JP2003503435A - 二つの相より成る、毛髪又は皮膚処理用の香料含有薬剤 - Google Patents

二つの相より成る、毛髪又は皮膚処理用の香料含有薬剤

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JP2003503435A JP2001507429A JP2001507429A JP2003503435A JP 2003503435 A JP2003503435 A JP 2003503435A JP 2001507429 A JP2001507429 A JP 2001507429A JP 2001507429 A JP2001507429 A JP 2001507429A JP 2003503435 A JP2003503435 A JP 2003503435A
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Abstract

(57)【要約】 毛髪又は皮膚処理用の化粧用薬剤で、この薬剤は、連続的な、透明性のある澄んだ又は不透明な高粘性のゲル状の外部相(A)と、その中に当該相(A)を通して見ることのできる、好ましくは規則的に配置された均質な、香油を含有した内部相(B)とを含み、この際、相(A)と(B)は、30℃にて少なくとも3か月間接触する間にも、互いに自発的に混合しない。本発明による香油とキャリヤー物質との分離及び、使用の準備ができた最終製品のために内部相(B)中に含まれる香油が、特定の使用の直前に先ず最初に、その中へ調合されることにより、一方では、貯蔵する間の香油の芳香安定性が保証され、他方では、皮膚及び毛髪上での強い芳香体験が得られることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 毛髪又は皮膚処理用の化粧用薬剤は、連続的な、透明性のある澄んだ又は不透明
な高粘性のゲル状の外部相(A)と、その中に当該相(A)を通して見ることの
できる均質な香油(parfuemoel)を含有した内部相(B)とを含み、この際、相(
A)と(B)は、30℃にて少なくとも3か月間接触する間にも、互いに自発的
に混合しない。
【0002】 EP‐A‐0900744号から、透明、半透明又は不透明な原料中に、平均粒
子径が約0.1〜4mmの、目に見えるミクロ粒子を含む化粧薬剤が知られてお
り、このミクロ粒子は、手動で働くポンプ装置を用いて取り出した際に破壊され
、それによって、原料中での完全に一様な分布が生じることになる。
【0003】 このミクロ粒子はカプセルとして存在するが、混合によって、混合物中に妨害さ
れたカプセル壁が観察される。その上、このミクロ粒子は非常に小さく、そのた
めに、ほとんど目で見ることができない。又、このミクロ粒子は、香油を含んで
おらず、ミクロ粒子の規則的な分布についても報告されていない。
【0004】 本願出願人は、毛髪又は皮膚を処理するための化粧薬剤において、香油が、貯蔵
する間に香油にとって有害な薬剤中の成分との混合物として存在するのではなく
て、使用の直前に初めて、これら成分と混合されるものを提供することを解決し
た。その際、混合後に、例えばカプセル壁などの妨害となる成分が混合物中に存
在しないようにしなければならず、香油の充分な香気は、使用する直前及び使用
する間に初めて広がらなければならない。同時に、この薬剤は、2つの相で存在
しなければならず、取り囲まれた相が特に規則的に分布されることによって、良
好な視覚的印象をもたらす。
【0005】 驚くべきことに、連続的な、透明性のある澄んだ又は不透明な高粘性のゲル状の
外部相(A)と、その中に当該相(A)を通して見ることのできる均質な内部相
(B)とを含む毛髪又は皮膚処理用の化粧薬剤で、前記相(B)が、 ‐前記外部相(A)とは異なった視覚的外観を有しており、 ‐前記相(B)の重量に対して少なくとも0.5重量%の香油を含んでおり、 ‐外皮を有しておらず、しかも、 前記相(A)と(B)が、30℃にて少なくとも3か月間接触する間に、互いに
自発的に混合しないことを特徴とするものによって、前記の課題が特に優れて解
決されることが見い出された。
【0006】 この化粧薬剤は、相(A)と(B)が互いに機械的に容易に混合可能な状態であ
ることが好ましく、その場合に特に良好なものが得られ、この際、内部相(B)
は、外部相(A)と同等か、あるいは小さな粘性を有する。容易に混合可能であ
るとは特に、(例えばスプーンを用いた)5〜30秒間の攪拌によって、あるい
は、公知の適した混合ノズル又は適した混合バルブを通しての押し出しによって
良好に混合されることを意味する。この相(A)は、ハアケ回転‐粘度計タイプ
VT501を用いて12.9/秒の剪断速度で測定された、25℃における少な
くとも5000mPa・sの粘度を有していることが好ましい。この相(A)は
、ハアケ回転‐粘度計タイプVT501を用いて12.9/秒の剪断速度で測定
された、25℃における5000〜100000mPa・sの粘度を有している
ことが特に好ましい。相(A)は、流出限界(Fliessgrenze)を有していることが
特に非常に好ましく、これは少なくとも1000mPaの値を有していなければ
ならない。
【0007】 視覚的な印象にとっても、相(A)と相(B)との間の接触表面ができるだけ小
さくなるためにも、相(B)が、少なくとも0.1cm3 の体積を有した個々に
分離した容積物にて存在していることが好ましい。この体積は0.2〜2cm3
の間であることが好ましく、この際、相(B)の分離した容積物が球状で、しか
も少なくとも5mmの直径を有している場合が特に好ましい。
【0008】 前記内部相の分離した容積物が高粘性の外部相中に含まれている2相の薬剤の製
造は公知の方法で行われ、この方法では、1又はそれ以上のノズルを用いて前記
内部相(B)が、前記外部相(A)の中へ入れられる。ノズルの配置と、当該ノ
ズルの同時プログラム制御運動下での相(B)のプログラム制御送出により、相
(A)中に、相(B)の任意の配置及び形態を製造することができる。内部相(
B)は、外部相(A)中に規則的に配置されることが好ましい。薬剤中における
球状の相(B)の分離した容積物の特に好ましい配置を図1に示す。
【0009】 本発明の薬剤は、毛髪‐又は皮膚保護剤の形態であることが好ましく、使用する
間に、使用者に特別の香気体験をもたらすものが好ましい。このような効果のた
めには、前記相(B)に対して少なくとも1重量%の量にて香油を含有している
ことが好ましい。特に好ましいのは、香油が、前記相(B)に対して1〜5重量
%の量にて含有されることである。
【0010】 毛髪を個々に保護するのに必要なことは、皮膚に関しても同様である。というの
は、様式適合した使用の際には、理髪剤が必然的に、頭皮とも接触するからであ
る。しかし、皮膚もまた、その個々の状態に応じて個々に保護されることが必要
とされる。それゆえ、当業者には、本発明の化粧用保護剤が、化粧用保護の際に
好ましい方法で一般に使用されることは明らかであり、この際、皮膚の保護であ
るか、皮膚関連構造物(毛髪)の保護であるかは重要ではない。
【0011】 上記の毛髪‐又は皮膚保護剤は、相の少なくとも一つに、毛髪‐又は皮膚保護物
質を含有する。この保護物質は、例えば植物性又は動物性の油類、脂肪類又はワ
ックス類などの天然の理髪物質、シリコーン油類、カチオン性モノマー類又はカ
チオン性ポリマー類から選ばれたものが好ましい。特に好ましいものは、D‐パ
ンテノール、ベタイン、ラノリン、アボカド油、オレンジ油、オレンジワックス
、レモンワックス、リンゴワックス、ポリジメチルシロキサン及び、ポリオキシ
エチレンとポリオキシプロピレン側鎖を有したジメチルシロキサンから成るポリ
マーより選ばれた保護物質である。
【0012】 上記の保護物質は、単独で、あるいは混合物として存在することができる。例え
ば、種々のカチオン性界面活性剤の混合物として、あるいは種々のカチオン性ポ
リマーの混合物として、あるいは界面活性剤とポリマーの混合物として、あるい
は、油類、脂肪類、ワックス類及びその誘導体類の混合物として、あるいはこれ
ら物質の2種以上の混合物としてである。
【0013】 適したカチオン性界面活性剤及びカチオン性ポリマーには、脂肪アミン類、第4
級アンモニウム化合物、ピリジン類、モルフォリン類又はイミダゾリン類の第4
級化合物、又はこれらの混合物、並びにカチオン性コポリマー類、カチオン性混
合コポリマー類、カチオン性ポリサッカリド類、カチオン性セルロース誘導体類
、キトサン塩類、カチオン性キトサン誘導体類、カチオン性又はカチオン化され
た加水分解タンパク質(例えばコラーゲン又はケラチン)、又はこれらの混合物
が含まれる。
【0014】 適したカチオン性界面活性剤としては、例えば以下のものが挙げられる。ゲナミ
ン(登録商標)CTAC又はセチルトリメチルアンモニウムクロリド、エステル
第4級化物(例えばテトラデシルベタインエステルクロリド)、ジエステル第4
級化物(例えばジパルミチルエチルジメチルアンモニウムクロリド)(アクゾ社
のアルモケアVGH70、ドイツ)、又はジステアロイルエチルヒドロキシエチ
ルモニウムメトスルフェートとセテアリルアルコールとから成る混合物(ヘンケ
ル社のデハイクァートF−75、ドイツ)、二第4級化シリコーン類(例えばI
NCIクァテルニウム−80(例えば、Th.ゴールドシュミットAG社のアビ
ル(登録商標)クァット3272又はアビル(登録商標)クァット3270、ド
イツ)、又はイミダゾリジニル誘導体(例えばINCIクァテルニウム−87(
ウィッコ社のレウォクァット(登録商標)W575、ドイツ)。
【0015】 カチオン性ポリマー類に関しては、例えばBASF社、ドイツのルビクァット(
登録商標)FC905(ビニルイミダゾリウムメトクロリド/ビニルピロリドン
から成るコポリマー又はポリクァテルニウム−16)、又はISP社、ニュージ
ャージー、USAのガフクァット(登録商標)755N(ビニルピロリドン/ジ
メチルアミノエチルメタクリレートから成るコポリマー又はポリクァテルニウム
−11)、又はアメルコール社、ニュージャージー、USAのユーケアポリマー
JR400(ポリクァテルニウム−10)、又はケムビロン社のメルクァット5
50(ポリクァテルニウム−7)、又はヘンケル社、ドイツのコスメディアグア
ーC261(ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリ
ド)、又はローネポウレンク社、フランスのジャガーC13S(グアーヒドロキ
シプロピルトリモニウムクロリド)、又はヘンケル社のラメクァットL(ラウリ
ルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン)、又はヘンケル社のグル
アジンWQ(ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解小麦タンパク質)
、又はナショナルスターチ社、ニュージャージー、USAのセルクァットL−2
00(ポリクァテルニウム−4)が挙げられる。
【0016】 カチオン性保護物質は、特にこの際、界面活性剤である場合には、薬剤中に0.
1〜3.0重量%の量で存在することができる。カチオン性ポリマーの場合には
、これらは、好ましくは0.1〜5.0重量%の量にて含有されることができる
。一般に、界面活性剤又はポリマーのどちらであっても良いカチオン性保護物質
の総量に関しては、0.5〜8.0重量%の好ましい範囲が挙げられる。
【0017】 更に別の保護物質の具体例としては、シリコーン油類(例えばダウコーニング3
45液などのシクロメチコーン、ダウコーニング200液などのジメチコーン、
GEシリコーンズ社のSM2115−D2などのアミノ官能化シリコーン、東芝
XF49−811などのシリコーンガム)、トリグリセリド(例えばアボカド油
)、脂肪酸類、脂肪アルコール類、容易に発散する油類(例えばイソプロピルミ
リステートなど)、ヘンケル社、ドイツから入手可能なセチオールOE(ジカプ
リルイルエーテル)又はエウタノールG(オクチルドデカノール)、ワックス類
(例えばラノリン、リンゴワックス、西洋ひいらぎ樹脂、蜜ロウ又はホホバ油な
ど)、リン脂質(例えばレシチンなど)、又はセラミド、又は石油フラクション
(例えばパラフィン油及び‐ワックス又はワセリンなど)などである。
【0018】 本発明の毛髪‐及び皮膚保護剤における、更に別の適した保護物質としては、脂
肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステルが挙げられ
、例えば0.1〜10重量%の量である。これらの化合物は、6〜40個の炭素
原子を含む直線状又は分枝した炭素鎖を有する脂肪酸類又は脂肪アルコール類に
由来するものであり、飽和又は不飽和であり、鎖中にOH‐基を含んでいても良
い。分枝した化合物は、合成のエステル類及びエーテル類、並びに天然のワック
ス類の中に見いだされる。不飽和の加水分解脂肪酸類及び脂肪アルコール類は、
トリグリセリド類及びワックス類の中に見いだされる。適した化合物は、例えば
小麦胚芽油、鯨蝋油、ラノリンアルコール‐及びラノリン酸誘導体、オクチルス
テアレート(ヘンケル社のセチオール(登録商標)868)、ヘキシルラウレー
ト(ヘンケル社のセチオール(登録商標)A)、ジオクチルアジペート(ICI
社のアルラモール(登録商標)DOA)、イソプロピルミリステート及びオクチ
ルドデカノール(ヘンケル社のエウタノール(登録商標)G)、鯨蝋、蜜蝋、果
実‐及び他の植物ワックス類などである。本発明の薬剤における、これらの脂肪
酸エステル類、脂肪アルコールエーテル類又は脂肪アルコールエステル類は、そ
の他にシリコーン油類が添加されても良い。
【0019】 上記の脂肪酸グリセリド及びエステルは、合成に由来するものであっても天然に
由来するものであっても良いが、天然に由来するものが好ましい。
【0020】 上記の脂肪酸グリセリドは、混合物として存在しても良い。適していて、かつ好
ましい脂肪酸グリセリド類の混合物は、例えばアボカド油又はヒマワリ種油等の
天然由来物である。ヒマワリ油は、主として脂肪酸グリセリド類の混合物から成
り、この混合物中には、下記の脂肪酸類が含まれている。4〜9%のパルミチン
酸、約1%のパルミトレイン酸、1〜7%のステアリン酸、15〜35%の脂肪
酸、50〜72%のリノール酸、約2%のリノレン酸、約1%のアラキン酸及び
約2%のベヘン酸。アボカド油は、主として脂肪酸グリセリド類の混合物から成
り、この混合物中には、下記の脂肪酸類が含まれている。5〜25%のパルミチ
ン酸、1〜10%のパルミトレイン酸、約3%のステアリン酸、54〜74%の
脂肪酸、6〜16%のリノール酸及び、約3%のリノレン酸。同様に、主として
ミンク油、オリーブ油、扁桃油、パーム油、ラッカセイ油、綿実油、菜種油、サ
フラワー油又はブドウ油などの不飽和脂肪酸グリセリド類から成る、更に別の特
殊な天然油も好適である。
【0021】 飽和又は不飽和の脂肪酸と、飽和又は不飽和の脂肪アルコールとから形成された
上記のエステルもまた、混合物の形態であっても良い。脂肪酸と脂肪アルコール
とから形成されたエステル類の適した混合物は、例えばホホバ油などの天然由来
物である。ホホバ油は主として、脂肪酸類と、相当する脂肪アルコール類とから
形成されたエステル類の混合物から成り、この中には下記の脂肪酸類が含まれて
いる。約1〜2%のパルミチン酸、約10%のステアリン酸、約71%のエイコ
セン酸及び、約13〜14%のドコセン酸。上記のエステルは、前記相(B)中
に0.1〜10重量%の量にて含有されても良い。
【0022】 一般に、シリコーン化合物又はシリコーン油として、あらゆる公知のシリコーン
保護物質が、内部の保護相(B)について使用することができる。適しているも
のは、例えば低粘度のシリコーン油類、ヘキサメチルジシロキサン、好ましくは
8個以下のモノマー単位を有するポリジメチルシロキサン(INCI:ジメチコ
ーン)、環状ジメチルポリシロキサン(INCI:シクロメチコーン)(例えば
シクロオクタメチルテトラシロキサン、シクロデカメチルペンタシロキサン(例
えばダウコーニング244液又はダウコーニング200液))、ポリオキシエチ
レンとポリオキシプロピレン側鎖を有するジメチルシロキサンから成るポリマー
(INCI:ジメチコーンコポリオール)(例えばゴールドシュミット社のアビ
ル(登録商標)B8842)、フェニルトリメチコーン(例えばゴールドシュミ
ット社のアビル(登録商標)AV−タイプ類)、ジメチコノール(例えばダウコ
ーニング1401)、アルキルジメチコーン(例えばダウコーニング2502及
び2503又はアミノ官能化シリコーン(例えばダウコーニング939又は82
20)であり、この際、上記のシリコーン化合物は、好ましくは100mm2
s以下、特に好ましくは20mm2 /s以下の粘性を有していても良い。シリコ
ーン化合物又はシリコーン油類の混合物もまた好適である。このシリコーン化合
物又はシリコーン油類は、0.02〜20重量%の濃度にて使用できる。
【0023】 例えば、前記外部相(A)及び/又は内部相(B)は、保護剤として、揮発性の
シリコーン油に溶解された少なくとも1種の植物油とトコフェロールアセテート
を含む混合物を含有することができる。保護物質から成る混合物についての他の
具体例としては以下のものがある。セチルトリメチルアンモニウムクロリドとカ
チオン性ポリマーから成る混合物で、この混合物は更に、毛髪のボリュームを高
めるための固定ポリマー及び/又はフケ防止剤(例えばクリンバゾール(Climbaz
ole)又はジンクピリチオン)及び/又は湿潤剤(例えば水及び/又はグリセリン
中のパンテノール又はヒアルウロン酸溶液)及び/又は中和剤(例えば、洗い流
されなかった酸化剤を中和するための、水中のグリオキシル酸溶液)の溶液を含
有することができる。
【0024】 複数の保護物質から成る混合物を含む薬剤の好ましい実施態様についての別の実
施例においては、前記内部相(A)が、セチルステアリルアルコール、グリセリ
ンモノジステアレート、ラノリン、D‐パンテノール及びコレステリンから成る
混合物を含有する一方、前記外部相(A)が、保護物質としてD‐パンテノール
を含有する。この内部相(B)は実質的に、香油と、1種以上の毛髪‐及び/又
は皮膚保護脂肪質、油類又はワックス類との疎水性調合物から構成されても良く
、単独であっても混合物であっても良い。
【0025】 本発明の好ましい化粧用保護剤は、前記相(B)中に保護物質として、少なくと
も1種の飽和又は不飽和の脂肪酸グリセリドと、飽和又は不飽和の脂肪酸と飽和
又は不飽和の脂肪アルコールとから形成されたエステルの少なくとも1種と、少
なくとも1種の揮発性シリコーン化合物とから成る配合物を含有する。
【0026】 もちろん、上記の保護物質として、好ましくは前記相(B)中に単独で又は混合
物にて他のものが含まれても良く、前述のものとの混合中に含まれても良い。こ
の場合における具体例としては、ラノリン誘導体、コレステリン、ベタイン、カ
ルニチンエステル、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ビタミン、並びにこれら
の混合物が挙げられ、例えば0.1〜10.0重量%の量である。タンパク質と
しては、例えば0.1〜4.0重量%の量でケラチンを使用することが挙げられ
る。アミノ酸類としては、例えば0.01〜0.5重量%の量のシステイン又は
アラニンが挙げられる。
【0027】 前記の2つの相(A)と(B)は、更に化粧用のキャリヤー物質又は原料を含有
しても良い。化粧用のキャリヤー物質又は原料とは、それ自身が化粧保護効果を
示さないか、あるいは実質的に化粧保護効果を示さない、当業者において公知の
あらゆる物質、化合物又は混合物を意味する。
【0028】 原則として、当業者には、毛髪‐及び皮膚化粧品においてキャリヤー‐及び原料
物質と保護物質が使用されることは公知であり、その結果、更なる実施態様は実
例の特徴を示しているに過ぎず、本発明の説明のために用いられているに過ぎな
い。ここで、実例として以下の専門書が参照される。K.シュラーデル、化粧品
の原料と調合物(Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika)、第2版、198
9年、第728〜737頁、又はドムシュ,A.、化粧品調合物(Die kosmetisc
hen Praeparate)、化学工業出版(H.ズィオルコフスキー編)、第4版、第2
巻、第212〜230頁、1992年。
【0029】 好ましくは保護効果が小さい又は保護効果を有しない前記外部相(A)は、実質
的に化粧用キャリヤー‐及び原料物質から構成されても良い。上記の化粧用キャ
リヤー‐及び原料物質は、実質的にコンシステンシー付与特性を有しており、通
常は、溶剤又は粘稠剤と呼ばれている。
【0030】 このためには、稀溶液状で水性及びアルコール性の、脂肪状の、油状の、ワック
ス状の、ポリマー性の、粘性のあるあらゆるキャリヤー物質が適している。この
際の実例として、水、アルコール類(例えばエチルアルコール、プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール)、粘性のある物質又は粘稠剤(例えばアルミニ
ウムシリケートなど)、タンパク質誘導体(例えば加水分解コラーゲン)、ポリ
マー類が挙げられ、それぞれ、単独でも混合物としてでも良い。
【0031】 前記の外部の連続的な透明性のある高粘性の相(A)は、乳化剤又は界面活性剤
を含まないことが好ましく、一方、前記内部相(B)は、これらを含有しても良
い。
【0032】 界面活性剤としては、好ましくは、カチオン性又はアニオン性の界面活性剤が挙
げられ、その際、内部相(B)は、例えばエマルジョンとして存在することにな
る。アニオン性界面活性剤は、使用の準備ができた製品としてシャンプーが製剤
される際に、好ましく使用できる。しかし、原則として、当業者には、いずれの
目的のためのあらゆる界面活性剤が添加されることも知られている。
【0033】 アニオン性界面活性剤としては、例えばアルカンスルフォネート類、アルキルス
ルフェート類及びアルキルエーテルスルフェート類の、アルカリ‐、アルカリ土
類‐、アンモニウム‐又はアルカノールアミン塩を好ましく使用することができ
、この化合物は、アルキル残基中に12〜18個の炭素原子を含み、特にラウリ
ル‐又はテトラデシルエーテルスルフェート類のナトリウム‐又はトリエタノー
ルアミン塩である。
【0034】 両性界面活性剤に関しては、化粧製品において知られているあらゆる前記内部相
(B)用の両性界面活性剤が挙げられる。特にこのようなものは、ベタイン、ス
ルフォベタイン、グリシネート、アセテート又はプロピオネートのグループから
のものであり、これらの酸付加塩類の含まれる。これについては、とりわけ、N
‐アルキルベタイン、N‐アルキルアミノベタイン、N‐アルキルスルフォベタ
イン、N‐アルキルアミノプロピオネート、アルキルジメチルアンモニウムアセ
テート及び脂肪酸アルキルアミドベタインが、相(B)に適した両性界面活性剤
として挙げられる。しかしながら、この場合において特に好ましいものは、コカ
ミドプロピルベタイン、ココアンフォジプロピオネート、ラウロアンフォカルボ
キシグリシネート又はココアンフォアセテートであり、これらの酸付加塩類も含
まれ、例えばナトリウム‐ココアンフォアセテートなどである。もちろん、上記
の両性界面活性剤は、前記相(B)中に単独で存在しても良く、あるいは混合物
中に存在しても良い。
【0035】 非‐イオン性界面活性剤としても同様に、化粧用調合物においての使用が知られ
ているあらゆる前記相(B)用の非イオン性界面活性剤が挙げられる。このため
には、例えばオキシエチル化脂肪アルコール類(例えばヘンケル社のオイムルギ
ン‐タイプ)又は、12〜18個の炭素原子を有し、かつ1モルの脂肪アルコー
ル当たり40モル以下のエチレンオキシドを有する脂肪酸グリセリドを添加する
ことができ、例えばオキシエチル化されたラウリル‐、テトラデシル‐、セチル
‐、オレイル‐又はステアリルアルコールなどを単独で、あるいは混合物中に、
並びにオキシエチル化ラノリンの脂肪アルコール類又はオキシエチル化ラノリン
である。しかしながら、脂肪アミンエトキシレート、脂肪酸アルカノールアミド
、糖エステル(例えばサッカロースエステル、例えばシンタファーム社のリョー
ト‐タイプ)及び糖エーテル(例えばアルキルポリグルコシド、例えばヘンケル
社のプランタケア‐タイプ)、ポリグリセリルエステル、シリコーン界面活性剤
(例えばオキシアルキル化ポリシロキサン(例えばダウコーニングサーファクタ
ント193又はダウコーニング5324液など)、又はシリコーン‐糖‐コポリ
マー(例えばワッカーSPG128など)及びオキシエチル化されたソルビタン
脂肪酸エステルもまた、非‐イオン性界面活性剤又は界面活性剤混合物として適
している。
【0036】 前記相(B)において適した界面活性剤は、相(B)の残りの成分に対して、0
.1〜5.0重量%の間の量、好ましくは0.5〜3.0重量%の間の量で存在
することができる。
【0037】 特に理髪のためには、前記相(B)が、乳化性又は自己乳化性のコンシステンシ
ー付与特性を有した物質を少なくとも1種含有することが好ましい。このために
は、あらゆる公知のイオン化乳化剤(カルボン酸‐、スルホン酸‐又は硫酸エス
テル基を含む)、両性乳化剤(塩基性又は酸性の親水性基を含む)又は非イオン
性乳化剤(例えばポリグリコールエーテル、脂肪酸エステル(グリコール脂肪酸
エステルなど)、グリセリンモノ脂肪酸エステル、又はソルビタン脂肪酸エステ
ル)又は、少なくとも1種のモノアルコール(又は脂肪アルコール)が挙げられ
る。モノアルコール類に関しては、6〜30個の炭素原子、特に8〜26個の炭
素原子、好ましくは12〜22個の炭素原子を有した、1価の、飽和又は不飽和
の、線状又は分枝したアルコール類、又はこれらの混合物が挙げられる。脂肪ア
ルコール類についての具体例としては、オクタノール、デカノール、ドデカノー
ル又はラウリルアルコール、テトラデカノール又はミリスチルアルコール、ヘキ
サデカノール又はセチルアルコール、オクタデカノール又はステアリルアルコー
ル、又はこれら脂肪アルコール類の混合物であり、例えばセチルアルコールとス
テアリルアルコールとから成る混合物(セテアリルアルコール)である。このよ
うなモノアルコール類又はその混合物は、相(B)の残りの成分に対して、0.
1〜20.0重量%の間の量、好ましくは0.5〜10.0重量%の間の量で存
在することができる。
【0038】 好ましいカチオン性乳化剤は、アルキルトリメチルアンモニウムハロゲン化物又
はジアルキルジメチルアンモニウムハロゲン化物であり、この際、アルキル基は
8〜18個の炭素原子を有する。
【0039】 好ましいアニオン性乳化剤は、例えば脂肪酸類の塩、脂肪アルコール‐又はアル
キルスルフェート類、‐スルフォネート類又は‐ホスフェート類であり、この際
、アルキル基は8〜18個の炭素原子を有する。
【0040】 高粘性のゲル状の相(A)に強制的に含まれる、適した粘性付与剤及び増粘剤は
、相(B)の中にも含まれても良いが、このような粘稠剤は、外部相(A)に流
出限界を与えるものであって、例えば寒天、グアーガム、アルギネート類及びキ
サンタン‐ガム、ポリアクリル酸塩類、アクリル酸‐ポリマー類及びコポリマー
類並びに架橋したアクリル酸ポリマー類(INCI:カルボマー)である。相(
A)の粘稠剤は、中和されたアクリル酸‐ホモポリマーが特に好ましく、このポ
リマーは、ペンタエリトリトール又はショ糖又はプロピレンのアリルエーテルに
て架橋されており、例えば3VInc.社のアクリジント(登録商標)400で
ある。
【0041】 好ましくは3〜7のpH値に調整するのに適した有機酸類は、例えば蟻酸、グリ
オキシル酸、酢酸、リン酸、乳酸、酒石酸又はクエン酸であり、その中でもクエ
ン酸が特に好ましい。
【0042】 化粧用の保護剤、特に理髪用において好ましいものの場合、前記内部相(B)が
、香油の他に、少なくとも1種の脂肪アルコール、少なくとも1種の脂肪酸エス
テル及び少なくとも1種のシリコーン油を含有し、ゲル状の前記外部相(A)が
、架橋したアクリル酸‐ポリマー(例えばINCI:カルボマー)とアミノメチ
ルプロパノール並びに、2〜3個の炭素原子を有する低級のモノアルコールから
成る混合物を含有する。
【0043】 理髪用の薬剤として特に適したものの場合、前記内部相(B)が、この相の成分
の総量に対して、1〜5重量%の香油、1〜8重量%の少なくとも1種の脂肪ア
ルコール、0.5〜3重量%の少なくとも1種の脂肪酸エステル及び、0.2〜
1重量%の少なくとも1種のシリコーン油を含有し、ゲル状の前記相(A)が、
この相の成分の総量に対して0.1〜2重量%の、アミノメチルプロパノール又
はHClで中和された架橋アクリル酸ポリマー(例えばINCI:カルボマー)
から成る混合物、並びに、1〜10重量%の、2〜3個の炭素原子を有する低級
のモノアルコールを含有する。
【0044】 本発明の薬剤の2つの相(A)と(B)には、更に、この他の公知の化粧用添加
物、助剤及びキャリヤー物質が添加されても良く、例えば水、1〜4個の炭素原
子を有する低級脂肪アルコール類(例えばエタノール、イソプロパノール又はプ
ロパノール)又はグリコール類(例えばグリセリン又は1,2‐プロピレングリ
コールなど)である。このような溶剤は、2つの相のそれぞれの中に、0.5〜
90重量%の量にて存在していることが好ましい。水含有量は、2つの相のそれ
ぞれにおいて、70〜95重量%であることが好ましく、80〜93重量%が特
に好ましい。
【0045】 両方の相の中、好ましくは前記相(B)中には、混濁剤(エチレングリコールジ
ステアレートなど)が0.2〜5重量%の量で、アニオン性、カチオン性、両性
又は非イオン性界面活性剤の属からの湿潤剤又は乳化剤(脂肪アルコールスルフ
ェート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルトリメチルアンモニウム塩、
アルキルベタイン、エトキシル化脂肪アルコール類、エトキシル化ノニルフェノ
ール類、エトキシル化脂肪酸エステルなど)が0.1〜10重量%の量で、この
他の殺菌性及び殺黴性の作用物質、pH‐緩衝物質、湿度保持剤、染料(例えば
天然又は合成の直接性染料であるが、着色染料(例えばフルオレシイン‐ナトリ
ウム塩)でもよい)、光保護剤又はUV‐フィルター、保存剤、酸化防止剤(例
えばトコフェロール)、発熱性珪酸、錯体形成剤、フケ防止作用物質並びに、こ
の他に塩基、塩(例えば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム)、緩衝剤(例えばク
エン酸ナトリウム又はリン酸ナトリウム)、粘性付与剤、天然の、変性された、
部分‐又は全合成のポリマー類(例えばキトサン、FMOC‐キトサン、PVP
など)を含有させることができる。
【0046】 保存剤としては、例えばパラヒドロキシ安息香酸エステル、4,4‐トリクロロ
‐2‐ヒドロキシフェニルエーテル、メチルクロロイソチアゾリノン、植物抽出
物(例えばイラクサ(Brennessel)抽出物又はカミレ抽出物など)が挙げられ、0
.05〜2.0重量%の量である。光保護剤又はUV‐フィルター、例えばp‐
メトキシ桂皮酸イソアミルエステル、親油性の桂皮酸エステル、サリチル酸エス
テル、4‐アミノ安息香酸誘導体又は、ベンゾフェノン類又は3‐ベンジリデン
カンファーの親水性スルホン酸誘導体などは、0.01〜2.0重量%の量にて
含有されても良い。ビタミンとしては、例えば0.1〜2.0重量%の量でのビ
タミンC、ビタミンE又はビオチンが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば
トコフェロール類を0.001〜1重量%の量にて使用することができる。
【0047】 染料としては、生理学的に危険性のないことが知られているあらゆる染料が挙げ
られる。このような染料は、所望の保護効果の強さについて、あるいは、内部相
(B)中に含有される香油又は保護剤の量についての標識の機能を持たすことが
でき、これにより、服薬制御手段として用いることができる。この場合には、内
部相(B)に、このような染料が添加される。このためには、染料として、好ま
しくは毛髪又は皮膚に対して染色作用を有していないものが挙げられ、例えばフ
ルオレシイン‐ナトリウム塩である。このような染色標識は、好ましくは、ゲル
、ペースト又はクリーム又は他の製剤を使用する際に、この目的に適した粘性を
有した内部相(B)となるように考慮される。この染料は、2つの相に異なった
視覚的外観を付与するためにも用いることができる。このようにして、この2つ
の相を異なる色に着色することができるが、異なる彩度を有した同じ色に着色す
ることもできる。この着色の彩度は、外部相(A)の方が内部相(B)よりも小
さいことが好ましい。特殊な実施態様においては、前記内部相(B)が真珠光沢
顔料を含み、これによって、‐特に内部相(B)の基色が白色で、しかも、球状
の形態の分離した容積物である場合には‐、非常に見た目に美しい真珠に似た外
観の相(B)となる。
【0048】 しかし、本発明の保護剤が毛髪染色‐又は調色剤を一緒に含み、しかもこれが永
久的な毛髪着色特性を有する場合には、染料もまた、本発明の保護剤に添加され
ても良い。このためには、このような目的のために知られているあらゆる染料が
考慮される。このような染料としては、例えばニトロ‐及びアミノ置換ベンゼン
、ベンゾニトリル又はベンズアミドのグループからの公知のニトロ染料が挙げら
れる。しかし、公知のアゾ染料又はキノン染料並びに天然染料(ヘンナ、インジ
ゴ又はユグロン(Yuglon)など)もまた挙げられる。最後に、前記内部相(B)は
、特に空気中の酸素などの酸化剤に対して敏感な、いわゆる酸化染料(例えばp
‐フェニレンジアミン、2‐ヒドロキシエチル‐p‐フェニレンジアミン、2‐
メチル‐p‐フェニレンジアミン、レゾルシン、及びm‐アミノフェノール)も
また含有しても良い。この酸化染料は、本発明の薬剤においては、空気中の酸素
が入ることに対し、外部相によって使用するまで保護される。
【0049】 前記外部相(A)と前記内部相(B)はいずれも、所望の目的及び所望の効果の
ために適した重量割合にて存在することができる。外部相(A)の、内部相(B
)に対する重量割合は10:1〜1:1が好ましく、8:1〜4:1の割合が特
に好ましい。
【0050】 一般的に、毛髪又は皮膚を処理するための本発明の薬剤の使用においては、両方
の相の混合を、使用する前の10分以内、好ましくは2分以内、特に1分以内に
行うことになる。
【0051】 ケア剤の形態である毛髪保護剤として本発明の薬剤を使用する場合には、製剤に
応じて、毛髪上に留まらせるか(リーブ‐オン(Leave-On)コンディショナー)、
あるいは、毛髪上で1〜30分間の間、好ましくは2〜20分間、特に2〜10
分間作用させた後に水で濯ぎ落とすか、のいずれかとすることができる。この好
ましい製剤は、毛髪上にとどまる毛髪保護剤である。毛髪保護剤の形態での使用
を考慮した場合も同様に、作用時間も持続させて、これを濯ぎ落とさずに、数時
間又は数日持続させることができる。
【0052】 高粘性の透明なゲルとして存在する薬剤は、比較し得る化粧製品において通常の
‐好ましくは透明な‐堅い又は変形可能なあらゆる容器(例えば透明な円筒状の
箱体、首のある容器又はチューブ)内に充填されて供給されても良い。特に好ま
しいものは、機械的な、好ましくは手で動かせるポンプ装置が設けられた透明な
容器内に入れられたものである。このような目的に適した、手で動かせるポンプ
装置を有する容器は、従来技術から(例えばヨーロッパ特許明細書EP−A09
00744号やEP−A0900598号から)公知である。
【0053】 本発明の化粧用保護剤の特別な利点は、利用できる物質の組成に関しても、外部
相(A)と内部相(B)の調合の添加可能な濃度に関しても、それが化学的及び
/又は物理的に安定であることにある。これについての具体例としては、この製
品を貯蔵する間の、pH‐値又はエマルジョンの安定性がある。これまでに提供
されているものには、助剤、キャリヤー及び保護剤の組成及び濃度によって、混
合物としてしばしば化学的及び/又は物理的な不安定性が示されるという欠点が
伴う。
【0054】 本発明による香油とキャリヤー物質との分離及び、使用の準備ができた最終製品
のために内部相(B)中に含まれる香油が、特定の使用の直前に先ず最初に、そ
の中へ調合されることにより、一方では、貯蔵する間の香油の芳香安定性が保証
され、他方では、皮膚及び毛髪上での強い芳香体験が得られることになる。
【0055】 好ましい実施態様では、前記相(B)が、前記相(A)の成分の少なくとも一つ
と長期間接触した際にも相溶性のない物質を少なくとも1種含有する。このよう
な物質は、例えば染料、特に空気中の酸素によって容易に酸化可能な染料、又は
ビタミン(例えばアスコルビン酸など)である。
【0056】 本発明は更に、皮膚及び毛髪の手入れ方法に関するものであり、この方法は、前
記の薬剤において、使用する直前に前記相(A)と(B)を互いに機械的に混合
し、この混合物を毛髪又は皮膚上に塗布することを特徴とする。この混合は、公
知の混合ノズル又は公知の混合バルブから前記薬剤を取り出すことによって行わ
れることが好ましい。
【0057】 それゆえ、本発明の化粧用保護剤は、毛髪及び皮膚を手入れするのに好ましく使
用され、そのため、本発明の保護剤の目的に適合した使用が、本発明には含まれ
ていることになる。
【0058】 以下の実施例は、本発明の対象を更に詳しく説明するためのものであって、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0059】
【実施例】
実施例1:毛髪保護剤 リーブ‐オン 外部の高粘性ゲル相(A) 架橋したアクリル酸ポリマー(INCI:カルボマー) 0.6000g アミノメチルプロパノール 0.4500g D‐パンテノール 0.5000g 光保護剤 0.1000g 染料 0.0003g ポリジメチルシロキサン‐エチレングリコール‐ コポリマー 1.0000g エタノール 8.0000g 添加して100.0000gとなる水、充分に脱塩したもの
【0060】 内部相(B) 香油 2.0g セチルステアリルアルコール 6.0g グリセリンモノジステアレート 2.0g ラノリン 3.0g ナトリウム‐セチルステアリルスルフェート 1.1g ポリジメチルシロキサン 0.3g 保存剤 0.3g 添加して100.0gとなる水、充分に脱塩したもの
【0061】 上記クリーム状内部相(B)15グラムを、予め透明な円筒形容器内に入れられ
た高粘性の上記外部ゲル相(A)85グラムの中に針状ノズルを通して入れ、内
部相(B)が、8mmの直径の規則的に配置された球状の分離した容積物の形態
で存在するようにした。このゲル相(A)は、流出限界を有し、かつ、ハアケ回
転‐粘度計タイプVT501を用いて12.9/秒の剪断速度で測定された、2
5℃における16500mPa・sの粘度を有していた。この円筒形容器を、手
で作動するポンプ‐混合‐弁にて閉じた。この弁によって10cm3 の量を取り
出したところ、ほとんど均質な混合物であることが確認できた。この混合物は、
強い匂いの印象を示した。シャンプー後、この混合物を、タオルで水分を拭き取
った毛髪上に塗布した。このリーブ‐オン‐ヘアコンディショナーは、洗い落と
されることはなかった。毛髪には、心地よい香り、手入れされた手触り、並びに
良好な櫛通り性が付与されたが、負荷をかけることはなかった。
【0062】 実施例2:毛髪保護剤 リーブ‐オン 外部の高粘性ゲル相(A) 架橋したアクリル酸ポリマー(INCI:カルボマー) 0.4000g NaOH 0.0500g 染料 0.0005g グリセリン 0.2000g エタノール 10.0000g 添加して100.0000gとなる水、充分に脱塩したもの
【0063】 内部相(B) 香油 1.5g セチルステアリルアルコール 3.0g グリセリンモノジステアレート 1.0g ラノリン 5.0g ナトリウム‐セチルステアリルスルフェート 1.0g ポリジメチルシロキサン 0.3g ベタイン 0.5g 保存剤 0.3g 添加して100.0gとなる水、充分に脱塩したもの
【0064】 上記の内部相(B)20グラムを、予め透明な円筒形容器内に入れられた高粘性
の上記外部ゲル相(A)80グラムの中に針状ノズルを通して入れ、内部相(B
)が、8mmの直径の規則的に配置された球状の分離した容積物の形態で存在す
るようにした。このゲル相(A)は、流出限界を有し、かつ、ハアケ回転‐粘度
計タイプVT501を用いて12.9/秒の剪断速度で測定された、25℃にお
ける12000mPa・sの粘度を有していた。この円筒形容器を、手で作動す
るポンプ‐混合‐弁にて閉じた。この弁によって10cm3 の量を取り出したと
ころ、ほとんど均質な混合物であることが確認できた。この混合物は、強い匂い
の印象を示した。シャンプーを行った後、タオルで水分を拭き取った毛髪上に、
この混合物を塗布した。このリーブ‐オン‐ヘアコンディショナーは、毛髪に心
地よい香り、手入れされた手触り、並びに良好な櫛通り性を付与したが、負荷を
かけることはなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,EE,GE,HU,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,ZA (72)発明者 クヴェンツェル,アルムート ドイツ連邦共和国、64347 グリースハイ ム、ゲオルグ‐ビュヒネル‐シュトラーセ 3 (72)発明者 ヘーネル,ウルズラ ドイツ連邦共和国、64395 ブレンスバッ ハ、イム ゾムメルグルント 19 Fターム(参考) 4C083 AA121 AB032 AC072 AC102 AC122 AC422 AC542 AC641 AC642 AC711 AC712 AC782 AD091 AD131 AD151 AD161 AD162 AD301 AD351 AD511 AD611 BB21 BB41 CC02 CC31 EE12 EE29

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛髪又は皮膚を処理するための化粧用薬剤で、当該薬剤が、連続
    的な、透明性のある澄んだ又は不透明な高粘性のゲル状の外部相(A)と、その
    中に当該相(A)を通して見ることのできる均質な内部相(B)とを含むものに
    おいて、前記相(B)が、 ‐前記外部相(A)とは異なった視覚的外観を有しており、 ‐前記相(B)の重量に対して少なくとも0.5重量%の香油を含んでおり、 ‐外皮を有しておらず、しかも、 前記相(A)と(B)が、30℃にて少なくとも3か月間接触する間に、互いに
    自発的に混合しないことを特徴とする、毛髪又は皮膚処理用の化粧薬剤。
  2. 【請求項2】 前記相(A)と(B)が、互いに機械的に容易に混合可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 前記相(A)が、ハアケ回転‐粘度計タイプVT501を用いて
    12.9/秒の剪断速度で測定された、25℃における少なくとも5000mP
    a・sの粘度を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 前記相(A)が、ハアケ回転‐粘度計タイプVT501を用いて
    12.9/秒の剪断速度で測定された、25℃における5000〜100000
    mPa・sの粘度を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 前記外部相(A)が流出限界を有していることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 前記内部相(B)が、外側の前記相(A)中に規則的に配置され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬剤。
  7. 【請求項7】 前記外部相(A)が粘稠剤を含み、当該粘稠剤が、寒天、グアー
    ガム、アルギネート類、キサンタン‐ガム、ポリアクリル酸塩類、アクリル酸ポ
    リマー類及びコポリマー類並びに架橋したアクリル酸ポリマー類から選ばれたも
    のであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬剤。
  8. 【請求項8】 前記粘稠剤が、中和されたアクリル酸‐ホモポリマー類であり、
    当該ポリマーが、ペンタエリトリトール又はショ糖又はプロピレンのアリルエー
    テルにて架橋されたものであることを特徴とする請求項7に記載の薬剤。
  9. 【請求項9】 前記相(B)が、少なくとも0.1cm3 の体積を有した個々に
    分離した容積物にて存在していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の薬剤。
  10. 【請求項10】 前記相(B)の分離した容積物が球状であり、しかも少なくと
    も5mmの直径を有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の薬剤。
  11. 【請求項11】 前記薬剤が理髪剤であり、しかも前記相(A)又は(B)の少
    なくとも一つが、少なくとも1種の保護物質を含有していることを特徴とする請
    求項1〜10のいずれか1項に記載の薬剤。
  12. 【請求項12】 前記保護物質が、天然の保護物質、植物性又は動物性の油類又
    はワックス類、シリコーン油類、カチオン性モノマー類又はカチオン性ポリマー
    類から選ばれたものであることを特徴とする請求項11に記載の薬剤。
  13. 【請求項13】 前記保護物質が、D‐パンテノール、ベタイン、ラノリン、ア
    ボカド油、オレンジ油、オレンジワックス、レモンワックス、リンゴワックス、
    ポリジメチルシロキサン及び、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレン側鎖
    を有したジメチルシロキサンから成るポリマーより選ばれたものであることを特
    徴とする請求項12に記載の薬剤。
  14. 【請求項14】 前記相(A)が、長時間の接触においても前記相(B)の成分
    の少なくとも1つとの相溶性がない物質を、少なくとも1種含有することを特徴
    とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の薬剤。
  15. 【請求項15】 前記相(A)が、長時間の接触においても前記相(B)の成分
    の少なくとも1つとの相溶性がない染料又はビタミンを、少なくとも1種含有す
    ることを特徴とする請求項14に記載の薬剤。
  16. 【請求項16】 前記請求項1〜15のいずれか1項に記載の薬剤において、使
    用する直前に前記相(A)と(B)を互いに機械的に混合し、この混合物を毛髪
    又は皮膚上に塗布することを特徴とする、皮膚又は毛髪の手入れ方法。
  17. 【請求項17】 前記の混合が、公知の混合ノズル又は公知の混合バルブから前
    記薬剤を取り出すことによって行われることを特徴とする請求項16に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 人間の毛髪を手入れするための、前記請求項1〜15のいずれ
    か1項に記載の薬剤の使用。
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