JP2003513506A - セルラー基地局拡大方法 - Google Patents

セルラー基地局拡大方法

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JP2003513506A
JP2003513506A JP2001533647A JP2001533647A JP2003513506A JP 2003513506 A JP2003513506 A JP 2003513506A JP 2001533647 A JP2001533647 A JP 2001533647A JP 2001533647 A JP2001533647 A JP 2001533647A JP 2003513506 A JP2003513506 A JP 2003513506A
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シャピラ、ジョセフ
レムソン、ポール
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セレトラ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 複数のダイバシティ方式を取り入れて受動アンテナ要素を能動にするために既存の稼動中の基地局を拡大するシステム及び方法がここに提示される。既存の基地局の該受動アンテナアレイは、受信アンテナ要素と伝送アンテナ要素の両方から成るアレイを含む能動放射体装置から成り立つ能動アンテナ列で置換される。能動放射体装置の伝送アンテナ要素と受信アンテナ要素は、それぞれ、マストヘッドまたは建物の上部に位置する伝送増幅器と帯域フィルタに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.関連出願データ 1999年10月28日に提出された「セルラー基地局拡大及び方法(Cel
lular Base Station Augmentation and
Method)」と題される米国仮出願番号第60/161,918号、及び2
000年1月27日に提出された「セルラー基地局拡大及び方法(Cellul
ar Base Station Augmentation and Met
hod)」と題される米国仮出願番号第60/177,653号に対する優先権
がここに主張される。上記出願のすべての内容は、引用によりこの明細書に組み
込まれている。
【0002】 2.著作権の保留 本特許文書は、著作権保護の対象となる資料を含んでいる。著作権所有者は、
それが米国特許商標庁の特許ファイルまたは記録に記載されているので、特許文
書または特許のいかなる者によるファクシミリの複製に異議を唱えないが、それ
以外の場合何であれすべての著作権を保留する。
【0003】 3.発明の分野 本発明は、ある点において、無線通信システムに関する。発明のそれ以外の態
様は、既存のセルラー基地局システムを拡大するため、及びセルラー基地局シス
テムを実現するためのシステム及び方法に関する。
【0004】 4.背景情報の説明 セルラーパーソナル通信システム(PCS)用の既存の稼動中の基地局は、典
型的には、マストまたは建物の上部に位置するアンテナ機構を備える。これらの
アンテナ機構のいくつかはダイバシティアンテナ機構を活用し、例えば、マルチ
パスフェージングまたは分散などの多重路伝搬の有害な影響と闘うことによって
、基地局の性能を高める。利用されているダイバシティの種類は、例えば、空間
ダイバシティ、位相ダイバシティ、周波数ダイバシティ、偏波ダイバシティ、及
び時間ダイバシティの1つまたは組み合わせを含む。それらの既存のアンテナ機
構は、同じ場所に配置されたアンテナ要素から成る第1(メイン)アンテナ列及
び第1アンテナ列から少し離れて位置する第2(ダイバシティ)アンテナ列(ま
たは個別アンテナ要素)を含む。メインアンテナ列は、伝送アンテナと受信アン
テナの両方としての役割を果たすアンテナ要素を含む。ダイバシティアンテナ列
は、受信アンテナ要素だけを含む。メインアンテナ列とダイバシティアンテナ列
のどちらかまたは両方とも、アンテナ要素が、やはり柱/建物の上部に具備され
る直近の増幅器に結合されないという点で受動的である。
【0005】 このようにして、これらのような既存の基地局アンテナセットアップを拡大す
るニーズがある。例えば、既存の/稼動中の基地局は、それらの受信アンテナ要
素を能動にすることによって、つまり、低雑音増幅器(LNA)を柱または建物
の底部だけではなく、建物の柱の上部にも設置することによって便宜を受けるだ
ろう。代わりに、またはLNAの設置とともに、伝送要素は、やはり建物の上部
に配置される線形化電力増幅器(LPA)を設置することによって能動にされる
。これは、柱または建物の上下に信号を伝搬することに関連付けられる布線及び
電力消費のコストの削減を含む一定の優位点を提供するだろう。これらの基地局
アンテナセットアップは、例えば、高度移動電話サービス(AMPS)または汎
欧州デジタル移動電話方式(GSM)規格を使用して符号分割多元接続(CDM
A)機能の基地局への追加する、あるいはCDMAなどの新規方式で使用するた
めに基地局を全体的に変更するなどのセルラー技術における変更を容易にするた
めの拡大または改良も必要とする可能性がある。
【0006】 追加の空間を占有する、あるいは(地元の法律、規則または条例の違反である
場合がある)追加のアンテナ機構と見なされる可能性のあるアンテナ列を増設し
なくてもアンテナ機能性を追加する(例えば、新規セルラー技術に対処する、及
び/または順方向リンクと逆方向リンクでの性能を高めるなど)ニーズもある。
【0007】 これらの問題点、及びセルラー基地局システムの実装における、さらに特定す
ると、セルまたはセクタなどの限られた包囲エリアにサービスを提供する通信の
実装におけるそれ以外の問題点に取り組む新規で有益な方法に対する追加のニー
ズがある。
【0008】 発明の要約 本発明は、無線通信システムを改良するために提供される。さらに具体的には
、本発明は、例えば、指定される基地局(及びそれに関連付けられているセルま
たはセクタ)の伝送及び/または受信性能を改善する、及び/または新しいセル
ラー技術(例えば、CDMA)機能を既存の基地局に提供するなど、セルラー基
地局システムの拡大を促進するために提供される。
【0009】 ある実施形態は、システムと方法、または1つまたは複数のその構成部品を目
的とする。このような方法またはシステムに従って、(指定されているセルまた
はセクタにサービスを提供する)既存の稼動中の基地局は、メインアンテナ列及
び受動(空間)ダイバシティアレイを有する。該受動ダイバシティアンテナ列は
、受信アンテナ要素と伝送アンテナ要素のアレイを含む能動放射体装置で置換さ
れる。伝送アンテナ要素及び受信アンテナ要素は、それぞれ(マストヘッドで、
または建物の上部で)増幅器及び帯域フィルタに接続される。
【0010】 能動放射体装置の受信アンテナ要素は、種々の偏波を有する一組の受信アンテ
ナ要素を備えてよく、そのケースでは結果として生じる改良されたアンテナ機構
が、順方向リンク通信用の二重ダイバシティ―つまり、(メインアンテナ列と新
しい能動放射体装置間の間隔のための)空間ダイバシティ及び(能動放射体装置
の中の一組の受信アンテナ要素の構成要素の間の偏波ダイバシティのための)偏
波ダイバシティを有するだろう。一般的に、空間ダイバシティは、水平または垂
直のどちらかである場合がある、定められた物理的な分離によりアンテナを物理
的に分離することを含む。偏波ダイバシティは、さまざまな(例えば、直交)平
面で偏波される2つの異なるアンテナ要素を活用することを含む。
【0011】 既存の稼動中のアンテナ機構は、逆方向リンク(移動から基地局へ)の空間ダ
イバシティとともに順方向リンク(基地局から移動へ)でダイバシティを有さな
いCDMAセルラーシステムに適応可能である。(受信アンテナ要素だけを備え
る)ダイバシティアンテナ列が、いったん受信アンテナ要素だけではなく伝送ア
ンテナ要素も備える新しい能動アンテナ要素アレイで置換されると、結果として
生じるアンテナアセンブリは、空間ダイバシティのために順方向リンクで伝送ダ
イバシティを有するだろう。加えて、伝送アンテナ要素には、現在、マストヘッ
ド/建物上部に電力増幅器が備えられているという事実のために、順方向リンク
での実効等方輻射電力に利得がある。
【0012】 多くの基地局が現在すでに設置された稼動中のシステムを利用しているため、
拡大は、基地局の性能及び/または機能性を増加しながら、既存のインフラスト
ラクチャを保存できる。例えば、既存の稼動中の基地局は、すでにAMPSまた
はGSM規格内で動作するように構成されていることがある。このような基地局
の空間ダイバシティアンテナ列は、既存の方式(例えば、AMPSまたはGSM
)に加えて、あるいは既存の方式の変わりに新規セルラー通信方式(例えば、C
DMA)に対処できるアンテナ機構を提供するために置換される。旧い方式及び
新しい方式が指定された基地局について(例えば、受動受信アンテナ列を新しい
能動伝送/受信アンテナ列で置換した結果)共存する場合、能動ダイバシティア
レイが、メインアレイが旧システムにサービスを提供し続ける間に、新しい方式
にサービスを提供する伝送要素及び受信要素としての役割を果たすことができる
【0013】 詳細な説明 ここに開示されている実施形態で使用されるアンテナ、アセンブリ、要素及び
アレイに関する多様な詳細、及び(ここに開示されている特徴及び構成要素に関
するその他の詳細)は、1999年7月21日に提出された、ともに譲渡されて
いる同時係続出願番号第09/357,844号(弁理士事件整理番号第241
665号)、及び1999年7月21日に提出された第09/357,845号
(弁理士事件整理番号第259817号)に説明されている。各出願の内容は引
用によりその全体がここに組み込まれている。
【0014】 既存の基地局アンテナ機構は、例えば、多重路伝搬の悪影響と闘うために受信
ダイバシティアンテナ列を活用しており、多くのこのようなアンテナ機構は、例
えば、性能を改善するため、及び/または新しい規格に対処するために、能動に
されることから恩恵を受けるだろう受動アンテナ要素を備えている。このような
機構は、改善された/追加の種類のダイバシティからも恩恵を受け、それは性能
を改善し、新しい規格に対処するのに役立つこともできる。
【0015】 既存の基地局アンテナ機構は、新規アンテナ列を追加することによって、及び
/または既存のアンテナ列を新しいアンテナ列で置換することによって拡大され
る。図1から図6は、新規アンテナ列30aから30eによる、既存の基地局ア
ンテナ拡大100aから100eのこのような拡大の多様な実施形態を示す。新
規アンテナ列30aから30eは、受信アンテナ要素と伝送アンテナ要素の両方
を有する能動放射体装置5aまたは5bを含む能動アンテナ列を備えている。例
証として、図1に図示される丸で囲まれている部分5aは、図1から図3の能動
アンテナ列30a−cで活用される能動放射体装置5の例示的な構造を示す。同
様に、図6は、図4と図5の能動アンテナ列で利用される能動放射体装置の例示
的な構造を示す。
【0016】 図1は、メインアンテナ列10a及び二次アンテナ列12aを備える既存の基
地局アンテナ機構100aを、該二次アンテナ列12aを、能動または受動的な
新規アンテナ列30aで置換することによって修正する拡大方法を示す。すなわ
ち、図1の基地局の拡大は、伝送ダイバシティを有さない基地局の既存の空間ダ
イバシティアンテナ機構を、受信空間ダイバシティアンテナ要素及び伝送時間ダ
イバシティを有する拡大されたアンテナ列200aに変換する。
【0017】 当初、既存の基地局アンテナ機構100aは、そのそれぞれが、同じアンテナ
列上での伝送及び受信を可能にする共通した単一アンテナ要素36aとしての役
割を果たす複数のアンテナ列を有するメインアンテナ列10aを含む。単一ケー
ブル20は、建物33の上部に位置するメインアンテナ列10aから伸張し、マ
スト/建物23の上部の下に位置するダイプレクサ15aに接続する。ダイプレ
クサ15aは、メインアンテナ列10aの共通した単一アンテナ要素36aを使
用して2つの信号についての同時伝送と受信を可能にするカプラの役割を果たす
。順方向リンクに沿って基地局から移動装置(図示されていない)へ信号を伝送
するために、基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)は、電力増
幅器85を通して伝送ケーブルTx1を介して伝送信号を、ダイプレクサ15a
の入力端末に送信する。それから、ダイプレクサ15aは、伝送信号が移動装置
(図示されていない)に放射されるメインアンテナ列10aに、ケーブル20上
で伝送信号を送信する。移動装置が逆方向リンクに沿って基地局に信号を伝送す
ると、受信信号は、その後に受信信号を、ケーブル20を介してダイプレクサ1
5aに送信する共通した単一アンテナ要素36aに達する。ダイプレクサ15a
は、信号を受信線路Rx1の上で、LANを介して向けることによって基地局ト
ランシーバサブシステム(図示されていない)に伝送する。
【0018】 図1の実施形態では、二次アンテナ列12aが、受信要素37aだけを有する
空間ダイバシティアンテナ列を含む。しかしながら、図1の実施形態の範囲は、
この例示的な機構に限られていない。その他の種類の二次アンテナ列機構は、T
x専用ダイバシティアンテナ列、Rx専用ダイバシティアンテナ列、またはTx
−Rxダイバシティアンテナ列など、単独でまたは組み合わされて利用される。
【0019】 図1の既存の基地局アンテナ機構の中で、単一ケーブル22は、建物33の上
部に位置する二次アンテナ列12aから、マスト/建物23の上部の下に位置す
るLNA17まで伸張する。単一ケーブル22aは、さらに、受信ケーブルRx
2の方向でLNA17から基地局トランシーバサブシステム(図示されていない
)の受信入力端末まで伸張する。図1に示されるように、二次アンテナ列12a
は、アンテナ要素が、マスト/建物の上部に備えられる直近の増幅器に結合され
ていないという点で受動的である。事実上、図1では、メインアンテナ列10a
と二次アンテナ列12aの両方とも受動的である。このようにして、メインアン
テナ列10a及び二次アンテナ列12aのどちらかまたは両方とも受動的である
のは、図1の実施形態の範囲内である。
【0020】 図1では、既存の基地局アンテナ機構100aを拡大されたアンテナ列200
aに変換するために、複数の修正が二次アンテナ列12aに、及びマスト/建物
23の上部の下に位置するメインアンテナ列10aのセクションに加えられる。
二次的な能動アンテナ列12aに対する修正は、能動または受動的のどちらかで
ある、二次アンテナ列12aを新規アンテナ列30aで置換することを含む。図
1のこの実施形態では、新しく追加されたアンテナ列30aは、(米国出願第0
9/357,845号に開示されるような)受信55アンテナ要素と伝送50ア
ンテナ要素の両方を有する能動アンテナ列を備える。伝送50アンテナ要素及び
受信55アンテナ要素は、マストヘッドまたは建物の上部で、帯域フィルタ65
を介して増幅器60、70に接続する。図1の丸で囲まれた部分5aに図示され
るように、例証として、伝送アンテナ要素50は、LPA及び帯域フィルタ65
に接続し、受信アンテナ要素55はLNA70及び帯域フィルタ65に接続する
。図1は、4台の能動放射体装置5を有するとして新規アンテナ列を示すが、こ
の実施形態は、図示されているような例示的な構成に限定されない。
【0021】 追加ダイバシティ方式を図1の実施形態に提供するために、拡大方法は、メイ
ンアンテナ列10aの下部も修正する。図1では、既存の基地局アンテナ機構1
00aを拡大されたアンテナ列200aに比較して、メインアンテナ列10aの
下部で発生する改良策は、ダイプレクサ1aをマスト/建物23の上部の下にあ
るその元の位置から、建物33の上部にある再配置位置に再配置する。基地局ト
ランシーバサブシステム(図示されていない)から再配置されたダイプレクサ1
5bまでの伝送ケーブルTx1を介した接続は、電力増幅器85と再配置される
ダイプレクサ15bの間に追加される方向性結合器40を含むために変化する。
該方向性結合器40は、メインアンテナ10aと新規アンテナ列30aを結合す
る指向性フィードとしての役割を果たす。基地局トランシーバサブシステム(図
示されていない)は、伝送ケーブルTx1を介して、メインアンテナ列10aの
共通した単一アンテナ要素36aの伝送要素に信号を伝送するので、方向性結合
器40は、メインアンテナ列10aが順方向リンクに沿って移動装置(図示され
ていない)に信号を放射する前に、伝送信号のサンプルを得る。それから、方向
性結合器40が、ケーブルTx2を介して遷移信号のサンプルを遅延装置35に
送信する。遅延装置35は、移動装置にコピー信号を一斉送信するために、信号
のサンプルの少なくとも1つまたは複数の時間遅延されたコピーを、移動装置の
接続点Txインにある新規アンテナ列30aの伝送要素50に送信することによ
って、拡大されたアンテナ列200a内での伝送時間ダイバシティを促進する。
【0022】 メインアンテナ列10aの受動要素は、再配置されたダイプレクサ15bの出
力端子を、能動である新規アンテナ列30aに接続することによって能動にされ
る。ダイプレクサ15aの出力端子と基地局の間の接続も、拡大プロセスの間に
変化する。拡大されたアンテナ列200a内で、既存の基地局アンテナ配列機構
100aに図示されるように基地局に直接的に移動する代わりに、受信信号は、
ここで、受信ケーブルRx1を介して再配置されたダイプレクサ15bから新規
アンテナ列30の受信要素55に移動し、接続点Rxインで新規アンテナ列に入
る。それから、新規アンテナ列30で受信されるすべての信号が新規アンテナ列
30を出て、受信ケーブルRx1とRx2を介して基地局トランシーバシステム
(図示されていない)まで移動する。
【0023】 既存の基地局アンテナ機構100aの拡大は、図1の拡大されたアンテナ列2
00aに複数の恩恵を提供する。例えば、拡大は、既存の基地局アンテナ機構1
00aと同じ寸法の中で実現される。言い換えると、拡大を実現するために必要
とされる空間は、既存の基地局アンテナ機構100aとほぼ同じ量の空間を含む
。このようにして、拡大されたアンテナの実装は、追加の空間を必要としない。
これは、それが追加空間を占める、あるいは地元の法律、規則または条令の違反
である場合がある追加アンテナ機構として見なされることのあるアンテナ列を追
加しなくても、既存の基地局の中でアンテナ機能性を追加するために、重要な恩
恵である。
【0024】 既存の基地局を拡大することから得られる別の恩恵とは、複数の種類のダイバ
シティ方式を組み込む相対的に骨の折れない方法を提供する能力である。例えば
、図1の拡大されたアンテナ列200aでは、構成は、少なくとも2種類のダイ
バシティ―つまり、空間ダイバシティと伝送時間ダイバシティを含む。メインア
ンテナ10aと新規アンテナ列30aの間の間隔が空間ダイバシティを生じさせ
る。一方、方向性結合器40及び遅延装置35は、前述されたように時間伝送ダ
イバシティを促進するのに役立つ。伝送ダイバシティを含むために基地局を拡大
することによって、移動装置内の空間ダイバシティに対するニーズは不必要にな
り、その結果として移動装置の縮小が実現できる。
【0025】 図1では、基地局の拡大から引き出される追加の恩恵は、既存の基地局アンテ
ナ機構100aの受動ダイバシティアンテナ列12a及びメインアンテナ列10
aのあらゆる受動要素を能動アンテナ列にすることから固有に生じるコスト削減
を含む。これは、増幅器60、70及び帯域フィルタ65を、柱または建物の底
部だけよりむしろ、建物の柱の上部に設置することによって達成される。受動ア
ンテナ列を能動にすることによって、この拡大は、電力消費コスト及び布線コス
トを減少させる。
【0026】 図2は、受信偏波ダイバシティを有するが、伝送ダイバシティを有さない既存
のアンテナ機構100bを、偏波ダイバシティ、Rx空間ダイバシティ要素及び
Rx時間ダイバシティ要素を2つの別個のアンテナ列内に有する拡大されたアン
テナ列200bに変換する拡大方法を示す。図2の拡大は、能動または受動的な
新規アンテナ列30bを、受信偏波ダイバシティを有する既存の基地局アンテナ
機構に追加することを含む。図1に類似して、図2の既存の基地局アンテナ機構
100bは、伝送ケーブルTx1、電力増幅器85、ダイプレクサ15a、LN
A14、及び受信ケーブルRx1を備える。これらの構成要素は、概して図1の
構成部品と同じ様式で接続され、それらは図1の構成部品と同じ様式で実現され
る。このようにして、これらの構成部品の特定的な説明はここに提供されないだ
ろう。
【0027】 しかしながら、図1の既存の基地局アンテナ機構100aと比較すると、図2
の既存の基地局アンテナ機構100bには3つの顕著な相違点がある。第1の相
違点は、図2のメインアンテナ列10bが、受信空間ダイバシティアンテナ列及
び偏波ダイバシティアンテナ列を含む二重ダイバシティアンテナを備えるという
点である。図2のこの例示的な実施形態では、偏波ダイバシティアンテナ列は、
そのそれぞれが共通の単一アンテナ要素36b及び受信要素37bを含む複数の
アンテナ要素を含む。しかしながら、図2の範囲は、例示的な実施形態に示され
ているダイバシティの種類だけに限られない。例えば、時間ダイバシティ、周波
数ダイバシティ及び/または位相ダイバシティなどの複数のダイバシティ方式の
それ以外の組み合わせが活用される。
【0028】 図1の既存の基地局アンテナ機構と比較される、図2の既存の基地局アンテナ
機構の第2の相違点は、図2が二次アンテナ列12aを含まないという点である
。既存の基地局アンテナ機構の第3の相違点は、メインアンテナ列10bから伸
張し、基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)までLNA85を
通って移動する受信ケーブルRx2の増設である。
【0029】 Rx偏波ダイバシティアンテナ列を含むが伝送ダイバシティを含まない図2の
既存の基地局アンテナ機構100bの拡大は、Rx偏波ダイバシティ、Rx空間
ダイバシティ要素、及びTx時間ダイバシティ要素とRx時間ダイバシティ要素
を有する拡大されたアンテナ列200bを提供する。図2の既存の基地局アンテ
ナ機構100bを拡大するために、アンテナ機構内で柱/建物の上部にダイプレ
クサ15bを再配置し、方向性結合器40と遅延装置35をアンテナ機構に追加
するなどの複数の改良策が、図1の丸で囲まれた部分300に図示されるのと同
じ様式で接続する。その結果として、これらの構成部品の動作は、図1の構成部
品と同じ様式で実現される。このようにして、簡略さのために、これらの改良策
についての説明は繰り返されないだろう。
【0030】 図2の受動要素は、図1のように、能動にされる。しかしながら、既存の基地
局アンテナ機構100bは二次アンテナ列12aを含まないので、図1と図2の
改良策の1つの顕著な相違点とは、既存のアンテナ列を新規アンテナ列で置換す
る代わりに、図2の改良策は新規アンテナ列30bの追加を含むという点である
。それにも関わらず、受動アンテナ列または能動アンテナ列5aを備える新規ア
ンテナ列30bの構成は、図1の実質態様と実質的には同じままである。
【0031】 図2の拡大されたアンテナ列の別の改良策は、基地局トランシーバサブシステ
ム(図示されていない)に到達するために受信信号が移動する経路を変更するこ
とである。移動経路に対するこの拡大は、拡大されたアンテナ列200b内での
多様なダイバシティ方式の追加を容易にする。Rx時間ダイバシティを容易にす
るため、拡大方法は、受信された信号の移動経路の中で、メインアンテナ列10
b及び新規アンテナ列30bの下流に結合器44及び新規アンテナ列30bを提
供する。移動装置が基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)に信
号を伝送すると、メインアンテナ列10bの受信要素及び新規アンテナ列30b
の受信要素が受信信号を傍受し、受信信号を、メインアンテナ列10b及び新規
アンテナ列30bのそれぞれの受信経路に沿って基地に送信する。メインアンテ
ナ列10bから伸張するケーブルの移動経路は、受信ケーブルRxイン(1)に
よって直接的に新規アンテナ列30bの中に送り込まれる。受信信号は、再配置
されたダイプレクサ15(b)を通して、受信経路Rxイン(2)に沿って新規
アンテナ列30dにも移動する。いったん受信された信号が新規アンテナ列30
bに入ると、信号は、例えばRxアウト(1)、(2)及び(3)などの複数の
異なるルートを通って出てゆく。Rxアウト(1)と(2)の移動経路内の遅延
装置42は、受信信号の特徴に関するダイバシティ分析を実行するために受信さ
れる信号を収集する。それから、受信ケーブルRx1内に位置する結合器44は
、受信ケーブルRxアウト(1)と(2)の上を伝送される受信信号を、基地局
トランシーバサブシステム(図示されていない)に結合する。代わりに、または
受信ケーブルRx1と関連して、受信信号は、受信ケーブルRx2を介して新規
アンテナ列30bから基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)へ
移動する。
【0032】 図2の拡大されたアンテナ列200bでは、方向性結合器40及び遅延装置
35の追加が、図1に関して説明されたようにTx時間ダイバシティを提供する
。このようにして、拡大されたアンテナ列200bは、Tx及びRx時間ダイバ
シティをメインアンテナ列10bで提供することができる。メインアンテナ列1
0bと新規アンテナ列30b間の間隔が空間ダイバシティを生じさせ、メインア
ンテナ列10b内の一組の要素の構成要素間の偏波ダイバシティが偏波ダイバシ
ティを容易にする。
【0033】 要約すると、図2の拡大は、複数の種類のダイバシティを既存の基地局アンテ
ナ拡大100bに提供することによってもアンテナ機構を改善する。図2の拡大
は、さらに、受動アンテナアレイを能動アンテナ列にすることによって運用のコ
ストを削減する。
【0034】 図2で達成されるように共通アンテナ要素で受信信号及び伝送信号を送信する
代わりに、図3の既存の基地局アンテナ機構100cを参照すると、図3のメイ
ンアンテナ列は、それぞれの伝送信号及び受信信号に伝送要素及び受信要素71
、72、及び73を提供する。さらに、図3は、図1に図示されるようにダイプ
レクサを含まないので、基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)
からメインアンテナ列10cの伝送要素に流れる伝送信号は、信号が伝送ケーブ
ルTx1に沿って移動するにつれて電力増幅器85を通過する。メインアンテナ
列10cで受信される信号に関して、メインアンテナ列の受信要素からの受信信
号は、LNA14を通過し、受信ケーブルRx1を介して基地局トランシーバサ
ブシステム(図示されていない)に流れる。第2受信ケーブルRx2は、受信信
号がLNA17を通って移動し、基地局まで続行するようにメインアンテナ列1
0cから伸張する。図3の既存の基地局アンテナ機構100cは、図2のように
、図1に図されるように二次アンテナ列を含まないことがさらに注記される。
【0035】 図3の拡大方法は、Tx及びRx空間ダイバシティ、Tx及びRx時間ダイバ
シティ、及びRx偏波ダイバシティを有する新規アンテナ列を追加することによ
って、Rx偏波ダイバシティ構成を有し、Txダイバシティを有さない既存のア
ンテナ機構を修正する。図3の拡大は、図2の改良策に類似した方法で実現され
る。新規アンテナ列30c及び移動経路を受信ケーブルRxアウト(1)、(2
)及び(3)の上に追加するという改良策は、図2の構成部品と同じ方法で接続
し、同じ方法で動作する。したがって、これらの改良策は、簡略さのために特に
説明されないだろう。
【0036】 メインアンテナ列10cのあらゆる受動要素を能動にするために、図3の拡大
方法は、伝送ケーブルTx2、及びそれぞれメインアンテナ列10cから基地局
トランシーバサブシステム(図示されていない)まで伸張し、メインアンテナ列
10cの別個のTx要素及びRx要素に対処する受信ケーブルRxイン(1)と
(2)を提供する。伝送ケーブルTx2は、メインアンテナ列10cから方向性
結合器40及び遅延装置35を通して新規アンテナ列30cまで伸張する。受信
伝送ケーブルRxイン(1)と(2)は、メインアンテナ10cから新規アンテ
ナ列30cに直接伸張する。
【0037】 さらに、多岐に渡る複数のダイバシティ方式が、拡大されたアンテナ列200
cによって実現される。Tx時間ダイバシティを容易にするために、方向性結合
器40は、メインアンテナ10cと新規アンテナ列30cを結合する指向性フィ
ードとしての役割を果たす。基地局トランシーバサブシステム(図示されていな
い)が、伝送ケーブルTx1を介してメインアンテナ列10cの伝送要素に信号
を伝送するので、方向性結合器は、メインアンテナ列10cが移動装置(図示さ
れていない)に順方向リンクに沿って信号を放射する前に伝送信号のサンプルを
得る。それから、方向性結合器40は、信号のサンプルを遅延装置35に送信す
る。遅延装置35は、コピー信号を移動装置に一斉送信するために、ケーブルT
x2を介して、信号のサンプルの1つまたは複数の時間遅延されたコピーを、接
続点Txインにある新規アンテナ列30cに送信することによって、拡大された
アンテナ列200c内で伝送時間ダイバシティを容易にする。
【0038】 Rx時間ダイバシティを実現するために、拡大方法は、受信された信号の移動
経路内で、メインアンテナ列10c及び新規アンテナ列30cの下流に結合器及
び遅延装置42を提供する。移動装置が基地局トランシーバサブシステム(図示
されていない)に信号を伝送すると、メインアンテナ列10c及び新規アンテナ
列30cの受信要素は、受信信号を傍受し、メインアンテナ列10c及び新規ア
ンテナ列30cのそれぞれの受信経路に沿って基地に受信信号を送信する。ケー
ブルRxイン(1)と(2)の移動経路は、既存の基地局アンテナ機構100c
のメインアンテナ列10cから伸張し、新規アンテナ列30cに直接的に送り込
む。いったん受信信号が新規アンテナ列30bに入ると、信号は複数の異なるル
ート、例えばRxアウト(1)、(2)及び(3)を通って出ていく。移動経路
の中の遅延装置42は、受信信号で時間ダイバシティを提供するために、受信さ
れた信号を提供する。それから、受信ケーブルRx1内に位置する結合器44が
、受信ケーブルRxアウト(1)と(2)の上で伝送される受信信号を結合し、
結合された信号を基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)に伝送
する。
【0039】 空間ダイバシティを容易にするために、メインアンテナ10cと新規アンテナ
列30bの間の間隔が空間ダイバシティを生じさせ、メインアンテナ列10cの
中の一組の要素の構成要素間の偏波ダイバシティが偏波ダイバシティを容易にす
る。
【0040】 図2のように、図3の拡大は、複数の種類のダイバシティ方式を組み込むこと
によって既存のアンテナ機構を改善する能力を提供し、任意の受動アンテナ要素
を能動にすることによってコスト削減の恩恵を与える。
【0041】 図4では、既存の基地局アンテナ機構100dの構成部品のすべてが、図2に
図示される構成部品と同じ方法で接続し、同じ方法で動作する。このようにして
、図4の既存の基地局アンテナ機構100dは特に説明されないだろう。
【0042】 図4は、新規アンテナ列30dを追加することによって既存の基地局アンテナ
機構100dを改良する拡大方法を示す。図4の基地局の拡大は、Rx偏波ダイ
バシティ構成を有するが、Txダイバシティを有さない既存の基地局アンテナ機
構100dを、Tx及びRx空間ダイバシティ、Tx及びRx時間ダイバシティ
、及びRx偏波を2つの別個のアンテナ列の中に有する拡大されたアンテナ列2
00dに変換する。
【0043】 図1から図3の補強方法と比較すると、図4の拡大方法は、別の種類の新規ア
ンテナ列30dを追加することによってさらに多岐に渡るダイバシティ方式さえ
提供する。新規に追加されるアンテナ列30dは、能動アンテナ列または受動ア
ンテナアレイのどちらかを含む。図6は、図4の実施形態に従って能動アンテナ
列で利用される(米国出願第09/357,845号に開示されるような)能動
放射体装置5bの例示的な実施形態を示す。図6の能動アンテナ列は、伝送ダイ
バシティ要素と偏波ダイバシティ要素の両方とも含む。
【0044】 図4の多様な例示的なダイバシティ方式を容易にするために、メインアンテナ
列10dのTx要素と新規アンテナ列30dのTx要素間の間隔が、Tx空間ダ
イバシティを提供する。同様に、メインアンテナ列10dのRx要素と新規アン
テナ列30dのRx要素間の間隔がRx空間ダイバシティを提供する。
【0045】 Tx時間ダイバシティを実現するため、方向性結合器40がメインアンテナ1
0d及び新規アンテナ列30dを結合する指向性フィードとしての役割を果たす
。基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)は、伝送ケーブルTx
を介してメインアンテナ列10dの伝送要素に信号を伝送するため、方向性結合
器は、メインアンテナ列10dが順方向リンクに沿って移動装置(図示されてい
ない)に信号を放射する前に、伝送信号のサンプルを得る。それから、方向性結
合器40は、信号のサンプルを遅延装置35に送信する。該遅延装置35は、コ
ピー信号を移動装置に一斉送信するために、ケーブルTx2を経由して、信号の
サンプルの少なくとも1つまたは複数の時間遅延されたコピーを、接続点Txイ
ンにある新規アンテナ列30dの伝送要素に送信することによって、拡大された
アンテナ列200d内の伝送時間ダイバシティを容易にする。
【0046】 Rx時間ダイバシティを実現するために、拡大方法は、受信された信号の移動
経路の中で、メインアンテナ列10dと新規アンテナ列30dの下流に1組の結
合器44、54、及び1組の遅延装置42、52を提供する。移動装置が基地局
トランシーバサブシステム(図示されていない)に信号を伝送すると、メインア
ンテナ列10d及び新規アンテナ列30dの受信要素は、受信信号を傍受し、メ
インアンテナ列10d及び新規アンテナ列30dのそれぞれの受信経路に沿って
基地に受信信号を送信する。Rxイン(1)ケーブルの移動経路は、メインアン
テナ列10dから伸張し、新規アンテナ列30cの中に直接的に送り込む。受信
信号も、受信経路Rイン(2)に沿って、再配置されるダイプレクサ15bを通
って新規アンテナ列30dまで移動される。いったん受信信号が新規アンテナ列
30dに入ると、信号は、例えばRx1アウト(1)と(2)及びRx2アウト
(3)と(4)などの複数の異なるルートを通って出る。それぞれの受信線路の
移動経路内の遅延装置42、52が、時間ダイバシティを提供するために受信信
号を遅延する。それから、それぞれ受信ケーブルRx1とRx2の中に位置する
合器44、54は、受信信号を結合し、受信信号を基地局トランシーバサブシス
テム(図示されていない)に伝送する。
【0047】 さらに、メインアンテナ列10dと新規アンテナ列30dの両方の要素の偏波
ダイバシティ構成は、Rx偏波ダイバシティ方式を提供する。
【0048】 その結果、図4の拡大は、既存の稼動中の基地局の中での複数の種類のダイバ
シティ方式の組み込みなどの基地局に対する追加の恩恵も提供する。例えば、図
4の補強されたアンテナ列200dは、少なくともTx及びRx空間ダイバシテ
ィ、Tx及びRx時間ダイバシティ、及び偏波ダイバシティを2つの別個のアン
テナ列に提供することができる。しかしながら、図4の実施形態は、例示的な実
施形態に限られず、位相ダイバシティ及び周波数ダイバシティなどの多様なそれ
以外のダイバシティ方式が利用される。さらに、基地局を運用するコストも、拡
大が受動アンテナアレイを能動アンテナ列にすると減少する。能動アンテナ列の
設置は、基地局の電力消費に関連付けられるコストを軽減するのに役立ち、構成
部品を接続するために必要とされるケーブルの長さが、各能動アンテナ列に関連
付けられる増幅器及び帯域フィルタも柱/建物の上部に位置するという事実のた
めにさらに短くなるため、基地局内で必要とされる布線の量を削減する。
【0049】 図5に関して、既存の基地局アンテナ機構100eの構成部品のすべては、図
1に図示される構成部品と同じように接続し、同じように動作する。このように
して、図4の既存の基地局アンテナ機構100dは、特に説明されないだろう。
【0050】 図5の拡大方法は、二次アンテナ列37eを新規アンテナ列30eで置換する
ことを含む。図5の基地局100eの拡大は、Rx空間ダイバシティ構成を有す
る既存の基地局アンテナ機構100eを、Tx及びRx空間ダイバシティ、Tx
及びRx時間ダイバシティ、及びRx偏波ダイバシティを有する拡大されたアン
テナ列200eに変換する。図5では、新規に追加されたアンテナ列30eが、
能動アンテナ列または受動アンテナアレイのどちらかを備える。図6は、図5の
実施形態に従って能動アンテナ列で利用される、能動放射体装置5bの例示的な
実施形態を示す。
【0051】 図5の多様な例示的なダイバシティ方式を容易にするために、メインアンテナ
列10eのTx要素と新規アンテナ列30eのTx要素間の間隔がTx空間ダイ
バシティを提供する。同様に、メインアンテナ列10eのRx要素と新規アンテ
ナ列30eのRx要素間の間隔が、Rx空間ダイバシティを提供する。
【0052】 Tx時間ダイバシティを提供するために、方向性結合器40は、メインアンテ
ナ10eと新規アンテナ列30eを結合する指向性フィードの役割を果たす。基
地局トランシーバサブシステム(図示されていない)が、伝送ケーブルTx1を
介してメインアンテナ列10eの伝送要素に信号を伝送するので、方向性結合器
は、メインアンテナ列10eが順方向リンクに沿って移動装置(図示されていな
い)に信号を放射する前に、伝送信号のサンプルを得る。それから、方向性結合
器40は、コピー信号を移動装置に一斉送信するために、ケーブルTx2を介し
て、接続点Txインにある新規アンテナ列30eの伝送要素に、信号のサンプル
の少なくとも1つまたは複数の時間遅延されたコピーを送信することによって、
拡大されたアンテナ列200e内の伝送時間ダイバシティを容易にする。
【0053】 Rx時間ダイバシティを実現するために、拡大方法は、受信された信号の移動
経路内で、メインアンテナ列10eと新規アンテナ列30eの下流に、結合器6
4及び遅延装置62を提供する。移動装置が、基地局トランシーバサブシステム
(図示されていない)に信号を伝送すると、メインアンテナ列10e及び新規ア
ンテナ列30eの受信要素が受信信号を傍受し、メインアンテナ列10e及び新
規アンテナ列30eのそれぞれの受信経路に沿って基地に受信信号を送信する。
ケーブルRx1の移動経路は、メインアンテナ列10eから伸張し、再配置され
たダイプレクサ15bを通って移動し、接続点Rxインにある新規アンテナ列3
0eの中に送り込む。いったん受信信号が新規あてアンテナアレイ30bに入る
と、信号は、例えばRxアウト(1p)と(2p)、及びRxアウトなどの複数
の異なるルートを通して出る。受信線路の移動経路内の遅延装置62は、受信信
号の特徴に関するダイバシティ分析を実行するために、Rx(1p)及び(2p
)の受信信号を収集する。それから、受信ケーブルRx2内に位置する結合器6
4は、受信信号を結合し、受信された信号を基地局トランシーバサブシステム(
図示されていない)に伝送する。代わりに、または受信ケーブルRx2の受信ケ
ーブル線路に関連して、受信信号が、受信ケーブルRx1を介して、新規アンテ
ナ列30eから基地局トランシーバサブシステム(図示されていない)に移動す
る。
【0054】 さらに、メインアンテナ列10dと新規アンテナ列30dの両方の要素の偏波
ダイバシティ構成は、Rx偏波ダイバシティ方式を提供する。
【0055】 図5の拡大は、図1によって得られる恩恵に類似する複数の恩恵を、拡大され
たアンテナ機構基地局に与える。例えば、基地局の拡大は、空間の追加量を必要
とすることなく、機能性を追加する。例えば、図5の拡大されたアンテナ列の例
示的な実施形態では、Tx及びRx空間ダイバシティ、Tx及びRx時間ダイバ
シティ及びRx偏波ダイバシティが達成される。追加の恩恵は、受動アンナアレ
イを能動にすることに関連付けられる電力消費及び布線でのコスト削減である。
【0056】 図1から図5に図示されるような、既存の基地局アンテナ機構100aから1
00eの拡大は、前述されたような複数の恩恵を提供するが、能動である新規ア
ンテナ列をメインアンテナ列10aから10eに追加すると、近くの同じ場所に
配置されるアンテナを生じさせる。すなわち、同じ場所に配置されるアンテナは
、例えば、メインアンテナ10aから10e、及び新規アンテナ列30aから3
0eを備える。残念なことに、1つまたは複数の隣接バンドまたは三次バンド送
信機アンテナが互いに近くに位置するケースでは、各アンテナが信号を伝送また
は受信するときに同じ場所での配置によって引き起こされるスプリアスエミッシ
ョンが生じることがある。BTS送信機に向かって注入し直される干渉のレベル
が、高レベルの干渉電力を、新規アンテナ列10aから10eの送信機セクショ
ンによって増幅され、能動アンテナ列30aから30eによって放射させる。同
じ場所での配置によって引き起こされるスプリアスエミッションから作成される
干渉を生じさせることのある1つのシナリオは、同じ場所に配置されるアンテナ
から伝送される信号のパターンが、それらの信号が相関付けられるように、相対
的に互いに近すぎるときに発生する。このようなケースでは、送信機フィルタが
、その帯域幅のために、望ましくないスプリアスエミッションの十分な抑制量を
提供することができない場合がある。この問題は、特に同じ場所に配置されるア
ンテナが同じ屋根の上またはアンテナマストに位置するときに、さらに重要な問
題となる。
【0057】 図7は、このようなスプリアスエミッションを相殺し、同じ場所に配置される
アンテナの信号をdecorrolateするための解決策を提供する発明の実
施形態を示す。この実施形態は、図1から図5の実施形態の伝送チェインのアー
キテクチャを拡大する。図7に示されている実施形態に従って、このような拡大
は(a)方向性結合器40の同軸ケーブル出力ポート上にアイソレータ75を追
加すること、(b)拡大されたアンテナ列200aから200eの中に「注入さ
れる」帯域外干渉に関して増幅される根本的な信号(F)の電力の間の適切な関
係を維持するために、方向性結合機40の結合係数を選択することを含む。これ
らの改良策は、能動アンテナ列30aから30eの送信機セクション50によっ
て増幅、放射されるスプリアスエミッションのレベルが過剰にならず、FCC、
TIA及びその他の業界要件及び取り締まり要件と完全に準拠していることを保
証するのに役立つ。
【0058】 図1から図5の実施形態で作成される、同じ場所での配置によって引き起こさ
れる送信機スプリアスエミッションと闘うためのこの新規解決策は、例証として
、図1から図7に描かれ、後述される。図7に図示されるような例示的なブロッ
ク図は、後述されるシナリオに関して根本的な(F)信号レベル及び隣接バンド
(AB)信号レベルの最終値の例を反映する。
【0059】 (1)当初、分析は、拡大されたアンテナ列200aから200eが、図1か
ら図5に図示されるように伝送−受信(Tx−Rx)近くに位置する1つ(また
は複数)のPCS事業者の送信機アンテナを含むという仮定で開始する。PCS
事業者の送信機周波数の少なくとも1つが、例えばTx−Rxアンテナが動作す
るバンドに隣接するバンドで動作すると、その他のPCS事業者によって利用さ
れる送信機周波数でのかなりの無線周波数(RF)電力が、拡大されたアンテナ
列200aからeのTx−Rxアンテナに注入される。
【0060】 (2)実際のシナリオでは、Tx−Rxアンテナ端末に存在するその他のPC
S事業者の信号の隣接するバンドについて実施された(測定された)電力の実際
の値は、Rx−Rxアンテナ利得、そのアンテナパターン、及び他のPCS事業
者に属する送信機アンテナの場所とアンテナなどの係数に依存する。しかしなが
ら、ここに説明される試験ケースについては、分析は、2つのPCS事業者に属
する2つの送信機アンテナが、一方の送信機アンテナポートから他方の送信機ア
ンテナポートへ60dB(図7)という有効結合係数を含むと仮定する。同じ場
所での配置シナリオについての厳密ではない結合仮定は、例えば、35dBから
45dBという範囲に該当する。60dBの結合値は、例えば、約3.5フィー
ト離れて同じマストに設置される2つのそれぞれの送信機アンテナの垂直分離か
ら生じる。代わりに、60dB結合係数は、それぞれのアンテナパターンに応じ
て、約40フィート以下という水平間隔で屋根上に取り付けられる2つのそれぞ
れの送信機アンテナから生じる。仮定されている60dB結合係数を考慮し、他
のPCS事業者について+40dBmという送信機実施搬送波あたり電力を仮定
すると、補強システム200aから200eのTx−Rxアンテナのアンテナポ
ートに存在する注入される隣接バンド搬送波あたり電力は、−20dBm(図7
)である。
【0061】 (3)−20dBmという方向性結合器40の同軸ケーブル出力ポートに存在
する隣接バンド搬送波あたり電力は、FCC規則及びTIA要件に従って、新規
能動アンテナ列30aから30eの出力で過剰なレベルのスプリアスエミッショ
ンを引き起こしてはならない。FCC及びTIA要件は、能動アンテナ列30a
から30eのすべての能動放射体装置5aまたは5bと関連付けられる複合電力
レベルとして表現される、すべてのスプリアスエミッションについて1MHzあ
たり−13dBm(実施済み)である。例えば、能動アンテナ列30aから30
eに4つの能動放射体装置5aまたは5bがある場合、(1MHzあたりの)隣
接するバンドでの総複合電力は、能動アンテナ列あたり−19dBmである。さ
らに、「注入される」信号が拡大された構成200aから2003内で生じてい
なくても、かなりの電力が、能動放射体装置5aまたは5b内のLPAの非線形
のために、隣接バンド周波数で生じることが依然として考えられる。
【0062】 (4)次に、分析は、仮定されたマージンの10dBという値を考慮して、F
CC及びTIA準拠するために必要とされるそれぞれの能動放射体装置5aまた
は5bへの入力辞の最大隣接バンド搬送波あたり電力を決定する。言い換えると
、分析は、同じ場所での配置によって引き起こされるスプリアスエミッションを
削減するための解決策を定義するために、隣接バンド信号のどのくらいの量の追
加抑制が必要とされるのかを計算する。この試験シナリオについて、分析は、能
動アンテナ列内に4つの能動放射体装置があり、それぞれの能動放射体装置利得
が(マルチキャリヤ能動放射体装置について適切な)40dBにおいてであると
仮定する。隣接バンド信号は、前述されたように、各能動放射体装置出力50で
−29dBであるので、能動放射体装置の入力55は−69dBmに等しい。次
に、信号は能動アンテナ列30aから30eの送信機セクションに移動するので
、送信機スプリッタ80(図7)は4つの能動放射体装置の伝送セグメントの間
で信号を分割する。送信機スプリッタ80内での損失はほぼ7dBとなり、4方
(4−way)スプリッタに対する入力時の総干渉電力は(−69+7=−62
)−62dBMに等しい。
【0063】 (6)ここで、分析は、送信機スプリッタへの入力時に提供されなければなら
ない、根本信号のレベルを決定する。能動アンテナ列30aから30eは、4つ
のCDMAキャリヤで2ワットの能動放射体装置5aまたは5bを使用する場合
、各搬送波が、送信機スプリッタへの入力時に+33+7−40=0dBmを示
すことができる。
【0064】 (7)遅延装置35が、13dB利得のあるWJ AH1及び+41dBm出
力IP3などのRF増幅器82が後に続く例えば16dB損失のある時間遅延要
素(例えば、SAWデバイス)から成り立つ場合、システムは、キャリヤあたり
+3dBmという根本遅延装置入力信号レベルを必要とする。遅延装置35での
隣接バンド電力の対応する最大許容レベルは、−59dBmとなる。このように
して、遅延装置35への入力時に、1つの所望される送信機キャリヤに関する隣
接バンド電力の相対的なレベルは−62dBcに等しい。
【0065】 (8)しかしながら、進化するW−CDMA要件と準拠するために、8dBか
ら−70dBc,最大隣接バンド信号レベルを削減することが望ましい。その結
果、このシナリオでは、最大隣接バンド信号レベルはこの仮定を採用するために
変化する。このようにして、遅延装置35に対する入力時の基本送信機入力電力
がキャリヤあたり+3dBmであるとき、新しい最大許容隣接バンド信号レベル
は−67dBm(−70+3=−67)となる。
【0066】 (9)分析の別の仮定は、BTS送信機PA85(図1から図5)出力電力が
、図7に示されるように、キャリヤあたり+40dBmであるという点である。
方向性結合器40の30dBという結合係数を考慮すると、7dBに固定された
減衰器90は、基本送信機信号の所望されるレベルを遅延装置35に対する入力
時に+3dBmとなるように設定するために動作する(図1から5及び図7)。
代わりに、減衰器90は、遅延装置35の構成部品として提供される。
【0067】 (10)追加の仮定は、拡大システムの塔上部部分での同軸ケーブル損失がわ
ずかであるという点である。7dB遅延入力減衰値により、これは、方向性結合
器40の結合されるポートでの最大許容隣接バンド信号が、−60dBmとなる
ことを意味する。方向性結合器40の同軸ケーブル出力ポートに存在する、仮定
される−20dBm隣接バンド信号により、これは、方向性結合器40の指向性
が、結合されるポートで出現する隣接バンド電力のレベルが40dB以下になる
ほどであることを必要とする。40dB値はきわめて達成可能であるが、40d
Bは最悪ケースのシナリオではないため、方向性結合器40の嗜好性は、例えば
、いくつかの同じ場所での配置シナリオについてはさらに厳しい25dBである
場合がある。したがって、さらに要求の厳しい応用例について大体アプローチを
選択することが必要である。図7に図示されるような解決策とは、関心のある用
途の要件を容易に満たすほど十分な分離のあるアイソレータ75を含むことであ
る。好ましくは、アイソレータ75は、反対方向からエネルギーを吸収しながら
一方の方向で移動するエネルギーを通すフェライトアイソレータである。この解
決策は、同じ場所での配列によって引き起こされるスプリアスエミッションが、
隣接するバンドではない近くのPCS送信機のためである場合にも有効である。
【0068】 (11)この分析から、多くの同じ場所での配置の応用例が必ずしもアイソレ
ータを必要としない一方、いくつかのそれ以外の応用例はFCC及びTIA要件
を満たすために二重ジャンクションアイソレータによって最もよくサービスを提
供されるが、単一ジャンクションアイソレータから恩恵を受ける応用例もあるこ
とが明らかである。各フェライトジャンクションは、典型的には、(「逆」方向
で)ほぼ20dBから25dBの抑制を隣接バンド信号に提供する。
【0069】 (12)好ましい実施形態に従って、発明は、関心のあるRF電力レベルで、
低内部混変調ひずみを所有するフェライトアイソレータを含む。
【0070】 (13)BTS送信機電力増幅器(PA)(及びTx−Rxアンテナ)に関連
付けられる送信機電力がキャリヤあたり2ワット以下であるマイクロセル応用例
について、前述された30dB値以下に結合値を削減することが必要である場合
がある。さらに低い結合値を利用するニーズは、同じ場所での配置環境と関連付
けられる課題のレベルに依存する。例えば、大きな同じ場所での配置の問題があ
る場合には、20dBという結合係数は、キャリヤあたり+23dBから+33
dBという送信機キャリヤあたり電力値について利用されてよく、適切なフェラ
イトアイソレータも使用するに注意する。代わりに、キャリヤあたり+23dB
mから+33dBmという電力値について、同じ場所での配置の問題がない場合
には、30dB結合器が、前述されたより高いRF利得を提供する遅延装置35
とともに利用される。
【0071】 (14)大体実施形態では、ノッチ応答付きのRF帯域フィルタが、隣接バン
ド信号及びその他のPCS信号の減衰を提供するために使用できるだろうが、フ
ェライトアイソレータは十中八九さらに低い費用を要し、Tx−Rxアンテナに
到達する送信電力を削減するためにさらに少ない関連損失を有する。能動アンテ
ナ列30aから30eの追加から生じる前述されたさらに高い増分EIRPが、
アイソレータ損失を補償する以上となるため、フェライトアイソレータ75のた
めの損失は問題であるはずがない。
【0072】 代わりに、いくつかの拡大応用例は、例えば光遅延装置などの光ファイバケー
ブルを備える遅延要素35を利用する。このような実施形態は、レーザダイオー
ドなどのE/Oインタフェース変換器が、光ファイバケーブルのセクションを駆
動し、その結果O/Eインタフェース変換器または光受信機を駆動することを考
える。このデバイスのカスケードの総RF利得の値は、典型的には0dBである
。しかしながら、前述された試験シナリオについて仮定されるキャリヤあたり+
3dBmという信号電力値は、過剰である場合がある。よりありそうな信号電力
値は、例えば、キャリヤあたり−20dBmの範囲である。すべての関連するF
CC要件及びTIA要件との準拠を保証するために、光遅延装置35及び能動放
射体装置5aまたは5bを含む拡大されたシステム(200aから200e)の
伝送チェインの動的範囲を検討することが重要である。
【0073】 一般的には、フェライトアイソレータを拡大されたシステム(200aから2
00e)に加えると、FCC及び/またはTIAスプリアスエミッション範囲が
超えられないことを保証するのに役立つ。
【0074】 将来、追加のPCS事業者が、ここに開示される実施形態によって自分達のア
ンテナを近くで同じ場所に配置する場合、フェライトアイソレータ(及び要すれ
ば適切なRFフィルタ)が拡大システムの設置時に含まれる。
【0075】 AMPSキャリヤ及び/またはiDEN900Mhzシステムが同じアンテナ
サイトに存在するセルラーバンド補強システムについて、(追加帯域フィルタ及
び帯域/ノッチフィルタの使用の可能性とともに)この解決策は、FCC要件及
びTIA要件との準拠を保証する一方で、改善されたシステム性能を提供しなけ
ればならない。
【0076】 さらに、図1から図5に関して特に前述された恩恵に加えて、追加の恩恵が、
図1から図5に開示される実施形態のいくつかまたはすべてによって達成される
。例えば、以下に一覧表示されるコスト/資産の引き換えに基づいて、(追加ま
たは置換どちらかの方法によって)能動放射体装置5aまたは5bを使用して能
動アンテナを設置するコストは、既存の基地局の中に1組の増幅器を単に設置す
ることに匹敵する。しかしながら、能動放射体装置5aまたは5bを使用して能
動アンテナ列を追加すると、以下のとおりである複数の追加の優位点を達成する
ことができる。
【0077】 コスト/資産トレードオフ: ・両方のアンテナにLNAを追加する 2×LNS 1警報ボックス ・能動アンテナ列を追加する 1×能動放射体装置 (ダイバシティアンテナ) 3本の細ケーブル 1本の太ケーブル 例えば、図1と図5の従来のダイバシティアンテナの新規能動アンテナ列によ
る置換は、能動アンテナ列5a、5bがメインアンテナと同じ利得及びEIRP
を達成するときにはセクタに複数の恩恵を与える。例えば、以下の恩恵が達成さ
れる。
【0078】
【表1】 さらに、図1から図5に図示されるような、能動アンテナ列30aから30e
の設置から生じる、PCS(及び/またはセルラー)基地局に対する伝送ダイバ
シティの組み込みは、順方向リンクマージン及び逆方向リンクダイバシティ機能
の追加の恩恵をセルラー基地局に生じさせる。
【0079】 発明は、一定の描かれている実施形態に関して説明されてきたが、個々に使用
されてきた言葉は、限定の言葉よりむしろ説明の言葉である。添付請求項の範囲
内で、そのより幅広い態様において発明の範囲及び精神から逸脱することなく、
変更が加えられてもよい。発明は、添付請求項の範囲内など、ここに特定の構造
、材料及び実施形態に関してここに説明されてきたが。
【図面の簡単な説明】
本発明は、さらに、類似する数字が図面の複数の図を通して類似する部分を表
す、非限定的な例示的な実施形態によって注記される図面を参照して後述の詳細
な説明で説明される。
【図1】 伝送ダイバシティを有さない基地局の既存の空間ダイバシティアンテナ機構が
、例えば、CDMA応用例で使用するための受信(Rx)空間ダイバシティアン
テナ要素と伝送(Tx)空間ダイバシティアンテナ要素を有する新規アンテナ機
構に変換される1つの例示的な拡大方法を示す図である。
【図2】 Rx偏波ダイバシティを有するが、伝送ダイバシティを有さない既存のアンテ
ナ機構が、例えばCDMA応用例で使用するための偏波ダイバシティ、空間ダイ
バシティ要素及びTxとRx時間ダイバシティ要素を有する新規アンテナ機構に
変換される、例示的な拡大方法を示す図である。
【図3】 Rx偏波ダイバシティ構成を有し、Txダイバシティを有さない既存のアンテ
ナ機構が、CDMA応用例で使用するための、TxとRx空間ダイバシティ、T
xとRx時間ダイバシティ、及びRx偏波ダイバシティを有する新規アンテナ機
構に変換される、例示的な拡大方法を示す図である。
【図4】 伝送ダイバシティのないTxとRxの両方のためのその要素の半組を使用する
、Rx偏波ダイバシティ構成を有する既存のアンテナ機構が、2つの分離された
アンテナ列で、TxとRx空間ダイバシティ、TxとRx時間ダイバシティ、及
びRx偏波を有する新規アンテナ機構に変換される、例示的な拡大方法を示す図
である。
【図5】 Rx空間ダイバシティ構成を有する既存のアンテナ機構が、TxとRx空間ダ
イバシティ、TxとRx時間ダイバシティ及びRx偏波ダイバシティを有する新
規アンテナ機構に変換される、例示的な拡大方法を示す図である。
【図6】 図4と図5の実施形態に組み込まれる能動放射体装置の例示的な実施形態を示
す図である。
【図7】 本発明による伝送チェインの実施形態のブロック図である。
【符号の説明】
10a メインアンテナ列 12a 二次アンテナ列 30a 新規アンテナ列 100a 既存の基地局アンテナ機構 200a 拡大されたアンテナ列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の基地局を拡大するための方法であって、前記既存の基
    地局がメインアンテナ列及びダイバシティアンテナ列を含み、 前記ダイバシティアンテナ列を、受信要素と伝送要素の両方を備える新規ダイバ
    シティアンテナ列で置換すること、 を具備する方法。
  2. 【請求項2】 前記メインアンテナ及び前記新規ダイバシティが、1つの共
    通したアレイを形成するために同じ場所に配置される、請求項1に記載の既存の
    基地局を拡大するための方法。
  3. 【請求項3】 前記新規ダイバシティアンテナ列の前記受信要素及び伝送要
    素が能動であり、建物の上部に位置する各アンテナ要素が増幅器及び帯域フィル
    タと関連付けられている請求項1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  4. 【請求項4】 新規ダイバシティアンテナの前記伝送要素に関連付けられる
    前記増幅器が低雑音増幅器であり、 新規ダイバシティアンテナの前記受信要素に関連付けられる前記増幅器が、線
    形化電力増幅器である、請求項3に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  5. 【請求項5】 前記メインアンテナが、受信機アンテナ列を備える、請求項
    1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  6. 【請求項6】 前記メインアンテナが、送信機アンテナ列を備える、請求項
    1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  7. 【請求項7】 前記メインアンテナが、受信機アンテナ列と送信機アンテナ
    列の両方を備える、請求項1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  8. 【請求項8】 前記ダイバシティアンテナが受動アンテナを備える、請求項
    1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  9. 【請求項9】 前記ダイバシティアンテナが受信機アンテナ列を備える、請
    求項1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  10. 【請求項10】 前記ダイバシティアンテナが、受信機アンテナ列だけを備
    える、請求項8に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  11. 【請求項11】 前記ダイバシティアンテナ列を新規ダイバシティアンテナ
    列で置換することが、空間ダイバシティを前記基地局に追加する、請求項1に記
    載の既存の基地局を拡大するための方法。
  12. 【請求項12】 前記ダイバシティアンテナ列を新規ダイバシティアンテナ
    列で置換することが、前記基地局の順方向リンクに複数のダイバシティ方式を追
    加する、請求項1に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のダイバシティ方式が、空間ダイバシティ及び偏
    波ダイバシティを含む、請求項12に記載の既存の基地局を拡大するための方法
  14. 【請求項14】 前記空間ダイバシティが、前記メインアンテナ列と前記新
    規ダイバシティアンテナ列間の間隔によって生成され、 前記偏波ダイバシティが、前記新規ダイバシティアンテナ列の前記一組の受信
    アンテナ要素の構成要素間で生じる、 請求項13に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  15. 【請求項15】 時間遅延されたサンプルを前記新規ダイバシティアンテナ
    列に送るために前記新規ダイバシティアンテナ列の送信機セクションに時間遅延
    を追加することをさらに備え、前記時間遅延されたサンプルが、前記メインアン
    テナ列によって伝送される信号である、請求項1に記載の既存の基地局を拡大す
    るための方法。
  16. 【請求項16】 既存の基地局を拡大するための方法であって、前記基地局
    がメインアンテナ列及びダイバシティアンテナ列を有するアンテナ列機構を含み
    、前記アンテナ列機構の少なくとも一部が受動アンテナアレイを含み、 受動アンテナアレイを、建物の上部に位置する受信要素及び伝送要素の両方を
    備える、能動アンテナ列で置換すること、 を備える前記方法。
  17. 【請求項17】 能動アンテナ列の前記各受信要素及び伝送要素が増幅器及
    び帯域フィルタと関連付けられる、請求項16に記載の既存の基地局を拡大する
    ための方法。
  18. 【請求項18】 能動アンテナ列の前記伝送要素に関連付けられる前記増幅
    器が、低雑音増幅器であり 前記能動アンテナ列の前記受信要素に関連付けられる前記増幅器が、線形化電
    力増幅器である、 請求項17に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  19. 【請求項19】 前記メインアンテナが、前記受動アンテナを備える、請求
    項16に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  20. 【請求項20】 前記ダイバシティアンテナ列が、前記受動アンテナアレイ
    を備える、請求項16に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  21. 【請求項21】 前記メインアンテナ列と前記ダイバシティアンテナ列の両
    方とも、前記受動アンテナアレイを備える、請求項16に記載の既存の基地局を
    拡大するための方法。
  22. 【請求項22】 前記ダイバシティアンテナが、受信機アンテナ列を備える
    、請求項16に記載の既存の基地局を拡大するための方法。
  23. 【請求項23】 既存の基地局を拡大するための方法であって、前記既存の
    基地局が、伝送アンテナ要素と受信アンテナ要素の両方を備えるメインアンテナ
    列、及び受動アンテナ要素を備えるダイバシティアンテナ列を含み、 前記ダイバシティアンテナ列を、1つの共通したアレイを形成するために建物
    の上部で同じ位置に配置される受信要素と伝送要素の両方を備える新規ダイバシ
    ティアンテナ列で置換することと、 方向性結合器を前記メインアンテナ列に、及び前記新規ダイバシティアンテナ
    列に結合することと、 前記基地局から発せられるスプリアスエミッションを制御する目的で、前記メ
    インアンテナ列にアイソレータを接続し、前記メインアンテナ列から発せられる
    伝送信号をサンプリングすることと、 を備える前記方法。
  24. 【請求項24】 前記メインアンテナ及び前記新規ダイバシティアンテナが
    同じ位置に配置される、請求項23に記載の既存の基地局拡大を拡大するための
    方法。
  25. 【請求項25】 時間遅延されたサンプルを前記新規ダイバシティアンテナ
    列に送り込むために前記新規ダイバシティアンテナ列の伝送ポートに遅延装置を
    接続し、前記時間遅延されたサンプルが、前記メインアンテナによって伝送され
    る信号であること、 をさらに含む、請求項23に記載の既存の基地局拡大を拡大するための方法。
  26. 【請求項26】 前記アイソレータがフェライトアイソレータである、請求
    項23に記載の既存の基地局を拡大する方法。
  27. 【請求項27】 前記フェライトアイソレータが、低い内部混変調ひずみを
    所有する、請求項26に記載の既存の基地局を拡大する方法。
  28. 【請求項28】 前記方向性結合器を前記建物の上部に配置することと、 をさらに含む請求項23に記載の既存の基地局拡大方法。
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