JP2003501343A - 血清高密度リポタンパク質濃度増大用バイオフラボノイド - Google Patents

血清高密度リポタンパク質濃度増大用バイオフラボノイド

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JP2003501343A JP2000576848A JP2000576848A JP2003501343A JP 2003501343 A JP2003501343 A JP 2003501343A JP 2000576848 A JP2000576848 A JP 2000576848A JP 2000576848 A JP2000576848 A JP 2000576848A JP 2003501343 A JP2003501343 A JP 2003501343A
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モン・オグスン
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Abstract

(57)【要約】 哺乳動物における血清高密度リポタンパク質(HDL)濃度を増大させるための、下記一般式(I)のバイオフラボノイドまたはそれを含有する植物抽出物の使用: 【化1】 (I)(式中、R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素;ヒドロキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5アルコキシ、アリールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたフェニル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよいC1−9アルコキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたC5−9シクロアルキルオキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたC 5−9シクロアルキルカルボニルオキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5アルコキシ、アリールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲンおよびニトロ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたフェニル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよいC 2−10またはC16−18アシルオキシ基;ルチノシル基;またはラミノシル基であり;およびXは一重結合または二重結合である)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、哺乳動物における血清高密度リポタンパク質(high density lipopr
otein, HDL)の濃度を増大させるためのバイオフラボノイドの用途に関する。
【0002】 発明の背景 近来、動脈硬化および高コレステロール血症などのような冠状動脈性心臓血管
疾患が主要な死亡原因となっている。血中コレステロールの濃度が高いと、血管
壁に脂肪とともにマクロファージおよび泡沫細胞が沈着してプラークを形成して
動脈硬化症に至ると報告されている(Ross R., Nature, 362, 801-809(1993))。
【0003】 具体的には、総コレステロールに対する血清低密度リポタンパク質(low densi
ty lipoprotein, LDL)の比率が高いと、動脈硬化症が容易に誘発される一方、血
清HDL−コレステロールは身体に有益であると報告された。最近の研究は、血
清HDL濃度の増大が心臓病の発生に反比例することを示している(Barter P.J.
, Rye K. A., High density lipoproteins and coroNary heart disease, Athe roscleorosis 121 :1-12(1996))。
【0004】 ラマルシー(Lamarche)らは、高トリグリセリド血症(hypertriglyceridemia)、
低濃度の血清HDLおよび腹部肥満などの重複条件が動脈硬化症を誘発する主な
危険要素であることを明らかにすることによって、血清HDL濃度が低いことは
動脈硬化症の重要な危険要素であることを発見した(Lamarche B., Lewis G. F.,
Atherosclerosis prevention for the next decade:risk assessment beyond l ow density lipoprotein cholesterol , Can. J. Cardiol. 14:841-851(1998))。
また、ラッコー(Lacko)らは、血清HDLが抗炎症作用および抗動脈硬化作用を
有することを確認した(Lacko A.G., Miller N. E., International symposium o n the role of HDL in disease prevention: report on a meeting, J. Lipid R esearch 38:1267-1273(1997) )。
【0005】 したがって、血清HDL濃度を増大させる薬剤を開発するための多くの努力が
払われ、その結果血清HDL濃度を増大させる薬剤学的組成物が報告されている
(米国特許第5,783,600号(1998.7.21))。しかし、このような組
成物は毒性や薬理活性の面で人体に副作用を誘発するかもしれない化学的に合成
された化合物を活性成分として含む。
【0006】 そこで、本発明者らは、天然物から非毒性の血清HDL濃度増加剤を開発する
ために鋭意努力した結果、食用植物から分離したバイオフラボノイド系化合物が
血清HDL濃度を増大させるのに有効であることを発見した。
【0007】 一般に、表1に記載された種々のバイオフラボノイドが柑橘類の果皮に存在す
る(Horowitz, R. M. et al., J. Org. Chem., 25, 2183-2187(1960))。バイオフ
ラボノイドのうち、ヘスペリジン(hesperidin)はオレンジ、レモンまたはみかん
(tangerine)の主要成分であり、ナリンギン(Naringin)はグレープフルーツ(gra
pefruit)の主要成分であり、仏手柑(citron)にはナリンギンとヘスペリジンがほ
とんど同量入っている。
【表1】 表I
【0008】 柑橘類の果皮から分離したバイオフラボノイドが抗酸化、抗癌、抗ウイルスお
よび血圧降下活性を有するということが報告された(Saija. A. et al., Free Ra dical Biol. Med., 19 , 481-486(1995); Matsubara, Y. et al., Japan Organic Synthesis Chem. Association Journal, 52 , 318-327(1994, Mar.); Galati, E
. M. et al., Farmaco., 51(3), 219-221(1996, Mar.); Felicia, V., et al., Nutr. Cancer , 26, 167-181(1996); EP 0352147 A2(1990.1.24); and Kaul, T.
N. et al., J. Med. Virol., 15, 71-75(1985))。
【0009】 しかし、バイオフラボノイドが血清HDL濃度増大活性を有するという報告は
されていない。
【0010】 発明の要約 したがって、本発明の主な目的は、哺乳動物における血清高密度リポタンパク
質の濃度を増大させるためのバイオフラボノイドの使用を提供することである。
本発明によって、哺乳動物における血清HDL濃度を増大させるための、下記一
般式(I)のバイオフラボノイドまたはそれを含有する植物抽出物の使用が提供さ
れる:
【化3】 (I) (式中、 R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独
立して、水素;ヒドロキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5アルコキシ、ア
リールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニ
トロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたフェ
ニル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよいC1− アルコキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロ
およびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたC5−9 シクロアルキルオキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン
、ニトロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換された
5−9シクロアルキルカルボニルオキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5 アルコキシ、アリールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ
、ハロゲンおよびニトロ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換され
たフェニル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよい
2−10またはC16−18アシルオキシ基;ルチノシル基;またはラミノシ
ル基であり;およびXは一重結合または二重結合である)。
【0011】 発明の詳細な説明 本発明の一般式(I)のバイオフラボノイド系化合物は、RがH;RがOH
、ルチノシルまたはラミノシル基;RがH;RがOH;RがH、OHまた
はルチノシル基;RがH;RがHまたはOH;RがOHまたはOCH
がHであるものが好ましい。
【0012】 特に好ましい本発明の一般式(I)のバイオフラボノイド系化合物を下記表IIに
示す。
【表2】 表II 注)ORut:ルチノシル基 ORha:ラミノシル基
【0013】 本発明のバイオフラボノイドは、レタスおよびタマネギのような野菜、柑橘類
のような果物、およびソバのような穀類を含む種々の植物から抽出されるか、ま
たは文献[Zemplen, Bognar in Ber., 1043(1943)およびSeka, Prosche, Monats h., 69, 284(1936)]に開示されている方法によって合成し得る。たとえば、ル
チンおよびケルセチンは、高温および高圧の下で水または水性アルコールのよう
な適切な溶媒を用いてソバから抽出され得る。別法として、ソバの実をCa(OH
)またはNaOH水溶液に一晩中放置し、中和した後、粗ルチン沈澱物を収集で
きる。また、ソバの実、葉、茎および花の乾燥粉末を用いることもできる。一般
に、ソバの葉および茎に存在するルチンの含有量は約0.6%であり、ソバの花
に存在するルチンの含有量は約3%である。
【0014】 本発明に使用され得る柑橘類は、みかん、オレンジ、レモン、グレープフルー
ツ、仏手柑(シトロン)などである。化学殺虫剤に汚染されていない柑橘類の果皮
を用いることが好ましい。前記柑橘類果皮抽出物は、水、またはアルコール、C
a(OH)およびNaOHのような適当な溶媒を用いて公知の方法に従って製造し
得る。
【0015】 一方、ナリンギンから容易に製造でき、スクロースより糖度が1,000〜1,
500倍高い、一般式(II)で表されるネオヘスペリジンジヒドロカルコン(neohe
speridin dihydrochalcone;C28H36O15)もまた、血清HDL濃度を増大させるた
めに使用することができる。
【化4】
【0016】 一般式(I)および(II)のバイオフラボノイドは、0.1mg/kg/日の投与
量で血清HDL濃度増大効果を示し、投与量によって効果が増大する。
【0017】 また、このような有効性にも拘らず、バイオフラボノイドおよびそれを含む植
物抽出物はマウスを用いた試験において毒性や有糸分裂(mitogenicity)をほどん
ど示さない。特に、ナリンギン、ナリンゲニン、ヘスペリジン、ヘスペレチン、
ジオスミン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ケルセチンまたはルチンを1
,000mg/kgの投与量でマウスに経口投与したとき、ほとんど毒性を示さ
ない。さらに、前記バイオフラボノイドまたは柑橘類果皮抽出物は、肝機能に対
する副作用も示さない。
【0018】 また、本発明は、活性成分として前記バイオフラボノイドまたはそれを含有す
る植物抽出物を薬剤学的に許容可能な賦形剤、担体または希釈剤とともに含む、
血清HDL濃度増大用薬剤学的組成物を提供する。
【0019】 医薬製剤は、通常の方法に従って製造することができる。製剤の製造において
、活性成分を担体とともに混合または希釈するか、カプセル、におい袋(sachet)
またはその他容器形態の担体に封入することが好ましい。担体が希釈剤として働
く場合には、担体は活性成分に対するビヒクル、賦形剤または媒質として作用す
る固体、半固体または液状物質であってもよい。したがって、製剤は、錠剤、丸
剤、粉末、におい袋、エリキシル、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、エ
ーロゾル、軟質または硬質ゼラチンカプセル、滅菌注射溶液、滅菌粉末などの形
態であってもよい。
【0020】 適切な担体、賦形剤および希釈剤の例としては、ラクトース、デキストロース
、スクロース、ソルビトール、マンニトール、スターチ、アラビアゴム、アルギ
ン酸塩、ゼラチン、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、セルロース、メチル
セルロース、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、水、ヒドロキシ安息香
酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、タルク、ステアリン酸マグネシウムお
よびミネラル油などを挙げることができる。製剤は、充填剤、抗凝集剤、潤滑剤
、湿潤剤、香料、乳化剤、防腐剤などをさらに含むことができる。本発明の組成
物は、哺乳動物に投与された後、活性成分の迅速、持続または遅延放出を提供す
るために当業界で公知の方法を用いて製剤化することができる。
【0021】 さらに、本発明の薬剤学的組成物は、経口、経皮、皮下、静脈または筋肉内投
与を含む種々の経路を通じて投与され得る。ヒトの場合、バイオフラボノイドの
通常の1日投与量は0.1〜500mg/kg体重であり、好ましくは0.5〜1
00mg/kg体重の範囲であり、1回または数回に分けて投与し得る。
【0022】 しかし、活性成分の実際の投与量は治療する疾患、選択された投与経路、患者
の年齢、性別および体重、および患者の症状を含む色々な関連因子を考慮して決
定され、したがって、前記投与量は本発明の範囲を制限しない。
【0023】 また、バイオフラボノイドまたはそれを含有する植物抽出物は、血清HDL濃
度を増大させる目的で食品または飲料に添加することができる。前記食品または
飲料としては、肉類;野菜ジュース(たとえば、ニンジンジュース、トマトジュ
ース)および果物ジュース(たとえば、オレンジジュース、ブドウジュース、パイ
ナップルジュース、リンゴジュースおよびバナナジュース)のようなジュース;
チョコレート;スナック類;お菓子類;ピザ;パン、ケーキ、クラッカー、クッ
キー、ビスケット、ヌードルなどのように穀物の粉末から作られた食品類;チュ
ーインガム類;牛乳、チーズ、ヨーグルトおよびアイスクリームのような乳製品
;スープ;肉汁;ペースト、ケチャップおよびソース;茶;アルコール飲料類;
炭酸飲料;ビタミン複合体;および様々な健康補助食品類などがある。
【0024】 食品または飲料中のバイオフラボノイドの含有量は0.01〜50重量%、好
ましくは0.05〜10重量%の範囲である。特に、本発明による飲料は、バイ
オフラボノイドを飲料1,000ml当り200〜10,000mg含むことがで
きる。植物粉末の場合、食品または飲料中のそれの含有量は0.5〜30重量%
の範囲である。
【0025】 前述のように、バイオフラボノイドまたはそれを含有する植物抽出物は有効で
、かつ毒性のない、血清HDL濃度増大用薬剤として用いられる。
【0026】 下記実施例は本発明をさらに詳細に説明するためのものであり、本発明の範囲
を制限しない。
【0027】 また、下記固体混合物中の固体、液体中の液体、および液体中の固体に対して
下記に与えられた百分率は、各々重量/重量、容量/容量および重量/容量に基
づくものであり、別に言及しない限りすべての反応は室温で行われた。
【0028】 実施例1:経口投与されたルチンの毒性実験 特定病原体がない(specific pathogens free) 7週齢のICRマウスであって
、体重が25〜29gである雌マウス6匹と体重が34〜38gである雄マウス
6匹を温度22±1℃、湿度55±5%、光周期12L/12Dの条件下で飼育
した。実験動物用飼料(Cheiljedang Co., マウスおよびラット用)および飲料水
は滅菌した後摂取させた。
【0029】 アルドリッチ・シグマケミカル社(St. Louis, Mo, USA)から購入したルチンを
0.5%ツイーン80に100mg/mlの濃度で溶解した後、この溶液をマウ
スにマウス体重20g当り0.2mlずつ経口投与した。この溶液は、1回経口
投与し、その後副作用または死亡について1、4、8、および12時間後、そし
てその後は12時間ごとに10日間観察を行った。ルチンの効果を調査するため
にマウスの体重変化を毎日測定した。また、投与10日目に動物を死亡させた後
、肉眼で内部臓器を観察した。
【0030】 すべてのマウスは10日目まで生存し、これはルチンが1,000mg/kg
の投与量では毒性を示さないことを示す。剖検によってマウスに何ら病理的異常
が発生しなかったことが確認され、10日間の試験期間中体重減少は観察されな
かった。したがって、ルチンを動物に経口投与する場合毒性がないと結論づける
ことができる。
【0031】 実施例2:動物にバイオフラボノイドを投与−(1) (段階1)動物実験 体重が90〜110gの3週齢スプラグダウリーラット(テハン実験動物セン
ター、大韓民国)40匹を無作為ブロックデザイン法(randomized block design)
に従って4つの食餌群に分けた。4グループのラットに4種類の高コレステロー
ル食餌、すなわち、1%コレステロール(対照群);1%コレステロールおよび0
.1%ヘスペレチン(ヘスペレチン群);1%コレステロールおよび0.1%ナリン
ギン(ナリンギン群);および1%コレステロールおよび16.7%柑橘類果皮抽
出物(柑橘類果皮抽出物群)を含むAIN−76実験動物食餌(ICN Biochemicals,
Cleveland, OH, U.S.A.)を各々摂取させた。4群に摂取させた食餌組成を表III
に示す。
【表3】 表III *1は、テクラドプレミアー社(TEKLAD premier Co., Madison, WI, U. S. A.)
から購入した。*2 は、シグマケミカル社(Sigma ChemiCal Co., St. Louis, Mo, U. S. A.)か
ら購入した。*3 は、グレープフルーツ果皮を30%エタノールで3時間抽出した後、減圧濃
縮して製造した。*4 は、0.1%ヘスペリジンに相当する。
【0032】 ラットに水とともに特定食餌を8週間自由に摂取させ、摂取量を毎日記録し、
ラットの体重を7日ごとに測定した後飼育記録を分析した。すべてのラットは正
常な成長速度を示し、食餌摂取量と体重増加量においては4群間の差はほとんど
なかった。
【0033】 (段階2)血液分析 バイオフラボノイドの投与がラットの血清コレステロールに及ぼす影響を下記
の通り測定した。
【0034】 4つの食餌群のラットから血液試料を採取し、各実験群の血清に硫酸デキスト
ラン含有HDL−コレステロール試薬(Chiron Diagnostics Co., USA)を試薬:
血清が1:10の比率になるように加え、この混合物を培養器(incubator)で5
分間反応させた後、2,500rpmで10分間遠心分離することによって血液
試料から血清HDL部分を分離した(Stein, E. A., et al., Clin. Chem., 24:1
112-1115(1978); Finley,P. R., et al., Clin. Chem., 24: 931-933(1978); Wa
rnick, G. R., et al., Clin. Chem., 28:1379-1388(1982))。総コレステロール
およびHDL−コレステロール濃度は、血液化学分析器(Ciba Corning 550 Expr
ess, USA)を用いて測定した。その結果を下記表IVに示すが、対照群に比べると
き、ヘスペレチン投与群、ナリンギン投与群および柑橘類果皮抽出物投与群はH
DL−コレステロール/総コレステロール濃度の比率が各々27、52および6
7%程増大した。
【表4】 表IV
【0035】 実施例3:動物にバイオフラボノイドを投与−(2) (段階1)動物実験 実験動物として体重が110〜130gの4週齢スプラグダウリーラット34
匹を無作為ブロックデザイン法に従って4つの食餌群に分けた。4グループのラ
ットに4種類の異なる食餌、すなわち、1%コレステロールおよび20%ラード
(対照群);1%コレステロール、20%ラードおよび0.1%ジオスミン(ジオス
ミン群);1%コレステロール、20%ラードおよび0.05%ネオヘスペリジン
ジヒドロカルコン(ネオヘスペリジン群);および1%コレステロール、20%ラ
ードおよび0.1%ルチン(ルチン群)を含む実験動物食餌5799M-B(PMI, U.S.A.)
を各々摂取させた。実験動物食餌5799M-Bは、カゼイン(ビタミン無含有)21%
、スクロース15%、セルロース3%、ビタミン混合物2%、ミネラル混合物5
%、D,L−メチオニン0.15%、塩素酸ナトリウム0.5%、デキストリン3
2.15%、ラード20%、塩化コリン0.2%およびコレステロール1%を含む
。各々の群の実験に8または9匹のラットを用い、ジオスミン、ネオヘスペリジ
ンジヒドロカルコンおよびルチンはシグマケミカル社(St. Louis, Mo., USA)か
ら購入した。すべての食餌群のラットに6週間該当する食餌を水とともに自由に
摂取させた。
【0036】 (段階2)血液分析 バイオフラボノイドの投与がラットの血清コレステロールに及ぼす影響を下記
のように測定した。
【0037】 血液試料をラットから採取し、総コレステロールおよびHDL−コレステロー
ル濃度を実施例2の段階2と同様な方法で測定した。その結果を下記表Vに示す
【表5】 表V
【0038】 前記表から分かるように、本発明のバイオフラボノイドは動物の血清HDLを
著しく増大させて心臓循環器疾患の発生を抑制する。
【0039】 実施例4:男性にバイオフラボノイドを経口投与 50代の男性2名にナリンギンおよびヘスペリジンを一日10mg/kgの投
与量で2ヶ月間投与した。投与前および投与後に血清HDL濃度を測定した。そ
の結果を下記表VIに示す。
【表6】 表VI 血清HDL濃度(mg/dl)の平均値
【0040】 したがって、血清HDL濃度はナリンギンおよびヘスペリジンを投与する前に
比べて各々18%および19%増大した。
【0041】 実施例5:HDL増加剤 下記成分を用いて硬質ゼラチンカプセルを製造した: 量(mg/カプセル) 活性成分(バイオフラボノイド) 200mg ビタミンC 50mgラクトース(担体) 150mg 合計 400mg
【0042】 実施例6:バイオフラボノイドを含む食品 (1)トマトケチャップおよびソースの製造 ナリンギンをトマトケチャップまたはソースに0.01〜50重量%の量で加
えて健康増進用トマトケチャップまたはソースを得た。
【0043】 (2)小麦粉食品の製造 ルチンを小麦粉に0.01〜50重量%の量で加え、この混合物を用いてパン
、ケーキ、クッキー、クラッカーおよび麺類を製造して健康増進用食品を得た。
【0044】 (3)スープおよび肉汁の製造 ケルセチンをスープおよび肉汁に0.01〜50重量%の量で加えて健康増進
用スープおよび肉汁を得た。
【0045】 (4)グラウンドビーフの製造 ジオスミンをグラウンドビーフに0.01〜50重量%の量で加えて健康増進
用グラウンドビーフを得た。
【0046】 (5)乳製品の製造 ルチンまたはケルセチンを牛乳に0.01〜50重量%の量で加えて健康増進用
牛乳を得た。
【0047】 特に、チーズの製造の際には、ルチンまたはケルセチンを凝固した牛乳タンパ
ク質に加え、ヨーグルトの製造の際には、ルチンまたはケルセチンを醗酵後に得
られた凝固した牛乳タンパク質に加えた。
【0048】 実施例7:バイオフラボノイドを含む飲料 (1)野菜ジュースの製造 ヘスペリジン200〜10,000mgをトマトまたはニンジンジュース1,0
00mlに加えて健康増進用野菜ジュースを得た。
【0049】 (2)果物ジュースの製造 ヘスペリジン200〜10,000mgをリンゴおよび果物ジュース1,000
mlに加えて健康増進用果物ジュースを得た。
【0050】 (3)炭酸飲料の製造 ヘスペリジン200〜10,000mgをコカ・コーラ(商標)またはペプシコ
ーラ(商標)1,000mlに加えて健康増進用炭酸飲料を得た。
【0051】 実施例8:バイオフラボノイドを含む健康食品 (1)下記成分を混合し、錠剤化して健康食品を製造した。 含有量(wt/wt%) ナリンギン、ヘスペリジンまたはそれを含む植物抽出物 5 人参粉末または抽出液 20甘味剤および香味剤 75 合計 100
【0052】 (2)ソバ粉の製造およびソバからルチンを抽出 ソバの実、葉、茎および花を室温で乾燥した後、粉砕した。
【0053】 別法として、ソバの葉およびソバの花100gを40℃で5時間70%エタノ
ール200mlで2回ずつ抽出した。得られた抽出物を濾過した。この抽出物は
各々1.8%および4%のルチンを含む。
【0054】 さらに、ソバの葉または花にCa(OH)を加えてpHを12.0に調整し、こ
の混合物を一晩中放置した。この混合物をpH6〜7に調整し、沈澱物を回収し
て粗ルチン(純度:40〜50%)を得た。
【0055】 このように得られたルチン粉末または抽出物を含む薬剤または健康食品を通常
の方法に従って製造した。
【0056】 下記成分を含む混合物を製造した: 含有量(wt/wt%) タマネギ粉末 40 ニンニク粉末 10 ナツメ粉末30 30 ソバの花粉末 5乾しブドウ 15 合計 100
【0057】 この混合物を5重量%の量で通常の家畜飼料に加えた後、この飼料を2ヶ月間
ラットに摂取させた。結果的に、2ヶ月後、ラットの血清HDL濃度は摂取前よ
り平均30%程増大した。
【0058】 本発明を具体的な実施態様と関連させて記述したが、添付した特許請求の範囲
によって定義される本発明の範囲内で、当該分野の熟練者が本発明を多様に変形
および変化させ得ると理解されなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/353 A61K 31/353 4C062 31/7034 31/7034 4C086 35/78 35/78 E 4C088 K A61P 9/10 101 A61P 9/10 101 29/00 29/00 43/00 111 43/00 111 // A23L 1/24 A23L 1/24 B 2/52 C07D 311/30 C07D 311/30 311/32 311/32 C07H 15/203 C07H 15/203 17/07 17/07 A23L 2/00 F (72)発明者 チョイ・ミュンソク 大韓民国706−014テグ、スソンク、ブメオ 4ドン、ガーデン・ハイツ・アパートメン ト102−203 (72)発明者 モン・スルクシク 大韓民国314−110チュンチョンナムド、ゴ ンジュシ、シンクワンドン、ナンバー5 番、ゴムナル・アパートメント101−601 (72)発明者 クウォン・ヨンコク 大韓民国305−333テジョン、ユソンク、エ ウンドン、ナンバー99番、ハンビット・ア パートメント126−1307 (72)発明者 リー・エウンソク 大韓民国301−013テジョン、ジュンク、テ フン3ドン、ナンバー49−2番 (72)発明者 ヒュン・ビュンファ 大韓民国305−333テジョン、ユソンク、エ ウンドン、ナンバー99番、ハンビット・ア パートメント131−1401 (72)発明者 チョイ・ヤンキュー 大韓民国305−333テジョン、ユソンク、エ ウンドン、ナンバー99番、ハンビット・ア パートメント137−706 (72)発明者 リー・チュルホー 大韓民国302−171テジョン、ソーク、ガル マドン、ギュンソン・クンマエウル・アパ ートメント120−1307 (72)発明者 アーン・ビュンテ 大韓民国361−102チュンチョンブクド、チ ョンジュシ、ヘウンドゥクク、サジク2ド ン、ナンバー6−116番、ベラ・アパート メント・シー−105 (72)発明者 リー・セボム 大韓民国305−333テジョン、ユソンク、エ ウンドン、ナンバー99番、ハンビット・ア パートメント111−301 (72)発明者 キム・スンギュ 大韓民国305−503テジョン、ユソンク、ソ ンガンドン、グリーン・アパートメント 307−608 (72)発明者 モン・オグスン 大韓民国305−503テジョン、ユソンク、ソ ンガンドン、グリーン・アパートメント 303−1105 (72)発明者 パク・ヨンボク 大韓民国706−014テグ、スソンク、ブメオ 4ドン、ガーデン・ハイツ・アパートメン ト102−203 Fターム(参考) 4B017 LC03 LG04 LG07 LK06 4B018 LB01 LB06 LB07 LB08 MD07 MD48 ME14 MF01 4B032 DB01 DB21 DK05 DK29 DL20 4B047 LB09 LG05 LG37 LG66 4C057 BB03 DD01 JJ23 KK08 4C062 EE56 4C086 AA01 AA02 BA08 EA08 EA11 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZB11 ZC02 4C088 AB43 AB62 AC03 AC04 AC05 BA09 BA10 CA05 CA06 NA14 ZA45 ZB11 ZC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物における血清高密度リポタンパク質(HDL)濃度を
    増大させるための、下記一般式(I): 【化1】 (I) (式中、 R、R、R、R、R、R、R、RおよびRは、それぞれ独立
    して、水素;ヒドロキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5アルコキシ、アリ
    ールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニト
    ロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたフェニ
    ル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよいC1−9 アルコキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、ニトロお
    よびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたC5−9
    クロアルキルオキシ基;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、
    ニトロおよびアミド基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたC 5−9 シクロアルキルカルボニルオキシ基;所望によりヒドロキシ、C1−5
    ルコキシ、アリールオキシ、およびヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、
    ハロゲンおよびニトロ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換された
    フェニル基からなる群から選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよいC 2−10 またはC16−18アシルオキシ基;ルチノシル基;またはラミノシル
    基であり;およびXは一重結合または二重結合である) のバイオフラボノイドまたはそれを含有する植物抽出物の使用。
  2. 【請求項2】 前記哺乳動物がヒトである、請求項1記載の使用。
  3. 【請求項3】 前記バイオフラボノイドが、ヘスペリジン、ヘスペレチン、
    ナリンギン、ナリンゲニン、ジオスミン、ルチン、ケルセチンまたはこれらの混
    合物である、請求項1記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記植物抽出物が、野菜または果物抽出物である、請求項1
    記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記植物抽出物が、ソバの芽、実、茎、葉または花の抽出物
    である、請求項4記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記バイオフラボノイドまたは植物抽出物が、薬剤学的組成
    物、食品組成物および飲料組成物からなる群から選ばれる組成物の形で哺乳動物
    に投与される、請求項1記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記薬剤学的組成物に含まれるバイオフラボノイドの有効量
    が0.5mg〜100mg/kg体重/日である、請求項6記載の使用。
  8. 【請求項8】 バイオフラボノイドが食品組成物中に0.01〜50重量%
    の量で含まれる、請求項6記載の使用。
  9. 【請求項9】 バイオフラボノイドが飲料組成物中に飲料1,000ml当
    り200〜10,000mgの量で含まれる、請求項6記載の使用。
  10. 【請求項10】 哺乳動物における血清HDL濃度を増大させるための、下
    記一般式(II): 【化2】 のネオヘスペリジンジヒドロカルコンの使用。
JP2000576848A 1998-10-20 1998-10-20 血清高密度リポタンパク質濃度増大用バイオフラボノイド Pending JP2003501343A (ja)

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