JP2003505144A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 管腔内装置において、
第一の直径（ＤＩ）を有する最初のｅＰＴＦＥ管を形成し、前記最初のｅＰＴＦＥ管を前記第一の直径（ＤＩ）から最大直径（ＤＭ）まで半径方向に拡張させて、拡張したｅＰＴＦＥ管を形成し、該拡張したｅＰＴＦＥ管を縮小させて所定の直径（ＤＦ）とすることによって作られた、適合可能なｅＰＴＦＥ管を備え、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管は、拡張力を加えられたときに容易に拡張して、前記所定の直径（ＤＦ）と前記最大直径（ＤＭ）との間の任意の所望の直径となるようになされている、
管腔内装置。
【請求項２】 請求項１に記載の管腔内装置において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管が、前記拡張したｅＰＴＦＥ管の塑性変形限界点を超えずに前記任意の所望の直径まで拡張することができるようになされている、管腔内装置。
【請求項３】 請求項１に記載の管腔内装置において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管が、該適合可能なｅＰＴＦＥ管に物理的な損傷を生じさせることなく前記任意の所望の直径まで拡張されるようになされている、管腔内装置。
【請求項４】 請求項１に記載の管腔内装置において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管の表面に取り付けられた自己拡張型ステントを更に備える、管腔内装置。
【請求項５】 請求項１に記載の管腔内装置において、
前記第一の直径（ＤＩ）が１乃至１０ｍｍの範囲内にあり、前記最大直径（ＤＭ）が２５ｍｍ以上であり、前記所定の直径（ＤＦ）が４ｍｍ以上である、管腔内装置。
【請求項６】 請求項１に記載の管腔内装置において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管を第一の適合可能なｅＰＴＦＥ管とし、
第二の適合可能なｅＰＴＦＥ管と、
前記第一の適合可能なｅＰＴＦＥ管の外面と前記第二の適合可能なｅＰＴＦＥ管の内面との間に取り付けられた自己拡張型ステントと、
をさらに備える管腔内装置。
【請求項７】 請求項４に記載の管腔内装置において、
前記自己拡張型ステントが前記適合可能なｅＰＴＦＥ管の内面に取り付けられている、管腔内装置。
【請求項８】 請求項４に記載の管腔内装置において、
前記自己拡張型ステントが前記適合可能なｅＰＴＦＥ管の外面に取り付けられている、管腔内装置。
【請求項９】 管腔内装置を形成する方法において、
第一の直径（ＤＩ）を有する最初のｅＰＴＦＥ管を提供するステップと、
前記最初のｅＰＴＦＥ管を最大直径（ＤＭ）まで半径方向に拡張して、拡張したｅＰＴＦＥ管を形成するステップと、
前記拡張したｅＰＴＦＥ管を、前記最初のｅＰＴＦＥ管の前記最大直径（ＤＭ）より小さく前記第一の直径（ＤＩ）よりも大きい所定の直径（ＤＦ）を有するマンドレル上に配置するステップと、
前記拡張したｅＰＴＦＥ管を前記マンドレルの径まで収縮させて、前記所定の直径（ＤＦ）を有する適合可能なｅＰＴＦＥ管を形成するステップと、
を備え、
該適合可能なｅＰＴＦＥ管は、拡張力を加えられたときに、前記所定の直径（ＤＦ）と前記最大直径（ＤＭ）との間の任意の所望の直径まで容易に拡張可能とされている、管腔内装置を形成する方法。
【請求項１０】 請求項９に記載の方法において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管が、前記拡張したｅＰＴＦＥ管の塑性変形限界点を超えずに拡張することができる、方法。
【請求項１１】 請求項９に記載の方法において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管が、該適合可能なｅＰＴＦＥ管に物理的な損傷を生じさせることなく拡張される、方法。
【請求項１２】 請求項９に記載の方法において、
前記最初のｅＰＴＦＥ管を最大直径（ＤＭ）まで半径方向に拡張する前記ステップが、複数のマンドレルを用いて、前記最初のｅＰＴＦＥ管を約５０℃にて僅かな増分量ずつ漸進的に拡張させることを含む、方法。
【請求項１３】 請求項９に記載の方法において、
前記拡張したｅＰＴＦＥ管を約２００℃まで加熱して前記適合可能なｅＰＴＦＥ管を形成するステップをさらに備える、方法。
【請求項１４】 請求項１３に記載の方法において、
前記拡張したｅＰＴＦＥ管を加熱する前記ステップが、約１乃至５分行われる、方法。
【請求項１５】 請求項９に記載の方法において、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管の外表面に少なくとも一つの自己拡張型ステントを配置するステップと、
前記適合可能なｅＰＴＦＥ管を第一の適合可能なｅＰＴＦＥ管とし、該第一の適合可能なｅＰＴＦＥ管および前記少なくとも一つの自己拡張型ステントの外表面上に第二の適合可能なｅＰＴＦＥ管を配置し、前記少なくとも一つの自己拡張型ステントが前記第一の適合可能なｅＰＴＦＥ管の外面と前記第二の適合可能なｅＰＴＦＥ管の内面との間に取り付けられるようにするステップと、
をさらに備える、方法。