JP2003503535A - 組成物 - Google Patents

組成物

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JP2003503535A
JP2003503535A JP2001505627A JP2001505627A JP2003503535A JP 2003503535 A JP2003503535 A JP 2003503535A JP 2001505627 A JP2001505627 A JP 2001505627A JP 2001505627 A JP2001505627 A JP 2001505627A JP 2003503535 A JP2003503535 A JP 2003503535A
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シャウクロス,アンドリュー・ポール
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エウィング,ポール・ニコラス
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マクファウル,フィリップ
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アベシア・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 水、有機溶媒、水-分散可能なポリマーと、1つ以上のスルホネート基と20℃で0.001〜4重量%の水への溶解度とをもつ染料とを含む組成物を提供する。この組成物を使用して支持体上に画像を印刷するためのプロセス、そのようにして印刷した支持体と、前記組成物を含有するインキジェット・プリンタ・カートリッジも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、組成物、インキ及びインキジェット印刷におけるそれらの使用に関
する。
【0002】 インキジェット印刷法では、支持体とノズルを接触させずに細いノズルから放
出させたインキ液滴を利用して支持体上に画像を印刷する。慣用のバスケット・
タイプライターは音がうるさかったり、印刷できる画像がそれぞれ機械的レバー
の端部に埋め込まれている形状に限定されたりするなど、インキジェットプリン
タはインパクトプリンタよりも静かで且つ多目的に使えるので、近年、このイン
キジェットプリンタが流行っている。最も流行のインキジェットプリンタは、サ
ーマル・インキジェット・プリンタと圧電性インキジェットプリンタである。
【0003】 AveciaのPCT国際公開第WO98/14524号では、水、水-分散可能なポリエステル、
染料と種々の溶媒とを含むインキ組成物について記載する。 PCT国際公開第WO98/14524号に記載のインキは優れた特性をもつが、インキジ
ェット印刷用インキの性能を改良する必要がいまだにある。特にサーマル・イン
キジェット・プリンタは高粘度インキを発射する際に困難なことがあるので、低
粘度であるのが望ましい。にじみがないこと、光学密度、耐光性、まだらがある
こと、インキ浸透性の点に関して、印刷したテキストの品質も商業的に重要であ
る。インキが浸透しすぎると、不都合な「インキの染み出し」がおきて、印刷し
た画像が印刷した紙の裏面に現れてしまう。インキジェット印刷用インキには、
優れた貯蔵安定性及び操作性、則ちインキジェット印刷ヘッドで使用する小さな
ノズルを閉塞させる傾向が低いことも必要である。さらに、このインキはこれら
が接触する材料と適合性でなければならない。たとえばこのインキは、プリンタ
カートリッジまたは印刷ヘッドを痛めてはならない。
【0004】 本出願人は、インキジェット印刷で使用するのに特に有用な特定の組成物を新
規に知見した。 本発明により、水、有機溶媒、水-分散可能なポリマーと、1つ以上のスルホ
ネート基及び20℃で0.001〜4重量%の水への溶解度をもつ染料とを含む組成物
を提供する。
【0005】 上記水-分散可能なポリマーは、イオン化カルボキシ基及び/またはイオン化
スルホネート基、特にイオン化スルホネート基を保持するのが好ましい。なぜな
ら、これらの基はポリマーの水分散性を改善するからである。そのような基は鎖
懸垂性及び/または末端性であってもよい。
【0006】 上記水-分散可能なポリマーは、水-分散可能なアクリル、ポリウレタンまたは
ポリエステルであるのが好ましく、水-分散可能なポリエステルがより好ましい
。この水-分散可能なポリエステルは、ポリエステル合成で効果的なことが公知
である慣用の重合法を使用して製造することができる。かくして、ポリエステル
類は特定のカルボニルオキシ[則ち-C(=O)-O-]結合基を含み、酸成分(そのエステ
ル-形成性誘導体を含む)をヒドロキシル成分と反応させる重縮合プロセスにより
製造できることは公知である。この酸成分は、1種以上の多塩基性カルボン酸、
たとえばジ-及びトリ-カルボン酸またはそのエステル-形成性誘導体、例えば酸
ハロゲン化物、無水物またはエステル類から選択することができる。このヒドロ
キシル成分は、1種以上の多価アルコール類またはフェノール類(ポリオール類)
、たとえばジオール類、トリオール類などであってもよい[しかしながら、この
ポリエステルは、所望によりアミド結合などの、「ヒドロキシル成分」の一部と
して好適なアミノ官能基反応体を含ませることにより所定の割合のカルボニルア
ミノ結合基-C(=O)-NH-(則ち、アミド結合基)を含むことができると解釈されてい
る]。ポリエステルを形成する反応は1つ以上の段階で実施することができる。
たとえば酸成分の一部としてオレフィン性不飽和ジカルボン酸または無水物を使
用することにより、鎖内不飽和(in-chain unsaturation)をこのポリエステルに
導入することも可能である。
【0007】 イオン化スルホネート基を保持するポリエステル類は、ポリエステルの合成に
おいて、エステル縮合反応を受け易い2つ以上の官能基(たとえばカルボキシル
基、ヒドロキシル基またはそのエステル化可能な誘導体)と、1つ以上のスルホ
ン酸基(ポリエステル形成後に続く中和のため)またはイオン化スルホネート基(
則ち、モノマーで既に達成されたスルホン酸基の中和されたもの)とをもつ少な
くとも1種のモノマーを使用して製造することができる。スルホン酸基は塩基を
添加しなくても水中でかなりイオン化されて十分に強い酸性基となることがある
ため、スルホン酸基は中和しなければならない場合がある。このスルホン酸また
はイオン化スルホネートを含有するモノマーは、少なくとも1つのイオン化スル
ホネート置換基をもつジカルボン酸モノマーであることが多い(そのため、ポリ
エステル形成後の中和を実施する必要はなくなる)。(あるいは、エステル-形成
基としてカルボン酸基の代わりにアルキルカルボン酸エステル基を使用すること
ができる)。従ってそのようなモノマーは、ポリエステル合成で使用する酸成分
の一部である。
【0008】 ポリエステルを形成するのに使用し得る好ましい多塩基性カルボン酸は、2つ
または3つのカルボン酸基をもつ。たとえば、2つ以上のカルボキシ基をもつC4 〜C20の脂肪族、脂環式及び芳香族化合物並びにそのエステル形成性誘導体(たと
えばエステル類、無水物類及び酸クロリド類)、並びにC36ダイマー酸などのダイ
マー酸を使用することができる。具体例としては、アジピン酸、フマル酸、マレ
イン酸、琥珀酸、イタコン酸、セバシン酸、ノナンジオン酸、デカンジオン酸、
1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,2-シク
ロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸及びテトラヒ
ドロフタル酸並びにこれらの酸クロリド類が挙げられる。無水物としては、琥珀
酸、マレイン酸、フタル酸及びヘキサヒドロフタル酸の無水物が挙げられる。
【0009】 ポリエステルを形成するのに使用し得る好ましいポリオール類としては、1分
子あたり2〜6個、より好ましくは2〜4個、特に2個のヒドロキシ基をもつも
のが挙げられる。1分子あたり2個のヒドロキシ基をもつ好適なポリオール類と
しては、たとえば1,2-エタンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオ
ール、1,6-ヘキサンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール(ネオペンチ
ルグリコール)、1,2-、1,3-、及び1,4-シクロヘキサンジオール類及び対応する
シクロヘキサンジメタノール類、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ルなどのジオール類と、アルキル化ビスフェノールA生成物、たとえばエトキシ
ル化またはプロポキシル化ビスフェノールAなどのジオール類とが挙げられる。
1分子あたり3個のヒドロキシ基をもつ好適なポリオール類としては、トリメチ
ロールプロパン[1,1,1-トリス(ヒドロキシメチル)エタン]などのトリオール類が
挙げられる。1分子あたり4個以上のヒドロキシ基をもつ好適なポリオール類と
しては、ペンタエリトリトール[2,2-ビス(ヒドロキシメチル)-1,3-プロパンジオ
ール]及びソルビトール(1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロキシヘキサン)が挙げられる
【0010】 エステル縮合反応を受け易く且つ1つ以上のスルホネート基をもつ2つ以上の
基をもつ化合物は、少なくとも1つのイオン化スルホネート基をもつジカルボン
酸モノマーである。そのような化合物の例としては、イオン化スルホネート基を
もつ芳香族ジカルボン酸があり、たとえば、式:
【0011】
【化1】
【0012】 [式中、Mはカチオン(好ましくはナトリウム、リチウムまたはカリウム)でありRC はそれぞれ独立してH、カチオンまたはC1-4アルキル(好ましくはメチルまたはエ
チル)である]のものがある。上記式の好ましい化合物としては、式:
【0013】
【化2】
【0014】 [式中、M及びRCは上記定義通りである]のものがある。モノナトリウム塩が特に
好ましく、この物質はソジオ-5-スルホイソフタル酸(SSIPA)として公知である。 エステル縮合反応を受け易く且つ1つ以上のスルホネート基をもつ2個以上の
基をもつ他の有用な化合物は、特に、式:
【0015】
【化3】
【0016】 [式中、Mは上記定義通りであり、RCはそれぞれ独立してアルキレンであり、好ま
しくはC2-4アルキレンである]のものである。上記式の好ましい化合物は、式:
【0017】
【化4】
【0018】 [式中、Mは上記定義通りである]のものである。 イオン化カルボキシ基を保持するポリエステル類は、種々の方法により製造す
ることができる。たとえば、この反応体のヒドロキシル成分が酸成分よりも化学
量論的に多い場合、ヒドロキシル-末端化ポリエステルが形成し、続いてこのヒ
ドロキシ基を好適な試薬(たとえば、酸無水物またはジカルボン酸)と完全にまた
は部分的に反応させることによって、カルボキシ末端化ポリエステルに転換する
ことができる。あるいは、好適な化学量論的に過剰の酸成分反応体を使用するこ
とによって、末端カルボキシ官能基を直接導入することができる。また、好適な
反応条件(たとえば、150℃未満の重合温度)を使用すれば、ジメチロールプロピ
オン酸(DMPA)のヒンダードカルボキシ基はポリエステル合成時のエステル-形成
反応で有意量で関与せずに、単なるジオールとして効果的に挙動することができ
るので、このジメチロールプロピオン酸(DMPA)などの試薬を使用して鎖-懸垂カ
ルボキシ基を導入することができる。鎖-懸垂及び/または末端カルボキシ基は
、ポリエステル合成でトリ-またはそれ以上の官能基のカルボン酸または無水物
、たとえばトリメリト酸または無水物を使用することによっても導入することが
できる。上記方法の組合せも使用することができる。かくして末端または側鎖カ
ルボキシ基あるいはこの両方を所望通り導入することができる。これらは好適な
塩基で完全にまたは部分的に中和して、イオン化カルボキシ基をつくることがで
きる。上記イオン化スルホネート基に関しては対イオン (カルボン酸基それ自体
は通常、有意量のイオン化カルボキシ基を提供するほど十分にイオン化されてい
ないのでH+以外のもの−F置換基は酸の強度を強めるだろう)を使用することが
できるが、Na+、Li+及びK+などのアルカリ金属イオンが特に好ましく、アンモニ
ウム及び有機アミン誘導カチオンの中には不快臭をもつものがあるのであまり好
ましくない。
【0019】 水-分散可能なポリエステルは場合により、例えばポリエステル主鎖内に(則ち
鎖内編入)または鎖-懸垂基若しくは末端基として、親水性非-イオン性セグメン
トをもつことができる。そのような基は、ポリステルの分散安定性または水溶性
にも寄与することができる。たとえば、ヒドロキシル成分の一部として、エチレ
ンオキシド-含有モノ、ジまたはそれ以上の官能基のヒドロキシ化合物、特にポ
リエチレングリコール及びポリエチレングリコールのアルキルエーテル類を使用
してポリエステル合成の間にポリエチレンオキシド鎖をそのポリエステルに導入
することができる。そのような例としては、
【0020】
【化5】
【0021】 [式中、ReはC1-20-アルキルであり、好ましくはC1-4-アルキルであり、より好ま
しくはメチルであり;nは1〜500であり;pは1〜100である]が挙げられる。 ポリエチレンオキシド鎖の小さなセグメントは、そのような非-イオン性基の
プロピレンオキシドまたはブチレンオキシド鎖で置き換えることができるが、そ
れでも鎖の大部分としてエチレンオキシドを含んでいなければならない。
【0022】 上記ポリエステルに存在するイオン化スルホネート基及び/またはイオン化カ
ルボキシ基の量は、ポリエステルの水-分散性を与えるかこれに寄与するのに十
分でなければならないが、得られたポリエステルが許容できないほど感水性とな
る程度に多くてはならない。この量は、中でも、ポリエステル合成で他のモノマ
ーまたは任意の界面活性剤(使用した場合)により与えられたユニットの親水性/
疎水性などの因子と、またイオン化スルホネート基/カルボキシ基の相対的割合
とにも依存する。イオン化スルホネート基/カルボキシ基の相対割合に関しては
、イオン化スルホネート基は、イオン化カルボキシ基よりも水-分散性を提供し
たりこれに寄与するのにより効果的であるので、イオン化カルボキシ基と比較し
てずっと低レベルで使用することができる。
【0023】 上記ポリエステルが完全にまたは大部分スルホネートで安定化されている場合
(これは、イオン化スルホネート基によって完全または大部分の水-分散性-提供
基が提供されていることを意味する)、このイオン化スルホネート基の含量はポ
リエステル100gあたり7.5〜100ミリ当量の範囲(より好ましくは10〜75ミリ当量
、特に11〜56ミリ当量)である。イオン化スルホネート基を提供するためのモノ
マーとしてSSIPAを使用する場合、ポリエステル合成で使用するこのモノマーの
量は、ポリエステル合成で使用したモノマー全ての重量をベースとして通常2〜
20重量%の範囲(より通常には3〜15重量%)である。大部分がスルホネートで安
定化されたポリエステルのカルボン酸価、則ちカルボン酸基だけ(則ちスルホネ
ート基を排除)をベースとしたAVは、通常0〜100mgKOH/gの範囲であり、0〜50m
gKOH/gがより好ましく、0〜25mgKOH/gが特に好ましく、0〜10mgKOH/gがさらに
好ましい。
【0024】 上記ポリエステルがイオン化カルボキシ基によって大部分安定化されている場
合、ポリエステルのカルボン酸価AVは20〜140mgKOH/gの範囲が好ましい(30〜100
mgKOH/gがより好ましい)。
【0025】 通常、上記ポリエステルは大部分がスルホネート-安定化されているか、また
は大部分がカルボキシレート-安定化されている(スルホネート-安定化されてい
る方が好ましい)。
【0026】 上記ポリエステルがポリエチレンオキシド鎖を含む場合、このポリエチレンオ
キシド含量は、許容不可能な感水性(water-sensitivity)を防ぐために、ポリエ
ステルの全重量をベースとして25重量%を超えないのが好ましい(15重量%を超
えないのがより好ましい)。従って、この量は、ポリエステルの全重量をベース
として0〜25重量%が好ましい(0〜15重量%がより好ましい)。
【0027】 上記水-分散可能なポリエステルは好ましくは30,000以下の数平均分子量Mnを
もつのが好ましい。このMnは1000〜30,000の範囲が好ましく、1500〜25,000がよ
り好ましく、2000〜20,000が特に好ましい。これらのMnによって、得られたイン
キの貯蔵安定性が特によくなる。Mnの測定法は当業者に公知であり、たとえば、
公知の分子量のポリメチルメタクリレートまたはポリスチレンなどの標準ポリマ
ーと共にゲル浸透クロマトグラフィーを使用して実施することができる。
【0028】 上記水-分散可能なポリエステルは、0〜225mgKOH/gのヒドロキシル価である
のが好ましく、0〜125mgKOH/gがより好ましく、0〜50mgKOH/gが特に好ましい
【0029】 上記水-分散可能なポリエステルのTg(則ち、そのポリマーがガラス状の脆い状
態から可塑性の、ゴム状態に変化する温度)は、−38℃〜105℃の範囲が好ましく
、−20〜70℃がより好ましく、−10℃〜60℃が特に好ましい。
【0030】 本発明の組成物で使用するポリエステルを製造するエステル化重合プロセスは
公知であり、詳細を記載する必要はない。これらのプロセスは通常、触媒、たと
えば錫ベースの触媒を使用して溶融状態で実施し、但し、縮合反応から形成した
全ての水またはアルコールを除去するといえば十分であろう。
【0031】 上記水-分散可能なポリエステルは、固化した溶融物を直接水に添加すること
により、水に分散させることができる。この固化した溶融物は、たとえばフレー
ク(溶融物から直接得ることができる)または粉末固体(communised solid)(たと
えば粉砕によって得られる)などの形状であるのが好ましい。あるいは、所望の
固体含量/粘度になるまで、熱ポリエステル溶融物に水を直接添加することがで
きる。さらに、このポリエステルは、ポリエステルの水性予備-分散物(または有
機溶媒溶液)を水相に添加することによって、水中に分散させることができる。
【0032】 水に分散させる際に、上記水-分散可能なポリエステル類は通常、外部界面活
性剤の必要がないが、所望によりそのような界面活性剤を使用して分散させやす
くすることができ、追加の界面活性剤が分散性基[則ちスルホネート、及び使用
した場合には(モノアルコキシ)ポリアルキレン鎖]の必要量を減らすことができ
るので、この点において有用な場合がある。
【0033】 水-分散可能なポリエステル類は、Eastman Kodak Company及びAvecia Limi
tedからも入手可能である。例えばEastman AQ29D及びAQ55Wが挙げられる。 上記水-分散可能なポリマーは、ポリエステルの存在下でオレフィン性不飽和
モノマーのフリーラジカル重合を実施することによっても製造することができる
。これによってポリエステル-アクリルハイブリッドといわれるものが得られる
。使用し得るオレフィン性不飽和モノマーとしては、オレフィン性不飽和カルボ
キシ官能基モノマー類、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタ
コン酸及びβ-カルボキシエチルアクリレート;カルボキシ基もヒドロキシ基も
含まないオレフィン性不飽和モノマー類、たとえば1,3-ブタジエン、イソプレン
、スチレン、ハロゲン化ビニリデン、ビニリデンエステル類並びにアクリル酸及
びメタクリル酸のエステル類、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート及び2-エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート;及びヒドロキシ基をもつオレフィン性不飽和モノマー類、たとえば
N-メチロール(メタ)アクリルアミド及び(メタ)アクリル酸のヒドロキシC2-8-ア
ルキルエステル類が挙げられる。その中に不飽和をもつ成分、たとえばフマル酸
、マレイン酸若しくはムコン酸またはアリル-含有ジヒドロキシ若しくはジカル
ボキシ化合物を使用してポリエステルを製造した場合、このポリエステル形成反
応からの生成物はその構造内に不飽和部分を含み、これによってフリーラジカル
重合に関与してグラフトコポリマーを与えることができる。このフリーラジカル
重合プロセスは、たとえばレドックスラジカル開始剤系、三級ブチルヒドロキシ
ド/イソアスコルビン酸を使用し、溶融相よりも水性相で実施する。しかしなが
ら、(不飽和をもつかまたは不飽和を含まないポリエステルの存在下で形成しよ
うとしまいと)過剰量のアクリルポリマーによってインキ特性が悪化するのでア
クリルポリマーを含まないのが好ましいか、または配合するとしてもその量はポ
リエステル重量に対して40重量%未満であり、30重量%未満が好ましく、10重量
%未満がより好ましい。
【0034】 水性媒体は水または、水と1種以上の有機溶媒との混合物であるのが好ましく
、水、1種以上の水-不混和性有機溶媒と1種以上の水-混和性有機溶媒との混合
物であるのがより好ましい。
【0035】 1つ以上のスルホネート基をもつ上記染料は、20℃において0.001〜3重量%
の水への溶解度をもつのが好ましく、0.0015〜3重量%がより好ましく、0.002〜
1重量%が特に好ましい。
【0036】 上記染料は1〜4個のスルホネート基をもつのが好ましく、特に1または2個
のスルホネート基が好ましい。染料が上記溶解度をもつのが好ましいのは、それ
によって特に有用なインキが得られ、優れた安定性と耐水堅牢度(wet-fastness)
との間のバランスがとれるからである。この溶解度が非常に高いと、普通紙(pla
in paper)に印刷した時に通常、耐水堅牢度が悪い。この溶解度が非常に低いと
、インクは不安定なことが多い。請求した溶解度の範囲は「二重(dual)」の溶解
度を与えて、最終印刷物の耐水堅牢度を損なうことなく水-分散可能なポリマー
に対する親和性を促進する。
【0037】 スルホネート基によって与えられた水溶性は、(スルホネート基を含まない染
料と比較して)エイムズ試験などの毒物試験における組成物の性能も改良する。
エイムズ試験で負のインクに対する需要が多くなるにつれて、その優れた特性の
組成物が歓迎される。
【0038】 前記染料は、スルホネート基に加えてイオン性及び/または非イオン性の水溶
性基を保持することができる。好ましい追加のイオン性水溶性基は、カルボキシ
レート、ホスホネート、四級アンモニウム及びそれらの組合せから選択される。
好ましい非イオン性水溶性基は、ポリアルキレンオキシド基から選択され、ポリ
(C2-4-アルキレン)オキシド基がより好ましく、特に式:-(CnH2n-O)m-R1[式中、
mは2〜20であり(好ましくは、2、3または4である);nは2または3の値で
あり;R1はHまたはC1-4-アルキルである]の基が好ましい。式:-(CnH2n-O)m-R1
の基の例としては、
【0039】
【化6】
【0040】 が挙げられる。 アメリカ合衆国では、「スルホネート(sulphonate)」なる語は「スルホネート
(sulfonate)」と綴ることが多い。これら2種類の綴りは同一の意味をもつ。
【0041】 好ましい態様では、上記染料は非イオン性水溶性基を保持する。 好ましくは、上記染料はアルキル基、好ましくはC1-20-アルキル基、より好ま
しくはC2-12-アルキル基、特にC1-10-アルキル基、さらにC2-9-アルキル基をも
つ。そのような基の例としては、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、sec-
ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル及びn-オクチル基が挙げられる。
【0042】 有用な種類の染料としては、アントラキノン類、フタロシアニン類、ピロリン
類、トリフェノジオキサジン類、メチン類、ベンゾジフラノン類、クマリン類、
インドアニリン類、ベンゼノイド類、キサンテン類、フェナジン類、キノフタロ
ン類、ピリドン類、アミノピラゾール類、ピロリジン類、スチリリック類及び、
特にアゾ染料が挙げられる。好ましいアゾイック染料の例としては、モノアゾ、
ジスアゾ及びトリスアゾ染料があり;特に好ましいアゾイック染料は複素環基を
含有する。
【0043】 上記染料は好ましくは純粋形、好ましくは90%を超え、より好ましくは95%を超
え、特に98%を超える純度である。 上記組成物は、溶液、エマルション、ミクロ-エマルション、分散液またはミ
セルとして存在することができる。好ましくは、上記組成物はインキ、特にサー
マル及び/または圧電性インキジェットプリンタで使用するのに好適なインキで
ある。
【0044】 上記組成物は、二価金属カチオン類、三価金属カチオン類及びハロゲン化物ア
ニオンの全体で好ましくは100ppm未満、より好ましくは50ppm未満、特に20ppm未
満を含有する。「ppm」は組成物の重量に対して百万分率を意味する。この純度
の組成物は、不純な組成物、または組成物になる成分を標準的な精製法を使用し
て精製することによって製造することができる。好適な方法としては、逆浸透、
限外濾過、イオン交換またはこれらの組合せが挙げられる。
【0045】 最適の結果に関しては、上記組成物は、(i)染料の水、有機溶媒または水と有
機溶媒との混合物中の溶液と;(ii)場合により有機溶媒を含有する、水-分散可
能なポリマーと水との混合物とを混合することにより製造する。ここで前記界面
活性剤は、(i)若しくは(ii)または(i)及び(ii)に配合することができる。染料溶
液と水-分散可能なポリマー溶液を混合した後に前記界面活性剤を添加するのは
あまり良くない。
【0046】 上記組成物は、20℃において30cP未満、より好ましくは20cP未満、特に1cP〜
10cPの粘度をもつのが好ましい。 上記組成物は、好ましくは20〜55dyne/cm、より好ましくは25〜40dyne/cm、特
に27〜35dyne/cmの表面張力を持つ。
【0047】 上記組成物は好ましくは界面活性剤、より好ましくはスルホ若しくはサルフェ
ート基をもつ界面活性剤、炭素-炭素三重結合を含まない非イオン性界面活性剤
またはその混合物を含む。
【0048】 スルホ(-SO3-)基を保持する界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン
酸塩[たとえば、Akcros製Arylan(商標)界面活性剤];芳香族スルホン酸塩[たと
えば、Albright&Wilson製Eltesol(商標)界面活性剤];並びに好ましくはモノ-
及びジ-アルキル(特にモノ-及びジ-C4〜C18-アルキル)スルホ琥珀酸塩、及びモ
ノ-及びジ-アルキルスルホスクシンアミド酸塩[たとえばAlbright&Wilson製Empi
min(商標)界面活性剤]、モノ-及びジ-アルキル(特にモノ-及びジ-C4-〜C8-アル
キル)、エトキシ琥珀酸塩[たとえば、Albright and Wilson製Empimin(商標)界
面活性剤]が挙げられる。特に好ましいアニオン界面活性剤は、ジ-イソオクチル
スルホ琥珀酸塩類、特にそのナトリウム、カリウム、リチウム及びアンモニウム
並びに置換アンモニウム塩が挙げられる。
【0049】 サルフェート基(-SO4 2-)を保持する界面活性剤としては、アルコールサルフェ
ート類及びエーテルサルフェート類が挙げられ、ヒドロキシC6-18-アルキルサル
フェート類及びC6-18-O(CH2CH2O)xSO3H[式中、Xは1から10までである]が好ま
しい。このような界面活性剤は、Albright&WilsonよりEmpicol(商標)として市
販されている。
【0050】 上記の好ましい非イオン活性剤としては、脂肪アルコールアルコキシレート類
(たとえば、ICI製SynperonicAまたは91);脂肪酸アルコキシレート類[たとえば
、Albright&Wilson製Empilan Bq(商標)界面活性剤];アルキル及びアリールフ
ェノールアルコキシレート類[たとえば、Albright&Wilson製Empilan Np(商標)
界面活性剤];ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類[Ackros製Ethylan(商
標)Aシリーズ];ひまし油エトキシレート類[たとえば、Albright&Wilson製Dehs
cofix Co(商標)界面活性剤];ソルビタンエステル類及びそのエトキシレート類
[たとえば、Aldrich製Span(商標)及びTween(商標)界面活性剤];並びにエチレン
オキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー[たとえば、ICI製Synperonic
PE(商標)界面活性剤]が挙げられ、それぞれの場合においていずれも炭素-炭素
三重結合は含まれない。
【0051】 上記界面活性剤は、1000未満の数平均分子量をもつのが好ましい。 上記組成物中の各成分量は、所望の色の深みと所望の特性に依存して変動し得
る。しかしながら、通常、上記組成物は、 (i)30〜95部、より好ましくは40〜80部の水; (ii)1〜70部、より好ましくは5〜60部、特に10〜30部の有機溶媒; (iii)0.1〜20部、より好ましくは0.5〜10部、特に0.5〜5部の前記染料; (iv)0.25〜40部、より好ましくは0.5〜20部、特に1〜8部の水-分散可能なポリ
マー;及び (v)0〜10部、より好ましくは0〜7部、特に0〜5部の界面活性剤 を含む。ここで、全ての部は重量であり、(i)+(ii)+(iii)+(iv)+(v)の部数
の合計は100以下である。
【0052】 上記水-分散可能なポリマーの部数は、100%固体ベースで計算する。たとえば
、20%固体ポリマー50gは、ポリマー10g(または10部)となる。 上記有機溶媒[上記(ii)で記載]は、場合により水-混和性有機溶媒と、水-不混
和性有機溶媒とを含む。しかし、水-不混和性溶媒の配合は本質的ではなく、一
態様では本組成物は水-不混和性有機溶媒を含まない。
【0053】 好適な水-不混和性有機溶媒は、本明細書中参照として含まれるPCT国際公開第
WO98/14524号、11頁16行〜30行に記載されており、場合により置換されたニコチ
ンアミド類、例えばニコチンアミド-N-オキシド及びニコチンアミド;場合によ
り置換されたフルフリルアルコール、たとえば2,5-フランジメタノール及びフル
フリルアルコール;場合により置換されたテトラヒドロフルフリルアルコール、
例えば5-メチルテトラヒドロフラン-2-メタノール、メチルテトラヒドロフルフ
リルエーテル及びテトラヒドロフルフリルアルコール;アルキル及びアリールラ
クテート類、たとえばブチルラクテート及びベンジルラクテート;並びに上記の
任意の2つ以上の混合物が挙げられる。ベンジルアルコールが特に好ましい。
【0054】 好適な水-混和性有機溶媒は、本明細書中参照として含まれる、PCT国際公開第
WO98/14524号、11頁31行〜12頁7行に記載されている。 上記水-不混和性溶媒は、20℃で50g/l以下の水への溶解度をもつのが好ましい
。上記水-混和性溶媒は、20℃で50g/lを超える水への溶解度をもつのが好ましい
【0055】 上記組成物が水-混和性有機溶媒と水-不混和性有機溶媒とを含む場合、その重
量比は19:1〜1:1であるのが好ましく、8:1〜1:1がより好ましく、5
:1〜1:1が特に好ましい。
【0056】 上記組成物は、その成分を任意の順で混合することにより製造することができ
る。好都合には、上記水-分散可能なポリマーを染料で着色し、次いで得られた
着色化水-分散可能なポリマーを組成物の残りの成分と混合する。この水-分散可
能なポリマーを着色する好適な方法は、本明細書中参照として含まれる、PCT国
際公開第WO98/14524号、10頁16行〜11頁12行に記載されている。
【0057】 上記の好ましい例に基づいて、好ましい組成物では、 (a)前記水-分散可能なポリマーは、少なくとも1つのイオン化カルボキシ基及び
/またはイオン化スルホネート基をもち; (b)1つ以上のスルホネート基をもつ前記染料は、C1-10-アルキル基をもち;及
び (c)上記組成物は、二価金属カチオン類、三価金属カチオン類とハロゲン化物イ
オンとを合計で100ppm未満含み、20℃で30cP未満の粘度と20〜55dyne/cmの表面
張力とをもつ。
【0058】 本発明の組成物は、インキジェット印刷用インキに特に有用であり、サーマル
インキジェットプリンタのノズルを閉塞させる傾向が低く、優れた耐光堅牢度及
び耐水堅牢度と、優れた貯蔵安定性とを示す。
【0059】 所望により、上記組成物は、インキを製造するのに使用するインキ濃縮物とし
てまたはインキとして使用することができる。 本発明の第二の特徴により、インキジェットプリンタにより本発明の第一の側
面の組成物を支持体に適用することを含む、支持体上に画像を印刷するプロセス
を提供する。
【0060】 上記インキジェットプリンタは、支持体にノズルを接触させることなくノズル
から支持体上に組成物の液滴を放出する。このインキジェットプリンタはサーマ
ル・インキジェット・プリンタまたは圧電性インキジェットプリンタであるのが
好ましい。通常、インキジェットプリンタには、本組成物の内容物によって悪影
響を受けないプリンタヘッドが据え付けられている。則ち、プリンタヘッドはコ
ーティングされているか、本組成物中に含有される溶媒に耐えるように処理され
ている。
【0061】 上記支持体は、紙、オーバーヘッド・プロジェクター・スライドまたはテキス
タイル材料であるのが好ましい。好ましいテキスタイル材料は、綿、ポリエステ
ル及びそれらのブレンドである。
【0062】 好ましい紙は、普通紙または処理紙であり、これらは酸性、アルカリ性または
中性であってもよい。市販の処理紙の例としては、HP Premium Coated Paper
(Hewlett Packard Incより市販)、HP Photopaper(Hewlett Packard Incよ
り市販)、Stylus Pro 720 dpi Coated Paper、Epson Photo Quality Gl
ossy Film(Seiko Epson Corpより市販)、Epson Photo Quality Glossy P
aper(Seiko Epson Corpより市販)、Canon HR 101 High Resolution Pape
r(Canonより市販)、Canon GP 201 Glossy Paper(Canonより市販)及び、Cano
n HG 101 High Gloss Film(Canonより市販)紙が挙げられる。
【0063】 上記支持体がテキスタイル材料であるとき、本発明によってその上に画像を印
刷するプロセスは、得られた印刷済みテキスタイルを好ましくは50℃〜250℃の
温度に加熱する段階をさらに含む。
【0064】 本発明の組成物は、カラーフィルター、たとえばフラット・ベッド・ディスプ
レイで使用するようなものの製造にも使用することができる。 本発明の第三の側面では、本発明の第二の側面の組成物によりまたは本発明の
第一の側面のプロセスにより印刷した紙、オーバーヘッド・プロジェクター・ス
ライドまたはテキスタイル材料を提供する。
【0065】 本発明の第四の側面では、インキがチャンバ内に含まれ、前記インキは本発明
の第一の側面に従う組成物である、インキとチャンバとを含むインキジェット・
プリンタ・カートリッジを提供する。
【0066】 本発明を以下の実施例によりさらに説明する。この実施例では他に記載しない
限り、全ての部及び割合は重量である。これらの実施例において、以下の略号を
使用する: 紙XAはRank Xerox製Xerox 4024である; 紙SEC GFは、Seiko Epson Corp製Epson Photo Quality Glossy Paperで
ある; 紙HG201はCanon製Canon High Gloss 201である; 「−」は測定していないことを示す; Fascat(商標)4101は、Elf-Atochem Ltd製の有機錫ベースの触媒である; Empimin(商標)MHは、Albright&Wilson Ltd製N-ココイルスルホスクシンアミド
酸二ナトリウム塩の40%溶液である; 開始剤V65はアゾ開始剤である; BZはベンジルアルコールである; 2Pは2-ピロリドンである; DIOSSはジイソオクチルスルホスクシネート(界面活性剤)である。
【0067】
【実施例】
水-分散可能なポリマーの製造 以下は、本発明で使用するのに好適な樹脂の例である。
【0068】 樹脂1
【0069】
【表1】
【0070】 蒸留カラムとコンデンサとを備えたガラス反応器に、成分A、B、D、E、F
、Gと50%のCと、50%のHとを充填した。混合物が透明になり酸価が<10mgKOH/
gになるまで、この内容物を撹拌しながら210℃の反応温度に加熱した。この時点
で、CとHの残りを充填し、温度を230℃に上昇させた。酸価9.4mgKOH/gになる
まで、減圧下で反応を継続した。このポリマーは、さらにヒドロキシル価=12.8
mgKOHg、ICIコーンプレート粘度(125℃)=>500ポイズ、Tg(オンセット)=18℃
と特徴付けられた。ゲル浸透クロマトグラフィー(PS等価)により測定した数平均
分子量は1800であった。このポリマーを直ちに温蒸留水中に分散させると、固体
含量20%w/wの透明な溶液が得られた。これを樹脂1とする。
【0071】 樹脂2
【0072】
【表2】
【0073】 スターラーとコンデンサとを備えた1リットル整流丸底フラスコに全ての成分
を添加し、反応温度80℃まで乾燥窒素下及び撹拌下でゆっくりと加熱した。この
温度で3時間後、重合が完了した。
【0074】 この混合物を放冷してから、ロータリーエバポレーターにより溶媒を除去する
と、粘稠な樹脂状材料として水-分散可能なアクリルポリマーが得られた。この
ポリマーはMn3518及びMw6316であることが知見された。
【0075】 このポリマー(30g)を水(65g)中のアンモニア(4g)の溶液に添加し、緩やかに
撹拌して溶解させて、加熱すると水中30%w/wの固体分散液を得た。これを以後、
樹脂2とする。
【0076】 樹脂3
【0077】
【表3】
【0078】 DMPA、CHDM、PPG1000及びNMPを反応フラスコに添加し、N2雰囲気下で撹拌した
。 IPDIを添加し、窒素ガス下で連続して撹拌しながらこの混合物を50℃に加熱し
た。DBTDLを添加し、混合物を90℃に加熱し、3時間保持した。NCO含有量を定期
的に測定し、4.81%に到達したらJeffamine M1000を添加し、この混合物を90℃
でさらに1時間撹拌した。
【0079】 この混合物を撹拌しつつアンモニアと水との混合物中に分散し、続いて加熱し
ながらさらに1時間撹拌した。この分散液を50μm孔径の布で濾過して粒状物質
を除去すると、pH9.4、Mn4343、Mw6676、表面張力37.68mN/m及び10%固体で2.47c
psの粘度をもつ第一のポリウレタンポリマーが得られた。
【0080】 この第一のポリウレタンポリマー(10g)を脱イオン水(15g)で希釈し、NeoRez
R-985(18.75g、Avecia製ポリウレタン分散液)の脱イオン水(56.25g)中の分散液
とよく撹拌した。得られた混合物を樹脂3とする。
【0081】 樹脂4
【0082】
【表4】
【0083】 窒素ガスでパージした反応フラスコに成分1〜5を設置した。全ての試薬が溶
解するまでこの成分を窒素下で撹拌した。反応フラスコを65℃に加熱し、保持し
た。成分7中の成分6の溶液を添加し、4時間撹拌して反応を継続させた。4時
間後、成分9中の成分8の溶液を添加し、反応をさらに1時間継続してから、冷
却し、濾過した。得られた水-分散可能なポリマーは固体含量20%、Mn2279、Mw33
26をもち、これを樹脂4とする。
【0084】 樹脂5
【0085】
【表5】
【0086】 窒素ガスでパージした反応フラスコに成分1〜5を入れた。均質溶液が形成す
るまで窒素下でこの成分を撹拌した。次いで混合物を60℃に加熱し、成分7中の
成分6の溶液を添加した。この混合物を撹拌しながら65℃に4時間保持し、その
後、成分9中の成分8の溶液を添加した。混合物を65℃でさらに1時間撹拌して
から、冷却し、瓶に保存した。
【0087】 得られた水-分散可能なアクリルポリマーは固体含量20%、Mn3460及びMw6319で
あり、以後これを樹脂5とする。 樹脂6 水-分散可能なポリマーを、PCT国際公開第WO98/14524号[21頁の水-分散可能な
ポリマー(樹脂3)から21頁の終わりまで]に記載の如く製造した。このポリマー
を以後、樹脂6とする。
【0088】 樹脂7
【0089】
【表6】
【0090】 窒素ガスでパージした反応フラスコに成分1〜7を入れた。均質溶液が形成す
るまで窒素下で内容物を撹拌した。次いでこの混合物を65℃に加熱し、成分9中
の成分8の溶液を添加した。この混合物を65℃で4時間撹拌し、その後成分11
中の成分10の溶液を添加した。反応物をさらに1時間撹拌し、冷却し、瓶詰め
した。
【0091】 得られた水-分散可能なポリマーは、固体含量20%、Mn4264、Mw8157をもち、以
後これを樹脂7とする。 染料の製造 以下は本発明で使用するのに好適な染料の例である。
【0092】 染料1の製造:
【0093】
【化7】
【0094】 染料1は段階1aと1bを使用して製造した。 段階1a
【0095】
【化8】
【0096】 エチル4-クロロアセトアセテート(41.4g)を、亜硫酸ナトリウム(35g)の水(40m
l)中の懸濁液に60〜70℃で滴下添加し、この混合物をこの温度で1.5時間撹拌し
た。N-メチルシアノアセトアミド(24.5g)(N-メチルアニリンとエチルシアノアセ
テートとの反応により製造)を一度に添加し、続いてエチレンジアミン(7.5g)を
滴下添加した。この混合物を95℃に加熱し、還流下で20時間加熱し、0℃に冷却
し、濃HClを使用してpHを1に調節した。この混合物を30分間撹拌し、得られた
沈澱を濾過した。この生成物を2M HClで洗浄し、アセトン中でスラリー化し
、濾過し、乾燥すると、上記中間体11gが得られた。
【0097】 段階1b 4-ヘプチルアニリン(9.76g)を水(50ml)とN-メチルピロリドン(50ml)の入った
フラスコに入れた。濃HClでpHを4に調節すると、完全な溶液が得られた。さら
に濃HClを35ml添加し、撹拌しながら0〜5℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム2
M溶液(25ml)を、温度が5℃を超えないようにゆっくりと添加した。この混合物
を1時間撹拌し、過剰の亜硝酸をスルファミン酸で破壊した。得られたジアゾニ
ウム塩溶液を、段階1aの生成物(16.4g)の水(40ml)中の溶液に、温度を<5℃
に保持しながらゆっくりと添加した。酢酸ナトリウムでpHを6に調節し、反応物
を一晩撹拌しながら放置して室温まで上昇させた。この生成物を濾過し、水に再
溶解させ、塩化物イオンを逆浸透により除去した。生成物をオーブン中で乾燥す
ると、436nmでλmaxをもつ染料(1)(17.2g)が得られた。
【0098】 染料1は、20℃で0.005%w/vの水への溶解度であった。 染料2の製造:
【0099】
【化9】
【0100】 段階(i):ジアゾ化及びカップリング 水(400ml)中のN-アセチルp-フェニレンジアミンスルホン酸(0.5モル)に濃塩酸
(250ml)を添加し、この溶液を0〜5℃に冷却した。2N亜硝酸ナトリウム(250m
l)を撹拌しながら5分間で滴下添加した。15分後、スルファミン酸(0.2g)を添加
して過剰の亜硝酸を破壊した。得られた懸濁液に、2-アミノ-8-ナフトール-3,6-
ジスルホン酸の溶液(水600ml中0.5モル、pH6)を添加し、酢酸ナトリウムを添加
してpHを4に調節した。この混合物を0〜5℃で4時間撹拌し、放置して室温に
温めた。
【0101】 段階(ii):加水分解 段階1から得られた混合物に濃水酸化ナトリウム(200ml)を添加して、70〜80
℃で1.5時間加熱するアルカリ加水分解により、段階(i)の生成物にあるアセチル
基を除去した。
【0102】 室温に冷却した後、濃塩酸を添加してpHを7に調節した。塩化ナトリウム(20%
重量/容積)を添加し、沈澱した固体を吸引濾過により集め、30%塩水で洗浄し、7
0℃で乾燥した。収量:132g(強度45%)。
【0103】 段階(iii):縮合 段階(ii)からの生成物(0.15モル)をpH7で水(500ml)に溶解した。シアヌル酸塩
化物(0.17モル)をアセトン(300ml)に溶解し、0〜5℃でこの撹拌溶液に10分間
で滴下添加した。この混合物を温度で40分間撹拌してから、アセトン(200ml)に
溶解した2,4,6-トリメチルアニリン(0.165モル)を添加した。この反応混合物のp
Hを2N炭酸ナトリウムを使用して7に上昇させ、反応物を35℃で16時間撹拌しな
がらこれを保持した。アセトン(200ml)中のヘキサデシルアミン(0.3モル)を添加
し、反応物のpHを9.5に上げ、75℃で3時間撹拌した。
【0104】 この混合物を室温に冷却し、蒸発乾涸させた。固体を変性アルコール中でスラ
リー化し、吸引濾過で集め、さらに変性アルコールで洗浄した。 段階(iv):精製 段階(iv)の生成物を蒸留水に再溶解させ、ビスキングチューブを使用して100
μS未満の浸透導電率(permeate conductivity)まで透析した。収量31.5g。
【0105】 染料2は、20℃で1.52%w/vの水への溶解度と、528nmのλmax(50:50水:メタノ
ール)であった。 染料3の製造:
【0106】
【化10】
【0107】 段階a 銅フタロシアニン(8.64g)をクロロスルホン酸(30ml)に添加し、1時間かけて1
50℃に加熱し、次いで室温で16時間保持した。この反応混合物を70〜80℃に冷却
し、PCl3(5.25ml)を添加し、次いで混合物を90℃で4時間撹拌した。この混合物
を冷却し、氷(200g)上に注ぎ、得られた沈澱を濾過し、氷水で洗浄し、次の段階
で直接使用した。
【0108】 段階b 段階aからの生成物を、プロピルアミン(3.0g)の水(200ml)中の溶液に添加し
、5時間撹拌した。沈澱した生成物を濾別し、80/20アセトン/酢酸エチル(800ml
)に再溶解し、濾過して不溶性不純物を除去し、蒸発させると、染料3(12.5g)が
得られた。
【0109】 染料3は20℃で0.0027%w/vの水への溶解度であった。 染料4
【0110】
【化11】
【0111】 アシッドレッド34モノアゾ(43.2g)を<5℃で水(600ml)に溶解した。アセトン
(150ml)に溶解したシアヌル酸塩化物(12.2g)を15分で添加した。<5℃で1時間
後、2,6-ジメチルアニリン(8.0g)を添加し、反応混合物を(2M炭酸ナトリウムを
添加して)pH6.5に保持し、35℃で7時間保持した。オクチルアミン(23.2g)を添
加し、反応物をpH9で70℃で16時間保持した。冷却した懸濁液を<100μSの導電
率まで透析し、70℃で乾燥した。乾燥した生成物をアセトン(1L)中でスラリー化
し、濾過し、洗浄し、乾燥すると、収量42gの表記染料が得られた。522nmでλma
xであった(50:50水/メタノール)。
【0112】 染料4は20℃で0.19%w/vの水への溶解度であった。 染料A 比較染料Aは、Avecia Ltd製Pro-jet(商標)シアン1であった。比較染料Aは
20℃で25%w/vの水への溶解度であった。
【0113】 実施例1〜3及び比較例C1〜C3 以下の表1に記載の組成をもつインキ1〜3と比較のインキC1〜C3を製造した
。表中、数字は重量部である。それぞれの場合において、関連する染料をベンジ
ルアルコールと2-ピロリドンとの混合物に溶解し、染料が溶液になるまで超音波
処理した。次いで、pH7.0±0.5で樹脂1(水中20%w/v)と、表1に記載の水と全て
の追加の成分と一緒に添加した。
【0114】 表1において、インキC1〜C3は、これらが水-分散可能な樹脂を含んでいない
以外にはインキ1〜3に対応する。
【0115】
【表7】
【0116】 このインキをJP190オリベッティ・インキ・ジェット・プリンタを使用して、X
erox Acid(XA)、SEC Glossy Film(SEC GF)またはCanon HG201上に印刷した
。得られた印刷物の特性を表2にまとめた。耐光堅牢度を評価するために、印刷
物をAtlas Ci35ウェザロメーター中で100時間、消失させた。消失度をΔEまた
は%OD損失として表す。ここで数字が小さいことは、耐光堅牢度が高いことを示
す。ΔEは印刷物のL*、a*、b*のCIE色座標における全体の変化として定義され、
等式ΔE=(ΔL2+Δa2+Δb2)0.5により表される。耐水堅牢度は、45゜に印刷物
を吊し、印刷した12本の線を含む印刷物の部分に水0.5mlを落とすことによって
測定する。線はそれぞれ約3mm幅で、約5mm離れている。水が乾いたら、印刷し
ていない領域の上のインキのシミの度合いを、標準スケールを参照して評価した
。値10は優れた耐水堅牢度として等級付けされ、値6は非常に低い耐水堅牢度と
して等級付けされる。
【0117】
【表8】
【0118】 *100時間後のΔE、低い数字ほど、耐光堅牢度が高いことを示す。 **100時間後の%OD損失、低い数字ほど、耐光堅牢度が高いことを示す。 耐水堅牢度の高い値は、耐水堅牢度が高いことを示す。
【0119】 実施例4及び5 表3に示された配合に従って、インキを製造した。このインキを使用して、オ
リベッティJP192インキ・ジェット・プリンタの空のカラーカートリッジを充填
した。次いでこのプリンタを使用して、表4に示した支持体の範囲でインキを印
刷した。この印刷物の光学密度(ROD)、耐水堅牢度及び耐光堅牢度を測定した。
【0120】
【表9】
【0121】
【表10】
【0122】 実施例6 以下の表5及び6に記載の配合をもつインキをさらに製造した。表中、以下の
略号を使用した。これらのインキを、圧電インキ・ジェット・プリンタを使用し
て普通紙などの支持体上に適用した。
【0123】 FRU:フルクトース; 樹脂:樹脂の重量部の数を括弧内に示した。この樹脂は水中、20%w/w溶液/分
散液として添加するのが好ましい; BZ:ベンジルアルコール; DEG:ジエチレングリコール; DMB:ジエチレングリコールモノブチルエーテル; ACE:アセトン; IPA:イソプロピルアルコール; MEOH:メタノール; 2P:2-ピロリドン; MIBK:メチルイソブチルケトン; SUR:界面活性剤Aはナトリウムドデシルベンゼンスルホネートであり;界面
活性剤Bはノニルフェノール+6.5EOであり;界面活性剤Cは式:CH3(CH2)3CH(C 2 H5)CH2OCOCH(SO3H)CH2COOCH2CH(C2H5)(CH2)3CH3のジイソオクチルスルホスクシ
ネートであり;界面活性剤DはTergitol 15-S-7(二級アルコールエトキシレー
ト)である; PHO:K2PO4; TEN:トリエタノールアミン; NMP:N-メチルピロリドン; TDG:チオジグリコール; CAP:カプロラクタム; BUT:ブチルセロソルブ。
【0124】
【表11】
【0125】
【表12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 エウィング,ポール・ニコラス イギリス国マンチェスター エム9・8ズ ィーエス,ブラックリー,ヘクサゴン・ハ ウス,ピー・オー・ボックス 42 (72)発明者 ケンウォーシー,マーク イギリス国マンチェスター エム9・8ズ ィーエス,ブラックリー,ヘクサゴン・ハ ウス,ピー・オー・ボックス 42 (72)発明者 マクファウル,フィリップ イギリス国マンチェスター エム9・8ズ ィーエス,ブラックリー,ヘクサゴン・ハ ウス,ピー・オー・ボックス 42 Fターム(参考) 2C056 EA05 EA13 EA26 FA03 FA04 FB02 FC02 2H086 BA56 BA59 BA60 4D075 AC07 CA13 CA32 CA47 CA50 DA04 DB18 DB31 DC38 EA06 EA10 EA33 EB13 EB15 EB17 EB22 EB35 EB39 EB52 EB56 EC11 EC54 4J039 AD09 AE04 AE06 BC39 BC60 BC79 BE02 BE12 BE22 CA06 GA24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、有機溶媒、水-分散可能なポリマーと、1つ以上のスルホ
    ネート基及び20℃で0.001〜4重量%の水への溶解度をもつ染料とを含む組成物
  2. 【請求項2】 前記水-分散可能なポリマーがイオン化カルボキシ基及び/ま
    たはイオン化スルホネート基を保持する、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記水-分散可能なポリマーが水-分散可能なポリエステルであ
    る、請求項1または2のいずれかに記載の組成物。
  4. 【請求項4】 1つ以上のスルホネート基をもつ前記染料が20℃で0.002〜1
    重量%の水への溶解度をもつ、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記染料がC1-10-アルキル基をもつ、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記染料がC2-9-アルキル基をもつ、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 二価金属カチオン、三価金属カチオンとハロゲン化物イオンと
    を合計で100ppm未満含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 20℃で30cP未満の粘度をもつ、請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 20〜55dyne/cmの表面張力をもつ、請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の組成物であって、 (a)前記水-分散可能なポリマーは少なくとも1つのイオン化カルボキシ基及び/
    またはイオン化スルホネート基をもち; (b)1つ以上のスルホネート基をもつ前記染料はC1-10-アルキル基をもち;及び (c)前記組成物は二価金属カチオン、三価金属カチオンとハロゲン化物イオンと
    の合計で100ppm未満を含有し、30cp未満の粘度と20℃で20〜55dyne/cmの表面張
    力とをもつ、前記組成物。
  11. 【請求項11】 界面活性剤を含有する、請求項1〜10のいずれか1項に記
    載の組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物をインキジェ
    ットプリンタにより支持体に適用することを含む、支持体上に画像を印刷するプ
    ロセス。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物または請求項
    12に記載のプロセスにより印刷した紙、オーバーヘッド・プロジェクター・ス
    ライドまたはテキスタイル材料。
  14. 【請求項14】 前記インキがチャンバ内に存在し、前記インキが請求項1〜
    11のいずれか1項に記載の組成物である、チャンバとインキとを含むインキジ
    ェット・プリンタ・カートリッジ。
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