JP2003514940A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
【化1】
上式中、Rfは
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
【化2】
上式中、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする組成物。
【請求項1】 フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
【化1】
上式中、Rfは
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
【化2】
上式中、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする組成物。
表4の結果により、すべての場合において、ポリマーの少なくとも一部が沸騰前にはがされたことが示された。ASTM D3359の条件下で沸騰した後に、塗料の少なくとも75%がテープではがされたが、このことはポリマーとポリマーおよびホスフェートの混合物とが試験した金属に付着しなかったことを示している。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
[1] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
上式中、Rfは
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
上式中、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする組成物。
[2] 前記式1Aのフルオロアルキルホスフェートが、15から80モル%のモノ(ペルフルオロアルキルエチル)ホスフェートと20から85モル%のビス(ペルフルオロアルキルエチル)ホスフェートとの混合物であることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[3] 前記フルオロアルキルホスフェートが式F(CF2CF2)d(CH2)a−のRf基を含むことを特徴とする[1]に記載の組成物。
[4] m:nの比が1:2から1:6であり、m:pの比が1:0.5から1:0であり、m:qの比が1:1から1:0であり、m:rの比が1:0.1から1:0であることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[5] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、q、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[6] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、q、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[7] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、q、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[8] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[9] 水溶液中に、該水溶液の0.2重量%から1.5重量%の総フッ素含有量を有することを特徴とする[1]に記載の組成物。
[10] 前記フルオロアルキルホスフェートが総フッ素含有量の20重量%から95重量%を与えることを特徴とする[9]に記載の組成物。
[11] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物を塗布することを含む基体表面の汚れ耐性を改善する方法であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
上式中、Rfは
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
上式中、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする方法。
[12] 前記基体の表面は多孔質のコンクリート、れんが、タイル、石材、グラウト、モルタル、テラゾ、石膏ボード、彫像、記念碑、木材、および皮から成る群から選ばれることを特徴とする[11]に記載の方法。
[13] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物を塗布された表面を有する基体であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
上式中、Rfは
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在しており、
上式中、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする基体。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
[1] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする組成物。
[2] 前記式1Aのフルオロアルキルホスフェートが、15から80モル%のモノ(ペルフルオロアルキルエチル)ホスフェートと20から85モル%のビス(ペルフルオロアルキルエチル)ホスフェートとの混合物であることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[3] 前記フルオロアルキルホスフェートが式F(CF2CF2)d(CH2)a−のRf基を含むことを特徴とする[1]に記載の組成物。
[4] m:nの比が1:2から1:6であり、m:pの比が1:0.5から1:0であり、m:qの比が1:1から1:0であり、m:rの比が1:0.1から1:0であることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[5] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、q、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[6] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、q、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[7] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、q、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[8] 前記フルオロアクリレートポリマーについて、p、r、sおよびtはそれぞれ0であり、ZはOであることを特徴とする[1]に記載の組成物。
[9] 水溶液中に、該水溶液の0.2重量%から1.5重量%の総フッ素含有量を有することを特徴とする[1]に記載の組成物。
[10] 前記フルオロアルキルホスフェートが総フッ素含有量の20重量%から95重量%を与えることを特徴とする[9]に記載の組成物。
[11] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物を塗布することを含む基体表面の汚れ耐性を改善する方法であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在し、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする方法。
[12] 前記基体の表面は多孔質のコンクリート、れんが、タイル、石材、グラウト、モルタル、テラゾ、石膏ボード、彫像、記念碑、木材、および皮から成る群から選ばれることを特徴とする[11]に記載の方法。
[13] フルオロアルキルホスフェートとフルオロアクリレートポリマーとの混合物を含む組成物を塗布された表面を有する基体であって、
前記フルオロアルキルホスフェートは式1Aまたは式1Bであり、
F(CF2CF2)d(CH2)a−、
F(CF2CF2)dCH2CH2(OCH2CH2)b−、
F(CF2CF2)d−、
F(CF2CF2)dCH=CH(CH2)c−、および
C8F17SO2N(R)CH2CH2−
から成る群から選ばれ、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
xは1から2であり、
jは1または0またはそれらの混合であり、
dは1から8またはそれらの混合であり、
Xは水素またはMであり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
R3は1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
Zは−O−、−S−、または−NH−であり、
aは2から10であり、
bは3から20であり、
cは2から20であり、
Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
前記フルオロアクリレートポリマーは、式2に示される1から5の5つの反復単位を有しており、前記反復単位はランダムな分布で存在しており、
各R2は独立して水素または1から4個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R3は独立して1から8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
各R4は独立して1から20個の炭素原子を有する脂肪族基であり、
各R5は独立して1から4個の炭素原子を有する短鎖アルキレン基であり、
Rf’は2から20個の炭素原子を有する直鎖または分枝ペルフルオロ炭素鎖を有するフルオロ脂肪族基であり、
ROAは式−(C2H4O)e(C3H6O)g(C4H8O)hR1の基であって、式中、R1は水素または1から4個の炭素原子を有するアルキルであり、eは0から20であり、gおよびhはそれぞれ個々にゼロまたは正の整数であり、ただし(e+g+h)の値は1以上であり、
各Zは独立して−O−、−S−、または−NH−であり、
Yは−N(R)SO2−であって、式中、Rは水素または1から4個の炭素原子を含む脂肪族基であり、
Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、またはアルカノールアンモニウムイオンであり、
sおよびtはそれぞれ独立して0または1であり、
m、n、p、qおよびrはそれぞれ整数であり、mおよびnはそれぞれ独立して少なくとも1であり、p、qおよびrはそれぞれ独立してゼロまたは正の整数である
ことを特徴とする基体。
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