びマーケットサーバと交信し、ローミング側の位置を特定する
。ここで、NLRは、ローミング側の通信を取り扱うことに関する焦点となって
いる。このことにより、ローミング加入者が、あるMSCから次へと移行する際
のシームレスなローミングが実現する。
【0039】 図6に、ローミング登録のインターフェースメッセージ・シーケンス600を
示す。なお、図6に概略が示されたインタフェースメッセージ・シーケンスを考
察する前に、まず、NLRのデータベースにリストアップされていないワイヤレ
スローミング加入者の全てのメッセージは、Regnotメッセージの変更なし
にHLRへ直接転送されることに留意されたい。リストアップされていない加入
者の状況は、図6のインタフェースメッセージ・シーケンスが反映されるもので
はない。図6は、ワイヤレスローミング加入者がNLRにリストアップされてい
るインタフェースメッセージ・シーケンスを反映している。
【0040】 シーケンスにおける第1のインタフェースメッセージは、ワイヤレスローミン
グ加入者が電話の電源を投入した時に発生する614。なお、その時に加入者の
移動局は、サービスMSC602へ加入者のMINを提供する。サービスMSC
602は、加入者のMIN及びローミングサービスMSCIDが含まれたReg
notメッセージを、SS7ネットワークを通じてNLRへ送信する。Regn
otメッセージを受信すると、NLRは、内部のデータベースでMINを参照し
、その加入者がリストアップされた加入者であるかどうか認識する。リストアッ
プされた加入者に対しては、NLRは、サービスMSCID及びポイントコード
を、NLRのMSCID及びポイントコードに置き換えて、Regnotメッセ
ージをHLR606へ転送する617。なお、加入者がリストアップされたワイ
ヤレス加入者でなければ、NLRは、メッセージを変更せずに直接HLRへ転送
することになる。そして、HLRは、NLRに対して、Regnotリターン結
果メッセージで応答する618。そして、NLRは、TCP/IPインタフェー
スを通じてNTCローミングサーバ608へ、位置通知メッセージにて位置情報
を送信する620。そして、ローミングサーバ608は、位置通知確認メッセー
ジをNLR604へ返信する622。ローミングサーバ608は、位置情報を更
新し、MSCIDをRSU610へ送信し624、次にRSU610がMSCI
Dをマーケットサーバ612へ送信することにより、位置情報をマーケットサー
バへ転送する。2段階のダイアルが必要なネットワークにおいて、NLRは、R
egnotリターン結果メッセージを、サービスMSCへ転送する前に以下のよ
うに変更する。第1に、NLRは、HLRのMSCIDをNLRのMSCIDに
置き換える。第2に、NLRは、発呼インジケータを全ての発呼指示に設定する
。第3に、NLRは、宛先の番号を1−800DNIS番号に設定する。第4に
、NLRは、着信制限コードが着信禁止を示すように設定する。1段階のダイア
ルでは、NLRは、Regnotリターン結果メッセージを、サービスMSCへ
転送する前に、以下のように変更する。なお、HLRのMSCIDは、NLRの
MSCIDに置き換えられるのであった。NLRは、発呼トリガフィールドを全
ての通話試行に設定する。さらに、NLRは、着信制限コードを、着信禁止を示
すように設定する。なお、発呼トリガを全ての通話に設定すると、ワイヤレスロ
ーミング加入者が通話をするときに、NLRへと発呼要求メッセージを実行する
ことになる。NLRは、内部の一時テーブルを、発呼トリガをサポート可能なM
SCを識別するように管理している。
【0041】 図6のインタフェースメソッドがローミングRegnotのために一旦実行さ
れると、ワイヤレスローミング加入者からのローミング発呼がなされうる。図6
のRegnotシーケンス実行後の発呼のための2段階のダイアルを要するロー
ミング発呼用のインタフェースメッセージ・シーケンス700を、図7に示す。
ローミングサービスMSC704にて、ワイヤレスローミング加入者が発呼する
と702、インタフェースメッセージ・シーケンスが開始する。ローミングサー
ビスMSCは、中央800#RSU706を通じて1−800DNISでローミ
ング発呼を処理する708。1−800DNISは、図6に示すRegnot処
理の際に挿入されている。800#RSU(発呼RSU)706は、第2のダイ
アルトーンを提供する710。これは、着信側への通話接続用に、宛先の番号を
取り込む712ためである。そして、800#RSUは、マーケットサーバ71
2に格付け要求メッセージで、通話の有効性を照会する716。格付け要求メッ
セージにより、ワイヤレスローミング加入者のMIN及び相手先の番号が得られ
る。マーケットサーバは、通話の有効性を確認した場合、800#RSUへと、
最大通話継続時間が含まれた格付け要求応答メッセージを返送する718。そし
て、中央800#RSUは、着信側の宛先DNへと通話を接続する720。80
0#RSUは、料金を決定するために通話を監視する722。
【0042】 なお、NLR及びローミングサーバ間の接続は、アクティブな接続が確保され
るように監視される必要がある。このため、TCP/IPネットワークリンクを
介してのローミングサーバ及びNLR間のインタフェースプロトコルがある。こ
のインタフェースプロトコルは、NLR及びローミングサーバ間のアクティブな
接続を監視するために設計されたものである。インタフェースを監視するインタ
フェースプロトコルは、NLRによって開始される。NLRは、アクティブ接続
ステータスチェックをローミングサーバへ送信することにより、TCP/IPネ
ットワークリンクをオープンする。NLRは、所定の時間間隔でアクティブ接続
ステータスチェックメッセージを送信するようになっている。NLRは、該NL
Rのアクティブ接続ステータスチェックメッセージで、SS7リンク、データベ
ース、及びアプリケーションの状態をローミングサーバに報告するようになって
いる。ローミングサーバは、アクティブ接続ステータスチェックメッセージに、
アクティブ接続を示す応答メッセージで応答するようになっている。ローミング
サーバは、一定時間内に応答メッセージを返送するようになっている。NLRは
、その一定時間内にローミングサーバから応答メッセージが得られなければ、ア
クティブ接続をクローズし、ローミングサーバに対する再接続を試行する。この
試行が失敗すると、NLRは、一定の時間間隔で再度試行する。応答時間間隔及
び再試行間隔は、NLRにより設定可能なパラメータである。
【0043】 図8に、ワイヤレスローミング発呼800ネットワーク環境のためのインタフ
ェースメッセージ・シーケンスを示す。ローミング発呼が発生するとそれに対し
て、このワイヤレスローミング加入者のためのVLRは、Regnot処理の際
に発呼トリガが全ての通話に設定される。ワイヤレスローミング加入者が所望の
相手の番号をダイアルして、ローミングサービスMSC804へ、ダイアルされ
た数字とともに発呼メッセージを送信すると802、発呼が発生する。そして、
ローミングサービスMSCは、NLR808へ、ダイアルされた着信側の数字が
含まれた発呼要求メッセージを送信する806。そして、NLRは、ローミング
サーバ812へ、ダイアルされた着信側の数字とともにルーティング情報メッセ
ージを送信する810。そして、ローミングサーバは、一時的な1−800DN
ISをワイヤレスローミング加入者に割り当て、その1−800DNISを、発
呼要求メッセージで受信したダイアルされた着信側の数字とともに格納する。そ
して、ローミングサーバは、NLRに対して、ダイアルされた着信側の数字とと
もに1−800DNISを含んだルーティング情報応答メッセージで応答する8
14。そして、NLRは、ローミングサービスMSC804に対して、宛先の番
号として1−800DNISを含んだ発呼要求リターン結果メッセージで応答す
る816。そして、ローミングサービスMSC804は、ローミングサーバに割
り当てられた1−800DNISで、800#RSU(発呼RSU)824に接
続する。NLRは、ローミングサーバから、所定時間内にルーティング情報応答
メッセージ820を受信できない場合、そのルーティング情報応答メッセージを
再度得るべく試行し、1−800DNISを発呼要求リターン結果のルーティン
グ数字に入れる。ローミングサーバは、800#RSU824へ、MIN、ダイ
アルされた番号、及びMSCIDを送信する822。800#RSU824は、
該800#RSU824からマーケットサーバ828へ、ワイヤレスローミング
加入者のMIN及びダイアルされた番号が含まれた格付け要求メッセージを送信
する826。マーケットサーバは、通話の有効性を調べ、当該通話の有効性が確
認された場合、最大通話継続時間をダイアルされた着信側の数字とともに含む格
付け要求応答にて応答する830。そして、800#RSUは、発呼側を着信側
に接続する832。800#RSUは、料金決定のために通話を監視してマーケ
ットサーバへ送信する834。
【0044】 図9に、ローミングサービスMSCにおけるワイヤレスローミング加入者に対
する着呼のホームMSCでの伝達のインタフェースメッセージ・シーケンスを示
す。通話配信インタフェースメッセージ・シーケンス900は、ホームMSC9
04における着呼902により開始される。ホームMSCは、ワイヤレスローミ
ング加入者の位置を特定しようと試みる。HLRは、ホームMSCに対して、ロ
ーカルRSUへの接続情報を含む位置特定要求応答メッセージにて応答する。そ
して、ホームMSCは、DNで口座課金システムRSU908に接続する906
。すると、口座課金システムRSUは、マーケットサーバ912へ、MINと通
話の有効性確認のためのダイアルされた番号とを含んだ格付け要求メッセージを
送信する910。有効性が確認された場合、マーケットサーバはMSCIDをロ
ーカルRSU908へ返信する。TLDNを要求するルーティング要求メッセー
ジ916が、ローミングサーバ918へ送信される。すると、ローミングサーバ
918は、NLRに対して、ルーティング要求メッセージでTLDNを要求する
920。NLR922は、ローミングサービスMSC926へQUALDIRメ
ッセージを送信して924、ワイヤレスローミング加入者への通話を着信可能と
する。QUALDIR応答メッセージ928が、ローミングサービスMSCから
NLRへ返信される。そして、NLRは、ROUTEREQメッセージ930を
用いてローミングサービスMSCからTLDNを取得する。ローミングサービス
MSCからROUTEREQリターン結果メッセージ932を受信すると、NL
Rは、ルーティング要求応答メッセージ934をTLDNとともに、ローミング
サーバへ送信する。そして、ローミングサーバは、RSU908へ、TLDNが
含まれたルーティング要求応答メッセージを送信する936。次に、ホームMS
C904へと、ルーティング要求応答メッセージが送信される938。そして、
ローカルRSUは、ローミングサービスMSCで着信して通話を成立させること
により、ワイヤレスローミング加入者への接続を行う940。
【0045】 ホームMSCでの通話切断又はローミングサーバでの切断944により、通話
は切り離されて切断される942。ローカル課金RSUにより、通話料金が決定
する946。
【0046】 図10に、移動局の電源が切断されて機能停止したときに発生する信号シーケ
ンス1000を示す。電源切断信号1002が、サービスMSC1004へ送信
される。サービスMSCは、移動局の機能停止信号1006をNLR1008へ
送信する。そして、NLRは、位置通知信号1010をローミングサーバ101
2へ送信する。そして、ローミングサーバ1012は、位置通知確認メッセージ
1014で応答する。そして、NLR1008は、HLR1016に、移動局機
能停止信号1018を通知する。移動局機能停止リターン信号1020が、HL
RからNLRへ返信され、NLRは、この移動局機能停止リターン信号1020
を、サービスMSCへ転送する。
【0047】 図11に、一括での登録解除のシーケンス1100を示す。一括での登録解除
は、サービスMSC1102により開始される。サービスMSC1102は、一
括登録解除信号1104をNLR1106へ送信する。NLRは、一括登録解除
リターン信号1108で応答する。そして、NLRは、一括登録解除に含まれた
各加入者の位置通知信号1110を、ローミングサーバ1112へ送信する。ロ
ーミングサーバは、位置通知確認信号1114をNLRへ返信する。そして、N
LRは、一括登録解除における各加入者の移動局機能停止信号1116を、HL
R1118へ返信する。そして、HLRは、移動局機能停止リターン信号112
0をNLRへ送信する。
【0048】 図12に、新たなサービスMSCへの再登録のメッセージ・シーケンス120
0を示す。このシーケンスは、新サービスMSC1201により開始される。新
サービスMSC1201は、NLR1202へ登録通知1204を送信する。N
LRは、Regnotを変更して、登録通知メッセージ1205を、HLR12
06へ送信する。そして、HLRは、登録通知リターンメッセージ1208をN
LRへ送信し、NLRは、このメッセージを新サービスMSCへ転送する。そし
て、NLR1202は、位置通知メッセージ1209を、ローミングサーバ12
10へ送信する。そして、ローミングサーバは、位置通知確認メッセージ121
2をNLR1202へ返信する。また、ローミングサーバ1210は、位置通知
メッセージをマーケットサーバ1214へも転送し、該マーケットサーバは、位
置通知確認メッセージ1216で応答する。そして、NLRは、登録抹消メッセ
ージ1218を旧サービスMSC1220へ送信する。すると、旧サービスMS
Cは、登録抹消リターンメッセージ1222で応答する。
【0049】 図13に、ホームマーケットでの再登録のメッセージ・シーケンス1300を
示す。このシーケンスは、ホームMSC1302が登録通知メッセージ1304
をHLR1306へ送信することにより、開始される。そして、HLRは、登録
抹消メッセージ1308を、NLR1310へ送信する。そして、この登録抹消
メッセージは、サービスMSC1311へ転送される。すると、サービスMSC
1311は、登録抹消リターンメッセージ1312をNLRへ返信する。そして
、NLRは、登録抹消リターンメッセージをHLR1306へ返信する。そして
、HLRは、登録通知リターンメッセージ1314をホームMSC1302へ送
信する。
【0050】 上記の様々な通話フロー例は、ローミングソリューションの多くの新規な側面
を説明している。本発明を利用する者は、上記の通話フローの任意のもの又はそ
れに均等なものを、所望の応用形態に応じて選択すればよい。このことを考慮す
ると、本ローミングソリューションの様々な形態が、本発明の真意及び範囲から
外れることなく利用されうることが理解されよう。
【0051】 以上の記述から明らかなように、本発明の実施形態は、ここに説明した事例の
具体的な詳細内容に限定されるものではない。このため、他の変形及び応用又は
それに均等なものが当業者に思い浮かぶものと考えられる。従って、特許請求の
範囲は、本発明の真意及び範囲から外れていないこのような変形及び応用を含む
ということを意図している。
【0052】 本発明の他の実施形態、目的、及び利点は、図面、開示内容、及び特許請求の
範囲を検討することにより得られるであろう。
【0053】 NLCワイヤレスローミングソリューション(iRoam) 構成及びインタフェース サービスプランニング案内(SSP)ドキュメント 発行番号:1.0 発行日:1999年10月18日 文書番号:SPP−NTCWPS−001 要約:本文書では、NTCワイヤレスローミングソリューション(iRoam
)リリース1乃至3に必要な構成及びインタフェースが記述されている。
【0054】 部外秘かつ権利下にある情報−非公開 本文書及びその中の情報は、NTC及びLucent Technologiesの権利下にある
機密の資産であり、その全体又は一部について、NTC及びLucent Technologie
sの文書による承諾なしに複写、複製、利用、又は開示されてはならない。本文
書及びその中の情報は、供給された際の目的のためのみに利用されるべきである
【0055】 目次 1.概説−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1 1.1.はじめに−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1 1.2.範囲−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1 1.2.1.ローミング発呼(2回目のダイアル有)リリース1−−−−1 1.2.2.ローミング発呼(2回目のダイアル無)リリース2−−−−1 1.2.3.ローミング着信・リリース3−−−−−−−−−−−−−−2 1.3.前提条件−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−2
2.ネットワーク構成−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−4
3.通話シナリオ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6 3.1.はじめに−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6 3.2.リリース1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6 3.2.1.登録(ホットラインDN)−−−−−−−−−−−−−−−6 3.2.2. 2回目のダイアル有の発呼−−−−−−−−−−−−−−7 3.3.リリース2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−8 登録(発呼トリガ)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−8 3.2.2. 2回目のダイアル無の発呼−−−−−−−−−−−−−−9 3.4.着信−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−10
4.インタフェース及びタグ付けされた要件−−−−−−−−−−−−−−12 4.1.リリース1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−12 4.1.1.ローミング登録(2回目のダイアル)−−−−−−−−−12 4.1.2.ローミング発呼(2回目のダイアル)−−−−−−−−−13 4.2.リリース2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−13 4.2.1.iRroam サーバ及びNLR間のハートビート(NLRで開始) −−14 4.2.2.ローミング登録(発呼トリガ)−−−−−−−−−−−−15 4.2.3.ローミング発呼(2回目のダイアル無)−−−−−−−−16 4.3.リリース3−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−17 4.3.1.iRoam サーバ及びNLR間のハートビート(iRoamで開始)−17 4.3.2.着信−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−18
5.メッセージフォーマット定義−−−−−−−−−−−−−−−−−−−20 5.1.リリース1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−20 5.2.リリース2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−20 5.2.1 NLR_Heart_Beat(NLR=>iRoam Server) −−−−−−−−−20 5.2.2 NLR_Heart_Beat_Reply(iRoam Server=> NLR)−−−−−−20 5.2.3 Loc_Notfication(NLR=>iRoam Server)−−−−−−−−−20 5.2.4 Loc_Notfication_Confirm(iRoam Server=> NLR) −−−−21 5.2.5 Routing_Info(NLR=>iRoam Server) −−−−−−−−−−21 5.2.6 Routing_Info_Response(iRoam Server=> NLR) −−−−−21 5.3.リリース3−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−21 5.3.1 iRoam_Heart_Beat(iRoam Server=> NLR) −−−−−−−21 5.3.2 iRoam_Heart_Beat_Reply(NLR=>iRoam Server) −−−−−22 5.3.3 Routing_Request(iRoam Server=> NLR) −−−−−−−−22 5.3.4 Routing_Request_Response−−−−−−−−−−−−−−22 5.3.5 Disconnect_Indication −−−−−−−−−−−−−−−22 5.3.6 Disconnect_Indication_Confirm −−−−−−−−−−−22
1.概説 この構成及びインタフェース要求仕様書に規定されたNTCワイヤレスローミ
ングソリューション(iRoam)は、Lucent INgage ロケーションレジスタ(
ILR)の改良版を利用している。このILRは、NTC iRoam サーバ及びリモー
ト交換ユニット(RSU)のインタフェースとなり、NTCのワイヤレス前払い
加入者にローミングソリューションを提供する。本文書において、Lucent INgag
e ロケーションレジスタ(ILR)の改良版を、NTCロケーションレジスタ(
NLR)と称する。
【0056】 1.1.はじめに 本文書には、NTCワイヤレスローミングソリューション(iRoam)リリ
ース1乃至3の構成及びインタフェース要求仕様が、含まれている。NTCマー
ケットサーバ及びリモート交換ユニット(RSU)等のように、新しいアプリケ
ーションソフトウェア(NTCロケーションレジスタ(NLR))の追加、及び
既存のネットワーク構成要素に対するインタフェースの多くの変更が、含まれる
ことになる。他の新しいネットワーク構成要素としては、NTC iRoam サーバ及び
800#RSU(中央配置)等がある。
【0057】 1.2.範囲 NTCワイヤレスローミングソリューション(iRoam)は、以下の3つの
リリースが提供されている。
【0058】 1.2.1.ローミング発呼(2回目のダイアル有)リリース1 本リリースは、NTCフェーズ1 iRoam 製品をサポートしている。ワイヤレ
ス前払いローミング(WPR)加入者からの発呼は、中央800#RSUからの
第2のダイアルトーンによりサポートされ、通話完結情報(加入者のMIN、着
信側のDN、及びPIN番号(必要であれば))を収集する。NLRソフトウェ
アは、ローミングWPR加入者の登録に関するサービスMSCへのregnot
応答メッセージにて「ホットラインDN」を提供するのに用いられる。「ホット
ラインDN」は、中央800#RSUに割り当てられる。なお、この中央800
#RSUへと、全ての発呼がバックホール(back haul)される。ロー
ミングWPR加入者への着信は、本リリースでは許可されていない。これは、N
LRソフトウェアが、regnot応答メッセージで、着信制限コードを禁止に
設定することによりなされる。
【0059】 1.2.2.ローミング発呼(2回目のダイアル無)リリース2 本リリースは、NTCフェーズ2 iRoam 製品をサポートする。リリース2の
NLRソフトウェアは、リリース1のNLRソフトウェアの全機能をサポートし
ている。そのうえ、リリース1と同様にWPR加入者からの全ての発呼がサポー
トされつつも、第2のダイアルが必要でない。登録処理の際に、NLRソフトウ
ェアは、サービスMSCIDを取り込み、これを、後でなされる発呼の格付けで
使用するため、NTC iRoam サーバに提供する。さらに、発呼の際に、NLR
ソフトウェアは、発呼側の加入者のMIN及びダイアルされた番号(すなわち着
信側の番号)を取り込む。これらは、後で中央800#リモート交換ユニット(
RSU)が着信側への通話を設定するのに使用するために、NTC iRoam サー
バに提供される。それに応じて、NLRソフトウェアは、サービスMSCが発呼
をNTC800#RSUへ延長するのに用いるために、ユニークなDNを受信す
る。サービスMSC及びNLRソフトウェア間の連携は、ANSI−41 OR
REQメッセージ及び応答を用いてなされる。NLRソフトウェアでは、サービ
スMSC毎に、該サービスMSCにNLRソフトウェアのどのリリースを適用す
るかを指定する仮の選択が可能である。リリース1と同様、WPR加入者への通
話の着信は禁止されている。
【0060】 1.2.3.ローミング通話配信・リリース3 本リリースは、NTCフェーズ3 iRoam 製品をサポートする。リリース3の
NLRソフトウェアは、リリース2のNLRソフトウェアの全機能をサポートし
ている。そのうえ、リリース3は、WPR加入者への通話配信をサポートしてい
る。ホームMSCにおいてWPR加入者へと着呼が到達すると、MSCは、その
着呼をローカルNTC・RSUへルーティングする。RSUはマーケットサーバ
に照会を行い、マーケットサーバは iRoam サーバにTLDNを要求する。iRoam
サーバは、この要求をNLRへ転送する。次に、NTC iRoam サーバからの要
求があると、NLRソフトウェアは、ROUTEREQメッセージ及び応答を用
いて、サービスMSCからTLDNを取得する。NTC iRoam サーバと連動し
ているローカルRSUは、このTLDNを用いて、サービスMSCに対してWP
R加入者宛てに発呼する。応答があると、発呼者からローカルRSUへ及びこの
ローカルRSUから着信側のWPR加入者への通話セグメントが、当該ローカル
RSUにおいて接続される。
【0061】 サービスMSCにおけるローミング側のポートアクセスによるもの等の不正な
着信制御は、NLRソフトウェアにより防止される。リリース1及び2のように
、NLRソフトウェアは、登録の際にWPR加入者への通話の着信を禁止する。
しかし、WPRへの着呼が受信されると、NLRソフトウェアは、サービスMS
CへQUALDIRメッセージを送信して、WPR加入者への通話の着信を可能
とする。通話が切断されると、NTC iRoam サーバは、NLRソフトウェアに
通知する。すると、NLRソフトウェアは、WPR加入者への通話の着信を禁止
する。
【0062】 1.3.前提条件 NTCワイヤレスローミングソリューション(iRoam)には以下のことを
前提としている。
【0063】 ・NLRはSUNのプラットフォームで実行されるべく、設計されコンパイル
されている。
【0064】 ・NLR及びNTC iRoam サーバ間の接続は、TCP/IPである。
【0065】 ・WPR加入者の移動識別番号(MIN)は、予約済みのNPA−NXX(通
常、SS7ネットワークの制限でDNを10,000ブロック)から割り当てら
れる。
【0066】 ・ローミングMSC又はそのSS7ネットワーク(STP)が、予約済みのN
PA−NXXについてNLRをHLRと定義するグローブタイトル変換規則(Gl
obe Title Translation Rule)に対応していることが、前提になっている。
【0067】 ・ホームMSCからのIS−41メッセージは、一切、NLRに到達しない。
【0068】 ・リリース1の発呼及びリリース3の着信呼には、IS−41B及び/又はそ
れ以上のものが必要である。
【0069】 ・発呼トリガを用いるリリース2の発呼には、IS−41C及び/又はそれ以
上のものが必要である。
【0070】 ・WPR加入者は、自身の移動識別番号(MIN)で識別される。
【0071】 ・リリース2におけるWPR加入者の登録の際、NLRソフトウェアは、内部
テーブルを参照して、サービスMSCが発呼トリガをサポートしているどうかを
認識する。このテーブルにサービスMSCIDがなかった場合、NLRソフトウ
ェアは、REGNOTメッセージにあるTransCapパラメータのみに基づ
いて、発呼トリガを読み込む。
【0072】 ・ワイヤレス前払いローミング(WPR)加入者と、非WPR加入者とは、予
約済みの100ブロックのMINにおいては共存しない。
【0073】 ・NLRは、WPR加入者が、自身のホームMSCからサービスMSC(非ロ
ーミングからローミング)へのハンドオフ、又はサービスMSCから自身のホー
ムMSC(ローミングから非ローミング)へのハンドオフすることを、単一の通
話事例内では考慮しない。WPR加入者の位置は、登録時に確立される。
【0074】 ・WPR加入者の位置変更となりうるローミングハンドオフに起因して、NL
Rによりなされる動作は存在しない。ハンドオフは、ILRソフトウェアに対し
てトランスペアレントである。WPR加入者のローミング位置は、登録時に確立
される。 2.ネットワーク構成 NTCワイヤレスローミングソリューション(iRoam)のネットワーク構
成を Figure 1 に示す。サービスは、以下のネットワーク構成要素から構成され
ている。
【0075】 ・NTC iRoam サーバ:NLR及びNTCマーケットサーバ間のゲートウェ
イ。
【0076】 ・NTCマーケットサーバ:NTC格付けエンジン及び加入者データベースが
存在する構成要素。
【0077】 ・NTCローカルリモート交換ユニット(RSU):付加的な交換ユニットで
あり、前払い通話を管理する。
【0078】 ・NTC800#リモート交換ユニット(800#RSU):ローミングWP
R発呼がバックホールされる構成要素。
【0079】 ・NTCロケーションレジスタ(NLR):Lucent ILR の改良版であり、W
PR加入者の位置情報を追跡する。
【0080】 ・HLR:加入者プロファイル情報を提供する。ホームロケーションレジスタ
(HLR)は、IS−41ネットワークの既存の構成要素である。
【0081】 ・ホーム/ローミングMSC:WPR加入者の発呼及び着呼のための伝送及び
変換のサポートを提供する。これには、ホーム移動通信交換局及びいくつかのサ
ービス移動通信交換局が含まれていてもよい。これらは、既存のIS−41ネッ
トワークの構成要素である。
【0082】 Figure 1. ネットワーク構成
【0083】
【表1】
【0084】 ローミングMSCからの全てのIS−41メッセージは、SS7ネットワーク
を通じてNLRへルーティングされる。NLRは、位置情報(すなわち、MSC
ID、位置領域ID等)を抽出して、内部のデータベースに格納する。また、N
LRは、regnotリターン結果メッセージ中のいくつかのPROFILEパ
ラメータを変更して、ローミングWPR加入者が発呼及び着呼可能としてもよい
。NLRは、TCP/IPネットワークを通じてNTC iRoam サーバへ、位置
情報を送信する。 3.通話シナリオ 3.1.はじめに 以下の通話シナリオは、ネットワーク及びネットワーク構成要素の例として提
示されている。これらは、NTCワイヤレス前払いサービス(iRoam)を提
供するために動作するものである。このシナリオは3つのそれぞれのリリースに
応じて記述される。
【0085】 ・リリース1−登録(ホットラインDN):ホットラインDNでWPRローミ
ング加入者を登録。
【0086】 ・リリース1−第2のダイアルトーンで発呼:ホットラインDNでのローミン
グ発呼。
【0087】 ・リリース2−登録(発呼トリガ):ローミングWPR加入者の発呼トリガで
の登録。
【0088】 ・リリース2−第2のダイアルトーン無しで発呼:発呼トリガでの発呼。
【0089】 ・リリース3−着信:ローミング加入者への通話の配信。
【0090】 3.2.リリース1 3.2.1.登録(ホットラインDN) Figure 2 に概要が示された以下のステップは、リリース1での登録処理の通
話フローを説明している。
【0091】 Figure 2. リリース1での登録処理
【0092】
【表2】
【0093】 (1)ローミングWPR加入者が電話の電源を投入する。
【0094】 (2)サービスMSCが、登録通知(REGNOT)メッセージを、SS7ネ
ットワークを通じて信号転送ポイント(STP)へ送信する。STPは、予約済
みの10000ブロックのMINについて、NLRポイントコードをHLRとし
て識別するように構成されており、REGNOTをNLRへルーティングする。
【0095】 (3)REGNOTメッセージを受信すると、NLRは、内部データベースで
MINを参照し、当該加入者がWPR加入者であるかどうかを認識する。WPR
加入者に対しては、NLRは、サービスMSCIDをNLRに置き換え、HLR
の直接ポイントコードを用いて、REGNOTメッセージをHLRへ転送する。
加入者がWPR加入者でなければ、NLRは、メッセージを変更することなく直
接HLRへ転送する。
【0096】 (4)HLRは、SS7ネットワークを通じてNLRに対して、regnot
リターン結果メッセージで応答する。
【0097】 (5)NLRは、regnotリターン結果メッセージを、サービスMSCへ
転送する前に、以下のステップに従って変更する。
【0098】 ・HLRのMSCIDをNLRのMSCIDに置換 ・発呼インジケータを8に設定(全ての発呼) ・番号(相手先)を1−800ダイアル番号識別サービス(DNIS:Dialed
Number Identification Service)番号に設定 ・着信制限コードを1に設定(着信禁止) なお、発呼インジケータを8に設定することは、全ての発呼が単一のNPA−
NXX−XXXXへルーティングされることを意味する。ホットライン番号(1
−800DNIS番号)は、WPRのMINにおける予約済みの100ブロック
毎に、設定可能である。発呼を中央800#RSUへルーティングすることが利
用されている。着信制限コードが1(着信禁止)に設定されているので、WPR
加入者へ着呼が伝達されなくなる。
【0099】 3.2.2. 2回目のダイアル有の発呼 Figure 3 に概要が示された以下のステップは、リリース1での発呼の通話フ
ローを説明している。
【0100】 Figure 3. リリース1での発呼
【0101】
【表3】
【0102】 (1)WPR加入者は発呼を試行する。
【0103】 (2)発呼の試行は、サービスMSCから中央800#RSUへと、1−80
0DNIS番号(ホットライン番号)をダイアルすることによりルーティングさ
れる。
【0104】 (3)RSUは、通話を一旦受信すると、ダイアルされた番号及びMINをW
PR加入者から収集し(第2段階ダイアル)、NTCマーケットサーバに通話の
有効性を照会する。
【0105】 (4)有効性が確認されると、NTCマーケットサーバは、この最大通話継続
時間を中央800#RSUへ送信する。
【0106】 (5)中央800#RSUは、通話を相手先(ダイアルされた番号)へ接続す
る。中央800#RSUは、ハードウェア応答監視で、通話が接続されて該通話
が最初に800#RSUへルーティングされた時から計時を開始することを指示
するように通話を監視する。通話が発呼若しくは着信機器で切断されるか、又は
最大通話継続時間が経過すると、通話は切り離されて切断される。
【0107】 3.3.リリース2 3.3.1.登録(発呼トリガ) Figure 4 に概要が示された以下のステップは、リリース2での通話登録の通
話フローを説明している。
【0108】 Figure 4. リリース2での登録処理
【0109】
【表4】
【0110】 (1)ローミング加入者が電話の電源を投入する。
【0111】 (2)サービスMSCが、登録通知(REGNOT)メッセージを、SS7ネ
ットワークを通じて信号転送ポイント(STP)へ送信する。STPは、予約済
みの10000ブロックのMINについて、NLRポイントコードをHLRとし
て識別するように構成されており、REGNOTメッセージをNLRへルーティ
ングする。
【0112】 (3)REGNOTメッセージを受信すると、NLRは、内部データベースで
MINを参照し、当該加入者がWPR加入者であるかどうかを認識する。WPR
加入者に対しては、NLRは、位置情報を内部データベースに格納し、サービス
MSCIDをNLRに置き換え、HLRの直接ポイントコードを用いてREGN
OTメッセージをHLRへ転送する。加入者がWPR加入者でなければ、NLR
は、メッセージを変更することなく直接HLRへ転送する。
【0113】 (4)HLRは、SS7ネットワークを通じてNLRに対して、regnot
リターン結果メッセージで応答する。
【0114】 (5)NLRは、TCP/IPネットワークを通じてNTC iRoam サーバへ
、位置情報を送信する。
【0115】 (6)NTC iRoam サーバは、位置情報を更新して該位置情報をマーケット
サーバへ送信する。
【0116】 (7)iRoam サーバは、位置メッセージをNLRに対して確認する。
【0117】 (8)NLRは、regnotリターン結果メッセージを、サービスMSCへ
転送する前に以下のように変更する。
【0118】 ・HLRのMSCIDをNLRのMSCIDに置換 ・発呼トリガフィールドを全ての発呼の試行に設定 ・着信制限コードを1(着信禁止)に設定 なお、発呼トリガを全ての通話に設定すると、WPR加入者が発呼するときに
、NLRに対してORREQを呼び出すことになる。着信制限コードが1(着信
禁止)に設定されているので、WPR加入者へ着呼が伝達されなくなる。
【0119】 3.2.2. 2回目のダイアル無の発呼 Figure 5 に概要が示された以下のステップは、リリース2での発呼の通話フ
ローを説明している。
【0120】 Figure 5. リリース2での発呼
【0121】
【表5】
【0122】 (1)WPR加入者が通話を開始する。
【0123】 (2)サービスMSCは、ORREQ要求メッセージをNLRへ送信する。
【0124】 (3)NLRは、ダイアルされた番号及び加入者のMINが含まれたメッセー
ジを、TCP/IPネットワークを通じてiRoam サーバへ送信。
【0125】 (4)次に、この情報は、iRoam サーバに格納される。新しい一意的な1−8
00DNIS番号が、この通話に割り当てられる。iRoam サーバは、1−800
番号をNLRへ返信する。
【0126】 (5)NLRは、1−800DNISをorreqリターン結果メッセージで
サービス交換局へ転送する。
【0127】 (6)サービスMSCは、1−800DNISで800#RSUへ通話をルー
ティングする。
【0128】 (7)800#RSUは、iRoam サーバに、受信した1−800DNIS番号
の有効性について照会する。
【0129】 (8)iRoam サーバは、内部データベースにおける1−800DNISを参照
してダイアルされた番号及びMINを取得し、この要求をマーケットサーバへ転
送して通話の有効性を確認する。
【0130】 (9)通話の有効性が確認されると、マーケットサーバは、最大通話継続時間
をiRoam サーバに与える。
【0131】 (10)iRoam サーバは、最大通話継続時間及びダイアルされた番号を、80
0#RSUへ転送する。
【0132】 (11)RSUは、相手先(ダイアルされた番号)へ通話を接続する。RSU
は、ハードウェア応答監視で、通話が接続されて該通話が最初にRSUへルーテ
ィングされた時から計時を開始することを指示するように通話を監視する。通話
が発呼若しくは着信機器で切断されるか、又は最大通話継続時間が経過すると、
通話は切り離されて切断される。
【0133】 3.4.着信 Figure 6 に概要が示された以下のステップは、リリース3での通話の着信を
説明している。
【0134】 Figure 6. リリース3での通話の着信
【0135】
【表6】
【0136】 (1)ホーム交換局は、ローミング加入者への着呼を受信。
【0137】 (2)ホームMSCは、HLRへLOCREQを送信。
【0138】 (3)HLRは、locreqリターン結果メッセージ中のDNを返信。
【0139】 (4)ホームMSCは、DNでローカルRSUへ通話をルーティング。
【0140】 (5)RSUは、マーケットサーバに通話の有効性について照会し、TLDN
を要求。
【0141】 (6)マーケットサーバは、TLDNの要求をiRoam サーバへ送信。
【0142】 (7)iRoam サーバは、TLDNの要求をNLRへ転送。
【0143】 (8)NLRは、認証指令メッセージをサービスMSCへ送信し、通話の配信
を可能にする。そして、NLRは、ルーティング要求メッセージを、SS7ネッ
トワークを通じてサービスMSC(VLR)へ送信する。
【0144】 (9)サービスMSCは、TLDNとともにroutereqリターン結果で
、NLRに応答する。
【0145】 (10)NLRは、TLDNを iRoam サーバへ返信する。
【0146】 (11)iRoam サーバは、TLDNをマーケットサーバへ転送する。
【0147】 (12)マーケットサーバは、TLDN及び最大通話継続時間を、ローカルR
SUへ送信する。
【0148】 (13)RSUはTLDNをダイアルし、サービスMSCへとルーティングす
る。
【0149】 (14)サービスMSCは、ローミング加入者への通話を完結する。RSUは
、ハードウェア応答監視で、通話が接続されて該通話が最初にRSUへルーティ
ングされた時から計時を開始することを指示するように通話を監視する。通話が
発呼若しくは着信機器で切断されるか、又は最大通話継続時間が経過すると、通
話は切り離されて切断される。 4.インタフェース及びタグ付けされた要件 ここでは、NTCワイヤレスローミングソリューションにおけるそれぞれのネ
ットワーク構成要素間の新しいインタフェース/メッセージが、規定される。新
規の要件は、参照のためにタグ付けされている。
【0150】 <REQ−1>NTCロケーションレジスタ(NLR)は、他に特記されない
限り、WPRリリース2.0の INgage ロケーションレジスタ(ILR)のため
に規定された全ての要件に基づいている。
【0151】 <REQ−2>WPRのMINにおける予約済みのブロックの最小サイズは、
少なくとも100である。
【0152】 4.1.リリース1 NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース1において、以下の通
話機能がサポートされる。
【0153】 <REQ−3>第2のダイアルトーンを伴うローミング発呼がサポートされる
【0154】 <REQ−4>WPR加入者への着信が禁止される。
【0155】 備考:WPRローミング位置情報は、NTC iRoam サーバに要求されること
がなく、このリリースでは、NLR及び iRoam サーバ間の通信は必要とされて
いない。
【0156】 4.1.1.ローミング登録(2回目のダイアル) <REQ−5>NLRは、WPRリリース2.0のILRの要件に規定されて
いるように、非WPR加入者からの全てのメッセージを、変更することなく直接
HLRへ転送する。
【0157】 <REQ−6>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース1は、
Figure 7 に規定された登録手順に従う。
【0158】 Figure 7. 登録(第2のダイアルトーン)
【0159】
【表7】
【0160】 <REQ−7>NLRは、WPRリリース2.0のILRの要件に規定されて
いるように、regnotリターン結果メッセージを変更する。
【0161】 ・HLRのMSCIDをNLRのMSCIDに置換 ・発呼インジケータを8(全ての発呼)に設定 ・番号(相手先)を1−800ダイアル番号識別サービス(DNIS)番号に
設定 ・着信制限コードを1(着信禁止)に設定 <REQ−8>ホットライン番号(1−800DNIS番号)は、WPRのM
INの予約済みの100ブロック毎に設定可能、すなわち、8桁のNPA−NX
X−XXが規定されている。
【0162】 4.1.2.ローミング発呼(2回目のダイアル) NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース1では、ローミング発
呼に、第2のダイアルトーンが必要となる。WPR加入者が発呼すると、サービ
スMSCは、登録の際に挿入された1−800DNIS番号で、中央RSUへと
発呼をバックホールする。中央RSUは、宛先番号を取り込み、着信者側へ通話
を接続する。
【0163】 <REQ−9>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース1は、
Figure 8 に規定された発呼手順に従う。これは、NTC800#RSUに対し
ての要件である。
【0164】 Figure 8. 第2のダイアルトーンでの発呼
【0165】
【表8】
【0166】 4.2.リリース2 NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース2において、以下の通
話機能がサポートされる。
【0167】 <REQ−10>第2のダイアルトーン無しのローミング発呼がサポートされ
る。
【0168】 <REQ−11>WPR加入者への通話の配信が禁止される。
【0169】 <REQ−12>WPRローミング位置情報(すなわち、MSCID及びロケ
ーション領域ID)がNTC iRoam サーバに配信される。
【0170】 <REQ−13>NLR及びiRoam サーバ間の通信リンクは、TCP/IPで
ある。
【0171】 4.2.1.iRoamサーバ及びNLR間のハートビート(NLRで開始) NTC iRoam サーバ及びNTCロケーションレジスタ(NLR)間のインタ
フェースプロトコルは、TCP/IPを通じたものである。ハートビートメッセ
ージが、iRoam サーバ及びNLR間のアクティブなTCP/IP接続を監視する
ために設計されている。
【0172】 <REQ−14>NLR及び iRoam サーバのリリース2は、Figure 9 に規定
されたハートビート手順に従う。
【0173】 Figure 9. iRoam 及びNLR間のハートビート
【0174】
【表9】
【0175】 <REQ−15>NLRには、iRoam サーバに対してのTCP/IP接続(N
LRで開始)をオープンする役割がある。
【0176】 <REQ−16>NLRには、NLR_Heart_Beat メッセージを、ある時間間隔
(nlr_heart_beat_interval)で送信する役割がある。
【0177】 <REQ−17>NLR_Heart_Beat メッセージにて、NLRは、SS7リンク
、データベース、及びアプリケーションの状態を iRoam サーバへ報告する。
【0178】 <REQ−18>iRoam サーバは、NLR_Heart_Beat メッセージを受信すると
、NLR_Heart_Beat_Reply メッセージで応答することができる。
【0179】 <REQ−19>NLR_Heart_Beat_Reply メッセージにて、iRoam サーバは、n
lr_heart_beat_interval パラメータを返信する。
【0180】 <REQ−20>NLRが一定の時間間隔(nlr_reply_interval)内に応答メ
ッセージを得られない場合、NLRは、アクティブなソケットをクローズし、iR
oam サーバに再接続する。
【0181】 <REQ−21>iRoam サーバへの再接続が失敗したならば、NLRは、一定
の時間間隔(nlr_retry_interval)で再試行する。
【0182】 <REQ−22>nlr_reply_interval 及び nlr_retry_interval は、NLR
にて設定可能なパラメータである。
【0183】 4.2.2.ローミング登録(発呼トリガ) <REQ−23>NLRは、WPRリリース2.0のILRの要件に規定され
ているように、非WPR加入者からの全てのメッセージを、変更することなく直
接HLRへ転送する。
【0184】 <REQ−24>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース2は
、Figure 10に規定された登録手順に従う。
【0185】 Figure 10. 登録手順(発呼トリガ)
【0186】
【表10】
【0187】 <REQ−25>登録手順の際に、NLRは、WPRリリース2.0のILR
の要件に規定されているように、WPR加入者の位置情報を取り込む。
【0188】 <REQ−26>NLRは、この位置情報を、iRoam サーバへ転送する。
【0189】 <REQ−27>NLRは、所定の時間内に Loc_Notification_Confirm メッ
セージを受信できない場合、Loc_Notification メッセージを再試行せずに、通
常の手順に従う。
【0190】 <REQ−28>NLRは、どのサービスMSCが発呼トリガをサポートでき
るのかを識別するために、内部の一時テーブルを維持する。
【0191】 <REQ−29>サービスMSCが、内部テーブル、又はサポートPROFI
LEパラメータで指定されたREGNOTメッセージにあるTransCapパ
ラメータに指定されるように、発呼トリガをサポートする場合、NLRは、WP
Rリリース2.0のILRの要件に規定されているように、regnotリター
ン結果メッセージを変更する。
【0192】 ・HLRのMSCIDをNLRのMSCIDに置換 ・発呼トリガのフィールドを全ての発呼試行に設定 ・着信制限コードを1(着信禁止)に設定 <REQ−30>それ以外は、NLRはリリース1における登録を実行する。
【0193】 <REQ−31>以下のメッセージにより、WPR位置情報が変化した場合、
NLRは、新しい位置情報を Loc_Notification で iRoam サーバへ送信する。
【0194】 ・登録抹消 ・移動局の機能停止 ・一括での登録解除 ・ローミング側が信頼できない者である 4.2.3.ローミング発呼(2回目のダイアル無) NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース2では、ローミング発
呼に、2回目のダイアルトーンが不要である。登録手順の際に、このWPR加入
者のためのVLRは、発呼トリガに全ての通話が設定されている。
【0195】 <REQ−32>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース2は
、Figure 11 に規定された以下の発呼手順に従う。
【0196】 Figure 11. 2回目のダイアルトーン無の発呼
【0197】
【表11】
【0198】 <REQ−33>サービスMSCからORREQメッセージを受信すると、N
LRは、Routing_info メッセージをダイアルされた番号とともに、iRoam サー
バへ送信する。
【0199】 <REQ−34>iRoam サーバは、一時的な1−800DNIS番号を加入者
に割り当て、ORREQメッセージで受信したダイアルされた番号とともに格納
して、NLRへ転送する。
【0200】 <REQ−35>NLRは、サービスMSCに対し、着信リストにおける宛先
番号としての1−800DNISを伴ったorreqリターン結果メッセージで
応答する。
【0201】 <REQ−36>NLRは、所定の時間内に Routing_Info_Response メッセ
ージを受信できない場合、Routing_Info メッセージを再試行せずに、1−80
0ホットラインDNIS(リリース1で使用)をorreqリターン結果のルー
ティング番号として設定する。
【0202】 4.3.リリース3 4.3.1.iRoamサーバ及びNLR間のハートビート(iRoamで開始) NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース3では、第2のTCP
/IP接続が確立され、iRoam で開始された通信を調整する。第2のTCP/I
P接続は、リリース2の既存のTCP/IP接続(NLRで開始)に追加される
。リリース2のTCP/IP接続と同様、追加のハートビートメッセージが、iR
oam サーバ及びNLR間のアクティブなTCP/IP接続(iRoamで開始)を監
視するために、設計されている。
【0203】 <REQ−37>NLR及び iRoam サーバのリリース3は、iRoamで開始され
るTCP/IP接続を確立することができ、Figure 12 に規定されたハートビー
ト手順に従う。
【0204】 Figure 12. iRoam 及びNLR間のハートビート
【0205】
【表12】
【0206】 <REQ−38>iRoam サーバには、NLRへのTCP/IP接続(iRoamで
開始)をオープンする役割がある。
【0207】 <REQ−39>iRoam サーバは、一定の時間間隔(iRoam_heart_beat_inter
val)で、iRoam_Heart_Beat メッセージを送信する。
【0208】 <REQ−40>iRoam_Heart_Beat メッセージを受信すると、NLRは、S
S7リンク、データベース、及びアプリケーションの状態を伴うiRoam_Heart_Be
at_Reply メッセージで、iRoam サーバに応答する。
【0209】 <REQ−41>iRoam サーバは、一定時間間隔(iRoam_reply_interval)内
に iRoam_Heart_Beat_Reply メッセージを取得できない場合、アクティブなソケ
ットをクローズして再接続する。
【0210】 <REQ−42>NLRへの再接続が失敗すると、iRoam サーバは、一定時間
間隔(iRoam_retry_interval)で再試行する。
【0211】 <REQ−43>iRoam_reply_interval 及び iRoam_retry_interval は、iRo
am サーバで設定可能である。
【0212】 4.3.2.通話の配信 <REQ−44>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース3は
、リリース2で提供されている通話機能をサポートしている。さらに、WPR加
入者への着信がサポートされている。
【0213】 <REQ−45>NTCワイヤレスローミングソリューションのリリース3は
、Figure 13 に規定された着信手順に従う。
【0214】 Figure 13. 通話の配信
【0215】
【表13】
【0216】 <REQ−46>iRoam サーバから Routing_Request メッセージを受信する
と、NLRは、ROUTEREQ メッセージを用いてサービスMSCからTLDNを取
得する。
【0217】 <REQ−47>サービスMSCから routereq リターン結果メッセージを受
信すると、NLRは、Routing_Request_Response メッセージをTLDNととも
に、iRoam サーバへ送信する。
【0218】 <REQ−48>NLRが routereq リターン結果をタイムアウト前に受信で
きなければ、NLRは、TLDNを0に設定する。
【0219】 <REQ−49>NLRは、routereq リターン結果を、アクセス禁止パラメ
ータとともに受信した場合、このパラメータを Routing_Request_Response に含
め、TLDNを0に設定する。
【0220】 <REQ−50>それ以外の通常の場合、NLRは、iRoam サーバへの Routi
ng_Request_Response メッセージにおけるアクセス禁止パラメータを0に設定す
る。
【0221】 <REQ−51>iRoam サーバから Routing_Request メッセージを受信する
と、NLRは、QUALDIR メッセージをサービスMSCへ送信し、WPR加入者へ
の通話の着信を可能にする。
【0222】 <REQ−52>通話が切断されると、iRoam は、NLRに対し、Disconnect
_Indication メッセージで、通話が終了したことを通知する。
【0223】 <REQ−53>Disconnect_Indication メッセージを受信すると、NLRは
、着信禁止の QUALDIR を送信することにより、サービスMSC内のローミング
WPR加入者への通話の着信を禁止する。
【0224】 <REQ−54>NLRは、qualdir リターン結果、リターンエラー、リター
ン拒否を受信したとき、及び/又はタイムアウトのときに、Disconnect_Indicat
ion_Confirm メッセージを、iRoam サーバへ送信する。
【0225】 <REQ−55>NLRは、QUALDIR を再試行しない。 5.メッセージフォーマット定義 5.1.リリース1 NLCワイヤレスローミングソリューションのリリース1では、NTCロケー
ションレジスタ(NLR)及びNTC iRoam サーバ間の通信はなされない。従
って、リリース1では、新しいメッセージは提案されていない。
【0226】 5.2.リリース2 <REQ−56>リリース2において、NLR及びNTC iRoam サーバ間で
交換されるメッセージは、以下の部分の定義に従っている。備考:文字列フィー
ルドはスペースになっている。
【0227】 5.2.1 NLR_Heart_Beat(NLR=>iRoam Server) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0001 Message_Tag 8 bytes Char_Array "NLR_HB" Link_Status 2 bytes 整数 Database_Status 2 bytes 整数 Appl_Status 2 bytes 整数 Link_Status、Database_Status、Appl_Statusのフィールドでは、0が通常の
状態を示し、1が異常な状態を示す。他の値は予約されている。
【0228】 5.2.2 NLR_Heart_Beat_Reply(iRoam Server=> NLR) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0002 Message_Tag 8 bytes Char_Array "NLR_HBR" nlr_heart_beat_interval 2 bytes 整数 nlr_heart_beat_intervalフィールドの単位はミリ秒である。
【0229】 5.2.3 Loc_Notfication(NLR=>iRoam Server) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0003 Message_Tag 8 bytes Char_Array "Loc_Not" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) ESN 4 bytes ESN(ANSI-41) MSCID 3 bytes MSCID(ANSI-41) LocAreaID 2 bytes LOCID(ANSI-41) ロケーション領域IDが得られない場合、デフォルト値はゼロである。
【0230】 5.2.4 Loc_Notfication_Confirm(iRoam Server=> NLR) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0004 Message_Tag 8 bytes Char_Array "Loc_NotC" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) 5.2.5 Routing_Info(NLR=>iRoam Server) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0005 Message_Tag 8 bytes Char_Array "R_Info" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) ESN 4 bytes ESN(ANSI-41) MSCID 3 bytes MSCID(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41) Digits_Len 2 bytes 整数 Digits_Dialed 可変長 Digit(ANSI-41) 5.2.6 Routing_Info_Response(iRoam Server=> NLR) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0006 Message_Tag 8 bytes Char_Array "R_InfoR" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41) Digits_Len 2 bytes 整数 DNIS_Didits 可変長 Digit(ANSI-41) 5.3.リリース3 <REQ−57>リリース3において、NLR及びNTC iRoam サーバ間で
交換されるメッセージは、以下の部分の定義に従っている。
【0231】 5.3.1 iRoam_Heart_Beat(iRoam Server=> NLR) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0007 Message_Tag 8 bytes Char_Array "iR_HB" 5.3.2 iRoam_Heart_Beat_Reply(NLR=>iRoam Server) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0008 Message_Tag 8 bytes Char_Array "iR_HBR" Link_Status 2 bytes 整数 Database_Status 2 bytes 整数 Appl_Status 2 bytes 整数 Link_Status、Database_Status、Appl_Statusのフィールドでは、0が通常の
状態を示し、1が異常な状態を示す。他の値は予約されている。
【0232】 5.3.3 Routing_Request(iRoam Server=> NLR) フィールド名 サイズ タイプ 値 Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x0009 Message_Tag 8 bytes Char_Array "R_Req" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) ESN 4 bytes ESN(ANSI-41) MSCID 3 bytes MSCID(ANSI-41) LocAreaID 2 bytes LOCID(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41) 5.3.4 Routing_Request_Response Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x000A Message_Tag 8 bytes Char_Array "R_ReqR" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41) AccessDeniedReason 1 bytes AccessDeniedReason (ANSI-41
) Digits_Len 2 bytes 整数 Digits_TLDN 可変長 Digit(ANSI-41) 5.3.5 Disconnect_Indication Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x000B Message_Tag 8 bytes Char_Array "D_Ind" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41) 5.3.6 Disconnect_Indication_Confirm Message_Type 2 bytes Msg_Type 0x000C Message_Tag 8 bytes Char_Array "D_IndC" MIN 5 bytes MIN(ANSI-41) BillingID 7 bytes BillingID(ANSI-41)
【0233】
【表14】
【0234】
【表15】
【0235】
【表16】
【0236】
【表17】
【0237】
【表18】
【0238】
【表19】
【0239】
【表20】
【0240】
【表21】
【0241】
【表22】
【0242】
【表23】
【0243】
【表24】
【0244】
【表25】
【0245】
【表26】
【0246】
【表27】
【0247】
【表28】
【0248】
【表29】
【図面の簡単な説明】
【図1】 標準的なSS7通信ネットワークに組み込まれたローミングソリューションネ
ットワーク構成及び口座課金システムの全体図
【図2】 Regnot処理の通話フロー図
【図3】 ワイヤレスローミングプロバイダによる発呼の通話フロー図(2段階ダイアル
【図4】 ワイヤレスローミングプロバイダからの発呼の通話フロー図(1段階ダイアル
【図5】 ローミングサービスMSCでのローミング加入者への通話の配信の通話フロー
【図6】 ローミングサービスMSC、NLR、及びHLR間における電源投入時のロー
ミング加入者のRegnotのインタフェースメッセージ・シーケンス
【図7】 ローミングサービスMSC、800#RSU、及びマーケットサーバ間におけ
る800#RSUからの第2のダイアルトーンを含むローミング発呼のインタフ
ェースメッセージ・シーケンス
【図8】 ローミングサービスMSC、LLR、LLR、ローミングサーバ、マーケット
サーバ、及び800#RSU間における単一段階ダイアルのワイヤレスローミン
グ発呼のインタフェースメッセージ・シーケンス
【図9】 ホームMSC、HLR、LLR、ローカルRSU、マーケットサーバ、ローミ
ングサーバ、及びローミングサービスMSCにおけるローミングサービスMSC
へのローミング加入者宛ての通話の配信のインタフェースメッセージ・シーケン
【図10】 移動局が機能停止したときのインタフェースメッセージ・シーケンス
【図11】 アクティブに登録されたローミング加入者の一括での登録解除のインタフェー
スメッセージ・シーケンス
【図12】 ローミング加入者が新サービスMSCへ入ったときの再登録のインタフェース
メッセージ・シーケンス
【図13】 ローミング加入者がホームネットワークへ再び入ったときの再登録のインタフ
ェースメッセージ・シーケンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW 【要約の続き】 ューションネットワークは、信用上のリスクが高い加入 者にローミングサービスを提供する場合に、ホームプロ バイダが信用上のリスクにさらされるおそれを軽減する ように、設計されている。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録された通話処理及び口座課金及び信用上の制限のあるワ
    イヤレスローミング加入者の通話管理に関するネットワークローミングソリュー
    ションにおいて、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに挿入可能
    なナショナルロケーションレジスタを備え、このナショナルロケーションレジス
    タは、前記サービス移動通信交換局として前記ホーム移動通信交換局と、ホーム
    移動通信交換局として前記サービス移動通信交換局と通信可能であり、このナシ
    ョナルロケーションレジスタは、さらに、前記ホーム移動通信交換局及び前記サ
    ービス移動通信交換局からメッセージをインターセプト可能になっており、さら
    に、リアルタイムでの通話管理、通話監視、及び口座課金ができるようにされた
    ローミングサーバへの出力用メッセージを処理するようになっていることを特徴
    とするネットワークローミングソリューション。
  2. 【請求項2】 前記ナショナルロケーションレジスタ(NLR)は、前記サ
    ービス移動通信交換局から登録通知メッセージを受信して、この登録通知メッセ
    ージを変更するようになっており、さらに、当該NLRを、前記ホーム移動通信
    交換局に対しては前記サービス移動通信交換局として、前記サービス移動通信交
    換局に対しては前記ホーム移動通信交換局として識別させるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワークローミングソリューション。
  3. 【請求項3】 前記ナショナルロケーションレジスタは、前記サービス移動
    通信交換局での着信を制限する着信制限コードを設定するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載のネットワークローミングソリューション。
  4. 【請求項4】 前記ナショナルロケーションレジスタは、発呼RSUを通じ
    ての発呼のルーティングに、ローミング通話に対して一意的な1−800番号を
    割り当てるようになっていることを特徴とする請求項1記載のネットワークロー
    ミングソリューション。
  5. 【請求項5】 前記ナショナルロケーションレジスタは、前記サービス移動
    通信交換局にTLDNを要求して、該サービス移動通信交換局への通話の着信を
    可能にするようになっていることを特徴とする請求項1記載のネットワークロー
    ミングソリューション。
  6. 【請求項6】 登録された通話処理及び口座課金及び信用上の制限のあるワ
    イヤレスローミング加入者の通話管理に関するネットワークローミングソリュー
    ションシステムにおいて、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに挿入可能
    であるとともに、サービス移動通信交換局として前記ホーム移動通信交換局と、
    ホーム移動通信交換局として前記サービス移動通信交換局と通信可能なナショナ
    ルロケーションレジスタと 前記ナショナルロケーションレジスタと通信可能にリンクしており、リアルタ
    イムでの通話監視、通話管理、及び前記サービス移動通信交換局における前記ロ
    ーミング加入者に配信するように前記ホーム移動通信交換局へ向けられた通話の
    口座課金のために、前記ホーム移動通信交換局の口座課金システムの課金システ
    ムリモート交換ユニットと通信可能にリンクするようになっているローミングサ
    ーバとを、 備えたことを特徴とするネットワークローミングソリューションシステム。
  7. 【請求項7】 前記ナショナルロケーションレジスタは、前記サービス移動
    通信交換局にTLDNを要求して、該サービス移動通信交換局への通話の着信を
    可能にするようになっていることを特徴とする請求項6記載のネットワークロー
    ミングソリューション。
  8. 【請求項8】 登録された通話処理及び口座課金及び信用上の制限のあるワ
    イヤレスローミング加入者の通話管理に関するネットワークローミングソリュー
    ションシステムにおいて、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに挿入可能
    であるとともに、サービス移動通信交換局として前記ホーム移動通信交換局と、
    ホーム移動通信交換局として前記サービス移動通信交換局と通信可能なナショナ
    ルロケーションレジスタと 前記ナショナルロケーションレジスタと通信可能にリンクしており、リアルタ
    イムでの通話監視、通話管理、及び前記サービス移動通信交換局にて前記ローミ
    ング加入者により発呼された通話の口座課金のために、前記ホーム移動通信交換
    局の口座課金システムの課金システムリモート交換ユニットと通信可能にリンク
    するようになっているローミングサーバと、 前記ローミングサーバと通信可能にリンクした発呼RSUであって、前記ホー
    ム移動通信交換局の口座課金システムのマーケットサーバと通信可能にリンクで
    きるようになっており、さらに、当該発呼RSUを通じてのワイヤレスローミン
    グ加入者の発呼を処理するために、サービス移動通信交換局と通信可能にリンク
    できるようになっている発呼RSUとを、 備えたことを特徴とするネットワークローミングソリューションシステム。
  9. 【請求項9】 前記ナショナルロケーションレジスタは、発呼RSUを通じ
    ての発呼のルーティングに、ローミング通話に対して一意的な1−800番号を
    割り当てるようになっていることを特徴とする請求項8記載のネットワークロー
    ミングソリューション。
  10. 【請求項10】 登録された通話処理及び口座課金及び信用上の制限のある
    ワイヤレスローミング加入者の通話管理に関するネットワークローミングソリュ
    ーションシステムにおいて、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに挿入可能
    であるとともに、サービス移動通信交換局として前記ホーム移動通信交換局と、
    ホーム移動通信交換局として前記サービス移動通信交換局と通信可能なナショナ
    ルロケーションレジスタと 前記ナショナルロケーションレジスタと通信可能にリンクしており、リアルタ
    イムでの通話監視、通話管理、並びに、前記サービス移動通信交換局にて前記ロ
    ーミング加入者により発呼された通話、及び前記サービス移動通信交換局におけ
    る前記ローミング加入者に配信するように前記ホーム移動通信交換局へ向けられ
    た通話の口座課金のために、前記ホーム移動通信交換局の口座課金システムの課
    金システムリモート交換ユニットと通信可能にリンクするようになっているロー
    ミングサーバと、 前記ローミングサーバと通信可能にリンクした発呼RSUであって、前記ホー
    ム移動通信交換局の口座課金システムのマーケットサーバと通信可能にリンクで
    きるようになっており、さらに、当該発呼RSUを通じてのワイヤレスローミン
    グ加入者の発呼を処理するために、サービス移動通信交換局と通信可能にリンク
    できるようになっている発呼RSUとを、 備えたことを特徴とするネットワークローミングソリューションシステム。
  11. 【請求項11】 前記ローミングサーバは、前記ローミング加入者の位置情
    報を更新して格納するようになっており、さらに、該位置情報を前記マーケット
    サーバへ転送するようになっていることを特徴とする請求項10記載のネットワ
    ークローミングソリューション。
  12. 【請求項12】 登録された口座型ワイヤレスローミング加入者のためのネ
    ットワークローミングソリューションにおける通話を処理する方法において、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに、サービ
    ス移動通信交換局として前記ホーム移動通信交換局と、ホーム移動通信交換局と
    して前記サービス移動通信交換局と通信可能なナショナルロケーションレジスタ
    (NLR)を挿入するステップと、 前記ホーム移動通信交換局及び前記サービス移動通信交換局からのメッセージ
    を、前記ナショナルロケーションレジスタでインターセプトするステップと、 前記ナショナルロケーションレジスタで前記メッセージを処理し、前記ナショ
    ナルロケーションレジスタで、リアルタイムでの通話管理、通話監視、及び口座
    課金のためにローミングサーバと通信するステップとを、 備えたことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 前記ナショナルロケーションレジスタで、登録通知メッセ
    ージを変更するステップと、登録通知リターンメッセージを変更して、前記NL
    Rを、前記ホーム移動通信交換局に対しては前記サービス移動通信交換局として
    、前記サービス移動通信交換局に対しては前記ホーム移動通信交換局として識別
    させるステップとを、さらに備えたことを特徴とするネットワークローミングソ
    リューションにおける通話を処理する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ローミングサーバで、1−800番号をローミング発
    呼に割り当て、前記ローミング発呼を発呼RSUへ向けるために、前記1−80
    0番号を前記サービス移動通信交換局へ送信するステップをさらに備えたことを
    特徴とするネットワークローミングソリューションにおける通話を処理する請求
    項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記NLRで、前記サービス移動通信交換局にTLDNを
    要求して、該サービス移動通信交換局での着信を可能にするステップを、さらに
    備えたことを特徴とするネットワークローミングソリューションにおける通話を
    処理する請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 登録された口座型ワイヤレスローミング加入者のためのネ
    ットワークローミングソリューションにおける通話を処理する方法において、 登録されたワイヤレス口座型ローミング加入者により発呼された通話を、サー
    ビス移動通信交換局にて、該サービス移動通信交換局が前記ローミング加入者の
    登録の際に受信したDNISに基づいて、発呼RSUへとルーティングするステ
    ップと、 前記発呼RSUにて前記サービス移動通信交換局を通じて、前記ローミング加
    入者に、該ローミング加入者のMIN及びダイアルされた番号を要求するステッ
    プと、 前記発呼RSUにて、通話の有効性をマーケットサーバに照会するステップと
    、 前記のダイアルされた番号に基づき、前記通話をその宛先へとルーティングす
    るステップと、 口座課金のために、前記発呼RSUで、前記通話を監視及び管理するステップ
    とを、 備えたことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 前記ローミングサーバで、1−800番号を前記加入者に
    より発呼された通話に割り当て、前記通話を発呼RSUへ向けるために、前記1
    −800番号を前記サービス移動通信交換局へ送信するステップをさらに備えた
    ことを特徴とするネットワークローミングソリューションにおける通話を処理す
    る請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 登録された口座型ワイヤレスローミング加入者のためのネ
    ットワークローミングソリューションにおける通話を処理する方法において、 登録されたワイヤレス口座型ローミング加入者からの通話を、サービス移動通
    信交換局で受信するステップと、 前記サービス移動通信交換局及び前記ローミング加入者のホーム移動通信交換
    局間の通信リンクに挿入されたナショナルロケーションレジスタへ、発呼要求メ
    ッセージを送信するステップと、 前記発呼要求メッセージを、ローミングサーバへ送信するステップと、 前記ローミングサーバで、発呼RSUへの1−800番号を前記ナショナルロ
    ケーションレジスタへと伝達するステップと、 前記ナショナルロケーションレジスタで、前記1−800番号を前記サービス
    移動通信交換局へと伝達するステップと、 前記サービス移動通信交換局を通じて前記発呼RSUへと、前記通話をルーテ
    ィングするステップと、 前記RSUを通じて前記通話を接続するステップと、 前記ローミングサーバ及び口座課金システムの前記マーケットサーバと通信可
    能になっている前記RSUで、前記通話を監視及び管理するステップとを、 備えたことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記NLRで、前記サービス移動通信交換局にTLDNを
    要求して、該サービス移動通信交換局での着信を可能にするステップを、さらに
    備えたことを特徴とするネットワークローミングソリューションにおける通話を
    処理する請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 登録された口座型ワイヤレスローミング加入者のためのネ
    ットワークローミングソリューションにおける通話を処理する方法において、 登録されたワイヤレス口座型ローミング加入者宛ての通話を、ホーム移動通信
    交換局で受信するステップと、 口座課金システムの課金システムRSUにて、ローミングサーバに対してTL
    DNを要求するステップと、 ホーム移動通信交換局及びサービス移動通信交換局間の通信リンクに通信可能
    に挿入されたナショナルロケーションレジスタへ、TLDNの要求を伝達するス
    テップと、 前記ナショナルロケーションレジスタで、前記サービス移動通信交換局に対し
    て前記TLDNを要求するステップと、 前記ナショナルロケーションレジスタ及び前記ローミングサーバを通じて、前
    記課金システムRSUへと、TLDNを伝達するステップと、 前記RSUで、前記ホーム移動通信交換局及び前記サービス移動通信交換局を
    通じて、通話を完結させるステップと、 前記ローミングサーバ及びリアルタイム口座課金のための前記口座課金システ
    ムの前記マーケットサーバと通信可能になっている前記RSUで、前記通話を監
    視及び管理するステップとを、 備えたことを特徴とする方法。
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