JP2003510284A - アテローム性動脈硬化症の処置のための併用療法 - Google Patents

アテローム性動脈硬化症の処置のための併用療法

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JP2003510284A JP2001526186A JP2001526186A JP2003510284A JP 2003510284 A JP2003510284 A JP 2003510284A JP 2001526186 A JP2001526186 A JP 2001526186A JP 2001526186 A JP2001526186 A JP 2001526186A JP 2003510284 A JP2003510284 A JP 2003510284A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、哺乳動物患者の血清における上昇した脂質レベルの処置のため、ならびにそれらの関連したかまたはそれらから生じるアテローム性動脈硬化症および心臓血管障害の処置のための組成物および手順に関連する。哺乳動物患者におけるアテローム性動脈硬化症プラーク沈着の進行を遅くするかまたは止めさせ、そして/または後退をもたらすための併用療法が提供され、この併用処置は、スタチンのようなコレステロール低下薬の患者への投与、ならびに酸化的環境、熱ストレスおよびUV光から選択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビボで処理された患者自身の血液のアリコートの患者への投与を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、哺乳動物患者の血清における上昇した脂質レベルの処置のため、な
らびにそれらと関連した、またはそれらから生じるアテローム性動脈硬化症およ
び心臓血管障害の処置のための組成物および手順に関連する。
【0002】 (発明の背景) 高コレステロール血症および血清トリグリセリドレベルの上昇のような高脂血
症は、アテローム性動脈硬化症の原因における最も強力な危険因子の1つであり
、アテローム性動脈硬化症は、血管の壁における脂肪性プラーク沈着の増加であ
る。例えば、高レベルの低密度リポタンパク質(LDL)、中間密度リポタンパ
ク質(IDL)または超低密度リポタンパク質(VLDL)に結合した血清コレ
ステロールは、ヒトにおけるアテローム性動脈硬化症の発生と強力に相関するこ
とが公知である。特に、LDLコレステロール、IDLコレステロールおよびV
LDLコレステロールの形態のコレステロールの循環レベルが高くなればなるほ
ど、そしてトリグリセリドのような他の脂質の循環レベルが高くなればなるほど
、コレステロールおよび脂質が血管壁内に沈積し、そしてアテローム性動脈硬化
症を引き起こすかまたはアテローム性動脈硬化症に寄与することがますます増加
するようであることが公知である。
【0003】 例えば、高コレステロール血症において、血液コレステロールレベルの増加は
、LDLコレステロール、IDLコレステロールおよびVLDLコレステロール
の濃度の上昇に主に関連する。しかし、高コレステロール血症の特定の原因は、
複雑であり、種々である。少なくとも一種類の高コレステロール血症(家族性高
コレステロール血症として公知)は、血液から主に肝臓にコレステロールを移動
させるLDLレセプターに対する遺伝子における変異によって引き起こされる。
ずっとさらに一般的に、高コレステロール血症は、遺伝的因子ならびに血液コレ
ステロールレベルの上昇を生じる、飽和脂肪酸およびコレステロールの高度な食
事取り込みと関連している。高い血清トリグリセリドレベルもまた、脂肪酸の高
度な食事取り込みと関連している。
【0004】 高脂血症(高コレステロール血症を含む)の減少は、アテローム性動脈硬化症
の始まりを遅らせ、そしてアテローム性動脈硬化症の進行を減少させ、従って冠
状動脈心臓疾患の危険を減少させる。アテローム性動脈硬化症(大部分の心臓血
管障害の主な原因である)は、血管壁、多くの異なる血液要素および免疫系に関
係する複雑なプロセスである。最近の証拠は、Th1型の免疫関連炎症が、この
疾患の開始、進行および発現(manifestation)における主要な因
子であることを示す。Th1型免疫応答の下方制御は、アテローム性動脈硬化症
の進展を妨げ、そして/またはアテローム性動脈硬化症の後退を引き起こすこと
が実験的に示されている。
【0005】 高脂血症(高コレステロール血症を含む)のいくつかの形態は、予防的管理と
いう現在の技術を用いて潜在的に部分的に可逆である。コレステロール低下薬の
使用は、血清コレステロールの減少を生じ得、そして他の薬物は、血清トリグリ
セリドレベルを低下させ得る。食事療法は、通常、全ての高脂血症を有する患者
に勧められるが、効果は、しばしば危険を最適に減少させるには十分ではない。
【0006】 (先行技術の簡単な参照) 幅広い種々のコレステロール低下薬は、処方箋薬物市場において入手可能であ
り、そして幅広く処方されている。これらには、いわゆる「スタチン」薬物(ロ
バスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタ
チンおよびセリバスタチン)が挙げられ、これらは、それらの作用の機構が、肝
臓酵素3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル−補酵素Aレダクターゼの選択な
競合的阻害によっていると理解されるので、一般的にHMG−CoAレダクター
ゼインヒビターとして知られる。いくつかの場合(例えば、シンバスタチン)に
おいて、活性な分子は、患者による薬物の摂取後に、身体内に形成される代謝産
物である。他の場合において、投与される薬物(通常、薬学的に受容可能な塩)
は、それ自身活性な分子である。他の分類のコレステロール低下薬には、胆汁酸
金属イオン封鎖剤(コレスチラミン樹脂、コレスチポール塩酸塩);フィブラー
ト(ベンザフィブラート(benzafibrate)、クロフィブラート、フ
ェノフィブラート(fenofibrate)およびゲムフィブロジル)、ナイ
アシン誘導体(ナイアシンおよびキサンチノールナイアシナート);ならびに他
の種々の化合物(例えば、デキストロチロキシン)が挙げられる。これらのうち
の全て、特にスタチン薬物は、アテローム性動脈硬化症の進展のもとにある原因
の1つを攻撃するために、哺乳動物患者の血清コレステロールレベルの減少の成
功が証明されている。
【0007】 アテローム性動脈硬化症(血管壁内の脂肪プラーク沈着の蓄積)は、通常、比
較的長い期間にわたって患者において進展する。現在まで、食事調節およびコレ
ステロール低下薬の投与のような処置は、アテローム性動脈硬化症の進展を遅く
するか、または止めさえしたが、アテローム性動脈硬化症の後退(すなわち、ア
テローム性動脈硬化症脂肪プラーク沈着の減少)を引き起こすことについて、限
られた成功のみが報告されている。哺乳動物患者において血清脂質レベル(特に
、コレステロールレベル)を減少するだけでなく、アテローム性動脈硬化症プラ
ーク沈着の進展の阻害および後退ももたらす手順および組成物の必要は、明らか
に明白である。
【0008】 米国特許第4,681,893号は、アトロバスタチンの調製および使用を記
載し、そして米国特許第5,273,995号のRothは、アトロバスチンカ
ルシウム(Lipitor(登録商標)で市販)(先導的なコレステロール低下
薬の1つ)の調製および使用を記載する。同様に、米国特許4,231,938
号のMonaghanらは、ロバスタチン、その調製および使用を記載し;米国
特許第4,444,784号のHoffmannらは、シンバスタチン、その調
製および使用を記載し;米国特許第4,346,227号のTereharaら
は、プラバスタチン、その調製および使用を記載し;そして米国特許第4,73
9,073号のKathawalaは、フルバスタチン、その調製および使用を
記載する。
【0009】 高脂血症は、アテローム性動脈硬化症プラークの進展に対して中心的であり、
その増大は、動脈血流を損なう。上で記されるように、全ての種々のスタチン薬
物は、肝臓ヒドロキシメチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ(コレステロール
を含むステロイドの前駆体メバロネートへのHMG−CoAの変換を触媒する酵
素)を阻害することによって、血漿コレステロールを効果的に下げるように作用
する。コレステロールが細胞膜の必須成分であり、そして細胞増殖に必要とされ
るので、血清コレステロールの過剰な低下は望ましくない。従って、安全に投与
され得るスタチン薬物の量は、副作用の効果の進展の恐れのために制限される。
スタチン投与の報告される副作用は、肝臓酵素レベルの上昇であり、肝毒性を導
く。さらに、スタチン薬物と他の物質との特定の配合禁忌が存在し、これは、そ
れらの使用およびそれらの所望の投薬量を制限する。例えば、エリスロマイシン
、シクロスポリン、ナイアシン、およびフィブラートの同時治療は、スタチンを
受容する患者の有意な割合における筋障害の危険を増加することが報告されてい
る。いずれのスタチンも、少なくともそれらの現在の有効な投薬レベルで、妊娠
の間、適切に使用され得ない。
【0010】 さらに、それぞれのスタチン薬物間には有意な違いがある。ロバスタチン、プ
ラバスタチンおよびシンバスタチンは、プロドラッグであり、身体において活性
なヒドロキシ酸形態への変更を必要とするが、一方アトルバスタチンおよびセリ
バスタチンは、プロドラッグではないが、直接活性である。他のものに対して、
投与のためのスタチン薬物の1つの選択を指し示す異なる環境および異なる患者
の条件がある。
【0011】 米国特許第5,980,954号のBoltonは、アテローム性動脈硬化症
(血管構造の自己免疫疾患)を含む種々の自己免疫疾患の軽減のために、オゾン
/酸素ガス混合物、UV照射、および高温への同時供与によって、患者の血液の
アリコートを体外で処理し、そして患者に処理されたアリコートを再注入するプ
ロセスを記載する。Boltonおよび協力者の他の特許および特許出願は、種
々の他の医学的障害を軽減しそしてあらかじめ調整するための類似の処置の適用
を記載する。
【0012】 スタチン処置の利益が高められ、そして/またはこの目的のためのスタチン処
置と関連した不利益を減少させるアテローム性動脈硬化症に対する処置を提供す
ることが、本発明の目的である。
【0013】 (発明の要旨) 本発明のある局面は、哺乳動物患者においてアテローム性動脈硬化症プラーク
沈着の進行を遅くするかまたは止めるため、そして/あるいはアテローム性動脈
硬化症プラーク沈着の後退をもたらす併用処置の提供であり、この併用処置は、
コレステロール低下薬の患者への投与、ならびに酸化的環境、熱ストレスおよび
UV光から選択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビボで処理された
患者自身の血液のアリコートの患者への投与を包含する。
【0014】 本発明の別の局面は、哺乳動物患者における血清脂質レベルを減少させるため
、そして/またはアテローム性動脈硬化症の進展と闘うために、酸化的環境、熱
ストレスおよびUV光から選択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビ
ボで処理された患者自身の血液のアリコート、ならびにコレステロール低下薬の
使用を包含する。
【0015】 さらなる局面は、コレステロール低下薬の投与によって引き起こされる哺乳動
物患者における血清脂質レベルの減少を増加するためのプロセスであり、これは
、酸化的環境、熱ストレスおよびUV光から選択される1つ以上のストレッサー
を用いてエキソビボで処理された患者自身の血液のアリコートを患者に投与する
工程、ならびにコレステロール低下を患者に投与する工程を包含する。
【0016】 (好ましい実施形態の説明) 本発明における使用のために好ましいコレステロール低下薬は、上で挙げられ
たスタチン薬物、すなわちロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フ
ルバスタチン、アトルバスタチンおよびセリバスタチンがある。しかし、上に記
載されるような他のコレステロール低下薬もまた使用され得る。本発明において
有効であるために、これらは、薬物が単独で投与される場合に以前に薦められ、
そして使用される投薬量で、かつ同じ投与経路によって投与され得る。このよう
な投薬量および方法は、当業者に周知であり、そしてCanadian Pha
rmaceutical Associationによって発行された「Com
pendium of Pharmaceutical Speciaties
」の現在の版のような種々の薬局方(pharmacoepias)および薬物
大要(drug compendium)に公開される。これらは、以下に記載
されるように、患者が改変された血液アリコートの投与を受けている同じ時間に
わたって投与され得る。コレステロール低下薬の投与は、改変された血液アリコ
ートを用いた患者の処置の開始に先立ち得、そして必要な場合、その後に続け得
る。改変された血液処理は、スタチン薬物の投与の開始の先立ち得、そしてその
開始の前に終わり得る。改変された血液処理は、コレステロール薬物投与期間と
交互にし得るか、重なり得るか、またはまったく同時であり得る。併用の2つの
処理の相乗効果は、いくつかの状況において得られ得る。
【0017】 本発明において併用療法の一部として使用される血液のアリコートは、血液を
改変するために見出された1つ以上のストレッサーに供することによって体外で
処置された患者自身の血液のアリコートである。血液アリコートは、血液、また
は血液の分離された細胞もしくは非細胞画分、あるいは血液の分離された細胞お
よび/または非細胞画分の混合物を、熱ストレス、紫外光および酸化的環境(例
えば、オゾン/酸素混合物を用いた処理)またはこのようなストレッサーの任意
の組み合わせから選択されるストレッサーに、同時に、または連続して供するこ
とによって改変され得る。
【0018】 本発明に従う処置の効果は、血清中の脂質レベルおよび血管壁内の脂質の沈積
の実質的な減少、プラーク沈積の進行の遅延であり、いくつかの場合において、
存在するプラークを後退させることである。この観測される血管保護は、本発明
の方法によって処置される被験体における減少した血清脂質レベルに少なくとも
一部起因すると考えられる。しかし、血管壁内の脂質の沈積の減少はまた、血清
脂質における減少がない場合にも生じ得る。本発明の併用療法の成分間の相乗的
な相互作用は、血清脂質の低下の速度または程度、そして/あるいはアテローム
性動脈硬化症プラーク沈積の速度または程度、そして/あるいはアテローム性動
脈硬化症プラーク後退の速度または程度、そして/あるいはプラーク安定化にお
ける改善の速度または程度において観測され得る。併用療法の抗炎症性作用(特
に、併用の処置された血液成分から誘導される)(血液に存在するT細胞のTh
−1成分(IL−2、IFN−γおよびTNF−αのような炎症性サイトカイン
の分泌の原因である)の活性を下方制御する効果ならびに/あるいはIL−10
またはIL−4のような抗炎症性サイトカインの分泌の原因であるT細胞のTh
−2成分の上方制御の効果を有することが考えられる)は、アテローム性動脈硬
化症プラークを減少する際の併用療法の成功のもとにある機構の少なくとも一部
であると推論される。
【0019】 本発明の併用療法は、アテローム性動脈硬化症の症状を処置するためのみでは
なく、アテローム性動脈硬化症の進展の危険にある患者に対する予防法として、
そして心臓血管疾患と闘う際に予防法として投与され得る。
【0020】 ストレッサーの効果は、アリコートに含まれる血液、ならびに/あるいはその
細胞または非細胞画分を改変することである。次いで、改変されたアリコートは
、任意の適切な方法(好ましくは、動脈内注射、筋肉内注射、静脈内注射、皮下
注射および腹腔内注射から選択される)によって被験体の身体に再導入される。
【0021】 とりわけ、末梢血管疾患の処置におけるこのような改変された自家血液アリコ
ートの調製および使用は、米国特許第5,591,457号Boltonに以前
に開示されている。この特許の開示は、その全体において本明細書中において参
考として援用される。
【0022】 血液のアリコートが本発明の方法に従ってエキソビボで供されるストレッサー
は、温度ストレス(体温より上または下の血液温度)、酸化的環境および紫外光
から選択され、個々にまたは任意の組み合わせで、同時にまたは連続して、から
選択される。適切には、ヒト被験体において、アリコートは、被験体の身体に再
導入され、そして身体にコレステロール低下薬の存在がある場合、血清の脂質レ
ベルの減少ならびに/あるいはアテローム性動脈硬化症プラーク形成の進行の遅
延または後退が被験体において達成されるのに十分な容量を有する。好ましくは
、アリコートの容量は、約400mlまで、好ましくは約0.1〜約100ml
、より好ましくは約5〜約15ml、なおより好ましくは約8〜約12ml、最
も好ましくは約10mlである。
【0023】 本発明に従って、血液に対する適切な改変を確実にするために、処置下におい
てアリコートに同時に前述のストレッサーの3つすべてを適用することが好まし
い。本発明のいくつかの実施形態において、上記ストレッサーの任意の2つを適
用すること(例えば、温度ストレッサーおよび酸化的ストレス、温度ストレスお
よび紫外光、または紫外光および酸化的ストレスを適用すること)がまた好まし
くあり得る。適切なレベルのストレッサーを使用してそれによって、アテローム
性動脈硬化症状態に対する効果を達成するために血液を効果的に改変するには注
意しなければならない。
【0024】 温度ストレッサーは、正常な体温より上の温度に処置されるアリコートを温め
るか、または正常な体温より下にアリコートを冷却する。温度は、温度ストレッ
サーがアリコートに含まれる血液の過剰な溶血を引き起こさず、そして処理され
たアリコートが被験体に注射される場合、脂質減少ならびに/あるいはアテロー
ム性動脈硬化症プラークの形成の進行の遅延または後退が達成されるように、選
択される。好ましくは、温度ストレッサーは、アリコートの全てまたは一部の温
度が約55℃まで、そしてより好ましくは約−5℃〜約55℃の範囲であるよう
に適用される。
【0025】 本発明のいくつかの好ましい実施形態において、アリコートの温度は、アリコ
ートの平均温度が、約55℃の温度を超えず、より好ましくは、約40℃〜約5
0℃、なおより好ましくは約40℃〜約44℃、そして最も好ましくは約42.
5±1℃であるように、正常な体温より上げられる。
【0026】 他の好ましい実施形態において、アリコートは、アリコートの平均温度が、約
−5℃〜約36.5℃の範囲、なおより好ましくは約10℃〜約30℃、そして
なおより好ましくは約15℃〜約25℃であるように、正常な体温より冷却され
る。
【0027】 酸化的環境ストレッサーは、固体、液体またはガス状酸化剤のアリコートへの
適用であり得る。好ましくは、アリコートを医療用グレードの酸素およびオゾン
ガスの混合物に暴露すること(最も好ましくは、上記温度範囲で、オゾンを少な
い成分として含む医療用グレードの酸素ガス流(stream)を、アリコート
を通じてバブリングすることによる)が包含される。ガス流のオゾン含有量およ
びガス流の流速は、好ましくは、血液アリコートに導入されるオゾンの量が、そ
れ自身または他のストレッサーとの組み合わせのいずれにおいても、治療を無効
にするように細胞障害の過剰なレベルに上昇しないように、選択される。適切に
は、ガス流は、約300μg/mlまで、好ましくは約100μg/mlまで、
より好ましくは約30μg/mlまで、なおより好ましくは約20μg/mlま
で、特に好ましくは約5μg/ml〜約20μg/ml、そして最も好ましくは
約14.5±1.0μg/mlのオゾン含有量を有する。ガス流は、約2.0リ
ットル/分まで、好ましくは約0.5リットル/分まで、より好ましくは約0.
4リットル/分まで、なおより好ましくは0.33リットル/分まで、そして最
も好ましくは約0.24±0.024リットル/分の速度でアリコートに適切に
供給される。ガス流の流速の下限は、好ましくは、0.01リットル/分より低
くなく、より好ましくは0.1リットル/分より低くなく、なおより好ましくは
0.2リットル/分より低くない。
【0028】 紫外光ストレッサーは、アリコートが上記温度で維持され、そして酸素/オゾ
ンガス混合物がアリコートを通じてバブリングされながら、UV光の供給源から
の処理下でアリコートを照射することによって適切に適用される。好ましいUV
供給源は、UV−Cバンド波長(すなわち、約280nmより短い波長)を発す
るUVランプである。標準UV−A(約315〜約400nmの波長)およびU
V−B(約280〜約315nmの波長)に対応する波長の供給源もまた、単独
で、または互いおよびUV−C供給源との組み合わせのいずれかで使用され得る
。例えば、上記温度および酸化的環境ストレッサーと同時に適用されるこのよう
なUV光の適切な線量は、アリコートを保有するサンプル容器の周りに配置され
るランプから得られ得、血液の表面において全UV光エネルギーを送達する強度
が、約0.025〜約10ジュール/cm2、好ましくは、約0.1〜約3.0
ジュール/cm2で操作され、有利に使用され得る。好ましくは、4つのこのよ
うなランプが使用される。
【0029】 アリコートがストレッサーに供される時間は、通常、約60分までの時間の範
囲内である。この時間は、UV光の選択された強度、温度、酸化剤の濃度、およ
び酸化剤がアリコートに供給される速度に、ある程度依存する。一旦他のストレ
ッサーレベルが設定されると、最適な時間を確立するための幾度かの試行が操作
者側に必要であり得る。ほとんどのストレッサー条件下では、好ましい時間は、
約2〜約5分のおおよその範囲内であり、より好ましくは、約3分である。開始
血液温度、および予め決定された温度まで血液を加熱または冷却し得る速度は、
被験体によって変化する傾向にある。このような処置は、被験体への注射のため
に準備される改変された血液アリコートを提供する。
【0030】 本発明のプロセスにおける使用のために、血液アリコートは、Mueller
に対する米国特許第4,968,483号に記載される型の装置を使用して、ス
トレッサーと共に処理され得る。アリコートは、適切な、無菌の、UV光を透過
可能な容器(この容器は機械内にフィットする)内に置かれる。UVランプは、
UVランプの出力を安定させるために、酸化ストレスを提供するガスの流れが、
アリコートに適用される前に、決められた期間の間、点けられる。UVランプは
、典型的に、アリコートの温度が予め決定された値(例えば、42.5±1℃)
に調節される間、点灯する。次いで、既知の組成および制御された流速の酸素/
オゾンガス混合物は、上記のように約60分まで、好ましくは2〜5分、そして
最も好ましくは約3分の間の予め決定された持続時間アリコートに適用され、そ
の結果、アリコートは3つのストレッサー全てを同時に経験する。このように、
血液は、本発明に従って適切に改変され、所望の効果を達成する。
【0031】 患者は、好ましくは、血液アリコート除去の処置、上記のような血液アリコー
トの処理、および患者への処理された血液の再投与の過程をコレステロール低下
薬が、この処置過程の間、別の投薬として投与されながら、受ける。このような
過程は、4〜6日間毎日処置され得、引き続いて、合間が置かれ、次いで、4〜
6日間の第2の毎日の処置の過程が続き得る。併用治療の処理された血液部分の
ための好ましい投薬レジメンは、上記のように、体外でストレッサーを用いて処
理された自己の血液の2〜4アリコートの投与であり、任意の組の連続的なアリ
コートの投与は、連続した日にか、または1〜21日の休息期間(この間には、
アリコートは全く患者に投与されない)によって隔てられるか、のいずれかであ
り、1つの選択された組の連続的なアリコートを隔てる休息期間は、約3〜15
日である。より特定された、好ましい投薬レジメンは、全部で3つの処置および
アリコートであり、これは、第1および第2のアリコートが連続した日に投与さ
れ、そして第2のアリコートと第3のアリコートとの間に11日の休息期間が提
供されることによる。本発明の併用治療は、種々の前述の全ての原因で引き起こ
される高コレステロール症の処置の際、有用であり得る。
【0032】 スタチン薬物投与は、処理された血液投与過程の間の通常の投薬より低くあり
得るか、またはより速いプラーク後退速度を得るために、同レベルの投薬であり
得る。患者は、本発明の併用治療を採用する前のある期間、スタチン薬物を飲ん
でおり得、そして併用治療の終了後に、同じかまたは減らした投薬レベルで、ス
タチン薬物を続け得る。併用治療は、以前の併用治療の効果が徐々になくなるか
、またはスタチン薬物のみの連続投与が不十分な効果を示す場合に、血液アリコ
ートの除去、処理、および再投与というさらなる過程と共に、例えば、3〜12
ヶ月の間隔で繰り返され得る。
【0033】 本発明の併用治療は、前述された脂質画分の通過および沈着に対してより抵抗
性にするように、内皮に影響を及ぼすと考えられる。
【0034】 本発明の併用治療における、ヒト患者に対するスタチン薬物の適切な毎日の投
薬量は、記述されるように、一般的に、以前、スタチン薬物が単独で投与される
場合に使用された投薬量と同じである。これらは、アトルバスタチン、シンバス
タチン、ロバスタチン、フルバスタチンおよびプラバスタチンに関しては、正常
な体重の成人に対しては、毎日約5mg〜約200mg、好ましくは約10〜8
0mgである。セリバスタチン(全体的合成化合物)に関しては、最も適切な毎
日の投薬量は、よりずっと少なく、すなわち、約0.1mg〜0.8mgである
。本発明の併用治療において、そしてその後には、これらの投薬量は、減らされ
得る。1日に1回の、スタチン薬物の経口投与は、最も適切である。
【0035】 本発明の利益および利点は、以下の特定的な、非制限的な実施例に従って実施
することによって、示され得る。
【0036】 (実施例1−動物研究) 成体で雄性のニュージーランド白ウサギを試験動物として選択する。なぜなら
、この種におけるスタチン治療の効果は、ヒトにおいて得られるべき効果を合理
的に予測することが知られているからである。
【0037】 ランダムな選択基準に基づいて、等しい数(n=5〜10)の動物の4つのグ
ループを形成する。全てに、高コレステロールな食餌、つまり、0.5重量%の
純粋なコレステロールを補充した通常の飼料を与える。この給餌を、動物の血清
コレステロールにおける顕著な増加が見られるまで続けて、その後、以下に記載
される処置を開始する。
【0038】 1つのグループの動物(グループ1)には、何の処置も与えないが、コントロ
ールとして飼い、そしてモニターする。第2のグループ(グループ2)に、試験
期間中ずっと、毎日の用量のシンバシン(1kgの体重当たり2.5mg)を投
与する。第3のグループ(グループ3)に、ストレスをかけた血液投与の過程を
与える。各投与は、静脈穿刺によって動物から以前に抽出され、そして14.5
±1.0μgオゾン/mlを含む酸素/オゾン混合物(ガス混合物の残りが医学
的グレードの酸素から構成される)をバブリングすることによって、無菌化され
たUV透過容器内に、クエン酸ナトリウム抗凝固剤と一緒に保持されつつ、体外
で酸化ストレスをかけた血液のアリコート10mlのうち1.5ml分を同じ動
物に筋肉内注射することを含む。ガス混合物を、アリコートを42.5±1.0
℃の一定の温度に保ちつつ、アリコート中で、240±24ml/分の速度で3
分の間バブリングし、一方、UV−Cバンドで、そして253.7nmの波長を
含むUV照射をサンプルに当てる。米国特許第4,968,483号Muell
erに記載されるような装置はストレスをうけた血液アリコートを調製するため
に使用される。
【0039】 第4の動物グループ(グループ4)は、グループ3の場合のようなストレスを
かけた血液の処置過程を受けるが、さらに、グループ2の動物の場合のように、
処置過程の期間全体にわたって、毎日のシンバスタチン投薬を受ける。
【0040】 処置過程は3つの処置(すなわち、1日目の1つ目の注射、2日目の別の注射
、そして14日目の第3の注射)を含む。
【0041】 処置の終わりに続く合間に、血清脂肪レベルを測定する。このレベルは、グル
ープ4の動物において、他のグループのいずれの動物のおけるより、有意に低い
【0042】 治療に続いて6週間後に、動物を屠殺し、そしてプラークレベルおよび内皮の
機能を評価する。グループ4の動物は、他のグループと比較して、有意に低下し
たプラークレベルおよび有意に増強された内皮の機能を有する。
【0043】 グループ4の動物において見い出される改善は、他のグループの改善を超えて
、有意に改善されたアテローム性動脈硬化症の処置を示し、そして2つの治療の
相加的な効果として単に説明し得るのみでない。
【0044】 (実施例2−臨床試験) 本発明の併用プロセスの効力および安全性は、広範囲にわたるアテローム性動
脈硬化症を有する患者の内皮機能を改善する点に関して、示され得る。この目的
のために、並列なグループの、二重盲検の、プラシーボ管理された研究を、統計
的に有意な数(例えば、30)の患者(これらの患者は、冠状動脈疾患と末梢血
管疾患の両方の臨床的証拠を有する)において実施した。最初の評価変数は、全
上腕動脈閉塞の期間後の上腕動脈の拡張の程度である。この研究において、何人
かの患者は、以下に記載されるように、ストレスをかけた血液処置を受ける。他
の患者に、スタチン薬物の投与と組み合わせてストレスをかけた血液処置を行う
。さらに他の患者に、スタチン薬物投与のみを行う。
【0045】 アテローム性動脈硬化症の証明の1つは、全身的な内皮の機能不全、関連する
分布動脈および無関連の分布動脈の両方の動脈において、および抵抗性のレベル
で微小循環における細動脈において示され得る異常、の存在である。内皮の機能
不全は、アテローム性動脈硬化症プロセスにおける初期の事象であり、そしてア
テローム性動脈硬化症の組織学的証拠が現れる前でさえ、アテローム性動脈硬化
症のほとんどの危険因子(高脂血症、糖尿病、高血圧、および喫煙を含む)の存
在下において示され得る。従って、アテローム性動脈硬化症を有する患者におい
て、例えば、脂質低下剤および抗酸化剤の使用によって、有意に改善された内皮
機能を示す研究は、アテローム性動脈硬化症の改善の間接的な証拠として説明さ
れた。
【0046】 全身の内皮機能を評価する、最も信頼できる非侵襲性の方法は、全四肢の虚血
期間の後に、2−D超音波によって測定されるような、上腕動脈の拡張の程度の
測定による。上腕動脈の拡張における変化は、冠状動脈の内皮機能の代わりとし
て受け取られ、かつ、全身の内皮機能を代表する。簡単に言うと、反応性充血に
よって誘発される血管拡張薬応答の間に、上腕動脈の直径を測定するために、高
分解能の超音波を使用する。血圧カフの膨張によって作り出される上部末端への
流れの5分の閉塞に引き続いて、閉塞の解除がなされ、その結果、抵抗性血管の
拡張の結果として、5〜10倍の急な血流の増加が生じる(反応性充血)。この
顕著な流れおよび剪断応力の増加は両方とも、引き続いて導管血管の拡張を伴う
一酸化窒素の放出に対する刺激として役立つ(上腕動脈)。流れの増加に対して
反応する導管血管の拡張は、内皮由来の一酸化窒素によって媒介される。内皮を
除去したイヌにおいて、流れの増加は、上流導管動脈の拡張を引き起こし得ない
。一酸化窒素を阻害したとき、同様の結果が観察される。アテローム性動脈硬化
症を有さないヒトにおいて、運動、寒冷昇圧試験(cold pressure
testing)、暗算、または抵抗血管拡張剤によって誘導される流れにお
ける増加は、冠状導管血管内で15〜20%の拡張を生じる。この応答は、明ら
かなアテローム性動脈硬化症を有する被験体において、弱まる。流れによる冠状
応答は、アセチルコリンに対する平行な冠状血管運動の応答を示した。これらの
データは、一緒に考慮すると、上腕動脈の流れによる血管拡張は、内皮の一酸化
窒素の放出に依存することを納得するように示す。
【0047】 この研究で使用されるストレスをかけた血液処置は、10mlの患者の静脈血
を、抗凝固剤としての2−mlのクエン酸ナトリウム(3.13%)へ収集する
ことを含む。血液サンプルを、エキソビボ処置のために、無菌の、使い捨ての低
密度なポリエチレン容器(モデル#7002)に移し、次いで以下の3つの刺激
に暴露する: 1)熱電対で制御かつモニターされた一定の状態での上昇した温度(42.5
℃±1.0℃); 2)流速240±24ml/分で3分間の、14.5±1.0μg/mlのオ
ゾンを含む医療用酸素のガス混合物; 3)253.7nmの波長そして全エネルギー2.0ジュール/cm2での紫
外線光、。
【0048】 患者の血液サンプルのエキソビボの処置はBlood Treatment
Unit(モデル#7001)内で行い、これは、一般的に、米国特許第4,9
68,483号Muellerに記載される。このUnitは、これらの物理化
学的因子を調節し、そしてモニターする。8分までかかるプロセスは、血液サン
プルの開始温度に依存し、血液の温度を、42.5℃にまで上げる。この温度に
達する前に、UV光を点灯し、その結果、ガスの流入が始まる(これは、血液の
温度が42.5℃に達した時に起こる)時間までに、UV光は最大出力に達する
。UV光への暴露の全時間は約9分である。ガス混合物を、血液の温度を保持し
、UV照射を続けつつ、240±24ml/分の流速で3分の期間の間血液サン
プル中でバブリングする。3つの刺激(ストレッサー)を用いた処置の最後に、
血液を7分間置く。次いで、デバイスは、処置が首尾よく終了したことを合図す
る。全プロセスは、約20分かかる。
【0049】 患者の処理された血液を注射する前に、2%のノボカイン1mlを局所の麻酔
薬(anaesthetic)として臀部筋肉へと筋肉内注射する。
【0050】 患者はそれぞれ、以下のレジメンに従って、スタチン治療と組み合わせて、ス
トレスをかけた血液投与を受けるか、またはストレスをかけた血液投与のみを受
けるか、あるいはプラシーボを受けるかである: 2日連続での最初の注射、続いて、2週間後の一回の注射。第2の同様の治療
過程を、第1の過程完了後1ヶ月目に施し、次いで、3ヶ月毎月、選択したスタ
チン薬物の毎日の投薬と共に、またはこの投薬なしで、選択したスタチン薬物に
対して推奨される毎日の用量で、この研究の全期間にわたって、ストレスをかけ
た血液投与治療の過程の間に合間をとって、行う。平均体重の成人の患者には、
これらの用量は以下のとおりである: プラバスタチン−10、20、または40mg ロバスタチン−20mg シンバスタチン−5、10、20、または40mg フルバスタチン−20または40mg アトロバスタチン−20mg セリバスタチン−0.5mg。
【0051】 上腕超音波研究は、基線における前処理、第2の治療過程の完了後1ヶ月目、
そして最後の注射後1ヶ月目に行った。慣用的な生化学、血液学、および尿検査
を、基線において、そして安全性を評価するために処置の終了後1ヶ月目に行う
。反対の事象も、あるならば、診察毎に記録する。
【0052】 患者を、コンピュータによって作られる無作為化コードに従って処置またはプ
ラシーボに、ランダムに割り当て、そして、無作為化配列において最も低い(も
しくは次に利用可能な)数に従って、スタチン薬物と組み合わせたストレスをか
けた血液投与か、またはストレスをかけた血液投与のみか、あるいはプラシーボ
(通常の生理食塩水)のいずれかを受ける。処置は、昇順の年代順に割り当てる
【0053】 患者の割り当ておよびデータ入力を担当する医者および調査看護婦は全て、研
究の間中、見分けられない(blinded)でいる。患者の見分けさせないた
めに、処置グループとプラシーボグループの両方の患者から、処置日毎に同じ1
0mlの血液サンプルを採取する。プラシーボグループは、10mlの自分の処
理された血液の代わりに、1.0−mlの局所の麻酔薬と共に、(37℃まで温
められた)10mlの通常の生理食塩水を受ける。プラシーボグループは、先を
見越して無作為化され、そして処置グループと同じスケジュールに従って、プラ
シーボ注射を受ける。別々の、見分けられる看護婦が、患者の見分けがつかない
状態の保持を確かにする手順のもと、静脈穿刺を行い、引き続き、血液サンプル
を扱い、そしてプラシーボまたはストレスをかけた血液を患者に投与する。
【0054】 診察毎に、10mlの患者の処置された血液サンプルか、10mlの生理食塩
水かのいずれかを、局所の麻酔薬(2%のノボカイン1mlまたは等価物)と共
に、同じ患者の臀部筋肉に、注射部位で筋肉内注射する。静脈注射を避けるため
に、透明でかつ無色の局所の麻酔薬を含むシリンジのプランジャーを引き戻し、
そして血液を観察する。一旦麻酔薬が注射されると、針をその場に残し、そして
シリンジを、処理された血液サンプルか生理食塩水かのいずれかを含むシリンジ
と交換する。
【0055】 悪い血液を患者に投与する可能性を最低限にするために、個々の患者の処置に
使用する2つのシリンジおよび使い捨ての血液容器を、同じ固有の順に並べた番
号で標識し、そして静脈穿刺のときに、同じ番号を患者に貼り付ける。血液を使
い捨ての血液容器内に充填する前に、患者の血液を含むシリンジ上の番号を、容
器上の患者の番号と一致させる。血液処置の後、使い捨ての血液容器から血液を
移すために使用するシリンジ上の番号を容器上の番号と一致させる。処理された
血液を再び注射する前に、シリンジ上の番号を患者上の番号と一致させる。操作
者は、このことが確実に達成されるように全ての番号が一致したことを記録する
Patient Matching Certificateを完成することを
要求される。
【0056】 患者は、5ヶ月の期間にわたって処置を受ける。
【0057】 患者の研究数、日、時間、および処置の状態、血液処理数、スタチン薬物素性
および利用できる用量ならびに処置の回数を、各処置診察時に記録する。さらに
、温度、酸素流速、オゾン濃度、UVの暴露時間および強度、ならにびバブリン
グ操作を含むプロセス自体の詳細を、プロセスの間中、30秒の間隔で記録する
。酸素流速、オゾン濃度、または温度がプロセスの仕様を外れると、プロセスを
打ち切る。
【0058】 局所の麻酔薬またはストレスをかけた血液投与治療のいずれかの中断が必要と
され得る逆の事象があるならば、見分けがつかないことが破られる。調査人は、
個々の患者に対する見分けられないコードを見分け得るシールドコードブレーク
(break)をを提供される。これは、研究処置の急な同定が必要とされる、
医学的な緊急の事象にのみ生じる。調査人は、患者のためのみに、コードを見分
けることが認められる。
【0059】 本研究における使用のために適切な患者(すなわち、包含基準)は、以下のい
ずれか1つによって、存在する冠状動脈の疾患の証拠を有する患者である: 血管造影法 以前の確立されたMI 以前のCABGまたは血管形成術 証明された心外膜のCADに起因する狭心症 閉塞性末梢血管の共存する証拠 以下のいずれか1つによる疾患(PVD): 血管造影法 以前のバイパス移植片または血管形成術 足関節/上腕圧指数(ABPI)<0.8による間欠性跛行。
【0060】 患者は、男性または女性で、18〜80歳の年齢であり得る。この研究に含ま
れた女性は、閉経後、外科的に不妊またはこの研究の間妊娠する計画のなくそし
て調査人によって決められた、受容可能な避妊方法を使用している妊娠可能な人
でなくてはならない。妊娠の可能性がある女性は、この研究の処置フェーズに入
る前に、ネガティブ妊娠テストを受けなくてはならず、そして妊娠テストを、研
究のための診療の終わりに繰り返して行う。
【0061】 研究から除外された患者は、上腕超音波試験を受けることのできない全ての患
者、または無作為化の前の8週間の間、以下の医薬による調整を開始または必要
とした患者である: βブロッカー; カルシウムチャネルブロッカー 脂質低下治療; ACEインヒビター; ジピリダモール; ω−3脂肪酸; L−アルギニンサプリメント; ロサルタン 抗高血圧性治療; 酸化防止剤(ビタミンEを含む); アスピリン: ペントキシフィリン; 末梢血管または心臓のホスホジエステラーゼインヒビター; 任意の他の血管作用性医薬品。
【0062】 患者は、もちろん、さもなくば、ほぼ良好な健康状態で、そして提案される処
置に対する認識し得る危険にないべきである。
【0063】 上腕超音波研究は、最初と、最後のストレスをかけられた血液の投与処置の1
ヵ月後の最後の診療時に行う。
【0064】 (実施例3−ヒト患者における予備研究) 左脚に間欠性跛行(動脈閉塞によって生じる痙攣する痛みおよびアテローム性
動脈硬化症の比較的進行した段階の存在を示している)を有する59歳の老齢の
白人女性に、高コレステロール血症のために、フルバスタチン20mgを毎日投
与した。彼女の左脚の最初の足関節/上腕動脈圧比(ABPI)は、0.60で
あり、通常の値は0.9より大きい。彼女自身の血液のアリコート10mlを筋
肉内投与することを伴う9回の処理が、3週間にわたって実施例2に記載される
ようにストレスを受けた後に、彼女のABPIは、0.66に増加し、そして処
置スケジュールの終わりの2ヵ月後には、0.75に増加した。この試験に対す
る許容される誤差の限界は、0.1である。ABPIにおける増加は、アテロー
ム性動脈硬化症のプラークによる主要な血管の閉塞の程度における減少を示す。
これは、プラークのより急速な後退を引き起こすストレスをかけられた血液投与
およびスタチンの、有意な、おそらく相乗的な効果を示す。患者のコレステロー
ルレベルを、中程度に高く報告した。
【0065】 別の治験において、末梢動脈の閉塞疾患(アテローム性動脈硬化症の結果)を
患い、そして通常の、正常な毎日の用量のロバスタチンを与えられた59歳の女
性患者に、14週目の期間にわたって、上記のように調製されたストレスをかけ
た自己の血液による10回目の処置を行った(10mlのアリコート、筋肉内投
与した)。結果として、彼女の後脛骨/上腕圧指数が、0.69から0.85に
増加するという非常に有意な変化を示した。彼女の背動脈(足の動脈)/上腕圧
指数もまた、0.77から0.85に増加した。さらに、彼女の跛行距離(脚に
痙攣する痛みを経験する前の歩行距離)もまた改善され、全てアテローム性動脈
硬化症の軽減の兆候であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4418 A61K 31/4418 A61P 3/06 A61P 3/06 9/10 9/10 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BA17 BC05 BC13 BC17 MA02 MA04 NA05 NA06 NA07 NA14 ZA36 ZA45 ZC33 4C087 AA01 AA02 BB34 DA14 MA02 MA16 MA66 NA05 NA06 NA07 NA14 ZA36 ZA45 ZC33 4C206 DB03 DB56 MA02 MA04 MA36 MA86 NA05 NA06 NA07 NA14 ZA01 ZA02 ZA36 ZA45 ZC33

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者のアテローム性動脈硬化症を軽減するため、そして/ま
    たは患者の血清脂質レベルを減らすために、コレステロール低下薬を用いた処置
    を受ける該患者に投与するための医薬の調製における、酸化的環境、熱ストレス
    およびUV光から選択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビボで処理
    された該患者の血液のアリコートの、使用。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の使用であって、前記患者が、スタチンコレ
    ステロール低下薬を用いた処置を受けている、使用。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の使用であって、前記スタチン薬物が、アト
    ルバスタチン、プラバスタチン、ロバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチ
    ンおよびセリバスタチンから選択される、使用。
  4. 【請求項4】 前記患者の血液のアリコートが0.1〜100mlの容量を
    有する、請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記血液のアリコートが、酸化的環境およびUV光を用いて
    、必要に応じて熱ストレスも用いてエキソビボで処理されている、請求項1〜4
    のいずれかに記載の使用。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の使用であって、前記酸化的ストレッサーが
    、化学的酸化剤であり、該化学的酸化剤が前記UV光ストレッサーの適用と同時
    に前記血液アリコートに適用される、使用。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の使用であって、前記化学的酸化剤が、オゾ
    ンおよび酸素のガス状混合物であり、該ガス状混合物が、前記アリコートが入射
    UV光ストレッサーに供される間に該血液アリコートを通じてバブリングするこ
    とによって適用される、使用。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の使用であって、熱ストレッサーが、正常な
    体温よりも上または下の温度の形態で、前記オゾン/酸素ガス混合物および前記
    UV光の適用と同時に前記血液アリコートに適用される、使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の使用であって、前記UV光
    ストレッサーが、UV−Cバンド波長のUV光である、使用。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の使用であって、前記スト
    レッサーが、約2〜5分の期間の間、前記血液アリコートにエキソビボで適用さ
    れる、使用。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、5〜200mgの毎日の投薬でのアトロバス
    タチンの投与である、使用。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、5〜200mgの毎日の投薬でのプラバスタ
    チンの投与である、使用。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、5〜200mgの毎日の投薬でのシンバスタ
    チンの投与である、使用。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、5〜200mgの毎日の投薬でのフルバスタ
    チンの投与である、使用。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、5〜200mgの毎日の投薬でのロバスタチ
    ンの投与である、使用。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の使用であって、前記患
    者のコレステロール低下薬処置が、0.1〜0.8mgの毎日の投薬でのセリバ
    スタチンの投与である、使用。
  17. 【請求項17】 アテローム性動脈硬化症プラーク沈着の進行を遅くするか
    もしくは阻止するため、そして/またはアテローム性動脈硬化症プラーク沈着の
    後退をもたらすため、そして/あるいは哺乳動物患者におけるこのようなプラー
    クの安定性を改善するための併用処置であって、該併用処置が、コレステロール
    低下薬の該患者への投与、ならびに酸化的環境、熱ストレスおよびUV光から選
    択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビボで処理された患者自身の血
    液のアリコートの該患者への投与を包含する、併用処置。
  18. 【請求項18】 血清脂質レベルを低下させるため、そして/または哺乳動
    物患者におけるアテローム性動脈硬化症の進展と闘うための、酸化的環境、熱ス
    トレスおよびUV光から選択される1つ以上のストレッサーを用いてエキソビボ
    で処理された患者自身の血液のアリコート;およびコレステロール低下薬の使用
  19. 【請求項19】 コレステロール低下薬の投与によって引き起こされる哺乳
    動物患者の血清脂質レベルの減少を促進するためのプロセスであって、該プロセ
    スが、酸化的環境、熱ストレスおよびUV光から選択される1つ以上のストレッ
    サーを用いてエキソビボで処理された該患者自身の血液のアリコートを該患者に
    投与する工程およびコレステロール低下薬を患者に投与する工程を包含する、プ
    ロセス。
  20. 【請求項20】 請求項17、18または19のいずれかに記載の発明であ
    って、前記コレステロール低下薬が、スタチン薬物である、発明。
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