JP2003507686A - 制御弁ユニット - Google Patents

制御弁ユニット

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JP2003507686A
JP2003507686A JP2001518611A JP2001518611A JP2003507686A JP 2003507686 A JP2003507686 A JP 2003507686A JP 2001518611 A JP2001518611 A JP 2001518611A JP 2001518611 A JP2001518611 A JP 2001518611A JP 2003507686 A JP2003507686 A JP 2003507686A
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JP2001518611A
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クラーク・ニール
セルビー・ダンカン
ストークス・ジョナサン
ウェスト・ジョン
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クレイン リミテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/003Housing formed from a plurality of the same valve elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/02Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
    • F16K27/0281Housings in two parts which can be orientated in different positions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 制御弁ユニット(10)は中心軸を有し、そして複数のモジュール(24, 25, 26,27, 28, 29)から構成されており、該モジュールのそれぞれは漏れ防止の形態で一つのモジュールを別のモジュールに接続するための連結手段(47, 48)を備えており、該モジュール(24, 25, 26, 27, 28, 29)は中心軸に沿って線型の配置で着脱可能に一緒に接続せしめられており、そして該モジュールのそれぞれは中心軸のまわりに独立して回転可能なものである。該モジュール(24, 25, 26, 27, 28, 29)は、プラスチック材料から製造されており、流体回路(12)から制御弁ユニット(10)を通ってファンコイルユニットなどの端の負荷部(14)への液の流れをコントロールするための弁及びその他の流体制御装置(36, 38, 44, 46, 84)から構成されている。連結手段(47, 48)は、相互に係合するリング状のフランジ(50, 52, 56, 58, 60, 112 )及びリング状のリセス部(64, 114 )から構成されており、該フランジ及びリセス部は、クリップ(70)により一緒に固定されてモジュール(24, 25, 26, 27, 28, 29)の間に漏れ防止性のジョイントを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、制御弁ユニット、あるいはコンビネーション弁ユニットに関する。
本発明は、それに限定されるものではないが、特にエアーコンディショニング用
ユニットを包含する暖房及び冷房システムにおいて使用するための制御弁ユニッ
ト、あるいはコンビネーション弁ユニットに関する。
【0002】 建物の暖房及び冷房システムというものは、典型的には、例えばファンコイル
ユニット、ラジエーター、冷却用コイルなどの種々の末端の負荷部を有している
回路(サーキット)の形態で構成されている。そうした末端の負荷部のそれぞれ
は、幾つかの制御装置でコントロールされて、該負荷部のパーフォーマンスは、
必要に応じて、調整され、最適化されていなければならない。必要とされる制御
装置としては、典型的には、弁、ストレイナー、負荷部を通っの流れを均衡せし
めるための装置又は手段などが挙げられ、数多くの制御装置がある一つの末端の
負荷部に対して必要となる。 現在、大多数の制御装置は別々に製造され、供給されており、回路を設置する
時点で初めて一緒にされ接続せしめられている。かくして設置作業の間に非常に
多くの漏れ対策用(leak tight)ジョイントに関して、それを完成させていくこと
が必要になり、その作業が困難であるし、時間がかかることともなる。さらに、
沢山の別々になっている標準仕様の構成部品を繋いでいくと、一般的には、制御
装置全体としてかなりの貴重なスペースを占有してしまうことにもなる。 また、種々の制御装置は設置の前には接続されていないので、設置工程におい
て時間と費用がかけられるまでは該制御装置が正しく作動しているか否かを確か
めるための如何なるテストを行うことも不可能である。加えて、標準仕様の構成
部品を使用するということは、ある末端の負荷部をそういった特定の負荷部が求
めるものに適合するようにコントロールすることが、十分には仕立て可能なよう
になっていないことをも意味している。
【0003】 本発明は、上記した問題点の一つあるいはそれ以上のものを解決することにあ
る。 したがって、第一の態様では、本発明は、中心軸を持ち且つ複数のモジュール
から構成されている制御弁ユニットであって、該モジュールのそれぞれは一つの
モジュールを別のモジュールに漏れ対策仕様で接続せしめるための結合手段を備
えるものであり、該モジュールは該中心軸に沿って線型に配置されて着脱可能に
結合せしめられ且つ該モジュールのそれぞれは該中心軸に関して独立に回転可能
になっていることを特徴とする制御弁ユニットに関するものである。このものは
、ある末端の負荷部に対して必要なコントロールのすべてを単一のモジュールユ
ニットの形態で提供するという点で優れている。該制御弁ユニットは設置工事の
前に全体として組み立てられるものである。かくして例えば多くの別々の弁構成
部品を使用することが必要であるというような多数の漏れ対策用ジョイントを完
成させていくという必要性及びそれによる困難性を避けることができる。それに
より接続部の漏れの可能性というものを顕著に減らすことができる。さらにその
上、そのモジュールの配置形態は、別々の構成部品ではその各々がそれ自体の接
続を必要とするがその別々の構成部品の場合よりはるかに少ないスペースを占め
るものであるので、設置工事のためのスペースもかなり減らすことができる。該
モジュールのそれぞれは該制御弁ユニットの全体の形状が利用可能なスペースに
良好にフィットするようなものとなるまで回転できるので、如何なるユニットも
その周りの状態が求めるところに応じてそれを変形せしめることができる。該制
御弁ユニットのモジュールの性状は、異なった特色を持ったモジュールといった
ある種の範囲のものを提供できること、そしてその使用する者が求めるようなそ
の特定の特色というもののそれぞれを含むように該モジュールから組立られる注
文によりあつらえられたユニットというものを提供できることをも意味している
【0004】 有利には、該モジュールは、実質的にはプラスチック材から形成されるもので
ある。先行技術に従えば、バルブ用付属具(フィッティング)は、例えば鉄や真
鍮といった金属から作られるが、プラスチックはより低コストのそれらに代わる
材料である。鋳物工場などの通常の金属を扱う設備や施設は技術の進歩にともな
いますますそれを広く行うことが少なくなりつつあり、プラスチックを用いて行
うことがますます便利になってきている。さらに、プラスチック製の制御弁ユニ
ットは金属製ユニットよりもその重量がより少なく、そして同等の機能を果たす
ような部品は、よりコンパクトなサイズでそれを作ることもできるのである。限
られたスペースの可能性としてかなり窮屈な周囲状況あるいは環境にフィットさ
せる必要のあるユニットとしては、重要な利点がそこに存在するのである。 好ましい態様では、本モジュールとしては、該制御弁ユニットの一方の端部に
配置され且つ流体回路に接続せしめるための入口ポート及び出口ポートを備えて
いる入口モジュール、並びに該制御弁ユニットの他方の端部に配置され且つ末端
の負荷部に接続せしめるための供給ポート及び帰りポートを備えている負荷モジ
ュールが挙げられ、該入口ポートは、流路により該供給ポートと流体接続してお
り、該帰りポートは、流路により該入口ポートと流体接続しており、そして該モ
ジュールは、末端の負荷部を通って流れる流体をコントロールするための弁を有
している。かくして、該制御弁ユニットは4か所で流路と接続することが必要な
だけで、その設置作業は単純且つ簡単である。所要の制御弁はすべて設置の前に
そのユニット内に組み立てられるので(所要のモジュールを一緒に結合すること
により組み立てられるので)、該制御弁ユニットはそれの性能が注文通りのもの
であることを確認するため、設置の前に厳密な試験を行うことができる。このよ
うに、設置後の調整やメインテナンスをかなりの程度減らしたり簡単化すること
ができる。
【0005】 好ましくは該制御弁ユニットはさらに入口モジュールと負荷モジュールとの間
に配置されている中間モジュールの一つあるいはそれ以上を有し、入口ポートと
供給ポートとの間及び帰りポートと出口ポートとの間の且つ該中間モジュールの
それぞれを通っている流体接続を有している。これらの中間モジュールは、一定
の範囲の異なった弁及び部品を組み込むことにより異なった流体コントロール機
能を果たすことができる。 有利には、帰りポートと出口ポートとの間の流体接続はある経路に沿って続く
ものであり、該流体接続は入口ポートと供給ポートとの間の流体接続がそれに沿
ってたどる該経路を実質的に取り囲むものである。この構造的形状は該モジュー
ルが互いに関連して回転せしめられた場合該ポート間の流体接続を維持するよう
にしている。
【0006】 有利には、連結手段は外側にある継手であり、該外側にある継手は、第一のモ
ジュールの一つの端部に対して配置せしめられ且つ該モジュールの外側表面から
外側に突き出ているリング状のフランジの少なくとも一つとさらに該モジュール
の同じ端部から軸方向に突き出ているさらなるリング状のフランジを有している
雄の連結部 (male coupler) 、そして該第一のモジュールに連結せしめられる第
二のモジュールの一つの端部に対して配置せしめられ且つ該モジュールの外側表
面から外側に突き出ているリング状のフランジの少なくとも一つと該モジュール
の同じ端部の周りをぐるっと回って通っているリング状のリセス部 (recess) を
有している雌の連結部 (female coupler) を有しており、雄の連結部と雌の連結
部とが一緒に結合した場合該さらなるリング状のフランジと該リング状のリセス
部とは協同してシーリング手段を受容するリング状の隙間を形成するようなもの
である。好ましくは連結部は一対の外側に突き出ているリング状のフランジを持
つものである。こうして漏れ対策用シールが容易且つ簡単に形成できる。該連結
手段のリング状の構造的形状は該モジュールが一緒に結合している間にはそれら
がお互いに関して回転できるようにしている。
【0007】 好ましくは該連結手段はさらに内側部継手を有しており、該内側部継手におい
て雄の連結部はさらにリング状中心部フランジを有しており、該リング状中心部
フランジは該モジュールの同じ端部から外側のリング状フランジとして突き出て
且つ軸方向に突き出ており、そして該軸方向に突き出ているリング状外側フラン
ジよりも小さな直径を有しており且つ入口ポートでの流体接続と出口ポートでの
流体接続との間に位置しており、そして雌の連結部はさらにリング状中心部リセ
ス部を有しており、該リング状中心部リセス部は該モジュールの同じ端部の周り
をぐるっと回ってリング状リセス部として続いており、そしてリング状の外側リ
セス部よりも小さな直径を有しており且つ入口ポートでの流体接続と出口ポート
での流体接続との間に位置している。そうして雄の連結部と雌の連結部とが一緒
に連結すると該リング状中心部フランジとリング状中心部リセス部とは協同して
シーリング手段を受け入れるためのリング状中心部間隙を形成する。この本体内
部での連結(カップリング)は、二つの流体接続間の漏れ対策用シールを形成し
、該漏れ対策用シールは該モジュールの回転の間並びに回転後においても保持さ
れる。
【0008】 有利には該シーリング手段としては、O−リングシールが挙げられる。 好ましい態様では、クリップは雄の連結部を雌の連結部に固定するために使用
される。 好ましくはモジュールの端部の一つに雄の連結部を持ち、反対側の端部に雌の
連結部を持つモジュールが提供される。そうして如何なるモジュールも他のモジ
ュールのどれとでも接続できる。 優れた態様では、中間モジュールの一つは流量測定モジュールであり、該流量
測定モジュールは入口ポートと供給ポートの間の流体接続に位置したオリフィス
装置を有するものである。これにより圧力の差異を測定することができ、該圧力
の差異を利用して流路の流量を均衡化する。 好ましくは中間モジュールの一つはストレーナーモジュールであり、該ストレ
ーナーモジュールは入口ポートと供給ポートとの間の流体接続の所に置かれた流
体ストレーナーを有しているものである。該流体ストレーナーはドレンコックを
備えていてよい。該ストレーナーは流体から異物を濾過して、末端の負荷部及び
流体回路の目詰り及びそれらに与えるダメージを防止する。
【0009】 有利には該中間モジュールの一つは均衡用モジュール(balancing module)であ
り、該均衡用モジュールは帰りポートと出口ポートとの間の流体接続の所に置か
れた均衡用弁(balancing valve) を有しているものである。該均衡用弁は自動的
な均衡用弁であってよいし、あるいは静的な均衡用弁であってもよい。該均衡用
弁はシステム全体の回路の中の負荷サーキットを適切な状態に設定するのに使用
される。 好ましくは該モジュールの一つは流量制御装置を有しており、該流量制御装置
はプロポーショニングバルブを有している。有利には該プロポーショニングバル
ブは4つのポートを持つプロポーショニングバルブであるが、一方それは2つの
ポートを持つプロポーショニングバルブであってもよい。好ましくは、該プロポ
ーショニングバルブはテスト地点と共に設けられる。優れている態様では、流量
制御装置は、負荷モジュールの中に置かれる。該プロポーショニングバルブは、
末端の負荷部の性能を制御するのに用いられる。こうして該末端の負荷部を通っ
た相対的な流体の流れは、該制御弁ユニットにより調整される。
【0010】 有利には該中間モジュールの一つはバイパスモジュールであり、該バイパスモ
ジュールは入口ポートと出口ポートとの間の流体接続のための通路を提供してお
り、該バイパスモジュールは、該通路の所に配置されたバイパス弁、入口ポート
と供給ポートとの間の流体接続部の所に配置された遮断弁、そして帰りポートと
出口ポートとの間の流体接続部の所に配置されたさらなる遮断弁を有している。
好ましくは該バイパス弁としては、遮断弁である。別の態様では、該バイパス弁
と帰りポートと出口ポートとの間の流体接続部の所に配置された該遮断弁は三方
弁として結合せしめてあるものである。これはもし必要があるなら回路内の液体
の流れを末端の負荷部にバイパスすることができることを意味している。
【0011】 有利には該モジュールの一つあるいはそれ以上は、さらに一つあるいはそれ以
上のテスト地点を有している。こうして該ユニットを設置前にテストすることは
容易にそれを行うことができる。そしてさらに該テスト地点は設置後に該ユニッ
トが働いていることを解析するのにも使用でき、その働きを最適化することもで
きる。 好ましくは該モジュールの一つは、さらに空気抜き(エアーブリーディング)
手段を有している。それによりすべての空気は流体回路から除くことができる。 好ましくは該モジュールの一つは、さらにドレン手段を有している。これによ
り維持管理などのために必要であれば制御弁及び/又は末端の負荷部から液を抜
いたりすることを可能にしている。 有利には該モジュールの一つは、入口の流体接続部と出口の流体接続部との間
の圧力を測定するための圧計測手段を有している。こうした測定は、該モジュー
ル間のジョイントのいずれかの所でそれを行うことができ、該圧測定手段を持っ
ているモジュールは該制御弁ユニット内のいずれかの箇所に位置することもでき
る。
【0012】 本発明の第二の観点においては、本発明はエアーコンディショニング用装置に
関し、該エアーコンディショニング用装置は制御弁ユニットとファンコイルユニ
ットとを有しているもので、該ファンコイルユニットは該制御弁ユニットの供給
ポートと帰りポートとに接続せしめられている。上記したモジュール型の制御弁
ユニットは、エアーコンディショニングシステムを設置する場合でファンコイル
ユニットと共に用いる場合に特に優れている。こうしたユニットは、しばしば、
例えば、ホテルのルームの偽装天井の裏側に置かれている。現にそこに建ってい
る建築物にエアーコンディショニング設備をフィットするには、利用可能なスペ
ースであればどんな所にでもそれをフィットさせなければならない。そして現代
的な建築方法ではしばしばそのような設備を配置するスペースを最小限とするよ
うにされている。そこで一般的にはユニット類は小さかったり狭い場所に合うよ
うにされなければならない。こうして比較的小さな装置とか、さらに利用可能な
スペースに適合するように変えられることのできる装置とかはその利点が多い。
【0013】 本発明の第三の観点においては、本発明は中心軸を持っているモジュール型の
制御弁ユニットで使用するためのモジュールに関し、該モジュールは入口の流路
及びそれを通っている出口の流路を有しており、そして該モジュールを類似の一
つあるいはそれ以上のモジュールに漏れ対策仕様で着脱可能に接続せしめるため
の連結手段を有し、そして使用時に該モジュールが該制御弁ユニットの中心軸の
周りに独立して回転可能なものである。 好ましくは、該連結手段は、モジュールの一方の端部又は両方の端部のところ
に設けられている。 有利には、該モジュールはさらに流路の一方または両方のところに一つあるい
はそれ以上の流量制御装置、特には弁を有している。 好ましくは、該モジュールはプラスチック材料で製造されている。
【0014】 本発明の第四の観点においては、本発明は二つの接続せしめられた構成部品の
間のジョイントを接続するためのクリップに関し、該二つの接続せしめられた構
成部品はそれぞれ該ジョイント近傍のその外側表面の上にフランジ装置(flange
arrangement)を有しており、そして該クリップは各々が二つの端部を有している
部分を二つあるいはそれ以上有して、該部分がエンドツーエンドに(端と端が繋
がるように)配置されて隣接する端部が互いに接している場合に、該部分は連続
し且つ取り巻くようになっている統合体(whole) を形成してジョイントを取り囲
むようになっているものであって、該クリップはU字型の断面形状のものであり
、該U字形状は基部を有すると共に使用時にフランジ装置と一緒に働いている該
取り巻くようになっている統合体の真ん中に向かって該基部から突き出ている二
つの側壁を有しており、そして該クリップはさらに該ジョイントの周囲を取り囲
むようにして該クリップの部分をロックするための固定化手段を有している。該
クリップは素早く且つ簡単にそれを合わせることができ、そしてまたもし該構成
部品を分離する必要がある場合には素早く且つ簡単に該クリップを除くことがで
きる。例えば、O−リング型シールなどの好適なフランジ装置と一緒に該クリッ
プはシーラント剤及びその他のものを必要とすることなく恒久的ではない漏れ対
策用ジョイントを形成するのに使用することができる。
【0015】 好ましくは、該クリップは二つの部分を有している。 有利には、該部分はアーク型形状を有し、該クリップの取り巻くようになってい
る統合体は、リング形状を持つこととなる。こうして該クリップは本発明の第一
の観点に従ったモジュールや本発明の第二の観点に従ったモジュールなどの構成
部品と共に、あるいはパイプなどのその他の円筒状の構成部品と共に、使用する
ことができる。 好ましくは該固定化手段は該クリップの部分のそれぞれの各端部近傍に配置せ
しめられたU字形状のクリップの基体の外側表面にグルーブ(溝)を有し、そし
てU字形状のロック用タグを有し、使用時にU字形状のタグのそれぞれの側壁は
グルーブと嵌合し、その結果U字形状のタグの基体は該クリップの該部分の隣接
する端部の間の合口(あいくち)を越えて伸びるようになっており、そこで一つ
のタグが該部分の端部の合口のそれぞれに必要となるようになっている。該固定
化用タグはクリップの当該部分を一緒に引っ張るように作用し、そうしてジョイ
ントがより確実に接続しているようになっている。
【0016】 別の態様では、該固定化手段はフックを有しているもので、該フックはクリッ
プの該部分のそれぞれの各端部の所に一つ設けられ、使用時に一つの該部分の端
部の一つの上のフックが、隣接する部分の一端を接している端部のフックと相互
に嵌合しているようにされている。該固定化手段のこの具体例は、該クリップの
該部分がジョイントの周りで押し込み嵌合(プッシュフィット; push-fit) によ
り嵌められることができるので、使用にあたり特に簡単なものである。 別の態様では、該固定化手段はフランジ装置のフランジの側面に設けられたリ
セス部と係合しているクリップの側壁の表面上に突起部を有している。あるいは
、該固定化手段はフランジ装置のフランジの側面上に設けられた突起部と係合し
ているクリップの側壁の表面にあるリセス部を有している。また、該固定化手段
のこうした具体例は、該クリップの該部分がジョイントの周りでプッシュフィッ
トにより嵌められることを可能にしている。
【0017】 好まし態様では、該クリップはさらにU字形状の基体の内側面に一定の間隔を
置いて設けられた引込み部を有しており、それはフランジ装置のフランジの上の
一定の間隔を置いて設けられた伸び出た部分と協力して働き、その結果接続され
た構成部品は一緒になって限られた数の所定の配向でもって繋げられることがで
きることとなる。あるいは、該伸び出た部分はU字形状のクリップの基体の内側
面上に設けられ、該引込み部はフランジに設けられる。この形態のものは、ある
特定の関係配向で一緒に繋ぐことが求められているような構成部品と共に用いる
場合に優れている。というのは該伸び出た部分と該引込み部とはそれをきちんと
配列させ、その結果該構成部品と該クリップとがその特定の配向で一緒になって
嵌合するようにするからである。これにより構成部品を配置するのに必要とされ
る専門的な知識というものを減らすことが可能となる。
【0018】 本発明の第五の観点においては、本発明はバイパスバルブ装置に関し、該バイ
パスバルブ装置は入口の流路、出口の流路、そして該入口の流路と出口の流路と
を接続している接続用流路とを有しており、さらに該バイパスバルブ装置は、入
口の流路を通って流体が流れるのを遮断したり流れたりするように接続通路の下
流で作動する弁、接続通路の上流にある出口の流路を通って流体が流れるのを遮
断したり流れたりするように該接続通路の上流で作動する弁、そして接続通路を
通って流体が流れるのを遮断したり流れたりするように作動する弁を有している
。 異なっている流体路を創り出すといった多くの弁の位置についての組合せが可
能で、流体回路の部分をバイパスすることを可能にしたり、あるいは液の流れの
方向を反対向きにすることを可能にすることができる。
【0019】 別の態様では、バイパスバルブ装置に3個の弁が設けられ、流路のそれぞれに
1個設けられる。好ましくは該3個の弁はスプールバルブ(糸巻状弁)である。
あるいは該3個の弁はボール弁である。三つの弁は弁の位置について広範囲な組
合せを提供することから、液のフローについても広範囲な組合せを提供する。 別の態様では、バイパスバルブ装置に2個の弁が設けられ、該第一の弁は入口
の流路を通って流体が流れるのを遮断したり流れたりするように作動する遮断弁
であり、そして該第二の弁はまず第一の位置では出口の流路を通って流体が流れ
るのを遮断するように作動し且つ接続通路を通って流体が流れるのを許容するよ
うに作動し、一方第二の位置では接続通路を通って流体が流れるのを遮断するよ
うに作動し且つ出口の流路を通って流体が流れるのを許容するように作動する三
方弁である。二つの弁は弁の位置についての利用可能な組合せの数を減らすが、
一方で装置が複雑になることを少なくし、コストの低減につながる。動く部分の
数を減らすと、バイパスバルブ装置の維持管理の必要性が少なくなるので優れて
いる。
【0020】 有利には、該第一の弁はスプールバルブで、そして該第二の弁はウエッジ仕切
弁である。 好ましくは、該バイパスバルブ装置はドレンコックを備えた流体ストレーナー
を含有している流体回路において使用するためのものである。それにより該流体
ストレーナーを簡単に清掃でき、弁を使用して液流の方向を逆にして該ストレー
ナーから廃物(ゴミ、デブリス)を清掃することによりきれいにすることができ
る。該デブリスは次にドレンコックを経由して該システムから除去されることが
できる。 有利には、該バイパスバルブ装置はモジュール型の制御弁ユニットにおいて使
用するためのモジュール型の構造を持つものである。 本発明に従って製造された制御弁ユニットの例、そしてその構成部分のいくつ
かの例について、次の添付図面を参照しながらその記載を行うこととする。
【0021】 図1は、末端の負荷部及び流体回路に接続している制御弁ユニットのブロック
図を示す。 図2は、本発明の第一の観点(思想)に従っての制御弁ユニットの断面図を示
している。 図3は、図2で示した制御弁ユニットのモジュールの外観を俯瞰した図を示し
ている。 図4、5及び6は、該制御弁ユニットの各種の具体的な例についてその流体回
路の回路図を示す。 図7は、図2で示した制御弁ユニットの外観を俯瞰した図を示している。 図8及び9は、本発明のさらなる観点(思想)に従ってのクリップの断面図及
び平面図を示す。 図10は、本発明のクリップの別の具体例の平面図を示す。 図11及び12は、本発明のクリップのさらに別の具体例の断面図及び平面図
を示す。 図13は、本発明のさらなる観点(思想)に従ってのバイパスモジュールの断
面図を示す。 図14は、本発明のバイパスモジュールの別の具体例の断面図を示す。 図15は、図13で示したバイパスモジュールを組み入れてある制御弁ユニッ
トの流体回路の回路図を示す。 図16は、図14で示したバイパスモジュールを組み入れてある制御弁ユニッ
トの流体回路の回路図を示す。
【0022】 図1は、流体回路(一般的に12で示されている) と末端の負荷部14との間を繋
いでいる制御弁ユニット10を示している。矢印A 及びB は液の流れる方向を示し
ている。末端の負荷部14はファンコイルユニットであることもできるし、熱発生
器(カロリファイヤ)であることもできるし、加熱コイルであることもできるし
、冷却コイルであることもできるし、ラジエータであることもできるし、エアー
を取り扱うユニットコイルであることもできるし、熱交換コイルであることもで
きるし、あるいは同様な装置であることもできる。以下で述べる中では、その例
として述べるだけであるが、該末端の負荷部はエアーコンディショニング用のフ
ァンコイルユニットと仮定して説明してある。しかし、本発明は如何なる意味で
もこうした適用例には制限されないものである。
【0023】 図2は、該制御弁ユニット10を更に詳細に示しているものである。該制御弁ユ
ニット10は、細長い構造を有し、線15で示されている中心軸を有している。6個
のモジュールが軸15に沿って線型の配置で一緒になって接続せしめられており、
該モジュールは一緒になって、制御弁ユニット10を構成している。該モジュール
は雄の連結部47と雌の連結部48という形態の連結手段を介して結合せしめられて
いる。入口のモジュール24は制御弁ユニット10の一端に配置せしめられており、
流体回路12に接続するための入口ポート16と出口ポート18とを備えている。負荷
モジュール28は、制御弁ユニット10の反対側の端部に配置せしめられており、末
端の負荷部14に接続するための供給ポート20と帰りポート22とを備えている。
【0024】 さらに、4個の中間モジュールが、入口のモジュール24と負荷モジュール28と
の間に置かれている。入口のモジュール24に隣接しているものから始まって、バ
イパスモジュール25、流量測定モジュール26、ストレーナーモジュール27、そし
て均衡用モジュール29の順である。該モジュールのすべては、その端部は円形の
断面を有しているものである。 入口ポート16は、流路により供給ポート20に接続せしめられ、その二つの間で
連続した流体接続を形成し、そして該流体接続は該モジュールのすべてを通って
いる。同様に、帰りポート19は、さらなる流路により出口ポート18に接続せしめ
られ、その二つの間で連続した流体接続を形成し、そして該流体接続も該モジュ
ールのすべてを通っている。該二つの流体接続は真っ直ぐではなく、そしてそれ
ぞれは幾分曲がりくねった通路をたどるものである。というのは該流体の接続は
制御弁ユニット10の各種の構成部品の周りを回ったり、そこを通っているからで
、この事を手短に説明する。帰りポート19を出口ポート18に接続せしめている流
体接続19は入口ポート16と供給ポート20との間の流体接続17を回って曲げられて
おり、それを取り囲んでいる、ただし、その二つのものは制御弁ユニット10の長
さ方向全体にわたり共通の軸を持つといったものではないけれども。それらは、
しかしながら、各モジュール(そのモジュールは隣接するモジュールに連接して
いる)の端部では共通の軸を持つようになっている。これは図3(図3は該バイ
パスモジュールの外観の俯瞰図を示す)に示されている。モジュール25の端部が
円形の断面であることは容易にわかるであろう。入口ポートの流体接続17は、こ
の端部でモジュールの中心近傍と通っており、出口ポートの流体接続19は、該モ
ジュールの下の方の部分を通った後、分岐して入口ポートの流体接続17を取り囲
んでいるリング状の孔部を形成している。流体接続17, 19が曲がりくねっている
というのは図2(図中流体接続17, 19は斜線を付した領域として示してあり、該
図で示される断面に沿っては明らかに連続してはいないものである)から簡単に
わかるものである。
【0025】 該中間モジュールのそれぞれは一つの端部にある雄の連結部47とその一方にあ
る雌の連結部48を備えている。該入口モジュール24と該負荷モジュール28とは、
それぞれ一つの他のモジュールに結合しているのみであり、それでそれぞれ雄の
連結部と雌の連結部とを、該中間モジュールに隣接しているそれぞれの端部に、
備えている。該雄の連結部47はモジュールの外側表面から半径(radial)方向の外
側に突き出ており且つ該モジュールの一つの端部に対向して配置されている一対
のリング状のフランジ50, 52を有している。該フランジ50, 52はそれらの間にギ
ャップ(隙間)54を持っている。該モジュールの端部に最も近いフランジ52は、
該モジュールの端部からのさらなるところのフランジ50よりもその突出しが少な
いものである。追加的にあるリング状フランジ56は、該モジュールの端部のリム
(縁)の周りに設けられており、それは該モジュールの端部をこえて軸方向に伸
びている。さらなる中心部のリング状フランジ112 もまた該モジュールの端部を
こえて軸方向に伸びているが、入口ポートの流体接続17と出口ポートの流体接続
19を分けている壁の周りに位置しており、こうしてリング状フランジ56よりもそ
の直径が小さいものとなっている。
【0026】 該雌の連結部48は、該雄の連結部47の一対のフランジ50, 52と同様に一対のリ
ング状フランジ58, 60を有しており、該フランジ58, 60はフランジ50, 52と同様
のサイズのものであり、そしてまたモジュールの外側表面から半径方向の外側に
突き出ており且つ該モジュールの一つの端部に対向して配置されている。該フラ
ンジ58, 60はそれらの間にギャップ62を持っている。該モジュールの端部に最も
近いフランジ60は、該モジュールの端部からのさらなるところのフランジ58より
もその突出しがさらに少ないものである。リング状のリセス64は、該モジュール
の端部のリムの周りに沿っており、該雄の連結部47の軸方向に伸びているフラン
ジ56の直径よりも大きな直径を有している。外側のO−リング状シール68はリセ
ス64の内に置かれている。さらなる中心部のリング状リセス114 は入口ポートの
流体接続17と出口ポートの流体接続19を分けている壁の周りに沿っており、かく
してリング状リセス64よりもその直径が小さいものとなっている。該中心部のリ
ング状リセス114 は該雄の連結部の軸方向に伸びているフランジ112 よりも大き
な直径を有している。第二の中心部のO−リング状シール116 は、リセス114 の
内に置かれている。
【0027】 雄の連結部47と雌の連結部48とが一緒に押されると、それらの端部に最も近い
半径方向に伸びているフランジ52, 60は互いに隣接し、そしてまた軸方向に伸び
ているフランジ56はリセス64をこえて閉じてリング状の孔部を形成する(該孔部
は外側のO−リング状シール68により占められている)。中心部の軸方向に伸び
ているフランジ112 はリセス114 をこえて閉じて中心部のリング状の孔部(該孔
部は中心部のO−リング状シール116 により占められている)を形成する。こう
して入口ポートの流体接続17と出口ポートの流体接続19との間で中心部のO−リ
ング状シール116 によりシールが提供されることとなり、また出口ポートの流体
接続19と該制御弁ユニット10の外側との間で外側のO−リング状シール116 によ
りシールが提供されることとなる。O−リング状シール以外のシーリング手段も
使用可能である。
【0028】 本配置に該連結部が維持されるように、そしてこうして漏れ対策用ジョイント
と一緒に二つのモジュールを接続しておくため、半径方向に伸びているフランジ
50, 52, 58, 60と係合するクリップ70が着脱可能に該連結部47, 48の外側の周り
にロックせしめられている。これが該モジュールの間の漏れ対策用シールを形成
しており、それはもし該モジュールを動かしたり分離して分けることが必要なら
、なおかつ、緩めたり、あるいは固定化をなくすことを可能にしている。クリッ
プ70は、後ほど詳しく説明する。
【0029】 バイパスモジュール25は、フラッシングバイパスバルブ装置(洗浄用バイパス
バルブ装置)44を含有しており、該洗浄用バイパスバルブ装置44は二つのスプー
ルバルブ32, 33、そしてさらなるスプールバルブ(図示されていない)を有して
いる。該バルブの一つは入口ポートの流体接続17のところに配置され、また該バ
ルブの一つは出口ポートの流体接続19のところに配置され、そして残りのバルブ
は、上記第一のスプールバルブの前の位置、そして上記第二のスプールバルブの
後の位置のところで入口ポートの流体接続17を出口ポートの流体接続19に接続し
ている接続用流路34に配置されている。バイパスモジュール25の構築並びにその
作動については後ほどさらに詳しく説明する。
【0030】 流量測定モジュール26は、オリフィス装置を含有しており、該オリフィス装置
はオリフィスプレートと二つの測定点という形態を有している。これらは図2に
は現れていない。というのはそれらは異なったところの面に位置しているからで
はあるが、図7ではそれを見ることができよう。オリフィス装置は入口ポートの
流体接続17のところに置かれている。 ストレーナーモジュール27は流体ストレーナー36を組み込んで含んでおり、該
流体ストレーナー36はまた入口ポートの流体接続17のところに配置されている。
流体ストレーナー36はドレンコック(図示されていない)を備えていてよく、該
ドレンコックを通してその内容物はそれを抜き取ることが可能となっている。 均衡用モジュール29は均衡用弁38(出口ポートの流体接続19のところに位置し
ている)を有している。
【0031】 負荷モジュール17は、供給ポート20及び帰りポート22を有しているのに加えて
、流量制御装置31をも収容している。このものは4つのポートを持つプロポーシ
ョニングバルブ46を有しており、該プロポーショニングバルブ46は二つの流体接
続17, 19を横切るように接続されている。別の態様では、二つのポートを持つプ
ロポーショニングバルブを使用することができ、それは出口ポートの流体接続19
のところに位置している。 数多くのテストポイント(示されていない)もまた種々のモジュールにおいて
備えられており、該テストポイントは制御弁ユニット10の外部を該モジュールの
内部とを結んで制御弁ユニット10の性能を試験することを可能にしている。エア
ーブリードバルブ(空気抜き弁: 示されていない)もまた備えられてよく、空気
が流体回路12から除去されることを可能にしている。 制御弁ユニット10はモジュール型でコンパクトとなっていることにより、それ
を設置する前にユニットの厳密な試験を行うことが可能であり、その結果その性
能を最適化することができる。設置それ自体は、比較的簡単である。というのは
たった4か所の流体接続、すなわち、入口ポート16の所、出口ポート18の所、供
給ポート20の所、そして帰りポート22の所での流体接続が必要とされるのみであ
るからである。
【0032】 また、各モジュールの間の連結手段が円形の形状であることは、該モジュール
は一緒に結合している間も該モジュールが該制御弁ユニットの中心軸15に関して
独立して回転可能であることを意味している。ある特定の連結手段の周りのクリ
ップを緩めたりあるいは取り除くことにより、二つのモジュールの間のジョイン
トは緩められ、その結果一つあるいは他のモジュールはその他のモジュールに関
して回転させることが可能である。それによって制御弁ユニット10の外形を変え
て利用可能なスペースに良好にフィットするようにできる。次に該クリップを置
き換えたりあるいは締めると該モジュール間に漏れ対策用ジョイントが再形成さ
れる。
【0033】 設置に引き続き、流体回路12からの液は入口ポート16を通って制御弁ユニット
10に入る。該液体は流体接続17に沿って流れ、フラッシングバイパスバルブ装置
44、オリフィス装置、そしてストレーナー36を通る。該オリフィス装置は、該オ
リフィスプレート内の圧力の差(これは液の流速と相関せしめられる)の測定を
なすこと(該二つの測定ポイントを介してなすこと)を可能ならしめ、末端の負
荷部14への流速は均衡用弁38を設定することで調整されることができる。ストレ
ーナー36は流体から異物を除去するように働く。次に流体は供給ポート20を通っ
て制御弁ユニット10を離れ、供給ポート20からファンコイルユニット14に入り、
それを循環した後、帰りポート22を通って制御弁ユニット10に再度入る。次に流
体は出口ポートの流体接続19に沿って流れ、流量制御装置31のプロポーショニン
グバルブ46を通って均衡用弁38に流れる。この均衡用弁は、流体回路に接続して
いる各ファンコイルユニットが、そのファンコイルユニットの該回路にあるいか
なるボイラーからの距離に関係なく等しい温度の液を受け取るよう液流を調整す
るように作動する。均衡用弁38を離れた後、液は出口ポート18(ここで液は流体
回路12に戻る) を通って制御弁ユニット10を離れる前にフラッシングバイパスバ
ルブ装置44を通って流れる。
【0034】 負荷モジュール28にある流体接続17, 19の間を、4つのポートを持つプロポー
ショニングバルブ46を設定して、液が流れるようにしてもよく、該プロポーショ
ニングバルブ46は入口ポートの流体接続17に沿って流れている液が如何なる比率
でファンコイルユニット14に入り、そして如何なる比率で出口ポートの流体接続
19へとその進路を変えることによりファンコイルユニット14をバイパスするかを
コントロールする。 さらには、ファンコイルユニット14と制御弁ユニット10の部分とは、全くバイ
パスされてもよく、フラッシングバイパスバルブ装置44を適宜使用してそれをな
してよい。スプールバルブ32及びさらなるバルブ(図2には示されていない)は
遮断弁として働くものである。もし入口ポートの流体接続17及び出口ポートの流
体接続19のところに位置するスプールバルブが液の流れを妨げるように閉められ
ると、そして二つの流体接続17, 19の間で接続している流路34に位置するスプー
ルバルブが液が流れるように開かれたなら、制御弁ユニット10に入ってきている
液は制御弁ユニット10の残りの箇所に入ってゆくことなしに流路34を通ってそし
て出口ポート18の外にその進路を変えられるであろう。これによりファンコイル
ユニット14及び制御弁ユニット10が、清掃や維持管理のため、あるいはもしファ
ンコイルユニット14が働いて欲しくない場合には、流体回路12の残りの部分から
分離されることができる。
【0035】 一旦制御弁ユニット10が設置されると、制御弁ユニット10の動作を試験したり
モニターするためにテストポイントを使用でき、またこれがファンコイルユニッ
ト14の動作に適しているか否かを決定するために該テストポイントを使用できる
。つぎに制御弁ユニットの構成部品を調整することは必要に応じてなされること
ができる。 制御弁ユニット10の構造は図2に示されたものに限定されるものではない。あ
る特定のファンコイルユニット14あるいはそれとは別の末端の負荷部に求められ
るコントロールを提供するのに必要なら、そして利用者の要望に応じるために必
要なら、様々なモジュールが置き替えられたり、含むようにされたり、あるいは
取り除くようにされることができる。モジュールそれ自体の性状というものは制
御弁ユニット10の全体としての目的や利点というものに何らの影響も与えないも
のである。例えば、均衡用モジュール29(これは末端に負荷部を通る液の流れを
調整するために使用される)の内に含まれている均衡用バルブ38は、何がある特
定の負荷部に対して最も適したものであるかとか所望の作動法に応じて、オート
マチックのバルブであってもよいし、あるいは手作業で設定され、固定式の均衡
用バルブであってもよい。
【0036】 また、4つのポートを持つプロポーショニングバルブ46は、もしそれが所定の
制御機能のためより適しているなら2つのポートを持つプロポーショニングバル
ブで置き換えてもよい。 流量コントロール装置31は、負荷モジュール28から離れているモジュールに組
み込まれていてもよく、流量コントロール装置なしに制御弁ユニットを構成する
ことが可能であろう。 加えて、入口ポートの流体接続と出口ポートの流体接続との間の圧力を測定す
るための圧測定手段を有しているモジュールを挙げらることもできる。こうした
測定は、モジュールの間のジョイントの如何なる箇所でも可能であり、その結果
圧測定手段を持つモジュールは制御弁ユニット内の如何なる位置に位置している
ことも可能である。
【0037】 当業者には本発明の範囲内にあるその他の構造が容易に明らかであろう。また
制御弁ユニット内に含まれている構成部品の正確性のある性状というものは、末
端の負荷部や所望されるそのコントロールに応じて決められる。図4、5及び6
は、ある範囲にある可能な構造(本発明の範囲は示されているこれらの構造に限
定されないが)というものを示している。そこでは、流体回路として図示されて
いるが、その流体回路は、2つのポートを持つプロポーショニングバルブ72の代
わりに4つのポートを持つプロポーショニングバルブ46を使用すること、オート
マチックの均衡用バルブ74を使用すること、そして固定式の均衡用バルブ76を使
用することを含むものである。示されているその他の構成部品としては、遮断弁
78であり、それは、例えば、ボール弁、スプールバルブあるいは仕切り弁、フラ
ッシングバイパスバルブ装置44、オリフィス装置80、ストレーナー38及びテスト
ポイント82であってよい。矢印は、制御弁ユニットに入ったり、それから出てい
く液の流れの方向を示している。描かれている様々な構造を下記表1に要約して
示す。
【0038】
【表1】
【0039】 加えて、単独の制御弁ユニットが、上記で開示したように単独の負荷部をコン
トロールしようとするというよりはむしろ、末端の負荷部のアレイをコントロー
ルするためにその形状が決められ設置されてよい。
【0040】 図7は、制御弁ユニット10の外観を示すもので、それからそのモジュールの端
部並びにそれらの連結部が円形の形状であることが、例えば、86の箇所、すなわ
ち、ストレーナーモジュール27と均衡用モジュール29との間のジョイント部のと
ころで示されているようにわかる。これは各モジュールをそれに隣接するモジュ
ールに関してどのように回転することができるのかとか、様々な構成部品が中心
部の円形の部分から突き出ているような仕方ゆえにこうした行動が制御弁ユニッ
トの外観の形状をどのように変えるかを描いたものである。各ジョイントのとこ
ろで、入口ポートの流体接続17と出口ポートの流体接続とは図3に示されている
ように、共通の軸を持つようになっているという事実のゆえに該モジュールの回
転の間並びに回転の後にもポート間の流体接続17, 19は維持されており、それゆ
えに回転対称を有している。
【0041】 図8は、接続した状態でない位置での雄の連結部47(図8(b) )、雌の連結部
48(図8(a) )及びクリップ70(図8(c) )の断面図を示すものである。
【0042】 図9は、より詳しくクリップ70(それはプラスチック材料で製造されている)
を示すものである。図9(a) は、端面からみた図を示し、図9(c) は側面図を示
す。該クリップは二つの半円形の部品あるいは一つの部材の片方(ハーフ部)86
を有しており、それらの部品はそれらの各端部を一緒に接合せしめた時、リング
を形成する。使用時には、このリングは完全に一緒に接続した二つのモジュール
間のジョイントを取り囲み、該ジョイントの一つの側の周りにある一つのハーフ
部86、そして該ジョイントの別の側の周りにある別のハーフ部86を押しつけてリ
ングを形成することにより、決められたところに収められる。図9(b) は、図9
(a) の線A-A に沿ったクリップの断面図である。該クリップはU字形状の断面を
しており、該U字形状は基体部88と二つの側壁部90を有しており、該側壁部は該
リングの中心に向かって該基体部から伸び出ている。該ジョイントの周りに配置
されると、該側壁部90は雄の連結部及び雌の連結部にあるギャップ54, 62の中に
突き入れられて実質的にそこを占有し、それと共に基体部は当接するフランジ52
, 60をまたがって拡がっている。外側のフランジ47, 48は、クリップ70をすっぽ
り包み込み、それをジョイントをこえて所定の位置にとどめる。 クリップ70のハーフ部86のそれぞれの各端部は、基体70の外側表面にグルーブ
92を有しており、該グルーブ92はクリップの巾を横切って軸方向に伸び且つ該端
部からわずかばかり離れて位置している。ロック用タグ94はこれらのグルーブ92
と一緒になって働き、クリップ70のハーフ部86を該クリップがジョイントの周り
に位置付けられると一緒にしてロックする。またロック用タグは実質上U字形状
である。U字形物の二つの側壁のそれぞれは、ハーフ部86のそれぞれの上のグル
ーブ92の中に突っ込まれ、そしてU字形物の基体部はハーフ部86の当接する端部
をまたいで拡がっている。かくして該クリップは、クリップのハーフ部86の二つ
を一緒に引っ張って、その結果雄の連結部47と雌の連結部48との間に漏水防止性
ジョイントを形成することとなる。
【0043】 図10は、クリップ70の別の具体例を示すもので、それはクリップのハーフ部86
の二つを一緒にロックするのに異なった手段を用いている点で、図8及び9に示
されたものと異なっている。各ハーフ部86のそれぞれの端部は、フック118 の形
状にされている。一つのハーフ部86の端部の一つは、クリップ70の取り巻くよう
になっている統合体の中心に対して内側に面しているフック118 を持っており、
そして該最初に述べた端部に当接している別のハーフ部86の端部は、該中心から
離れるように外側に面している類似のフックを持っている。このように、その二
つの端部は当接して、該フックは互いに係合し、該二つのハーフ部は一緒になっ
て118 ロックされる。フック118 は、それらが互いに係合した時に、一つのフッ
ク118 の表面が接しているフック118 の表面と接触しているような形状とされ、
その結果クリップ70が実質上連続しているリングとなっている。またフック118
の形状は該ハーフ部86の二つが「プッシュフィット」法で一緒に接続せしめられ
るのを可能にしており、それは簡単に且つ素早く、そして如何なる道具を必要と
することなくジョイントの周囲にクリップ70がフィットするのを可能にしている
。 図10に示すように、クリップ70のそれぞれのハーフ部86は、内側に向かって面
しているフックと外側に向かって面しているフックを有しており、その結果86の
各ハーフ部は他のハーフ部86と同じ形である。これにより製造コストを低減させ
ることができる。しかしながら、一つのハーフ部86に二つの内側に向かって面し
ているフック118 を設けることにより、そして他のハーフ部86に二つの外側に向
かって面しているフック118 を設けることにより、同等の結果を達成できる。
【0044】 図11及び12はクリップ70の別の具体例を示すものである。図11は、接続してい
ない形態における雌の連結部48、そして雄の連結部47及びクリップ70を示すもの
である。連結部47、48の外側のフランジ50、58はそれぞれ当接しているフランジ
52、60に対して面を向けているフランジの側のところにリセス部96を持っている
。クリップ70はその側壁90のそれぞれの外側面上に突起部98を持っている。クリ
ップが連結部の周りに置かれてジョイントを形成すると、突起部98がリセスのと
ころで係合し、プッシュフィット機構を介して所定の位置に該クリップを保持す
る。フランジ50、58はプラスチックで製造され、その結果、突起部98がリセス部
96と係合するまで該クリップ70が中に入り込むことができるようわずかにたわむ
。示されている具体例においては、突起部及びリセス部は、フランジ50、58及び
クリップ70の円周の周りを回るようにして断続して間隔を置いて配置されている
が、該円周の周りをぐるっと回って連続的に伸長していることができる。 連結部47、48の当接するフランジ52、60は、それらの端部から伸長している伸
び出た部分100 を有しており、該伸び出た部分100 はフランジ52、60の円周の周
りをぐるっと回って規則的且つ断続的に空間的に離れて位置している(そしてこ
れで局所的にフランジの長さは大きくなっている)。
【0045】 図12は、クリップ70のハーフ部の一つ101 の端部から見た断面図を示すもので
ある。クリップ70を通っての三つの断面が図11(a) 、(b) 及び(c) として示され
ている。クリップ70の基体部88の内側面は、クリップの円周の周りをぐるっと回
って規則的に空間的に離れて位置されている引っ込み部102 を持っており、その
結果、基体部88は厚さが変化することとなり、図12(a) の断面図の基体部では図
12(c) の断面図の基体部よりはかなり肉厚になっている。これらの引っ込み部10
2 は、連結部47、48の上の伸び出た部分100 と係合し、その結果該クリップはそ
の伸び出た部分100 が引っ込み部102 と連携するような位置にのみ該連結部の周
りをぐるっと回って配置されることができる。その連結部47、48にある伸び出た
部分100 が隣接するモジュール上の伸び出た部分と共に整列するといった位置に
のみモジュールを置くことができるといったこの特徴により、接続せしめられた
モジュールの相対的な位置を調製して該クリップ70がフィットすることを可能に
する。備えられる伸び出た部分100 と引っ込み部102 の数は、該モジュールがと
ることのできる配向の数を与えている。このことは、本モジュールのある種の構
成部品が適切に正しく機能するある配向を持つために必要とされることがあると
いう点で重要である。
【0046】 本クリップのいずれの具体例も制御弁ユニットのモジュールと共にそれを使用
することに限定されるものではない。それらは別の形態のシステムにおける接続
用パイプあるいはモジュール化された構成部品といったようなその他の用途にお
いて使用することもでき、そうしたことは、接続されるべき部分がクリップの形
状と一緒になって働くようにその形状を造られることが期待されることを示して
いる。 本発明の制御弁ユニットで使用されるフランジの構造は、漏れ対策用ジョイン
トを与えている点で優れているが、該クリップは他のフランジの形状及び/又は
より簡単なフランジ形状のものと共に使用することが可能である。例えば、接続
される部分のそれぞれの上のリング状で半径方向に突起しているフランジの一つ
で十分である(但し、該部分の端部は互いに当接し、そしてフランジは該クリッ
プの側壁の内側面に対して支えられている)。 該第二の具体例の突起部及びリセス部はフランジの上にあり、該リセス部はク
リップの上にある。またこのことは、伸び出た部分や引っ込み部にも適用される
ことである。というのは、該伸び出た部分は該クリップ上に備えられてよく、該
引っ込み部は該フランジ上に備えられていてよいからである。加えて、本クリッ
プは円形である必要はない。というのは、それは円形でない部品を接続するため
に使用される別の形状のものに問題なくすることができるからである。さらにそ
の上、本クリップはプラスチック製でなくてもよい。また本クリップは、二以上
の部品として製造してあってもよい(但し、部品を一緒にして連続したリング(
あるいは円形でない形状)を形成して完全にジョイントを取り囲む)。
【0047】 図13は、本バイパスモジュール25をより詳しく示すもので、そこではフラッシ
ングバイパスバルブ装置44が組み込んである。本バイパスモジュール25は、3個
のスプールバルブ32、33、104 を有している。これらのバルブは、図13の小さな
円の中に示された図(それはモジュール25の下側からみての該バルブの位置を示
している)から明らかなように三角形をした配置に位置している。全ての場合に
おいて、図の中の矢印は液の流れの方向を示している。
【0048】 図13(a) は、一番後方にあるスプールバルブ104 の位置でのモジュール25の断
面を示すものである。このバルブは帰りポート22と出口ポート18との間の流体接
続19のところに位置されている。バルブ104 が図13(a) の左側の図に示してある
ように、閉じた位置(押し込まれた状態)にある時、流体接続19に沿った液の流
れ(図で斜線の領域で示される)は遮断される。図13(a) の右側の図は、開いた
状態の位置(引っ張り出した状態)にあるバルブ104 を示しており、その状態の
時、液は流体接続19に沿って通ることができる。
【0049】 図13(b) は、残りのスプールバルブ32、33の位置のところのモジュール25の断
面を示すものである。バルブ32は、入口ポート16と供給ポート20との間にある流
体接続17のところに配置されている。バルブ32が図13(b) の左側の図に示してあ
るように、閉じた位置(押し込まれた状態)にある時、流体接続17に沿った液の
流れ(図で斜線の領域で示される)は遮断される。図13(b) の左側の図は、開い
た状態の位置(引っ張り出した状態)にあるバルブ32を示しており、その状態の
時、液は流体接続17に沿って通ることができる。
【0050】 図13(c) は、図13(b) と同じモジュール25の断面を示すものであるが、但し、
それは残りのスプールバルブ33、すなわちバイパスバルブの動作を描いているも
のである。本バルブ33は、流路34に位置しており、該流路34は入口ポートの流体
接続16を出口ポートの流体接続19に、該流体接続17上のスプールバルブ32の上流
(正常な流れに関して上流)で且つ該流体接続19上のスプールバルブ104 の下流
の位置のところで接続しているものである。バルブ33が図13(c) の左側の図に示
されているように閉じた位置(押し込まれた状態)にある時、流路34に沿った液
の流れは図の斜線の領域で示されるように遮断される。図13(c) の右側の図は開
いた状態の位置(引っ張り出した状態)にあるバルブを示しており、その状態の
時、液は流路34に沿って通ることができる。
【0051】 こうしてバルブ32及び104 を閉じて流体接続17、19を遮断したり、残りのバル
ブ33を開いて流路34を開くことによりバイパス機能を働かせることができる。か
くして入口ポート16のところの制御弁ユニットに入る液は、該ユニットを通って
流れることが妨げられ、代わりに流路34に沿って方向を変えられ、次に出口ポー
トの流体接続19の遮断により、出口ポートを経由して該ユニットの外へ戻って流
れなければならなくなる。かくして流れは、末端の負荷部そして制御弁ユニット
のモジュールの大部分のところをバイパスする。該三つのスプールバルブを開い
たり閉じるなどその他の組み合わせに設定することにより、その他の液流のパタ
ーンを所望により作り出すことができる。 該スプールバルブのいずれかあるいはそのすべては、例えばボール弁のような
その他のタイプの弁に置き換えることもできる。
【0052】 図14は、バイパスモジュール25の別の具体例を示すもので、該具体例は上記し
たものと同じ機能を果たすが、二つのバルブのみを使用したものである。 図14(a) は、出口ポートの流体接続19の上に位置し、そしてさらに入口ポート
の流体接続17と出口ポートの流体接続19の間の流路34のところに位置するスプー
ルバルブ106 の位置でのバイパスモジュール25の断面を示すものである。スプー
ルバルブ106 が図14(a) の左側の図に示すように第一の位置にあると、出口ポー
トの流体接続19は遮断される。スプールバルブ106 を図14(a) の右側の図に示し
てあるように第二の位置に動かすことにより流体接続19を開けると、図の斜線の
領域で示されている流体接続19に沿って液が流れることが可能になる。
【0053】 図14(b) は、入口ポートの流体接続17のところに位置するウェッジ仕切弁108
の位置でのバイパスモジュール25の断面を示すものである。ウェッジ仕切弁108
が、図14(b) の左側の図に示すように閉じた位置にあると、入口ポートの流体接
続17は遮断される。ウェッジ仕切弁108 を図14(b) の右側の図に示すように開い
た位置に動かすことにより流体接続17は開かれ、図の斜線の領域で示された流体
接続19に沿って液は流れることが可能になる。
【0054】 図14(c) は、バイパス動作を行った時のスプールバルブ106 をさらに図示して
示したものである。スプールバルブ106 が上記第一の位置にあると、それは上記
したように出口ポートの流体接続19を遮断し、流路34を開く。反対に上記第二の
位置にあると、スプールバルブ106 は流体接続19を開けるが、流路34を閉じるこ
とになる。それゆえに、スプールバルブは三方弁として働いているのである。ウ
ェッジ仕切弁108 を閉じた位置に設定し、そしてスプールバルブ106 を上記第一
の位置にすることによりバイパスをなすことができる。これにより、入口ポート
の流体接続17と出口ポートの流体接続19の双方を遮断するが、流路34は開かれ、
その結果、該バイパスに入ってくる流体は直ぐに再びその方向が戻るように変え
られ、こうして末端の負荷部及び制御弁ユニットの残りの部分をバイパスするこ
とになる。この場合の流れは図14(c) において斜線の領域で示されている。 再度そうであるが、所望なら該二つのバルブを開いたり閉じるなどのその他の
組み合わせに設定することにより、その他の液流のパターンを作り出すことがで
きる。 別の液流パターンを用いた例は、例えば図14及び15を参照することにより示さ
れる。
【0055】 上記したように、該制御弁ユニットに流体ストレーナーを有していることは望
ましいことで、該流体ストレーナーはストレーナーモジュールに配置されている
。該ストレーナーは、細かいメッシュの装置であり、該メッシュの装置は流体回
路を通って循環している液体から、例えば、ゴミやその他のくずなどの異物を濾
過する。このことは、制御弁ユニット及び末端の負荷部を設置し且つ取り付けし
ている間には特別に重要である。というのは、沢山のくずが流体回路の最初の洗
浄処理で濾過して取り出されるからである。
【0056】 該デブリスはストレーナー中に溜まり、時間の経過と共にストレーナーをピー
クの効率に戻すため、それを除去されるのが望ましいようなポイントまで蓄積さ
れることになる。該ストレーナーを取り外し、それを洗浄し、その後それを置き
換えることによりくずの除去を行うことができるが、こうした方法では該ユニッ
トから液を排出せしめ、漏れ対策用ジョイントを解体し、装備品を分解し再度組
み立てる必要があり、こうしたことは時間を費やすこととなり、扱い難く注意を
要するもので、該流体回路における漏れの危険性を増大させる。上記したフラッ
シングバイパスバルブ装置のいずれかを使用することにより、これらの問題に取
り組むことができる。
【0057】 該ストレーナーを通して液の流れを逆向きにして、メッシュから堆積したゴミ
を洗い去ることによってゴミを洗浄することができる。もしストレーナーがそれ
に合うドレンコックを有しているなら、ゴミを含有している洗液は、該ストレー
ナーから排出されることができ、その結果該ストレーナーは浄化される。液流を
必要性のある逆流に付すには、フラッシングバイパスバルブを特定の設定にする
ことにより達成することができる。
【0058】 図15は、制御弁ユニット10とファンコイルユニット14との流体回路を図示した
ものであり、そこで該制御弁ユニット10は、ストレーナー36と図13で示した3個
のスプールバルブの具体例のフラッシングバイパス手段を持っている。逆向きの
流れを得るためには、弁は次のように設定される:入口ポートの流体接続17のと
ころのスプールバルブ32は閉じられて、入口ポート16から制御弁ユニット10の残
りの部分及びファンコイルユニット14に液が流れるのを遮断する;流路34のとこ
ろのバイパススプールバルブ33も閉じられて流路34に沿った液の流れを遮断する
;出口ポートの流体接続19のところのスプールバルブ103 を開いて液が流体接続
19に沿って流れることができるようにする;そしてストレーナードレンコック11
0 を開く。流体回路内の液の圧力は、このようなバルブのセットにより液体の流
れ方向自体が図15の矢印で示されるように逆向きにされ、その結果、液は出口ポ
ート18を通って制御弁ユニット10の中に引き入れられ、該システムの平常の動作
の通常の方向と反応に出口ポートの流体接続19に沿って制御弁ユニット10を通っ
て流れる。液はファンコイルユニット14を通り、供給ポート20を通って制御弁ユ
ニット10に戻り、そしてストレーナー36に達し、該ストレーナーのところではゴ
ミが取り出され、そして制御弁ユニット10から出てストレーナードレンコック11
0 を通って液を流すことにより、ストレーナー36から洗い出され、そして該スト
レーナードレンコックのところでは、ゴミはバケツその他の中に集められること
ができる。洗浄後、ドレンコック110 を閉じ、入口ポートの流体接続17へのスプ
ールバルブ32を開け、正常な動作に該システムは復帰せしめられる。
【0059】 同様の手法は、図14に示されたスプールバルブ/ウェッジ仕切弁の具体例のフ
ラッシングバイパス手段を備えた制御弁ユニットにおいて容易に実施することが
できる。この場合、図16(ここでは矢印で流れの方向が示されている)に示され
ているように、入口ポートの流体接続17のところのウェッジ仕切弁108 は閉じら
れて入口ポート16から制御弁ユニット10の残りの部分及びファンコイルユニット
14への液の流れを遮断し、そして三方スプールバルブ106 は、該第二の位置に設
定せしめられ、その結果、流路34に沿った流れは遮断され、そして出口ポートの
流体接続19に沿った流れが許容されることとなり、ドレンコック110 は開かれる
こととなる。前でも述べたように、該弁をこのような配置とすると、液流それ自
身の重みで逆方向に流れることとなり、先行の段落で記載したように該ストレー
ナーの洗浄が生起する。再度洗浄後、ドレンコック110 を閉じそしてウェッジ仕
切弁108 を入口ポートの流体接続17が開くように開けると、システムは平常の動
作に復帰する。 かくしてフラッシングバイパス手段の具体例のうちのいずれのものも、制御弁
ユニットの覆いをはずすような如何なることの必要もなく、ドレンコックを備え
たストレーナーの清掃を簡単且つ効果的に行うことができる。
【0060】 本発明のこうした観点(思想)は、本発明の別の観点(思想)に従ってのモジ
ュール型の制御弁ユニットと共に用いることに限定されるものではなく、ドレン
コックを備えたストレーナーをそこに含んでいる如何なる流体回路においての使
用にも等しく適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 末端の負荷部及び流体回路に接続している制御弁ユニットのブロック図を示す
【図2】 本発明の第一の観点(思想)に従っての制御弁ユニットの断面図を示している
【図3】 図2で示した制御弁ユニットのモジュールの外観を俯瞰した図を示している。
【図4】 該制御弁ユニットの各種の具体的な例についてその流体回路の回路図を示す。
【図5】 該制御弁ユニットの各種の具体的な例についてその流体回路の回路図を示す。
【図6】 該制御弁ユニットの各種の具体的な例についてその流体回路の回路図を示す。
【図7】 図2で示した制御弁ユニットの外観を俯瞰した図を示している。
【図8】 本発明のさらなる観点(思想)に従ってのクリップの断面図及び平面図を示す
【図9】 本発明のさらなる観点(思想)に従ってのクリップの断面図及び平面図を示す
【図10】 本発明のクリップの別の具体例の平面図を示す。
【図11】 本発明のクリップのさらに別の具体例の断面図及び平面図を示す。
【図12】 本発明のクリップのさらに別の具体例の断面図及び平面図を示す。
【図13】 本発明のさらなる観点(思想)に従ってのバイパスモジュールの断面図を示す
【図14】 本発明のバイパスモジュールの別の具体例の断面図を示す。
【図15】 図13で示したバイパスモジュールを組み入れてある制御弁ユニットの流体回
路の回路図を示す。
【図16】 図14で示したバイパスモジュールを組み入れてある制御弁ユニットの流体回
路の回路図を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月30日(2001.10.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ストークス・ジョナサン イギリス国 アイピィー4 2エックスエ イ サフォーク イプスウィッチ コンス タブル ロード 107 (72)発明者 ウェスト・ジョン イギリス国 アイピィー5 2ジーキュー サフォーク イプスウィッチ ケスグレ イブ フランシス クローズ 15 Fターム(参考) 3H051 AA03 BB02 BB03 CC01 CC14 FF04 FF08

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御弁ユニットであって、該制御弁ユニットは中心軸を持ち且
    つ複数のモジュールから構成されており、該モジュールのそれぞれは一つのモジ
    ュールを別のモジュールに漏れ対策仕様で接続せしめるための結合手段を備えて
    おり該モジュールは該中心軸に沿って線型に配置されて着脱可能に一緒に結合せ
    しめられ且つ該モジュールのそれぞれは該中心軸に関して独立に回転可能になっ
    ていることを特徴とする制御弁ユニット。
  2. 【請求項2】 該モジュールがプラスチック材料から実質的に形成されている
    ものであることを特徴とする請求項1記載の制御弁ユニット。
  3. 【請求項3】 該モジュールが、その制御弁ユニットの一方の端部に配置され
    且つ流体回路に連結せしめるための入口ポート及び出口ポートを備えている入口
    モジュールを含んでおり、そして該制御弁ユニットの他方の端部に配置され且つ
    末端の負荷部に接続せしめるための供給ポート及び帰りポートを備えている負荷
    モジュールを含んでおり、該入口ポートは流路により該供給ポートと流体接続し
    ており、該帰りポートは流路により該出口ポートと流体接続しており、そして該
    モジュールは末端の負荷部を通る液体の流れをコントロールするためのバルブを
    有していることを特徴とする請求項1又は2記載の制御弁ユニット。
  4. 【請求項4】 制御弁ユニットがさらに入口モジュールと負荷モジュールとの
    間に配置されている中間モジュールの一つあるいはそれ以上を有し、入口ポート
    と供給ポートとの間及び帰りポートと出口ポートとの間の且つ該中間モジュール
    のそれぞれを通っている流体接続を有していることを特徴とする請求項3記載の
    制御弁ユニット。
  5. 【請求項5】 帰りポートと出口ポートとの間の流体接続が、ある経路にそっ
    て続くものであり、該流体接続は入口ポートと供給ポートとの間の流体接続がそ
    れに沿って続く該経路を実質的に取り囲んでいるものであることを特徴とする請
    求項3又は4記載の制御弁ユニット。
  6. 【請求項6】 該連結手段が外側にある継手であり、該外側にある継手は第一
    のモジュールの一つの端部に対して配置せしめられ且つ該モジュールの外側表面
    から外側に突き出ているリング状のフランジの少なくとも一つと、さらに該モジ
    ュールの同じ端部から軸方向に突き出ているさらなるリング状のフランジを有し
    ている雄の連結部、そして該第一のモジュールに連結せしめられる第二のモジュ
    ールの一つの端部に対して配置せしめられ且つ該モジュールの外側表面から外側
    に突き出ているリング状のフランジの少なくとも一つと、該モジュールの同じ端
    部の周りをぐるっと回って通じているリング状のリセス部を有している雌の連結
    部を有しており、雄の連結部と雌の連結部とが一緒に結合した場合、該さらなる
    リング状のフランジと該リング状のリセス部とが協同してシーリング手段を受容
    するリング状の隙間を形成するものであることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか一記載の制御弁ユニット。
  7. 【請求項7】 連結部が外側に突き出ている一対のリング状のフランジを持つ
    ものであることを特徴とする請求項6記載の制御弁ユニット。
  8. 【請求項8】 該連結手段がさらに内側部継手を有しており、該内側部継手に
    おいて雄の連結部はさらに該モジュールの同じ端部から外側のリング状フランジ
    として突き出て且つ軸方向に突き出ているリング状中心部フランジを有しており
    、該リング状中心部フランジは該軸方向に突き出ているリング状外側フランジよ
    りも小さな直径を有しており且つ入口ポートでの流体接続と出口ポートでの流体
    接続との間に位置しており、そして雌の連結部はさらに該モジュールの同じ端部
    の周りをぐるっと回ってリング状リセス部として続いているリング状中心部リセ
    ス部を有しており、該リング状中心部リセス部はリング状の外側リセス部よりも
    小さな直径を有しており且つ入口ポートでの流体接続と出口ポートでの流体接続
    との間に位置して、雄の連結部と雌の連結部とが一緒に連結すると、該リング状
    中心部フランジとリング状中心部リセス部とは協同してシーリング手段を受け入
    れるためのリング状中心部間隙を形成するものであることを特徴とする請求項5
    に付随して読まれる請求項6記載の制御弁ユニット。
  9. 【請求項9】 該シーリング手段が、O−リングシールであることを特徴とす
    る請求項6〜8のいずれか一記載の制御弁ユニット。
  10. 【請求項10】 クリップが、雄の連結部を雌の連結部に固定するために使用
    されるものであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一記載の制御弁ユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 モジュールが、その端部の一つに雄の連結部を持ち、その反
    対側の端部に雌の連結部を持つものであることを特徴とする請求項6〜10のい
    ずれか一記載の制御弁ユニット。
  12. 【請求項12】 該中間モジュールの一つが、流量測定モジュールであり、該
    流量測定モジュールは入口ポートと供給ポートの間の流体接続に位置したオリフ
    ィス装置を有するものであることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一記載
    の制御弁ユニット。
  13. 【請求項13】 該中間モジュールの一つが、ストレーナーモジュールであり
    、該ストレーナーモジュールは入口ポートと供給ポートとの間の流体接続の所に
    置かれた流体ストレーナーを有しているものであることを特徴とする請求項4〜
    12のいずれか一記載の制御弁ユニット。
  14. 【請求項14】 該流体ストレーナーが、ドレンコックを備えているものであ
    ることを特徴とする請求項13記載の制御弁ユニット。
  15. 【請求項15】 該中間モジュールの一つが、均衡用モジュールであり、該均
    衡用モジュールは帰りポートと出口ポートとの間の流体接続の所に置かれた均衡
    用弁を有しているものであることを特徴とする請求項4〜14のいずれか一記載
    の制御弁ユニット。
  16. 【請求項16】 該均衡用弁が、自動的な均衡用弁であることを特徴とする請
    求項15記載の制御弁ユニット。
  17. 【請求項17】 該均衡用弁が、静的な均衡用弁であることを特徴とする請求
    項15記載の制御弁ユニット。
  18. 【請求項18】 該モジュールの一つが、プロポーショニングバルブを有して
    いる流量制御装置を有しているものであることを特徴とする請求項1〜17のい
    ずれか一記載の制御弁ユニット。
  19. 【請求項19】 該プロポーショニングバルブが、4つのポートを持つプロポ
    ーショニングバルブであることを特徴とする請求項18記載の制御弁ユニット。
  20. 【請求項20】 該プロポーショニングバルブが、2つのポートを持つプロポ
    ーショニングバルブであることを特徴とする請求項18記載の制御弁ユニット。
  21. 【請求項21】 該プロポーショニングバルブが、テスト地点を備えているこ
    とを特徴とする請求項18〜20のいずれか一記載の制御弁ユニット。
  22. 【請求項22】 該流量制御装置が、負荷モジュールの中に置かれていること
    を特徴とする請求項3に付随して読まれる請求項18〜21のいずれか一記載の
    制御弁ユニット。
  23. 【請求項23】 該中間モジュールの一つが、バイパスモジュールであり、そ
    のバイパスモジュールは入口ポートと出口ポートとの間の流体接続のための通路
    を提供しており、そして該バイパスモジュールは、該通路の所に配置されたバイ
    パス弁、入口ポートと供給ポートとの間の流体接続部の所に配置された遮断弁、
    そして帰りポートと出口ポートとの間の流体接続部の所に配置されたさらなる遮
    断弁を有しているものであることを特徴とする請求項4〜22のいずれか一記載
    の制御弁ユニット。
  24. 【請求項24】 該バイパス弁が、遮断弁であることを特徴とする請求項23
    記載の制御弁ユニット。
  25. 【請求項25】 該バイパス弁と帰りポートと出口ポートとの間の流体接続部
    の所に配置された該遮断弁が、三方弁として結合せしめてあるものであることを
    特徴とする請求項23又は24記載の制御弁ユニット。
  26. 【請求項26】 該モジュールの一つあるいはそれ以上が、さらに一つあるい
    はそれ以上のテスト地点を有していることを特徴とする請求項1〜25のいずれ
    か一記載の制御弁ユニット。
  27. 【請求項27】 該モジュールの一つが、空気抜き(エアーブリーディング)
    手段を有しているものであることを特徴とする請求項1〜26のいずれか一記載
    の制御弁ユニット。
  28. 【請求項28】 該モジュールの一つが、さらにドレン手段を有しているもの
    であることを特徴とする請求項1〜27のいずれか一記載の制御弁ユニット。
  29. 【請求項29】 該モジュールの一つが、入口の流体接続部と出口の流体接続
    部との間の圧力を測定するための圧計測手段を有しているものであることを特徴
    とする請求項3又は請求項3に付随して読まれる請求項4〜28のいずれか一記
    載の制御弁ユニット。
  30. 【請求項30】 エアーコンディショニング用装置であって、該エアーコンデ
    ィショニング用装置は請求項1〜29のいずれか一記載の制御弁ユニットとファ
    ンコイルユニットとを有しているものであって、そのファンコイルユニットは該
    制御弁ユニットの供給ポートと帰りポートとに接続せしめられているものである
    ことを特徴とするエアーコンディショニング用装置。
  31. 【請求項31】 中心軸を持っているモジュール型の制御弁ユニットにおいて
    使用するためのモジュールであって、該モジュールは入口の流路及びそれを通っ
    ている出口の流路を有しており、そして該モジュールを類似の一つあるいはそれ
    以上のモジュールに漏れ対策仕様で着脱可能に接続せしめるための連結手段を有
    し、そして使用時に該モジュールが該制御弁ユニットの中心軸の周りに独立して
    回転可能なものであることを特徴とするモジュール。
  32. 【請求項32】 該連結手段は、該モジュールの一方の端部又は両方の端部の
    ところに設けられているものであることを特徴とする請求項31記載のモジュー
    ル。
  33. 【請求項33】 該モジュールはさらに流路の一方または両方のところに一つ
    あるいはそれ以上の流量制御装置、特には弁を有しているものであることを特徴
    とする請求項31又は32記載のモジュール。
  34. 【請求項34】 該モジュールがプラスチック材料で製造されているものであ
    ることを特徴とする請求項31〜33のいずれか一記載のモジュール。
  35. 【請求項35】 二つの接続せしめられた構成部品の間のジョイントを接続す
    るためのクリップであって、その二つの接続せしめられた構成部品がそれぞれ該
    ジョイント近傍のその外側表面の上にフランジ装置を有しているもので、そして
    該クリップは各々が二つの端部を有している部分を二つあるいはそれ以上有して
    、該部分がエンドツーエンドに配置されて隣接する端部が互いに接している場合
    に、該部分が連続し且つ取り巻くようになっている統合体を形成してジョイント
    を取り囲むようになっているものであって、該クリップはU字型の断面形状のも
    のであり、該U字形状は基部を有すると共に使用時にフランジ装置と一緒に働い
    ている該取り巻くようになっている統合体の真ん中に向かって該基部から突き出
    ている二つの側壁を有しており、そして該クリップはさらに該ジョイントの周囲
    を取り囲むようにして該クリップの部分をロックするための固定化手段を有して
    いるものであることを特徴とするクリップ。
  36. 【請求項36】 二つの部分を有していることを特徴とする請求項35記載の
    クリップ。
  37. 【請求項37】 該部分はアーク型形状を有し、その結果該クリップの取り巻
    くようになっている統合体は、リング形状を持つこととなっていることを特徴と
    する請求項35又は36記載のクリップ。
  38. 【請求項38】 該固定化手段が、該クリップの部分のそれぞれの各端部近傍
    に配置せしめられたU字形状のクリップの基体の外側表面にグルーブを有し、そ
    してU字形状のロック用タグを有し、使用時にU字形状のタグのそれぞれの側壁
    はグルーブと嵌合し、その結果U字形状のタグの基体は該クリップの該部分の隣
    接する端部の間の合口を越えて伸びるようになっており、そこで一つのタグが該
    部分の端部の合口のそれぞれに必要となるようになっているものであることを特
    徴とする請求項35〜37のいずれか一記載のクリップ。
  39. 【請求項39】 該固定化手段が、クリップの該部分のそれぞれの各端部の所
    に一つ設けられているフックを有しており、使用時に一つの該部分の端部の一つ
    の上のフックが、隣接する部分の一端を接している端部のフックと相互に嵌合し
    ているようにされているものであることを特徴とする請求項35〜37のいずれ
    か一記載のクリップ。
  40. 【請求項40】 該固定化手段が、フランジ装置のフランジの側面に設けられ
    たリセス部と係合しているクリップの側壁の表面上に突起部を有しているもので
    あることを特徴とする請求項35〜37のいずれか一記載のクリップ。
  41. 【請求項41】 該固定化手段が、フランジ装置のフランジの側面上に設けら
    れた突起部と係合しているクリップの側壁の表面にあるリセス部を有しているも
    のであることを特徴とする請求項35〜37のいずれか一記載のクリップ。
  42. 【請求項42】 該クリップが、さらにU字形状の基体の内側面に一定の間隔
    を置いて設けられた引込み部を有しており、それはフランジ装置のフランジの上
    の一定の間隔を置いて設けられた伸び出た部分と協力して働き、その結果接続さ
    れた構成部品は一緒になって限られた数の所定の配向でもって繋げられることが
    できることとなるものであることを特徴とする請求項35〜41のいずれか一記
    載のクリップ。
  43. 【請求項43】 該クリップが、さらにU字形状の基体の内側面上に一定の間
    隔を置いて設けられた伸び出た部分を有しており、それはフランジ装置のフラン
    ジに一定の間隔を置いて設けられた引込み部と協力して働き、その結果接続され
    た構成部品は一緒になって限られた数の所定の配向でもって繋げられることがで
    きることとなるものであることを特徴とする請求項35〜41のいずれか一記載
    のクリップ。
  44. 【請求項44】 バイパスバルブ装置であって、該バイパスバルブ装置は入口
    の流路、出口の流路、そして該入口の流路と出口の流路とを接続している接続用
    流路とを有しており、さらに本バイパスバルブ装置は、入口の流路を通って流体
    が流れるのを遮断したり流れたりするように接続通路の下流で作動する弁、接続
    通路の上流にある出口の流路を通って流体が流れるのを遮断したり流れたりする
    ように該接続通路の上流で作動する弁、そして接続通路を通って流体が流れるの
    を遮断したり流れたりするように作動する弁を有していることを特徴とするバイ
    パスバルブ装置。
  45. 【請求項45】 3個の弁が該バイパスバルブ装置に設けられており、流路の
    それぞれに1個設けられることを特徴とする請求項44記載のバイパスバルブ装
    置。
  46. 【請求項46】 3個の弁がスプールバルブであることを特徴とする請求項4
    5記載のバイパスバルブ装置。
  47. 【請求項47】 3個の弁がボール弁であることを特徴とする請求項45記載
    のバイパスバルブ装置。
  48. 【請求項48】 2個の弁が設けられ、該第一の弁は入口の流路を通って流体
    が流れるのを遮断したり流れたりするように作動する遮断弁であり、そして該第
    二の弁はまず第一の位置では出口の流路を通って流体が流れるのを遮断するよう
    に作動し且つ接続通路を通って流体が流れるのを許容するように作動し、一方第
    二の位置では接続通路を通って流体が流れるのを遮断するように作動し且つ出口
    の流路を通って流体が流れるのを許容するように作動する三方弁であることを特
    徴とする請求項44記載のバイパスバルブ装置。
  49. 【請求項49】 該第一の弁はスプールバルブで、そして該第二の弁はウエッ
    ジ仕切弁であることを特徴とする請求項48記載のバイパスバルブ装置。
  50. 【請求項50】 該バイパスバルブ装置はドレンコックを備えた流体ストレー
    ナーを含有している流体回路において使用するためのものであることを特徴とす
    る請求項44〜49のいずれか一記載のバイパスバルブ装置。
  51. 【請求項51】 モジュール型の制御弁ユニットにおいて使用するためのモジ
    ュール型の構造を持つものであることを特徴とする請求項44〜50のいずれか
    一記載のバイパスバルブ装置。
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