JP2003503733A - 熱的方法及び装置 - Google Patents

熱的方法及び装置

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JP2003503733A
JP2003503733A JP2001508040A JP2001508040A JP2003503733A JP 2003503733 A JP2003503733 A JP 2003503733A JP 2001508040 A JP2001508040 A JP 2001508040A JP 2001508040 A JP2001508040 A JP 2001508040A JP 2003503733 A JP2003503733 A JP 2003503733A
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イー ジュニア ミラー,セオドア
エイ ニールセン,チャールス
ダブリュー クリスマン,レイ
イー ラポインテ,ロバート
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Dow Chemical Co
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/20Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating the development of heat, i.e. calorimetry, e.g. by measuring specific heat, by measuring thermal conductivity
    • G01N25/48Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating the development of heat, i.e. calorimetry, e.g. by measuring specific heat, by measuring thermal conductivity on solution, sorption, or a chemical reaction not involving combustion or catalytic oxidation
    • G01N25/4873Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating the development of heat, i.e. calorimetry, e.g. by measuring specific heat, by measuring thermal conductivity on solution, sorption, or a chemical reaction not involving combustion or catalytic oxidation for a flowing, e.g. gas sample

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触重合反応等の化学応答を調べるための熱的方法及び装置を提供する。 【解決手段】 熱的方法は下記の3つの工程からなる。第1工程は導管を通して化学物質を流す。該導管は電導体と熱連絡しており、該電導体は該導管と共直線であり、該電導体の電気抵抗は該電導体の温度の関数である。ある長さのステンレス鋼管を導管及び電導体の両者として使用できる。第2工程は第1工程の間電導体を通して電流を流す。第3工程は第2工程の間電導体の電気抵抗を測定して化学物質の応答によって生ずる導管の任意の温度変化を決定する。化学応答を検討する装置は、第1導管、該第1導管は電導体であり、第1末端及び第2末端をもち、その電気抵抗は該第1導管の温度の関数である;電源、該電源は電流が第1導管を通って流れることができるように該第1導管と電気連絡している;電圧計、該電圧計は該電圧計によって測定されるボルト数が第1導管の温度の指標であるように該第1導管と電気連絡している;を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化学応答を調べるための熱測定方及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱方法及び装置は、化学物質を導管を通して流し、そして相変化又は化学反応
等の応答によって引き起こされる温度変化を測定することによって、化学応答を
研究するために知られている。例えば、導管は平面板の被覆された溝(チャンネ
ル)であることができ、該溝は反応が該溝に沿って配置された複数の電気抵抗ヒ
ーターによって発生する温度まで加熱され、同時に反応によって引き起こされる
温度変化が溝に沿ってまた配置される複数の熱電対列によって測定される(Zier
en et al., American Institute of Chemical Engineers 2nd International Co
nference on Microreaction Technokogy (1998), Topical Conference Preprint
s, pages 154-163) 。そのようなシステムは当該技術において興味深い進歩を示
しているが、そのようなシステムは製造するために比較的複雑であり且つ高価で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記記載の従来の技術的課題を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a) 化学物質を導管を通して流し、ここで該導管は電導体と熱
連絡しており、該電導体は該導管と共線状であり、該電導体の電気抵抗は該電導
体の温度の関数である; (b)工程(a)の間電流を該電導体を通して流し;そして (c)工程(b)の間該電導体の電気抵抗を測定し、該化学物質の応答によって
生ずる導管の温度変化を決定することを特徴とする化学応答を調べる熱的方法を
提供する。
【0005】 また、本発明は、化学応答を検討するための装置、 (a)第1導管、ここで該第1導管は電導体であり、第1末端及び第2末端をも
ち、該第1導管の電気抵抗は該第1導管の温度の関数である、 (b)電源、ここで該電源は電流が該第1導管を通って流れることができるよう
に、該第1導管と電気連絡している; (c)電圧計、ここで該電圧計は該電圧計によって測定されるボルト数が該第1
導管の温度の指標となるように、該第1導管と電気連絡している;からなる装置
を提供する。
【0006】
【発明の実施の態様】
図1について説明する。図1は本発明の特定の装置の実施態様10の略図を示
す。装置の実施態様10は、石油ナフサに溶解したエチレンを接触重合してポリ
エチレンにするのに適した等級の石油ナフサ12を満たした容器11を含む。管
13はナフサ12を、2ミリリットル/分の速度でナフサ12を供給するために
備えた高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)ポンプ14に導く。ポンプ1
4はナフサ12を管15、16、17及び18を通して管コイル19、20及び
21に導く。
【0007】 0.5マイクロメートルのHPLCインラインフィルター(図示せず)をポン
プ14からのナフサをろ過するために管15に配置する。管コイル19及び20
は、それぞれ52フィート(16メートル)の長さ、1/16インチ(1.59
ミリメートル)の外径、0.004インチ(0.10ミリメートル)の内径のス
テンレス鋼管である。管コイル21は10フィート(3メートル)の長さ、1/
16インチ(1.59ミリメートル)の外径、0.010インチ(0.254ミ
リメートル)の内径のステンレス鋼管である。管22はナフサ12をHPLC噴
射弁33に導く。
【0008】 弁33は注入器31を用いて満たされる20マイクロリットルの噴射ループ(
図示せず)をもつ。管23はナフサ12をHPLC噴射弁34に導く。弁34は
注入器32を用いて満たされる20マイクロリットルの噴射ループ(図示せず)
をもつ。弁33及び34は汎用デジタルコンピューター(図示せず)を用いて自
動的に作動される。もし所望ならば、HPLC自動試料採取器が試料を噴射弁3
3又は34に供給するために使用できる。管35、36及び37はナフサを(H
PLC等級PEEK管等の)電導体ではないある長さの管38に導く。管24は
ナフサ12をインラインミキサー28に導く。管コイル19、20及び21の内
径の相違及び長さの相違が管コイル21を通るポンプ14からのナフサ12の流
れの大部分を支配する。
【0009】 供給源26のエチレンガス27は約25立方センチメートル/分STPの速度
で管25を通って管24のナフサの流れに導入される。エチレンガス27の供給
源26は、圧力調製器(44.2気圧又は4.6メガパスカルに調整するために
セットされる、GO Model PR50-1A11C3K111, San Dimas, California )に連結さ
れ、質量流量制御器(Porter Instrument Co. Model 201-APBSVBAA, Haifiled P
ennylvania)に連結され、背圧調整器(40.8気圧又は4.2メガパスカルに
調整するためにセットされる、GO Model BP60-1A11IEK111, San Dimas, Califor
nia )に連結され、逆止弁(Nupro Model SS-4C1-1/3)に連結されたエチレンの
シリンダーからなる。質量流量制御器は60℃に維持される熱エンクロージャア
内に収容される(しかしながら、質量流量制御器の電子成分は60℃で作用しな
いので、熱エンクロージャアの外側に配置される)。
【0010】 エチレンガス27はインラインミキサー28(Alletch Part Numbers 20141 a
nd 20147, Deerfiled illinois) でナフサ12と混合されに溶解され、次いで管
40によって圧力変換器(Validyne Model P55D 4-V-1-60-S-4-B, Northridge,C
alifornia) に導かれる。次いで、管41はナフサ及びエチレンを(HPLC等
級PEEK管等の)電導体ではないある長さの管30に導く。管コイル43は一
端で管30に連結され、他の一端で第1導管44の第1端に連結される。
【0011】 管コイル43は50インチ(1.3メートル)の長さ、1/16インチ(1.
59ミリメートル)の外径、0.050インチ(1.27ミリメートル)の内径
のステンレス鋼管である。第1導管44は70インチ(1.8メートル)の長さ
、1/16インチ(1.59ミリメートル)の外径、0.050インチ(1.2
7ミリメートル)の内径のステンレス鋼管のコイルである。第1導管44の第2
端は圧力調整器45及び管46を介して(TEFLONブランドFEPポリマー
から作られるHPLC等級管等の)電導体ではないある長さの管47に連結され
る。
【0012】 下記にさらに具体的に記載するように、管コイル43及び第1導管44は断熱
材42に包囲され、管39は管38を管コイル43及び第1導管44の第1端に
連結する。
【0013】 図2について説明する。図2は図1のコイル管アセンブリ42、43、44を
さらに詳細に示す略図である。管39、管コイル43及び第1導管44の連結は
1/16インチ(1.59ミリメートル)のステンレス鋼T管継手50によって
促進にされる。管39は1/32インチ(0.79ミリメートル)の外径0.0
07インチ(0.178ミリメートル)内径のステンレス鋼管であり、このステ
ンレス鋼管は、T管継手50に装着された、3インチ(75ミリメートル)の長
さ、1/16インチ(1.59ミリメートル)の外径、0.040インチ(1.
02ミリメートル)の内径のステンレス鋼管(図示せず)に挿入されることによ
ってT管継手50に適合される。管39は、挿入と同時にその端部がT管継手5
0の底に達し、次いで0.5ミリメートル引き出されるように、ステンレス鋼管
に3インチ(75ミリメートル)の長さで挿入される。次いで、管39は1/1
6×1/32インチ(1.59×0.79ミリメートル)のステンレス鋼管継手
(図示せず)を用いてステンレス鋼管の3インチ(75ミリメートル)の長さま
で固定される。
【0014】 管コイル43及び第1導管44は発泡シリコーンゴム断熱材52のシリンダー
上に巻き付けられる。また、発泡シリコーンゴム断熱材51のカバーは、管コイ
ル43及び第1導管44が断熱材によって本質的に取り囲まれるように使用され
る。
【0015】 電源53(共通の正端子をもつ二つのケプコモデル(Kepco Model)ATE36
−15M直流電源ユニット)はワイヤ55によって正共通端子からT管継手50
へ接続される。電源53の負端子はワイヤ56によって管コイル43の一端の近
くに接続される。電源53の他の1つの負端子はワイヤ54によって第1導管4
4の第2末端の近くに接続される。
【0016】 電圧計62(20チャンネルマルチプレクサーを備える、Keithley Model 200
0 six and one half digit multimeter, Cleveland, Ohio)はワイヤ63によっ
てT管継手50に接続される。また、電圧計62はワイヤ60によって第1導管
44の中間位置に接続される。別法として、電圧計62のマルチプレクサーは、
汎用のデジタルコンピュータによってプログラムされて(図示されず)、電圧計
62をワイヤ57、58、59又は61に接続する。ワイヤ54−61は好まし
は銀ロウ付けによって管コイル43及び第1導管44に接続される。図1で示さ
れる非電導管30、38及び47は図2に示されるシステムのために電気絶縁体
を提供する。
【0017】 図3に付いて説明する。図3は圧力調整器45の側面図(完全な部分及び部分
断面図)を示す。圧力調整器45は流れ通路75及び76を与えるために穴が開
けられているステンレス鋼本体74からなる。通路75は図1に示す管46に連
結されている。また、この本体74はO−リング73を収容するために機械加工
されている。ステンレス鋼の127マイクロメートルの厚さのディスク72はス
テンレス鋼のラム71を経て、ソレノイド70(24ボルトコイルをもつ、Trom
betta Model Q517, Monomonee Falls, Wisconsin) によって本体74に対してバ
イアスをかけられる。
【0018】 図3のラム71はそれがディスク72に接触する場合ソレノイド70にある場
合よりもより広く示されている。しかしながら、ラム71をソレノイド70から
ディスク72へストレートシリンダーにすることが好ましいことが最近明らかに
なった。そのような変形されたラム71はワッシャーを通過して延在し、このワ
ッシャーは本体74にボルト締めされ、ディスク72の中心部分が変形されたラ
ム71と逆方向に自由にスプリングするにも係わらず、本体74に対してディス
ク72の周縁部分を締めつける。
【0019】 ソレノイド70へ供給される電流量は汎用デジタルコンピュータ(図示せず)
及び圧力交換器29を用いてフィードバック制御によって決定される。もし圧力
交換器29が所望の圧力よりも高い又は低い圧力を検知するならば、そのときフ
ィードバックシステムは、管43及び第1導管44のコイルの液圧が400ポン
ド/平方インチ(2.8メガパスカル)の圧力で本質的に一定に制御されるよう
にソレノイド70により少ない又はより多い電流をそれぞれ供給する。
【0020】 本発明の方法は温度の変化を生ずる化学反応を調べるために使用できる。例え
ば、本発明は化学物質の相変化、又は化学物質を含む発熱又は吸熱化学反応を調
べるために使用できる。本発明の方法は下記の3つの工程からなる。第1工程は
導管を通して化学物質を流す、ここで該導管は電導体と熱的に連絡されており、
該電導体は該導管と共直線であり、該電導体の電気抵抗は該電導体の温度の関数
である。
【0021】 図2について説明する。第1導管44はステンレス鋼管から作られている。ス
テンレス鋼管は流体用の導管及び電導体の両方である。所定の内径及び外径をも
つステンレス鋼管の所定の長さの電気抵抗は管の温度の関数(function) である
。一般的法則として、所定の寸法の電導体の電気抵抗はこの電導体の温度の関数
である。
【0022】 このように、第1導管44もまた本発明の方法の電導体であり、そして熱伝達
することは明白である。しかし、他の構造も使用できることが理解されるべきで
ある。例えば、融解シリカ毛細管が導管として使用できる。この融解シリカ毛細
管は電導体として金属(又は他の電導体)で被覆(又は別法として裏打ち)され
ている。又は、チャンネルを導管として本体に形成し、そして金属の細長い片を
電導体としてチャンネル中に、チャンネル上に又はチャンネルと熱伝達するよう
に配置することができる。用語「熱伝達(thermal communication)」とは化学物
質の応答によって引き起こされる温度変化が電導体に熱的に伝導されることを意
味する。
【0023】 電導体は導管と「共線状(co-linear)」でなければならない。図2で示された
システムでは、導管と電導体は同じ構造であり、従って明らかに共線状である。
しかし、本体に形成されたチャンネルと交叉して置かれそしてチャンネルと熱伝
達状態にある電導体(上記で議論したズイエレン(Zieren) 他参照)は共線状で
はない。本体で形成されるチャンネルの直線の長さと熱伝達状態に置かれた曲が
りくねった形状の、矩形波の又は正弦波の電導体はチャンネルと共線状ではない
。従って、用語「共線状」は電導体と導管が該導管と該電導体に沿って本質的に
平行な長さ軸をもつことを意味する。
【0024】 導管と電導体が共線状であるという限定は連続的直線に沿って配置されなけら
ばならないことを意味しない。導管と電導体は、これらが上記で定義した如く、
互いに共線状である限り、コイル状にすることができ又は別の輪郭にすることが
できる。
【0025】 本発明の第2工程は第1工程の間電導体を通して電気を流すことである。図2
に付いて説明する。電流は電源53からワイヤ55を通り、第1導体44を通り
、ワイヤ54を通って電源53に戻る回路を流れる。電導体を通って流される電
流の量は、化学物質の応答が高温度で度々調べられるので、一般に(必須ではな
い)導管の温度を著しく増加させるために十分である。高温度で化学応答を研究
することが望まれるときには、このシステムは、例えば、ワイヤ56及び55を
通って電源53によって電気的に加熱される図2に示されるコイル状ステンレス
鋼管43の使用によって予め加熱できる。
【0026】 第3工程は第2工程の間電導体の電気抵抗を測定し、化学物質の応答によって
引き起こされる導体の温度の変化を決定することである。図1及び図2に付いて
説明する。もし、重合化触媒(ナフサ中0.02モル)を噴射弁33によって注
入し且つ触媒賦活剤(ナフサ中0.02モル)を噴射弁34によって同時に注入
するならば、活性触媒はT管継手50で予め加熱されたナフサ及びエチレン流と
交わり、第1導体44を通って圧力調整器45に流れる。
【0027】 熱はエチレンが第1導体44で重合化して反応生成物としてポリエチレンを製
造するときに発生する。この熱は第1導体44の温度を増加させる。第1導体4
4の電気抵抗はワイヤ58−61のボルト数を測定するための電圧計62を使用
して便利り測定できる。このボルト数は第1導体44のそれぞれの場所の温度の
関数である。
【0028】 予熱器部分(管コイル43)は3.113アンペアの電流によって加熱される
。反応器部分(第1導体44)は2.389アンペアの電流によって加熱される
。予熱器部分を通って流れるナフサ及びエチレンは室温から178℃まで加熱さ
れる。導管44を通って流れるナフサ及びエチレンは、触媒及び触媒賦活剤が注
入されないときに、178℃から182℃まで加熱される。
【0029】 図4に付いて説明する。図4は、触媒及び触媒賦活剤の注入後のワイヤ59及
び60の間の第1導体44の温度対時間(秒)のプロットを示す。図4に示すプ
ロットは、第1導体44の温度が最初に約100秒間で180℃の基準温度から
増加し、約190秒間で約187℃の最大温度に到達し、次いで800秒まで実
質的に180℃の基準温度まで減少し、温度「ピーク」を生ずることを示してい
る。
【0030】 温度ピークはピーク面積又はピーク高さ等の任意のピーク測定技術によって測
定できる。より大きいピークは、注入された触媒系がエチレンのポリエチレンへ
の重合についてより優れた触媒作用をもつことの指標である。圧力調整器45は
、エチレンのポリエチレンへの重合によって引き起こされる導管44の粘度の増
加に係わらず、導管44における一定の液圧を維持することを助ける。
【0031】 上記の議論は特定の装置及び方法について行われる。勿論、本発明の範囲は上
記の議論による装置及び方法よりもさらに広い。例えば、化学物質は連続的に導
管中へ流すことができ、化学物質は任意の反応性化学物質又はモノマーの混合物
等の化学物質の混合物であることができ、そして任意の流体を導管を通して流す
ことができる(気体、液体、臨界超過流体、又はこれらにおける物質の懸濁液)
【0032】 第1導管が金属管であるとき、本発明の感度を最適化するために考慮されるべ
き必要な多くの因子がある。例えば、管の金属の断面積対管によって定義される
チャンネルの断面積の比は好ましは10以下である。図1に示すシステムは、比
較的薄い壁の管が用いられるので、約0.56の比をもつ。0.02インチ(0
.51ミリメートル)内径の1/16インチ(1.59ミリメートル)ステンレ
ス鋼管が図1に示されたシステムに使用されるとき、その比は約8.8であり、
このシステムの感度は約10倍以下である。
【0033】 第1導管及び電導体が金属管であるとき、比較的高い抵抗率をもつステンレス
鋼等の金属を使用することが好ましい。もし、比較的低い抵抗率をもつ金属が使
用されるならば、より多くの電流が所定のワット損を生ずるために要求される。
勿論、任意の所定の外径のさらに薄い壁の金属管の使用は長さ単位当たりの電気
抵抗に基づくボルト数低下を増加させる。
【0034】 第1導管から流れる反応生成物は質量分光学、ガスクロマトグラフィー及び液
体クロマトグラフィー等の任意多数の化学分析技術によってさらに分析できる。
所望するならば、多数の平行な導管/電導体システムが任意の所定の時間に研究
できる数の化学応答を増加するために使用できる。
【0035】 導管及び電導体は好ましくは断熱材によって囲まれる。例えば、これらは真空
中に収容することすらできる。しかしながら、有用な結果はそのような断熱材な
しに得ることができる。例えば、有用な結果はその導管及びその電導体覆う空気
の流れを移動することによって得ることができる。
【0036】 一般に、当業者は、本発明の任意の特定の適用に影響を与える(導管の熱伝導
性、熱容量及び寸法等の)無数の因子を正しく認識するであろう。本発明の第1
の利益は、化学応答の熱作用を研究するためのより容易な且つ経済的な方法及び
装置を提供できることである。他の1つの利益は、本発明は研究される化学製品
の比較的少量を使用することである。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】 コイル管アセンブリ及び圧力調整器を含む本発明の特定の装置の態様の略図で
ある。
【図2】 コイル管アセンブリのさらなる詳細な略図である。
【図3】 圧力調整器の完全な部分及びその部分断面の側面図である。
【図4】 接触重合化反応を研究するために本発明を用いる温度対時間のプロットである
い。
【符号の説明】
11 容器 12 石油ナフサ 13 管 14 ポンプ 15、16、17、18 管 19、20、21 管コイル 22、23、24、25 管 26 エチレンガス供給源 27 エチレンガス 28 ミキサー 29 圧力交換器 30 管 31、32 注入器 33、34 噴射弁 35、36、37 管 38、39、40、41 管 42 遮熱保温材 43 管コイル 44 第1導管 45 圧力調整器 46、47 管 51、52 断熱材 53 電源 54、55、56、57、58、59、60、61 ワイヤ 62 電圧計 63 ワイヤ 70 ソレノイド 71 ステンレス鋼ラム 72 ディスク 73 O−リング 74 ステンレス鋼 75、76 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 クリスマン,レイ ダブリュー アメリカ合衆国ミシガン州 48640 ミド ランド ランブル レーン 1905 (72)発明者 ラポインテ,ロバート イー アメリカ合衆国ミシガン州 48642 ミド ランド トッド ストリート 3824 Fターム(参考) 2G040 AB12 BA02 BA23 CA02 CB02 DA02 DA15 EA02 EB02 FA01 GA05 GA07 HA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 化学物質を導管を通して流し、ここで該導管は電導
    体と熱連絡しており、該電導体は該導管と共線状であり、該電導体の電気抵抗は
    該電導体の温度の関数である; (b)工程(a)の間電流を該電導体を通して流し;そして (c)工程(b)の間該電導体の電気抵抗を測定し、該化学物質の応答によって
    生ずる導管の温度変化を決定することを特徴とする化学応答を調べるための熱的
    方法。
  2. 【請求項2】 導管が電導体であり、化学物質が化学反応物であり、化学物
    質の応答が反応生成物を製造するための化学反応物の反応である請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 工程(a)において化学反応物を導管を通して流れる液体に
    分散させ、工程(b)において該導管を電流によって加熱し、そして工程(c)
    において、測定温度ピークを得るために、導管の温度を最初に基準線温度から増
    加させ次いで本質的に該基準線温度にまで減少させるように、反応用の予め選択
    された量の触媒を該液体に導入する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 電導体の電気抵抗を該電導体の1箇所より多いの位置で測定
    する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 導管を通る液体の液圧を制御する請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 化学反応物がモノマーからなり、反応生成物がポリマーから
    なる請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 電導体の電気抵抗を該電導体の1箇所より多い位置で測定し
    、導体を通る液体の液圧を制御し、化学反応物がモノマーからなりそして反応生
    成物がポリマーからなる請求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 化学応答を検討するための装置、 (a)第1導管、ここで該第1導管は電導体であり、第1末端及び第2末端をも
    ち、該第1導管の電気抵抗は該第1導管の温度の関数である、 (b)電源、ここで該電源は電流が該第1導管を通って流れることができるよう
    に、該第1導管と電気連絡している; (c)電圧計、ここで該電圧計は該電圧計によって測定されるボルト数が該第1
    導管の温度の指標となるように、該第1導管と電気連絡している;からなる装置
  9. 【請求項9】 (d)第2導管、ここで第2導管は第1末端及び第2末端を
    もち、該第2導管の第1末端は第1導管の第2末端と流体連絡し、該第2導管は
    電導体ではない、第2導管をさらに含む請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 (e)第1導管の第1末端と流体連絡する噴射弁;及び(
    f)該噴射弁と流体連絡するポンプをさらに含む請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 (g)第2導管の第2末端と流体連絡している液圧制御器
    をさらに含む請求項10記載の装置。
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