JP2003522669A - 転がり抵抗を低減することが可能な耐摩耗バンドを有する自動車用タイヤ - Google Patents

転がり抵抗を低減することが可能な耐摩耗バンドを有する自動車用タイヤ

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JP2003522669A JP2001559713A JP2001559713A JP2003522669A JP 2003522669 A JP2003522669 A JP 2003522669A JP 2001559713 A JP2001559713 A JP 2001559713A JP 2001559713 A JP2001559713 A JP 2001559713A JP 2003522669 A JP2003522669 A JP 2003522669A
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compound
band
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bead
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セラ,アントニオ
ナンニ,マルコ ナーミアス
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ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つのカーカスプライ(101)であって、その対向する側方端部が外側に折られて、右および左のビードワイヤ(102)それぞれの周りにカーカスの折り返し(101a)を形成する少なくとも1つのカーカスプライ(101)を備える、低減された転がり抵抗を有する自動車用タイヤ(100)であって、各ビードワイヤが各ビード(103)に囲まれ、各ビードは、各ビード充填材(104)および耐摩耗バンド(105)をさらに含み、前記耐摩耗バンド(105)が、少なくとも1種の天然もしくは合成ゴムを含有する加硫エラストマーコンパウンドからなり、70℃における損失係数(tanδ=E”/E’)≦0.130および70℃における貯蔵弾性率E’≧6MPaを有することを特徴とする自動車用タイヤ(100)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、転がり抵抗(R.R.)を低減することが可能な耐摩耗バンド(an
tiabrasive band)を有する自動車用タイヤに関する。
【0002】 タイヤの性能品質に関して、自動車製造業者サイドで最も切実な必要条件の一
つは、低いR.R.である。
【0003】 この必要条件の結果として、タイヤ製造業者は、ハンドリング、快適さ、およ
び耐久性などの他の重要な特性に負の影響を及ぼすことなく、R.R.を低減す
るため、今までに懸命の努力を尽くしてきた。
【0004】 タイヤを構成する様々な構成要素の中でも、R.Rに最も大きな影響を及ぼす
構成要素は、明らかにトレッドバンドである。というのは、トレッドハンドは地
面と直接接触する構成要素であるからである。
【0005】 そのため、近年、当業者らは、トレッド用コンパウンドの改良にひたすら努力
を注いできた。特に、tanδ=E”/E’(E’=貯蔵弾性率(storage modu
lus)、E”=損失弾性率(loss modulus))と定義される損失係数を変えるこ
とによって、特にトレッド用コンパウンドのヒステリシス性を改良することが検
討されている。これは、ぬれた路面におけるタイヤの低いR.R.と良好なロー
ドホールディングとの間での最適な折衷条件(an optimum compromise)が、中
温(50〜70℃)でのtanδの低い値および低温(0〜10℃)でのtan
δの高い値を有するコンパウンドで得られるであろうと考えられるためである。
【0006】 この状況において、コンパウンドのヒステリシス挙動の特に重要な変化は、カ
ーボンブラックをベースとする従来の補強充填剤を、いわゆる「ホワイトフィラ
ー」、特にシリカに、完全にまたは一部置き換えることによって得られた(例え
ば、特許EP−501 227を参照のこと)。
【0007】 この他に、トレッド下層およびカーカスプライもしくはタイヤのサイドウォー
ルに使用するコンパウンドを改良することによって、R.Rを改善する試みがな
されてきた。
【0008】 US−A−4 319 619には、少なくとも1つのカーカスプライおよび
トレッド下層のゴム部分が、粘弾性tanδ≦0.2および貯蔵弾性率≧120
Kg/cmを有するゴムから製造されるラジアルタイヤが記載されている。こ
のタイヤでは、制動、安定性、快適さ、および耐摩耗性の面からハンドリングを
損なうことなく、R.R.が低減されるだろう。
【0009】 US−A−5 929 157によれば、補強充填剤として特定の種類のカー
ボンブラックを用いて、カーボンブラックの一部を特定の種類のシリカに置き換
えて、特にカップリング剤として一定量のシランを用いて、タイヤのサイドウォ
ール用コンパウンドを生成する場合、耐摩耗性またはぬれた地面でのハンドリン
グを低下させることなく、タイヤ全体としての電気抵抗を増大することなく、タ
イヤのR.R.を低減することができる(第1段、32行〜39行)。
【0010】 タイヤの他の部分のヒステリシス性は、タイヤの全体的なR.R.に対して特
に著しい影響を及ぼすわけではないことが一般に認知されている。この見解は、
完成した構成要素の分析により得られるモデルでの計算によって確認される[例
えば、J.L.LocatelliおよびY.De Puydt著「Tire
Technology International」(1999年6月,p.
50−55)を参照のこと]。
【0011】 R.R.を低減するためにタイヤの他の部分を変更することは、R.R.の最
も控えめな改善のみを得るために、他の重要な特性を損ない、その結果タイヤの
全体的な性能品質を損なうというリスクを冒す必要があるという事実によってさ
らに妨げられる。
【0012】 これに関しては、R.Rを低減するために考えられる変更に、真っ向から対立
する特性を有する必要がある耐摩耗バンドに特に当てはまる。この理由は、公知
のように、耐摩耗バンドは、タイヤビードの部分を形成するエラストマー材料か
ら作られる構成要素であり、カーカスの折り返しに対して軸方向外側の位置に配
置されることである。タイヤをホイールリムに取り付けると、次いで、耐摩耗バ
ンドは、カーカスの折り返しと、リムとの間に位置し、主に、ビード上のリムに
よって及ぼされる継続的な変形応力および摩擦応力からカーカスの折り返しを保
護する役割を果たす。
【0013】 その位置およびその機能を考慮して、それは従来から、貯蔵弾性率が十分に高
く、ビードに比べて機械的に不均質な構成要素とならないコンパウンドからなる
。同時に、このコンパウンドは、耐摩耗バンドが上述の保護機能を効率的に発揮
することを可能にする、耐摩耗性および疲れ強さ値(fatigue strength values
)もまた持たなければならない。
【0014】 一般に、耐摩耗バンドコンパウンドは、天然ゴム30〜70phr、BR(ポ
リブタジエン)30〜70phr、SBR(スチレン/ブタジエン共重合体)0
〜20phr、少なくとも80phrのカーボンブラック、多量の硫黄(少なく
とも2phr)、多量のオイル(約15phr)を含有する。多量のカーボンブ
ラックおよび硫黄を組み合わせて使用することによって、高温(70および10
0℃)での高い貯蔵弾性率E’値がコンパウンドに付与される。
【0015】 本発明の説明の過程において、かつ特許請求の範囲において、phr(ゴム1
00部当たり)という表現は、コンパウンドの種々の成分の重量が、ゴム100
部に対するものであることを意味するものである。
【0016】 通常、耐摩耗バンドコンパウンドは従来法で、以下の物理的性質:70℃にお
ける弾性率E’=7.5〜8.5;70℃におけるtanδ=0.15〜0.2
0;DIN摩耗値≦30mmを有する。
【0017】 ここで本出願人は、タイヤのR.R.を低減する耐摩耗バンドコンパウンドに
、タイヤのこの構造部材の通常の性能品質を損なうことなく、変更を加えること
が可能であることを見出した。
【0018】 本出願人は、上述の目的が、70℃での損失係数(tanδ=E”/E’)≦
0.130、および70℃での貯蔵弾性率E’≧6MPaを有するコンパウンド
を使用することによって達成できることもまた見出した。
【0019】 第1の態様では、このように本発明は、低減された転がり抵抗を有する自動車
用タイヤに関するものであり、前記タイヤは、その対向する側方端部が外に折ら
れて、右および左ビードワイヤそれぞれの周りにカーカスの折り返しを形成する
少なくとも1つのカーカスプライを備え、各ビードワイヤは、各ビードで囲まれ
ており、各ビードは、それぞれのビード充填材および耐摩耗バンドをさらに含み
、前記耐摩耗バンドは、そのコンパウンドが70℃での損失係数(tanδ=E
”/E’)≦0.130および70℃での貯蔵弾性率E’≧6MPaを有するこ
とを特徴とする、天然もしくは合成ゴムを少なくとも1種含有する加硫エラスト
マーコンパウンドからなる。
【0020】 第2の態様では、本発明は、天然もしくは合成ゴムを少なくとも1種含有する
加硫エラストマーコンパウンドからなる、低い転がり抵抗を有するタイヤに用い
る耐摩耗バンドであって、前記コンパウンドが、70℃での損失係数(tanδ
=E”/E’)≦0.130および70℃での貯蔵弾性率E’≧6MPaを有す
ることを特徴とする耐摩耗バンドにもまた関する。
【0021】 前記損失係数の70℃での値は、0.05〜0.120であることが好ましく
、さらに好ましくは0.08〜0.110である。
【0022】 次に、前記貯蔵弾性率E’の70℃での値は、6.5〜18MPaであること
が好ましく、さらに好ましくは7〜12MPaである。
【0023】 通常、本発明の耐摩耗バンドに使用するコンパウンドのDIN摩耗値は、70
mm未満であり、60mm未満であることが好ましい。
【0024】 本発明の好ましい一実施形態では、前記の低い損失係数値は、天然および/ま
たは合成ゴムに、少量のカーボンブラックと、加硫コンパウンドの70℃におけ
る貯蔵弾性率E’の値を増大することが可能な有効量の成分とを添加することに
よって得られる。
【0025】 前記の少量のカーボングラックは、≦60phrであることが好ましく、さら
に好ましくは≦50phrである。
【0026】 有利には、70℃における貯蔵弾性率E’の値を増大することが可能な前記成
分は、レソルシノール/メチレン供与化合物樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂
およびそれらの混合物を含む群から選択される熱硬化性樹脂(thermosetting re
sin)である。
【0027】 耐摩耗バンドコンパウンドに本発明の通常の特性を付与する熱硬化性樹脂の量
は、例えば、使用する熱硬化性樹脂中に存在する架橋基の数および/またはその
性質(2種の成分を含有するか、または予め縮合された状態で含有する)などの
当業者には公知であるパラメーターにより、場合ごとに異なる。したがって、当
業者であれば、通常の簡単な実験的試験によって、場合ごとに本発明の目的に必
要な熱硬化性樹脂の量を決定することが可能であるだろう。
【0028】 通常、熱硬化性樹脂の量は、0.5〜15phrであるか、または好ましくは
2〜10phrであり、さらに好ましくは3〜7phrである。
【0029】 前記熱硬化性樹脂は、レソルシノール+メチレン供与体のタイプであるか、ま
たは熱硬化性樹脂をその場で(in situ)形成する2種類の成分の形態であるか
、または予め縮合された(コンパウンドに添加する前に縮合された)形態である
ことが好ましい。通常、メチレン供与体は、ヘキサメトキシメチルメラミン(H
MMM)またはヘキサメチレンテトラミン(HMT)である。HMMMの場合に
は、レソルシノールに対するその重量比は、0.5〜3の範囲にある。
【0030】 代替方法としては、他の種類の熱可塑性樹脂、例えばエポキシ/ポリオール、
エポキシ/ジアミン、エポキシ/カルボン酸またはアルコール/二酸(アルキル
樹脂)を使用することも可能である。この場合にも、その場で縮合する2種の成
分をコンパウンドに添加するか、または別々に予め縮合された樹脂を添加するこ
とが可能である。
【0031】 通常、合成ゴムは、任意にビニル芳香族炭化水素と混合される、1種または複
数種の共役ジエンモノマーを溶液もしくはエマルジョン中で重合することによっ
て得られるジオレフィン弾性ポリマーである。そのビニル芳香族炭化水素は、ポ
リマーの全重量に対して一般に50重量%以下の量でポリマー中に存在する。
【0032】 ジエン弾性ポリマーは、ポリマーの全重量に対して、1,2構造のジオレフィ
ン単位を30〜70重量%含有することが好ましい。
【0033】 本発明の目的のために、共役ジエンモノマーは:1,3−ブタジエン、イソプ
レン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3
−ヘキサジエンおよびそれらの混合物を含む群から選択することが好ましく、ビ
ニル芳香族炭化水素は:スチレン、α−メチルスチレン、p‐メチルスチレン、
ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ビニルピリジンおよびそれらの混合物を含
む群から選択することが好ましい。
【0034】 本発明の説明の過程において、「1,2構造のジオレフィン単位」という表現
は、共役ジエンモノマーの1,2重合から誘導される単位部分(the fraction o
f units)を示すのに用いられる。例えば、共役ジエンモノマーが1,3−ブタ
ジエンである場合には、上述の1,2構造のジオレフィン単位は、以下の構造式
【化1】 を有する。
【0035】 ジオレフィン弾性ポリマーは、スチレン/1,3−ブタジエン(SBR)共重
合体、ポリ(1,3‐ブタジエン)(BR)、スチレン/イソプレン共重合体等
、またはそれらの混合物を含む群から選択することが好ましい。
【0036】 カーボンブラックの通常の例としては、ASTM標準に従って、省略形N11
0、N121、N134、N220、N231、N234、N299、N330
、N339、N347、N351、N358およびN375によって示されるカ
ーボンブラックが挙げられる。
【0037】 言うまでもなく、本発明による耐摩耗バンドコンパウンドは、硫黄および/ま
たは従来タイプの他の加硫剤もまた含有する。
【0038】 さらに、本発明の耐摩耗バンドコンパウンドは、従来タイプの他の添加剤、例
えば活性化剤、可塑剤、酸化防止剤、促進剤等を含有することも可能である。
【0039】 本発明の説明の過程で言及される、100℃におけるムーニー粘度ML(1+
4)は、ISO規格289/1に従って決定した。
【0040】 本発明の説明の過程および特許請求の範囲において言及される、コンパウンド
の他の物理的性質を、以下の従来の基準: ‐国際ゴム硬さIRHD:ISO規格48; ‐DIN摩耗値(基準組成物に対する相対体積損失として表す):ISO464
9;に従って、コンパウンドの試料(事前に、151℃で30分間加硫した)で
決定した。
【0041】 弾性は、動的条件下で測定した。
【0042】 特に、インストロンから市販の装置を用いて、貯蔵弾性率E’、損失弾性率E
”およびtanδ=E’/E”の値を決定した。
【0043】 動的インストロン試験を、以下の条件下: ‐円筒形試験試料(長さ25mm、直径14mm)、 ‐予備変形:20%、 ‐課された変形:7.5%、 ‐振動数:100Hz、で行った。
【0044】 本発明のコンパウンドの特性は、上述の従来タイプの耐摩耗バンドコンパウン
ドの成分の量を、単に変更するだけでは得ることができない。この理由は、オイ
ルの量を減らすことによってヒステリシス(tanδ)を低減することが不可能
だからである。というのは、これによって、その粘度が増大し、その結果その加
工性が損なわれるからである。カーボンブラックの量を減少することによって、
硫黄の量を増大することによっては補うことができない貯蔵弾性率E’の減少が
引き起こされるため、前記の従来のコンパウンド中に存在するカーボンブラック
の量を低減することもまた不可能である。実際に、このコンパウンド中に存在す
る硫黄の量は既に、加硫戻り(reversion)を避けることが可能な最大レベルの
量である。
【0045】 ここで、添付の図面1において制限されない例として提供される実施形態を参
照して、本発明の特性および利点を説明する。図1は、本発明に従って製造した
タイヤの一部の断面図を表す。
【0046】 「a」は、軸方向を示し、「r」は、半径方向を示す。簡潔にするために、図
1は、タイヤの一部のみを表し、表されていない残り部分は同様であり、半径方
向「r」に対して対称に配置されている。
【0047】 タイヤ(100)は、その対向する側方端部が外側に折られて、いわゆるカー
カスの折り返し(101a)を各ビードワイヤ(102)の周りに形成する、少
なくとも1つのカーカスプライ(101)を含む。
【0048】 カーカスプライ(101)は通常、ラジアルタイプである。つまり、それには
、周方向に対して実質的に垂直方向に配置された補強コードが組み込まれている
。各ビードワイヤ(102)は、タイヤ(100)の内側周方向の端部に沿って
画定されるビード(103)に囲まれている。そのビードを介して、自動車ホイ
ール部分を形成するリム(図1に図示せず)にタイヤが取り付けられる。各カー
カスの折り返し(101a)により画定される空間は、その中にビードワイヤ(
102)が埋め込まれるビード充填材(104)を含む。本発明による耐摩耗バ
ンド(105)は、カーカスの折り返し(101a)に対して軸方向外側の位置
に配置される。
【0049】 カーカスプライ(101)の周方向に沿って、ベルト構造体(106)を付け
る。図1の詳細な実施形態において、ベルト構造体(106)は、通常金属製の
複数の補強コードが組み込まれた2本のベルトストリップ(106a、106b
)を含む。かかる補強コードは、各ストリップ中で互いに並行であり、かつ隣接
するストリップ中のコードを横断し、周方向に対して所定の角度を形成するよう
に配向される。任意に、少なくとも1つの補強層(107)を、半径方向最外側
のベルトストリップ(106b)に0度で付けることが可能であり、この補強層
は一般に、周方向に対して小さい角度(a few degrees)で配置された複数の補
強コード、通常繊維コードが組み込まれている。
【0050】 サイドウォール(108)もまた、カーカスプライ(101)の外側に付けら
れ、軸方向外側位置でビード(103)からベルト構造体(106)の末端まで
延在する。
【0051】 その側方端部がサイドウォール(108)に連結されているトレッドバンド(
109)を、ベルト構造体(106)に半径方向外側位置で周方向に付ける。外
面上、トレッドバンド(109)は、地面と接触するように設計された転がり面
(109a)を有する。簡略化するために、図1では滑らかに示されるこの面(
109a)は一般に、横方向のカット(図示せず)によって連結される周方向の
溝を含み、その結果、転がり面(109a)全体に分布する様々な形状およびサ
イズの複数のブロックが画定される。
【0052】 ゴムのストリップ(110)(「ミニサイドウォール」と呼ぶ)が任意に、サ
イドウォール(108)とトレッドバンド(109)との間の連結領域に存在す
ることが可能であり、このゴムのストリップは一般に、トレッドバンドと共に同
時押出しすることによって得られ、それによって、トレッドバンド(109)と
サイドウォール(108)との間の機械的相互作用を改善することが可能となる
。代替方法としては、サイドウォール(108)の端部が、トレッドバンド(1
09)の外側端部を直接覆うことが可能である。下層(111)を任意に、ベル
ト構造体(106)とトレッドバンド(109)との間に配置し、その結果、「
キャップ・ベース」として公知の構造をトレッドバンド(109)と共に形成す
ることが可能である。
【0053】 空気チャンバを含まないタイヤ(チューブレスタイヤ)の場合には、一般に「
ライナー」と呼ばれるゴム被覆層(112)をさらに、カーカスプライ(101
)に対して半径方向内側位置に設けることが可能であり、このライナーは、タイ
ヤを膨らませるのに必要な空気に対する不透過性を提供する。
【0054】 本発明によるタイヤは、未加工タイヤを製造する少なくとも1つの段階と、そ
れを加硫する少なくとも1つの段階とを含む、当技術分野で公知のいずれかの方
法によって製造することができる。
【0055】 特に、タイヤを製造する方法は、適切な製造機械を用いて共に組み立てられる
、タイヤの様々な部品(カーカスプライ、ベルト構造体、ビードワイヤ、充填材
、サイドウォール、およびトレッドバンド)に相当する一連の半完成品を予め個
別に準備する段階を含む。次に、続く加硫段階によって、上記の半完成構成要素
を共に封止して(seals)、完成したタイヤである一体構造のブロックが得られ
る。
【0056】 言うまでもなく、上述の半完成構成要素を準備する段階は、従来の技術に従っ
て、前記半完成構成要素を構成する適切なコンパウンドを調製し、かつ成形する
段階の後に行うものである。
【0057】 特に、本発明のタイヤでは、耐摩耗バンドは、製造段階中に、対応するコンパ
ウンドから別個の構成要素として製造し、次いで、他の構成要素と組み合わせる
ことが可能である。耐摩耗バンドは、サイドウォールと共に同時押出し成形する
ことによって製造することが好ましい。
【0058】 次いで、このようにして得られた未加工タイヤを、これに続く成形段階および
加硫段階にかける。この目的のために、架橋が完了した後、タイヤの外面を画定
する対向形状の壁(countershaped walls)を有する成形用キャビティ内で加工
されるタイヤを受け入れるよう設計された加硫金型を使用する。未加工タイヤの
成形は、タイヤの内面によって画定される空間に加圧流体を射出し、その結果、
成形用キャビティの壁に対して未加工タイヤの外面を押し付けることによって行
うことが可能である。この時点で、タイヤ中に存在するエラストマー原料の加硫
段階を行う。この目的のために、加硫金型の外壁を加熱流体(一般に蒸気)と接
触するように配置し、外壁が通常、最大温度100℃〜200℃に達するように
する。同時に、成形用キャビティの壁に対してタイヤを押し付けるのに使用する
同じ加圧流体を用いて、タイヤの内面を加硫温度にする。加硫が完了したら、加
硫プレスからタイヤを取り出す。
【0059】 70℃における損失係数(tanδ=E”/E’)=0.103、70℃にお
ける貯蔵弾性率E’=7.65、および表1に示す組成を有する本発明によるコ
ンパウンドから、耐摩耗バンド(105)を形成する。
【0060】 表1では、本発明の耐摩耗バンド(I)の組成を従来の耐摩耗バンド(C)の
組成と比較する。表1の数値は、phrで表される各成分の量を示す。
【0061】
【表1】
【0062】 2種類のコンパウンドCおよびIの物理的性質を、以下の表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】 表2により、高温での本発明のバンドコンパウンド(I)の貯蔵弾性率E’は
、従来のコンパウンド(C)の貯蔵弾性率E’に実質的に等しく、一方、ヒステ
リシス(tanδ)は従来のコンパウンド(C)よりかなり低いことが示されて
いる。
【0065】 本発明のコンパウンドに非常にマイナスであると思われる、実験室試験試料の
摩耗値(ほぼ2倍のmmが摩耗された)が、タイヤで行われた疲労試験におい
て有意であるとは見出されなかった。特に、本発明のタイヤおよび従来のタイヤ
の両方が、疲労試験で最低耐久限度(>120時間)を超えることを見出した。
実際に、以降に記述する疲労試験によって、本発明のタイヤでは155時間、対
照用タイヤでは121時間という結果が得られた。どちらの場合にも、試験の終
りは、耐摩耗バンドの降伏(yielding)の結果としてではないことも留意された
い。
【0066】 摩耗試験の結果と疲労試験の結果に驚くほど違いがある理由はまだ完全には明
らかではない。しかしながら、以下の仮説に全く縛られることなく、本発明者等
は、本発明の耐摩耗バンドの低いヒステリシス値(tanδおよびE”)によっ
て、前記バンドが運動中にさらされる加熱の減少が生じ、その結果として熱劣化
現象が低減され、低減した耐摩耗性が大部分補われると考える。
【0067】 さらに、本発明のバンドコンパウンド(I)の他の利点は、このコンパウンド
はオイルを含有しないが、従来のバンドコンパウンド(C)の粘度よりもかなり
低い粘度を有し、そのため、特に押出し成形段階中にかなり良好な加工性を有す
ることである。
【0068】 本発明のタイヤを従来型の同一のタイヤと比較した。わずかな相違は、バンド
コンパウンドの組成である(表1)。
【0069】 タイヤのサイズはどちらも、195/65 R15型である
【0070】 タイヤに対して一連の標準試験を行い、その転がり抵抗、疲れ強さ、および道
路性能品質:ソフトハンドリング(通常の条件下での運転)、ハードハンドリン
グ(極限条件下での運転)および快適さを評価した。
【0071】 ISO規格8767に従って、特に前記規格のポイント7.2.2に示される
「トルク法」によって、従来の実験室用装置を用いて、転がり抵抗を評価した。
【0072】 80km/に等しい一定速度で測定を行い、上述のISO規格8767のポイ
ント6.6.1に示される「スキムリーディング」法に従って、寄生損失(para
sitic losses)を測定した。
【0073】 本発明のタイヤと比較用タイヤの性能品質を比較するために、対照用タイヤの
場合に測定したパワーロス(kg/トン)に、転がり抵抗指数100を割り当て
た。
【0074】 次いで、本発明のタイヤの指数は、試験中に生じるパワーロスの低下に対応す
る増大%で示した。換言すれば、試験下では、指数の値が高いほど、タイヤの転
がり抵抗は低くなる。
【0075】 タイヤ圧2.5バール、加荷重1135kg、回転速度60kg/時間で、1
95/65 R15タイヤの疲れ強さを試験した。タイヤの少なくとも1つの構
成要素の破断および/または脱離が生じた際に、試験を中止した。
【0076】 対照用タイヤについては、121時間後に試験が中止され、一方、本発明によ
るタイヤは、試験に155時間耐えた。耐摩耗バンドの降伏は、2種類のタイヤ
のいずれにも観察されなかった。
【0077】 1600cmAudi A3自動車に装着したタイヤを用いて、通常条件下
(ソフトハンドリング)および極限条件下(ハードハンドリング)での快適さ、
ロードホールディングに関しての性能品質の評価を、Vizzolaという場所
のテストトラックで行った。従来のタイヤおよび本発明のタイヤの試験を一組の
独立したテストドライバーによって行った。テストドライバーは、ソフトハンド
リングおよびハードハンドリング両方の条件下でのロードホールディングおよび
快適さに関して、その主観的判断に基づいて0〜10の点数をつけた。この状況
において、「ハードハンドリング」という表現は、平均的ドライバーが、不測か
つ危険な状況:高速度での激しいステアリング、障害物をさけるための突然のレ
ーン変更、突然のブレーキング等の場合に行うことを余儀なくされる可能性のあ
るすべての操縦を、テストドライバーにより実行することを意味する。
【0078】 この場合にもまた、ソフトハンドリング、ハードハンドリングおよび快適さに
関して、従来のタイヤに与えられた総得点は、指数100に等しかった。
【0079】 次いで、本発明のタイヤの指数に、試験中に遭遇するハンドリングおよび快適
さに関して、向上した性能に相当する増大%を付けた。換言すると、指数の値が
高いほど、本発明のタイヤにより示される性能品質は優れている。
【0080】 このようにして得られた結果を表3に示す。
【0081】
【表3】
【0082】 表3のデータから、本発明のタイヤのR.Rは、従来のタイヤのR.Rと比較
して約4%低く、一方、ロードハンドリング性は実質的に等しいことが示されて
いる。
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Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低減された転がり抵抗を有する自動車用タイヤ(100)で
    あって、少なくとも1つのカーカスプライ(101)を備え、かかるカーカスプ
    ライの対向する側方端部は外側に折られて、右および左のビードワイヤ(102
    )それぞれの周りにカーカスの折り返し(101a)を形成し、各ビードワイヤ
    は各ビード(103)に囲まれ、各ビードは各ビード充填材(104)および耐
    摩耗バンド(105)をさらに含み、該耐摩耗バンド(105)が、少なくとも
    1種の天然もしくは合成ゴムを含有する加硫エラストマーコンパウンドからなり
    、該コンパウンドが、70℃における損失係数(tanδ=E”/E’)≦0.
    130および70℃における貯蔵弾性率E’≧6MPaを有することを特徴とす
    る自動車用タイヤ(100)。
  2. 【請求項2】 前記コンパウンドが、70℃における損失係数(tanδ)
    0.05〜0.120を有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ(1
    00)。
  3. 【請求項3】 前記コンパウンドが、70℃における損失係数(tanδ)
    0.08〜0.110を有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ(1
    00)。
  4. 【請求項4】 前記コンパウンドが、70℃における貯蔵弾性率E’値6.
    5〜18MPaを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載
    のタイヤ(100)。
  5. 【請求項5】 前記コンパウンドが、70℃における貯蔵弾性率E’値7〜
    12MPaを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタ
    イヤ(100)。
  6. 【請求項6】 前記コンパウンドが、60phr以下の量でカーボンブラッ
    クをさらに含有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタ
    イヤ(100)。
  7. 【請求項7】 前記コンパウンドが、50phr以下の量でカーボンブラッ
    クをさらに含有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタ
    イヤ(100)。
  8. 【請求項8】 前記コンパウンドが、熱可硬化性樹脂0.5〜15phrを
    さらに含有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のタイヤ
    (100)。
  9. 【請求項9】 前記熱硬化性樹脂が、レソルシノール/メチレン供与化合物
    樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、およびそれらの混合物を含む群から選択さ
    れることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のタイヤ(100)
  10. 【請求項10】 前記熱硬化性樹脂が、レソルシノールおよびメチレン供与
    体をベースとする樹脂であることを特徴とする、請求項9に記載のタイヤ(10
    0)。
  11. 【請求項11】 前記熱硬化性樹脂が、その場で硬化されることを特徴とす
    る、請求項8〜10のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  12. 【請求項12】 前記メチレン供与体が、HMMMまたはHMTであること
    を特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載のタイヤ(100)。
  13. 【請求項13】 低減された転がり抵抗を有するタイヤ(100)の耐摩耗
    バンド(105)であって、前記バンドは、少なくとも1種の天然もしくは合成
    ゴムを含有する加硫エラストマーコンパウンドからなり、前記コンパウンドが、
    70℃における損失係数(tanδ=E”/E’)≦0.130および70℃に
    おける貯蔵弾性率E’≧6MPaを有することを特徴とする、耐摩耗バンド(1
    05)。
  14. 【請求項14】 前記コンパウンドが、70℃における損失係数(tanδ
    )0.05〜0.120を有することを特徴とする、請求項13に記載の耐摩耗
    バンド(105)。
  15. 【請求項15】 前記コンパウンドが、70℃における損失係数(tanδ
    )0.08〜0.110を有することを特徴とする、請求項13に記載の耐摩耗
    バンド(105)。
  16. 【請求項16】 前記コンパウンドが、70℃における貯蔵弾性率E’値6
    .5〜18MPaを有することを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項
    に記載の耐摩耗バンド(105)。
  17. 【請求項17】 前記コンパウンドが、70℃における貯蔵弾性率E’値7
    〜12MPaを有することを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項に記
    載の耐摩耗バンド(105)。
  18. 【請求項18】 前記コンパウンドが、60phr以下の量でカーボンブラ
    ックをさらに含有することを特徴とする、請求項13〜17のいずれか一項に記
    載の耐摩耗バンド(105)。
  19. 【請求項19】 前記コンパウンドが、50phr以下の量でカーボンブラ
    ックをさらに含有することを特徴とする、請求項13〜17のいずれか一項に記
    載の耐摩耗バンド(105)。
  20. 【請求項20】 前記コンパウンドが、熱可硬化性樹脂0.5〜15phr
    をさらに含有することを特徴とする、請求項13〜19のいずれか一項に記載の
    耐摩耗バンド(105)。
  21. 【請求項21】 前記熱硬化性樹脂が、レソルシノール/メチレン供与化合
    物樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、およびそれらの混合物を含む群から選択
    されることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載の耐摩耗バン
    ド(105)。
  22. 【請求項22】 前記熱硬化性樹脂が、レソルシノールおよびメチレン供与
    体をベースとする樹脂であることを特徴とする、請求項21に記載の耐摩耗バン
    ド(105)。
  23. 【請求項23】 前記熱硬化性樹脂が、その場で硬化されることを特徴とす
    る、請求項21および22のいずれか一項に記載の耐摩耗バンド(105)。
  24. 【請求項24】 前記メチレン供与体が、HMMMまたはHMTであること
    を特徴とする、請求項21〜23のいずれか一項に記載の耐摩耗バンド(105
    )。
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