JP2003504102A - 電極アレイから高品質の筋電信号を形成するための方法およびシステム - Google Patents

電極アレイから高品質の筋電信号を形成するための方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を表す高品質の筋電信号を形成するための方法およびシステムに関するものであって、複数の電極からなるアレイを使用することによって、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を代理する複数のEMG信号を検出し;検出された複数のEMG信号に対して、電気的活性領域と複数の電極との間の相対的位置関係に関する修正機能を含んだ重みづけ関数を適用することにより、重みづけされた信号を形成し;重みづけされた複数の信号の特性どうしの和や平均を計算することにより、高品質の筋電信号を形成する。重みづけされた信号どうしの和や平均を計算する前に、重みづけされた複数の信号の筋電品質を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極アレイを使用して得られた信号から高品質の筋電信号を形成す
るための方法およびシステムに関するものであり、本発明においては、電極によ
って検出された信号が、重みづけ関数を使用することによって修正される。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
筋肉が収縮する際に筋電的活性を生成するという生理学的機構は、長い間にわ
たって公知であり、理解されている。特に、電極アレイを使用することによって
筋肉からの筋電信号を記録する方法は、生理学におけるテーマとして理論的に周
知である。
【0003】 理論的理解が顕著なものであるにしても、この理論の生理学的応用は、実用的
には未だ部分的には不十分なものである。今日では、筋肉の電気活性領域の中心
からの電極アレイの位置ズレに基づき例えば電極フィルタリングといったような
要因を考慮した標準化自動処理システムしか知られていない。この技術の応用は
、電極どうしの間の間隔の変化に適合することができず、解剖学的間隔や電極間
間隔の変化に対して、電極アレイから利用可能な信号を、最適化することができ
ない。
【0004】 また、従来技術においては、筋肉の電気的活性領域の中心に対して非対称に配
置された電極アレイから得られる信号を、完全に修正することができない。
【0005】 したがって、本発明の目的は、電極によって検出された信号を、筋肉の電気的
活性領域から電極までの離間距離に関して電極検出信号を修正することを目的と
した重みづけ関数を使用して処理することによって、従来技術における上記欠点
を克服することである。
【0006】 本発明の他の目的は、電極アレイによっては測定できないような信号を予測す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
より詳細には、本発明においては、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性
を表す高品質の筋電信号を形成するための方法であって、複数の電極からなるア
レイを使用することによって、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を代理
する複数のEMG(筋電)信号を検出し、検出された複数のEMG信号に対して
、電気的活性領域と複数の電極との間の相対的位置関係に関する修正機能を含ん
だ重みづけ関数を適用することにより、重みづけされた信号を形成し、重みづけ
された信号どうしを組み合わせることにより、高品質の筋電信号を形成するとい
う方法が提供される。
【0008】 本発明は、また、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を表す高品質の筋
電信号を形成するためのシステムであって、被験者の筋肉の電気的活性領域の筋
電活性を代理する複数のEMG信号を検出するための、複数の電極からなるアレ
イと;検出された複数のEMG信号に対して適用することにより重みづけされた
信号を形成するための重みづけフィルタであるとともに、電気的活性領域と複数
の電極との間の相対的位置関係に関する修正機能を含んだ重みづけフィルタと;
重みづけされた信号どうしを組み合わせることにより高品質の筋電信号を有した
組合せ重みづけ信号を形成するための組合せ手段と;を具備するシステムに関す
るものである。
【0009】 本発明の好ましい実施形態においては、 −被験者の筋肉の電気的活性領域が、中心を有し、複数の電極が、それぞれの
離間距離でもって、電気的活性領域の中心から離間されており、電極どうしが、
電極間間隔でもって互いに離間されている、という場合において、重みづけ関数
を、 −電気的活性領域の中心と、複数の電極と、の間の相対的位置関係と、 −電気的活性領域の中心と、複数の電極と、の間の離間距離と、 −電気的活性領域のサイズと、 −電極間間隔と、 に関する修正機能を含んだものとしたり; −重みづけ関数を、相殺効果と距離による減衰効果との双方に関する修正機能
を含んだものとしたり; −被験者の筋肉の電気的活性領域が、中心を有し、さらに、複数の電極からな
るアレイが、所定の電極間間隔でもって配置された一連の電極を有する場合にお
いて、各EMG信号を、アレイの中の少なくとも2つの電極を使用して検出する
とともに、重みづけ関数の適用に際しては、 電極アレイに対しての電気的活性領域中心の位置を検出し、 重みづけ関数を、一連の電極に対しての電気的活性領域中心の位置に対して、
関係づけ、 一連の電極に対しての電気的活性領域中心の位置に対して関係づけられた重み
づけ関数を使用して、各EMG信号を重みづけしたり; −一連の電極が、中心を有し、さらに、電気的活性領域の中心が、一連の電極
の中心から位置ズレしている場合に、 電極を使用することにより、電気的活性領域中心の一方サイドにおいて、電気
的活性領域中心の他方サイドよりも多数のEMG信号を検出し、この場合、他方
サイドにおけるEMG信号が欠落することとなり、 複数のEMG信号の重みづけに際して、他方サイドにおける欠落EMG信号を
一方サイドにおける対応EMG信号によって代替した後に、代替したものも含め
て複数のEMG信号を重みづけしたり; −重みづけされた信号どうしの組み合わせに際して、重みづけされた複数の信
号の特性どうしを互いに加算したり、あるいは、重みづけされた信号どうしの組
み合わせに際して、重みづけされた複数の信号の特性どうしの平均値を計算した
り; −本発明による方法およびシステムにおいては、さらに、重みづけされた信号
どうしの組み合わせを行う前に、重みづけされた複数の信号の筋電品質を評価し
たり; −筋電品質の評価に際しては、 −信号ノイズ比と、 −パワー密度における最大から最小への降下と、 −パワースペクトル変形と、 −心電図/食道蠕動に関連した電気的活性度と、 からなる少なくとも1つのパラメータの検出のための重みづけ信号品質インデッ
クスを適用したり; −筋電品質の評価に際しては、 電気活性領域中心の両サイドに位置した各電極によって検出した2つの重みづ
け信号を加算することにより、加算信号を形成し、さらに、2つの重みづけ信号
を減算することにより、減算信号を形成し、そして、加算信号と減算信号とを比
較することにより、重みづけ信号の筋電品質を評価したり; −本発明による方法およびシステムにおいては、さらに、重みづけされた信号
どうしの組み合わせを行う前に、信号品質が不十分であると評価された重みづけ
信号の代替操作を行ったり; −本発明による方法およびシステムにおいては、信号品質が不十分であると評
価された重みづけ信号の代替操作を、予測値によって、あるいは、筋電情報を含
有しているものとして見なされた重みづけ信号の最後の値によって、代替したり
; −本発明による方法およびシステムにおいては、信号品質が不十分であると評
価された重みづけ信号を、より高品質の筋電信号によって代替したり; する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の目的や利点や他の特徴点は、添付図面を参照しつつ、本発明を限定す
るものではなく単なる例示としての本発明の好ましい実施形態に関する以下の説
明を読むことにより、明瞭となるであろう。
【0011】 筋肉によって形成された筋電信号は、筋肉の電気的活性領域の中心を通過する
電極アレイによって検出することができる。電極によって検出されたEMG信号
は、筋電成分とノイズ成分とを有している。筋肉の電気的活性領域の中心位置は
、複数の電極対の極性が電極アレイの一端から他端にわたって一定である場合に
は、電極によって検出されたEMG信号の筋電成分の極性の反転に基づいて検出
することができる。
【0012】 被験者の横隔膜によって生成された筋電信号に関連した好ましい実施形態につ
いて説明するけれども、本発明の範囲内においては、横隔膜以外の筋肉の電気的
活性を代理する信号を処理できることに注意されたい。
【0013】 本発明の好ましい実施形態においては、ヒト被験者(14)の横隔膜(11)
の筋電的活性度が、食道用カテーテル(13)の自由端部分(15)上に取り付
けられた例えば符号(12)で示すような複数の電極からなるアレイ(図1およ
び図2)を使用して、測定される。図2に明瞭に示されているように、電極どう
しは、電極間間隔(d)という距離だけ互いに離間されている。図1には、カテ
ーテル(13)が、外鼻孔または口を通して被験者の食道内へと導入されている
様子が示されている。これにより、複数の電極(12)からなるアレイは、胃と
食道との接合部分をなす高さ位置に配置される。
【0014】 複数の電極(12)は、ステンレススチールワイヤ(図示せず)をカテーテル
(13)の周囲に巻回することにより、カテーテル(13)の自由端部分(15
)上に設置することができる。巻回されたステンレススチールワイヤは、半田に
よって円滑化された粗表面をもたらす。粗表面には、ニッケルや銅や金や銀とい
ったようなものが電気メッキされる。当然のことながら、他の電極構造を使用す
ることも、本発明の範囲内である。また、複数の電極(12)は、可能であれば
、集中治療室(ICU)内の患者に通常的に使用されるような経鼻胃供給チュー
ブ(図示せず)に対して適用することができる。
【0015】 電気ワイヤ(図示せず)が、例えば符号(1〜7)で示すような各電極対を、
一群をなす複数の差動アンプ(16)の中のそれぞれ対応する1つの差動アンプ
に対して、接続する。明らかなように、これら電気ワイヤは、各電極(12)か
ら各アンプ(16)へとカテーテル(13)に追従しており、好ましくは、カテ
ーテル(13)に対して一体化されている。好ましくは、複数の電極(12)が
なす様々な電極対(1〜7)によって収集されたEMGdi信号(横隔膜からの
EMG信号)を伝達する電気ワイヤは、外部ノイズを低減するために特に電源に
よる50Hzや60Hzの電流および電圧からの擾乱を低減するために、シール
ドされている。
【0016】 一群をなす複数の差動アンプ(16)は、各EMGdi信号の増幅とバンドパ
スフィルタリングとを行う。この減算ステップは、アンプ(16)が単一目的の
ものである場合にはあるいは同等に構成されたアンプ(単一極性読取)である場
合には、パーソナルコンピュータ(19)において行うこともできる。
【0017】 図1および図2に示す例においては、カテーテル(13)の自由端部分(15
)には、8個の電極(12)からなるアレイが設けられている。8個の電極は、
互いに隣接する電極(12)からなる7個の電極対(1,2,3,4,5,6,
7)を形成し、7個の電極対は、互いに異なる7個のEMGdi信号を収集する
。横隔膜の筋電活性を、8個の電極(12)からなるアレイを自由端部分(15
)上に有した食道用カテーテル(13)によって、正確に測定できることがわか
っているけれども、複数の電極(12)からなる複数の電極対の数および/また
は構成は、被験者の解剖学的形態や横隔膜の移動状況に応じて、様々に変更する
ことができる。また、各電極対(1〜7)は、隣接する電極からなる対である必
要はなく、電極対は、互いにオーバーラップする電極対とすることができる。あ
るいは、他の任意の構成とすることができる。
【0018】 EMGdi信号の記録における主要な課題は、ノイズレベルをできる限り小さ
く維持することと、ノイズレベルをできる限り一定に維持することと、である。
電極(12)から差動アンプ(16)へとEMGdi信号を伝達する電気ワイヤ
が、アンテナとして動作することにより、上述したように、これら電気ワイヤを
シールドすることによって付加的な外部ノイズからEMGdi信号を保護するこ
とは、非常に重要である。また、差動アンプ(16)を収容している容器は、好
ましくは、できる限り小さなものとされ(小型化され)、また、電極(12)と
アンプ(16)との間の距離を極力低減し得るよう、被験者の鼻のごく近傍に配
置される。
【0019】 増幅されたEMGdi信号は、ユニット(18)の中の各アイソレーションア
ンプを通してパーソナルコンピュータ(19)によってサンプリングされ、これ
により、一定の持続時間を有した複数の信号セグメントが形成される。ユニット
(18)は、差動アンプやアイソレーションアンプといったような様々な電子部
品に対して電力を供給するとともに、被験者とこのような電力とを適切にかつ確
実に絶縁する。ユニット(18)は、さらに、エイリアシング効果を除去し得る
よう、各EMGdi信号チャネル内に、それぞれバンドパスフィルタを備えてい
る。それぞれのEMGdi信号セグメントは、その後、アナログからデジタルへ
と変換された後に、パーソナルコンピュータ(19)内においてデジタル的に処
理される。アナログデジタル変換は、便宜的には、パーソナルコンピュータ(1
9)内に設置されたアナログデジタルコンバータによって、行われる。パーソナ
ルコンピュータ(19)は、モニタ(40)とキーボード(31)とを備えてい
る。
【0020】 当業者であれば、差動アンプ(16)と、アイソレーションアンプおよび電源
からなるユニット(18)と、を適切に構成することができる。したがって、ア
ンプ(16)およびユニット(18)については、ここでは、これ以上の説明は
しないこととする。
【0021】 隣接する各電極(12)からなる電極対(1〜7)(図1および図2)によっ
て収集されるとともにコンピュータ(19)に対して供給される7個のEMGd
i信号の例が、図3に示されている。
【0022】 [ステップ401] コンピュータ(19)によって行うべき最初の操作(図4におけるステップ4
01)は、フィルタリング操作である。これにより、図3のすべてのEMGdi
信号から、電極移動による擾乱や心臓鼓動による擾乱や食道の蠕動による擾乱や
電源系からの50Hzや60Hzの干渉や高周波ノイズが、除去される。このよ
うなフィルタリングの実施は、当業者には通常的な技術範囲であると思われる。
よって、これ以上の説明を省略する。
【0023】 [ステップ402,403] 横隔膜が、一般に、複数の電極(12)からなるアレイを有した食道用カテー
テル(13)の長さ方向軸に対して垂直であることにより、複数の電極(12)
のうちの一部だけが、横隔膜の近傍に位置することとなる。したがって、電極ア
レイに対しての横隔膜の位置を決定することが重要である。また、横隔膜は、呼
吸時に移動する。本発明による方法およびシステムにおいては、横隔膜のこのよ
うな移動を考慮する。
【0024】 横隔膜(11)の中の、食道用カテーテル(13)が挿通することとなる筋肉
トンネルを形成するクルーラル(crural)部分は、『横隔膜の電気的活性領域』
(EARdi)と称される。このEARdiの厚さは、20〜30mmである。
活性筋肉繊維の分布が、このEARdi内に、中心を有していると考えることが
できる。この中心は、すなわち、『横隔膜の電気的活性領域中心』(EARdi
中心)であって、この中心から、EARdi信号の大部分が発生する。したがっ
て、記録の極性が、電極アレイの一端から他端にわたって一定である場合には、
EARdi中心の両サイドにおいて測定された各EARdi信号は、位相シフト
を起こすことなく極性が反転することとなる。言い換えれば、電極アレイに沿っ
て得られた複数のEMGdi信号は、EARdi中心に関して、極性が反転する
こととなる。
【0025】 EARdiの境界から中心に向けて移動すると、EMGdi信号のパワースペ
クトルは、次第に減衰するとともに、周波数が大きくなる。最も減衰したパワー
スペクトルを有した電極対(4)の両サイドにおいて信号極性が反転しているこ
とにより、EMGdi信号の生成点をなすEARdi中心を確認することができ
る。
【0026】 図4に示すように、コンピュータ(19)の他の機能は、複数の電極(12)
からなるアレイに沿った、EARdi中心の位置を決定することである。EAR
di中心は、定期的に更新される。すなわち、所定の時間インターバルでもって
再決定される。
【0027】 この目的のために、ステップ402において、複数のEMGdi信号が対をな
して相互に関係づけられ、ステップ403において、相関係数(r)が計算され
る。当業者には周知なように、相関は、2つの信号間の位相関係の統計的決定で
あり、これにより、本質的に、2つの信号間の類似性が、相関係数(r)という
観点から計算される。負の相関係数(r)は、相互に関連づけられた信号どうし
が互いに逆の極性を有していることを意味している。
【0028】 図5は、相関係数(r)の値と、EMGdi信号の相関に使用した2つの電極
対に関する中点と、の関係を示している。この例においては、電極間間隔は、1
0mmである。曲線は、5mm(曲線20)、10mm(曲線21)、15mm
(曲線22)、および、20mm(曲線23)という離間間隔をなす相関電極対
に関して描かれている。図5から、電極対(4)の両サイドに位置した2つの電
極対を相関させた場合に、負の相関係数(r)が得られることを、理解すること
ができる。したがって、極性の反転が、電極対(4)の領域内において起こって
いると考えられ、これは、図3の曲線によって確認される。したがって、EAR
di中心が、電極対(4)を形成している2つの電極(12)の間の実質的に中
点に位置していると考えることができる。
【0029】 [ステップ404] ステップ404においては、相関係数が体系的に(あるいは、系統立てて)比
較され、EARdi中心が決定される。例えば、EARdi中心は、各電極対に
基づくEMGdi信号セグメントとその電極対の2つ隣りに位置する電極対に基
づくEMGdi信号セグメントとを順次的に相互に関連づけることによって得ら
れた曲線(21)における3つの最も負値の大きな相関係数の二乗法ベースの適
合を使用した補間によって、正確に決定することができる。EARdi中心は、
ある1つの電極対に対応づけられ、これにより、『参照位置』がもたらされる。
この例においては、EARdi中心は、電極対(4)に対応づけられる。
【0030】 上述したように、複数の電極(12)からなるアレイに沿ったEARdi中心
は、連続的に更新される。すなわち、互いにオーバーラップするかどうかは別と
して、所定の時間インターバルでもって再計算される。
【0031】 [ステップ405] EARdi中心の両サイドにおいて得られた各EMGdi信号が、処理される
。より詳細には、重みづけ関数による掛算/割算/加算/減算という処理が行わ
れる。より詳細には、EMGdi信号の所定パラメータが、重みづけ関数によっ
て掛算/割算/加算/減算される。この所定パラメータは、例えば矩形化された
信号における強度やパワーや面積等といったような特性とすることができる。
【0032】 重みづけ関数は、電極アレイ中におけるEARdi中心に対しての相対位置に
関して各EMGdi信号を調整し得るような数学的モデルによって決定すること
ができる。また、重みづけ関数は、例えばEARdi中心の位置が既知である状
況で電極アレイに沿って複数のEMGdi信号を測定するといったようにして、
被験者の生体に関して測定された、重みづけ関数を記述するデータから得ること
もできる。最後に、重みづけ関数は、数学的モデルと、被験者の生体において測
定された、重みづけ関数を記述するデータと、の双方から決定することもできる
。さらに、処理は、時間領域で行うこともまた周波数領域で行うことも、できる
【0033】 重みづけ関数は、 −EARdi中心と、EMGdi信号を得た電極対と、の間の相対的位置関係
と; −EARdi中心と電極との離間距離と; −横隔膜の電気的活性領域(EARdi)のサイズと; −電極間間隔と; に対する修正機能を含んでいる。
【0034】 電極アレイに関しての横隔膜の電気的活性領域(EARdi)の中心位置を知
ることにより、数学的モデルによって、相殺効果と距離による減衰効果との双方
を修正し得る重みづけ関数を得ることができる。
【0035】 この概念を例示する目的のために、所望信号源(601)からの所望信号(S
)と、擾乱(602)からの擾乱信号(D)とが、複数の電極(603)からな
るアレイによって検出されている図6の場合について説明する。電極アレイは、
記号(n)によって識別されたN個の電極を有している。ここで、n=1,2,
3,4,…,Nである。電極アレイは、直線状に配列されている必要はない。任
意の構成が可能である。
【0036】 所定の電極(n)によって検出された信号は、1)ソース(601,602)
の特性(点状のソース、あるいは、特定の方向性を有したライン状のソース、あ
るいは、湾曲したライン状のソース)と、2)ソース(601)と電極(n)と
の間の距離rs(n)およびソース(602)と電極(n)との間の距離rd(n)と
、に依存する。ライン状のソースによる信号は、周波数と距離との双方に依存し
た、本質的に変形ベッセル関数によって記述される減衰を示し、点状のソースに
よる信号は、周波数には無関係に、距離に比例して減衰度合いが大きくなるよう
な減衰を示す。
【0037】 各電極からの信号は、重みづけ関数W(n)によって処理される。この場合の重
みづけ関数は、正とすることも負とすることもまたゼロとさえすることもできる
重みづけフィルタである。その後、(n=1〜Nに関しての)すべての処理済み
信号の総和が求められ、出力信号が得られる。
【0038】 以下の関係式は、スペクトル領域における信号調整を記述している。すなわち
、所定電極(n)における信号u(n)は、次式で表される。
【数1】 出力信号Out(604)は、次式で表される。
【数2】 これら2つの式を組み合わせて項別に整理することにより、次式が得られる。
【数3】 ここで、記号(fs)は、距離(rs)の関数として信号に対してもたらされる減
衰および/または他のもの(例えば干渉)を記述する関数であり、記号(fd
は、距離(rd) の関数として信号に対してもたらされる減衰および/または他
のもの(例えば干渉)を記述する関数である。
【0039】 図7は、重みづけ関数W(n)の一例を示すグラフである。図からわかるように
、図7のグラフは、図3のEMGdi信号が得られるような電極対の配置および
ステップ402〜404における相関係数(r)によって決定されたEARdi
中心に関しての、重みづけ関数W(n)に関するものである。
【0040】 図7において、重みづけ関数W(n)を表す曲線(701)は、電極対(1,2
,3,4,5,6,7)からの信号が、重みづけ関数W(n)のそれぞれの局所的
ゲイン値によって表されていることを示している。すべての電極対に対しての局
所的ゲイン値は、電極アレイに沿ったEARdi中心の位置によって決定される
。より詳細には、電極対(4)の局所的ゲイン値は、電極対(4)の間に中心を
置いた(実線(702)を参照されたい)EARdi中心自身の位置によって決
定される曲線(701)のゲイン値である。電極対(1,2,3,5,6,7)
の局所的ゲイン値は、EARdi中心から、電極間間隔の対応倍数だけ位置ズレ
した位置における(実線(703〜708)を参照されたい)曲線(701)の
ゲイン値である。図示の例においては、電極対(1)からの信号は、ゲイン値0
.05(実線(703))によって表されており、電極対(2)からの信号は、
ゲイン値0.3(実線(704))によって表されており、電極対(3)からの
信号は、ゲイン値0.9(実線(705))によって表されており、電極対(4
)からの信号は、ゲイン値0.3(実線(702))によって表されており、電
極対(5)からの信号は、ゲイン値0.9(実線(706))によって表されて
おり、電極対(6)からの信号は、ゲイン値0.3(実線(707))によって
表されており、電極対(7)からの信号は、ゲイン値0.05(実線(708)
)によって表されている。
【0041】 一般的に言えば、式(3)における第1項が最大化され、第2項が最小化され
るべきである。あるいは、興味のある応用に応じて、公知のフィルタリング手法
を使用して、所望信号および擾乱信号のスペクトル分布を最適化すべきである。
この最適化は、重みづけ関数W(n)の符号や強度やスペクトル(複素)成分を変
更することにより、行われる。この処理は、信号源のタイプ(ライン状、点状、
等)を予め知っておくことにより、また、信号スペクトル成分の対応する減衰特
性(変形ベッセル関数、距離に比例する減衰、等)を知っておくおよび/または
実験的蓄積を行っておくことにより、行うことができる。
【0042】 図8,9,10は、EARdi中心が一対の電極どうしの間の中心上に位置し
た状態からEARdi中心が電極にオーバーラップする状態へと、EARdi中
心が電極アレイに沿って移動する際の影響を示している。これらのグラフは、電
極対(4)に対してのEARdi中心位置の変化によって、電極アレイに沿って
の信号強度がどのような影響を受けるかを、明瞭に示している。
【0043】 図8のグラフは、電極アレイの中心がEARdi中心を対称に覆っておりかつ
EARdi中心が電極対(4)の中央に位置している場合における、アレイをな
す様々な電極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示している。EA
Rdi中心の位置は、図7の場合と同じである。図8においては、電極によるフ
ィルタリングは、対称的であり、電極対(4)において相殺効果が存在している
【0044】 図9のグラフは、電極アレイの中心がEARdi中心に対して電極間間隔の0
.5倍よりも小さい距離だけズレている場合における、アレイをなす様々な電極
対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示している。より詳細には、図
9においては、EARdi中心は、電極間間隔の25%だけ移動している(図に
おいては上方に移動している)。この例においては、重みづけ関数は、非対称で
はあるものの、電極対(4)においてなおもいくらかの相殺効果が存在している
【0045】 図10は、電極アレイの中心がEARdi中心に対して電極間間隔の0.5倍
と同じ距離だけズレておりかつEARdi中心が電極上に位置している場合にお
ける、アレイをなす様々な電極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を
示す第3グラフである。得られた重みづけ関数は、対称ではあるものの、電極対
(4)において相殺効果を有していない。
【0046】 図8,9,10は、電極アレイの中央に位置した電極対に対しての、EARd
i中心の3つの可能な配置を示している。第4のグラフをなす図11は、EAR
di中心が移動を続け、隣接する電極対にまで進入した場合の、信号の振舞いを
例示している。この場合、ゲイン値は、図9と同様であるものの、反転している
【0047】 図12,13,14は、図8,9,10の場合と同様の位置ズレを示している
。しかしながら、この場合には、EARdi中心は、中央の電極対(4)のとこ
ろに位置しているのではなく、電極対(6)のところに位置している。この場合
には、重みづけ関数のゲイン値W(n+2),W(n+3)と対をなすべきEMGd
i信号は、電極アレイの外側に位置している。これら欠落した重みづけ信号は、
電極対(4,3)によって測定され重みづけ関数によって処理されたEMGdi
信号を使用することによって、予測することができる。これら予測値を使用する
ことにより、電極アレイにわたっての合計信号強度の計算が行われる。
【0048】 この好ましい実施形態においては、電極アレイの底部に位置する2つの電極対
は、使用されない。しかしながら、予測モデルの精密度合いや計算の精密度合い
によっては、これらの信号を使用することもできる。電極アレイの領域外へと、
はみ出した信号の修正が行われない場合には、合計信号値の正確な評価を得るこ
とはできない。
【0049】 一言だけ注記するならば、図7〜図14における重みづけ関数W(n)は、EM
Gdi信号の強度の修正に関するものであって、図15における曲線(901)
(EMGdi信号の強度と、EARdi中心からの電極対までの距離と、の関係
を示す曲線)に対応している。EMGdi信号は、また、図15における曲線(
902)(EMGdi信号の中心周波数と、EARdi中心からの電極対までの
距離と、の関係を示す曲線)といったような曲線を使用して重みづけフィルタを
構成することにより、周波数的に修正することもできる。周波数的修正と強度的
修正との組合せを使用することもできる。
【0050】 図16,17,18は、重みづけ関数W(n)として機能することができる強度
修正曲線および周波数修正曲線の他の例を示している。
【0051】 図15,16,17,18における曲線は、通常、被験者に対しての十分な数
の記録によって、実験的に確立される。
【0052】 [ステップ406] このステップにおいては、重みづけされた信号の筋電品質が評価される。
【0053】 すべての重みづけされた信号の筋電品質の評価は、筋電成分とノイズ成分との
相対性の評価によって行うことができる。好ましいようであれば、電極アレイに
沿った各EMGdi信号(強度、曲線下の面積、パワー)の総和を、横隔膜に関
する生理学的情報を有した信号に、制限することができる。信号成分の評価は、
信号ノイズ比やパワー密度における最大から最小への降下やパワースペクトル変
形や心電図/食道蠕動の検出のための周知の信号品質インデックスを適用するこ
とによって、行うことができる。
【0054】 筋電成分とノイズ成分との相対性に関する信号の評価は、また、電気的活性領
域の中心の両サイドにおいて互いに対称位置に位置した電極対から得られるEM
Gdi信号どうし(例えば、図7において、電極対(3)から得られる信号およ
び電極対(5)から得られる信号)を加算および減算し、これら加算および減算
の結果を比較することにより、得ることができる。つまり、EARdi中心の第
1サイドに位置した電極対によって検出された第1EMGdi信号は、第1極性
の筋電成分と、所定極性のノイズ成分と、を有している。EARdi中心に関し
て第1サイドとは反対側の第2サイドに位置した他の電極対によって検出された
第2EMGdi信号は、第1極性とは逆向きをなす第2極性の筋電成分と、先の
場合と同じ所定極性のノイズ成分と、を有している。これら第1および第2EM
Gdi信号を減算することにより、これら第1および第2EMGdi信号のノイ
ズ成分どうしが互いに差し引かれるとともに、これら第1および第2EMGdi
信号の筋電成分どうしが加算されることとなり、大きな筋電成分と小さなノイズ
成分とを有した信号が得られる。また、第1および第2EMGdi信号を加算す
ることにより、これら第1および第2EMGdi信号のノイズ成分どうしが互い
に加算されるとともに、これら第1および第2EMGdi信号の筋電成分どうし
が互いに差し引かれることとなり、小さな筋電成分と大きなノイズ成分とを有し
た信号が得られる。得られた加算信号と減算信号とを比較することにより(信号
の曲線下面積やパワーや強度に関して比較することにより)、信号のノイズ成分
と筋電成分との相対的寄与度合いに関する情報が得られる。大きな筋電成分を有
した信号は、高品質信号と考えることができる。
【0055】 [ステップ407] 横隔膜に関する生理学的情報を含んでいないと見なされたEMGdi信号(ス
テップ406において不十分な品質と決定されたEMGdi信号)は、予測値に
よって代替することができる。あるいは、単に、横隔膜に関する生理学的情報を
含んでいると見なされた最後の値によって代替することができる。この代替手法
は、電極アレイから得られる単一のEMGdi信号に対して適用することも、ま
た、電極アレイに沿って得られるすべてのまたはいくつかの信号を代理した、重
みづけEMGdi信号の総和や平均を求めるに際して適用することも、できる。
【0056】 [ステップ408] 最後のステップにおいては、場合によっては代替操作が行われまた信号品質が
評価され重みづけされた、電極アレイからのEMGdi信号のいくつかの特性(
RMS(二乗平均の平方根)電圧、RMS電流、パワー、RMS平均強度、曲線
下面積、等)が計算される。矩形化された信号の平均、または、RMS、または
、信号に関する他の適切なまたは等価な値を、同様にして計算することができ、
さらなる使用に供することができる。
【0057】 得られた信号は、信号ノイズ比の向上をもたらし、筋肉の電気的活性領域の中
心に対しての電極アレイの位置の変動に基づく電極フィルタリングの影響を最小
化する。得られた信号は、また、個体間の解剖学的差異や、電極間間隔の差異や
、電極構成の差異や、電極アレイの先端または基端に向けてEARdi中心が近
づくこと、を補償する。
【0058】 当然のことながら、本発明の応用は、横隔膜に限定されるものではなく、他の
任意の筋肉に対して適用可能である。また、本発明においては、任意のタイプの
電極アレイを使用することができる。
【0059】 好ましい実施形態を参照して本発明について説明したけれども、上記実施形態
は、本発明の精神の本質を逸脱することなく、請求範囲によって規定された本発
明の範囲内において、自在に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 EMG分析システムの構成を概略的に示す図である。
【図2】 食道用カテーテルのうちの、図1のEMG分析システムにおける
電極アレイが取り付けられた部分を示す図である。
【図3】 図2におけるアレイをなす複数の電極対によって検出された一組
をなす横隔膜EMG信号(EMGdi信号)を示すグラフである。
【図4】 筋肉の筋電的活性を示す高品質筋電信号を形成するための、本発
明による方法およびシステムの好ましい実施形態における各操作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 図2の電極アレイに沿っての被験者の横隔膜の電気活性領域中心
(EARdi中心)の位置を決定し得るように計算された相関係数の分布を示す
グラフである。
【図6】 本発明による方法およびシステムによって具現される概念を概略
的に示す説明図である。
【図7】 図2の電極アレイを使用して収集されたEMGdi信号に関して
の重みづけ関数の一例を示す図である。
【図8】 電極アレイの中心がEARdi中心を対称に覆っておりかつEA
Rdi中心が電極対の中央に位置している場合における、アレイをなす様々な電
極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示す第1グラフである。
【図9】 電極対の中心がEARdi中心に対して電極間間隔の0.5倍よ
りも小さい距離だけズレておりかつEARdi中心が電極アレイのうちの中央対
をなす電極どうしの間に位置している場合における、アレイをなす様々な電極対
に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示す第2グラフである。
【図10】 電極アレイの中心がEARdi中心に対して電極間間隔の0.
5倍と同じ距離だけズレておりかつEARdi中心が中央電極対と隣接電極対と
の双方に共通した電極上に位置している場合における、アレイをなす様々な電極
対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示す第3グラフである。
【図11】 電極アレイの中心がEARdi中心に対して電極間間隔の0.
5倍〜1.5倍という距離だけズレている場合における、アレイをなす様々な電
極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示す第4グラフである。
【図12】 電極アレイの中心がEARdi中心に対してズレているものの
EARdi中心が図8の場合と同様に電極対の中心上に位置している場合におけ
る、アレイをなす様々な電極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示
す第5グラフであって、2つのEMGdi信号の欠落が予測されている。
【図13】 電極アレイの中心が図9の場合と同様にEARdi中心に対し
て電極間間隔の0.5倍よりも小さい距離だけズレておりかつEARdi中心が
電極対間の中心上に位置していない場合における、アレイをなす様々な電極対に
関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値を示す第6グラフであって、2つのE
MGdi信号の欠落が予測されている。
【図14】 電極アレイの中心が図10の場合と同様にEARdi中心に対
してズレておりかつEARdi中心が電極アレイの電極上に位置している場合に
おける、アレイをなす様々な電極対に関しての重みづけ関数W(n)のゲイン値
を示す第7グラフであって、2つのEMGdi信号の欠落が予測されている。
【図15】 例えば図2に示す電極アレイといったような電極アレイに沿っ
て測定され予測された電極フィルタリング効果を示すグラフである。
【図16】 オーバーラップした電極対を備えた電極アレイに沿って測定さ
れた電極フィルタリング効果を示す他のグラフである。
【図17】 電極間間隔が5mmの場合に図2の電極アレイに沿って測定さ
れた電極フィルタリング効果を示すさらに他のグラフである。
【図18】 電極間間隔が10mmの場合に図2の電極アレイに沿って測定
された電極フィルタリング効果を示すさらに別のグラフである。
【符号の説明】
1 電極対 2 電極対 3 電極対 4 電極対 5 電極対 6 電極対 7 電極対 11 横隔膜(筋肉の一例) 12 電極 14 ヒト被験者 d 電極間間隔 W(n) 重みづけ関数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ラース・リンドストロム スウェーデン・モルンダル・S−431・ 69・レクヴァールスガタン・46

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を表す高品質の筋
    電信号を形成するための方法であって、 複数の電極からなるアレイを使用することによって、被験者の筋肉の電気的活
    性領域の筋電活性を代理する複数のEMG信号を検出し; 検出された前記複数のEMG信号に対して、前記電気的活性領域と前記複数の
    電極との間の相対的位置関係に関する修正機能を含んだ重みづけ関数を適用する
    ことにより、重みづけされた信号を形成し; 前記重みづけされた信号どうしを組み合わせることにより、高品質の筋電信号
    を形成する; ことを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有し、 前記複数の電極が、それぞれの離間距離でもって、前記電気的活性領域の前記
    中心から離間されており、 前記電極どうしが、所定の電極間間隔でもって互いに離間されている、 という場合において、 前記重みづけ関数を、 −前記電気的活性領域の前記中心と、前記複数の電極と、の間の相対的位置関
    係と; −前記電気的活性領域の前記中心と、前記複数の電極と、の間の前記離間距離
    と; −前記電気的活性領域のサイズと; −前記電極間間隔と; に関する修正機能を含んだものとすることを特徴とする高品質筋電信号の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記重みづけ関数を、相殺効果と距離による減衰効果との双方に関する修正機
    能を含んだものとすることを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有し、さらに、前記複数の電極
    からなる前記アレイが、所定の電極間間隔でもって配置された一連の電極を有す
    る場合において、 各EMG信号を、前記アレイの中の少なくとも2つの電極を使用して検出する
    とともに、 前記重みづけ関数の適用に際しては、 前記電極アレイに対しての前記電気的活性領域中心の位置を検出し; 前記重みづけ関数を、前記一連の電極に対しての前記電気的活性領域中心の位
    置に対して、関係づけ; 前記一連の電極に対しての前記電気的活性領域中心の位置に対して関係づけら
    れた前記重みづけ関数を使用して、各EMG信号を重みづけする; ことを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記一連の電極が、中心を有し、さらに、前記電気的活性領域の前記中心が、
    前記一連の電極の前記中心から位置ズレしている場合に、 前記電極を使用することにより、前記電気的活性領域中心の一方サイドにおい
    て、前記電気的活性領域中心の他方サイドよりも多数のEMG信号を検出し、こ
    の場合、前記他方サイドにおけるEMG信号が欠落することとなり; 前記複数のEMG信号の前記重みづけに際して、前記他方サイドにおける欠落
    EMG信号を前記一方サイドにおける対応EMG信号によって代替した後に、代
    替したものも含めて前記複数のEMG信号を重みづけする; ことを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記重みづけされた信号どうしの前記組み合わせに際しては、前記重みづけさ
    れた複数の信号の特性どうしを互いに加算することを特徴とする高品質筋電信号
    の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記重みづけされた信号どうしの前記組み合わせに際しては、前記重みづけさ
    れた複数の信号の特性どうしの平均値を計算することを特徴とする高品質筋電信
    号の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記重みづけされた信号どうしの前記組み合わせを行う前に、前記重みづけさ
    れた複数の信号の筋電品質を評価することを特徴とする高品質筋電信号の形成方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の高品質筋電信号の形成方法において、 筋電品質の前記評価に際しては、 −信号ノイズ比と; −パワー密度における最大から最小への降下と; −パワースペクトル変形と; −心電図/食道蠕動に関連した電気的活性度と; からなる少なくとも1つのパラメータの検出のための重みづけ信号品質インデッ
    クスを適用することを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の高品質筋電信号の形成方法において、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有している場合に、 筋電品質の前記評価に際しては、 前記電気活性領域中心の両サイドに位置した各電極によって検出した2つの重
    みづけ信号を加算することにより、加算信号を形成し、さらに、前記2つの重み
    づけ信号を減算することにより、減算信号を形成し、そして、前記加算信号と前
    記減算信号とを比較することにより、前記重みづけ信号の筋電品質を評価するこ
    とを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の高品質筋電信号の形成方法において、 前記重みづけされた信号どうしの前記組み合わせを行う前に、信号品質が不十
    分であると評価された前記重みづけ信号の代替操作を行うことを特徴とする高品
    質筋電信号の形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の高品質筋電信号の形成方法において、 信号品質が不十分であると評価された前記重みづけ信号の前記代替操作を、予
    測値によって代替することにより行うことを特徴とする高品質筋電信号の形成方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の高品質筋電信号の形成方法において、 信号品質が不十分であると評価された前記重みづけ信号の前記代替操作を、筋
    電情報を含有しているものとして見なされた前記重みづけ信号の最後の値によっ
    て代替することにより行うことを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項8記載の高品質筋電信号の形成方法において、 信号品質が不十分であると評価された前記重みづけ信号を、より高品質の筋電
    信号によって代替することを特徴とする高品質筋電信号の形成方法。
  15. 【請求項15】 被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を表す高品質の
    筋電信号を形成するためのシステムであって、 被験者の筋肉の電気的活性領域の筋電活性を代理する複数のEMG信号を検出
    するための、複数の電極からなるアレイと; 検出された前記複数のEMG信号に対して適用することにより重みづけされた
    信号を形成するための重みづけフィルタであるとともに、前記電気的活性領域と
    前記複数の電極との間の相対的位置関係に関する修正機能を含んだ重みづけフィ
    ルタと; 前記重みづけされた信号どうしを組み合わせることにより高品質の筋電信号を
    有した組合せ重みづけ信号を形成するための組合せ手段と; を具備することを特徴とする高品質筋電信号の形成システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有している場合に、 前記複数の電極が、それぞれの離間距離でもって、前記電気的活性領域の前記
    中心から離間され、 前記電極どうしが、所定の電極間間隔でもって互いに離間され、 前記重みづけフィルタが、 −前記電気的活性領域の前記中心と、前記複数の電極と、の間の相対的位置関
    係と; −前記電気的活性領域の前記中心と、前記複数の電極と、の間の前記離間距離
    と; −前記電気的活性領域のサイズと; −前記電極間間隔と; に関する修正機能を含んでいることを特徴とする高品質筋電信号の形成システム
  17. 【請求項17】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記重みづけフィルタが、相殺効果と距離による減衰効果との双方に関する修
    正機能を含んでいることを特徴とする高品質筋電信号の形成システム。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有している場合に、 前記複数の電極からなる前記アレイが、所定の電極間間隔でもって配置された
    一連の電極を有し、 各EMG信号が、前記アレイの中の少なくとも2つの電極を使用して検出され
    、 前記重みづけフィルタが、前記一連の電極に対しての前記電気的活性領域中心
    の位置に関する重みづけ機能を有していることを特徴とする高品質筋電信号の形
    成システム。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記一連の電極が、中心を有し、 前記電気的活性領域の中心が、前記一連の電極の前記中心から位置ズレしてい
    る場合に、前記電極を使用することにより、前記電気的活性領域中心の一方サイ
    ドにおいて、前記電気的活性領域中心の他方サイドよりも多数のEMG信号が検
    出され、この場合、前記他方サイドにおけるEMG信号が欠落することとなり、 その場合、前記システムが、 前記他方サイドにおける欠落EMG信号を前記一方サイドにおける対応EMG
    信号によって代替するための手段と、代替したものも含めて前記複数のEMG信
    号を重みづけするための手段と、を具備していることを特徴とする高品質筋電信
    号の形成システム。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記組合せ手段が、前記重みづけされた複数の信号の特性どうしを互いに加算
    するための加算器を有していることを特徴とする高品質筋電信号の形成システム
  21. 【請求項21】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記組合せ手段が、前記重みづけされた複数の信号の特性どうしの平均値を計
    算するための計算機を有していることを特徴とする高品質筋電信号の形成システ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項15記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記重みづけされた信号どうしの組み合わせが行われる前に、前記重みづけさ
    れた複数の信号の筋電品質を評価するための評価手段を具備していることを特徴
    とする高品質筋電信号の形成システム。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記評価手段が、 −信号ノイズ比と; −パワー密度における最大から最小への降下と; −パワースペクトル変形と; −心電図/食道蠕動に関連した電気的活性度と; からなる少なくとも1つのパラメータの検出のための重みづけ信号品質インデッ
    クスを適用するための手段を有していることを特徴とする高品質筋電信号の形成
    システム。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 被験者の筋肉の前記電気的活性領域が、中心を有している場合に、 前記評価手段が、前記電気活性領域中心の両サイドに位置した各電極によって
    検出された2つの重みづけ信号を加算することにより加算信号を形成するための
    加算器と、前記2つの重みづけ信号を減算することにより減算信号を形成するた
    めの減算器と、前記加算信号と前記減算信号とを比較することにより前記重みづ
    け信号の筋電品質を評価するための比較器と、を有していることを特徴とする高
    品質筋電信号の形成システム。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記重みづけされた信号どうしの前記組み合わせが行われるよりも前に、信号
    品質が不十分であると評価された前記重みづけ信号の代替操作を行うための代替
    操作実行手段を具備していることを特徴とする高品質筋電信号の形成システム。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記代替操作実行手段が、信号品質が不十分であるとと評価された前記重みづ
    け信号を予測値によって代替するための手段を有していることを特徴とする高品
    質筋電信号の形成システム。
  27. 【請求項27】 請求項25記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 前記代替操作実行手段が、信号品質が不十分であると評価された前記重みづけ
    信号を、筋電情報を含有しているものとして見なされた前記重みづけ信号の最後
    の値によって代替するための手段を有していることを特徴とする高品質筋電信号
    の形成システム。
  28. 【請求項28】 請求項22記載の高品質筋電信号の形成システムにおいて
    、 信号品質が不十分であると評価された前記重みづけ信号を、より高品質の筋電
    信号によって代替するための手段を具備していることを特徴とする高品質筋電信
    号の形成システム。
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