JP2003503636A - 外部燃焼機関 - Google Patents

外部燃焼機関

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JP2003503636A
JP2003503636A JP2001507925A JP2001507925A JP2003503636A JP 2003503636 A JP2003503636 A JP 2003503636A JP 2001507925 A JP2001507925 A JP 2001507925A JP 2001507925 A JP2001507925 A JP 2001507925A JP 2003503636 A JP2003503636 A JP 2003503636A
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chamber
combustion engine
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external combustion
wall
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JP2001507925A
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English (en)
Inventor
サルター、スティーブン、ヒュー
ラムペン、ウィリアム、ヒュー、サルヴィン
シュタイン、ウヴェ、ベルンハルト、パスカル
Original Assignee
ニュー マロウン カンパニー リミテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • F02G1/0435Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines the engine being of the free piston type

Abstract

(57)【要約】 離隔された第1の端部と第2の端部を有する管状作業チャンバ(3)を画定する圧力容器手段を備え、チャンバの第1の端部に隣接し、加熱手段(10、11)によって加熱される第1の壁手段(11)と、チャンバの第2の端部に隣接し、冷却手段によって冷却される第2の壁手段(6)とを含む外部燃焼機関(1)。この機関はさらに、熱交換手段(9)を備え、作業流体が熱交換手段を通過するように管状作業チャンバ(3)内部でチャンバの第1の端部と第2の端部との間で可動な有孔ピストンまたは再生器(7)を有する。再生器(7)はバルビング手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、離隔された第1の端部と第2の端部を有する管状作業チャンバを画
定する圧力容器手段を備え、チャンバの前記第1の端部に隣接する第1の壁手段
、およびチャンバの前記第2の端部に隣接する第2の壁手段と、前記第1の壁手
段を加熱するための加熱手段と、前記第2の壁手段を冷却するための冷却手段と
、熱交換手段を有するピストン手段と、作動流体が前記熱交換手段を通過するよ
うに管状作業チャンバ内部でチャンバの前記第1の端部と第2の端部との間でピ
ストン手段を往復運動させるための駆動手段とを含むような外部燃焼機関に関す
る。
【0002】 (背景技術) ほとんどのスターリング・エンジンが、2つの異なる温度レベル間で移動する
含有ガス作業流体の膨張および収縮の原理で動作する。スターリング・エンジン
は、他の熱機関に比べていくつかの利点を有するが、高温水素など作業流体の封
止、およびパワー制御に関する問題を有する。1920年代にMaloneが、
US−A−1487664号およびUS−A−1717161号修正において、
作業流体として、液体と超臨界との間の状態で変化する水をガスの代わりに使用
するスターリング・エンジンの基本設計を提案している。Maloneのエンジ
ンは、高圧で操作する必要があり、したがって高いパワー密度を提供した。しか
し、Maloneによる研究以来、Maloneエンジンをさらに発展させるよ
うな研究はほとんど行われていない。Maloneサイクルの唯一の重要な発展
は、冷凍および加熱ポンプにある。
【0003】 既知のMaloneエンジンの基本構成は、長いチューブの形をした熱力学圧
力容器(すなわち「TDパイル」)を備え、その対向する端部に、両極端の温度
が加えられる。高温端は、炎または熱蓄積材料など熱源に露出され、低温端は、
パイルから熱を除去し、ジャケットを介して循環されている冷却流体にその熱を
伝達することができる冷却ジャケットを有する。TDパイル内部の位置および温
度のこれら極端間に、再生器と変位装置の両方となる有孔ピストンがある(本明
細書では以後、再生器と呼ぶ)。再生器は、正弦の動きに従ってパイル内部で端
から端へ機械的に駆動される。再生器が移動されるとき、流体は、マトリックス
と流体の間で熱を交換するプロセスにおいて、そのコア・マトリックスを介する
ように付勢される。各端部からの流体の変位は、交互に、熱を受け入れる、また
は放出するのに利用可能な流体の質量を低減する。
【0004】 付勢された再生器の動き、および周期的に変化する熱の進入および排出により
、機械的作業を生むために利用することができるTDパイル内部の流体の圧力お
よび体積の変化が生じる。また、ピストンを低温端に接続することも知られてお
り、これは、作業体積を高圧で膨張させ、次いで低減された圧力で収縮すること
ができ、それにより流体と機械的パワーのインターフェースを形成する。より具
体的には、TDパイルの作業体積を制御するために、EP−A−0494236
号に開示されたようなデジタル変位水圧ポンプ/モータを提供することが提案さ
れている。
【0005】 (発明の開示) 本発明は、指摘した種類の外部燃焼機関の基本構成要素の改良を提供すること
を求める。
【0006】 本発明の一態様によれば、指摘した種類の外部燃焼機関は、前記第1の壁手段
が第1の熱交換面手段を有すること、前記ピストン手段が、作業流体を、前記熱
交換面手段通過後に、ピストン手段がチャンバの前記第2の端部に向けて移動す
るときには前記第1の熱交換面手段を介して流れるように向けて、前記チャンバ
の第2の端部から第1の端部へ作業流体を移動させ、ピストン手段がチャンバの
前記第1の端部に向けて移動するときには前記第1の熱交換面手段を迂回するよ
うに向けて、前記チャンバの第1の端部から第2の端部へ作業流体を移動させる
ように位置決め可能な第1のバルブ手段を含むバルビング手段を有することを特
徴とする。
【0007】 本発明の別の態様によれば、後続の請求項20に記載の外部燃焼機関が提供さ
れる。
【0008】 本発明のさらなる態様によれば、後続の請求項23に記載の外部燃焼機関が提
供される。
【0009】 本発明のさらなる態様によれば、後続の請求項24に記載の外部燃焼機関が提
供される。
【0010】 次に本発明の実施形態を、添付図面を具体的に参照しながら例示としてのみ説
明する。
【0011】 (発明の実施の形態) 図1に、一般に参照番号1で表される本発明によるいわゆるMaloneエン
ジンと、一般に参照番号2で表されるエンジン1用のデジタル変位ポンプ/モー
タおよび再生器ドライブとを備える熱機関システムを示す。
【0012】 エンジン1を、図1に概略的に示し、図2〜4、5a、5b、6a、6b、お
よび7により詳細に示す。図2を見るとわかるように、エンジン1は、エンジン
の「高温端」を画定する上側部分4と、中間部分5と、エンジンの「低温端」を
画定する下側部分6とを備える。ピストン手段または再生器7が、エンジン1の
管状作業チャンバ3内部で軸方向に可動になっている。再生器は、「有孔」マト
リックスまたはコア9(図中に鎖線で概略的に示す)を有し、このマトリックス
またはコア9は、そこを介する流体の流れを可能にし、それとともに作業チャン
バ内部での再生器の移動時に作業チャンバ3内部の流体を移動させる働きもする
。中心タイロッド8がチャンバ3の軸に沿って位置決めされている。
【0013】 エンジンの上側部分4は、フィン11cを備える外側部分11aと、作業流体
、例えば水や蒸気が流れる経路11dを備える内側部分11bとを有する一般に
参照番号11で表されるフィン付き熱交換器を封入する燃焼室10を備える。流
れ経路11dは、熱交換面を提供し、熱交換器11の一端から他端に延在し、通
常は長手方向に、または螺旋状に構成することができる。バーナ12が、フィン
付き部分11aを加熱するために燃焼室の壁に取り付けられている。
【0014】 エンジン1の高温端は、いくつかの点で元のMalone設計と異なる。内側
部分11b内に小さな作業流体流れ経路11dが作成されて、はるかに大きな熱
交換領域を提供している。図7に概略的に示すように、再生器7の動きは、再生
器7が低温端に向かって下降するときに、超臨界蒸気が高速でこれらの経路11
dを通るようにし、伝熱をさらに高める。経路11dは、いくつかの形で作成す
ることができる。円形であり、非常に小さなボアからなっていてよい。あるいは
、より大きなボアからなっていて、しかし円形または多角形断面のロッドを含み
、このロッドがコア体積を減少させ、流れを外壁に向ける働きをしていてもよい
。経路はまた、極端な縦横比の長方形スロットから形成することもできる。図面
からは明らかでないが、高温端の末端でこれらの経路の上端部および下端部が必
要に応じて接合されて、内側部分11bの長さに沿って加熱流体の複数の横断を
もたらしている。通常、これらの経路は、蒸気が高温端の頂部でコア体積内へ解
放される前に3つの端端行路を提供する。
【0015】 高温端熱交換器11の材料は、Maloneによって当初使用された鋳鋼から
変更されている。いくつかの構成が提案されている。上述した蒸気経路を備え、
モネル合金から作成される機械加工または鋳造フィン付きシリンダは、単一の防
食材料からなっているという利点を有する。モネル合金は、他のニッケルベース
の合金と異なり、温度が上昇すると共に伝熱係数が改善されるという普通とは異
なる特性を有する。
【0016】 熱交換フィン11cを一体型ユニット(例えば図5aおよび5b、ならびに図
7に示される)として形成するのではなく、この高温端熱交換器構成は、例えば
、スタック状に構成された「ワッシャ」または「積層」の形のフィンから形成さ
れて、効率の良い熱交換面を提供する。ワッシャ状フィンのスタックは、管状コ
アに交互に配列された外径の異なる大きな「ワッシャ」と小さな「ワッシャ」か
ら作成することができる。フィンは通常、非円形の平面形状を有して、伝熱を高
めることができる。大きい方のワッシャの平面プロフィルのコーナおよびスパイ
クは、燃焼室の乱流ガス流中に突出して金属中への伝熱を高めるように設計する
ことができる。非円形フィンを非整列様式でスタックして、乱流ガスへの露出を
最大にすることができる。図8および9は、丸められたコーナを有する概して正
方形のフィン112の第1のセットと、これも概して正方形であり、丸められた
コーナを有し、フィン112と交互配置されたフィン113の第2のセットとを
有する。フィン112は、全て同じ向きに向けられており、フィン113も同様
である。ただし、同じ向きに向けられたフィン112は、同じ向きに向けられた
フィン113に関して90°オフセットしている。
【0017】 フィン11c(すなわち112および113)は、モネルメタル(銅と、ニッ
ケルと、少量の鉄、マンガン、珪素、および炭素とからなる合金)、またはモリ
ブデンやタングステンなどの耐熱金属から作成することができ、熱伝導率がかな
り高い。これらの耐熱金属が一般に有する酸化の問題は、Commandayが
開発し、US−A−3090702号に開示されているDurak Bプロセス
によって、ホウ素が拡散された二珪化モリブデン・コーティングを使用すること
により防止することができる。
【0018】 フィン11c(すなわち112および113)は、エンジン1の高温端の応力
部分を形成する。これらは、高伝導率の銅から適切に作成された管状内側部分1
1bを効果的に含む。銅内側部分11bは、高い熱間強度の材料によって被包さ
れ、それにより圧伸またはクリーピングを受けない。内側部分11bは、2つの
環状チューブから適切に作成されており、これらが拡散接合されて単一の部品を
形成している。単一部片高温端に関して上で概説したように蒸気を伝導するため
に、接合前に、内側チューブの外面および/または外側チューブの内面にスロッ
トおよび経路が機械加工される、または形成される。
【0019】 低温端を画定する下側部分6は、冷却水ジャケットの内壁を形成する延在内側
および外側熱交換面を有する銅スリーブ6aと、冷却水ジャケットの外壁を形成
する外側スリーブ6bとを含む。
【0020】 再生器の構成は、Los Alamos National Laborat
oriesのSwiftによって概説された実施例に従い(「Simple T
heory of a Malone Engine」,24th Inter
−Society Energy Conversion Engineeri
ng Conference,1989,Paper No 899055,p
p2355−2361参照)、非常に薄いオーステナイト系ステンレス鋼シート
のディンプル・スクロールから形成された「有孔」マトリックスまたはコア9を
有する。スクロールは、表面積が大きく、しかし長手方向流れに対する抵抗が最
小の熱交換器を提供する。Swiftに対するさらなる改良は、短い長さの穿孔
で流れ方向にわたってシートを劈開し、または切断し、その後シートを再び平ら
にロールして、ディンプル付けし、次いで切断されディンプル付けされたシート
を螺旋コイルの形に巻くことである。十字形カットが、再生器マトリックスまた
はコアの金属を介する軸方向への熱の流れを遮り、それによりこの構成要素を介
する寄生伝導熱損失を大幅に低減する。頻繁な鋭い縁部が、境界層での妨害をも
たらして乱流を誘発し、これが伝熱を改善する。
【0021】 元のMaloneエンジンでは、再生器マトリックスまたはコアを介する非逆
流れを生成するために再生器内でバルブを使用した。本発明の設計でも再生器7
の各端部でバルブ20、21を使用するが、これは別の理由のためである。バル
ブ20、21はチェック・バルブであり、作業流体の流れが、ストロークの一部
期間中に、その影響が望まれない高温端および低温端の熱交換面を迂回すること
ができるようにする。再生器7が高温端に上昇し、流体がマトリックスを介し低
温端ダミー40を超えて進むようにするとき、排除される熱を最大にし、作業圧
力を低く維持し、仮想ピストンを上死点にリセットすることが望ましい。これは
、図5bおよび6aに示されるように、チェック・バルブ20を開き、チェック
・バルブ21を閉じることによって達成される。再生器7が(低温端ダミー40
と共に)上に移動するとき、開いているチェック・バルブ20は、作業流体を再
生器7のコア9を介して流し(図5bの矢印A参照)、閉じたチェック・バルブ
21は、作業流体を、内側スリーブ6aの熱交換面に対する低温端ダミーにわた
って進める(図6aの矢印B参照)。再生器の上部にある開いたチェック・バル
ブ20は、パイルのコア体積内に捕集された蒸気が、高温端壁において長手方向
経路11dを通過して不必要な熱をもつことなく、再生器マトリックスまたはコ
ア9内に直接戻ることができるようにする。
【0022】 逆向き、すなわち下方向へのストローク(図5aおよび6b参照)では、低温
ダミー40にあるチェック・バルブ21が開いており、チェック・バルブ20は
閉じている。開いたチェック・バルブ21は、水が、低温端のスリーブ6aに高
速で付勢されて不必要に熱を排除することなく、再生器マトリックスまたはコア
内に直接進むことができるようにする(矢印D)。閉じたチェック・バルブ20
は、図5aに矢印Cで示されるように、蒸気が経路11dを介して流れるように
する。
【0023】 TDパイルの作業チャンバ3内部の内圧によって誘発される長手方向の力は、
簡便にはニッケル超合金からなる内部タイ・ロッド8によって抑制される。TD
パイルの軸に沿ったロッド8の設置が3つの目的を達成する。第1に、極端に高
温の燃焼ガスからタイ・ロッドを離隔しており、したがってタイ・ロッドが比較
的細長くなっている。第2に、所与のTDパイル体積に関して、熱交換が制限さ
れている内部コアまたは作業チャンバ3を占有し、外径をわずかに大きくし、そ
の結果、熱交換面を増大させる。最後に、再生器を駆動するために使用すること
ができる単動水圧ラムの基盤を提供する。
【0024】 再生器7の動きは、水圧マスタ/スレーブ・シリンダ・システムを介して作業
チャンバ3にパワーを伝達する回転偏心機構30(図10参照)によって生成さ
れる。偏心機構30は、流体パワー機械2の速度の5分の1〜10分の1の速度
範囲で回転し、同期の目的で駆動シャフトに直接ギアすることができる。マスタ
・シリンダ31は、正弦に近い流体流れを生成し、タイ・ロッド8で流れ経路4
2(図4参照)を介して再生器7のスレーブ・シリンダ41に連係されるときに
、流体を作業チャンバ内部で長手方向に振動させる。漏れを生じる可能性がある
シールの摺動は、この流体接続によってなくなる。タイ・ロッド8の円周面に対
してシリンダ41の下端部を封止するためのシール43が提供される。
【0025】 マスタ・シリンダ31は油など潤滑流体をポンプし、そのため、作業チャンバ
3の作業流体から油を離隔するために隔離仕切板を導入しなければならない。マ
スタおよびスレーブ・シリンダは、それ自体少量の漏れがあり、したがって動作
中にシステムを補充するための機構が必要である。ピストンが下死点に達したと
きにマスタ・シリンダの側部にあるポートを露出することによって、システムの
油側が損失を補填することができ、しかし正弦流れ曲線に小さなフラットスポッ
トが導入されるという犠牲を払う。アイソレータの作業流体側では、再生器7が
所定の動きを超えたときに小さなブリード・ポート32を露出することができる
。進行端部ばね33を使用して再生器を拘束することができ、それとともにこれ
らのポートが開いて活動状態になる。このドエル期間によって導入されるわずか
な動きの変化は、流体パワー機械の流れ関数を制御し、所望のP−Vダイアグラ
ムに対する影響を最小限に抑えることによって補償することができる。
【0026】 TDパイル作業体積、すなわち作業チャンバ3と流体パワー機械2との接続も
、潤滑流体を用いてポンプ/モータを操作することが強く優先されるので、同様
にアイソレータを必要とする。TDパイルは2つの流体接続しか有さず、摺動機
械的接続がないので、多くの形態のスターリング・エンジンに典型的な封止の問
題がなくなる。再生器駆動システムと同様に、ポンプ/モータの油側での累積漏
れは、余剰ストロークを時々ポンプして必要な圧力を回復することによって補填
することができる。
【0027】 出力パワーの急速な変化を可能にするという目的をそれぞれが有する2つの自
律制御システムを使用してエンジンを調整する。燃焼空気からはじめて、ブロワ
が、大気をバーナ12内に誘導し、バーナで大気が液体または気体燃料と結合さ
れる。燃料流量は、燃焼空気の圧力または流量に敏感な機械的比例バルブによっ
て制御される。この手段により一定の空気対燃料比が維持される。バーナ12は
混合物を燃焼し、結果として得られる高速高温ガスが、高温端で熱交換器の外面
に衝突する。熱電対などの温度センサが、PID制御装置に高温端温度をフィー
ドバックする。制御装置は、インバータ・ドライブの使用によってブロワ・イン
ペラの速度、したがって燃焼ガスの質量流量を変えることによって温度を調節す
る。システムの熱的質量は比較的高く、得られる燃焼制御システムの時定数は長
い。
【0028】 再生器は、振幅およびサイクル速度を変えない一定の正弦の動きで駆動される
。ポンプ/モータ2も一定の速度で動作し、しかしその要求する流れ関数は、パ
ワー要求の急速な変化を見込んで継続的に変化する。パワー・レベルを変更する
ための主要手段は、仮想パワー・ピストンをオフセットして、TDパイルの平均
動作圧力レベルを増減することである。
【0029】 ポンプ/モータ2の要求する流れ関数は、感知とポンピングの固有時間遅延の
ため、アナログ要求信号に従うことによっては容易に送達することができない。
その代わりに、主要な制御方法は、各熱力学的サイクル中に従うシリンダ・イネ
ーブル・イベントのルックアップ・テーブルをロードすることである。必要なテ
ーブルの数は、エンジンが動作する最低平均圧力から、TDパイル構造によって
対処することができる最高平均圧力までサイクルをバイアスするためにポンプす
る必要があるシリンダの数に対応する。通常、5〜10個のシリンダ増分である
。各パワー・レベルに、別個の同調テーブルが必要である。1つのパワー・レベ
ルから別のパワー・レベルへの変化は、遷移テーブルを使用することによって行
われ、これは有用なサイクルを生み出すことができるようにし、かつ次のサイク
ルを始めるのに必要な位置に仮想パワー・ピストンを戻す。予想外のイベントが
起きた時、またはアイソレータ仕切板の両側での累積漏れが生じたときに、アナ
ログ制御をテーブルの一部に重畳し、仮想ピストン位置を復元することができる
【0030】 一定の速度で動く回転シャフトに全てのエンジン・パワーが伝達されたとき、
発電器を直接駆動する場合と同様に、回転グループおよび負荷の慣性によってあ
る程度の出力バッファリングを供給することができる。エンジンが可変速度負荷
を供給している場合、より多くのバンクを追加することによってポンプ/モータ
のシャフトにさらなるサービスを組み込むことができ、所望の速度で水圧モータ
、または線形ラムを駆動することができる制御可能な流れが提供される。負荷パ
ワー要求とエンジン・パワー発生の短期間の不一致は、ガス・アキュミュレータ
に直接接続することができるポンプ/モータ・スタックにエネルギー蓄積のため
の別のサービスを追加することによって補償することができる。この方法では、
負荷とバッファリング・アキュミュレータとの間に、大きく、しかし制御可能な
エネルギー伝達率を生じることができる。クランクシャフトによって提供される
隔離により、両サービスを、当該のマスタによって、そのサービスが要求する圧
力で維持することができる。
【0031】 エンジンは、バーナ12を発火することによって始動され、TDパイルまたは
作業チャンバ3にわたって温度差を確立する。次いで、ポンプ/モータ・サービ
スの電動機またはガスアキュミュレータ駆動モータによって、ポンプ/モータお
よび再生器の動きを確立して、サイクルを開始する。ビークルの場合、ワームア
ップ中に再生器ドライブがクラッチを切られ、TDパイル内部で適切な動作温度
を確立しながらアキュミュレータ内の蓄積エネルギーによってビークルが駆動さ
れると考えることができる。
【0032】 単一サイクルのプロセス中、相対的な加熱および作業流れは、ほぼ以下の割合
になっている。すなわち、高温端壁を介して、蓄積され、次いで再生器マトリッ
クスから解放される8のうち熱2が、1が排除されて冷却水に入り、1が機械的
作業に変換される。
【0033】 記述した熱機関システムの基本的な構成要素および特徴は、周知のベータ構成
スターリング・エンジンと非常に似ている。Maloneのエンジンと同様に、
改良されたバージョンは多数のTDパイルを備えて動作することができる。少な
くとも2つのランニング逆位相を有することによって、有意な利点を得ると想定
される。
【0034】 Maloneの設計に対する最も基本的な変更は、パワー・ピストンの交換に
あり、ピストンは、高速デジタル制御流体作業機械を用いて、再生器の動きと同
じサイクル率で作動する。典型的には、そのような機械はEP−B−04942
36号に開示されるタイプのものであり、シャフト速度はおそらく10倍速い。
流体機械は、各熱力学サイクル中に作業体積を何度も再利用することができる。
流体機械の変位の高速制御によって、TDパイルの作業体積の非正弦体積変化を
生成することが可能である。この新規な制御により、熱力学サイクルの圧力体積
ダイアグラムを瞬時に、かつサイクルごとに自由に調節することができる。
【0035】 瞬時制御により、高い応力を受けた高温端(常に赤熱している)の寿命を保証
する範囲内で最大システム圧力を維持するように作業体積膨張率を制御すること
ができる。サイクルごとの制御により、作業流体の体積を、仮想パワーピストン
の動きを効果的にオフセットすることによって増減することができる(仮想パワ
ーピストンの動きは、流体に従ってTDパイルの低温端において摺動ピストンが
もたらす動作である)。このオフセットが、サイクル圧力の範囲の変化を生み、
それによりサイクル・エネルギーおよび連続パワーの変化に対応するP−Vダイ
アグラム中に含まれる領域の変化を生む。
【0036】 以下に、本発明による外部燃焼機関の設計、またはそのようなエンジンを組み
込む熱機関システムにおいて新規と考えられる特徴を列挙する。 1.任意の流れ関数および再生が可能であり、エンジンの作業スペース内で制
御可能な可変体積を生成する手段として採用される流体パワー機械を有する外部
燃焼機関。 2.作業流体システム側に長手方向または螺旋状経路の環状アレイを備え、流
体が変位機構/再生器の動きによって推進される熱交換システム。 3.流れを外壁に向けるように離隔コアが挿入される上述の長手方向経路。 4.延在面を有する熱伝導圧力容器を生成するために、モネル金属または耐熱
金属の積層から構成される高い熱間強度の構造。 5.乱流燃焼ガス内への貫入、およびガスとの熱交換を最大にするように延在
面の形状および配列を選択した、高温端交換器を形成する積層またはワッシャ状
フィン。 6.圧力容器内で使用され、シーリングを保証し、かつ上述の2による熱交換
経路用の長手方向スロットまたは穴を含む高伝導内側コア。 7.再生器のコア内で金属箔を使用し、金属が流れ方向にわたって周期的に分
けられており、ロールに通して平らにし、その後ディンプル付けし、スクロール
の形に巻いて、接触する媒体の熱伝導率を低減し、乱流を高めること。 8.再生器の各端部でチェック・バルブを使用し、エンジンに必要な熱力学サ
イクルおよびポンピング・パワーの両方に望ましくない結果をもたらすときに、
サイクルの一部期間中に熱伝達面をショートさせる、または迂回すること。 9.熱力学圧力容器内部で圧力誘導軸方向力を抑制するために、高い熱間強度
および低い熱伝導率の材料からなる中心タイロッドを使用すること。 10.ストローク終点位置で再生器を拘束し、流体の小さく継続的な漏れによ
る動きの誤差を補正するために、スレーブ再生器駆動シリンダでバイパス・ポー
トおよび中心合わせばねを使用すること。 11.隔離仕切板の水圧流体側の下死点での漏れを補給するために、再生器駆
動システムのマスタ・シリンダで補充ポートを使用すること。 12.シリンダ・イネーブル・イベントと熱力学サイクル位相との同期を保証
するために、固定ギアリングによってポンプ/モータのクランクシャフトに再生
器の動きを固定連係すること。 13.熱流れおよびパワー出力の変化に関わらず、熱力学圧力容器の高温端で
一定の温度を維持するように自律温度制御システムを使用すること。 14.ルックアップ・テーブルを使用して、流体パワー機械の固定流れ関数を
生み、それにより、パワー・ストローク中にほぼ一定であり、かつ維持された上
側圧力限界を有する制御された熱力学サイクルを生成し、パワー変換を最大にし
ながら高温端材料のクリープを最小限に抑えること。 15.サイクルごとにエンジン・パワーを制御するために、単一シリンダの変
位の増分で作業体積を変化させることにより仮想パワー・ピストンをオフセット
すること。 16.流体パワー機械のシリンダ・イネーブル・レコードを制御するための異
なる、または少なくとも修正されるルックアップ・テーブルを使用することによ
って、各オフセット位置でエンジンのサイクルを制御すること。 17.遷移ルックアップ・テーブルを使用して、エンジンを異なるパワー状態
間でスムーズに移すことができるようにし、それにより遷移サイクルが有用なパ
ワーを発生し、それと同時に、後続のサイクルの開始時に適切な位置まで仮想パ
ワー・ピストンを戻すようにすること。 18.圧力および再生器/変位機構位置フィードバックを使用して、ルックア
ップ・テーブルの補正セクションの挿入によって仮想パワー・ピストン位置のず
れを補正し、事前プログラム・イベントを、誤差フィードバックの結果として制
御装置によって作成されるイベントで置き換えることができること。 19.流体パワー機械の隔離サービスからガス・アキュミュレータへの再生可
能パワー伝達によって、バッファリングを使用して、エンジン・パワー要求の変
化に対する非常に高速の機械的応答を達成すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による外部燃焼機関を含む熱機関システムの主要構成要素の概略図であ
る。
【図2】 図1の外部燃焼機関を概略的に、しかしより詳細に示す断面図である。
【図3】 図2に示される機関の高温端の断面図である。
【図4】 図2に示される機関の低温端の中央部の拡大概略断面図である。
【図5a】 最上部位置から下方向に、再生器が移動するときのエンジンの再生器の上部で
の作業流体流れを示す図2のエンジンの高温端の上側部分の一部の概略断面図で
ある。
【図5b】 最上部位置に向けて上方向に、再生器が移動するときのエンジンの再生器の上
部での作業流体流れを示す図2のエンジンの高温端の上側部分の一部の概略断面
図である。
【図6a】 最上部位置に向けて上方向に、再生器が移動するときのエンジンの再生器の底
部での作業流体流れを示す図2のエンジンの一部の概略断面図である。
【図6b】 最上部位置から下方向に、再生器が移動するときのエンジンの再生器の底部で
の作業流体流れを示す図2のエンジンの一部の概略断面図である。
【図7】 低温端に向けて再生器が移動する間の流体流れを示すエンジンの高温端の概略
断面図である。
【図8】 本発明による外部燃焼機関の別の実施形態の高温端の概略斜視図である。
【図9】 本発明による外部燃焼機関の別の実施形態の高温端の概略上面図である。
【図10】 図1に示される熱機関システムに関するデジタル変位ポンプ/モータおよび再
生器ドライブの概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 シュタイン、ウヴェ、ベルンハルト、パス カル イギリス国 エディンバラ、ホーリーバン ク テラス 2 Fターム(参考) 3J044 AA08 AA09 BA01 BC11 CC09 DA09

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離隔された第1の端部と第2の端部を有する管状作業チャン
    バ(3)を画定する圧力容器手段を備え、チャンバの前記第1の端部に隣接する
    第1の壁手段(11)、およびチャンバの前記第2の端部に隣接する第2の壁手
    段(6)と、前記第1の壁手段(11)を加熱するための加熱手段(10、12
    )と、前記第2の壁手段(6)を冷却するための冷却手段と、熱交換手段(9)
    を有するピストン手段(7)と、作業流体が前記熱交換手段(9)を通過するよ
    うに管状作業チャンバ(3)内部でチャンバの前記第1の端部と第2の端部との
    間でピストン手段(7)を往復運動させるための駆動手段とを含む外部燃焼機関
    であって、 前記第1の壁手段(11)が第1の熱交換面手段(11d)を有すること、前
    記ピストン手段(7)が、作業流体を、前記熱交換手段(9)通過後に、ピスト
    ン手段(7)がチャンバ(3)の前記第2の端部に向けて移動するときには前記
    第1の熱交換面手段(11d)を介して流れるように向けて、前記チャンバの第
    2の端部から第1の端部へ作業流体を移動させ、ピストン手段(7)がチャンバ
    (3)の前記第1の端部に向けて移動するときには前記第1の熱交換面手段(1
    1d)を迂回するように向けて、前記チャンバ(3)の第1の端部から第2の端
    部へ作業流体を移動させるように位置決め可能な第1のバルブ手段(20)を含
    むバルビング手段を有すること を特徴とする外部燃焼機関(1)。
  2. 【請求項2】 前記ピストン手段(7)が、管状チャンバ(3)の壁から離
    隔され、チャンバの前記第2の端部により近く位置決めされたピストン手段の端
    部に構成された管状部材(40)を有し、第2の壁手段(6)が第2の熱交換面
    手段(6a)を有し、前記バルビング手段が、前記熱交換手段(9)通過後に前
    記管状部材(40)から外に出た作業流体を、ピストン手段(7)がチャンバ(
    3)の前記第2の端部から前記第1の端部に向けて移動しているときに前記第2
    の熱交換面手段(6a)を介して流れるように向ける、または前記熱交換手段(
    9)通過後に前記管状部材(40)から外に出た作業流体を、ピストン手段(7
    )がチャンバ(3)の前記第1の端部から前記第2の端部に向けて移動している
    ときに前記第2の熱交換面手段(6a)と接触しないように前記管状部材(40
    )の内部を介するように向けるように動作可能な第2のバルブ手段(21)を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の外部燃焼機関。
  3. 【請求項3】 前記第1の熱交換面手段が、前記第1の壁手段(11)内に
    形成された経路(11d)を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の外部燃焼機関。
  4. 【請求項4】 前記経路が小さなボアからなることを特徴とする請求項3に
    記載の外部燃焼機関。
  5. 【請求項5】 ロッドが前記経路内部に位置決めされていることを特徴とす
    る請求項3に記載の外部燃焼機関。
  6. 【請求項6】 前記経路がそれぞれ、極端な縦横比の断面を有することを特
    徴とする請求項3に記載の外部燃焼機関。
  7. 【請求項7】 前記経路が、前記第1の壁手段内で概して長手方向に構成さ
    れていることを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか一項に記載の外
    部燃焼機関。
  8. 【請求項8】 前記経路が、壁手段内部に作業流体用の複数のパスを提供す
    るように構成されていることを特徴とする請求項3から請求項7までのいずれか
    一項に記載の外部燃焼機関。
  9. 【請求項9】 前記経路が、前記第1の壁手段内に概して螺旋状に構成され
    ていることを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか一項に記載の外部
    燃焼機関。
  10. 【請求項10】 前記第1の壁手段(11)が、前記加熱手段(10、12
    )の燃焼ガスと熱交換するための外部熱交換面(11c;112、113)を有
    することを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の外部燃
    焼機関。
  11. 【請求項11】 前記外部熱交換面が、熱交換フィン(11c;112、1
    13)によって提供されることを特徴とする請求項10に記載の外部燃焼機関。
  12. 【請求項12】 前記熱交換フィン(112、113)が非円形状であるこ
    とを特徴とする請求項10または請求項11に記載の外部燃焼機関。
  13. 【請求項13】 前記外部熱交換面が、一体に組み立てられた熱交換部材(
    112、113)のスタックから形成されることを特徴とする請求項10、請求
    項11、または請求項12に記載の外部燃焼機関。
  14. 【請求項14】 前記非円形熱交換フィン(112、113)の隣接する1
    つが、互いに関してスタガ配列になっていることを特徴とする請求項12、また
    は請求項12に従属するときの請求項13に記載の外部燃焼機関。
  15. 【請求項15】 前記第1の壁手段(11)が、銅と、ニッケルと、少量の
    鉄、マンガン、珪素、および炭素とからなる合金、ならびにモリブデンやタング
    ステンなどの耐熱金属から選択される材料からなることを特徴とする請求項10
    から請求項14までのいずれか一項に記載の外部燃焼機関。
  16. 【請求項16】 前記熱交換手段(9)が金属箔を備えることを特徴とする
    請求項1から請求項15までのいずれか一項に記載の外部燃焼機関。
  17. 【請求項17】 前記金属箔が、チャンバ(3)の軸と同軸の軸を有する概
    して螺旋状のコイルとして構成されていることを特徴とする請求項16に記載の
    外部燃焼機関。
  18. 【請求項18】 前記金属箔が、内部に複数のカットまたは開口を有するこ
    とを特徴とする請求項16または請求項17に記載の外部燃焼機関。
  19. 【請求項19】 静止タイ・ロッド(8)が、前記管状作業チャンバ(3)
    に同軸に、その長さに沿って配置され、ピストン手段(7)が、前記チャンバ(
    3)の端部間を往復運動するときに、タイ手段を封止的に取り囲み、その長さに
    沿って可動であることを特徴とする請求項1から請求項18までのいずれか一項
    に記載の外部燃焼機関。
  20. 【請求項20】 離隔された第1の端部と第2の端部を有する管状作業チャ
    ンバ(3)を画定する圧力容器手段を備え、チャンバの前記第1の端部に隣接す
    る第1の壁手段(11)、およびチャンバの前記第2の端部に隣接する第2の壁
    手段(6)と、前記第1の壁手段(11)を加熱するための加熱手段(10、1
    2)と、前記第2の壁手段(6)を冷却するための冷却手段と、熱交換手段(9
    )を有するピストン手段(7)と、作業流体が前記熱交換手段(9)を通過する
    ように管状作業チャンバ(3)内部でチャンバの前記第1の端部と第2の端部と
    の間でピストン手段(7)を往復運動させるための駆動手段とを含む外部燃焼機
    関であって、前記熱交換手段が金属箔を備えることを特徴とする外部燃焼機関(
    1)。
  21. 【請求項21】 前記金属箔が、管状作業チャンバ(3)の軸と同軸の軸を
    有する概して螺旋状のコイルとして構成されていることを特徴とする請求項20
    に記載の外部燃焼機関。
  22. 【請求項22】 前記金属箔が、内部に複数のカットまたは開口を有するこ
    とを特徴とする請求項20または請求項21に記載の外部燃焼機関。
  23. 【請求項23】 長手方向軸、および離隔された第1の端部と第2の端部を
    有する管状作業チャンバ(3)を画定する圧力容器手段を備え、チャンバの前記
    第1の端部に隣接する第1の壁手段(11)、およびチャンバの前記第2の端部
    に隣接する第2の壁手段(6)と、前記第1の壁手段(11)を加熱するための
    加熱手段(10、12)と、前記第2の壁手段(6)を冷却するための冷却手段
    と、熱交換手段(9)を有するピストン手段(7)と、作業流体が前記熱交換手
    段(9)を通過するように管状作業チャンバ(3)内部でチャンバの前記第1の
    端部と第2の端部との間でピストン手段(7)を往復運動させるための駆動手段
    とを含む外部燃焼機関であって、さらに、前記燃焼チャンバ(3)と同軸に配置
    された静止タイ・ロッド(8)を備え、前記ピストン(7)が、タイ・ロッドの
    周りに封止的に取り付けられ、そこに沿って軸方向に可動であることを特徴とす
    る外部燃焼機関(1)。
  24. 【請求項24】 長手方向軸、および離隔された第1の端部と第2の端部を
    有する管状作業チャンバ(3)を画定する圧力容器手段を備え、チャンバの前記
    第1の端部に隣接する第1の壁手段(11)、およびチャンバの前記第2の端部
    に隣接する第2の壁手段(6)と、前記第1の壁手段(11)を加熱するための
    加熱手段(10、12)と、前記第2の壁手段(6)を冷却するための冷却手段
    と、熱交換手段(9)を有するピストン手段(7)と、作業流体が前記熱交換手
    段(9)を通過するように管状作業チャンバ(3)内部でチャンバの前記第1の
    端部と第2の端部との間でピストン手段(7)を往復運動させるための駆動手段
    とを含む外部燃焼機関であって、圧力容器手段が、銅と、ニッケルと、少量の鉄
    、マンガン、珪素および炭素とからなる合金、ならびにモリブデンやタングステ
    ンなどの耐熱金属から選択される材料を含むことを特徴とする外部燃焼機関(1
    )。
  25. 【請求項25】 機関の作業チャンバ内に制御可能可変体積を作成するため
    に流体パワー機械、例えば高速デジタル制御流体作業機械と共に、請求項1から
    請求項24までのいずれか一項に記載の外部燃焼機関を備える熱機関システム。
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