JP2003503908A - 映像処理 - Google Patents

映像処理

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JP2003503908A
JP2003503908A JP2001506225A JP2001506225A JP2003503908A JP 2003503908 A JP2003503908 A JP 2003503908A JP 2001506225 A JP2001506225 A JP 2001506225A JP 2001506225 A JP2001506225 A JP 2001506225A JP 2003503908 A JP2003503908 A JP 2003503908A
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    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/431Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering
    • H04N21/4312Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering involving specific graphical features, e.g. screen layout, special fonts or colors, blinking icons, highlights or animations
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  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 映像重ね表示処理方法およびそのシステムである。表示装置上に画像を生成する画面上表示(OSD― On-Screen Display―)データが、集積回路上のOSDユニットにダウンロードされる。このOSDデータは、ギャップにより分割されたバースト内にダウンロードされる。これらのギャップ間で、画像上に重ね表示を生成するための重ね表示データが、集積回路上の重ね表示ユニットへとダウンロードされる。重ね表示データは、複数の部分へと分割されるので、この重ね表示データがOSDデータのバーストの間の時間にダウンロードされる。一般的には、ギャップの間にダウンロードされた重ね表示データ量は、次のギャップが発生し、重ね表示データの次の部分がダウンロードされるまでに、充分な重ね表示を生成するのに充分な量である。したがって、重ね表示データを蓄積するために集積回路上に設けられるメモリのサイズを、重ね表示の一部分のみを記憶するために必要なサイズにまで低減することができる。さらに、OSD用のバス帯域幅もより有効に実用化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は映像処理(video processing)に関する。より詳細には、この発明
はテレビ放送表示機用の映像重ね表示(overlay―被せること―)処理するため
の方法およびシステムに関する。1つのアスペクト(相)としては、この明細書
は、容量を低減されたメモリを有し、バス性能の要求を満たした映像重ね表示プ
ロセッサについて詳細に説明している。
【0002】
【関連出願】
この出願は、この出願の譲受人に対して譲渡され、1999年6月30日に出
願された米国特許出願連続番号06/141,916号、代理人整理番号VLS
I−3436.PRO、「低減されたサイズのRAMとバス性能要求を備える映
像オーバーレイプロセッサ」に関する同時係属で審査結果が未決の特許出願に基
づく優先権を主張している。
【0003】
【背景技術】
従来技術の図1は、民生用の電子装置(例えばテレビジョン受像機)またはコ
ンピュータモニターのような装置により用いられるラスター変換された映像画面
10用の画面上表示15の一具体例を示している。テレビジョン受像機において
は、例えば、テレビ放送表示機が視認されるチャンネル、データおよび/または
時間、複数の音響映像オプション処理用のメインメニュー、音量や色等のレベル
を示す表示(例えばスライディングバー―sliding bar ―)のような各種の情報
を具体的には含んでいる。視聴者は、遠隔操作用リモコン装置のボタンやテレビ
ジョン受像機の前面のボタン等を用いて選択を行なうことができる。
【0004】 カーソルのような画面上表示15上への重ね表示を用いている従来技術の方法
は複雑である。実際には、画面上表示15における表示は多重および独立の部分
より構成されており、これらはソフトウェアの異なる部分を用いて取り扱われた
り制御されたりしている。例えば、チャンネルの番号やデータ/時間は、セクシ
ョン(20)やソフトウェアの一部に提携されており、主要メニューは他のセク
ション(30)やソフトウェアの一部に提携され、増減表示バーはさらに他のセ
クション(40)やソフトウェアの一部に提携されている。カーソルは、利用で
きる場合には、不確かなものであり、その理由は画面上表示15の画面の全体を
超えて移動可能であるからである。このように、カーソルが画面用表示15の1
つの部分から他の部分へ(例えば、セクション30からセクション40へ)と移
動するとき、カーソルが1つのセクションを離れて他のセクションへと入る際の
対応するソフトウェアの部分へと表示する必要がある。この能力(可能性)を提
供し実行することに提携するプログラミングは困難であり、またエラーを生じや
すい傾向がある。
【0005】 その代わりに、重ね表示は、各々のセクション20,30および40のための
ソフトウェアを取り出して、メモリ内でテレビ画面用用表示機のビットマップを
生成し、その後、このビットマップ上に重ね表示を「描画する」ことにより、生
成することができる。すなわち、重ね表示が配置されるべきビットマップ内の位
置に、画面上表示用のデータが移動され、重ね表示用のデータがそれらの位置に
挿入される。重ね表示を含むビットマップはその後メモリからダウンロードされ
て画面上に表示される。
【0006】 しかしながら、有効に実行されるべきためには、このアプローチ(解決法)は
また疑問が多く、その理由はビットマップが表示される前に、そのビットマップ
を生成して格納しておくための大容量のメモリが必要であるからである。このア
プローチは、コンピュータシステムのような充分に有効な資源を備える装置によ
り用いられても良いが、テレビジョン受像機のような民生用の電子装置では、有
効なメモリに関してはより一層制限を受け、これによってこのアプローチを受容
可能なように行なうことができなくなる。例えば、コンピュータシステムは25
6メガバイト(MB)のランダムアクセスメモリ(RAM)を有していても良く
、これに対し、民生用の電子装置はおよそ1メガビット(MB)程度のRAMし
か有していない。同様の問題は、従来技術の装置におけるメモリへの制限された
バス帯域についてもチップ上に搭載された制限的なメモリについても発生してい
る。
【0007】 したがって、従来技術の民生用電子装置に用いられる画面上表示はカーソルの
ような重ね表示を一般的には用いていない。その代わりに、視聴者はオプション
を選択し、その選択結果を表示するために、メニュー等を介してスクロールしな
ければならない。選択がなされることが可能な相対的な容易さと比較して、コン
ピュータモニター上でカーソルを用いること、例えばテレビ受像機でメニューを
介してスクロールしなければならないことは、退屈で不便なことであるに違いな
い。
【0008】 したがって、必要なものは、民生用の電子装置の画面上表示における(カーソ
ルのような)重ね表示を提供することができる方法および/またはシステムであ
る。さらに必要なものは、上記必要性を成就させることができ、制限されたシス
テム資源、具体的には装置に内蔵された制限されたメモリや制限されたメモリの
バス帯域幅および/または制限されたチップ上のメモリのようなシステム資源で
も実行可能な方法および/またはシステムである。この発明は上述のような必要
性に対して新たな解決法を提供する。
【0009】
【発明の開示】
この発明は、民生用電子装置における画面上表示にカーソルのような重ね表示
を提供することができる方法およびシステムを提供するものである。この発明は
また、制限されたバス帯域幅のメモリおよび/または制限されたチップ搭載メモ
リを有する装置に特有する制限されたシステム資源でも適用可能な方法/システ
ムをも提供する。
【0010】 この発明の実施の態様としては、映像重ね表示処理方法およびそのシステムに
関するものである。表示装置上に画像を生成するための画面上表示(OSD―On
-Screen Display ―)データは、集積回路上のOSDユニットへとダウンロード
される。このOSDデータは、ギャップにより分割されたバーストにダウンロー
ドされる。ギャップの間には、画像上に重ね表示を生成する重ね表示データは、
前記集積回路上の重ね表示ユニットへとダウンロードされる。
【0011】 重ね表示データは複数部分へと分割されるので、この重ね表示データはOSD
データのバースト間の時間だけダウンロードすることができる。一般的には、バ
ーストギャップの間にダウンロードされる重ね表示データの量は、次のバースト
ギャップが発生して重ね表示データの次の部分がダウンロードされるまでに、充
分な重ね表示を生成するのに充分な量である。1つの実施の態様において、ダウ
ンロードされた重ね表示データの量は、重ね表示の1行に相当している。他の態
様において、ダウンロードされた重ね表示のデータ量は、OSDデータにおける
次のバーストの前に表示されるべき重ね表示の量に相当している。この発明のこ
の実施の態様においては、映像重ね表示プロセスは、OSDユニットおよび重ね
表示ユニットを備える映像プロセッサ(例えば、集積回路)により実行されてい
る。この態様において、OSDデータおよび重ね表示データは、前記OSDユニ
ットおよび重ね表示ユニットにそれぞれ設けられた1チップのメモリに対して外
部(例えばオフ・チップ)メモリバッファからダウンロードされる。重ね表示デ
ータの一部分のみが各バーストギャップの間にダウンロードされているので、重
ね表示データを格納するために必要とされるメモリの量を減少させることができ
る。
【0012】 1つの態様において、コレクタ素子は、例えばバーストギャップが重ね表示デ
ータを最も有効にダウンロードするのに充分な長さとなるように、バーストギャ
ップを調整するために、用いられ得るものである。
【0013】 要約すれば、この発明に従って説明される映像重ね表示処理方法およびシステ
ムは、オン・チップ・メモリが重ね表示の全体のために必要とされるデータを保
持するのに充分な大容量であるという必要性を除去する。その代わりに、重ね表
示のただ1つのラインまたは1つのラインの位置部分がチップ上に記憶される。
また、この発明によれば、重ね表示データをダウンロードするために、OSDユ
ニットを先に占有する必要がなくなる。
【0014】 この発明のこれらおよび他の目的や長所は、描かれた種々の図面に示された好
適な実施形態における以下の詳細な説明を読み終わった後、この技術分野の通常
の知識を有する者にとって明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
この明細書に組み入れられその一部を構成する添付図面は、詳細な説明と共に
この発明の実施形態を示すものであり、この発明の原理を説明するための役目を
果たすものである。
【0016】 この発明の好適な実施形態についての詳細な参考がなされ、その具体例は添付
図面に示されている。この発明は、好適な実施形態と関連付けられて説明される
が、それはこの発明をこれらの実施形態に限定するつもりのものでないことは理
解されるであろう。その反対に、この発明は添付の特許請求の範囲により定義さ
れたようなこの発明の精神および範囲内に含まれるであろう選択的な記載、変形
記載、等価的な記載をカバーするつもりのものである。
【0017】 さらに、この発明の以下の詳細な説明において、多数の特定の詳細説明は、こ
の発明の全体的な理解を提供するために記載されたものである。しかしながら、
この技術分野で通常の知識を有する者にとって、この発明がこれらの特定の詳細
説明を用いずに実施化され得ることは明らかなことである。他の例においては、
公知の方法、手順、構成要素、および回路が詳細に説明されているので、この発
明のアスペクトを不必要に不明瞭にすることはない。
【0018】 後述する詳細な説明の幾つかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット
上の動作の手順の期間、論理ブロック処理および他の象徴的な表現に表れされて
いる。これらの説明および表現は、データ処理技術の分野における熟練者により
用いられる手段であり、他の技術分野の従事者の仕事の態様を最も有効に運ぶた
めのものである。この出願において、手順、論理ブロック、プロセスまたはこれ
に類するものは、所望の結果を導き出すステップまたは指示の自己矛盾のないシ
ーケンスであるものとして創造されるものである。これらのステップは、物理量
の物理的な操作を必要とするものである。通常は、必要がないにも拘わらず、こ
れらの物理量は、蓄積、転送、結合、比較、および、さもなければコンピュータ
システムまたは同様の電子的な計算機装置(例えば、プロセッサを有する知的な
民生用電子装置)において操作することができる電気的または時期的な信号の形
式をとる。これらの信号をトランザクション(データ処理件数)、ビット、数値
、要素、シンボル、キャラクタ、フラグメント等として引用することは、時々は
、通常の使用のための理論的な理由のために、便利であることが分かった。
【0019】 この明細書で用いられているように、トランザクションは、データまたはその
他のこのようなメッセージ情報の送信または受信に引用される。トランザクショ
ンは、個々のコンピュータシステムの動作(例えば、要求やコマンド等)によっ
て支援される全てのデータを構成するようにしても良い。トランザクションはま
た、個々の動作により支援されるデータのブロックを備えるようにしても良く、
例えば、データの転送はデータの幾つかのブロックへと分解されて行なわれても
良く、それに続くブロックの転送に先立って個々のブロックが転送され、また、
個々のブロックがトランザクションを作り上げている。
【0020】 しかしながら、これらまたは同様の用語(term)の全てが、適切な物理量によ
り支援されているべきものであり、これらの量に適用される単なる便利なラベル
であることは心に留められるべきである。特に説明せず、さもなければ以下の議
論から明らかでないならば、この発明の全体を通して、例えば「ダウンロードす
る」「制御する」「送出する」「遮断する」「生成する」等のような用語を実際
に使用する議論は、コンピュータシステムまたは同様の電子的な計算装置の動作
や処理(例えば、図5におけるプロセス500)を参考にするものである。この
コンピュータシステムまたは電子的な計算装置は、コンピュータシステムのメモ
リ、レジスタ、または他の情報蓄積、転送または表示装置内で物理的(電子的)
な量として表現されるデータを操作および変換する。この発明は、他のコンピュ
ータシステムへの使用にも適している。
【0021】 この発明は、例えばテレビジョン受像機のような民生用電子装置との関係で検
討される。しかしながら、この発明がラスター変換された映像画面を使用する種
々の他のタイプの装置にも実用化され得ることは正しく評価される。さらに、こ
の発明はカーソルのような小さな重ね表示の前後関係で議論されるが、本発明を
より大きな重ね表示にも同様に拡張しても良い。
【0022】 図2は、本発明の実施形態が実用化される民生用電子装置200(例えばテレ
ビジョン受像機)の一実施形態のブロック図である。装置200は、データを通
信するためのバス210と、情報を処理するためにバス210に接続されたプロ
セッサ202と、を備えている。装置200はさらに、データおよび指令を格納
するためにバス210に接続された、ランダムアクセスメモリ(RAM)または
他の読出し/書き込み記憶装置(メモリ201)を備えている。
【0023】 装置200は、ユーザに認識可能なグラフィック画像、画面上表示、重ね表示
およびアルファベットと英数字を組み合わせた文字を創生するのに適した液晶装
置、陰極線管、または他の表示装置により構成される表示装置221に接続され
ている。装置200は、表示装置221上におけるカーソルの移動を制御するた
めに用いられるユーザ用入力装置223(例えば、トラックボールまたはカーソ
ル方向キー等のマウスまたはこれに類似の装置)のタイプの装置にバス210を
介して接続されていても良い。
【0024】 この実施形態においては、画面上表示システム211がまたバス210に接続
されている。画面上表示(OSD―On-screen Display ―)システム211は表
示装置221上に画面上表示を提供するための映像プロセッサまたは映像処理シ
ステムである。この発明によれば、OSDシステム211は、画面上表示におけ
る映像重ね表示(例えばカーソル)を処理するためにもまた用いられている。
【0025】 図3は、本発明の実施形態が実用化されるであろう画面上表示システム211
の一実施形態のブロック図である。この実施形態においてOSDシステム211
は2つのプロセッサOSDユニット310と重ね表示ユニット330とを備え、
これらは単一の半導体装置(チップ)上に共存している。しかしながら、ハード
ウェアにおける他の構成がこの発明において用いられても良いことは正しく認識
される。
【0026】 この実施形態において、OSDシステム211は1またはそれ以上のメモリコ
ントローラ350a,350b,……,350nを介してメモリ201に接続さ
れている。メモリコントローラ350a,350b,……,350nは、チップ
上バス360を介してOSDユニット310および重ね表示ユニット330に接
続されている。OSDユニット310および重ね表示ユニット330は、マルチ
プレクサ(MUX)320とディジタル−アナログコンバータ(DAC)340
を介して表示装置221に順番に接続されている。この実施形態において、OS
Dユニット310はRAM311を含んでおり、重ね表示ユニット330はRA
M335に接続されているが、異なる構成がこの発明に関して用いられるであろ
うこと(すなわち、例えば、RAM311がOSDユニット310の外部に設け
られるかも知れないこと、および/またはRAM335が重ね表示ユニット33
0内に組み込まれていること)は、充分に理解されるであろう。
【0027】 この実施形態においては、OSDユニット310がメモリ201から画面上表
示データをダウンロードして、メモリ(例えば、RAM311)内に格納する。
1つの実施形態において、画面上表示データは、表示装置221上に、例えば視
聴されるべきチャネル、データおよび/または時間、複数の音響や映像のオプシ
ョンにアクセスするためのメインメニュー、および音量や色等のレベルを示す表
示(例えば、スライディングバー)などの情報を表示するために用いられる。
【0028】 この実施形態においては、RAM311のサイズに依存して、OSD情報が、
セグメントまたは「バースト(bursts )」の形式で、メモリ211からOSD
ユニット310にダウンロードされる。OSDデータは、RAM311がいっぱ
いになるか容量の上限しきい値に達するまでダウンロードされ、その後ダウンロ
ードは所定の時間帯または多数のプロセッサの周期の間だけ休止される。ダウン
ロードされたOSDデータ(例えば、色データ312)は、画面上表示の対応す
る部分を生成するために用いられ、これによってRAM311は空になる。一旦
RAM311が空になるかまたは容量の下限のしきい値に達したときには、メモ
リ201からのOSDデータのダウンロードが再スタートする。このように、O
SDデータのバースト間には、1チップ化されたバス360がOSDデータをダ
ウンロードするのに用いられることのない、時間帯(「間隙」または「バースト
ギャップ」)が存在している。
【0029】 この発明によれば、これらのギャップの間に、重ね表示データがメモリ201
から重ね表示ユニット330へとダウンロードされて、メモリ(例えば、RAM
335)に記憶される。この発明の1つの実施形態において、重ね表示は一連の
1重ね表示ビットマップライン部分へと分割されているので、全てまたは一部分
の重ね表示ビットマップラインをOSDデータのバースト間の時間帯でダウンロ
ードすることができる。ダウンロードされた重ね表示データは重ね表示の対応す
る部分を生成するために用いられ、これによりRAM335が空になる。セグメ
ントバーストギャップの間に、重ね表示データの次の部分がメモリ201よりダ
ウンロードされる。追加の情報が図4Aに関連して提供される。
【0030】 図3を参照しながら説明を続けると、重ね表示の僅か一部分が各バーストギャ
ップの間にダウンロードされているので、RAM335の容量に関する要求を実
質的に減少させることができる。RAM335は、重ね表示のより小さい1ライ
ン分または次のOSDバーストギャップの前に表示できる程度の重ね表示の量を
保持するようにサイズ設定される。RAM335のサイズは、例えばコスト、制
御ロジックの複雑さ、数、サイズ、バーストギャップの周波数および空き具合、
重ね表示ラインのサイズ等のシステムパラメータに依存可能である。さらに、重
ね表示データをダウンロードするためにバーストギャップを用いることにより、
チップ上バス360の有用な帯域幅がより有効に実用化されることになる。
【0031】 1つの実施形態において、OSDシステム211は、バーストギャップを調整
するために用いられるコントローラ要素370を含んでいる。1つの実施形態に
おいて、コントローラ要素370は、OSDユニット311に存在しているハー
ドウェア構成要素として設けられているが、他の実施形態においては、マイクロ
コード、状態マシーン、ソフトウェアまたはファームウェアに限定されることの
ない、種々の他の方法や構造を用いることにより実施されることも正しく評価さ
れるべきである。さらに、コントローラ要素370が重ね表示ユニット330内
に存在するか、OSDシステム211内の分離された構成要素として存在するこ
とも可能である。
【0032】 コントローラ要素370は、重ね表示ユニット330が重ね表示データをダウ
ンロードすることができる期間に、バーストとバーストとの間の上述した数周期
またはある時間帯を生成するためにある。1つの実施形態において、コントロー
ラ要素370は、バーストギャップの長さを制御するために用いられるタイマー
機構である。他の実施形態においては、上記の代わりにコントローラ要素370
は、多数画素、画素クロック、CPUクロック、バスクロック等を計数すること
も可能である。コントローラ要素は重ね表示の異なるサイズを提供するために調
整されているので、例えば、重ね表示がカーソルよりも長くなることを許容する
までバーストギャップを長くするために用いられているので、コントローラ要素
370は長所を有している。
【0033】 重ね表示データをダウンロードするために重ね表示ユニット330用に保証さ
れた時間帯を提供するために他の機構を用いることができることは、正しく理解
される。例えば、OSDユニット310が重ね表示ユニット330に対するチッ
プ上バス360の制御を生じさせるために必要となる環境を規定するため、また
は、OSDユニット310がチップ上バス360に対するアクセスを獲得する(
いわゆる「領域を確保する」)ために許容されないような条件のセットを規定す
るために、1セットの指令を用いることができる。OSDデータをダウンロード
してから重ね表示データをダウンロードするまでの推移、およびその逆の動きを
管理するための他の機構(例えば、制御ロジック)は図5に関連させて以下で説
明する。
【0034】 この実施形態においては、マルチプレクサ320は、画面上表示情報または重
ね表示が表示されるべきか否かに依存して、OSDデータまたは重ね表示データ
の何れかを表示装置221へと送り出している。重ね表示ユニット330は、プ
ログラムされた指令を、例えば、重ね表示が配置されるべき表示装置221の映
像点を示すプロセッサ202(図2)から受け取っている。OSDユニット31
0は、画面上表示内の連続する映像形成箇所に関して重ね表示ユニット330と
の間で通信するための状態情報314を用いている。プロセッサ202からの情
報と状態情報314とに基づいて、重ね表示ユニット330は、OSDデータの
代わりに重ね表示データが何時挿入されるべきであるのかを決定している。重ね
表示データが挿入されるべきであるときに、重ね表示ユニット330は、OSD
データの代わりに、表示装置221に対して重ね表示データを送るようにマルチ
プレクサ320を制御する。このようにして、OSDシステム211は、適切な
映像形成箇所で画面上に重ね表示を「描写」している。
【0035】 重ね表示は、それを透過して画面上表示の下地が見えるような半透明の領域を
含んでいても良いことは正しく理解される。この場合、重ね表示ユニット330
は、OSDデータの代わりに、重ね表示データを挿入することはないであろう。
すなわち、重ね表示データ内の情報に基づいて、重ね表示ユニット330は、基
礎の画素の1つ1つについて、重ね表示データを挿入するために、OSDデータ
の表示装置221への送出を遮断するときを決定することができる。例えば、こ
の情報を示すならば重ね表示ユニットは半透明ではなく、したがって、OSDデ
ータの送出およびその逆も遮断されるであろう。
【0036】 図4Aはこの発明の一実施形態に係る表示装置(例えば、図2の表示装置22
1)上で走査されている映像画面400の良い例となる図である。具体的には、
映像画面400は、第1の走査線上の画面の左上の画素から開始されて走査され
て、各走査線を左から右へと処理を行ない、画面の右下隅の画素で終了する。映
像画面400は、1秒間当たり多数の回数生成されている。
【0037】 この実施形態においては、走査線は上から下までで1−16の数だけ設けられ
て、画面の画素は左から右へとp1−p32により指定されている。映像画面4
00の可視部分は走査線4−13のそれぞれにおける画素p7−p26からとな
っている。重ね表示450は、走査線5−8のそれぞれにおける画素p15−p
18に配置される。これらの画面および重ね表示の寸法は説明を簡略化するため
に用いられ、さらに如何なる画面の大きさもこの発明に従えば実用化され得るで
あろう。
【0038】 図3および図4Aを参照して、水平方向の太線(線410a−bおよび412
a−bにより例示されている)は、チップ上バス360がメモリ201からOS
Dユニット310、とりわけRAM311へとOSDデータをダウンロードする
ために用いられているときの回数を表示している。すなわち、線410a−bお
よび412a−bは、チップ上バス360がOSDデータにより実質的に飽和さ
れた回数を例示している。陰になった領域(420,422,424および42
6により例示されている)は、OSDデータのバースト間のバーストギャップを
表しており、すなわち、ギャップ420,422,424および426が、チッ
プ上バス360がOSDデータにより飽和されていない回数を表している。この
発明によれば、ギャップ420,422,424および426(および特に符号
を付して説明しない他のこのようなギャップ)は、メモリ201から重ね表示ユ
ニット330(とりわけ、RAM335)に対して重ね表示データをダウンロー
ドするために用いることが可能である。このようにして、RAM311およびR
AM335へのOSDデータおよび重ね表示データのダウンロードは、それぞれ
のメモリ内のデータを所望の量に維持するため必要に応じてそれぞれ交互に行な
うことができる。
【0039】 バーストギャップの何れかまたは全ては、例えば重ね表示データの量、バース
トギャップの長さ、バス(図2のバス210やチップ上バス360を含む)やメ
モリ(メモリ201,RAM311およびRAM335)に結びつけられた待ち
時間、およびセットアップおよびアクセス待ち時間、のような要因に依存して用
いることができる。バーストギャップは、システムの性能の充足を達成するため
に必要とされる制御ロジックの複雑さや画素表示レートに対比したメモリ性能に
もまた依存して、用いられても良いし、用いられなくとも良い。
【0040】 図4Bはこの発明の一実施形態に係る重ね表示450のビットマップを示して
いる。重ね表示450の走査ラインは、上から下に向かってA−Dのように符号
を付されている。この実施形態においては、重ね表示450はポインタタイプの
カーソルとして表されている。この発明によれば、異なるサイズや形状の重ね表
示を用いることができる。
【0041】 図4Aおよび図4Bを参照して、この実施形態における重ね表示450は、画
素p15のライン5を表示するところから開始している。第5行目の画素p27
において、画面上表示ユニット310は、第6行目のセットアップを開始し、線
6の画素p10まで、チップ上バス360(図3)をOSDデータ(線410a
−b)により飽和させて、表示を開始する。この点で、重ね表示ユニット330
が重ね表示450の走査線BをRAM335(図3)にダウンロードしている間
だけバーストギャップ420が存在している。重ね表示450の走査線Bは、線
6の画素p15−p18に示されてRAM335を空にする。したがって、重ね
表示450の走査線用の重ね表示データは、バーストギャップ422,424お
よび/または426の間にダウンロードすることができる。重ね表示450の走
査線Cは、線7の画素p15−p18に示されている。このプロセスは、重ね表
示が終わるまで、重ね表示450の各線について続けられる。
【0042】 図4Aの説明図において、映像画面400の可視部分は重ね表示データをダウ
ンロードするため(すなわち、バーストギャップが、画面上表示が生成されて表
示されるこれらの期間の間に生じるように示されている)に用いられている。映
像画面400の可視部分用の準備において、RAM311およびRAM335を
ロードするためOSDユニット310および重ね表示ユニット330により、可
視でない映像画面400を用いることができることは正しく理解される。
【0043】 図5はこの発明の一実施形態に係る映像重ね表示プロセス500のステップを
示すフローチャートである。1つの実施形態において、プロセス500はOSD
システム211(図3)により格納され実行されるコンピュータ読み取り可能な
プログラム構造として実行され得るものである。あるいは、図2ををまた参照し
て、プロセス500は、OSDシステム211と連携してメモリユニット(例え
ば、メモリ201)に格納され、プロセッサ(例えば、プロセッサ202)によ
り実行されるコンピュータ読み取り可能なプログラム構造としての民生用電子装
置(例えば、装置200)により実行することができる。
【0044】 プロセス500が連続するステップとして示されているとはいえ、ステップが
同時に(並列に)処理することも可能であることは正しく理解される。例えば、
重ね表示データはバーストギャップの間にダウンロードされているが、OSDデ
ータは画面上表示を発生させるために表示装置221(図3)へと送ることがで
きる。
【0045】 図5のステップ510において、重ね表示データは幾つかの部分に分割され、
例えば、重ね表示は、一重ね表示ビットマップラインの連続する部分へと分割す
ることもできる。あるいは、重ね表示データはがップの長さに依存しながら、単
一のバーストギャップの間にダウンロードするのが充分な小さな部分へと分割す
ることもできる。同様に、重ね表示データは、連続するバーストギャップが発生
する前に表示することができるような重ね表示量にしたがって、複数の部分へと
分割することができる。
【0046】 図5のステップ520において、図3をまた参照して、OSDデータはオフチ
ップ(例えば、メモリ201)からバースト内にダウンロードされる。この実施
形態において、OSDデータは、RAM311がいっぱいになるか、容量の上限
値に到達するかの何れかになるまで、オンチップRAM311上にダウンロード
されるOSD−データがダウンロードされなかったときに、重ね表示データはO
SDバースト間(ステップ530)のギャップ内にダウンロードすることができ
る。
【0047】 幾つかの実施形態において、異なる機構(例えば、制御ロジック)が、OSD
データをダウンロードすることから重ね表示データをダウンロードすることへの
移行、またはその逆の動作を管理するために用いることができる。バーストギャ
ップの検出は、OSDユニット310によって、または重ね表示ユニット330
によって行なうことができる。1つの実施形態において、OSDユニット310
がOSDデータのダウンロードを停止すべきであるとひとたび決定すると、この
ユニットはメモリ201からのOSDデータをダウンロードすることを停止する
ためにプロセッサ202(図2)に対して指示を送ることができる。他の実施形
態において、OSDユニット310がOSDデータのダウンロードを実行し、ひ
とたびOSDユニット310がダウンロードを停止すべきであると決定したなら
ば、OSDユニット310はダウンロードを停止し、プロセッサ202に対して
このことを指示する。同時に、OSDユニット310からの指示は、OSDデー
タがダウンロードされていないことおよびチップ上バス360がOSDデータに
より飽和されていないことを重ね表示ユニット330に通知するために用いるこ
とができるので、重ね表示データをダウンロードすることができる。あるいは、
重ね表示ユニット330は、OSDデータの流れの中のギャップを検出するため
に、OSDデータのダウンロードをモニタすることもできる。この場合、重ね表
示データは前もって保持することができ、OSDデータにおけるギャップが検出
されたときに、重ね表示データがギャップの中に挿入されてダウンロードするこ
とができる。
【0048】 チップ上バス360を管理するために用いられるアーキテクチャに依存して、
バーストギャップを検出することは必要なかろうし、OSDユニット310およ
び重ね表示ユニット330にとって、バーストギャップの発生または検出に関し
て通信を行なうこともまた、必要ないであろう。その代わり、1つの実施形態に
おいて、重ね表示ユニット330が、OSDユニット310に関連する優先性の
低い装置として定義することができ、このような重ね表示ユニット330は常に
OSDユニット310によって先に動作されるので、OSDユニット310はO
SDデータのダウンロードの準備をするべきである。例えば、重ね表示ユニット
330は、チップ上バス360の制御の下に重ね表示データをダウンロードして
も良く、OSDユニット310は画面上表示を生成することによりRAM311
を空にしている。RAM311がひとたび低い方の容量しきい値に達すると、O
SDユニット310は自動的に、重ね表示ユニット330からチップ上バス36
0の制御を再び獲得する。
【0049】 同様に、重ね表示ユニット330は、バスがOSDユニット310によって制
御されないときに、チップ上バス360の制御を受けるデフォルト装置として定
義することができる。この場合、OSDユニット310がOSDデータのダウン
ロードを停止し、バスの制御を断念するときに、重ね表示ユニット330は自動
的にバスの制御を獲得して重ね表示データのダウンロードを開始する。
【0050】 OSDデータのダウンロードと重ね表示データのダウンロードとの間の遷移を
管理する制御ロジックは、例えばシステム性能、メモリアーキテクチャ、バース
トの長さ、およびダウンロードのサイズ(OSDデータ用かおよび重ね表示デー
タ用か)のような理解に依存して、より複雑になったり複雑でなくなったりする
ことができる。データがRAM311またはRAM355から枯渇されるのを避
けるために、また、他のデータのセットのために1つのデータのセットのダウン
ロードが不必要に先に行なわれたりするのを避けるために、オンチップメモリお
よびオフチップメモリの遮断を含むダウンロードの回数や待ち時間もまた考慮さ
れる。例えば、OSDユニット310および重ね表示ユニット330が、別々の
メモリコントローラを用いて、単一のサイクルメモリ(例えば、待ち時間なし)
にアクセスするかも知れない。そのようにして、OSDデータのダウンロードと
重ね表示データのダウンロードとの間の遷移が本質的には遅延を伴うこと無く発
生し、OSDユニット310が常に重ね表示ユニット330より先に動作するよ
うな簡単な制御スキームが受容されても良い。
【0051】 他方では、この遷移に関連させられて相対的に顕著な待ち時間が存在するなら
ば、制御ロジックの複雑さを増加させることにより、例えば、バーストギャップ
が有効にダウンロードされるべき重ね表示データを許容するのに充分に長い規定
された持続時間を有するように保証することにより、性能を改善することも可能
である。1つの実施形態において、このことは、バーストギャップ(時間で、ま
たはプロセッサのサイクルで、計測された)のための最小の長さを強制するタイ
マー機構を用いて完遂される。しかしながら、図3に関連して説明したように、
他の機構や方法をバーストギャップの調整のために用いることもできる。
【0052】 再び図3および図5を参照して、ステップ540において、重ね表示データが
表示装置221上に画面上表示を発生させるために用いられている。ステップ5
50で、重ね表示データは画面上表示の上に重ね表示を生成するために用いられ
ている。画面上表示を発生させるために、OSDユニット310は、マルチプレ
クサ320を介して表示装置221に対してOSDデータ(例えば、カラーデー
タ312)を送出する。OSDユニット310は、カラーデータ312の各画素
に関連する映像形成箇所を識別する重ね表示ユニット330に、状態情報314
を送出する。重ね表示ユニット330は、重ね表示が位置決めされるべき映像形
成箇所を識別するプロセッサ202(図2)からの情報を受け入れる。重ね表示
のための映像形成箇所に到達したことを状態情報314が示したときに、重ね表
示ユニット330は、マルチプレクサ320に対して、OSDデータの代わりに
重ね表示データを挿入することを指示する。
【0053】 要するにこの発明は、OSDシステムにおけるOSDデータの代わりに重ね表
示データを挿入することにより、画面上表示のために生成される重ね表示を許容
している。この重ね表示(例えば、カーソル)は、表示された映像画面の如何な
る部分にも用いることができ、特に、重ね表示は映像画面の1つの領域から他の
領域へと移動することもでき、それはこれらの領域がソフトウェアの異なる部分
により制御されているのかも知れない場合でも可能である。
【0054】 さらに、この発明は、重ね表示データを蓄積するチップ上メモリ(例えば、図
3のRAM335)のための寸法の要求を低減させ、したがって、この発明は制
限されたメモリ資源のみ有する装置に実施することができる。重ね表示は、別個
の部分に分割することができ、RAM335は、次のOSDバーストギャップの
前に表示することができる重ね表示の1つの走査線かまたは重ね表示の量かの何
れか小さい方を保持するようにサイズを決めることができる。RAM335の低
減されたサイズは、言い換えれば、ハードウェアのコストを低減することができ
る。
【0055】 さらに、重ね表示データは、OSDデータのバースト間に発生するギャップ内
のチップ上メモリにダウンロードされ、これにより、チップ上バスの役に立つ帯
域幅を有効に実用化することができる。このようにして、この発明によれば、O
SDデータのダウンロードを先行させることなく、重ね表示データをダウンロー
ドすることができる。制御機構は、OSD、重ね表示プロセッサ、またはシステ
ム性能に影響を与えることなく、チップ上バスの制御との衝突を避けるようにし
て制御を実行することができる。したがって、OSDユニットおよび重ね表示ユ
ニットが同一のチップ上に共存しているときでもチップ上バスの性能への要求に
対して殆どまたは全く影響を与えることがない。
【0056】 このように、この発明は、民生用の電子装置に設けられた画面上表示のために
例えばカーソルのような重ね表示を提供することのできる方法およびシステムを
提供している。この発明はまた、制限されたシステム資源、とりわけ容量が制限
されたメモリ、メモリへの帯域幅が制限されたバス、および/または容量の制限
されたチップ上のメモリでも実行可能な方法およびシステムを提供する。
【0057】 この発明の好適な実施形態、すなわち容量を低減されたメモリとバス性能要求
を満たす映像重ね表示プロセッサについて説明した。この発明は、それぞれの実
施形態において説明されていたが、この発明がこのような実施形態により限定さ
れて解釈されるべきではなく、むしろ上記されている特許請求の範囲に従って解
釈されるべきであることは正しく評価されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の画面上表示の一例を示す説明図である。
【図2】 この発明の実施形態が実践されるであろう民生用電子装置の1つの実施形態の
ブロック構成図である。
【図3】 この発明の実施形態が実践されるであろう画面上表示システムの1つの実施形
態のブロック構成図である。
【図4A】 この発明の一実施形態に係る走査される映像画面を例示する図である。
【図4B】 この発明の一実施形態に係る重ね表示ビットマップの図である。
【図5】 この発明の一実施形態に係る映像重ね表示プロセスにおけるステップのフロー
チャートである。
【符号の説明】
310 OSDユニット 311 RAM 330 重ね表示ユニット 355 RAM 360 チップ上バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP (72)発明者 ピーター、バレンタイン、ムート アメリカ合衆国イリノイ州、ストリームウ ッド、イースト、シャグバーク、レーン、 ナンバーディー、556 Fターム(参考) 5C025 BA27 BA30 CA09 CA11 CB10 5C082 AA02 BA41 CA56 DA87 MM09

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータにより実行される処理ステップを備える映像重ね表示処理を行な
    う方法であって、 a)画像を表示装置上に生成すると共に、ギャップにより分離されたセグメン
    ト内に生成することにより、画面上表示(OSD― On-Screen Display―)デー
    タをダウンロードし、 b)前記OSDデータ内のギャップ間に、前記画像上の重ね表示を生成するた
    めのものであり、かつ、前記重ね表示の一部分を含む重ね表示データ量をダウン
    ロードする、 前記ステップを備える方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記重ね表示データ量をメモリユニットにダウンロードするステップ
    を備え、前記メモリユニットのサイズは前記OSDにおける前記ギャップ間でダ
    ウンロードされた前記重ね表示データのサイズと略々等しい、請求項1に記載の
    映像重ね表示処理方法。
  3. 【請求項3】 前記重ね表示データ量は、前記重ね表示のラインを生成するためのものである
    請求項2に記載の映像重ね表示処理方法。
  4. 【請求項4】 前記重ね表示データ量は、前記OSDデータにおける次のギャップの前に生成
    された前記重ね表示の前記一部分を含んでいる、請求項2に記載の映像重ね表示
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記OSDデータにおける前記ギャップの長さを制御するステップをさらに備
    える請求項1に記載の映像重ね表示処理方法。
  6. 【請求項6】 重ね表示データ量を制御するステップをさらに備える請求項1に記載の映像重
    ね表示処理方法。
  7. 【請求項7】 c)前記表示装置に対して前記OSDデータを送り、 d)前記OSDデータを送る動作を遮断し、 e)前記OSDデータの代わりに、前記表示装置に重ね表示データを送る、 ステップをさらに備える請求項1に記載の映像重ね表示処理方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップd)の前記遮断する動作は、OSDユニットから重ね表示ユニッ
    トに対して送られる信号に応答している、請求項7に記載の映像重ね表示処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ステップd)の前記遮断する動作は、前記重ね表示データ内の情報に応答
    している、請求項7に記載の映像重ね表示処理方法。
  10. 【請求項10】 表示装置に接続された集積回路であって、 画面上表示(OSD― On-Screen Display―)ユニットと、 前記OSDユニットに結合された重ね表示ユニットと、を備え、コンピュータ
    により実行される処理ステップを備える方法であって、 a)画像を表示装置上に生成すると共に、ギャップにより分離されたセグメン
    ト内に生成することにより、画面上表示(OSD― On-Screen Display―)デー
    タをダウンロードし、 b)前記OSDデータ内のギャップ間に、前記画像上の重ね表示を生成するた
    めのものであり、かつ、前記重ね表示の一部分を含む重ね表示データ量をダウン
    ロードする、 前記ステップを備える方法を実行するための集積回路。
  11. 【請求項11】 前記OSDユニットおよび前記重ね表示ユニットがそれぞれ接続されるチップ
    上バス(on-chip )をさらに備えるクレーム10に記載の回路。
  12. 【請求項12】 前記OSDデータおよび前記重ね表示データは、前記集積回路の外部に設けら
    れた複数のメモリバッファからダウンロードされている請求項10または請求項
    11の何れかに記載の集積回路。
  13. 【請求項13】 前記OSDユニットは第1のメモリユニットに接続され、前記重ね表示ユニッ
    トは第2のメモリユニットに接続されている、請求項10または請求項11の何
    れかに記載の集積回路。
  14. 【請求項14】 前記第2のメモリユニットは、前記OSDデータ内のギャップにダウンロード
    された重ね表示データ量とほとんど容量の等しいサイズを有している請求項12
    に記載の集積回路。
  15. 【請求項15】 前記重ね表示データ量は、前記重ね表示の1つのラインを生成するのに充分な
    量である請求項14に記載の集積回路。
  16. 【請求項16】 前記重ね表示データ量は、前記OSDデータにおける次のギャップの前に生成
    される前記重ね表示の前記一部分を含んでいる請求項14に記載の集積回路。
  17. 【請求項17】 前記OSDデータにおける前記ギャップの長さを制御するコントローラ要素を
    さらに備える請求項10または請求項11の何れかに記載の集積回路。
  18. 【請求項18】 前記OSDユニットおよび前記重ね表示ユニットに接続されたマルチプレクサ
    を備え、このマルチプレクサは前記表示装置にOSDデータを送出し、前記OS
    Dデータの代わりに重ね表示データを前記表示装置に送出するために適合してい
    る請求項10または請求項11の何れかに記載の集積回路。
  19. 【請求項19】 映像プロセッサに、前記請求項1ないし請求項9のうちの何れかに記載された
    ステップを実行させるために、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを
    備えるコンピュータに使用可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 映像プロセッサに、前記請求項7に記載されたステップを実行させるために、
    コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを備えるコンピュータに使用可能
    な記録媒体において、その中に具体化された前記コンピュータ読み取り可能なプ
    ログラムコードは、 OSDユニットから重ね表示ユニットへと信号を送出し、この信号は前記OS
    Dデータユニットの前記送出を遮断する、 ステップを映像プロセッサに実行させる、記録媒体。
  21. 【請求項21】 映像プロセッサに、前記請求項7に記載されたステップを実行させるために、
    コンピュータ読み取り可能なプログラムコードを備えるコンピュータに使用可能
    な記録媒体において、その中に具体化された前記コンピュータ読み取り可能なプ
    ログラムコードは、 前記重ね表示データ内の情報に応答して、前記OSDデータの前記送出を遮断
    する、 ステップを映像プロセッサに実行させる、記録媒体。
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