JP2003508146A - 少なくとも2つの縫い糸を壁体特に個体の動脈の壁体の開口の縁範囲の近くに刺し通す装置 - Google Patents

少なくとも2つの縫い糸を壁体特に個体の動脈の壁体の開口の縁範囲の近くに刺し通す装置

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JP2003508146A
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イシンガー トーマス
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ゲーイーペー メディツィンテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも2つの縫い糸(14,15)を、包被、バルーンあるいは面の壁体、特に個体の動脈の壁体の、そこに存在する開口の縁範囲の近くで、刺し通し、かつ当該の壁体を刺し通した縫い糸を前記の開口から引き戻すために、糸案内装置(1)が役立ち、この糸案内装置は、その縦方向で後方の糸供給部分(3)と、前方の糸受容部分(4)と、これらの間に位置している中間の糸解放・糸締め付け部分(5)とを備えており、中間の糸解放・糸締め付け部分は少なくとも前方の糸受容部分(4)に対して相対的に回動可能であり、かつ次のような横断面を有している、すなわち、少なくとも1つの回動位置において後方の糸供給部分(3)から前方の糸受容部分(4)の縫い糸(14,15)の導入が可能であり、これとは異なった1つの回動位置においては、その縫い糸(14,15)を備えた針(12,13)が前方の糸受容部分(4)内で固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも2つの縫い糸を、包被、バルーンあるいは面の壁体、特
に個体の動脈の壁体の、そこに存在する、場合による切開及び/又は切り開かれ
た開口に縁範囲の近くに刺し通し、かつ当該の縁範囲を通して刺し通された縫い
糸端部を前記開口から、棒形の糸案内装置により、針に固定された縫い糸が案内
若しくは受容開口内で次のように、すなわち、縫い糸が当該の糸案内装置によっ
て、当該の開口の縁範囲の近くで、前記の壁体を通して導かれ、かつ前記の開口
から再び引き戻し可能であって、当該の開口の外部で引き合わせ、かつ場合によ
り結びあわせることによって、開口が閉鎖可能である形式のものに関する。
【0002】 このような形式の装置は主として、包被、バルーンあるいは面の壁体の壁体内
に開口が存在していて、この開口が閉じられねばならず、この閉鎖のために当該
の壁体の両側からの接近が不可能である形で使用される。このことは特に、閉鎖
すべき開口を有している壁体が個体の動脈に所属している場合である。この場合
、外側からその都度閉鎖すべき開口に接近することしか可能でない。
【0003】 最初に述べた形式の縫い装置であって、4つまでの、縫い糸と結合された針が
しゅう動装置によって血管の壁体を通して、そこにある開口の縁範囲の近くで、
通され、当該の血管の内部で前記の開口の範囲にある受容装置により受容される
ものが公知である(WO 94/08516)。この受容装置は救助網状の針受容装置によ
って形成されており、これは最初折り畳まれた状態で当該の開口を通して刺し通
され、次いで、当該の開口内で広げられ、次いで血管の内部の当該の開口の縁範
囲に接触せしめられる。前述の開口の縁範囲を通して刺し通される針はこの救助
網状の針受容装置により受容可能であり、この針受容装置は次いでその縦軸線を
中心にして回動せしめられ、当該の針を固定する。次いで、当該の救助網状の針
受容装置はその中に含めれている針と一緒に折り畳まれ、前述の開口を通して完
全に引き出される。この過程において、針端部と結合されている縫い糸は貯蔵マ
ガジンから引き出され、前述の針の穿刺箇所を通して前述の開口の縁範囲の近く
で刺し通され、かつ当該の開口から再び引き出される。前述の開口の外部で針端
部は次いで引き合わされ、かつ場合により結び合わされることができ、これによ
り当該の開口が閉鎖される。
【0004】 前述の公知の装置は原理的に比較的に簡単な構造を示しているにもかかわらず
、1つ又は複数の針が針受容装置によって固定できない場合には、当該の開口の
縁範囲の近くで刺し通された針を、救助網状の針受容装置のよって受容しかつ固
定する場合に、問題が生じる。このような場合に、血管内に含まれている針を再
び取り除くには、複雑な手段が必要である。
【0005】 更に、血管の壁体に形成されている開口の縁範囲を通して2つの縫い糸を刺し
通す装置が公知であり(WO 94/13211)、これは当該の開口内に導入可能な針支
持体と当該の開口の外部にある針受容装置とを有している。針支持体は縫い糸を
備えており、縫い糸の端部は針と結合されている。運転中、前述の針支持体はま
ず完全に前述の開口を通して、閉鎖すべき血管内に導入され、次いで針が当該の
開口の縁範囲を通して内側から外側に刺し通される。この場合、残りの針支持体
部分は最初はまだ血管内にとどまる。次いでこの針支持体部分は血管から前述の
開口を通して引き出され、したがって当該の血管内には単に、既に引き出された
針と結合されている縫い糸だけが残されている。糸を更に引き戻すことによって
、当該の縫い糸は最後に当該の血管内で緊張せしめられ、したがって次いで縫い
糸端部を結び合わすことができる。これによって当該の開口が閉じられる。
【0006】 前述の公知の装置は原理的に、縫い糸を血管の壁体の、そこに存在している開
口の縁範囲の近くで刺し通すことを可能にするけれども、しかしながらこの場合
においても、針端部を針受容装置内で受容することの安全性に関して、少なくと
も問題がある。1つの又は複数の針がすなわち針受容装置内に確実に受容されな
い場合には、この場合においても、複雑さを回避するために、付加的な手段が必
要である。寸法決めの理由からこの場合動脈に対する接近を広げなければならな
い。この公知の装置はしたがって最小限侵入性ではない。
【0007】 更に少なくとも1つの縫い糸を、個体の血管の壁体の、そこに存在している開
口の縁範囲の近くで刺し通す装置が公知である(WO 95/13021)。この公知の装
置は棒形の糸案内装置を有しており、その先端に、糸変向軌道を備えたノーズ部
分が設けられており、このノーズ部分は、減少せしめられた横断面の範囲を介し
て棒形の糸案内装置と結合されている。この棒形の糸案内装置内には、針供給開
口があり、これはノーズ部分の針変向軌道の入口側に整向されている。更に、棒
形の糸案内装置内には第2の針供給開口があり、これはノーズ部分内の針変向軌
道の出口側に整向されている。この構造に基づき、この装置は次のように機能す
る。まず装置全体が個体の血管の閉鎖すべき開口内に導入され、当該の開口の壁
体が減少せしめられた横断面の範囲に接触し、この範囲を介してノーズ部分が棒
形の糸案内装置と結合されている。次いで、縫い糸と結合されている針が棒形の
糸案内装置の針供給開口によって、前方に向かってノーズ部分に動かされ、その
際、当該の針はこの場合血管の壁体の、前述の開口の縁範囲の近くに刺し通され
、かつ次いでノーズ部分の変向軌道内で変向せしめられ、次いで当該の血管壁体
の縁範囲が内側から外側に向かって刺し通される。次いで当該の針は棒形位の糸
案内装置の前述の別の針案内開口によって再び戻され、したがってこれにより前
述の開口の縁範囲は今や直径方向で向き合った2つの箇所で糸により刺し通され
る。この糸は次いで変向軌道から、変向軌道と結合されている糸解放・スリット
装置を介して引き出され、したがって次いで装置全体を前述の血管の開口から引
き出すことができる。
【0008】 この公知の装置は、原理的に少なくとも1つの縫い糸を血管の壁体の、そこに
存在している開口の縁範囲の近くで、直径方向で向き合った2つの箇所に刺し通
すことができるけれども、前述の針変向構造は、しかしながら実地において、時
々問題を生ぜしめる。それは、前述のノーズ部分内に存在している変向軌道の比
較的に強い湾曲によって、単に可とう性の針又は小さな針しか使用することがで
きず、このことはしかしこのような針を血管壁体を刺し通す際に問題を惹起する
からである。
【0009】 最後に既に縫い糸の端部を、個体の血管の壁体の、そこに存在する開口の縁範
囲の近くで刺し通す縫い装置も公知である(US 5,860,990)。この公知の装置に
おいては、ループ形の糸端部を備えた貯蔵糸が棒形の糸供給装置によって当該の
開口を通して血管内に導入される。当該の棒形の糸供給装置の外側で、直径方向
で向き合った2つの箇所に針形の糸受容器が設けられており、これらの糸受容器
は、血管壁体を当該の開口の縁範囲の近くで刺し通した後に、ループ形に構成さ
れた糸端部を受容し、かつ次いで外方に向かって血管から引き出す。
【0010】 最後に述べた公知の装置は原理的に、縫い糸のループ形に構成された端部を、
血管壁体の、そこに存在している開口の縁範囲の近くを刺し通すことができるに
もかかわらず、しかしこの構造もその使用の際に、前述のループ形の糸端部を受
容することに関して問題を示す。当該のループ形の糸端部を確実に受容すること
は、すなわち、単に当該の糸端部が棒形の糸供給装置により規定された位置に固
定され、針形の糸受容器がこのループ形の糸端部をつかむことができる場合に、
保証される。このことは、実地において時々、単に著しい困難をもってのみ、達
成することができる。
【0011】 本発明の目的は、最初に述べた装置において、どのようにして、簡単でしかも
確実な形式で、少なくとも2つの縫い糸を包被、バルーン又は面の壁体、特に個
体の動脈の壁体の、そこに存在している開口の縁範囲に、刺し通す方策を示すこ
とである。
【0012】 前述の課題は、最初に述べた形式の装置において本発明によれば、次のように
して解決される。すなわち、糸案内装置がその縦方向で、後方の糸供給部分と、
前方の糸受容部と、これらの間に位置している中間の糸解放・糸締め付け部分と
を有しており、かつ前記の中間の糸解放・締め付け部分は少なくとも前方の糸受
容部分に対して相対的に回動可能であり、かつ次のような横断面、すなわち、少
なくとも1つの回動位置において、後方の糸供給部分から供給される縫い糸が前
方の糸受容部分内で露出している受容開口内に導入することが可能であり、かつ
前記回動位置とは異なった1つの回動位置において、当該の受容開口内に針と一
緒に受容されている縫い糸を、糸案内装置全体を前記開口から引き出すために、
固持することができるような横断面、を有しているようにした。
【0013】 本発明による利点は、比較的にわずかな費用で、少なくとも2つの縫い糸を、
包被、バルーン又は面、特に個体の動脈、の、そこに存在している開口の縁範囲
の近くに刺し通し、かつ前述の縁範囲の近くで刺し通された縫い糸を当該の開口
から引き戻すことができることである。当該の開口は本発明による装置を効果的
に使用するために、場合によっては、その導入のために切り開くことができる。
この場合本発明は比較的に簡単な構造原理を利用し、この構造原理によれば、単
に中間の糸解放・糸締め付け部分が他の装置部分に対して相対的に回動可能であ
ることによって、1つの回動位置、すなわち糸解放位置、では、縫い糸が前述の
開口の縁範囲の近くで刺し通され、かつ他の回動位置、すなわち糸締め付け位置
、では、縫い糸と一緒に糸受容部分内に受容されている針を固く締め付け、全体
の装置を当該の開口から引き出すことができる。この場合、縫い糸は前述の壁体
によって前述の開口の縁範囲の近くで引き締められ、次いでこの開口の外側で引
き合わされ、かつ場合により結ばれる。ここではこれ以上説明しないこの過程の
ために、この場合自体公知の結びスライダを使用することができる。縫い糸とし
ては、本発明による装置が動脈若しくは一般に血管閉鎖装置である場合に、外科
縫い糸を使用することができる。これによって、外翻縫合を生ぜしめることがで
きる。本発明を動脈の閉鎖に使用する場合には、最小限侵入性の閉鎖の利点が生
ずる。
【0014】 本発明の合目的的な展開は従属請求項に記載されている。
【0015】 後方の、すなわち装置の近位の、糸供給部分、中間の糸解放・糸締め付け部分
及び前方の、すなわち装置の遠位の、糸受容部分はそれぞれだ円形の横断面を有
している。このことは当該の装置の最適の作業形式を可能にし、特に前述の開口
が個体、人又は動物の動脈内にある場合に、役に立つ。この動脈壁体はその場合
、完全に当該の装置部分のだ円形の横断面に接触することができる。中間の糸解
放・糸締め付け部分はこの場合、後で分かるように、閉鎖すべき動脈壁体開口内
の傷縁緊張器として役立つ。
【0016】 この場合時々、糸案内装置の後方の糸供給部分、中間の糸解放・糸締め付け部
分及び前方の板受容部分が少なくともその境界を接する範囲においてそれぞれ同
一のだ円形の横断面を有していると、充分である。このことは、有利な形式で、
装置全体のその都度の開口内への、若しくは開口からの、問題のない導入及び引
き出し、その縁範囲に近くでの、2つの縫い糸を、当該の開口を含んでいる壁体
を通して刺し通すことを可能にする。
【0017】 更に、中間の糸解放・糸締め付け部分の横断面が、後方の糸供給部分及び前方
の糸受容部分の横断面に対して厚さを減少せしめられていると、有利である。こ
れによって当該の糸解放・糸締め付け部分は前述の開口の縁に当て付けて、開口
の縁範囲の近くで、当該の開口を含んでいる壁体を少なくとも2つの縫い糸によ
って刺し通し、したがって当該の縫い糸のための穿刺箇所が前述の開口の縁から
可及的に離れて位置するようにすることができる。このことは動脈壁体に存在す
る開口の閉鎖のために極めて有利である。
【0018】 糸案内装置の後方の糸供給部分、中間の糸解放・糸締め付け部分及び前方の糸
受容部分がすべて互いに相対的に回動可能であると、特に有利である。個々の装
置部分の相互のこの回動可能性は、フレキシブルな作業形式を可能にし、このこ
とは特に、2つよりも多い縫い糸が、包被、バルーン又は面の壁体、特に個体の
動脈の壁体に存在している開口の縁範囲の近くでこの壁体を刺し通される場合に
、役に立つ。
【0019】 特に簡単な装置構造は、中間の糸解放・糸締め付け部分が後方の糸供給部分の
減少せしめられている横断面の範囲によって形成されていると、達成される。こ
れによって、有利な形式で、単に2つの、互いに相対的に回動可能並びに装置部
分だけで充分である。
【0020】 この丁度述べた装置構造においては、後方の糸供給部分の減少せしめられた横
断面の範囲は合目的的に特別な部分によって形成することができ、この特別な部
分は後方の糸供給部分と結合されている。これによって、当該の糸供給部分の製
作が比較的に簡単に可能である。
【0021】 有利には、中間の糸解放・糸締め付け部分は、包被、バルーンあるいは面の壁
体、特に個体の動脈、の壁体の厚さに相応する厚さを有している。これによって
、最適の形式で、少なくとも2つの縫い糸を、前述の壁体に存在している開口の
縁範囲の近くでこの壁体を刺し通すことができる。
【0022】 合目的的には、後方の糸供給部分内及び前方の糸受容部分内に、n個の互いに
並んでいる縦及び受容穴、ただしn≧1、のm個の群、ただしm≧2、が設けら
れている。この手段は、群m内の縫い糸の数nが大きい場合に、包被、バルーン
又は面の壁体、特に個体の動脈の壁体内に存在している開口の縁範囲の近くで縫
い糸をこの壁体を刺し通すことができるといる利点を有している。
【0023】 特に簡単な装置構造では、後方の糸供給部分の案内開口が縦穴によって形成さ
れており、これらの縦穴内で、針に固定された縫い糸が特別なスライダによって
しゅう動可能であり、かつ中間の糸解放・糸締め付け部分を介して、縦穴と一線
をなす、前記1つの位置にある前方の糸受受容部分の受容穴内に導入可能である
。当該のスライダは有利な形式で、前述の針を、包被、バルーン又は面の壁体の
壁体に存在している開口の縁範囲の近くで、壁体に確実にかつ問題なく刺し通す
ことを可能にする。
【0024】 この場合、前方の糸受容部分の受容穴は、少なくとも縫い糸の前端部にある針
がこれらの受容穴内に完全に受容可能であるような深さを有している。当該の受
容穴はこの場合有利には、その中に一度導入された針が単に困難さをもってだけ
、引き出し可能であるように、構成されている。
【0025】 針を前述の受容穴内で確実に固定するために、前方の糸受容部分の受容穴が前
方の範囲内において、後方の糸供給部分の縦穴の縦軸線と一線をなすその縦軸線
に関して、折り曲げられている。この手段によって、当該の受容穴内の針は比較
的に簡単かつ確実に固く締め付けることができる。
【0026】 縫い糸を前述の壁体に存在している開口の縁範囲から可及的に遠く離れて刺し
通すことができるようにするために、案内開口が糸供給部分の縁にあり、かつこ
の糸供給部分に固定されているフォイル部分により覆われている。このことは、
長穴の所望の固定のための構造経費が特にわずかであるという、利点をもたらす
【0027】 この場合、後方の糸供給部分内の長穴はその外周の向かって位置せしめられて
いて、針の外周の一部が後方の糸供給部分の外周の外側に位置するようにする。
この手段は、前述の縫い糸のための貫通開口を前述の開口の縁から可及的に離れ
て敷設することを、補助する。
【0028】 有利には、糸供給部分内に長穴と並んで貯蔵室があり、これらの貯蔵室内に、
別の縫い糸と結合されている付加的な針が収容されており、これらの針は、前記
の長穴内でまず存在している針が前方の糸受容部分内に設けられている受容穴内
に導入されかつ次いでこの導入にために前進せしめられるスライダが当該の貯蔵
室を解放する引き戻し位置に引き戻された後に、前記の長穴内に達し、これらの
長穴内で前記のスライダによって、前方の糸受容部分内に存在している受容穴内
に導入可能である。この手段は有利な形式で、2つよりも多い縫い糸が包被、バ
ルーン又は面の壁体、特に個体の動脈の壁体内に存在している開口の縁範囲の近
くで、壁体を刺し通される場合に、使用される。
【0029】 前述の別の針を受容するために、合目的的には、最初長穴にあった針が受容さ
れている受容穴と同じ受容穴が役立つ。このために、当該の受容穴はその都度、
それが2つの針を互いに前後に受容することができるような長さを有している。
しかし、当該の受容穴を、それがその都度2つの針を互いに並んで固く受容し得
るように、構成することも可能である。
【0030】 前述の別の針を前述の所蔵室から簡単な形式で導き出すことができるようにす
るために、ばね力が利用される。このばね力は例えば押しばね又はらせんばねに
よって生ぜしめることができる。
【0031】 有利には、別の受容穴が前方の糸受容部分内に存在している場合、前述の貯蔵
室内に受容されている別の針を前方の糸受容部分の前記の別の受容穴内に導入す
る前に、この前方の糸受容部分を後方の糸供給部分に対して相対的に回動させて
、前方の糸受容部分内に存在している別の受容穴を後方の糸供給部分内に存在し
ている長穴に対して一線をなすようにする。これによって、例えば4つの縫い糸
を、前述の開口の縁範囲の回りに等間隔で、壁体を刺し通すようにすることがで
きる。
【0032】 合目的的には、後方の糸供給部分及び前方の糸受容部分が、前記の別の針を前
方の糸受容部分の受容穴内に導入する前に、中間の糸解放・糸締め付け部分に対
して相対的に回動せしめられる。これによって、例えば4つの縫い糸を前述の開
口の縁範囲の回りに等間隔で、壁体を刺し通すことができるという利点が生じる
【0033】 合目的的には、中間の糸解放・糸締め付け部分が、後方の糸供給部分を回動可
能に貫通しているスリーブによってハンドグリップと結合されており、かつ後方
の糸供給部分及び前方の糸受容部分が合目的的には場合により、前記のスリーブ
に対して同軸的に配置されているスリーブ装置を介して回動調整車と結合されて
いる。このことは、個々の装置部分の調整及び運動のための構造が比較的に簡単
であるという利点をもたらす。
【0034】 前述の回動調整車は、係止部材と結合されており、これらの係止部材は当該の
回動調整車ひいてはこの回動調整車と結合されている後方の糸供給部分若しくは
前方の糸受容部分をハンドグリップひいては中間の糸解放・糸締め付け部分に対
して相対的な固定の角度位置に調整することができる。これによって、個々の装
置部分のための調整装置が特に簡単で、しかも効果的に調整可能であるという利
点が生じる。
【0035】 合目的的には、後方の糸供給部分のため及び前方の糸受容部分のための回動調
整車が係止・解放機構と連結されていて、針のしゅう動がその都度のスライダに
よって単に、糸供給部分及び糸受容部分が互いに整向せしめられた場合にのみ、
解放されている。このことは、その都度のスライダによる針の確実なしゅう動が
、糸供給部分及び糸受容部分が互いに整向せしめられているときにだけ、行われ
、このことは危険若しくは事故の阻止のために特に役に立つという利点をもたら
す。糸供給部分及び糸受容部分のこの相対位置の場合においてのみ、針が意図せ
ずに、又は誤って、装置から導き出されないことが保証されている。
【0036】 この場合、針のしゅう動が、中間の糸解放・糸締め付け部分がその糸解放位置
にある場合に、解放されていると、有利である。この手段により、前述の針が、
糸供給部分及び糸受容部分が互いに整向されている場合に、その中間にある糸解
放・糸締め付け部分がその糸解放位置にある時に、要するに針をそれに結合され
ている縫い糸と一緒に包被、バルーンあるいは面の壁体、特に個体の動脈の壁体
に刺し通す位置にある時に、初めてしゅう動させることができる。
【0037】 後方の糸供給部分及び前方の糸受容部分は有利には案内エレメントにより貫通
されていて、この案内エレメントは装置全体を前記の開口内に導入するのに役立
つ。この場合合目的的には、当該の案内エレメントによって、前方の糸受容部分
が後方の糸供給部分に対して相対的に回動可能である。このことは、当該の案内
エレメントがその案内課題に対して付加的になお回動エレメントとして利用され
るという利点をもたらす。この場合、前記の案内エレメントは有利には案内ワイ
ヤによって形成しておくことができる。
【0038】 ここで述べた装置課題において、後方の糸供給部分が、合目的的に案内エレメ
ントを取り囲むスリーブ部分により貫通されており、このスリーブ部分によって
、中間の糸解放・糸締め付け部分が後方の糸供給部分に対して相対的に回動可能
である。これによって、丁度説明した装置構造において、当該の装置部分の比較
的に簡単な回動可能性が可能になる。
【0039】 最後に、前方の糸受容部分が、その、中間の糸解放・糸締め付け部分に面した
面に、開及び閉旋回可能なばねエレメントを有しており、これは、前方の糸受容
部分の、その出発位置から中間の糸解放・糸締め付け部分に対して相対的に、第
1の方向で開旋回可能であって、当該の前方の糸受容部分の表面が中間の糸解放
・糸締め付け部分の方向に相応して拡大せしめられ、かつ糸受容部分が前記の出
発位置に戻る際に、再びその閉旋回状態に戻ることができることも可能である。
これによって、比較的に簡単な形式で、前方の糸受容部分の、壁体の内面に対す
る接触面を増大させることができ、壁体の開口を通して前方の糸受容部分を貫通
させることができ、このことは本発明による装置を使用する場合に大きな安全性
をもたらす。
【0040】 図示の細部について、詳細に説明する前に、一般的に述べておくと、本出願の
範囲内で普通に縫い糸の供給及び受容と関連して述べてあることは、当該の縫い
糸若しくは糸と結合されている針もこの過程に含まれるものである。
【0041】 図1は、本発明による装置の第1実施形の、大体において回転対称的な部分断
面図を示す。図1に示した装置は、図1の下方部分に示した糸案内装置1と、図
1の上方部分に示した操作装置2とから成っており、操作装置は一連の、後述す
る操作エレメントを有している。この装置は、個体の動脈の壁体内に存在する開
口を閉じるのに役立つ場合、要するに動脈閉鎖装置として使用される場合、著し
く拡大して示されていると見なすべきである。このような動脈閉鎖装置の場合、
糸案内装置1の横断面方向の寸法は単に数mm、典型的な値は例えば4mmであ
る。
【0042】 糸案内装置1には図1によれば、当該の糸案内装置の縦方向で見て、後方の糸
供給部分3と、前方の糸受容部分4と、これらの間に位置している中間の糸解放
・糸締め付け部分5とが所属している。これら3つの装置部分3,4及び5は、
この場合、二重管若しくは二重スリーブ装置を介して、互いに回動可能に結合さ
れている。当該のスリーブ装置には、内側のスリーブ6と、これに対して同軸的
な外側のスリーブ7とが所属している。内側のスリーブ6は図1によれば、前方
の、つまり3つの装置部分3,4及び5の遠位端部に設けられている糸受容部分
4と固く結合されている。外側のスリーブ7は中間の糸解放・糸締め付け部分5
と固く結合されており、かつ内側のスリーブ6に対して相対的にかつまた後方の
、つまり3つの装置部分3,4及び5の近位端部に設けられている糸供給部分3
に対して相対的に回動させることができる。この回動は、上述の操作装置2の種
々のエレメントによって行われ、これらのエレメントについては後で詳細に説明
する。
【0043】 中間の糸解放・糸締め付け部分5は、全体の装置が動脈閉鎖装置である場合、
動脈壁体厚さに相応する厚さを有している。典型的な値は、約2mmである。前
方の糸受容部分4の長さはこの場合典型的には約6mmである。
【0044】 後方の糸供給部分3は2つの長穴8,9を有しており、これらの長穴はこの場
合糸供給部分3の縁にあって、それぞれフォイル部分10若しくは11により覆
われている。これらのフォイル部分は例えば糸供給部分3の外縁に接着しておく
ことができる。これによって、当該の長穴8,9を可及的に外方に離れて位置さ
せることができ、それも、これらの長穴8,9内に受容されている針12,13
の外周の一部が後方の糸供給部分3の外周の外側に位置するように、することが
できる。このことは、前述の針が可及的に糸案内装置1の中心から離れて作用す
るようにする場合に特別に役に立ち、このことはなお後で分かる。
【0045】 前述の針12,13には、縫い糸14,15が結合されており、これらの縫い
糸はそれぞれ縫い糸貯蔵器から来るもので、縫い糸貯蔵器は所属の縫い糸マガジ
ン16若しくは17内に含まれている。前述の縫い糸14,15は前記の長穴8
,9内でスライダ18,19によって案内され、これらのスライダは操作ボタン
43によってばね20,21のばね力に抗して、前方の糸受容部分4の方向に押
すことができる。当該のスライダ18,19はここでは管形のスライダによって
形成されている。
【0046】 前方の糸受容部分4内には、前述の針12,13を受容するための受容穴22
,23がある。前方の糸受容部分4内の受容穴22,23はこの場合、その都度
の入口開口をもって、後方の糸供給部分3内に存在する長穴8若しくは9に対し
て一線に延びている。図1によれば、受容穴22,23は、それらのその都度の
縦軸線をもって、長穴8,9の縦軸線に関して、糸受容部分4の外径に適合して
、折り曲げられている。ここでなお述べておくと、受容穴22,23はその都度
、それぞれ針12若しくは13に相応する2つの針を互いに前後に受容すること
ができるような、長さを有している。このことは、受容穴22,23がその都度
、針12若しくは13のそれぞれの長さの少なくとも2倍の長さを有しているこ
とを、意味している。ところで、受容開口22,23は、それらの中にそれぞれ
受容される針12若しくは13が無造作には再び引き出されないように、構成し
ておくことができる。このために、自体公知の固定機構を受容開口22,23内
に設けておくことができる。
【0047】 図1に示した装置の構造について更に説明する前に、まず、後方の糸供給部分
3、前方の糸受容部分4及び中間の糸解放・糸締め付け部分5の横断面若しくは
形状について説明する。これらの装置部分3,4及び5の横断面若しくは形状は
、図1に示した断面線A−A若しくはB−B若しくはC−Cに相応して、図2,
3及び4に示されている。これによれば、後方の糸供給部分3、前方の糸受容部
分4及び中間の糸解放・糸締め付け部分5はそれぞれだ円形の横断面若しくはだ
円形の形状を有しており、その際、この場合、中間の糸解放・糸締め付け部分5
の横断面若しくは形状は後方の糸供給部分3及び前方の糸受容部分4の横断面若
しくは形状に比して、図3を図2及び4と比較すれば明りょうに認識できるよう
に、幅を減少せしめられている。基本的にはしたがって、すべての装置部分3,
4及び5はその都度、いずれにせよ少なくともその都度互いに隣接する範囲にお
いて、だ円形の横断面若しくは形状を有している。長穴8,9及び受容穴22,
23はこの場合、その都度糸供給部分3若しくは糸受容部分の、直径方向で互い
に向き合った2つの箇所に、それもその都度の成形体の縦軸線上に、ある。糸解
放・糸締め付け部分5はこの場合、図1に示した装置が動脈壁体開口を閉鎖する
ために使用される場合に、傷縁緊張器として作用し、傷を形成している動脈壁体
開口の縁を緊張して、この緊張の横方向で針12,13若しくは後述する針26
,27がそれらの糸を動脈壁体に刺し通すことができるようにする。
【0048】 図5及び6は中間の糸解放・糸締め付け部分5及び前方の糸受容部分4の平面
図を、2つの異なった相対回動位置で示す。装置の出発位置として見なすことの
できる図5による回動位置においては、前方の糸受容部分4内に含まれている受
容開口22及び23は中間の糸解放・糸締め付け部分5によって覆われている。
後方の糸供給部分3はこの場合前方の糸受容部分4と同じ回動位置にある。図6
に示した回動位置においては、当該の受容開口22,23は自由に接近可能であ
る。図1に示した装置に関して、このことは、中間の糸解放・糸締め付け部分5
を前方の糸受容部分4に対して相対的に回動させる場合に−この相対位置は図6
に示されている−長穴8,9内に含まれている針12若しくは13を受容開口2
2若しくは23に向かって導くことができることを、意味する。それは針の運動
がこの位置では中間の糸解放・糸締め付け部分5によって阻止されず、むしろ解
放されているからである。
【0049】 図1に示した装置に戻って述べておくと、この装置は後方の糸供給部分3にお
いて既に述べた所属の縫い糸を備えた針12及び13に対して付加的に、なお別
の縫い糸24若しくは25と結合された付加的な針26若しくは27を有してお
り、これらの針は前述の長穴8若しくは9に並んでいる貯蔵室28若しくは29
に設けられている。当該の貯蔵室28,29内には、押しばねによって負荷され
た押しプレート30若しくは31が含まれており、これらの押しプレートによっ
て、付加的な針26若しくは27が前述の長穴8若しくは9の方向に押される。
図1に示した装置の位置では、この押し作用はまだ何らの別の効果も有していな
い。付加的な針26若しくは27は貯蔵室28若しくは29内にとどまっている
。スライダ18若しくは19が、長穴8若しくは9内にまず存在している針12
若しくは13が受容開口22若しくは23内に引き戻されて、前述の貯蔵室28
若しくは29が露出したときに初めて、前述の押し作用を行い、次いで付加的な
針26若しくは27が前述の長穴8若しくは9内に達して、次いで前述のスライ
ダ18若しくは19によって受容開口22若しくは23内に押しずらされる。
【0050】 前述の付加的な針26若しくは27と結合されている別の縫い糸24若しくは
25は貯蔵縫い糸に所属しており、これらの貯蔵縫い糸は、後方の糸供給部分3
の特別な縫い糸マガジン32若しくは33内に収容されている。
【0051】 今や、図1に示した装置の操作装置2について詳細に説明する。この操作装置
2には、一面ではハンドグリップ34が所属しており、このハンドグリップは前
述の装置の外側のスリーブ7と固く結合されている。このハンドグリップにより
、図1に示した装置全体を支持することができる。更に操作装置2には回動調整
車35が所属しており、これは前述の内側のスリーブ6と固く結合されており、
更に当該の操作装置2には別の回動調整車36が所属しており、これは後方の糸
供給部分3と固く結合されている。ハンドグリップ34は、その図1において上
方の側の、特定の箇所に、係止穴37を有しており、これらの係止穴内に回動調
整車35と結合された係止部材38が係合することができる。この、単に概略的
にばね負荷された棒装置によって示した係止部材38は操作レバー39によって
、その都度の係止位置から押し出し可能であり、したがってこの押し出しの後に
回動調整車35とハンドグリップ34との間の相対回動が可能である。
【0052】 図1において下方に位置する側に、ハンドグリップ34はやはり単数又は複数
の係止穴42を有しており、これらの係止穴内に、やはり単に概略的にばね負荷
された棒装置として示した係止部材40が係合することができる。操作レバー4
1を操作することによって、係止部材40をハンドグリップのその都度の係止開
口42から押し出すことができ、したがって後方の糸供給部分3とハンドグリッ
プ34との間の相対回動が可能である。
【0053】 後でなお明らかになるように、ハンドグリップ34内の係止開口37及び42
はその都度全く特定の箇所に設けられており、これらの箇所は、後で図7〜9に
よって説明するように、後方の糸供給部分3内に含まれている針12,13若し
くは26,27の全く特定の駆動を可能にする。
【0054】 図7は、前方の糸受容部分4の中間の糸解放・糸締め付け部分5に関する相対
回動を、受容開口22,23が糸解放・糸締め付け部分5の縦方向に延びる縦軸
線に対して45°の角度をなす直線状に位置している第1の作業位置において示
す。ここで述べておくと、装置の後方の糸供給部分3は前方の糸受容部分4と重
なり合っている。このことは、後方の糸供給部分の長穴8,9がこの位置若しく
は穿刺平面において前方の糸受容部分4の受容開口22,23に対して一線をな
すことを意味する。
【0055】 図8は、当該の装置を、前方の糸受容部分4が中間の糸解放・糸締め付け部分
5に関して、90°だけ更に回動せしめられた第2の作業位置若しくは穿刺平面
において示す。もちろん、この第2の作業位置においては、図8において示され
ていない後方の糸供給部分3も中間の糸解放・糸締め付け部分5に関して、前方
の糸受容部分4と同じ位置にある。
【0056】 図7において示されている個々の装置部分の第1の作業位置においては、図1
に示されているその糸14及び15を備えた針12及び13は受容開口22若し
くは23により受容されるのに対し、図8に示した第2の作業位置においては、
その糸24若しくは25を備えた付加的な針26及び27が受容開口22若しく
は23内に導入される。これにより、図9に示されているように、特に個体の動
脈であることができる包被、バルーンあるいは面の壁体の、その切断面をもって
中間の糸解放・糸締め付け部分5の外周に接する開口がある壁体50内で、4つ
の縫い穴51,52,53,54を当該の針により刺し通すことができる。これ
らの針はこの場合その糸と一緒に、前方の糸受容部分4内に導入される。縫い穴
51,52並びに53,54はその都度直線上に位置しており、その際、このよ
うにして形成された直線は例えば90°の角度で交差している。
【0057】 前方の糸受容部分4及び後方の糸供給部分3の中間の糸解放・糸締め付け部分
5に対する、図7〜9によって説明した前述の回動位置並びに別の確定された調
整位置(例えば休止もしくは出発位置)に相応する係止穴は、図1に示したハン
ドグリップ34に設けられている。前述の係止部材38及び40に関連して、こ
れにより装置部分3及び4と結合された調整車35若しくは36は容易にその都
度所望の回動位置にもたらすことができる。
【0058】 図10及び11においては、前述の本発明による装置の補足が示されている。
この補足によれば、前方の糸受容部分3は、その、中間の糸解放・糸締め付け部
分5に面した面に、開及び閉旋回可能なばねエレメント60を有しており、これ
はこの場合−図11から明確に分かるように−2重に設けられている。両方のば
ねエレメント60はその都度1つの、前方の糸受容部分4に取り付けられた固定
面61と開及び閉旋回可能な面62とを有している。当該のばねエレメント60
はこの場合次のように構成されている。すなわち、前方の糸受容部分4の出発位
置(例えば図5に示されているような)から中間の糸解放・糸締め付け部分5に
対して相対的な第1の方向での回動の際に、開旋回し、これにより前方の糸受容
部分4の表面を中間の糸解放・糸締め付け部分の方向に増大するようになってい
る。前方の糸受容部分4のその前記の出発位置への戻り回動の際には、当該のば
ねエレメント60の面62は再び閉旋回した状態に戻ることができる。この付加
的なばねエレメント60の準備手段によって、したがって前方の糸受容部分4の
、それを通して当該の前方の糸受容部分4が刺し通される壁体に対する接触面を
増大させることができる。これによって場合により本発明による装置の確実な作
業形式が可能になる。
【0059】 図12においては、図1に示した本発明による装置の変化形が部分的に示され
ている。図12によれば、付加的な針80,81が長穴8若しくは9に並んで、
装置全体の外面に形成されている貯蔵室82若しくは83に収容されている。ら
せんばねと結合されている押しプレート84若しくは85によって、圧力が当該
の針80若しくは81に、前記の長穴8若しくは9の方向に及ぼされる。前述の
針80若しくは81と、ここでは装置の外側を延びる糸86若しくは87が結合
されている。
【0060】 前方の糸受容部分4内では、図12によれば図1に示した状態と異なって、2
つの受容開口88,89が設けられており、これらの受容開口はその都度2つの
針12,80若しくは13,81を互いに並んで受容することができる。まず受
容開口88,89内に導入されている針12若しくは13を、付加的な2つの針
80若しくは81の導入軌道から動かすために、図12によれば、少なくとも針
12,13が磁気的に引きつけ可能な針である場合に、受容開口88若しくは8
9内に磁石90若しくは91が設けられている。これらの磁石は当該の受容開口
内に導入された針12若しくは13を引きつけ、固定する。
【0061】 図12に示した装置の残りの構造及びその他の形状は、図1に示した装置と合
致している。
【0062】 図13及び14には、本発明による装置の別の実施形が示されている。この実
施形は前述の実施形と異なって、装置が単に2つの、縫い糸14若しくは15と
結合された針12,13を有している。図1又は12による実施形と異なって、
図13及び14に示した実施形では、しかしながら、後方の糸供給部分3、前方
の糸受容部分4及び中間の糸解放・糸締め付け部分5の横断面はそれぞれだ円形
に構成されており、その際、より正確にいうと、このだ円形の横断面は少なくと
もその都度隣接する部分の境界を接する範囲内に設けられている。
【0063】 図1及び12において詳細に示した状態と異なって、図13及び14による実
施形では、案内ワイヤ100によって形成された案内エレメントが設けられてお
り、これは前方の糸受容部分4と結合されていて、これを後方の糸供給部分3及
び中間の糸解放・糸締め付け部分5に対して回動させることができる。前述の糸
解放・糸締め付け部分5はスリーブ部分101と固く結合されており、このスリ
ーブ部分は案内エレメント100及び後方の糸供給部分3に対して相対的に回動
可能である。
【0064】 図13及び14に示した本発明による装置に関連して、なお述べておくと、図
13に記入した受容開口22若しくは23の長さL3は少なくとも寸法L1、つ
まり針12若しくは13の1つの長さと等しい。寸法L2は少なくとも、その開
口を通して図示の装置が押し通され、その縁範囲の近くで針12若しくは13が
それと結合された糸14も15と共に刺し通される壁体の厚さに等しい。
【0065】 図15及び16には、本発明による装置のなお別の実施形が示されている。本
発明による装置の実施形のうち、この最も簡単な実施形は、本発明が原理的に、
後方の糸供給部分3及び前方の糸受容部分4がそれぞれ円形の横断面を有してい
て、かつ中間の糸解放・糸締め付け部分5がこれに対し、減少せしめられた横断
面を有している場合でも、機能することを示している。この場合、この中間の糸
解放・糸締め付け部分5が後方の糸供給部分3の一部分としてこれと固く結合さ
れているか、あるいはそれどころかこれと一体的に形成されていることで、充分
である。
【0066】 図15及び16には、図13及び14と同じように、全装置を貫通する案内ワ
イヤが示されており、この案内ワイヤによって、前方の糸受容部分4を中間の糸
解放・糸締め付け部分5に対して相対的に、かつこれにより後方の糸供給部分3
に対して相対的に、回動可能である。この回動可能性によって、この場合におい
ても、図5及び6に関連して既に述べたと同じ機能を実現することができる。
【0067】 長さL1,L2及びL3については、図13及び14に述べたことと同じこと
が当てはまる。
【0068】 最後になお述べておくと、図13〜16による装置と関連して説明した案内ワ
イヤの形の案内エレメントは図1〜12に示した実施形においても、設けること
ができ、しかしながらそこでは単に純粋な案内エレメントとしてであり、図13
〜16に関連して述べたような回動機能をもっていない。
【0069】 図17においては、本発明による装置のなお別の実施形が示されている。この
場合図示に関して、半断面が選ばれており、その際、図17の上方部分において
は完全断面が設けられている。当該の図示はこの場合、著しく拡大されていて、
特に下方部分において以下に述べる細部を明らかにするために、拡大されている
。半断面の図示によって、当該の装置の一方の半部だけが詳細に明らかにされて
いるので、以下においては単にこの構造だけを詳細に説明する。もちろん、装置
はその断面していない他方の半部において、少なくとも充分に相応する形式で構
成されている。特になお述べておくと、原理的に図17においては、図1に示し
たエレメントと比較し得る若しくは同じ機能を有しているエレメントには、図1
と同じ符号を付けてある。
【0070】 図17に示した装置1は、図1に示した装置のように、その糸案内装置1内に
、糸供給部分3と、糸解放・糸締め付け部分5と、糸受容部分4とを当該の順序
で、図示の装置の近位端部から遠位端部に有している。当該の部分3,4,5は
この場合、図17において鎖線で示すように、その都度だ円形の横断面を有して
いる。糸供給部分3内には、針12若しくは26と結合された縫い糸16若しく
は24を受容するための長穴8,108並びに相応する、見えない針と結合され
ている糸17,25を受容するための長穴がある。針26はこの場合糸供給部分
3の下方範囲内の受容室内で、図1において既に示した形式で、受容されている
。これによれば、押しプレート30によって、図17において左に向いた圧力が
針26に及ぼされる。この圧力はばね109によるものであって、このばねは糸
供給部分3の下方部分内に形成されている受容室110内に受容されている。こ
の受容室は図17によれば、閉鎖部分111によって、糸解放・糸締め付け部分
5に向かって閉鎖されている。
【0071】 糸受容部分4は図17によればやはり受容穴を有しており、これらの受容穴の
うち単に受容穴22だけが示されている。この受容穴22及び図示の装置のその
相応する他の範囲の受容穴はこの場合、かご形に構成されている。このことは、
一度当該の受容穴内に導入された針が無造作にはこの受容穴から再び引き出すこ
とができないという利点をもたらす。それは針は、普通は、この受容穴内で、そ
れが導入された状態に引き続きあることはないからである。このことは特に、当
該の針と結合された縫い糸が側方でこの針とその縦方向に関して結合されている
場合に、当てはまる。
【0072】 上方の、つまりこの場合部分3,4,5を含む装置区分の近位端部には、しゅ
う動部分112が設けられており、これはその内周に、扁平なプレートによって
形成されたスライダエレメント113を有している。このスライダエレメント1
13とは、特にばねワイヤ114によって形成されたスライダが固く結合されて
おり、このスライダによって、長穴8内にその都度ある針12若しくは26が縦
方向に、つまり図17において下方に、しゅう動せしめることができる。このた
めにしゅう動部分112は糸供給部分3の縦方向でしゅう動可能であり、つまり
、図17によれば下方に向かってしゅう動可能である。この目的のために、縫い
糸16,24を受容する長穴8及び108はスリットを付けられていて、当該の
しゅう動エレメント113を受容することができるようになっている。ここで述
べておくと、実地において、当該のしゅう動エレメント113は図17に示され
ている位置に対して直角に、長穴8,108を制限している材料部分のスリット
内に入る。その都度のスリット深さはこの場合、これによってその都度の針12
,26が受容穴22内に達することができることが保証されているように、選ば
れている。
【0073】 前述のしゅう動区分112は、既に述べたように、縦方向で図示の装置の遠位
端部にまでしゅう動可能であるけれども、回動方向で、しかしながら、それに直
接に隣接している回動調整車36と固く結合されている。この目的のために、図
17によれば、回動調整車36内の固定部分107により受容されている外側の
スリーブ115がいわば糸供給部分3の延長部の一部分として設けられている。
【0074】 前述の調整車36の上方には、図17によれば、図1のハンドグリップ34に
相応する調整車134が設けられており、これはスリーブ7と固く結合されてお
り、このスリーブは図1に示した状態と異なり、しかしながら中央のスリーブで
ある。回動調整車134内には、この場合、図1に示した縫い糸マガジン16,
32に相応する縫い糸ローラ116,132が回動可能に配置されており、これ
らの縫い糸ローラから前述の縫い糸16若しくは24を引き出すことができる。
回動調整車134により、この場合、糸解放・糸締め付け部分5は糸供給部分3
及び糸受容部分4に対して回動させることができ、このことは、図1に関連して
既に説明した状態に相応している。
【0075】 図17の上方部分には、図12にも設けられている回動調整車35が示されて
おり、これは内側のスリーブ6と結合されており、このスリーブを介して、糸受
容部分4が糸供給部分3及び糸解放・糸締め付け部分5に対して相対的に回動可
能である。内側のスリーブ6はこの場合、図1にも示されているように、空のス
リーブであって、それを通して案内ワイヤ100のような案内ワイヤを案内エレ
メントとして通すことができる。
【0076】 図17に示した回動調整車35,134,36を互いに相対的にその都度所望
の位置において係止可能に調整し得るようにするために、図1に示した実施形に
おけるように、係止部材38及び40が回動調整車134と両方の隣接する回動
調整車35及び36との間に設けられている。これらの係止部材は図17におい
てはしかしながら図示の装置の縦方向では設けられておらず、むしろ当該の回動
調整車の間で半径方向に設けられている。
【0077】 図17に示した装置が原理的に図1に示した装置に相応している前述のエレメ
ントの他に付加的に、図17によればなお特別な係止・解放機構が設けられてお
り、これによって、次のことが保証されている。すなわち、単に糸供給部分3及
び糸受容部分4が互いに整向されているときだけ、糸供給部分3及び糸受容部分
4のための回動調整車35及び36が、その都度のスライダによる針のしゅう動
を解放することである。この係止・解放機構にはこの場合、回動調整車35と結
合されている回動プレート120が所属しており、これはL形の区分121を有
しており、この区分内に、係止棒122が受容されており、この係止棒はしゅう
動部分112と固く結合されている。図18においては、当該の回動プレート1
20が下から見て示されている。この場合認識されるように、この回動プレート
120は特定の位置において、この場合その中央の位置において、当該の回動プ
レートの外側に対して同心的に延びるL形の範囲内に、切り欠き123を有して
おり、この範囲において前記の係止棒122がその係止位置から取り出し可能、
要するに解放可能である。この位置だけにおいて、しゅう動部分112は図17
により下方に向かってしゅう動させることができる。この位置は、既に述べたよ
うに、糸供給部分3及び糸受容部分4が互いに整向されている位置であり、更に
有利には糸解放・糸締め付け部分5もその糸解放位置にある。
【0078】 前述の係止・解放機構は、ただ1つの穿刺平面内での穿刺に関連して説明した
。この穿刺平面若しくはその位置はこの場合、切り欠き123の固定によって規
定されている。しかしながら、図7〜9によって例えば説明したような複数の穿
刺平面が設けられる場合に、穿刺平面のこの数に相応する数に切り欠き123を
、L形の区分121の、前記の穿刺平面若しくはその位置に相応する箇所に設け
ることは、明らかである。この場合、個々の穿刺平面の間の角度は、図7若しく
は9に関連して説明した値とは別の値、例えば60°、を有することもできる。
【0079】 図17に示した装置1に対して補足的に述べると、この装置においては回動調
整車35,36及び134の縦方向に延びる外面は実地において共通の外線を有
しているのに対し、しゅう動部分112はその外面を内方にずらされている。こ
れと異なって、しかしながら、別の形状も適用することができる。
【0080】 しゅう動部分112とこれに直接に隣接している回動調整車36との間の範囲
内には、図17において縫い糸16,24及び係止棒122に対して付加的に、
なお縫い糸17,25が示されている。この場合、しゅう動部分112と回動調
整車36との間の範囲は開いた範囲として示されている。実地においては、この
範囲はしかしながら相応する遮蔽手段によって外方に対して閉じておくことがで
き、例えばテレスコープ状に回動調整車36及びしゅう動部分112に遮蔽手段
を結合しておくことができる。
【0081】 さらになお指摘しておくと、本発明は前述の実施形に限定されるものではなく
、後方の糸供給部分3及び前方の糸受容部分4内にその都度、n個の互いに並ん
でいる縦及び受容穴、ただしn≧1、のm個の群、ただしm≧2、が設けられて
いるようにすることができる。これによって、m>2の場合に、個々の装置部分
の、図示の幾何学的な配置と異なる幾何学的な配置が生ずる。例えばm=3の場
合に、本発明により装置のために三角形の横断面形状が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化する装置の第1実施例の断面図を示す。
【図2】 図1に示した装置の後方の糸供給部分の、図1に記入した断面線A−Aに沿っ
た平面図を示す。
【図3】 図1に示した装置の中間の糸解放・糸締め付け部分の、図1に記入した断面線
B−B線に沿った平面図を示す。
【図4】 図1に示した装置の前方の糸受容装置の、図1に記入した断面線C−C線に沿
った平面図を示す。
【図5】 図1に示した装置の中間の糸解放・糸締め付け部分の、図1の出発位置におけ
る平面図を示す。
【図6】 図5に示した装置部分を、図5の回動位置とは異なる回動位置において示す。
【図7】 図5に示した装置部分を、別の回動位置において示す。
【図8】 図5に示した装置部分を、更に別の回動位置において示す。
【図9】 図5に示した装置部分を、あらかじめ図7及び8に示した装置部分の回動位置
で、略示した壁体に存在する開口の縁範囲の近くの穴を通して針及び縫い糸を通
した後の、再び出発位置において示す。
【図10】 前方の糸受容部分が開旋回及び閉旋回可能な、図10においてはそのうち単に
1つしか示されていないばねエレメントを備えていることを示した、側面図を示
す。
【図11】 図10に示した、両方の開旋回せしめられたばねエレメントを備えた装置部分
の、平面図を示す。
【図12】 図1に示した装置の変化形を示す。
【図13】 装置の、本発明による別の実施形を示す。
【図14】 図13に示した装置の、図13に記入したD−D線に沿った断面図を示す。
【図15】 装置の、本発明による更に別の実施形を示す。
【図16】 図15に示した装置の、図15に記入したE−E線に沿った断面図を示す。
【図17】 装置の、本発明によるなお更に別の実施形の部分断面図を示す。
【図18】 係止・解放機構に所属する回動板に下面図を示す。
【符号の説明】
1 糸案内装置、 2 操作装置、 3 後方の糸供給部分、 4 前方の糸
受容部分、 5 糸解放・糸締め付け部分、 6 内側のスリーブ、 7 外側
のスリーブ、 8 長穴、 9 長穴、 10 フォイル部分、 11 フォイ
ル部分、 12 針、 13 針、 14 縫い糸、 15 縫い糸、 16
縫い糸マガジン、 17 縫い糸マガジン、 18 スライダ、 19 スライ
ダ、 20 ばね、 21 ばね、 22 受容穴、 23 受容穴、 24
縫い糸、 25 縫い糸、 26 針、 27 針、 28 貯蔵室、 29貯
蔵室、 30 押しプレート、 31 押しプレート、 32 縫い糸マガジン
、 33 縫い糸マガジン、 34 ハンドグリップ、 35 回動調整車、
36 回動調整車、 37 係止穴、 38 係止部材、 39 操作レバー、
40 係止部材、 41 操作レバー、 42 係止穴、 43 操作ボタン
、 50 壁体、 51 縫い穴、 52 縫い穴、 53 縫い穴、 54
縫い穴、 60 開及び閉旋回可能なばねエレメント、 61 固定面、 62
開及び閉旋回可能な面、 80 針、 81 針、 82 貯蔵室、 83
貯蔵室、 84 押しプレート、 85 押しプレート、 86 縫い糸、 8
7 縫い糸、 88 受容開口、 89 受容開口、 90 磁石、 91 磁
石、 100 案内ワイヤ、 101 スリーブ部分、 107 固定部分、
108 長孔、 109 ばね、 110受容室、 111 閉鎖部分、 11
2 しゅう動部分、 113 スライダエレメント、 114 ばねワイヤ、
115 スリーブ、 116 縫い糸ローラ、 120 回動プレート、 12
1 区分、 122 係止棒、 123 切り欠き、 132 縫い糸ローラ、
134 調整車、 L1 寸法、 L2 寸法、 L3 長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ライマー ベールケ ドイツ連邦共和国 ラウプリング ネルケ ンヴェーク 7 Fターム(参考) 4C060 BB18 CC03 DD03 MM25

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの縫い糸(14,15;24,25)を、包
    被、バルーンあるいは面の壁体、特に個体の動脈の壁体の、場合により切開及び
    /又は切り離しによって形成される開口の縁範囲の近くに刺し通し、かつ当該壁
    体に刺し通された縫い糸端部を前記開口から引き戻す装置であって、棒形の糸案
    内装置(1)を備え、この糸案内装置内で、針(12,13;26,27)に固
    定された縫い糸(14,15;24,25)が案内若しくは受容開口(8,9;
    22,23)内を案内されていて、縫い糸が当該の糸案内装置(1)により当該
    の血管の壁体を貫通可能であり、かつ前記開口から再び引き戻し可能であって、
    当該の開口の外部で縫い糸端部を引き合わせることによって、開口を閉鎖可能で
    ある形式のものにおいて、 糸案内装置(1)がその縦方向で、後方の糸案内部分(3)と、前方の糸受容
    部(4)と、これらの間に位置している中間の糸解放・糸締め付け部分(5)と
    を有しており、かつ前記の中間の糸解放・締め付け部分(5)は少なくとも前方
    の糸受容部分(4)に対して相対的に回動可能であり、かつ次のような横断面を
    有していること、すなわち、少なくとも1つの回動位置において、後方の糸案内
    部分(3)から供給される縫い糸(14,15;24,25)が前方の糸受容部
    分(4)内で露出している受容開口(22,23)内に導入することが可能であ
    り、かつ前記回動位置とは異なった1つの回動位置において、当該の受容開口(
    22,23)内に針(12,13;26,27)と一緒に受容されている縫い糸
    (14,15;24,25)を、糸案内装置(1)全体を前記開口から引き出す
    ために、固持することができるような横断面を有していること、を特徴とする、
    少なくとも2つの縫い糸を壁体特に個体の動脈の壁体の開口の縁範囲の近くに刺
    し通す装置。
  2. 【請求項2】 後方の糸供給部分(3)、中間の糸解放・糸締め付け部分(
    5)及び前方の糸受容部分(4)がそれぞれだ円形の横断面を有していることを
    特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 糸案内装置(1)の後方の糸供給部分(3)、中間の糸解放
    ・糸締め付け部分(5)及び前方の板受容部分(4)が少なくともその境界を接
    する範囲においてそれぞれ同一のだ円形の横断面を有していることを特徴とする
    、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 中間の糸解放・糸締め付け部分(5)が後方の糸供給部分(
    3)及び前方の糸受容部分(4)の横断面に対して、横断面幅を減少せしめられ
    ていることを特徴とする、請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 糸案内装置(1)の後方の糸供給部分(3)、中間の糸解放
    ・糸締め付け部分(5)及び前方の板受容部分(4)がすべて互いに相対的に回
    動可能であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 中間の糸解放・糸締め付け部分(5)が後方の糸供給部分(
    3)の減少せしめられている横断面の範囲によって形成されていることを特徴と
    する、請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 後方の糸供給部分(3)の減少せしめられた横断面の範囲が
    、後方の糸供給部分(3)と固く結合されている特別な部分(5)によって形成
    されていることを特徴とする、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 中間の糸解放・糸締め付け部分(5)が、包被、バルーンあ
    るいは面の壁体、特に個体の動脈の壁体の厚さに相応する厚さ(L2)を有して
    いることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 後方の糸供給部分(3)内及び前方の糸受容部分(4)内に
    、n個の互いに並んでいる縦及び受容穴(8,9;22,23)、ただしn≧1
    、のm個の群、ただしm≧2、が設けられていることを特徴とする、請求項1か
    ら8までのいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 後方の糸供給部分(3)が縦穴(8,9)を有しており、
    これらの縦穴内で、針(12,13;26,27)に固定された縫い糸(14,
    15:24,25)が特別なスライダ(18,19)によってしゅう動可能であ
    り、かつ中間の糸解放・糸締め付け部分(5)を介して、縦穴(8,9)と一線
    をなす、前記1つの位置にある前方の糸受容部分(4)の受容穴(22,23)
    内に導入可能であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 前方の糸受容部分(4)の受容穴(22,23)が、少な
    くとも縫い糸(14,15;24,25)の前端部にある針(12,13;26
    ,27)がこれらの受容穴(22,23)内に完全に受容可能であるような長さ
    (L3)を有していることを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前方の糸受容部分(4)の受容穴(22,23)が前方の
    範囲内において、後方の糸供給部分(3)の縦穴(8,9)の縦軸線と一線をな
    すその縦軸線に関して、折り曲げられていることを特徴とする、請求項10又は
    11記載の装置。
  13. 【請求項13】 案内開口(8,9)が糸供給部分(3)の縁にあり、かつ
    この糸供給部分(3)に固定されているフォイル部分(10,11)により覆わ
    れていることを特徴とする、請求項10から12までのいずれか1項に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 後方の糸供給部分(3)内の案内開口(8,9)がその外
    周の向かって位置せしめられていて、針(12,13;26.27)の外周の一
    部が後方の糸供給部分(3)の外周の外側に位置することを特徴とする、請求項
    13記載の装置。
  15. 【請求項15】 糸供給部分(3)内に案内開口(8,9)と並んで貯蔵室
    (28,29)があり、これらの貯蔵室内に、別の縫い糸(24,25)と結合
    されている付加的な針(26,27)が収容されており、これらの針は、前記の
    案内開口(8,9)内でまず存在している針(12,13)が前方の糸受容部分
    (4)内に設けられている受容開口(22,23)内に導入されかつ次いでこの
    導入のために前進せしめられるスライダ(18,19)が当該の貯蔵室(28,
    29)を解放する引き戻し位置に引き戻された後に、前記の案内開口(8,9)
    内に達し、これらの案内開口内で前記のスライダ(18,19)によって、前方
    の糸受容部分(4)内に存在している受容開口(22,23)内に導入可能であ
    ることを特徴とする、請求項10から14までのいずれか1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記の別の針(26,27)を受容するために、最初案内
    開口(8,9)にあった針(12,13)が受容されている受容開口(22,2
    3)と同じ受容開口が役立つことを特徴とする、請求項13記載の装置。
  17. 【請求項17】 貯蔵室(28,29)内に受容されている付加的な針(2
    6,27)が、ばね力によって前記の案内開口(8,9)内に導入可能であるこ
    とを特徴とする、請求項14又は15記載の装置。
  18. 【請求項18】 別の受容穴が前方の糸受容部分(4)内に存在している場
    合、貯蔵室(28,29)内に受容されている別の針(26,27)を前方の糸
    受容部分(4)の前記の別の受容穴内に導入する前に、この前方の糸受容部分(
    4)を後方の糸供給部分(3)に対して相対的に回動させて、前方の糸受容部分
    (4)内に存在している別の受容穴を後方の糸供給部分(3)内に存在している
    案内開口(8,9)に対して一線をなすようにすることを特徴とする、請求項1
    4から17までのいずれか1項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 後方の糸供給部分(3)及び前方の糸受容部分(4)が、
    前記の別の針(26,27)を前方の糸受容部分(4)の受容開口(22,23
    )内に導入する前に、中間の糸解放・糸締め付け部分に対して相対的に回動せし
    められることを特徴とする、請求項15から18までのいずれか1項に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 中間の糸解放・糸締め付け部分(5)が、後方の糸供給部
    分(3)を回動可能に貫通しているスリーブ部分(7)によってハンドグリップ
    (34)と結合されており、後方の糸供給部分(3)及び前方の糸受容部分(4
    )が場合により、前記のスリーブ部分(7)に対して同軸的に配置されているス
    リーブ装置(6)を介して回動調整車(35,36)と結合されていることを特
    徴とする、請求項1から19までのいずれか1項に記載の装置。
  21. 【請求項21】 回動調整車(35,36)が係止部材(38,40)と結
    合されており、これらの係止部材は当該の回動調整車ひいてはこの回動調整車と
    結合されている後方の糸供給部分(3)若しくは前方の糸受容部分(4)をハン
    ドグリップ(34)ひいては中間の糸解放・糸締め付け部分(5)に対して相対
    的な固定の角度位置に調整することができることを特徴とする、請求項20記載
    の装置。
  22. 【請求項22】 後方の糸供給部分(3)のため及び前方の糸受容部分(4
    )のための回動調整車(35,36)が係止・解放機構(120〜123)と連
    結されていて、針(12,13;26,27)のしゅう動がその都度のスライダ
    (18,19;114)によって単に、糸供給部分(3)及び糸受容部分(4)
    が互いに整向せしめられた場合にのみ、解放されていることを特徴とする、請求
    項20又は21記載の装置。
  23. 【請求項23】 針(12,13;26,27)のしゅう動が、中間の糸解
    放・糸締め付け部分(5)がその糸解放位置にある場合に、解放されていること
    を特徴とする、請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 後方の糸供給部分(3)及び前方の糸受容部分(4)が案
    内エレメントにより貫通されていて、この案内エレメントにより、前方の糸受容
    部分(4)が後方の糸供給部分(3)に対して相対的に回動可能であることを特
    徴とする、請求項1から23までのいずれか1項に記載の装置。
  25. 【請求項25】 案内エレメント(100)が案内ワイヤ(100)によっ
    て形成されていることを特徴とする、請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 後方の糸供給部分(3)が、案内エレメント(100)を
    取り囲むスリーブ部分(101)により貫通されており、このスリーブ部分によ
    って、中間の糸解放・糸締め付け部分(5)が後方の糸供給部分(3)に対して
    相対的に回動可能であることを特徴とする、請求項24又は25記載の装置。
  27. 【請求項27】 前方の糸受容部分(4)が、その、中間の糸解放・糸締め
    付け部分(5)に面した面に、開及び閉旋回可能なばねエレメント(60)を有
    しており、これは、前方の糸受容部分(4)が、その出発位置から中間の糸解放
    ・糸締め付け部分(5)に対して相対的に回動する際に、第1の方向で開旋回可
    能であって、当該の前方の糸受容部分(4)の表面が中間の糸解放・糸締め付け
    部分(5)の方向に相応して拡大せしめられ、かつ糸受容部分(4)が前記の出
    発位置に戻る際に、再びその閉旋回状態に戻ることができることを特徴とする、
    請求項1から26までのいずれか1項に記載の装置。
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