JP2003506283A - ペーパー・シート製品用ディスペンサー・カートン - Google Patents

ペーパー・シート製品用ディスペンサー・カートン

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JP2003506283A JP2001515219A JP2001515219A JP2003506283A JP 2003506283 A JP2003506283 A JP 2003506283A JP 2001515219 A JP2001515219 A JP 2001515219A JP 2001515219 A JP2001515219 A JP 2001515219A JP 2003506283 A JP2003506283 A JP 2003506283A
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ホウ・モニカ
チェシャー・ダイアナ・ジョブソン
カートリッジ・ジェームズ・エドウィン,ジュニア.
澄枝 後藤
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/08Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
    • B65D83/0847Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (a)シートがカートンから引出される小出し開口部を有する上端壁、(b)2対の対向する側壁、(c)底壁、および(d)その対向する側壁の対の少なくとも1対の内面の少なくとも一部分に装着される動摩擦減少材を含む、ペーパー製品の折り重ねたシートのクリップ状物を収納する小出し用カートンが開示され、そこにおいて、カートンからシートを小出しするのに必要な小出し力が減少される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、ペーパー・シート製品用の小出し用カートンに関する。具体的には
本発明は、小出し中のカートンとシートとの間の動摩擦を減少して、小出しを容
易にし、かつ小出し中にカートン内に収納されているペーパー・シート、特に最
上のシートの引裂きを少なくするカートンに関する。
【0002】 発明の背景 家庭用のほぼ乾燥した顔用ティッシュまたはほぼ乾燥したペーパー・タオルの
ようなクレープ加工されたペーパー・シート製品は、カートンの上端に形成され
た小出し開口部を有するカートンから小出しすることが知られている。用語「ほ
ぼ乾燥した」のここでの使用は、一般に「湿潤」または「湿り」シート製品と呼
ばれる、ある種類のローションを含浸したシート製品から、そのようなシートを
区別するのを意図する。かくして、本発明の乾燥シートは、必ずしも実際には1
00%乾燥したものではなく、少量のローションまたは液体を含浸されていても
よいことが分る。しかしながら、本発明のシートは、典型的には使用者の手に湿
潤または湿りを感じるものではない。
【0003】 そのような従来のカートンは、種々のデザインおよび形状のものを入手できる
が、一般に2つの基本スタイルのいずれか1つとして分類できる。1つのスタイ
ルはフラット・カートンであり、また他のスタイルは縦型カートンである。フラ
ット・カートンにおいて、シートは、カートンの底部に平らに置かれ、カートン
の上端から、または前部側壁の下方へ部分的に延びる上端開口部を通して引出さ
れる。カートン内のシートは、ポップ・アップ・小出し(pop−up dis
pensing)用に折り重ねできるか、またはリーチ・イン・小出し(rea
ch−in dispensing)用に単に重ねて置くことができる。縦型カ
ートンにおいて、シートは、逆U形クリップ状物として折り重ねられ、ポップ・
アップ・小出し用に折り込まれる。これらのシートは、カートンの上端にある小
出し開口部を通して引出され、その開口部には、連続的にポップ・アップされた
ティッシュを所定位置に保持するスリットを有するポリフイルムを含んでよい。
【0004】 縦型カートンにおいて、カートン内のクリップ状物が低くなり、かつ最上のシ
ートからカートンの上端開口部への間隔が長くなるにつれて生じる「フォール・
バック」は、一般的には問題ではない。縦型カートンにおいて、逆U形クリップ
状物は、上端開口部へ密接するクリップ状物内に全てのシートを常に保持する。
しかしながら、逆クリップ状物がカートンの壁へ押付けられていることとシート
内の接触とに伴う摩擦力と圧力による、カートンから取出す際のシートの引裂き
は問題である。これらの抵抗力により、シートは、小出し開口部を通して引かれ
るときに引裂かれる恐れがある。これは、カートンが開けられた後に小出しされ
る最初の数枚のシートに特に当てはまる。この問題は、カートン内のシートを消
費し、かつクリップ状物の圧縮が減少すると少なくなる。
【0005】 小出し中のシート引裂きの問題に対する1つの解決策として、カートン内にパ
ックされたクリップ状物内のペ−パー・シート数を減少することが提案されてい
る。これにより、カートンの壁へ押付けられている逆クリップ状物とシート内の
接触とに伴う圧力が減少し、シートは、シートの少なくとも数枚を使い切った後
のように挙動する。しかしながら、これは、特にカートンを購入する消費者の観
点からみてコスト的に有効な解決策ではない。
【0006】 他の提案される解決策は、小出し開口部が、開口部を覆うプラスチック・フイ
ルムをティッシュ・シートが通過する、規定された「有効開放部位」または利用
できる部位を有するように、小出し開口部を変更することである。ここで、19
95年5月16日にNorthなどに付与された「縦型顔用ティッシュ・カート
ン」という名称の米国特許第5,415,320号明細書を参照されたい。しか
しながらそのようなカートンは、製造公差に留意しなければならないことがあり
、かつ、プラスチック・フイルムを小出し開口部を覆うように使用する必要があ
る。加えて、このカートンは、カートンの側壁と顔用ティッシュ・シートとの間
の摩擦力に影響するようにみえなくて、代わりに、小出しするのに別の取組みを
提供する。
【0007】 かくして、カートン内にパックできるクリップ状物毎のシート数を減少する必
要が無く、ポップ・アップ・小出し用カートンから種々のクレープ加工されたペ
ーパー・シート製品をコスト的に有効に、容易に、かつ引裂きの無い小出しが提
供できることへの要望が依然ある。本発明の利点や利益を全て提供する技術は未
だ存在しない。
【0008】 発明の概要 本発明は、(a)それを通してシートがカートンから引出される小出し開口部
を有する上端壁、(b)2対の対向する側壁、(c)底壁、および(d)対向す
る側壁の対の少なくとも1対の内面の少なくとも一部分に装着される動摩擦減少
材を含む、ペーパー製品の相互に折り重ねたシートのクリップ状物(以下クリッ
プとも称する)を収納する小出し用カートンに関し、ここで、カートンからシー
トを小出しするのに必要な小出し力が減少される。
【0009】 本発明のこれらのおよび他の特徴、観点、および利点は、本開示を読むことに
より当業者にとって明らかになるであろう。
【0010】 発明の詳細な説明 図1に、上端壁1、底壁(図示されない)、および4つの側壁(その中で側壁
2および3と番号が付けられる2つが図示される)を有する市販の縦型顔用ティ
ッシュ・カートンの透視図が示される。上端壁1は、小出し開口部スリット7を
有するプラスチック・フイルム6に覆われた楕円カートン開口部5を備える。カ
ートン内には、仮想線で示される相互に折り重ねたティッシュの逆U形クリップ
8がある。カートンの上端から見たクリップ内のティッシュの縦方向は、小出し
開口部スリット7の方向に平行である。小出し中に、クリップ内の上端ティッシ
ュは、使用者に掴まれて、スリットを通して引出される。上端ティッシュを取出
すと、一列をなしている次の隣接する相互に折り重ねたティッシュが、スリット
7を通して部分的に引かれるように小出しされる。部分的に小出しされたティッ
シュ9が、スリット7の縁部によりポップアップされた位置に保持される。
【0011】 図2は、本発明に従うカートン打抜き板(ブランク)50の好ましい実施例の
平面図である。組立てられたカートン200の内面を形成する打抜き板50の表
面が図2に示される。打抜き板50は、上端壁パネル10、底壁パネル11、側
壁パネル12、13a、13b、14、15aおよび15bを含む。
【0012】 カートンは、組立てられるとき、2対の対向する側壁を有することになる。一
方の対の対向する側壁は、パネル12と14を含む。他方の対の対向する側壁は
、パネル13と15を含む。これらの側壁のそれぞれは、実際には2枚の側壁パ
ネルを含み、すなわち側壁13がパネル13aと13bを含み、また側壁15が
パネル15aと15bを含む。カートンが組立てられるとき、パネル13bが組
立てられたカートンの外面の一部分であり、かつパネル13aが組立てられたカ
ートンの内面の一部分であるように、パネル13bはパネル13aに重なるよう
に装着される。同一の構造が、パネル15a(組立てられたカートンの内面の一
部分)および15b(組立てられたカートンの外面の一部分)にも使用される。
【0013】 本発明のカートン打抜き板50の種々の要素パネルは、当業者に既知の任意の
方法で、例えば、図2に示される部位16aと16bに位置する接着剤または封
止剤を使用して、組立てできる。加えて、本発明のカートン打抜き板50を構成
するパネルの数と構成は、当業者にとり既知であるように変更できるし、また図
2に図示される形状に限定される必要はないことが分る。
【0014】 カートン打抜き板には、小出し開口部18も設けられる。小出し開口部18は
、カートン打抜き板50の少なくとも上端壁パネル10に位置し、また図2に示
されるように、側壁パネル12および/または14の一方または両方にさらに延
びることができる。小出し開口部18は好ましくは、小出しを容易にするために
楕円形状のものであるが、本発明は、楕円形状を有する小出し開口部に限定され
ないし、またいかなる形状のものも本発明の範囲内であることが分る。
【0015】 加えて、小出し開口部18は、好ましくは、スリット24を有するプラスチッ
ク・フイルム22で覆われる。スリット付きフイルム22は、小出し用に、所定
位置にポップアップされたティッシュ90(図3参照)を保持できるし、また保
護されないと周囲に曝される内容物の残りをダストなどからさらに保護できる。
そのようなフイルム22の使用は、従来のティッシュ・カートンにおいて知られ
ており、例えば、米国特許第5,414,320号明細書を参照されたい。しか
しながら、そのようなフイルム22は、小出しの容易性に関して、または小出し
の際の引裂き数の減少に関しては、利点を提供しない。
【0016】 本発明によれば、打抜き板50(および、したがって組立てられたカートン2
00)の内面の一部分には、動摩擦減少材料20a、20bが設けられる。この
材料20は、4つの側壁の2つの内面の少なくとも一部分、すなわち対向する側
面の少なくとも1対の内面へ装着される。好ましくは、これらは、組立てられた
カートン内に載置されるペーパー・シートのクリップと表面接触する最大面積を
有する2つの側壁である。図2において、これらの壁はパネル12と14から形
成される。
【0017】 図3は、組立てられた状態の図2の打抜き板50を示す。カートン200は、
上端壁100、底壁(図示されない)、および4つの側壁(すなわち、2対の対
向する側壁120と140、および130と150)を含み、4つの側壁の2つ
が示され、側壁120および150と番号付けされる。上端壁100は、楕円小
出し開口部180を備える。カートン内には、仮想線で示される相互に折り重ね
たペーパー・シートの逆U形クリップ280がある。カートンの上端から見たク
リップ内のペーパー・シートの縦方向は、小出し開口部スリット240の方向に
平行であるのが好ましい。スリット240の正確な幾何学的形状は、ここでは重
要ではないし、当業者に既知であるように形成できる。
【0018】 側壁120は、クリップ280を形成するペーパー・シートと表面接触する最
大面積を有する2つの側壁の1つであり、側壁120と対向する側壁140もク
リップ内のペーパー・シートと表面接触するが、側壁140を図3において見る
ことができないことが図3から明らかである。側壁150は、2つの側壁130
と150(側壁130は図3において見ることができない)の1つであり、クリ
ップ280内のペーパー・シートと表面接触する大きい面積を有しない。かくし
て、図2を参照すると、カートンが組立てられるときにクリップ280のペーパ
ー・シートと表面接触する最大面積を有する側壁は、番号付けされた12と14
であり、これらの側壁には好ましくは、動摩擦減少材20が設けられるべきであ
る。
【0019】 図2を再び参照すると、材料20は、側壁パネル12と14の内面全体を覆う
必要はない。好ましくは材料20a、20bは、少なくとも、横方向CDに小出
し開口部に接線に引かれた仮想線17a、17bから、側壁パネル12と14の
下部縁部19aと19b(すなわち、そこにおいて側壁パネルが底壁11と隣接
し、側壁12の場合は組立て後に隣接する)へ向けて縦方向MDに延びる。材料
20a、20bは、組立てられたカートン内に挿入されるシート内のクリップの
最上ペーパー・シートの縦方向縁部の隣接位置まで側壁の下方へ延びるべきであ
る。図2および3を参照すると、この位置は仮想線A−Aにより示される。
【0020】 加えて、材料20が、パネル10、12および/または14の縁部横方向(「
CD」)へ全ての長さに延びる必要はない。
【0021】 摩擦減少材料20は、カートンの上端壁パネル10の内面にも装着できる。か
くして、製造を容易にするために、かつ、コスト的に有効にするために、材料の
1つの連続片を使用して、上端壁パネル10、側壁パネル12および側壁パネル
13を覆うことができる。つまり、そのような連続片は、図2を参照すると、セ
クション20a、22および22bを含むであろう。加えて、一体の連続した片
を使用することは必要ではなく、1つ以上の小さいセクションを同様に好都合に
使用できる。
【0022】 好ましくは摩擦減少材料20は、薄いフイルムとして設けられる。そのフイル
ムの硬さ/軟らかさおよび/または厚さは、小出し性に影響する。そのフイルム
は好ましくは、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンま
たはポリエチレンフイルムである。
【0023】 例えば米国特許第5,415,320号明細書に記載されるような、ポップア
ップ・小出し用・カートンの上端壁におけるカートン開口部と連係して使用され
る既知のプラスチック・フイルムは、小出し中の動摩擦の減少に寄与しないこと
に留意すべきである。これらのフイルムは、ポップアップされたティッシュをフ
ォール・バックから保護し、かつ小出し開口部を通しての内容物の汚染または汚
れから全体的に保護するように機能するだけである。したがって、上述したよう
に、本発明の好ましい実施例に従う小出しの利点を得るために、ここにおいて上
端壁の内面に摩擦減少材料を設けることは必要ではない。しかしながら、米国特
許第5,415,320号明細書に記載されるような、プラスチック・フイルム
22と組合せて摩擦減少材料20を設けることにより、両方の利点を得ることが
できる。さらに上述したように、実際には両方の目的に役立つ1つの連続シート
材料20、22を設けることは、製造のコストと容易さに関して好都合なことが
ある。
【0024】 例えば、シート毎に約22.5cm(9インチ)×26.25cm(10.5イン
チ)の寸法を有するV形に折り畳んだペーパー・タオル基材の小出しに好適な本
発明の1つの好ましい実施例において、組立てられたカートンの寸法は、幅が約
12cm、高さが約16cm、および長さが約11.2cmである。側壁パネルに使用
され、および上端壁パネルにも使用される摩擦減少材料の寸法は、約11cm×3
7.2cm(摩擦減少材料の1つの連続セクション)である。カートン材料は50
μm再生板紙であり、また摩擦減少材料は50μm低密度ポリエチレン・フイルム
である。この実施例において摩擦減少材料は、汚染とフォール・バックを防止す
るために、カートンの小出し開口部を覆うようにも機能する。
【0025】 本発明の他の好ましい実施例において、壁自体は、シートが取出されるときに
動摩擦を減少する材料から製造できる。この実施例において、別の摩擦減少材料
20aまたは20bを側壁へ装着する必要はない。
【0026】 具体例 本発明の好ましい実施例の小出しの利点を図示するために、本発明に従って製
造されたカートン、すなわち動摩擦減少材料が設けられるものを、従来のカート
ン、すなわち動摩擦減少材料が設けられないものと比較して、動摩擦係数と小出
し力について、幾つかの異なるペーパー基材が測定された。
【0027】 A.動摩擦係数 動摩擦係数は、40グラム負荷でJIS規格試験方法VCMに従って測定され
た。この方法によれば、プローブが一定の速度で試験サンプルを横断して引きず
られ、動摩擦係数が測定される。下記の結果は、5つのサンプルの平均である。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】 B.小出し力 ペーパーシートを、本発明に従う摩擦減少材料を設けたディスペンサー・カー
トンから、または従来のカートンから取出すのに必要な力が、以下のように測定
される。ここに、この力は、「小出し力」と呼ばれる。
【0031】 小出し力は、修正されたJIS規格試験方法JIS B7721、一般引き試
験に従って測定される。調湿室は、温度と湿度が下記の限界以内に制御される。
すなわち(1)相対湿度±2%;および(2)温度22.78℃±1.1℃(7
3°F±2°F)である。その力試験器は、100ニュートン・ロードセル、プ
レキシグラス・サンプルホルダー、および2つの平坦面を備えた掴みを有するS
intech Frame Instron #5564である。
【0032】 プレキシグラス・サンプルホルダーは、Instronの下部位置に設置され
る。掴みには、上部位置において2つの平坦面が設置され、また空気供給装置が
接続される。上部掴みの配向は、掴みが側面から側面へ密接できるようにすべき
である。これにより、ペーパー・シートを位置決めするときの目視合わせが向上
する。
【0033】 必要な試験装置の設置に続いて、試験器を校正しなければならない。「単純な
引張試験」は、必要とされるデータに基づく変更値を有する適切な方法である。
例えば、ここで適切なクロスヘッド速度についての設定値は、98インチ/分で
ある。これは、低い速度設定値よりも、消費者の取出しパターンを一層厳密に表
す。加えて標点間の長さは、試験されるカートンの高さにより決定しなければな
らない。
【0034】 サンプルは、試験の、約2時間前に調湿する必要がある。カートンを、ポリ・
オーバーラップ部分があれば取外すか、または引裂パネルを取外して、開放する
【0035】 プレキシグラス・ホルダー内の載置配向は、例えば、その開口部を掴みの下で
中心に位置決めしてホルダー内にカートンを載置することにより、一致させる必
要がある。(カートン上のコード・デートが常に同一の側へ配向している場合も
役立つことがある。)
【0036】 カートンをホルダー内に載置する前に、ティッシュ折り畳み部分を、掴みがそ
の部分を掴むに足るまで緩めるか、または引き上げる。ティッシュを緩めすぎて
試験を偏らせないように注意しなければならない。掴みを下げて、ティッシュを
掴み内に位置決めする。最初の引き上げは、掴みの配置と、およびカートン内の
ティッシュの締付度とにより、幾分難しいことがある。一旦、ティッシュが掴み
に固定され、かつカートンが中心に位置決めされると、試験が開始される。最初
の引き上げ後は、掴み内のティッシュの位置決めが一層容易になる。
【0037】 全ての基材は、V形に折り畳まれるか、または交互に重ねられる。クリップは
、カートン内に挿入される前にU形を形成するように半分に折り畳まれる。ペー
パー・タオル基材は、約22.5cm(9インチ)×26.25cm(10.5イン
チ)の寸法を有し、またPUFFS基材は、約22cm(8.8インチ)×20.
5cm(8.2インチ)の寸法を有する。
【0038】 カートンは、基材サイズに適切に適合するようにサイズが決められる。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】 小出し中は、引裂きが見られない。したがって、カートン内壁についての平均
動摩擦係数が、動摩擦減少材料の使用により、例えば0.43から0.22へ(
約50%だけ)減少し、また小出し力が、カートンに収納されているシートの引
裂強さ未満まで少なくとも減少し、例えば小出し力が50%を超えるまで減少す
ることが分る。
【0044】 かくして、ここに開示される実施例は、カートンにパックされるシート数を減
少する必要がなく、小出し中に小出しが容易でシートの引裂きが少ないという利
点を提供する。ここにおける好ましい実施例は、コスト的に有効であり、かつ製
造が容易でもある。
【0045】 引用した参照文献は全て、それらの全体を参照して本明細書に組み入れる。い
ずれの参照文献の引用も、特許請求されている本発明に対する先行技術としての
利用可能性を限定するものではない。
【0046】 本明細書中で、「含む(comprising)」は、最終結果に影響を及ぼさない他の
手段および構成要素が追加され得ることを意味する。この用語は、用語「〜から
成る(consisting of)」および「〜から本質的に成る(consisting essentiall
y of)」を包含する。
【0047】 ここに記載する実施例および実施態様は、単なる説明目的で提示したものであ
り、かつ本発明の範疇から逸脱することなくその変更又は変形が当業者に予想さ
れるであろうということは理解される。
【図面の簡単な説明】
本明細書は、本発明を特に指摘しかつ明白に請求する特許請求の範囲で終って
いるが、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と関連して読むことにより、本
発明を更に良く理解できるであろう。
【図1】 図1はカートン内に収納されるティッシュの縦方向に整合するスリットを有す
るプラスチック・フイルムに覆われた小出し開口部を有する従来技術の小出し用
カートンの透視図である。
【図2】 図2は本発明に従うカートン打抜き板(ブランク)の好ましい実施例の平面図
であり、打抜き板が組立てられた後のカートンの内面を形成する表面を示す。
【図3】 図3は組立てられた状態の図2に示されるカートン打抜き板の透視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ホウ・モニカ 兵庫県神戸市東灘区住吉山手1−10−20 (72)発明者 チェシャー・ダイアナ・ジョブソン 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5−15 ザ・ エンタンテ801号 (72)発明者 カートリッジ・ジェームズ・エドウィン, ジュニア. 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5−15−1101 (72)発明者 後藤 澄枝 兵庫県神戸市東灘区住吉本町一丁目17−1 −401 Fターム(参考) 3E014 LA09 3E060 AA03 AB05 BA03 BC04 CF10 DA17 EA06 EA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパー製品の折り重ねたシートのクリップ状物を収納する小出し用カートン
    であって、 (a)前記シートが、前記カートンから引出される小出し開口部を有する上端壁
    と、 (b)2対の対向する側壁と、 (c)底壁と、 (d)対向する側壁の前記2対の少なくとも1対の内面の少なくとも一部分に装
    着される動摩擦減少材料とを含み、ここで、 前記カートンからシートを小出しするのに必要な小出し力が減少される小出し
    用カートン。
  2. 【請求項2】 前記小出し開口部が、シートが小出しされるスリットを有す
    るプラスチック・フイルムで覆われる、請求項1に記載のカートン。
  3. 【請求項3】 前記小出し開口部が、前記摩擦減少材料が設けられる前記側
    壁に延びる、請求項2に記載のカートン。
  4. 【請求項4】 前記摩擦減少材料が、ポリテトラフルオロエチレン、ポリス
    チレン、ポリプロピレンおよびポリエチレンから構成される群から選択される、
    請求項1に記載のカートン。
  5. 【請求項5】 前記摩擦減少材料が、前記カートン内に挿入される前記シー
    トのクリップ状物内の最上ペーパー・シートの縦方向縁部の隣接位置まで前記底
    壁の方向に前記側壁の下方へ延びる、請求項1に記載のカートン
  6. 【請求項6】 前記クリップ状物が、ペーパー・タオルの重ねられたシート
    を含む、請求項1に記載のカートン。
  7. 【請求項7】 前記クリップ状物が、顔用ティッシュの重ねられたシートを
    含む、請求項1に記載のカートン。
  8. 【請求項8】 前記小出し力が、前記カートンに収納されるシートの引裂き
    強さ未満まで少なくとも減少される、請求項1に記載のカートン。
  9. 【請求項9】 前記小出し力が、50%を超えるまで減少される、請求項8
    に記載のカートン。
  10. 【請求項10】 前記カートン内壁についての平均動摩擦係数が、約50%
    減少される、請求項1に記載のカートン。
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