JP2003509650A - 増強交差流熱伝達 - Google Patents

増強交差流熱伝達

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エル. ラーセン,トーマス,
ジャヤスワル,ウメシュ,ケー.
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ワシントン グループ インターナショナル,インク.
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/06Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by affecting the pattern of flow of the heat-exchange media

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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 複数の導管(12)の横に並べて配置されたバッフル(20、22)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は包括的には、熱源または吸熱源として作用することができる複数の軸
方向の向きの熱交換導管の外側伝熱シェルと接触するように交差方向に流れる流
体との間の熱伝達を増強する方法および関連装置に関する。流体流を交差方向に
向かわせ、熱交換導管の軸線にほぼ直交する方向に流し、スロット付きまたは穿
孔プレート、バッフルまたは包囲形スリーブ状部材を用いて熱交換導管の上流側
、下流側および/または周囲に、または横に並ぶように流体流の輪郭を定めるこ
とによって、流体流と伝熱表面との間に驚くほどより有効で効果的な熱伝達が実
現される。
【0002】 [発明の背景] 液体または気体にすることができる処理流体を、上流側処理流体と異なった温
度に維持された熱伝達表面と接触するように流し、それによって(熱伝達表面を
流体より高温に、または低温に維持するかに応じて)処理流体へ、または処理流
体から熱伝達を行うことによって、処理流体を加熱または冷却することは周知で
ある。この技術のよく知られている形式では、熱源または吸熱源として作用する
熱伝達表面が、内部を軸方向に流れる液体によって加熱または冷却される熱伝達
管またはパイプなどの伝熱シェルの外側である。この技術の変形例では、米国特
許第5,255,742号および第5,404,952号に教示されているよう
に、燃料ガス(水素または炭化水素など)の無炎燃焼(flameless combustion)に
よって熱を直接的に熱交換導管内部に供給することができ、これらの特許は参照
として本明細書に援用される。
【0003】 処理流体を熱伝達表面に沿って軸方向に、熱伝達管の内部の液体の流れ方向と
同じ方向または逆方向のいずれかで流すことや、処理流を熱伝達管の軸線に交差
する方向に流すことや、その2つの組み合わせも、当該技術分野では既知である
。交差流と熱交換導管との間の熱伝達の代表的な用途は、空気冷却器や、火力ヒ
ータまたは炉と組み合わされた節炭器(economizer)や、シェルまたは管形交換器
に見られる。さまざまな形式のいわゆる半径流または軸流/半径流リアクタ(rea
ctor)構造がさまざまな用途で既知であり、これでは、より一般的な軸流(すな
わち、端部から端部へ流れる)リアクタ構造と異なって、流体処理流の少なくと
も一部が、一部の点でリアクタ内を半径方向の交差流で(すなわち、内側から外
側へ、または外側から内側へ)移動する。少なくとも部分的に複数の軸方向の向
きの熱伝達管に対して半径方向の交差流形処理流体を具現したリアクタ構造の例
が、米国特許第4,230,669号、第4,321,234号、第4,594
,227号、第4,714,592号、第4,909,808号、第5,250
,270号および第5,585,074号に示されており、これらはそれぞれ参
照として本明細書に援用される。
【0004】 多くの用途において処理流体が熱伝達表面と交差流形接触することは魅力的な
選択であろうが、実際に見られる一定の熱伝達非効率によって、産業適用例への
交差接触の使用が限定されてきた。交差流形では一般的に、処理流体の所与の部
分が熱伝達表面と接触する時間が、同程度の軸流構造の場合より短い。また、交
差流形処理流と熱伝達表面との間の接触が、処理流の分離および再循環のために
不均一になる。表面接触時間が短いこと、不均一な接触であること、さらに流体
混合が制限されることによって、非効率的で不十分かつ/または不均一な熱エネ
ルギ伝達になるであろう。
【0005】 したがって、Int.J.ヒート・マス・トランスファー(Heat Mass Transfe
r)第27巻、第12号、2297〜2306頁(1984年)に見られる「非オ
フセット形スロットジェットのオフセットによる円筒における衝突熱伝達」と題
する論文において、著者のスパロウ(Sparrow)およびアルホマウド(Alhomoud)は
、熱伝達管の上流側の一定距離に穿孔表面を配置してガスジェットを発生するこ
とによって、熱伝達管に対する処理ガスの交差流に関する熱伝達係数を変化させ
る実験成果を報告している。スパロウおよびアルホマウドは、ジェット誘発スロ
ットの幅、スロットと管との間の距離、およびレイノルズ数(流体乱流度)を変
化させ、また、スロットジェットを管に対して整合させるか、ずらした。著者は
、熱伝達係数は、スロット幅およびレイノルズ数に伴って増加するが、スロット
と管の離間距離およびずれに伴って減少するとの結論に達した。
【0006】 スパロウおよびアルホマウドの研究は、熱伝達係数がスロット幅に伴って増加
するという結論に達しているため、これらの結果に基づくと、熱伝達を増加させ
るための上流側スロットの包括的な有用性がかなり曖昧である。スパロウおよび
アルホマウドが使用した実験構造では、相対的に幅が広いスロットの場合に相対
的に狭いスロットより熱伝達係数が高くなるとの結論に達することができるだけ
であり、上流側スロットがまったくない場合に、最高値が得られることになるで
あろう。複数の熱伝達管の各々の外表面と接触するように交差流流路を優先的に
定めるために、複数の熱交換管を使用するか、上流側および下流側の対、または
包囲形または横に並べた流れ狭窄手段を用いる試験はまったく行われておらず、
提示されている極めて限定的なデータに基づいてそのような非常に異なった形式
の構造および配置について妥当な推測を行うことはできない。
【0007】 従来型の交差流形熱交換構造の上記および他の欠点および制限は、本発明の増
強交差流熱伝達方法および構造で完全に、または部分的に解決される。
【0008】 [発明の目的] したがって、本発明の主たる目的は、処理流体および熱伝達表面間の交差流熱
伝達を増強するための方法および構造を提供することである。
【0009】 本発明の包括的な目的は、流体および熱伝達表面間の熱伝達を増強できるよう
に、1つまたは複数の熱交換表面と接触するように交差流路の向きおよび形状を
特別に定める方法および構造を提供することである。
【0010】 本発明の具体的な目的は、流体流および熱伝達表面間の熱伝達を増強できるよ
うに、熱伝達表面を交差方向に通過して流れる処理流体流の輪郭を優先的に定め
るために、熱交換表面の上流側、下流側および/または周囲に、または横に並べ
て流体流狭窄手段を設けることである。
【0011】 本発明のさらなる具体的な目的は、改良された熱伝達を実現できるように、熱
交換導管配列内の各導管に対して、熱交換導管の各々の外側を交差方向に通過し
て流れる流体流の流路を優先的に定めるように配置された湾曲または平坦状穿孔
プレートまたは穿孔スリーブを提供することである。
【0012】 本発明のさらに別の目的は、改良された熱伝達を実現できるように、熱伝達導
管の外側を交差方向に通過して流れる流体流部分の輪郭を優先的に定めるために
、各熱交換導管に対して導管の上流側、下流側および/または周囲に、または横
に並べて専用の流体流狭窄手段を設けた、さまざまな寸法および形状の熱伝達導
管配列を提供することである。
【0013】 本発明の他の目的および利点は、一部は明白であり、また一部は以下に明らか
になるであろう。したがって、本発明は、制限的ではないが、以下の説明および
添付図面に示すように、幾つかの段階やさまざまな構成部材、および1つまたは
複数のそのような段階および構成部材と残りの各々との関係および順序を含む方
法および関連装置を有する。以下に記載する方法および装置のさまざまな変更お
よび変化が当該技術分野の専門家には明らかであろうし、そのような変更および
変化はすべて、本発明の範囲に入るものと見なされる。
【0014】 [発明の概要] 本発明では、流体および表面間の熱伝達を増強できるように、交差方向または
ほぼ交差する方向に流れて熱交換表面と接触する処理流体の流路を優先的に定め
るために、少なくとも1対の流体流狭窄体を有するバッフル(反せ板)構造体を
用いている。本装置は、流体流のバイパスをほとんど抑制して、処理流体の大部
分が熱伝達表面を通過して流れることができるように構成されている。熱伝達表
面は一般的に、流体の流れ方向にほぼ直交する軸方向に配置された平行な軸線を
有する向きにした、伝熱シェルを有する1つまたは構成配列の熱交換導管である
。そのような各導管のシェルの外表面を上流側処理流体と異なった温度に維持す
ることによって、流体が熱交換導管の外表面を通過して流れてそれと接触する時
、伝熱、対流、放射またはそれらの組み合わせによって処理流体との間で熱エネ
ルギを移動させることができる。
【0015】 本発明の熱交換導管またはダクトは、管、パイプ、あるいは熱源または吸熱源
を備えた他の包囲体を幅広く含むことができる。熱交換導管の外表面は、むき出
しでも、後述するように、フィン付きまたはその2つの組み合わせでもよい。導
管またはダクトの断面は、円形、楕円形または他の閉鎖形状でもよい。複数のそ
のような熱交換導管を使用する場合、それらは一般的に、設計選択および/また
は特定用途の要件に応じて、三角形配列、正方形配列、円形配列、環状配列、ま
たは他のそのようなパターンなどの所定形状に配列されるであろう。流体の流れ
方向に対して、隣接導管を整合、千鳥状配置または他の配置にすることができ、
やはり設計選択および/または用途要件によって決まる。
【0016】 熱交換導管の寸法は、少なくとも部分的には熱伝達速度に必要な処理要件によ
って決定されるであろう。一般的に、(いずれの所与の導管配置でも)断面が大
きい導管ほど、表面積が大きく、したがって熱伝達能力がより高い。熱交換導管
の一部またはすべての外表面にフィン部材、バッフルまたは他の熱伝達増強構造
体を設けることによって、表面積をさらに増加させ、熱伝達特性を改善すること
ができる。好適な実施形態では、導管の外側長さに沿って螺旋状に取り付けた狭
い間隔の円周方向フィンが用いられる。この構造は、流れを妨害することなく交
差流に露出する熱伝達表面積を増加させる。処理流体の性質および流速や、熱交
換導管の上流側とその導管の下流側との間の流体の所望温度変化も、これらの設
計選択に影響を与えることは理解されるであろう。
【0017】 処理流体の交差流の輪郭を定める流体流狭窄手段は、熱交換導管の上流側、下
流側および/または周囲に、またはその横に並べて配置されたバッフル構造体内
のさまざまな形状および寸法の入口、出口および開口を含むことができる。さら
なる好適な実施形態では、各熱交換導管が、それ自体に対応した対の上流側およ
び下流側流体流狭窄体か、後述するような、それ自体の周囲の、または横に並べ
た流れ狭窄体を有する。流体流狭窄手段として機能する穿孔バッフル構造体は、
ほぼ平坦な表面、湾曲表面、または平坦および湾曲を組み合わせた表面を有する
プレート、スリーブまたは他のバッフルを有することができる。熱交換導管配列
の上流側および下流側に対にして配置されたこの形式の穿孔構造体は、熱伝達を
約1.5倍〜約2倍に増加させることがわかっている。一定用途に特に好都合な
実施形態では、流体流狭窄構造体は、管状熱交換導管配列内の各導管を少なくと
も部分的に包囲する大径でほぼ同心状のスリーブ形構造体であり、そのようなス
リーブ構造体はそれぞれ、中央に配置された熱交換管の上流側および下流側に開
口を有する。そのような導管配列内の個々の熱交換導管を少なくとも部分的に包
囲するこの形式の穿孔スリーブは、熱伝達を約5倍以上に増加させることがわか
っている。
【0018】 流体流狭窄構造体内の開口は好ましくは、穿孔穴または軸方向スロット(すな
わち、熱交換導管の軸方向の向きにほぼ平行な長軸を有する細長開口)の組み合
わせを有する。装置の異なった部分の穴またはスロットは、曲率、寸法および形
状が同一でも、異なっていてもよい。入口および出口周りの縁部は、直線的、丸
み付き、ジグザグ形、またはそれらの組み合わせでもよい。
【0019】 流体流狭窄構造体は好ましくは対応の熱交換導管に対して、上流側または下流
側開口の中心線と対応の熱交換導管の図心との間の距離が導管の外径(または非
円形導管の最大断面寸法)の約0〜約2.0倍、好ましくは約0.50〜約1.
00倍になるように配置される。いずれの場合も、開口と導管との間の間隙は、
大幅に増強された熱伝達を実現できるように十分に狭くなければならない。細長
い流れ狭窄開口の幅(短辺)またはほぼ円形穴の狭窄開口の直径は好ましくは、
導管の外径(または非円形導管の最大断面寸法)の約0.02〜約1.5倍、好
ましくは約0.05〜約0.25倍にすることができる。流体流狭窄構造体は好
ましくは対応の熱交換導管に対して、開口の中心と熱交換導管の図心との間のず
れが導管の外径(または非円形導管の最大断面寸法)の0〜0.5倍、好ましく
は0倍になるように配置される。
【0020】 本発明の増強交差流形熱交換器は、(a)熱交換導管周囲の流体速度を増加さ
せる、(b)熱交換導管の外表面の近くに沿って進むように流体を優先的に方向
づける、(c)流体が熱交換導管の外表面から離れた領域に流れ込むか、その領
域を通ることを抑止する、(c)「デッド」領域と、熱交換導管周りの流れの再
循環とを減少させる、(e)流体乱流を促進する、(f)流体の低温および高温
部分間の混合を高める機構の1つまたは複数によって、交差流と複数の熱交換導
体との間の熱伝達を高める。
【0021】 [好適な実施形態の詳細な説明] 図1は、それぞれ共通中心点14を有する内側円筒形壁20および外側円筒形
壁22によって画成された環状領域28の内部に沿って分散させてほぼ円形配列
され軸方向に配置された熱交換導管12を有する本発明に従った交差流熱交換器
10を示している。図1に示すように、導管12は、環状領域の半径方向幅より
小さいほぼ同一直径であり、互いにほぼ等間隔に配置されている。
【0022】 各熱交換導管12に対して、内壁20に上流側開口24が、外壁22に下流側
開口26が設けられている。図1に示すように、それぞれ対になった上流側開口
24および下流側開口26は、対応の導管12および互いに対してほぼ半径方向
に整合している。したがって、図1において、処理流体30は軸方向に流れて熱
交換器10の内部円筒形領域16に入り、それから半径方向外向きになって上流
側開口24を通り、図1に流体流れ矢印で示すように、交差方向に流れて熱交換
導管12と接触することによって、処理流の加熱または冷却が行われて熱的に調
節された流体流32が形成されて、環状領域28から下流側開口26を通って流
出する。
【0023】 図1は半径方向外向きの流体流路を示すが、同装置を使用して、半径方向内向
きに内部領域16へ流れた後、領域16から軸方向に引き込まれる処理流の熱的
処理を行うことができることは理解されるであろう。この形式の場合、外壁22
の開口26が上流側開口で、内壁20の開口24が下流側開口になるであろう。
【0024】 図2Aおよび図2Bは、ほぼ円形配列され軸方向に配置された熱交換導管11
2の各々を、上流側開口124および下流側開口126か、後述するオフセット
開口対174、176、184、186のいずれかを有する穿孔スリーブ120
によって包囲した本発明による特に好適な交差流形熱交換器110を示す。個々
のスリーブ120は、連結壁122によって互いに連結されて、大型のリング状
または円筒形構造体になっている。開口124および126は、導管112と半
径方向に整合した縦列状の軸方向の向きの穿孔穴または細長スロットを有するこ
とができる。あるいは、やはり図2Aの一部に示された好適な実施形態では、開
口対174、176および184、186が、半径方向整合位置からずれて千鳥
状に配置されている。開口対174、176および184、186の千鳥状スロ
ット配置が、図2Aに示されていると共に、図2Bにさらに詳細に示され、(開
口対124、126に代わる)オフセットスロット対174、176および18
4、186が高さ方向に千鳥状に配置され、中心点114から等しい角度θをな
して半径方向線からわずかにずれている。図2Bは、好適な千鳥状スロット配置
を備えた円筒形スリーブ120を有する熱交換導管112の図2Aの2B−2B
線に沿った側面図を示す。図2Aに示されたこの千鳥状配置のスロット導管/ス
リーブの組み合わせの平面図は、図2Bの2A−2A線に沿った断面図である。
互い違いにずれたスロット対のスロットの端部をわずかに重合させるか、同じ高
さにすることによって、熱交換器の軸方向に沿った流れが遮断されないようにす
ることができる。このようにオフセットスロットを分離しながら重合させた構造
は、隣接したオフセットスロットの軸方向に重合した部分間に、図2Bに参照番
号190で全体的に示す連結領域を残して、流体流を遮断することなく、円周方
向の機械的一体性を高めたスリーブ120を生じることができる。図面を簡略化
するために、図2Aでは、2対オフセット開口構造を有する1つの穿孔スリーブ
120が示され、その他のスリーブは1対整合開口構造を有する。しかし、実際
には、一般的に個々の装置110のすべての穿孔スリーブが、同一の開口構造を
有するであろう。
【0025】 したがって、図2Aでは、処理流体130は軸方向に流れて熱交換器110の
中心点114を有する内部円筒形領域116に入り、それから半径方向外向きに
なって上流側開口124を通り、図2Aに流体流れ矢印で示すように、交差方向
に流れて熱交換導管112と接触することによって、処理流の加熱または冷却が
行われて熱的に調節された流体流132が形成されて、スリーブ120によって
画成された内部領域から下流側開口126を通って流出する。千鳥状配置された
スロットの実施形態では、半径方向外向きに流れる流体は、上流側開口174を
通って流れて導管112と接触してから、下流側開口176を通って流出するか
、軸方向高さによっては、開口対184、186を通って流れる。図2Aは半径
方向外向きの流体流路を示すが、同装置を使用して、半径方向内向きに内部領域
116へ流れた後、領域116から軸方向に引き込まれる処理流の熱的処理を行
うことができることは理解されるであろう。この形式の場合、開口126(また
は176および186)が上流側開口で、開口124(または174および18
4)が下流側開口になるであろう。
【0026】 図3は、図2に示した交差流形熱交換器110の変形例である交差流形熱交換
器160を示す。装置160は、図2の単一円形配列の代わりに、二重同心円配
列された熱交換導管を使用している点で、装置110と異なっている。図3から
わかるように、それぞれが第1円形配列の対応導管112と半径方向に整合した
第2円形配列の熱交換導管142が設けられている。各導管142は、上流側開
口164および下流側開口166を有する穿孔スリーブ150によって包囲され
ている。個々の導管142に対応したそれぞれのスリーブ150の開口164お
よび166は、対応の半径方向に隣接した導管112のスリーブ120の開口1
24および126と半径方向にほぼ整合しているように図示されている。個々の
スリーブ150は、壁152によって互いに連結されて、大型のリング状または
円筒形構造体になっている。図3は第2円形配列の熱交換導管の1つの導管14
2だけを示しているが、第1円形配列の各導管112に対して第2円形配列の対
応導管142が設けられていることは理解されるであろう。
【0027】 したがって、図3では、スリーブ120の第1下流側開口126から出た部分
的熱的調節済み流体流132が半径方向外向きに送られて第2上流側開口164
を通り、交差方向に流れて第2配列の熱交換導管142と接触することによって
、処理流がさらに加熱または冷却されて、完全に熱的調節された流体流162が
形成され、スリーブ150によって画成された内部領域から第2下流側開口16
6を通って流出する。図3は半径方向外向きの流体流路を示すが、同装置を使用
して、半径方向内向きに内部領域116へ流れた後、領域116から軸方向に引
き込まれる処理流の熱的処理を行うことができることは理解されるであろう。こ
の形式の場合、開口166および126がそれぞれ第1および第2上流側開口で
、開口164および124がそれぞれ第1および第2下流側開口になるであろう
【0028】 図4は、本発明に従った別の交差流形熱交換器210の一部を示す。図4では
、上流側の第1列の導管212および下流側の第2列の導管216を有する2列
の軸方向に配置された熱交換導管がほぼ矩形配列されており、開口226を有す
る上流側の第1穿孔プレート220、第1および第2列の導管を分離させる、開
口228を有する中間の第2穿孔プレート222、および開口230を有する下
流側の第3穿孔プレート224と組み合わされている。上流側/下流側の隣接対
の導管212および216に対応した各組の開口226、228および230が
、互いに、また対応対の上流側および下流側導管212および216にほぼ線形
整合しているように図示されている。
【0029】 したがって、図4では、処理流体232が、図4に流体流れ矢印で示されるよ
うに、開口226を通って交差方向に流れて上流側の第1熱交換導管212と接
触し、それによって処理流が部分的に加熱または冷却されて、部分的熱的調節済
み流体流234が形成される。この流体流234は次に開口228を通り、交差
方向に流れて下流側の第2熱交換導管216と接触し、それによって処理流がさ
らに加熱または冷却されて、完全に熱的調節された流体流236が形成され、出
口開口230を通って装置210から流出する。
【0030】 図5は、本発明に従った交差流形熱交換器310の別の実施形態に従ってオフ
セットすなわち三角形配列された多重列の熱交換導管312を通る2つの選択可
能な流体流路を示している。したがって、図4および図6に示されているように
隣接列の導管がほぼ線形整合しているのではなく、図5では、熱交換導管列が互
い違いに隣接列からずれている。この構造では、隣接した2列の隣接した3つの
導管の中心点が等辺三角形340を形成している。図5には示されていないが、
図5の装置は、第1列の導管の前および最後列の導管の後にそれぞれ上流側およ
び下流側穿孔プレートを含むと共に、隣接列の導管を分離する中間穿孔プレート
を含むことは理解されるであろう。あるいは、他の図面で先に示したように、各
導管312を穿孔スリーブ状構造体で包囲してもよい。
【0031】 図5の流体流れ矢印332は、装置310の三角形導管配列で利用することが
できる第1の可能な流れ向きを示す。図5の流体流れ矢印334は、装置310
の三角形導管配列で利用することができる第2の可能な流体流れの向きを示す。
図5は三角形配列された4列の熱交換導管を示しているが、この構造の導管列の
数を増減しても、適切に用いることができる。
【0032】 図6は、本発明に従った交差流形熱交換器410のさらに別の実施形態に従っ
て正方形配列された多重列の熱交換導管412を通る代替の2つの可能な流体流
路を示している。したがって、図6では、隣接列の導管412がほぼ線形整合し
ている。この構造では、隣接した2列の隣接した4つの導管の中心点が正方形4
40を形成している。図6には示されていないが、図6の装置は、第1列の導管
の前および最後列の導管の後にそれぞれ上流側および下流側穿孔プレートを含む
と共に、隣接列の導管を分離する中間穿孔プレートを含むことは理解されるであ
ろう。あるいは、他の図面で先に示したように、各導管412を穿孔スリーブで
包囲してもよい。
【0033】 図6の流体流れ矢印432は、装置410の正方形導管配列で利用することが
できる第1の可能な流体流れの向きを示す。図6の流体流れ矢印434は、装置
410の正方形導管配列で利用することができる第2の可能な流れ向きを示す。
図6は正方形配列された5列の熱交換導管を示しているが、この構造の導管列の
数を増減しても、適切に用いることができる。
【0034】 図7は、本発明による増強交差流形熱交換器510の別の変形例を示す。図7
では、各熱交換導管512に1つまたは複数の側方流れ狭窄プレート520、5
22、524、526および528が組み合わされており、これらは導管512
の横に並ぶ位置にあって、矢印530および532で示す流体の流れ方向にほぼ
直交する向きにある。側方プレート520、522、524、526および52
8の導管512に最も近い縁部が、導管512の外壁から離隔配置されて、各導
管512の各側部に沿って1つずつ、2つの流体開口またはチャネルをプレート
縁部と導管壁との間に形成できるようにしている。熱伝達が最大になるように流
体流路の輪郭を最適化するために、プレート縁部と導管壁との間の間隙を定期実
験によって調整することができる。各導管512に対して複数の側方流れ狭窄プ
レートを使用する場合、流体流路の輪郭を最適化するために、プレート縁部と導
管壁との間の間隙が同一でも、異なってもよい。
【0035】 図7からわかるように、側方流れ狭窄プレートは、導管512の横に並んで、
プレートの平面が導管512の図心518を通るように配置する(たとえば、プ
レート524)か、プレートの平面が図心518の上流側(たとえば、プレート
520および526)または図心518の下流側(たとえば、プレート522お
よび528)で導管512と交差するように配置するか、それらを組み合わせて
配置することができる。開口と導管図心518との間の距離542は、図示のよ
うに、直径544の半分より小さく、たとえば、プレート524では距離が限界
のゼロに近づく。これは、開口と導管図心との間の距離が導管の直径の半分より
大きい図1〜図4に示したバッフル構造体と異なっている。ここで使用する表現
「熱交換導管の横に並んで配置された側方プレート」とは、流体流れ方向にほぼ
直交する向きの図7の520、522、524、526および528などのプレ
ートを表し、プレートの平面が熱交換導管のいずれかの部分と交差する。
【0036】 図8は、本発明による増強交差流形熱伝達器610の別の変形例であり、図2
に示した穿孔スリーブ構造の変形形を示す。図8では、各熱交換導管612が、
導管612の外壁の曲率にほぼ一致する1対の対向湾曲プレート620によって
クラムシェル形に部分的に包囲されている。各湾曲プレート620は、矢印63
0および632で示す流体の流れ方向にほぼ直交する位置にある壁すなわち側方
プレート622に連結されている。
【0037】 導管612の各側を取り囲む対の湾曲プレート620は互いに接触せず、導管
612の外壁の上流側または下流側のいずれにも延出していない。したがって、
図8に説明のために示すように、1対の湾曲プレート620の上流側または下流
側縁部を結ぶ線または平面が導管612と交差するであろう。対になった湾曲プ
レート620の間の上流側および下流側開口は、処理流体流の優先的な輪郭を実
現するために処理流体流が通る開口である。開口と導管図心618との間の距離
642は、図示のように、直径644の半分より小さく、たとえば、湾曲プレー
ト620の長さがゼロに近づき、側方プレート622だけが残り、単一プレート
524を備えた場合の図7に対応する構造の時、距離が限界のゼロに近づく。こ
れは、開口と導管図心との間の距離が導管の直径の半分より大きい図1〜図4に
示したバッフル構造体と異なっている。
【0038】 各導管612の側部を取り囲む各対の湾曲プレート620を設けた図8のクラ
ムシェル構造は、図8では上流側および下流側流体開口の縁部を結ぶ線または平
面が導管612と交差するが、図2Aに示す穿孔スリーブはそうでない点で、図
2の穿孔スリーブ構造と異なっている。ある意味では、図8の実施形態は、熱交
換導管の横に並べて配置された個々の側方プレートが、図7に示すように、離隔
配置されておらず、互いに接するように配置されて、導管側縁部が図8の湾曲プ
レート620を形成するようにした、図7の実施形態の極端な形であると見なす
ことができる。
【0039】 本発明の範囲から逸脱することなく交差流形熱交換を増強するための上記装置
および方法に他の変化および変更を加えることができることは、当該技術分野の
専門家には明らかであり、上記説明に含まれるすべての事項は説明であって、制
限的意味合いを持たないものと解釈されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った熱伝達増強を伴った交差流形熱交換器の第1実施形態の概略的
な上部断面図であり、ほぼ円形配列された軸方向の向きの熱交換導管が流体流狭
窄環状部の内部に配置されている。
【図2A】 本発明に従った熱伝達増強を伴った交差流形熱交換器の第2実施形態の概略的
な平面図であり、ほぼ円形配列された軸方向の向きの熱交換導管の各々をほぼ同
心状の流体流れ狭窄管状スリーブで包囲した状態を示すと共に、幾つかの流体流
れ狭窄スリーブを互いに連結して第1リング状構造体にした状態を示している。
【図2B】 好適な千鳥状にずらしたスロット配置を示す1つの導管/スリーブ組み合わせ
体の側面図である。
【図3】 図2の構造体の変更例であって、半径方向に隣接した導管を整合状態に示し、
これらの半径方向に整合した導管に対応したそれぞれの流れ狭窄スリーブの流体
流狭窄開口も半径方向に整合した状態にあるようにした、二重同心円配列された
熱交換導管を示す。
【図4】 本発明に従った熱伝達増強を伴った交差流形熱交換器の別の実施形態の概略的
な上部断面図であり、ほぼ矩形配列された二重列の軸方向の向きの熱交換導管と
、第1上流側流体流狭窄バッフルと、第1および第2列の導管を分離する第2中
間流体流狭窄バッフルと、第2列の導管の後に設けられた第3下流側流体流狭窄
バッフルとを示し、第1、第2および第3バッフルの対応開口がそれぞれの導管
および互いにほぼ整合した状態に示されている。
【図5】 本発明に従った増強交差流形熱伝達装置の別の実施形態を示し、多重列(すな
わち、3列以上)の熱交換導管を三角形ピッチに配置した配列を示すと共に、配
列内を通る2つの選択的な流体流路を示す。
【図6】 本発明に従った増強交差流形熱伝達装置の別の実施形態を示し、多重列(すな
わち、3列以上)の熱交換導管を正方形ピッチに配置した配列を示すと共に、配
列内を通る2つの選択的な流体流路を示す。
【図7】 本発明に従った増強交差流形熱伝達装置の別の実施形態を示し、1つまたは複
数のプレートを各熱交換導管の2側部の横に並べて配置することによって、増強
熱伝達特性を得るための交差流体流れの優先的輪郭を定める方法を示す。
【図8】 本発明に従った増強交差流形熱伝達装置の別の実施形態を示し、各熱交換導管
の2側部の周囲に導管の2側部に対応した輪郭を有する湾曲プレートを配置して
、増強熱伝達特性を得るための交差流体流れの優先的輪郭を定めることができる
ようにして形成された変更形式のスリーブ構造体を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP, KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,L S,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW ,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,T T,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジャヤスワル,ウメシュ,ケー. アメリカ合衆国 02472−1567 マサチュ ーセッツ,ウォータータウン,マウント アウバーン ストリート 808,アパート メント 3 Fターム(参考) 3L065 DA05

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の離隔配置された熱伝達表面を交差方向に横切って流れ
    てそれと接触する処理流体の流路を優先的に定めるバッフル構造体であって、前
    記熱伝達表面に対応したほぼ交差方向の流路を定める少なくとも1対の流体流狭
    窄体を備え、該流体流狭窄体はそれぞれ、互いに、また対応の前記熱伝達表面に
    少なくとも部分的に上流側および下流側で整合した位置にあるか、対応の前記熱
    伝達表面の両側に沿って配置されるか、その両方であって、前記熱伝達表面周り
    を回るように前記処理流体の流路を定めることによって表面との熱接触を改善で
    きるようにしたバッフル構造体。
  2. 【請求項2】 前記熱交換表面に対応した前記流体流狭窄体は、前記熱伝達
    表面からそれぞれ上流側または下流側に間隔を置いたバッフル内の複数対の流体
    流狭窄開口を含む請求項1記載のバッフル構造体。
  3. 【請求項3】 前記熱伝達表面は、平行軸線を有するように配向された熱交
    換導管配列の外表面を含み、該熱交換導管に対応した複数対の開口は、対応導管
    の軸線に平行な縦列に並べられている請求項2記載のバッフル構造体。
  4. 【請求項4】 前記熱伝達表面は、平行軸線を有するように配向された、少
    なくとも1つのほぼ円形配列の熱交換導管の外表面を含み、熱交換導管から上流
    側および下流側に間隔を置いた前記バッフルは、軸方向に配置された縦列状の開
    口を有する同心状穿孔円筒形プレートを含み、各熱交換導管配列は、前記穿孔円
    筒形プレートの2つの間の環状領域内に配置されている請求項2記載のバッフル
    構造体。
  5. 【請求項5】 各対の流体流狭窄開口は、前記同心状円筒形プレートの軸線
    に半径方向に整合した穴を含む請求項4記載のバッフル構造体。
  6. 【請求項6】 各対の流体流狭窄開口は、それぞれが対応の前記熱交換導管
    の軸線にほぼ平行な長軸を有する細長スロットを含む請求項4記載のバッフル構
    造体。
  7. 【請求項7】 細長スロット対は、半径方向に整合している請求項6記載の
    バッフル構造体。
  8. 【請求項8】 熱交換導管に2対の細長スロットが対応し、各スロット対は
    、前記同心状円筒形プレートの軸線との半径方向整合位置からずれている請求項
    6記載のバッフル構造体。
  9. 【請求項9】 熱交換導管に対応した2つの上流側細長スロットおよび2つ
    の下流側細長スロットは、互いに軸方向にずれている請求項8記載のバッフル構
    造体。
  10. 【請求項10】 前記熱伝達表面は、平行軸線を有するように配向された、
    少なくとも1つのほぼ円形配列の熱交換導管の外表面を含み、外表面の少なくと
    も一部が、対応導管の軸線に平行な縦列状に上流側および下流側開口対を有する
    ほぼ同心状の穿孔スリーブによって少なくとも部分的に包囲されており、さらに
    、各同心状のシェルは、プレート部材によって、隣接する同心状のシェルに円形
    配列で固定されて、より大きな円筒形構造体を形成する請求項1記載のバッフル
    構造体。
  11. 【請求項11】 開口対は、それぞれが前記対応の熱交換導管の軸線にほぼ
    平行な長軸を有する細長スロットを含む請求項10記載のバッフル構造体。
  12. 【請求項12】 細長スロット対は、半径方向に整合している請求項11記
    載のバッフル構造体。
  13. 【請求項13】 熱交換導管に2対の細長スロットが対応し、各スロット対
    は、大きい方の円筒形構造体の軸線との半径方向整合位置からずれている請求項
    11記載のバッフル構造体。
  14. 【請求項14】 熱交換導管に対応した2つの上流側細長スロットおよび2
    つの下流側細長スロットは、互いに軸方向にずれている請求項13記載のバッフ
    ル構造体。
  15. 【請求項15】 前記熱伝達表面は、少なくとも2つのほぼ同心状配列の熱
    交換導管の外表面を含む請求項10記載のバッフル構造体。
  16. 【請求項16】 開口対は、それぞれが前記対応の熱交換導管の軸線にほぼ
    平行な長軸を有する、半径方向に整合している細長スロットを含む請求項15記
    載のバッフル構造体。
  17. 【請求項17】 前記熱伝達表面は、平行軸線を有するように配向された、
    整合した少なくとも2列を有するほぼ矩形配列の熱交換導管の外表面を含み、さ
    らに、第1列の熱交換導管の上流側、最後列の前記熱交換導管の下流側、および
    各列の前記熱交換導管の間に位置する穿孔プレート部材を備えた請求項2記載の
    バッフル構造体。
  18. 【請求項18】 前記流体流狭窄開口は、前記プレート部材の縦列状の開口
    を含み、該縦列状の開口は、対応の熱交換導管のそれぞれの軸線に整合している
    請求項17記載のバッフル構造体。
  19. 【請求項19】 前記熱伝達表面は、平行軸線を有する向きの、整合した少
    なくとも3列を有するほぼ矩形配列の円筒形熱交換導管の外表面を含み、さらに
    、(a)第1列の前記熱交換導管の上流側、最後列の前記熱交換導管の下流側、
    および各列の前記熱交換導管の間に位置する穿孔プレート部材か、(b)上流側
    および下流側開口対を有する穿孔スリーブ部材のいずれかを備えた請求項2記載
    のバッフル構造体。
  20. 【請求項20】 前記熱伝達表面は、少なくとも3列を有するほぼ矩形配列
    の円筒形熱交換導管の外表面を含み、列が互い違いに隣接の上流側および下流側
    列からずれており、前記熱交換導管は、平行軸線を有する向きであり、さらに、
    (a)第1列の前記熱交換導管の上流側、最後列の前記熱交換導管の下流側、お
    よび各列の前記熱交換導管の間に位置する穿孔プレート部材か、(b)上流側お
    よび下流側開口対を有する穿孔スリーブ部材のいずれかを備えた請求項2記載の
    バッフル構造体。
  21. 【請求項21】 前記熱伝達表面に対応した流体流狭窄体は、縁部を熱伝達
    表面に近接した位置でその2側部の横に並べて対に配置されたほぼ平坦なプレー
    ト部材を含み、該プレート部材は、前記流路にほぼ直交する向きに設けられてい
    る請求項1記載のバッフル構造体。
  22. 【請求項22】 前記熱伝達表面に対応した流体流狭窄体は、該熱伝達表面
    に近接した位置でその2側部のそれぞれの横に並べて対に配置されたプレート部
    材を含み、該プレート部材は、熱伝達表面の2側部のそれぞれに対応した輪郭を
    有して、上流側および下流側開口を有するチャネルを熱伝達表面の2側部に沿っ
    て形成することができ、前記プレート部材は、隣接の熱伝達表面に対応した別の
    プレート部材に連結されている請求項1記載のバッフル構造体。
  23. 【請求項23】 さらに、前記熱伝達表面は、熱伝達増強構造体を含む請求
    項1記載のバッフル構造体。
  24. 【請求項24】 前記熱伝達増強構造体は、フィン部材を含む請求項23記
    載のバッフル構造体。
  25. 【請求項25】 軸方向の向きの複数の熱交換導管の外表面と接触するよう
    に交差方向に流れる流体との間での熱伝達を増強する方法であって、流体が前記
    熱交換導管の軸線にほぼ直交する方向で前記熱交換導管に対応した少なくとも1
    対の流体流狭窄体を通って流れ、該流体流狭窄体が互いに、また対応の熱伝達表
    面に少なくとも部分的に上流側および下流側で整合した位置にあるか、対応の熱
    伝達導管の2側部に沿って配置されるか、その両方であるようにすることによっ
    て、外表面を横切る流体流の輪郭を優先的に定める段階を含む方法。
  26. 【請求項26】 前記流体は、前記熱交換導管の上流側のバッフルの少なく
    とも1つの開口を通って流れて対応の前記熱交換導管と接触した後、前記熱交換
    導管の下流側のバッフルの少なくとも1つの開口を通って流れる請求項25記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 前記バッフルの開口は、細長スロットを含む請求項26記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 前記流体は、前記熱交換導管の上流側のバッフルの、それ
    ぞれ流体の流れ方向からずれた2つの開口を通って流れて対応の前記熱交換導管
    と接触した後、前記熱交換導管の下流側のバッフルの、それぞれ流体の流れ方向
    からずれた2つの開口を通って流れる請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記流体は、少なくとも1つの上流側列および1つの下流
    側列の前記熱交換導管を有する配列内を通って流れ、各熱交換導管に少なくとも
    1対の流体流狭窄体が対応している請求項25記載の方法。
  30. 【請求項30】 3列以上の熱交換導管を含み、前記流体流れ狭窄体は、(
    a)第1列の前記熱交換導管の上流側、最後列の前記熱交換導管の下流側、およ
    び各列の前記熱交換導管の間に位置する穿孔プレート部材か、(b)上流側およ
    び下流側開口対を有する穿孔スリーブのいずれかを含む請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記熱交換導管列は整合して、配列内を通るほぼ線形チャ
    ネルを形成する請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記流体は、前記熱交換導管列に直交する方向で配列内を
    通って流れる請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記流体は、前記熱交換導管列の平面に対して斜めの方向
    で配列内を通って流れる請求項31記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記熱交換導管列は互い違いにずれている請求項30記載
    の方法。
  35. 【請求項35】 前記流体は、前記熱交換導管列の平面に直交する方向で配
    列内を通って流れる請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記流体は、前記熱交換導管列の平面に対して斜めの方向
    で配列内を通って流れる請求項34記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記流体は、前記熱交換導管の2側部のそれぞれに沿って
    チャネルを通って流れ、該チャネルは、縁部を前記熱交換導管の外表面に近接し
    た位置でその2側部のそれぞれの横に並べて配置された少なくとも1対のほぼ平
    坦なプレート部材によって定められており、該プレート部材は、前記流体の流れ
    方向にほぼ直交する向きに設けられている請求項25記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記流体は、前記熱交換導管の2側部のそれぞれに沿って
    チャネルを通って流れ、該チャネルは、前記熱交換導管の外表面に近接した位置
    でその2側部のそれぞれの横に並べて配置された1対のプレート部材によって定
    められており、該プレート部材は、前記熱交換導管の2側部のそれぞれに対応し
    た輪郭を有すると共に、隣接の前記熱交換導管に対応した別のプレート部材と連
    結されている請求項25記載の方法。
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