JP2003502850A - 固体レーザ - Google Patents
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Abstract
Description
の形の固体レーザのレーザ能動基本要素は、冷却要素上に配置されており、また
その冷却要素の方を向く面上に反射層を設けられた、僅か10分の数mmの薄い
厚みと、典型的に約10mmのオーダーの直径とを持つ薄い結晶板である。
に用いるポンプ光線の、結晶板内で吸収されるパワーで定まる。結晶板内にポン
プ光線を入力するには、原理的に2つの可能性がある。ポンプ光線は結晶板の平
らな表面(縦型)もしくは狭い側面(横又は半径型)に入力される。
部分が結晶板の内部で吸収されず、かつこうしてレーザ励起に寄与しないという
基本的な欠点を持つ。約12%のドーピングおよび200μmの板厚みを持つレ
ーザ能動媒体としてのYb:YAGを使用する際、例えば940nmのポンプ光
線の波長の際に板を通るポンプ光線の1回の通過時に約30%の吸収が生ずる。
縦型のポンプ配置で与えられるポンプパワーの利用度を高めるために、米国特許
第 5,553,088 号明細書の図28又は印刷物“Effiziente diodengepumpte Sch
eibenlaser mit nahezu beugungbegrenzter Strahlung":Laser und Opto
elektronik、29(4)、1997、第76〜83頁の図2に、ポンプ光線が多
数回板の上に復帰反射される配置が提案されている。しかしこの配置は多数の焦
点合わせ鏡を持つ高価な光学的構成を必要とする。
結晶板内のポンプ光線の光路長が長くなるからである(例えば米国特許第 5,553
,088 号明細書の図1参照)。このようなポンプ配置の際、各結晶板が多数のレ
ーザダイオードにより囲まれる。このような配置は、基本的に多くの結晶板を光
学的に互いに結合することが必要な高出力レーザを構成するのにも適する。
板毎に約500Wに制限される。それは、それらの利用可能な面積と厚みが、特
に後者は必要な熱放出に、また厚みの増大に伴う破壊強度の低下に基づき、大き
くできないからである。従って、数kWの範囲内の出力パワーを持つウエハ形レ
ーザを作成するには、複数個の結晶板を使用する必要がある。そのため米国特許
第 5,553,088号明細書、特にその図17から、複数個の結晶板を光学的に互いに
所謂折り畳まれた光路内に結合することが知られており、各結晶板は、ポンプ光
線の高い吸収を保証するため、横方向に多数のポンプ光源により囲まれている。
しかしこのような構成は、各結晶板にポンプ範囲が対応するので、技術的に非常
に費用がかかる。さらにポンプ光線のかなりの部分が結晶板の縁領域内で吸収さ
れ、レーザ光線を発生するため寄与しないか僅かな部分しか寄与しない。
れ、かつ互いに光学的に結合された複数個の結晶板から構成され、さらに技術的
に安価な構成を可能にする固体レーザを提供することである。
れる。本発明による固体レーザは、共振器内に配置され、互いに光学的に結合さ
れ、かつレーザ光線に対する共通の光路を形成する多数の結晶板から成り、レー
ザ光線を発生する能動媒質と、光軸が多くの光学的に相前後して配置された結晶
板の平らな面と交わるポンプ光線を発生するポンプ光源とを持つ。
ができる。さらにポンプ光源は、構造的に共振器から隔てられたユニットとして
共振器の外側に配置される。それにより共振器の構成が簡単化され、固体レーザ
の保守性が高められる。ここにポンプ光源という用語は、これが多数の光源、例
えばレーザダイオードから構成され、それらの個別の光線がポンプ光線にまとめ
られることと理解すべきである。
が比較的小さい割合、実際には30%以下しか吸収されず、またこうして効率的
に、別の結晶板を光学的に励起するために使用されるという考察から出発する。
従来の技術で知られた、縦型に励起される配置の際と異なり、こうしてポンプ光
線は新たに同一の結晶板内に入力されるのではなく、光学的にその後に配置され
た結晶板を励起するために使用される。
がっている。換言すると、ポンプ光線およびレーザ光線の光学的軸線は同一平面
上にある。この措置により固体レーザの、特にコンパクトな構成が達成される。
に延び、その際、特にレーザ光線の光学的軸線はポンプ光線の光学的軸線と合致
する。このことは固体レーザの、特にコンパクトな構成を可能にする。
る際、これらを互いに傾斜して配置することも可能である。こうすると、ポンプ
光線の光線経路のジオメトリからの、共振器ジオメトリの解除が可能になる。
板内へ復帰反射させる鏡面が設けられる。それにより一方ではポンプ光線の光路
長が長くなる。他方では、結晶板を光学的に不透過で熱的に良伝導性の金属製冷
却要素上に形成することも可能である。
ずるよう配置する。これは共振器のコンパクトな構成を可能にする。
て配置された結晶板がほぼ同一のポンプ光パワーを吸収する。この措置により、
各結晶板が位置する冷却要素の構造的な設計が等しいように、結晶板の各々が等
しいレーザパワーを持つ全ての固体レーザに寄与し、また等しい方法で熱的に負
荷されることを保証できる。それにより構造的な費用が低減する。
われ、その際唯一のポンプ光線を使用するときは、結晶板の厚みをポンプ光線の
伝搬方向に増大させる。
れに応じ結晶板の厚み分布を共振器の中心に対し対称とすべく、結晶板の厚みが
中心から縁に向かって減少するよう結晶板を配置するとよい。換言すれば、両方
の外側の結晶板は等しい厚みであり、内側に位置する結晶板よりも薄い。
組成、特にドーピングを互いに異ならせ、唯一のポンプ光線を使用するときは、
ドーピングをポンプ光線の伝搬方向に結晶板から結晶板へと増大させる。
を光学的に後段に接続された結晶板上に合わせる、少なくとも1つの結像要素が
配置される。それにより、結晶板から出る質の悪いビーム、即ち大きな広がりを
持つポンプ光線も、すぐ次の結晶板において励起のために完全に利用できる。前
段に配置された結晶板から広がって出るポンプ光線は、予め定められたビーム直
径で光学的に後段に配置された結晶板上に当たるよう集束される。その際、前段
に配置された結晶板から出るポンプ光線は、光学的に後段に配置された結晶板上
に結像される、即ち後続の結晶板が近似的に像平面内に、また前段に接続された
結晶板が結像要素の物体平面内に位置することが好ましい。
響する。何故なら、共振器内部でのレーザ光線のビーム整形がその高いビーム質
に基づいて不要だからである。
互いに近似的にコリニアーである。このことは、僅かな光学的構成要素を持つ、
特にコンパクトな構成を可能にする。何故なら、この場合結晶板が同時にポンプ
光線の伝搬方向を決定するからである。
によりポンプ光線の光路のみが影響を受け、その広がりが僅かなレーザ光線は乱
されずに共振器内を伝搬する。
心範囲が光学的に面平行な表面を持つ板の如く振舞うレンズを設けてもよい。
入力される。
ポンプ光線を透過する平面と、光学的にその後に配置された反射凹面とを持つ鏡
要素を設ける。代替的に、結像要素として、中央範囲内に反射面を持つ平面と、
光学的にその後に配置された反射凹面とを持つ鏡要素を設けてもよい。
し、その際に共振器鏡の少なくとも1つは、これらが共振器内部の結像要素と一
緒に安定な共振器を形成するように湾曲された反射面を持つ。
プ光線に対し透過性である波長選択性の共振器鏡を設けるとよい。これは、共振
器内へのポンプ光線の特に簡単な入力を可能にする。
ムスプリッターを設けてもよい。
なくとも一部を透過し、ポンプ光線を反射する波長選択性の共振器鏡を設ける。
それによりポンプパワーの特に効率的な利用が達成される。
くとも部分的に傾斜して延び、かつポンプ光線を結像するための結像要素がレー
ザ光線により捕捉される共振器の体積の外側に配置される。この措置により、ポ
ンプ光線の結像又は焦点合わせのために必要な結像要素を、レーザ光線の光路に
影響しないよう簡単な方法で保証する配置が得られる。
よい。この方法で、光学的軸線がコリニアーな場合、折り畳まれた光路内に相前
後して配置される結晶板の数を高めることができる。
器鏡6と共同してレーザ光線Lに対する折り畳まれた光路を持つ共振器8を確定
し、かつ背面を鏡面化された4つの結晶板2a〜dとを含む。共振器の外側に、
共振器鏡4を介し共振器8内に入力するポンプ光線Pを発生するポンプ光源10
が配置される。終端又は入力鏡として働く共振器鏡4は、そのためレーザ光線L
に対し高反射性であり、かつポンプ光線Pに対し透過性である。
射性であり、レーザ光線Lに対し部分透過性(5〜10%)である。
間を延びる多くの区間から形成される。これら各区間は、ポンプ光線P並びにレ
ーザ光線Lの両光学的軸線が1つの平面内に位置するよう、平面をなしている。
さらに、ポンプ光線Pとレーザ光線Lの両光学的軸線は、共振器8内で互いに同
一平面上にある。即ちそれらは共通の平面内に延びている。実施例ではさらにポ
ンプ光線Pとレーザ光線Lの両光学的軸線は共振器8の内部で互いにコリニアー
であり、かつ合致する。
ており、判り易くするためポンプ光線Pの光学的軸線を示す線は破線、レーザ光
線Lの光学的軸線を示す線は実線で示している。実際には、ポンプ光線Pとレー
ザ光線Lは各々ビーム束から成り、レーザ光線Lは高いビームの質に基づいてほ
ぼ平行なビーム束を形成し、他方ポンプ光線Pは高い発散度を持つ。
冷却要素12と結晶板2との良好な熱的接触を保証するため、可延性の金属から
成る良熱伝導性の中間層を使用する。それら冷却要素12の方を向いた平らな表
面20上に、結晶板2が反射性の層22を備えるので、向かい合う平らな表面2
4に入射するポンプ光線Pは、結晶板2を厚み方向に横断した後で反射され、結
晶板2を新たに横断し、平らな表面24から出射する。このポンプ配置は縦型の
ポンプ配置である。即ちポンプ光線Pは結晶板2の平らな表面の1つ、例えば平
らな表面24から入射し、平らな表面の1つ、例えば反射配置に基づいて同じく
平らな表面24で新たに出射する。そのため、ポンプ光線Pの光学的軸線と平ら
な表面24の垂線とは互いに平行に延びていてはならない。重要なのは、ポンプ
光線Pの光学的軸線が結晶板2の平らな表面24と交差することだけである。
の実施例では2つのポンプ光源10a、10bが設けられる。何故なら、ポンプ
光源10aから発生されるポンプ光線Paの、最初の4つの結晶板2a〜2d内
で起こる吸収は、光学的にその後に配置された結晶板2e〜2hの励起をもはや
十分な度合いに保証し得ないからである。両ポンプ光線Pa、Pbは互いに逆方
向に共振器8内を伝搬し、共振器8の互いに反対側の端で共振器鏡4又は6内に
入力し、その際この実施例では出力鏡として働く共振器鏡6はポンプ光線Pa、
Pbの波長に対し透過性である。レーザ光線Lの光路内にポンプ光線Pbを入力
するため、共振器8の外側に配置してビームスプリッター26が設けられる。
に対する上述の相異なる伝搬条件が一層強調されている。第1共振器内部のレン
ズ30内で、例えばレーザダイオードスタックから発生されたポンプ光線Pが第
1の結晶板2a上に、平らな表面24におけるその横断面が例えば約5mmの直
径Dを持つ円板を形成するよう焦点を合わされる。この方法で決定された領域内
で、レーザ光線Lが発生する。結晶板2aの背面上で反射され、かつそこから出
射するポンプ光線Pは高い発散度を有し、レンズ32により、光学的に後段に配
置された結晶板2b上に、この結晶板2bの平らな表面24上に結晶板2aのポ
ンプ光線Pにより照射された平面の像が発生するよう焦点を合わされる。レーザ
光線Lは、照射された平面の直径にほぼ匹敵する直径を持つ。このレーザ光線L
は、図面を見易くするため、両方の光線P、Lの光学的軸線と合致する線として
のみ表示した。実施例で使用するレンズ30、32は、光学的軸線の範囲内で孔
として、即ちリングレンズとして構成されており、それに伴い、これらレンズは
レーザ光線Lの結像又は焦点合わせを生じさせず、かつ共振器8のレーザ光線L
に影響する特性に作用を及ぼすこともない。
せができるように、ポンプ光線Pをリング状の横断面とするのが好ましい。
ワーの減少にも係らず等しい大きさを保つように、結晶板2a〜2dの厚みda
〜ddを各々前段に配置した結晶板の数の増大と共に増大させる、即ち図中に図
解的に示すように、da<db<dc<ddとするとよい。厚みの変化は、共振器8
内のポンプ光線に対する具体的な伝搬状況に適合させる。従って図3の配置では
、結晶板の厚みは各々共振器の中心に向かって増大し、それに伴いこの配置内で
は中心に配置した結晶板は共振器の端側に配置した結晶板より大きい厚みを持つ
。これに対し代替的に、組成、即ちドーピングを相応に設定できる。この場合、
結晶板の厚みは等しくし、ドーピングにYb、レーザの能動媒体としてYAGを
用いるなら、Ybによるドーピングを各々前段に配置した結晶板の数の増大と共
に増大する。これに代えて、各結晶板が近似的に等しいポンプパワーを吸収する
よう、厚みとドーピングの双方を適宜変更してもよい。
源10で発生され、発散するポンプ光線Pを使用する。この光線Pが共振器外部
のレンズ31を経て共振器鏡上に結像され、この共振器鏡から出発して共振器内
部を、結晶板2a(‐d)から出発する各ポンプ光線と等しい方法で伝搬する。
その結果、共振器内部に結像のために使用するレンズ32は同一にできる。
リング状の範囲42にのみ湾曲した表面44を有し、その中央の範囲46は各々
平らな表面を持つレンズ34を使用してもよい。
板は列内に配置され、かつそれらに向かい合って各々鏡要素50a〜50dが設
けられる。結晶板2a〜2dに入射するレーザ光線Lとポンプ光線Pは、光学的
に後段に配置された結晶板2a〜2dへの新たな入射前に鏡要素50a〜50d
において反射される。
て、またレーザ光線L又はポンプ光線Pの伝搬方向にその後に位置する表面凹面
鏡54として形成され、表面52はレーザ光線Lに対し高反射性で、ポンプ光線
Pに対し透過性であり、また背面の表面54はポンプ光線Pに対し高反射性であ
る。この方法で、レーザ光線Lのビームフォーミングがそれと同時に現れること
なしに、ポンプ光線Pは再び焦点を合わされる。
に類似して、表面52の波長選択性でなくてよい空間的に変化する鏡面化、例え
ば単にレーザ光線Lの直径に適合した板状の中央表面52の鏡面化および表面5
4の完全な鏡面化を行ってもよい。換言すると、表面52は鏡面56の外側のリ
ング状範囲内でポンプ光線Pに対し高透過性であり、かつ背面の表面54は少な
くともポンプ光線Pに対し高反射性である。
はなく、レーザ光線Lに対して直角方向からビームスプリッター60によって入
力される。このような入力は、特に多数の結晶板、例えば8つ以上の多い結晶板
が光学的に結合されるので、ポンプ光線Pの両側からの入力では共振器8の中央
に配置した結晶板を励起するのにもはや不十分であるときに有利である。この場
合、共振器8の内部に配置したこのようなビームスプリッター60により、任意
の個所でポンプ光線をレーザ光線Lの光路内に入力できる。
施例では、安定な共振が生ずるよう、共振器鏡4、6の少なくとも1つに湾曲し
た反射性の表面61が設けられる。この実施例では、ポンプ光線Pの焦点合わせ
に使用される共振器内部の結像要素、例えば図5の実施例と相違して中央範囲内
に湾曲した表面を持つレンズ62、63により、レーザ光線Lのビームフォーミ
ングを実行することも可能である。共振器鏡の使用により各々所望のビームフォ
ーミング特性を持つ共振器が生ずる。
の共通平面内を延びているが、互いに傾けられ、従ってコリニアーでない。この
ことは図面中にレーザ光線Lおよびポンプ光線Pの表面24を切る光学的軸線間
の角度α1、α2により示されている。そのため各結晶板2a〜2cに偏向鏡ユ
ニット64a〜cが設けられ、この偏向鏡ユニットが垂線に対し僅かな角度βで
、結晶板2a〜2cの表面から出射するレーザ光線Lを偏向させ、かつ光学的に
後段に設けられた偏向鏡64a〜cを経てこれら結晶板2a〜c上に投影される
。ポンプ光線Pはより大きい入射角度α1+βの下に結晶板2a〜c上に当たる
ので、ポンプ光線Pとレーザ光線Lは結晶板2a〜c付近の小さい範囲内でのみ
重なる。互いに異なる方向に向く光学的軸線に基づき、ポンプ光線Pとレーザ光
線Lの分離が行われるので、すぐ次の結晶板2a〜c上へのポンプ光線Pの伝達
に必要な光学的結像要素はレーザ光線Lの光路の外側に配置される。実施例では
、そのため各凹面鏡66を設けている。さらに、共振器内にポンプ光線Pを入力
するため、ビームスプリッターも、透過性の共振器鏡も不要である。
Claims (24)
- 【請求項1】 共振器(8)内に配置され、互いに光学的に結合され、さら
にレーザ光線(L)に対する共通の光路を形成する多数の結晶板(2、2a〜h
)から成り、レーザ光線(L)を発生する能動媒質と、光軸が光学的に相前後し
て配置された多くの結晶板(2a〜2h)の平らな面(20、24)と交わるポ
ンプ光線(P、Pa、Pb)を発生するためのポンプ光源(10、10、10b
)とを持つことを特徴とする固体レーザ。 - 【請求項2】 レーザ光線(L)とポンプ光線(P、Pa、Pb)とが同一
の平面内に広がることを特徴とする請求項1記載のレーザ。 - 【請求項3】 レーザ光線(L)とポンプ光線(P、Pa、Pb)とが互い
にコリニアーであることを特徴とする請求項2記載のレーザ。 - 【請求項4】 ポンプ光線(P)の光軸がレーザ光線(L)の光軸に対し傾
斜して延びることを特徴とする請求項2記載のレーザ。 - 【請求項5】 結晶板(2、2a〜h)の平らな面(20)の各々に、ポン
プ光線(P、Pa、Pb)およびレーザ光線(L)を結晶板(2、2a〜2h)
内へ復帰反射させる鏡面(22)が設けられたことを特徴とする請求項1ないし
4の1つに記載のレーザ。 - 【請求項6】 結晶板(2、2c〜2h)が、レーザ光線(L)に対し折り
畳まれた光路を生ずるよう配置されたことを特徴とする請求項5記載のレーザ。 - 【請求項7】 ポンプ光線(P、Pa、Pb)の伝搬方向に、光学的に相前
後して配置された結晶板(2、2a〜2h)がほぼ同一のポンプ光パワーを吸収
することを特徴とする請求項1ないし6の1つに記載のレーザ。 - 【請求項8】 吸収するポンプ光パワーを均一にすべく結晶板(2、2a〜
2h)の厚み(d)が互いに異なることを特徴とする請求項7記載のレーザ。 - 【請求項9】 吸収するポンプ光パワーを均一にすべく各結晶板(2、2a
〜2h)の組成が異なることを特徴とする請求項7又は8記載のレーザ。 - 【請求項10】 共振器(8)の内部に、結晶板(2、2a〜h)から出る
ポンプ光線(P、Pa、Pb)の焦点を光学的に後段に接続された結晶板上に合
わせるべく少なくとも1つの結像要素(30、32、40、50、50a〜d、
64)が配置されたことを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載のレーザ。 - 【請求項11】 結像要素(30、32、40、64)が、ほぼポンプ光線
(P、Pa、Pb)の光路のみに影響を及ぼすことを特徴とする請求項10記載
のレーザ。 - 【請求項12】 ポンプ光線(P、Pa、Pb)の光軸およびレーザ光線(
L)の光軸が、互いに近似的にコリニアーであることを特徴とする請求項1ない
し11の1つに記載のレーザ。 - 【請求項13】 結像要素として中心開口(34)を持つレンズ(30、3
2)が設けられたことを特徴とする請求項12記載のレーザ。 - 【請求項14】 結像要素(40)として、表面(44)が環状の縁範囲(
42)内でのみ湾曲するレンズ(40)が設けられたことを特徴とする請求項1
2記載のレーザ。 - 【請求項15】 環状の横断面を持つポンプ光線(P)が共振器(8)内に
入力されることを特徴とする請求項13又は14記載のレーザ。 - 【請求項16】 結像要素として、波長選択的にレーザ光線(L)を反射し
かつポンプ光線(P)を透過する平面(52)と、光学的にその後に配置された
反射する凹面(54)とを持つ鏡要素(50、50a〜d)が設けられたことを
特徴とする請求項12記載のレーザ。 - 【請求項17】 結像要素として、中央範囲内に反射面を持つ平面(52)
と、光学的にその後に配置された反射する凹面(54)とを持つ鏡要素(50、
50a〜d)が設けられたことを特徴とする請求項12記載のレーザ。 - 【請求項18】 結像要素(62、63)がレーザ光線(L)およびポンプ
光線(P)の両光路に影響することを特徴とする請求項10記載のレーザ。 - 【請求項19】 共振器鏡(4、6)の少なくとも1つが、これらが共振器
内部の結像要素(62、63)と一緒に安定な共振器を形成するよう湾曲された
反射面を持つことを特徴とする請求項18記載のレーザ。 - 【請求項20】 共振器(8)内にポンプ光線(P、Pa、Pb)を入力す
るため、レーザ光線に対し反射性でかつポンプ光線に対し透過性である波長選択
性の共振器鏡(4、6)が設けられたことを特徴とする請求項12ないし19の
1つに記載のレーザ。 - 【請求項21】 レーザ光線(L)の光路内にポンプ光線(P、Pa、Pb
)を入力するため、ビームスプリッター(60)が設けられたことを特徴とする
請求項12ないし19の1つに記載のレーザ。 - 【請求項22】 レーザ光線(L)を出力するため、レーザ光線(L)の少
なくとも一部を透過しかつポンプ光線(P)を反射する波長選択性の共振器鏡(
6)が設けられたことを特徴とする請求項20又は21記載のレーザ。 - 【請求項23】 ポンプ光線(P)の光軸がレーザ光線(L)の光軸に対し
て少なくとも部分的に傾斜して延びており、かつポンプ光線(P)を結像するた
めの結像要素(64)がレーザ光線(L)により捕捉される共振器(8)のボリ
ュウムの外側に配置されたことを特徴とする請求項9又は10記載のレーザ。 - 【請求項24】 共振器(8)内に、共振器(8)内で互いに逆方向に伝搬
する2つのポンプ光線(Pa、Pb)が入力されることを特徴とする請求項1な
いし23の1つに記載のレーザ。
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