JP2003514640A - 厚くて平滑な複数プライ・ティシュ - Google Patents
厚くて平滑な複数プライ・ティシュInfo
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Paper (AREA)
- Sanitary Thin Papers (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は紙ティシュに関し、特にフェイシャル・ティシュおよび使い捨てハンカチに関する。少なくとも2枚のプライからなる紙ティシュであり、紙ティシュが、700μm未満の、好ましくは650乃至50μmの、さらに好ましくは650乃至300μmの生理的表面平滑パラメーターを有し、および、組み合って、0.09mm超の、好ましくは0.09乃至0.5mmの、さらに好ましくは0.1乃至0.2mmのプライ当たりキャリパーを有することを特徴とする。1つの好ましい実施例では、エンボス加工された中央プライを持つ3枚プライ・ティシュが提供される。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は紙ティシュ、具体的にはフェイシャル・ティシュと使い捨てハンカチ
に関する。1つの好ましい実施例では、エンボス加工された中央プライを持つ3
枚プライ・ティシュが提供される。
に関する。1つの好ましい実施例では、エンボス加工された中央プライを持つ3
枚プライ・ティシュが提供される。
【0002】
発明の背景
紙ウェブすなわち紙シートは、ティシュまたは紙ティシュ・ウェブまたは紙テ
ィシュ・シートと呼ばれることが多く、あるいは本明細書では紙ティシュと称さ
れ、近代化社会で幅広く使用される。フェイシャル・ティシュおよび手洗い用テ
ィシュのような商品は主要商品であり、これらの全てを本明細書では紙ティシュ
と称する。長い間認識されてきたことであるが、これらの製品の重要な物理特性
は、強さと厚さ/キャリパー、柔らかさと平滑性、吸収性および耐リント性であ
る。研究開発努力が、3つまたは3つの特性の同時改良と共に他の特性への深刻
な悪影響を伴わないこれらの各特性の改良に向けられてきた。
ィシュ・シートと呼ばれることが多く、あるいは本明細書では紙ティシュと称さ
れ、近代化社会で幅広く使用される。フェイシャル・ティシュおよび手洗い用テ
ィシュのような商品は主要商品であり、これらの全てを本明細書では紙ティシュ
と称する。長い間認識されてきたことであるが、これらの製品の重要な物理特性
は、強さと厚さ/キャリパー、柔らかさと平滑性、吸収性および耐リント性であ
る。研究開発努力が、3つまたは3つの特性の同時改良と共に他の特性への深刻
な悪影響を伴わないこれらの各特性の改良に向けられてきた。
【0003】
柔らかさと平滑性は、消費者が、ある製品を保持するとき、肌を横切ってそれ
を擦るとき、または手の中でそれをしわくちゃにするときに知覚する触感に関連
する。この触感は幾つかの物理特性の結合したものである。柔らかさと平滑性に関
連するより重要な物理特性の1つは紙ティシュの表面構造である、と一般的に当
業者に考えられている。表面構造からティシュ製品がつくられ、かつ表面構造は
たとえば米国特許第5,855,738号明細書から公知の生理的表面平滑性(
PSS)パラメーターにより最もよく表現される。消費者の触感に重要なのは、
ティシュ製品の厚さ/キャリパーである。
を擦るとき、または手の中でそれをしわくちゃにするときに知覚する触感に関連
する。この触感は幾つかの物理特性の結合したものである。柔らかさと平滑性に関
連するより重要な物理特性の1つは紙ティシュの表面構造である、と一般的に当
業者に考えられている。表面構造からティシュ製品がつくられ、かつ表面構造は
たとえば米国特許第5,855,738号明細書から公知の生理的表面平滑性(
PSS)パラメーターにより最もよく表現される。消費者の触感に重要なのは、
ティシュ製品の厚さ/キャリパーである。
【0004】
強さは、製品が使用条件で物理的一体性を保持しかつ引裂き、破裂、および細
片化に抵抗する能力である。
片化に抵抗する能力である。
【0005】
吸収性は製品が多量の液体、特に水溶液またはけん濁液を吸収する能力の尺度
である。消費者が知覚する総括的吸収性は、一般に、所定量の紙ティシュが飽和
時に吸収する液体の全量と所定量の紙ティシュが液体を吸収する速度との組み合
わせであると考えられる。
である。消費者が知覚する総括的吸収性は、一般に、所定量の紙ティシュが飽和
時に吸収する液体の全量と所定量の紙ティシュが液体を吸収する速度との組み合
わせであると考えられる。
【0006】
耐リント性は、繊維質製品とそれの構成要素ウェブが湿潤状態も含めて使用条
件下で共に結合する能力である。換言すれば、耐リント性が高ければ高いほど、
ウェブのリント発生傾向がそれだけ低い。
件下で共に結合する能力である。換言すれば、耐リント性が高ければ高いほど、
ウェブのリント発生傾向がそれだけ低い。
【0007】
PCT国際公開第WO97/44528号公報は高吸収性を持つ複数プライ・
ティシュ製品を開示する。具体例4は、1枚の模様付きの、比較的非平坦化プラ
イが2枚の実質的に非模様付きの、比較的非平坦化されないプライの間に配置さ
れる製品を開示する。
ティシュ製品を開示する。具体例4は、1枚の模様付きの、比較的非平坦化プラ
イが2枚の実質的に非模様付きの、比較的非平坦化されないプライの間に配置さ
れる製品を開示する。
【0008】
欧州特許第0,264,676号明細書は、複数プライ紙シートの製造方法を
開示する。具体例3は、湿式で形成された紙から製造される3枚プライ製品を開
示し、この内部ウェブは坪量18g/m2のエンボス加工された紙からつくられ
、かつ両外側ウェブは坪量14g/m2のカレンダー掛けされた紙からつくられ
る。これらのプライはノズルにより付与されるセルロースエーテル接着剤により
集積される。
開示する。具体例3は、湿式で形成された紙から製造される3枚プライ製品を開
示し、この内部ウェブは坪量18g/m2のエンボス加工された紙からつくられ
、かつ両外側ウェブは坪量14g/m2のカレンダー掛けされた紙からつくられ
る。これらのプライはノズルにより付与されるセルロースエーテル接着剤により
集積される。
【0009】
米国特許第5,855,738号明細書はカレンダー掛け工程を含む平滑な紙
ティシュの製造方法を開示する。
ティシュの製造方法を開示する。
【0010】
比較的厚い使い捨て紙製品が、すなわち紙ハンカチとフェイシャル・ティシュ
の形態で、公知である。たとえばテンポ(Tempo)(登録商標)は、プロクター・
アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Co.)により販売され、約0.3mm
のキャリパーを有する。厚いキャリパーにより、消費者に高い乾燥強さと高い湿
潤強さのアイデアが伝えられる。高い湿潤強さ(湿潤破裂強さとも称される)に
より、今度は粘液または別の体液により使用者の手が汚れることになる引裂きま
たは破裂が特に防止される。
の形態で、公知である。たとえばテンポ(Tempo)(登録商標)は、プロクター・
アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Co.)により販売され、約0.3mm
のキャリパーを有する。厚いキャリパーにより、消費者に高い乾燥強さと高い湿
潤強さのアイデアが伝えられる。高い湿潤強さ(湿潤破裂強さとも称される)に
より、今度は粘液または別の体液により使用者の手が汚れることになる引裂きま
たは破裂が特に防止される。
【0011】
さらに厚い使い捨て紙製品が知られており、典型的にキッチン・タオルとして
使用される。これは、たとえばバウンティ(Bounty)(登録商標)であり、プロ
クター・アンド・ギャンブル社(Proctet & Gamble Co.)により販売され、約0
.7mmのキャリパーと200gより大きい湿潤破裂強さとを有する。しかしなが
ら、そのようなキッチン・タオルは、ラフである非平坦性を生じる、全表面に渡
るエンボス加工にそのキャリパーを負っており、かつ、鼻をかむための適度に平
滑な拭き取り面を提供しない。
使用される。これは、たとえばバウンティ(Bounty)(登録商標)であり、プロ
クター・アンド・ギャンブル社(Proctet & Gamble Co.)により販売され、約0
.7mmのキャリパーと200gより大きい湿潤破裂強さとを有する。しかしなが
ら、そのようなキッチン・タオルは、ラフである非平坦性を生じる、全表面に渡
るエンボス加工にそのキャリパーを負っており、かつ、鼻をかむための適度に平
滑な拭き取り面を提供しない。
【0012】
高い湿潤破裂強さと典型的に比較的厚いキャリパーを持つ他の製品は通気空気
乾燥により製造されたものである。通気空気乾燥設備は、しかしながら、普通の
抄紙機では利用できず、そのような設備の用意は大きな資金投資を意味する。
乾燥により製造されたものである。通気空気乾燥設備は、しかしながら、普通の
抄紙機では利用できず、そのような設備の用意は大きな資金投資を意味する。
【0013】
理論的には、製品の湿潤強さとキャリパーは、プライの数を5、6またはそれ
以上に増やすことにより増加することができ、それにより平滑な外側表面が維持
される。しかしながら、この方法は費用が極めて高く、また硬い製品となるため
、触感を損なう。
以上に増やすことにより増加することができ、それにより平滑な外側表面が維持
される。しかしながら、この方法は費用が極めて高く、また硬い製品となるため
、触感を損なう。
【0014】
極めて平滑な表面をつくるためには、紙ティシュをカレンダー掛けすることが
当該技術で一般的である。しかしながら、カレンダー掛けは、常に、平滑性に対
するキャリパーと柔らかさの交換を意味する(米国特許第5,855,738号
明細書参照)。
当該技術で一般的である。しかしながら、カレンダー掛けは、常に、平滑性に対
するキャリパーと柔らかさの交換を意味する(米国特許第5,855,738号
明細書参照)。
【0015】
既存技術を考えると、下記のティシュ製品、特にフェイシャル・ティシュに対
するニーズが残存している。すなわち、 強さ、すなわち湿潤破裂強さ、吸収性および耐リント性を最適に組み合わせた、
さらに理想的触感の柔らかさ、平滑性および厚さを与えた、製造の費用が安く、
好ましくは普通の抄紙機上で製造することができ、 場合によってスキン・ケア効能を与える、ティシュ製品である。
するニーズが残存している。すなわち、 強さ、すなわち湿潤破裂強さ、吸収性および耐リント性を最適に組み合わせた、
さらに理想的触感の柔らかさ、平滑性および厚さを与えた、製造の費用が安く、
好ましくは普通の抄紙機上で製造することができ、 場合によってスキン・ケア効能を与える、ティシュ製品である。
【0016】
発明の概要
本発明は紙ティシュに関し、特にフェイシャル・ティシュおよび使い捨てハン
カチに関する。特許請求され、記述されることは少なくとも2枚のプライからな
る紙ティシュであり、紙ティシュが、700μm未満の、好ましくは650乃至
50μmの、さらに好ましくは650乃至300μmの生理的表面平滑パラメー
ターを有し、および、組み合って、0.09mmより大きい、好ましくは0.0
9乃至0.5mmの、さらに好ましくは0.1乃至0.2mmのプライ当たりキ
ャリパーを有することを特徴とする。1つの好ましい実施例では、エンボス加工
された中央プライを持つ3枚プライ・ティシュが提供される。さらに、関連方法
が特許請求され、記述される。
カチに関する。特許請求され、記述されることは少なくとも2枚のプライからな
る紙ティシュであり、紙ティシュが、700μm未満の、好ましくは650乃至
50μmの、さらに好ましくは650乃至300μmの生理的表面平滑パラメー
ターを有し、および、組み合って、0.09mmより大きい、好ましくは0.0
9乃至0.5mmの、さらに好ましくは0.1乃至0.2mmのプライ当たりキ
ャリパーを有することを特徴とする。1つの好ましい実施例では、エンボス加工
された中央プライを持つ3枚プライ・ティシュが提供される。さらに、関連方法
が特許請求され、記述される。
【0017】
発明の詳細な説明
本発明に従えば、セルロース繊維性構造体が、製紙技術で公知の原則と機械を
用いて湿式でつくられる。紙ティシュ基材の製造工程用の適正パルプ原料は、好
ましくは、本質的にセルロース繊維(木材パルプ繊維のように公知のもの)また
はセルロース誘導体繊維(たとえば、レーヨン、ビスコースを含む)からなる製
紙用繊維を含む。針葉樹(裸子植物または球果をつける樹木)と広葉樹(被子植
物または落葉樹)由来の繊維がこの発明に使用されるように意図される。繊維が
抽出される特定の樹種は重要ではない。木材パルプ繊維は、任意の便利なパルプ
化法により天然木からつくることができる。化学法たとえばサルファイト、サル
フェイト(クラフトを含む)およびソーダ法が適する。機械法たとえばサーモケ
ミカル(またはアスプルンド)法もまた適する。さらに、種々のセミケミカル法
およびケミメカニカル法を使用することができる。漂白と同様に未漂白の繊維が
使用を意図される。好ましくは、いかなる非セルロース繊維たとえばラテックス
繊維も使用されない。
用いて湿式でつくられる。紙ティシュ基材の製造工程用の適正パルプ原料は、好
ましくは、本質的にセルロース繊維(木材パルプ繊維のように公知のもの)また
はセルロース誘導体繊維(たとえば、レーヨン、ビスコースを含む)からなる製
紙用繊維を含む。針葉樹(裸子植物または球果をつける樹木)と広葉樹(被子植
物または落葉樹)由来の繊維がこの発明に使用されるように意図される。繊維が
抽出される特定の樹種は重要ではない。木材パルプ繊維は、任意の便利なパルプ
化法により天然木からつくることができる。化学法たとえばサルファイト、サル
フェイト(クラフトを含む)およびソーダ法が適する。機械法たとえばサーモケ
ミカル(またはアスプルンド)法もまた適する。さらに、種々のセミケミカル法
およびケミメカニカル法を使用することができる。漂白と同様に未漂白の繊維が
使用を意図される。好ましくは、いかなる非セルロース繊維たとえばラテックス
繊維も使用されない。
【0018】
本発明による紙ティシュは、高度に好ましい成分として湿潤強さ向上剤を含む
。乾燥繊維重量を基準にして、好ましくは約3.0重量%までの、好ましくは少
なくとも約0.5重量%の、さらに好ましくは少なくとも0.8重量%の湿潤強
さ向上剤たとえば水溶性の永久的および一時的湿潤強さ向上樹脂が含まれる。
。乾燥繊維重量を基準にして、好ましくは約3.0重量%までの、好ましくは少
なくとも約0.5重量%の、さらに好ましくは少なくとも0.8重量%の湿潤強
さ向上剤たとえば水溶性の永久的および一時的湿潤強さ向上樹脂が含まれる。
【0019】
本明細書で使用の湿潤強さ向上樹脂は幾つかの種類からなる。たとえば、ウェ
スツフェルト(Westfelt)は多くのそのような物質を記述し、それらの化学を“
セルロースの化学と技術”(Cellulose Chemistry and Technology)第13巻、
813−825頁(1979)に述べた。
スツフェルト(Westfelt)は多くのそのような物質を記述し、それらの化学を“
セルロースの化学と技術”(Cellulose Chemistry and Technology)第13巻、
813−825頁(1979)に述べた。
【0020】
通常、湿潤強さ向上樹脂は水溶性で、カチオン物質である。すなわち、樹脂は
、製紙用完成紙料に添加される時点で、水溶性である。かなり可能性がありかつ
期待さえもされることには、引続いて起きる現象たとえば架橋は樹脂を水不溶性
にする。さらに、一部の樹脂は特定条件下たとえば限界pH範囲を超えた場合の
みに水溶性である。湿潤強さ向上樹脂は、製紙用繊維の上に、内部にまたは間に
付着した後に架橋反応または別の硬化反応を受けると一般に信じられている。架
橋または硬化は、実質的量の水が存在しない限り、普通は起きない。
、製紙用完成紙料に添加される時点で、水溶性である。かなり可能性がありかつ
期待さえもされることには、引続いて起きる現象たとえば架橋は樹脂を水不溶性
にする。さらに、一部の樹脂は特定条件下たとえば限界pH範囲を超えた場合の
みに水溶性である。湿潤強さ向上樹脂は、製紙用繊維の上に、内部にまたは間に
付着した後に架橋反応または別の硬化反応を受けると一般に信じられている。架
橋または硬化は、実質的量の水が存在しない限り、普通は起きない。
【0021】
特に有用なものは種々のポリアミドエピクロロヒドリン樹脂である。これらの
物質は、反応性官能基たとえばアミノ、エポキシ、およびアゼチジニウム基を備
えた低分子量のポリマーである。特許文献は、1972年10月24日発行のカ
イム(Keim)の米国特許第3,700,623号明細書および1973年11月
13日発行のカイム(Keim)の米国特許第3,772,076号明細書を含めて
、そのような物質を製造する方法の記述が十分されている。
物質は、反応性官能基たとえばアミノ、エポキシ、およびアゼチジニウム基を備
えた低分子量のポリマーである。特許文献は、1972年10月24日発行のカ
イム(Keim)の米国特許第3,700,623号明細書および1973年11月
13日発行のカイム(Keim)の米国特許第3,772,076号明細書を含めて
、そのような物質を製造する方法の記述が十分されている。
【0022】
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂は、商標名カイメン557HとカイメンL
Xのもとでハーキュレス社(Hercules Inc. デラウエア州、ウイルミントン)か
ら販売され、本発明に特に有用である。これらの樹脂はカイムの上述の特許明細
書に概説される。
Xのもとでハーキュレス社(Hercules Inc. デラウエア州、ウイルミントン)か
ら販売され、本発明に特に有用である。これらの樹脂はカイムの上述の特許明細
書に概説される。
【0023】
本発明に有用な塩基活性化ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂は、サント・レ
ス(Santo Res)登録商標、たとえばサン・トレ31のもとでモンサント社(Mon
santo Co. ミズーリ州、セントルイス)により販売される。これらの種類の物質
は、1974年12月17日発行のペトロビッチ(Petrovich)の米国特許第3
,855,158号明細書、1978年12月12日発行のペトロビッチ(Petr
ovich)の米国特許第4,129,528号明細書、1979年4月3日発行の
ペトロビッチ(Petrovich)の米国特許第4,147,586号明細書、および
1980年9月16日発行のバン・イーナム(Van Eenam)の米国特許第4,2
22,921号明細書に一般的に記述される。
ス(Santo Res)登録商標、たとえばサン・トレ31のもとでモンサント社(Mon
santo Co. ミズーリ州、セントルイス)により販売される。これらの種類の物質
は、1974年12月17日発行のペトロビッチ(Petrovich)の米国特許第3
,855,158号明細書、1978年12月12日発行のペトロビッチ(Petr
ovich)の米国特許第4,129,528号明細書、1979年4月3日発行の
ペトロビッチ(Petrovich)の米国特許第4,147,586号明細書、および
1980年9月16日発行のバン・イーナム(Van Eenam)の米国特許第4,2
22,921号明細書に一般的に記述される。
【0024】
本明細書で使用の他の水溶性カチオン樹脂はポリアクリルアミド樹脂であり、
たとえばパレッツ(Parez)登録商標、たとえばパレッツ631NCのもとでア
メリカン・シアナミド社(American Cyanamid Co. コネチカット州、サンフォー
ド)により販売される。これらの物質は、1971年1月19日発行のコスシア
外(Coscia et al)の米国特許第3,556,932号明細書、および1971
年1月19日発行のウイリアムス外(Williams et al)の米国特許第3,556
,933号明細書に一般的に記述される。
たとえばパレッツ(Parez)登録商標、たとえばパレッツ631NCのもとでア
メリカン・シアナミド社(American Cyanamid Co. コネチカット州、サンフォー
ド)により販売される。これらの物質は、1971年1月19日発行のコスシア
外(Coscia et al)の米国特許第3,556,932号明細書、および1971
年1月19日発行のウイリアムス外(Williams et al)の米国特許第3,556
,933号明細書に一般的に記述される。
【0025】
本発明に有用な別の種類の水溶性樹脂は、アクリル・エマルジョンとアニオン
性スチレンブタジエン・ラテックスを含む。これらの種類の樹脂の多くの具体例
が1974年10月29日発行のマイセル(Meisel Jr et al)外の米国特許第
3,844,880号明細書に準備される。この発明に有用であるさらに別の水
溶性カチオン性樹脂は尿素ホルムアルデヒド樹脂とメラミンホルムアルデヒド樹
脂である。これらの多官能性、反応性重合体は数千の桁数の分子量を有する。さら
に一般的な官能基は、窒素含有基たとえば窒素に付加されたアミノ基とメチロー
ル基を含む窒素を含む。余り好まれないけれども、ポリエチレンイミン・タイプ
の樹脂は本発明に有用である。
性スチレンブタジエン・ラテックスを含む。これらの種類の樹脂の多くの具体例
が1974年10月29日発行のマイセル(Meisel Jr et al)外の米国特許第
3,844,880号明細書に準備される。この発明に有用であるさらに別の水
溶性カチオン性樹脂は尿素ホルムアルデヒド樹脂とメラミンホルムアルデヒド樹
脂である。これらの多官能性、反応性重合体は数千の桁数の分子量を有する。さら
に一般的な官能基は、窒素含有基たとえば窒素に付加されたアミノ基とメチロー
ル基を含む窒素を含む。余り好まれないけれども、ポリエチレンイミン・タイプ
の樹脂は本発明に有用である。
【0026】
上述の水溶性樹脂の製造を含むさらに完全な記述が、タッピ・モノグラフ・シ
リーズ29号“紙と板紙の湿潤強さ”紙パルプ技術協会(ニューヨーク、196
5)に見られる。
リーズ29号“紙と板紙の湿潤強さ”紙パルプ技術協会(ニューヨーク、196
5)に見られる。
【0027】
一時湿潤強さ向上剤たとえば修飾澱粉はまた、場合によって、使用される。永
久湿潤強さ向上剤と一時湿潤強さ向上剤を組み合わせて使用してよい。
久湿潤強さ向上剤と一時湿潤強さ向上剤を組み合わせて使用してよい。
【0028】
本発明は、乾燥強さ向上剤を乾燥繊維重量に対して、好ましくは3重量%まで
の、さらに好ましくは少なくとも0.1重量%の水準で含んでよい。高度に好ま
しい乾燥強さ向上剤はカルボキシメチルセルロースである。他の適正乾燥強さ向
上剤に含まれるものはポリアクリルアミド(たとえばアメリカン・シアナミド社
(American Cyanamid Co. ニュージャージー州、ウエイン)により生産されるシ
プロ(Cypro)(登録商標)514とアコストレングス(Accostrength)(登録
商標)711の組み合わせ)、澱粉(たとえば、とうもろこし澱粉と馬鈴薯澱粉
)、ポリビニルアルコール(たとえば、エアプロダクツ社(Air Products Inc.
ペンシルバニア州、アレンタウン)により製造されるエアボル(Airvol)(登録
商標))、グアール・ガムまたはローカスト・ビーン・ガムおよびポリアクリレ
ート・ラテックスである。適正澱粉物質は、修飾カチオン澱粉たとえば、窒素含
有基たとえば窒素に付加したアミノ基とメチロール基を持つように修飾された澱
粉であり、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch and
Chemical Co. ニュージャージー州、ブリッジウオーター)から入手できる。
の、さらに好ましくは少なくとも0.1重量%の水準で含んでよい。高度に好ま
しい乾燥強さ向上剤はカルボキシメチルセルロースである。他の適正乾燥強さ向
上剤に含まれるものはポリアクリルアミド(たとえばアメリカン・シアナミド社
(American Cyanamid Co. ニュージャージー州、ウエイン)により生産されるシ
プロ(Cypro)(登録商標)514とアコストレングス(Accostrength)(登録
商標)711の組み合わせ)、澱粉(たとえば、とうもろこし澱粉と馬鈴薯澱粉
)、ポリビニルアルコール(たとえば、エアプロダクツ社(Air Products Inc.
ペンシルバニア州、アレンタウン)により製造されるエアボル(Airvol)(登録
商標))、グアール・ガムまたはローカスト・ビーン・ガムおよびポリアクリレ
ート・ラテックスである。適正澱粉物質は、修飾カチオン澱粉たとえば、窒素含
有基たとえば窒素に付加したアミノ基とメチロール基を持つように修飾された澱
粉であり、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch and
Chemical Co. ニュージャージー州、ブリッジウオーター)から入手できる。
【0029】
化学柔軟化剤は、化学的な結合抑制剤からなり、本発明の任意成分である。1
974年6月28日発行の米国特許第3,821,068号明細書は、化学的な
結合抑制剤が紙ティシュ・ウェブのこわさを減少し従って柔らかさを高めるため
に使用することができることを教示する。1971年1月12日発行の米国特許
第3,554,862号明細書は適切で化学的な結合抑制剤を開示する。これら
の化学的な結合抑制剤は第四アンモニウム塩を含む。
974年6月28日発行の米国特許第3,821,068号明細書は、化学的な
結合抑制剤が紙ティシュ・ウェブのこわさを減少し従って柔らかさを高めるため
に使用することができることを教示する。1971年1月12日発行の米国特許
第3,554,862号明細書は適切で化学的な結合抑制剤を開示する。これら
の化学的な結合抑制剤は第四アンモニウム塩を含む。
【0030】
好ましい化学柔軟化剤は、約0.01乃至約3.0%の第四アンモニウム化合
物、好ましくは生分解性第四アンモニウム化合物、および約0.01乃至約3.
0%のポリヒドロキシ化合物、好ましくはグリセロール、ソルビトール、約15
0乃至約800の平均分子量を持つポリグリセロール、および約200乃至40
00の重量平均分子量を持つポリオキシエチレングリコールとポリオコシプロピ
レングリコールからなる群から選択される。好ましくは、ポリオキシ化合物に対
する第四アンモニウム化合物の重量比率は約1.0:0.1乃至0.1:1.0
の範囲にある。判明したことは、化学柔軟化組成物がより有効なのは、ポリヒド
ロキシ化合物と第四アンモニウム化合物が、好ましくは少なくとも40℃の温度
で、製紙用完成紙料に添加される前に前もって混合されるときであるということ
である。付加的にまたは代わりに、化学柔軟化剤は、たとえば転写方法により実
質的に乾燥された紙ティシュ・ウェブに付与してよい(別に特定されない限り本
明細書の全ての百分率は乾燥繊維の重量による)。
物、好ましくは生分解性第四アンモニウム化合物、および約0.01乃至約3.
0%のポリヒドロキシ化合物、好ましくはグリセロール、ソルビトール、約15
0乃至約800の平均分子量を持つポリグリセロール、および約200乃至40
00の重量平均分子量を持つポリオキシエチレングリコールとポリオコシプロピ
レングリコールからなる群から選択される。好ましくは、ポリオキシ化合物に対
する第四アンモニウム化合物の重量比率は約1.0:0.1乃至0.1:1.0
の範囲にある。判明したことは、化学柔軟化組成物がより有効なのは、ポリヒド
ロキシ化合物と第四アンモニウム化合物が、好ましくは少なくとも40℃の温度
で、製紙用完成紙料に添加される前に前もって混合されるときであるということ
である。付加的にまたは代わりに、化学柔軟化剤は、たとえば転写方法により実
質的に乾燥された紙ティシュ・ウェブに付与してよい(別に特定されない限り本
明細書の全ての百分率は乾燥繊維の重量による)。
【0031】
本発明の使用に適する第四アンモニウム化合物の具体例は、公知のジアルキル
ジメチルアンモニウム塩とアルキルトリメチルアンモニウム塩の、修飾されない
、またはモノ−またはジ−エステル化体を含む。具体例は、ジ(水素化牛脂)ジメ
チルアンモニウムメチルサルフェートのジ−エステル誘導体とジ−(水素化牛脂
)ジメチルアンモニウムクロライドのジ−エステル誘導体を含む。理論に拘束さ
れることを望まないけれども、エステル部分がこれらの化合物に生分解性をもた
らすと信じられている。商業的に入手できる物質はウイツコ・ケミカル社(Witc
o Chemical Co. オハイオ州、ダブリン)から、商標名“レオカート(Reoquat)
V3512”のもとで入手できる。分析試験の手順の詳細は1995年4月27
日公開のPCT国際公開公報第WO95/11343号に示される。
ジメチルアンモニウム塩とアルキルトリメチルアンモニウム塩の、修飾されない
、またはモノ−またはジ−エステル化体を含む。具体例は、ジ(水素化牛脂)ジメ
チルアンモニウムメチルサルフェートのジ−エステル誘導体とジ−(水素化牛脂
)ジメチルアンモニウムクロライドのジ−エステル誘導体を含む。理論に拘束さ
れることを望まないけれども、エステル部分がこれらの化合物に生分解性をもた
らすと信じられている。商業的に入手できる物質はウイツコ・ケミカル社(Witc
o Chemical Co. オハイオ州、ダブリン)から、商標名“レオカート(Reoquat)
V3512”のもとで入手できる。分析試験の手順の詳細は1995年4月27
日公開のPCT国際公開公報第WO95/11343号に示される。
【0032】
本発明に有用なポリヒドロキシ化合物の具体例は約200乃至約600の重量
平均分子量を持つポリオキシエチレングリコールを含み、特に好ましいのは“P
EG−400”である。
平均分子量を持つポリオキシエチレングリコールを含み、特に好ましいのは“P
EG−400”である。
【0033】
本発明の紙ティシュは当業者に公知の普通の方法、たとえば、適正パルプを、
1枚以上の製紙用フェルトおよび/またはベルトを用いて脱水することにより製
造してよい。本発明では普通の製紙方法が好まれる。本明細書で普通と称するいか
なる方法も、通気空気乾燥工程を含まない製紙方法である。代わりに、通気空気
乾燥工程を含む製紙方法が利用されてもよい。そのような方法は、以後通気空気
乾燥ティシュに関して参照される特許文献に記述される。
1枚以上の製紙用フェルトおよび/またはベルトを用いて脱水することにより製
造してよい。本発明では普通の製紙方法が好まれる。本明細書で普通と称するいか
なる方法も、通気空気乾燥工程を含まない製紙方法である。代わりに、通気空気
乾燥工程を含む製紙方法が利用されてもよい。そのような方法は、以後通気空気
乾燥ティシュに関して参照される特許文献に記述される。
【0034】
本発明に従えば、紙ティシュは少なくとも2枚のプライからつくられ、この紙
ティシュは厚いが平滑であり、従って、700μm未満の、好ましくは650乃
至50μmの、生理的表面平滑性パラメ−ターを有し、かつ組み合わせて0.0
9mm超の、好ましくは0.09乃至0.5mmの、さらに好ましくは0.1乃
至0.2mmのプライ当たりキャリパーを有する。本発明によれば、プライ当た
りキャリパーは、如何に大きなキャリパーが費用のかからない方法で1枚のプラ
イに対して付与されるかを表現する場合に適切であることが判明した。PSSパ
ラメ−ターとプライ当たりキャリパーに対する上述の範囲の如何なる組み合わせ
も本発明の範囲内である。
ティシュは厚いが平滑であり、従って、700μm未満の、好ましくは650乃
至50μmの、生理的表面平滑性パラメ−ターを有し、かつ組み合わせて0.0
9mm超の、好ましくは0.09乃至0.5mmの、さらに好ましくは0.1乃
至0.2mmのプライ当たりキャリパーを有する。本発明によれば、プライ当た
りキャリパーは、如何に大きなキャリパーが費用のかからない方法で1枚のプラ
イに対して付与されるかを表現する場合に適切であることが判明した。PSSパ
ラメ−ターとプライ当たりキャリパーに対する上述の範囲の如何なる組み合わせ
も本発明の範囲内である。
【0035】
好ましくは、紙ティシュはPSSパラメーターに対するプライ当たりキャリパ
ーの低い比率を有する。好ましくは比率は6500μm/mmより低く、さらに
好ましくは5000μm/mmよりも低く、なおさらに好ましくは3000μm
/mmより低い。
ーの低い比率を有する。好ましくは比率は6500μm/mmより低く、さらに
好ましくは5000μm/mmよりも低く、なおさらに好ましくは3000μm
/mmより低い。
【0036】
本発明による紙ティシュは第1面と第2面とを有し、両面が相互に対して互い
に反対向きであり、かつ厚さは第1面と第2面に直角である。厚さはまたティシ
ュのキャリパーとも称する。
に反対向きであり、かつ厚さは第1面と第2面に直角である。厚さはまたティシ
ュのキャリパーとも称する。
【0037】
本発明によるティシュのキャリパーは好ましくは0.1乃至1mm、さらに好
ましくは0.2乃至0.5mmである。
ましくは0.2乃至0.5mmである。
【0038】
さらに、本発明による紙ティシュは、100g超の、好ましくは150乃至5
00gの、さらに好ましくは250乃至400gの湿潤破裂強さを有する。
00gの、さらに好ましくは250乃至400gの湿潤破裂強さを有する。
【0039】
本発明の1つの好ましい実施例では、紙ティシュは2枚のプライからつくられ
る。本発明の1つの好ましい2枚プライ実施例では、1枚のプライがカレンダー
掛けされたプライからつくられる一方、他のプライが非平坦な紙ティシュ、好ま
しくはエンボス加工された紙ティシュからつくられる。理論に拘束されることを
望まないけれども、以下が信じられる。すなわち、エンボス加工は製品の全体的
キャリパーを増加させることにより、プライ当たりのキャリパーも増加する。カ
レンダー掛けは典型的にそれぞれのプライの平滑性を増加することにより、表面
に低いPPSパラメーターが提供される。
る。本発明の1つの好ましい2枚プライ実施例では、1枚のプライがカレンダー
掛けされたプライからつくられる一方、他のプライが非平坦な紙ティシュ、好ま
しくはエンボス加工された紙ティシュからつくられる。理論に拘束されることを
望まないけれども、以下が信じられる。すなわち、エンボス加工は製品の全体的
キャリパーを増加させることにより、プライ当たりのキャリパーも増加する。カ
レンダー掛けは典型的にそれぞれのプライの平滑性を増加することにより、表面
に低いPPSパラメーターが提供される。
【0040】
本明細書で使用の“カレンダー掛け”は高圧カレンダー掛けを含み、高圧カレ
ンダー掛けは少なくとも3kN/m、さらに好ましくは5乃至50kN/m、な
おさらに好ましくは10乃至25kN/mの、接触長さ当たり圧力を用いるカレ
ンダー掛けを意味する。高圧カレンダー掛けにより紙ティシュの平滑性が増加し
、それゆえPSSパラメーターが減少する。
ンダー掛けは少なくとも3kN/m、さらに好ましくは5乃至50kN/m、な
おさらに好ましくは10乃至25kN/mの、接触長さ当たり圧力を用いるカレ
ンダー掛けを意味する。高圧カレンダー掛けにより紙ティシュの平滑性が増加し
、それゆえPSSパラメーターが減少する。
【0041】
本発明に従えば、好ましくは単独プライがカレンダー掛けを受けるが、代わり
に数枚のプライが同時にまたは全複数プライ紙ティシュがカレンダー掛けされて
もよい。
に数枚のプライが同時にまたは全複数プライ紙ティシュがカレンダー掛けされて
もよい。
【0042】
紙ティシュの平滑性を増加するために代わりに当該技術に知られる他の技法を
用いることができ、これは、たとえば、適正フォードリニア・ワイヤ、脱水工程
のフェルトとベルトの選定、さらに適正条件(接着剤含量、接着剤組成物、ブレ
ード・インパクト角度、クレープ加工用助剤)下のクレープ加工である。さらに
、以下に開示されるたとえばローションによる表面処理は本発明の範囲内である
。
用いることができ、これは、たとえば、適正フォードリニア・ワイヤ、脱水工程
のフェルトとベルトの選定、さらに適正条件(接着剤含量、接着剤組成物、ブレ
ード・インパクト角度、クレープ加工用助剤)下のクレープ加工である。さらに
、以下に開示されるたとえばローションによる表面処理は本発明の範囲内である
。
【0043】
紙ティシュに関して本明細書で使用の“非平坦化された”は、通気空気乾燥さ
れた、または嵩高エンボス加工された、または異なる坪量の区域を有する、また
は非平坦性体と共に乾燥された、または適正条件(接着剤含有量、接着剤組成、
ブレードのインパクト角度、クレープ加工助剤)下で乾燥された紙ティシュに付
き称する。これらは以後説明される。
れた、または嵩高エンボス加工された、または異なる坪量の区域を有する、また
は非平坦性体と共に乾燥された、または適正条件(接着剤含有量、接着剤組成、
ブレードのインパクト角度、クレープ加工助剤)下で乾燥された紙ティシュに付
き称する。これらは以後説明される。
【0044】
本明細書で使用の“嵩高エンボス加工された”は、嵩高エンボス加工前の紙テ
ィシュのキャリパーに比較して少なくとも5%、好ましくは15%、さらに好ま
しくは25%だけ紙ティシュのキャリパーを増加するエンボス加工を称する。好
ましくは嵩高エンボス加工は、エンボス加工された区域とエンボス加工されない
区域の模様を提供する。模様は、本発明の複数プライ紙ティシュの限られた数の
プライのみに1つの工程で、好ましくは1枚のプライのみに1つの工程で与えら
れる。最も外側のエンボス加工された模様の面積は、エンボス加工された紙プラ
イの全表面積の少なくとも75%、好ましくは85%、さらに好ましくは95%
を覆って存在する。ノブ対向エンボス加工は、1968年12月3日発行のウエ
ルス(Wells)の米国特許第3,414,459号明細書に説明されるように当
該技術に公知である。非平坦性は、また、1882年3月16日発行のシュルツ
外(Schulz et al)の米国特許第4,320,162号明細書に説明されるよう
に嵌め合いエンボス加工により紙ティシュに付与してよい。代わりに、非平坦性
は、1995年11月21日発行のマクネイル(McNeil)の米国特許第5,46
8,323号明細書に説明されるように2枚プライ積層エンボス加工により紙テ
ィシュに与えてもよい。好ましくはそのようなエンボス加工された模様は、スチ
ール対向、ノブ対向エンボス加工により提供され、ノブは好ましくは楕円形の断
面と0.5乃至3mmの範囲の、さらに好ましくは1乃至2mmの範囲の高さと
を有する。好ましくは嵩高エンボス加工は、1:1乃至1:20、さらに好まし
くは1:2乃至1:1.5、なおさらに好ましくは1:5乃至1:10の非エン
ボス加工面積に対するエンボス加工された面積の比を与える。
ィシュのキャリパーに比較して少なくとも5%、好ましくは15%、さらに好ま
しくは25%だけ紙ティシュのキャリパーを増加するエンボス加工を称する。好
ましくは嵩高エンボス加工は、エンボス加工された区域とエンボス加工されない
区域の模様を提供する。模様は、本発明の複数プライ紙ティシュの限られた数の
プライのみに1つの工程で、好ましくは1枚のプライのみに1つの工程で与えら
れる。最も外側のエンボス加工された模様の面積は、エンボス加工された紙プラ
イの全表面積の少なくとも75%、好ましくは85%、さらに好ましくは95%
を覆って存在する。ノブ対向エンボス加工は、1968年12月3日発行のウエ
ルス(Wells)の米国特許第3,414,459号明細書に説明されるように当
該技術に公知である。非平坦性は、また、1882年3月16日発行のシュルツ
外(Schulz et al)の米国特許第4,320,162号明細書に説明されるよう
に嵌め合いエンボス加工により紙ティシュに付与してよい。代わりに、非平坦性
は、1995年11月21日発行のマクネイル(McNeil)の米国特許第5,46
8,323号明細書に説明されるように2枚プライ積層エンボス加工により紙テ
ィシュに与えてもよい。好ましくはそのようなエンボス加工された模様は、スチ
ール対向、ノブ対向エンボス加工により提供され、ノブは好ましくは楕円形の断
面と0.5乃至3mmの範囲の、さらに好ましくは1乃至2mmの範囲の高さと
を有する。好ましくは嵩高エンボス加工は、1:1乃至1:20、さらに好まし
くは1:2乃至1:1.5、なおさらに好ましくは1:5乃至1:10の非エン
ボス加工面積に対するエンボス加工された面積の比を与える。
【0045】
第1のおよび第2の対向面の片方、または両方の上に非平坦性を得るために、
ティシュは代わりに通気空気乾燥されてもよい。通気空気乾燥されたティシュは
以下の米国特許明細書に開示される。すなわち、1985年7月16日発行のト
ロクハン(Trokhan)の第4,529,480号、1987年1月20日発行の
トロクハン(Trokhan)の第4,637,859号、1994年11月15日発
行のスマルコスキ外(Smurkoski et al)の第5,364,504号、1996
年6月25日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,529,664号
、1997年10月21日発行のラシュ外(Rasch et al)の第5,679,2
22号、1998年2月3日発行のエイヤース外(Ayers et al)の第5,71
4,041号、1999年5月25日発行のトロクハン(Trokhan)の第5,9
06,710号である。代わりに、紙ティシュは通気空気乾燥され、かつ、19
95年7月4日発行のチウ外(Chiu et al)の米国特許第5,429,686号
明細書と1997年9月30日発行のウエンド(Wendt et al)外の米国特許第
5,672,248号明細書に開示されるようにつくられてよい。
ティシュは代わりに通気空気乾燥されてもよい。通気空気乾燥されたティシュは
以下の米国特許明細書に開示される。すなわち、1985年7月16日発行のト
ロクハン(Trokhan)の第4,529,480号、1987年1月20日発行の
トロクハン(Trokhan)の第4,637,859号、1994年11月15日発
行のスマルコスキ外(Smurkoski et al)の第5,364,504号、1996
年6月25日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,529,664号
、1997年10月21日発行のラシュ外(Rasch et al)の第5,679,2
22号、1998年2月3日発行のエイヤース外(Ayers et al)の第5,71
4,041号、1999年5月25日発行のトロクハン(Trokhan)の第5,9
06,710号である。代わりに、紙ティシュは通気空気乾燥され、かつ、19
95年7月4日発行のチウ外(Chiu et al)の米国特許第5,429,686号
明細書と1997年9月30日発行のウエンド(Wendt et al)外の米国特許第
5,672,248号明細書に開示されるようにつくられてよい。
【0046】
代わりに、紙ティシュは、多重坪量紙ティシュが提供されるように、異なる坪
量の種々の区域を与えることにより非平坦化されてよい。多重坪量紙ティシュは
以下の米国特許明細書に開示される。すなわち、1993年9月14日発行のト
ロクハン外(Trokhan et al)の第5,245,025号、1996年6月18
日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,527,428号、1996
年7月9日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,534,326号、
1997年8月5日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,654,0
76号、1998年10月13日発行のファン外(Phan et al)の第5,820
,730号、1994年1月11日発行のファン外(Phan et al)の第5,27
7,761号、1995年8月22日発行のファン外(Phan et al)の第5,4
43,691号、1998年9月8日発行のファン外(Phan et al)の第5,8
04,036号、1996年4月2日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の
第5,503,715号、1997年3月25日発行のファン外(Phan et al)
の第5,614,061号、1998年9月8日発行のファン外(Phan et al)
の第5,804,281号および1999年5月4日発行のハストン(Huston)
の第5,900,122号である。
量の種々の区域を与えることにより非平坦化されてよい。多重坪量紙ティシュは
以下の米国特許明細書に開示される。すなわち、1993年9月14日発行のト
ロクハン外(Trokhan et al)の第5,245,025号、1996年6月18
日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,527,428号、1996
年7月9日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,534,326号、
1997年8月5日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の第5,654,0
76号、1998年10月13日発行のファン外(Phan et al)の第5,820
,730号、1994年1月11日発行のファン外(Phan et al)の第5,27
7,761号、1995年8月22日発行のファン外(Phan et al)の第5,4
43,691号、1998年9月8日発行のファン外(Phan et al)の第5,8
04,036号、1996年4月2日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の
第5,503,715号、1997年3月25日発行のファン外(Phan et al)
の第5,614,061号、1998年9月8日発行のファン外(Phan et al)
の第5,804,281号および1999年5月4日発行のハストン(Huston)
の第5,900,122号である。
【0047】
代わりに、紙はたとえば下記の米国特許明細書に従って非平坦性を持って普通
に乾燥されてよい。すなわち、1996年8月27日発行のファン(Phan)の第
5,549,790号、1996年9月17日発行のトロクハン外(Trokhan et
al)の第5,556,509号、1996年12月3日発行のアンプルスキ外
(Ampulski et al)の第5,580,423号、1997年3月11日発行のフ
ァン(Phan)の第5,609,725号、1997年5月13日発行のトロクハ
ン外(Trokhan et al)の第5,629,052号、1997年6月10日発行
のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,637,194号、1997年1
0月7日発行のマクファーランド外(McFarland et al)の第5,674,66
3号、1997年12月2日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,
693,187号、1998年1月20日発行のトロクハン外(Trokhan et al
)の第5,709,775号、1998年7月7日発行のアンプルスキ外(Ampu
lski et al)の第5,776,307号、1998年8月18日発行のアンプル
スキ外(Ampulski et al)の第5,795,440号、1998年9月29日発
行のファン(Phan)の第5,814,190号、1998年10月6日発行のト
ロクハン外(Trokhan et al)の第5,817,377号、1998年12月8
日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,846,379号、199
9年1月5日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,855,739
号、1999年1月19日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,8
61,082号、1999年2月16日発行のトロクハン外(Trokhan et al)
の第5,871,887号、1999年4月27日発行のアンプルスキ外(Ampu
lski et al)の第5,897,745号、および1999年5月18日発行のア
ンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,904,811号である。
に乾燥されてよい。すなわち、1996年8月27日発行のファン(Phan)の第
5,549,790号、1996年9月17日発行のトロクハン外(Trokhan et
al)の第5,556,509号、1996年12月3日発行のアンプルスキ外
(Ampulski et al)の第5,580,423号、1997年3月11日発行のフ
ァン(Phan)の第5,609,725号、1997年5月13日発行のトロクハ
ン外(Trokhan et al)の第5,629,052号、1997年6月10日発行
のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,637,194号、1997年1
0月7日発行のマクファーランド外(McFarland et al)の第5,674,66
3号、1997年12月2日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,
693,187号、1998年1月20日発行のトロクハン外(Trokhan et al
)の第5,709,775号、1998年7月7日発行のアンプルスキ外(Ampu
lski et al)の第5,776,307号、1998年8月18日発行のアンプル
スキ外(Ampulski et al)の第5,795,440号、1998年9月29日発
行のファン(Phan)の第5,814,190号、1998年10月6日発行のト
ロクハン外(Trokhan et al)の第5,817,377号、1998年12月8
日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,846,379号、199
9年1月5日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,855,739
号、1999年1月19日発行のアンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,8
61,082号、1999年2月16日発行のトロクハン外(Trokhan et al)
の第5,871,887号、1999年4月27日発行のアンプルスキ外(Ampu
lski et al)の第5,897,745号、および1999年5月18日発行のア
ンプルスキ外(Ampulski et al)の第5,904,811号である。
【0048】
本発明の高度に好ましい実施例では、紙ティシュは3枚のプライからつくられ
る。好ましくは少なくとも1枚のプライがカレンダー掛けされ、かつ少なくとも
1枚のプライが非平坦化され、好ましくはエンボス加工される。さらに好ましく
は2枚のプライがカレンダー掛けされ、かつエンボス加工されたプライが好まし
くはそれらの間に配置される。この特定の実施例は使用者に対して両面に関して
平滑な表面を提供するという利点を有する。本発明の代わりの実施例は、たとえ
ば、カレンダー掛けされた2枚の外側プライの間に配置された任意の枚数の非平
坦化された、好ましくはエンボス加工された、プライを有するものであり、これ
らの1例は、2枚のカレンダー掛けされたプライの間に配置された2枚のエンボ
ス加工されたプライを持つ4枚プライ紙ティシュである。
る。好ましくは少なくとも1枚のプライがカレンダー掛けされ、かつ少なくとも
1枚のプライが非平坦化され、好ましくはエンボス加工される。さらに好ましく
は2枚のプライがカレンダー掛けされ、かつエンボス加工されたプライが好まし
くはそれらの間に配置される。この特定の実施例は使用者に対して両面に関して
平滑な表面を提供するという利点を有する。本発明の代わりの実施例は、たとえ
ば、カレンダー掛けされた2枚の外側プライの間に配置された任意の枚数の非平
坦化された、好ましくはエンボス加工された、プライを有するものであり、これ
らの1例は、2枚のカレンダー掛けされたプライの間に配置された2枚のエンボ
ス加工されたプライを持つ4枚プライ紙ティシュである。
【0049】
紙ティシュの2枚以上のプライが紙ティシュを形成するために組み合わされる
とき、複数プライは、場合によって、たとえば接着、または、本明細書で“接合
エンボス加工”と称するエンボス加工の手段により一緒に接合してよい。接着は
あまり好まれないが、これは接着により硬い、あまり柔らかくない製品となる傾
向にあるためである。
とき、複数プライは、場合によって、たとえば接着、または、本明細書で“接合
エンボス加工”と称するエンボス加工の手段により一緒に接合してよい。接着は
あまり好まれないが、これは接着により硬い、あまり柔らかくない製品となる傾
向にあるためである。
【0050】
本明細書で使用の“接合エンボス加工”は本発明による複数プライ・ティシュ
の全てのプライが1工程でエンボス加工されるエンボス加工を称する。好ましく
は接合エンボス加工は、カレンダー掛けされたいかなるプライにも影響を与えな
いまたは少なくとも大きな程度には影響を与えない。従って、好ましくはティシ
ュはティシュの表面積の、好ましくは第1と第2表面の、大部分に渡ってエンボ
ス加工されない表面を有する。本明細書で使用されるように、このことは、ティ
シュが接合エンボス加工を受けない1つ以上の区域と、場合よって、1つ以上の
接合エンボス加工された区域を有することを意味し、かつ接合エンボス加工を受
けない区域がティシュの表面積の少なくとも50%、乃至99%程度である。最
も一般的には接合エンボス加工された区域はティシュの端部近くに存在する(た
とえば、2つのまたは4つの端部に沿って)、かつ接合エンボス加工された区域
はまた装飾的目的のために使用されてよい(たとえば、模様をつくるためにまた
はロゴまたはブランド名をつづるために)。接合エンボス加工を受けない区域は
、接合エンボス加工された区域の間のおよび/またはその周りの連続区域である
。接合エンボス加工は好ましくはスチール対向ピン対向エンボス加工によりつく
られる。
の全てのプライが1工程でエンボス加工されるエンボス加工を称する。好ましく
は接合エンボス加工は、カレンダー掛けされたいかなるプライにも影響を与えな
いまたは少なくとも大きな程度には影響を与えない。従って、好ましくはティシ
ュはティシュの表面積の、好ましくは第1と第2表面の、大部分に渡ってエンボ
ス加工されない表面を有する。本明細書で使用されるように、このことは、ティ
シュが接合エンボス加工を受けない1つ以上の区域と、場合よって、1つ以上の
接合エンボス加工された区域を有することを意味し、かつ接合エンボス加工を受
けない区域がティシュの表面積の少なくとも50%、乃至99%程度である。最
も一般的には接合エンボス加工された区域はティシュの端部近くに存在する(た
とえば、2つのまたは4つの端部に沿って)、かつ接合エンボス加工された区域
はまた装飾的目的のために使用されてよい(たとえば、模様をつくるためにまた
はロゴまたはブランド名をつづるために)。接合エンボス加工を受けない区域は
、接合エンボス加工された区域の間のおよび/またはその周りの連続区域である
。接合エンボス加工は好ましくはスチール対向ピン対向エンボス加工によりつく
られる。
【0051】
接着が複数プライ紙ティシュの複数プライの接合に使用される場合、本発明に
従えば接着は好ましくは接合される複数プライの表面に渡って不均一に付与され
る。従って、接着は好ましくはスプレー・ノズルのような手段により付与される。
これは、そのようなノズルは、接着剤が不連続ネットを形成するように付与され
る場合ですら、ティシュの特定面積に対して差別なしに均等に接着剤を付与する
からである。
従えば接着は好ましくは接合される複数プライの表面に渡って不均一に付与され
る。従って、接着は好ましくはスプレー・ノズルのような手段により付与される。
これは、そのようなノズルは、接着剤が不連続ネットを形成するように付与され
る場合ですら、ティシュの特定面積に対して差別なしに均等に接着剤を付与する
からである。
【0052】
非平坦化された、好ましくはエンボス加工された、紙ティシュは隆起部を含む
。本発明の1つの好ましい実施例では接着剤は紙ティシュのこれらの隆起部のみ
に付与される。主としてこれらの隆起部は隣接する両プライと、特に隣接するカ
レンダー掛けされた両プライと、関連しているので、これらの隆起部への接着剤
の付与は、良好な接合を確保するに十分である、しかしこわさを紙ティシュに容
易に与える接着剤量の付与を避ける。
。本発明の1つの好ましい実施例では接着剤は紙ティシュのこれらの隆起部のみ
に付与される。主としてこれらの隆起部は隣接する両プライと、特に隣接するカ
レンダー掛けされた両プライと、関連しているので、これらの隆起部への接着剤
の付与は、良好な接合を確保するに十分である、しかしこわさを紙ティシュに容
易に与える接着剤量の付与を避ける。
【0053】
ティシュ・プライに接着剤を付与する1つの好ましい方法は、転写ロール塗工
により接着剤を付与することである。代わりに、接着剤は、選択的接着剤付与面
積たとえば接着剤の帯状部を形成するようにメルト・ブロー法により付与してよ
い。
により接着剤を付与することである。代わりに、接着剤は、選択的接着剤付与面
積たとえば接着剤の帯状部を形成するようにメルト・ブロー法により付与してよ
い。
【0054】
紙ティシュ、好ましくはティシュの片面または両面、もっとも好ましくはティ
シュの両面が、場合よっては、さらにローションで処理される。ローションは紙
ティシュの平滑性に寄与し、それゆえ、そのPSSパラメーターを減少する。
シュの両面が、場合よっては、さらにローションで処理される。ローションは紙
ティシュの平滑性に寄与し、それゆえ、そのPSSパラメーターを減少する。
【0055】
ローションは、柔軟化剤/結合抑制剤、皮膚軟化剤、固定化剤およびこれらの
混合物を含んでよい。適切な柔軟化剤/結合抑制剤は第四アンモニウム化合物、
ポリシロキサンおよびこれらの混合物を含む。適切な皮膚軟化剤は、プロピレン
グリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、鯨ロウまたは他のワックス
、ペトロラタム、脂肪酸鎖に12乃至28個の炭素原子を持つ脂肪酸、脂肪アル
コールと脂肪アルコールエーテル、およびこれらの混合物を含む。適切な固定化
剤はポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよびこれら
の混合物を含む。他の任意成分は、芳香剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、消毒剤、調
合薬剤、フィルム形成剤、脱臭剤、不透明化剤、収斂剤、溶剤および類似物を含
む。ローション成分の特定の具体例は樟脳、チモール、メントールを含む。
混合物を含んでよい。適切な柔軟化剤/結合抑制剤は第四アンモニウム化合物、
ポリシロキサンおよびこれらの混合物を含む。適切な皮膚軟化剤は、プロピレン
グリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、鯨ロウまたは他のワックス
、ペトロラタム、脂肪酸鎖に12乃至28個の炭素原子を持つ脂肪酸、脂肪アル
コールと脂肪アルコールエーテル、およびこれらの混合物を含む。適切な固定化
剤はポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよびこれら
の混合物を含む。他の任意成分は、芳香剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、消毒剤、調
合薬剤、フィルム形成剤、脱臭剤、不透明化剤、収斂剤、溶剤および類似物を含
む。ローション成分の特定の具体例は樟脳、チモール、メントールを含む。
【0056】
本発明による方法は、当該技術に知られる任意の方法により製造された任意の
紙ティシュを利用してよく、好ましい方法が本明細書に開示される。
紙ティシュを利用してよく、好ましい方法が本明細書に開示される。
【0057】
その方法は、対応する数の親巻取から少なくとも2枚のプライを、好ましくは
3枚のプライを、巻き戻すことにより紙ティシュを供給する工程を含む。その方
法は、好ましくは本明細書に開示されるように嵩高エンボス加工により、少なく
とも1枚のプライに非平坦模様を付与する更なる工程を含む。その方法はまた、
本明細書に開示されるカレンダー掛け圧力を用いて少なくとも1枚のプライを高
圧カレンダー掛けする工程を含む。さらに、その方法は、前記複数プライを近接
配置させて1つの複数プライ・ティシュを形成する工程を含む。
3枚のプライを、巻き戻すことにより紙ティシュを供給する工程を含む。その方
法は、好ましくは本明細書に開示されるように嵩高エンボス加工により、少なく
とも1枚のプライに非平坦模様を付与する更なる工程を含む。その方法はまた、
本明細書に開示されるカレンダー掛け圧力を用いて少なくとも1枚のプライを高
圧カレンダー掛けする工程を含む。さらに、その方法は、前記複数プライを近接
配置させて1つの複数プライ・ティシュを形成する工程を含む。
【0058】
さらに好ましい方法は、複数プライ紙ティシュの外側プライを形成する複数の
プライにローションを付与する工程をさらに含み、最も好ましくはローションは
複数プライ・ティシュの外側表面を形成する面のみに付与される。さらに好まし
い方法は、接合エンボス加工として参照されかつ上述されるエンボス加工により
、近接配置される複数プライを接合する工程を含む。場合によっては、本方法は
また、好ましくは非平坦化された複数プライの隆起部のみへの接着剤の付与を含
んでよい。
プライにローションを付与する工程をさらに含み、最も好ましくはローションは
複数プライ・ティシュの外側表面を形成する面のみに付与される。さらに好まし
い方法は、接合エンボス加工として参照されかつ上述されるエンボス加工により
、近接配置される複数プライを接合する工程を含む。場合によっては、本方法は
また、好ましくは非平坦化された複数プライの隆起部のみへの接着剤の付与を含
んでよい。
【0059】
試験方法
キャリパーは以下の手順に従い測定する。ティシュ紙を、測定に先立ち21乃
至24℃、48乃至52%の相対湿度で2時間予備調湿する。手洗い用ティシュ
のキャリパーを測定しようとする場合は、始めに15乃至20枚のシートを取除
いて捨てる。フェイシャル・ティシュのキャリパーを測定しようとする場合は、
試料をパッケージの中央近辺から採取する。試料を選定し、次に追加で15分間
調湿する。
至24℃、48乃至52%の相対湿度で2時間予備調湿する。手洗い用ティシュ
のキャリパーを測定しようとする場合は、始めに15乃至20枚のシートを取除
いて捨てる。フェイシャル・ティシュのキャリパーを測定しようとする場合は、
試料をパッケージの中央近辺から採取する。試料を選定し、次に追加で15分間
調湿する。
【0060】
本明細書で使用される複数プライ紙ティシュのキャリパーは、14.7g/c
m2の圧縮荷重を受けたときの紙の厚さである。好ましくは、キャリパーは、低荷
重スイング−アルバート(Thwing-Albert)・マイクロメーター、モデル89−
11を用いて測定する。このマイクロメーターはスイング−アルバート社(ペン
シルバニア州、フィラデルフィア)から入手できる。プライ当たりのキャリパー
は、含まれるプライ数で割った複数プライ紙ティシュの全キャリパーである。単
独プライ・ティシュに対してはプライ当たりのキャリパーとキャリパーは同一で
ある。ティシュの装飾部、ミシン目部、端部等は、可能な場合は避けなければな
らない。
m2の圧縮荷重を受けたときの紙の厚さである。好ましくは、キャリパーは、低荷
重スイング−アルバート(Thwing-Albert)・マイクロメーター、モデル89−
11を用いて測定する。このマイクロメーターはスイング−アルバート社(ペン
シルバニア州、フィラデルフィア)から入手できる。プライ当たりのキャリパー
は、含まれるプライ数で割った複数プライ紙ティシュの全キャリパーである。単
独プライ・ティシュに対してはプライ当たりのキャリパーとキャリパーは同一で
ある。ティシュの装飾部、ミシン目部、端部等は、可能な場合は避けなければな
らない。
【0061】
湿潤破裂強さは、電子式破裂試験機と以下の試験条件を用いて測定する。破裂
試験機は2000gのロード・セルを備えたスイング−アルバート試験機カタロ
グ番号177である。破裂試験機はスイング−アルバート機器社(Thing-Albert
Instrument Co., ペンシルバニア州、フィラデルフィア)により供給される。
試験機は2000gのロード・セルを備えたスイング−アルバート試験機カタロ
グ番号177である。破裂試験機はスイング−アルバート機器社(Thing-Albert
Instrument Co., ペンシルバニア州、フィラデルフィア)により供給される。
【0062】
8枚のペーパー・ティシュを採取し、それらを2組に積重ねる。はさみを使用
して、それらが抄紙方向に約228mmで幅方向に約114mmであり、各々が
2つの仕上がり単位厚さであるように試料を断裁する。
して、それらが抄紙方向に約228mmで幅方向に約114mmであり、各々が
2つの仕上がり単位厚さであるように試料を断裁する。
【0063】
始めに、試料積重ね体を小さな紙用クリップで取付けることにより2時間試料
を熟成し、複数枚のシートを分離するように試料積重ね体の他の端部に風を送る
。このことにより試料間に空気の循環が発生する。クランプによる各試料積重ね体
を107℃(±3℃)の送風乾燥機内に5分(±10秒)間吊るす。加熱期間の
後に、試料積重ね体を乾燥機から取り出し、試験前に最低3分冷却する。
を熟成し、複数枚のシートを分離するように試料積重ね体の他の端部に風を送る
。このことにより試料間に空気の循環が発生する。クランプによる各試料積重ね体
を107℃(±3℃)の送風乾燥機内に5分(±10秒)間吊るす。加熱期間の
後に、試料積重ね体を乾燥機から取り出し、試験前に最低3分冷却する。
【0064】
1つの試料細片を採取して、試料を狭い幅方向端部により保持し、約25mm
の蒸留水で満たされた平容器中に試料の中心を浸漬する。試料を4.0±0.5
秒水中に保持する。取り出して、水が幅方向に流出するように試料を保持して3
.0±0.5秒間排水する。排水段階後に直ちに試験を進める。試料の湿潤部が
試料保持リングの開放面を完全に覆うように、製品の外側面が上を向くように試
料保持具の低部リング上に湿潤試料を置く。しわが存在する場合、試料を捨て、
新試料を用いて繰り返す。試料を低部リング上に適切に置いた後に、上部リング
を降ろすスイッチを回す。試験用試料は今や試料保持具に確実に固定されている
。この時点で直ちに開始ボタンを押すことにより破裂試験を開始する。プランジ
ャーが上昇し始める。試料が引裂けるまたは破裂する時点で最高値を報告する。
プランジャーは自動的に逆に動き、もとの開始位置に戻る。全部で4回の試験す
なわち4反復のため、さらに3個の試料につきこの手順を繰り返す。4回の繰り
返しの平均としてグラム単位の近似値で結果を報告する。
の蒸留水で満たされた平容器中に試料の中心を浸漬する。試料を4.0±0.5
秒水中に保持する。取り出して、水が幅方向に流出するように試料を保持して3
.0±0.5秒間排水する。排水段階後に直ちに試験を進める。試料の湿潤部が
試料保持リングの開放面を完全に覆うように、製品の外側面が上を向くように試
料保持具の低部リング上に湿潤試料を置く。しわが存在する場合、試料を捨て、
新試料を用いて繰り返す。試料を低部リング上に適切に置いた後に、上部リング
を降ろすスイッチを回す。試験用試料は今や試料保持具に確実に固定されている
。この時点で直ちに開始ボタンを押すことにより破裂試験を開始する。プランジ
ャーが上昇し始める。試料が引裂けるまたは破裂する時点で最高値を報告する。
プランジャーは自動的に逆に動き、もとの開始位置に戻る。全部で4回の試験す
なわち4反復のため、さらに3個の試料につきこの手順を繰り返す。4回の繰り
返しの平均としてグラム単位の近似値で結果を報告する。
【0065】
PSSパラメーターを報告する生理的表面平滑性測定に関しては、しわ、引裂
かれ、穴明き、または巨視的単一平面性からの全体的偏りを避ける紙ティシュ試
料が選択される。試料を試験に先立ち、22乃至24℃かつ48乃至52%の相
対湿度で少なくとも2時間調湿する。試料を電動テーブルに載せ、適当な位置に
磁気により固定する。総べてのトレースが同一の面から採られる場合は、試料の
いずれかの面が測定に選択されてよい。
かれ、穴明き、または巨視的単一平面性からの全体的偏りを避ける紙ティシュ試
料が選択される。試料を試験に先立ち、22乃至24℃かつ48乃至52%の相
対湿度で少なくとも2時間調湿する。試料を電動テーブルに載せ、適当な位置に
磁気により固定する。総べてのトレースが同一の面から採られる場合は、試料の
いずれかの面が測定に選択されてよい。
【0066】
生理的表面平滑性は、Z方向の変位を間隔の関数として得るために、紙ティシ
ュ試料をプロフィルメーターで任意の方向にスキャンすることにより得られる。
Z方向の変位はフーリエ変換により振幅と頻度スペクトルに変換される。スペク
トルは次に、一連のフィルターを使用して人間の触感応答に調整される。フィル
ター処理された振幅頻度曲線のピーク高さが、結果を与えるように、ミリメート
ル当たりの0乃至10サイクル総計される。
ュ試料をプロフィルメーターで任意の方向にスキャンすることにより得られる。
Z方向の変位はフーリエ変換により振幅と頻度スペクトルに変換される。スペク
トルは次に、一連のフィルターを使用して人間の触感応答に調整される。フィル
ター処理された振幅頻度曲線のピーク高さが、結果を与えるように、ミリメート
ル当たりの0乃至10サイクル総計される。
【0067】
紙ティシュ試料は概ね100×100mmの大きさであり、電動テーブルに載
せる。任意の適正テーブルで足りるけれども、カトー・テク社(Kato Tech Co.
日本)から入手できる表面テスター・型KES−FB−4NKES−SE付きテ
ーブルまたはNuAtep 2C NuLogic 2軸ステッパー・モーター
・コントローラーを閉鎖ループ制御モードで使用するCP3−22−01 DC
I ミニ・プレシジョン・テーブルが適正であることが判明した。テーブルは毎
秒1mmの速度で走行する定速駆動モーターを有する。試料は1mmで表示され
る前進の向きに、次に反対向きに、30mmスキャンする。データを、前進とそ
の反対向きにスキャンの中心26mmから集める。各スキャンの最初と最後の2m
mは無視し、計算に使用しない。
せる。任意の適正テーブルで足りるけれども、カトー・テク社(Kato Tech Co.
日本)から入手できる表面テスター・型KES−FB−4NKES−SE付きテ
ーブルまたはNuAtep 2C NuLogic 2軸ステッパー・モーター
・コントローラーを閉鎖ループ制御モードで使用するCP3−22−01 DC
I ミニ・プレシジョン・テーブルが適正であることが判明した。テーブルは毎
秒1mmの速度で走行する定速駆動モーターを有する。試料は1mmで表示され
る前進の向きに、次に反対向きに、30mmスキャンする。データを、前進とそ
の反対向きにスキャンの中心26mmから集める。各スキャンの最初と最後の2m
mは無視し、計算に使用しない。
【0068】
プロファイロメーターは2.54μmの先端半径を持つ探針と0.20gの付
与圧を用いる。ゲージ範囲は3.5mmの全Z方向変位に対し校正する。試料の
スキャン距離に渡って、プロファイロメーターは針のZ方向変位をmmで感知す
る。ゲージ・コントローラーからの出力電圧は毎秒少なくとも20点の割合でデ
ィジタル化される。全26mmスキャン範囲にわたって、512対の時間表面高
さデータ点がスキャンの前進とその反対向きに対して得られる。プロファイロメ
ーターは、3次元表面粗さが測定できるように、試料テーブルの上部に取り付け
る。適切なプロファイロメーターは、EMD4320WI垂直変位変換機であり
、EPT010409針先端とEAS2351アナログ増幅器を有する。この装
置はフェデラル・プロダクツ社(Federal Products, ロードアイランド州、プ
ロビデンス)から入手できる。
与圧を用いる。ゲージ範囲は3.5mmの全Z方向変位に対し校正する。試料の
スキャン距離に渡って、プロファイロメーターは針のZ方向変位をmmで感知す
る。ゲージ・コントローラーからの出力電圧は毎秒少なくとも20点の割合でデ
ィジタル化される。全26mmスキャン範囲にわたって、512対の時間表面高
さデータ点がスキャンの前進とその反対向きに対して得られる。プロファイロメ
ーターは、3次元表面粗さが測定できるように、試料テーブルの上部に取り付け
る。適切なプロファイロメーターは、EMD4320WI垂直変位変換機であり
、EPT010409針先端とEAS2351アナログ増幅器を有する。この装
置はフェデラル・プロダクツ社(Federal Products, ロードアイランド州、プ
ロビデンス)から入手できる。
【0069】
ディジタル化されたデータ対は更なる解析のために標準統計解析パッケージ中
に入れる。適切なソフトウェア解析パッケージはキャリ社(Cary, ノースカロラ
イナ州)のSASを含み、好ましくはナショナル・インスツルメンツ社(テキサ
ス州、オースチン)から入手できるLabVIEW機器制御ソフトウェア3.1
である。LabVIEWソフトウェアを用いるとき、個々のスキャンから表面高
さと時間を結ぶ生データ対は、LabVIEWソフトウェアのMean.vi解
析ツールを用いて平均について集められる。16トレースの各々からの512個
のデータ点は、振幅と相スペクトルviツールを用いて16個の振幅スペクトル
に変換される。各スペクトルを次にSASソフトウェアのPROCスペクトル法
を用いてスムージング処理する。0.000246、0.000485、0.0
0756、0.062997のLabVIEWスムージング・フィルター値を使
用する。このツールからの出力は、Amp Spectrum Mag(vrm
s)として採用される。
に入れる。適切なソフトウェア解析パッケージはキャリ社(Cary, ノースカロラ
イナ州)のSASを含み、好ましくはナショナル・インスツルメンツ社(テキサ
ス州、オースチン)から入手できるLabVIEW機器制御ソフトウェア3.1
である。LabVIEWソフトウェアを用いるとき、個々のスキャンから表面高
さと時間を結ぶ生データ対は、LabVIEWソフトウェアのMean.vi解
析ツールを用いて平均について集められる。16トレースの各々からの512個
のデータ点は、振幅と相スペクトルviツールを用いて16個の振幅スペクトル
に変換される。各スペクトルを次にSASソフトウェアのPROCスペクトル法
を用いてスムージング処理する。0.000246、0.000485、0.0
0756、0.062997のLabVIEWスムージング・フィルター値を使
用する。このツールからの出力は、Amp Spectrum Mag(vrm
s)として採用される。
【0070】
振幅データは次に、振動頻度の関数として振動触覚閾に関するベリロ(Verril
o)のデータから設計された一連の頻度フィルターを用いて人間の触感対応に対
して調整する。このデータは、米国音響学会誌35巻1962頁(1963)に
“振動触覚閾に対する接触者区域の効果”と題する論文にて記述される。上述の
データは秒当たりのサイクルとして時間領域に報告され、mm当たりのサイクル
の空間領域に変換される。変換因子とフィルター値は、1991年国際紙物理会
議、TAPPIブック1、さらに具体的にはアンプルスキ外(Ampulski et al)
による論文“紙ティシュの物理特性の測定方法”と題する論文、に記述される手
順に見出され、“生理学的表面平滑性”と題して22頁に記述される特定の手順
を用いて見出される。フィルターからの応答は、最小閾より低いところでおよび
最大応答頻度より上で0に設定され、上述のアンプルスキ外の論文により記述さ
れるにそれらの間で0乃至1に変化する。
o)のデータから設計された一連の頻度フィルターを用いて人間の触感対応に対
して調整する。このデータは、米国音響学会誌35巻1962頁(1963)に
“振動触覚閾に対する接触者区域の効果”と題する論文にて記述される。上述の
データは秒当たりのサイクルとして時間領域に報告され、mm当たりのサイクル
の空間領域に変換される。変換因子とフィルター値は、1991年国際紙物理会
議、TAPPIブック1、さらに具体的にはアンプルスキ外(Ampulski et al)
による論文“紙ティシュの物理特性の測定方法”と題する論文、に記述される手
順に見出され、“生理学的表面平滑性”と題して22頁に記述される特定の手順
を用いて見出される。フィルターからの応答は、最小閾より低いところでおよび
最大応答頻度より上で0に設定され、上述のアンプルスキ外の論文により記述さ
れるにそれらの間で0乃至1に変化する。
【0071】
生理学的に調整された頻度振幅データは、各頻度で先に記述された振幅スペク
トルに適当なフィルター値を乗ずることにより得られる。典型的な振幅スペクト
ルとフィルタイ処理された振幅スペクトルが前述のアンプルスキ外の論文の図5
に示される。ベリロ調整された頻度振幅カーブはmm当たりの0サイクルと10
サイクルの間で1点ごとに総計される。この総計が生理的表面平滑性であると考
えられる。このようにして得られた8個の前進のおよび8個の後退の生理的表面
平滑性値が次に平均化され、μmで報告される。
トルに適当なフィルター値を乗ずることにより得られる。典型的な振幅スペクト
ルとフィルタイ処理された振幅スペクトルが前述のアンプルスキ外の論文の図5
に示される。ベリロ調整された頻度振幅カーブはmm当たりの0サイクルと10
サイクルの間で1点ごとに総計される。この総計が生理的表面平滑性であると考
えられる。このようにして得られた8個の前進のおよび8個の後退の生理的表面
平滑性値が次に平均化され、μmで報告される。
【0072】
SASソフトウェアを用いる生理的表面平滑性測定が以下の番号の米国特許明
細書に記述される。すなわち、1990年9月25日発行のスペンデル(Spendel
)の第4,959,125号、1991年10月22日発行のアンプルスキ外(
Ampulski et al)の第5,059,282号、1999年1月5日発行のワイス
マン外(Weisman et al)の第5,855,738号、および1999年11月
9日発行のワイスマン外(Weisman et al)の第5,980,691号である。
細書に記述される。すなわち、1990年9月25日発行のスペンデル(Spendel
)の第4,959,125号、1991年10月22日発行のアンプルスキ外(
Ampulski et al)の第5,059,282号、1999年1月5日発行のワイス
マン外(Weisman et al)の第5,855,738号、および1999年11月
9日発行のワイスマン外(Weisman et al)の第5,980,691号である。
【0073】
全てのトレースが同一面から採用される場合は、ティシュのいずれの面が平滑
性測定に選択されてもよい。ティシュのいずれかの面が本明細書に記述される任
意の平滑性基準に合致する場合、ティシュの全試料がその基準内の入るとみなさ
れる。好ましくは、ティシュの両面が上述の基準に合致する。
性測定に選択されてもよい。ティシュのいずれかの面が本明細書に記述される任
意の平滑性基準に合致する場合、ティシュの全試料がその基準内の入るとみなさ
れる。好ましくは、ティシュの両面が上述の基準に合致する。
【0074】
具体例
3重量%の北部針葉樹クラフト(NSK)繊維を含む水性スラリを普通のリパ
ルパーで調製した。NSKスラリを軽度にリファイニングし、かつ永久湿潤強さ
向上樹脂(カイメン(登録商標)617)の2%溶液を全乾燥繊維の0.9重量
%の比率でNSK原料パイプに添加した。永久湿潤強さ向上樹脂のNSK繊維へ
の吸収をインライン・ミキサーにより促進した。乾燥強さ向上樹脂(カルボキシ
メチルセルロース)の1%溶液を、全乾燥繊維の0.14重量%の比率でファン
・ポンプ前でNSK原料に添加した。NSK原料をファン・ポンプで約0.2%
に希釈した。
ルパーで調製した。NSKスラリを軽度にリファイニングし、かつ永久湿潤強さ
向上樹脂(カイメン(登録商標)617)の2%溶液を全乾燥繊維の0.9重量
%の比率でNSK原料パイプに添加した。永久湿潤強さ向上樹脂のNSK繊維へ
の吸収をインライン・ミキサーにより促進した。乾燥強さ向上樹脂(カルボキシ
メチルセルロース)の1%溶液を、全乾燥繊維の0.14重量%の比率でファン
・ポンプ前でNSK原料に添加した。NSK原料をファン・ポンプで約0.2%
に希釈した。
【0075】
化学柔軟化組成物を、ジ−ハード牛脂ジエチルエステルジメチル第四アンモニ
ウムクロライドと400の平均分子量を持つポリオキシエチレングリコール(P
EG−400)とを含むように調製した。PEG−400を約66℃に加熱し、
クォートを熔融PEG−400に溶解して均質混合物を形成した。
ウムクロライドと400の平均分子量を持つポリオキシエチレングリコール(P
EG−400)とを含むように調製した。PEG−400を約66℃に加熱し、
クォートを熔融PEG−400に溶解して均質混合物を形成した。
【0076】
3重量%のユーカリ繊維を含む水性スラリを普通のリパルパーで調製した。化
学柔軟化組成物の1%溶液を全乾燥繊維の0.09重量%の比率でユーカリ原料
パイプに添加した。ユーカリ・スラリをファン・ポンプで約0.2%に希釈した。
化学柔軟化組成物の1%溶液をまた、CMC添加後でかつ原料ポンプで約0.2
%へのスラリの希釈前に、NSKスラリに添加した。
学柔軟化組成物の1%溶液を全乾燥繊維の0.09重量%の比率でユーカリ原料
パイプに添加した。ユーカリ・スラリをファン・ポンプで約0.2%に希釈した。
化学柔軟化組成物の1%溶液をまた、CMC添加後でかつ原料ポンプで約0.2
%へのスラリの希釈前に、NSKスラリに添加した。
【0077】
2つのスラリを、ユーカリ繊維に対するNSKの比率が40:60になるよう
に、配合した。得られたスラリを、単一層ヘッドボックスを用いてフォードリニ
ア・ワイヤ上に堆積して初期ウェブを形成した。脱水は、フォードリニア・ワイ
ヤを通して発生し、デフレクターと真空ボックスにより支援された。
に、配合した。得られたスラリを、単一層ヘッドボックスを用いてフォードリニ
ア・ワイヤ上に堆積して初期ウェブを形成した。脱水は、フォードリニア・ワイ
ヤを通して発生し、デフレクターと真空ボックスにより支援された。
【0078】
初期ウェブを、フォードリニア・ワイヤから、転送点で約20%の繊維濃度で
、普通の乾燥用フェルトに転送した。ウェブを次に、ポリビニルアルコール(P
VA)の0.25%水溶液からなる、スプレーされるクレープ加工用接着剤を持
つヤンキー・ドライヤーの表面に転送した。
、普通の乾燥用フェルトに転送した。ウェブを次に、ポリビニルアルコール(P
VA)の0.25%水溶液からなる、スプレーされるクレープ加工用接着剤を持
つヤンキー・ドライヤーの表面に転送した。
【0079】
繊維濃度を、ウェブをドクター・ブレードでクレープ加工する前に推定96%
に上げた。ドクター・ブレードは約25度のベベル角度を有し、約81度のイン
パクト角度を備えるようにヤンキー・ドライヤーに関して位置決めされる。ヤン
キー・ドライヤーを、約4m/sで運転した。乾燥され、カレンダー掛けされな
かった紙はリールで1枚プライ巻取に形成された。
に上げた。ドクター・ブレードは約25度のベベル角度を有し、約81度のイン
パクト角度を備えるようにヤンキー・ドライヤーに関して位置決めされる。ヤン
キー・ドライヤーを、約4m/sで運転した。乾燥され、カレンダー掛けされな
かった紙はリールで1枚プライ巻取に形成された。
【0080】
3本のこれらの1枚プライ巻取をオフ・ライン巻き替え操作に使用して、約2
10mm平方の全体寸法を持つ、3枚プライ・ティシュ紙製品に引き続き加工さ
れる3枚プライ巻取に加工した。
10mm平方の全体寸法を持つ、3枚プライ・ティシュ紙製品に引き続き加工さ
れる3枚プライ巻取に加工した。
【0081】
3枚プライ巻取は、3本の1枚プライ巻取を同時に巻き戻すこと、中央プライ
をラバー対スチールの嵩高エンボス加工操作に掛けること、および2枚のエンボ
ス加工されなかった外側プライをエンボス加工された中央プライと共に巻き替え
て3枚プライ巻取を形成することにより、つくった。中央プライのエンボス加工
に関して、平滑なラバー・ロールは模様付きスチール・ロールに押付けて荷重さ
れた。模様付きスチール・ロールは、表面で約2mmの主軸と約1mmの副軸を
持つ約1.7mm深さの隆起した楕円形のエンボス・ノブを有する。エンボス加
工は、900平方mm区域に約72個のノブからなる同心の菱形反復模様で配列
される。
をラバー対スチールの嵩高エンボス加工操作に掛けること、および2枚のエンボ
ス加工されなかった外側プライをエンボス加工された中央プライと共に巻き替え
て3枚プライ巻取を形成することにより、つくった。中央プライのエンボス加工
に関して、平滑なラバー・ロールは模様付きスチール・ロールに押付けて荷重さ
れた。模様付きスチール・ロールは、表面で約2mmの主軸と約1mmの副軸を
持つ約1.7mm深さの隆起した楕円形のエンボス・ノブを有する。エンボス加
工は、900平方mm区域に約72個のノブからなる同心の菱形反復模様で配列
される。
【0082】
3枚プライ巻取を引き続き3枚プライ・ティシュ製品に加工した。3枚プライ
・ウェブを巻き戻して、折畳む前にエンボス加工工程に掛けた。ティシュ紙製品
の縁部は、端部から内側に約15mm延びており、1995年10月19日公開
のPCT国際公開公報第WO95/27429号に記述される方法に従ってエン
ボス加工された。ティシュ紙製品の表面区域の主要部(すなわち、15mm縁部
の内側の全ての表面区域)はエンボス加工されなかった。ティシュは、先にエン
ボス加工されなかった区域の小さな区域に渡るブランド名と先にエンボス加工さ
れなかった区域にエンボス加工がまた加えられたところの4つの装飾用葉形とを
エンボス加工することにより、さらに装飾された。
・ウェブを巻き戻して、折畳む前にエンボス加工工程に掛けた。ティシュ紙製品
の縁部は、端部から内側に約15mm延びており、1995年10月19日公開
のPCT国際公開公報第WO95/27429号に記述される方法に従ってエン
ボス加工された。ティシュ紙製品の表面区域の主要部(すなわち、15mm縁部
の内側の全ての表面区域)はエンボス加工されなかった。ティシュは、先にエン
ボス加工されなかった区域の小さな区域に渡るブランド名と先にエンボス加工さ
れなかった区域にエンボス加工がまた加えられたところの4つの装飾用葉形とを
エンボス加工することにより、さらに装飾された。
【0083】
ローションが、折畳み前の2工程付与方法により3枚プライ・ウェブの各外側
面上に転写された。ローションは、ジ−ハード牛脂ジエチルエステルジメチル第
四アンモニウムクロライドの水溶液であった。転写は、各々が彫刻されたアニロ
ックス・ロールとラバー・バッキング・ロールの対からなる2つの連続する転写
装置を通して3枚プライ・ウェブを走行させることにより行われた。
面上に転写された。ローションは、ジ−ハード牛脂ジエチルエステルジメチル第
四アンモニウムクロライドの水溶液であった。転写は、各々が彫刻されたアニロ
ックス・ロールとラバー・バッキング・ロールの対からなる2つの連続する転写
装置を通して3枚プライ・ウェブを走行させることにより行われた。
【0084】
アニロックス・ロールは、メートルあたり約3mlのセル容量に彫刻され、か
つ、彫刻された容積をローションで満たすように設計された閉鎖供給室からロー
ションを供給された。0.35mmの間隙が、アニロックス・ロールとバッキン
グ・ロールの間に設けられ、3枚プライ・ウェブがこの間隙を通って走行し、ア
ニロックス・ロールに接触する表面にローションを転移した。ウェブは次に、0
.35mmの間隙で同一のアニロックス/ラバー・ロール対を持つ第2転写装置
を通って走行する。これらの対は、第2アニロックス・ロールが未だローション
で処理されていない表面に接触してローションをそこに転写するように、配置さ
れた。この配置により、仕上がり3枚プライ・ティシュの乾燥重量当たり0.4
5%の有効クォートが転写された。
つ、彫刻された容積をローションで満たすように設計された閉鎖供給室からロー
ションを供給された。0.35mmの間隙が、アニロックス・ロールとバッキン
グ・ロールの間に設けられ、3枚プライ・ウェブがこの間隙を通って走行し、ア
ニロックス・ロールに接触する表面にローションを転移した。ウェブは次に、0
.35mmの間隙で同一のアニロックス/ラバー・ロール対を持つ第2転写装置
を通って走行する。これらの対は、第2アニロックス・ロールが未だローション
で処理されていない表面に接触してローションをそこに転写するように、配置さ
れた。この配置により、仕上がり3枚プライ・ティシュの乾燥重量当たり0.4
5%の有効クォートが転写された。
【0085】
上述の方法により得られた紙ティシュは54g/m2の坪量、0.12mmのプ
ライ当たりキャリパー、375gの湿潤破裂強さおよび620μmのPSSパラ
メーターを持っていた。
ライ当たりキャリパー、375gの湿潤破裂強さおよび620μmのPSSパラ
メーターを持っていた。
【0086】
第2の具体例は、上述のようにつくられた基材からなり、外側プライは平滑化
用カレンダー・ロールを通って走行する。12乃至15kN/mでのカレンダー
掛けは、約500乃至450μmにPSSパラメーターをさらに減少することが
判明した。
用カレンダー・ロールを通って走行する。12乃至15kN/mでのカレンダー
掛けは、約500乃至450μmにPSSパラメーターをさらに減少することが
判明した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,
VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ラグラン・スコット・トーマス
ドイツ連邦共和国 バッド・ゾーデン,ス
ュペルベルシュトラーセ,111
(72)発明者 アゴゾール・ハスナ
ドイツ連邦共和国 エッシュボーン,エッ
ケナー・シュトラーセ,6
(72)発明者 ボリンジャー−クラウス・クラウディア・
クリスティアーネ
ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ・ア
ム・マイン,ルイゼンシュトラーセ,84
(72)発明者 マルムバック・マリアンヌ
ドイツ連邦共和国 イドシュタイン−エッ
シニンハーム,ファルグラベンシュトラー
セ,17
(72)発明者 ヴェルス・アンジャ
ドイツ連邦共和国 フランクフルト・ア
ム・マイン,フィンケンホフシュトラー
セ,42
Fターム(参考) 2D034 AB00
3E078 AA13 BB51 BC06 DD09
Claims (20)
- 【請求項1】 少なくとも2枚のプライからなり、所定のキャリパーとプラ
イ当たりの所定のキャリパーとを持ち、さらに生理的な表面平滑パラメーターを
持つ紙ティシュであって、前記生理的な表面平滑パラメーターが700μmより
小さくかつ前記プライ当たりのキャリパーが0.09mmより厚いことを特徴と
する紙ティシュ。 - 【請求項2】 前記生理的表面平滑パラメーターが650乃至100μmで
あることを特徴とする請求項1に記載の紙ティシュ。 - 【請求項3】 前記プライ当たりのキャリパーが0.1乃至0.2mmである
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項4】 前記プライ当たりのキャリパーに対する前記生理的表面平滑
パラメーターの比が5000μm/mmより小さいことを特徴とする請求項1、
2または3のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項5】 湿潤破裂強さが150乃至500gであることを特徴とする
請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項6】 湿潤破裂強さが250乃至400gであることを特徴とする
請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項7】 通気空気乾燥紙からならないことを特徴とする請求項1、2
、3、4、5または6のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項8】 前記複数プライの少なくとも1枚が嵩高のエンボス加工体か
らなりかつ前記複数プライの少なくとも1枚が嵩高のエンボス加工体からならな
いことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記
載の紙ティシュ。 - 【請求項9】 前記嵩高のエンボス加工体からならない少なくとも1枚のプ
ライがカレンダー掛けされることを特徴とする請求項8に記載の紙ティシュ。 - 【請求項10】 前記紙ティシュが少なくとも3枚のプライからなることを
特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9のいずれか1項に記
載の紙ティシュ。 - 【請求項11】 複数外側プライが前記嵩高エンボス加工体でなくかつ前記
複数内側プライの少なくとも1枚が前記嵩高エンボス加工体からなることを特徴
とする、2枚の前記外側プライと少なくとも1枚の前記内側プライからなる請求
項10に記載の紙ティシュ。 - 【請求項12】 前記複数外側プライの少なくとも1枚がカレンダー掛けさ
れることを特徴とする請求項11に記載の紙ティシュ。 - 【請求項13】 前記嵩高エンボス加工体がエンボス加工された面積とエン
ボス加工されない面積との模様を備えることを特徴とし、前記エンボス加工され
ない面積に対する前記エンボス加工された面積の比率が1:1乃至1:20であ
ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11ま
たは12のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項14】 少なくとも1枚のプライがローションを含むことを特徴と
する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13
のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項15】 前記複数プライが接着剤によっては付着していないことを
特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3または14のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項16】 前記複数プライがエンボス加工によって付着していること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
13、14または15のいずれか1項に記載の紙ティシュ。 - 【請求項17】 次記の工程を含む請求項1、2、3、4、5、6、7、8
、9、10、11、12、13、14、15または16のいずれか1項に記載の
紙ティシュの製造方法: 少なくとも2枚のプライを、好ましくは3枚のプライを、親巻取から巻き戻す工
程、 非平坦性を、好ましくはエンボス加工模様を、少なくとも1枚のプライに付与す
る工程、 少なくとも1枚のプライを高圧カレンダー掛けする工程、 前記複数プライを近接配置して複数プライ・ティシュを形成する工程。 - 【請求項18】 前記カレンダー掛けしたプライの少なくとも1枚にローシ
ョンを付与する工程を含む請求項15に記載の方法。 - 【請求項19】 前記複数プライの全てをエンボス加工する工程を含む請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15
、16、17または18のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項20】 転写ロール加工による接着剤の付与を含む請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18または19のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99123568.0 | 1999-11-26 | ||
EP99123568A EP1104821A1 (en) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | Thick and smooth multi-ply tissue paper |
PCT/US2000/032197 WO2001038640A1 (en) | 1999-11-26 | 2000-11-22 | Thick and smooth multi-ply tissue |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003514640A true JP2003514640A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=8239465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001539970A Withdrawn JP2003514640A (ja) | 1999-11-26 | 2000-11-22 | 厚くて平滑な複数プライ・ティシュ |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP1104821A1 (ja) |
JP (1) | JP2003514640A (ja) |
KR (1) | KR20020058040A (ja) |
CN (1) | CN1391626A (ja) |
AU (1) | AU1628201A (ja) |
BR (1) | BR0015933A (ja) |
CA (1) | CA2391645C (ja) |
MX (1) | MXPA02005170A (ja) |
WO (1) | WO2001038640A1 (ja) |
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-
1999
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-
2000
- 2000-11-22 AU AU16282/01A patent/AU1628201A/en not_active Abandoned
- 2000-11-22 EP EP00978868A patent/EP1242688A1/en not_active Withdrawn
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- 2000-11-22 JP JP2001539970A patent/JP2003514640A/ja not_active Withdrawn
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- 2000-11-22 WO PCT/US2000/032197 patent/WO2001038640A1/en not_active Application Discontinuation
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