JP2003519940A - エンコードされた画像の領域を変更する回路及び方法 - Google Patents

エンコードされた画像の領域を変更する回路及び方法

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JP2003519940A
JP2003519940A JP2001522777A JP2001522777A JP2003519940A JP 2003519940 A JP2003519940 A JP 2003519940A JP 2001522777 A JP2001522777 A JP 2001522777A JP 2001522777 A JP2001522777 A JP 2001522777A JP 2003519940 A JP2003519940 A JP 2003519940A
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ヴェンカット ヴィ イースウォー、
エス オードンネル、ジョン
ラマチャンドラン ナタラジャン、
ロバート ジェイ ゴーヴ、
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イクエーター テクノロジーズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム全体をデコードすることなく、電子番組案内(EPG)と、エンコードされた映像フレームの領域とを調合することを可能にすること。 【解決手段】 映像処理回路は、第1及び第2の領域を有するエンコードされた画像を受け、画像の第1の領域をデコードし、デコードされた第1の領域を変更し、変更された第1の領域を再エンコードするように作動可能である処理装置を含む。そのような画像処理回路によれば、人は、画像全体をデコード化及び再エンコード化する代わりに、画像のその領域のみをデコード化及び再エンコード化することによって画像の領域を変更することができる。たとえば、人が映像フレームの下部部分にEPGを重ねることを求めたとき、画像処理回路は、EPGとフレームの下部部分とのみをデコード化し、デコード化されたEPGを下部フレーム部分に重ね、重ねられた下部フレーム部分を再エンコード化することができる。したがって、この技術によれば、画像重畳処理の間、画像全体をデコード化及び再エンコード化する回路に比べて、処理時間をしばしば低減し、したがって、画像処理回路の製造費用及び複雑さを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、画像処理技術に関し、特に、符号化(エンコード)された
画像(映像)の領域のための回路及び方法に関する。たとえば、本発明は、フレ
ーム全体をデコードすることなく、電子番組案内(以下「EPG」という。)と
、エンコードされた映像フレームの領域とを調合することを可能にする。
【0002】
【従来の技術】
図1はビデオ画像6を示し、該ビデオ画像は、第1の領域7と第2の領域8と
を含む映像フレームである。例示の目的のために映像フレームとして説明したが
、画像6は映像領域であってもよい。さらに、これらを、上部と底部との配列(
top-bottom arrangement)の2つの長方形として示したが、これらの領域の数、
形状及びその配置は任意である。
【0003】 典型的に、人は、一連の映像フレーム6をそれらの全体として見る。しかし、
人は、領域7及び領域8の1つにおいて、たとえば重なり画像のような他の画像
を見ることをしばしば強く望む。たとえば、人が領域7の番組を見ている間に領
域8の電子番組案内(以下「EPG」という。)を見ることを望む(EPGが透
明であるときは領域8においても同様である)。または、人が領域7の販売商品
を見ている間に領域8のインターネット注文メニューを見ることを望む(EPG
が透明であるときは領域8においても同様である)。したがって、重なりフレー
ムを映像フレーム全体に重ねることはできるが、典型的には、重なり画像は、そ
れが重なるフレーム領域と同じ大きさの部分的なフレームであるか、又は該領域
より小さい部分的なフレームである。しかし、説明を簡単にするために、部分的
な重なりフレーム及び全面的な重なりフレームの両重なりフレームを、「重なり
フレーム」の意味に用いる。
【0004】 図2は、従来のテレビ受信装置10のブロック図であり、この装置10は、ケ
ーブルTV(CATV)又は衛星TVボックスのようなセットトップボックス1
1と、遠隔制御装置12と、デジタル映像表示装置13とを含む。一般に、ボッ
クス11は、人が、一連の映像フレーム6の各領域7(図1)において、EPG
を構成するような重なり画像を見ることを可能にする。ボックス11は、エンコ
ード化及び多重化された放送映像信号を入力端子15に受け、遠隔制御装置12
からのコマンド信号をコマンド端子16に受け、映像表示信号を出力端子17で
発生する処理回路14を含む。放送映像信号は、1以上の放送チャネルとEPG
を構成するフレームのような1以上の重なりフレームとを含み、動画標準化作業
グループ(MPEG)の規格(以下に説明する。)のような圧縮規格に従ってエ
ンコード化される。遠隔制御装置12からのチャネル選択及び重なりコマンドに
応答して、回路14は、選択されたチャネルからの映像フレームと1以上の適当
な重なりフレームとを調合又は合成し、調合又は合成された一連の映像フレーム
として表示信号を発生する。表示装置13は、端子17からの表示信号を受け、
調合された一連の映像フレームをデコード化し、表示する。
【0005】 特に、処理回路14は、遠隔制御装置12からのコマンドをデコード化し、処
理回路14の他の部分を制御する、重なり信号のような対応する制御信号を発生
するコマンドデコーダ18を含む。チャネル選択装置20は、端子15からの放
送信号を受け、コマンドデコーダ18からのチャネル選択信号に応答して、選択
されたチャネルを放送信号から多重分離する。デコーダ18からの重なり信号に
応答して、選択装置20もまた、選択された重なりフレームを放送信号から多重
分離する。たとえば、選択装置20は、選択されたチャネルに対応するEPGを
多重分離してもよい。映像デコーダ22は、選択されたチャネルの映像フレーム
を、たとえば画素の輝度値及び彩度値のフレームのような画素領域のフレームに
デコード化する。重なり信号に応答して、映像デコーダ22もまた、選択された
重なりフレームを画素領域にデコード化し、重なり/映像のコンバイナ24は、
デコード化された映像フレームとデコード化された重なりフレームとを調合する
。したがって、コマンドデコーダ18が重なり信号を発生しないとき、選択装置
20は重なりフレームを多重分離せず、よって、コンバイナ24は、デコーダ2
2からのデコード化された映像フレームを単に通過させるだけである。一例にお
いて、コンバイナ24の出力端子は出力端子17に直接に結合される。しかし、
デコード化された映像フレーム(調合されるか又は調合されない。)を表示装置
13に直接に供給することは時には望ましくないので、他の例において、回路1
4は、コンバイナ24からのデコード化された映像フレームを、それらを表示装
置13に提供する前に再エンコード化する任意の再エンコーダ26を含む。処理
回路14は複数の分離回路ブロックを含むものとして示したが、処理回路14は
、前記した回路ブロック18、20、22、24及び26の機能を行う1以上の
処理装置であってもよい。
【0006】 さらに、図2を参照するに、作動において、見る人が重なりフレームを望まな
い時間の間において、その人は、対応する制御信号を発生する遠隔制御装置12
でチャネルを選択する。制御端子16は、典型的には赤外線検出装置であり、制
御信号を受け、該信号をコマンドデコーダ18に供給する。デコーダ18は、制
御信号に応答してチャネル選択信号を発生し、該信号によって、チャネル選択装
置20は放送信号を多重分離することによって選択信号のエンコード化された映
像信号を復元する。映像デコーダ22は復元された映像信号を画素値のフレーム
にデコード化し、コンバイナ24はこれらのフレームを任意の再エンコーダ26
に送り、該再エンコーダは、それらのフレームを再エンコード化し、再エンコー
ド化された映像信号を表示装置13に供給する。しかし、再エンコーダ26が省
略されたとき、コンバイナ24はデコード化されたフレームを表示装置13に送
る。
【0007】 作動において、見る人が重なりフレームを見ることを希望する時間の間におい
て、その人が前記したようなチャネルを選択し、また、EPGのような1つの重
なりフレーム又は一連の重なりフレームを遠隔制御装置12で選択する。デコー
ダ18はチャネル選択信号及び重なり信号を発生し、これらの信号によって、チ
ャネル選択装置20は、選択チャネルのエンコード化された映像信号と、1以上
の重なりフレームを含むエンコード化された映像信号とを復元する。これらの重
なり信号によって、映像デコーダ22は、復元されたチャネル及び重なり映像信
号をチャネル選択装置20から各連続フレームにデコード化し、コンバイナ24
は、調合されたフレームを発生するために重なりフレームとチャネルフレームと
を調合する。任意の再エンコーダ26は、これらの調合されたフレームを再エン
コード化し、それらを表示装置13に供給し、該表示装置は、再エンコード化及
び調合されたフレームをデコード化する。しかし、再エンコーダ26が省略され
たとき、コンバイナ24は、調合されたフレームを直接に表示装置13に供給す
る。
【0008】 不都合なことに、セットトップボックス11は、表示装置13のデコード化能
力を用いることができず、したがって、それ自体の余分のデコード化回路を含み
、該回路は、しばしば、ボックス11に著しい大きさ及び費用を加える。典型的
に、表示装置13は、ボックス11のチャネル選択装置20及びデコーダ22の
それぞれと同様に、チャネル選択及び全デコード化回路を含む。したがって、表
示装置13は、典型的に、エンコード化及び多重分離された放送映像信号を直接
に受け、選択チャネルのエンコード化された映像信号を復元し、復元された映像
信号の映像フレームをデコード化し表示することができる。しかし、表示装置1
3は、典型的に、重なりフレームと映像フレームとを調合することができない。
したがって、そのような調合を可能にするために、ボックス11は、表示装置1
3のような同様のデコード化能力(デコーダ22)を含む。しかし、人は、典型
的に、その人が番組を見て過ごす時間の小さい部分だけのために重なりフレーム
の表示を要求する。したがって、ボックス11の調合能力は前記時間の小さな部
分だけを要求されるので、ボックス11のデコード化能力は、前記時間の大部分
が表示装置13にとって余分となる。すなわち、1つのデコーダが前記時間の大
部分においてジョブを行うとき、見る人は2つの全デコーダのためにお金を用い
る。さらに、表示装置13にエンコード化された映像信号を供給することが望ま
れたとき、処理回路もまた、ボックス11に非常に大きな大きさ及び費用を加え
る再エンコーダ26を含む。
【0009】 本願発明について以下に説明する概念をより容易に理解することを助けるため
に、従来のビデオ圧縮技術の基礎的な概観を以下に説明する。
【0010】 相対的に高解像度の画像(映像)を相対的に低帯域幅の周波数帯を通じて電子
的に送信するために、又は、そのような画像を相対的に小さな記憶空間に電子的
に記憶するために、その画像を表すデジタルデータを圧縮することがしばしば必
要となる。そのような画像圧縮は、典型的に、画像を表すために必要なデータビ
ットの数を減少させることを含む。たとえば、高品位テレビジョン(HDTV)
のビデオ画像(ビデオ映像)は、現存のテレビジョン周波数帯を通じて送信が可
能となるように圧縮される。圧縮しない場合には、HDTVビデオ画像は、現存
のテレビジョン周波数帯の帯域幅より非常に大きな帯域幅を有する送信周波数帯
を必要とする。さらに、データの送信通過量及び送信時間を許容できる程度に低
減させるために、画像はインターネットを通じて送られる前に圧縮される。また
は、CD−ROM又はサーバの画像記憶容量を増加させるために、これらに記憶
される前に画像は圧縮される。
【0011】 図3から図6を参照するに、MPEG−1及びMPEG−2を含む、普及して
いるブロックに基づく動画標準化作業グループ(MPEG)による圧縮規格の基
礎について説明する。図示の目的のために、この説明は、Y、CB及びCRの色空
間で表された画像を圧縮するためにMPEG4:2:0フォーマットを用いるこ
とに基づく。しかし、また、説明した概念は、他のMPEGフォーマット、他の
色空間で表された画像、及び静止画像を圧縮するのにしばしば用いられる合同写
真標準化作業グループ(JPEG)による規格のような他のブロックに基づく圧
縮規格にも当てはまる。さらに、多くのMPEG規格やY、CB及びCRの色空間
の詳しい説明は簡潔さのために省略するが、これらの詳細は、非常に多くの入手
可能な文献においてよく知られ、かつ開示されている。
【0012】 図3から図6を参照するに、MPEG規格は、テレビ放送に見られ、映像フレ
ームとも呼ばれる、時間的に連続した画像を圧縮するためにしばしば用いられる
。各映像フレームは、マクロブロックと呼ばれる、各々が1以上の画素を含む部
分領域に分割される。図3の(A)は、256の画素32を有する16画素×1
6画素のマクロブロック30(寸法を示していない。)を示す。他の圧縮規格は
他の規模を有するマクロブロックを用いるが、MPEG規格においてはマクロブ
ロックは常に16×16画素である。原映像フレームたとえば圧縮前のフレーム
において、各画素32は、それぞれ輝度値Y、及びそれぞれ1組の色、たとえば
彩度の異なる値のCB及びCRを有する。
【0013】 図3の(A)から図3の(D)を参照するに、フレームの圧縮前に、たとえば
予備圧縮値のような圧縮のために用いられるデジタル輝度(Y)及び彩度の異な
る(CB及びCR)値は、原フレームの原Y、CB及びCRの値から発生される。M
PEG4:2:0フォーマットにおいて、予備圧縮のY値は原Y値と同じである
。したがって、各画素32は、単にその原輝度値Yを保持するにすぎない。しか
し、圧縮されるデータの総量を減少させるために、MPEG4:2:0フォーマ
ットは、各グループ34の4つの画素32のために、1つの予備圧縮のCB値及
び1つの予備圧縮のCR値を可能にするのみである。各予備圧縮のCB値及びCR
値は、各グループ34における4つの画素32の原CB値及びCR値からそれぞれ
分割される。たとえば、予備圧縮のCB値は、各グループ34の4つの画素32
の原CB値の平均に等しい。したがって、図3の(B)から図3の(D)を参照
するに、マクロブロック10から発生された予備圧縮のY、CB及びCRの値は、
1つの16×16行列36の予備圧縮のY値(それぞれ各画素32の原Y値に等
しい)、1つの8×8行列38の予備圧縮のCB値(各グループ34の4つの画
素32のための1つの取り出されたCB値に等しい)、及び1つの8×8行列4
0の予備圧縮のCR値(各グループ34の4つの画素32のための1つの取り出
されたCR値に等しい)として配置される。行列36、38及び40は、しばし
ば、「ブロック」の値と呼ばれる。さらに、16×16ブロックの代わりに8×
8ブロックの画素値に圧縮変換を実行することは好都合なので、予備圧縮のY値
のブロック36は、マクロブロック30の8×8ブロックAからDの画素にそれ
ぞれ対応する4つの8×8ブロック42aから42dに細分される。したがって
、図3の(A)から図3の(D)を参照するに、6つの8×8ブロックの予備圧
縮の画素データは、各マクロブロック30、すなわち、4つの8×8ブロック4
2aから42dの予備圧縮のY値、1つの8×8行列38の予備圧縮のCB値、
及び1つの8×8行列40の予備圧縮のCR値のために発生される。
【0014】 図4は、より一般にはエンコーダと呼ばれる、MPEG圧縮装置50の一般的
なブロック図である。一般に、エンコーダ50は、1つのフレーム又は連続した
フレームのための予備圧縮データを、前記予備圧縮データより著しく少ないデー
タビットで同じフレーム又は複数のフレームを表すエンコード化されたデータに
変換する。この変換を実行するために、エンコーダ50は、前記予備圧縮データ
における余剰物を減少又は除去し、効率的な変換及び符号化(コード化)方法を
用いて残りのデータを再フォーマット化する。
【0015】 特に、エンコーダ50はフレーム再整列用の緩衝装置52を含み、該緩衝装置
52は、1以上の連続したフレームのための予備圧縮データを受け、符号化(エ
ンコード化)のためにフレームを適当に連続して再整列させる。したがって、再
整列された一続きは、フレームが発生され表示される一続きとはしばしば異なる
。エンコーダ50は、記憶された各フレームを、画像グループ(以下「GOP」
という。)と呼ばれるそれぞれのグループに割り当て、各フレームを内部(I)
フレーム又は非内部(非I)フレームとしてラベル付けする。たとえば、各GO
Pは、全体として15のフレームとなるように3つのIフレームと12の非Iフ
レームとを含んでいてもよい。エンコーダ50は、常に他のフレームを参照する
ことなくIフレームをエンコード化するが、GOPの他の1以上のフレームを参
照して非Iフレームをエンコード化することが可能であり、またしばしばエンコ
ード化を行う。しかし、エンコーダ50は、異なったGOPのフレームを参照し
て非Iフレームをエンコード化することを行わない。
【0016】 Iフレームのエンコード化の間、Iフレームを表す8×8ブロック(図3(B
)から図3(D))の予備圧縮のY値、CB値及びCR値は、加算装置54を経て
離散コサイン変換(DCT)装置56へ通り、離散コサイン変換装置56は、こ
れらのブロックの値を、8×8ブロックの1つのDC係数(ゼロ周波数)と63
のAC係数(非ゼロ周波数)とにそれぞれ変換する。すなわち、エンコーダ50
がIフレームをエンコード化するときは加算装置54は必要でないので、予備圧
縮の値は、いかなる他の値と加算されることなく加算装置54を経る。しかし、
以下のように、エンコーダ50が非Iフレームをエンコード化するときは加算装
置54はしばしば必要である。量子化装置58は、各係数を各最大値に制限し、
各経路60及び62に量子化されたAC及びDC係数を供給する。予測エンコー
ダ64はDC係数を予測的に変換し、可変長コーダ66は、量子化されたAC係
数と量子化及び予測的にエンコード化されたDC係数とを、ハフマンコード(Hu
ffman code)のような可変長コードに変換する。これらのコードは、エンコード
化されたIフレームの画素値を表すエンコード化されたデータを形成する。その
後、送信用の緩衝装置68は、エンコード化されたデータのデコーダへの同調さ
れた送信を可能にするために、これらのコードを一時的に記憶する(以下に図6
に関連して説明する。)。エンコード化されたデータが送信される代わりに記憶
されたときは、コーダ66は、CD−ROMのような記憶媒体に可変長コードを
直接に供給するようにしてもよい。
【0017】 IフレームがGOPの1以上の非Iフレームのための基準として(しばしば用
いられるように)用いられるとき、以下の理由のために、デコーダによって用い
られるデコード化方法に類似又は同一のデコード化方法を用いて、エンコード化
されたIフレームをデコード化することによって、エンコーダ50は対応する基
準フレームを発生する(図6)。Iフレームに参照される非Iフレームをデコー
ド化するとき、デコーダは、選択肢を有せず、デコード化されたIフレームを基
準フレームとして用いる。MPEG規格によるエンコード化及びデコード化は損
失性を有する、すなわち、ある情報はAC及びDC変換係数の量子化によって失
われるので、デコード化されたIフレームの画素値は、しばしば原Iフレームの
予備圧縮の画素値とは異なっている。したがって、デコード化のために用いられ
る基準フレーム(デコード化されたIフレーム)はエンコード化のために用いら
れる基準フレーム(予備圧縮のIフレーム)とは異なることから、エンコード化
の間予備圧縮のIフレームを基準フレームとして用いることは、デコード化され
た非Iフレームにおいて付加的な人工物を生じさせる。
【0018】 したがって、デコード化のために用いられる基準フレームとして類似又は同一
の、エンコード化のための基準フレームを発生するために、エンコーダ50は、
逆量子化装置70と、逆量子化装置及びデコーダの逆DCT装置に類似して設計
された逆DCT装置72とを含む(図6)。逆量子化装置70は、量子化装置5
8からの量子化されたDCT係数を逆量子化し、逆DCT装置72は、これらの
逆量子化されたDCT係数を、対応する8×8ブロックのデコード化されたY、
B及びCRの画素値(これらは基準フレームを構成する。)に変換する。しかし
、量子化の間に発生した損失の理由から、これらのデコード化された画素値のい
くつか又は全部はそれらの対応する予備圧縮の画素値とは異なる。したがって、
基準フレームは、前記したような、その対応する予備圧縮フレームとは別である
。これらのデコード化された画素値は、(以下に示すように、非Iフレームから
基準フレームを発生するときに用いられる)加算装置74を経て、基準フレーム
を記憶する基準フレーム用の緩衝装置76へ通る。
【0019】 非Iフレームのエンコード化の間、エンコーダ50は、初めに、少なくとも2
つの方法で各マクロブロックの非Iフレームをエンコード化する。1つの方法は
、Iフレームのために前記した方法であり、他の方法は、以下に示す、動き予測
を用いる方法である。エンコーダ50は、その後、最少のビットを有する生じた
コードを保存かつ送信する。したがって、この方法は、マクロブロックの非Iフ
レームは、常に最少のビットを用いてエンコード化されることを確実にする。
【0020】 動き予測に関して、物体の相対的な位置が次のフレームにおいて変化するとき
は、フレームにおける物体は動きを呈する。たとえば、馬が画面を横切ってギャ
ロップで走るときは、馬は相対的な動きを呈する。または、カメラが馬を追うと
きは、背景が馬に関して相対的な動きを呈する。一般に、物体が現れる次に来る
各フレームは、同じマクロブロックの画素の少なくともいくつかを先行のフレー
ムとして含む。しかし、先行のフレームにおいて整合マクロブロックのようなマ
クロブロックは、しばしば、先行のフレームにおいて占有する各フレーム位置と
は異なるフレーム位置をそれぞれ占有する。これに対し、静止の物体(たとえば
木)又は背景画面(たとえば空)の部分を含むマクロブロックは、一連のフレー
ムのそれぞれにおいて同じフレーム位置を占有し、従って、「ゼロ動き」を呈す
る。どちらの場合においても、各フレームを独立にエンコード化する代わりに、
「マクロブロックR及びZのフレーム1(非Iフレーム)は、位置S及びTにあ
るマクロブロックの各フレーム0(Iフレーム)と同じである。」ことを告げる
ために、より少ないデータビットが用いられる。この「声明」(statement)は
、動きベクトルとしてエンコード化される。相対的に速く動いている物体に関し
て、動きベクトルの位置の値は相対的に大きい。逆に、静止した又は相対的に遅
く動いている物体又は背景画面に関して、動きベクトルの位置の値はゼロに等し
い又は相対的に小さい。
【0021】 図5に、前記した非Iフレーム1及びIフレーム0に関する動きベクトルの概
念が示されている。動きベクトルMVは、位置Rのフレーム1のマクロブロッ
クのための整合は位置Sのフレーム0に見いだされることを示す。MVは3つ
の要素(component)を有する。第1の要素、ここでは0は、整合マクロブロッ
クが見いだされるフレーム(ここではフレーム0)を示す。次の2つの要素X 及びYは共に、フレーム0に整合マクロブロックが見いだされる場所を示す2
次元の位置の値を構成する。したがって、この例において、位置Sのフレーム0
は位置Rのフレーム1と同じ座標X、Yを有するので、X=Y=0である。
逆に、位置Tのマクロブロックは、位置Tとは異なる座標X、Yを有する位置Z
のマクロブロックと整合する。したがって、X及びYは、位置Zに関して位
置Tを表す。たとえば、位置Tは、位置Zの左方(Xの負方向)に10画素及び
位置Zの下方(Yの負方向)に7画素だけ移動した位置にあるとする。したがっ
て、MV=(0,−10,−7)である。他に多くの動きベクトルの案が可能
であるが、それらはすべて同じ一般概念に基づく。
【0022】 再び図4を参照して、動き予測について詳しく説明する。非Iフレームのエン
コード化の間、動き予測装置78は、非Iフレームにおけるマクロブロックの予
備圧縮のY値(CB値及びCR値は動き予測の間用いられない。)を基準Iフレー
ムにおける各マクロブロックのデコード化されたY値と比較し、整合マクロブロ
ックを確認する。整合が基準フレームにおいて見いだされる非Iフレームにおけ
る各マクロブロックのために、動き予測装置78は、基準フレームと、基準フレ
ームにおける整合マクロブロックの位置とを特定する動きベクトルを発生する。
したがって、図6に関連して以下に説明するように、これらのマクロブロックの
非Iフレームをデコード化する間、デコーダは、動きのエンコード化がされた(
motion-encoded)マクロブロックの画素値を基準フレームにおける整合マクロブ
ロックから得るために、動きベクトルを用いる。予測エンコーダ64は動きベク
トルを予測的にエンコード化し、コーダ66は、エンコード化された動きベクト
ルのための各コードを発生し、これらを送信用の緩衝装置48に供給する。
【0023】 さらに、非Iフレームにおけるマクロブロック及び基準Iフレームにおける整
合マクロブロックはしばしば類似かつ非同一であるので、エンコーダ50は、デ
コーダが計算できるように、これらの差を動きベクトルといっしょにエンコード
化する。特に、動き予測装置78は整合マクロブロックの基準フレームのデコー
ド化されたY値を加算装置54に供給し、加算装置54は、これらのY値を、画
素毎の原理に基づいて、整合マクロブロックの非Iフレームの予備圧縮のY値か
ら効果的に減じる。残りのブロックの量子化されたDC係数が、ライン60によ
ってコーダ66に直接に供給され、したがって、予測エンコーダ44によって予
測的にエンコード化されないことを除いて、残りと呼ばれるこれらの差は、8×
8ブロックに配置され、前記した方法と同様の方法で、DCT装置56、量子化
装置58、コーダ66及び緩衝装置68によって処理される。
【0024】 付加的に、非Iフレームを基準フレームとして用いることが可能である。非I
フレームが基準フレームとして用いられるとき、前記の理由からこの非Iフレー
ムがデコーダによって用いられるフレームと同じであるように、量子化装置58
からの量子化された残りはそれぞれ量子化され、逆量子化装置70及び逆DCT
装置72によってそれぞれ逆変換される。動き予測装置78は、残りが発生され
た基準フレームのデコード化されたY値を加算装置74に供給する。加算装置7
4は、非Iフレームの各Y値を発生するために、回路72からの各残りを基準フ
レームのこれらのデコード化されたY値に加える。基準フレーム用の緩衝装置7
6は、その後、後続の非Iフレームをエンコード化するときに用いるための基準
フレームといっしょに非I基準フレームを記憶する。
【0025】 さらに図4を参照するに、エンコード化されたフレームデータを固定された速
度で典型的に送信する送信用の緩衝装置68がオーバーフロー又は空たとえばア
ンダーフローにならないことを確実にするために、エンコーダ50は、また、速
度制御装置80を含む。これらの条件のいずれかが生じれば、エンコード化され
たデータの流れにエラーが発生する。たとえば、緩衝装68がオーバーフローに
なると、コーダ66からのデータは失われる。したがって、速度制御装置80は
、送信用の緩衝装置68の最大容量度合に基づいて量子化装置58によって用い
られる量子化換算係数を調整するためにフィードバックを用いる。緩衝装置68
が満たされれば満たされるほど、制御装置80は換算係数をより大きくさせ、コ
ーダ66はデータビットをより少なく発生する。逆に、緩衝装置68がより空に
なればなるほど、制御装置80は換算係数を小さくさせ、コーダ66はデータビ
ットをより多く発生する。この連続的な調整は、緩衝装置68がオーバーフロー
にもアンダーフローにもならないことを確実にする。
【0026】 図6は従来のMPEG逆圧縮装置82のブロック図で、逆圧縮装置83は、一
般に、デコーダと呼ばれ、図4のエンコーダ60によってエンコード化されたフ
レームをデコード化することができる。
【0027】 動き予測されていないIフレーム及びマクロブロックの非Iフレームのために
、可変長デコーダ84は、エンコーダ50から受けられた可変長コードをデコー
ド化する。予測デコーダ86は予測的にデコード化されたDC係数をデコード化
し、図4の逆量子化装置70と類似又は同一である逆量子化装置87は、デコー
ド化されたAC及びDC係数を逆量子化する。図4の逆DCT装置72に類似又
は同一である逆DCT装置88は、逆量子化された係数を画素値に変換する。デ
コード化された画素値は、(以下に示すように、動き予測されたマクロブロック
の非Iフレームをデコード化する間に用いられる)加算装置90を経てフレーム
再整列用の緩衝装置92へ通り、緩衝装置92は、デコード化されたフレームを
記憶し、映像表示装置94への表示のために適正な整列状態にてそれらを配列す
る。デコード化されたIフレームが基準フレームとして用いられたとき、そのフ
レームは基準フレーム用の緩衝装置96に記憶される。
【0028】 動き予測されたマクロブロックの非Iフレームのために、デコーダ84、逆量
子化装置87及び逆DCT装置88は、前記において図4に関連して説明したよ
うに残りの係数を処理する。予測デコーダ86は動きベクトルをデコード化し、
動き補間装置98は、動きベクトルが指向する基準フレームのマクロブロックか
らの画素値を加算装置90に供給する。加算装置90は、デコード化されたマク
ロブロックの画素値を発生するために、これらの参照された画素値を残りの画素
値に加え、これらのデコード化された画素値をフレーム再整列用の緩衝装置92
に供給する。デコード化された非Iフレームが基準フレームとして用いられたと
き、非Iフレームは、基準フレーム用の緩衝装置96に記憶される。
【0029】 図4及び図6を参照するに、複数の機能的な回路ブロックを含むものとして説
明したが、エンコーダ50及びデコーダ82は、ハードウェア、ソフトウェア又
はそれらの組合せにおいて実行されるものとしてもよい。たとえば、エンコーダ
50及びデコーダ82は、回路ブロックの各機能を実行する1以上の処理装置に
よってしばしば実行される。
【0030】 図4及び図6に示すMPEGのエンコーダ50及びデコーダ82、及び一般の
MPEG規格のMPEGのエンコーダ及びデコーダのさらに詳細な説明は、19
98年マグロウヒル(McGraw-Hill)社刊のピーター・ディー・シメス(Peter D
. Symes)著の「ビデオ圧縮」(Video Compression)を含む多くの刊行物から得
ることができる。さらに、画像(映像)をエンコード化及びデコード化するため
の他のよく知られたブロックに基づく圧縮方法がある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の一面において、画像処理回路は、第1及び第2の領域を有するエンコ
ードされた画像を受け、前記画像の前記第1の領域をデコードし、前記デコード
された第1の領域を変更し、前記変更された第1の領域を再エンコードするよう
に作動可能である処理装置を含む。
【0032】 そのような画像処理回路によれば、人は、画像全体をデコード化及び再エンコ
ード化する代わりに、画像のその領域のみをデコード化及び再エンコード化する
ことによって画像の領域を変更することができる。たとえば、人が映像フレーム
の下部部分にEPGを重ねることを求めたとき、画像処理回路は、EPGとフレ
ームの下部部分とのみをデコード化し、デコード化されたEPGを下部フレーム
部分に重ね、重ねられた下部フレーム部分を再エンコード化することができる。
したがって、この技術によれば、画像重畳処理の間、画像全体をデコード化及び
再エンコード化する回路に比べて、処理時間をしばしば低減し、したがって、画
像処理回路の製造費用及び複雑さを低減する。
【0033】
【発明の実施の形態】
エンコード化されたビデオ画像(ビデオ映像)を複数のそれぞれ独立した領域
にフォーマット化することについて
【0034】 図7は、本発明の一実施例に係る映像フレームのフォーマット装置100のブ
ロック図である。フォーマット装置100は、同報ネットワーク(broadcaster
network)(たとえば、FOX、CNN等)から受けた、エンコード化された映
像チャネル信号1〜Nをそれぞれフォーマット化するための画像処理回路102 〜102を含む。具体的に、処理回路102は、各チャネル信号の、複数の
独立した領域を有するようなフレームをフォーマット化する。処理回路102は
、処理された各チャネル信号1〜Nを多重化装置104に供給し、多重化装置1
04は、処理されたチャネル信号を、エンコード化及び多重化された放送映像信
号に供給する。映像フレームをフォーマット化するものとして説明したが、フォ
ーマット装置100は、映像領域又は静止画像を変更するように設計されていて
もよい。
【0035】 例示の目的のために、画像処理回路102の構造及び作動を詳しく説明する
。処理回路102〜102も同様である。処理回路102は、チャネル信
号1をデコード化するためのデコーダ108を含む。チャネル信号1は、一例
において、図3から図6に関連して説明したMPEG圧縮規格と同じ又は同様の
圧縮規格に従ってエンコード化された信号である。動きベクトル分析装置110 は、デコード化されたチャネル信号を受け、フレームの1つの領域から同じフ
レームの別の領域に向く動きベクトル又は他のフレームの別の領域に向く動きベ
クトルを有するマクロブロックを特定する。すなわち、マクロブロックが、同じ
フレーム又は他のフレームの異なる領域の基準マクロブロックに向く動きベクト
ルを有するとき、分析装置110は、フレームの領域におけるマクロブロック
を特定する。複数領域のフレームの再エンコーダ112は、特定されたマクロ
ブロックを含む領域とは異なるフレームの領域に向く動きベクトルを有するマク
ロブロックが特定されないような、特定されたマクロブロックを再エンコード化
する。一実施例において、マクロブロックが他のフレームの同じ領域の基準マク
ロブロックに向く動きベクトルを有するような、フレームの領域の特定されたマ
クロブロックを、再エンコーダ112は再エンコード化する。たとえば、エン
コーダ112は、位置の値が(0,0)である動きベクトルを有するようにマ
クロブロックをエンコード化してもよい。他の実施例において、再エンコーダ1
12は、特定されたマクロブロックを、動きベクトルを有しないIブロックとし
て再エンコード化する。
【0036】 図7、図8を参照して、処理回路102の作動を説明する。図8は、3つの
映像フレーム114、116及び118のグループを示す。この例において、フ
レーム114はIフレームで、フレーム116及び118は非Iフレームである
。回路102は、各フレーム114、116、118を、複数の領域、ここで
は、2つの領域120a及び122a、120b及び122b、120c及び1
22cにフォーマット化する。第1の領域120a〜120c(影がない。)は
フレーム114、116及び118の上部領域を占め、第2の領域122a〜1
22c(影がある。)はフレーム114、116及び118の下部領域を占める
。1組の領域120a〜120c及び1組の領域122a〜122cは、マクロ
ブロック123を含む。
【0037】 デコーダ108は、映像フレーム、動きベクトル、及びチャネル信号1の他
の要素(コンポーネント)をデコード化する。一実施例において、デコーダ10
は、従来のように、各フレームのマクロブロックを画素値、たとえば画素領
域に下位にデコード化する。しかし、以下に説明するように、デコーダ108 はチャネル1信号を表示のためにデコード化しないので、通常、マクロブロック
をDCT係数にのみ、たとえば変換領域に下位にデコード化する。選択的に、以
下に説明するように、デコーダ108は、フレームの、あるマクロブロックの
みをデコード化するようにしていてもよい。そのような部分的なデコード化は、
既知のデコーダと比較して、デコーダ108の製造費用、装置の複雑さ及びデ
コード化時間を低減する。
【0038】 動きベクトル分析装置110は、デコーダ108からのデコード化された
動きベクトルを調べ、第1の領域120a〜120cの1つから第2の領域12
2a〜122cの1つに向く動きベクトル、及びその逆に向く動きベクトルを有
するマクロブロックを確認又は特定する。たとえば、分析装置110は、デコ
ード化された動きベクトル124及び126(実践で示されている。)を「境界
交差(boundary-crossing)」ベクトルとして確認する。具体的に、分析装置1
10は、デコード化された動きベクトル124が、フレーム116の領域12
0bのマクロブロック123aからフレーム114の領域122aの基準マクロ
ブロック123bに向くことを決定する。同様に、分析装置110は、デコー
ド化された動きベクトル126が、フレーム118の領域122cのマクロブロ
ック123cからフレーム116の領域120bの基準マクロブロック123d
に向くことを決定する(マクロブロック122a及び122cと基準マクロブロ
ック122b及び122dとの間の相対的なフレーム位置の相違は、それぞれ、
図示の目的のために誇張されている)。したがって、分析装置110は、動き
ベクトル124及び126を、第1の領域120a〜120cと第2の領域12
2a〜122cとの間の「境界」を交差するものとして確認し、マクロブロック
123a及び123cが境界交差の動きベクトルを有することを再エンコーダ1
12に通知する。
【0039】 一実施例において、再エンコーダ112は、境界交差の動きベクトルを有す
るマクロブロックのための代替の動きベクトルを発生する。たとえば、再エンコ
ーダ112は、代替の動きベクトル128及び130(実線で示されている。
)をマクロブロック123a及び123dのためそれぞれ発生する。具体的に、
代替の動きベクトル128はその領域120bのマクロブロック123aから領
域120aの基準マクロブロック123eに向き、代替の動きベクトル130は
その領域122cのマクロブロック123cから領域122bの基準マクロブロ
ック123fに向く。したがって、代替の動きベクトル128及び130のいず
れも、第1の領域120a〜120cと第2の領域122a〜122cとの間の
境界を交差する。動きベクトル124及び126のような境界交差の動きベクト
ルを除去することによって、再エンコーダ112は、それらが領域122a〜
122cから独立するように領域120a〜120cを再エンコード化する。す
なわち、第1の領域120a〜120cは第2の領域122a〜122cに関係
なくエンコード化され、第2の領域122a〜122cは第1の領域120a〜
120cに関係なくエンコード化される。そのような独立した領域は、MPEG
技術において「スライス」としばしば呼ばれる。図9に関連して以下に説明する
ように、そのような独立した、エンコード化された第1及び第2の領域120a
〜120c及び122a〜122cは、人が、他の組又は複数の組の領域たとえ
ば領域120a〜120cをデコード化することを要することなく、一組の領域
たとえば領域122a〜122cを変更することを可能にする。さらに、以下に
説明するように、代替の動きベクトル128及び130は、位置の値がゼロでな
い及びゼロであるとして示されたが、他の例において、両方ともゼロでないか又
はゼロである位置の値を有するようにしていてもよい。付加的に、代替の動きベ
クトル128及び130は境界交差の動きベクトル12及び126として同じフ
レーム114及び116にそれぞれ向くとして示されたが、他の例において、異
なるフレームに向くようにしていてもよい。
【0040】 一実施例において、再エンコーダ112は、最良の基準マクロブロックのた
めに適当なフレーム領域を従来のように走査し、新たな基準マクロブロックを用
いて原マクロブロックを動きエンコード化することによって代替の動きベクトル
を発生する。たとえば、代替の動きベクトル128を発生するために、再エンコ
ーダ112は、領域120aを走査し、マクロブロック123eは、領域12
0aの最良の基準マクロブロックであることを決定する。一実施例において、再
エンコーダ112はマクロブロック123gで走査を開始し、該マクロブロッ
クは、原基準ブロック123bに最も近い領域120aのマクロブロックである
。したがって、基準ブロック123eは原基準ブロック123bに取って代わる
。図4に関連して前記したように、再エンコーダ112は、基準ブロック23
bの代わりに代替の基準ブロック123eを用いて、ブロック123aを動きエ
ンコード化する。
【0041】 再エンコーダ112がそのような走査及び動きエンコード化をすることを可
能にするために、デコーダ108は、少なくとも特定されたマクロブロック、
基準マクロブロック及び領域120aのような走査領域のマクロブロックをデコ
ード化する。たとえば、再エンコーダ112が原動きベクトルと同じ各フレー
ムに向く代替の動きベクトルを発生するように構成されているとき、デコーダ1
08は、特定されたマクロブロック及び特定された動きベクトルが向くフレー
ムのみをデコード化するように構成することができる。選択的に、デコーダ10
は、特定されたマクロブロック、基準マクロブロック、及び特定されたマク
ロブロックを含む領域に対応する向けられたフレームの領域のみをデコード化す
るように構成することができる。たとえば、デコーダ108は、代替の動きベ
クトル128が領域120aを向くことを認識するように構成することができ、
該領域は、特定されたマクロブロック123aの領域120bに対応している。
この認識に基づいて、デコーダ108は、マクロブロック123a及び123
bと領域120aのすべてのマクロブロックとをデコード化し、領域120は、
再エンコーダ112によって走査される領域である。もちろん、デコーダ10
は、フレームをその全体においてデコード化するように構成することができ
る。
【0042】 デコーダ108がどのマクロブロックをデコード化すべきかを決めることを
可能にするために、一実施例において、デコーダ108及び分析装置110 は以下の方法において相互作用をする。まず、デコーダ108は、フレームの
動きベクトルをデコード化する。次に、分析装置110は、交差境界の動きベ
クトルと、それらが属するマクロブロックと、それらが向く基準マクロブロック
と、基準マクロブロックを含むフレーム走査領域とを決める。
【0043】 動き分析装置110は、交差境界の動きベクトルと、基準マクロブロックと
、再エンコーダ112が動き再エンコーダ化の間走査する走査領域のマクロブ
ロックとをを有するマクロブロックの特定をデコーダ108に提供する。デコ
ーダ108は、特定されたマクロブロックをデコード化し、デコード化された
マクロブロックを分析装置110を介して再エンコーダ112に供給する。
【0044】 一方、装置の複雑さ及びエンコード化時間を低減するために、再エンコーダ1
12は、位置の値がゼロであるすべての代替の動きベクトルを発生するように
構成することができる。これは、代替の基準マクロブロックが基本的に既知であ
るので、フレーム領域を走査する必要性を除去する。たとえば、図8に示すよう
に、ゼロである位置の値を有する代替の動きベクトル130を発生するために、
再エンコーダ112は、最良の代替の基準マクロブロックのために領域122
bを走査する必要がない。これは、このマクロブロックがマクロブロック123
fを代替基準ブロックとして用いるように制約されていることによる。すなわち
、ブロック123fは、ベクトル130aに位置の値ゼロを与える基準ブロック
のみである。したがって、領域122bを走査することなく、再エンコーダ11
は、ブロック123fを代替の基準ブロックとして選択し、原基準ブロック
123dの代わりに代替の基準ブロック123fを用いてマクロブロック123
cを動きエンコード化する。この無走査エンコード化は、前記した走査エンコー
ド化より速く複雑さがより少ないが、無走査エンコード化は、しばしば効率性が
少ない、たとえば、走査エンコード化より画素当たりより多くのビットを発生す
る。
【0045】 他の実施例において、さらに装置の複雑さ及びエンコード化時間を低減するた
めに、再エンコーダ112は、特定されたマクロブロックを、動きベクトルを
有しないようなIエンコード化されたブロックとしてエンコード化するように構
成されている。エンコード化は、前記した動き(非I)エンコード化方法より速
くかつ複雑さがより少ないが、しばしば、動きエンコード化より効率が低い。
【0046】 さらに、特定されたマクロブロックを再エンコード化するために、再エンコー
ダ112は、代替の動きベクトルとびチャネル1信号の他のデコード化された
部分とを再エンコード化し、独立した領域にフォーマット化及び再エンコード化
された映像フレームを含む再エンコード化されたチャネル1信号を多重化装置1
04に供給する。
【0047】 前記したフレームフォーマット化のどの実施例のためにも、デコーダ108 は、変換領域又は画素領域のいずれかに下位にデコード化されるように構成する
ことができる。DCT装置は線形変換であるので、再エンコーダ112は、走
査、動きエンコード化及び画素値を用いると共にDCT係数を用いるIエンコー
ド化を行うことができる。
【0048】 さらに、処理回路を分離回路ブロック108、110及び112として
示したが、処理回路102は、ハードウェア、ソフトウェア又はハードウェア
とソフトウェアとの組合せの回路ブロックの機能を実行する1以上の処理装置を
含んでいてもよい。付加的に、前記した機能は、前記したものとは別の順で実行
されるようにしてもよい。
【0049】 さらに、フレーム114、116及び118の上部及び下部が直角である場合
で示したが、領域120a〜120c及び122a〜122cは、各フレーム内
でいかなる位置に配置されていてもよいし、他の大きさを有するようにしてもよ
い。したがって、一実施例において、処理回路102は、再エンコード化され
たチャネル信号において領域の大きさ及び位置を含む。図9に関連して以下に説
明するように、セットトップボックスは、重なりフレームと映像フレーム領域と
を調合するとき、この大きさ及び位置の情報を用いることができる。
【0050】 図9に関連して以下に説明するように、画像処理回路102〜102が映
像フレームを複数の独立した領域にフォーマット化することを可能にする処理力
のために増加された費用は、セットトップボックス(図9)の低減された複雑さ
及び費用によって相殺される以上である。典型的にはケーブル会社の事務所で設
置される各フレームのフォーマット装置100のために、数百、数千又は数百万
のセットトップボックスがあるので、全費用の節減は実際に非常に大きい。した
がって、セットトップボックスのための組み合わされた費用の節減は、ケーブル
会社の事務所での1つのフォーマット装置100の設置の増加された費用より非
常に大きい。
【0051】 画像領域の変更について
【0052】 図9は、本発明の一実施例に係るテレビ受信装置130を示すブロック図であ
る。装置130は、遠隔制御装置132及びHDTV受信/表示装置134を含
み、それぞれは図2の遠隔制御装置12及び受信/表示装置13と同様である。
装置は、また、セットトップボックス136を含み、該セットトップボックスは
、重なりフレームと各映像フレームの領域とを調合する。たとえば、ボックス1
36の構造及び作動は、図8のフレーム114、116及び118に関連すると
共にEPGに関連して重なりフレームとして論じる。しかし、この議論は、異な
るフォーマットを有する映像フレームと異なる重なりフレームとにも適用し得る
ことが理解される。実施例において、ボックス136は、EPGと、フレーム1
14、116及び118の領域122a〜122cとを調合する。領域122a
〜122cは領域120a〜120cとは独立してエンコード化されているので
、ボックス136は領域122a〜122cをデコード化及び再エンコード化す
ることのみを要する。したがって、ボックス136は、領域120a〜120c
をデコード化及び再エンコード化する必要がないので、調合を実行するためにす
べてのフレームをデコード化及び再エンコード化しなければならない従来のセッ
トトップボックス11(図2)と比較して、ボックス136の処理力を著しく少
なくし、その費用を著しく安価なものとすることができる。
【0053】 装置130のセットトップボックス136は、ケーブル又は衛星の放送会社か
らのエンコード化及び多重化された放送映像信号を受ける処理回路138を含む
。コマンドデコーダ140からのチャネル選択信号に応答して、チャネル選択装
置142は、放送信号を多重分離し、選択された映像チャネル信号を重なり領域
デコーダ144に供給する。
【0054】 見る人がEPGのような重なりフレームを見ることを望んだとき、見る人は、
重なりコマンドを発生するために遠隔制御装置132を操作する。コマンドデコ
ーダ140は、重なりコマンドに応答して重なり信号を発生する。重なり信号に
応答して、デコーダ144は、重なりフレームと、重なりフレームが調合される
重なりフレーム領域とをデコード化する。たとえば、図8を参照するに、デコー
ダ144は、EPGとフレーム114、116及び118の重なり領域122a
〜122cとをそれぞれデコード化する。図7に関連して前記した理由により、
デコーダ144は、EPG及び重なり領域122a〜122cを変換領域又は画
素領域に下位にデコード化する。しかし、デコーダ144は、非重なりフレーム
領域120a〜120cをデコード化しない。したがって、デコーダ144は、
デコード化されたEPG及び重なりフレーム領域122a〜122cを出力端子
145に供給し、デコード化されない非重なり領域120a〜120cを出力端
子146を通るようにする。
【0055】 重なり/領域コンバイナ147は、デコーダ144の出力端子145に結合さ
れ、以下に説明する方法で、デコード化された重なりフレームと、デコード化さ
れたフレーム重なり領域とを調合する。たとえば、デコーダ144は、デコード
化されたEPGと、デコード化された重なりフレーム領域122a〜122cと
を調合する。
【0056】 重なり領域の再エンコーダ148は、図4に関連して説明した方法と同様の従
来のエンコード化方法を用いて、調合された重なりフレーム領域を再エンコード
化する。たとえば、再エンコーダ148は、調合された重なりフレーム領域12
2a〜122cを再エンコード化する。
【0057】 フレーム用の緩衝装置150は、再エンコーダ148からの再エンコード化さ
れた重なりフレーム領域を受けると共に、重なり領域デコーダ144が出力端子
146を経て通った、デコード化されない非重なりフレーム領域を受ける。フレ
ーム用の緩衝装置150は、映像フレームを「組み立て直す」ためにデコード化
されないフレーム領域と再エンコード化されたフレーム領域とを各緩衝部分に記
憶する。たとえば、緩衝装置150は、デコード化されない非重なり領域120
a〜120cを第1の組の緩衝部分に記憶し、再エンコード化された重なり領域
122a〜122cを第2の組の緩衝部分に記憶する(図9に示していない緩衝
部分)。緩衝装置150は、その後、第1及び第2の組の緩衝部分の内容を、領
域120a〜120cが単一のフレームやその他として供給されるような表示装
置134に供給する。
【0058】 速度制御装置154は、図4の速度制御装置80と同様であり、緩衝装置15
0の使用容量の度合いを監視し、再エンコーダ148によって用いられる量子化
の程度を制御することによって、緩衝装置150がオーバーフロー又はアンダー
フローになることを防止する。
【0059】 表示装置134は、セットトップボックス136からの組み立て直された映像
フレームをデコード化し表示する。この例において、表示装置134は、領域1
22a、122b及び122cのそれぞれにEPGを有するフレーム114、1
16及び118を表示する。
【0060】 したがって、重なりフレームが調合される重なりフレーム領域のみをデコード
化及び再エンコード化することによって、処理回路138は、フレームをそのす
べてにおいてデコード化及び再エンコード化する処理回路と比較して、複雑さが
非常に少なく、また、非常に安価なものになる。
【0061】 図7に関連して説明した一実施例において、チャネル信号は領域122a〜1
22cの位置(各フレームの範囲内)と大きさとを含み、処理回路138は、こ
の情報を、デコーダ144、コンバイナ147、再エンコーダ148及びフレー
ム用の緩衝装置150を適当に構成するために用いる。これにより、ケーブル又
は衛星を操作する人は、セットトップボックス136にハードウェア上の変更を
必要とすることなく、領域122a〜122cの大きさ又は位置を変えることが
できる。
【0062】 見る人がEPGのような重なりフレームを見ることを望まないとき、処理回路
138は、チャネル選択装置142からのエンコード化された映像フレームをし
ないが、その代わりに、それらのフレームをフレーム用の緩衝装置150に送る
。具体的に、遠隔制御装置132は重なりコマンドを発生せず、したがって、コ
マンドデコーダ140は重なり信号を発生しない。重なり信号がないことにおい
て、重なり領域デコーダ144は、チャネル選択装置142からの予めエンコー
ド化された映像フレームのすべてを出力端子146に通す。たとえば、図8を参
照するに、デコーダ144はデコード化を行わず、したがって、デコード化され
ないフレーム領域120a〜120c及び122a〜122cを出力端子146
を通す。しかし、一実施例において、デコーダ144は、EPGが出力端子14
5及び146のいずれかを通るようにはしない。すなわち、デコーダ144は、
処理回路138がEPGを表示装置134に供給することを防止する。さらに、
デコーダ144は、デコード化された重なりフレーム及びデコード化されたフレ
ーム領域を出力端子145に供給しないので、コンバイナ147及び再エンコー
ダ148は事実上作動しない。したがって、フレーム用の緩衝装置150は、デ
コーダ144の出力端子146からのデコード化されないフレーム114、11
6及び118をそのすべてにおいて受け、これらのデコード化されないフレーム
を表示装置134に供給する。
【0063】 さらに、図9を参照するに、本発明の一実施例において、重なり/フレーム領
域のコンバイナ147は、従来のアルファ調合(アルファ混合)を用いる画素毎
の基礎に基づいて、重なりフレームと重なりフレーム領域とを調合する。アルフ
ァ調合は、以下の式(1)によって定義される。
【0064】
【数1】 (調合された画素値)=(α)×(フレーム画素値)+(1−α)×(重なり
画素値)・・・(1)
【0065】 重なり画像がEPGであると仮定して、特定のEPG画素(重なり画素)が不
透明であるとき、EPG画素が視野からの同時重なりフレーム領域画素(フレー
ム画素)を完全に遮蔽するように、α=0である。すなわち、同時フレーム画素
は視認ができず、たとえばα=0のとき透明である。同様に、特定のEPG画素
が透明であるとき、同時フレーム画素が不透明であるように、α=1である。0
<α<1であって、0から増加するとき、EPG画素は徐々に暗くなり、同時フ
レーム画素は徐々に明るくなる。さらに、アルファ調合が線形変換であるので、
コンバイナ147はそれを変換領域又は画素領域において実行する。したがって
、前記したように、重なり領域デコーダ144は、領域122a〜122c(図
8)のマクロブロックを、変換領域又は画素領域に下位にデコード化する。
【0066】 一実施例において、重なりフレームが不透明であるとき、再エンコーダ148
は、重なりフレーム領域に高周波を保つために、相対的に高い量子化の度合を提
供する。たとえば、図8を参照するに、この低程度の量子化は、重なり領域12
2a〜122cにおいてEPG特性(図8には示していない。)のエッジを鋭く
する。ある場合において、これは、領域120a〜120cが領域122a〜1
22cとは異なる量子化を有するようにしてもよい。しかし、領域120a〜1
20c及び122a〜122cは図7、図8に関連して説明したようにMPEG
の一部分であるので、表示装置134は、フレーム114をデコード化する間、
それが1つの部分から他の部分に移動するとき、たとえば、領域120aから領
域122aに移動するとき、その量子化レベルを容易に変えることができる。す
なわち、表示装置134は、領域120a〜120cをデコード化するために1
つの組の逆量子化レベルを用い、領域122a〜122cをデコード化するため
に他の組の逆量子化レベルを用いる。一実施例において、領域120a〜120
cをデコード化するために必要な各逆量子化レベルは、図7に示す再エンコーダ
112によって従来のように発生されてチャネル信号に含まれ、処理回路13
8によって表示装置134に送られる。同様に、領域122a〜122cをデコ
ード化するために必要な逆量子化レベルは、図9に示す再エンコーダ148によ
って発生されて再エンコード化された重なりフレーム領域と共に含まれ、緩衝装
置150によって表示装置134に送られる。
【0067】 映像フレームのフォーマット装置100の再エンコーダ112に関して前記
したように、再エンコーダ148は、調合された重なりフレーム領域のマクロブ
ロックを種々の方法で再エンコード化することができる。たとえば、図8を参照
するに、第1の方法によって、再エンコーダ148は、領域122a〜122c
の全マクロブロックをIブロックとして再エンコード化する。または、第2の方
法によって、再エンコーダ148は、これらのマクロブロックの少なくともいく
つかを、それらが位置の値が0である動きベクトルを有するように、再エンコー
ド化する。これは、領域122a〜122cにおけるマクロブロックのすべてが
フレームからフレームへ同じであるので、EPGが静止かつ不透明であるとき特
に効果的である。
【0068】 代わりに、EPGが既知の一定の速度でスクロールするとき、第3の方法によ
って、再エンコーダ148は、スクロールの速度に基づいて一定かつ非ゼロの位
置の値を有する動きベクトルを有するようにマクロブロックの少なくともいくつ
かを再エンコード化する。すなわち、スクロール速度が一定であるとき、再エン
コーダ148は、1つのフレームの領域122のマクロブロックがいかに速く次
のフレームの領域122に移動するかを、スクロール速度から計算する。EPG
が垂直方向にスクロールするとき、動きベクトルの位置の値は(0,Y)であり
、Yの値は垂直スクロール速度に基づいている。EPGが水平方向にスクロール
するとき、動きベクトルの位置の値は(X,0)であり、Xの値は水平スクロー
ル速度に基づいている。この再エンコード化方法は、EPGが不透明であるとき
、特に有効である。しかし、ときどき、EPGは不透明でない。すなわち、EP
G特性は不透明であるが、特性間の空間は原シーンを示すために透明である。し
たがって、この状況において、この再エンコード化方法は、相対的に大きな残余
のゆえにしばしば無効になる。
【0069】 第4の方法によって、再エンコーダ148は、図4に関連して説明した全寸の
動きエンコード化を用いて、調合された重なりフレーム領域を再エンコード化す
る。たとえば、再エンコーダ148は、基準マクロブロックのための領域122
aを走査して、対応する動きベクトル及び残余を発生することによって、領域1
22bを再エンコード化する。
【0070】 一般に、第1の方法においては、必要な処理力は最小で済むがその効率は最小
であり、第4の方法においては、最大の処理力を必要とするが効率も最大であり
、第2及び第3の方法においては、第1の方法と第4の方法との間にある。速度
制御装置152は緩衝装置150のオーバーフローがないということを確実にす
るので、再エンコード化方法の効率が低ければ低いほど、再エンコード化処理に
よって生じる損失は大きくなる。これらの損失は、EPGのような重なりフレー
ムを人が見るとき、重なりフレーム領域において望ましくない視認可能な人工物
として現れる。
【0071】 さらに、図9を参照するに、重なりフレームが相対的に高い視覚的品質を有す
ることが望まれるような例において、又は重なりフレーム領域が相対的に大きい
ような例において、処理装置138は、再エンコード化されたチャネル信号のビ
ット数を低減するために非重なりフレーム情報を「とばす(skip)」間、Iフレ
ームのみの形態を実行する。この方法は、「背景をとばす」としばしば呼ばれて
おり、再エンコーダ148が高品質重なりフレーム領域を発生するために低程度
の量子化を用いたとき、フレーム用の緩衝装置150がオーバーフローにならな
いことを実質的に保証する。たとえば、図8を参照するに、コンバイナ147は
、EPGと、Iフレームの領域122(フレーム114の領域122aのような
)とを合成又は結合し、フレーム用の緩衝装置150の変更されたIフレームの
みを記憶する。コンバイナ147及び再エンコーダ148が次のIフレームに進
むまで、緩衝装置150は、最も最近の、たとえば現在のIフレームを繰り返し
送ることによって(又は現在のIフレームを繰り返し表示するように表示装置1
34に命令することによって)、これらのIフレームを表示装置134に供給す
る。GOPの非IフレームへのIフレームの割合は相対的に低い、たとえば15
分の1であるので、Iフレームのみの形態は、非EPGフレーム領域120にぎ
くしゃくした動き(jerky motion)を生じさせてもよい。EPGが不透明でない
とき、そのようなぎくしゃくした動きは、EPG領域122の背景においてもま
た視認可能である。しかし、そのようなぎくしゃくした動きは表示装置134が
EPGを表示する間のみ視認可能であること、見る人は典型的にはその人が見る
全時間の相対的に小さな部分のみのためにEPGを表示すること、見る人は背景
よりEPGにより集中する傾向があることのゆえに、EPGを見る間のぎくしゃ
くした動きは、見る人にとって、しばしば気づかない又は少なくとも容認できる
ものである。
【0072】 図8及び図9を参照するに、重なりフレームが不透明でないところにおいて、
Iフレームのみの変更の方法は、非重なり領域のみにおける背景をとばすことで
ある。たとえば、重なりデコーダ144は、Iフレームのエンコード化された非
重なり領域120のみを緩衝装置150に送り、EPG及び全フレームの重なり
領域122をコンバイナ147に供給し続ける。コンバイナ147及び再エンコ
ーダ148は、調合された領域122が通常の動きを有するように前記したよう
に作動する。緩衝装置150は、現在のIフレームの領域120と、現在のIフ
レームの領域122及びその次の非Iフレームとをそれぞれ合成する。したがっ
て、表示装置134は、領域122の通常の動きと領域120のみのぎくしゃく
した動きとを有する調合された映像フレームを表示する。処理回路138は、E
PGと、処理されたフレームが領域120の通常の動きと領域122のぎくしゃ
くした動きとを有するような重なり領域122とを調合するように設計されてい
てもよい。
【0073】 図9を参照するに、分離回路ブロック140、142、144、147、14
8、150及び152を含むものとして説明したが、処理回路138は、これら
の回路ブロックの機能をハードウェア又はソフトウェアにおいて実行する1以上
の処理装置を含むものとしてもよい。加えて、前記した機能は、前記した順とは
異なる順で実行するようにしてもよい。さらに、処理回路138の部分として示
したが、コマンドデコーダ140及びチャネル選択装置142は、回路138か
ら分離してもよい。
【0074】 図10は、本発明の他に実施例に係るセットトップボックス160のブロック
図である。ボックス160は、標準テレビ(以下「STV」という。)受信/表
示装置162での表示のために、HDTV映像信号をSTVの映像信号、たとえ
ば低解像度の映像信号に下位変換することを除いて、図9に示すボックス136
と同様である。
【0075】 ボックス160は、従来のデコーダ166及び従来のHDTVからSTVへの
変換装置168を含むことを除いて、図9に示す処理回路138と同様である。
変換装置168は、ボックス160が表示装置162に供給する各フレームの画
素数及び解像度を低減する。変換装置168は、知られているように、変換又は
画素の領域へのこの低減を実行することができる。したがって、デコーダ166
は、選択されたチャネル信号の映像フレームを、変換装置168が求める領域に
デコード化する。さらに、デコーダ166は、変換装置168がフレームを下位
変換することができるように各フレームをその全体においてデコード化するので
、回路164は、重なり及び非重なりの両フレーム領域を再エンコード化する再
エンコーダ170を含む。
【0076】 見る人が重なりフレームを見ることを求めないとき、コマンドデコーダ140
は重なり信号を発生しない。重なり信号がないことにおいて、変換装置168は
、デコーダ166からのデコード化された映像フレームを下位変換し、下位変換
されたフレームを各全面においてライン172を経て再エンコーダ17に供給す
る。再エンコーダ170は、下位変換されたフレームを再エンコード化し、それ
らをフレーム用の緩衝装置150に供給する。表示装置162は、緩衝装置15
0からの再エンコード化されたフレームをデコード化し、表示する。
【0077】 見る人が重なりフレームを見ることを望んだとき、コマンドデコーダ140は
、遠隔制御装置132からのコマンドに応答して重なり信号を発生する。たとえ
ば、図8を参照するに、重なり信号に応答して、変換装置168は、デコーダ1
66からのデコード化されたフレーム及びデコード化されたEPGを下位変換し
、下位変換されたフレーム領域120a〜120cをライン172を経て再エン
コーダ170に供給し、下位変換されたフレーム領域122a〜122c及び下
位変換されたEPGを、ライン174を経て重なり/フレームのコンバイナ14
7に供給する。コンバイナ147は、図9に関連して説明したように、EPGと
領域122a〜122cとを調合する。再エンコーダ170は、デコード化され
た領域120a〜120cと調合された領域122a〜122cとを、図9に関
連して説明した方法と同様の方法で、再エンコード化する。再エンコーダ170
は、これらの再エンコード化領域を緩衝装置150に供給し、緩衝装置150は
、これらの領域をそれぞれ再エンコード化されたフレームとして表示装置162
での表示のために記憶する。速度制御装置154は、図9に関連して前記したよ
うに緩衝装置150がオーバーフロ−又はアンダーフローになることを防止する
【0078】 図10を参照するに、分離回路ブロック140、142、147、150、1
54、166、168及び170を含むものとして説明したが、処理回路164
は、これらの回路ブロックの機能をハードウェア又はソフトウェアにおいて実行
する1以上の処理装置を含むものとしてもよい。加えて、前記した機能は、前記
した順とは異なる順で実行するようにしてもよい。さらに、処理回路164の部
分として示したが、コマンドデコーダ140及びチャネル選択装置142は、回
路164から分離してもよい。
【0079】 上記のことから、本発明の具体的な実施例を図示の目的のために記載したが、
本発明の精神及び範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることが理解さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の重なり領域を含む映像フレームを示す図。
【図2】 重なり画像と各映像フレームの重なり領域とを調合するためのセットトップボ
ックスを含む、従来のテレビ受信及び表示装置のブロック図。
【図3】 (A)は、画像の従来のマクロブロックの画素を示す図。(B)は、(A)に
示すマクロブロックの画素にそれぞれ対応する、従来の予備圧縮の輝度値のブロ
ックを示す図。(C)及び(D)は、(A)に示すマクロブロックの画素グルー
プにそれぞれ対応する、従来の予備圧縮の彩度値のブロックを示す図。
【図4】 従来のMPEGエンコーダのブロック図。
【図5】 従来の動きベクトルの概念を示す図。
【図6】 従来のMPEGエンコーダのブロック図。
【図7】 本発明の一実施例に係る映像フレームのフォーマット装置のブロック図。
【図8】 図7に示すフォーマット装置によって発生された複数の領域の映像フレームの
グループを示す図。
【図9】 本発明の一実施例に係るセットトップボックスのブロック図。
【図10】 本発明の他の実施例に係るセットトップボックスのブロック図。
【符号の説明】
100 フォーマット装置 102 処理回路 104 多重化装置 108 デコーダ 110 動きベクトル分析装置 112 再エンコーダ 114、116、118 映像フレーム 120a、122a、120b、122b、120c、122c 領域 123 マクロブロック 124、126 動きベクトル 128、130 代替の動きベクトル 130 テレビ受信装置 132 遠隔制御装置 134 HDTV受信/表示装置 136 セットトップボックス 138 処理回路 140 コマンドデコーダ 142 チャネル選択装置 144 デコーダ 145 出力端子 146、147 コンバイナ 148 エンコーダ 150 緩衝装置 154 速度制御装置 160 セットトップボックス 162 標準テレビ受信/表示装置 166 デコーダ 168 変換装置 170 再エンコーダ 172、174 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 オードンネル、ジョン エス アメリカ合衆国 98112 ワシントン州 シアトル 25ス アヴェニュー イースト 1738 (72)発明者 ナタラジャン、 ラマチャンドラン アメリカ合衆国 95050 カリフォルニア 州 サンタ クララ ウォーバートン ア ヴェニュー ナンバー7 1771 (72)発明者 ゴーヴ、 ロバート ジェイ アメリカ合衆国 95030 カリフォルニア 州 ロス ガトス ブラッシュ ロード 21104 Fターム(参考) 5C023 AA11 CA01 CA05 5C025 CA06 DA01 DA05 5C059 KK37 MA00 MA04 MA05 MA23 MC11 MC38 ME02 PP04 PP05 PP16 PP24 RC19 SS02 SS08 UA02 UA05 UA32 5C063 AB03 AB05 EB33 EB35 【要約の続き】 像処理回路の製造費用及び複雑さを低減する。

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の領域を有するエンコードされた画像を受け、 前記画像の前記第1の領域をデコードし、 前記デコードされた第1の領域を変更し、 前記変更された第1の領域を再エンコードするように作動可能である処理装置
    を含む、画像処理回路。
  2. 【請求項2】 前記処理装置は、エンコードされた変更済み画像を発生する
    ために、前記画像の前記エンコードされた第2の領域と前記画像の前記再エンコ
    ードされた第1の領域とを合成するように作動可能である、請求項1に記載の回
    路。
  3. 【請求項3】 前記処理装置は、前記第1の領域を変換領域にデコードし、
    前記変換領域の前記デコードされた第1の領域を変更するように作動可能である
    、請求項1に記載の回路。
  4. 【請求項4】 前記処理装置は、前記第1の領域を画素領域にデコードし、
    前記画素領域の前記デコードされた第1の領域を変更するように作動可能である
    、請求項1に記載の回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の領域は前記画像の範囲内の大きさ及び位置を有し
    、前記処理装置は前記第1の領域の大きさ及び位置を受けるように作動可能であ
    る、請求項1に記載の回路。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の領域を有するエンコードされた基礎画像と、
    エンコードされた重なり画像とを受け、 前記重なり画像と前記基礎画像の前記第1の領域とをデコードし、 基礎画像の変更された第1の領域を形成するために、前記デコードされた重な
    り画像と前記基礎画像の前記デコードされた第1の領域とを合成し、 前記基礎画像の前記変更された第1の領域を再エンコードするように作動可能
    である処理装置を含む、画像処理回路。
  7. 【請求項7】 前記処理装置は、エンコードされた変更済み基礎画像を発生
    するために、前記基礎画像の前記エンコードされた第2の領域と、前記基礎画像
    の前記再エンコードされた変更済みの第1の領域とを合成するように作動可能で
    ある、請求項6に記載の回路。
  8. 【請求項8】 前記処理装置は、 前記重なり画像と前記基礎画像の前記第1の領域とを変換領域にデコードし、 前記デコードされた重なり画像と前記変換領域の前記基礎画像の前記デコード
    された第1の領域とを合成するように作動可能である、請求項6に記載の回路。
  9. 【請求項9】 前記処理装置は、 前記重なり画像と前記基礎画像の前記第1の領域とを画素領域にデコードし、 前記デコードされた重なり画像と前記画素領域の前記基礎画像の前記デコード
    された第1の領域とを合成するように作動可能である、請求項6に記載の回路。
  10. 【請求項10】 前記重なり画像は番組案内を含む、請求項6に記載の回路
  11. 【請求項11】 さらに、緩衝装置を含み、 前記処理装置は、前記基礎画像の前記エンコードされた第2の領域と前記基礎
    画像の前記再エンコードされた変更済みの第1の領域とを、前記エンコードされ
    た変更済み基礎画像として前記緩衝装置に記憶するように作動可能である、請求
    項6に記載の回路。
  12. 【請求項12】 表示出力端子と、 第1及び第2の領域を有するエンコードされた基礎画像と、エンコードされた
    重なり画像と、重なり信号とを受けるように作動可能である、前記表示出力端子
    に接続された処理装置とを含み、 前記処理装置は、前記重なり信号に応答して、 前記重なり画像と前記基礎画像の前記第1の領域とをデコードし、 基礎画像の変更された第1の領域を形成するために、前記デコードされた重な
    り画像と前記基礎画像の前記デコードされた第1の領域とを合成し、 前記基礎画像の前記変更された第1の領域を再エンコードし、 エンコードされた変更済み基礎画像を形成するために、前記基礎画像の前記エ
    ンコードされた第2の領域と前記基礎画像の前記再エンコードされた変更済みの
    第1の領域とを合成し、 前記エンコードされた変更済み基礎画像を前記表示出力端子に供給するように
    、作動可能であり、 前記処理装置は、前記重なり信号のないとき、前記エンコードされた基礎画像
    を前記表示出力端子に供給するように作動可能である、画像処理回路。
  13. 【請求項13】 前記重なり画像は番組案内を含む、請求項12に記載の回
    路。
  14. 【請求項14】 前記重なり信号は遠隔制御の重なり信号を含む、請求項1
    2に記載の回路。
  15. 【請求項15】 さらに、緩衝装置を含み、 前記処理装置は、前記エンコードされた第2の領域と前記再エンコードされた
    変更済みの第1の領域とを前記緩衝装置に記憶することによって、前記基礎画像
    の前記エンコードされた第2の領域と前記基礎画像の前記再エンコードされた変
    更済みの第1の領域とを合成するように作動可能である、請求項12に記載の回
    路。
  16. 【請求項16】 画像部分領域に分けられた第1及び第2の領域をそれぞれ
    有するエンコードされた複数の画像を受けるように作動可能である処理装置を含
    み、前記処理装置は、 前記画像の前記第1の領域の少なくとも1つの前記画像部分領域をデコードし
    、 前記デコードされた画像部分領域を変更し、 前記変更された画像部分領域を再エンコードするようにプログラムされている
    、画像処理回路。
  17. 【請求項17】 前記処理装置は、前記変更された画像部分領域を、内部コ
    ードされた部分領域として、再エンコードするようにプログラムされている、請
    求項16に記載の回路。
  18. 【請求項18】 前記処理装置は、前記変更された画像部分領域を、位置の
    値がゼロである動きベクトルを有する非内部コードされた部分領域として、再エ
    ンコードするようにプログラムされている、請求項16に記載の回路。
  19. 【請求項19】 前記処理装置は、 重なり部分領域に分けられた重なり画像を受け、 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードし、 変更された画像部分領域を形成するために、前記デコードされた画像部分領域
    と前記デコードされた重なり部分領域とを合成することによって前記デコードさ
    れた画像部分領域を変更し、 前記変更された画像部分領域を、前記変更された画像部分領域を内部コードす
    ることによって再エンコードするように作動可能である、請求項16に記載の回
    路。
  20. 【請求項20】 前記処理装置は、 重なり部分領域に分けられた重なり画像を受け、 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードし、 変更された画像部分領域を形成するために、前記デコードされた画像部分領域
    を、前記デコードされた画像部分領域と前記デコードされた重なり部分領域とを
    合成することによって変更し、 前記変更された画像部分領域を、位置の値がゼロである動きベクトルを有する
    非内部コードされた部分領域として、再エンコードするように作動可能である、
    請求項16に記載の回路。
  21. 【請求項21】 前記処理装置は、 重なり部分領域に分けられた、スクロール速度を有する重なり画像を受け、 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードし、 変更された画像部分領域を形成するために、前記デコードされた画像部分領域
    を、前記デコードされた画像部分領域と前記デコードされた重なり部分領域とを
    合成することによって変更し、 前記変更された画像部分領域を、前記スクロール速度に基づく値を有する非内
    部コードされた部分領域として、再エンコードするように作動可能である、請求
    項16に記載の回路。
  22. 【請求項22】 前記画像部分領域はマクロブロックを含む、請求項16に
    記載の回路。
  23. 【請求項23】 表示出力端子と、 前記表示出力端子に結合された処理装置とを含み、 前記処理装置は、 内部コードされた画像及び非内部コードされた画像を含む一連のエンコードさ
    れた画像であって、それぞれが第1及び第2の領域を有する画像を受け、 前記内部コードされた画像の第1の領域をデコードし、 前記デコードされた第1の領域を変更し、 前記変更された第1の領域を再エンコードし、 エンコードされた変更済みの内部コードされた画像を形成するために、前記内
    部コードされた画像の前記エンコードされた第2の領域と前記内部コードされた
    画像の前記変更された第1の領域とを合成し、 前記エンコードされた変更済みの内部コードされた画像を前記表示出力端子に
    供給するように作動可能である、画像処理回路。
  24. 【請求項24】 前記処理装置は、前記非内部コードされた画像の第1及び
    第2の領域と前記表示出力端子との結合を解くように作動可能である、請求項2
    3に記載の回路。
  25. 【請求項25】 前記処理装置は、前記非内部コードされた画像の第2の領
    域と前記表示出力端子との結合を解くように作動可能である、請求項23に記載
    の回路。
  26. 【請求項26】 前記処理装置は、 前記非内部コードされた画像の第1の領域をデコードし、 前記非内部コードされた画像の前記デコードされた第1の領域を変更し、 前記非内部コードされた画像の前記変更された第1の領域を再エンコードし、 エンコードされた変更済み画像を形成するために、前記内部コードされた画像
    の前記エンコードされた第2の領域と前記内部コードされた画像の前記再エンコ
    ードされた変更済みの第1の領域とを合成し、 前記エンコードされた変更済み画像を前記表示出力端子に供給するように作動
    可能である、請求項23に記載の回路。
  27. 【請求項27】 第1及び第2の領域を有するエンコードされた画像を受け
    、 前記第1及び第2の領域をデコードし、 前記第1及び第2の領域の解像度を変化させ、 前記解像度の変化の後に前記第1の領域を変更し、 前記変更された第1の領域を再エンコードするように作動可能である処理装置
    を含む、画像処理回路。
  28. 【請求項28】 前記処理装置は、前記解像度を、前記第1及び第2の領域
    の解像度を減少させることによって、変化させるように作動可能である、請求項
    27に記載の回路。
  29. 【請求項29】 前記処理装置は、エンコードされた変更済み画像を発生す
    るために、前記画像の前記エンコードされた第2の領域と前記画像の前記再エン
    コードされた第1の領域とを合成するように作動可能である、請求項27に記載
    の回路。
  30. 【請求項30】 前記処理装置は、変換領域の前記第1及び第2の領域の解
    像度を変化させるように作動可能である、請求項27に記載の回路。
  31. 【請求項31】 エンコードされた基礎画像と、エンコードされた重なり画
    像とを受け、 前記基礎画像と前記重なり画像とをデコードし、 変換領域の前記デコードされた基礎画像と前記デコードされた重なり画像とを
    合成するように作動可能である処理装置を含む、画像処理回路。
  32. 【請求項32】 前記処理装置は、さらに、前記変更された画像を再エンコ
    ードするように作動可能である、請求項31に記載の回路。
  33. 【請求項33】 前記処理装置は、前記デコードされた基礎画像と前記デコ
    ードされた重なり画像とを、前記デコードされた基礎画像と前記デコードされた
    重なり画像とをアルファ調合することによって、合成するように作動可能である
    、請求項31に記載の回路。
  34. 【請求項34】 前記重なり画像は番組案内を含む、請求項6に記載の回路
  35. 【請求項35】 前記基礎画像は映像フレームを含む、請求項6に記載の回
    路。
  36. 【請求項36】 表示出力端子と、 前記表示出力端子に結合された処理装置とを含み、 前記処理装置は、 一連の内部コードされた画像及び非内部コードされた画像を受け、 前記一連の画像からの前記内部コードされた画像を、前記一連の画像からの少
    なくとも1つの前記非内部コードされた画像の代わりに前記表示出力端子に供給
    するように作動可能である、画像処理回路。
  37. 【請求項37】 前記処理装置は、さらに、 前記内部コードされた画像をデコードし、 前記デコードされた内部コード済み画像を変更し、 前記変更された内部コード済み画像を再エンコードし、 前記再エンコードされた内部コード済み画像を、前記一連の画像からの少なく
    とも1つの前記非内部コードされた画像の代わりに前記表示出力端子に供給する
    ように作動可能である、請求項36に記載の回路。
  38. 【請求項38】 第1の領域と第2の領域を有するエンコードされた画像の
    前記第1の領域をデコードすること、 前記デコードされた第1の領域を変更すること、及び 前記変更された第1の領域を再エンコードすることを含む画像処理方法。
  39. 【請求項39】 さらに、エンコードされた変更済み画像を形成するために
    、前記画像の前記エンコードされた第2の領域と、前記画像の前記再エンコード
    された第1の領域とを合成することを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記デコードすることは、前記第1の領域を変換領域にデ
    コードすることを含み、 前記変更することは、前記変換領域の前記デコードされた第1の領域を変更す
    ることを含む、請求項38に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記デコードすることは、前記第1の領域を画素領域にデ
    コードすることを含み、 前記変更することは、前記画素領域の前記デコードされた第1の領域を変更す
    ることを含む、請求項38に記載の方法。
  42. 【請求項42】 エンコードされた重なり画像と、第1の領域と第2の領域
    とを有するエンコードされた基礎画像の前記第1の領域とをデコードすること、 前記画像の調合された第1の領域を形成するために、前記デコードされた重な
    り画像と、前記画像の前記デコードされた第1の領域とを合成すること、及び 前記画像の前記調合された第1の領域を再エンコードすることを含む、画像処
    理方法。
  43. 【請求項43】 さらに、エンコードされた変更済み基礎画像を形成するた
    めに、前記基礎画像の前記エンコードされた第2の領域と前記基礎画像の前記再
    エンコードされた第1の領域とを合成することを含む、請求項42に記載の方法
  44. 【請求項44】 前記デコードすることは、前記重なり画像と前記基礎画像
    の第1の領域とを変換領域にデコードすることを含み、 前記合成することは、前記変換領域の前記デコードされた重なり画像と前記デ
    コードされた第1の領域とを合成することを含む、請求項42に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記デコードすることは、前記重なり画像と前記基礎画像
    の第1の領域とを画素領域にデコードすることを含み、 前記合成することは、前記画素領域の前記デコードされた重なり画像と前記デ
    コードされた第1の領域とを合成することを含む、請求項42に記載の方法。
  46. 【請求項46】 重なり形態であって、 エンコードされた重なり画像と、第1の領域と第2の領域とを有するエンコー
    ドされた画像の前記第1の領域とをデコードすること、 前記基礎画像の変更された第1の領域を形成するために、前記デコードされた
    重なり画像と、前記基礎画像の前記デコードされた第1の領域とを合成すること
    、 前記基礎画像の前記変更された第1の領域を再エンコードすること、 エンコードされた変更済み基礎画像を形成するために、前記基礎画像の前記エ
    ンコードされた第2の領域と前記基礎画像の前記再エンコードされた第1の領域
    とを合成すること、及び 前記エンコードされた変更済み基礎画像を表示出力端子に供給することを備え
    る重なり形態と、 前記エンコードされた基礎画像を前記表示出力端子に供給する非重なり形態と
    を含む、画像処理方法。
  47. 【請求項47】 前記重なり画像は番組案内を含む、請求項46に記載の方
    法。
  48. 【請求項48】 画像部分領域に分けられた第1の領域及び第2の領域を有
    するエンコードされた画像の前記第1の領域の少なくとも1つの前記画像部分領
    域をデコードすること、 前記デコードされた画像部分領域を変更すること、及び 前記変更された画像部分領域を再エンコードすることを含む、画像処理方法。
  49. 【請求項49】 さらに、 重なり部分領域に分けられた重なり画像を受けること、及び 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードすることを含み、 前記変更することは、前記変更された画像部分領域を形成するために、前記デ
    コードされた画像部分領域と前記デコードされた重なり部分領域とを合成するこ
    とを含み、 前記再エンコードすることは、前記変更された画像部分領域を内部コードする
    ことを含む、請求項48に記載の方法。
  50. 【請求項50】 さらに、 重なり部分領域に分けられた重なり画像を受けること、及び 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードすることを含み、 前記変更することは、前記変更された画像部分領域を形成するために、前記デ
    コードされた画像部分領域と前記デコードされた重なり部分領域とを合成するこ
    とを含み、 前記再エンコードすることは、前記変更された画像部分領域のために、位置の
    値がゼロである動きベクトルを非内部コード及び発生することを含む、請求項4
    8に記載の方法。
  51. 【請求項51】 さらに、 重なり部分領域に分けられた、スクロール速度を有する重なり画像を受けるこ
    と、及び 少なくとも1つの前記重なり部分領域をデコードすることを含み、 前記変更することは、前記変更された画像部分領域を形成するために、前記デ
    コードされた画像部分領域と前記デコードされた重なり部分領域とを合成するこ
    とを含み、 前記再エンコードすることは、前記変更された画像部分領域のために、スクロ
    ール速度に基づく位置の値を有する動きベクトルを非内部コード及び発生するこ
    とを含む、請求項48に記載の方法。
  52. 【請求項52】 一連のエンコードされた、第1及び第2の領域を有する、
    内部コード済み画像及び非内部コード済み画像から、前記内部コードされた画像
    の第1の領域をデコードすること、 前記デコードされた第1の領域を変更すること、 前記変更された第1の領域を再エンコードすること、 エンコードされた変更済みの内部コードされた画像を形成するために、前記内
    部コードされた画像の前記エンコードされた第2の領域と、前記内部コードされ
    た画像の前記再エンコードされた第1の領域とを合成すること、及び 前記エンコードされた変更済みの内部コードされた画像を表示装置に供給する
    ことを含む、画像処理方法。
  53. 【請求項53】 さらに、前記非内部コードされた画像の前記第1及び第2
    の領域を前記表示装置に供給すること抑止することを含む、請求項52に記載の
    方法。
  54. 【請求項54】 さらに、前記非内部コードされた画像の前記第2の領域を
    前記表示装置に供給すること抑止することを含む、請求項52に記載の方法。
  55. 【請求項55】 さらに、 前記非内部コードされた画像の第1の領域をデコードすること、 前記非内部コードされた画像の前記デコードされた第1の領域を変更すること
    、 前記非内部コードされた画像の前記変更された第1の領域を再エンコードする
    こと、 エンコードされた変更済み画像を形成するために、前記内部コードされた画像
    の前記エンコードされた第2の領域と、前記非内部コードされた画像の前記再エ
    ンコードされた第1の領域とを合成すること、及び 前記エンコードされた変更済み画像を表示装置に供給することを含む、請求項
    52に記載の方法。
  56. 【請求項56】 第1及び第2の領域を有するエンコードされた画像を受け
    ること、 前記第1及び第2の領域をデコードすること、 前記第1及び第2の領域の解像度を変化させること、 前記解像度の変化の後に前記第1の領域を変更すること、及び 前記変更された第1の領域を再エンコードすることを含む、画像処理方法。
  57. 【請求項57】 前記変化させることは前記第1及び第2の領域の解像度を
    減少させることを含む、請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 さらに、エンコードされた変更済み画像を発生するために
    、前記画像の前記エンコードされた第2の領域と、前記画像の前記再エンコード
    された第1の領域とを合成することを含む、請求項56に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記変化させることは、変換領域の前記第1及び第2の領
    域の解像度を変化させることを含む、請求項56に記載の方法。
  60. 【請求項60】 エンコードされた基礎画像と、エンコードされた重なり画
    像とを受けること、 前記基礎画像と前記重なり画像とをデコードすること、及び 変更された画像を形成するために、変換領域の前記デコードされた基礎画像と
    前記デコードされた重なり画像とを合成することを含む、画像処理方法。
  61. 【請求項61】 さらに、前記変更された画像を再エンコードすることを含
    む、請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記合成することは、前記デコードされた基礎画像と前記
    デコードされた重なり画像とをアルファ調合することを含む、請求項60に記載
    の方法。
  63. 【請求項63】 一連の内部コードされた画像及び非内部コードされた画像
    を受けること、及び 前記一連の画像からの前記内部コードされた画像を、前記一連の画像からの少
    なくとも1つの前記非内部コードされた画像の代わりに、表示装置に供給するこ
    とを含む、画像処理方法。
  64. 【請求項64】 さらに、前記受けられた内部コード済み画像をデコードす
    ること、 前記デコードされた内部コード済み画像を変更すること、及び 前記変更された内部コード済み画像を再エンコードすることを含み、 前記供給することは、前記再エンコードされた内部コード済み画像を、前記一
    連の画像からの少なくとも1つの前記非内部コードされた画像の代わりに、前記
    表示装置に供給することを含む、請求項63に記載の方法。
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