JP2003522979A - ラベル材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、画像層および接着剤層とを少なくとも含み、前記接着剤層には粒径が５０μｍ以下であって、１．４〜１．６の屈折率を有する、粒子状の少なくとも１つの無機材料が与えられることを特徴とするラベル材料に向けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、ラベル材料に向けられており、少なくとも画像層と、接着剤層とを
含み、該接着剤層は、感圧接着剤および／または熱活性化接着剤に基づいている
ことを特徴としている。

【０００２】 ラベル接着材料は、現在、ガラスおよびプラスチックのボトル、木箱、その他
の容器、さまざまな表面等、あらゆる種類の表面にラベルを貼付するために、幅
広く使用されている。かなり頻繁に、これらのラベルは、ボトルのラベリング用
に使用される貼付装置等、高速ラベル貼付装置を使用する表面に貼付される。こ
れらのラベルは、現在、貼付されるべきラベルがロールの背面シートから所望の
表面に転写される、ロール状のキャリアウェブ、またはマガジン内のラベルの束
のいずれかから、転写される。これらの貼付に用いられるラベル材料は、一般に
種類があり、さらに感圧性接着剤または熱活性化接着剤は、画像を表面に接着す
るために使用される。

【０００３】 ラベルの表面への高速度貼付において、重要な考慮すべきことは、ラベル詰ま
りおよび静電気の蓄積であり、その結果、不完全な転写、および／または貼付プ
ロセスの中断さえ生じる。したがって、静電気の蓄積および／または詰まりがま
ったくない、または低減されたラベル材料が、大いに望まれる。

【０００４】 ラベリングプロセスのもう１つの局面は、時には懸念を生じさせるが、ラベル
貼付面上に存在する水の影響である。かなり頻繁に、ラベルは、なおわずかに湿
っている、または水の凝縮が生じている可能性がある状態の表面に貼付される。
特定の防止策を講じない場合、これらの状態によって、完全にラベルが貼付され
ず、したがって、ラベルの品質が落ちる。撥水性を有するラベル材料等は、梱包
業界では、非常に有用であろう。

【０００５】 ＷＯ−Ａ ９００５０８８号およびＷＯ−Ａ ９００５３５３号に記載された
ように、画像転写技術を用いて貼付された、いわゆる「インクオンリー」タイプ
のラベル用の高品質なラベル材料の使用が増加している。画像転写システムの他
の実施形態は、ＷＯ−Ａ ９７３４８１０号、ＷＯ−Ａ ０７３５２９２号、Ｗ
Ｏ−Ａ ９７３５２９１号およびＷＯ−Ａ ９７３５２９０号に開示されている
。透明または半透明ラベルとともに、これらの技術を使用するとき、最もよくて
も、透明な接着剤は、貼付したときに、ラベルに見える傾向にあり、わずかな曇
り（透明性の欠如）を生じさせるということが、しばしば問題となる。さらに、
表面上見えるかもしれないが、ラベル印刷の縁からはみ出る接着剤があることは
普通であり、ことによると、ラベルの全体的な外観の品質を下げている。

【０００６】 また、透明または半透明フィルムをベースとするラベルの場合もまた、フィル
ム自身の乏しい透明性のために、または接着剤の影響のために、曇り現象が生じ
る可能性がある。したがって、この分野において、改善の必要がある。

【０００７】 本発明は、上述の分野における改善を提供し、さらに、特に、本発明は、詰ま
りおよび／または静電気の蓄積を低減またはまったくなくし、撥水性を有し、透
明性もまた高められる傾向にあるラベル材料を提供する。さらに、物品の表面に
貼付されたときに、ラベルは、より良好な硬度を有し、その結果、引掻き抵抗性
が向上し、より良好な接着性を示す。

【０００８】 本発明は、驚くべき識見に基づいており、改善された透明性を促進し、静電気
の蓄積および詰まりの問題を低減させ、容器の高速ラベリング作業中に、表面に
存在する湿気が引き起こす問題を克服する、ラベルの接着剤層とともに使用され
る材料を用いることによって、これらの目的を達成することができる。

【０００９】 したがって、本発明は、画像層と接着剤層とを少なくとも含み、前記接着剤層
には、粒径が５０μｍ以下であって、１．４〜１．６の屈折率を有する、粒子状
の少なくとも１つの無機材料が与えられることを特徴とするラベル材料に向けら
れる。

【００１０】 他の材料が同様の屈折率を備える可能性があったとしても、１つの材料に、ラ
ベルの透明性（屈折率）、分離能力、および撥水性付与能力の特性を独自に組合
せたものは、数多くの高速ラベル貼付にとって申し分ない。

【００１１】 基材に貼付するとき、本発明は、前記粒子状の無機材料のない材料と少なくと
も同じまたはそれ以上の透明性（Nephelometic Turbidity Unitsで定義）を有す
るラベルを提供する。

【００１２】 本発明に従えば、前記無機材料は接着剤層上に存在するか、接着剤層内に混合
されている。接着剤と均質に混合した材料を有することは可能である。これは、
ラベル基材、またはキャリアウェブ上に接着剤を塗布する前に、前記無機材料を
溶融した、および／または液体の接着剤と混合することによって、なされ得る。
接着剤の表面上だけに材料を有したり、ラベルが貼付されるべき物品の表面に取
付けられる接着剤層の側だけに、集中された材料を有することも可能である。こ
の状態は、前記無機材料を接着剤の外表面に、たとえばダスティング、真空蒸着
、静電蒸着またはその他同様の技術によって与えることによって、達成される。

【００１３】 他の実施形態において、均質に混合した前記無機材料を有する接着剤の分離薄
層は、前記無機材料を含有していない接着剤層に貼付できる。そのようにして、
前記無機材料は、所望の物品の表面に接着されるラベル材料側に集中される。

【００１４】 本発明に従うラベル材料は、従来の方法で、表面に貼付されてもよいが、乾燥
、凝結防止に関して少し制限されてしまうが、ラベルの撥水性を考慮すべきであ
る。これは、ガラスボトルの洗浄および注入後、通常、注入工場で行われるボト
ルのラベル貼付に関して、特に重要である。したがって、一般的に、容器の表面
に、ある程度の残留水分が存在し、一般に注入ラインの状態は、むしろ湿度の高
い傾向にある。

【００１５】 ラベル貼付装置の種類は、ラベルの種類、特に接着剤の性質（感圧性または熱
活性化）および使用される貼付システムの方式（マガジン供給式またはオープン
リール式）による。

【００１６】 前記無機材料は、天然系または合成系であってもよく、平均粒径および屈折率
の設計基準を満たさなければならない。さもなければ、目的は、まったくまたは
部分的にしか達成されない。平均粒径は、レーザ・サイザーまたはクールタ・カ
ウンタ等、従来の技術を用いて、測定できる。屈折率は、２０℃で、ナトリウム
Ｄ光を用い、アッベ屈折計等、従来の屈折計を使用して、測定される。

【００１７】 さらに、無機材料は、二酸化珪素含有材料および／または珪酸塩含有材料を主
成分とすることが好ましい。その例は、シリカ（任意に改質されている）、およ
びゼオライトまたは天然または合成粘土等の、珪酸塩である。最も好ましいのは
、たとえばセライトという商品名で販売されている珪藻土材料である。

【００１８】 前記無機材料の粒径は、好ましくは０．５〜２５μｍであり、接着剤中の材料
の分量は、好ましくは０．００００１〜１ｇ／（ｉｎｃｈ）²の間で変化する。
この点において、前記分量は、材料が接着剤層の中／上に分布される方法にもよ
る。材料が、接着剤を通して均質に混合される場合、前記分量は、外層にだけ存
在している接着剤の場合よりも高く、表面上だけに存在する材料の場合、前記分
量は最も低くなる。特に、均質に混合された場合の分量は、好ましくは０．００
１〜０．００５ｇ（ｉｎｃｈ）^-2であり、表面だけ与えられた場合の分量は、好
ましくは０．０００１〜０．００２５ｇ（ｉｎｃｈ）^-2である。

【００１９】 本発明に従うラベル材料は、好ましくは画像転写システムおよび／またはノー
ラベルルック（no−label−look）システムに基づいている。

【００２０】 本発明の内容において、画像転写という用語は、ラベリングシステムとして１
つの実施形態に用いられており、取外し可能な背面層が適当なインクで反転印刷
され、続いて接着剤で重ね刷りされる。この技術の一般的な開示は、たとえばＷ
Ｏ−Ａ ９００５０８８号およびＷＯ−Ａ ９００５３５３号に開示されている
。画像転写システムの他の実施形態は、ＷＯ−Ａ ９７３４８１０号、ＷＯ−Ａ ０７３５２９２号、ＷＯ−Ａ ９７３５２９１号およびＷＯ−Ａ ９７３５２
９０号に開示されており、上述の６つの公報の内容は、参照によって本明細書に
組み込まれる。

【００２１】 「ノーラベルルック」という用語は、「貼付された感圧性ラベル」（Applied
Pressure‐sensitive Label：ＡＰＬ）および／またはＷＯ−Ａ ９００５０８
８号で開示されるような熱活性化フィルム転写システムをいう。

【００２２】 発明の詳細な説明 本発明は、複数の図に基づいてさらに詳しく説明される。これらの図は、明確
にするためのものであり、当業者は、本発明の要旨から逸脱せずに、この説明の
範囲内において可能な、修正、追加および変更を認識することが理解されるであ
ろう。

【００２３】 本発明に従うラベルおよび適用例の好ましい実施形態が、まず、図を参照して
説明される。図中において、図１は、本発明の第１実施形態を示し、連続フィル
ム（３）が、インクオンリー転写ラベル（２）でフィルムの表面の片面に反転印
刷されている。

【００２４】 図２は、背面層（４）と、転写ラベルとしてのインク画像（７）とから成り、
該背面層（４）が画像（７）と同サイズまたはそれよりわずかに大きなサイズを
有する、フィルムラベル（１）を示している。

【００２５】 図１において、ラベルは、フィルム基材（３）上に印刷され、該フィルム基材
は、薄いフィルムまたはペーパーキャリアのいずれでもよく、好ましくは配向さ
れたポリプロピレン（ＯＰＰ）または類似のポリエステルあるいはポリエステル
処理されたペーパーである。参照番号（６）は、保護被膜であり、該保護被膜は
ラベルの種類によって、採用されてもされなくてもよく、剥離特性のための境界
層を備えていてもよい。参照番号（５）は、フィルムを被膜する剥離材料である
。シリコーン剥離層は周知であり、一般に使用されており、該剥離層は、通常フ
ィルム製造後に与えられる。参照番号（７）は、全ての印刷されたインク材料を
示し、可能であれば多層である。ラベルの図形および不透明性の要求によって、
インク材料は、１つ以上の層における８色の異なる色であってもよく、いくつか
の層は他の層と重なり合っていてもよい。参照番号（８）は、接着剤を示し、１
つ以上の層からなってもよいが、ラベルが貼付される表面の一様性、表面ダイン
レベルおよびラベルが貼付される物品の剛性に依存する。１層の接着剤層だけを
使用することは可能である。接着剤層は、無機材料（９）を、材料全体か、その
表面に集中されて含有する。

【００２６】 貼付時、すべての印刷された材料（２）は、剥離被覆されたフィルム基材（３
）から転写される。印刷されたインク材料は、ビニルベース、アクリルベース、
ウレタンベース、ポリエステル樹脂ベース、またはこれらの混合物であってもよ
く、顔料または染料で色づけされたものであってもよい。印刷された接着剤は、
ウレタン改質アクリル熱活性化接着剤または他の適切な熱活性化接着剤であって
もよい。感圧性接着剤を用いることも可能である。

【００２７】 本ラベル貼付方法は、印刷されたインク材料がフィルム基材から物品の表面に
転写され、インク層（７）または保護境界層（６）のフィルムまたはその剥離層
（５）への接着を克服するために、熱活性化接着剤または感圧性接着剤の接着特
性を利用している。

【００２８】 屋外貯蔵下で耐候性を保証することとともに、日常的な取扱いによる引掻きに
対する保護が、必要であれば、アクリルベースのワックス水性エマルション、ア
クリル透明被膜、ポリウレタン透明被膜、またはこれらの混合物等の被膜の塗布
によって達成可能である。これは、ロール塗布装置、スプレーまたは浸漬作業で
塗布される。ロール塗布装置が使用される場合、転写表面には、濡れたローラか
ら制御された分量の被膜が供給される。制御は、ドクターブレードを介して達成
される。被膜は、インクパターンの縁部を通過してよく広がり、水分の侵入から
縁部を封止する。

【００２９】 図１に図示されたシステムは、オープンリール式貼付法で用いられ、表面に印
刷されたラベルを有する背面層は、一例として、図３に図示されるように、ラベ
ル貼付装置の貼付ヘッドに沿って送出される。この図において、容器ラベル貼付
装置は、概略的に示される。容器は、適切な製造ステーションまたは洗浄ステー
ションからコンベヤ（図示せず）に沿って受取られる。周知の方法を用いて、ボ
トルは、回転タレットテーブル１０１に移送される。該テーブルは、容器をラベ
ル転写ステーション１０２に移動させる。この移送中に、ボトルは、向きを合わ
せ、必要であれば、さらに処理されてもよい。ラベルは、リール１０３からラベ
ル転写ステーションに連続的または断続的に供給される。背面フィルムは、適切
な張力を保ち、リール１０３から転写ステーション１０２に沿って空のウェブリ
ール１０５に移動される。フィルムの片面には、ラベル画像１０４が存在する。
ラベル転写ステーションではラベルが画像はフィルムから容器に高速度で転写さ
れる。転写後、容器は、さらにタレットテーブルに沿って、別のコンベヤ（図示
せず）に移送され、ここで容器はテーブルから適切な方法によって、取外され、
さらに別の場所（ポストキュアリング（post curing）（適用可能な場合）、貯
蔵、低温殺菌等）に搬送される。

【００３０】 ラベリングのこの概略的な説明は、その動作原理をさらに理解することに役立
つにすぎないことに注意されたい。ラベル、接着剤等の種類によるが、異なる設
計基準が、フィルムの張力、加熱、圧力貼付等の工程に適用される。詳しくは、
ラベリングに関する標準的な資料および本明細書中に言及されている特定の特許
が参照され、特許及び特許出願の内容は参照によって本明細書に組込まれる。さ
らに、上述の記載はボトルのラベリングに基づいたものであることにも注意され
たい。他の表面に、同様の動作原理に基づいた方法でラベルが貼付されてもよい
ことは明白であろう。

【００３１】 接着剤中の前記無機材料の存在は、ロールがプリンタで細長く切られたり、型
抜きされたり、またはラベルをビール瓶に貼付するために醸造所で用いられてい
るような現在のラベル貼付装置に必要な高速度でもって、巻き解かれるときに、
転写ラベルが転写前の詰まりまたは静電気の蓄積によっては、損傷されないとい
うことを確実にする。

【００３２】 図２で図示されたラベル材料は、マガジン供給されたラベルに基づくシステム
に利用され、ラベルの束（ダイカット）は、通常、熱活性化接着剤および感圧性
接着剤をベースとし、圧力をかけられてマガジンから貼付ヘッドに供給される。
このシステムにおいて、詰まりおよび静電気の蓄積の両方の影響が一因となって
、ラベルが貼付装置に不均一に供給されることになる。

【００３３】 両方のシステムにおいて、無機材料の導入は、ラベルが貼付されなければなら
ない表面の水分の存在によって生じる問題を防ぎ、ラベルの優れた透明性を提供
する。

【００３４】 本発明は実施例に基づき説明されるが、いかなる方法でも、本発明の範囲を限
定するように意図されたものではない。

【００３５】 実施例 ＯＰＰから成る両面シリコン処理フィルム上に複数の層を以下の順序で、輪転
グラビア印刷によって転写ラベルを作成した。 １．透明アクリルインクを含む保護層 ２．適切な顔料インクを含む１つ以上（８つまでの）インク画像層 ３．アクリル結合剤に白色顔料を含む第１の層 ４．白色層と接着剤層との間に粘着性を提供する結合層 ５．熱活性化接着剤層

【００３６】 第１の実施例において、接着剤は、それを通して、均質に分布されたシリカタ
ルク０．００２ｇ（ｉｎｃｈ）^-2の分量を含んでいた。 第２の（比較）実施例において、接着剤は、シリカタルクを含んでいなかった
。

【００３７】 ２種類の異なるラベルの貼付後、第１の実施例のラベルは、比較実施例のラベ
ルよりもかなり優れた透明性を示したことに注意されたい。水分の存在による欠
陥は、第１の実施例のラベルの貼付中見られなかったが、比較実施例のラベルは
いくつかの欠陥が視覚的に観察された。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１実施形態のラベル材料を示す。

【図２】 本発明の他の実施形態のラベル材料を示す。

【図３】 ラベル貼付装置の一例を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 シアーズ，ロジャー ダブリュー． アメリカ合衆国 ニューヨーク州 グリー ン サイプレス ロード 141

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像層と接着剤層とを少なくとも含み、前記接着剤層には、粒
   径が５０μｍ以下であって、１．４〜１．６の屈折率を有する、粒子状の少なく
   とも１つの無機材料が与えられることを特徴とするラベル材料。
2. 【請求項２】 転写ラベルを有する背面層をさらに含み、それに剥離可能に取
   付けられた前記画像層と前記接着剤層とを含むことを特徴とする請求項１記載の
   ラベル材料。
3. 【請求項３】 前記背面層は、分離した複数の材料片の形で存在し、各材料片
   はロール状の転写ラベルを１つ含んでいることを特徴とする請求項２記載のラベ
   ル材料。
4. 【請求項４】 前記接着剤は、感圧性接着剤を含むことを特徴とする請求項１
   〜３のうちのいずれかに記載のラベル材料。
5. 【請求項５】 前記接着剤は、熱活性化接着剤を含むことを特徴とする請求項
   １〜４のうちのいずれかに記載のラベル材料。
6. 【請求項６】 前記接着剤は、熱活性化接着剤および感圧性接着剤の組合せを
   含むことを特徴とする請求項５記載のラベル材料。
7. 【請求項７】 前記無機材料は、ラベルが貼付されるべき物品の表面に塗布さ
   れる接着剤層の側に主に存在することを特徴とする請求項１〜６のうちのいずれ
   かに記載のラベル材料。
8. 【請求項８】 前記無機材料は、合成系または天然系のいずれかであることを
   特徴とする請求項１〜７のうちのいずれかに記載のラベル材料。
9. 【請求項９】 前記無機材料は、二酸化珪素含有材料および／または珪酸塩含
   有材料から成るグループから選択されることを特徴とする請求項８記載のラベル
   材料。
10. 【請求項１０】 前記無機材料は、珪藻土、タルク、カオリンおよびハイドロ
    タルサイトから成るグループから選択されることを特徴とする請求項９記載のラ
    ベル材料。
11. 【請求項１１】 前記粒径が２５μｍ以下であることを特徴とする請求項１〜
    １０のうちのいずれかに記載のラベル材料。
12. 【請求項１２】 前記無機材料の粒径が０．５μｍ以上であることを特徴とす
    る請求項１〜１１のうちのいずれかに記載のラベル材料。
13. 【請求項１３】 該無機材料の分量が、０．００００１〜１ｇ（ｉｎｃｈ）^-2 であることを特徴とする請求項１〜１２のうちのいずれかに記載のラベル材料。
14. 【請求項１４】 請求項１〜１３のうちのいずれかに記載のラベル材料を用い
    てラベルが設けられた容器などの物品。
15. 【請求項１５】 画像層と接着剤層とを少なくとも含むラベル材料における、
    そのさまざまな特徴を向上するための、粒径が５０μｍ以下であって、１．４〜
    １．６の屈折率を有する、粒子状の少なくとも１つの無機材料の使用。
16. 【請求項１６】 ラベル材料の透明性を視覚的に向上するための請求項１５に
    記載の使用。