JP2003516845A - 固体二酸化炭素の固体混合物における捕捉によって微細粒子を捕集する方法および装置 - Google Patents

固体二酸化炭素の固体混合物における捕捉によって微細粒子を捕集する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、液体、気体または超臨界状態の流体のフラックス中に存在する非常に微細な粒子を捕集する方法およびそのための装置に関するものである。その方法は、以下の工程を含むことを特徴とする:該フラックスをフィルター要素(31)を通過させること;該フラックスの放出(emission)を停止すること;加圧下で二酸化炭素流によりフィルター材料(31)を向流清掃し、フィルター材料(31)に堆積した粒子を同伴すること;フラックスを向流膨張させ、該膨張の間に生成した固体の二酸化炭素固体タイプの混合物で粒子を捕捉すること。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は非常に細かい固体粒子の捕集を確実に行なう方法およびその方法を実
施する装置に関するものである。 多くの産業において粉末形態の固体を使用している。これは特に、塗料、化粧
品および皮膚用製品および医薬品を製造する産業において事実である。例えば、
医薬産業だけでなく化粧品産業においても、治療上および皮膚科上の興味ある分
子によって得られる有用性を改善するために、新しい生薬が求められている。特
に、通常の使用状態で固体粉末の形態であるこれらの分子を、血液やリンパ液な
どの生物学上の液体中で、迅速に溶解させる手段が求められている。その目的の
ために必要なものは、固体の形態を改善することまたは粉末の粒度分布を減少す
ること、またはこれら二つの組み合わせのいずれかである。活性な分子をゆっく
りかつ一定の吸収をさせる複合医薬(遅効薬)を仕上げることを目指して多数の
努力もまたなされてきた。 一般的に1mmおよび10mmの間の粒度分布を有するマイクロ粒子および一
般的に0.1mmおよび1mmの間の粒度分布を有するナノ粒子が、粉砕または
沈殿、特に超臨界流体を使用する方法を含む、などの種々の方法を用いて得られ
るということは、多数の特許および科学刊行物によって知られており、このよう
にして得られた粒子は、液相または、圧縮または圧縮されていない気相、または
超臨界流体のいずれかに分散している。これらの粒子の捕集は、それらが分散し
ている媒体が何であれ、常に困難である。 超臨界流体および特に超臨界二酸化炭素は、呼吸器官を経由した摂取によって
、非常に速やかに溶解する非常に細かい粉末の製造に広く使用されている。超臨
界流体はまた、ミクロスフェアやマイクロカプセルのような、異なった形態の有
効成分と賦形剤とから成る複合粒子を得るのにも使用されている。 はじめに超臨界流体とはいかなるものか説明する。 物質は一般的に3種類の状態、すなわち固体、液体および気体、が知られてお
り、温度および/または圧力によってある形態から他の形態へ変化するというこ
とが知られている。ここで、液体状態から、気体または蒸気状態へ、沸騰を経な
いで連続的に変わる点、またはこれと逆に凝縮を経ないで液体から気体へ連続的
に変わる点がある。この点を、臨界点という。 超臨界状態の流体、すなわち純物質の場合は圧力および温度がそれぞれ臨界圧
および臨界温度より高い流体、または多成分系混合物の場合は状態図(温度、圧
力)に示される臨界点の包絡線を越えた所にある代表点(温度、圧力)によって
特徴付けられる状態にある流体は、非常に多くの物質について、圧縮気体状態の
同じ流体おいて観察されるものと比較できないほどの高い溶解力を示すことが知
られている。同じことはいわゆる“臨界未満”液体についても当てはまる。これ
は、すなわち、純物質の場合は圧力が臨界圧より高く、温度が臨界温度より低い
ことによって、または混合物の場合は圧力が該成分の臨界圧より高く、温度が該
成分の臨界温度より低いことによって、特徴付けられる液体である。(参照:Mi
chel PERRUTのLes Techniques de l’Ingenieur(Engineering Techniques
)の“超臨界流体による抽出”の項。J2770-1〜12、1999) 超臨界流体の溶解力が顕著であり、かつ調整可能であるということは、さらに
、抽出(固体/流体)、分留(液体/流体)、分析または分取クロマトグラフィ
ー、材料の処理(セラミックス、ポリマー)および粒子の生成などの多数の方法
に使用されている。化学的および生化学的な反応も、そのような溶剤中で行なわ
れる。二酸化炭素は、その臨界パラメータ(臨界圧:7.4MPaおよび臨界温
度)とともにその物理化学的性質により、多くの用途で好ましい溶剤となってお
り、さらに毒性がなく非常に低コストで非常に大量に入手できるということに留
意すべきである。非極性溶剤、超臨界圧になった二酸化炭素には、ときには極性
有機溶剤からなる共溶剤が加えられる。その働きは著しく溶解力を変えるもので
あり、特に一定の極性を示す分子に関してはそうである。エタノールはしばしば
この目的で使用される。しかし、ある種の化合物は、炭素数2〜5の、さらに好
ましくは炭素数2〜4の軽質炭化水素によって、超臨界圧で、抽出される。 超臨界圧における流体を用いて非常に細かい粒子を得ることを可能にする方法
の中にあって、“RESS”という名称で知られている方法は特に記憶されるべ
きである。この方法では、細分化されるべき生成物の溶液が非常に急速に超臨界
流体中で膨張する。そして、いわゆる“SAS”、“SEDS”、“PCA”、
“ASES”のタイプのアンチソルベント方法では、超臨界状態の流体流におい
て有機溶剤または水性溶剤に溶解した生成物溶液を粉末化することからなるもの
である。 これらの方法により、低圧(RESS法)または高圧(SAS法)の気体流中
に分散した非常に細かい粒子によって形成される粉末を得ることが可能である。
先行技術として知られている他の方法もまた、沈殿により、再結晶により、また
は機械的粉砕により、液体中で非常に微細な粒子を生成することが可能である。 特に大規模な製造が求められるときには、これらの粒子の収集は、非常に精密
な操作になる。 液体流中または気体流中で微細粒子を捕集する様々な方法はもちろん公知であ
る。最近使用されているものは、織布製または不織布製のフィルター材料からな
るフィルターを使用するものである。それによって、径が0.1μmと1mmと
の間に含まれるもっとも細かい粒子を捕集することが可能である。 フィルター類は、その後の再使用の場合と同様に、付着した粒子を回収する点
に関しても著しい欠点があり、医薬産業に課されている規則を尊重しようとする
限りでは、実施するのは特に困難な方法である。 本発明は、粒子を捕集することが容易にできるようにし、かつ商業規模におい
て連続運転をするのに適したものにする方法およびこの方法を実施する手段を提
供することを目的としている。 本発明は、その目的のために、液体、気体または超臨界状態の流体のフラック
ス中に存在する非常に微細な粒子を捕集する方法であって以下の工程を含むこと
を特徴とする捕集方法に関するものである。 −このフラックスをフィルター要素を通過させること; ―このフラックスの放出(emission)を停止すること: ―加圧下で二酸化炭素流によりフィルター材料を向流スイ−ピングし、フ
ィルター材料に堆積した粒子を同伴すること; ―フラックスを向流膨張させ、該膨張の間に生成した固体の二酸化炭素固
体タイプの混合物内で粒子を捕捉すること。 スイ−ピング工程の間に使用する二酸化炭素フラックスは、特に、超臨界圧で
ある。さらに、次の膨張工程で生成する固体二酸化炭素の固体量が増加するよう
に、膨張工程の前に、向流で循環している二酸化炭素流を冷却することは有利で
ある。 本発明の一つの実施態様において、有機溶剤、特にアンチーソルベントタイプ
、を使用する方法によって粒子が生成するであろう。そして、フラックスの通常
の流れ方向において、超臨界圧の流体からフィルター要素によって集められた粒
子は、向流スイ−ピングの前に、粒子の表面および内部に存在する溶剤を排出す
るために、パーコレートされる。 固体混合物の単純な蒸発によって、本発明は、乾燥した凝縮していいない粉末
を容易に得ることを可能にする。 本発明はまた、工業的な観点からも優れている。すなわち、粒子の生成運転が
連続的に行なわれている複数の捕集槽へ、粒子が分散している流体フラックスを
、連続的かつ周期的に、送ることを可能にする。 本発明はまた、その目的のために、液体、気体または超臨界流体のフラックス
中に含まれている微細粒子を捕集する装置であって、以下を含むことを特徴とす
る装置に関するものである。 −該フラックスを装入する手段を有する少なくとも一つの捕集槽; ―フラックス中に含有されている粒子を受け取る手段: ―受け取り手段を経て、前のフラックスに関する向流で加圧下の二酸化炭
素の流れを、捕集槽に注入する手段; ―レセプター槽において向流でフラックスの膨張を行うための手段を介し
て、捕集槽をレセプター槽と、連結させる手段。 捕集装置は、複数の捕集槽およびこれらの槽の各々を順番に、液体、気体また
は超臨界状態の流体のフラックスにおいて粒子を生成する手段と結合することを
可能にする連絡手段を有することができる。 粒子を受け取る手段は、たとえば、フラックスの通常の進行方向に向かって、
孔をあけた金属製の円盤、マイクロファイバー製のフィルターおよびより大きな
多孔度の焼結金属製の円盤、を含むフィルター要素からなるものであり得る。 本発明の実施態様を添付の図面を参照して非限定的な実施例によって説明する
。図面において; 図1は、本発明による粒子を生産する装置および捕集装置の概略を示す。 図2は、図1に示す装置で使用される粒子を捕集する手段の詳細を図示するもの
である。 図3は、本発明による捕集手段の変形例を示す部分図である。 図1は、本発明による極めて微細な粒子を生成する装置および捕集する装置を
示す。それらは、特に二つの方式、すなわちいわゆるアンチ−ソルベント生産方
式およびRESS生産方式にしたがって作動可能なものである。 該装置は、微粒化槽1を有している。これは、耐圧チューブ状の囲いにより形
成され、その上部には注入ノズル23を有し、かつ円筒状のバスケット29を有
している。該バスケットの底部はフィルター要素31よって形成されており、該
フィルター要素は、燒結金属製の高多孔度の円盤(50μmのオーダー)および
孔あき金属製の支持円盤およびこれらの間に配置された非常に低多孔度(1.2
μmのオーダー)のフィルター材料とから成るものである。 微粒化槽の上部へはパイプ7に連結したノズル23を経て超臨界の二酸化炭素
が供給されており、該パイプ7はダイヤフラムポンプ11を経由して貯蔵容器9
、熱交換器13およびバルブ27と連絡している。この槽の下部は、パイプ15
によってサイクロン分離機17に供給し、該サイクロン分離機17の上部は吸収
床19およびコンデンサー21を経由して貯蔵容器9と連絡しており、かつその
下部は抜き出し手段14と連結している。微粒化槽1はまた、その下部に設けら
れた入り口33を経由して、加圧下の二酸化炭素を供給することができる。 この装置がいわゆるアンチ−ソルベント粒子生成方式で作動するときには、ノ
ズル23はパイプ7を経由して直接供給される。この方式の実施態様において、
微粒化される生成物の有機溶剤または水性溶剤の溶液はポンプ12によりスプレ
ーノズル23へ送られる。 この装置が、いわゆるRESS粒子生成方式で作動するときには、パイプ7は超臨
界圧の流体を抽出器5の底部へ供給し、抽出器の上部出口からパイプ3を経てノ
ズル23へ供給する。 微粒化槽1は粒子捕集手段と結合した出口24を有する。これらの捕集手段は
、熱交換器30と調節バルブ32との間で、大容量のレセプター槽28と結合し
ているパイプ26を構成要素としている。レセプター槽28は、バルブ38で流
路をコントロールされているパイプ36に対して開口している円錐形底部34を
有している。 装置全体の作動をまず説明し、ついで粒子捕集手段に特有の作動について説明
する。 もし、RESS技術に基づいて装置が作動するなら、微粒化したい生成物を抽出器
5内に用意し、特に二酸化炭素からなり、貯蔵容器9に貯蔵されている超臨界圧
の流体をパーコレートする。この流体は、ダイアフラムポンプ11で作動圧力に
され、熱交換器13で作動温度にされる。超臨界圧の流体はある濃度の生成物を
溶解しており、パイプ3を経て微粒化槽1へスプレーノズル23を経て挿入され
、そこで膨張する。その結果、生成した粒子はフィルター材料31に固定される
。そこに堆積した粒子の量が十分であると評価されたときは、粒子の生成は停止
される。 超臨界圧の流体のフラックスはついで微粒化槽1内へ入り口33から注入され
る。これは、堆積した粒子を出口24の方へ同伴するようにフィルター材料31
を前の流れに対して向流でパーコレートするためである。 粒子を含んだ超臨界圧の流体は熱交換器30を通って冷却されて低温度にされ
、ついで、レセプター槽28において調整バルブ32によって大気圧近傍まで急
激に膨張される。その一部が固体二酸化炭素に変化し、その中で粒子が捕捉され
る。 この固体二酸化炭素は、適切な十分に断熱された容器において、公知の方法に
よって容易に貯蔵することができる。ユーザーのニーズの働きとして、この粒子
を包含した固体二酸化炭素は小容積に貯蔵するため、またはニーズに合わせて短
期間貯蔵するために、プレスで圧縮して炭酸氷に変化させてもよい。ゆっくり再
加熱させて該固体を蒸発してもよい。その場合に、凝集しないで良く分散した乾
燥粉末が得られることが認められる。 上記したように、この捕集方法はいかなる種類の粒子生成方法およびとりわけ
超臨界圧で流体を使用するアンチ−ソルベント法に適用できる。 この場合、図1に示すように、バルブ37と39で短絡された抽出器5は使用
せず、微粒化したい生成物が溶剤に溶解しており、ポンプ12の手段によって全
体が微粒化槽1で粉末化される。本発明のこの実施態様において、上記のように
超臨界圧の流体を向流で装入する前に粒子に吸着した溶剤を同伴するように、フ
ィルター材料31上に堆積した粒子は、微粒化槽1をスイーピングする超臨界圧
の流体のフラックスでストリップされる。 本発明による捕集方法は、あらゆる感熱性または熱不安定性の製品およびまず
第一に生物学的製品に、特に有利である。 この方法は、先行技術の捕集方法と比較して、粒子の回収のために微粒化槽1
の開放およびフィルター手段の操作をしなくてもよいことにおいて、工業的な観
点からも優れている。さらに、連続運転実績は、従来のバッチ操作のような先行
技術によって得られるものとは異なり、製品の非常に均一なバッチを得ることを
可能にしたということが認められた。 実施例1 上記した装置は、超臨界圧の二酸化炭素によってカフェインを抽出し、RESS技
術によってこの流体を膨張させて粒子を生成させるために使用した。本発明のこ
の実施態様において、微粒化槽1を使用した。それは、容量20リットルの円筒
‐円錐形で、低温の絶縁材によって完全に断熱されていた。この槽1には円筒バ
スケット29が装着されており、バスケットはその底部がフィルター手段で閉じ
られている。該フィルター手段はそれぞれ底部から頂部にかけ、50μmの多孔
性の焼結金属の円盤、1.2μmの多孔性のガラス細繊維不織布、および2mm
径の孔を穿孔した表面開孔率80%の金属円盤から成り、該2枚の金属板がフィ
ルターを機械的に固定しているものである。 圧力30MPa、温度60℃および流量14kg/hr.、微粒化槽の内部圧は
0.12MPaで、二酸化炭素による抽出を行った。 粒子の生産は、60秒後に停止し、超臨界圧の二酸化炭素をバルブ27を開い
て微粒化槽に向流的に装入した。ついで、上記のように、流体を熱交換器30で
−5℃に冷却し、容器28内で固体二酸化炭素が生成するように調整バルブ32
で膨張させた。カフェイン粒子を含んでいる4.2kgの固体二酸化炭素が、大
気開放されたフラスコ40に捕集された。約8時間かけて二酸化炭素をゆっくり
蒸発させて、最終的にカフェインの乾燥粉末51グラムを得た。レーザー粒度分
析法によって行われたこの粉末の粒度分析によれば、粒子の90%が1.2μm
と4.8μmの間に含まれる特に微細な粒径であった。 実施例2 本発明の第2の実施態様において、いわゆるSASアンチ−ソルベント法によって
テトラサイクリンの非常に微細な粒子を生成した。N-メチルピロリドンに対する
テトラサイクリンの5質量%溶液の流量0.6kg/hr.を、圧力18MPa、温度4
5℃の超臨界圧の二酸化炭素の15kg/hr.の流れにおいて、粉末化した。これに
60分要した。 粒子の生成を停止した後、超臨界圧の二酸化炭素のフラックスの方向を逆転す
る前に、微粒化槽1を後者にて15分間スイープして溶剤を除去すること以外は
、上記と同様に行った。 3.1kgの固体二酸化炭素を大気開放したフラスコ40に集めた。二酸化炭
素の蒸発後、28.2グラムの微細な、乾燥しており凝集していない粉末が得ら
れた。その粒度分析によれば、粒子の90%が0.7μmと2.4μmの間に含
まれていた。ガスクロマトグラフ分析によればこの粉末中のN-メチルピロリドン
の含有量は140ppmであった。 第2図に示した本発明の実施態様において、微粒化槽1は別個の2つの槽に分け
られている。すなわち、微細粒子が生成される本来の微粒化槽1aおよび生成し
た微細粒子がフィルター材料によって捕集される捕集槽1bである。槽1aは、
円錐形の底部4を有し、該底部はパイプ6を経由して捕集槽1bの上部と連結し
ている。 このような実施態様は、工業開発の分野では、特に有利である。これは、使用
と洗浄を連続して行い、複数の微粒化槽および複数の捕集槽を使用することを可
能にする。 図3で示される実施態様は、微粒化槽1aが、その底部4で、バルブ8および8
’を介して、パイプ6および6’を経由して二つの捕集槽1bおよび1b’と連結
している。この装置は共通のレセプター槽28を有しており、その上部はそれぞ
れバルブ12および12’を介してパイプ10および10’を経由して二つの捕集槽1b
および1b’と連結している。 バルブ8、8’および12、12’の位置をこのようにすることにより、運転
中に、微粒化槽1aと接続される2つのレセプター槽を、実施すべき作業の状況
如何に応じて周期的に変更することが可能である。このような装置がカフェイン
粒子を捕集するのに使用された。かくして粒子が4時間生成され、上記のように
して、2つの捕集槽1bと1b’を各1時間ずつ連続的に用いた。かくして17
.2kgの固体二酸化炭素が集められ、乾燥した、凝集していない粉末の形態で
251gのカフェインが得られた。該粒子の形態および粒度分布は実施例1で得
られたものと類似していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粒子を生産する装置および捕集装置の概略を示す。
【図2】図1に示す装置で使用される粒子を捕集する手段の詳細を図示する
ものである。
【図3】本発明による捕集手段の変形例を示す部分図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07D 473/12 C07D 473/12 Fターム(参考) 4D017 AA20 BA03 CA01 CB01 DA05 DB10 EA03 EB04 EB10 4D056 AB17 AC21 AC24 BA16 CA14 CA17 CA20 CA21 CA31 CA36 CA39 4D058 JA12 MA15 MA17 QA03 QA09 RA03 SA20 UA03 4G075 AA27 BB03 BD14 CA05 CA51 DA01 EA06 EB01 EC01 FB02 FC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体、気体または超臨界状態の流体フラックス中に存在する非
    常に微細な粒子を捕集する方法であって以下の工程を含むことを特徴とする。 −このフラックスをフィルター要素(31)を通過させること; ―このフラックスの放出を停止すること: ―加圧下で二酸化炭素流によりフィルター材料(31)を向流スイーピン
    グし、フィルター材料(31)に堆積した粒子を同伴すること; ―フラックスを向流膨張させ、該膨張の間に生成した固体の二酸化炭素固
    体タイプの混合物中に粒子を捕捉すること。
  2. 【請求項2】スイーピング工程で使用する二酸化炭素フラックスが超臨界圧
    であることを特徴とする請求項1の捕集方法。
  3. 【請求項3】膨張前に二酸化炭素フラックスが冷却されていることを特徴と
    する請求項1または2の捕集方法。
  4. 【請求項4】向流スイーピングの前に、フラックスの正常の方向において、
    超臨界圧の流体でフィルター要素によって集められた粒子をパーコレートするこ
    とを特徴とする請求項1または2の捕集方法。
  5. 【請求項5】大気圧に近い圧力で向流でフラックスの膨張を行うことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかの捕集方法。
  6. 【請求項6】得られた該固体混合物を蒸発させて粒子を回収することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかの捕集方法。
  7. 【請求項7】粒子が分散している流体のフラックスを、連続して周期的な方
    法で複数の捕集槽へ向かって送り、粒子生成操作を連続して行うことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかの捕集方法。
  8. 【請求項8】液体、気体または超臨界状態の流体のフラックス中に含まれる
    微細な粒子を捕集する装置であって、以下を含むことを特徴とする。 −該フラックスを装入する手段を有する少なくとも一つの捕集槽(1,1
    a,1b,1b’); ―フラックス中に含有されている粒子を受け取る手段(31): ―受け取り手段(31)を経て、前のフラックスに関して向流で加圧下の
    二酸化炭素の流れを、捕集槽(1,1a,1b,1b’)に注入する手段; ―レセプター槽(28)において向流におけるフラックスの膨張を行うた
    めの手段(32)を介して、捕集槽(1,1a,1b,1b’)をレセプター槽
    (28)と、連結させる手段(24、30)。
  9. 【請求項9】複数の捕集槽(1b,1b’)およびこれらの槽(1b、1b
    ’)の各々を順番に、液体、気体または超臨界状態の流体のフラックスにおいて
    粒子を生成する手段と結合することを可能にする連絡手段(8−8’、12−1
    2’)を有することを特徴とする請求項8の捕集装置。
  10. 【請求項10】粒子を受け取る手段がフィルター要素(31)から成ること
    を特徴とする請求項9の捕集装置。
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