JP2003520530A - デジタル画像をフィルタリングする方法およびフィルタリング装置 - Google Patents

デジタル画像をフィルタリングする方法およびフィルタリング装置

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JP2003520530A JP2001553305A JP2001553305A JP2003520530A JP 2003520530 A JP2003520530 A JP 2003520530A JP 2001553305 A JP2001553305 A JP 2001553305A JP 2001553305 A JP2001553305 A JP 2001553305A JP 2003520530 A JP2003520530 A JP 2003520530A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はブロック(B1、B2、B3、B4)別に符号化され、後で復号されるデジタル画像において視覚アーティファクトを軽減する方法に関する。本方法においては、現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)の間の境界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減するためにフィルタリングが実施される。フィルタリングは、現ブロック(BI、B2、B3、B4)が復号された後で実施され、現ブロックと既に復号済みのブロックの間のフィルタリング用に利用可能な境界が存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はブロック別に符号化および復号されるデジタル画像における視覚アー
ティファクトを軽減する方法に関し、この方法におけるフィルタリングは現行ブ
ロックと隣接ブロック間の境界に起因する視覚アーティファクトを軽減するよう
に行なわれる。また、本発明は、ブロック別に符号化および復号されるデジタル
画像における視覚アーティファクトを軽減するための装置にも関し、本装置は現
ブロックと隣接ブロック間の境界に起因する視覚アーティファクトを軽減するフ
ィルタリング作用を実施するための手段を有する。また、本発明はブロック毎に
デジタル画像を符号化するための手段および局所的に復号するための手段を有す
るエンコーダにも関し、本エンコーダは現ブロックと隣接ブロック間の境界に起
因する視覚アーティファクトを軽減するフィルタリングを行なうための手段を有
する。また、本発明はブロック別にデジタル画像を復号するための手段を有する
デコーダにも関し、本デコーダは現ブロックと隣接ブロック間の境界に起因する
視覚アーティファクトを軽減するフィルタリングを行なうための手段を有する。
また、本発明はエンコーダを有する端末にも関し、本エンコーダはブロック別に
デジタル画像を符号化するための手段および局所的に復号するための手段、現ブ
ロックと隣接ブロック間の境界に起因する視覚アーティファクトを軽減するフィ
ルタリングを行なうための手段を有する。更に、本発明はブロック毎にデジタル
画像を復号する手段、現ブロックと隣接ブロック間の境界に起因する視覚アーテ
ィファクトを軽減するフィルタリングを行なう手段を具備する端末に関する。更
に、本発明はブロック毎にデジタル映像信号を符号化および局所的に復号しかつ
現ブロックと隣接ブロック間の境界に起因する視覚アーティファクトを軽減する
フィルタリングを行なうためのコンピュータで実行可能なステップを含むソフト
ウェアプログラムを記憶するための記憶媒体に関する。更に、本発明はブロック
毎にデジタル映像信号を復号しかつ現ブロックと隣接ブロック間の境界に起因す
る視覚アーティファクトを軽減するフィルタリングを行なうためのコンピュータ
で実行可能なステップを含むソフトウェアプログラムを記憶するための記憶媒体
に関する。
【0002】 図1に示すような配置構成は一般的に圧縮された形式においてデジタル映像シ
ーケンスを転送するために用いられる。デジタル映像シーケンスはしばしばフレ
ームとして呼ばれる連続画像からなる。例えばITU−T勧告H.261/H.
263のような、いくらかの従来技術デジタル映像伝送システムにおいては、少
なくとも3種のフレームタイプが定義されている。即ち、Iフレーム(画像内)
とPフレーム(予測または画像間)とBフレーム(双方向)である。Iフレーム
は画像自体に含まれている情報に基づいて単独で生成され、受信端において、こ
のIフレームは画像全体を形成するために使用可能である。Pフレームは先行す
るIフレーム又はPフレームに基づいて形成され、受信段において、画像を復元
するために先行するIフレーム又はPフレームが受信Pフレームと共に対応して
用いられる。Pフレームを組み立てる際に、例えば動き補償が情報量を圧縮する
ために用いられる。Bフレームは、1つ又は複数の先行するPフレーム又はIフ
レーム、及び/又は、1つ又は複数の後続するP‐又はIフレームに基づいて形
成される。
【0003】 更に、フレームはブロックに分割される。1個のフレームは種々異なるタイプ
のブロックを有する。予測フレーム(例えば、画像間フレーム)は予測されてい
ないブロックも含むことがあり得る。換言すれば、Pフレームのいくらかのブロ
ックは実際には画像内で符号化されることがあり得る。更に、いくらかの映像コ
ーダは、数個のブロックが一緒にまとめられてセグメントを形成してから相互に
独立して符号化される独立セグメント復号化の概念を使用することがあり得る。
或るセグメント内の全ブロックは同一タイプである。例えば、Pフレームが主と
して予測ブロックと幾らかの画像内符号化されたブロックで構成される場合には
、このフレームは、画像内ブロックによる少なくとも1つのセグメントと予測ブ
ロックによる少なくとも1つのセグメントを有するものと見なすことができる。
【0004】 周知のように、デジタル画像は画像画素のアレイを含む。モノクロ画像の場合
には、各画素の画素値は画素の輝度を表す或る範囲内(例えば、0−255)に
含まれる。カラー画像の場合には、画素値は幾つかの異なる方法で表すことがで
きる。RGBカラーモデルと呼ばれる一般に用いられる表現方法においては、各
画素は3個の値によって記述される。即ち、赤色成分の値に対応する1つの値と
、緑色成分の値に対応するもう1つの値と、青色成分の値に対応する第3の値で
ある。異なる表現が用いられる、これ以外の多数のカラーモデルが存在する。Y
UVカラーモデルとして知られているこの種の代替案において、画像画素は1つ
の輝度成分(Y)と各々が関連した画素値を持つ2つのクロミナンスまたは色差
成分(U、V)によって表される。
【0005】 一般的に、輝度と色差成分を使用するカラーモデルは、カラー画像の表現がR
GBモデルよりも効率的である。更に、この種のカラーモデルの輝度成分は一般
的に画像の構成を認識するにあたって最も多くの情報を提供することも知られて
いる。とりわけ、これは、認識された画像の質を大幅に損なうことなしに、画像
の色差成分を空間的にサブサンプリングすることを可能にする。これらの理由に
より、輝度/色差表現を用いるカラーモデルが多くのアプリケーション、特に、
データ記憶領域、処理用電力、又は、伝送帯域が限定されている場合に好んで採
用されている。
【0006】 上述したように、YUVカラーモデルにおける画像は1つの輝度成分と2つの
色差成分によって表現される。一般に、画像の輝度情報は十分な空間解像度で変
換される。2つの色差信号は空間的にサブサンプリングされる。例えば16×1
6画素の領域は8×8画素の領域へサブサンプリングされる。ブロックサイズの
差は主として目は輝度の変化と同等には色差の変化を見分けないという事実に起
因する。この場合、2×2画素の領域は同じ色差値に符号化される。
【0007】 一般に、画像ブロックはマクロブロックを形成するようにグループ化される。
一般にマクロブロックは16画素×16列の輝度サンプル、モード情報、および
、可能な動きベクトルを含む。マクロブロックは4個の8×8輝度ブロックと2
個の8×8色差ブロックに分割される。走査(および符号化/復号)は、通常、
フレームの上部左から底部隅に向かってマクロブロック毎に進行する。1つのマ
クロブロックの内部では、走査(および符号化/復号)順序はマクロブロックの
最上部左から底部隅に進む。
【0008】 例えばデジタル映像の伝送に用いられる一般的な符号化および復号システム(
コーデック)を示す図1を参照することとし、符号化されるべき現映像フレーム
は入力データIn(x,y)として伝送システム10へ入来する。入力データIn (x,y)は一般に画素値情報の形式をとる。微分加算器11において、入力デ
ータは、前の画像に基づいて形成された予測フレームPn(x,y)を引き算す
ることにより予測誤差フレームEn(x,y)に変換される。予測誤差フレーム
は、以下に述べる仕方においてブロック12内で符号化され、符号化された予測
誤差フレームはマルチプレクサ13へ導かれる。新たな再構成フレームを形成す
るために、符号化された予測誤差フレームはデコーダ14へも導かれ、デコーダ
は復号された予測誤差フレーム^En(x,y)を生成し、加算器15において
予測フレームPn(x,y)と合計され、結果として復元されたフレーム^In
x,y)が得られる。復元されたフレームはフレームメモリ16に保管される。
その次のフレームを符号化するために、フレームメモリに保管されている復元済
みフレームは基準フレームRn(x,y)として読取られ、次式に従って、動き
補償および予測ブロック17において新たな予測フレームPn(x,y)に変換
される: Pn(x,y)=Rn[x+Dx(x,y),y+Dy(x,y)] (
1) 1対の数値[Dx(x,y)、Dx(x,y)]は位置(x,y)における画素の
動きベクトルと呼ばれ、数値Dx(x,y)およびDy(x,y)は当該画素の水
平および垂直シフトである。これらの数値は動き推定ブロック18内で算定され
る。圧縮されるべきフレームの画素に関係する全ての動きベクトルで構成される
1組の運動ベクトル[Dx(・)、Dy(・)]もまた、基底関数と係数で構成さ
れる動きモデルを用いて符号化される。エンコーダ及びデコーダ両者の基底関数
は既知である。係数値は符号化され、マルチプレクサ13へ導かれ、受信機へ送
るために符号化された予測誤差フレームと同じデータストリーム内に多重化され
る。かくして、伝送されるべき情報量は著しく減少させられる。
【0009】 いくらかのフレームは、部分的或いは全体的に、基準フレームRn(x,y)
のみを使用して予測することは非常に困難であるので、フレーム予測に際して動
き補償予測を使用することは実用的でない。これらのフレーム又はフレームの部
分は一切の予測なしに画像内符号化を用いて基準フレームRn(x,y)から符
号化され、従って、それらに関する動きベクトル情報は受信機に送られない。従
来技術において、Iフレー又は画像内符号化されたPフレームのそれらの部分に
関して他の種類の予測、即ち、画像内予測が用いられることもあり得る。この場
合、基準は以前に復号され、かつ同一フレーム(または、独立セグメント復号化
が用いられるならばスライス)の部分である復元されたブロックによって形成さ
れる。
【0010】 受信機20において、デマルチプレックサ21は、符号化された予測誤差フレ
ームと動きベクトルによって伝送された動き情報を分離し、符号化された予測誤
差フレームをデコーダ22へ導き、デコーダは復号済み予測誤差フレーム^En
(x,y)を生成し、このフレームは加算器23において前のフレームに基づい
て形成された予測フレームPn(x,y)と合計され、結果として復号されかつ
復元されたフレーム^In(x,y)が得られる。復号済みフレームはデコーダ
の出力24へ導かれ、同時にフレームメモリ25に保管される。その次のフレー
ムの復号に際しては、フレームメモリに保管されているフレームは基準フレーム
n(x,y)として読み取られ、既に示した式(1)に従って動き補償および
予測ブロック26内において新規予測フレームに変換される。
【0011】 予測誤差フレームの符号化において、およびフレームまたはPフレームの部分
を動き予測を用いることなく送るための画像内符号化において用いられる符号化
の方法は一般的に変換に基づき、この種の最も一般的な変換は離散コサイン変換
、DCTである。フレームは、例えばサイズが8×8画素の隣接ブロックに分割
される。変換は符号化されるべきブロックに関して算定され、項級数が得られる
。これらの項の係数は、デジタル的に処理可能にするために、離散スケールにお
いて量子化される。量子化は丸め誤差を生じ、隣接ブロック間の境界において画
素値の不連続性を生じるためブロックから復元された画像において誤差が視認さ
れうる状態になる。或る復号済みフレームは次の予測された(P)フレームに関
して予測フレームを算定するために用いられるので、これらの誤差は順次フレー
ムにおいて伝播され、従って、受信機によって複製される画像に目に見えるエッ
ジを生じさせる。このタイプの画像誤差はブロック化アーティファクトと呼ばれ
る。更に、画像内予測が用いられるならば、ブロック化アーティファクトが所与
のフレーム内でブロックからブロックへ伝播することがあり得る。この場合、ブ
ロック化アーティファクトは一般に用いられる画像内予測のタイプに特有の視覚
効果へ導く。従って、伝送用に符号化され、続いて復号されるデジタル画像にお
けるブロック化アーティファクトの空間的および時間的伝播に関係した重要な技
術的問題が存在することを理解されたい。
【0012】 上述したことはセグメント化されたフレームが用いられる状況においても同様
に適用され得る。そのような場合、符号化および復号は各セグメントにおけるブ
ロックのタイプに従ってフレームのセグメントに対して実施される。
【0013】 既に行った議論および以下に続く記述は例えばデジタル映像のような画像シー
ケンスへの本発明の適用に集中しているが、本発明に従った方法は個別のデジタ
ル画像(即ち、静止画像)にも同様に適用可能であることにも留意されたい。実
質的に、本発明に従った方法は任意の符号化/復号方法を用いてブロック毎のベ
ースで符号化、及び/又は、復号されるあらゆるデジタル画像へ適用し得る。
【0014】 更に、本発明に従った方法はデジタル画像のあらゆる輝度又はカラー成分に適
用可能である。YUVカラーモデルを用いて表現された画像を例にとって既に紹
介済みであるように、本発明による方法は輝度(Y)成分、どちらかの色差成分
(UまたはV)、両方の色差成分(UおよびV)、又は、3個すべての成分(Y
、U、及び、V)に適用可能である。この場合、輝度成分が画像の構造および内
容に関して知覚的に一層重要な情報を提供することがわかっている場合には、本
発明による方法を輝度成分にのみ適用すれば十分なはずであるが、本発明による
方法が適用可能な輝度/カラー/色差成分の組合わせ数には制限がない。
【0015】 ブロック化アーティファクトを除去するいくらかの従来技術の方法が知られて
いる。これらの方法は、 ブロック化アーティファクトを除去するために値の補正を必要とする画素を決
定し、 当該画素のまわりに置かれたフィルタリングウィンドウに含まれる他の画素の
値に基づいて、補正されるべき各画素に適した低域フィルタリングを決定し、 補正されるべき画素に関する新規な値を算定し、 新規な値をディジタル化された最も近い値に丸める、という事項により特徴付
けられる。
【0016】 フィルタの選択およびフィルタリングを使用するかどうかの決定に影響する係
数は例えば、ブロック境界を横断する画素の値の間の差、変換結果として受け取
る係数の量子化ステップのサイズ、及び、処理される画素の両側の画素値の差で
ある。
【0017】 従来技術の方法において、ブロック化および他のタイプの視覚アーティファク
トのフィルタリングはフレーム毎に実施される。即ち、先ずフレーム全体が復号
され、次にフィルタ処理される。その結果、ブロック化アーティファクトの影響
はフレーム内またはフレームからフレームへ容易に伝播する。予測的画像内符号
化が用いられる場合に、これはとりわけ顕著である。
【0018】 従来技術の方法は画像の真の特徴に属する線を除去する傾向もあることが判明
した。一方、従来技術の方法は全てのブロック化またはブロック化に関連したア
ーティファクトを常に除去可能であるとはかぎらない。
【0019】 本発明に従った方法の主要目的はフレーム内およびフレームからフレームへブ
ロック化アーティファクトが伝達することを制限することにある。本発明の他の
目的は予測的画像内符号化が用いられる場合に特に顕著なブロック化および他の
ブロック化関連アーティファクトを除去するために新種のフィルタリング配置構
成を呈示することにある。また、本発明の目的は方法および関連装置が従来技術
の解決方法よりも更に高い信頼度および更に能率的に作動することにある。
【0020】 本発明の目的は画像ブロックが復号されると実質的即座にブロック境界フィル
タリングを行なうことによって達成され、フィルタリングされるために利用可能
な少なくとも1つのブロック境界が存在する。とりわけ、これは、ブロック化お
よび他の視覚アーティファクトの空間的および一時間的伝播が従来技術の方法よ
り更に大きい程度に制限される利点を提供する。更に、前のブロック境界フィル
タリング作用の結果が後続するブロックの符号化、復号、及び、フィルタリング
に利用可能である。換言すれば、1つの境界に関連して修正/補正された画素値
が他のブロックを符号化および復号する時、および、他のブロック/ブロック境
界をフィルタリングする時の使用に利用可能である。
【0021】 本発明の第1態様によれば、ブロック別に符号化されたフレームからブロック
化および他の視覚アーティファクト(主としてブロック化アーティファクトに起
因する)を軽減するための方法が提供され、この方法は、現ブロックが復号され
た後でフィルタリングが実施され、かつ現ブロックと以前に復号されたブロック
の間にフィルタリングするために利用可能な境界が存在することを特徴とする。
【0022】 本発明の第2の態様によれば、本発明に従った方法を実行するための装置が提
供される。本発明による装置は、現ブロックが復号された後で実施されるように
フィルタリングが配置構成され、かつ、現ブロックと以前に復号されたブロック
の間のフィルタリングに利用可能な境界が存在することを特徴とする。
【0023】 本発明の第3の態様によれば、本発明の方法を実行するデコーダを有するデジ
タル画像符号化用エンコーダが提供される。本発明によるエンコーダは、現ブロ
ックが局所的に復号された後で実施されるようにフィルタリングが配置構成され
、かつ現ブロックと以前に局所的に復号されたブロックの間のフィルタリングに
利用可能な境界が存在することを特徴とする。
【0024】 本発明の第4の態様によれば、本発明に従った方法を実行するデジタル画像復
号用デコーダが提供される。本発明に従ったデコーダは、現ブロックが復号され
た後で実施されるようにフィルタリングが配置構成され、現ブロックと以前に復
号されたブロックの間のフィルタリングに利用可能な境界が存在することを特徴
とする。
【0025】 本発明の第5の態様によれば、デジタル画像伝送能力を有し、かつ本発明に従
った方法を実現する端末が提供される。本発明に従った端末は現ブロックが復号
された後で実施されるようにフィルタリングが配置構成され、現ブロックと以前
に復号されたブロックの間のフィルタリングに利用可能な境界が存在することを
特徴とする。
【0026】 本発明の第6の態様によれば、デジタル画像復号能力を有し、かつ本発明に従
った方法を実現する端末が提供される。本発明に従った端末は現ブロックが復号
された後で実施されるようにフィルタリングが配置構成され、かつ現ブロックと
以前に復号されたブロックの間のフィルタリングに利用可能な境界が存在するこ
とを特徴とする。
【0027】 本発明の第7の態様によれば、本発明に従った方法を実施する命令を有するソ
フトウェアプログラムを記憶する記憶媒体が提供される。本発明に従った記憶媒
体は、更に、ソフトウェアプログラムが現ブロックが局所的に復号された後でフ
ィルタリングを実施するためのコンピュータ実行可能ステップを含み、かつ現ブ
ロックと以前に復号されたブロックの間のフィルタリングに利用可能な境界が存
在することを特徴とする。
【0028】 本発明の第8の態様によれば、ブロック別にデジタル映像信号を復号するため
のコンピュータ実行可能なステップを含み、かつ本発明に従った方法を実行する
命令を有するソフトウェアプログラムを記憶する記憶媒体が提供される。本発明
に従った記憶媒体は、更に、ソフトウェアプログラムは現ブロックが復号された
後でフィルタリングを実施するためのコンピュータ実行可能ステップを含み、か
つ現ブロックと以前に復号されたブロックの間のフィルタリングに利用可能な境
界が存在することを特徴とする。
【0029】 ブロック化アーティファクトはブロック境界において発生するので、ブロック
境界およびその近傍における画素のみをフィルタリングすることが有利である。
画像自体の一部であるエッジは画像領域内のあらゆる場所に存在し得る。ブロッ
ク化アーティファクトを含む画素のみが修正フィルタリング用に選定され、かつ
画像の一部であるエッジの品質がフィルタリングに際して影響されないようにす
るために設定される仮定条件を次に示す: 画像の一部であるエッジに関連する画素値の変化は一般にブロック化アーティ
ファクトと関連する変化よりも大きい。 画像内において画素値の変化が小さいエッジはフィルタリングに起因する画素
値の差を丸める操作の影響を大きく受けることはない。
【0030】 本発明に従った方法は実際のフィルタリングを実施するために選定された方法
、及び、フィルタリング用に選定された境界の近傍における画素の個数に関係な
く適用可能であることに留意されたい。本発明は、使用可能な任意の特定フィル
タ実装の精確な詳細事項でなくて、とりわけ、符号化/復号プロセスにおいてフ
ィルタリングが実施される段階、及び、フィルタリングが適用される仕方に関係
する。
【0031】 符号化されるべき画像は一般に垂直および水平両方向においてブロックに分割
されるので、画像は垂直および水平両方向のブロック境界を含む。垂直ブロック
境界に関しては、境界の左右に画素が存在し、水平ブロック境界に関しては、境
界の上下に画素が存在する。一般に、画素の位置は、ブロック境界の第1または
第2の側に所在するものとして記述することができる。
【0032】 本発明に従った方法および関連装置はブロック化アーティファクトに起因する
、既に復元済みのブロックから同一フレーム内または独立セグメント復号が用い
られるならば同一セグメント内の続いて復元されたブロックまで、視覚異常性の
伝播を著しく制限する。1つのフレームからその次のフレームまでのブロック化
アーティファクトの伝播も同様に減少する。本発明に従った方法および装置を使
用することにより、多数のブロック化およびブロック化関連のアーティファクト
を画像内の真のエッジを弱めることなしに除去することが可能である。
【0033】 本発明に関する次の記述およびその好ましい実施の形態において主として図2
から6までを参照することとする。
【0034】 以下に、デジタル画像デコーダの動作について述べる。例えば図5に示すよう
な本発明によるデジタル画像転送システムにおいて、エンコーダおよびデコーダ
で用いられるブロック及びブロック境界走査順序は同じである。即ち、エンコー
ダ及びデコーダ両方にとって既知である。ただし、特定の走査順序を選択するこ
とは、本発明による方法を実装するために不可欠ではない。図2は、例えばマク
ロブロックのようなブロックのグループを含むフレームのために有利な走査順序
を示す。先ず、最上左のブロックB1が復号される。即ち、例えばブロックの輝
度情報を表す画素値が復元され、フレームバッファに保管される。次に、最上右
ブロックB2が復号され、フレームバッファに保管される。ここで、最上左ブロ
ックB1と最上右ブロックB2の間の第1垂直境界R12の両側に復号されたブ
ロックが在るので、境界R12はフィルタリング可能である。フィルタリングに
よって変えられるそれらの画素値のみがフレームバッファにおいて更新されるこ
とは有利である。ブロック境界上でフィルタリングを実施する多くの方法が知ら
れている。本発明を用いて実施可能な従来技術によるフィルタリング方法は国際
特許公報WO98/41025に開示済みであり、ここで参照して考慮される。
【0035】 次に、問題のブロックのグループの底部左ブロックB3が復号され、フレーム
バッファに保管される。ここで、最上左ブロックB1と底部左ブロックB3の間
の第1水平境界R13の両側に復号済みブロックが存在し、ここでは、第1水平
境界R13も同様にフィルタリング可能である。第1垂直境界R12のフィルタ
リングに際して、第1水平境界R13近辺のいくらかの画素値が変化しているこ
ともあり得る。第1水平境界R13のフィルタリングに際してこれらの修正され
た値が用いられることは有利である。これは、視覚アーティファクトが既に復元
されたブロックから同一フレーム内、または、独立セグメント符号化/復号が用
いられるならば同一セグメント内の続いて復元されたブロックへ伝播することを
更に制限することを助ける。
【0036】 ここで、マクロブロック内の第4ブロックB4が復号されて、フレームバッフ
ァに保管される。第4ブロックB4の復号が完了すると、両側に復号されたブロ
ックを持つ2つの追加境界、即ち第2垂直境界R34と第2水平境界R24が存
在する。従って、上述の両境界R34、R24はここでフィルタリング可能であ
る。本発明による方法のこの有利な実施形態において、第2垂直境界R34が最
初にフィルタリングされるようにフィルタリングが実施され、フィルタリングし
た結果はフレームバッファに保管され、続いて第2水平境界R24がフィルタリ
ングされる。一般的な場合においては、現ブロックの2つの境界(例えばその左
および上)がフィルタリングされるとき、最初のフィルタリング処理をされた境
界から生じた変化した画素値が他の境界のフィルタリングに際して使用される。
【0037】 本発明の有利な実施形態において、或る特定のブロックに関して、フレームま
たはセグメント内のブロックを符号化するにあたってどの走査順序が用いられる
かによって当該ブロックの1個、2個、3個、4個の境界についてフィルタリン
グが行なわれるか、または、フィルタリングが行なわない場合もある。好ましい
実施の態様において、ブロックが復元される順序を図2に示す。図に示すように
、4個のブロックは一緒にまとめられて2×2ブロックのマクロブロックを形成
する。次に、走査はフレームの最上左から底部右隅までマクロブロックを伝って
進行する。1つのマクロブロック内における走査順序は最上左から当該マクロブ
ロックの底部右隅へと進行する。この特定の走査順序によれば、好ましい実施形
態においては、1つのブロックが復元された時、ブロックの最大2つの境界(左
、及び/又は、上)がフィルタリング用として利用可能になる。フィルタリング
に関してブロック境界が有利に調査される順序(先ず左境界、次に上側)を図3
に示す。残りの境界、即ち右と下側は、右側と下の境界に隣接するブロックの復
元が完了した時に限りフィルタリングされる。ブロックがフレームの境界または
セグメントの境界に位置している場合には、共通境界を横断してフィルタリング
するための隣接ブロックが存在しないので、対応する1つ又は複数のブロック境
界はフィルタリングされない。好ましい実施の態様において、1つのフレーム内
においてブロック境界がフィルタリングされる順序を、6×4ブロックの小さい
フレームサイズに関して図4に示す。ブロック境界上の番号は、本発明の有利な
実施形態に従ったフィルタリングの順序を表す。実用的な適用において、一般に
フレームは6×4以上のブロックを含むが、どのようにして6×4より多くの(
または少い)ブロックを含むフレーム及びセグメントまで好ましいフィルタリン
グ順序を拡張可能であるかが上の記述から明瞭である。
【0038】 一般に、本発明において記述されているシステムはブロックをベースとする静
止画像の符号化ならびにブロックをベースとする映像符号化等、即ち、符号化さ
れるか、符号化されないI、P、Bにおける全ての種類の符号化に適用可能であ
る。本発明において記述済みのフィルタリングプロセスは、符号化のためにNx
Mブロックに分割されるあらゆるフレームに適用される。
【0039】 本発明による方法の有利な実施形態において、フィルタリングは、既に復元さ
れた他のブロックに隣接するそれらのブロック境界を横切る場合いに限り、ブロ
ックが復元される(復号される)と実質的に直ちにフィルタリングが適用される
。ただし、ブロックの復元と1つ又は複数のブロック境界のフィルタリング処理
の間で他のステップを実施可能であることは明白である。
【0040】 本発明による方法において、既に復元済みの(復号済みの)ブロックに隣接す
るブロック境界を横切るブロック境界に限ってフィルタリングが適用される。本
発明の有利な実施形態において、ブロックが復元されると実質的に直ちにフィル
タリングが実施され、既に復号済みのブロックとの境界は利用可能になる。ただ
し、当該ブロックの復元と1つ又は複数のブロック境界のフィルタリングの間に
他のステップが実施され得ることは明白である。ただし、いったん、境界が利用
可能になれば、当該境界は他のブロックが復号される以前にフィルタリングされ
ることが好ましい。
【0041】 また、ブロックが復元された後で実質的に即座にフィルタリングは実施されず
、フィルタリングされるべき境界が存在することもあり得る。例えば、本発明の
他の実施形態において、画像のブロックの大部分が復元された時にフィルタリン
グが実施される。フィルタリングおよび復元が順次に実施されることもあり得る
。例えば、或る量のブロックが復元され、次に、フィルタリングに利用可能であ
るこの種境界に関してフィルタリングが実施される。
【0042】 独立セグメントの復号が用いられる場合には、現ブロックと同一セグメントに
属する既に復元済みのブロックに隣接するブロック境界を横断してのみフィルタ
リングが適用される。
【0043】 本発明による方法の特に有利な特徴はフレーム内の後続ブロックを復元する以
前にフィルタリングの結果がデジタル画像符号化システムに利用可能であるとい
う事実である。これは、同一フレーム(独立セグメント復号が用いられるならば
のセグメント)内の既に復元されたブロックに関してブロックの予測が実施され
る予測的画像内符号化にとって特に有利である。従って、本発明は、同一フレー
ム又は同一セグメント内の既に復元済みブロックからブロックが予測されるあら
ゆるブロック符号化スキームに関連して用いられる時に有利である。それにより
、既に復元されたブロックから同一フレーム内、又は、独立セグメントの符号化
/復号が用いられるならば同一セグメント内における後続する復元済みブロック
への視覚アーティファクトの伝播を著しく軽減または防止する。従って、或る特
定ブロックの復元は既に復元済みのブロックから得られるフィルタ処理済みデー
タによる。従って、エンコーダとデコーダのミスマッチを防止するために、デコ
ーダはエンコーダと同じフィルタリングスキームを実行しなければならないのみ
ならずエンコーダと同じ順序のフィルタリング操作も実施しなければならない。
また、本方法は、1つのフレームからその次のフレームへのブロック化アーティ
ファクトの伝播を軽減または防止する。その理由は、使用されているフレーム内
、例えば画像間フレーム予測内におけるブロック化アーティファクトは本発明に
よる方法によって軽減されることに因る。
【0044】 次に、図5に示すデジタル画像転送システムおよび図6のフローチャートを参
照して、映像伝送システムにおける映像フレームの送信および受信について記述
する。本発明に従ったブロック境界フィルタリング方法の動作は先ず、デジタル
画像シーケンスのフレームが画像内(I−フレーム)フォーマットに符号化され
る状況において、画像内フレームのブロックが同一フレーム内の既に符号化され
た他の画像内ブロックに関して符号化される画像内ブロック予測のいくらかの形
式を使用した場合の伝送システムのエンコーダに関連して記述することとする。
その次に、受信機における復号に関して受信した対応する画像内符号化済みフレ
ームに関して伝送システムのデコーダにおけるブロック境界のフィルタリングに
ついて説明する。最後に、本発明によるブロック境界フィルタリング方法の画像
間符号化済みフレーム(P−フレーム)への適用について記述する。
【0045】 フレームは画像内予測のいくらかの形式を用いて画像内フォーマットに符号化
されるものと仮定すると、フレームの符号化は次のとおりに進行する。符号化さ
れるべきフレームのブロックは図5に示す映像転送システムのエンコーダ50に
1つずつ導かれる。当該フレームのブロックは、例えば、カメラ又は画像転送シ
ステムの入力27における映像レコーダ(図示せず)のようなデジタル画像ソー
スから受信される。この種の知られた仕方において、デジタル画像ソースから受
信したブロックは画像画素値を含む。当該フレームはフレームメモリ(図示せず
)に一時的に記憶されても差し支えなく、又は、その代りにエンコーダは入力デ
ータをブロック毎に直接受け取る。
【0046】 ブロックは、符号化しようとする現行ブロックの画素値が同一フレームまたは
同一セグメント内の既に画像内符号化済みブロックに基づいて予測可能であるか
どうかを決定する予測方法選択ブロック35に1つずつ導かれる。これを実施す
るために、予測方法選択ブロック35はエンコーダ33のフレームバッファから
入力を受け取る。このエンコーダは既に符号化済み、及び、続いて復号され、か
つ復元された画像内ブロックの記録を含む。このように、予測方法選択ブロック
は、既に復号され、かつ復元されたブロックに基づいて現ブロックの予測が実施
可能かどうかを決定できる。更に、適切な復号済みブロックが利用可能であり、
複数のこの種の方法を選定可能であれば、予測方法選択ブロック35は現ブロッ
クの画素値を予測するための最も適切な方法を選定できる。場合によっては、予
測に使用する適切なブロックがフレームバッファ33内で入手できないので、現
ブロックの予測が可能でないことがあり得ることを理解されたい。複数の予測方
法が利用可能である場合には、選定された予測方法に関する情報はデコーダへ更
に伝送するためにマルチプレクサ13に供給される。いくらかの予測方法におい
ては、予測を実施するために必要な或る特定のパラメータがデコーダに伝送され
る。勿論、これは、採用された実装に依存し、本発明によるブロック境界フィル
タの適用を一切制限しない。
【0047】 現ブロックの画素値は画像内予測ブロック34において予測される。画像内予
測ブロック34は、予測方法選択ブロック35から選定された予測方法に関する
入力およびフレームバッファ33から予測に利用可能なブロックに関する情報を
受け取る。この情報に基づいて、画像内予測ブロック34は現ブロックに関する
予測を組み立てる。現ブロックに関する予測済み画素値は微分加算器28に送ら
れ、ここで、予測済み現ブロックの画素値と入力27から受け取った実際の画素
値との間の差を求めることにより予測誤差ブロックを生成する。次に、予測済み
ブロックに関する誤差情報は伝送用として効率的な形式において、例えば、離散
コサイン変換(DCT)を使用して予測誤差符号化ブロックにおいて符号化され
る。符号化された予測誤差ブロックはデコーダへの更なる伝送のためにマルチプ
レクサ13に送られる。
【0048】 また、デジタル画像伝送システムのエンコーダは復号機能も含む。現ブロック
の符号化済み予測エラーは予測誤差復号ブロック30において復号され、続いて
、加算器31において現ブロックに関して予測された画素値と合計される。この
ようにして、現ブロックの復号済みバージョンが獲得される。次に、復号済み現
ブロックは本発明の方法に従って実装されたブロック境界フィルタ32に導かれ
る。次に、図6のフローチャートを参照することとし、ブロック境界フィルタ3
2は、現行(復号されたばかりの)ブロックがフィルタリング可能な境界を持つ
かどうかについて調査する602、604。この種の境界が存在するかどうかを
決定するために、ブロック境界フィルタはフレームバッファ33の内容を調査す
る。複数のこの種境界が存在するならば、ブロック境界フィルタは、境界のフィ
ルタリングに用いられるフィルタリング順序を決定する603。少なくとも1つ
の境界が見つかれば、ブロック境界フィルタはフィルタ処理プロセスにおいて使
用される現在の境界の隣接ブロックに属するそれらの画素値を検索する605。
ブロック境界フィルタは好ましいフィルタ処理方法に従ってフィルタリングを実
施し606、現ブロック内の少なくとも1つの修正済み画素値およびフレームバ
ッファ33に記憶されている既に復号済みブロックにおいてフィルタ処理された
画素の値を更新する。次に、ブロック境界フィルタは、フィルタ処理されるべき
境界が依然として存在しているかどうかを調査する608。他の境界をフィルタ
処理するためにプロセスはステップ605に戻る。ブロックフィルタは、全ての
ブロックが符号化され、かつ局所的に復号されるまで、符号化されつつあるフレ
ームの各ブロックに類似の操作を実施する。各ブロックがフィルタ処理されるに
つれて、例えば、フレームバッファ33内に記憶することによって後続ブロック
の予測、及び/又は、フィルタリングにおいて当該ブロックは利用可能にされる
【0049】 次に、デジタル画像伝送システムの受信機に関連して本発明に従ったブロック
境界フィルタリング方法の動作について記述することとする。この場合、現ブロ
ックの画素値は同一フレーム内の既に符号化済み画像ブロックに基づいて予測さ
れる画像内予測方法の何等かの形式を用いて画像内フォーマットに符号化されて
いるものと仮定し、フィルタの使用についてはフレームの復号に関連して記述す
ることとする。
【0050】 また、受信機は送信チャネルからの1つ1つによってデジタル画像フレームを
形成するブロックを受け取るものと仮定する。他の実施形態において、受信機は
、復号されるべき完全なフレームを受け取るか、又は、その代りに、記憶媒体ま
たは装置によって何等かの形式で提示されるファイルから復号されるべきデジタ
ル画像を検索することも可能であることを理解されたい。いずれにせよ、以下に
示すように、本発明に従ったブロック境界フィルタリング方法の動作はブロック
毎ベースで実施される。
【0051】 受信機60において、デマルチプレクサはエンコーダ50から伝送された符号
化済み予測誤差ブロック及び予測情報を受け取り、これらを多重分離する。使用
されている予測方法により、予測情報は予測プロセスに用いられるパラメータを
含むことがあり得る。ただ1つの画像内予測方法が用いられる場合には、ブロッ
クを符号化するために使われる予測方法に関する情報は、予測プロセスに用いら
れるパラメータを伝送するためには必要であるかもしれないが、それ以外には不
必要であることを理解されたい。図5において、オプションとしての伝送および
予測方法情報、及び/又は、予測パラメータの受信を表すために点線が用いられ
る。複数の画像内予測方法が用いられるものと仮定すれば、復号されつつある現
ブロックのための予測方法の選択に関する情報が、画像内予測ブロック41に提
供される。画像内予測ブロック41は、現ブロックの画素値の予測に用いられる
べき既に復号済みブロックが存在するかどうかを決定するために、フレームバッ
ファ39の内容を調査する。この種の画像ブロックが存在するならば、画像内予
測ブロック41は、受信した予測方法情報によって示された予測方法およびエン
コーダから受け取った可能性のある予測関連パラメータを用いて、現ブロックの
内容を予測する。現ブロックと関連した予測誤差情報は適切な方法を用いて予測
誤差ブロックを復号する予測誤差復号ブロック36によって受け取られる。例え
ば、予測誤差情報が離散コサイン変換を用いて符号化された場合には、予測誤差
復号ブロックは誤差情報を得るために、逆DCTを実施する。次に、予測誤差情
報は加算器37において現画像ブロックに関する予測と合計され、加算器の出力
はブロック境界フィルタ38に供給される。ブロック境界フィルタ38は境界フ
ィルタリングをエンコーダ(ブロック32)のブロック境界フィルタに類似した
仕方において新規に復号された画像ブロックへ適用する。従って、ブロック境界
フィルタ38は、現行(新規復号済み)ブロックがフィルタリング可能な境界を
持つかどうかを調査する602、604。この種の境界が存在するかどうかを決
定するために、ブロック境界フィルタ38は、既に復号され、かつ復元された画
像ブロックを含むフレームバッファ39の内容を調査する。複数のこの種境界が
存在するならば、ブロック境界フィルタは境界のフィルタリングに用いられるフ
ィルタリング順序を決定する603。好都合なことに、この順序はエンコーダの
境界フィルタ32に用いられる順序と同じである。少なくとも1つの境界が見付
かったならば、ブロック境界フィルタは、フィルタ処理プロセスに使用される現
在の境界の隣接ブロックに属するそれらの画素値を検索する605。ブロック境
界フィルタは、好ましいフィルタリング方法(好都合なことに、エンコーダに使
われる方法と同じである)に従ってフィルタリングを実施し606、少なくとも
現ブロックにおける修正された画素値およびフレームバッファ39に記憶されて
いる既に復号済みブロックにおいてフィルタリングされた画素の値を更新する。
次に、ブロック境界フィルタは、フィルタリングされるべき境界が依然として存
在するかどうかを調査する608。他の境界がフィルタリングされる場合には、
プロセスはステップ605に戻る。
【0052】 ブロックフィルタは、全てのブロックが復号され、それらの境界が適切にフィ
ルタリングされてしまうまで、各ブロックが復号された実質的な直後にフレーム
の各ブロックに類似の操作を実施する。各ブロックがフィルタリングされるにつ
れて、ブロックは、例えば、予測、及び/又は、フレームバッファ39に記憶す
ることによって後続ブロックをフィルタリングするために利用可能にされる。更
に、各ブロックが復号され、かつ本発明に従った方法を適用することによってそ
の境界がフィルタリングされるにつれて、各ブロックは、例えば何等かの形式の
表示手段に表示されるためにデコーダ40の出力へ導かれる。その代りに、全フ
レームが復号され、フレームバッファ39に蓄積された後に限り、画像フレーム
は表示されるようにすることが可能である。
【0053】 上記のパラグラフにおいて、画像内フォーマットに符号化されたフレームにお
けるブロック境界のフィルタリング、及び、更に、画像内予測方法に関連して本
発明に従った方法について記述した。本発明に従った方法は、別の画像間符号化
済みフレーム部分を形成する画像内符号化済みブロックの間のブロック境界をフ
ィルタリングするために正確に類似の仕方において適用可能であることを理解さ
れたい。その代りに、本方法は画像間符号化済み画像ブロックに適用可能である
。また、問題とされるブロックのタイプに関係なく、符号化されたブロックの種
々異なるタイプの間のブロック境界をフィルタリングするためにも適用可能であ
る。
【0054】 画像間符号化済み画像ブロックの場合には、各々の画像間符号化済みブロック
は現フレームと基準フレームの間の動きに関する情報に基づいて予測可能であり
、エンコーダの動作は次のとおりである:予測誤差ブロックが当該ブロックに関
する予測と当該ブロックの現実の内容の間の差に基づいて形成される。予測誤差
ブロックが、例えば、DCTを使用し、情報、例えば、当該ブロックの動きを表
す動き係数と一緒にデコーダへ伝送されるという知られている方法において符号
化される。エンコーダにおいて、符号化済み予測誤差は更に復号され、かつ復元
されたシーケンスにおける次のフレームの動き補償された予測符号化と関連して
用いられるべき予測基準フレームの部分を形成するブロックを生成するために現
ブロックに関する予測と合計される。画像内符号化に関して挙げた上例の場合と
同様に、ブロック境界フィルタは、ブロックが復号された実質的な直後に現フレ
ームの画像間符号化済みブロックを受け取り、かつフィルタリングする方法にお
いて、画像間符号化済みブロックと関連して使用するために実装可能である。等
価な配置構成がデジタル画像伝送システムの受信機において受け取られた画像間
符号化済みブロックの復号と関連して使用可能である。
【0055】 本発明に従ったフィルタリング方法を実施するブロックは、デジタル信号プロ
セッサ、または、入力データとして受け取った信号に事前決定済み処理機能を適
用するようにプログラム可能なデジタル信号の処理に適した対応する汎用デバイ
スにおいて特に有利に実現される。図6による手段は単独の信号プロセッサにお
いて実現可能であるか、または、信号処理に関する他の配置構成を同様に含むこ
の種の信号プロセッサの動作の部分であり得る。
【0056】 記憶媒体は本発明に従った方法を実施するためのコンピュータで実行可能なス
テップを含むソフトウェアプログラムを記憶するために使用可能である。次に、
本発明の有利な実施形態において、本発明の方法を実施するために、ソフトウェ
アプログラムは記憶媒体から例えば、プロセッサのような、プログラマブル手段
を有する装置へ読み込み可能である。
【0057】 本発明に従った方法および装置において、フィルタリング用に選定された画素
の個数は変化可能であり、ブロック境界の異なる側部において必ずしも同数とは
かぎらない。画素の個数は当該フレームによって含まれる画像情報の一般的な特
徴に従うように形成することが可能である。更に、多くのフィルタリング方法は
本発明と共に適用可能である。何等かの画像内予測方法において、符号化された
微分ブロックに加えて画像内予測情報を受信機60へ送ることは必要ではない。
また、上記フィルタリング順序の定義も例であることを意図したものに過ぎない
【0058】 本発明は移動電話会議、デジタルテレビジョンレ受信機、および、デジタル映
像を少なくとも受信および復号するその他の装置において特に有利に使用される
【0059】 図7は携帯用映像電気通信装置としての使用を意図し、本発明に従った非ブロ
ック化フィルタリング方法を適用する移動端末41の簡素化された概略結線図で
ある。移動端末は画像を表示するための少なくともディスプレイ手段42、オー
ディオ情報を獲得して再生するためのオーディオ手段43、例えばユーザコマン
ドを入力するためのキーボード44、移動電気通信ネットワークと通信するため
の無線部分45、当該装置の動作を制御するための処理手段46、情報を記憶す
るためのメモリ手段47、及び、好ましくは画像撮影用のカメラ48を有利に備
える。
【0060】 本発明は前述の実施形態にのみ拘束されることなく、添付特許請求の範囲にお
いて改変可能である。
【図面の簡単な説明】
以下に本発明の好ましい実施形態および添付図に関して更に詳細に説明する。
【図1】 従来技術に従ったデジタル映像エンコーダおよびデコーダを示す図である。
【図2】 本発明の好ましい実施形態に従った方法における有利なブロック走査順序を示
す図である。
【図3】 本発明の好ましい実施形態に従った有利なブロック境界フィルタリング順序を
示す図である。
【図4】 本発明に従った好ましい方法における有利なフィルタリング順序を示す図であ
る。
【図5】 本発明に従った方法を実施するデジタル画像ブロック転送システムを示す図で
ある。
【図6】 本発明に従った方法のフローチャートを示す図である。
【図7】 本発明に従った方法を実施する携帯用映像電気通信装置の概略図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月26日(2002.7.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カルツェビッツ,マルタ アメリカ合衆国,テキサス 75038,アー ビング,ヒドゥン リッジ 1224,#3097 Fターム(参考) 5C059 KK03 MA05 ME01 NN01 SS20 UA02 UA12 UA33 UA38 UA39 5C077 LL04 LL19 MP08 PP02 PP34 PP37 PP48 RR21 5C078 AA04 BA44 BA53 CA21 DA02 5K028 EE03 EE05 KK01 KK03 KK12 MM08 SS04 SS14 SS24

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像における視覚アーティファクトを軽減する方法
    であって、前記画像はブロック(B1、B2、B3、B4)ごとに符号化および
    復号され、現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)の間の境界(
    R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減する
    ためにフィルタリングが実施され、 フィルタリングは、前記現ブロック(B1、B2、B3、B4)が復号された
    後で実施され、前記現ブロックと既に復号済みのブロックの間でフィルタリング
    するために利用可能な境界が存在することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記現ブロックが復号された実質的に直後に前記フィルタリ
    ングが実施され、フィルタリング用に利用可能な境界が存在することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像の全てのブロックが復号される以前に前記
    フィルタリングが実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ブロックが或る特定の順序において復号され、前記復号
    順序において前記現ブロックよりも遅く、かつ前記現ブロックに隣接するブロッ
    クを復号する以前に前記フィルタリングが実施されることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ブロックの前記復号およびフィルタリングが順次に実施され
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記フィルタリングが前記現ブロックにおける画素値の第1
    数および前記の既に復号済みブロックにおける画素値の第2数の修正を生じさせ
    るように配置構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 フィルタリング用に利用可能な複数の境界が存在するかどう
    かが決定され(603,604)、フィルタリング用に利用可能な前記複数の境
    界(R12、R13、R24、R34)においてフィルタリングが実施されるこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 フィルタリングが前記複数の境界(R12、R13、R24
    、R34)において或る特定の順序で実施されることを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記デジタル画像の符号化および復号に際して前記デジタル
    画像におけるブロック(B1、B2、B3、B4)間の境界(R12、R13、
    R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減するためにフィルタリ
    ングが実施され、復号における前記境界のフィルタリング順序が符号化の場合と
    同じであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 画素値がフィルタリングによって補正され、前記補正済み
    画素値が少なくとも1つの他の境界(R12、R13、R24、R34)におけ
    るフィルタリングに用いられることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記現ブロック(B1、B2、B3、B4)が復号された
    後で後続ブロックの画像内予測が実施され、画素値がフィルタリングによって補
    正され、前記補正済み画素値が少なくとも1つの後続ブロックの前記画像内予測
    に用いられることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記画像の前記ブロックがマクロブロックにグループ化さ
    れ、前記画像がマクロブロック毎に走査されることを特徴とする請求項1から1
    1のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記画像が最上部左から底部右へ水平に走査されることを
    特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記現行ブロックの最上部までの境界(R24)よりも以
    前に前記現ブロックの左までの境界(R34)がフィルタリングされるように前
    記フィルタリング順序が選定されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記画像がブロック(B1,B2,B3,B4)の少なく
    とも1つのセグメントを含み、同一セグメントに属するこの種隣接ブロック間の
    境界のみがフィルタリングされることを特徴とする請求項1から14のいずれか
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】 1つのセグメント内の全てのブロック(B1、B2、B3
    、B4)が同じタイプであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記画像が輝度および色差成分を含み、次の条項の少なく
    とも1つの間の境界に起因する視覚アーティファクトを軽減するために前記フィ
    ルタリングが実施される: 輝度成分における現ブロックと隣接ブロック、 色差成分における現ブロックと隣接ブロック、 を特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記画像が少なくとも第1カラー成分および第2カラー成
    分を含み、次の条項の少なくとも1つの間の境界に起因する視覚アーティファク
    トを軽減するために前記フィルタリングが実施される: 前記第1カラー成分における現ブロックと隣接ブロック、 前記第2カラー成分における現ブロックと隣接ブロック、 ことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 デジタル画像における視覚アーティファクトを軽減するた
    めの装置であって、前記画像がブロック(B1、B2、B3、B4)ごとに符号
    化および復号され、前記装置が現ブロックと隣接ブロック(B1,B2,B3,
    B4)の間の境界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティ
    ファクトを軽減するようにフィルタリングを実施する手段を有し、前記フィルタ
    リングが前記現ブロック(B1,B2,B3,B4)が復号された後で実施され
    るように配置構成され、前記現ブロックと既に復号済みブロックの間のフィルタ
    リング用に利用可能な境界が存在することを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 前記フィルタリングが前記現ブロックが復号された実質的
    に直後に実施されるように配置構成され、フィルタリング用に利用可能な境界が
    存在することを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記フィルタリングが前記デジタル画像の全てのブロック
    が復号される以前に実施されるように配置構成されることを特徴とする請求項1
    9に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記復号順序において前記現ブロックよりも遅く、かつ前
    記現ブロックへ隣接するブロックを復号する以前に前記フィルタリングが実施さ
    れることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  23. 【請求項23】 ブロックの前記フィルタリングおよび前記復号が順次実施
    されるように配置構成されることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  24. 【請求項24】 フィルタリング用に利用可能な複数の境界が存在するかど
    うかを決定するための手段を有することを特徴とする請求項19から23のいず
    れかに記載の装置。
  25. 【請求項25】 或る特定の順序において、複数の境界(R12、R13、
    R24、R34)における前記フィルタリングを実施するための手段を有する請
    求項19から24のいずれかに記載の装置。
  26. 【請求項26】 デジタル画像の符号化および復号に際してブロック(B1
    ,B2,B3,B4)の間の境界(R12、R13、R24、R34)に起因す
    る視覚アーティファクトを軽減するために実施されるようにフィルタリングが配
    置構成され、復号において境界をフィルタリングする前記順序が符号化の場合と
    同じであるることを特徴とする請求項19から25のいずれかに記載の装置。
  27. 【請求項27】 画素値を補正するためのフィルタとフィルタリングによっ
    て補正された画素値を保管する手段と少なくとも他の1つの境界(R12、R1
    3、R24、R34)のフィルタリングにおいて補正された画素値を使用する手
    段とを有することを特徴とする請求項19から26のいずれかに記載の装置。
  28. 【請求項28】 後続ブロックの画像内予測を実施する手段と画素値を補正
    するフィルタとフィルタリングによって補正された画素値を保管する手段と少な
    くとも1つの後続ブロックの画像内予測において前記補正済み画素値を使用する
    手段とを有することを特徴とする請求項25または26または27のいずれかに
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記画像のブロックがマクロブロックにグループ化され、
    前記装置がマクロブロック毎に前記画像を走査するこ手段を有することを特徴と
    する請求項25から28のいずれかに記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記画像を走査する前記手段が最上部左から底部右まで水
    平に前記画像を走査するように配置構成されることを特徴とする請求項29に記
    載の装置。
  31. 【請求項31】 前記現行ブロックの最上部における境界(R24)よりも
    以前に前記現行ブロックの左の境界(R34)がフィルタリングされるように前
    記フィルタリング順序が配置構成されることを特徴とする請求項25に記載の装
    置。
  32. 【請求項32】 前記画像がブロック(B1,B2,B3,B4)の少なく
    とも1つのセグメントを含み、前記装置が前記ブロックがどちらのセグメントに
    属するかを決定する手段を有し、同一セグメントに属する隣接ブロック間の境界
    のみがフィルタリングされることを特徴とする請求項19から31のいずれかに
    記載のデバイス。
  33. 【請求項33】 デジタル画像をブロック(B1、B2、B3、B4)別に
    符号化する手段と、同様に局所的に復号する手段を有するエンコーダ(50)で
    あって、前記エンコーダが現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4
    )間の境界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファク
    トを軽減するようにフィルタリングを実施する手段を有し、前記フィルタリング
    が現ブロック(B1、B2、B3、B4)が局所的に復号された後で実施され、
    前記現ブロックと既に局所的復号済みブロック間のフィルタリング用に利用可能
    な境界が存在することを特徴とするエンコーダ。
  34. 【請求項34】 デジタル画像をブロック(B1、B2、B3、B4)別に
    復号する手段を有するデコーダ(60)であって、前記デコーダが現ブロックと
    隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)間の境界(R12、R13、R24、
    R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減するようにフィルタリングを実
    施する手段を有し、前記フィルタリングが現ブロック(B1、B2、B3、B4
    )が復号された後で実施され、前記現ブロックと既に復号済みブロック間のフィ
    ルタリング用に利用可能な境界が存在することを特徴とするデコーダ。
  35. 【請求項35】 エンコーダを有する端末であって、前記端末がブロック(
    B1、B2、B3、B4)別にデジタル画像を符号化する手段と、同じく局所的
    に復号する手段と、現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)間の
    境界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽
    減するためのフィルタリングを実施する手段とを有し、前記フィルタリングが現
    ブロック(B1、B2、B3、B4)が局所的に復号された後で実施され、前記
    現ブロックと既に局所的復号済みブロック間のフィルタリング用に利用可能な境
    界が存在することを特徴とするターミナル。
  36. 【請求項36】 ブロック(B1、B2、B3、B4)別にデジタル画像を
    復号する手段と、現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)間の境
    界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減
    するためのフィルタリングを実施する手段とを有する端末であって、前記フィル
    タリングが現ブロック(B1、B2、B3、B4)が復号された後で実施され、
    前記現ブロックと既に復号済みブロック間のフィルタリング用に利用可能な境界
    が存在することを特徴とする端末。
  37. 【請求項37】 請求項35または36に記載の端末であって、移動端末で
    あることを特徴とする端末。
  38. 【請求項38】 デジタル映像信号をブロック別に符号化および局所的に復
    号するコンピュータ実行可能ステップと現ブロックと隣接ブロック(B1、B2
    、B3、B4)間の境界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚ア
    ーティファクトを軽減するためのフィルタリングを実施するコンピュータ実行可
    能ステップとを含むソフトウェアプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記
    ソフトウェアプログラムが更に現ブロック(B1、B2、B3、B4)が局所的
    に復号された後で前記フィルタリングを実施するコンピュータ実行可能ステップ
    を含み、前記現ブロックと既に局所的復号済みブロック間のフィルタリング用に
    利用可能な境界が存在することを特徴とする記憶媒体。
  39. 【請求項39】 デジタル映像信号をブロック別に復号するコンピュータ実
    行可能ステップと現ブロックと隣接ブロック(B1、B2、B3、B4)間の境
    界(R12、R13、R24、R34)に起因する視覚アーティファクトを軽減
    するためのフィルタリングを実施するコンピュータ実行可能ステップとを含むソ
    フトウェアプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記ソフトウェアプログラ
    ムが更に現ブロック(B1、B2、B3、B4)が復号された後で前記フィルタ
    リングを実施するコンピュータ実行可能ステップを含み、前記現ブロックと既に
    局所的復号済みブロック間のフィルタリング用に利用可能な境界が存在すること
    を特徴とする記憶媒体。
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