JP2003520315A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JP2003520315A
JP2003520315A JP2000574820A JP2000574820A JP2003520315A JP 2003520315 A JP2003520315 A JP 2003520315A JP 2000574820 A JP2000574820 A JP 2000574820A JP 2000574820 A JP2000574820 A JP 2000574820A JP 2003520315 A JP2003520315 A JP 2003520315A
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アナトリ ラクマイロフ
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エーエルエム ディベロップメント インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ガスタービンエンジンは羽根の入口縁部と出口縁部との間に配置されたタービン羽根流れ部分を有し、流体流れを供給するための圧縮機を有し、圧縮機の流体出力の実質的部分は羽根の流れ部分の外側表面に沿って流れ、その結果タービン羽根のための熱絶縁層を提供し、この層の上側を燃焼器からの加熱流体が流れる。燃焼器内で生成された加熱流体さらに冷却されることなしに直接タービン羽根へと流れ、それにより冷却に関連した損失を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は係属中の3つの米国特許出願、出願日は1998年9月25日で米国特
許出願番号が第09/161,104号、第09/161,114号、及び第0
9/161,170号と相互参照され、これらのそれぞれの係属中の米国出願は
参照によってここに組入れられる。
【0002】 本発明はガスタービンエンジンの分野に関し、より詳細には、タービン羽根と
燃焼器からの加熱流体との間の熱境界層を維持するのに圧縮機流体を使用する改
良されたガスタービンエンジン
【0003】
【従来の技術】
あるタイプの従来技術のガスタービンは、圧縮機と、燃料源と、燃焼のための
空気源と、ケーシングと、燃料及び燃焼空気から加熱流体を用意する燃焼器とを
有している。燃焼器は燃料源と燃焼空気源とに結合される燃焼領域を有する。そ
れは冷却領域を含んでいて結果としての加熱流体をタービンに達する前に冷やす
。燃焼器の冷却領域は圧縮機に結合される。動作条件によって、加熱流体の温度
は変動する。従来のガスタービンエンジンでは、これらの温度変動は温度誘発さ
れた強い応力となってエンジン部品に与えられる。
【0004】 これらの従来技術のガスタービンでは、事実上すべての圧縮機の流体流れが燃
焼器に向けられる。燃焼器で加熱された流体は燃焼器の冷却領域では圧縮機の流
体流れによって冷やされる。このエンジンは燃焼器からの加熱流体を受ける羽根
をもったタービンローターディスクを有する。この加熱流体の温度はかなり高く
、ある条件のもとでは、流体はタービンローターディスク羽根を過熱することが
ある。そのようなものが過熱するのを防ぐために、各羽根は圧縮機からの空気を
受ける内部チャネルを有する。その結果、圧縮機から来る流体の一部(総流れの
およそ3%から5%)が、羽根の内部チャネルに供給されてそれらの温度を設計
限界内に保つ。このガスタービンエンジンの1つの例はBranstromらへの米国特
許第3,826,084号で開示される。
【0005】 加熱流体もまた燃料燃焼の後には冷やされなければならない。これは通常、燃
焼器内で行なわれ、圧縮機からの流体の大半は燃焼器に入れられる。
【0006】 したがって、この従来技術のガスタービンでは、実質的に圧縮機から来る流体
のすべてが、タービンへ入る前に流体を冷やすために燃焼器の冷却領域に供給さ
れる。圧縮機からの流体が燃焼器の冷却領域で加熱流体と混ぜられるとき、流体
のエネルギーのおよそ3%から5%は失われる。タービンローターディスク羽根
に圧縮機からの流体のおよそ3%を転用すことでさらに3%の損失となる。さら
に、この従来技術のガスタービンのための燃焼器は冷却領域を収容するためによ
り大型に製作しなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、より良い効率を有すると共に有害物質の排出がより少ないガ
スタービンエンジンを提供することにある。
【0008】 本発明の他の目的は、従来技術の燃焼器における冷却領域の損失を抑えること
にある。
【0009】 本発明の別の目的は、よりコンパクトなガスタービンエンジンを提供すること
である。
【0010】 本発明のさらなる目的はガスタービンエンジンの寿命を長くすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、羽根の入口縁部と出口縁部との間に配置されたタービン羽根流
れ部分を有し、流体流れに供給するための圧縮機を有し、圧縮機の流体出力の実
質的部分が羽根の流れ部分の外側表面に沿って備えられ、その結果、断熱境界層
を提供して、かかる層上にて燃焼器からの加熱流体が流れるようなガスタービン
エンジンのデザインによって達成される。燃焼器内で生み出された加熱流体はさ
らに冷されることなく直接タービン羽根に流れて、それにより冷却に関連する損
失を抑える。
【0012】 本発明の他の目的と利点は好ましい実施形態と添付図面についての以下の詳細
な説明から明らかになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1において、ガスタービンエンジンは、ケーシング10と、圧縮された流体
を供給するための圧縮機12と、圧縮機12の下流側に取付けられたタービンロ
ーターディスク14と、タービンのために加熱流体を用意する燃焼器16と、圧
縮機12を駆動するための圧縮機のタービンローターディスク18とを有してい
る。タービンローターディスク14は圧縮機のローターディスク18の回転方向
とは反対の方向へ回転する。流体はタービンローターディスク14から圧縮機の
タービンローターディスク18まで直接に流れる。燃焼器16は、燃料源(図示
せず)から供給された燃料を入れるためのノズル21を有する。燃焼器16は燃
焼領域20を形成し、この領域が燃焼器16の全体の内部空間を実質的に占領す
る。燃焼空気は、矢印Aで模式的に示した方向に供給されて燃焼器16の入口部
分へと至り、そこにはノズル21が配置される。
【0014】 圧縮機12からの流体の大部分はタービンローターディスク14に供給されて
、燃焼器16を迂回して矢印Bで示すようにケーシング10内の通路22を通る
。タービンへ直接流れる流れは総流体流れのおよそ55%と85%の間の範囲に
ある。55%よりも実質的に小さいいかなる流れもタービン羽根と関連する部品
の必要な冷却を実現させないし、そして、85%より実質的に大きい流れは損失
を生じさせるが、それは燃焼器での不完全燃焼に通じるためである。この流体流
れはタービンローターディスク14に進入し、タービン羽根を包囲して、圧縮機
のタービンローターディスク18へ行って圧縮機12を駆動する。この流体の一
部は燃焼器16に行くが、それについては以下に説明する。圧縮機のタービンロ
ーターディスク18からの排気ガスは矢印Cにて示した方向でエキゾースト・マ
ニホルド24を通して取り除かれる。
【0015】 燃料を霧化するのに使用される総流体の部分(圧縮機からの流体の全体の量の
およそ25%)だけがポート23を介して燃焼器16に供給される。燃焼器16
は燃焼器16の内部には冷却領域を有していないで、燃焼器16から出て行く流
体は冷されることなしに矢印Dで模式的に示した方向にてタービンローターディ
スク10に行く。流体は矢印Eが示すように移動して、燃焼器16から出た加熱
流体を冷却すると共にタービンローターディスクの羽根を損傷から保護する。
【0016】 図2を参照すると、対応する要素には図1と同じ符号数字に100を加算して
示しており、タービンローターディスク114は根本部分115aによってロー
ターディスクに取付けられた羽根115を有し、燃焼器116のすぐ下流側に配
置されて矢印Dで示すように燃焼領域120内で生成された加熱流体を受ける。
【0017】 燃焼器116もまた必要な量の燃焼空気を受けるが、それは当業者にとってよ
く知られている。燃焼空気は不図示の別のラインを介して供給される。燃焼空気
の供給の組織化については当業者によく知られているのでここでは詳細に説明し
ない。しかしながら、空気は燃焼器内の流れの優勢な方向に対して接線方向に進
入する(図1の矢印Dを参照)ことに留意すべきである。これは加熱流体の流れ
に回転を与える公知の方法である。これは、加熱流体の流れを圧縮機のタービン
ローターディスクの回転とコンパチブルにするのを助ける。代わりに、タービン
ローター羽根への入射角は、同様の結果を得るのに使用される。その場合には、
燃焼空気を接線方向に進入させる必要は全く無い。
【0018】 圧縮機のタービンローターディスク118はタービンローターディスク114
の下流側に取り付けられて、羽根119を有する。通路122は領域124にて
タービンローターディスク114と圧縮機(図示せず)との間の空間を結合し、
これの領域124は燃焼器116の内側の環状壁によって形成される。圧縮機か
らの流体は矢印Bに沿った方向に動いて、タービンローターディスク羽根115
に進入する。
【0019】 図3において、ブレードの115は内部通路126を有し、この通路は入口開
口128と、テーパーの付いた部分130と、まっすぐな部分132とをもって
いる。内部通路126の壁は最適な入射角に配置されて、通路の壁の流体流れが
なめらかに入射することを確保するが、そのような入射角は当業者が容易に確認
できる。ブレード115は燃焼器116の側に入口縁部134を有し、反対側に
は出口縁部136を有する。入口縁部は、流体出口スリット138、入口縁部に
沿って配置されたポート138’、又はいくつかのラインに沿って配置された複
数のポート138”のいずれかを有する。タービンローターディスク羽根115
には様々な出口を提供でき、それらには多数のスリットやポートの列その他類似
のものなどがある。タービンローターディスクの羽根115は係脱可能の根本部
分を有しなくてもよく、ローターディスクと一体的に作ってもよい。
【0020】 ブレードの115の入口縁部と出口縁部との間の部分140は羽根の流れ部分
を形成し、この部分に沿って圧縮機からの流体が内部通路126のまっすぐな部
分132を出てから動く。この流体は羽根115の流れ部分140を包囲して、
その結果羽根の表面をおおうように流体の層を形成すると共に燃焼器116から
来る加熱流体に対する熱絶縁層を提供する。加熱流体は、パイプ117を通して
燃料源(図示せず)から供給される燃料を使用して、燃焼器の燃焼領域120内
で生成されて、あらかじめ冷やされないで羽根115に動く。この加熱流体が羽
根115に達すると、流体は圧縮機から供給される比較的な冷たい流体の層の上
にて羽根の流れ部分140に沿って動き、ほんの一部だけが混じり合う。熱い流
体と冷たい流体とのかかる層の分離は過熱に対して羽根を保護する。図2からわ
かるように、圧縮機からの流体の一部は羽根115の内部通路126から出て、
矢印Aに沿って動いて、羽根115の側板142の内側表面に戻る。同時に、タ
ービンローターディスク114の上流の空間124からの流体の一部は矢印B’
が示すように燃焼器116の内側の環状壁の縁と羽根115の縁との間のクリア
ランスを通り抜ける。この流体が残りの表面を保護している…ブレード間の空間
加熱流体がタービンローターディスク114の羽根115を去るとき、その流
体は圧縮機のタービンローターディスク118の羽根119へ動く。タービン羽
根115を包囲する圧縮機からの流体もまた圧縮機のタービン羽根119へ動く
ことに留意すべきである。加熱流体と圧縮機からの流体とが圧縮機のタービンロ
ーターディスクに達するとき、それら両方はほぼ同じ温度をもつようになる。
【0021】 冷却流体は環状空間144を満たす。この流体はケーシングとラビリンスシー
ル146との間を動いてケーシングのこの領域の内側表面を保護する。
【0022】 本実施形態の説明は、燃焼器116にはいかなる冷却領域も存在しないことを
示す。燃焼器116に冷却領域が存在しないということは、より小さい燃焼器サ
イズを意味すると共に冷たい流体と加熱流体とが混ざることで起こる冷却領域の
損失を排除する。加熱流体が羽根114の流れ部分140に沿って圧縮機からの
流体層の上を動くとき2つの流体の混合はわずかで不完全なので、この領域にお
ける損失は最小にされる。圧縮機の流体はより冷たいので、それは低い粘性を有
する。この低い粘性の流体は羽根の表面に沿って動いて、境界損失を決める。流
体力学の原理によると、およそ2,000Kの温度である加熱流体はより高い粘
性を有するので、低い粘性の流体によって羽根の表面から除外されることは防が
れる。加熱流体とエンジン部品の表面との間にはいかなる直接接触もないので、
これらの部品は熱的に誘発された応力を従来技術のガスタービンと同じ程度には
受けることがない。さらに、圧縮機から供給された(羽根の材料と接触する)冷
たい流体の組成と温度とは、この流体の羽根材料に対する腐食性を、燃焼器から
直接来る加熱流体の腐食性よりも、小さくする。これは羽根の寿命を長くする。
【0023】 不完全な混合を受けることに加えて、加熱流体と圧縮機からの流体とは両者が
遭遇したときに膨張してそれらの温度を低くする。その結果、燃焼器の下流側の
酸化反応は従来技術のエンジンほどには強くない。これは、より少ないNOxが
形成されることを意味して、その結果、エンジンは本発明に従って環境には有害
でない。
【0024】 流体が圧縮機からタービン羽根に供給されるとき、それが多量のエネルギーを
運ぶ。この流体は羽根の入口と出口縁部との間の領域において膨張する。従来技
術のエンジンにおいては、この流体は燃焼器の冷却領域においてそのエネルギー
の一部分を失った。これらの冷却損失は本発明においては避けられる。この膨張
で実行される仕事はタービン出力の約1/2である。この流体の量は燃焼器から
来る熱いガスの量より多いが、それはより冷たくて、このことが仕事の量がター
ビン出力の1/2だけである理由を説明する。
【0025】 図4に示した他の実施形態においては、図2と同一の要素には参照符号に10
0を加算して示しており、唯一の違いはガスタービンエンジンが1つのタービン
ローターディスク214を有し圧縮機212がシャフト248によって駆動され
ることである。他の点では、この実施形態のデザインと動作は同じである。
【0026】 本発明の好ましい実施形態について上述した。しかしながら、本明細書で場所
に提示した実施形態への様々な変更と変化は特許請求の範囲において定義された
本発明の精神と範囲を逸脱することなく可能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明によるガスタービンエンジンの模式図を示す。
【図2】 図2は、本発明によるガスタービンエンジンの断面を示す側立面図である(圧
縮機は図示していない)。
【図3】 図3は、タービンローターディスク羽根の様々な実施形態を示す(図2におけ
るII−II線による横断面図)。
【図4】 図4は、本発明によるガスタービンエンジンの他の実施形態を図2と同様に示
した図である(圧縮機は図示していない)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AT,AU,B R,CA,CH,CN,DE,DK,ES,GB,HU ,IL,IN,JP,KR,LU,MX,NO,NZ, PL,PT,SE,SG,TR,VN,ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンエンジンを運転する方法であって、上記ガスタ
    ービンエンジンが、流体流れを生み出すための圧縮機と、ケーシングと、前記ケ
    ーシング内の燃焼領域と、羽根を備えたタービンローターディスクを有し、上記
    各羽根は入口縁部と出口縁部とを有して両者の間に羽根の流れ部分を形成してい
    るガスタービンエンジンにおいて、上記方法が、 − 燃料と燃焼空気とを前記燃焼領域に供給して加熱流体を準備する段階と、 − 冷却を進めることなしに前記燃焼領域から前記羽根の流れ部分に沿って前
    記羽根へ直接前記加熱流体を供給する段階と、 − 前記圧縮機からの前記流体流れを前記羽根の流れ部分に供給する段階とを
    備えていることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記羽根のそれぞれが内部通路を有し、前記流体流れは前記
    内部通路を介して前記羽根の流れ部分に供給される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮機から前記羽根の流れ部分へ供給される前記流体流
    れは圧縮機からの総流体流れの55%と85%との間である請求項1記載の方法
  4. 【請求項4】 ガスタービンエンジンであって、このガスタービンエンジン
    が、 − 流体流れを生み出すための圧縮機と、 − 燃料源と、 − 燃焼空気源と、 − ケーシングと、 − 前記ケーシング内の燃焼領域であって、加熱流体を用意するために前記燃
    料源及び前記燃焼空気源と連通する前記燃焼領域と、 − 羽根を有するタービンローターディスクであって、それぞれの前記羽根は
    入口縁部と、出口縁部と、前記入口縁部と前記出口縁部との間に形成された羽根
    の流れ部分とを有し、前記入口縁部が前記燃焼領域のすぐ下流側に配置されて、
    前記燃焼領域からの前記加熱流体を受けて、前記羽根の流れ部分に沿って前記加
    熱流体を動かして、前記羽根の流れ部分は前記圧縮機と連通して前記流体流れを
    供給して前記流体流れを前記羽根の流れ部分に沿って動かすような上記タービン
    ローターディスクとを備えていることを特徴とするガスタービンエンジン。
  5. 【請求項5】 前記羽根のそれぞれが内部通路を有し、前記流体流れは前記
    内部通路を介して前記羽根の流れ部分に供給される請求項4記載のガスタービン
    エンジン。
  6. 【請求項6】 各内部通路が処理能力を有し、前記処理能力が前記羽根の数
    で割られた前記流体流れと実質的に一致している請求項5記載のガスタービンエ
    ンジン。
  7. 【請求項7】 前記圧縮機から前記羽根の流れ部分に供給される前記流体流
    れは圧縮機からの総流体の55%と85%の間である請求項4記載のガスタービ
    ンエンジン。
  8. 【請求項8】 ガスタービンエンジンであって、このガスタービンエンジン
    が、 − 流体流れを生み出すための圧縮機と、 − 燃料源と、 − 燃焼空気源と、 − ケーシングと、 − 前記ケーシング内の燃焼領域であって、加熱流体を用意するために前記流
    体源及び前記燃焼空気源と連通している前記燃焼領域と、 − 羽根を有するタービンローターディスクであって、それぞれの前記羽根は
    入口縁部と、出口縁部と、前記入口縁部と前記出口縁部との間に形成された羽根
    の流れ部分とを有し、前記入口縁部が前記燃焼領域のすぐ下流側に配置されて、
    前記燃焼領域からの前記加熱流体を受けて、前記羽根の流れ部分に沿って前記加
    熱流体を動かすような上記タービンローターディスクと、 − 羽根を有する圧縮機タービンローターディスクであって、前記圧縮機ター
    ビンローターディスクの回転方向とは反対の方向に回転する前記タービンロータ
    ーディスクと、 −前記圧縮機と連通する前記羽根の流れ部分であって、前記流体流れを供給し
    、前記羽根の流れ部分に沿って動かすための上記羽根の流れ部分とを備えている
    ことを特徴とするガスタービンエンジン。
  9. 【請求項9】 前記羽根のそれぞれが内部通路を有し、前記流体流れは前記
    内部通路を介して前記羽根の流れ部分に供給される請求項8記載のガスタービン
    エンジン。
  10. 【請求項10】 各内部通路が処理能力を有し、前記処理能力が前記羽根の
    数で割られた前記流体流れと実質的に一致している請求項9記載のガスタービン
    エンジン。
  11. 【請求項11】 前記圧縮機から前記羽根の流れ部分に供給される前記流体
    流れは圧縮機からの総流体の55%と85%の間である請求項8記載のガスター
    ビンエンジン。
JP2000574820A 1998-09-25 1999-09-24 ガスタービンエンジン Pending JP2003520315A (ja)

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